JP4690105B2 - 逐次比較型a/dコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、アナログ信号をデジタル信号に変換する逐次比較型A/Dコンバータについて低消費電力化を図るための技術に関する。
逐次比較型A/Dコンバータは、アナログ信号を量子化するA/Dコンバータの一種である。逐次比較型A/Dコンバータでは、入力されたアナログ信号のアナログ電位を可変の基準電圧と逐次に(ビット毎に)比較し、逐次に得られる比較結果に応じて基準電圧を、入力アナログ信号の電圧レベルに近づくように逐次に変更することにより、出力結果となるデジタル信号を得る(例えば、特許文献1参照。)。
図9は従来の逐次比較型A/Dコンバータの構成を示す回路図である。10はアナログ入力端子、21はチョッパ型の比較器、22は比較器21の入出力端子を短絡するアナログスイッチ、23はアナログスイッチ22をON/OFF制御する制御用インバータ、24はバッファリング用の1段目のインバータ、25は2段目のインバータ、70はサンプルホールド回路、71は容量アレイ回路、72は基準電圧生成回路、73はラダー抵抗回路、74は高電位側基準電源VDD、75は低電位側基準電源VSS、76はアナログスイッチ群、80は制御回路、90はラッチ回路である。
サンプリング期間において、制御回路80からの制御信号Scを“H”レベルにしてアナログスイッチ22をONにし、比較器21の入力端子と出力端子を短絡させ、A/Dコンバータが変換できるフルスケールの電圧の1/2の電圧値(1/2VDD)を生成する。この電圧を受けて、容量アレイ回路71では、1/2VDDとアナログ入力端子10からの入力アナログ信号の電圧レベルとの電位差を用いて全ての容量を充電し、電荷として保持する。
次に、逐次比較期間において、アナログスイッチ22をOFFにし、比較器21を容量アレイ回路71からの電圧を入力する比較器として動作させる。容量アレイ回路71にホールドした入力アナログ信号値を基準電源生成回路の出力電圧レベルと比較し、入力アナログ信号の電圧レベルの方が高ければ、比較器21の出力値は2つのインバータ24,25でバッファリングされ、デジタル出力として第1ビット(MSB)を“1”とし、基準電圧の値を高電位でホールドする。もし、基準電圧より低ければ、デジタル出力の第1ビットを“0”とし、基準電圧の値をゼロに戻す。ラッチ回路90では比較器21のデジタル出力をデジタル値として保持する。
以上の動作を第nビットの値が決まるまで繰り返すと、入力アナログ信号の量子化データがnビットのデジタル出力として得られる。
また、入力アナログ値を電荷として保持する容量アレイ回路71を使用し、かつ各ビットの前後関係に相当する重み付けを容量値と、基準電圧生成回路72の出力電圧レベルで調整する場合、重み付けを基準電圧生成回路72の出力電圧レベルで調整するビットでの基準電圧生成回路72の出力電圧レベルは、フルスケール値の約1/2、1/4、1/8、…1/Nに相当する電圧1/2VDD、1/4VDD、1/8VDD、…1/NVDD(Nは基準電源で重み付けされたビット数)または0が加算され、比較が行われる。その結果、入力アナログ信号の電圧レベルが基準電圧より高ければ、デジタル出力を“1”とし、基準電圧より低ければ、デジタル出力を“0”とし、基準電圧の値をゼロに戻す。
基準電圧の変更は、制御回路80からのタイミング信号Ssによりアナログスイッチ群76を制御して、ラダー抵抗回路73からの分圧された電圧を容量アレイ回路71の該当ビットの容量に接続することで可能にする。
特開平7−193503号公報(第3−4頁、第1−2図)
サンプリング期間において、チョッパ型の比較器21で生成した中間電圧の1/2VDDがバッファリング用のインバータ24のゲートに印加され、インバータ24とそれ以降の回路で貫通電流が流れ、消費電流が過大になるといった問題がある。
また、基準電源生成回路内部のラダー抵抗回路73に定常的に電流を流すようになっているので、消費電流が増大するといった問題がある。
マイコンなどのLSIにA/Dコンバータを搭載した場合、A/Dコンバータを複数の周波数のクロックで動作させることが多い。このような場合、最も速い動作速度でも正常に動作するように、比較器としては高い能力のものを用いる。しかし、低い周波数のクロックで動作させる場合には、比較器の能力は過多になり、消費電流が非常に大きくなる。
本発明は、このような事情に鑑みて創作したものであり、逐次比較型A/Dコンバータにおいて消費電流の低減を図ることを目的としている。
本発明による逐次比較型A/Dコンバータは、
サンプリング期間中の入力アナログ信号を保持するサンプルホールド回路と、
逐次比較期間中に前記保持された入力アナログ信号と比較するための基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
