JP6387690B2 - 逐次比較a/d変換器 - Google Patents

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Description

本発明は、逐次比較A/D変換器に関する。
従来、逐次比較アナログデジタル変換器(A/D変換器)が用いられている。逐次比較A/D変換器は、比較的単純な回路構成で実現することができるので、CMOSプロセスとの整合性が高く、比較的安価に製造できる。また、逐次比較A/D変換器は,比較的高速な変換時間を達成できるため様々な用途で広く利用されている。
逐次比較A/D変換器は,例えば、アナログ電圧をサンプリングするサンプリング回路と、内部アナログ電圧を生成するデジタルアナログコンバータ(DAC)と、サンプリング電圧と内部アナログ電圧を比較する比較部と、比較部の比較結果を格納する逐次比較レジスタ等を含む制御部を有する。
A/D変換の精度は、逐次比較A/D変換器の重要な特性の一つであり、直線性が指標として用いられている。
例えば、逐次比較A/D変換器の直線性を向上するために、直線性に影響を与えるデジタルアナログコンバータにおける容量アレイの容量素子のばらつきを、抵抗ラダーを用いて生成したアナログ電圧により補正することが提案されている。
また、バイナリコードよりも小さい最小電圧値(Radix<2)で参照電圧を変化させて、6ビット分の参照容量に対して7回の判定ステップを用いて、アナログ電圧をデジタル化することが提案されている。この方法では、中間ステップで誤判定が生じても、判定ステップに冗長性を設けることによって、誤判定を補償する。
特開平2−104024号公報 特開平6−104759号公報 特開平8−107354号公報
Hau−Seung Lee, David A. Hodges, Paul R. Gray; A self−calibrating 12 bit 12us CMOS ADC, IEEE International Solid−State Circuits Conference, pp. 64 − 65, Feb. 1984. S−W. Chen, R. Brodersen; A 6b 600MS/s 5.3mW asynchronous ADC in 0.13um CMOS, IEEE International Solid−State Circuits Conference, pp. 574−575, Feb. 2006
前者の直線性を改善する方法では、抵抗ラダーを用いて生成したアナログ電圧を生成するので、消費電力が増加する。
また、後者の直線性を改善する方法では、判定ステップに冗長性を設けるので、判定回数が増えるため、変換速度が遅くなる。
本明細書では、上述した問題を解消して、A/D変換の直線性を向上する逐次比較A/D変換器を提供することを課題とする。
本明細書に開示する逐次比較A/D変換器の一形態によれば、参照電圧を発生し、アナログ電圧と参照電圧との電圧差が、最小電圧値以下になるまで、参照電圧をアナログ電圧に近づけるように変化させるデジタルアナログコンバータと、少なくとも3つの比較器を有する比較部であって、各上記比較器は、アナログ電圧と参照電圧との差分電圧を入力して所定のしきい値と比較するか、又は、アナログ電圧と参照電圧とを入力して比較する、比較部と、各上記比較器の比較結果を入力し、多数決判断に基づいて比較結果を選択する多数決部と、上記多数決部の選択した比較結果に基づいて、参照電圧をアナログ電圧に近づけるように上記デジタルアナログコンバータを制御する制御部と、上記多数決部が選択した比較結果を逐次記憶する記憶部と、上記比較器の比較結果に基づいて、記憶部が記憶するデジタル情報を訂正する訂正部と、を備える。
上述した本明細書に開示する逐次比較A/D変換器の一形態によれば、速い変換速度を有し、消費電力を増加することなく、A/D変換の直線性を向上できる。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるだろう。
前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
