JP6480768B2 - 固体撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置及びその駆動方法に関する。
特許文献1には、画素信号を増幅して出力する演算増幅器を、必要な期間だけ動作してそれ以外の期間は非動作にすることで、演算増幅器の動作による発熱、ホットキャリア発生及びその再結合による発光を低減する技術が開示されている。
特開2005−217771号公報
しかしながら、特許文献1には、演算増幅器の非動作時におけるホットキャリア発光対策は示されているが、演算増幅器の動作時におけるホットキャリア発光対策は示されていなかった。また、一般的に、画素のソースフォロワ回路を構成する電流源用のトランジスタのソース−ドレイン間には高電圧が印加されるため、電界集中によるホットキャリアが光電変換素子に流入してノイズ成分となり、画質が劣化することがあった。また、このホットキャリアの再結合による発光がノイズの原因となることもあった。
本発明の目的は、ホットキャリアに起因する画質の劣化を抑制しうる固体撮像装置及びその駆動方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、光電変換素子と、前記光電変換素子により生成された電荷が転送される蓄積部と、前記蓄積部を4.05V以上の電源電圧でリセットするリセット部と、前記蓄積部に蓄積された前記電荷の量に応じた信号を増幅して出力する増幅トランジスタと、を有する画素と、前記画素に接続され、前記増幅トランジスタにより増幅された前記信号が出力される垂直出力線と、前記垂直出力線に所定の定電流を流すための電流源回路であって、前記垂直出力線に接続された第3のトランジスタと、前記第3のトランジスタに直列に接続された第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタに直列に接続された第1のトランジスタとを有する電流源回路と、前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタのそれぞれのドレイン−ソース間の電圧が1.75V以下になるように、前記第1のトランジスタのゲート電圧を第1の電圧に、前記第2のトランジスタのゲート電圧を前記第1の電圧よりも大きい第2の電圧に、前記第3のトランジスタのゲート電圧を前記第2の電圧よりも大きく前記電源電圧よりも小さい第3の電圧に設定する電圧設定回路とを有することを特徴とする固体撮像装置が提供される。
また、本発明の他の一観点によれば、光電変換素子と、前記光電変換素子により生成された電荷が転送される蓄積部と、前記蓄積部を4.05V以上の電源電圧でリセットするリセット部と、前記蓄積部に蓄積された前記電荷の量に応じた信号を増幅して出力する増幅トランジスタと、を有する画素と、前記画素に接続され、前記増幅トランジスタにより増幅された前記信号が出力される垂直出力線と、前記垂直出力線に接続された電流源回路と、を有する固体撮像装置の駆動方法であって、前記電流源回路は、前記垂直出力線に接続された第3のトランジスタと、前記第3のトランジスタに直列に接続された第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタに直列に接続された第1のトランジスタとを有し、前記画素から前記信号を読み出す際に、前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタのそれぞれのドレイン−ソース間の電圧が1.75V以下になるように、前記第1のトランジスタのゲート電圧を第1の電圧に、前記第2のトランジスタのゲート電圧を前記第1の電圧よりも大きい第2の電圧に、前記第3のトランジスタのゲート電圧を前記第2の電圧よりも大きく前記電源電圧よりも小さい第3の電圧に、それぞれ設定することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法が提供される。
本発明によれば、垂直出力線に接続される電流源回路のトランジスタにおいて発生するホットキャリアに起因する画質の劣化を抑制することができる。
本発明の第1実施形態による固体撮像装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置の画素及び画素電流源回路の回路構成を示す図である。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置の駆動方法における動作タイミングを示す図である。 トランジスタにおける基板電流のゲート−ソース間電圧依存性の一例を示すグラフである。 本発明の第2実施形態による固体撮像装置の画素及び画素電流源回路の回路構成を示す図である。 本発明の第4実施形態による撮像システムの構成例を示す概略図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による固体撮像装置及びその駆動方法について、図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本実施形態による固体撮像装置の全体構成を示す概略図である。図2は、本実施形態による固体撮像装置の画素及び画素電流源回路の回路構成を示す図である。図3は、本実施形態による固体撮像装置の駆動方法における動作タイミングを示す図である。図4は、トランジスタにおける基板電流のゲート−ソース間電圧依存性の一例を示すグラフである。
