JP4529834B2 - 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置 Download PDF

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    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array

Description

本発明は、固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法および撮像装置に関する。
CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサなどの固体撮像装置は、近年、携帯電話等の各種携帯端末機器に搭載される撮像装置や、デジタルスチルカメラあるいはデジタルビデオカメラなどの撮像装置の画像入力装置(撮像デバイス)として広く用いられている。
図10は、一般的な固体撮像装置の画素部分の構成例を示す回路図である。図10に示すように、本例に係る単位画素100は、光電変換素子、例えばフォトダイオード101に加えて、例えば転送トランジスタ102、リセットトランジスタ103、増幅トランジスタ104および選択トランジスタ105の4つのトランジスタを有する回路構成となっている。ここでは、これらトランジスタ102〜105として、例えばnチャネル型のMOSトランジスタを用いた回路例を示している。
転送トランジスタ102は、フォトダイオード101のカソード電極とFD(フローティングディフュージョン)部106との間に接続され、転送ゲートパルスTGが与えられる転送制御線111にゲート電極が接続されている。リセットトランジスタ103は、電源Vddにドレイン電極が、FD部106にソース電極が、リセットパルスRSが与えられるリセット制御線112にゲート電極がそれぞれ接続されている。
増幅トランジスタ104は、FD部106にゲート電極が、信号線121にソース電極がそれぞれ接続されたソースフォロア回路構成となっている。信号線121の一端は定電流源122に接続されている。選択トランジスタ105は、電源VDDにドレイン電極が、増幅トランジスタ104のドレイン電極にソース電極が、選択パルスSELが与えられる選択制御線113にゲート電極がそれぞれ接続されている。
図11は、増幅トランジスタ104および選択トランジスタ105を除く画素部分の断面構造を示す断面図である。
p型基板131の表層部にn型拡散領域132,133,134が形成されている。また、p型基板131の上には、n型拡散領域132とn型拡散領域133との間の上方にゲート電極135が、n型拡散領域133とn型拡散領域134との間の上方にゲート電極136が、それぞれ図示しないゲート酸化膜(SiO2 )を介して形成されている。
図10との対応関係において、フォトダイオード101は、p型基板131とn型拡散領域132とのpn接合によって形成されている。転送トランジスタ102は、n型拡散領域132およびn型拡散領域133とその間のゲート電極135とによって形成されている。リセットトランジスタ103は、n型拡散領域133およびn型拡散領域134とその間のゲート電極136とによって形成されている。
n型拡散領域133はFD部106となり、増幅トランジスタ104のゲート電極と電気的に接続される。リセットトランジスタ103のドレイン領域となるn型拡散領域134には電源電位Vddが与えられる。そして、フォトダイオード101を除くp型基板131の上面は、遮光層137によって覆われている。
次に、図11の断面図を基にして、図12の波形図を用いて画素100の回路動作について説明する。
図11に示すように、フォトダイオード101に光が照射されると、光の強さに応じて電子(−)と正孔(+)の対が誘起される(光電変換)。また、図12において、時刻T1で選択トランジスタ105のゲート電極に選択パルスSELが印加され、同時にリセットトランジスタ103のゲート電極にリセットパルスRSが印加される。その結果、リセットトランジスタ103が導通状態になり、時刻T2でFD部106が電源電位Vddにリセットされる。
FD部106がリセットされると、このリセット時のFD部106の電位がリセットレベルVnとして増幅トランジスタ104を介して信号線121に出力される。このリセットレベルは、画素100固有のノイズ成分に対応したものとなる。リセットパルスRSは、所定の期間(時刻T1〜T3)のみアクティブ(“H”レベル)状態となる。FD部106は、リセットパルスRSがアクティブ状態から非アクティブ(“L”レベル)状態に遷移した後もリセットされた状態を保っている。このリセット状態にある期間がリセット期間となる。
次に、選択信号SELがアクティブ状態のままで、時刻T4で転送トランジスタ102のゲート電極に転送ゲートパルスTGが印加される。すると、転送トランジスタ102が導通状態となり、フォトダイオード101で光電変換され、蓄積された信号電荷がFD部106に転送される。その結果、FD部106の電位が信号電荷の電荷量に応じて変化する(時刻T4〜T5)。このときのFD部106の電位が信号レベルVsとして増幅トランジスタ104を介して信号線121に出力される(信号読み出し期間)。そして、信号レベルVsとリセットレベルVnとの差分RSI1が、ノイズ成分を除去した純粋な画素信号レベルとなる。
通常、明るい物体を撮像した方が、暗い物体を撮像するよりもリセット期間におけるフォトダイオード101に蓄積される電荷が多いので、信号線121上におけるレベル差RSI1は大きくなる。
(黒化現象の発生メカニズム)
ところで、上記構成の固体撮像装置において、特に太陽光のような非常に強い光が画素100に入射すると、最も明るい部分が黒く沈んでしまう現象、いわゆる黒化現象が起こる。
この黒化現象の発生メカニズムについて、図13および図14を用いて説明する。図13は、黒化現象の発生メカニズムを説明する概略図であり、図11と実質的に同様の構造となっている。図14は、黒化現象時の波形図である。