本明細書に開示する逐次比較A/D変換器の第1実施形態を示す図である。 逐次比較A/D変換器のデジタルアナログコンバータを説明する図である。 デジタルアナログコンバータの動作を説明する図である。 従来の逐次比較A/D変換器が正常に動作する例を説明する図である。 従来の逐次比較A/D変換器が誤動作する例を説明する図である。 比較部及び多数決部の動作を説明する図である。 第1実施形態の逐次比較A/D変換器の動作を説明する図である。 第2実施形態の逐次比較A/D変換器の動作を説明する図である。 第3実施形態の逐次比較A/D変換器の動作を説明する図である。
以下、本明細書で開示する逐次比較A/D変換器の好ましい第1実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図1は、本明細書に開示する逐次比較A/D変換器(以下、単にA/D変換器ともいう)の第1実施形態を示す図である。
本実施形態のA/D変換器10は、デジタルアナログコンバータ11(DAC)と、少なくとも3つの比較器C1〜C11を有する比較部12と、多数決回路13と、逐次制御部14と、入力したアナログ電圧のA/D変換値を記憶する記憶部15と、訂正部16を備える。訂正部16は、各比較器C1〜C11の比較結果に基づいて、A/D変換値を訂正する。
デジタルアナログコンバータ11は、逐次制御部14に制御され、参照電圧を発生し、入力したアナログ電圧Vinと参照電圧との電圧差が、最小電圧値以下になるまで、参照電圧を、アナログ入力信号の電圧Vinに近づけるように変化させる。
比較部12は、少なくとも3つの比較器C1〜C11を有する。各比較器C1〜C11は、アナログ電圧Vinと参照電圧との差分電圧を入力して所定のしきい値Vcmと比較して、比較結果を出力する。各比較器C1〜C11は、差分電圧が所定のしきい値Vcmよりも高い場合には、アナログ電圧Vinが参照電圧よりも低いので、比較結果として0を出力する。一方、各比較器C1〜C11は、差分電圧が所定のしきい値Vcmよりも低い場合には、アナログ電圧Vinが参照電圧よりも高いので、比較結果として1を出力する。各比較器C1〜C11は、オフセットを有しており、少なくとも一の比較器は、他の比較器とは異なるオフセットを有する。従って、オフセットが異なる比較器は、同じ電圧を入力した他の比較器とは異なる比較結果を出力することがあり得る。図1に示す例では、比較部12は、11個の比較器を有する。なお、比較部12は、アナログ電圧Vinと参照電圧とを入力して比較するようにしてもよい。
多数決回路13は、各比較器の比較結果C1〜C11を入力し、多数決判断に基づいて比較結果を選択する。多数決回路13は、選択した比較結果を、逐次制御部14に出力する。また、多数決回路13は、各比較器の比較結果C1〜C11を、訂正部16に出力する。
逐次制御部14は、多数決回路13の選択した比較結果に基づいて、参照電圧をアナログ電圧Vinに近づけるようにデジタルアナログコンバータ11を制御する。逐次制御部14は、制御信号Sをデジタルアナログコンバータ11に出力して、デジタルアナログコンバータ11を制御する。また、逐次制御部14は、多数決回路13が選択した比較結果を、記憶部15に出力する。
記憶部15は、逐次制御部14を介して入力した、多数決回路13が選択した比較結果を、逐次記憶し、記憶したデジタル情報を、アナログ電圧VinをA/D変換値(デジタル出力)として出力する。逐次制御部14は、鎖線で示すように、記憶部15と一体に形成されていてもよい。
訂正部16は、各比較器C1〜C11の比較結果に基づいて、記憶部15が記憶するデジタル情報を訂正する。
図2は、逐次比較A/D変換器のデジタルアナログコンバータを説明する図である。
デジタルアナログコンバータ11は、アナログ電圧Vinをサンプリングすると共に、逐次制御部14から入力した制御信号Sに応じて、容量素子の接続を切り替えて共通線Lの電圧を制御する。