前記基準電圧生成回路により生成された前記基準電圧と前記サンプルホールド回路に保持された前記入力アナログ信号の値とを比較する比較器と、
前記比較器のビット毎の出力値に基づいて、前記基準電圧の値を前記サンプルホールド回路に保持された前記入力アナログ信号の値に近似するよう前記基準電圧生成回路を逐次に制御する制御回路と、
前記比較器の出力電圧に応じた出力値を出力するバッファリング回路と、
前記比較器のビット毎の出力値に対応する前記バッファリング回路の出力値をデジタル値として保持するラッチ回路とを備えた逐次比較型A/Dコンバータにおいて、
前記サンプリング期間中に前記バッファリング回路への電源供給を遮断するバッファリング制御回路を備え
前記バッファリング回路を構成する前記トライステート型インバータの次段にさらにバッファリング用インバータが接続され、
前記トライステート型インバータと前記バッファリング用インバータとの接続点にプルアップ回路が接続され、
前記バッファリング制御回路は、前記サンプリング期間に前記トライステート型インバータの制御トランジスタをOFFするとともに前記プルアップ回路をONし、前記逐次比較期間に前記トライステート型インバータの制御トランジスタをONするとともに前記プルアップ回路をOFFするように構成されていることを特徴とするものである。
上記構成において、比較器はサンプリング期間にフルスケール電圧のほぼ2分の1の中間電圧を生成するが、このとき、バッファリング制御回路は、比較器出力に対するバッファリング回路への電源供給を遮断するので、バッファリング回路は不動作となる。したがって、サンプリング期間に比較器出力の中間電圧がバッファリング回路に印加されても、バッファリング回路に貫通電流が流れることはない。
この構成において、サンプリング期間にトライステート型インバータ(バッファリング回路)を不動作にしたとき、同時にプルアップ回路を動作させてバッファリング出力を安定化させることができる。また、トライステート型インバータ(バッファリング回路)だけでなく、その後段のバッファリング用インバータに貫通電流が流れるのを防止できる。
また、上記の構成において好ましい態様として、前記バッファリング回路として、第1の強度を持つ第1のバッファリング回路と第2の強度を持つ第2のバッファリング回路とを有するとともに、前記第1のバッファリング回路と前記第2のバッファリング回路のうちいずれか一方を選択する選択回路を備え、前記バッファリング制御回路は、前記選択回路により選択されたバッファリング回路に対しては、前記サンプリング期間中に電源供給を遮断するとともに、前記選択回路により選択されなかったバッファリング回路に対しては、常に電源供給を遮断しているという態様がある。
この構成において、A/Dコンバータの動作クロックの周波数として高い周波数を用いるときは、高めの強度を持つ第1のバッファリング回路を選択することにより、消費電流は多いが、比較器出力を高速で正しく伝送させることができ、また、低い周波数を用いるときは、低めの強度を持つ第2のバッファリング回路を選択することにより、消費電流を低減することができる。すなわち、クロック周波数に応じて適応的にバッファリング回路の能力を選択することにより、A/Dコンバータの精度、変換周期を下げることなく、バッファリング回路の能力過多に起因する消費電流の増大を抑制することができる。
また、上記の構成において好ましい態様として、前記比較器として、第1の強度を持つ第1の比較器と第2の強度を持つ第2の比較器とを有するとともに、前記第1の比較器と前記第2の比較器のうちいずれか一方を選択する選択回路を備え、前記選択回路は、選択された比較器に対しては常に電源を供給し、選択されなかった比較器に対しては、常に電源供給を遮断しているという態様がある。
この構成において、A/Dコンバータの動作クロックの周波数として高い周波数を用いるときは、高めの強度を持つ第1の比較器を選択することにより、消費電流は多いが、比較器出力を高速で正しく伝送させることができ、また、低い周波数を用いるときは、低めの強度を持つ第2の比較器を選択することにより、消費電流を低減することができる。すなわち、クロック周波数に応じて適応的に比較器の能力を選択することにより、A/Dコンバータの精度、変換周期を下げることなく、比較器の能力過多に起因する消費電流の増大を抑制することができる。
また、上記の構成において好ましい態様として、前記バッファリング回路として、第1の強度を持つ第1のバッファリング回路と第2の強度を持つ第2のバッファリング回路とを有するとともに、前記比較器として、第1の強度を持つ第1の比較器と第2の強度を持つ第2の比較器とを有し、前記第1のバッファリング回路と前記第2のバッファリング回路のうちいずれか一方を選択するとともに、前記第1の比較器と前記第2の比較器のうちいずれか一方を選択する選択回路を備え、前記バッファリング制御回路は、前記選択回路により選択されたバッファリング回路に対しては、前記サンプリング期間中に電源供給を遮断するとともに、前記選択回路により選択されなかったバッファリング回路に対しては、常に電源供給を遮断し、前記選択回路は、選択された比較器に対しては常に電源を供給し、選択されなかった比較器に対しては、常に電源供給を遮断しているという態様がある。
