JPH11163726A - A/d変換器及びa/d変換方法 - Google Patents

A/d変換器及びa/d変換方法

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JPH11163726A
JPH11163726A JP32892197A JP32892197A JPH11163726A JP H11163726 A JPH11163726 A JP H11163726A JP 32892197 A JP32892197 A JP 32892197A JP 32892197 A JP32892197 A JP 32892197A JP H11163726 A JPH11163726 A JP H11163726A
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reference voltage
circuit
bit
voltage
bits
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Hitoshi Tomizawa
仁 冨澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較器の回路規模を縮小でき、消費電力及び
コストを下げられるようにする。 【解決手段】 第1基準電圧発生回路1は、上位ビット
の第1基準電圧を第2基準電圧発生装置に入力し、この
電圧範囲を分圧して2N/2個の第2基準電圧を発生さ
せ、比較器3へ出力する。比較器3で、S/H回路8に
ホールドされていたアナログ入力信号の電圧値と各第2
基準電圧との比較が行われ、エンコード回路4におい
て、N/2ビットのディジタルコードに変換され、ラッ
チ回路6にラッチされる。また同時にディジタルコード
は、第1基準電圧発生回路1にも出力され、上位ビット
に対応した下位ビットの第1基準電圧を出力する。そし
て、同様の処理により、下位ビットがラッチ回路7にラ
ッチされ、最終的に上位N/2ビットと同期して、Nビ
ットのディジタルコードとして出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ入力信号
をディジタル信号に変換するA/D変換器及びA/D変
換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の並列型A/D変換器は、Nビット
の場合で2N−1個の比較器を並べ、入力電圧と一致す
る比較電圧を一度に判定する方式である。図4に、従来
の並列型A/D変換器のブロック図を示す。このA/D
変換器は、まず、2N個の抵抗値が等しい抵抗からなる
抵抗ストリング51により、(2N−1)個の基準電圧
を発生させる。この基準電圧をおのおの比較電圧として
(2N−1)個の比較器52に加え、アナログ入力電圧
Viをすべての比較器52に共通に加える。比較器52
で比較電圧と入力電圧Viを比較し、入力電圧に最も近
い比較電圧を見つけ出す。すなわち、各比較器52に与
える入力電圧より高い比較電圧の比較器52の出力はす
べて0、低いときは1が出力される。この0−1の境界
をEX−OR回路53により検出し、エンコーダ54に
より2進ディジタル信号に変換する。しかし、並列型A
/D変換器においては、分解能がNビットの場合、比較
器が2N−1個必要であり、8ビット以上の分解能にな
ると、比較器の増加に伴い回路構成が複雑になり、また
消費電力も大きく発熱なども問題となる。
【0003】そこで、上記問題点を解決するものとし
て、直並列型A/D変換器がある。このA/D変換器
は、複数の低分解能の並列型A/D変換器を用いて、信
号を上位と下位に分けて変換を行う方式である。すなわ
ち、並列型A/D変換器に対し、速度を犠牲にして回路
規模を縮小する方式である。図5に、8ビット分解能を
有する直並列型A/D変換器のブロック図を示す。図5
においてS/H(サンプルホールド)回路56で標本化
・保持されたアナログ入力信号の電圧は、初段の4ビッ
トの並列比較型A/D変換器58で粗く変換され、上位
4ビットのディジタル出力となる。これは、同時に4ビ
ットのD/A変換器59によりアナログ電圧に戻され、
減算回路60により、保持されている入力アナログ電圧
との差が作られる。この差電圧は、2段目のA/D変換
器61で変換され、下位ビットのディジタルの出力とな
る。比較器の個数は4ビット並列型A/D変換器2つ分
であるので、(24−1)×2=30個であり、並列型
の比較器の28−1=255個に比べ大幅に低減され
る。
【0004】また、直並列型A/D変換器の他の事例の
