JPH04235418A - Ad変換器 - Google Patents

Ad変換器

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JPH04235418A
JPH04235418A JP3012985A JP1298591A JPH04235418A JP H04235418 A JPH04235418 A JP H04235418A JP 3012985 A JP3012985 A JP 3012985A JP 1298591 A JP1298591 A JP 1298591A JP H04235418 A JPH04235418 A JP H04235418A
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JP
Japan
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converter
voltage
conversion
input signal
reference voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3012985A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Kikuchi
隆文 菊池
Masao Hotta
正生 堀田
Yoshito Nene
義人 禰寝
Koichi Ono
孝一 尾野
Tatsuji Matsuura
達治 松浦
Shigeki Imaizumi
栄亀 今泉
Kunihiko Usui
邦彦 臼井
Etsuji Yamamoto
悦司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はAD変換器に関し、特に
消費電力を低下させるとともに、回路規模を小さくする
ことが可能なAD変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回路規模の小さなAD変換方式
としては、逐次比較方式や、パイプライン方式等が知ら
れており、その詳細については、例えば、「トランジス
タ技術SPECIAL特集A−D/D−A変換回路技術
のすべて」に述べられている。図7は、逐次比較方式の
AD変換器の簡単な構成を示す図である。図中、1dは
電圧比較器、2bは参照電圧発生回路、3はサンプル・
ホールド(S/H)回路、5bは制御論理回路、6bは
クロック信号生成回路、7はアナログ信号入力端子、8
はディジタル信号出力端子、9は逐次比較レジスタを示
している。逐次比較方式の変換原理を簡単に説明すると
、次のようになる。最大入力振幅をVPP(=VT−V
B:ここで、VTは最大値、VBは最小値)とすると、
第一回目の変換周期の参照電圧VR1を初期値として、
VD1=VPP/2,VR1=VD1 と設定する。ここで、入力信号VINと参照電圧VR1
とを比較し、 VIN≧VR1 ならば逐次比較レジスタ9の第1ビット目を“1”とし
て、第二回目の変換周期へ進み、 VIN<VR1 ならば逐次比較レジスタ9の第1ビット目を“0”とす
るとともに、参照電圧を VR1=VR1−VD1 として、第二回目の変換周期へ進む。以降、第i番目の
変換周期には、 VDi=VD(i−1)/2, VRi=VRi+VDi と参照電圧を決定した後、それを入力信号VINと比較
し、 VIN≧VRi ならば、逐次比較レジスタ9の第iビット目を“1”と
し、 VIN<VRi ならば、逐次比較レジスタ9の第iビット目を“0”と
するとともに、参照電圧を VRi=VRi−VDi とする。上述の参照電圧の変化の様子を、図8に例示す
る。以上説明した如く、逐次比較方式は一度に1ビット
ずつAD変換を行うので、Nビットの分解能を得るため
にはN回の変換が必要であるが、電圧比較器は一つしか
必要ではなく、また、同じ回路を各変換周期で繰り返し
使用するため、回路規模は極めて小さい。一方、パイプ
ライン方式は一度に複数ビットのAD変換を行い、その
出力値を再びDA変換し、その結果を入力電圧から引い
てその残差を増幅した後、次の段のAD変換器に渡す。 そのため、逐次比較方式に比較して、電圧比較器の数が
増え、また、それが複数段分必要になるので、回路規模
