JP4630488B2 - デジタル・アナログ変換回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路に形成されるデジタル・アナログ(DA)変換回路に関し、特にR−2Rラダー抵抗型のDA変換回路部と抵抗ストリング型のDA変換回路部とを備えた複合型のDA変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デジタル入力コードをアナログ量に変換するためにDA変換回路が使用される。集積化されるDA変換回路には、主に、抵抗ストリング型と、R−2Rラダー抵抗型とがある。R−2Rラダー抵抗型のDA変換回路は、デジタル入力コードのビット数nが多い場合には単調性とパターン面積の観点から使用することが困難である。一方、抵抗ストリング型のDA変換回路は、単調性の点で優れているが、デジタル入力コードのビット数nが多い場合にはパターン面積及び変換精度の観点から使用することが困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば他の半導体デバイスを検査するためのテスターへの応用に際してDA変換回路に要求されるのは、高い変換精度は言うまでもなく、複数個のDA変換回路の内蔵化に伴い1個のDA変換回路に必要なパターン面積の最小化、更に最近は変換ビット数が多い多ビット構成のDA変換に対する要求が強い。変換ビット数が少ないDA変換回路としては、どの方式も有効であるが、変換ビット数が多いDA変換回路を構成する場合には、高精度な変換の実現困難性とパターン面積の増大が問題になる。
【0004】
上記したように従来のR−2Rラダー抵抗型又は抵抗ストリング型のDA変換回路は、変換ビット数が多い場合には使用することが困難であるという課題があった。
【0005】
本発明の目的は、変換ビット数が多い場合でも所望のアナログ電圧をデバイス精度を要求することなく高精度で出力でき、しかも小さなパターン面積で集積化が可能なDA変換回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のデジタル・アナログ変換回路は、nビットのデジタル入力コードのうち、上位の一部のi(i<n)ビット信号が入力し、交互に1を加算してDA変換するための2つのR−2R型DA変換部を有し、かつ第1のDA変換電圧と第2のDA変換電圧とを各々同一の特性を持つ2つのバッファを介してそれぞれ第1の出力ノードと第2の出力ノードとに出力するための上位DA変換回路部と、これら2つの出力ノードの電圧を抵抗ストリング型DA変換回路の基準電圧とし、前記nビットのデジタル入力コードのうちの残りの下位j(j<n,j=n−i)ビットに応じて抵抗分割電圧の選択に対し上位入力ビットのLSBの値で選択順を切り替えながらアナログ電圧出力端子部に出力するための下位DA変換回路部とを具備することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0008】
図1は、本発明の実施の形態に係る複合型のデジタル・アナログ(DA)変換回路の外部接続を示している。図1に示す複合型DA変換回路(DAC)3000は、nビット(本例ではn=6)のデジタル入力コードをDA変換してアナログ出力電圧VOUTを生成するものである。100はデジタル入力端子部、300はアナログ電圧出力端子部、VRTは高電圧側の基準電圧、VRBは低電圧側の基準電圧である。入力ビット信号D5,D4,D3,D2,D1,D0のうちD5〜D2を上位ビット入力端子部101に、D2〜D0を下位ビット入力端子部102にそれぞれ受け取るものとする。なお、以下の説明では基準電圧VRT,VRBをそれぞれVDD(=5V),VSS(=0V)とする。
【0009】
図2は、図1の複合型DA変換回路3000の基本構成を示している。図2に示すDA変換回路3000は、上位DA変換回路部1000と、下位DA変換回路部2000とを具備する。
【0010】