1つとして、特開平4−170110号公報に開示され
ているものがある。図6に示す直並列型A/D変換器に
おいて、アナログ入力端子71に入力されたアナログ信
号はS/H回路73でメインクロックを分周した第5の
クロックにてサンプルホールドされる。上位A/D変換
回路75で量子化され、上位ディジタル出力端子92よ
り出力される。同じく上位ディジタル信号は、D/A変
換回路80でアナログ信号に戻され、減算回路82でサ
ンプルホールド回路73の出力信号より、D/A変換回
路80の出力信号を減算する。減算回路82で減算され
た信号は、下位A/D変換回路89で下位ディジタル信
号となり、下位ディジタル出力端子93より出力され
る。これにより直並列型A/D変換装置は高速なA/D
変換回路としての機能のみならず、通常のA/D変換回
路としても機能することでコストを低減する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、並列型A/D
変換器に比較して直並列型A/D変換器は、比較器の数
が少なくて済むとはいえ、(2N/2−1)×2個の比較
器が必要であり、比較器の増加に伴い回路構成が複雑に
なり、また消費電力も大きく発熱なども問題となる。ま
た入力電圧はすべて比較器に共通に接続されているの
で、入力容量が大きくなるというような問題がある。ま
た、一番の問題は回路規模と消費電力の増加である。さ
らに、回路規模の増加に伴いLSI化する際などコスト
が高く、また歩留まりの面から見ても不利である。
【0006】本発明は、比較器の回路規模を縮小でき、
消費電力及びコストを下げられるA/D変換器及びA/
D変換方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、アナ
ログ入力信号をNビットのディジタル信号に変換する場
合に、上位N/2ビットを変換後、その結果に応じて下
位N/2ビットを変換するA/D変換器において、上位
ビットと下位ビットの電圧範囲を設定する2個の第1基
準電圧を発生する第1基準電圧発生回路と、前記第1基
準電圧による電圧範囲を2N/2等分に分圧した第2基準
電圧を発生する第2基準電圧発生回路と、前記第2基準
電圧と前記アナログ入力信号の電圧を比較する2N/2
の比較回路と、前記比較回路の比較結果を符号化してデ
ィジタル信号に変換するエンコード回路と、前記エンコ
ード回路を出力したディジタル信号から上位ビットと下
位ビットをそれぞれ保持し同期させて出力するラッチ回
路と、を備える。そして、前記第1基準電圧発生回路
は、上位ビットの第1基準電圧を出力し、その結果エン
コード回路を出力したディジタル信号に基づいて、上位
ビットの第1基準電圧の範囲を2N/2等分に分圧して、
下位ビットの第1基準電圧を設定して出力することを特
徴とする。
【0008】請求項2の発明は、アナログ入力信号をN
ビットのディジタル信号に変換する場合に、上位N/2
ビットを変換後、その結果に応じて下位N/2ビットを
変換するA/D変換方法である。まず、上位ビットの電
圧範囲を設定する2個の第1基準電圧を発生し、該第1
基準電圧による電圧範囲を2N/2等分に分圧した第2基
準電圧を発生し、該第2基準電圧と前記アナログ入力信
号の電圧を比較し、該比較結果を符号化してディジタル
信号に変換し、該ディジタル信号から上位ビットを保持
する。つぎに、前記ディジタル信号に対応する下位ビッ
トの電圧範囲を設定する第1基準電圧を発生し、該第1
基準電圧による電圧範囲を2N/2等分に分圧した第2基
準電圧を発生し、該第2基準電圧と前記アナログ入力信
号の電圧を比較し、該比較結果を符号化してディジタル
信号に変換し、該ディジタル信号から下位ビットを保持
する。そして、保持されている上位ビットと下位ビット
のディジタル信号を同期させて出力することを特徴とす
る。
【0009】本発明において、第1基準電圧発生回路
が、上位ビットの第1基準電圧を出力し、その結果エン
コード回路を出力したディジタル信号に基づいて、上位
ビットの第1基準電圧の範囲を2N/2等分に分圧して、
下位ビットの第1基準電圧を設定して出力し、同一の比
較器で、上位ビットと下位ビットの出力を得ることがで
きる。そして、この上位ビットと下位ビットを同期させ
て出力することにより、Nビットの出力を得る。従っ
て、比較器の数を大幅に縮小でき、回路規模、消費電力
を抑えられることを特徴とし、上位、下位ビットを同一
比較器により変換させるため、比較器のプロセス的なバ
ラツキによる上位、下位ビットのリニアリティに及ぼす