リセット期間において、図11の場合と同様に、時刻T1′で選択トランジスタ105のゲート電極に選択パルスSELが印加され、同時にリセットトランジスタ103のゲート電極にリセットパルスRSが印加される。その結果、リセットトランジスタ103が導通状態になり、時刻T2′でFD部106が電源電位Vddにリセットされる。このリセット時のFD部106の電位がリセットレベルVnとして増幅トランジスタ104を介して信号線121に出力される。
しかしながら、図13に示すように、フォトダイオード101に太陽光のように非常に強い光が照射されると、p型基板131とn型拡散領域132とにより形成されるpn接合部に、図11と比較して多量の電子(−)と正孔(+)の対が誘起される。その結果、光電変換された過剰の電子がフォトダイオード101から溢れ出す。そのため、転送ゲートパルスが非アクティブ状態にあるにもかかわらず、過剰電子は転送トランジスタ102を飛び越えてFD部106へ到達する。このため、FD部106の電位が低下し、その結果、信号線121の電位が低下する(時刻T2′〜T4′)。
同様に、信号読出し期間において、選択信号SELがアクティブ状態のままで、時刻T4′で転送トランジスタ102のゲート電極に転送ゲートパルスTGが印加されると、転送トランジスタ102が導通状態になって、フォトダイオード101で光電変換され、蓄積された信号電荷をFD部106に転送する。その結果、FD部106の電位が信号電荷の電荷量に応じて変化する(時刻T4′〜T5′)。このときのFD部106の電位が信号レベルVsとして増幅トランジスタ104を介して信号線121に出力される。
このとき、上記のようにリセット期間において、過剰の電子が漏れ出した結果、図14から明らかなように、信号線121の電位はリセットパルスRSの印加時に比べて低下している。その結果、信号読み出し期間における電位差RSI2は、強い光が照射されているにもかかわらず低下してしまう。
すなわち、図15に示すように、通常は、信号読み出し期間の信号レベルVsとリセット期間のリセットレベルVnとの差分Vs−Vnが純粋な画素信号レベルとして出力され、入射光量が一定の光量Bを超えると信号レベルVsが飽和してしまい、一定の画素信号レベルが出力される。そして、光量Bよりもさらに大きな所定の光量Cを入射光量が超えると、上述したように、過剰の電子がフォトダイオード101から溢れ出すことによってリセットレベルVnが変化してしまう。その結果、強い光が照射されているにもかかわらず差分Vs−Vnが小さくなる。このため、非常に明るいにもかかわらず黒く見える黒化現象が生じる。
このような黒化現象を回避するために、従来は、信号レベルVsが飽和する領域にあるか、リセットレベルVnが変化する領域にあるかによって入射光が非常に強いか否かを検出し、その検出結果に基づいて差分Vs−Vnをとる処理を行うことに対する補正を行うようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−248304号公報
具体的には、図16に示すように、画素アレイ部201からNメモリ202、Sメモリ203を介して出力されるリセットレベルVn、信号レベルVsをそれぞれ増幅するアンプ204と、信号レベルVsとリセットレベルVnとの差分をとる差動アンプ205との間におけるリセットレベルVn側の信号線中にスイッチ206を挿入する。そして、光レベル検出回路207で信号レベルVsが所定のレベルVa以上であるか、あるいはリセットレベルVnが所定のレベルVbであるかを検出した場合にはスイッチ206をオフ(開)し、差動アンプ205での差分処理を中止するとともに、A/D変換回路208でのA/D変換前の信号に対して補正を行うことによって黒化現象を回避するようにしていた。
あるいは、図17に示すように、光レベル検出回路207で信号レベルVsが所定のレベルVa以上であるか、あるいはリセットレベルVnが所定のレベルVbであるかを検出した場合にも、差動アンプ205での差分処理を行い、その差分をA/D変換回路208でデジタル信号に変換してメモリ209に記憶する一方、光レベル検出回路207による上記状態の検出時には、メモリ209から差分信号を読み出すときに変換回路210によってその差分信号を所定レベルの信号(信号レベルVa)に変換するか、あるいは光レベル検出回路207の飽和検知信号でA/D変換回路209のデジタルデータを飽和データに変換することによって黒化現象を回避するようにしていた。
しかしながら、前者の従来技術では、A/D変換回路208でのA/D変換前の信号に対して補正を行うためには補正信号用の回路、例えば定電圧回路が光レベル検出回路207以外に必要になるために、黒化現象を回避する回路として回路規模が大きくなってしまうという問題がある。
また、後者の従来技術では、メモリ209の値に対して補正を行うには、補正信号をメモリ209に割り込ませるための変換回路210が光レベル検出回路207以外に必要になるために、やはり黒化現象を回避する回路として回路規模が大きくなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、回路規模を小さく抑えつつ、黒化現象を回避することが可能な固体撮像装置および固体撮像装置の駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、光電変換素子および当該光電変換素子で光電変換して得られる電荷に応じた信号を出力する出力トランジスタを含む単位画素が複数配置されてなる画素アレイ部と、前記単位画素から出力される信号をランプ波形の基準信号と比較する比較手段と、前記比較手段への前記基準信号の供給に同期して動作を開始し、前記比較手段の比較出力が反転するまで動作を継続することによって前記比較手段での比較完了までの時間を計測する計測手段と、前記単位画素がリセットされたときに当該単位画素から出力されるアナログ信号のリセットレベルが所定の基準レベル以下となる所定の撮像条件を検出トランジスタで検出し、当該所定の撮像条件検出されたときに前記検出トランジスタから出力された出力信号により前記比較手段の比較出力を比較開始前の値に固定する検出手段とを具備する。