上位DA変換回路部1000は、デジタル入力コードのうち上位i(1≦i<n、本例ではi=4)ビットが入力し、これをDA変換し、第1のDA変換電圧を第1の出力ノード1001に出力し、同時に第2のDA変換電圧を第2の出力ノード1002に出力するように、各々印加される第1の基準電圧VDDと第2の基準電圧VSSとの間を4ビットでDA変換するための第1及び第2のR−2R型DA変換部210,220と、第1のR−2R型DA変換部210の出力電圧Vaを第1の出力ノード1001に出力するための第1のバッファ240と、第2のR−2R型DA変換部220の出力電圧Vbを第2の出力ノード1002に出力するための第2のバッファ250と、上位ビット入力端子部101に入力されるデジタル値に1を加算するための加算回路部230とからなる。D5a,D4a,D3a,D2aは、加算回路部230により修飾された上位入力ビット信号である。下位DA変換回路部2000は、第1及び第2のバッファ240,250の出力電圧を各々基準電圧としてデジタル入力コードnビットのうち残りのj(j=n−i、本例ではj=2)ビットに対してDA変換を行うように、第1及び第2のバッファ240,250の出力電圧の間を分割するための4本の抵抗r0〜r3からなる抵抗ストリング部260と、下位ビット入力端子部102に入力されるデジタル値に応じてデコード信号(MOSスイッチ制御信号)NS0〜NS4を作成するためのデコーダ280と、作成されたMOSスイッチ制御信号NS0〜NS4によりMOSスイッチS0〜S4のうちの1つがオンするMOSスイッチ部270と、MOSスイッチ部270の出力をアナログ電圧出力端子部300に出力するための第3のバッファ290とからなる。
【0011】
図3は加算回路部230の詳細構成を、図4はその真理値表をそれぞれ示している。加算回路部230は、EX−ORゲート1,2,7,8と、ORゲート3と、ANDゲート4,5,6とから構成されており、上位入力ビット信号のLSB側2ビットD2,D3がそれぞれ第1のEX−ORゲート1と第1のANDゲート4とに入力され、第1のANDゲート4の出力と上位入力ビット信号の中間ビットD4とがそれぞれ第2のEX−ORゲート2と第2のANDゲート5とに入力され、第2のANDゲート5の出力と上位入力ビット信号のMSBであるD5とがORゲート3に入力され、D5と第2のANDゲート5の出力とが第3のANDゲート6に入力され、第3のANDゲート6の出力と第1のEX−ORゲート1の出力とが第3のEX−ORゲート7に入力され、第3のANDゲート6の出力と第2のEX−ORゲート2の出力とが第4のEX−ORゲート8に入力され、第3のANDゲート6の出力D2aをオール1検出信号(ALL1)とし、第3及び第4のEX−ORゲート7,8の出力D3a,D4aを中間ビット信号とし、ORゲート3の出力D5aをMSBとして送出している。
【0012】
図5は第1のR−2R型DA変換部210の詳細構成を、図6は第2のR−2R型DA変換部220の詳細構成をそれぞれ示している。第1のR−2R型DA変換部210は第1のR−2R部201と、第1のビットスイッチ部216とからなり、第2のR−2R型DA変換部220は第2のR−2R部202と、第2のビットスイッチ部226とからなり、第1及び第2のR−2R部201,202は同一回路構成を有している。
【0013】
第2のビットスイッチ部226は、図6に示すとおり、MSBから5ビット分のMOSスイッチ221,222,223,224,225を備え、MSB側の3個のMOSスイッチ221,222,223はそれぞれ入力ビット信号D5,D4,D3に応じて基準電圧VDD,VSSを切り替えて(例えば入力ビット信号が1でVDDを、0でVSSを)第2のR−2R部202の2R側端子に供給し、LSB側のMOSスイッチ224は第2のR−2R部202の2R側端子に常時VDDを供給し、LSB側の更に他のMOSスイッチ225は第2のR−2R部202の2R側端子に常時VSSを供給する。
【0014】