デジタルアナログコンバータ11は、複数の容量素子CX、C0〜C3を有する容量アレイを備える。図2に示す例では、デジタルアナログコンバータ11は、アナログ電圧を4ビットのデジタル情報に変換するので、容量アレイは、4つの容量素子を有する。各容量素子に示された括弧内の表記は容量素子の相対的な容量値1C〜8Cを示し、これらの容量素子の容量値は、2のべき乗の比率、即ちバイナリ比率、で重み付けされている。複数の容量素子CX、C0〜C3の上端電極は共通線Lに共通に接続され、下端電極はスイッチφX、φ0〜φ3に接続される。共通線Lは、比較部12に接続される。スイッチφX、φ0〜φ3は、逐次制御部14から入力した制御信号Sにより制御される。
スイッチφXは、アナログ電圧Vin又はまたはグランドGNDの内の何れかに接続可能であり、スイッチφ0〜φ3は、アナログ電圧Vin又はグランドGND又は基準電圧VRのいずれに接続可能である。基準電圧VRは、電源電圧又は電源電圧から生成したより安定した内部基準電圧である。例えば、グランドGNDが0Vで、基準電圧VRは5Vである。そして、入力されるアナログ電圧Vinは、基準電圧VRとグランドGNDとの間の電圧である。
比較部12は、共通線Lに出力されるアナログ電圧Vinと参照電圧との差分電圧と、所定のしきい値電圧Vcmとを比較する。
次に、デジタルアナログコンバータ11の動作について、図2及び図3を参照しながら、以下に説明する。
最初に,アナログ電圧Vinのサンプリング時に、しきい値電圧Vcmと共通線Lの接続を開閉するスイッチφAをオンにして、共通線Lの電位を、しきい値電圧Vcmとする。しきい値電圧Vcmは、比較器C1〜C11の動作電圧となるように設定されており、ここでは(VRーGND)/2とする。容量アレイの下端ノードには入力したアナログ電圧Vinが印加される。そして、容量アレイの各容量素子には、アナログ電圧Vinとしきい値電圧Vcmの電圧差に応じた電荷が充電される。
サンプリングに必要な時間が経過した後、スイッチφAをオフにし、共通線Lをフローティング状態にする。すると、容量アレイにはアナログ電圧Vinに応じた電荷が蓄えられたまま保持される。
次に,逐次制御部14は逐次比較を開始する。最上位ビットMSBを求めるために、スイッチφ3を基準電圧VR側に、スイッチφXと、スイッチφ0〜φ2を接地GND側に接続する。すると,当初しきい値電圧Vcm付近であった共通線Lの電位は,Vin>Vcmの場合には下降し、Vin<Vcmの場合には上昇する。この上昇したか下降したかを比較部12及び多数決回路13によって判定し、下降した場合には最上位ビットMSBを1と、上昇した場合には最上位ビットMSBを0と決定する。比較部12の動作は、クロックφCにより制御される。
即ち、最上位の容量C3の容量値が8Cであり、それ以外の容量CX、C0〜C3の合計容量値も8Cであるから、スイッチφ3を基準電圧VR側に、スイッチφXと、スイッチφ0〜φ2を接地GND側に接続することは,容量アレイの下端ノードにしきい値電圧Vcmを印加した状態と等価である。従って、アナログ電圧Vinがしきい値電圧Vcmより低ければ、共通線Lの電位は上昇し、入力電圧Vinがしきい値電圧Vcmより高ければ、共通線Lの電位は下降する。その結果,比較部12及び多数決回路13の判定結果に応じて、共通線Lの電位が下降した場合(Vin>Vcm)には最上位ビットを1と,上昇した場合(Vin<Vcm)には最上位ビットを0と決定する。
そして、スイッチφ3は判定されたビットに応じて,判定ビットが1の場合には基準電圧VR側へ、判定ビットが0の場合には接地GND側へ接続し、以降の逐次比較動作中は固定しておく。
次に,上位から2番目のビットを求めるために,スイッチφXと、スイッチφ0及びφ1を接地GND側に維持し、スイッチφ2を基準電圧VR側に接続し、共通線Lの電位がしきい値電圧Vcmよりも高いか低いかを比較部12及び多数決回路13で判定する。高ければ2番目のビットを0、低ければ1と決定する。