はじめに、本実施形態による固体撮像装置の構造について、図1及び図2を用いて説明する。
本実施形態による固体撮像装置は、図1に示すように、撮像領域1、行選択回路5、タイミングジェネレータ6、画素電流源回路7、列回路8及び水平走査回路9を有している。撮像領域1には、水平方向(行方向)及び垂直方向(列方向)に沿って2次元状に複数の画素2が配列されている。撮像領域1に配列された画素2の各列には、列方向に延在する垂直出力線3がそれぞれ配置されている。垂直出力線3は、列方向に並ぶ画素2に共通の信号線をなしている。垂直出力線3は、画素定電流回路7及び列回路8に接続されている。列回路8には、水平走査回路9が接続されている。また、撮像領域1に配列された画素2の各行には、行方向に延在する画素駆動信号線4がそれぞれ配置されている。画素駆動信号線4は、行方向に並ぶ画素2に共通の信号線をなしている。画素駆動信号線4は、行選択回路5に接続されている。
行選択回路5、画素電流源回路7、列回路8及び水平走査回路9には、タイミングジェネレータ6が接続されている。これにより、タイミングジェネレータ6により制御される所定の動作タイミングで、行選択回路5から画素駆動信号線4へ所定の画素駆動信号を出力し、画素2からの出力信号を行単位で順次、垂直出力線3を介して列回路8へ出力できるようになっている。また、タイミングジェネレータ6により制御される所定の動作タイミングで、水平走査回路9から列回路8へ所定の駆動信号を出力し、列回路8にて増幅し保持されている画素信号を順次外部へ出力できるようになっている。
それぞれの画素2は、図2に示すように、フォトダイオード(以下、「PD」と表記する)11、転送トランジスタ12、リセットトランジスタ13、増幅トランジスタ14及び選択トランジスタ15を有している。PD11のアノードは接地電圧線に接続され、PD11のカソードは転送トランジスタ12のソースに接続されている。転送トランジスタ12のドレインは、リセットトランジスタ13のソース及び増幅トランジスタ14のゲートに接続されている。転送トランジスタ12のドレイン、リセットトランジスタ13のソース及び増幅トランジスタ14のゲートの接続ノードは、フローティングディフュージョン(以下、「FD」と表記する)16を構成している。図2においてFD16は、転送トランジスタ12のドレイン、リセットトランジスタ13のソース及び増幅トランジスタ14のゲートの接続ノードと接地電圧線との間に接続された容量素子で表している。リセットトランジスタ13及び増幅トランジスタ14のドレインは、電源電圧線10に接続されている。増幅トランジスタ14のソースは、選択トランジスタ15のドレインに接続されている。選択トランジスタ15のソースは、垂直出力線3に接続されている。
PD11は、入射した光の量に応じた信号電荷を生成する光電変換部である。転送トランジスタ12は、PD11において生成され蓄積されている電荷をFD16に転送するためのものである。FD16は、信号の読み出しの際にPD11から転送される電荷を蓄積する蓄積部である。リセットトランジスタ13は、FD16の電位をリセットする際に用いられるものである。本明細書において、リセットトランジスタ13は、リセット部と呼ぶこともある。増幅トランジスタ14は、FD16に蓄積された電荷の量に応じた信号を増幅して出力するためのものである。選択トランジスタ15は、読み出す画素2の選択、すなわち、増幅トランジスタ14の出力と垂直出力線3との間の接続を制御するためのものである。ここで、増幅トランジスタ14はディプリーション型のNMOSトランジスタであり、その他のトランジスタはエンハンスメント型のNMOSトランジスタである。
それぞれの画素駆動信号線4は、転送ゲート信号線TX、リセット信号線RES及び行選択信号線SEL(いずれも不図示)を含む。転送ゲート信号線TXは、行選択回路5から画素2に転送ゲート信号PTXを出力するためのものであり、対応する画素2の転送トランジスタ12のゲートに接続される。リセット信号線RESは、行選択回路5から画素2にリセット信号PRES出力するためのものであり、対応する画素2のリセットトランジスタ13のゲートに接続される。行選択信号線SELは、行選択回路5から画素2に行選択信号PSELを出力するためのものであり、対応する画素2の選択トランジスタ15のゲートに接続される。
