JP2013197951A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続トランジスタを確実にオンさせることができる固体撮像装置を提供することを課題とする。
【解決手段】固体撮像装置は、複数の光電変換素子により生成された電荷を転送する複数の転送トランジスタ(202a,202b)と、複数の転送トランジスタにより転送された電荷を保持する複数のフローティングディフュージョン(207a,207b)と、複数のフローティングディフュージョンの電荷に基づく信号を増幅する増幅部(203a,203b)と、複数のフローティングディフュージョンをリセット電圧にリセットするためのリセットトランジスタ(204a,204b)と、複数のフローティングディフュージョンを相互に接続又は非接続するための接続トランジスタ(206a)とを有し、接続トランジスタのゲートのハイレベル電圧からフローティングディフュージョンのリセット電圧を減算した電圧が、接続トランジスタの閾値電圧より高い。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置に関する。
MOS型の固体撮像装置の画素の回路として、特許文献1の図4に記載されている画素の回路が知られている。特許文献1には、画素が二次元状に配置され、垂直方向に隣接する画素のフローティングディフュージョン同士を接続スイッチを介して電気的に接続する手段を備えた構成が開示されている。
特開2009−33316号公報
しかし、フローティングディフュージョン(以下、FDという)接続トランジスタがオンするための条件を満たさないと、FD接続トランジスタがオンせず、FD電圧の平均化ができないため、正しい基準電圧(ダークレベル)が読み出せない。それにより、光信号電圧と基準電圧の引き算が正しくできないため、画質が悪化してしまう。
本発明の目的は、接続トランジスタを確実にオンさせ、画質の悪化を防止することができる固体撮像装置を提供することである。
本発明の固体撮像装置は、光電変換により電荷を生成する複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子に対応して設けられ、前記複数の光電変換素子により生成された電荷をそれぞれ転送する複数の転送トランジスタと、前記複数の転送トランジスタにより転送された電荷をそれぞれ保持する複数のフローティングディフュージョンと、前記複数のフローティングディフュージョンの電荷に基づく信号を増幅する増幅部と、前記複数のフローティングディフュージョンをリセット電圧にリセットするためのリセットトランジスタと、前記複数のフローティングディフュージョンを相互に接続又は非接続するための接続トランジスタとを有し、前記接続トランジスタのゲートのハイレベル電圧から前記フローティングディフュージョンのリセット電圧を減算した電圧が、前記接続トランジスタの閾値電圧より高いことを特徴とする。
接続トランジスタを確実にオンさせ、複数のフローティングディフュージョンを相互に接続し、画質の悪化を防止することができる。
本発明の第1の実施形態の固体撮像装置の構成例を示すブロック図である。 図1に示す固体撮像装置の詳細な構成例を示す図である。 第1の実施形態の固体撮像装置の動作例を示すタイミング図である。 本発明の第3の実施形態の固体撮像装置の画素の回路図である。 本発明の第3の実施形態の固体撮像装置の画素の回路図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の固体撮像装置の構成例を示すブロック図である。固体撮像装置は、画素アレイA、画素定電流源102、垂直走査回路103、信号増幅部104、信号保持部105、制御部106、スイッチ107、水平走査回路108、出力アンプ109、水平出力線217,218及びリセット部111を有する。制御部106は、信号増幅部104及び信号保持部105を制御する。リセット部111は、水平出力線217及び218の電位をリセットする。画素アレイAは、複数の画素101が複数行及び複数列を構成するように2次元行列状に配列されている。なお、図1では、3行3列の画素101で画素アレイAが構成されているが、これは説明を簡単化することを意図したものであり、画素アレイAの構成を限定することを意図したものではない。画素101は、入射光を電気信号に変換し、電気信号を列信号線110に出力する。画素定電流源102及び信号増幅部104は、列単位で、列信号線1102を介して、画素101に接続される。垂直走査回路103は、行単位で、選択した画素101の信号を列信号線110に読み出す。信号増幅部104は、列単位で、画素101から読み出された列信号線110の信号を増幅する。信号保持部105は、列単位で、信号増幅部104によって増幅された信号を保持する。水平走査回路108は、列毎のスイッチ107を制御し、列毎の信号保持部105に保持された信号を順次、水平出力線217及び218に出力する。水平出力線217には基準電圧(ダークレベル)が出力され、水平出力線218には光信号電圧が出力される。出力アンプ109は、水平出力線218の光信号電圧から水平出力線217の基準電圧を減算し、画素信号を出力する。