また、前記選択回路は、クロックの周波数に応じて制御されるように構成されているのでもよいし、あるいは、外部から設定したレジスタ値に応じて制御されるように構成されているのでもよい。
本発明によれば、チョッパ型の比較器の出力に対するバッファリング回路はサンプリング期間に不動作とするため、バッファリング回路とそれ以降の回路で貫通電流を阻止し、消費電流を低減することができる。また、逐次比較期間の一部ではラダー抵抗回路を不動作とするため、消費電流を低減することができる。
以下、本発明にかかわる逐次比較型A/Dコンバータの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における逐次比較型A/Dコンバータの構成を示す回路図である。
図1において、10はアナログ入力端子、11はサンプリング期間にチョッパ型の比較器21で生成した1/2VDDの中間電圧を容量アレイ回路71へ出力し、比較動作時にはアナログ入力の役目をなすアナログ値入出力端子、12は比較動作時に比較器21が出力したアナログ値をバッファリングしてデジタル値として出力するデジタル出力端子、21はチョッパ型の比較器、22は入力クロックを受ける制御回路80からの制御信号Scを制御入力端子20から入力して制御されるアナログスイッチ(トランスミッションゲート)、23は制御用インバータ、24はバッファリング用の1段目のインバータ、25はバッファリング用の2段目のインバータ、26はプルアップ回路である。また、70はサンプルホールド回路、71は容量アレイ回路、72は基準電圧生成回路、73はラダー抵抗回路、74は高電位側基準電源VDD、75は低電位側基準電源VSSである。
アナログ値入出力端子11は比較器21の入力端子および容量アレイ回路71に接続され、比較器21の出力端子はバッファリング用の1段目のインバータ24の入力端子に接続されている。制御用インバータ23の入力端子は制御入力端子20に接続されている。比較器21に対してアナログスイッチ22が並列に接続され、アナログスイッチ22のNMOSの制御端子が制御入力端子20に接続され、PMOSの制御端子が制御用インバータ23の出力端子に接続されている。
1段目のインバータ24は、2つのPchトランジスタP2,P1と2つのNchトランジスタN1,N2が直列に接続されている。PchトランジスタP1とNchトランジスタN1とがインバータを構成している。比較器21の出力端子がPchトランジスタP1のゲートとNchトランジスタN1のゲートに接続されている。PchトランジスタP1と高電位側基準電源VDDとの間にPchトランジスタ(制御トランジスタ)P2が挿入され、そのゲートに制御入力端子20が接続されている。NchトランジスタN1と低電位側基準電源VSSとの間にNchトランジスタ(制御トランジスタ)N2が挿入され、そのゲートに制御用インバータ23の出力端子が接続されている。この構成がバッファリング制御回路を構成している。
PchトランジスタP1のドレインとNchトランジスタN1のドレインが共通接続され、これが1段目のインバータ24の出力端子となっている。1段目のインバータ24の出力端子はバッファリング用の2段目のインバータ25の入力端子に接続され、その出力端子にデジタル出力端子12が接続されている。1段目のインバータ24の出力端子、すなわち2段目のインバータ25の入力端子にプルアップ回路26が接続されている。このプルアップ回路26はPchトランジスタで構成され、そのソースが高電位側基準電源VDDに接続され、ドレインが2段目のインバータ25の入力端子に接続され、ゲートが制御用インバータ23の出力端子に接続されている。デジタル出力端子12は、nビットのラッチ回路90に接続され、そのラッチ回路90からnビットのデジタルデータが出力されるようになっている。
次に、上記のように構成された本実施の形態の逐次比較型A/Dコンバータの動作を図2のタイミングチャートを用いて説明する。
制御回路80は、クロック信号CLKと変換開始信号Sstとを入力し、逐次比較型A/Dコンバータのタイミング制御を行う。変換開始信号Sstが“L”レベルに立ち下がるとサンプリング期間に移行し、制御回路80からの制御信号Scが“H”レベルになってアナログスイッチ22がONになり、1段目のインバータ24のPchトランジスタP2とNchトランジスタN2がともにOFFとなり、プルアップ回路26がONとなる。アナログスイッチ22のONにより入力端子と出力端子とが短絡されたチョッパ型の比較器21はA/D変換のフルスケールVDDの1/2の中間電圧(1/2VDD)を生成し、アナログ値入出力端子11へ印加する。容量アレイ回路71において、1/2VDDの中間電圧とアナログ入力端子10に印加されている入力アナログ信号の電圧レベルとの電位差を用いて全ての容量が充電され、入力アナログ信号の電圧レベルが電荷としてをホールドされる。