は大きくなるが、変換の回数が減るために速度は向上す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうちの
前者、すなわち、逐次比較方式によるAD変換器は、回
路規模は小さくなるが、変換が終了するまでに時間がか
かる。また、パイプライン方式によるAD変換器は、逐
次比較方式に比較して、変換時間は短くなるが、回路規
模は大きくなる。本発明は上記事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、従来の技術における上
述の如き問題を解消し、逐次比較方式に比較して回路規
模をそれほど大きくせずに、しかも変換の高速化を実現
可能なAD変換器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的は、
入力信号を、基準となる参照電圧と比較することにより
前記入力信号の電圧レベルに応じたディジタル値を発生
するAD変換器において、複数の参照電圧を発生する手
段と、前記複数の参照電圧と入力信号の電圧レベルを比
較する複数の並列比較形電圧比較器と、入力信号の電圧
レベルを変化させることなく、複数の変換周期の各変換
周期で前記複数の参照電圧のみを変化させる制御論理回
路とを設けて、前記制御論理回路により、各変換周期の
結果を求め、前回の変換結果を新たな参照電圧の決定に
利用することにより、参照電圧の範囲を順次狭めて行く
ことを特徴とするAD変換器によって達成される。
【0005】
【作用】本発明に係るAD変換器においては、複数の参
照電圧を発生する手段と、上記複数の参照電圧と入力信
号の電圧レベルを比較する複数の並列比較形電圧比較器
とを設けて、AD変換の各変換周期の参照電圧を、順次
、入力信号に近付けて範囲を狭くしていくので、回路規
模をそれほど大きくせずに、しかも変換の高速化を実現
できるという効果を奏するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の第一の実施例であるAD
変換器の構成を示す図であり、内部に用いられる低分解
能のAD変換器の分解能がn=2ビットの場合の例であ
る。図中、1a〜1cは電圧比較器で、1aが最下位ビ
ット(以下、「LSB」という)用で、1cが最上位ビ
ット(以下、「MSB」という)用である。2aは参照
電圧発生回路、3はサンプル・ホールド回路、4は電圧
比較器群の出力をバイナリ値に変換するエンコーダ、5
aは出力レジスタと、参照電圧発生回路用の制御信号を
作る論理回路から成る制御論理回路、6aはクロック信
号生成回路、7はアナログ信号入力端子、8はディジタ
ル信号出力端子を示している。次に、上述の如く構成さ
れた本実施例の各部の動作を説明する。アナログ信号入
力端子7から入力されたアナログ信号は、サンプル・ホ
ールド回路3によって、一連の変換が終了するまで保持
される。 電圧比較器1a〜1cは、各変換周期毎に、参照電圧発
生回路2aから供給される参照電圧VR0,VR1,V
R2と、サンプル・ホールド回路3に保持されているア
ナログ信号とを比較し、 VL(VIN<VRiのとき) VH(VIN≧VRiのとき) を出力する。エンコーダ4は、その出力系を受けて、0
0(2)から11(2)までの四つのバイナリコードに
変換して出力する。ここで、“(2)”は、その数値が
二進数であることを示すために用いられている。制御論
理回路5aは、そのバイナリ出力を順次記憶しておき、
一連の変換が終了した後に、最終的な変換値として出力
する他、参照電圧発生回路2aに次の変換周期に必要な
データを送る。
【0007】図2は、本実施例において、参照電圧がア
ナログ入力信号を追い込むようにして、範囲を狭めてい
く様子を示したものである。ここでは、一度の変換周期
において2ビットの変換を行う動作を4回行い、8ビッ
トの結果を得る場合の例を示しており、電圧を出力の数
値に変換して表わしており、アナログ入力信号の電圧の
最小値VBを0、最大値VTを255として扱っている
。 参照電圧の初期値は、0から256の値を四等分するよ
うに出力され、以後、アナログ入力信号の入っている範
囲の参照電圧を四等分するように、参照電圧が変化して
いく。参照電圧は、下からVRL,VR0,VR1,V
R2,VRUと名付けられ、実際に、電圧比較器に供給
されるのは、このうちのVR0からVR2である。この
例では、アナログ入力信号は「137」で、第一回目の