信号増幅部104及び信号保持部105は、1列毎に設けられてもよいし、複数列毎に設けられてもよい。垂直走査回路103は、典型的には、シフトレジストを含んで構成され、画素アレイA中の画素101の行を選択する。水平走査回路108は、典型的には、シフトレジストを含んで構成され、列毎のスイッチ107を制御することにより、画素アレイA中の画素101の列を選択する。この例では、画素アレイA中の画素101の列の選択は、信号保持部105から出力アンプ109に信号が転送されるようにスイッチ107を選択的に活性化することによってなされる。
図2は、図1の画素101から出力アンプ109までの回路の詳細な構成例を示す図である。列方向に隣接する2個の画素101a及び101bは、図1の列方向に隣接する2個の画素101に対応する。画素部101aは、フォトダイオード201aと、転送トランジスタ202aと、増幅トランジスタ(ソースフォロアトランジスタ)203aと、リセットトランジスタ204aと、選択トランジスタ205aと、FD接続トランジスタ206aとを有する。フォトダイオード201aは、光電変換により電荷を生成する光電変換素子である。転送トランジスタ202aは、フォトダイオード201aに対応して設けられ、駆動線PTX_aの電位に応じて、フォトダイオード201aにより生成された電荷をフローティングディフュージョン(以下、FDという)207aに転送する。FD207aは、転送トランジスタ202aにより転送された電荷を保持する。この電荷の転送によってFD207aの電位が定まる。FD207aは、増幅トランジスタ203aのゲートと共通のノードである。増幅トランジスタ(増幅部)203aは、FD207aの電荷に基づく信号を増幅する。選択トランジスタ205aは、駆動線PSEL_aの電位に応じて、増幅トランジスタ203aにより増幅された信号を列信号線110に出力する。列信号線110は、画素定電流源102に接続されていて、ソースフォロア回路が構成されている。リセットトランジスタ204aは、駆動線PRES_aの電位に応じて、FD207aをリセット電圧SVDDにリセットする。
画素部101bも、画素部101aと同様の構成で列信号線110に接続されている。画素部101bは、フォトダイオード201bと、転送トランジスタ202bと、増幅トランジスタ(ソースフォロアトランジスタ)203bと、リセットトランジスタ204bと、選択トランジスタ205bと、FD接続トランジスタ206bとを有する。フォトダイオード201bは、光電変換により電荷を生成する光電変換素子である。転送トランジスタ202bは、フォトダイオード201bに対応して設けられ、駆動線PTX_bの電位に応じて、フォトダイオード201bにより生成された電荷をFD207bに転送する。FD207bは、転送トランジスタ202bにより転送された電荷を保持する。この電荷の転送によってFD207bの電位が定まる。FD207bは、増幅トランジスタ203bのゲートと共通のノードである。増幅トランジスタ(増幅部)203bは、FD207bの電荷に基づく信号を増幅する。選択トランジスタ205bは、駆動線PSEL_bの電位に応じて、増幅トランジスタ203bにより増幅された信号を列信号線110に出力する。リセットトランジスタ204bは、駆動線PRES_bの電位に応じて、FD207bをリセット電圧SVDDにリセットする。
FD接続トランジスタ206aは、駆動線PADD_aの電位に応じて、複数のFD207a及び207bを相互に接続又は非接続する。FD接続トランジスタ206aをオフにすれば、各フォトダイオード201a及び201bの信号は、それぞれ、別々にFD207a及び207bに転送される。すると、増幅トランジスタ203aはFD207aの信号を増幅して列信号線110に出力し、増幅トランジスタ203bはFD207bの信号を増幅して列信号線110に出力する。列信号線110には、順次、フォトダイオード201aの信号とフォトダイオード201bの信号が別々に出力される。これに対し、FD接続トランジスタ206aをオンにすれば、隣接するFD207a及び207bが相互に接続され、隣接するフォトダイオード201a及び201bの信号(電荷)はFD207a及び207b上で加算される。増幅トランジスタ203aは、FD207a及びFD207b上の加算された信号を増幅して列信号線110に出力する。