画素電流源回路7は、図2に示すように、第1のトランジスタ17と、第2のトランジスタ18と、第3のトランジスタ19とを含む。図2には、画素電流源回路7のうち、一の列の垂直出力線3に接続された部分のみを示している。第1のトランジスタ17は、垂直出力線3に流す定電流を規定する電流源を構成するトランジスタである。第2のトランジスタ18及び第3のトランジスタ19は、主に、垂直出力線3の電圧によらず、第1のトランジスタ17のドレイン−ソース間電圧を一定に保持し、第1のトランジスタ17の電流源としての動作を確保するためのものである。第3のトランジスタ19は、増幅トランジスタ14を必要な期間のみ動作し、それ以外の期間は非動作にするオン/オフ切り替え用スイッチとしての役割も兼ね備えている。第1のトランジスタ17、第2のトランジスタ18及び第3のトランジスタ19は、接地電圧線と垂直出力線3との間に、この順番で直列に接続されている。すなわち、第1のトランジスタ17のソースは、接地電圧線に接続されている。第2のトランジスタ18のソースは、第1のトランジスタ17のドレインに接続されている。第3のトランジスタ19のソースは、第2のトランジスタ18のドレインに接続されている。第3のトランジスタ19のドレインは、垂直出力線3に接続されている。第1のトランジスタ17のゲート、第2のトランジスタ18のゲート及び第3のトランジスタ19のゲートには、これらゲートに所定の電圧を印加するための電圧設定回路20が接続されている。図2において、電圧Vds1は第1のトランジスタ17のドレイン−ソース間電圧を示し、電圧Vds2は第2のトランジスタ18のドレイン−ソース間電圧を示し、電圧Vds3は第3のトランジスタ19のドレイン−ソース間電圧を示している。
次に、本実施形態による固体撮像装置の駆動方法について、図2及び図3を用いて説明する。図3は、撮像領域1のうちの一の行に属する複数の画素2の読み出しを行う際の動作タイミングを示したタイミングチャートである。各行について同様の読み出し動作を順次行うことにより、撮像領域1内の総ての画素2から画素信号の読み出しを行うことができる。図3中、信号PSAVEは、第3のトランジスタ19を増幅トランジスタ14のオン/オフ切り替え用スイッチとして用いる際の動作タイミングを表している。すなわち、信号PSAVEがローレベルのとき、第3のトランジスタ19はオン状態に制御され、信号PSAVEがハイレベルのとき、第3のトランジスタ19はオフ状態に制御される。
まず、時刻t1までの期間において、行選択回路5から、ローレベルの行選択信号PSEL、ハイレベルのリセット信号PRES、ローレベルの転送ゲート信号PTXが出力されているものとする。すなわち、当該行は選択されておらず、選択トランジスタ15はオフ状態になっている。また、リセットトランジスタ13はオン状態になっており、電源電圧線10とFD16とはリセットトランジスタ13を介して接続されている。これにより、FD16は、電源電圧に応じた所定のリセット電圧にリセットされている。また、転送トランジスタ12はオフ状態になっており、PD11とFD16とは切り離されている。これにより、PD11はフローティング状態になっており、PD11には光電変換によって生成された電荷が蓄積されている。また、信号PSAVEはローレベルであり、第3のトランジスタ19はオン状態になっている。
次いで、時刻t1において、行選択回路5により、行選択信号PSELをローレベルからハイレベルへと遷移し、行を選択する。これにより、選択トランジスタ15がオン状態となり、増幅トランジスタ14と垂直出力線3とが選択トランジスタ15を介して接続される。
次いで、時刻t2において、行選択回路5により、リセット信号PRESをハイレベルからローレベルへと遷移する。これにより、リセットトランジスタ13がオフ状態となり、FD16は電源電圧線10から切り離され、FD16、すなわち増幅トランジスタ14のゲートはフローティング状態となる。
次いで、時刻t2から時刻t3の期間において、列回路8は、垂直出力線3に出力されている画素2からの出力信号を取り込む。すなわち、この期間において信号PSAVEはローレベルであり、画素定電流回路7はオン状態である。このため、増幅トランジスタ14は、垂直出力線3及び選択トランジスタ15を介して画素定電流回路7からソースにバイアス電流が供給された状態であり、ソースフォロワ回路を構成している。これにより、垂直出力線3には、FD16のリセット電圧に応じたレベルの信号(以下、「N信号」と表記する)が増幅トランジスタ14により増幅されて、選択トランジスタ15を介して出力される。垂直出力線3に出力されたN信号は、列回路8に取り込まれ、列回路8において保持される。
次いで、時刻t3において、行選択回路5により、転送ゲート信号PTXをローレベルからハイレベルへと遷移する。これにより、転送トランジスタ12がオン状態となり、PD11とFD16とが転送トランジスタ12を介して接続され、PD11に蓄積されていた電荷がFD16へと転送される。
次いで、時刻t4において、行選択回路5により、転送ゲート信号PTXをハイレベルからローレベルへと遷移する。これにより、転送トランジスタ12がオフ状態となり、PD11とFD16とが切り離される。
