JP4308841B2 - アナログ−デジタル変換器 - Google Patents

アナログ−デジタル変換器 Download PDF

Info

Publication number
JP4308841B2
JP4308841B2 JP2006303111A JP2006303111A JP4308841B2 JP 4308841 B2 JP4308841 B2 JP 4308841B2 JP 2006303111 A JP2006303111 A JP 2006303111A JP 2006303111 A JP2006303111 A JP 2006303111A JP 4308841 B2 JP4308841 B2 JP 4308841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analog
digital
signal
converter
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006303111A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008124572A (ja
Inventor
正生 堀田
達治 松浦
Original Assignee
株式会社半導体理工学研究センター
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社半導体理工学研究センター filed Critical 株式会社半導体理工学研究センター
Priority to JP2006303111A priority Critical patent/JP4308841B2/ja
Priority to US11/889,620 priority patent/US7561094B2/en
Priority to CN2007101478082A priority patent/CN101179274B/zh
Publication of JP2008124572A publication Critical patent/JP2008124572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4308841B2 publication Critical patent/JP4308841B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/0617Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence
    • H03M1/0675Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence using redundancy
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/14Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit
    • H03M1/144Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit the steps being performed sequentially in a single stage, i.e. recirculation type
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/36Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type
    • H03M1/361Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type

Description

本発明は、アナログ−デジタル変換器に関し、特に、逐次比較型のアナログ−デジタル変換器に関する。
従来、例えば、マイコンやシステムLSIに搭載するアナログ−デジタル変換器(AD変換器:ADC)には、小型化と高精度化の観点から逐次比較型が多く用いられている。
図1は従来のアナログ−デジタル変換器の一例を示すブロック図であり、また、図2は図1に示すアナログ−デジタル変換器の回路構成を示すブロック図であり、従来の逐次比較型のAD変換器の一例を示すものである。
図1に示されるように、従来の逐次比較型AD変換器は、比較器101,逐次比較用レジスタおよび制御用論理回102,並びに,DA変換器(デジタル−アナログ変換器)103を備えて構成される。なお、入力アナログ信号は、例えば、サンプルホールド回路を介して入力される。
図2に示されるように、逐次比較用レジスタおよび制御用論理回102は、例えば、インバータ120、8ビットのリングカウンタ121、比較器101の出力およびリングカウンタ121からの各出力が供給された複数(7個)のアンドゲート122、並びに、AD変換された出力(デジタル値)を出力する複数(8個)のフリップフロップ(SRフリップフロップFF1〜FF8)を備えている。
逐次比較型AD変換器は、内部のDA変換器103の入力を最上位ビット(MSB)より逐次設定し、そのDA変換器103の出力(参照電圧Vr)と入力アナログ信号(入力電圧Vin)とを比較器101で比較し、参照電圧Vrを入力電圧Vinに近づける。そして、入力電圧Vinに最も近い参照電圧Vrを与えるDA変換器の入力デジタル値が入力電圧Vinをアナログ−デジタル変換したデジタル値(出力)となる。
ところで、従来、逐次比較用レジスタおよび制御用論理回路、DA変換器、並びに、比較器を備えた逐次比較型のAD変換器を開示するものとしては、様々な文献が知られている(例えば、非特許文献1〜3参照)。
相良岩男著,「A/D・D/A変換器入門(第2版」,日刊工業新聞社,2003年3月31日,pp.117−118 吉永淳編(監修:正田英介),「アルテ21 アナログ回路」,株式会社オーム社,1998年6月25日,pp.111−114 D. Johns et al, "ANALOG INTEGRATED CIRCUIT DESIGN", John Wiley & Sons, Inc., 1997, pp.492-493