また、画素部101aにおいて、転送トランジスタ202aのゲート電極には駆動線PTX_aが接続されている。リセットトランジスタ204aのゲート電極には駆動線PRES_aが接続されている。選択トランジスタ205aのゲート電極には駆動線PSEL_aが接続されている。FD接続トランジスタ206aのゲート電極には駆動線PADD_aが接続されている。画素部101bも同様である。転送トランジスタ202bのゲート電極には駆動線PTX_bが接続されている。リセットトランジスタ204bのゲート電極には駆動線PRES_bが接続されている。選択トランジスタ205bのゲート電極には駆動線PSEL_bが接続されている。FD接続トランジスタ206bのゲート電極には駆動線PADD_bが接続されている。
信号増幅部104は、例えば、クランプ容量230、反転アンプ208、フィードバック容量209及びクランプスイッチ210を有する。列信号線110は、信号増幅部104のクランプ容量230の一端に接続されている。フィードバック容量209及びクランプスイッチ210は、反転アンプ208の反転入力端子と出力端子との間に並列に接続されている。クランプスイッチ210は、クランプパルスPC0Rに応じてオン/オフする。反転アンプ208の非反転入力端子は、電圧VC0Rのノードに接続される。反転アンプ208の出力端子は、信号保持部105に接続されている。信号保持部105は、例えば、スイッチ211,212及び保持容量213,214を有する。スイッチ211はパルスPTNに応じてオン/オフし、スイッチ212はパルスPTSに応じてオン/オフする。保持容量213及び214は、互いに同一の容量値をもつことが好ましい。信号増幅部104の出力端子は、スイッチ211及び212を介して、保持容量213及び214にそれぞれ接続されている。図1の制御部106は、クランプスイッチ210及びスイッチ211,212の制御を行う。スイッチ107は、列選択スイッチ215及び216を有する。列選択スイッチ215及び216は、水平走査回路108から供給されるパルスPHに応じて、それぞれ、保持容量213及び214に保持された信号を水平出力線217及び218に出力する。保持容量213及び214には、それぞれ基準電圧及び光信号電圧が保持される。出力アンプ109は、水平出力線218の光信号電圧と水平出力線217の基準電圧との差分を増幅する。リセット部111は、スイッチ219及び220を有する。スイッチ219及び220は、パルスPCHRに応じて、水平出力線217及び水平出力線218の電圧をリセット電圧VCHRにリセットする。
図3は、図1及び図2に示す固体撮像装置の動作例を示すタイミング図である。図3を参照しながら、固体撮像装置の動作を説明する。時刻t0の初期状態において、駆動線PRES_a及びPRES_bはハイレベルであり、リセットトランジスタ204a及び204bがオンする。すると、FD207a及びFD207bの電圧は、リセットトランジスタ204a及び204bを介して、リセット電圧SVDDにリセットされる。また、駆動線PADD_aがハイレベルであり、FD接続トランジスタ206aがオンする。すると、FD207a及びFD207bは、FD接続トランジスタ206aを介して、相互に電気的に接続される。また、パルスPCHRはハイレベルであり、スイッチ219及び220はオンする。すると、水平出力線217及び218の電圧は、スイッチ219及び220を介して、電圧VCHRにリセットされる。
時刻t1で、選択信号PSEL_a及びPSEL_bがハイレベルになり、選択トランジスタ205a及び205bがオンする。これにより、増幅トランジスタ203a及び203bが活性化される。この状態では、FD207a及びFD207bは、リセット電圧SVDDによってリセットされている。
時刻t2で、クランプパルスPC0Rがハイレベルになり、クランプスイッチ210がオンし、反転アンプ208は、ユニティゲインバッファ状態になり、VC0Rの電圧を出力する。
時刻t3で、リセット信号PRES_a及びPRES_bがローレベルになり、リセットトランジスタ204a及び204bがオフする。すると、FD207a及びFD207bの電位が黒信号レベルに固定される。FD接続トランジスタ206aがオンしているため、FD207a及びFD207bは同電位となり、列信号線110の基準電位VNが定まる。
時刻t4で、クランプパルスPC0Rがローレベルになり、クランプスイッチ210がオフし、列信号線110の基準電位VNがクランプ容量230にクランプされる。
時刻t5で、パルスPTNがハイレベルになり、信号保持部105のスイッチ211がオンし、保持容量213に対して、電圧VC0Rと反転アンプ208のオフセット電圧が加算された値が基準電圧として書き込まれる。時刻t6で、パルスPTNがローレベルになり、信号保持部105のスイッチ211がオフし、この書き込みが終了する。