次いで、時刻t4から時刻t5の期間において、列回路8は、垂直出力線3に出力されている画素2からの出力信号を取り込む。すなわち、この期間において信号PSAVEはローレベルであり、画素定電流回路7はオン状態である。このため、増幅トランジスタ14は、垂直出力線3及び選択トランジスタ15を介して画素定電流回路7からソースにバイアス電流が供給された状態であり、ソースフォロワ回路を構成している。これにより、垂直出力線3には、PD11からFD16へ転送された信号電荷の量に応じたレベルの信号(以下、「S信号」と表記する)が増幅トランジスタ14により増幅されて、選択トランジスタ15を介して出力される。垂直出力線3に出力されたS信号は、列回路8に取り込まれ、列回路8において保持される。
次いで、時刻t5において、信号PSAVEがハイレベルとされ、第3のトランジスタ19がオフ状態となる。これにより、増幅トランジスタ14が、電流源を構成する第1のトランジスタ17から切り離される。つまり、信号を読み出す期間以外の画素定電流回路7の不使用期間中は、画素定電流回路7を非動作の状態にする。その結果、電流源を構成する第1のトランジスタ17が動作することによる発熱やホットキャリアの発生を抑制することができる。
次いで、列回路8に保持されている各列のN信号及びS信号は、S信号レベルからN信号レベルを差し引いた後、水平走査回路9によって、列毎に外部回路へと出力される。
この後、時刻t6において、行選択回路5により、行選択信号PSELをハイレベルからローレベルへと遷移して行の選択を解除し、当該行の読み出し動作を完了する。
垂直出力線3に接続されている、画素電流源回路7を構成する第1のトランジスタ17、第2のトランジスタ18及び第3のトランジスタ19は、画素2のPD11の近傍に配置されている。したがって、上述の読み出し動作時にこれらトランジスタのソース−ドレイン間に高電圧が印加されると、電界集中により生じたホットキャリアがPD11に流入してノイズ成分となり、画質を劣化する虞がある。また、このホットキャリアの再結合による発光がノイズの原因となることもある。特に、図1において、撮像領域1内の斜線を付した領域1Aは画素定電流回路7に隣接しており、領域1A内の画素はホットキャリアの発生によって画質が劣化する虞がある。画素電流源回路7を撮像領域1の上部にも配置した場合には、撮像領域1の上部側の画素2もホットキャリアによる画質劣化の影響を受けることになる。
以下に、ホットキャリアによる画質劣化が発生する電圧条件の一例を述べる。ホットキャリアが発生しやすい状態は、垂直出力線3が高い電位にあるとき、すなわち、図3で示す時刻t1〜時刻t3の期間、及び、光照射が行われなかった場合の時刻t3〜時刻t5の期間である。
ここで、各トランジスタが電源電圧5Vでの動作を想定したトランジスタ(5V系トランジスタ)であり、電源電圧線10の電圧が4.5Vである場合を想定し、垂直出力線3に出力される最も高い電圧を考える。なお、ここで想定している4.5Vは、5V系トランジスタの動作保証電圧の下限値の典型例である。
時刻t1〜時刻t3の期間において、増幅トランジスタ14のゲートには、リセットトランジスタ13のドレイン−ソース間電圧を約0.1Vとすると、約4.4Vの電圧が印加されている。ここで、増幅トランジスタ14のゲート−ソース間電圧を1.2V、選択トランジスタ15のドレイン−ソース間電圧を約0.1Vとすると、垂直出力線3、すなわち、第3のトランジスタ19のドレイン電圧は、3.1Vとなる。
電流源を構成する第1のトランジスタ17は、定電流特性を確保するために、ゲートに0.8Vを印加するとともに、ドレイン−ソース間電圧Vds1を0.8Vに維持するものとする。第1のトランジスタ17のドレイン−ソース間電圧Vds1は、第2のトランジスタ18のゲート電圧により制御することができる。例えば、第2のトランジスタ18のゲート−ソース間電圧が1.2Vの場合、第2のトランジスタ18のゲートには2.0Vを印加する。
第3のトランジスタ19を増幅トランジスタ14のオン/オフ切り替えスイッチとして動作する場合、第3のトランジスタ19のゲートには、電源電圧と同じ電圧である4.5Vが印加される。この場合、第3のトランジスタ19のドレイン−ソース間電圧Vds3は、約0.1Vとなる。したがって、第2のトランジスタ18のドレイン−ソース間電圧Vds2は、2.2Vとなる。
図4は、第2のトランジスタ18及び第3のトランジスタ19に相当する5V系NMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧と基板電流との関係の一例を示すグラフである。図4のE^nは、10のn乗を示している。つまり、1.0E−6は、10の−6乗に1.0を乗じたものを示す。図4において、横軸はトランジスタのゲート−ソース間の電圧を示し、縦軸はシリコン基板に流れる電流(基板電流)を示している。図4には、トランジスタのドレイン−ソース間の電圧Vdsが異なる場合の複数の特性を示している。
