JPH04278724A - アナログ・デジタル変換器 - Google Patents

アナログ・デジタル変換器

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JPH04278724A
JPH04278724A JP4147391A JP4147391A JPH04278724A JP H04278724 A JPH04278724 A JP H04278724A JP 4147391 A JP4147391 A JP 4147391A JP 4147391 A JP4147391 A JP 4147391A JP H04278724 A JPH04278724 A JP H04278724A
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JP
Japan
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voltage
output
vin
input
successive approximation
Prior art date
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Application number
JP4147391A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Miyadera
宮寺 一幸
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログ・デジタル変換
器(以下、ADコンバータと称す)に関し、特に逐次比
較型のADコンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の逐次比較型ADコンバータは、2
進重み付け容量アレイや比較器を用いて構成している。
【0003】図10は従来の一例を示す逐次比較型AD
コンバータのブロック図である。図10に示すように、
かかる従来のADコンバータはリファレンス電圧VRお
よびアナログ電圧VINを入力し2進の重み付けを行う
2進重み付け容量アレイ15Aと、この容量アレイ15
の出力を入力する比較器16と、比較器16の出力を順
次入力して2進重み付け容量アレイ15Aに入力された
電荷を再分布するデジタル制御回路&逐次比較デジタル
17Aとを有している。かかる回路は例えば米国特許4
,129,863等に記載された通りである。このAD
コンバータにおける2進重み付け容量アレイ15Aに入
力された電荷VINはリファレンス電圧VRと参照され
、比較器16によりデジタルデータに変換された結果が
逐次比較レジスタ17Aに入力される。かかる容量アレ
イ15Aは2進重み付けの容量素子を含み、容量値の大
きい容量から順次VRと比較し、比較結果を逐次比較し
レジスタ17Aに入力し最小の容量まで比較される。 このデジタル制御&逐次比較レジスタ17Aは制御信号
列20Aを通して容量アレイ15Aを制御するとともに
、変換結果を出力線21Aを通して出力する。
【0004】図11は図10に示す2進重み付け容量ア
レイの4ビットの回路図である。図11に示すように、
このアレイ15Aはデジタル制御のスイッチ列S15〜
S21と容量素子C〜C/8とを含み、比較器16に接
続される。まず、スイッチS15〜S20を基準電位に
接続することにより、容量列C〜C/8の電荷を零にす
る。次に、スイッチS16〜S20をスイッチS21に
接続し、スイッチS21をVINに接続してから、スイ
ッチS15を開け且つスイッチS15〜S20を基準電
位に接続することにより、VINの電荷2CvINが容
量アレイC〜C/8に蓄積される。しかる後、スイッチ
S21をVRに接続すると同時にスイッチS16をスイ
ッチS21に接続する。この時、容量アレイC〜C/8
の電圧は、−vIN+(VR/2)になるので、比較器
16で正負を判定し、正ならば「1」を、逆に負ならば
「0」を出力する。同様に、スイッチS17,S18,
S19,S20を順次スイッチ21に接続して容量アレ
イC〜C/8の出力の正負を判定し、順次デジタル出力
を求める。このデジタル出力は逐次比較レジスタ17A