このサンプリング期間において、1/2VDDの中間電圧が1段目のインバータ24のPchトランジスタP1とNchトランジスタN1の各ゲートに印加されるが、PchトランジスタP2とNchトランジスタN2がOFFに切り替えられ1段目のインバータ24は不動作状態になっているので、この1段目のインバータ24には貫通電流が流れることがない。そして、プルアップ回路26がONであるので、バッファリング用の2段目のインバータ25の入力端子には高電位側基準電源VDDが印加され、デジタル出力端子12はサンプリング期間では常時的に“L”レベルとなる。すなわち、2段目のインバータ25およびラッチ回路90はその安定性を保つ。
次に、制御信号Scが“L”レベルに切り替わると、逐次比較期間に移行し、アナログスイッチ22がOFFになり、1段目のインバータ24のPchトランジスタP2およびNchトランジスタN2がONになり、プルアップ回路26がOFFとなる。チョッパ型の比較器21は、容量アレイ回路71からの電圧を入力する比較器として動作する。制御回路80は基準電圧生成回路72を制御し、ビット毎に最適の基準電圧を比較器21に供給する。入力アナログ信号の電圧レベルが基準電圧より高ければ、比較器21の出力は“H”レベルとなり、これが1段目のインバータ24と2段目のインバータ25でバッファリングされて、デジタル出力端子12より“H”レベルとしてラッチ回路90に送出され、デジタル出力の第1ビット(MSB)としてデータ“1”がラッチされる。このとき、基準電圧の値はホールドされる。また、もし、入力アナログ信号の電圧レベルが基準電圧より低ければ、デジタル出力の第1ビット(MSB)としてデータ“0”がラッチされる。このとき、基準電圧の値はゼロに戻される。次に、制御回路80は、基準電圧生成回路72を制御して入力アナログ信号のフルスケール値の約1/4に相当する電圧を基準電圧に加算する。入力アナログ信号の電圧レベルが加算後の基準電圧より高ければ、比較器21の出力は“H”レベルとなり、デジタル出力の第2ビットとしてデータ“1”がラッチされる。このとき、加算後の基準電圧の値はホールドされる。また、もし、入力アナログ信号の電圧レベルが基準電圧より低ければ、デジタル出力の第2ビットとしてデータ“0”がラッチされる。このとき、加算後の基準電圧の値を加算前の基準電圧に戻される。以上の動作を、第nビットの値が決まるまで回繰り返す。その結果として、ラッチ回路90より、nビットのデジタル出力が得られる。
逐次比較期間においては、比較器21による比較結果の出力信号が微小になる。1段目のインバータ24をトライステート型としてあり、そのトランジスタ構成から回路構成が比較的単純であり、バラツキや精度に対する影響を最小限に抑えることが可能である。結果として、1段目のインバータ24では入力された信号を正確に増幅することができる。
図2に示すように、本実施の形態の場合、サンプリング期間においては、バッファリング用の1段目のインバータ24の消費電流はゼロであり、図11に示す従来の技術に比べて消費電流の低減が図られている。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における逐次比較型A/Dコンバータの要部(消費電流対策回路)の構成を示す回路図である。図3において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態においては、NAND型論理で構成されたバッファリング用の1段目のインバータ24aが用いられている。プルアップ回路は用いられていない。NAND型の1段目のインバータ24aがプルアップ回路を兼ね備えている。
サンプリング期間においては、制御入力端子20に“H”レベルが印加され、制御用インバータ23からは“L”レベルが出力される。これにより、アナログスイッチ22がONするが、NchトランジスタN2がOFFし、PchトランジスタP3がONする。その結果、1段目のインバータ24aの出力が“H”レベルとなり、2段目のインバータ25の出力が“L”レベルとなる。すなわち、アナログスイッチ22のONにより比較器21が1/2VDDの中間電圧を生成し、この中間電圧が1段目のインバータ24aの入力ゲートに印加されても、サンプリング期間中は常時的にNchトランジスタN2がOFFであるため、貫通電流を防止できる。
また、バッファリング用の1段目のインバータ24aをNAND型に構成してあって、実質的にプルアップ回路を含んでいるので、1段目のインバータ24a以降の回路を安定させるためには、プルアップ回路を必要としないですむ。したがって、実施の形態1に比べて、より少ないトランジスタで回路を構成でき、面積的に有利となる。