上記構成の固体撮像装置において、計測手段が比較手段への基準信号の供給に同期して動作を開始し、比較手段の比較出力が反転するまで動作を継続することによって比較手段での比較完了までの時間を計測することで、当該計測手段の計測結果は、単位画素から出力されるアナログ信号に対応した値となり、これがデジタル信号として出力される。ここで、検出手段が、単位画素がリセットされたときに当該単位画素から出力されるリセットレベルが所定の基準レベル以下となる所定の撮像条件、すなわち、黒化現象が発生する撮像条件を検出したときに、比較手段の比較出力を比較開始前の状態に固定することで、計測手段は比較手段の比較出力が反転しないことから計測動作を継続し、やがて計測結果が白信号に対応した最終値に到達する。これにより、黒化現象が発生する撮像条件であっても、黒化現象を回避できる。
本発明によれば、検出手段が所定の撮像条件を検出したときに、比較手段の比較出力を比較開始前の状態に固定するだけの簡単な構成で、回路規模を小さく抑えつつ、黒化現象を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る固体撮像装置、例えば行列状の画素配列に対して列毎にアナログ−デジタル変換装置(以下、ADC(Analog-Digital Converter)と略す)を配置してなる列並列ADC搭載の固体撮像装置(例えば、CMOSイメージセンサ)の構成を示すブロック図である。
図1において、単位画素11は、光電変換素子、例えばフォトダイオードと画素トランジスタ(画素内アンプ)とを有し、行列状(n行m列)に2次元配置されることによって画素アレイ部12を構成している。単位画素11としては、例えば図10に示した4トランジスタ構成のものを用いることができる。ただし、4トランジスタ構成のものに限られるものではない。
画素アレイ部12のn行m列の画素配置に対して、行毎に行制御線13(13−1〜103−n)が配線され、列毎に列信号線14(14−1〜14−m)が配線されている。画素アレイ部12の行アドレスや行走査の制御は、行走査回路15によって行制御線13−1〜103−nを介して行われる。列信号線14−1〜14−mの各一端側には、これら列信号線14−1〜14−m毎にADC16−1〜16−mが配置されてカラム処理部(列並列ADCブロック)17を構成している。
また、ADC16−1〜16−mの各々に対して、時間が経過するにつれて階段状に変化するランプ(RAMP)波形の参照電圧RAMPを生成する手段、例えばデジタル−アナログ変換装置(以下、DAC(Digital-Analog Converter)と略す)18と、所定周期のクロック信号CKに同期してカウント動作を行うことにより、後述する比較器20で比較動作が行われる時間を計測する計測手段であるカウンタ19とが共通に設けられている。カウンタ19としては、例えばアップカウンタが用いられる。
ADC16は、行制御線13−1〜13−n毎に、選択行の単位画素11から列信号線14−1〜14−mを経由して得られるアナログ信号を、DAC18で生成され、基準信号として与えられる参照電圧RAMPと比較する比較器20と、この比較器20の比較出力をバッファリングするバッファ回路21と、このバッファ回路21を経た比較器20の比較出力に応答してカウンタ19のカウント値を保持するメモリ装置22と、単位画素11から供給されるアナログ信号に基づいて所定の撮像条件を検出する手段、具体的には単位画素11がリセットされたときに当該単位画素11から出力されるリセットレベルが所定の基準レベル以下となる黒化現象が発生する撮像条件を検出する黒化検出回路23とを有し、単位画素11から与えられるアナログ信号をNビットのデジタル信号に変換する機能を有している。
カラム処理部17のADC16の各々に対する列アドレスや列走査の制御は、列走査回路24によって行われる。すなわち、ADC16の各々でAD変換されたNビットのデジタル信号は、列走査回路24による列走査によって順に2Nビット幅の水平出力線25に読み出され、当該水平出力線25によって信号処理回路26まで伝送される。
信号処理回路26は、2Nビット幅の水平出力線25に対応した2N個のセンス回路、減算回路および出力回路等によって構成されている。タイミング制御回路27は、マスタークロックMCKに基づいて行走査回路15、ADC16、DAC18、カウンタ19および列走査回路24などの各動作に必要なクロック信号CKやタイミング信号を生成し、これらクロック信号やタイミング信号を該当する回路部分に供給する。
上記構成の列並列ADC搭載固体撮像装置10において、画素アレイ部12の各画素11を駆動制御する周辺の回路、即ち行走査回路15、カラム回路17、DAC18、カウンタ19、列走査回路24、信号処理回路26およびタイミング制御回路27などは、画素アレイ部12と同一の半導体チップ(基板)上に集積される。
次に、上記構成の列並列ADC搭載固体撮像装置10における通常撮像時の動作について、図2のタイミングチャートを用いて説明する。図2には、参照電圧RAMP、単位画素11のフローティングディフュージョン(FD)部の電位Vfd、比較器20の出力、クロック信号CK、カウンタ19の出力(カウント値)、メモリ装置22に格納される1回目のメモリ値N1、2回目のメモリ値N2および信号出力の各波形およびタイミング関係を示している。
ある選択行の単位画素11からの列信号線14−1〜14−mへの1回目の読み出し動作が安定した後、DAC18から参照電圧RAMPが比較器20に与えられることで、当該比較器20においてFD部の電位Vfdに応じた列信号線14−1〜14−mの信号電圧Vxと参照電圧RAMPとの比較動作が行われる。また、参照電圧RAMPが比較器20に与えられると同時に、カウンタ19がクロック信号CKに同期して1回目のカウント動作を開始する。比較器20での比較動作において、参照電圧RAMPと信号電圧Vxとが等しくなったとき、比較器20の出力Vcoの極性が反転する。この比較器20の出力Vcoの極性反転を受けて、メモリ装置22には比較器20での比較時間に応じたカウンタ19のカウント値N1が保持される。