に保持され、比較器16の出力が正のビットのときは該
当するスイッチをスイッチS21接続した状態にしてお
き、反対に比較器16の出力が負の時は基準電位VRに
戻す。かかる容量アレイの出力は全シーケンスが終了し
た時点で基準電位になる。
【0005】上述した図10の従来のADコンバータの
変換時間は、例えば8ビットの逐次比較型ADコンバー
タを例にとると、ほぼ100μS程度の時間を必要とし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の逐次比
較ADコンバータは、分解能を上げるためには2進重み
付け容量アレイの容量列を増やし且つより小さな容量を
必要とする。容量列を増やすことは逐次動作のため、処
理時間が増加することになり、一方より小さな容量を使
うことは容量の相対精度を悪くして変換誤差を大きくす
るという欠点がある。また、容量の相対精度を向上する
ために、半導体集積回路で単位容量を使用して実現する
と、単位容量を小さく出来ず、容量アレイ全体の容量お
よび面積が大きくなるという欠点がある。
【0007】本発明の目的は、かかる容量列を増やすこ
となく変換時間を短縮し、アレイ全体の容量の面積を小
さくすることのできるADコンバータを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のADコンバータ
は、リファレンス電圧を2n 等分する分圧器と、入力
電圧および前記分圧器の出力電圧を比較してデジタルデ
ータに変換する並列型比較器と、前記デジタルデータを
2進化コードに変換するセレクタエンコーダと、前記セ
レクタエンコーダの出力を保持する上位ビットラッチ回
路と、前記並列型比較器の変換結果により前記入力電圧
および前記リファレンス電圧の演算を行う演算器と、前
記演算器の出力を入力して前記並列型比較器の変換結果
により2進化デジタルコードに変換する逐次比較型アナ
ログデジタル変換部と、前記逐次比較型アナログデジタ
ル変換部の出力を保持する下位ビットラッチ回路とを有
して構成される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示すADコンバ
ータのブロック図である。図1に示すように、本実施例
はリファレンス電圧VR(+),VR(−)を2n 等
分する分圧器1と、2n 等分された電圧および入力電
圧VINは比較してデジタルデータに変換する並列型比
較器2と、セレクタエンコーダ3と、上位ビットMSB
〜m−n+1ビットを出力する上位ビットラッチ回路4
と、入力電圧VINおよびリファレンス電圧VR(+)
,VR(−)の演算を行う演算器5と、演算器5の出力
を変換する逐次比較型AD変換部6と、下位ビットm−
n〜LSBビットを出力する下位ビットラッチ回路7と
、クロックを入力し制御信号T1〜T26を出力する制
御信号発生回路8とを有している。このADコンバータ
における分圧器1はリファレンス電圧VR(+)および
VR(−)を入力し、その分圧器1の出力およびアナロ
グ入力VINが並列型比較器2に入力される。この並列
型比較器2のデジタル出力はセレクタエンコーダ3を通
して上位ビットラッチ回路4に入力される。一方、演算
器5はアナログ電圧VINを入力してその演算出力を逐
次比較型AD変換部6に供給する。この逐次比較型AD
変換部6のデジタル出力は下位ビットラッチ回路7に入
力される。また、制御信号発生回路8はクロック信号を
入力し、発生した制御信号T1〜T26は並列型比較器
2,上位ビットラッチ回路4,演算器5,逐次比較型A
D変換部6,下位ビットラッチ回路7に供給する。これ
により、上位ビットラッチ回路4および下位ビットラッ
チ回路7の出力にアナログ−デジタル変換された2進の
デジタルコードMSB〜LSBが出力される。
【0011】次に、上述したADコンバータの動作につ
いて説明する。まず、分圧器1はリファレンス電圧VR
(+)とVR(−)の電位差{VR(+)−VR(−)
}を2n ステップに等分し、この等分した電圧を出力
として並列型比較器2に供給する。この並列型比較器2
は2n −1個の比較器により入力VINの電圧vIN
および分圧器1の出力電圧を比較し、このvINが等分