即ち、2番目に大きな容量C2の容量値が4Cであり、それより下位の容量CX、C0及びC1の合計容量値も4Cである。従って、スイッチφ2をVR側に、スイッチφX、スイッチφ0及びφ1をGND側に接続すると、スイッチφ3がVR側の場合は,容量アレイの下端ノードに電圧3VR/4を印加した状態と等価になり、スイッチφ3がGND側の場合は,容量アレイの下端ノードに電圧VR/4を印加した状態と等価になる。つまり、2番目のビットを求める比較動作は、アナログ電圧Vinが電圧3VR/4より高いか低いかの判定、又は入力電圧Vinが電圧VR/4より高いか低いかの判定を意味する。
そして、スイッチφ2は判定されたビットに応じて、判定ビットが1の場合には基準電圧VR側へ、判定ビットが0の場合には接地GND側へ接続し、以降の逐次比較動作中は固定しておく。
以後,スイッチφ1及びφ0まで、上記と同様の判定を行うと、アナログ電圧Vinに応じた4ビットデジタル情報が得られる。記憶部15は、この4ビットの判定結果に基づく各ビットの値を、A/D変換値であるデジタル出力として出力する。
上述した比較部における比較動作において、外部からのノイズ、又は、容量素子のセトリング不足等に起因して、誤動作が生じる場合がある。本実施形態のA/D変換器10は、比較部に誤動作が生じた場合に、デジタル出力を訂正できる。
まず、従来の逐次比較A/D変換器が正常に動作する例及び誤動作する例を説明し、次に、本実施形態のA/D変換器10がデジタル出力を訂正する動作を説明する。
図4は、従来の逐次比較A/D変換器が正常に動作する例を説明する図である。
デジタルアナログコンバータ11は、4ビットの分解能を有するので、最小電圧値である1LSBは、基準電圧VRを16(=2)で割った値となる。デジタルアナログコンバータ11が生成できる参照電圧は、1LSB毎に増加するVr0〜Vr16までの値となる。ここで、外部から入力したアナログ電圧Vinは、Vr4とVr5との間に位置する。
まず、最上位ビットMSBの判定では、参照電圧Vr8(=VR/2)とVinとが比較されて、Vin<Vr8なので、判定結果として0が得られる。
次に、上位から2番目のビットの判定では、参照電圧Vr4(=VR/4)とVinとが比較されて、Vin>Vr4なので、判定結果として1が得られる。
次に、上位から3番目のビットの判定では、参照電圧Vr6とVinとが比較されて、Vin<Vr6なので、判定結果として0が得られる。
最後に、最下位ビットLSBの判定では、参照電圧Vr5とVinとが比較されて、Vin<Vr5なので、判定結果として0が得られる。
そして、アナログ電圧VinがA/D変換されたデジタル出力0100(=4)が得られる。
図5は、従来の逐次比較A/D変換器が正常に誤動作する例を説明する図である。
まず、最上位ビットMSBの判定では、参照電圧Vr8(=VR/2)とVinとが比較されて、Vin<Vr8なので、判定結果として0が得られる。
次に、上位から2番目のビットの判定では、参照電圧Vr4(=VR/4)とVinとが比較されるが、比較部の誤動作により、本来のVin>Vr4が、誤ってVin<Vr4と判定されて、判定結果として0が得られたとする。
次に、上位から3番目のビットの判定では、参照電圧Vr3とVinとが比較されて、Vin>Vr3なので、判定結果として1が得られる。
最後に、最下位ビットLSBの判定では、参照電圧Vr4とVinとが比較されて、Vin>Vr4なので、判定結果として1が得られる。
そして、アナログ電圧VinがA/D変換されたデジタル出力0011(=3)が得られる。このように、上位から2番目のビットの判定で生じた誤動作により、デジタル出力には誤差が生じて直線性が低下することになる。
本実施形態のA/D変換器10は、比較部12及び多数決回路13及び訂正部16が協働して動作することにより、誤動作が生じたデジタル出力を訂正する。
図6は、比較部及び多数決部の動作を説明する図である。
比較部12は、少なくとも3つの比較器を有し、本実施形態では、11個の比較器C1〜C11を有する。各比較器C1〜C11は、異なるオフセットを有しており、各比較器C1〜C11のオフセットの位置を、図6に示す。
図6では、各比較器C1〜C11を、オフセットの大きさの順番に下から並べて示している。比較器が有するオフセットは、比較器C1のオフセットは最小であり、比較器C11のオフセットは最大である。