一方、図5に示すとおり、第1のビットスイッチ部216は、MSBから5ビット分のMOSスイッチ211,212,213,214,215を備え、MSB側の3個のMOSスイッチ211,212,213は入力ビット信号D5,D4,D3のデジタル値に加算回路部230でD2が加算されて得られたD5a,D4a,D3aにより基準電圧VDD,VSSを切り替えて(例えば入力ビット信号が1でVDDを、0でVSSを)第1のR−2R部201の2R側端子に供給し、LSB側の残り2個のMOSスイッチ214,215は加算回路部230のもう1つの出力であるオール1検出信号(ALL1)に応じて第1のR−2R部201の2R側端子にVDD又はVSSを供給している。すなわち、D2が0であれば[D5a,D4a,D3a]=[D5,D4,D3]であり、D2が1であれば[D5a,D4a,D3a]=[[D5,D4,D3]+1]となる。したがって、入力コードD5,D4,D3,D2がオール1以外では、MOSスイッチ214,215は第1のR−2R部201の2R側端子にVSSを供給する。オール1であれば、MOSスイッチ214,215は第1のR−2R部201の2R側端子にVDDを供給し、更にMOSスイッチ211,212,213も第1のR−2R部201の2R側端子にVDDを供給するので、結果的にMOSスイッチ211,212,213,214,215は全部そろって第1のR−2R部201の2R側端子にVDDを供給する。
【0015】
図7はデコーダ280の詳細構成を、図8はその真理値表をそれぞれ示している。図7において、11はインバータ部、12はNANDゲート部、13は第1のNORゲート部、14は第2のNORゲート部、15は出力部である。また、D00,D01,D10,D11は、2ビットD1,D0のデコード結果を表している。下位DA変換回路部2000は入力ビットD1,D0の2ビットでVaとVbとの間の抵抗ストリング部260による抵抗分割電圧を選択してDA変換しているが、デコーダ280には上位入力ビット信号のLSBであるD2も供給され、MOSスイッチ部270のMOSスイッチS0〜S4を1つオンするのに、D2が0であればD1,D0のバイナリ値00,01,10,11に従いS0→S1→S2→S3の順でオンし、D2が1であればD1,D0のバイナリ値00,01,10,11に従いS4→S3→S2→S1の順でオンするようにしている。例えば、[D2,D1,D0]=[0,1,1]ではS3がオンし、[D2,D1,D0]=[1,0,0]ではS4がオンするように、デコーダ280でD2,D1,D0をデコードしている。
【0016】
ここで、図9を用いて上位DA変換回路部1000の動作例を説明する。図示の「A」の入力コード[D5,D4,D3,D2]=[0,1,1,0]を上位DA変換回路部1000でDA変換する場合、上位入力コードAはD2が0であるため、加算回路部230でD5,D4,D3には1が加算されず、[D5a,D4a,D3a]=[D5,D4,D3]となり、また当然オール1検出もされないので、第1のR−2R型DA変換部210はVaとして[D5,D4,D3,D2]=[0,1,1,0]のDA変換電圧値を出力する。一方、第2のR−2R型DA変換部220はLSBに相当するビットスイッチ224がD2=1に対応しているので[D5,D4,D3,D2]=[0,1,1,1]のDA変換電圧値をVbとして出力する。すなわち、VbはVaに対して上位入力ビットの1LSBだけ高い電圧値となり、Vb−Vaを残りの下位ビット入力によりDA変換していく。
【0017】
次に、「B」の入力コード[D5,D4,D3,D2]=[0,1,1,1]を上位DA変換回路部1000でDA変換する場合の動作を説明する。上位入力コードBはD2が1であるため、加算回路部230でD5,D4,D3には1が加算され、[D5a,D4a,D3a]=[[D5,D4,D3]+1]=[1,0,0]となり、また当然オール1検出はされないので、第1のR−2R型DA変換部210はVaとして[D5,D4,D3,D2]=[1,0,0,0]のDA変換電圧値を出力する。一方、第2のR−2R型DA変換部220はLSBに相当するビットスイッチ224がD2=1に対応しているので[D5,D4,D3,D2]=[0,1,1,1]のDA変換電圧値をVbとして出力する。すなわち、VaはVbに対して上位入力ビットの1LSBだけ高い電圧値となり、Va−Vbを残りの下位ビット入力によりDA変換していく。
