JP6889571B2 - 撮像装置および撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置および撮像システムに関する。
従来、画像生成用の信号と焦点検出用の信号とを読み出し可能な撮像装置が知られている。特許文献1には、一対の光電変換部を有する画素と、画像生成用の信号を出力する第1出力部と、焦点検出信号を出力する第2出力部とを備えた撮像装置が開示されている。この撮像装置は、第1出力部による画像信号の出力または第2出力部による焦点検出信号の出力を、動作状況に応じて停止させる停止制御部をさらに備えている。
特開2016−102838号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮像装置は、画像信号の読み出しおよび焦点検出信号の読み出しをすべての列において同様に行なっている。このため、各列において最適な読み出し動作を行なうことができなかった。
本発明の一開示における撮像装置は、複数の光電変換部をそれぞれが備え、行列状に配列された複数の画素と、前記複数の画素の各列に設けられた1または複数の信号線と、前記各列に対して設けられ、前記信号線を介して前記光電変換部の電荷に基づく信号を読み出す複数の読み出し回路と、1つの列に対応する前記複数の読み出し回路を個別に制御可能な制御回路とを備え、前記複数の光電変換部は対をなす第1の光電変換部および第2の光電変換部を含み、前記複数の読み出し回路は、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部の加算信号を読み出し可能な第1の読み出し回路と、前記第1の光電変換部または前記第2の光電変換部のいずれかの一の信号を読出し可能な第2の読み出し回路とを備え、前記第2の読み出し回路は、さらに前記加算信号を読み出し可能である。
本発明によれば、回路規模を増大させることなく列毎に最適な読み出し動作を実現することが可能となる。
本発明の第1実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第1実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第2実施形態における焦点検出信号を得る画素列の例を示す図である。 本発明の第3実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第4実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第5実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第5実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第6実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第6実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第6実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第7実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第8実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第9実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第9実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第9実施形態における撮像装置の比較例としてのタイミングチャートである。 本発明の第10実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第10実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第11実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第12実施形態における撮像システムのブロック図である。 本発明の第13実施形態における車載カメラにおける撮像システムのブロック図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。後述する第1〜第13実施形態における撮像装置は、複数の光電変換部を備えるとともに行列状に配列された複数の画素と、各列に設けられた信号線を介して光電変換部の電荷に基づく信号を読み出す複数の読み出し回路とを備える。それぞれの読み出し回路は、複数の光電変換部の信号に基づき、画像信号および焦点検出信号を読み出し可能である。また、読み出し回路のそれぞれは制御回路によって個別に制御可能であるため、撮像装置の動作モードに応じて最適な制御を実現することが可能となる。
本発明の第1〜第5実施形態における撮像装置において、画素は、第1、第2の光電変換部、第1、第2の増幅トランジスタ、第1、第2の選択トランジスタを含み得る。第1の増幅トランジスタは第1の光電変換部の電荷に基づく第1の信号を第1の信号線に出力し、第2の増幅トランジスタは第2の光電変換部の電荷に基づく第2の信号を第2の信号線に出力可能である。第1の読み出し回路は、第1の信号線に出力された第1の信号と第2の信号線に出力された第2の信号の加算信号である画像信号を読み出すことができる。また、第2の読み出し回路は、第1の信号または第2の信号のいずれかの信号である焦点検出信号を読み出し可能であるとともに、画像信号を読み出し可能である。
また、本発明の第6〜第9実施形態における撮像装置において、画素は、第1、第2の光電変換部に共通の増幅トランジスタと、増幅トランジスタおよび第1の信号線の間に設けられた第1の選択トランジスタと、増幅トランジスタおよび第2の信号線の間に設けられた第2の選択トランジスタとを備える。増幅トランジスタは、第1の光電変換部の電荷または第2の光電変換部の電荷のいずれかに基づく焦点検出信号、または第1の光電変換部の電荷および第2の光電変換部の電荷を加算して得られる画像信号を第1の信号線および第2の信号線に出力可能である。すなわち、画素内において画像信号および焦点検出信号が得られる。画像信号および焦点検出信号を第1の信号線および第2の信号線を用いて読み出すことにより、多様な読み出しモードを実現することができる。
さらに、本発明の第10実施形態における撮像装置において、画素は、第1の光電変換部および第2の光電変換部に共通の増幅トランジスタおよび選択トランジスタとを備える。増幅トランジスタは、第1の光電変換部の電荷または第2の光電変換部の電荷のいずれかに基づく焦点検出信号、または第1の光電変換部の電荷および第2の光電変換部の電荷を加算して得られる画像信号を出力可能である。それぞれの画素は1本の信号線に焦点検出信号または画像信号を出力可能である。
いずれの実施形態においても、デジタル加算器を用いることなく、画像信号および焦点検出信号の様々な読み出しモードを実現することができる。従って、回路規模を増大させることなく、最適な読み出しを行なうことが可能となる。また、それぞれの読み出し回路は制御回路によって動作状態、非動作状態に遷移可能であって、読み出しモード毎に最適なパワーマネージメントを実現できる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。本発明は、以下に説明される実施形態に限定されない。例えば、以下のいずれかの実施形態の一部の構成を、他の実施形態に追加し、あるいは他の実施形態の一部の構成と置換してもよい。
[第1実施形態]
図1は本実施形態における撮像装置のブロック図である。撮像装置は、例えばCMOSイメージセンサであって、画素部1、垂直走査回路2、列回路3、制御回路4、水平走査回路5、RAMP信号生成回路401、リセット信号生成回路402、403、カウンタ410、信号処理回路61、62、電流源160、161を備える。
画素部1は行列状に配列された複数の画素10を備え、それぞれの画素10は照射光に基づき電荷を生成および蓄積する一対の光電変換部11A、11Bを備える。なお、本明細書において、行方向とは図面における水平方向を示し、列方向とは図面において垂直方向を示すものとする。画素10上にはマイクロレンズ、カラーフィルタが配置され得る。カラーフィルタは例えば赤、青、緑の原色フィルタであって、ベイヤー配列に従って各画素10に設けられている。一部の画素10はOB画素(オプティカル・ブラック画素)として遮光されている。
画素10は、第1、第2の光電変換部11A、11B、第1および第2の転送トランジスタM1A、M1B、第1および第2の浮遊拡散領域12A、12B、第1および第2のリセットトランジスタM2A、M2B、第1および第2の増幅トランジスタM3A、M3B、第1および第2の選択トランジスタM4A、M4Bを含む。以下の説明は、画素10を構成するトランジスタがNチャネルMOSトランジスタである例を示している。第1の光電変換部11A、第2の光電変換部11Bは例えばフォトダイオードから構成されており、入射光による光電変換および電荷の蓄積を行なう。なお、光電変換部11A、11Bはフォトダイオードに限定されず、光電効果を生じさせる材料であれば良い。光電変換部11A、11Bには共通のマイクロレンズが設けられており、マイクロレンズにより集光された光が光電変換部11A、11Bに入射する。平面視においては、1つの共通のマイクロレンズに光電変換部11A、11Bが重なって配置される。このように、2つの光電変換部11A、11Bは瞳分割されている。なお、画素10を構成する光電変換部の個数は2個に限定されず、それ以上の個数であっても良い。
転送トランジスタM1A、M1Bは光電変換部11A、11Bに対応して設けられ、それぞれのゲートには駆動パルスREADが印加される。駆動パルスREADがハイレベルとなると、転送トランジスタM11A、M11Bがオン状態(導通状態)となり、光電変換部11A、11Bの信号が増幅トランジスタM3A、M3Bの入力ノードである浮遊拡散領域12A、12Bに転送される。また、駆動パルスREADがローレベルとなると、転送トランジスタM1A、M1Bはオフ状態(非導通状態)となる。転送トランジスタM1A、M1Bをオンまたはオフすることにより、光電変換部11A、11Bの電荷を浮遊拡散領域12A、12Bに転送することができる。増幅トランジスタM3A、M3Bは、浮遊拡散領域12A、12Bに転送された電荷に基づく信号を列信号線L1、L2へそれぞれ出力する。増幅トランジスタM3A、M3Bは、ソースフォロア回路、ソース接地回路、差動増幅回路、コンパレータなどの増幅回路を構成しうる。
リセットトランジスタM2A、M2Bのソースは浮遊拡散領域12A、12Bに接続され、ゲートには駆動パルスRESが印加される。駆動パルスRESがハイレベルとなると、リセットトランジスタM2A、M2Bはオン状態となり、浮遊拡散領域12A、12Bにリセット電圧が供給される。選択トランジスタM4A、M4Bは増幅トランジスタM3A、M3Bと列信号線L1、L2との間に設けられており、選択トランジスタM4A、M4Bのゲートには駆動パルスSELが印加される。駆動パルスSELがハイレベルとなると、増幅トランジスタM3Aと列信号線L1とが電気的に導通し、また、増幅トランジスタM3Bと列信号線L2とが電気的に導通する。