図4に示すように、基板電流は、トランジスタのドレイン−ソース間の電圧Vdsが増加するほどに大きくなる。上記の例において、ドレイン−ソース間に2.2Vが印加されている第2のトランジスタ18の場合、基板電流のピーク値は、図4より、1.0×10−9[A]から1.0×10−8[A]の間にあるものと考えられる。ホットキャリアによる画質劣化が顕著になるのは、過去の知見より、1.0×10−9[A]よりも大きな基板電流が流れた場合であることが分かっている。つまり、上記例の条件では、ホットキャリアの影響により画質が劣化する虞がある。ホットキャリアの影響を抑制するためには、基板電流値のばらつき等をも考慮すると、図4より、基板電流の値を1.0×10−10[A]よりも小さくすることが望ましい。つまり、上述の5V系NMOSトランジスタの場合、垂直出力線3に接続されているトランジスタのドレイン−ソース間の電圧を1.75V以下にすることが、ホットキャリアの影響を抑制するためには有効である。
そこで、本実施形態の駆動方法では、第3のトランジスタ19を、電源電圧で駆動する単なるスイッチとして動作するのではなく、定電流動作するときの様にゲート電圧を電源電圧よりも低い所定の電圧に制御する。より具体的には、第2のトランジスタ18のゲート電圧を第1のトランジスタ17のゲート電圧よりも高く、第3のトランジスタ19のゲート電圧を第2のトランジスタ18のゲート電圧よりも高く且つ電源電圧よりも低い電圧に制御する。そしてこれによって、トランジスタ17,18,19のドレイン−ソース間の電圧を、1.75V以下に抑制する。
例えば、第2のトランジスタ18のドレイン−ソース間電圧が、定電流特性を確保するために約1.0Vとなる様に、第3のトランジスタ19のゲート電圧を制御する。第3のトランジスタ19のゲート−ソース間電圧が1.2Vならば、第3のトランジスタ19のゲートには3.0Vを印加する。この場合、第3のトランジスタ19のドレイン−ソース間電圧は1.3Vとなり、垂直出力線3に接続されるトランジスタ17,18,19のドレイン−ソース間電圧を1.75V以下に抑制することが可能となる。これにより、ホットキャリアに起因する画質劣化を抑制することができる。
なお、上述の例では、第2のトランジスタ18のドレイン−ソース間電圧は、電源電圧線10の電圧が4.05Vを越える電圧であるときに、1.75Vよりも大きくなる可能性がある。したがって、電源電圧線10の電圧が例えば3.3Vの場合、垂直出力線3に接続されたトランジスタ17,18,19の電圧の関係は以下のようになり、ホットキャリアに起因する画質劣化の影響はない。
時刻t1〜時刻t3の期間において、増幅トランジスタ14のゲートには、リセットトランジスタ13のドレイン−ソース間電圧を約0.1Vとすると、約3.2Vの電圧が印加されている。ここで、増幅トランジスタ14のゲート−ソース間電圧を1.2V、選択トランジスタ15のドレイン−ソース間電圧を約0.1Vとすると、垂直出力線3、すなわち、第3のトランジスタ19のドレイン電圧は、1.9Vとなる。
電流源を構成する第1のトランジスタ17は、定電流特性を確保するために、ゲートに0.8Vを印加するとともに、ドレイン−ソース間電圧Vds1を0.8Vに維持するものとする。第1のトランジスタ17のドレイン−ソース間電圧Vds1は、第2のトランジスタ18のゲート電圧により制御することができる。例えば、第2のトランジスタ18のゲート−ソース間電圧が1.2Vの場合、第2のトランジスタ18のゲートには2.0Vを印加する。
第3のトランジスタ19を増幅トランジスタ14のオン/オフ切り替えスイッチとして動作する場合、第3のトランジスタ19のゲートには、電源電圧と同じ電圧である3.3Vが印加される。この場合、第3のトランジスタ19のドレイン−ソース間電圧Vds3は、約0.1Vとなる。したがって、第2のトランジスタ18のドレイン−ソース間電圧Vds2は約1.0Vとなるので、基板電流は1.0×10−10[A]以下となり、画質劣化の影響はない。
以上説明したように、リセット電圧である電源電圧線10の電圧が4.05V以上の場合、ホットキャリアに起因する画質劣化が生じる虞があるため、第3のトランジスタ19のゲート電圧を電源電圧線10の電圧よりも低い電圧に設定することが望ましい。これにより、第3のトランジスタ19のソース電圧の増加を制御し、垂直出力線3に接続されている各トランジスタのドレイン−ソース間の電圧を1.75V以下に低減し、ホットキャリアの影響による画質の劣化を抑制することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による固体撮像装置及びその駆動方法について、図5を用いて説明する。図1乃至図4に示す第1実施形態による固体撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
図5は、本実施形態による固体撮像装置の画素及び定電流回路の回路構成を示す図である。
本実施形態による固体撮像装置は、図5に示すように、画素電流源回路7の回路構成が異なるほかは、図1及び図2に示す第1実施形態による固体撮像装置と同じである。すなわち、本実施形態による固体撮像装置の画素電流源回路7は、垂直出力線3と第3のトランジスタ19との間に、第4のトランジスタ20を更に有している。第4のトランジスタ21は、ソースが第3のトランジスタ19のドレインに接続され、ドレインが垂直出力線3に接続されている。