変換周期ではVR1の128とVR2の192の間にあ
る。第二回目の変換周期では、参照電圧は128と19
2の間を四等分している。 以下、これを繰り返して、参照電圧の範囲を狭めていく
。図3は、前述の参照電圧発生回路2aを二つのDA変
換器を用いて実現した例を示すものである。図中、21
aおよび21bはDA変換器、22a〜22dはすべて
等しい抵抗値を持つ抵抗器である。ここで、DA変換器
21bは参照電圧の上端値VRUを発生し、DA変換器
21aは参照電圧の下端値VRLを発生する。そして、
その電位差を抵抗列22a〜22dで分圧し、参照電圧
VR0からVR2を発生する。参照電圧発生回路2aは
、第一回目の変換周期は、初期値として、入力アナログ
信号の電圧の最大値VTをVRUとし、最小値VBをV
RLとする。 第二回目以降は、前変換周期のエンコーダ4の出力が0
0(2)の場合は、新しいVRUを前回のVR0,VR
Lを前回のVRLとし、エンコーダ4の出力が01(2
)の場合は、新しいVRUを前回のVR1,VRLを前
回のVR0、エンコーダ4の出力が10(2)の場合は
、新しいVRUを前回のVR2,VRLを前回のVR1
、エンコーダ4の出力が11(2)の場合は、新しいV
RUを前回のVRU,VRLを前回のVR2とする。
【0008】以上が、変換の手順の概要である。以下、
詳細な手順を説明する。なお、説明の簡略化のため、電
圧をすべて出力の数値に換算する。前述の如く、一度の
変換は、n=2ビットを単位とし、それを4回繰り返し
て最終的にN=8ビットの出力を得るものである。また
、入力アナログ信号の電圧の最大入力振幅をVPP(=
VT−VB)とするとき、AD変換器はこのVPPの電
圧を256(28)等分し 0から255の数値に換算
して取り扱う。また、DA変換器21aおよび21bの
1LSBは、AD変換器の4(22)LSBに相当し 
出力として0から256までの数値を発生する。ここで
、入力として、前述の数値換算して「137」のアナロ
グ信VINが与えられたとする。第一回目の変換周期で
は、参照電圧発生回路2aは、初期値としてVRUを2
56、VRLを0と設定する。この電位差を、図3に示
した抵抗列22a〜22dで分割することにより、VR
0は64、VR1は128、VR2は192となり、1
LSBは64となる。このとき、入力アナログ信号VI
NはVR1とVR2の間に入るので、エンコーダ4は、
バイナリ値10(2)を出力する。 これで、入力信号電圧がVR1とVR2の間にあること
がわかったので、第二回目の変換周期では、参照電圧発
生回路2aは、VRUを第一回目のVR2とし、VRL
を同じくVR1と設定する。従って、新たなVRLは1
28、VR0は144、VR1は160、VR2は17
6、VRUは192となり、1LSBは16となり、第
一回目の変換周期の四分の一となる。このとき、入力値
はVRLとVR0の間に入るので、エンコーダ4は、バ
イナリ値00(2)を出力し、制御論理回路5aは、そ
の値を前回までの出力の下位ビットに付け加え、出力は
1000(2)となる。第三回目の変換周期では、参照
電圧発生回路2aは、VRLは変化させずそのままとし
、VRUは前回のVR0とする。従って、新たなVRL
は128、VR0は132、VR1は136、VR2は
140、VRUは144となり、1LSBは前変換周期
の四分の一の4となる。このとき、入力値はVR1とV
R2の間に入るので、エンコーダ4は、バイナリ値10
(2)を出力し、制御論理回路5aに記憶されるこれま
での変換結果は100010(2)となる。第四回目の
変換周期では、参照電圧発生回路2aは、VRUは前回
のVR2とし、VRLは前回のVR1とする。これで、
新たなVRLは136、VR0は137、VR1は13
8、VR2は139、VRUは140となり、1LSB
は前変換周期の四分の一の1となる。これは、本来の8
ビットAD変換器の1LSB分である。このとき、入力
アナログ信号VINは、 VIN≧VR0 なので、エンコーダ出力は01(2)となり、最終的に
四回分のエンコーダ出力をまとめて、137の入力から
「10001001(2)」の出力値が得られ、これは
137をバイナリ値で表現したものに等しい。
【0009】次に、図3に示したDA変換器が各変換周
期に出力する電圧値をどのように決定するかの制御方法
を説明する。図4は、前述の制御論理回路5a内のDA