列信号線L1、L2は画素10の列毎に設けられている。列信号線L1には電流源161が電気的に接続され、列信号線L2には電流源160が電気的に接続されている。電流源160、161は列信号線L1、L2を介して増幅トランジスタM3A、M3Bのソースにバイアス電流を供給する。つまり、本実施形態では、増幅トランジスタM3A、M3Bはソースフォロア回路を構成する。
垂直走査回路2はシフトレジスタ、ゲート回路、バッファ回路などから構成され、垂直同期信号、水平同期信号、クロック信号などに基づき行毎に駆動パルスを出力する。駆動パルスは各行の転送トランジスタM1A、M1B、リセットトランジスタM2A、M2B、選択トランジスタM4A、M4Bのそれぞれのゲートに供給される。駆動パルスは、行ごと、順次、もしくはランダムに供給され得る。
列回路3は、画素10から画素信号を読み出すとともに、画素信号に対してアナログ・デジタル(AD)変換を行なう。列回路3は2つの読み出し回路を含んで構成されている。第1の読み出し回路はコンパレータA1、リセットスイッチM10、M11、入力容量C10、C11、C13、パルス生成回路310,デジタルメモリ311を備える。第1の読み出し回路は、光電変換部11Aの電荷に基づく第1の信号、光電変換部11Bの電荷に基づく第2の信号を加算した画像信号を読み出し、AD変換を行なう。第2の読み出し回路はコンパレータA2、リセットスイッチM20、M21、入力容量C20、C23、パルス生成回路320、デジタルメモリ321を備える。第2の読み出し回路は、光電変換部11Aの電荷に対応する画素信号、すなわち焦点検出信号を読み出し、AD変換を行なう。
コンパレータA1、A2は差動増幅回路から構成され、入力信号とRAMP信号との比較結果に応じて、ハイレベルまたはローレベルの信号を出力する。コンパレータA1において、反転入力端子(第1入力端子)は、入力容量C10を介して列信号線L2に接続されるとともに、入力容量C11を介して列信号線L1に接続される。すなわち、コンパレータA1の反転入力端子には、列信号線L1からの信号と列信号線L2からの信号との加算信号が入力される。コンパレータA1の非反転入力端子(第2入力端子)には、入力容量C13を介してRAMP信号が入力される。コンパレータA1は加算信号とRAMP信号とを比較し、ハイレベルまたはローレベルの比較信号を出力する。リセットスイッチM10はコンパレータA1の反転入力端子と非反転出力端子との間に設けられ、リセットスイッチM11はコンパレータA1の非反転入力端子と反転出力端子との間に設けられている。リセットスイッチM10、M11のゲートにはリセット信号生成回路402からのリセット信号が印加される。
コンパレータA2において、反転入力端子は入力容量C20を介して列信号線L1に接続され、非反転入力端子は入力容量C23を介してRAMP信号生成回路401に接続される。リセットスイッチM20は反転入力端子と非反転出力端子との間に設けられ、リセットスイッチM21は非反転入力端子と反転出力端子との間に設けられている。リセットスイッチM20、M21のゲートにはリセット信号生成回路403からのリセット信号が印加される。
コンパレータA1、A2の動作状態は制御信号PWR1、PWR2によってそれぞれ制御される。制御信号PWR1は例えばコンパレータA1を構成する電流源のゲートに印加され、制御信号PWR1がハイレベルとなると、コンパレータA1に駆動電流が流れ、コンパレータA1は動作状態となる。制御信号PWR1がローレベルとなると、駆動電流が遮断あるいは所定の閾値以下まで低減され、コンパレータA1は非動作状態となる。以下の説明において、非動作状態は、駆動電流を遮断する状態のみならず、駆動電流を制限する状態を含み得る。コンパレータA2の動作状態は制御信号PWR1とは異なる制御信号PWR2によって制御され、コンパレータA1とは独立に制御され得る。例えば、画像信号のみを読み出す場合には、制御信号PWR1をハイレベルにし、かつ、制御信号PWR2をローレベルにすることにより、消費電流を低減させることができる。コンパレータA1、A2を独立に制御するための構成として、例えば、制御信号PWR1を供給する配線と、制御信号PWR2を供給する配線とが、電気的に分離される。具体的には、2つの異なるバッファが、制御信号PWR1を供給する配線と、制御信号PWR2を供給する配線とを駆動する。
パルス生成回路310、320は、コンパレータA1、A2の出力が反転した際に1ショットのパルスを出力する。デジタルメモリ311、321は1ショットのパルスを検出すると、カウンタ410のカウント値を保持する。コンパレータA1、A2に入力された画素信号の電位に応じて、RAMP信号の電位が低下し始めてから、コンパレータA1、A2の出力が反転するまでの時間が変化する。デジタルメモリ311、321に保持されたカウント値は、画素信号の電位の振幅を表している。
制御回路4は、クロック、同期信号などに基づき様々な制御信号、駆動信号を生成するタイミングジェネレータとして機能する。制御回路4は、RAMP信号生成回路401、リセット信号生成回路402、403、カウンタ410を制御するとともに、制御信号PWR1、PWR2を出力する。RAMP信号生成回路401は制御回路4からのトリガ信号に基づき、時間とともに低下するRAMP信号(参照信号)を生成する。カウンタ410はトリガ信号によってカウントアップまたはカウントダウンを行なう。リセット信号生成回路402、403は、リセットスイッチM10、M11、M20、M21のそれぞれのゲートに制御線を介して制御信号を供給する。リセット信号生成回路402、403は制御線および各列のリセットスイッチM10、M11、M20、M21のゲートを駆動する駆動回路を含み得る。
水平走査回路5はシフトレジスタ、ゲート回路などから構成され、複数の列回路3を順次走査する。すなわち、水平走査回路5は各列の駆動パルスCSEL、CSEL_Aを順次、ハイレベルにすることによって、列回路3のデジタルメモリ311、321からデジタルの信号を読み出す。信号処理回路61、62は差動増幅回路、バッファ回路、クランプ回路を備え、列回路3から読み出された信号を撮像装置の外部へ出力する。外部の画像処理回路において、画像信号と焦点検出信号の差分を演算し、光電変換部11Aの電荷に基づく信号、光電変換部11Bの電荷に基づく信号を生成することができる。
上述のように構成された撮像装置の概略の動作として、画像信号とともに焦点検出信号を出力する動作を説明する。まず、垂直走査回路2は駆動パルスSEL(4)をハイレベルとし、駆動パルスRES(4)をハイレベルとすることで、浮遊拡散領域12A、12Bの電荷をリセットする。垂直走査回路2は駆動パルスRES(4)をローレベルとし、リセット動作を終了する。列信号線L1、L2には、画素10のリセット状態における信号(以下、「信号N」と称する)が出力され、列回路3の入力容量C10、C11、C20に入力される。駆動パルスRES(4)がローレベルになった後、つまり、画素10のリセットトランジスタM2A、M2Bがオフした後は、浮遊拡散領域12A、12Bの電圧にはリセットノイズが含まれる。したがって、信号Nは、このリセットノイズを含んでいる。
制御回路4はリセット信号生成回路402、403から出力されるリセット信号をハイレベルとした後にローレベルとすることで、リセットスイッチM10、M11、M20、M21がオンからオフとなる。これにより、浮遊拡散領域12Bの信号Nが入力容量C10においてクランプされ、浮遊拡散領域12Aの信号Nが入力容量C11、C20においてクランプされる。換言すると、このときの列信号線L2の信号Nのレベル(電位)と、コンパレータA1の非反転入力端子のリセット時の電位との差分が、入力容量C10の両端に保持される。同様に、このときの列信号線L1の信号Nのレベルと、コンパレータA1の非反転入力端子のリセット時の電位との差分が、入力容量C11の両端に保持される。また、この時にRAMP信号生成回路401の出力しているRAMP信号のレベル(電位)と、コンパレータA1の非反転入力端子のリセット時の電位との差分が、入力容量C13においてクランプされる。同様に、この時のRAMP信号のレベルと、コンパレータA2の非反転入力端子のリセット時の電位との差分が、入力容量C20においてクランプされる。
次に、垂直走査回路2は駆動パルスREADをハイレベルとし、光電変換部11A、10Bに蓄積された光電荷をそれぞれ浮遊拡散領域12A、12Bに転送する。浮遊拡散領域12A、12Bの電位は、電荷量に応じて所定電位だけ変化する。光電荷が電子の場合、電位は低下する。増幅トランジスタM3Aからは、光電変換部11Aの電荷に基づく第1の信号が列信号線L1に出力される。増幅トランジスタM3Bからは、光電変換部11Bの電荷に基づく第2の信号が列信号線L2に出力される。コンパレータA1の反転入力端子において、第2の信号と信号Nとの差分信号が入力容量C10を介して入力される。加えて、コンパレータA1の反転入力端子には、入力容量C11を介して、第1の信号および信号Nの差分信号が入力される。ここで、入力容量C10、C11を介した入力とは、入力容量C10、C11の一端の電位変化が、入力容量C10、C11の容量結合によって、入力容量C10、C11の一端の他端に電位変化を生じさせることを意味する。従って、コンパレータA1の反転入力端子において、第1の信号および信号Nの差分信号と第2の信号と信号Nの差分信号が加算される。コンパレータA2の反転入力端子には第1の信号および信号Nの差分信号が入力される。これにより、画素10で発生するリセットノイズ、増幅トランジスタM3A、M3Bの閾値ばらつき等の成分が第1の信号、第2の信号から除去される。コンパレータA1、A2は反転入力端子における信号とRAMP信号との比較結果を出力する。
RAMP信号生成回路401はRAMP信号の電圧を時間とともに低下させ、カウンタ410はカウントアップまたはカウントダウンを行なう。コンパレータA1、A2の出力が反転すると、デジタルメモリ311、321はカウント値を保持する。カウント値は水平走査回路5によって順次読み出され、信号処理回路61、62に出力される。このようにして、画像信号と焦点検出信号のAD変換動作が行われる。デジタルメモリ311、321に保持された信号は、水平走査回路5によって順次選択され、信号処理回路61、62を介して出力される。
図2は本実施形態における読出動作の他の例を表すタイミングチャートである。以下のタイミングチャートは、リセット時の信号と光電変換時の信号のそれぞれをAD変換し、2つの信号の差分を演算する動作を表している。
時刻t1において、垂直走査回路2は駆動パルスSEL(4)をハイレベルとすることで、選択トランジスタM4A、M4Bをオンとし、一行分の画素10の信号を読み出し可能な状態とする。この状態において、駆動パルスRES(4)がハイレベルとなり、リセットトランジスタM2A、M2Bがオンとなる。浮遊拡散領域12A、12Bは電源電圧にリセットされる。時刻t2において、駆動パルスRES(4)がローレベルとなり、リセットトランジスタM2A、M2Bがオフとなることで、リセット動作が完了する。その後、リセット状態における信号Nが列信号線L1、L2にそれぞれ出力される。浮遊拡散領域12Aのリセット時の信号Nは入力容量C11、C20に入力され、浮遊拡散領域12Bのリセット時の信号Nは入力容量C10に入力される。