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3における逐次比較型A/Dコンバータの要部(消費電流対策回路)の構成を示す回路図である。図4において、実施の形態1の図1におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態においては、トライステート型の1段目のバッファリング用インバータとして、第1の強度を持つ1段目のインバータ24bと第2の強度を持つ1段目のインバータ24cの2つが用いられ、条件に応じて切り替えられるように構成されている。第1の強度は第2の強度よりも大きいものとする。第1の強度のインバータ24bと第2の強度のインバータ24cとは、比較器21と2段目のインバータ25との間で互いに並列に接続されている。
27はA/Dコンバータが搭載されているマイコンやLSI内部の選択回路、28は入力されたクロック信号CLKから使用する最適なバッファリング用インバータのサイズを選択する周波数判定回路、29は内部のレジスタ、30はクロック入力端子、31はレジスタ29に対してソフト的に設定可能な外部入力端子である。選択回路27は、周波数判定回路28による判定結果またはレジスタ29の設定値に対応した選択信号Sxによって、第1の強度のインバータ24bまたは第2の強度のインバータ24cのいずれか一方を活性状態にする。
第1の強度のインバータ24bにおけるPchトランジスタP12のゲートに出力端子が接続されたORゲートの制御用論理回路32は、その1入力端子が制御用インバータ23の出力端子に論理反転で接続され、他の1入力端子に選択信号Sxが入力されるようになっている。また、第2の強度のインバータ24cにおけるPchトランジスタP22のゲートに出力端子が接続されたORゲートの制御用論理回路33は、その1入力端子が制御用インバータ23の出力端子に論理反転で接続され、他の1入力端子に選択信号Sxが論理反転で入力されるようになっている。
さらに、第1の強度のインバータ24bにおけるNchトランジスタN12のゲートに出力端子が論理反転で接続されたORゲートの制御用論理回路34は、その1入力端子が制御用インバータ23の出力端子に接続され、他の1入力端子に選択信号Sxが入力されるようになっている。また、第2の強度のインバータ24cにおけるNchトランジスタN22のゲートに出力端子が論理反転で接続されたORゲートの制御用論理回路35は、その1入力端子が制御用インバータ23の出力端子に接続され、他の1入力端子に選択信号Sxが論理反転で入力されるようになっている。
実施の形態1、実施の形態2の場合には制御信号Scがアナログスイッチ22、プルアップ回路26のON/OFFと1段目のインバータ24のON/OFFとを共通に制御するようになっているが、本実施の形態ではアナログスイッチ22、プルアップ回路26のON/OFFは制御信号Scが行い、第1の強度のインバータ24bと第2の強度のインバータ24cの選択は選択信号Sxが行うようになっている。
次に、以上のように構成された本実施の形態の逐次比較型A/Dコンバータの動作を図5のタイミングチャートで説明する。図5はクロック信号CLKの周波数が高い場合を示している。
いま、比較器21から時系列で“10101010”が出力された場合を想定する。クロック信号CLKの周波数が高い場合に、1段目のインバータとして、強度の弱いインバータを用いるとすれば、消費電流は小さくてすむが、信号伝達が正確に行えず、例えば、“01010000”などの間違った値を出力する。これに対して、1段目のインバータとして、強度の強いインバータを用いれば、消費電流は大きくなるが、信号伝達は正確に行える。また一方で、クロック信号CLKの周波数が低い場合には、どちらのインバータを使用しても正しい出力が得られる。そこで、強度の弱いインバータを使用することで消費電流を低減する。
選択回路27において、周波数判定回路28とレジスタ29のいずれか一方が活性状態に設定される。
周波数判定回路28は、クロック入力端子30からのクロック信号CLKの周波数を判定し、基準以上の高い周波数の場合は選択信号Sxとして“L”レベルを出力する。選択信号Sxが“L”レベルのとき、これを論理反転して“H”レベルで入力するのは制御用論理回路33,35であり、他の1入力端子の論理レベルが“H”,“L”いずれであっても関係なく、PchトランジスタP22およびNchトランジスタN22は常時OFFとなり、第2の強度のインバータ24cは非選択となる。選択信号Sxが“L”レベルのときは、第1の強度のインバータ24bが選択される。