影響を抑えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本発明に係るA/D変換器の実施
形態を示すブロック図である。図1におけるA/D変換
器は、アナログ入力信号をNビットのディジタル信号に
変換する装置であり、第1基準電圧発生回路1、第2基
準電圧発生回路2、比較器3、エンコード回路4、セレ
クタ5、上位ビット用ラッチ6、下位ビット用ラッチ
7、サンプルホールド(S/H)回路8からなる。
【0012】第1基準電圧発生回路1は、第2基準電圧
発生回路2の両端子に第1基準電圧を供給するものであ
り、該第1基準電圧は上位ビットと下位ビットでそれぞ
れ設定される。第2基準電圧発生回路2は、第1基準電
圧発生回路1から出力された電圧範囲を2N/2等分に分
圧して、第2基準電圧を発生する。
【0013】比較器3は、2N/2個あり、第2基準電圧
発生回路2から出力される第2基準電圧のそれぞれと接
続されている。また、アナログ入力信号をホールドして
いるS/H回路8が比較器3にパラレルに接続されてい
る。こうして、第2基準電圧発生回路2により分圧され
た第2基準電圧とアナログ入力信号の電圧が比較され
る。エンコード回路4は、比較器3の出力結果をN/2
ビットのディジタルコードに変換する。そして、その結
果をセレクタ5と第1基準電圧発生回路1に出力する。
セレクタ5は、ディジタル出力を上位あるいは下位ビッ
トのデータであるかによって上位ビット用ラッチ回路6
あるいは下位ビット用ラッチ回路7を選択する。一方、
エンコード回路4を出力したディジタル信号に応じて、
新たに第1基準電圧発生回路1にて第1基準電圧が設定
され、第2基準電圧発生回路2の2つの入力端子にそれ
ぞれ入力される。
【0014】次に、このA/D変換器の動作を説明す
る。このNビットのA/D変換器において、第一に上位
N/2ビットを変換し、次に上位ビットの結果に応じて
下位N/2ビットを変換し、最後に上位N/2ビット、
下位N/2ビットを合わせ、Nビットの出力を得るもの
である。
【0015】まず、第1基準電圧発生回路1は、上位ビ
ットの第1基準電圧として、例えば電源電圧VDD
[V]と、GND[0V]を第2基準電圧発生装置に入
力する。このときのVDD,GNDはアナログ入力範囲
を意味する(アナログ入力範囲=VDD〜GND
[V])。第2基準電圧発生回路2は、第1基準電圧に
より設定された電圧範囲(VDD〜GND)を、例えば
N/2個の抵抗素子により分圧して2N/2個の第2基準電
圧を発生させ、比較器3へ出力する。S/H回路8で
は、サンプリングされたアナログ入力信号がホールドさ
れている。この比較器3で、S/H回路8にホールドさ
れていたアナログ入力信号の電圧値と各第2基準電圧と
の比較が行われる。比較結果は、次のエンコード回路4
において、N/2ビットのディジタルコードに変換され
る。すなわち、アナログ入力信号の電圧に最も近い第2
基準電圧を見つけ出し、エンコーダ4により2進ディジ
タル信号に変換する。このディジタルコードはセレクタ
5に出力され、上位ビットコードとして上位ビット用ラ
ッチ回路6にラッチされる。また同時に上位ビットディ
ジタルコード出力結果は、第1基準電圧発生回路1にも
出力される。
【0016】次に、下位ビット変換用基準電圧の選択が
おこなわれる。ここでは、上位側のN/2ビット分のコ
ードに対応した第1基準電圧を出力するよう設定されて
いる。この下位ビットの第1基準電圧は、上位ビットの
結果を踏まえて、更にアナログ入力信号の電圧の下位ビ
ットを検出するための電圧値が、第2基準電圧発生回路
2の2入力端子へ入力される。すなわち、第2基準電圧
発生回路2に入力する電圧値については、上位ビットに
該当する第2基準電圧と、この電圧の次にアナログ入力
信号に近い第2基準電圧を、下位ビットを得るための第
2基準電圧発生回路2に与える電圧値として選択する。
この選択された電圧が、第2基準電圧発生回路2のそれ
ぞれの入力に与えられ、第2基準電圧発生回路2におい
て、下位N/2ビットを得るための基準電圧に分圧され
る。
【0017】この下位ビット用の第2基準電圧とアナロ
グ入力信号の電圧の比較が比較器3にて比較される。こ
のときのアナログ入力信号の電圧は、先の上位ビットコ
ードを得たときのアナログ電圧値であり、S/H回路8
にて一定期間保持されていたものである。アナログ入力
信号の電圧に最も近い第2基準電圧を見つけ出し、エン
コーダ4により2進ディジタル信号に変換する。ディジ
タル信号は、セレクタ5を通して、下位ビットのラッチ
回路7にラッチされ、最終的に該上位N/2ビットと同
期して、Nビットのディジタルコードとして出力され
る。