時刻t1からt3まで、リセットスイッチM10、M11、M20、M21はオンとなっていることから、コンパレータA1、A2のそれぞれにおいて、反転入力端子の入力電圧VIN(−)と非反転入力端子の入力電圧VIN(+)はほぼ等しい。このとき、RAMP信号は所定の中間レベルとなっている。このときのRAMP信号のレベルは、コンパレータA1、A2の出力が反転するレベルを示している。すなわち、この後にRAMP信号を初期値にすると、コンパレータA1、A2の出力は電源電圧あるいは接地電圧に近い値となる。そして、再びRAMP信号が所定の中間レベルに達した時に、コンパレータA1、A2の出力が反転する。
時刻t3において、リセットスイッチM10、M11、M20、M21がオフとなる。これにより、浮遊拡散領域12Aのリセット時の信号Nが入力容量C11、C20においてクランプされ、浮遊拡散領域12Bのリセット時の信号Nが入力容量C10においてクランプされる。また、入力容量C13とC23には、RAMP信号の所定の中間レベルと、コンパレータの非反転入力端子の電圧との差がクランプされる。コンパレータA1、A2の反転入力端子における入力電圧VIN(−)は図2に示されたように変化する。すなわち、信号Nが出力された後は、入力電圧VIN(−)は第1の信号(光電変換部11Aの電荷に基づく信号)または第2の信号(光電変換部11Bの電荷に基づく信号)が出力されるまでほぼ一定である。一方、コンパレータA1、A2の非反転入力端子における入力電圧VIN(+)は、信号RAMPに応じて変化する。
時刻t4において、RAMP信号生成回路401はRAMP信号の電圧を初期値に上昇させる。コンパレータA1、A2の非反転入力端子における入力電圧VIN(+)も同様に上昇する。時刻t5において、RAMP信号生成回路401はRAMP信号の電圧を時間とともに変化させる。同時に、カウンタ410はクロックパルスのカウントを開始する。RAMP信号の入力電圧VIN(+)が入力電圧VIN(−)よりも高い場合には、コンパレータA1の出力は例えばローレベルとなる。時刻t6において、RAMP信号の入力電圧VIN(+)が入力電圧VIN(−)よりも低くなると、コンパレータA1、A2の出力はローレベルからハイレベルに反転する。デジタルメモリ311、321はカウンタ410のカウント値をリセット時の信号Nとして保持する。信号Nは、画素10のリセット時のノイズ、増幅トランジスタM3A、M3Bの閾値のばらつきなどのノイズ成分に加えて、リセットスイッチM10、M11、M20、M21のリセット時のノイズ成分を含んでいる。時刻t7において、RAMP信号生成回路401はRAMP信号の電圧変化を停止し、RAMP信号の電圧を初期値に戻す。
時刻t8において、駆動パルスREAD(4)がハイレベルとなり、転送トランジスタM1A、M1Bがオンとなる。光電変換部11A、11Bの電荷が浮遊拡散領域12A、12Bにそれぞれ転送され、それぞれの電荷に応じた電圧が増幅トランジスタM3A、M3Bから出力される。時刻t9において、駆動パルスREAD(4)がローレベルとなり、転送トランジスタM1A、M1Bがオフとなる。これにより、光電変換部11A、11Bからの電荷の転送が終了し、コンパレータA1には光電変換部11A、11Bの電荷に基づく信号が入力され、コンパレータA2には光電変換部11Aの電荷に基づく信号が入力される。
時刻t10において、RAMP信号生成回路401はRAMP信号の電圧変化を開始し、カウンタ410はクロックパルスのカウントを開始する。時刻t11において、RAMP信号の入力電圧VIN(+)が入力電圧VIN(−)よりも低くなると、コンパレータA1、A2の出力はローレベルからハイレベルに反転する。なお、コンパレータA1、A2の出力が反転するタイミングは必ずしも一致しない。デジタルメモリ311、321はカウンタ410のカウント値を光電変換時の画像信号、焦点検出信号としてそれぞれ取り込む。ここで得られた画像信号、焦点検出信号は、光電変換時の電荷に基づく信号に加えて、リセット時のノイズ成分を含んでいる。時刻t12において、RAMP信号の電圧は初期値に戻る。この後、画像信号、焦点検出信号のそれぞれから信号Nを減算することにより、ノイズ成分が除去された画像信号、焦点検出信号を求めることができる。このように、図2に示された動作によれば、リセットスイッチM10、M11、M21、M22のリセットノイズ、コンパレータA1、A2における入力オフセットのばらつきなどの成分をさらに除去することが可能である。なお、後述の実施形態においては、説明の便宜上、光電変換時の信号のみをAD変換する例が示されているが、第1実施形態と同様にリセット時の信号、光電変換時の信号をそれぞれAD変換し、相関二重サンプリングを行っても良い。
本実施形態においては、画像信号のためのコンパレータA1および焦点検出信号のためのコンパレータA2のそれぞれの動作状態は制御信号PWR1、PWR2によって個別に制御され得る。例えば、画像信号のみを読み出す場合、コンパレータA2を非動作状態とすることによって消費電流を低減することが可能となる。すなわち、画像信号を読み出す場合、画像信号および焦点検出信号を読み出す場合のそれぞれにおいて、第1、第2の読み出し回路を個別に制御することができる。さらに、本実施形態における撮像装置はデジタル加算器を使用しないため、回路規模を小さくすることができる。
[第2実施形態]
図3は本実施形態における撮像装置のブロック図である。本実施形態においては、焦点検出信号のためのコンパレータA2は複数の制御信号によって制御され得る。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に本実施形態を説明する。図3において、第1実施形態と同様の機能を有する部材には同じ参照符号が付されている。
制御回路4は制御信号PWR1、PWR2に加えて制御信号PWR3を出力可能である。制御信号PWR2は第1、第2列のコンパレータA2に供給され、制御信号PWR3は第3列、第4列のコンパレータA2に供給されている。すなわち、第1列、第2列のコンパレータA2の動作状態は制御信号PWR2によって制御され、第3列、第4列のコンパレータA2の動作状態は制御信号PWR3によって制御される。例えば、第1列、第2列の画素10において焦点検出信号を得る場合には、制御回路4は制御信号PWR2をハイレベルとし、制御信号PWR3をローレベルとする。これにより、焦点検出信号を得る画素列のコンパレータA2を動作状態とし、他の画素列のコンパレータA2を非動作状態とすることができる。必ずしも全画素列において焦点検出信号を得る必要がない場合に、消費電流を低減することが可能となる。
なお、焦点検出信号を得る画素列は任意に定められ得る。図4は焦点検出信号を得る領域の例を示している。図4(A)に示されるように、画素部1を左右の領域に2分割し、それぞれの領域において焦点検出信号のためのコンパレータA2を独立に制御し得る。例えば、被写体光が画素部1の右側に入射し、右側の領域において焦点検出信号を得る場合には、左側の領域におけるコンパレータA2を非動作状態とすることで、消費電流を低減することができる。また、動作を要しないコンパレータA2を非動作状態とすることで、コンパレータA2の反転動作によるノイズを低減することも可能となる。
画素部1をさらに多くの数の領域に分割しても良い。図4(B)は、画素部1を4つの領域に分割した例を示している。それぞれの領域の大きさ、すなわち列数は必ずしも等しいことを要しない。例えば、画素部1の中央においては領域を細分化しても良い。なお、領域毎にコンパレータA2を独立に制御するためには、領域の数に応じてコンパレータA2の制御信号PWRを用意することが好ましい。図4(B)の例においては、制御回路4から4つの制御信号PWRを各領域のコンパレータA2に供給しても良い。また、制御回路4から2つの制御信号PWR2、PWR3を出力し、それぞれの領域において制御信号PWR2、PWR3の論理演算を行なうことで4つの論理値を求めても良い。
図4(C)は焦点検出信号を得る画素列が間引かれて配置された例を示している。焦点検出信号を得る画素列101は所定の列数毎に配置されており、複数の画素列101の間には画像信号のみを得る画素列102が配置されている。画素列102においては、焦点検出信号のためのコンパレータA2を非動作状態とすることができる。画素列101は画素部1に全体に分布しているため、画素部1の広い範囲において焦点検出信号を得ることができる。また、画素列101は間引かれて配置されているため、動作状態とするコンパレータA2の数を最小限に抑え、消費電流をさらに低減することが可能となる。
[第3実施形態]
図5は本実施形態における撮像装置のブロック図である。以下、第2実施形態と異なる構成を中心に本実施形態を説明する。図5において、第2実施形態と同様の機能を有する部材には同じ参照符号が付されている。
本実施形態における列回路3はさらにトランジスタスイッチM30、M31、入力容量C21を備えている。トランジスタスイッチM30、入力容量C21は列信号線L2とコンパレータA2の非反転入力端子との間に直列に接続されている。トランジスタスイッチM31は、トランジスタスイッチM30と入力容量C21の接続ノードと接地線との間に接続されている。トランジスタスイッチM30のゲートには制御信号ADDが印加され、トランジスタスイッチM31のゲートには制御信号ADDBが印加される。制御信号ADD、ADDBは制御回路4から供給される。
制御信号ADDがハイレベル、制御信号ADDBがローレベルとなると、トランジスタスイッチM30がオン状態となり、トランジスタスイッチM31がオフ状態となる。これにより、列信号線L2からの信号が入力容量C21に入力される。コンパレータA2の反転入力端子には、列信号線L1からの信号と列信号線L2からの信号とを加算した画像信号が入力される。コンパレータA2は加算信号とRAMP信号とを比較し、ハイレベルまたはローレベルの比較信号を出力することができる。パルス生成回路320、デジタルメモリ321は比較信号およびカウンタ値に基づき画像信号のAD変換を行なう。従って、コンパレータA2の比較信号を用いて、光電変換部11A、11Bの信号を加算した画像信号をAD変換することができる。すなわち、コンパレータA1の比較結果に基づく画像信号と、コンパレータA2の比較結果に基づく画像信号とを同時に得ることもできる。例えば、信号処理回路61、62によって2つの画像信号の平均化処理を行うことにより、画像信号のノイズを低減することが可能となる。
制御信号ADDがローレベル、制御信号ADDBがハイレベルとなると、トランジスタスイッチM30がオフ状態となり、トランジスタスイッチM31がオン状態となる。これにより、列信号線L2と入力容量C21とは電気的に遮断され、コンパレータA2の反転入力端子には列信号線L1からの信号のみが入力される。なお、トランジスタスイッチM31がオンとなることで、入力容量C21の入力側の電極には接地電位が印加される。これにより、入力容量C21の入力側の電極にノイズが混入するのを防ぐことができる。