第1の強度のインバータ24bの選択状態において、制御信号Scが“H”レベルになりサンプリング期間に移行すると、PchトランジスタP12とNchトランジスタN11がともにOFFとなり、プルアップ回路26がONし、バッファリング用の2段目のインバータ25を介してデジタル出力端子12は“L”レベルとなる。サンプリング期間では貫通電流は防止される。次いで、制御信号Scが“L”レベルになり逐次比較期間に移行すると、PchトランジスタP12とNchトランジスタN11がともにONとなり、プルアップ回路26がOFFし、入力アナログ信号の電圧レベルに応じた比較器21の出力レベルに対応してデジタル出力端子12の出力が決まる。このときの消費電流はIi(fH)であり、第1の強度のインバータ24bの出力電圧の遷移はVi(fH)である。
また、クロック信号CLKの周波数が基準未満の低い周波数の場合は、周波数判定回路28は制御信号Scとして“H”レベルを出力する。選択信号Sxが“H”レベルのとき、これを論理反転せずにそのまま“H”レベルで入力するのは制御用論理回路32,34であり、他の1入力端子の論理レベルが“H”,“L”いずれであっても関係なく、PchトランジスタP12およびNchトランジスタN11は常時OFFとなり、第1の強度のインバータ24bは非選択となる。選択信号Sxが“H”レベルのときは、第2の強度のインバータ24cが選択される。
第2の強度のインバータ24cの選択状態において、制御信号Scが“H”レベルになりサンプリング期間に移行すると、PchトランジスタP22とNchトランジスタN22がともにOFFとなり、プルアップ回路26がONし、バッファリング用の2段目のインバータ25を介してデジタル出力端子12は“L”レベルとなる。サンプリング期間では貫通電流は防止される。次いで、制御信号Scが“L”レベルになり逐次比較期間に移行すると、PchトランジスタP22とNchトランジスタN22がともにONとなり、プルアップ回路26がOFFし、入力アナログ信号の電圧レベルに応じた比較器21の出力レベルに対応してデジタル出力端子12の出力が決まる。このときの消費電流はIi(fL)であり、第2の強度のインバータ24cの出力電圧の遷移はVi(fL)である。
なお、周波数判定回路28に代えてレジスタ29を活性状態にし、レジスタ29における設定値によって選択信号Sxをコントロールすることでも同様に1段目のインバータの能力を切り替えることができる。
以上のようにして、クロック信号CLKの周波数に応じてバッファリング回路の能力を適切に切り替えることにより、バッファリング回路の能力過多に起因する消費電流の増大を抑制することができる。
(実施の形態4)
図6は本発明の実施の形態4における逐次比較型A/Dコンバータの要部(消費電流対策回路)の構成を示す回路図である。図6において、実施の形態1の図1および実施の形態3の図4におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態においては、チョッパ型の比較器として、第1の強度を持つトライステート型インバータで構成された第1の比較器21aと第2の強度を持つトライステート型インバータで構成された第2の比較器21bの2つが用いられ、条件に応じて切り替えられるように構成されている。第1の強度は第2の強度よりも大きいものとする。第1の比較器21aと第2の比較器21bとは、アナログ値入出力端子11と1段目のインバータ24との間で互いに並列に接続されている。36は選択信号Sxの論理レベルによって第1の比較器21aと第2の比較器21bの選択を行うための制御用インバータである。
次に、以上のように構成された本実施の形態の逐次比較型A/Dコンバータの動作を図7のタイミングチャートで説明する。図7はクロック信号CLKの周波数が高い場合を示している。
いま、理想的なデジタル出力値として、“10101010”と等価なアナログ入力信号をアナログ−デジタル変換する場合を想定する。
クロック信号CLKの周波数が高い場合に、比較器として強度の弱い比較器を用いるとすれば、消費電流は小さくてすむが、比較器の駆動能力不足などで、基準電源と正確に比較できずに、例えば、“11110000”などの間違った比較結果を出力する。これに対して、比較器として強度の強い比較器を用いれば、消費電流は大きくなるが、信号伝達は正確に行える。また一方で、クロック信号CLKの周波数が低い場合には、どちらの比較器を使用しても正しい出力が得られる。そこで、強度の弱い比較器を使用することで消費電流を低減する。
選択回路27において、周波数判定回路28とレジスタ29のいずれか一方が活性状態に設定される。
周波数判定回路28は、クロック入力端子30からのクロック信号CLKの周波数を判定し、基準以上の高い周波数の場合は選択信号Sxとして“L”レベルを出力する。このとき、PchトランジスタP32とNchトランジスタN32はONになり、第1の比較器21aが選択状態となる。一方、PchトランジスタP42とNchトランジスタN42はOFFになり、第2の比較器21bは非選択状態となる。このときの第1の比較器21aにおける消費電流はIc(fH)であり、第1の比較器21aの出力電圧の遷移はVc(fH)である。