この1回目の読み出し動作では、単位画素11のリセット成分ΔVの読み出しが行われる。このリセット成分ΔV内には、単位画素11毎にばらつく固定パターンノイズがオフセットとして含まれている。しかし、このリセット成分ΔVのばらつきは一般に小さく、またリセットレベルは全画素共通であるため、1回目の読み出し時の列信号線14−1〜14−mの信号電圧Vxはおおよそ既知である。したがって、1回目のリセット成分ΔVの読み出し時には、ランプ波形の参照電圧RAMPを調整することにより、比較器20での比較期間を短くすることが可能である。本例では、7ビット分のカウント期間(128クロック)でリセット成分ΔVの比較を行っている。
2回目の読み出しでは、リセット成分ΔVに加え単位画素11毎の入射光量に応じた信号成分の読み出しが1回目の読み出しと同様の動作によって行われる。すなわち、ある選択行の単位画素11から列信号線14−1〜14−mへの2回目の読み出し動作が安定した後、DAC18から参照電圧RAMPが比較器20に与えられることで、当該比較器20において列信号線14−1〜14−mの信号電圧Vxと参照電圧RAMPとの比較動作が行われる。
参照電圧RAMPが比較器20に与えられると同時に、カウンタ19でクロック信号CKに同期して2回目のカウントが行われる。そして、2回目の比較動作において、参照電圧RAMPと信号電圧Vxとが等しくなったときに、比較器20の出力Vcoの極性が反転する。この比較器20の出力Vcoの極性反転を受けて、メモリ装置22には比較器20での比較時間に応じたカウンタ19のカウント値N2が保持される。このとき、1回目のカウント値N1と2回目のカウント値N2とは、メモリ装置22内の異なった場所に保持される。
上述した一連のAD変換動作の終了後、列走査回路112による列走査により、メモリ装置22に保持された1回目と2回目のそれぞれNビットのデジタル信号が2N本の水平出力線25を経て信号処理回路26に供給され、当該信号処理回路26内の図示しない減算回路において(2回目の信号)−(1回目の信号)の減算処理がなされた後に外部へ出力される。その後、順次行毎に同様の動作が繰り返されることによって2次元画像が生成される。
[黒化検出回路]
上述した列並列ADC搭載固体撮像装置10において、本発明はカラム処理部17の黒化検出回路22の構成およびその動作を特徴としている。
(回路例1)
図3は、回路例1に係る黒化検出回路23Aの構成を示す回路図である。ここでは、単位画素11および列信号線14(14−1〜14−m)の一端に接続される定電流源27と共に示している。
図3において、単位画素11は、光電変換素子、例えばフォトダイオード111、転送トランジスタ112、リセットトランジスタ113、増幅トランジスタ114および選択トランジスタ115を有する4トランジスタ構成となっている。この単位画素11は、図10に示した単位画素100と、選択トランジスタ115の接続位置が異なるのみであり、各トランジスタの基本的な機能は同じである。なお、単位画素11としては、4トランジスタ構成に限られるものではなく、増幅トランジスタ114を選択トランジスタ115の機能を持たせた3トランジスタ構成など、他の構成のものを用いることも可能である。
定電流源27は、ゲート電極とドレイン電極とが共通に接続され、ソース電極が接地されたダイオード接続のnチャネル型MOSトランジスタ271と、このMOSトランジスタ271とゲート電極が共通に接続され、ドレイン電極が列信号線14(14−1〜14−m)の一端に接続され、ソース電極が接地されたnチャネル型MOSトランジスタ272を有する構成となっている。
本例に係る黒化検出回路23Aは、入力端子31、制御端子32〜34および出力端子35を有し、2つのpチャネル型MOSトランジスタ41,42、3つのnチャネル型MOSトランジスタ43〜45、1つのキャパシタ46、2つのスイッチ47,48および3つのインバータ49〜51によって構成されている。
この黒化検出回路23Aにおいて、入力端子41には、単位画素11から列信号を通して信号電圧Vxが与えられる。制御端子42には、所定の基準電圧Vsが与えられる。制御端子33にはリセット信号PSETが、制御端子34にはラッチ信号LATCHがそれぞれタイミング制御回路26(図1参照)から与えられる。
MOSトランジスタ41は、電源電位Vddにソース電極が、制御端子33にゲート電極がそれぞれ接続されている。MOSトランジスタ43は検出トランジスタであり、MOSトランジスタ41のドレイン電極にドレイン電極が、制御端子42にゲート電極がそれぞれ接続されている。MOSトランジスタ44は、MOSトランジスタ43のソース電極にドレイン電極が、入力端子31にソース電極が、制御端子33にゲート電極がそれぞれ接続されている。
キャパシタ46は、例えばMOSキャパシタであり、MOSトランジスタ41のソース電極とドレイン電極との間に接続されている。MOSトランジスタ42はバッファトランジスタであり、MOSトランジスタ41のソース電極にドレイン電極が、MOSトランジスタ43のドレイン電極(MOSトランジスタ41のドレイン電極に)ゲート電極がそれぞれ接続されている。MOSトランジスタ45は、MOSトランジスタ42のドレイン電極にドレイン電極およびゲート電極が共通に接続されたダイオード接続となっており、ソース電極が接地されている。
スイッチ47は、MOSトランジスタ42のドレイン電極(MOSトランジスタ45のドレイン電極・ゲート電極)に一端が接続され、制御端子34を介して入力されるラッチ信号LATCHによってオン(閉)/オフ(開)制御される。スイッチ48は、スイッチ47の他端と出力端子35との間に接続され、制御端子34を介して入力され、インバータ49で極性反転されるラッチ信号LATCHによってオン/オフ制御される。インバータ50,51は、スイッチ47の他端と出力端子35との間に直列に接続されている。