本実施形態によれば、1つの画素10から2つの画像信号を読み出すモードと、1つの画素10から画像信号および焦点検出信号を読み出すモードとを切り換えることができる。従って、撮像装置の利用状況に応じて読み出しモードを適宜変更することが可能となる。また、デジタル加算器を用いることなく、画像信号、焦点検出信号の最適な読み出しを行なうことができ、回路規模を小さくすることができる。
[第4実施形態]
図6は本実施形態における撮像装置のブロック図である。以下、第3実施形態と異なる構成を中心に本実施形態を説明する。図6において、第3実施形態と同様の機能を有する要素には同じ参照符号が付されている。
本実施形態における列回路3は、さらに反転増幅回路A11、A12、可変容量C34、C35を備える。反転増幅回路A11、A12はコンパレータA1、A2の前段にそれぞれ設けられている。反転増幅回路A11の入力端子は入力容量C30、C31を介して列信号線L1、L2にそれぞれ接続されている。反転増幅回路A11の出力端子は入力容量C10を介してコンパレータA1の反転入力端子に接続されている。反転増幅回路A12の入力端子は、入力容量C33を介して列信号線L1に接続されるとともに、トランジスタスイッチM30、入力容量C32を介して列信号線L2に接続されている。反転増幅回路A12の出力端子は、入力容量C20を介してコンパレータA2の反転入力端子に接続されている。可変容量C34、C35は、反転増幅回路A11、A12のフィードバック回路をそれぞれ構成している。可変容量C34、C35の容量は制御信号GAIN1、GAIN2によって変更され得る。このため、反転増幅回路A11、A12のゲインを独立に変更することができる。
本実施形態において、1つの画素10から2つの画像信号を読み出す場合において、それぞれの画像信号のゲインを異ならせることができる。例えば、高輝度画像に適した低ゲインの画像信号と、低輝度画像に適した高ゲインの画像信号と合成することにより、ワイドダイナミックレンジの読み出しを行うことが可能となる。
また、反転増幅回路A11はコンパレータA1と共通の制御信号PWR1によって制御され、反転増幅回路A12はコンパレータA2と共通の制御信号PWR2または制御信号PWR3によって制御され得る。従って、画像信号のためのコンパレータA1および反転増幅回路A11と、焦点検出信号のためのコンパレータA2および反転増幅回路A12のそれぞれの動作状態を個別に制御することができる。例えば、画像信号のみを読み出す場合には、コンパレータA2を非動作状態とすることによって消費電流を低減することが可能となる。従って、本実施形態においても、画像信号を読み出す場合、画像信号および焦点検出信号を読み出す場合のそれぞれにおいて、読み出し回路を個別に制御することができる。
[第5実施形態]
図7は本実施形態における撮像装置のブロック図である。以下、第4実施形態と異なる構成を中心に本実施形態を説明する。図7において、第4実施形態と同様の機能を有する部材には同じ参照符号が付されている。
列回路3はさらに、ソースフォロワ(ボルテージフォロワ)A21、A22を備える。ソースフォロワA21、A22はRAMP信号生成回路401の信号線とコンパレータA1、A2の非反転入力端子との間に設けられたバッファ回路として機能する。また、本実施形態においては、第1のリセット信号生成回路402a〜405aに加えて、第2のリセット信号生成回路402b〜405bが設けられている。第1のリセット信号生成回路402a〜405aと第2のリセット信号生成回路402b〜405bは信号線の両端に接続されている。すなわち、第1のリセット信号生成回路402a〜405aと第2のリセット信号生成回路402b〜405bは複数の列回路3を挟むように配置されている。さらに、本実施形態においては、リセット信号の信号線の数を増やし、一本の信号線に接続される列回路3の数を少なくしている。以上の構成によれば、ノイズ、浮遊容量などに起因する画質の低下を抑制することができる。以下、その理由を詳細に説明する。
コンパレータA2は、焦点検出信号のAD変換、画像信号のAD変換、動作状態および非動作状態の遷移、一部の列回路3のみによる焦点検出信号のAD変換などのように様々な動作モードを有する。また、コンパレータA1、A2に入力される信号は反転増幅回路A11、A12によって異なるゲインによって増幅され得る。このように、動作モードを切り替えた際に、画質の差が問題となり得る。例えば、焦点検出信号をAD変換する動作モードにおいて、焦点検出信号のためのコンパレータA2は、画像信号のためのコンパレータA1よりも早く比較信号を反転させる。このとき、コンパレータA2の比較信号が反転することによって、電源線、GND線、列回路3に共通の信号線などの電位が変動し得る。このような電位変動は、コンパレータA1の比較信号の反転タイミングに影響を与え、AD変換された画像信号においてオフセットまたはゲインの変化となって現れることがある。特に、暗い被写体または低照度の撮影時においては、コンパレータA1、A2のそれぞれの比較信号が反転するタイミングが近くなることから、コンパレータA1による画像信号のAD変換動作は電位変動の影響を受け易くなる。また、焦点検出信号のAD変換のオンまたはオフを1フレーム毎に切り替えるなど、動作モードを切り替えた際において、画像の変化は目立ち易い。従って、上述の問題を回避するために、焦点検出信号のコンパレータA2の反転動作によるコンパレータA1への影響を抑えることが重要となる。
本件発明者は、コンパレータA2の比較信号が反転し、電源またはGNDが変動すると、寄生容量によるカップリングなどによりコンパレータA1の入力端子に電位変動が生じ得ることを見出した。そこで、本実施形態においては、ソースフォロワA21、A22がRAMP信号生成回路401の信号線とコンパレータA1、A2の非反転入力端子との間に設けられている。ソースフォロワA21、A22を設けることにより、各列のコンパレータA2の正転端子入力からRAMP信号の配線へ電位変動が伝わるのを抑え、コンパレータA1の電位変動を防いでいる。
また、コンパレータA2の比較信号が反転する際に、リセットスイッチM21のゲート−ドレイン間の寄生容量を介して、ゲートに接続された制御線に電位変動が生じ得る。本実施形態においては、コンパレータA1のリセットスイッチM10、M11の制御線とコンパレータA2のリセットスイッチM21、M22の制御線とが別に設けられている。これにより、制御線を介したコンパレータA1の電位変動を低減することが可能となる。
さらに、本実施形態においては、第1のリセット信号生成回路402a〜405aに加えて、第2のリセット信号生成回路402b〜405bが設けられている。すなわち、それぞれの制御線を両側から駆動することで、制御線の電位変動を低減することが可能となる。さらに、本実施形態においては、リセット信号生成回路405a、405bによって駆動される制御線が追加されている。このため、一本の信号線に接続される列回路3の数を少なくすることができ、制御線の電位変動を抑えることが可能となる。従って、制御線間の寄生容量に起因する電位変動を回避することも可能となる。
以上の構成により、コンパレータA2の動作に起因したコンパレータA1の影響を抑え、画質の低下を回避することが可能となる。なお、リセットスイッチの制御線をシールドし、制御線間のカップリングを低減して良い。また、コンパレータA2の動作モードに応じて、画像信号のオフセットおよびゲインを補正しても良い。
続いて、本実施形態における駆動方法の一例を説明する。図8は、本実施形態における撮像装置のタイミングチャートを示している。ここでは、説明の簡略化のために4行4列の画素10の読み出し動作が示されている。
時刻t1において、制御回路4は制御信号PWR1をハイレベルとし、制御信号PWR2、PWR3をローレベルとする。すべての列回路3において、コンパレータA1は動作状態となり、コンパレータA2は非動作状態なる。また、制御回路4は制御信号ADDをローレベルとし、制御信号ADDBをハイレベルとする。トランジスタスイッチM30がオフ状態となり、トランジスタスイッチM31がオン状態となる。これにより、入力容量C32の一端はGNDに接続される。
時刻t1〜t2において、垂直走査回路2は第1行〜第4行を順次選択し、列回路3は各行の信号を読み出す。列回路3のコンパレータA1は光電変換部11A、11Bの加算信号とRAMP信号との比較信号を出力し、デジタルメモリ311は比較信号が反転した際におけるカウント値を画像信号として保持する。水平走査回路5は列回路3を走査し、デジタルメモリ311から画像信号を順次出力する。時刻t2において、第1フレームのすべての行の読み出しが終了した後、時刻t3において、制御信号PWR2、PWR3がローレベルからハイレベルになり、各列のコンパレータA2が動作状態となる。
時刻t4において、第2フレームにおける読出しが開始する。このとき、各列回路3のコンパレータA2が動作状態であるため、列回路3は画像信号に加えて、焦点検出信号を読み出す。なお、読出し開始前の時刻t3において制御回路4は制御信号PWR2、PWR3をローレベルからハイレベルとしているため、読出しを開始する時刻t4においてコンパレータA2の動作を安定させることができる。時刻t5において、第2フレームのすべての行の読出しが終了する。
時刻t6において、制御回路4は制御信号PWR2をハイレベルからローレベルにすることで、第1列および第2列のコンパレータA2が非動作状態となる。第3列および第4列のコンパレータA2は動作状態を維持し、画素部1の右側の領域における焦点検出信号が読み出し可能となる。時刻t7〜t8において、第3フレームにおける各行の読出しが行われる。すなわち、画素部1の全体の画像信号と、画素部1の右側領域の焦点検出信号とが読み出される。時刻t8において第3フレームのすべての行の読出しが終了する。
時刻t9において、制御回路4は制御信号PWR2、PWR3のレベルを反転させる。すなわち、第1列および第2列のコンパレータA2が動作状態となり、第3列および第4列のコンパレータA2が非動作状態となる。これにより、画素部1の左側領域における焦点検出信号が読出し可能となる。時刻t10〜11において、第4フレームにおける各行の読出しが行われる。ここでは、画素部1の全体の画像信号と、画素部1の左側領域の焦点検出信号とが読み出される。第3フレームおよび第4フレームの読出しによって、2フレーム分の全画素10の画像信号と、画素部1の右側領域の焦点検出信号、左側領域の焦点検出信号を得ることが可能となる。このような動作により、全画素の画像信号と必要な領域の焦点検出信号を得ながら、低消費電力化を行うことができる。なお、本実施形態の上述の構成によれば、動作状態のコンパレータA2の数がフレーム毎に変化したとしても、コンパレータA1、A2の反転動作の影響が他の列回路3に及ぼさないようにすることができる。
時刻t12において、制御回路4は制御信号PWR1、PWR2、PWR3をすべてハイレベルとし、各列のコンパレータA1、A2を動作状態とする。また、制御回路4は制御信号ADD、ADDBのレベルを反転させ、トランジスタスイッチM30をオンとし、トランジスタスイッチM31をオフとする。これにより、コンパレータA1、A2の両方に光電変換部11A、11Bの加算信号が入力され、各列回路3は2つの画像信号をAD変換するモードに遷移する。2つの画像信号を加算または合成することにより、ノイズ低減およびワイドダイナミックレンジを実現することが可能となる。