また、クロック信号CLKの周波数が基準未満の低い周波数の場合は、周波数判定回路28は制御信号Scとして“H”レベルを出力する。このとき、PchトランジスタP42とNchトランジスタN42はONになり第2の比較器21bが選択状態となる。一方、PchトランジスタP32とNchトランジスタN32はOFFになり、第1の比較器21aは非選択状態となる。このときの第2の比較器21bにおける消費電流はIc(fL)であり、第2の比較器21bの出力電圧の遷移はVc(fL)である。
なお、周波数判定回路28に代えてレジスタ29を活性状態にし、レジスタ29における設定値によって選択信号Sxをコントロールすることでも同様に比較器の能力を切り替えることができる。
以上のようにして、クロック信号CLKの周波数に応じて比較器の能力を適切に切り替えることにより、比較器の能力過多に起因する消費電流の増大を抑制することができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5は、実施の形態3と実施の形態4とを組み合わせたものに相当する。図8は本発明の実施の形態5における逐次比較型A/Dコンバータの要部(消費電流対策回路)の構成を示す回路図である。図8において、実施の形態3の図4および実施の形態4の図6におけるのと同じ符号は同一構成要素を指しているので、詳しい説明は省略する。本実施の形態においては、チョッパ型の比較器として、第1の強度を持つトライステート型インバータで構成された第1の比較器21aと第2の強度を持つトライステート型インバータで構成された第2の比較器21bの2つが用いられ、条件に応じて切り替えられるように構成されている。第1の強度は第2の強度よりも大きいものとする。第1の比較器21aと第2の比較器21bとは、アナログ値入出力端子11と1段目のインバータ24との間で互いに並列に接続されている。
また、トライステート型の1段目のバッファリング用インバータとして、第1の強度を持つ1段目のインバータ24bと第2の強度を持つ1段目のインバータ24cの2つが用いられ、条件に応じて切り替えられるように構成されている。第1の強度は第2の強度よりも大きいものとする。第1の強度のインバータ24bと第2の強度のインバータ24cとは、比較器21と2段目のインバータ25との間で互いに並列に接続されている。
周波数判定回路28は、クロック入力端子30からのクロック信号CLKの周波数を判定し、基準以上の高い周波数の場合は選択信号Sxとして“L”レベルを出力する。このとき、第1の比較器21aおよび第1の強度のインバータ24bが選択状態となる。一方、第2の比較器21bおよび第2の強度のインバータ24cは非選択状態となる。
また、クロック信号CLKの周波数が基準未満の低い周波数の場合は、周波数判定回路28は制御信号Scとして“H”レベルを出力する。このとき、第2の比較器21bおよび第2の強度のインバータ24cが選択状態となる。一方、第1の比較器21aおよび第1の強度のインバータ24bは非選択状態となる。
以上のようにして、クロック信号CLKの周波数に応じて比較器およびバッファリング回路の能力を適切に切り替えることにより、比較器およびバッファリング回路の能力過多に起因する消費電流の増大を抑制することができる。
本発明の逐次比較型A/Dコンバータは、回路面積のわずかな増加により消費電流を大幅に低減できるため、システムLSIコア、アナログLSIコアなどをより低消費電流化する際に有用である。
本発明の実施の形態1における逐次比較型A/Dコンバータの構成を示す回路図 本発明の実施の形態1における逐次比較型A/Dコンバータの動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態2における逐次比較型A/Dコンバータの要部(消費電流対策回路)の構成を示す回路図 本発明の実施の形態3における逐次比較型A/Dコンバータの要部(消費電流対策回路)の構成を示す回路図 本発明の実施の形態3における逐次比較型A/Dコンバータの動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態4における逐次比較型A/Dコンバータの要部(消費電流対策回路)の構成を示す回路図 本発明の実施の形態4における逐次比較型A/Dコンバータの動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態5における逐次比較型A/Dコンバータの要部(消費電流対策回路)の構成を示す回路図 従来の技術における逐次比較型A/Dコンバータの構成を示す回路図
符号の説明
10 アナログ入力端子
11 アナログ値入出力端子
12 デジタル出力端子
20 制御入力端子
21 チョッパ型の比較器
21a 第1の強度を持つ第1の比較器