時刻t7で、転送パルスPTX_a及びPTX_bがハイレベルになり、転送トランジスタ202a及び202bがオンする。すると、フォトダイオード201a及び201bの信号電荷がFD207a及びFD207bに転送される。FD接続トランジスタ206aがオンしているため、フォトダイオード201a及び201bの信号電荷はFD207a及びFD207b上で加算され、同電位となる。時刻t8では、転送パルスPTX_a及びPTX_bがローレベルになり、転送トランジスタ202a及び202bがオフし、上記の転送が終了する。選択信号PSEL_a及びPSEL_bがハイレベルであるので、選択トランジスタ205a及び205bがオンし、増幅トランジスタ203a及び203bは、FD207a及び207bの信号を増幅して列信号線110に出力する。
その後、時刻t9で、パルスPTSがハイレベルになり、信号保持部105のスイッチ212がオンし、反転アンプ208の出力信号が保持容量214に書き込まれる。転送パルスPTX_a及びPTX_bがハイレベルになることにより、列信号線110の電位は、基準電位VNから光信号電位VSに変化する。信号電荷が電子である場合には、VS<VNの関係となる。この電圧の変化量(VS−VN)がクランプ容量(C0)230とフィードバック容量(Cf)209との比率(C0/Cf)で反転された電圧には、電圧VC0Rと反転アンプ208のオフセット電圧とが加算される。加算された電圧は、信号保持部105のスイッチ212を介して、保持容量214に光信号電圧として書き込まれる。時刻t10で、パルスPTSがローレベルになり、スイッチ212がオフし、この書き込みが終了する。
その後、時刻t11で、リセット信号PRES_a及びPRES_bがハイレベルになり、リセットトランジスタ204a及び204bがオンし、FD207a及びFD207bの電位がリセットされる。これと同時に、選択信号PSEL_a及びPSEL_bがローレベルになり、選択トランジスタ205a及び205bがオフする。これにより、増幅トランジスタ203a及び203の活性化が解除され、行の選択が解除される。
その後、時刻t12で、水平走査回路108が出力するパルスPHがハイレベルになる。すると、列選択スイッチ215及び216がオンし、保持容量213の基準電圧が水平出力線217に出力され、保持容量214の光信号電圧が水平出力線218に出力される。出力アンプ109は、水平出力線217の基準電圧と水平出力線218の光信号電圧との差分を演算し、画素信号を出力する。時刻t13で、パルスPHがローレベルになり、列選択スイッチ215及び216がオフする。水平走査回路108は、パルスPHのハイレベルパルスを列毎のスイッチ111に順次出力することにより、各列の信号を順次、水平出力線217及び218に出力させることができる。、パルスPCHRによる水平出力線217及び218のリセットとパルスPHによる列選択を交互に行うことにより、順次各列の信号が出力される。
時刻t1から時刻t2までの期間の各トランジスタのバイアス条件について説明する。リセット電圧SVDDが5.0V、リセットトランジスタ204a及び204bのゲートハイ電圧が5.0V、リセットトランジスタの閾値電圧Vthが0.3Vとすると、FD207a及び207bのリセット電圧は時刻t1〜t2で4.7Vとなる。ここで、リセットトランジスタ204a及び204bのゲートハイ電圧は、リセットトランジスタ204a及び204bのゲートのハイレベル電圧であり、リセット信号PRES_a及びPRES_bのハイレベル電圧である。
また、FD接続トランジスタ206aのゲートハイ電圧が4.9V、FD接続トランジスタ206aの閾値電圧を0.3Vとする。ここで、FD接続トランジスタ206aのゲートハイ電圧は、FD接続トランジスタ206aのゲートのハイレベル電圧であり、駆動線PADD_aのハイレベル電圧である。
その場合、「FD接続トランジスタのゲートハイ電圧(4.9V)」−「FDリセット電圧(4.7V)」>「FD接続トランジスタの閾値電圧(0.3V)」という式が満たせなくなり、FD接続トランジスタ206aがオンできない。その後、時刻t6で、転送パルスPTX_a及びPTX_bがハイレベルになり、転送トランジスタ202a及び202bがオンする。すると、フォトダイオード201a及び201bの信号電荷がFD207a及び207bに転送され、FD207a及び207bの電位は低下する。それにより、FD207a及び207bの電位が仮に4.0Vになったとすると、今度は「FD接続トランジスタのゲートハイ電圧(4.9V)」−「FDリセット電圧(4.0V)」>「FD接続トランジスタの閾値電圧(0.3V)」の式を満たす。すると、FD接続トランジスタ206aがオンする。すなわち、FD接続トランジスタ206aのゲートのハイレベル電圧(4.9V)からFD207a及び207bのリセット電圧(4.0V)を減算した電圧が、FD接続トランジスタ206aの閾値電圧(0.3V)より高くなる。これにより、FD接続トランジスタ206aがオンする。FD接続トランジスタ206aがオンすると、チャネル容量が見えてくるため、基準電圧VN出力時と光信号電圧VS出力時で、FD207a及び207bの容量が異なり、出力リニアリティが悪化する。