[第6実施形態]
図9は本実施形態における撮像装置のブロック図である。本実施形態においては、画素10の光電変換部11A、11Bは浮遊拡散領域12、リセットトランジスタM2、増幅トランジスタM3を共有している。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に本実施形態を説明する。
画素10は一対の光電変換部11A、11B、第1および第2の転送トランジスタM1A、M1B、浮遊拡散領域12、リセットトランジスタM2、増幅トランジスタM3、第1および第2の選択トランジスタM4A、M4Bを含む。光電変換部11A、11Bの電荷は共通の浮遊拡散領域12において加算され得る。第1の選択トランジスタM4Aは列信号線L1に接続され、第2の選択トランジスタM4Bは列信号線L2に接続されている。また、電流源160、161は制御信号PWR1、PWR2によって個別に制御され得る。
図10は本実施形態における撮像装置のタイミングチャートであり、画像信号とともに焦点検出信号を出力する第1の動作モードを表している。
時刻t0において、垂直走査回路2は駆動パルスSEL2(3)、SEL(4)をハイレベルとし、2行を同時に選択状態とする。第4行の画素10は選択トランジスタM4Aを介して列信号線L1に接続され、第3行の画素10は選択トランジスタM4Bを介して列信号線L2に接続される。
時刻t1〜t2において、垂直走査回路2は駆動パルスREAD1(3)、READ1(4)をハイレベルとすることにより、第3行および第4行の画素10の転送トランジスタM1Aをオン状態とする。これにより、光電変換部11Aに蓄積された電荷が浮遊拡散領域12へ転送される。列信号線L1には第4行の画素10の信号が出力され、列信号線L2には第3行の画素10の信号が出力される。従って、コンパレータA1には第4行の光電変換部11Aの信号が入力され、コンパレータA2には第3行の光電変換部11Aの信号が入力される。時刻t2〜t3において、第3行の画素10の焦点検出信号および第4行の画素10の焦点検出信号がAD変換され、デジタル信号としてそれぞれデジタルメモリ311、321に保持される。それぞれの焦点検出信号は信号処理回路61、62から出力される。
時刻t3〜t4において、垂直走査回路2は駆動パルスREAD1(4)、READ2(4)、READ1(3)、READ2(3)をハイレベルとする。第3行および第4行の画素10において、転送トランジスタM1A、M1Bがオンとなり、光電変換部11A、11Bのそれぞれの電荷が浮遊拡散領域12において加算される。列信号線L1には第4行の画素10の信号が出力され、列信号線L2には第3行の画素10の信号が出力される。列信号線L1、L2の電位が静定し、かつ、焦点検出信号の出力が終了すると、列回路3は画像信号のAD変換を開始する。すなわち、コンパレータA1は第4行の画素10の画像信号をAD変換し、コンパレータA2は第3行の画素10の画像信号をAD変換する。AD変換後の画像信号はそれぞれデジタルメモリ311、321に保持され、信号処理回路61、62を介して出力される。以上の動作により、2行分の画素10の焦点検出信号および画像信号を得ることができる。時刻t5〜t10において、時刻t0〜t5と同様の動作を行うことにより、第1行および第2行の2行分の画素10の焦点検出信号および画像信号が得られる。
図11は本実施形態における撮像装置のタイミングチャートであり、画像信号のみを出力する第2の動作モードを表している。図10と異なる点は、駆動パルスSEL2(1)〜SEL2(4)は常にローレベルであり、選択トランジスタM4Bおよび列信号線L2は使用されない。すなわち、2行同時の読み出しはなされず、1行順次の読み出しがなされる。
時刻t0において、垂直走査回路2は駆動パルスSEL(4)をハイレベルとし、第4行の画素10の選択トランジスタM4Aをオン状態とする。これにより、増幅トランジスタM3は選択トランジスタM4Aを介して列信号線L1に接続される。
時刻t1〜2において、垂直走査回路2は駆動パルスREAD1(4)、READ2(4)を同時にオン状態とする。第4行の画素10の転送トランジスタM1A、M1Bがオンとなり、光電変換部11A、11Bに蓄積された電荷が浮遊拡散領域12に転送され、加算される。ここでは焦点検出信号を読み出す必要がないため、図10と異なり、転送トランジスタM1A、M1Bを同時オンすることで、読み出しに要する時間を短縮することができる。列信号線L1には第4行の画素10の画像信号が出力され、コンパレータA1にてAD変換される。AD変換後の画像信号はデジタルメモリ311に保持され、信号処理回路61,62を介して出力される。
時刻t3〜t6において、駆動パルスSEL(3)がハイレベルとなり、第3行の画素10が選択される。時刻t4〜t5において、駆動パルスREAD1(3)、READ2(3)がハイレベルとなり、第3行の画素10の画像信号が読み出される。同様に、時刻t6〜9においては、第2行の画素10の画像信号が読み出され、時刻t9〜12においては第1行の画素10の画像信号が読み出される。以上により、全画素10の画像信号が得られる。なお、図11の第2の動作モードにおいて、制御信号PWR2をローレベルとし、コンパレータA2、電流源161を非動作状態することにより、消費電力の低減を行うことが可能である。
以上のように、短縮した時間にて画像信号のみの読み出しを行う場合には、すべての行の画素信号を列信号線L1から出力できる。また、動作モードに応じて消費電力を低減することが可能である。また、本実施形態においても、回路規模を減らしつつ、画像信号のみを読み出す動作モードと画像信号および焦点検出信号を読み出す動作モードを切り替えることが可能となる。
[第7実施形態]
図12は本実施形態における撮像装置のブロック図である。以下、第6実施形態と異なる構成を中心に説明する。図12において、第6実施形態と同様の機能を有する要素には同じ参照符号が付されている。
本実施形態において、電流源160、161の動作状態は制御信号PWR1、PWR3によりそれぞれ個別に制御可能である。画像信号のみを読み出す第2の動作モードにおいて、制御信号PWR3をローレベルとし、電流源161を非動作状態とすることができる。
また、列回路3はさらにトランジスタスイッチM30、M32を備えている。トランジスタスイッチM30は列信号線L1とコンパレータA2の反転入力端子との間に直列に接続されている。トランジスタスイッチM32は列信号線L2とコンパレータの反転入力端子との間に直接に接続されている。トランジスタスイッチM30は制御信号ADDによって駆動され、トランジスタスイッチM32は制御信号ADDBによって駆動される。トランジスタスイッチM30がオフ状態であり、トランジスタスイッチM32がオン状態である場合には、第6実施形態と同様の動作モードを実現することができる。すなわち、2行単位で画像信号および焦点検出信号を読み出す第1の動作モードと、1行単位で画像信号のみを読み出す第2の動作モードとを切り替えて実行可能である。画像信号のみを読み出す第2の動作モードにおいては、コンパレータA2は非動作状態となるように制御される。
トランジスタスイッチM30がオン状態であり、トランジスタスイッチM32がオフ状態である場合には、列信号線L1からの信号がコンパレータA1、A2に入力され得る。例えば、コンパレータA1、A2の両方において画像信号を読み出し、2つの画像信号を平均化処理することにより、ノイズ低減を実現することが可能となる。なお、この動作モードにおいては、選択トランジスタM4Aのみがオン状態となり、列信号線L1から信号が読み出される。従って、制御信号PWR3をローレベルとし、列信号線L2における電流源161を非動作状態とすることで、さらに低消費電力化を図ることができる。
本実施形態においても、1つの画像信号のみを読み出す動作モード、2つの画像信号を読み出す動作モード、画像信号および焦点検出信号を読み出す動作モードを切り換えることができる。また、動作モードに応じて読み出し回路の動作状態、非動作状態を制御することにより、最適なパワーマネージメントを実現することが可能となる。
[第8実施形態]
図13は本実施形態における撮像装置のブロック図である。以下、第7実施形態と異なる点を中心に説明する。本実施形態における列回路3は、さらに反転増幅回路A11、A12、可変容量C34、C35を備える。反転増幅回路A11、A12はコンパレータA1、A2の前段にそれぞれ設けられている。反転増幅回路A11の入力端子は入力容量C30を介して列信号線L1に接続され、反転増幅回路A11の出力端子は入力容量C10を介してコンパレータA1の反転入力端子に接続されている。反転増幅回路A12の入力端子は、入力容量C33を介して列信号線L2に接続されるとともに、トランジスタスイッチM30を介して列信号線L1に接続されている。反転増幅回路A12の出力端子は、入力容量C20を介してコンパレータA2の反転入力端子に接続されている。可変容量C34、C35は、反転増幅回路A11、A12のフィードバック回路をそれぞれ構成している。可変容量C34、C35の容量は制御信号GAIN1、GAIN2の電圧によって変更可能である。このため、反転増幅回路A11、A12のゲインを独立に変更することができる。
本実施形態において、1つの画素10から2つの画像信号を読み出す場合において、それぞれの画像信号のゲインを異ならせることができる。例えば、高輝度画像に適した低ゲインの画像信号と、低輝度画像に適した高ゲインの画像信号と合成することにより、ワイドダイナミックレンジの読み出しを行うことが可能となる。また、制御信号PWR3をローベルとし、電流源161を非動作状態とすることで、さらに低消費電力化を図ることができる。
[第9実施形態]
図14は本実施形態における撮像装置のブロック図である。以下、第5実施形態、第8実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態における列回路3は、第5実施形態と同様に、ソースフォロワA21、A22を備える。ソースフォロワA21、A22はRAMP信号生成回路401の信号線とコンパレータA1、A2の非反転入力端子との間に設けられている。これにより、各列のコンパレータA2の正転入力端子から、RAMP信号の配線を介してコンパレータA1に電位変動が伝わるのを抑えることができる。また、本実施形態においては、リセットトランジスタの信号線は、両側に接続された第1のリセット信号生成回路402a〜405a、第2のリセット信号生成回路402b〜405bによって駆動される。さらに、本実施形態においては、リセット信号の信号線の数を増やし、一本の信号線に接続される列回路3の数を少なくすることで、信号線の電位変動を抑えることができる。
図15は本実施形態における撮像装置のタイミングチャートであり、動作モードをフレーム単位で切り替える例を示している。ここでは、説明の簡略化のために4行4列の画素10の読み出し動作が示されている。
時刻t1において、制御回路4は制御信号PWR1をハイレベルとし、制御信号PWR2、PWR3をローレベルとする。すべての列回路3において、コンパレータA1、電流源160は動作状態となり、コンパレータA2、電流源161は非動作状態となる。また、制御回路4は、制御信号ADDをローレベルとし、制御信号ADDBをハイレベルとする。これにより、列信号線L1からの信号はコンパレータA1にのみ入力され、コンパレータA2には入力されなくなる。従って、列信号線L1からの信号が反転増幅回路A11を介してコンパレータA1に入力され、画像信号のAD変換のみが行われる。