図5において、電圧Vds1は、電流源を構成する第1のトランジスタ17のドレイン−ソース間電圧を示している。電圧Vds2は、第2のトランジスタ18のドレイン−ソース間電圧を示している。電圧Vds3は、第3のトランジスタ19のドレイン−ソース間電圧を示している。電圧Vds4は、第4のトランジスタ21のドレイン−ソース間電圧を示している。また、画素定電流回路7の各トランジスタのゲートには、電圧設定回路20から所定の電圧が印加される。
本実施形態による固体撮像装置においても、第1実施形態の場合と同様に、第4のトランジスタ20のゲート電圧をリセット電圧である電源電圧線10の電圧よりも低い電圧にし、第4のトランジスタ21のソース電圧を制御する。これにより、画素電流源回路7を構成する第1のトランジスタ17、第2のトランジスタ18、第3のトランジスタ19、第4のトランジスタ20、それぞれのソース−ドレイン間電圧を1.75V以下に抑えることが可能となる。その結果、ホットキャリア発光による画質劣化を抑制することができる。
なお、本実施形態では、垂直出力線3に接続されているトランジスタの数を1つ増加して4つとしたが、トランジスタの数を1以上増やした場合にも同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による固体撮像装置の駆動方法について、図1及び図2を用いて説明する。図1乃至図5に示す第1及び第2実施形態による固体撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し或いは簡潔にする。
本実施形態では、図1及び図2に示す第1実施形態による固体撮像装置の他の駆動方法について説明する。
本実施形態による固体撮像装置の駆動方法は、固体撮像装置の撮像感度(ISO感度)の設定に応じて第3のトランジスタ19のゲート電圧を切り替えるものである。
すなわち、固体撮像装置のISO感度の設定値を低い値に設定したときには、ゲインが低くホットキャリア発光による画質劣化の影響が小さい。そこで、第3のトランジスタ19のゲート電圧をリセット電圧である電源電圧線10の電圧と同じ電圧に設定し、第3のトランジスタ19をスイッチング動作する。これにより、垂直出力線3に読み出される増幅トランジスタ14の出力のダイナミックレンジを拡げることが可能となる。
一方、固体撮像装置のISO感度の設定値を高い値に設定したときには、ゲインが高くホットキャリア発光による画質劣化の影響が顕著になる。そこで、第3のトランジスタ19のゲート電圧をリセット電圧である電源電圧線10の電圧よりも低い電圧に設定し、第3のトランジスタ19のソース電圧を制御する。これにより、画素電流源回路7を構成する第1のトランジスタ17、第2のトランジスタ18、第3のトランジスタ19、それぞれのドレイン−ソース間電圧を1.75V以下に抑えることが可能となる。その結果、ホットキャリア発光による画質劣化を抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、ISO感度設定値に応じて第3のトランジスタのゲート電圧を制御するので、ホットキャリア発光による画質劣化を抑制しつつ、低ISO感度設定時にはダイナミックレンジを広げることができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態による撮像システムについて、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態による撮像システムの構成例を示す概略図である。
上記の各実施形態で述べた撮像装置は、種々の撮像システムに適用可能である。撮像システムの一例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダー、監視カメラなどが挙げられる。図6に、撮像システムの一例として、上述した実施形態のいずれかの撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した場合の構成例を示す。
図6に例示した本実施形態による撮像システム100は、固体撮像装置101、レンズ103、絞り104、バリア102、出力信号処理部105を有している。レンズ103は、被写体の光学像を固体撮像装置101に結像させるためのものである。絞り104は、レンズ103を通過する光量を可変にするためのものである。レンズ103及び絞り104は、固体撮像装置101に光を集光する光学系である。バリア102は、レンズ103の保護のためのものである。固体撮像装置101は、上述した実施形態のいずれかの固体撮像装置である。
図6に例示した撮像システム100は、さらに、出力信号処理部105を有する。出力信号処理部105は、固体撮像装置101より出力される出力信号の処理を行うためのものである。出力信号処理部105は、固体撮像装置101が出力する信号に基づいて画像を生成する。具体的には、出力信号処理部105は、その他、必要に応じて、各種の補正及び圧縮を行って、画像データを出力する。出力信号処理部105は、固体撮像装置101が出力する信号を用いて焦点検出を行う機能を備えていてもよい。