上記構成の黒化検出回路23Aにおいて、当該黒化検出回路23Aが画素アレイ12と同一の半導体チップ上に形成されることで、MOSトランジスタ43は、単位画素11の増幅トランジスタ114とほぼ同じトランジスタ特性を持つことになる。そして、検出トランジスタであるMOSトランジスタ43は、列信号線14を介して単位画素11の出力トランジスタである増幅トランジスタ114とソース電極が共通接続され、その共通接続ノードにMOSトランジスタ272が電流源として接続されることによって差動回路を構成している。なお、MOSトランジスタ43と列信号線14との間にはMOSトランジスタ44が、増幅トランジスタ114と列信号線14との間には選択トランジスタ115がそれぞれ介在している。これらのトランジスタ44,115も、ほぼ同じトランジスタ特性を持っている。
また、5つのMOSトランジスタ41〜45および1つのキャパシタ46は、単位画素11のFD部の電位Vfdに応じた列信号線14(14−1〜14−m)の信号電圧Vxを基準電圧Vsと比較することによって黒化現象の発生を検出する比較器構成の検出回路52を構成している。その具体的な回路動作については後述する。スイッチ47,48およびインバータ49〜51は、検出回路52の検出結果を1H期間(Hは水平期間)保持するラッチ回路53を構成している。
このように、MOSトランジスタ43と増幅トランジスタ114とをほぼ同じトランジスタ特性とし、MOSトランジスタ44と選択トランジスタ115とをほぼ同じトランジスタ特性とし、MOSトランジスタ43と増幅トランジスタ114とによって差動回路を形成することで、これらトランジスタ43,44,114,115のトランジスタ特性を相殺することができるために、トランジスタ特性のバラツキ、特に閾値電圧Vthのバラツキをなくすことができる。
より具体的には、MOSトランジスタ43のソース電極と増幅トランジスタ114のソース電極とが列信号線14を介して共通に接続されることで、両トランジスタ43,114の各ソース電位が同電位となる。このとき、MOSトランジスタ43と増幅トランジスタ114とがほぼ同じトランジスタ特性を持つことから、両トランジスタ43,114での基板バイアス効果による閾値電圧Vthが同じだけ変動するために、その変動分がMOSトランジスタ43と増幅トランジスタ114との差動動作によって相殺される。このことは、MOSトランジスタ44と選択トランジスタ115とについても同様に言える。
次に、上記構成の黒化検出回路23Aの回路動作について、図4のタイミングチャートを用いて説明する。図4において、Vrstは、単位画素11のリセットトランジスタ113のゲート電極に印加されるリセット信号である。
リセット信号PSETがアクティブ(“H”レベル/Vddレベル)となる黒化検出期間が開始するまでは、即ちリセット信号PSETが非アクティブ(“L”レベル/GNDレベル)の期間では、MOSトランジスタ41がオン(導通)状態、MOSトランジスタ44がオフ(非導通)状態にある。MOSトランジスタ41がオン状態にあることで、キャパシタ46およびMOSトランジスタ42のゲート容量には、当該MOSトランジスタ41を通して電源電圧Vdd分の電荷がチャージされる。このとき、MOSトランジスタ42がオフ状態にあるために、当該MOSトランジスタ42のソース電位は“L”レベルにある。
黒化検出期間に入ると、MOSトランジスタ41がオフ状態となり、MOSトランジスタ44がオン状態となる。このとき、MOSトランジスタ43のゲートには基準電圧Vsが印加されているので、MOSトランジスタ43はゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vth以上になるとオン状態になる。すると、キャパシタ46およびMOSトランジスタ42のゲート容量から電荷がMOSトランジスタ43を通してディスチャージされる。
このディスチャージによってMOSトランジスタ42のゲート電位が降下し、閾値電圧Vth以下になると、MOSトランジスタ42がオン状態となるために、当該MOSトランジスタ42のソース電位が“H”レベルになる。このように、本黒化検出回路23Aにおいては、MOSトランジスタ42のゲートノードの容量値によって回路の検出感度が決定付けられている。
例えば、リセットレベルを読み出す通常のP相時の増幅トランジスタ114のゲート電位を例えば2.7Vとし、仮に黒化現象でP相時の増幅トランジスタ114のゲート電位が2.5Vとなったとする。このとき、基準電圧Vsを2.6Vに設定していると、MOSトランジスタ43がオン状態となるために、キャパシタ46およびMOSトランジスタ42のゲート容量から電荷がMOSトランジスタ43を通してディスチャージされる。
そして、MOSトランジスタ42のゲート電位が降下してきて当該MOSトランジスタ42がオン状態となることで、MOSトランジスタ42のソース電位、検出回路52の出力が“H”レベルとなり、黒化現象として検出する。一方、増幅トランジスタ114のゲート電位が2.7Vの場合は、MOSトランジスタ43がオン状態とならないために、MOSトランジスタ42のソース電位、即ち検出回路52の出力は“L”レベルのままとなる。
黒化検出時の検出回路52の出力、即ちMOSトランジスタ42の“H”レベルのソース電位は、ラッチ回路53によって1H期間保持された後、黒化検出信号SUNOUTとして出力される。この黒化検出信号SUNOUTは、図1の比較器20の後段に設けられたバッファ回路21に与えられる。
ここで、黒化検出回路23Aの検出感度が敏感すぎる場合には、バッファトランジスタであるMOSトランジスタ42のゲート容量の容量値、具体的にはキャパシタ46の容量値を適宜変更することによって検出感度を調整することができる。