各比較器C1〜C11のオフセットは、比較器の設計として組み込んでもよいし、比較器の製造上の変動幅内で生じるオフセットを利用してもよい。また、比較器のオフセットは、ノイズ又は電源電圧の変動等により比較部12の動作中にも厳密には一定ではなく、変動し得るものである。
11個の比較器C1〜C11を有する比較部12の比較結果は、多数決回路13で多数決判断される。多数決回路13では、6個以上の同じ比較結果が多数決判断で選択される。
図6に示す例では、参照電圧Vrに対して、アナログ電圧Vinが比較器C8のオフセットと、比較器C9のオフセットとの間に位置している。従って、8個の比較器C1〜C8の比較結果は1であり、3個の比較器C9〜C11の比較結果は0となる。多数決回路13は、8個の比較結果1を多数決判断により選択する。この場合、比較器C6のオフセットが、比較部12及び多数決回路13の判定のしきい値VJとなる。アナログ電圧Vinが、判定のしきい値VJよりも大きければ、多数決回路13は、比較結果1を選択する。
本実施形態のA/D変換器10では、比較部12が11個の比較器を有しており、通常、各比較器C1〜C11のオフセットは、判定のしきい値VJから離れて分布している。
A/D変換器10では、例えば、判定のしきい値VJよりも高いオフセットを有する比較器の情報も得られる。図6に示す例では、2個の比較器C7及び比較器C8は、判定のしきい値VJよりも高いオフセットを有する。
本実施形態のA/D変換器10は、既知の所定のオフセットを有する一の比較器の比較結果に基づいて、記憶部15が記憶したデジタル情報を訂正するものである。
以下、図7を参照して、A/D変換器10が、記憶部15が記憶するデジタル情報を訂正する動作を説明する。
図7は、第1実施形態の逐次比較A/D変換器の動作を説明する図である。
訂正部16は、判定のしきい値VJに対して、1LSB以上大きいオフセットを有する比較器C10の比較結果に基づいて、記憶部15が記憶するデジタル情報を訂正する。
図7は、図5に示すように、比較部12が誤動作した時の最後のビットLSBを判定した時の各比較器C1〜C11の比較結果を示している。アナログ電圧Vinは、Vr4とVr5との間に位置する。比較器C10のオフセットは、判定のしきい値VJよりも1LSB以上大きいことが既知である。
図7では、10個の比較器C1〜C10は、比較結果1を出力しており、多数決回路13は、多数決判断に基づいて比較結果1を選択する。記憶部15には、LSBとして1が記憶される。記憶部15は、アナログ電圧VinがA/D変換されたデジタル出力0011(=3)を記憶する。ここで、LSBよりも上位ビットの判定結果からVin>Vr3である。また、Vin>VJである。
また、判定のしきい値VJよりも1LSB以上大きいオフセットを有する比較器C10の比較結果が1であるので、Vin>Vr4であること分かる。そこで、訂正部16は、記憶部15が記憶するデジタル出力3に対して、1を加算して、記憶部15が記憶するデジタル出力を4に訂正する。
この動作において、訂正部16は、最後の比較ビットであるLSBに対して訂正しており、LSBよりも上位ビットに対しては訂正しない理由を以下に説明する。
各比較器のオフセットは、比較の度にノイズ等により変化しており、また、MSBから中間のビットの比較動作では、参照電圧とVinとの差が1LSB以上と大きく離れている。そのため、判定のしきい値VJよりも1LSB以上大きいオフセットを有する比較器C10の比較結果を用いても、MSBから中間のビットの誤差を、有効に訂正をできないおそれがある。
また、参照電圧とVinとの差が1LSB以上に大きい時には、容量素子のセトリング不足で参照電圧が安定していない場合がある。一方、LSBの判定時では、参照電圧とVinとの差が1LSB以下となっており、参照電圧が比較的安定していると考えられる。
更に、比較部12が、中間ステップで誤動作が生じていても、LSBを判定する最終ステップで誤動作が生じていても、最後の比較結果であるLSBに対して訂正することにより、記憶部15が記憶するデジタル出力を訂正することができる。