図6に例示した撮像システム100は、さらに、バッファメモリ部108、記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)109、外部インターフェース部(外部I/F部)110、記録媒体111を有している。バッファメモリ部108は、出力信号処理部105から出力される画像データを一時的に記憶するためのものである。外部I/F部110は、外部コンピュータ等と通信するためのものである。記録媒体111は、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等である。記録媒体制御I/F部109は、記録媒体111に記録又は読み出しを行うためのものである。なお、記録媒体111は、撮像システムに内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
図6に例示した撮像システム100は、さらに、全体制御・演算部107及びタイミング発生部106を有している。全体制御・演算部107は、デジタルスチルカメラ全体の制御や各種演算を実行するためのものである。タイミング発生部106は、固体撮像装置101や出力信号処理部105に各種タイミング信号を出力するためのものである。ここで、タイミング信号などは、外部から入力されてもよく、撮像システム100は少なくとも固体撮像装置101と、固体撮像装置101から出力された出力信号を処理する出力信号処理部105とを有していればよい。
このようにして、第1乃至第3実施形態による固体撮像装置を適用した撮像システムを構成することにより、ホットキャリア発光による画質劣化を抑制した良質の画像を取得しうる撮像システムを実現することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、図2及び図5に示す画素2の回路構成は、一例を示したものであり、画素2の回路構成は図2及び図5に示すものに限定されるものではない。画素2は、少なくとも、光電変換素子と、光電変換素子により生成された電荷が転送される蓄積部と、蓄積部をリセットするリセット部と、蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた信号を増幅して出力する増幅トランジスタとを有していればよい。
また、上記実施形態に示した画素電流源回路7の駆動電圧は、典型的なデバイス構造において本発明者等が取得した図4等のデータに基づき設定したものであるが、上述した数値は必ずしも臨界的な値を示すものではない可能性もある。本発明は、画素電流源回路7を構成する各トランジスタのドレイン−ソース間の電圧がホットキャリア発光を生じない電圧になるように、これらトランジスタのゲート電圧を電源電圧よりも低い値に設定することを一つの目的とするものである。この目的に沿うものであれば、画素電流源回路7の駆動電圧は、必ずしも上記実施形態に記載のものに限定されるものではない。
また、上記第3実施形態では、第1実施形態の固体撮像装置においてISO感度の設定値に応じて第3のトランジスタのゲート電圧を制御する駆動方法を示したが、第2実施形態の固体撮像装置において同様の駆動方法を実施してもよい。
また、第4実施形態に示した撮像システムは、本発明の固体撮像装置を適用しうる撮像システムの一例を示したものであり、本発明の固体撮像装置を適用可能な撮像システムは図6に示した構成に限定されるものではない。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 撮像領域
2 画素
3 垂直出力線
6 タイミングジェネレータ
7 画素電流源回路
11 フォトダイオード(PD)
14 増幅トランジスタ
16 フローティングディフュ−ジョン(FD)
17 第1のトランジスタ
18 第2のトランジスタ
19 第3のトランジスタ
20 電圧設定回路
21 第4のトランジスタ
PSAVE 画素電流源のオン/オフ切り替え用の制御信号
Vds1 第1のトランジスタのドレイン−ソース間電圧
Vds2 第2のトランジスタのドレイン−ソース間電圧
Vds3 第3のトランジスタのドレイン−ソース間電圧
Vds4 第4のトランジスタのドレイン−ソース間電圧

Claims (8)

  1. 光電変換素子と、前記光電変換素子により生成された電荷が転送される蓄積部と、前記蓄積部を4.05V以上の電源電圧でリセットするリセット部と、前記蓄積部に蓄積された前記電荷の量に応じた信号を増幅して出力する増幅トランジスタと、を有する画素と、
    前記画素に接続され、前記増幅トランジスタにより増幅された前記信号が出力される垂直出力線と、
    前記垂直出力線に所定の定電流を流すための電流源回路であって、前記垂直出力線に接続された第3のトランジスタと、前記第3のトランジスタに直列に接続された第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタに直列に接続された第1のトランジスタとを有する電流源回路と、