変換器制御部分の構成例を示す図である。図中、51a
および51bはラッチ、52aおよび52bはビットシ
フト回路、53aは定数加算回路である。各部の働きは
、以下の通りである。まず、ラッチ51aおよび51b
は、ビット数がN−1ビットで、エンコーダ4の出力を
、順次記憶する。ラッチ51aおよび51bとも、入力
は下位のnビットがエンコーダ4の出力のnビットに接
続されており、上位N−1−nビットが、ラッチ51a
の出力の下位N−1−nビットに接続されている。これ
により、ラッチ51aおよび51bは、新たな入力を取
り込む際には、エンコーダ4の新たな出力を以前の自ら
の出力の下位nビットとして取り込む。定数加算回路5
3aは、ラッチ51bの出力に1を加える働きをしてい
る。ビッチシフト回路52aおよび52bは、それぞれ
、ラッチ51aと定数加算回路53aの出力に接続され
ており、後に詳述する如く、入力された値をMSB側に
シフトするように動作する。なお、以下、説明を簡単に
するため、MSB側にシフトすることを「左にシフトす
る」ということにする。
【0010】以下、図4に示した回路の動作を詳細に説
明する。第一回目の変換周期では、初期値として、ラッ
チ51aおよび51bとも、出力は0が設定される。ビ
ットシフト回路52aおよび52bは、入力を6ビット
左にシフトする。従って、ビットシフト回路52aの出
力は0となり、ビットシフト回路52bの出力は100
0000となる。これで、DA変換器21aの出力は0
となり、先にも述べたとおり、DA変換器の1LSBは
AD変換器の4LSB分に相当するので、DA変換器2
1bの出力は256となる。第二回目以降の変換周期で
は、まず、ラッチ52aおよび52bは、エンコーダ4
の出力を下位nビットとして取り込む。これにより、i
番目の変換周期には、ビットシフト回路は、入力された
値を、2×(4−i)ビット左にシフトして、DA変換
器21aおよび21bのコントロール入力として与える
。 先に挙げた例によって、具体的に手順を説明する。第二
回目の変換周期には、ラッチ51aおよび51bには、
第一回目の変換結果として、バイナリ値10(2)が保
存されている。この値に1を加えた後に、2×(4−2
)=4ビット左にシフトした値は0110000(2)
となり、これは、第二回目の変換周期のVRUの192
に等しく、また、そのまま、4ビット左にシフトした値
は0100000(2)となり、これは、第二回目の変
換周期のVRLの128に等しい。第三回目の変換周期
には、ラッチ51aおよび51bには、第二回目の変換
結果として、バイナリ値1000(2)が保存されてい
る。この値に1を加えた後に、2ビット左にシフトした
値は0100100(2)となり、これは、第三回目の
変換周期のVRUの144に等しく、また、そのまま、
2ビット左にシフトした値は0100000(2)とな
り、これは、VRLの128に等しい。第四回目の変換
周期にはビットシフトは行わない。前回までの変換結果
として保存されている値は100010(2)で、これ
に1を加えた値は、0100011(2)となり、これ
が、第四回目の変換周期のVRUの140に等しく、そ
のままの値100010(2)は、VRLの136に等
しい。以上詳細に説明した如く、本実施例によれば、図
7に例示した従来の逐次比較方式のAD変換器に比較し
て、図1に示す如く、回路規模をそれほど大きくせずに
、変換の高速化を実現可能なAD変換器を実現できると
いう効果が得られる。
【0011】図5に、本発明の他の実施例に係る、参照
電圧発生回路2aの構成例を示す。本実施例に示す参照
電圧発生回路2aを、必要な参照電圧の数に等しい数の
DA変換器を用いて構成した例である。ここでは、DA
変換器の数は、VR0からVR2までの三つ分となって
いる。図中、21cから21eがDA変換器である。本
実施例の場合の変換手順は、前述の実施例の場合と同様
であるが、各変換周期毎にVR0からVR2を決定する
方式が、先の実施例がDA変換器21bで参照電圧の上
端値VRUを、DA変換器21aで参照電圧の下端値V
RLを発生し、その電位差を抵抗列22a〜22dで分
圧して決定する方式であったのに対して、本実施例では
、三つのDA変換器21c〜21eによって直接VR0
からVR2を決定する方式である点が異なるものである
。また、本実施例においては、DA変換器の1LSBは
AD変換器の1LSBに等しい。図6は、上述のDA変