図5は、バッファ回路21の回路例を示す回路図である。図5に示すように、本例に係るバッファ回路21は、ゲート電極同士およびドレイン電極同士が共通に接続されたpチャネル型MOSトランジスタ61およびnチャネル型MOSトランジスタ62からなる1段目のインバータと、同じくゲート電極同士およびドレイン電極同士が共通に接続されたpチャネル型MOSトランジスタ63およびnチャネル型MOSトランジスタ64からなる2段目のインバータとが縦続接続されている。
そして、pチャネル型MOSトランジスタ61のソース電極と電源電位Vddとの間にpチャネル型MOSトランジスタ65が接続され、2段目のインバータの入力ノード(1段目のインバータの出力ノード)とグランドとの間にnチャネル型MOSトランジスタ66が接続されている。
上記構成のバッファ回路21において、黒化検出回路23Aで黒化現象が検出されないときは、当該本黒化検出回路23Aから“L”レベルが出力されることから、pチャネル型MOSトランジスタ65がオン状態、nチャネル型MOSトランジスタ66がオフ状態になるために、比較器20の出力Vcoが1段目のインバータで極性反転され、さらに2段目のインバータで極性反転されて出力される。
一方、黒化検出回路23Aで黒化現象が検出されたときは、当該本黒化検出回路23Aから“H”レベルの黒化検出信号SUNOUTが出力されることから、pチャネル型MOSトランジスタ65がオフ状態になるために1段目のインバータが非活性化状態となり、nチャネル型MOSトランジスタ66がオン状態になるために2段目のインバータの入力ノードがGNDレベルに固定される。その結果、バッファ回路21の出力は“H”レベルに固定される。
次に、列並列ADC搭載固体撮像装置における黒化検出時の動作について、図6のタイミングチャートを用いて説明する。図6には、参照電圧RAMP、単位画素11のFD部の電位Vfd、ラッチ信号LATCH、リセット信号PSET、黒化検出回路23の出力、比較器20の出力、クロック信号CK、カウンタ19の出力(カウント値)、メモリ装置22に格納される1回目のメモリ値N1、2回目のメモリ値N2および信号出力の各波形およびタイミング関係を示している。
実動作では、黒化現象の本検出動作を行う前に、ラッチ信号LATCHを“H”レベル(アクティブ)、続いてリセット信号PSETを“H”レベルにすることで、黒化検出回路23Aのリセット動作として仮検出動作を行う(図6の期間A)。この仮検出動作を行うのは次の理由による。
すなわち、図3の黒化検出回路23Aにおいて、MOSトランジスタ45がダイオード接続となっており、前回の動作によってMOSトランジスタ45のドレイン電位がGNDレベル、または当該MOSトランジスタ45の閾値電圧Vth固定のどちらかになってしまうことから、黒化現象の本検出動作を行う前に、列毎の黒化検出回路23Aのリセット状態を揃えるために仮検出動作を行う。
リセットのための仮検出動作を行った後に、黒化検出回路23Aによる黒化現象の発生の有無を検出する本検出動作に移行する。ここで、黒化現象が起きているときには、黒化検出回路23Aは“H”レベルの黒化検出信号SUNOUTを出力する。これにより、バッファ回路21は、比較器20の比較出力Vcoを“H”レベル、即ち比較動作開始前の論理状態に固定する。
比較器20の比較出力Vcoが“H”レベル固定ということは、メモリ装置22に対して比較器20からカウンタ19のカウント値を取り込むためのトリガーが与えられないことを意味する。これにより、カウンタ19はクロック信号CKの供給が停止するまでカウント動作をフルカウント値に到達するまで継続して行う。したがって、メモリ装置22には、P相(1回目の読み出し期間/リセット期間)でもD相(2回目の読み出し期間/信号読み出し期間)でも、比較器20での比較時間に関係なく、カウンタ19のフルカウント値が取り込まれて保持される。
P相、D相のカウンタ19のフルカウント値は、信号処理回路26でのCDS処理後は白信号レベルとなる。したがって、特に太陽光のような非常に強い光が端子画素11に入射したとしても、CDS処理後の信号レベルが白信号レベルとなるために、最も明るい部分が黒く沈んでしまう黒化現象を回避することができる。
(回路例2)
図7は、回路例2に係る黒化検出回路23Bの構成を示す回路図であり、図中、図3と同等部分には同一符号を付して示している。
本回路例2に係る黒化検出回路23Bは、MOSトランジスタ43がゲート電極とドレイン電極が共通接続されたダイオード接続となっており、MOSトランジスタ43のゲート電極に基準電圧Vsを与えない構成となっている。また、MOSトランジスタ44のゲート電極には、制御端子36を通してリセット信号PSETと異なるリセット信号NSETを与える構成となっている。それ以外の回路構成は、基本的に図3の回路構成と同じである。
図8は、黒化検出回路23Bの動作説明に供するタイミングチャートである。図8に示すように、リセット信号PSETは、1Hのほとんどの期間で非アクティブ(“H”レベル)にあり、1Hの終了直前にアクティブ(“L”レベル)となるパルス信号である。リセット信号NSETは、1Hの開始時に単位画素11のリセットトランジスタ113のゲート電極に与えられるリセット信号Vrstに同期してアクティブ(“H”レベル)となり、その後一度引くアクティブとなった後P相期間中に再びアクティブとなるパルス信号である。
前行の読み出しの終わりに、即ち前の1Hの終了直前にリセット信号PSETが“L”レベルになることで、MOSトランジスタ41がオン状態となるために、キャパシタ46およびMOSトランジスタ42のゲート容量には、当該MOSトランジスタ41を通して電源電圧Vdd分の電荷がチャージされ、リセットされる。
1Hの開始時に、即ちP相期間の初期にリセット信号NSETが“H”レベルになることで、MOSトランジスタ44が一度オン状態になり、このときの列信号線14の信号電圧VxとMOSトランジスタ43の閾値電圧Vthとを加算した電圧分、即ちVx+Vth分の電荷がキャパシタ46およびMOSトランジスタ42のゲート容量にチャージされる。