時刻t1〜t2において、垂直走査回路2は第1行〜第4行を順次走査し、コンパレータA1は1行単位で画像信号を読み出す第2動作モードを実行する(図11参照)。すなわち、画素10において、転送トランジスタM1A、M1Bが同時にオン状態となり、光電変換部11A、11Bの電荷が浮遊拡散領域12において加算される。列信号線L1には加算された電荷に基づく画像信号が出力され、コンパレータA1によってAD変換される。ここで、1行の読み出しに要する時間をΔtとすると、第1フレームの読み出しに要する時間は4×Δtとなる。時刻t2において、すべての行の読み出しが終了した後、時刻t3において、制御信号PWR2、PWR3がハイレベルに切り替わり、各列のコンパレータA2、制御信号PWR2、PWR3がハイレベルとなり、コンパレータA2、電流源161が動作状態となる。これにより、列回路3は2行単位で読み出す第1の動作モードに移行する(図10参照)。
時刻t4において、第2フレームの読み出しが開始する。先ず、垂直走査回路2は第1行の選択トランジスタM4Aをオン状態とし、第2行の選択トランジスタM4Bをオン状態とする。続いて、第1行および第2行の転送トランジスタM1Aがそれぞれオンとなる。第1行の光電変換部11Aの電荷に基づく信号が列信号線L1に出力され、第2行の光電変換部11Aの電荷に基づく信号が列信号線L2に出力される。これにより、第1行の信号はコンパレータA1によってAD変換され、第2行の信号はコンパレータA2によってAD変換される。AD変換後のデジタル信号は焦点検出信号としてそれぞれ出力され、時刻t5において第1行および第2行の焦点検出信号の読み出しが完了する。第1行および第2行の焦点検出信号の読み出しに要する時間はΔtとなる。
時刻t5において、第1行および第2行の選択トランジスタM4A、M4Bがともにオン状態となり、光電変換部11A、11Bの電荷が浮遊拡散領域12において加算され、画像信号としてそれぞれ読み出される。コンパレータA1は第1行の画像信号をAD変換し、コンパレータA2は第2行の画像信号をAD変換する。第1行および第2行の画像信号の読み出しに要する時間はΔtとなる。
時刻t6〜t7において、第3行および第4行の焦点検出信号の読み出しが行われ、時刻t7〜t8において、第3行および第4行の画像信号の読み出しが行われる。それぞれの読み出しに要する時間は同様にΔtとなる。従って、第2フレームの読み出しに要する時間は4×Δtであり、第1フレームの読み出しに要する時間と等しい。第2フレームにおいて、画像信号に加えて焦点検出信号が読み出されるため、各行の読み出しに要する時間は焦点検出信号の読み出しに要する時間の2倍となる。ところが、第2フレームにおいて、2行が同時に読み出されため、各フレームの読み出しに要する時間をそれぞれ等しくすることが可能となる。
時刻t9において、制御信号PWR3はハイレベルからローレベルとなり、電流源161は再び非動作状態となることで、画素10から列信号線L2には信号が出力されなくなる。また、制御信号ADD、ADDBのレベルは反転し、列信号線L1からの画像信号はコンパレータA1、A2の両方においてAD変換可能となる。
時刻t10〜t11において、垂直走査回路2は第1行〜第4行を順次走査し、コンパレータA1、A2は1行単位で画像信号をAD変換する。第3フレームの読み出しに要する時間は4×Δtであり、第1、第2フレームにおける読出し時間と等しくなる。
次に、本実施形態におけるシャッター動作について説明する。図15において、時刻t5〜t6の第1行および第2行の画像信号の読み出しに先立って、時刻t2の直前に第1行および第2行のシャッター動作が行われる。すなわち、時刻t2の直前に、転送トランジスタM1A、M1B、リセットトランジスタM2がオンとなり、光電変換部11A、11Bの電荷がリセットされる。続いて、転送トランジスタM1A、M1Bがオンからオフとなることで、光電変換部11A、11Bの露光が開始する。時刻t5〜t6において、第1行および第2行の画像信号が読み出され、露光が終了する。従って、第1行および第2行の露光時間は4×Δtとなる。また、時刻t7〜t8の第3行および第4行の画像信号の読み出しに先立って、時刻t3〜4で第3行および第4行のシャッター動作が行われる。第3行および第4行の露光時間も4×Δtとなり、1フレームの各行の露光時間はそれぞれ等しくなる。
同様に、1行順次の画像信号の読み出しにおいても、露光時間を等しくすることできる。時刻t10〜t11の1行順次の画像信号の読み出しに先立って、時刻t6〜t10において1行順次でシャッター動作が行われる。各行の露光時間は4×Δtとなる。このように、1行順次の読み出しモード、2行順次の読み出しモードをフレーム単位で切り替えた場合においても、露光期間を一定とすることができる。
本実施形態において、2行順次の読み出しに要する単位時間は2×Δtであり、1行順次読み出しに要する単位時間Δtの整数倍である。このように、2行順次の読み出しの単位時間を、1行順次の読み出しの単位時間の整数倍とすることで、各行の露光時間を等しくすることができる。ここで、比較例を挙げて説明する。図16は、2行順次の読出し時間が1行順次の読み出し時間の非整数倍であるタイミングチャートを示している。図16において、時刻t4〜t8の2行順次の読み出しの単位時間が1.5×Δtとなっている。この場合は、時刻t10〜t11の読み出しにおいて、第1行から第4行にいくほど露光時間が長くなってしまい、1フレームの画像にシェーディングを生じてしまう。したがって、時刻t4〜t8の2行順次の読み出しに要する単位時間は、1行順次読み出しに要する単位時間の整数倍であることが好ましい。
本実施形態においても、回路規模を増大させることなく、画像信号および焦点検出信号の読み出しを最適に制御することが可能である。また、動作モードを切り替えた場合においても良好な画質を得ることができる。さらに、シャッター動作を行なう場合においても、露光期間を一定とすることができ、画像にシェーディングなどが生じるのを回避することが可能となる。
[第10実施形態]
図17は本実施形態における撮像装置のブロック図である。以下、第6実施形態と異なる構成を中心に説明する。
本実施形態における列回路3は、トランジスタスイッチM40、M41、M42を備える。トランジスタスイッチM41は列信号線L1とコンパレータA1の反転入力端子との間に設けられ、トランジスタスイッチM40は列信号線L1、L2の間に設けられている。トランジスタスイッチM42は、列信号線L2とコンパレータA2の反転入力端子との間に設けられている。トランジスタスイッチM40は制御信号VLON1Bによって駆動され、トランジスタスイッチM41は制御信号VLON1によって駆動される。また、トランジスタスイッチM42は制御信号VLON2によって駆動される。トランジスタスイッチM40、M41、M42は、列信号線L1、L2とコンパレータA1、A2との接続を切り替えるスイッチ回路を構成している。
電流源160は制御信号PWR3によって制御され、電流源161は制御信号PWR4によって制御される。従って、電流源160、161はコンパレータA1、A2とは独立に制御可能である。さらに、画素10は1つの選択トランジスタM4を備え、偶数行の画素10は列信号線L1に接続され、奇数行の画素10は列信号線L2に接続される。
先ず、画像信号とともに焦点検出信号を読み出す第1の動作モードを説明する。制御回路4は制御信号PWR1、PWR2、PWR3、PWR4をすべてハイレベルとし、コンパレータA1、A2、電流源160、161はすべて動作状態となる。また、制御回路4は制御信号VLON1、VLON2をハイレベルとし、制御信号VLON1Bをローレベルとする。これにより、トランジスタスイッチM41、M42はオン状態となり、トランジスタスイッチM40はオフ状態となる。列信号線L1からの信号はコンパレータA1に入力され、列信号線L2からの信号はコンパレータA2に入力される。そして、第6実施形態の図10に示されたように、2行分の画素10の信号が同時にコンパレータA1、A2によってAD変換される。すなわち、垂直走査回路2は駆動パルスSEL(3)、SEL(4)を同時にハイレベルとし、第3行および第4行の画素10の選択トランジスタM4をオン状態とする。コンパレータA1、A2は、第3行および第4行の焦点検出信号をそれぞれAD変換した後、画像信号をそれぞれAD変換する。続いて、垂直走査回路2は駆動パルスSEL(1)、SEL(2)を同時にハイレベルとし、第1行および第2行の選択トランジスタM4をオン状態とする。コンパレータA1、A2は第1行および第2行の焦点検出信号をそれぞれAD変換した後、画像信号をそれぞれAD変換する。以上により、1フレームの第1行〜第4行において画像信号および焦点検出信号が読み出される。
続いて、画像信号のみを読み出す第2の動作モードを説明する。制御回路4は制御信号PWR1、PWR3、PWR4をハイレベルとし、制御信号PWR2をローレベルとする。コンパレータA2は非動作状態となり、コンパレータA1は1行分の画像信号を順次AD変換可能な状態となる。また、コンパレータA2は使用されないため、制御回路4は制御信号VLON2をローレベルとし、トランジスタスイッチM42をオフ状態とする。制御回路4は制御信号VLON1、VLON1Bは1行順次の読み出し毎に切り替える。以下、第2の動作モードを図18を用いて説明する。
図18は本実施形態における撮像装置のタイミングチャートであって、画像信号のみを読み出すモードを表している。時刻t0において、垂直走査回路2は駆動パルスSEL(4)をハイレベルとし、第4行の画素10を選択する。また、制御回路4は制御信号VLON1をハイレベルとし、制御信号VLON1Bをローレベルとする。トランジスタスイッチM40はオフ状態となり、トランジスタスイッチM41はオン状態となる。よって、第4行の画素10の画像信号が列信号線L1およびトランジスタスイッチM41を介してコンパレータA1に入力され、AD変換される。
時刻t1において、制御回路4は制御信号PWR4をローレベルからハイレベルとし、電流源161を動作状態とする。時刻t2において、垂直走査回路2は駆動パルスSEL(4)をローレベルとし、駆動パルスSEL(3)をハイレベルとすることで、第3行の画素10が選択される。また、制御信号PWR3がローレベルとなり、電流源160は非動作状態となる。制御信号VLON1、VLON1Bのレベルが反転し、トランジスタスイッチM40はオン状態となり、トランジスタスイッチM41はオフ状態となる。これにより、第3行の画素10の画像信号が列信号線L2およびトランジスタスイッチM40を介してコンパレータA1に入力され、AD変換される
時刻t3において、制御信号PWR3がハイレベルとなり、電流源160は動作状態となる。時刻t4において、第2行の画素10が選択され、画像信号を出力可能な状態となる。制御信号VLON1、VOL1Bのレベルが反転し、第2行の画素10の画像信号が列信号線L1およびトランジスタスイッチM41を介してコンパレータA1に入力され、AD変換される。以下同様に、時刻t5において、電流源161が動作状態となり、時刻t6以降において第1行の画像信号が列信号線L2およびトランジスタスイッチM40を介してコンパレータA1に読み出され、AD変換される。