換器21c〜21eを制御するための制御論理回路5a
内のDA変換器制御部の構成例を示すものである。図中
、51cはラッチ、53b〜53dは定数加算回路、5
2c〜52fはビットシフト回路である。各部の働きは
下記の通りである。まず、ラッチ51cはN−2ビット
、つまり、この例では6ビット構成である。入力の上位
N−n−2ビット、つまり、4ビットは自分の出力の下
位N−n−2ビットに接続されており、入力の下位nビ
ットは、エンコーダ4の出力のnビット、つまり、2ビ
ットに接続されている。この構成により、ラッチ51c
は、新たなデータを取り込む際には、現在のエンコーダ
4の出力を必ず前回までの出力の下位ビットとして付け
加えることになる。ラッチ51cの出力は、ビットシフ
ト回路52cに接続されており、ビットシフト回路52
cは入力された値を左に2ビットシフトする。ビットシ
フト回路52cの出力はNビットで、三つの定数加算回
路53b〜53dに接続されており、53bでは1,5
3cでは2,53dでは3の定数が加えられる。上記定
数加算回路53b〜53dの出力は、それぞれ、ビット
シフト回路52d〜52fに接続され、i番目の変換周
期には、2×(4−i)ビット左にシフトされる。ビッ
トシフト回路52d〜52fの出力はNビットで、DA
変換器21c〜21eの制御信号として用いられる。
【0012】次に、本実施例の動作の詳細を説明する。 先の実施例と同様に、入力として数値換算して「137
」のアナログ信号VINが与えられたものとする。まず
、第一回目の変換周期では、ラッチ51cの出力は0に
初期化される。その値は、ビットシフト回路52cによ
り、左に2ビットシフトされ、各定数加算回路53b〜
53dに与えられる。ここで、それぞれ、1〜3の定数
が加えられた後、ビットシフト回路52d〜52fに値
が送られる。このとき、ビットシフト回路は、入力され
た値を左に2×(4−1)=6ビットシフトするので、
ビットシフト回路52dの出力は0100000(2)
、同52eの出力は1000000(2)、また、同5
2fの出力は1100000(2)となり、これらの値
は、第一回目の変換周期に必要な参照電圧である、64
,128,192に等しい。このとき、エンコーダ4の
出力は10(2)なので、第一回目の変換周期では、ラ
ッチ51cの出力は10(2)、ビットシフト回路52
cの出力は1000(2)、同52d〜52fの出力は
、それぞれ、1001000(2),10100000
(2),10110000(2)となり、これらの値は
、第二回目の変換周期の参照電圧として必要な、144
,160,176になる。このようにして、第四回目の
変換周期まで、これが繰り返され、最終的に、ラッチ5
1cに保持されている値とエンコーダ4の出力とを合せ
て「137」の値を得ることができる。本実施例によっ
ても、回路規模をそれほど大きくせずに、変換の高速化
を実現可能なAD変換器を実現できるという効果が得ら
れる。なお、上記各実施例は本発明の一例を示したもの
であり、本発明はこれらに限定されるべきものではない
ことは言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、複数の参照電圧を発生する手段と、上記複数の参
照電圧と入力信号の電圧レベルを比較する複数の並列比
較形電圧比較器とを設けて、AD変換の各変換周期の参
照電圧を、順次、入力信号に近付けて範囲を狭くしてい
くので、回路規模をそれほど大きくせずに、しかも変換
の高速化を実現できるという顕著な効果を奏するもので
ある。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例であるAD変換器の構成
を示す図である。
【図2】実施例において、参照電圧の範囲を狭めていく
様子を示す説明図である。
【図3】参照電圧発生回路の詳細な構成を示す図である
【図4】制御論理回路内のDA変換器制御部分の構成例
を示す図である。
【図5】参照電圧発生回路の他の構成例を示す図である
【図6】図5に示した参照電圧発生回路を制御するため
の制御論理回路内のDA変換器制御部の構成例を示す図
である
【図7】従来の逐次比較方式のAD変換器の構成例を示
す図である。
【図8】図7に示したAD変換器の動作説明図である。
【符号の説明】
1a〜1d:電圧比較器、2a,2b:参照電圧発生回