された2n ステップのどの範囲にあるかを求め、2n
 −1のデジタルデータに変換する。これにより、セレ
クタエンコーダ3は2n −1のデジタルデータをn個
の2進コードに変換し、この変換コードは上位ビットラ
ッチ回路4で保持される。すなわち、mビットの分解能
をもつADコンバータを実現した場合、上位ビットラッ
チ回路4にはMSB(最上位ビット)m−1,m−2,
…,m−n+1の上位ビットが出力される。例えば、分
解能m=12ビット,2進コードn=2とするとMSB
,11ビット目が保持され、n=3とするとMSB,1
1ビット目,10ビット目が保持される。
【0012】一方、入力VINが供給される演算器5は
入力電圧vINをn倍し、このvINの入力レベルによ
って電圧を(n−1)VR(+)/n又は(n−1)V
R(−)/nだけシフトさせた電圧を出力する。例えば
、n=2のとき、vIN<VR(−)/2では演算器5
の出力電圧vOはvO=2vIN−VR(+)となり、
VR(−)/2≦vIN≦VR(+)/2ではvO=2
vINとなり、vIN>VR(+)/2ではvO=2v
IN−VR(−)の電圧を出力する。この演算器5の出
力を入力する逐次比較型AD変換部6は電荷再分布方式
により、演算器5の出力をSB(最下位ビット)まで順
次デジタルコードに変換する。変換のシーケンスは制御
信号発生回路8から出力される制御信号T1〜T26に
より制御される。この変換されたm−n個のデジタルコ
ードを制御信号発生回路8の制御信号により下位ビット
ラッチ回路7に保持する。
【0013】上述した上位ビットラッチ回路4および下
位ビットラッチ回路7により、アナログ入力電圧vIN
をmビットの2進デジタルコードに変換した結果が得ら
れる。
【0014】図2は図1に示す分圧器,並列型比較器お
よびセレクタエンコーダのn=2のときの回路図である
。図2に示すように、まず分圧器1は22=4個の等し
い直列抵抗Rを使用することにより、{VR(+)−V
R(−)}のリファレンス電圧を4等分に電圧分割する
。例えば、VR(+)=2.048V,VR(−)=−
2.048Vとすると、各抵抗Rの接続点は基準電位に
対してVR1=−1.024V,VR2=0V,VR3
=+1.024Vとなる。次に、並列型比較器2は3個
の比較器9A〜9Cにより構成され、各々の比較器9A
〜9Cには分圧器1の出力VR1〜VR3がそれぞれ入
力されるとともに、入力端子VINの電圧が共通に入力
される。これらの比較器9A〜9Cは入力端子VINの
電圧vINがVR(n)の電圧より高い時に「0」を出
力する。更に、セレクタエンコーダ3は並列型比較器2
の3つのデジタル出力CO1〜CO3を2ビットの出力
に変換する。例えば、VINが0.7Vの時に比較器9
A,9B,9Cはそれぞれ0,0,1となり、セレクタ
エンコーダ3の出力EN1,EN2はそれぞれ0,1と
なる。すなわち、セレクタエンコーダ3の出力EN2が
MSBビットになり、EN1が次の上位ビットになる。 このセレクタエンコーダ3の出力EN1,EN2は制御
信号T0に制御されて上位ビットラッチ回路4に入力さ
れ、MSB,m−1ビット目の2ビットが保持される。 同様に、入力VINの種々の電圧レベルに対してそれぞ
れMSB,m−1ビット目のデータが得られる。これら
は、表1に入力VINの電圧と並列型比較器2およびセ
レクタエンコーダ3の出力データの関係を示す。
【0015】
【0016】尚、図2に示す回路では動作を解り易くす
るために並列型比較器2の制御信号を省略しており、こ
の並列型比較器2の制御動作については、次の図3で説
明する。
【0017】図3は図2に示す並列型比較器の一つの比
較回路の構成図である。図3に示すように、並列型比較
器は分圧器1の出力VR(K)が異なるだけで他の構成
は同じであり、同様の動作をするので1個の比較回路9
についての動作を説明する。まず、図3(a)に示すよ
うに、スイッチS1とS2はそれぞれVR(K)とVI
Nを容量Cに接続するスイッチであり、スイッチS3は
反転増幅器10の入力と出力を短絡するスイッチであり
、またスイッチS4は反転増幅器11と反転増幅器12
を接続するスイッチである。ここで、スイッチS1,S
3が制御信号T1により閉じると、VR(K)の電圧が