図1および図2を参照して説明したように、従来の逐次比較型AD変換器は、比較器101,逐次比較用レジスタおよび制御用論理回102,並びに,DA変換器103を備え、入力電圧Vinに最も近いDA変換器103の出力(参照電圧Vr)を与えるDA変換器103の入力デジタル値を、入力電圧Vinをアナログ−デジタル変換したデジタル値として出力するようになっている。
図3および図4は図1に示すアナログ−デジタル変換器の動作を説明するための図であり、8ビットのAD変換されたデジタル出力を得る場合の処理を示すものである。ここで、図3は正常な(誤差が発生しない)場合を示し、図4は誤差が発生した場合を示している。また、図3および図4において、Vinは入力アナログ信号の入力電圧、VrはDA変換器103の出力(参照電圧)、そして、VFSはフルスケール電圧を示している。
図3に示されるように、正常な場合、内部のDA変換器103のデジタル信号を最初のクロック(1)で最上位ビット(MSB)のみが『1』となるように設定し、参照電圧VrをVFS/2として、タイミングt1で比較器101により入力電圧Vinと参照電圧Vrとを比較判定する。
入力電圧Vinの方がVFS/2よりも大きいと判定されると、MSBをそのまま(『1』)とし、さらに、2番目のクロック(2)でその次のビット(MSBから2番目のビット)を『1』(『11』)として、タイミングt2で比較器101により入力電圧VinをそのときのDA変換器103の出力(参照電圧Vr=3VFS/4)と比較する。
なお、最初のクロック(1)入力電圧Vinの方が参照電圧Vr(=VFS/2)よりも小さいと判定されると、MSB(最上位ビット)を『0』とし、さらに、2番目のクロック(2)でその次のビット(MSBから2番目のビット)を『1』(『01』)として、タイミングt2で比較器101により入力電圧VinをそのときのDA変換器103の出力(参照電圧Vr=VFS/4)と比較する。
以上の処理を最下位ビット(LSB)まで繰り返すことにより、参照電圧Vrは入力電圧Vinに最も近くなり、そのときのDA変換器103へのデジタル入力値が入力アナログ信号(入力電圧)Vinをデジタル変換したデジタル値(出力)となる。
図3の場合は、入力電圧VinがVFS/2よりも大きいので最上位ビットを『1』とし、さらに、入力電圧Vinが3VFS/4よりも小さいので2番目のビットを『0』(『10』)とし、同様の処理を繰り返して『10010111』のデジタル値(出力)が得られる。
しかしながら、この従来の逐次比較型AD変換器では、入力電圧やDA変換器103の出力(参照電圧Vr)が十分整定してから比較器101による比較を行わないと判定に間違いが生じるおそれが有り、比較器101の判定が一度間違えると、その修正は不可能で大きな変換誤差となっていた。
すなわち、図4に示されるように、例えば、入力電圧Vinが或る立ち上がり特性を持って徐々に所定レベルになるとき、この入力電圧Vinを、その立ち上がりの途中のタイミングt1でDA変換器103の出力(参照電圧Vr=VFS/2)と比較し、その比較結果に間違いが生じると、すなわち、比較器101が、入力電圧Vinは参照電圧Vr(=VFS/2)よりも小さい(MSBが『0』)と判定してしまうと、その後の処理が正しく行われたとしても大きな誤差を生じることになる。
具体的に、AD変換されたデジタル出力が正しくは『10010111』の場合でも、MSBの判定で間違えると、『01111111』を出力してしまうことになる。このような、比較器101による判定の誤りは、入力信号の立ち上がり(立ち下がり)特性(整定時間)だけでなく、DA変換器103の出力である参照電圧Vrの立ち上がり(立ち下がり)特性(整定時間)やノイズ等にも関係している。そのため、従来の技術では、入力電圧VinやDA変換器103の出力(参照電圧Vr)が十分整定してから比較器101による比較を行わなければならず、逐次比較型AD変換器を高速化する上での障害となっていた。
ところで、近年、例えば、パーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラ、或いは、自動車のエンジン制御等の様々な用途としてより一層高速のAD変換器が強く要望されている。
しかしながら、上述したように、逐次比較型AD変換器においては、内部のDA変換器の出力等の整定時間が高速化のネックになっており、また、十分に整定しない状態で入力信号との比較を行うと変換に誤差が生じるという解決すべき課題があった。さらに、この整定時間の問題は、プロセス変動や素子の相対ばらつきの許容度を制限することになり、その結果、逐次比較型AD変換器の大型化にも繋がっていた。
本発明は、上述した従来技術が有する課題に鑑み、高速動作が可能な逐次比較型AD変換器の提供を目的とする。さらに、本発明は、プロセス変動や素子の相対ばらつきの許容度を大きくすることで、AD変換器の小型化も可能とするものである。
本発明によれば、アナログ信号を出力するデジタル−アナログ変換器と、入力アナログ信号をそれぞれ異なる第1,第2および第3のアナログ信号と比較する第1,第2および第3の比較器と、前記第1〜第3の比較器の出力から前記デジタル−アナログ変換器に与えるデジタル信号を制御すると共に、当該デジタル信号を、前記入力アナログ信号をアナログ−デジタル変換したデジタル値として出力する逐次比較用レジスタおよび制御用論理回路と、を備え、前記逐次比較用レジスタおよび制御用論理回路は、クロック信号をカウントしてカウント信号を出力するリングカウンタと、前記第1〜第3の比較器の出力信号、および、前記リングカウンタの出力信号を受け取って、前記デジタル−アナログ変換器に与えるデジタル信号を生成する逐次比較形AD変換論理回路と、を備え、前記逐次比較形AD変換論理回路は、上位2ビットのデジタル信号を規定する上位2ビット用逐次比較形AD変換論理回路と、3ビット以降で最下位ビットよりも1つ手前の各中間ビットのデジタル信号を規定する中間ビット用逐次比較形AD変換論理回路と、最下位ビットのデジタル信号を規定する最下位ビット用逐次比較形AD変換論理回路と、を備えることを特徴とするアナログ−デジタル変換器が提供される。
前記デジタル−アナログ変換器は、前記第1〜第3のアナログ信号を生成するように構成してもよい。ここで、前記第1のアナログ信号は、前記第2のアナログ信号よりも所定レベルだけ大きく、且つ、前記第3のアナログ信号は、前記第2のアナログ信号よりも前記所定レベルだけ小さくすることができる。また、前記所定レベルは、前記デジタル−アナログ変換器に与えるデジタル信号のビットによる重みの半分の電圧レベルとすることができる。