路、3:サンプル・ホールド回路、4:エンコーダ、5
b,5b:制御論理回路、6a,6b:クロック信号生
成回路、7:アナログ信号入力端子、8:ディジタル信
号出力端子、9:逐次比較レジスタ、21a,21b:
DA変換器、22a〜22d:抵抗器、51a〜51c
:ラッチ、52a〜52f:ビットシフト回路、53a
〜53d:定数加算回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力信号を、基準となる参照電圧と比
    較することにより前記入力信号の電圧レベルに応じたデ
    ィジタル値を発生するAD変換器において、複数の参照
    電圧を発生する手段と、前記複数の参照電圧と入力信号
    の電圧レベルを比較する複数の並列比較形電圧比較器と
    、入力信号の電圧レベルを変化させることなく、複数の
    変換周期の各変換周期で前記複数の参照電圧のみを変化
    させる制御論理回路とを設けて、前記制御論理回路によ
    り、各変換周期の結果を求め、前回の変換結果を新たな
    参照電圧の決定に利用することにより、参照電圧の範囲
    を順次狭めて行くことを特徴とするAD変換器。
  2. 【請求項2】  入力信号を、基準となる参照電圧と比
    較することにより前記入力信号の電圧レベルに応じたデ
    ィジタル値を発生するAD変換器において、複数の参照
    電圧を発生する手段と、前記複数の参照電圧と入力信号
    の電圧レベルを比較する複数の電圧比較器と、前記電圧
    比較器群の出力系を接続してバイナリコードに変換する
    エンコーダと、前記バイナリコードを一巡の変換の以前
    のエンコーダ出力の下位ビットとして記憶し、これを前
    記複数の参照電圧を発生する手段の制御信号として用い
    る制御論理回路とを有することを特徴とするAD変換器
  3. 【請求項3】  前記複数の参照電圧を発生する手段と
    して、二つのDA変換器の出力を、抵抗値の等しい抵抗
    器を、前記複数の並列比較形電圧比較器の数だけ直列接
    続したものを以って接続し、前記各抵抗器の定められた
    一端から前述の複数の参照電圧を引き出す如く構成した
    ものを用いることを特徴とする請求項1または2記載の
    AD変換器。
  4. 【請求項4】  前記制御論理回路による前記DA変換
    器の制御方法が、AD変換結果で前回までの変換周期で
    既に確定している部分と、該既に確定している部分の最
    下位を1増加したものとを、前記二つのDA変換器の制
    御語として用いるものであることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載のAD変換器。
  5. 【請求項5】  前記複数の参照電圧を発生する手段と
    して、前記複数の並列比較形電圧比較器の数と等しい数
    のDA変換器を用い、かつ、該DA変換器の出力を、順
    次、隣り合うものの間でその変換周期の1LSBに等し
    い分だけ、電圧を異ならせる如く構成したものを用いる
    ことを特徴とする請求項1または2記載のAD変換器。
  6. 【請求項6】  前記DA変換器の出力の制御方法が、
    AD変換結果の前回までの変換周期で既に確定している
    部分の下位ビットを、前記複数の並列比較形電圧比較器
    の数を表現できる分でけ拡張し、該拡張したデータを、
    順次、1増加したものから順に下位のDA変換器から、
    前記制御論理回路の制御語として与えることを特徴とす
    る請求項1,2または5記載のAD変換器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009107352A1 (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Hasebe Tetsuya ダイナミックa/d変換回路、及びd/a変換回路、並びにa/d変換・d/a変換回路
JP2010016466A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Toshiba Corp A/d変換器
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