上述したように、時刻t0〜t2、t4〜6においては列信号線L1から画像信号が読み出され、時刻t2〜t4、t6以降では列信号線L2から画像信号が読み出される。よって、時刻t0〜t2、t4〜6では電流源160を非動作状態とし、時刻t2〜t4、t6以降では電流源161を非動作状態とすることで、電力を低減することが可能となる。また、時刻t2より前の時刻t0、時刻t6よりも前の時刻t4において、制御回路4は制御信号PWR4をローレベルからハイレベルに切り替えている。同様に、制御回路4は制御信号PWR3を読み出し動作よりも先だってローレベルからハイレベルに切り替えている。これにより、電流源160、161の動作が安定した後に、読み出しを行うことができる。
以上のように、焦点検出信号の読み出しを行わずに、短縮した時間にて画像信号のみの読み出しを行う場合、コンパレータA1はすべての行の画像信号をAD変換可能に構成されている。このとき、コンパレータA2のみを非動作状態とすることで消費電力を低減することができる。また、本実施形態においても、回路規模を減らしつつ、画像信号のみを読みだす場合と焦点検出信号も読みだす場合の動作を切り替えることが可能である。
本実施形態は、第6実施形態と比較して、画素10の選択トランジスタM4Bおよび駆動パルスSEL2の制御線を削減でき、画素特性において有利である。一方、画像信号の読み出しにおいて、本実施形態は列信号線L1、L2の両方を用いるが、第6実施形態は列信号線L1のみを用いている。この点においては、第6実施形態は本実施形態よりも低消費電力を図りやすい。但し、上述の説明のように、本実施形態は、動作状態とする電流源160、161を1行単位で切り替えることにより、消費電力を列信号線の1本相当の電力に近づけることができる。
なお、本実施形態においても、第4、第5、第8実施形態と同様に反転増幅回路をコンパレータA1、A2の前段に設けても良い。また、RAMP信号生成回路401の信号線とコンパレータA1、A2の反転入力端子との間にソースフォロワを設けても良い。
[第11実施形態]
図19は本実施形態における撮像装置のブロック図である。第1乃至第10実施形態における撮像装置は、1列あたりに2本の列信号線L1、L2を備えているが、列信号線の本数は限定されない。例えば、図19に示すように、1列あたりに4本の列信号線を設け、画素部1の上下にそれぞれ対をなす列回路部30A、30B、水平走査回路5A、5B、信号処理回路61A、62A、61B、62Bを設けても良い。さらに、1列あたりの列信号線を8本としても良い。このように、1列あたりの列信号線の本数を増やすことにより、高速に信号を読み出すことが可能となる。なお、この場合においても、画像信号、焦点検出信号の読み出しモードに応じて、列回路を個別に制御することができる。
[第12実施形態]
上述の実施形態における撮像装置は種々の撮像システムに適用可能である。撮像システムとして、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、カメラヘッド、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星、監視カメラなどがあげられる。図20に、撮像システムの例としてデジタルスチルカメラのブロック図を示す。
図20に示す撮像システムは、バリア1001、レンズ1002、絞り1003、撮像装置1004、信号処理部1007、タイミング発生部1008、全体制御・演算部1009、メモリ部1010、記録媒体制御I/F部1011、記録媒体1012、外部I/F部1013を含む。バリア1001はレンズを保護し、レンズ1002は被写体の光学像を撮像装置1004に結像させる。絞り1003はレンズ1002を通った光量を可変する。撮像装置1004は上述の実施形態の撮像装置を含み、レンズ1002により結像された光学像を画像データに変換する。ここで、撮像装置1004の半導体基板にはAD変換部が形成されているものとする。信号処理部1007は撮像装置1004より出力された撮像データに各種の補正やデータを圧縮する。タイミング発生部1008は撮像装置1004および信号処理部1007に、各種タイミング信号を出力する。全体制御・演算部1009はデジタルスチルカメラ全体を制御し、メモリ部1010は画像データを一時的に記憶する。記録媒体制御I/F部1011は記録媒体1012に画像データの記録または読み出しを行うためのインターフェースであり、記録媒体1012は撮像データの記録または読み出しを行うための半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体である。外部I/F部1013は外部コンピュータ等と通信するためのインターフェースである。タイミング信号などは撮像システムの外部から入力されてもよく、撮像システムは少なくとも撮像装置1004と、撮像装置1004から出力された撮像信号を処理する信号処理部1007とを有すればよい。
本実施形態では、撮像装置1004とAD変換部とが別の半導体基板に設けられた構成を説明した。しかし、撮像装置1004とAD変換部とが同一の半導体基板に形成されていてもよい。また、撮像装置1004と信号処理部1007とが同一の半導体基板に形成されていてもよい。
また、それぞれの画素が第1の光電変換部と、第2の光電変換部を含んでもよい。信号処理部1007は、第1の光電変換部で生じた電荷に基づく画素信号と、第2の光電変換部で生じた電荷に基づく画素信号とを処理し、撮像装置1004から被写体までの距離情報を取得するように構成されてもよい。
[第13実施形態]
図21(a)、図21(b)は、本発明の第13実施形態における車戴カメラに関する撮像システムの一例を示したものである。撮像システム2000は、上述した実施形態の撮像装置1004を有する。撮像システム2000は、撮像装置1004により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部2030と、撮像システム2000により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差算出部2040を有する。また、撮像システム2000は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離計測部2050と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部2060とを有する。ここで、視差算出部2040、距離計測部2050は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部2060はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
撮像システム2000は車両情報取得装置2310と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム2000は、衝突判定部2060での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU2410が接続されている。また、撮像システム2000は、衝突判定部2060での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置2420とも接続されている。例えば、衝突判定部2060の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU2410はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置2420は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。撮像システム2000は上述のように車両を制御する動作の制御を行う制御手段として機能する。
本実施形態では車両の周囲、例えば前方または後方を撮像システム2000で撮像する。図21(b)に、車両前方(撮像範囲2510)を撮像する場合の撮像システムを示した。撮像制御手段としての車両情報取得装置2310が、上述の第1乃至第3の実施形態に記載した動作を行うように撮像システム2000ないしは撮像装置1004に指示を送る。撮像装置1004の動作は、第1乃至第3の実施形態と同じなので、ここでは説明を省略する。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上述では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。さらに、撮像システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
上述の実施形態においては、1つの画素が1対の光電変換部に対して2つの浮遊拡散領域を備えた構成、および1つの画素が1対の光電変換部に対して1つの浮遊拡散領域を備えた構成を説明したが、本発明はこれらの構成に限定されない。例えば、1つの画素が2対あるいは4対の光電変換部に対して1つの浮遊拡散領域を備えていても良い。また、垂直方向または水平方向の複数の画素信号を加算しても良い。さらに、第4、第5、第8、第9実施形態においては、コンパレータA1、A2の前段にシングルエンド入力の反転増幅回路A11、A12を用いたが、差動増幅回路または正転増幅回路を用いても良い。
上述の実施形態では、トランジスタをN型トランジスタにより構成する場合を想定して説明を行ったが、トランジスタをP型トランジスタにより構成するようにしてもよい。この場合、上述した各駆動信号のレベルは逆になる。
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画素部
2 垂直走査回路
3 列回路
4 制御回路
5 水平走査回路
160、161 電流源
A1、A2 コンパレータ
A11、A12 反転増幅回路
A21、A22 ソースフォロワ
L1、L2 列信号線

Claims (25)

  1. 複数の光電変換部をそれぞれが備え、行列状に配列された複数の画素と、
    前記複数の画素の各列に設けられた1または複数の信号線と、
    前記各列に対して設けられ、前記信号線を介して前記光電変換部の電荷に基づく信号を読み出す複数の読み出し回路と、
    1つの列に対応する前記複数の読み出し回路を個別に制御可能な制御回路とを備え
    前記複数の光電変換部は対をなす第1の光電変換部および第2の光電変換部を含み、
    前記複数の読み出し回路は、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部の加算信号を読み出し可能な第1の読み出し回路と、前記第1の光電変換部または前記第2の光電変換部のいずれかの一の信号を読出し可能な第2の読み出し回路とを備え、
    前記第2の読み出し回路は、さらに前記加算信号を読み出し可能であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の信号線は第1の信号線および第2の信号線を備え、
    前記画素は、前記第1の光電変換部の電荷に基づく第1の信号を前記第1の信号線に出力する第1の増幅トランジスタと、前記第2の光電変換部の電荷に基づく第2の信号を前記第2の信号線に出力する第2の増幅トランジスタとを備えることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 複数の光電変換部をそれぞれが備え、行列状に配列された複数の画素と、
    前記複数の画素の各列に設けられた1または複数の信号線と、
    前記各列に対して設けられ、前記信号線を介して前記光電変換部の電荷に基づく信号を読み出す複数の読み出し回路と、
    1つの列に対応する前記複数の読み出し回路を個別に制御可能な制御回路とを備え、
    前記複数の光電変換部は対をなす第1の光電変換部および第2の光電変換部を含み、
    前記複数の読み出し回路は、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部の加算信号を読み出し可能な第1の読み出し回路と、前記第1の光電変換部または前記第2の光電変換部のいずれかの一の信号を読出し可能な第2の読み出し回路とを備え、
    前記複数の信号線は第1の信号線および第2の信号線を備え、
    前記画素は、前記第1の光電変換部の電荷に基づく第1の信号を前記第1の信号線に出力する第1の増幅トランジスタと、前記第2の光電変換部の電荷に基づく第2の信号を前記第2の信号線に出力する第2の増幅トランジスタとを備え、
    前記第1の読み出し回路および前記第2の読み出し回路は、前記第1の信号線に出力された前記第1の信号と前記第2の信号線に出力された前記第2の信号とを加算することを特徴とす撮像装置。
  4. 前記第1の読み出し回路および前記第2の読み出し回路のそれぞれは、同一の前記画素から出力された前記第1の信号と前記第2の信号とを加算することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記複数の画素は複数の領域に分かれて配置され、前記制御回路は前記領域毎に前記第2の読み出し回路の動作状態および非動作状態を制御可能であることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 複数の光電変換部をそれぞれが備え、行列状に配列された複数の画素と、
    前記複数の画素の各列に設けられた1または複数の信号線と、
    前記各列に対して設けられ、前記信号線を介して前記光電変換部の電荷に基づく信号を読み出す複数の読み出し回路と、
    1つの列に対応する前記複数の読み出し回路を個別に制御可能な制御回路とを備え、
    前記複数の光電変換部は対をなす第1の光電変換部および第2の光電変換部を含み、
    前記複数の読み出し回路は、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部の加算信号を読み出し可能な第1の読み出し回路と、前記第1の光電変換部または前記第2の光電変換部のいずれかの一の信号を読出し可能な第2の読み出し回路とを備え、
    前記複数の信号線は第1の信号線および第2の信号線を備え、
    前記画素は、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部に共通の増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタおよび前記第1の信号線の間に設けられた第1の選択トランジスタと、前記増幅トランジスタおよび前記第2の信号線の間に設けられた第2の選択トランジスタとを備えることを特徴とす撮像装置。
  7. 前記増幅トランジスタは、前記第1の光電変換部の電荷若しくは前記第2の光電変換部の電荷のいずれかに基づく一の信号、または、前記第1の光電変換部の電荷および前記第2の光電変換部の電荷を加算することにより得られた加算信号を出力することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 複数の光電変換部をそれぞれが備え、行列状に配列された複数の画素と、
    前記複数の画素の各列に設けられた1または複数の信号線と、
    前記各列に対して設けられ、前記信号線を介して前記光電変換部の電荷に基づく信号を読み出す複数の読み出し回路と、
    1つの列に対応する前記複数の読み出し回路を個別に制御可能な制御回路とを備え、
    前記複数の光電変換部は対をなす第1の光電変換部および第2の光電変換部を含み、
    前記複数の読み出し回路は、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部の加算信号を読み出し可能な第1の読み出し回路と、前記第1の光電変換部または前記第2の光電変換部のいずれかの一の信号を読出し可能な第2の読み出し回路とを備え、
    前記複数の信号線は第1の信号線および第2の信号線を備え、
    前記画素は、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部に共通の増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタと前記第1の信号線または前記第2の信号線のいずれかとの間に設けられた選択トランジスタとを備えることを特徴とす撮像装置。
  9. 前記増幅トランジスタは、前記第1の光電変換部の電荷若しくは前記第2の光電変換部の電荷のいずれかに基づく一の信号、または前記第1の光電変換部の電荷および前記第2の光電変換部の電荷を加算することにより得られた加算信号を出力可能である請求項に記載の撮像装置。
  10. 第1の行の前記画素は前記第1の信号線に接続され、第2の行の前記画素は前記第2の信号線に接続される請求項またはに記載の撮像装置。
  11. 前記第1の信号線および前記第2の信号線と、前記第1の読み出し回路および前記第2の読み出し回路との接続を行単位で切り替えるスイッチ回路を備える請求項またはに記載の撮像装置。
  12. 前記第1の読み出し回路は、第1の行の前記画素から前記第1の信号線を介して、前記一の信号を読み出した後に前記加算信号を読み出し、かつ、前記第2の読み出し回路は、前記第1の行とは異なる第2の行の前記画素から前記第2の信号線を介して、前記一の信号を読み出した後に前記加算信号を読み出す第1の動作モードと、
    前記第1の読み出し回路は、1行単位で前記画素から前記第1の信号線を介して前記加算信号を読み出す第2の動作モードとを切り替えて実行可能である請求項またはに記載の撮像装置。
  13. 前記第2の動作モードにおいて、前記制御回路は前記第2の読み出し回路を非動作状態に制御可能である請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記第1の動作モードにおける1行単位の読み出し時間は、前記第2の動作モードにおける1行単位の読み出し時間の整数倍である請求項12または13に記載の撮像装置。
  15. 前記第1の動作モードおよび前記第2の動作モードとをフレーム単位で切り替え可能であることを特徴とする請求項1214のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 複数の光電変換部をそれぞれが備え、行列状に配列された複数の画素と、
    前記複数の画素の各列に設けられた1または複数の信号線と、
    前記各列に対して設けられ、前記信号線を介して前記光電変換部の電荷に基づく信号を読み出す複数の読み出し回路と、
    1つの列に対応する前記複数の読み出し回路を個別に制御可能な制御回路とを備え、
    前記複数の光電変換部は対をなす第1の光電変換部および第2の光電変換部を含み、
    前記複数の読み出し回路は、前記第1の光電変換部および前記第2の光電変換部の加算信号を読み出し可能な第1の読み出し回路と、前記第1の光電変換部または前記第2の光電変換部のいずれかの一の信号を読出し可能な第2の読み出し回路とを備え、
    前記第1の読み出し回路は第1の増幅回路を備え、
    前記第2の読み出し回路は第2の増幅回路を備え、
    前記制御回路は前記第1の増幅回路のゲインおよび前記第2の増幅回路のゲインを個別に制御することを特徴とす撮像装置。
  17. 前記読み出し回路は、前記信号が入力される第1入力端子、参照信号が入力される第2入力端子、比較結果を出力する出力端子を備えるコンパレータを含む請求項1〜16のいずれか1項に記載の撮像装置。
  18. 前記参照信号はボルテージフォロワを介して前記コンパレータに入力されることを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 複数の光電変換部をそれぞれが備え、行列状に配列された複数の画素と、
    前記複数の画素の各列に設けられた1または複数の信号線と、
    前記各列に対して設けられ、前記信号線を介して前記光電変換部の電荷に基づく信号を読み出す複数の読み出し回路と、
    1つの列に対応する前記複数の読み出し回路を個別に制御可能な制御回路とを備え、
    前記読み出し回路は、前記信号が入力される第1入力端子、参照信号が入力される第2入力端子、比較結果を出力する出力端子を備えるコンパレータを含み、
    前記コンパレータの前記第1入力端子には入力容量を介して前記信号が入力され、前記コンパレータの出力端子と前記第1入力端子との間にはリセットスイッチが設けられており、
    前記リセットスイッチのゲートには制御線を介して制御信号が供給され、前記制御線の両端には前記制御線を駆動する駆動回路がそれぞれ設けられていることを特徴とす撮像装置。
  20. 前記複数の読み出し回路は、それぞれ、電流源を含み、
    前記制御回路は前記複数の読み出し回路の前記電流源を個別に制御することを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の撮像装置。
  21. 前記複数の読み出し回路の前記電流源にそれぞれ接続された複数の配線を備え、
    前記複数の配線は電気的に分離されていることを特徴とする請求項20に記載の撮像装置。
  22. 前記信号線には電流源が接続されており、前記電流源は前記制御回路によって動作状態または非動作状態に制御されることを特徴とする請求項1〜21のいずれか1項に記載の撮像装置。
  23. 前記読み出し回路または前記電流源は、前記読み出し回路の読み出し動作の開始前に動作状態となることを特徴とする請求項22に記載の撮像装置。
  24. 請求項1〜23のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力された画像信号を処理する信号処理装置と
    を有することを特徴とする撮像システム。
  25. 前記撮像装置は行列状に配列された複数の画素を有し、
    前記複数の画素のそれぞれが2つの前記光電変換部を含み、
    前記信号処理装置は、2つの前記光電変換部にて生成された前記画像信号をそれぞれ処理し、前記撮像装置から被写体までの距離情報を取得することを特徴とする請求項24に記載の撮像システム。
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