その後、リセット信号NSETは一度“L”レベルになった後、P相期間中にもう一度“H”レベルになる。これにより、MOSトランジスタ44が一度オフ状態になった後、P相期間中に再びオン状態になる。このとき、列信号線14の信号電圧Vxが、MOSトランジスタ44が一度目にオンしたときの電圧Vx+Vthよりも、MOSトランジスタ43の閾値電圧Vth分だけ電圧降下していると、当該MOSトランジスタ43がオン状態になるために、キャパシタ46およびMOSトランジスタ42のゲート容量の電荷がディスチャージされる。
このディスチャージによってMOSトランジスタ42のゲート電位が降下し、閾値電圧Vth以下になると、MOSトランジスタ42がオン状態となるために、当該MOSトランジスタ42のソース電位、即ち検出回路52の出力が“H”レベルになる。
一方、MOSトランジスタ44が二度目にオンしたときの列信号線14の信号電圧Vxが、MOSトランジスタ44が一度目にオンしたときのそれとほとんど変わらない場合、具体的にはMOSトランジスタ43の閾値電圧Vth以下の場合は、MOSトランジスタ42のソース電位、即ち検出回路の出力は“L”レベルのままとなる。
黒化検出時の検出回路の出力、即ちMOSトランジスタ42の“H”レベルのソース電位は、ラッチ回路53によって1H期間保持された後、黒化検出信号SUNOUTとして出力される。この黒化検出信号SUNOUTは、図1の比較器20の後段に設けられたバッファ回路21に与えられる。
この回路例2に係る黒化検出回路23Bは、回路例1に係る黒化検出回路23Aに比べて、基準電圧Vsを用いずにタイミング制御だけで同等の検出動作を実現できる。基準電圧Vsを必要とすることで、種々の電圧値の電圧を発生する電源回路の構成を、回路例1に係る黒化検出回路23Aに比べて簡略化できる利点がある。
上述した回路例1,2に係る黒化検出回路23A,23Bが、5つのMOSトランジスタ41〜45および1つのキャパシタ46からなる検出回路52と、2つのスイッチ47,48および3つのインバータ49〜51からなるラッチ回路53とによって構成された極めて簡単な回路構成となっており、また当該黒化検出回路23A,23Bの検出出力に基づいて比較器20の比較出力Vcoをそのまま出力するか、比較器20の比較出力Vcoを比較開始前の状態に固定にするかを切り替えるだけの構成であるために、黒化現象を回避するための回路を小規模な回路構成にて実現できる。
このように、黒化現象を回避するための回路を小規模な回路構成にて実現できることにより、特に列毎にADC16(16−1〜16−m)を配置してなる列並列ADC搭載固体撮像装置の場合のように、黒化現象を回避する回路を列毎に配置するに当たって、レイアウト面積に制約があったとしてもその制約内で配置でき、その結果、太陽光のような非常に強い光が入射した際に発生する黒化現象を確実に回避できる列並列ADC搭載固体撮像装置を実現できることになる。
また、回路例1,2に係る黒化検出回路23A,23Bにおいて、入力段のMOSトランジスタ43が、単位画素11の増幅トランジスタ114と列信号線14を介して差動回路を構成していることから、これらトランジスタ43,114がほぼ同じトランジスタ特性を持っているものとすると、それらの閾値電圧Vthの変動分をキャンセルすることができるために、トランジスタ特性、特に閾値電圧Vthのバラツキに依存しにくい回路動作を実現できることになる。
そして、閾値電圧Vthのバラツキに依存しにくい回路動作を実現できることに伴い、特に列並列ADC搭載固体撮像装置において大きな効果を発揮できる。すなわち、各列毎に閾値電圧Vthの変動分をキャンセルし、閾値電圧Vthのバラツキに依存しにくい回路動作を実現できることで、単位画素11の増幅トランジスタ114の閾値電圧Vthに各列毎にバラツキがあったとしても、各列毎の信号レベルに当該閾値電圧Vthのバラツキの影響が現れることがないために、各列毎での検出レベルにバラツキが現れない。
なお、上記実施形態では、黒化検出回路23(23A,23B)による黒化現象の発生検出を、単位画素11のリセットレベルを読み出すP相期間の始めに行うとしたが、P相期間とD相期間との間で行うようにすることも可能である。
また、上記実施形態では、列並列ADC搭載固体撮像装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこの適用例に限られるものではなく、例えば図16や図17に示したような構成の固体撮像装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、カウンタ19としてアップカウンタを用い、当該カウンタ19をADC16−1〜16−mの各々に対して共通に設ける構成としたが、カウンタ19としてアップ/ダウンカウンタを用い、当該アップ/ダウンカウンタをADC16−1〜16−m毎に設けた構成を採ることも可能である。カウンタ19としてアップ/ダウンカウンタを用いることで、ADC16−1〜16−mの各々においてD相の信号レベルとP相のリセットレベルとの差分をとるCDS処理を実現できる利点がある。
[適用例]
上記実施形態に係る列並列ADC搭載固体撮像装置10は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ、さらには携帯電話等のモバイル機器向けカメラモジュール等の撮像装置において、その撮像デバイス(画像入力装置)として用いて好適なものである。
図9は、本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、本例に係る撮像装置は、レンズ71を含む光学系、撮像デバイス72、カメラ信号処理回路73およびシステムコントローラ74等によって構成されている。
レンズ71は、被写体からの像光を撮像デバイス72の撮像面に結像する。撮像デバイス72は、レンズ71によって撮像面に結像された像光を画素単位で電気信号に変換して得られる画像信号を出力する。この撮像デバイス72として、先述した実施形態に係る列並列ADC搭載固体撮像装置10が用いられる。