そこで、本実施形態のA/D変換器10では、各比較器C1〜C11の最後の比較結果であるLSBに基づいて、記憶部15が記憶するデジタル情報を訂正する。なお、LSBよりも上位ビットに対して、訂正を行ってもよい。
次に、上述した判定のしきい値VJを決定する方法を以下に説明する。
既知のアナログ電圧Vinを、デジタルアナログコンバータ11に入力し、多数決回路13の出力を調べて、多数決回路13から1と0とが同じ確率で出力される電圧が、判定のしきい値VJとなる。
次に、判定のしきい値VJよりも1LSB以上大きいオフセットを有する比較器を決定する方法を以下に説明する。
アナログ電圧Vinとして、判定のしきい値VJよりも1LSB以上大きい電圧を、デジタルアナログコンバータ11に入力して、1と0とが同じ確率で出力する比較器を調べることにより、所望の比較器を決定できる。例えば、上述した測定を1000回行って、1を出力する回数が50%を超えるか否かを調べることにより、所望の比較器を決定する。判定のしきい値VJよりも1LSB以上大きい電圧としては、判定のしきい値VJに対してちょうど1LSB大きい電圧としてもよい。
図5に示す例では、比較部12が上位から2ビット目の判定時に、Vinが参照電圧より低いという誤動作を行った。同様に、図5に示すような例において、比較部12は、Vinが参照電圧よりも高いと誤判定する場合もある。このような場合には、訂正部16は、判定のしきい値VJに対して、1LSB以上小さいオフセットを有する比較器の比較結果に基づいて、記憶部15が記憶するデジタル情報を訂正してもよい。
上述した本実施形態のA/D変換器10によれば、A/D変換値を訂正することにより、A/D変換の直線性を向上できる。また、A/D変換器10によれば、抵抗ラダーのような電力を用いる補正回路を用いないので、消費電力が増加することはない。更に、A/D変換器10によれば、逐次比較の動作が冗長性を有さないので、逐次変換の速度が遅くなることがないため、逐次比較A/D変換器の速い動作を維持することができる。
次に、上述した逐次比較A/D変換器の第2及び第3実施形態を、図8及び図9を参照しながら以下に説明する。他の実施形態について特に説明しない点については、上述の第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、同一の構成要素には同一の符号を付してある。
図8は、第2実施形態の逐次比較A/D変換器の動作を説明する図である。
本実施形態のA/D変換器10の訂正部16は、各比較器C1〜C10の比較結果の比率に基づいて、記憶部15が記憶するデジタル情報を訂正する。
図8は、図7と同様に、比較部12が誤動作した時の最後のビットLSBを判定した時の各比較器C1〜C11の比較結果を示している。
図8(A)及び図8(B)に示すように、6個以上の比較器が、比較結果1を出力しており、多数決回路13は、多数決判断に基づいて比較結果1を選択する。記憶部15には、LSBとして1が記憶される。記憶部15は、アナログ電圧VinがA/D変換されたデジタル出力0011(=3)を記憶する。
ここで、訂正部16は、11個の比較器C1〜C10の比較結果の0:1の比率が、5:6〜1:9の時には、即ち、6個から9個の比較器が比較結果1を出力する時、デジタル出力が3.0〜3.9の範囲であると判断する。訂正部16は、記憶部15が記憶するデジタル出力3に対する訂正は行わない。
一方、訂正部16は、11個の比較器C1〜C10の比較結果の0:1の比率が、1:10〜0:11の時には、即ち、10個又は11個の比較器が比較結果1を出力する時、デジタル出力が4.0以上の範囲であると判断する。そこで、訂正部16は、記憶部15が記憶するデジタル出力3に対して、1を加算して、記憶部15が記憶するデジタル出力を4に訂正する。
上述した訂正部16が、デジタル出力を訂正する判断を行う比較器C1〜C10の比較結果の比率は一例であり、他の比率に基づいて、訂正の判断を決定してもよい。
また、訂正部16は、訂正を行う時には、更に、既知の所定のオフセットを有する一の比較器の最後の比較結果を参照した上で、訂正をしてもよい。