21b 第2の強度を持つ第2の比較器
22 アナログスイッチ
23 制御用インバータ
24,24a バッファリング用の1段目のインバータ
24b 第1の強度を持つ1段目のインバータ
24c 第2の強度を持つ1段目のインバータ
25 バッファリング用の2段目のインバータ
26 プルアップ回路
27 選択回路
28 周波数判定回路
29 レジスタ
32〜35 制御用論理回路
36 制御用インバータ
70 サンプルホールド回路
71 容量アレイ回路
72 基準電圧生成回路
73 ラダー抵抗回路
76 アナログスイッチ群
77 スイッチング素子
80 制御回路
90 ラッチ回路

Claims (6)

  1. サンプリング期間中の入力アナログ信号を保持するサンプルホールド回路と、
    逐次比較期間中に前記保持された入力アナログ信号と比較するための基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記基準電圧生成回路により生成された前記基準電圧と前記サンプルホールド回路に保持された前記入力アナログ信号の値とを比較する比較器と、
    前記比較器のビット毎の出力値に基づいて、前記基準電圧の値を前記サンプルホールド回路に保持された前記入力アナログ信号の値に近似するよう前記基準電圧生成回路を逐次に制御する制御回路と、
    前記比較器の出力電圧に応じた出力値を出力するバッファリング回路と、
    前記比較器のビット毎の出力値に対応する前記バッファリング回路の出力値をデジタル値として保持するラッチ回路とを備えた逐次比較型A/Dコンバータにおいて、
    前記サンプリング期間中に前記バッファリング回路への電源供給を遮断するバッファリング制御回路を備え
    前記バッファリング回路を構成するトライステート型インバータの次段にさらにバッファリング用インバータが接続され、
    前記トライステート型インバータと前記バッファリング用インバータとの接続点にプルアップ回路が接続され、
    前記バッファリング制御回路は、前記サンプリング期間に前記トライステート型インバータの制御トランジスタをOFFするとともに前記プルアップ回路をONし、前記逐次比較期間に前記トライステート型インバータの制御トランジスタをONするとともに前記プルアップ回路をOFFするように構成されていることを特徴とする逐次比較型A/Dコンバータ。
  2. 前記バッファリング回路として、第1の強度を持つ第1のバッファリング回路と第2の強度を持つ第2のバッファリング回路とを有するとともに、
    前記第1のバッファリング回路と前記第2のバッファリング回路のうちいずれか一方を選択する選択回路を備え、
    前記バッファリング制御回路は、前記選択回路により選択されたバッファリング回路に対しては、前記サンプリング期間中に電源供給を遮断するとともに、前記選択回路により選択されなかったバッファリング回路に対しては、常に電源供給を遮断している請求項1に記載の逐次比較型A/Dコンバータ。
  3. 前記比較器として、第1の強度を持つ第1の比較器と第2の強度を持つ第2の比較器とを有するとともに、
    前記第1の比較器と前記第2の比較器のうちいずれか一方を選択する選択回路を備え、
    前記選択回路は、選択された比較器に対しては常に電源を供給し、選択されなかった比較器に対しては、常に電源供給を遮断している請求項1または請求項2に記載の逐次比較型A/Dコンバータ。
  4. 前記バッファリング回路として、第1の強度を持つ第1のバッファリング回路と第2の強度を持つ第2のバッファリング回路とを有するとともに、
    前記比較器として、第1の強度を持つ第1の比較器と第2の強度を持つ第2の比較器とを有し、
    前記第1のバッファリング回路と前記第2のバッファリング回路のうちいずれか一方を選択するとともに、前記第1の比較器と前記第2の比較器のうちいずれか一方を選択する選択回路を備え、
    前記バッファリング制御回路は、前記選択回路により選択されたバッファリング回路に対しては、前記サンプリング期間中に電源供給を遮断するとともに、前記選択回路により選択されなかったバッファリング回路に対しては、常に電源供給を遮断し、
    前記選択回路は、選択された比較器に対しては常に電源を供給し、選択されなかった比較器に対しては、常に電源供給を遮断している請求項1から請求項3までのいずれかに記載の逐次比較型A/Dコンバータ。
  5. 前記選択回路は、クロックの周波数に応じて制御されるように構成されている請求項2から請求項4までのいずれかに記載の逐次比較型A/Dコンバータ。
  6. 前記選択回路は、外部から設定したレジスタ値に応じて制御されるように構成されている請求項2から請求項4までのいずれかに記載の逐次比較型A/Dコンバータ。
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