    前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタのそれぞれのドレイン−ソース間の電圧が1.75V以下になるように、前記第1のトランジスタのゲート電圧を第1の電圧に、前記第2のトランジスタのゲート電圧を前記第1の電圧よりも大きい第2の電圧に、前記第3のトランジスタのゲート電圧を前記第2の電圧よりも大きく前記電源電圧よりも小さい第3の電圧に設定する電圧設定回路と
    を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記電圧設定回路は、前記電流源回路の不使用期間に、前記第3のトランジスタの前記ゲート電圧を、前記第3のトランジスタをオフ状態にする第4の電圧に設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記電圧設定回路は、ISO感度が第1の設定値のとき、前記第3のトランジスタの前記ゲート電圧を前記第3の電圧に設定し、前記ISO感度の設定値が前記第1の設定値よりも低い第2の設定値のとき、前記第3のトランジスタの前記ゲート電圧を前記第3の電圧よりも高い第5の電圧に設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記電圧設定回路は、前記垂直出力線の電圧によらず、前記第1のトランジスタにより前記所定の定電流が流れるように、前記第1の電圧及び前記第2の電圧を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記電流源回路は、前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタに直列に接続される1以上の他のトランジスタを更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 光電変換素子と、前記光電変換素子により生成された電荷が転送される蓄積部と、前記蓄積部を電源電圧でリセットするリセット部と、前記蓄積部に蓄積された前記電荷の量に応じた信号を増幅して出力する増幅トランジスタと、を有する画素と、
    前記画素に接続され、前記増幅トランジスタにより増幅された前記信号が出力される垂直出力線と、
    前記垂直出力線に所定の定電流を流すための電流源回路であって、前記垂直出力線に接続された第3のトランジスタと、前記第3のトランジスタに直列に接続された第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタに直列に接続された第1のトランジスタとを有する電流源回路と、
    前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタのそれぞれのドレイン−ソース間の電圧によってホットキャリアが生じないように、前記第1のトランジスタのゲート電圧を第1の電圧に、前記第2のトランジスタのゲート電圧を前記第1の電圧よりも大きい第2の電圧に、前記第3のトランジスタのゲート電圧を前記第2の電圧よりも大きく前記電源電圧よりも小さい第3の電圧に設定する電圧設定回路と
    を有することを特徴とする固体撮像装置。
  7. 光電変換素子と、前記光電変換素子により生成された電荷が転送される蓄積部と、前記蓄積部を4.05V以上の電源電圧でリセットするリセット部と、前記蓄積部に蓄積された前記電荷の量に応じた信号を増幅して出力する増幅トランジスタと、を有する画素と、前記画素に接続され、前記増幅トランジスタにより増幅された前記信号が出力される垂直出力線と、前記垂直出力線に接続された電流源回路と、を有する固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記電流源回路は、前記垂直出力線に接続された第3のトランジスタと、前記第3のトランジスタに直列に接続された第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタに直列に接続された第1のトランジスタとを有し、
    前記画素から前記信号を読み出す際に、前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ及び前記第3のトランジスタのそれぞれのドレイン−ソース間の電圧が1.75V以下になるように、前記第1のトランジスタのゲート電圧を第1の電圧に、前記第2のトランジスタのゲート電圧を前記第1の電圧よりも大きい第2の電圧に、前記第3のトランジスタのゲート電圧を前記第2の電圧よりも大きく前記電源電圧よりも小さい第3の電圧に、それぞれ設定する
    ことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置が出力する信号を用いて画像を生成する信号処理部と
    を有することを特徴とする撮像システム。
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