前記デジタル−アナログ変換器は、前記第2のアナログ信号と、該第2のアナログ信号を生成するときに当該デジタル−アナログ変換器に与えるデジタル信号のビットによる重みの半分の電圧レベルの差分アナログ信号と、を生成するように構成してもよい。前記第1の比較器は、前記第2のアナログ信号に前記差分アナログ信号を加算した信号と前記入力アナログ信号とを比較し、前記第2の比較器は、前記第2のアナログ信号と前記入力アナログ信号とを比較し、そして、前記第3の比較器は、前記第2のアナログ信号から前記差分アナログ信号を減算した信号と前記入力アナログ信号とを比較するように構成することができる。
前記逐次比較用レジスタおよび制御用論理回路は、さらに、前記第1〜第3の比較器の出力信号を処理して2ビットの信号に変換する比較器出力信号処理回路を備えてもよい。
前記逐次比較用レジスタおよび制御用論理回路は、さらに、前記上位2ビット用逐次比較形AD変換論理回路で生成される上位2ビットのデジタル信号および前記中間ビット用逐次比較形AD変換論理回路で生成される各中間ビットのデジタル信号および修正用デジタル信号を使用して前記デジタル信号を修正する修正回路を備えるように構成してもよい。
本発明によれば、高速動作が可能な逐次比較型AD変換器を提供することができる。さらに、本発明によれば、プロセス変動や素子の相対ばらつきの許容度を大きくすることで、AD変換器を小型化することも可能である。
まず、本発明に係るアナログ−デジタル変換器の実施例を詳述する前に、本発明に係るアナログ−デジタル変換器の原理を説明する。
図5は本発明に係るアナログ−デジタル変換器の原理構成を示すブロック図であり、本発明に係る逐次比較型のAD変換器を示すものである。
図5に示されるように、本発明に係る逐次比較型AD変換器は、3つの比較器11,12,13、逐次比較用レジスタおよび制御用論理回2,並びに,DA変換器(デジタル−アナログ変換器)3を備えて構成される。なお、入力アナログ信号は、例えば、サンプルホールド回路を介して入力されるのは従来と同様である。
DA変換器3は、3つの異なるレベルのアナログ信号(参照電圧)Vr1〜Vr3を出力する。すなわち、第1の比較器11は、供給される入力アナログ信号(入力電圧)Vinと第1の参照電圧Vr1とを比較し、第2の比較器12は、入力電圧Vinと第2の参照電圧Vr2とを比較し、そして、第3の比較器13は、入力電圧Vinと第3の参照電圧Vr3とを比較する。
ここで、第2の参照電圧Vr2は、図1〜図4を参照して説明した従来のAD変換器における参照電圧Vrに相当する。なお、第1の参照電圧Vr1は、第2の参照電圧Vr2(例えば、VFS/2)よりもDA変換器3に与えるデジタル信号の最上位ビット(MSB)による重み(解像度電圧:VFS/2)の半分の電圧(VFS/4)、或いは、MSBの次の2ビット目の重み(VFS/4)だけ高いレベル(3VFS/4)の電圧とされ、また、第3の参照電圧Vr3は、第2の参照電圧Vr2(例えば、VFS/2)よりもDA変換器3に与えるデジタル信号のMSBによる重みの半分の電圧だけ低いレベル(VFS/4)の電圧とされている。
図6および図7は図5に示すアナログ−デジタル変換器の動作を説明するための図であり、8ビットのAD変換されたデジタル出力を得る場合の処理を示すものである。ここで、図6は正常な(誤差が発生しない)場合を示し、図7は誤差が発生した場合を示している。また、図6および図7において、Vinは入力アナログ信号の電圧、Vr1〜Vr3はDA変換器の出力(参照電圧)、そして、VFSはフルスケール電圧を示している。
図6に示されるように、正常な場合、最初のクロック(1)で内部のDA変換器3からVr1=3VFS/4,Vr2=VFS/2,Vr3=VFS/4の3つのレベルの参照電圧を発生し、各比較器11〜13でそれらの参照電圧Vr1〜Vr3と入力アナログ信号(入力電圧)Vinとの比較を行う。
そして、3つの比較器11〜13は、入力電圧Vinを、3つの参照電圧Vr1〜Vr3と比較判定し、入力電圧Vinが参照電圧Vr1〜Vr3で区切られる範囲のどこにあるかを認識する。これにより、上位の2ビット(MSBおよびその次のビット)を決めることができる。
すなわち、図6に示されるように、例えば、タイミングt1で比較器11〜13により入力電圧Vinが第1の参照電圧Vr1(=3VFS/4)と第2の参照電圧Vr2(=VFS/2)との間にあると判定されれば、上位2ビットは『10』となる。或いは、例えば、入力電圧Vinが第2の参照電圧Vr2(=VFS/2)と第3の参照電圧Vr3(=VFS/4)との間にあると判定されれば、上位2ビットは『01』となる。なお、例えば、入力電圧Vinが第1の参照電圧Vr1(=3VFS/4)よりも大きいと判定されれば、上位2ビットは『11』となり、そして、入力電圧Vinが第3の参照電圧Vr3(=VFS/4)よりも小さいと判定されれば、上位2ビットは『00』となる。
さらに、次のクロック(2)では、前のクロック(1)で決められたデジタル値に次のビットの重み(3ビット目の重み:VFS/8)を持ったビット『1』を加えたもの(『101』)に対応するDA変換器3の出力(5VFS/8)を第2の参照電圧Vr2とする。
すなわち、MSBからnビット目のデジタル値(『1』或いは『0』)をbnとし、そのbnの重みをqnとすると、第2の参照電圧Vr2(n)は、
Vr2(1)=b1・q1
Vr2(2)=b1・q1+b2・q2
Vr2(3)=b1・q1+b2・q2+b3・q3
・・・・・
Vr2(n)=b1・q1+b2・q2+…+bn・qn
・・・・・
と表すことができる。
さらに、Vr1(n)は、
Vr1(n)=Vr2(n)+q(n+1)
と表すことができる。また、Vr3(n)は、
Vr3(n)=Vr2(n)−q(n+1)
と表すことができる。
なお、nビット目の重みqnは、VFSをフルスケール電圧とすると、
qn=VFS・2-n
と表すことができる。
再び、図6に戻り、この例におけるクロック(2)では、第2の参照電圧Vr2が5VFS/8、第1の参照電圧Vr1が5VFS/8+VFS/8=3VFS/4、そして、第3の参照電圧Vr3が5VFS/8−VFS/8=VFS/2となる。