上述した本実施形態のA/D変換器10によれば、第1実施形態のA/D変換器と同様の効果が得られる。
また、訂正部16の訂正動作を、最上位ビットMSBから最下位ビットLSBまでの各ステップにおいて行って、ステップ毎に、訂正部16は、各比較器の比較結果の比率に基づいて、記憶部15が記憶するデジタル情報を訂正するようにしてもよい。この時、訂正の判断を行う各比較器の比較結果の比率を、ステップ毎に変えるようにしてもよい。
次に、第3実施形態のA/D変換器について、図9を参照して、以下に説明する。
図9は、第3実施形態の逐次比較A/D変換器の動作を説明する図である。
本実施形態のA/D変換器10では、訂正部16が、既知のオフセットの絶対値が最小電圧値(1LSB)未満である一の比較器の比較結果に基づいて、記憶部15が記憶するデジタル情報を訂正する。
図9は、図4に示すように、比較部12が正常に動作した時の最後のビットLSBを判定した時の各比較器C1〜C11の比較結果を示している。アナログ電圧Vinは、Vr4とVr5との間に位置する。ここで、比較器C3のオフセットは、判定のしきい値VJよりも0.5LSB以上小さいことが既知であるとする。
図9では、9個の比較器C3〜C11は、比較結果0を出力しており、多数決回路13は、多数決判断に基づいて比較結果0を選択する。記憶部15には、LSBとして0が記憶される。記憶部15は、アナログ電圧VinがA/D変換されたデジタル出力0100(=4)を記憶する。ここで、Vr4<Vin<Vr5である。この段階で、比較器C5の出力0と比較器C1の出力=1からデジタル値“4”が確定する。
また、判定のしきい値VJよりも0.5LSB以上小さいオフセットを有する比較器C3の比較結果が0であるので、Vin<VJ−0.5LSBであること分かる。
従って、訂正部16は、アナログ電圧Vinは、4.0〜4.5の間にあると判断して、記憶部15が記憶するデジタル出力4に対して、少数第1位の値0.0〜0.5の間にアナログ電圧Vinがあるという追加情報を加えて、記憶部15が記憶するデジタル出力を4.0に追加補正する。これは1ビット分解能が追加されたことになり高分解能化が実現される。本明細書では、追加補正の処理は、訂正する処理に含まれる意味である。
比較器の既知のオフセットを用いて、デジタル出力の分解能を向上する例としては、他にも以下の場合が挙げられる。
比較器の既知のオフセットが、判定のしきい値VJよりも0.5LSB未満小さいオフセットを有する比較器を用いれば、VJ−0.5LSB<Vin<VJであること分かる。この場合には、訂正部16は、アナログ電圧Vinは、4.5〜5.0の間にあると判断して、記憶部15が記憶するデジタル出力4に対して、少数第1位の値0.5を加えて、記憶部15が記憶するデジタル出力を4.5に追加補正する。
また、訂正部16は、比較器の既知のオフセットが、判定のしきい値VJよりも0.5LSB未満大きいオフセットを有する比較器を用いて、デジタル出力の分解能を向上する訂正を行ってもよい。又は、訂正部16は、比較器の既知のオフセットが、判定のしきい値VJよりも0.5LSB以上大きいオフセットを有する比較器を用いて、デジタル出力の分解能を向上する訂正を行ってもよい。
更に、分解能の向上に用いる比較器のオフセットの絶対値は、0.5LSBでなくても良く、例えば、1/4LSB等の他の値でもよい。但し、この場合得られた値を0.5LSBとして扱うと実際のオフセットとの差分が誤差として現れるが、この情報を使わない場合は最小単位である1LSB以下は判定できないため±1LSB以内の誤差を含むが、例え正確に0.5LSBのオフセットでなくともその誤差を小さくできるので、精度は改善される。
次に、判定のしきい値VJに対して、絶対値が1LSB未満のオフセットを有する比較器を決定する方法を以下に説明する。
図2に示すようなデジタルアナログコンバータは、1LSB未満の参照電圧を作れないので、外部で電圧を生成し、比較部に入力して、各比較器のオフセットを調べることができる。また、図2に示すデジタルアナログコンバータの容量素子に抵抗ラダーを接続して、1LSB未満の参照電圧を作ることもできる。