【0018】こうして、直並列型A/D変換器に比較し
て、分解能が増えることによる回路規模増大が抑えられ
る。また、基準電圧を作り出す抵抗素子の数も抑えら
れ、回路規模及びコストの低減、並びに消費電力化を得
ることができる。また、上位ビット、下位ビットともに
同一の比較器を使用するために、上位、下位側で比較器
の性能のばらつきによるプロセス的な影響を受けにく
い。
【0019】次に、6ビットのA/D変換器の例に基づ
いて、詳しく説明する。図2は、6ビットのA/D変換
器を示すブロック図である。このA/D変換器の構成
は、図1と同じであり、同一部分には同一符号を付す。
第1基準電圧発生回路1は、8個のNOR回路11〜1
8と、8個の直列接続した抵抗値の等しい抵抗素子19
と、8×2+2=18個のアナログスイッチとで構成さ
れている。直列接続した抵抗素子19は、VDDとGND
に接続されており、各抵抗19の両端子にアナログスイ
ッチが一つずつ配置されている。VDD及びGNDはアナ
ログスイッチSW1,SW4を介してそれぞれバッファ
20,21に接続されている。各抵抗19の両端子に接
続されたアナログスイッチのうち、高電圧側(VDD側)
は、アナログスイッチSW2を介してバッファ20に接
続されている。低電圧側(GND側)のアナログスイッ
チは、アナログスイッチSW3を介してバッファ21に
接続されている。これらバッファ20,21を出力した
電圧は、第2基準電圧発生回路2に入力され8個の抵抗
素子22により分圧される。分圧された第2基準電圧
は、8個の比較器にそれぞれ入力され、S/H回路8で
ホールドされたアナログ入力信号の電圧と比較する。こ
れら比較結果はエンコード回路4に入力され、ディジタ
ル信号に変換される。このディジタル信号は、第1基準
電圧発生回路1のNOR回路11と、セレクタ4に入力
され、図1と同様に上位ビット用ラッチと下位ビット用
ラッチにディジタル信号が保持される。
【0020】次に、このA/D変換器の動作を説明す
る。図3は、このA/D変換器の各部のタイミングチャ
ートであり、これに基づいて説明する。まず、上位3ビ
ットのディジタルコード化を行う。アナログスイッチの
制御信号CKJをHレベル、制御信号CKJ“バー”を
Lレベルにすることにより、第1基準電圧発生回路1内
のSW1をON、SW2をOFF、SW3をOFF及び
SW4をONとする。従って、第2基準電圧発生回路2
のバッファ20にはVDDが印加され、バッファ21には
0V(GND)が印加される。バッファ20,21から
第2基準電圧発生回路2に電圧が入力され、抵抗22に
より分圧された第2基準電圧が比較器3に入力される。
【0021】一方、アナログ入力信号Nは、S/H回路
8において、制御信号CKSHをHレベルにすることに
よりサンプルホールドされる。このアナログ入力信号が
比較器3にそれぞれ入力され、各基準電圧と比較され、
この比較結果をエンコード回路4にて3ビットのディジ
タル信号に変換する。例えば、アナログ入力信号電圧よ
り第2基準電圧が低くなる境界の電圧を2進ディジタル
信号に変換する。図8に示すように、サンプル点Nのデ
ィジタル信号が101と変換されたとする。この信号が
セレクタ5に入力され、制御信号CKSがHレベルとす
ることにより、上位ビット用ラッチ6が選択される。制
御信号CKBLJをHレベルとして、上位ビット用ラッ
チ6にデータを保持する。
【0022】次に、下位ビットを算出する。図8におい
て、アナログ信号のピークは上位3ビットの101〜1
10の間に存在する。したがって、この間の下位3ビッ
トを求める。まず、エンコード回路4を出力した信号1
01は第1基準信号発生回路1のNOR回路11〜18
にも入力される。上位3ビット101のディジタル信号
により、第1基準電圧発生回路1のNORゲート16が
Hレベルとなり、SW5とSW6がONとなる。この時
は、上位ビット検出時とは逆にCSJがHレベルとなっ
ており、SW1はOFF、SW2はON、SW3はON
及びSW4はOFFとなっている。こうして、バッファ
20には6/8VDDが、又バッファ21には5/8VDD
が出力され、バッファ20,21より第2基準信号発生
回路2に出力される。
【0023】第2基準信号発生回路2では、1/8VDD
の電圧を、抵抗22により分圧して1/16VDDを基準
電圧として、比較器3に出力する。S/H回路8にホー
ルドされていたアナログ入力信号Nと、この基準電圧に
より比較器3にて再度比較されエンコード回路4にて下
位3ビットが得られる。制御信号CKSがLレベルとな
っており、セレクタ5は下位ビット用ラッチを選択す
る。制御信号CKBLKがHレベルとなって、下位3ビ