タイミングt2での比較器11〜13の比較により、入力電圧Vinは第2の参照電圧Vr2と第3の参照電圧Vr3との間にあると判定され、次のクロック(3)では、前のクロック(2)で決められたデジタル値(『100』)に次のビットの重み(4ビット目の重み:VFS/16)を持ったビット『1』を加えたもの(『1001』)に対応するDA変換器3の出力(9VFS/16)が第2の参照電圧Vr2とされる。
なお、クロック(3)では、第1の参照電圧Vr1が9VFS/16+VFS/16=5VFS/8となり、第3の参照電圧Vr3が9VFS/16−VFS/16=VFS/2となる。そして、同様の処理を繰り返すことによって、『10010111』のデジタル値(出力)が得られることになる。
次に、図7を参照して、前述した図4の場合と同様に、入力アナログ信号の電圧Vinが或る立ち上がり特性を持って徐々に所定レベルになるとき、この入力電圧Vinを、その立ち上がりの途中で比較器11〜13による比較を行う場合を説明する。
まず、最初のクロック(1)では、第1の参照電圧Vr1が3VFS/4,第2の参照電圧Vr2がVFS/2,そして,第3の参照電圧Vr3がVFS/4とされている。このとき、入力電圧Vinは立ち上がりの遷移期間にあり、比較器11〜13の判定タイミングt1において、入力電圧Vinは第2の参照電圧Vr2と第3の参照電圧Vr3との間のレベルとなっているため、上位2ビットは『01』となる。
さらに、次のクロック(2)では、第1の参照電圧Vr1がVFS/2,第2の参照電圧Vr2が3VFS/8,そして,第3の参照電圧Vr3がVFS/4とされる。そして、入力電圧Vinはやはり立ち上がりの遷移期間にあって、第1の参照電圧Vr1(=VFS/2)よりも大きなレベルとなっているため、3ビット目は『1』(『011』)となる。このとき、上述したタイミングt1による入力電圧Vinがクロック(1)における第2の参照電圧Vr2(=VFS/2)よりも小さいとの判定結果と矛盾が生じることになる。
さらに、次のクロック(3)では、上位3ビット『011』に対して3ビット目に『1』を加え、上位3ビットを『100』と補正し、さらに、次のビットの重み(4ビット目の重み:VFS/16)を加えた上位4ビットが『1001』に対応するDA変換器3の出力(9VFS/16)を第2の参照電圧Vr2とする。なお、第1の参照電圧Vr1は9VFS/16+VFS/16=5VFS/8とされ、また、第3の参照電圧Vr3は9VFS/16−VFS/16=VFS/2とされる。
そして、クロック(3)におけるタイミングt3による比較器11〜13の判定により、入力電圧Vinは第1の参照電圧Vr1(=5VFS/8)と第2の参照電圧Vr2(=9VFS/16)との間にあると判定され、以後、図6の正常な場合と同様の処理が行われることになる。
以上において、入力電圧VinまたはDA変換器3から出力される参照電圧Vr1〜Vr3が十分に整定しない、或いは、ノイズ等により比較器11〜13による判定に間違いが生じた場合、誤差補正には最低でも2クロックの比較判定処理が必要である。また、タイミングtnによる補正可能な誤差の限界としては、(1/2n+1)VFSとなり、この誤差範囲内であれば、その後のクロックによる処理で補正することができる。
以下、本発明に係るアナログ−デジタル変換器の実施例を、添付図面を参照して詳述する。
図8は本発明に係るアナログ−デジタル変換器の一実施例における一部分の構成を示す回路図であり、図9は本発明に係るアナログ−デジタル変換器の一実施例における他の部分の構成を示すブロック図である。すなわち、図8および図9を組み合わせることにより、上述した図5のAD変換器に対応した実施例が示されることになる。
図8および図9において、符号Aは参照電圧Vr1に対応し、Bは参照電圧Vr2に対応し、そして、Cは参照電圧Vr3に対応している。なお、符号EおよびFは、図8(a)に示されるように、3つの比較器11〜13の出力信号を、逐次比較用レジスタおよび制御用論理回2に設けられた比較器出力信号処理回路20で論理処理して得られた信号である。なお比較器出力信号処理回路20は、ExNORゲード201およびNANDゲート202を備えて構成されている。
すなわち、比較器出力信号処理回路20は、第1の比較器11による入力信号Vinと参照電圧A(Vr1)との比較結果、第2の比較器12による入力信号Vinと参照電圧B(Vr2)との比較結果、および、第3の比較器13による入力信号Vinと参照電圧C(Vr3)との比較結果を2ビットの信号[E,F]に置き換えるようになっている。
具体的に、図8(b)に示されるように、比較器11〜13の比較結果が[0,0,0],[0,0,1],[0,1,1]および[1,1,1]のとき、信号[E,F]は、それぞれ[1,1],[1,0],[0,0]および[0,1]と変化する。
すなわち、例えば、第1の比較器11による入力信号Vinと参照電圧Aとの比較結果が『1』というのは、入力信号Vinが参照電圧Aよりも大きい(高い:Vin>A)ことを示し、また、第1の比較器11による入力信号Vinと参照電圧Aとの比較結果が『0』というのは、入力信号Vinが参照電圧Aよりも小さい(低い:Vin<A)ことを示している。
ここで、3つの参照電圧A(Vr1),B(Vr2),C(Vr3)において、第1の参照電圧Aは、第2の参照電圧Bよりも所定レベル(例えば、次のビットの重み)だけ大きく、また、第3の参照Cは、第2の参照電圧Bよりも所定レベルだけ小さく、すなわち、各参照電圧の間に、A>B>Cの関係が成立している。
なお、比較器11〜13による入力信号Vinと、A>B>Cの関係が成立している参照電圧A〜Cとの比較において、例えば、[1,0,0],[0,1,0],[1,1,0],[1,0,1]といった比較結果は本来生じないものである。すなわち、例えば、比較器11〜13による比較結果[1,0,0]とは、Vin>A,Vin<B,Vin<Cを意味するが、これでは、A>B>Cと矛盾する。
これは、非常に高い分解能で入力アナログ信号のAD変換を行う場合、或いは、最下位ビットまたはそれに近い高分解能域での比較の場合等において、例えば、半導体の製造ばらつきによる3つの比較器11〜13におけるオフセットの違いやノイズ等によって、本来生じない状態が現れる場合である。