そのような事態に陥らないように、リセットトランジスタ204a及び204bのゲートハイ電圧をFD接続トランジスタ206aのゲートハイ電圧に比べて下げることで、FDリセット電圧を下げる。ここで、例えば、リセットトランジスタ204a及び204bのゲートハイ電圧を4.8Vとする。これにより、リセットトランジスタ204a及び204bのゲートのハイレベル電圧(4.8V)は、FD接続トランジスタ206aのゲートのハイレベル電圧(4.9V)よりも低くなり、FDリセット電圧を4.5Vにすることができ、上記の式を満たす。そのため、電源変動や閾値電圧の製造ばらつきの影響によらず、確実にFD接続トランジスタ206aがオンし、基準電圧VNの読み出しと光信号電圧VSの読み出しが可能となる。そして、出力アンプ109が差分を演算することにより、正しい画素信号を得ることができ、画質の悪化を防止することができる。
また、先の動作例では、選択トランジスタ205a及び205bの2つをオンし、増幅トランジスタ203a及び203bで出力する例を示したが、これに限定されない。例えば、選択信号PSEL_bをローレベルに固定し、選択信号PSEL_aをハイレベルにし、増幅トランジスタ203aだけで出力させても良い。ただ、増幅トランジスタを2つ使用した方が、増幅トランジスタの実行面積が2倍に増える。そのため、増幅トランジスタに起因する1/fノイズが低減でき、さらに実効的に増幅トランジスタのチャネル幅が2倍となるため、オーバードライブ電圧を小さくすることができるため列信号線110のダイナミックレンジをより広く使うことができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態の固体撮像装置は、第1の実施形態の固体撮像装置に対して、同じ構成を有するが、各トランジスタのバイアス条件だけが異なる。図3を参照しながら、時刻t1から時刻t2までの期間の各トランジスタのバイアス条件について説明する。第1の実施形態では、リセットトランジスタ204a及び204bのゲートハイ電圧をFD接続トランジスタ206aのゲートハイ電圧に比べて下げることで、FDリセット電圧を下げ、FD接続トランジスタ206aをオンさせた。これに対し、本実施形態では、リセット電圧SVDDを下げることで、同様の効果を得る。例えば、リセット電圧SVDDを4.5V、リセットトランジスタ204a及び204bのゲートハイ電圧を5.0V、リセットトランジスタの閾値電圧Vthを0.3Vとする。この場合、リセットトランジスタ204a及び204bはオンするので、FD207a及び207bはリセット電圧SVDDの4.5Vにリセットされる。そのとき、FD接続トランジスタ206aのゲートハイ電圧が5.0Vで、FD接続トランジスタ206aの閾値電圧が0.3Vであるとする。その場合、「FD接続トランジスタのゲートハイ電圧(5.0V)」−「FDリセット電圧(4.5V)」>「FD接続トランジスタの閾値電圧(0.3V)」の式を満たすことができる。すなわち、リセットトランジスタ204a及び204bのドレイン電圧は、リセット電圧SVDD(4.5V)であり、FD接続トランジスタ206aのゲートのハイレベル電圧(5.0V)よりも低くなる。これにより、上記の式を満たし、FD接続トランジスタ206aをオンできる。それにより、基準電圧VNの読み出しと光信号電圧VSの読み出しが可能となり、出力アンプ109の差分演算により正しい画素信号を得ることができる。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態の固体撮像装置の画素101の構成例を示す回路図である。以下、図4の画素が図2の画素101a及び101bと異なる点を説明する。本実施形態では、各FDに対して、フォトダイオード及び転送トランジスタの組みが2組設けられる。第1のフォトダイオード201a1は転送トランジスタ202a1を介してFD207aに接続され、第2のフォトダイオード201a2は転送トランジスタ202a2を介してFD207aに接続される。第3のフォトダイオード201b1は転送トランジスタ202b1を介してFD207bに接続され、第4のフォトダイオード201b2は転送トランジスタ202b2を介してFD207bに接続される。FD接続トランジスタ206aは、FD207a及びFD207bを接続可能である。