ットは下位ビット用ラッチ7にラッチされる。さて、制
御信号CKBLJ,CKBLKがLレベルになったと
き、ラッチ6,7に保持されていた上位ビットと下位ビ
ットのディジタル信号は合わせて出力される。このよう
に、各アナログ入力信号のサンプルポイントが同様に処
理される。
【0024】
【発明の効果】以上により、本発明は、2N/2個の比較
器で構成されるので、従来の並列型ばかりでなく直並列
型A/D変換器に比較して、分解能が増えることによる
回路規模増大が抑えられる。また、基準電圧を作り出す
抵抗素子の数も抑えられ、回路規模及びコストの低減、
並びに消費電力化を得ることができる。また、上位ビッ
ト、下位ビットともに同一の比較器を使用するために、
上位、下位側で比較器の性能のばらつきによるプロセス
的な影響を受けにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるA/D変換器のブロック図であ
る。
【図2】6ビット分解能のA/D変換器のブロック図で
ある。
【図3】6ビット分解能のA/D変換器のタイミングチ
ャートである。
【図4】エンコード回路におけるアナログ入力信号の上
位3ビット変換を示す説明図である。
【図5】従来技術としての並列型A/D変換器のブロッ
ク図である。
【図6】従来技術としての直並列型A/D変換器回路の
ブロック図である。
【図7】従来技術としての他の直並列型A/D変換器の
ブロック図である。
【符号の説明】
1 基準電圧発生回路1 2 基準電圧発生回路2 3 比較器 4 エンコーダ回路 5 比較器 6 ラッチ回路(上位側) 7 ラッチ回路(下位側) 8 S/H回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力信号をNビットのディジタ
    ル信号に変換する場合に、上位N/2ビットを変換後、
    その結果に応じて下位N/2ビットを変換するA/D変
    換器において、 上位ビットと下位ビットの電圧範囲を設定する2個の第
    1基準電圧を発生する第1基準電圧発生回路と、 前記第1基準電圧による電圧範囲を2N/2等分に分圧し
    た第2基準電圧を発生する第2基準電圧発生回路と、 前記第2基準電圧と前記アナログ入力信号の電圧を比較
    する2N/2個の比較回路と、 前記比較回路の比較結果を符号化してディジタル信号に
    変換するエンコード回路と、 前記エンコード回路を出力したディジタル信号から上位
    ビットと下位ビットをそれぞれ保持し同期させて出力す
    るラッチ回路と、 を備え、 前記第1基準電圧発生回路は、上位ビットの第1基準電
    圧を出力し、その結果エンコード回路を出力したディジ
    タル信号に基づいて、上位ビットの第1基準電圧の範囲
    を2N/2等分に分圧して、下位ビットの第1基準電圧を
    設定して出力することを特徴とするA/D変換器。
  2. 【請求項2】 アナログ入力信号をNビットのディジタ
    ル信号に変換する場合に、上位N/2ビットを変換後、
    その結果に応じて下位N/2ビットを変換するA/D変
    換方法において、 上位ビットの電圧範囲を設定する2個の第1基準電圧を
    発生し、該第1基準電圧による電圧範囲を2N/2等分に
    分圧した第2基準電圧を発生し、該第2基準電圧と前記
    アナログ入力信号の電圧を比較し、該比較結果を符号化
    してディジタル信号に変換し、該ディジタル信号から上
    位ビットを保持し、 前記ディジタル信号に対応する下位ビットの電圧範囲を
    設定する第1基準電圧を発生し、該第1基準電圧による
    電圧範囲を2N/2等分に分圧した第2基準電圧を発生
    し、該第2基準電圧と前記アナログ入力信号の電圧を比
    較し、該比較結果を符号化してディジタル信号に変換
    し、該ディジタル信号から下位ビットを保持し、 保持されている上位ビットと下位ビットのディジタル信
    号を同期させて出力することを特徴とするA/D変換方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003010488A (ja) * 2001-06-27 2003-01-14 Heiwa Corp 遊技機及びそのインタフェースic
CN102262413A (zh) * 2010-05-26 2011-11-30 上海宏力半导体制造有限公司 参考电压产生电路及产生方法
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