このような本来生じることのない比較結果が得られた場合には、3つの比較器11〜13によるそのビットデータは考慮しない(入力アナログ信号をAD変換したビットデータとして使用しない)ようにし、第2の参照電圧Bとの比較を行う比較器12の出力のみを用いて、それ以降の下位ビットの決定を行っていく。具体的には、図8(b)に示すA,B,Cの比較結果以外のパターンのときには、Fの出力を『0』にすることで実現する。
図9に示されるように、逐次比較用レジスタおよび制御用論理回2は、図8を参照して説明した比較器出力信号処理回路20により論理処理された信号EおよびFを受け取り、DA変換器3にデジタル信号を供給して参照電圧A,B,Cを生成すると共に、入力電圧(入力アナログ信号)VinをAD変換したデジタル値として出力する逐次比較形AD変換論理回路221および223〜228、並びに、修正回路23を備えている。ここで、逐次比較形AD変換論理回路221は、最上位ビット(MSB)および2ビット目のデジタル信号D1およびD2を生成するためのものであり、逐次比較形AD変換論理回路223〜227は、3ビット目〜7ビット目の中間ビットのデジタル信号D3〜D7を生成するためのものであり、そして、逐次比較形AD変換論理回路228は、最下位ビット(LSB:8ビット目)のデジタル信号D8を生成するためのものである。
図10は図9に示すアナログ−デジタル変換器の要部構成を示す回路図であり、また、図11は図10に示す回路における上位2ビットの論理決定を説明するための図、図12は図10に示す回路における中間ビットの論理決定を説明するための図、そして、図13は図10に示す回路における最下位ビットの論理決定を説明するための図である。
まず、MSBおよび2ビット目(上位2ビット)のデジタル信号D1およびD2を生成するための逐次比較形AD変換論理回路221は、図10および図11(a)に示されるように、インバータ2211〜2213、ANDゲート2214〜2218、ORゲート2219およびSRフリップフロップ2220,2221により構成され、7ビットリングカウンタ21の出力信号QA,QB、並びに、図8を参照して説明した信号E,Fを受け取って、上位2ビットのデジタル信号D1,D2を生成する。
ここで、7ビットリングカウンタ21にはクロック信号CLKおよびクリア信号CRが入力され、7ビットリングカウンタ21からは、各逐次比較形AD変換論理回路221〜228にカウンタ出力QA〜QG(クロック(1)〜(7)に相当)を出力するようになっている。
上位2ビットのデジタル信号D1およびD2に関して、図11(b)に示されるように、信号[E,F]が、比較器11〜13の比較結果に応じて[1,1],[1,0],[0,0]および[0,1]と変化すると、ORゲート2219の出力信号F’は[1],[0],[1]および[0]と変化し、そして、SRフリップフロップ2220のQ出力であるMSBのデジタル信号D1およびANDゲート2218の出力である2ビット目のデジタル信号D2(デジタル信号[D1,D2])は、[0,0],[0,1],[1,0]および[1,1]と変化する。
次に、各中間ビット(3ビット目から7ビット目)のデジタル信号D3〜D7を生成するための逐次比較形AD変換論理回路223(223〜227)は、図10および図12(a)に示されるように、インバータANDゲート2231,2232、NANDゲート2233、ORゲート2234およびSRフリップフロップ2235により構成され、7ビットリングカウンタ21の出力信号QB,QC、信号E,Fおよびデジタル信号D1,D2を受け取って中間ビットのデジタル信号D3(D3〜D7)を生成する。
中間ビットのデジタル信号D3に関して、図12(b)に示されるように、信号[E,F]が、比較器11〜13の比較結果に応じて[1,1],[1,0],[0,0]および[0,1]と変化すると、SRフリップフロップ2235の出力である3ビット目のデジタル信号D3および論理修正用の信号a(デジタル信号[D3,a])は、[0,1],[0,0],[1,0]および[1,1]と変化する。
そして、最下位ビット(LSB:8ビット目)のデジタル信号D8を生成するための逐次比較形AD変換論理回路228は、そのデジタル信号D8は他のビットの信号に影響を与えないので、図10および図13に示されるように、単にSRフリップフロップ2281だけにより構成され、7ビットリングカウンタ21の出力信号QGおよび信号Eを受け取ってLSBのデジタル信号D8を生成する。
図14は図9に示すアナログ−デジタル変換器における修正回路23の一例を示す回路図である。
図14に示されるように、修正回路23は、排他的論理和(EOR)ゲート2311〜2317および8桁の全加算器232により構成される。ここで、上位2ビット用のEORゲート2311,2312の一方の入力には信号『0』が入力され、また、3ビット目〜7ビット目までのEORゲート2313,2317の一方の入力には修正用信号a〜eが入力されている。なお、EORゲート2311〜2317の他方の入力には、信号Eが入力され、そして、信号Eが『1』ならば、被加減数[D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7]に対して加減数[0,0,a,b,c,d,e]を加算し、また、信号Eが『0』ならば、被加減数[D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7]から加減数[0,0,a,b,c,d,e]を減算して修正するようになっている。
図15は図9に示すアナログ−デジタル変換器におけるDA変換器3の一例を示す回路図であり、抵抗ストリング形のDA変換器を示すものである。
図15に示されるように、抵抗ストリング形のDA変換器3は、電源(フルスケール電圧VFS)線と接地との間に複数の抵抗を直列に接続し、各抵抗間の接続ノードからそれぞれゲートにデジタル信号が供給されたトランジスタ(MOSスイッチ)Tr0〜TrNを介してアナログ電圧を出力するようになっている。
具体的に、例えば、前述した図6における最初のクロック(1)では、電圧が3VFS/4,VFS/2およびVFS/4となる所定の3つのトランジスタが選択され、それぞれアナログ信号A(Vr1=3VFS/4),B(Vr2=VFS/2)およびC(Vr3=VFS/4)として、図8(a)に示す3つの比較器11〜13の一方の入力に供給される。
図16は図9に示すアナログ−デジタル変換器におけるDA変換器3の他の例を示す回路図であり、2進化加重電流源からなるDA変換器を示すものである。また、図17は図8に示すアナログ−デジタル変換器における比較器の変形例を示す回路図である。