【0018】
ここで、電圧値Vbは上位入力コードA、上位入力コードBで同じ[D5,D4,D3,D2]=[0,1,1,1](=B)の変換値となり、同様に電圧値Vaは上位入力コードB、上位入力コードCで同じ[D5,D4,D3,D2]=[1,0,0,0](=C)の変換値となる。
【0019】
図10は上位入力コードA、図11は上位入力コードBの場合のMOSスイッチ部270のオンする順を示したものである。D2が0である上位入力コードAの場合は[D1,D0]のバイナリ値00,01,10,11に従いS0→S3の順にオンし、D2が1である上位入力コードBの場合は[D1,D0]のバイナリ値00,01,10,11に従いS4→S1の順にオンする。上位入力コードがAからBに1LSBだけ遷移するときに、Vbは同一電圧を出力し続け、Vaのみが切り替わるので微分誤差の発生を回避でき、上位入力コードがBからCに遷移する場合は逆にVaが同一電圧値を出力し続け、Vbのみが切り替わるので同様に微分誤差の発生を回避でき、したがって単調性が確保されることになる。また、上位入力コードがオール1すなわち[D5,D4,D3,D2]=[1,1,1,1]の場合はVbがこのコードのDA変換電圧値となり、Vaとしては[1,1,1,1]に1加算されたコードに相当する電圧値が必要であるが、これはとりもなおさずVDD(=VRT)であり、オール1検出信号(ALL1)により第1のビットスイッチ部216の出力を全てVDDにすることで容易に得られる。したがって、上位下位合わせた6ビット入力コード[D5,D4,D3,D2,D1,D0]のオール0からオール1まで連続して単調性の優れたアナログ出力電圧VOUTを得ることができる。
【0020】
図12は、上位入力コードに対する、VaとVbの変化の様子を示したものである。図12に示されるとおり、上位入力コードAのようにその最下位ビットD2の値が0である場合には、下位DA変換に対してVaが低電圧基準であり、Vbが高電圧基準である。一方、上位入力コードBのようにその最下位ビットD2の値が1である場合には、下位DA変換に対してVbが低電圧基準であり、Vaが高電圧基準である。すなわち、D2の1/0変化すなわち1LSBの変化に対して、Vaか、Vbのいずれか一方は必ず同一電圧であるが、下位入力ビットD1,D0によるMOSスイッチ部270の選択順をデコーダ280によりD2の値に応じて切り替えることにより、下位DA変換を行うことができる。
【0021】
なお、上記の例ではn=6、i=4かつj=2であったが、例えばn=13の場合は、i=8、j=5とすると、8ビットのR−2R型DA変換部が2個と、5ビットの抵抗ストリング型DA変換回路部が1個とで、高精度の複合型DA変換回路を構成できる。
【0022】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のデジタル・アナログ変換回路は、変換ビット数が多い場合でも、上位DA変換回路部を2つのR−2Rラダー抵抗型で構成し、下位DA変換回路部を抵抗ストリング型で構成してパターン面積の増大を回避し、上位R−2Rラダー抵抗型DA変換による下位DA基準電圧を上位入力コードのLSBに対して交互に切り替えることにより、微分誤差の発生を抑制して、高精度な単調性を有するDA変換回路を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複合型DA変換回路の外部接続図である。
【図2】図1の複合型DA変換回路の基本構成を示すブロック図である。
【図3】図2中の加算回路部の詳細構成を示す回路図である。
【図4】図3の加算回路部の真理値表を示す図である。
【図5】図2中の第1のR−2R型DA変換部の詳細構成を示す回路図である。
【図6】図2中の第2のR−2R型DA変換部の詳細構成を示す回路図である。
【図7】図2中のデコーダの詳細構成を示す回路図である。
【図8】図7のデコーダの真理値表を示す図である。
【図9】図2中の上位DA変換回路部の動作説明図である。