容量Cに印加され、反転増幅器10の入出力電圧が等し
くなる点をバイアス点とする自己バイアス方式により印
加電圧に相当する電荷が容量Cに蓄積される。尚、スイ
ッチS1,S3が閉じている時はスイッチS2,S4は
開いている。次に、図3(b)に示すように、スイッチ
S1,S3が開き、制御信号T2によりスイッチS2,
S4が閉じると、入力端子VINの入力電圧によって容
量Cに蓄積された電荷が加算又は減算され、vIN<V
R(K)のとき反転増幅器10の出力は「0」になり、
逆にvIN>VR(K)のとき反転増幅器10の出力は
「1」になる。
【0018】すなわち、図3に示す反転増幅器10は入
力と増幅器を容量Cで結合し、直流分を除いた電圧変化
分だけを増幅する。尚、スイッチS1,S3は図1に示
す制御信号発生回路8の制御出力T1により制御され、
スイッチS2,S4は同じく制御出力T2により制御さ
れる。制御信号T1が「1」のときスイッチS1,S3
が閉じ、T1が「0」のときスイッチS1,S3が開く
。同様にT2が「1」のときスイッチS2,S4が閉じ
、T2が「0」のときスイッチS2,S4が開く。
【0019】図4は図1に示す演算器の回路動作図であ
る。図4(a)に示すように、演算器5を構成する演算
増幅器13の正入力はVIN、負入力は出力にそれぞれ
接続され、VINの電圧を反転する。スイッチS5はC
/2の容量とVR(+),VR(−),基準電位との接
続の切換えを行い、スイッチS6は容量Cと演算増幅器
13の出力および基準電位との接続の切換えを行い、ス
イッチS7は演算増幅器14の負入力と出力を短絡する
。前記容量C/2の他方の端子は演算増幅器14の負入
力に接続され、演算増幅器14の負入力と演算増幅器1
4の出力の間に前記容量とは異なる容量C/2が接続さ
れ、さらに演算増幅器14の正入力は基準電位に接続さ
れる。スイッチS5は制御信号T3,T4,T5で開閉
し、スイッチS6,S7は制御信号T6で開閉する。 まず、初期状態においては、スイッチS5,S6がそれ
ぞれ基準電位に接続され、スイッチS7を閉じることに
より、容量C,C/2の電荷はいずれも演算増幅器14
のオフセット分を除いて零になる。次に、スイッチS7
を開け、スイッチS6をVINに接続する。ここで、ス
イッチS5はVINの電圧がvIN<VR(−)/2の
ときVR(+)に接続され、vIN>VR(+)/2の
ときVR(−)に接続され、VR(−)/2≦vIN≦
VR(+)/2のとき基準電位に接続されるように制御
信号T3〜T5で制御する。
【0020】次に、図4(b)に示すように、vIN<
VR(−)/2の状態(不要な接続端子は省略してある
。以下同様)では、容量Cおよび2個の容量C/2に蓄
積される電荷量の和が零になることにより、次式が成立
する。
【0021】 vO×C/2−C×vIN+VR(+)×C/2=0す
なわち、vO=2vIN−VR(+)となる。尚、ここ
でのvOは演算増幅器14の端子電圧である。
【0022】次に、図4(c)に示すように、この状態
は、VR(−)/2≦vIN≦VR(+)/2の状態を
示す。ここで、容量Cおよび2個の容量C/2に蓄積さ
れる電荷量の和が零なるので、C×vO/2−CvIN
=0となり、この式よりvO=2vINとなる。
【0023】更に、図4(d)に示すように、この状態
はvIN>VR(+)/2の状態を示し、容量Cおよび
2個の容量C/2の容量に蓄積される電荷量の和が零に
なるので、同様にC×vO/2−C×vIN+C×VR
(−)/2=0となる。その結果、vO=2vIN−V
R(−)となる。
【0024】要するに、図4(b)では入力電圧の2倍
からVR(+)の電圧を引いた電圧が演算増幅器14の
出力に得られ、同様にして図4(c)では入力電圧の2
倍の出力電圧が得られ、図4(d)では入力電圧の2倍
からVR(−)の電圧を引いた出力電圧が得られる。
【0025】図5は図4に示す演算器回路の入出力電圧
特性図である。図5に示すように、かかる演算器14の
回路の入力電圧vINと出力電圧vOの関係において、
一番目はvIN<VR(−)/2のvINとvOの関係
を示し、波線の波形はvINが2倍になった状態を示す
。同様に、二番目および三番目はそれぞれVR(−)/