図16に示されるように、2進化加重電流源のDA変換器3は、電流値がI,I/2,I/4,I/8,…,I/2nとなるn個の電流源I1〜InをDA変換器3に入力されるデジタル信号(b1〜bn−1)によりスイッチSW1〜SWn−1で選択し、その電流を抵抗Rrに流すことで参照電圧B(第2の参照電圧Vr2)を生成すると共に、次のビットの重みを持った差分電圧(差分アナログ信号)ΔVrを生成し、図17に示す第1〜第3の比較器11〜13に供給する。
ここで、参照電圧Bを生成するための抵抗Rrと差分電圧ΔVrを生成するための抵抗Rr’の抵抗値は同一とされている。また、第1の比較器11は1つの正入力と2つの負入力を有し、第2の比較器12は1つの負入力と1つの正入力を有し、そして、第3の比較器13は2つの正入力と1つの負入力を有している。
具体的に、DA変換器3は、例えば、前述した図6における最初のクロック(1)では、電圧(抵抗Rrの両端の電位)がVFS/2となる参照電圧B(第2の参照電圧Vr2)と、VFS/4となる次のビットの重さの電圧(抵抗Rr’の両端の電位差)となる差分電圧ΔVrを生成する。
第1〜第3の比較器11〜13の1つの正入力には入力アナログ信号(入力電圧)Vinが入力され、また、1つの負入力には参照電圧B(第2の参照電圧Vr2)が入力される。さらに、第1の比較器11の他の負入力には差分電圧ΔVrが入力され、参照電圧Bに差分電圧ΔVrが加算された電圧(第1の参照電圧A(=B+ΔVr))と入力電圧Vinとの比較が行われ、また、第3の比較器13の他の正入力には差分電圧ΔVrが入力され、参照電圧Bから差分電圧ΔVrが減算された電圧(第3の参照電圧C(=B−ΔVr))と入力電圧Vinとの比較が行われることになる。
なお、上述したDA変換器3としての抵抗ストリング形のDA変換器、並びに、2進化加重電流源のDA変換器は単なる例であり、他の様々な構成のDA変換器を適用することができる。また、図面を参照して説明した逐次比較形AD変換論理回路221〜228、並びに、修正回路23等も単なる例であり、様々な回路構成を適用することができるのはもちろんである。
さらに、上述した実施例では、AD変換したデジタル値を8ビットとして説明したが、これも単なる説明のためだけのものであり、実際には、10〜14ビットまたはそれ以上として使用することができる。さらに、上述した各図面の回路も単なる例であり、各信号の論理を反転し、或いは、論理ゲートやトランジスタとして他のものと使用するといった様々な変更を行うことができるのはいうまでもない。
本発明は、パーソナルコンピュータやデジタルスチルカメラ、或いは、自動車のエンジン制御等の様々な用途の逐次比較型のAD変換器として使用することができ、特に、高速動作および小型化等が要求されるAD変換器として好ましいものである。
従来のアナログ−デジタル変換器の一例を示すブロック図である。 図1に示すアナログ−デジタル変換器の回路構成を概略的に示すブロック図である。 図1に示すアナログ−デジタル変換器の動作を説明するための図(その1)である。 図1に示すアナログ−デジタル変換器の動作を説明するための図(その2)である。 本発明に係るアナログ−デジタル変換器の原理構成を示すブロック図である。 図5に示すアナログ−デジタル変換器の動作を説明するための図(その1)である。 図5に示すアナログ−デジタル変換器の動作を説明するための図(その2)である。 本発明に係るアナログ−デジタル変換器の一実施例における一部分の構成を示す回路図である。 本発明に係るアナログ−デジタル変換器の一実施例における他の部分の構成を示すブロック図である。 図9に示すアナログ−デジタル変換器の要部構成を示す回路図である。 図10に示す回路における上位2ビットの論理決定を説明するための図である。 図10に示す回路における中間ビットの論理決定を説明するための図である。 図10に示す回路における最下位ビットの論理決定を説明するための図である。 図9に示すアナログ−デジタル変換器における修正回路の一例を示す回路図である。 図9に示すアナログ−デジタル変換器におけるDA変換器の一例を示す回路図である。 図9に示すアナログ−デジタル変換器におけるDA変換器の他の例を示す回路図である。 図8に示すアナログ−デジタル変換器における比較器の変形例を示す回路図である。
符号の説明
2;102 逐次比較用レジスタおよび制御用論理回
3;103 デジタル−アナログ変換器(DA変換器)
11,12,13;101 比較器
20 比較器出力信号処理回路
21 リングカウンタ
23 修正回路
221,223〜228 逐次比較形AD変換論理回路

Claims (8)

  1. アナログ信号を出力するデジタル−アナログ変換器と、
    入力アナログ信号をそれぞれ異なる第1,第2および第3のアナログ信号と比較する第1,第2および第3の比較器と、
    前記第1〜第3の比較器の出力から前記デジタル−アナログ変換器に与えるデジタル信号を制御すると共に、当該デジタル信号を、前記入力アナログ信号をアナログ−デジタル変換したデジタル値として出力する逐次比較用レジスタおよび制御用論理回路と、を備え
    前記逐次比較用レジスタおよび制御用論理回路は、
    クロック信号をカウントしてカウント信号を出力するリングカウンタと、
    前記第1〜第3の比較器の出力信号、および、前記リングカウンタの出力信号を受け取って、前記デジタル−アナログ変換器に与えるデジタル信号を生成する逐次比較形AD変換論理回路と、を備え、
    前記逐次比較形AD変換論理回路は、
    上位2ビットのデジタル信号を規定する上位2ビット用逐次比較形AD変換論理回路と、
    3ビット以降で最下位ビットよりも1つ手前の各中間ビットのデジタル信号を規定する中間ビット用逐次比較形AD変換論理回路と、
    最下位ビットのデジタル信号を規定する最下位ビット用逐次比較形AD変換論理回路と、を備えることを特徴とするアナログ−デジタル変換器。
  2. 請求項1に記載のアナログ−デジタル変換器において、
    前記デジタル−アナログ変換器は、前記第1〜第3のアナログ信号を生成することを特徴とするアナログ−デジタル変換器。
  3. 請求項2に記載のアナログ−デジタル変換器において、
    前記第1のアナログ信号は、前記第2のアナログ信号よりも所定レベルだけ大きく、且つ、