第1のフォトダイオード201a1において光電変換によって生成された電荷は、転送トランジスタ202a1によってFD207aに転送される。第2のフォトダイオード201a2において光電変換によって生成された電荷は、転送トランジスタ202a2によってFD207aに転送される。第3のフォトダイオード201b1において光電変換によって生成された電荷は、転送トランジスタ202b1によってFD207bに転送される。第4のフォトダイオード201b2において光電変換によって生成された電荷は、転送トランジスタ202b2によってFD207bに転送される。この場合、ベイヤ配列のカラーフィルタの場合、第1のフォトダイオード201a1及び第3のフォトダイオード201b1は同色、第2のフォトダイオード201a2及び第4のフォトダイオード201b2も同色となるため、同色の加算が可能である。すなわち、FD接続トランジスタ206aをオンすることにより、第1のフォトダイオード201a1及び第3のフォトダイオード201b1の信号をFD207a及び207b上で加算することができる。そして、その後、第2のフォトダイオード201a2及び第4のフォトダイオード201b2の信号をFD207a及び207b上で加算することができる。
読み出しのタイミングは、図3で示した信号に加え、転送パルスPTX_a1,PTX_a2,PTX_b1,PTX_b2などが増えるが、基本的に同じである。各トランジスタのバイアス条件も基本的に第1の実施形態又は第2の実施形態と同じである。第1の実施形態の場合には、リセットトランジスタ204a及び204bのゲートハイ電圧をFD接続トランジスタ206aのゲートハイ電圧に比べて下げ、FDリセット電圧を下げる。これにより、電源変動や閾値電圧の製造ばらつきの影響によらず、確実にFD接続トランジスタ206aがオンし、基準電圧VNの読み出しと光信号電圧VSの読み出しが可能となり、出力アンプ109の差分演算により正しい画素信号を得ることができる。
本実施形態では、1個のFDに対して2個のフォトダイオードを設ける例を示したが、図5のように、1個のFDに対して3個のフォトダイオードを設けるなど、3個以上のフォトダイオードを設けてもよい。図5の画素では、図4の画素に対して、さらに、フォトダイオード201a3が転送トランジスタ202a3を介してFD207aに接続され、フォトダイオード201b3が転送トランジスタ202b3を介してFD207bに接続される。1個のFD207aに対して、転送トランジスタ202a1〜202a3及びフォトダイオード201a1〜201a3の組みが複数組み設けられる。また、1個のFD207bに対して、転送トランジスタ202b1〜202b3及びフォトダイオード201b1〜201b3の組みが複数組み設けられる。FD接続トランジスタ206aは、FD207a及びFD207bを接続可能である。この場合、上記と同様の効果が得られる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
201a,201b フォトダイオード、202a,202b 転送トランジスタ、203a,203b 増幅トランジスタ、204a,204b リセットトランジスタ、206a,206b FD接続トランジスタ、207a,207b フローティングディフュージョン

Claims (5)

  1. 光電変換により電荷を生成する複数の光電変換素子と、
    前記複数の光電変換素子に対応して設けられ、前記複数の光電変換素子により生成された電荷をそれぞれ転送する複数の転送トランジスタと、
    前記複数の転送トランジスタにより転送された電荷をそれぞれ保持する複数のフローティングディフュージョンと、
    前記複数のフローティングディフュージョンの電荷に基づく信号を増幅する増幅部と、
    前記複数のフローティングディフュージョンをリセット電圧にリセットするためのリセットトランジスタと、
    前記複数のフローティングディフュージョンを相互に接続又は非接続するための接続トランジスタとを有し、
    前記接続トランジスタのゲートのハイレベル電圧から前記フローティングディフュージョンのリセット電圧を減算した電圧が、前記接続トランジスタの閾値電圧より高いことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記リセットトランジスタのゲートのハイレベル電圧は、前記接続トランジスタのゲートのハイレベル電圧よりも低いことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記リセットトランジスタのドレイン電圧は、前記接続トランジスタのゲートのハイレベル電圧よりも低いことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 1個の前記フローティングディフュージョンに対して、前記転送トランジスタ及び前記光電変換素子の組みが複数組み設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記接続トランジスタをオンにすることにより、前記複数のフローティングディフュージョンが相互に接続され、前記複数の光電変換素子の電荷が加算されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
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