2≦vIN≦VR(+)/2,vIN>VR(+)/2
の場合を示す。例えば、VR(+)=2.048V,V
R(−)=−2.048V,vIN=1.200Vとす
ると、vO=1.200×2−2.048=0.352
Vとなる。この演算増幅器14の出力が逐次比較型AD
変換部6の入力に接続される。
【0026】図6は図1に示す逐次比較型AD変換部の
ブロック構成図である。図6に示すように、この逐次比
較型AD変換部6は下位ビットラッチ回路7に接続され
、2進重み付け容量アレイ15と比較器16および逐次
比較レジスタ&制御回路17とを有する。この2進重み
付け容量アレイ15に入力電圧vIを入力すると、制御
信号18により容量アレイ15に電荷を蓄積し、入力さ
れたVR(+)又はVR(−)と係数化された容量アレ
イ15により変動した容量アレイ15の出力電圧を比較
器16で「1」又は「0」のデジタルデータに変換し、
逐次比較レジスタ17に入力する。この逐次比較レジス
タ&制御回路17は制御信号19により容量アレイ15
に対応した信号20により容量アレイ15の出力が基準
電位に等しくなるまで逐次比較動作を繰り返す。逐次比
較動作終了後、逐次比較レジスタ17の結果は信号列2
1を介して下位ビットラッチ回路7に入力され、制御信
号T22により信号列22として出力される。
【0027】図7は図6に示す逐次比較型AD変換部お
よび下位ビットラッチ回路の構成図である。図7に示す
ように、2進重み付け容量アレイ15は容量C,C/2
,C/4,C/8,C/16,C/16で重み付けした
ものである。スイッチS7は容量アレイ15と基準電位
を接続するスイッチであり、制御信号T22で制御さる
。同様に、スイッチS8は、VI,VR(+),VR(
−)のいずれかを容量アレイ15に接続するスイッチで
あり、制御信号T23〜T25で制御される。また、ス
イッチS9〜S14は容量アレイ15と基準電位又はス
イッチS8のいずれかを接続するスイッチである。比較
器16は容量アレイ15の出力電圧を基準電位と比較し
、逐次比較レジスタ23は比較器16の出力を制御信号
T16〜T21により制御されて入力する6ビットのレ
ジスタであり、2入力NOR回路24〜29は逐次比較
レジスタ23の出力Q1〜Q6と制御信号T10〜T1
5をそれぞれ入力する回路である。一方、下位6ビット
のラッチ回路7は逐次比較レジスタ23の出力Q6〜Q
1を制御信号T9に制御されて入力D0〜D5にそれぞ
れ供給する。
【0028】かかる構成の逐次比較型AD変換部におい
て、スイッチS7は制御信号T22が「1」になること
により閉じて容量アレイ15の出力を基準電位にし、こ
の基準電位に接続されるとスイッチS9〜S14はNO
R回路24〜29により容量アレイ15の各容量の電荷
を零にする。同時に、逐次比較レジスタ23はそのリセ
ット入力REに制御信号T22が供給されるので、逐次
比較レジスタ23の全ビットがリセットされ、その出力
Q1〜Q6は「0」になる。次に、制御信号T10〜T
15を「1」にすると、NOR回路24〜29を介して
スイッチS9〜S14をスイッチS8側に接続する。こ
の時、スイッチS8を制御信号T23〜T25により入
力電圧VIに接続しておくことにより、vIの電荷が容
量アレイ15に蓄積される。この時の容量アレイ15の
総電荷量Qx はQx =−2C×vIとなる。次に、
制御信号T22によりスイッチS7を開にする。さらに
、制御信号T10〜T15を「0」にすることによりN
OR回路24〜29を通してスイッチS9〜S14を供
給電位に接続すると、容量アレイ15の出力電圧Vx 
はVx =−vINとなり、同時に制御信号T23〜T
25によりスイッチS8をVR(+)又はVR(−)に
接続する。ここで、VR(+)とVR(−)のいずれを
接続するかは、入力端子VINの電圧による。すなち、
vIN≧[基準電位]のときはVR(+)に、またvI
N≦[基準電位]ときはVR(−)にスイッチS8を接
続する。ここでは、vIN≧[基準電位]のとき、すな
わちスイッチS8がVR(+)に接続された時について
述べる。次に、制御信号T10を「1」にしNOR回路
24を通してスイッチS9をスイッチS8側に接続する
と、容量アレイ15の出力電位vX はvX =−vI
+VR(+)/2となる。これにより、比較器16は出
力電圧vX の正負を判定し、比較結果を制御信号T1
6により逐次比較レジスタ23のD1に入力する。この
端子電圧vX が正ならばD1に「1」を入力し、負な
らば「0」を入力するので、レジスタ23の出力Q1に
はD1に基づき「1」又は「0」が出力される。この出
力Q1はNOR回路24を通してスイッチS9を制御す
る。すなわち、制御信号T10が「0」になると、スイ
ッチS9は出力Q1の値で接続先が決定される。
【0029】次に、制御信号T11を「1」にしてスイ
ッチS10をスイッチS8側に接続すると、容量アレイ
15の出力電圧vX は、Q1の値が「1」のときにv
X −vI+VR(+)/2+VR(+)/4となり、
Q1の値が「0」のときにvX =−vI+VR(+)
/4となる。このvX は比較器16により正負を判定
し、比較結果を制御信号T17により逐次比較レジスタ
23のD2入力に入力する。その結果はQ2に出力され
、NOR25に供給される。これは制御信号T11が「
0」になった時、Q2の結果によりスイッチS10の接
続先を決定する。以下同様に、制御信号T12〜T15
を順次「1」にして容量アレイ15の出力電圧vX を
比較器16で判定する。この判定結果制御信号T12〜
T15に対応した制御信号T18〜T21を順次「1」
にして逐次比較レジスタ23の対応する入力D3〜D6
へ供給し、その結果を出力Q3〜Q6よりそれぞれ出力
すると、NOR回路26〜29を通してスイッチS11
〜S14の接続先を決定する。
【0030】しかるに、容量アレイ15の出力電圧vX
 は、一般式として、
【0031】
【0032】で表される。但し、a0 〜a4 は「1
」又は「0」のいずれかの値をとり、比較器16の正負
の結果で決定される。この出力電圧vX はa4 の値
が決定されたときにvX =0となる。従って、逐次比
較レジスタ23のQ1〜Q6が決定されると、制御信号
T9により逐次比較レジスタ23のQ1〜Q6の結果を
下位ビットラッチ回路7の入力D5〜D0に入力し、そ
の結果を出力Q5〜Q1に出力することにより、下位ビ
ットのアナログ・デジタル変換が終了し、デジタルデー
タが得られる。
【0033】一方、vIN<[基準電位]のときは、ス
イッチS8がVR(−)に接続され、vIN≧[基準電
位]のときと同様にしてデジタルデータが得られる。
【0034】図8は図1に示す制御信号発生回路が発生
する各種制御信号のタイミング図である。図8に示すよ
うに、ここでは制御信号T1〜T26の時間関係を表し
、t0〜t11は基準の時刻である。時間t1−t0で
T1,T3,T6が「1」となっており、並列型比較器
2および演算器5を初期化する。また、時間t2−t1
でT2,T7が「1」,T6が「0」となり、並列型比
較器2では変換動作を行い且つ演算器5ではサンプリン
グを行う。更に、時間t3−t2で上位ビットラッチ回
路4に変換結果を出力し、このラッチ回路4の出力によ
りT3,T4,T5を「1」又は「0」にする。すなわ
ち、逐次比較型AD変換部6において、t2−t1の時
間に2進重み付け容量アレイ15を初期化し、t4−t
2の時間に逐次比較型AD変換部6の入力電圧VIで決
まる電荷を2進重み付け容量アレイ15に移す。また、
時刻t4からt11まで順次電荷再分布により変換動作
を行い、時間t12−t11で制御信号T26が「1」
になるので、下位ビットラッチ回路7に変換データがラ
ッチされる。
【0035】上述した一実施例によれば、並列型比較器
2の変換および演算器5の演算が2μS、逐次比較型A
D変換部6の変換が42μSであるので、合計しても4
4μSの時間でAD変換が終了することになり、前述し
た従来例の変換時間100μSと比較しても半分以下に
短縮される。
【0036】尚、上述した実施例における分解能等につ
いては、m=7,n=2の場合について説明したが、m
を8以上,nを3以上にしても、勿論より高速なAD変
換を実現することが出来る。
【0037】図9は本発明の他の実施例を示すADコン
バータのブロック図である。図9に示すように、本実施
例はp個の入力を持ったマルチプレクサ30を前述した
一実施例に付加した構成であり、選択信号の入力により
p入力のいずれかを選択し、選択された入力を並列型比
較器2および演算器5に供給する回路である。すなわち
、本実施例は図1に示す一実施例の入力VINに選択信
号で選択されるp入力(VIN1〜VINp)のマルチ
プレクサ30を付加したものであり、並列型比較器2お
よび演算器5の入力容量を小さく出来るので、マルチプ
レクサ30を付加しても44μSという比較的高速で動
作させることが出来る。このマルチプレクサ30で選択
された後の動作は前述した一実施例の動作と同じである
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のADコン
バータは、変換する上位ビットを並列比較器で変換し且
つ入力電圧をn倍しているので、2進重み付け容量アレ
イの容量列を増やさずに変換時間を半分以下に短縮でき
、しかも半導体集積回路で構成したときには3分の1以
下の容量の面積で実現出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すADコンバータのブロ
ック図である。
【図2】図1に示す分圧器,並列型比較器およびセレク
タエンコーダのn=2のときの回路図である。
【図3】図2に示す並列型比較器の一つの比較回路の構
成図である。
【図4】図1に示す演算器の回路動作図である。
【図5】図4に示す演算器回路の入出力電圧特性図であ
る。
【図6】図1に示す逐次比較AD変換部のブロック構成
図である。
【図7】図6に示す逐次比較AD変換部および下位ビッ
トラッチ回路の構成図である。
【図8】図1に示す制御信号発生回路が発生する各制御
信号のタイミング図である。
【図9】本発明の他の実施例を示すADコンバータのブ
ロック図である。
【図10】従来の一例を示す逐次比較型ADコンバータ
のブロック図である。
【図11】図10に示す2進重み付け容量アレイの4ビ
ットの回路図である。
【符号の説明】
1    分圧器 2    並列型比較器 3    セレクタエンコーダ 4    上位ビットラッチ回路 5    演算器 6    逐次比較型AD変換部 7    下位ビットラッチ回路 8    制御信号発生回路 9,9A〜9C    比較回路 10〜12    反転増幅器 13,14    演算増幅器 15    2進重み付け容量アレイ 16    比較器 17    逐次比較レジスタ&制御回路23    
逐次比較レジスタ 24〜29    NOR回路 30    マルチプレクサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  リファレンス電圧を2n 等分する分
    圧器と、入力電圧および前記分圧器の出力電圧を比較し
    てデジタルデータに変換する並列型比較器と、前記デジ
    タルデータを2進化コードに変換するセレクタエンコー
    ダと、前記セレクタエンコーダの出力を保持する上位ビ
    ットラッチ回路と、前記並列型比較器の変換結果により
    前記入力電圧および前記リファレンス電圧の演算を行う
    演算器と、前記演算器の出力を入力して前記並列型比較
    器の変換結果により2進化デジタルコードに変換する逐
    次比較型アナログデジタル変換部と、前記逐次比較型ア
    ナログデジタル変換部の出力を保持する下位ビットラッ
    チ回路とを有することを特徴とするアナログ・デジタル
    変換器。
  2. 【請求項2】  前記分圧器は、電圧分割を2n 個の
    等しい値の抵抗によって構成することを特徴とする請求
    項1記載のアナログ・デジタル変換器。
  3. 【請求項3】  前記演算器は、演算増幅器と容量比で
    入力電圧の増幅率を決められる演算手段で構成すること
    を特徴とする請求項1記載のアナログ・デジタル変換器
  4. 【請求項4】  前記逐次比較型アナログデジタル変換
    部は、2進重み付け容量アレイと比較回路および逐次比
    較レジスタ&制御回路で構成したことを特徴とする請求
    項1記載のアナログ・デジタル変換器。
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