    前記第3のアナログ信号は、前記第2のアナログ信号よりも前記所定レベルだけ小さいことを特徴とするアナログ−デジタル変換器。
  4. 請求項3に記載のアナログ−デジタル変換器において、
    前記所定レベルは、前記デジタル−アナログ変換器に与えるデジタル信号のビットによる重みの半分の電圧レベルであることを特徴とするアナログ−デジタル変換器。
  5. 請求項1に記載のアナログ−デジタル変換器において、
    前記デジタル−アナログ変換器は、前記第2のアナログ信号と、該第2のアナログ信号を生成するときに当該デジタル−アナログ変換器に与えるデジタル信号のビットによる重みの半分の電圧レベルの差分アナログ信号と、を生成することを特徴とするアナログ−デジタル変換器。
  6. 請求項5に記載のアナログ−デジタル変換器において、
    前記第1の比較器は、前記第2のアナログ信号に前記差分アナログ信号を加算した信号と前記入力アナログ信号とを比較し、
    前記第2の比較器は、前記第2のアナログ信号と前記入力アナログ信号とを比較し、そして、
    前記第3の比較器は、前記第2のアナログ信号から前記差分アナログ信号を減算した信号と前記入力アナログ信号とを比較することを特徴とするアナログ−デジタル変換器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアナログ−デジタル変換器において、前記逐次比較用レジスタおよび制御用論理回路は、さらに、
    前記第1〜第3の比較器の出力信号を処理して2ビットの信号に変換する比較器出力信号処理回路を備えることを特徴とするアナログ−デジタル変換器。
  8. 請求項に記載のアナログ−デジタル変換器において、前記逐次比較用レジスタおよび制御用論理回路は、さらに、
    前記上位2ビット用逐次比較形AD変換論理回路で生成される上位2ビットのデジタル信号および前記中間ビット用逐次比較形AD変換論理回路で生成される各中間ビットのデジタル信号および修正用デジタル信号を使用して前記デジタル信号を修正する修正回路を備えることを特徴とすることを特徴とするアナログ−デジタル変換器。
JP2006303111A 2006-11-08 2006-11-08 アナログ−デジタル変換器 Expired - Fee Related JP4308841B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006303111A JP4308841B2 (ja) 2006-11-08 2006-11-08 アナログ−デジタル変換器
US11/889,620 US7561094B2 (en) 2006-11-08 2007-08-15 Sequential comparison-type AD converter having small size and realizing high speed operation
CN2007101478082A CN101179274B (zh) 2006-11-08 2007-08-30 实现高速操作的小尺寸顺序比较型模拟到数字转换器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006303111A JP4308841B2 (ja) 2006-11-08 2006-11-08 アナログ−デジタル変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008124572A JP2008124572A (ja) 2008-05-29
JP4308841B2 true JP4308841B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=39359296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006303111A Expired - Fee Related JP4308841B2 (ja) 2006-11-08 2006-11-08 アナログ−デジタル変換器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7561094B2 (ja)
JP (1) JP4308841B2 (ja)
CN (1) CN101179274B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4970365B2 (ja) * 2008-07-01 2012-07-04 株式会社東芝 A/d変換器
JP4841664B2 (ja) 2009-10-21 2011-12-21 株式会社半導体理工学研究センター アナログ−デジタル変換器
JP5211122B2 (ja) * 2010-08-31 2013-06-12 株式会社アドバンテスト サンプリング装置および試験装置
JP2012227623A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Toyota Motor Corp A/dコンバータ、マイコン、故障判定方法
JP5436508B2 (ja) 2011-09-22 2014-03-05 独立行政法人科学技術振興機構 アナログ‐デジタル変換器及びアナログ信号をデジタル信号に変換する方法
KR101895415B1 (ko) * 2012-03-27 2018-09-06 삼성전자주식회사 아날로그-디지털 변환 회로와 이를 포함하는 적산 회로
WO2014029411A1 (de) * 2012-08-21 2014-02-27 Technische Hochschule Mittelhessen Analog -digital wandler
JP6102521B2 (ja) * 2013-05-29 2017-03-29 株式会社ソシオネクスト Sarアナログ・デジタル変換方法およびsarアナログ・デジタル変換回路
JP6387690B2 (ja) * 2014-06-10 2018-09-12 富士通株式会社 逐次比較a/d変換器
JP6318952B2 (ja) * 2014-07-29 2018-05-09 株式会社ソシオネクスト アナログデジタル変換回路およびアナログデジタル変換方法