【図10】D2=0である図9中の上位入力コードAに対応した、図2中のMOSスイッチ部の動作説明図である。
【図11】D2=1である図9中の上位入力コードBに対応した、図2中のMOSスイッチ部の動作説明図である。
【図12】図2中の上位DA変換回路部における上位入力コードと第1及び第2のR−2R型DA変換部の出力電圧との関係を示す図である。
【符号の説明】
100 デジタル入力端子部
101 上位ビット入力端子部
102 下位ビット入力端子部
201,202 第1及び第2のR−2R部
210,220 第1及び第2のR−2R型DA変換部
216,226 第1及び第2のビットスイッチ部
230 加算回路部
240,250 第1及び第2のバッファ
260 抵抗ストリング部
270 MOSスイッチ部
280 デコーダ
290 第3のバッファ
300 アナログ電圧出力端子部
1000 上位DA変換回路部
1001,1002 第1及び第2の出力ノード
2000 下位DA変換回路部
3000 複合型DA変換回路
A,B,C 上位入力コード
ALL1 (D5〜D2の)オール1検出信号
D5〜D0 入力ビット信号
D5a〜D2a 修飾された上位入力ビット信号
NS0〜NS4 MOSスイッチ制御信号(デコード信号:負論理)
Va 第1のR−2R型DA変換部の出力電圧
Vb 第2のR−2R型DA変換部の出力電圧
VDD(VRT) 第1の基準電圧
VSS(VRB) 第2の基準電圧
VOUT アナログ出力電圧

Claims (2)

  1. デジタル入力コードをアナログ出力に変換するデジタル・アナログ(DA)変換回路であって、第1のビット列をデジタルからアナログに変換する第1のDA変換部と、前記第1のビット列の下位にあたる第2のビット列に対応してデジタルからアナログに変換する第2のDA変換部とからなり、
    前記第1のDA変換部は、
    前記第1のビット列に対応した第1のアナログ出力と第2のアナログ出力とを有し、かつ、
    前記第1のビット列に対して選択的に1を加算する加算回路部と、
    前記加算回路部の出力をデジタルからアナログに変換する第1のR−2R型DA変換部と、
    前記第1のビット列をその最下位ビットを除いてデジタルからアナログに変換する第2のR−2R型DA変換部と、
    前記第1のR−2R型DA変換部の出力電圧を前記第1のアナログ出力へ出力する第1のバッファと、
    前記第2のR−2R型DA変換部の出力電圧を前記第2のアナログ出力へ出力する第2のバッファとを備え、
    前記第2のDA変換部は、
    前記第1のアナログ出力と前記第2のアナログ出力との間に直列接続された少なくとも2以上の抵抗と、
    前記抵抗と出力ノードとの間に接続された2つ以上のスイッチ部と、
    前記第1のビット列の最下位ビット及び前記第2のビット列を入力とするデコーダとを有し、
    前記第1のDA変換部は、前記第1のビット列の最下位ビットが0の時には前記第1のアナログ出力よりも前記第2のアナログ出力の方が大きな値をとり、前記第1のビット列の最下位ビットが1の時には前記第2のアナログ出力よりも前記第1のアナログ出力の方が大きな値をとり、
    前記第2のDA変換部は、前記デコーダの出力により前記スイッチ部をオン/オフすることにより、前記第1のアナログ出力と前記第2のアナログ出力と前記第1のビット列の最下位ビットと前記第2のビット列とを入力としてDA変換し、前記第1のビット列の最下位ビットが0の時には前記第1のアナログ出力を起点として前記第2のビット列に対応してDA変換し、前記第1のビット列の最下位ビットが1の時には前記第2のアナログ出力を起点として前記第2のビット列に対応してDA変換することを特徴とするデジタル・アナログ変換回路。
  2. 請求項1に記載のデジタル・アナログ変換回路であって、
    前記第1のビット列が1増加するときに、前記第1のアナログ出力又は前記第2のアナログ出力のどちらか一方の出力レベルが変化しないことを特徴とするデジタル・アナログ変換回路。
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