そして、アナログ電圧Vinとして、判定のしきい値VJよりも1LSB未満の電圧を、比較部に入力して、1と0とが同じ確率で出力する比較器を調べることにより、所望のオフセットを有する比較器を決定できる。例えば、上述した測定を1000回行って、1を出力する回数が50%を超えるか否かを調べることにより、所望のオフセットを有する比較器を決定する。
上述した本実施形態のA/D変換器10によれば、デジタル出力の分解能を向上することができる。
(第3実施形態では、正常に動作した場合に分解能を向上するように訂正することを説明しております。このように分解能を向上する動作と、第1及び第2実施形態のように、誤動作を訂正する動作とは共存することができるのでしょうか、又は、共存できないものなのでしょうか。この点について、第3実施形態の説明に加筆して頂ければと思います。ご検討をお願いします。)
本発明では、上述した実施形態の逐次比較A/D変換器は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。また、一の実施形態が有する構成要件は、他の実施形態にも適宜適用することができる。
例えば、上述した各実施形態では、デジタルアナログコンバータは、容量アレイを有するCDACであったが、CDAC以外のDACでもよい。例えば、抵抗ラダーを用いたRDACでもよいし、RDACとCDACとを組み合わせたDACであってもよい。
ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、読者が、発明者によって寄与された発明及び概念を技術を深めて理解することを助けるための教育的な目的を意図する。ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、そのような具体的に述べられた例及び条件に限定されることなく解釈されるべきである。また、明細書のそのような例示の機構は、本発明の優越性及び劣等性を示すこととは関係しない。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、その様々な変更、置き換え又は修正が本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り行われ得ることが理解されるべきである。
10 逐次比較A/D変換器
11 デジタルアナログコンバータ(DAC)
12 比較部
13 多数決回路(多数決部)
14 逐次制御部
15 記憶部
16 訂正部
L 共通線
C1〜C11 比較器

Claims (3)

  1. 参照電圧を発生し、アナログ電圧と参照電圧との電圧差が、最小電圧値以下になるまで、参照電圧をアナログ電圧に近づけるように変化させるデジタルアナログコンバータと、
    少なくとも3つの比較器を有する比較部であって、各前記比較器は、アナログ電圧と参照電圧との差分電圧を入力して所定のしきい値と比較するか、又は、アナログ電圧と参照電圧とを入力して比較する、比較部と、
    各前記比較器の比較結果を入力し、多数決判断に基づいて比較結果を選択する多数決部と、
    前記多数決部の選択した比較結果に基づいて、参照電圧をアナログ電圧に近づけるように前記デジタルアナログコンバータを制御する制御部と、
    前記多数決部が選択した比較結果を逐次記憶する記憶部と、
    絶対値が最小電圧値以上となる所定のオフセットを有する一の前記比較器の比較結果に基づいて、前記記憶部が記憶するデジタル情報を訂正する訂正部と、
    を備える逐次比較A/D変換器。
  2. 各前記比較器は、比較結果を1又は0で出力し、
    前記訂正部は、各前記比較器の比較結果の比率に基づいて、記憶部が記憶するデジタル情報を訂正する請求項に記載の逐次比較A/D変換器。
  3. 前記訂正部は、前記比較器の最後の比較結果に基づいて、記憶部が記憶するデジタル情報を訂正する請求項1又は2に記載の逐次比較A/D変換器。
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