JP6939441B2 (ja) * 2017-11-08 2021-09-22 トヨタ自動車株式会社 制御装置
CN113014261B (zh) * 2021-04-21 2021-08-10 南京航空航天大学 一种逐次逼近型adc的备用比较器轮换校准方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4326192A (en) * 1979-06-11 1982-04-20 International Business Machines Corporation Sequential successive approximation analog-to-digital converter
US4940981A (en) * 1989-02-08 1990-07-10 Burr-Brown Corporation Dual analog-to-digital converter with single successive approximation register
JP2687940B2 (ja) * 1995-06-23 1997-12-08 日本電気株式会社 A/d変換器
JP3805850B2 (ja) 1997-01-20 2006-08-09 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 A/dコンバータ
JP2002026731A (ja) 2000-07-04 2002-01-25 Mitsubishi Electric Corp 逐次比較型a/dコンバータ
JP4004390B2 (ja) * 2002-11-28 2007-11-07 三洋電機株式会社 逐次比較型adコンバータおよびマイクロコンピュータ
JP4690105B2 (ja) * 2005-04-26 2011-06-01 パナソニック株式会社 逐次比較型a/dコンバータ
US7477177B2 (en) * 2006-09-13 2009-01-13 Advantest Corporation A-D converter, A-D convert method, and A-D convert program

Also Published As

Publication number Publication date
US20080106453A1 (en) 2008-05-08
CN101179274B (zh) 2010-10-27
JP2008124572A (ja) 2008-05-29
US7561094B2 (en) 2009-07-14
CN101179274A (zh) 2008-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4308841B2 (ja) アナログ−デジタル変換器
US6373423B1 (en) Flash analog-to-digital conversion system and method with reduced comparators
US6828927B1 (en) Successive approximation analog-to-digital converter with pre-loaded SAR registers
JP6036311B2 (ja) アナログ−デジタル変換回路及びアナログ−デジタル変換方法
US6232908B1 (en) A/D converter having a dynamic encoder
US7986253B2 (en) Method and apparatus for digital error correction for binary successive approximation ADC
JP3281621B2 (ja) 高精度da変換回路
Ogawa et al. SAR ADC algorithm with redundancy
US6380881B2 (en) Successive approximation A/D converter capable of error correction
KR20070109856A (ko) 인코드 회로 및 아날로그-디지털 변환기
US5463395A (en) Semi-flash type A/D converter employing a correction encoder for eliminating errors in the output signals due to noise, and a corresponding method therefor
US20160112058A1 (en) Ad converter
US7456774B2 (en) Encoder circuit and A/D conversion circuit
US6222476B1 (en) Architecture to reduce errors due to metastability in analog to digital converters
US8106807B2 (en) Bubble correction in a flash analog-to-digital converter
US5315301A (en) Binary data generating circuit and A/D converter having immunity to noise
US6388602B1 (en) Bubble and meta-stability error immune gray-code encoder for high-speed A/D converters
EP1150433B1 (en) Flash type analog-to-digital converter
JP2007036877A (ja) A/d変換器
US8258992B2 (en) Analog-to-digital converter
JP2004289759A (ja) A/d変換器
JP4630488B2 (ja) デジタル・アナログ変換回路
JP2778058B2 (ja) Ad変換回路
JPH11163726A (ja) A/d変換器及びa/d変換方法
JP2778057B2 (ja) Ad変換回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees