JP6871815B2 - 撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

撮像装置及びその駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6871815B2
JP6871815B2 JP2017129127A JP2017129127A JP6871815B2 JP 6871815 B2 JP6871815 B2 JP 6871815B2 JP 2017129127 A JP2017129127 A JP 2017129127A JP 2017129127 A JP2017129127 A JP 2017129127A JP 6871815 B2 JP6871815 B2 JP 6871815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
comparator
output
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017129127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019012951A (ja
Inventor
浩二 石橋
浩二 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017129127A priority Critical patent/JP6871815B2/ja
Priority to US16/016,062 priority patent/US11102435B2/en
Publication of JP2019012951A publication Critical patent/JP2019012951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6871815B2 publication Critical patent/JP6871815B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/50Depth or shape recovery
    • G06T7/55Depth or shape recovery from multiple images
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/767Horizontal readout lines, multiplexers or registers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30248Vehicle exterior or interior
    • G06T2207/30252Vehicle exterior; Vicinity of vehicle
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/745Circuitry for generating timing or clock signals

Description

本発明は、撮像装置及びその駆動方法に関する。
画素列毎にアナログデジタル(AD)変換部を備えた列並列AD変換器を搭載した撮像装置が提案されている。典型的な列並列AD変換器では、時間とともにレベルが変化する参照信号と画素信号とを比較器で比較し、比較の開始から比較器の出力信号が反転するまでの時間をカウントすることにより、画素信号のAD変換を行っている。
このような列並列AD変換器を搭載した撮像装置では、比較器やバッファ回路を流れる貫通電流による消費電力の増加や電流変動による画質低下を抑制することが求められている。特許文献1には、比較器のリセット動作を実行する際に比較器の後段のバッファ回路に貫通電流が流れるのを防ぐために、バッファ回路をNAND回路により構成する技術が提案されている。
特許第4978795号公報
しかしながら、比較器の後段のバッファ回路で発生する貫通電流は、比較器のリセット動作時のみならず、比較器の出力信号が反転する際にも起こりうる。すなわち、比較器の出力信号が反転する際のスルーレートが遅い場合に、後段のバッファ回路で貫通電流が発生し、消費電力が増加することがあった。また、貫通電流が発生することに起因して生じる電源ノードやグラウンドノードにおける電流変動がノイズとなり、画質が劣化することがあった。
本発明の目的は、AD変換回路の動作に起因する消費電力の増加や画質の低下を抑制しうる撮像装置及びその駆動方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、光電変換により生じた電荷に基づく信号を出力する画素と、前記画素から出力される画素信号と参照信号とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する比較器と、前記比較器から出力される信号をバッファするバッファ回路と、前記バッファ回路と第1の電源電圧が供給される第1ノードとの間及び前記バッファ回路と第2の電源電圧が供給される第2ノードとの間の少なくとも一方に設けられたスイッチと、前記比較器が前記画素信号と前記参照信号とを比較する比較動作を行う期間に、前記スイッチを非導通状態に制御する制御回路とを有する撮像装置が提供される。
また、本発明の他の一観点によれば、光電変換により生じた電荷に基づく信号を出力する画素と、前記画素から出力される画素信号と参照信号とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する比較器と、前記比較器から出力される信号をバッファするバッファ回路と、を有する撮像装置の駆動方法であって、前記比較器が前記画素信号と前記参照信号とを比較する比較動作を行う際に、前記比較動作の前における前記比較器の出力に応じて、前記バッファ回路と第1の電源電圧が供給される第1ノードとの間又は前記バッファ回路と第2の電源電圧が供給される第2ノードとの間の接続を非導通状態にする撮像装置の駆動方法が提供される。
本発明によれば、AD変換回路の電源ノードとグラウンドノードとの間を流れる貫通電流を抑制し、AD変換回路の動作に起因する消費電力の増加や画質の低下を抑制することができる。
第1実施形態による撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態による撮像装置における画素の構成例を示す回路図である。 第1実施形態による撮像装置において画素から出力される信号がカウンタに入力されるまでの経路を示す概略図である。 第1実施形態による撮像装置の具体的な構成例及び駆動方法を示す図である。 NAND回路の一例を示す回路図である。 第2実施形態による撮像装置の具体的な構成例及び駆動方法を示す図である。 NOR回路の一例を示す回路図である。 第3実施形態による撮像装置の具体的な構成例及び駆動方法を示す図である。 第4実施形態による撮像装置の具体的な構成例及び駆動方法を示す図である。 第5実施形態による撮像システムの概略構成を示すブロック図である。 第6実施形態による撮像システム及び移動体の構成例を示す図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による撮像装置及びその駆動方法について、図1乃至図5を用いて説明する。図1は、本実施形態による撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態による撮像装置における画素の構成例を示す回路図である。図3は、本実施形態による撮像装置において画素から出力される信号がカウンタに入力されるまでの経路を示す概略図である。図4は、本実施形態による撮像装置の具体的な構成例及び駆動方法を示す図である。図5は、NAND回路の一例を示す回路図である。
本実施形態による撮像装置は、図1に示すように、画素アレイ部10と、垂直走査回路20と、読み出し回路部30と、AD変換回路部40と、ランプ信号発生回路50と、制御回路60と、水平走査回路70と、出力回路80と、を有している。
画素アレイ部10には、複数行及び複数列に渡ってマトリクス状に配された複数の画素12が設けられている。図1には、画素アレイ部10を構成する画素12のうち、3行×4列に配列された12個の画素12を示しているが、画素アレイ部10を構成する画素12の数は、特に限定されるものではない。
画素アレイ部10の各行には、第1の方向(図1において横方向)に延在して、制御線14が配されている。制御線14は、第1の方向に並ぶ画素12にそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。本明細書では、制御線14の延在する第1の方向を、行方向と表記することがある。
また、画素アレイ部10の各列には、第1の方向と交差する第2の方向(図1において縦方向)に延在して、垂直出力線16が配されている。垂直出力線16は、第2の方向に並ぶ画素12にそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。本明細書では、垂直出力線16の延在する第2の方向を、列方向と表記することがある。
各行の制御線14は、垂直走査回路20に接続されている。垂直走査回路20は、画素12から画素信号を読み出す際に画素12内の読み出し回路を駆動するための制御信号を、制御線14を介して画素12に供給する回路部である。各列の垂直出力線16の一端は、読み出し回路部30に接続されている。
読み出し回路部30は、画素アレイ部10の各列に対応する複数の列読み出し回路32を有する。画素12から読み出された画素信号は、垂直出力線16を介して対応する列の列読み出し回路32に入力される。列読み出し回路32は、画素信号をサンプリングしホールドするサンプル・ホールド回路としての機能を備え、必要に応じて画素信号に対して所定の処理、例えば増幅処理等を実施する回路部である。
AD変換回路部40は、列並列AD変換器であり、画素アレイ部10の各列に対応する複数の比較器42、複数のバッファ回路44及び複数のカウンタ46を有する。AD変換回路部40のこれら構成要素のうち、比較器42はアナログ回路により構成され、バッファ回路44及びカウンタ46はデジタル回路により構成される。
比較器42は、2つの入力端子と1つの出力端子とを含む。各列の比較器42の入力端子には、対応する列の列読み出し回路32からの出力信号と、ランプ信号発生回路50から供給される参照信号(ランプ信号)とが入力される。ランプ信号は、時間の経過とともにレベルが所定値から徐々に増加し或いは低下する信号である。各列のバッファ回路44の入力端子には、対応する列の比較器42の出力端子が接続される。カウンタ46は、3つの入力端子と1つの出力端子とを含む。各列のカウンタ46の入力端子には、対応する列のバッファ回路44の出力端子と、制御回路60と、水平走査回路70とが接続されている。各列のカウンタ46の出力端子は、水平出力線48を介して出力回路80に接続されている。
水平走査回路70は、カウンタ46に記憶された画素信号を出力するための制御信号を、各列のカウンタ46に供給する回路部である。出力回路80は、画素信号に対して相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)等の処理を行う信号処理部や、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)等の外部インターフェースを含む。
制御回路60は、垂直走査回路20、読み出し回路部30、AD変換回路部40、ランプ信号発生回路50、水平走査回路70、出力回路80に、それらの動作やそのタイミングを制御する制御信号を供給するための回路部である。これら制御信号の少なくとも一部は、撮像装置100の外部から供給してもよい。また、制御回路60は、読み出し回路部30を構成するアンプ(図示せず)やAD変換回路部40を構成する比較器42(図3等を参照)などに流れる電流を制御するバイアス回路部を含む。
図2は、画素アレイ部10を構成する画素12の一例を示す回路図である。複数の画素12の各々は、光電変換部PDと、転送トランジスタM1と、リセットトランジスタM2と、増幅トランジスタM3と、選択トランジスタM4とを含む。
光電変換部PDは、例えばフォトダイオードである。光電変換部PDのフォトダイオードは、アノードが接地電圧線に接続され、カソードが転送トランジスタM1のソースに接続されている。転送トランジスタM1のドレインは、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM3のゲートに接続されている。転送トランジスタM1のドレイン、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM3のゲートの接続ノードは、いわゆる浮遊拡散(フローティングディフュージョン:FD)部である。FD部は、容量成分(浮遊拡散容量)を含み、電荷の保持部としての機能を備える。図2には、この容量を、FD部に一方の端子が接続された容量素子(C1)で表している。以後の説明では、FD部を、保持部C1と表記することがある。保持部C1を構成する容量素子の他方の端子は、接地されている。
リセットトランジスタM2のドレイン及び増幅トランジスタM3のドレインは、電源電圧線(Vdd)に接続されている。なお、リセットトランジスタM2のドレインに供給される電圧と、増幅トランジスタM3のドレインに供給される電圧とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。増幅トランジスタM3のソースは、選択トランジスタM4のドレインに接続されている。選択トランジスタM4のソースは、垂直出力線16に接続されている。
図2の画素構成の場合、画素アレイ部10に配された各行の制御線14は、信号線TX,RST,SELを含む。信号線TXは、対応する行に属する画素12の転送トランジスタM1のゲートにそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。信号線RSTは、対応する行に属する画素12のリセットトランジスタM2のゲートにそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。信号線SELは、対応する行に属する画素12の選択トランジスタM4のゲートにそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。
信号線TXには、垂直走査回路20から、転送トランジスタM1を制御するための駆動パルスである制御信号PTXが出力される。信号線RSTには、垂直走査回路20から、リセットトランジスタM2を制御するための駆動パルスである制御信号PRSTが出力される。信号線SELには、垂直走査回路20から、選択トランジスタM4を制御するための駆動パルスである制御信号PSELが出力される。各トランジスタがN型トランジスタで構成される場合、垂直走査回路20からハイレベルの制御信号が供給されると対応するトランジスタがオンとなる。また、垂直走査回路20からローレベルの制御信号が供給されると対応するトランジスタがオフとなる。
画素アレイ部10の各列に配された垂直出力線16は、列方向に並ぶ画素12の選択トランジスタM4のソースにそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。なお、画素12の選択トランジスタM4は、省略してもよい。この場合、垂直出力線16は、増幅トランジスタM3のソースに接続される。垂直出力線16には、電流源18が接続されている。電流源18は、図示しないバイアス回路部により制御される。
光電変換部PDは、入射光をその光量に応じた量の電荷(ここでは電子)に変換(光電変換)するとともに、生じた電荷を蓄積する。転送トランジスタM1は、光電変換部PDが保持する電荷を保持部C1に転送する転送部である。保持部C1は、光電変換部PDから転送された電荷を保持するとともに、増幅部の入力ノード(増幅トランジスタM3のゲート)でもあるFD部の電圧を、保持部C1の容量と転送された電荷の量とに応じた電圧に設定する。リセットトランジスタM2はFD部を、電源電圧線Vddの電圧に応じた所定の電圧にリセットするリセット部である。選択トランジスタM4は、垂直出力線16に信号を出力する画素12を選択する。増幅トランジスタM3は、ドレインに電源電圧が供給され、ソースに選択トランジスタM4を介して電流源18からバイアス電流が供給される構成となっており、ゲートを入力ノードとする増幅部(ソースフォロワ回路)を構成する。これにより増幅トランジスタM3は、FD部の電圧に基づく増幅信号を、選択トランジスタM4を介して垂直出力線16に出力する。
画素12の転送トランジスタM1、リセットトランジスタM2及び選択トランジスタM4は、前述のように、垂直走査回路20から制御信号線TX,RST,SELを介して供給される制御信号PTX,PRST,PSELにより、行単位で制御される。制御信号PSELにより選択された行に属する画素12の画素信号は、それぞれの画素12の対応する垂直出力線16に、同時に出力される。
垂直出力線16に出力された画素信号は、読み出し回路部30に入力され、各列の列読み出し回路32において所定の処理、例えば増幅処理等が行われた後、AD変換回路部40へと出力される。
AD変換回路部40に入力された画素信号と、ランプ信号発生回路50から出力される参照信号(ランプ信号)とは、比較器42に入力される。比較器42は、画素信号の信号レベルと参照信号の信号レベルとを比較する比較動作を行う。比較器42は、画素信号の信号レベルとランプ信号の信号レベルとの比較結果に応じて得られる信号を、バッファ回路44を介してカウンタ46に出力する。カウンタ46は、制御回路60が生成するクロック信号のクロック数をカウントし、画素信号の信号レベルとランプ信号の信号レベルとの大小関係が反転したタイミングにおけるカウント値を、画素信号のデジタル値として記憶する。
水平走査回路70は、AD変換回路部40のカウンタ46に、列ごとに順次、制御信号を出力する。水平走査回路70から制御信号を受信したカウンタ46は、AD変換した画素信号を、水平出力線48を介して出力回路80へと出力する。
出力回路80は、AD変換回路部40から入力された画素信号に対してデジタルCDS等の所定の信号処理を行った後、外部インターフェースを介して信号処理後の画素信号を外部へと出力する。
図3は、画素12から出力される画素信号がカウンタ46に入力されるまでの経路の概略図である。図3には説明の簡略化のため、上述の撮像装置の構成部分のうち、画素12、ランプ信号発生回路50、比較器42、バッファ回路44及びカウンタ46のみを示している。図3に示す構成部分のうち、画素12、比較器42及びランプ信号発生回路50はアナログ回路により構成され、バッファ回路44及びカウンタ46はデジタル回路により構成される。
画素12は、受光量に応じたアナログの画素信号を比較器42に供給する。また、比較器42には、参照信号供給回路としてのランプ信号発生回路50から時間とともに信号レベルが傾斜状に変化するランプ波形の信号(ランプ信号)が供給される。比較器42は、画素12からの画素信号とランプ信号発生回路50からの信号とを比較して得られる信号をバッファ回路44に出力する。バッファ回路44は、比較器42から出力されるスルーレートが遅いアナログ信号を、スルーレートが早いロジック信号へと変換し、カウンタ46に出力する。例えば、参照信号が画素信号より大である場合にはハイ(High(Hi))レベルの信号がカウンタ46に供給され、参照信号が画素信号より小である場合にはロー(Low(Lo))レベルの差信号がカウンタ46に供給される。ここでは、アナログ的な中間値を持つ信号やスルーレートが遅い信号を処理する回路をアナログ回路と、Hi/Loの二値化した信号のみを扱う回路をデジタル回路と、それぞれ定義するものとする。
図4(a)に、比較器42及びバッファ回路44のより具体的な構成例を示す。比較器42は、例えば差動増幅回路からなり、反転入力端子に画素信号が入力され、非反転入力端子にランプ信号である参照信号が入力される。参照信号は、時間の経過とともに信号レベルが徐々に増加するランプ信号である。バッファ回路44は、NAND回路52と、スイッチSWとを含む。
NAND回路52は、2入力NAND回路であり、一方の入力端子に比較器42の出力信号が入力され、他方の入力端子に制御信号PMASKが入力される。スイッチSWは、第1の電源電圧(Vdd)が供給される第1ノードである電源ノードとNAND回路52との間に接続される。バッファ回路44の出力端子であるNAND回路52の出力端子は、容量成分を含む。図にはこの容量成分を、NAND回路52の出力端子に接続された容量Cで表している。容量Cは、NAND回路52の出力端子の寄生容量であってもよいし、NAND回路52の出力端子に意図的に接続された容量素子であってもよい。
NAND回路52を構成する2入力NAND回路は、特に限定されるものではないが、例えば図5に示す回路により構成することができる。図5に示すNAND回路は、直列接続された2つのN型MOSトランジスタMN1,MN2と、並列接続された2つのP型MOSトランジスタMP1,MP2とを含む。P型MOSトランジスタMP1のソース及びP型MOSトランジスタMP2のソースは、電源ノードに接続されている。P型MOSトランジスタMP1のドレイン及びP型MOSトランジスタMP2のドレインは、N型MOSトランジスタMN1のドレインに接続されている。N型MOSトランジスタMN1のソースは、N型MOSトランジスタMN2のドレインに接続されている。N型MOSトランジスタMN2のソースは、第2の電源電圧(接地電圧)が供給される第2ノードであるグラウンド(GND)ノードに接続されている。
P型MOSトランジスタMP1のゲートとN型MOSトランジスタMN1のゲートとは接続されており、この接続ノードが2入力NAND回路の一方の入力端子(VCOMP)となる。また、P型MOSトランジスタMP2のゲートとN型MOSトランジスタMN2のゲートとは接続されており、この接続ノードが2入力NAND回路の他方の入力端子(PMASK)となる。また、P型MOSトランジスタMP1のドレイン、P型MOSトランジスタMP2のドレイン及びN型MOSトランジスタMN1のドレインの接続ノードがNAND回路の出力端子(VOUT)となる。
スイッチSWは、制御回路60から供給される制御信号PSWにより接続状態が制御されるスイッチである。例えば、スイッチSWは、制御信号PSWがハイレベルのときにオン(導通状態)となり、制御信号PSWがローレベルのときにオフ(非導通状態)となる。図5に示す2入力NAND回路をバッファ回路44のNAND回路52に適用する場合、スイッチSWは、電源ノードと、P型MOSトランジスタMP1のソースと、P型MOSトランジスタMP2のソースとの接続部であるノードN2に配される。
図4(b)は、バッファ回路44の動作を示すタイミングチャートである。図4(b)において、時刻t1から時刻t3の期間がリセット信号のAD変換期間であり、時刻t4から時刻t6の期間が光信号のAD変換期間である。時刻t2は、リセット信号のAD変換期間において、比較器42の出力信号がローレベルからハイレベルに遷移するタイミングである。時刻t5は、光信号のAD変換期間において、比較器42の出力信号がローレベルからハイレベルに遷移するタイミングである。
本実施形態による撮像装置では、これらAD変換期間に先立ち、バッファ回路44にローレベルの制御信号PMASKを供給するとともに、ハイレベルの制御信号PSWを供給してスイッチSWをオンにする。このとき、比較器42の出力信号(VCOMP)は、例えばローレベルである。NAND回路52は、ローレベルの入力信号(PMASK)を受けて、ハイレベルの信号を出力する。これにより、容量Cに電荷がチャージされ、NAND回路52の出力はハイレベルの状態にホールドされる。
AD変換期間中は、制御信号PMASKをハイレベルで保持し、制御信号PSWをローレベルで保持する。すなわち、AD変換期間中は、スイッチSWをオフ状態に制御する。時刻t2或いは時刻t5において比較器42の出力信号がローレベルからハイレベルへと遷移すると、NAND回路52は、ハイレベルの入力信号(VCOMP)とハイレベルの入力信号(PMASK)を受けて、ローレベルの信号を出力する。
図5のNAND回路を用いて説明すると、信号VCOMPと制御信号PMASKがともにハイレベルとなり、N型MOSトランジスタMN1,MN2がともにオンになる。これにより、NAND回路の出力端子(VOUT)がN型MOSトランジスタMN1,MN2を介してGNDノードに接続され、容量Cにチャージされた電荷が引き抜かれる。これにより、NAND回路の出力信号がローレベルへと遷移する。これにより、比較器42の出力変化に応じた判定パルスをカウンタ46に出力することができる。
比較器42の出力信号がローレベルからハイレベルへと遷移する際、比較器42の出力スルーレートが遅い場合に、P型MOSトランジスタMP1とN型MOSトランジスタMN1とが同時にオンになる期間が生じることがある。しかしながら、本実施形態による撮像装置のバッファ回路44では、電源ノードとNAND回路52との間にスイッチSWを設け、このスイッチSWはAD変換期間の間はオフにするため、電源ノードとGNDノードとの間に貫通電流が流れることはない。
容量CによりホールドするNAND回路52の出力端子の電圧は、AD変換時において比較器42の出力信号が反転する前に期待されるバッファ回路44(NAND回路52)の出力と反対の極性になっていればよい。本実施形態では、AD変換時において比較器42の出力信号が反転する前に期待されるバッファ回路44(NAND回路52)の出力はローレベルのため、容量Cはハイレベルに相当する電圧をホールドするように構成される。AD変換時において比較器42の出力信号が反転する前に期待されるバッファ回路44の出力がハイレベルの場合については、第2実施形態で説明する。
本実施形態では、バッファ回路44をNAND回路52で構成しているため、反転動作前の制御信号PSWがハイレベルの期間における比較器42の出力が不定であっても、制御信号PMASKの極性のみで容量Cのレベルを設定することができる利点がある。しかしながら、制御信号PSWがハイレベルの期間における比較器42の出力の極性を制御可能な場合は、NOR回路などの別回路でバッファ回路44を構成しても構わない。
このように、本実施形態によれば、AD変換回路の電源ノードとグラウンドノードとの間を流れる貫通電流を抑制し、AD変換回路の動作に起因する消費電力の増加や画質の低下を抑制することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による撮像装置及びその駆動方法について、図6及び図7を用いて説明する。第1実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図6は、本実施形態による撮像装置の具体的な構成例及び駆動方法を示す図である。図7は、NOR回路の一例を示す回路図である。
本実施形態による撮像装置は、AD変換回路部40のバッファ回路44の構成が異なるほかは、第1実施形態による撮像装置と同様である。
図6(a)に、本実施形態による撮像装置の比較器42及びバッファ回路44のより具体的な構成例を示す。比較器42は、例えば差動増幅回路からなり、反転入力端子に画素信号が入力され、非反転入力端子にランプ信号である参照信号が入力される。参照信号は、時間の経過とともに信号レベルが徐々に低下するランプ信号である。バッファ回路44は、NOR回路53と、スイッチSWとを含む。
NOR回路53は、2入力NOR回路であり、一方の入力端子に比較器42の出力信号が入力され、他方の入力端子に制御信号PMASKが入力される。スイッチSWは、NOR回路53とGNDノードとの間に接続される。バッファ回路44の出力端子でもあるNOR回路53の出力端子は、容量成分を含む。図にはこの容量成分を、NOR回路53の出力端子に接続された容量Cで表している。容量Cは、NOR回路53の出力端子の寄生容量であってもよいし、NOR回路53の出力端子に意図的に接続された容量素子であってもよい。
NOR回路53を構成する2入力NOR回路は、特に限定されるものではないが、例えば図7に示す回路により構成することができる。図7に示すNOR回路は、直列接続された2つのP型MOSトランジスタMP3,MP4と、並列接続された2つのN型MOSトランジスタMN3,MN4とを含む。N型MOSトランジスタMN3のソース及びN型MOSトランジスタMN4のソースは、グラウンド(GND)ノードに接続されている。N型MOSトランジスタMN3のドレイン及びN型MOSトランジスタMN4のドレインは、P型MOSトランジスタMP4のドレインに接続されている。P型MOSトランジスタMP4のソースは、P型MOSトランジスタMP3のドレインに接続されている。P型MOSトランジスタMP3のソースは、電源ノードに接続されている。
P型MOSトランジスタMP3のゲートとN型MOSトランジスタMN3のゲートとは接続されており、この接続ノードが2入力NOR回路の一方の入力端子(VCOMP)となる。また、P型MOSトランジスタMP4のゲートとN型MOSトランジスタMN4のゲートとは接続されており、この接続ノードが2入力NOR回路の他方の入力端子(PMASK)となる。また、N型MOSトランジスタMN3のドレイン、N型MOSトランジスタMN4のドレイン及びP型MOSトランジスタMP4のドレインの接続ノードがNOR回路の出力端子(VOUT)となる。
スイッチSWは、制御回路60から供給される制御信号PSWにより接続状態が制御されるスイッチである。例えば、スイッチSWは、制御信号PSWがハイレベルのときにオン(導通状態)となり、制御信号PSWがローレベルのときにオフ(非導通状態)となる。図7に示す2入力NOR回路をバッファ回路44のNOR回路53に適用する場合、スイッチSWは、GNDノードとN型MOSトランジスタMN3のソースとの接続部であるノードN3に配される。
図6(b)は、バッファ回路44の動作を示すタイミングチャートである。図6(b)において、時刻t1から時刻t3の期間がリセット信号のAD変換期間であり、時刻t4から時刻t6の期間が光信号のAD変換期間である。時刻t2は、リセット信号のAD変換期間において、比較器42の出力信号がハイレベルからローレベルに遷移するタイミングである。時刻t5は、光信号のAD変換期間において、比較器42の出力信号がハイレベルからローレベルに遷移するタイミングである。
本実施形態による撮像装置では、これらAD変換期間に先立ち、バッファ回路44にハイレベルの制御信号PMASKを供給するとともに、ハイレベルの制御信号PSWを供給してスイッチSWをオンにする。このとき、比較器42の出力信号(VCOMP)は、例えばハイレベルである。NOR回路53は、ハイレベルの入力信号(PMASK)を受けて、ローレベルの信号を出力する。これにより、容量Cの電荷はGNDノードへと引き抜かれ、NOR回路53の出力はローレベルの状態にホールドされる。
AD変換期間中は、制御信号PMASKをローレベルで保持し、制御信号PSWをローレベルで保持する。すなわち、AD変換期間中は、スイッチSWをオフ状態に制御する。時刻t2或いは時刻t5において比較器42の出力信号がハイレベルからローレベルへと遷移すると、NOR回路53は、ローレベルの入力信号(VCOMP)とローレベルの入力信号(PMASK)を受けて、ハイレベルの信号を出力する。
図7のNOR回路を用いて説明すると、信号VCOMPと制御信号PMASKがともにローレベルとなり、P型MOSトランジスタMP3,MP4がともにオンになる。これにより、NOR回路53の出力端子(VOUT)がP型MOSトランジスタMP3,MP4を介して電源ノードに接続され、容量Cに電荷がチャージされる。これにより、NOR回路53の出力信号がハイレベルへと遷移する。これにより、比較器42の出力変化に応じた判定パルスをカウンタ46に出力することができる。
比較器42の出力信号がハイレベルからローレベルへと遷移する際、比較器42の出力スルーレートが遅い場合に、P型MOSトランジスタMP3とN型MOSトランジスタMN3とが同時にオンになる期間が生じることがある。しかしながら、本実施形態による撮像装置のバッファ回路44では、GNDノードとNOR回路53との間にスイッチSWを設け、このスイッチSWはAD変換期間の間はオフにするため、電源ノードとGNDノードとの間に貫通電流が流れることはない。
容量CによりホールドするNOR回路53の出力端子の電圧は、AD変換時において比較器42の出力信号が反転する前に期待されるNOR回路53の出力と反対の極性になっていればよい。本実施形態では、参照信号の傾きが第1実施形態とは逆になっているため、AD変換時において比較器42の出力信号が反転する前に期待されるNOR回路53の出力はハイレベルのため、容量Cはローレベルに相当する電圧をホールドするように構成される。
本実施形態では、バッファ回路44をNOR回路53で構成しているため、反転動作前の制御信号PSWがハイレベルの期間における比較器42の出力が不定であっても、制御信号PMASKの極性のみで容量Cのレベルを設定することができる利点がある。しかしながら、制御信号PSWがハイレベルの期間における比較器42の出力の極性を制御可能な場合は、第1実施形態で用いたNAND回路など、別回路でバッファ回路44を構成しても構わない。
このように、本実施形態によれば、AD変換回路の電源ノードとグラウンドノードとの間を流れる貫通電流を抑制し、AD変換回路の動作に起因する消費電力の増加や画質の低下を抑制することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による撮像装置及びその駆動方法について、図8を用いて説明する。第1実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図8は、本実施形態による撮像装置の具体的な構成例及び駆動方法を示す図である。
本実施形態による撮像装置は、AD変換回路部40のバッファ回路44の構成が異なるほかは、第1実施形態による撮像装置と同様である。
図8(a)に、本実施形態による撮像装置の比較器42及びバッファ回路44のより具体的な構成例を示す。比較器42は、例えば差動増幅回路からなり、反転入力端子に画素信号が入力され、非反転入力端子にランプ信号である参照信号が入力される。参照信号は、リセット信号のAD変換期間では時間の経過とともに信号レベルが徐々に低下するランプ信号であり、光信号のAD変換期間では時間の経過とともに信号レベルが徐々に増加するランプ信号である。バッファ回路44は、NAND回路52と、スイッチSW1,SW2とを含む。
NAND回路52は、2入力NAND回路であり、一方の入力端子に比較器42の出力信号が入力され、他方の入力端子に制御信号PMASKが入力される。スイッチSW1は、NAND回路52とGNDノードとの間に接続される。また、スイッチSW2は、電源ノードとNAND回路52との間に接続される。バッファ回路44の出力端子でもあるNAND回路52の出力端子は、容量成分を含む。図にはこの容量成分を、NAND回路52の出力端子に接続された容量Cで表している。容量Cは、NAND回路52の出力端子の寄生容量であってもよいし、NAND回路52の出力端子に意図的に接続された容量素子であってもよい。
スイッチSW1は、制御回路60から供給される制御信号PSW1により接続状態が制御されるスイッチである。例えば、スイッチSW1は、制御信号PSW1がハイレベルのときにオン(導通状態)となり、制御信号PSW1がローレベルのときにオフ(非導通状態)となる。また、スイッチSW2は、制御回路60から供給される制御信号PSW2により接続状態が制御されるスイッチである。例えば、スイッチSW2は、制御信号PSW2がハイレベルのときにオン(導通状態)となり、制御信号PSW2がローレベルのときにオフ(非導通状態)となる。図5に示す2入力NAND回路をバッファ回路44のNAND回路52に適用する場合、スイッチSW1はノードN1に配され、SW2はノードN2に配される。
図8(a)に示す構成のバッファ回路44を適用する場合の一例は、比較器42に入力する参照信号として、信号レベルが徐々に増加するアップ信号と、信号レベルが徐々に低下するダウン信号との両方を用いる場合である。例えば、リセット信号のAD変換にダウン信号を用い、光信号のAD変換にアップ信号を用いることができる。
図8(b)は、バッファ回路44の動作を示すタイミングチャートである。図8(b)において、時刻t1から時刻t3の期間がリセット信号のAD変換期間であり、時刻t4から時刻t6の期間が光信号のAD変換期間である。時刻t2は、リセット信号のAD変換期間において、比較器42の出力信号がハイレベルからローレベルに遷移するタイミングである。時刻t5は、光信号のAD変換期間において、比較器42の出力信号がローレベルからハイレベルに遷移するタイミングである。
本実施形態による撮像装置では、リセット信号のAD変換期間に先立ち、バッファ回路44にハイレベルの制御信号PMASKを供給するとともに、ハイレベルの制御信号PSW1を供給してスイッチSW1をオンにする。このとき、比較器42の出力信号(VCOMP)はハイレベルである。NAND回路52は、ハイレベルの入力信号(VCOMP)とハイレベルの入力信号(PMASK)を受けて、ローレベルの信号を出力する。これにより、容量Cの電荷はスイッチSW1を介してGNDノードへと引き抜かれ、NAND回路52の出力はローレベルの状態にホールドされる。
リセット信号のAD変換期間中は、制御信号PMASK,PSW2をハイレベルで保持し、制御信号PSW1をローレベルで保持する。すなわち、AD変換期間中は、スイッチSW1をオフ状態、スイッチSW2をオン状態に制御する。時刻t2において比較器42の出力信号がハイレベルからローレベルへと遷移すると、NAND回路52は、ローレベルの入力信号(VCOMP)とハイレベルの入力信号(PMASK)を受けて、ハイレベルの信号を出力する。
図5のNAND回路を用いて説明すると、信号VCOMPがローレベルとなり、P型MOSトランジスタMP1がオンになる。これにより、NAND回路の出力端子がP型MOSトランジスタMP1及びスイッチSW2を介して電源ノードに接続され、容量Cに電荷がチャージされる。これにより、NAND回路52の出力信号がハイレベルへと遷移する。これにより、比較器42の出力変化に応じた判定パルスをカウンタ46に出力することができる。
比較器42の出力信号がハイレベルからローレベルへと遷移する際、比較器42の出力スルーレートが遅い場合に、P型MOSトランジスタMP1とN型MOSトランジスタMN1とが同時にオンになる期間が生じることがある。しかしながら、本実施形態による撮像装置のバッファ回路44では、GNDノードとNAND回路52との間にスイッチSW1を設け、このスイッチSW1はAD変換期間の間はオフにするため、電源ノードとGNDノードとの間に貫通電流が流れることはない。
一方、光信号のAD変換では、光信号のAD変換期間に先立ち、バッファ回路44にローレベルの制御信号PMASKを供給するとともに、ハイレベルの制御信号PSW2を供給してスイッチSW2をオンにする。このとき、比較器42の出力信号(VCOMP)はローレベルである。NAND回路52は、ローレベルの入力信号(PMASK)を受けて、ハイレベルの信号を出力する。これにより、容量CにスイッチSW2を介して電荷がチャージされ、NAND回路52の出力はハイレベルの状態にホールドされる。
なお、リセット信号のAD変換期間の後、NAND回路52の出力端子は既にハイレベルの状態になっているため、リセット信号のAD変換期間と光信号のAD変換期間との間の期間における容量Cへの電荷のチャージは、省略することもできる。
光信号のAD変換期間中は、制御信号PMASK,PSW1をハイレベルで保持し、制御信号PSW2をローレベルで保持する。すなわち、AD変換期間中は、スイッチSW2をオフ状態、スイッチSW1をオン状態に制御する。時刻t5において比較器42の出力信号がローレベルからハイレベルへと遷移すると、NAND回路52は、ハイレベルの入力信号(VCOMP)とハイレベルの入力信号(PMASK)を受けて、ローレベルの信号を出力する。
図5のNAND回路を用いて説明すると、信号VCOMPと制御信号PMASKがともにハイレベルとなり、N型MOSトランジスタMN1,MN2がともにオンになる。これにより、NAND回路の出力端子(VOUT)がN型MOSトランジスタMN1,MN2及びスイッチSW1を介してGNDノードに接続され、容量Cにチャージされた電荷が引き抜かれる。これにより、NAND回路52の出力信号がローレベルへと遷移する。これにより、比較器42の出力変化に応じた判定パルスをカウンタ46に出力することができる。
比較器42の出力信号がローレベルからハイレベルへと遷移する際、比較器42の出力スルーレートが遅い場合に、P型MOSトランジスタMP1とN型MOSトランジスタMN1とが同時にオンになる期間が生じることがある。しかしながら、本実施形態による撮像装置のバッファ回路44では、電源ノードとNAND回路52との間にスイッチSW2を設け、このスイッチSW2はAD変換期間の間はオフにするため、電源ノードとGNDノードとの間に貫通電流が流れることはない。
このように、本実施形態によれば、AD変換回路の電源ノードとグラウンドノードとの間を流れる貫通電流を抑制し、AD変換回路の動作に起因する消費電力の増加や画質の低下を抑制することができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態による撮像装置及びその駆動方法について、図9を用いて説明する。第1実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図9は、本実施形態による撮像装置の具体的な構成例及び駆動方法を示す図である。
第1乃至第3実施形態では、画素信号とランプ信号とを比較するランプ型AD変換器への適用例を説明したが、AD変換期間中に電源ノードとGNDノードとの間に貫通電流が流れる現象は、逐次比較型のAD変換器を用いた場合にも同様に起こりうる。本実施形態では、AD変換回路部40を逐次比較型のAD変換器により構成した場合の適用例について説明する。
本実施形態による撮像装置は、AD変換回路部40の構成が異なるほかは、第1実施形態による撮像装置と同様である。
本実施形態による撮像装置のAD変換回路部40は、図9(a)に示すように、比較器42、バッファ回路44、逐次比較レジスタ54及びD/A変換器56を有する。バッファ回路44は、第1実施形態と同様の構成であり、電源ノードとNAND回路52との間に、制御信号PSWで制御されるスイッチSWを有している。
逐次比較AD変換では、逐次比較レジスタ54で生成した所定のビット数の参照値をD/A変換器56でアナログ信号に変換し、比較器42へと入力する。比較器42は、画素信号と参照信号とを比較し、比較結果である出力信号を、バッファ回路44を介して逐次比較レジスタ54に供給する。逐次比較レジスタ54では、比較器42の出力信号の値に応じて、次の周期で比較器42に出力する参照値を生成する。この比較処理により、最上位ビットから最下位ビットまで1ビットずつ決定していき、画素信号をデジタル信号に変換する。各ビットの比較処理は、基準となるクロック(CLK)周期毎に行われる。
一例として、画素信号をbit0からbit3までの4ビットのデジタル信号に変換する場合について、図9(b)を用いて説明する。bit0が最下位ビット(LSB)であり、bit3が最上位ビット(MSB)である。
AD変換期間の最初のCLK周期(時刻t1から時刻t2)では、画素信号とbit3との比較処理を行う。逐次比較レジスタ54は、対象のビット(bit3)が1であり、それ以外のビットが0である参照値、すなわち1000を生成する。D/A変換器56は、この参照信号をDA変換し、比較器42に供給する。比較器42は、画素信号と参照信号との比較を行い、これらの大小関係に応じた信号を出力する。例えば、参照信号のレベルが画素信号のレベルよりも大きいときは、比較器42はハイレベルの信号を出力する。この場合、bit3は0と決定され、逐次比較レジスタ54に記憶される。
次のCLK周期(時刻t3から時刻t4)では、画素信号とbit2との比較処理を行う。逐次比較レジスタ54は、対象のビット(bit2)が1であり、値が決定されていないそれ以外のビットが0である参照値、すなわち0100を生成する。D/A変換器56は、この参照信号をDA変換し、比較器42に供給する。比較器42は、画素信号と参照信号との比較を行い、これらの大小関係に応じた信号を出力する。例えば、参照信号のレベルが画素信号のレベルよりも小さいときは、比較器42はローレベルの信号を出力する。この場合、bit2は1と決定され、逐次比較レジスタ54に記憶される。
次のCLK周期(時刻t5から時刻t6)では、画素信号とbit1との比較処理を行う。逐次比較レジスタ54は、対象のビット(bit1)が1であり、値が決定されていないそれ以外のビットが0である参照値、すなわち0110を生成する。D/A変換器56は、この参照信号をDA変換し、比較器42に供給する。比較器42は、画素信号と参照信号との比較を行い、これらの大小関係に応じた信号を出力する。例えば、参照信号のレベルが画素信号のレベルよりも大きいときは、比較器42はハイレベルの信号を出力する。この場合、bit1は0と決定され、逐次比較レジスタ54に記憶される。
次のCLK周期(時刻t7から時刻t8)では、画素信号とbit0との比較処理を行う。逐次比較レジスタ54は、対象のビット(bit0)が1である参照値、すなわち0101を生成する。D/A変換器56は、この参照信号をDA変換し、比較器42に供給する。比較器42は、画素信号と参照信号との比較を行い、これらの大小関係に応じた信号を出力する。例えば、参照信号のレベルが画素信号のレベルよりも小さいときは、比較器42はローレベルの信号を出力する。この場合、bit0は1と決定され、逐次比較レジスタ54に記憶される。このようにして、画素信号をAD変換したデジタル信号の値は、0101と決定される。
逐次比較AD変換においても、比較器42の出力信号がローレベルからハイレベルへと遷移する際、比較器42の出力スルーレートが遅い場合に、図5のP型MOSトランジスタMP1とN型MOSトランジスタMN1とが同時にオンになる期間が生じることがある。
そこで、本実施形態においても、バッファ回路44の電源ノードとNAND回路52との間にスイッチSWを設け、比較器42で比較処理が行われるCLK周期の間、スイッチSWをオフにするように構成している。このように構成することで、電源ノードとGNDノードとの間に貫通電流が流れることを抑制することができる。
容量Cへの電荷のチャージは、各ビットの比較処理の直前のタイミングで行う。例えば、図9(b)の駆動例では、時刻t0から時刻t1の期間、時刻t2から時刻t3の期間、時刻t4から時刻t5の期間、時刻t6から時刻t7の期間に、制御信号PSWをハイレベルに設定し、容量Cへの電荷のチャージを行う。
なお、本実施形態では、第1実施形態のバッファ回路44を用いてAD変換回路部40を構成した例を示したが、第2又は第3実施形態のバッファ回路44を用いてAD変換回路部40を構成するようにしてもよい。
このように、本実施形態によれば、AD変換回路の電源ノードとグラウンドノードとの間を流れる貫通電流を抑制し、AD変換回路の動作に起因する消費電力の増加や画質の低下を抑制することができる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態による撮像システムについて、図10を用いて説明する。第1乃至第4実施形態による撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図10は、本実施形態による撮像システムの概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の撮像システム200は、上記第1乃至第4実施形態のいずれかの構成を適用した撮像装置100を含む。撮像システム200の具体例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダー、監視カメラ等が挙げられる。図10に、上述の各実施形態のいずれかの撮像装置100を適用したデジタルスチルカメラの構成例を示す。
図10に例示した撮像システム200は、撮像装置100、被写体の光学像を撮像装置100に結像させるレンズ202、レンズ202を通過する光量を可変にするための絞り204、レンズ202の保護のためのバリア206を有する。レンズ202及び絞り204は、撮像装置100に光を集光する光学系である。
撮像システム200は、また、撮像装置100から出力される出力信号の処理を行う信号処理部208を有する。信号処理部208は、必要に応じて入力信号に対して各種の補正、圧縮を行って出力する信号処理の動作を行う。例えば、信号処理部208は、入力信号に対して、RGBの画素出力信号をY,Cb,Cr色空間へ変換する変換処理や、ガンマ補正などの所定の画像処理を施す。
撮像システム200は、更に、画像データを一時的に記憶するためのメモリ部210、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)212を有する。更に撮像システム200は、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体214、記録媒体214に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)216を有する。なお、記録媒体214は、撮像システム200に内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
更に撮像システム200は、各種演算を行うとともにデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部218、撮像装置100と信号処理部208に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部220を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システム200は、少なくとも撮像装置100と、撮像装置100から出力された出力信号を処理する信号処理部208とを有すればよい。全体制御・演算部218及びタイミング発生部220は、撮像装置100の制御機能の一部又は全部を実施するように構成してもよい。
撮像装置100は、画像用信号を信号処理部208に出力する。信号処理部208は、撮像装置100から出力される画像用信号に対して所定の信号処理を実施し、画像データを出力する。また、信号処理部208は、画像用信号を用いて、画像を生成する。信号処理部208で生成された画像は、例えば記録媒体214に記録される。また、信号処理部208で生成された画像は、液晶ディスプレイなどからなるモニターに動画或いは静止画として映し出される。記録媒体214に記憶された画像は、プリンタなどによってハードコピーすることができる。
上述した各実施形態の撮像装置を用いて撮像システムを構成することにより、消費電力が少なくより良質の画像が取得可能な撮像システムを実現することができる。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態による撮像システム及び移動体について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態による撮像システム及び移動体の構成を示す図である。
図11(a)は、車載カメラに関する撮像システム300の一例を示したものである。撮像システム300は、撮像装置310を有する。撮像装置310は、上述の各実施形態に記載の撮像装置100のいずれかである。撮像システム300は、撮像装置310により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部312と、撮像装置310により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部314を有する。また、撮像システム300は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部316と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部318と、を有する。ここで、視差取得部314や距離取得部316は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部318はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
撮像システム300は、車両情報取得装置320と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU330が接続されている。すなわち、制御ECU330は、距離情報に基づいて移動体を制御する移動体制御手段の一例である。また、撮像システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置340とも接続されている。例えば、衝突判定部318の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU330はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置340は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム300で撮像する。図11(b)に、車両前方(撮像範囲350)を撮像する場合の撮像システム300を示した。車両情報取得装置320は、撮像システム300を動作させ撮像を実行させるように指示を送る。上述の各実施形態の撮像装置100を撮像装置310として用いることにより、本実施形態の撮像システム300は、測距の精度をより向上させることができる。
以上の説明では、他の車両と衝突しないように制御する例を述べたが、他の車両に追従して自動運転する制御、車線からはみ出さないように自動運転する制御等にも適用可能である。更に、撮像システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
また、上記実施形態で示した画素12、AD変換回路部40、NAND回路52等の回路構成は一例であり、適宜変更が可能である。
また、上記第1乃至第4実施形態では、NAND回路52又はNOR回路53を用いてバッファ回路44を構成した。しかしながら、バッファ回路44は、その出力部の容量CにAD変換後の信号とは逆極性の電圧をホールドできる回路であればよいため、必ずしもNAND回路52やNOR回路53を用いる必要はない。バッファ回路44は、NAND回路52やNOR回路53の代わりに、インバータ回路、AND回路等の他の論理回路を用いて構成するようにしてもよい。
また、第5及び第6実施形態に示した撮像システムは、本発明の光検出装置を適用しうる撮像システムを例示したものであり、本発明の光検出装置を適用可能な撮像システムは図10及び図11に示した構成に限定されるものではない。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらの例示によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
SW,SW1,SW2…スイッチ
12…画素
40…AD変換回路部
42…比較器
44…バッファ回路
52…NAND回路
60…制御回路

Claims (12)

  1. 光電変換により生じた電荷に基づく信号を出力する画素と、
    前記画素から出力される画素信号と参照信号とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する比較器と、
    前記比較器から出力される信号をバッファするバッファ回路と、
    前記バッファ回路と第1の電源電圧が供給される第1ノードとの間及び前記バッファ回路と第2の電源電圧が供給される第2ノードとの間の少なくとも一方に設けられたスイッチと、
    前記比較器が前記画素信号と前記参照信号とを比較する比較動作を行う期間に、前記スイッチを非導通状態に制御する制御回路と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御回路は、前記比較動作の前に前記スイッチを導通状態に制御し、前記バッファ回路の出力を前記比較動作の前の前記比較器の出力とは反対のレベルに設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記スイッチは、前記バッファ回路と前記第1ノードとの間に設けられており、
    前記比較器は、前記比較動作の前にローレベルの信号を出力し、前記画素信号と前記参照信号との大小関係が反転したことに応じてハイレベルの信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  4. 前記スイッチは、前記バッファ回路と前記第2ノードとの間に設けられており、
    前記比較器は、前記比較動作の前にハイレベルの信号を出力し、前記画素信号と前記参照信号との大小関係が反転したことに応じてローレベルの信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  5. 前記スイッチは、前記バッファ回路と前記第1ノードとの間に設けられた第1のスイッチと、前記バッファ回路と前記第2ノードとの間に設けられた第2のスイッチとを有し、
    前記制御回路は、
    前記比較動作の前における前記比較器の出力がハイレベルの場合に、前記比較動作を行う期間に、前記第1のスイッチを非導通状態に制御し、前記第2のスイッチを導通状態に制御し、
    前記比較動作の前における前記比較器の出力がローレベルの場合に、前記比較動作を行う期間に、前記第1のスイッチを導通状態に制御し、前記第2のスイッチを非導通状態に制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。
  6. 前記参照信号は、時間の経過とともにレベルが所定値から増加し又は低下する信号である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記参照信号は、逐次比較レジスタから供給された参照値をアナログ信号に変換した信号である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記バッファ回路は、NAND回路を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置の前記画素から出力される信号を処理する信号処理部と
    を有することを特徴とする撮像システム。
  10. 移動体であって、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置からの信号に基づく視差画像から、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段と、
    前記距離情報に基づいて前記移動体を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする移動体。
  11. 光電変換により生じた電荷に基づく信号を出力する画素と、前記画素から出力される画素信号と参照信号とを比較し、比較結果に応じた信号を出力する比較器と、前記比較器から出力される信号をバッファするバッファ回路と、を有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記比較器が前記画素信号と前記参照信号とを比較する比較動作を行う際に、前記比較動作の前における前記比較器の出力に応じて、前記バッファ回路と第1の電源電圧が供給される第1ノードとの間又は前記バッファ回路と第2の電源電圧が供給される第2ノードとの間の接続を非導通状態にする
    ことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  12. 前記比較動作の前に、前記バッファ回路の出力を、前記比較動作の前における前記比較器の出力とは反対のレベルに設定する
    ことを特徴とする請求項11記載の撮像装置の駆動方法。
JP2017129127A 2017-06-30 2017-06-30 撮像装置及びその駆動方法 Active JP6871815B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017129127A JP6871815B2 (ja) 2017-06-30 2017-06-30 撮像装置及びその駆動方法
US16/016,062 US11102435B2 (en) 2017-06-30 2018-06-22 Imaging device and method of driving imaging device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017129127A JP6871815B2 (ja) 2017-06-30 2017-06-30 撮像装置及びその駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019012951A JP2019012951A (ja) 2019-01-24
JP6871815B2 true JP6871815B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=64738442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017129127A Active JP6871815B2 (ja) 2017-06-30 2017-06-30 撮像装置及びその駆動方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11102435B2 (ja)
JP (1) JP6871815B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6758952B2 (ja) * 2016-06-28 2020-09-23 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像システム
CN109561264B (zh) * 2017-09-26 2020-12-22 普里露尼库斯股份有限公司 固体摄像装置、固体摄像装置的驱动方法以及电子设备
US10951848B2 (en) * 2018-06-04 2021-03-16 Apple, Inc. High speed, low power image sensor system

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6150968A (en) * 1997-12-02 2000-11-21 Texas Instruments Incorporated Trimming circuitry for pipeline A/D converter
JP4289206B2 (ja) * 2004-04-26 2009-07-01 ソニー株式会社 カウンタ回路
JP4690105B2 (ja) * 2005-04-26 2011-06-01 パナソニック株式会社 逐次比較型a/dコンバータ
JP4529834B2 (ja) 2005-07-29 2010-08-25 ソニー株式会社 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
JP4363390B2 (ja) * 2005-10-04 2009-11-11 ソニー株式会社 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置
JP5070945B2 (ja) * 2007-06-05 2012-11-14 ソニー株式会社 固体撮像装置、撮像装置
JP4978795B2 (ja) 2007-09-28 2012-07-18 ソニー株式会社 固体撮像装置、駆動制御方法、および撮像装置
JP4853445B2 (ja) * 2007-09-28 2012-01-11 ソニー株式会社 A/d変換回路、固体撮像素子、およびカメラシステム
JP5123655B2 (ja) 2007-12-26 2013-01-23 パナソニック株式会社 固体撮像装置
JP4661876B2 (ja) * 2008-01-18 2011-03-30 ソニー株式会社 固体撮像素子、およびカメラシステム
JP4774064B2 (ja) * 2008-02-07 2011-09-14 シャープ株式会社 A/d変換回路及び固体撮像装置
JP5868049B2 (ja) 2011-07-19 2016-02-24 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2013172270A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Sony Corp 比較器、ad変換器、固体撮像装置、カメラシステム、および電子機器
KR101965632B1 (ko) * 2012-09-07 2019-04-05 삼성전자 주식회사 아날로그-디지털 변환 회로, 이를 포함하는 이미지 센서, 및 그 동작 방법
JP2015115907A (ja) * 2013-12-16 2015-06-22 ソニー株式会社 アナログデジタル変換装置
JP6274898B2 (ja) * 2014-02-17 2018-02-07 キヤノン株式会社 固体撮像装置及びカメラ
KR102174204B1 (ko) * 2014-04-22 2020-11-05 에스케이하이닉스 주식회사 Sar 및 ss 아날로그-디지털 변환 장치 및 그 방법과 그에 따른 씨모스 이미지 센서
JP6236039B2 (ja) * 2015-06-26 2017-11-22 株式会社Subaru 車外環境認識装置
JP7029890B2 (ja) * 2017-03-02 2022-03-04 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像素子、撮像素子の制御方法、及び、電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
US11102435B2 (en) 2021-08-24
US20190007638A1 (en) 2019-01-03
JP2019012951A (ja) 2019-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6889571B2 (ja) 撮像装置および撮像システム
JP7258629B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、および撮像装置の駆動方法
JP6704893B2 (ja) 固体撮像装置、撮像システム、および固体撮像装置の駆動方法
US20150062102A1 (en) Driving method of imaging device and driving method of imaging system
JP7204694B2 (ja) 比較器、ad変換器、光電変換装置及び撮像システム
JP6643291B2 (ja) 撮像装置及びその駆動方法
JP6806553B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の駆動方法及び撮像システム
JP2019068318A (ja) 固体撮像装置及び撮像システム
JP7245074B2 (ja) 光電変換装置、撮像システム及び移動体
US11202023B2 (en) Imaging device and imaging system
JP6871815B2 (ja) 撮像装置及びその駆動方法
JP2022066288A (ja) 光電変換装置及び撮像システム
JP2019009672A (ja) 撮像装置及びその駆動方法
JP7330770B2 (ja) 光電変換装置、光電変換装置の駆動方法、光電変換システム、移動体
JP2022142433A (ja) 光電変換装置及び撮像システム
JP2022100947A (ja) 光電変換装置、光電変換システム、移動体
JP2021034958A (ja) Ad変換回路、光電変換装置、光電変換システム、移動体
JP7451139B2 (ja) 光電変換装置及び撮像システム
CN113315936B (zh) 比较器、ad转换器、光电转换设备、成像系统、以及可移动物体
US11509852B2 (en) Imaging device, imaging system, and method of driving imaging device
US20220132055A1 (en) Imaging device, imaging system, and method of driving imaging device
US20230179881A1 (en) Photoelectric conversion device
JP7336199B2 (ja) 撮像装置、撮像システム及び信号処理装置
JP2023096467A (ja) 信号処理装置
JP2022071983A (ja) ランプ信号出力回路、光電変換装置、撮像システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20171214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210416

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6871815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151