カメラ信号処理部73は、撮像デバイス72から出力される画像信号に対して種々の信号処理を行う。システムコントローラ74は、撮像デバイス72やカメラ信号処理部73に対する制御を行う。特に、撮像デバイス72の列並列ADCが、画素全ての情報を読み出すプログレッシブ走査方式での通常フレームレートモードと、通常フレームレートモード時に比べて、画素の露光時間を1/Nに設定してフレームレートをN倍に上げる高速フレームレートモードとの各動作モードに対応したAD変換動作が可能であれば、外部からの指令に応じて動作モードの切り替え制御などを行う。
本発明の一実施形態に係る列並列ADC搭載の固体撮像装置の構成を示すブロック図である。 列並列ADC搭載固体撮像装置における通常撮像時の動作説明に供するタイミングチャートである。 回路例1に係る黒化検出回路の構成を示す回路図である。 回路例1に係る黒化検出回路の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 バッファ回路の回路例を示す回路図である。 列並列ADC搭載固体撮像装置における黒化検出時の動作説明に供するタイミングチャートである。 回路例2に係る黒化検出回路の構成を示す回路図である。 回路例2に係る黒化検出回路の回路動作の説明に供するタイミングチャートである。 本発明に係る撮像装置の構成の一例を示すブロック図である。 一般的な固体撮像装置の画素部分の構成例を示す回路図である。 画素部分の要部の断面構造を示す断面図である。 画素の回路動作の説明に供する波形図である。 黒化現象の発生メカニズムを説明する概略図である。 黒化現象時の波形図である。 黒化現象の発生メカニズムの説明図である。 従来技術を示すブロック図である。 他の従来技術を示すブロック図である。
符号の説明
10…列並列ADC搭載固体撮像装置、11…単位画素、12…画素アレイ部、13(13−1〜103−n)…行制御線、14(14−1〜14−m)…列信号線、15…行走査回路、16(16−1〜16−m)…ADC(アナログ−デジタル変換装置)、17…カラム処理部、18…DAC(デジタル−アナログ変換装置)、19…カウンタ、20…比較器、21…バッファ回路、22メモリ装置、23(23A,23B)…黒化検出回路、24…列走査回路、25…水平出力線、26…信号処理回路、27…タイミング制御回路

Claims (6)

  1. 光電変換素子および当該光電変換素子で光電変換して得られる電荷に応じた信号を出力する出力トランジスタを含む単位画素が複数配置されてなる画素アレイ部と、
    前記単位画素から出力される信号をランプ波形の基準信号と比較する比較手段と、
    前記比較手段への前記基準信号の供給に同期して動作を開始し、前記比較手段の比較出力が反転するまで動作を継続することによって前記比較手段での比較完了までの時間を計測する計測手段と、
    前記単位画素がリセットされたときに当該単位画素から出力されるリセットレベルが所定の基準レベル以下となる所定の撮像条件を検出トランジスタで検出し、当該所定の撮像条件検出されたときに前記検出トランジスタから出力された出力信号により前記比較手段の比較出力を比較開始前の状態に固定する検出手段と
    を具備することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 記検出トランジスタは、前記単位画素の前記出力トランジスタと差動回路を構成している
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記検出手段は、前記検出トランジスタのドレイン電極にゲート電極が接続され、前記検出トランジスタによる検出前にゲート容量が電源電位にチャージされるバッファトランジスタを有し、当該バッファトランジスタのゲート容量の容量値によって検出感度が調整可能である
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 光電変換素子および当該光電変換素子で光電変換して得られる電荷に応じた信号を出力する出力トランジスタを含む単位画素が複数配置されてなる画素アレイ部と、
    前記単位画素から出力される信号をランプ波形の基準信号と比較する比較手段と、
    前記比較手段への前記基準信号の供給に同期して動作を開始し、前記比較手段の比較出力が反転するまで動作を継続することによって前記比較手段での比較完了までの時間を計測する計測手段とを具備する固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記単位画素がリセットされたときに当該単位画素から出力されるリセットレベルが所定の基準レベル以下となる所定の撮像条件を検出トランジスタで検出し、当該所定の撮像条件検出されたときに前記検出トランジスタから出力された出力信号により前記比較手段の比較出力を比較開始前の値に固定する
    ことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  5. 光電変換素子および当該光電変換素子で光電変換して得られる電荷に応じた信号を出力する出力トランジスタを含む単位画素が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部と、
    前記単位画素の行列状配列に対して列毎に配置され、前記単位画素から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換手段とを備え、
    前記アナログ−デジタル変換手段は、
    前記単位画素から出力されるアナログ信号をランプ波形の基準信号と比較する比較手段と、
    前記比較手段への前記基準信号の供給に同期して動作を開始し、前記比較手段の比較出力が反転するまで動作を継続することによって前記比較手段での比較完了までの時間を計測し、その計測結果を前記デジタル信号とする計測手段と、
    前記単位画素がリセットされたときに当該単位画素から出力されるアナログ信号のリセットレベルが所定の基準レベル以下となる所定の撮像条件を検出トランジスタで検出し、当該所定の撮像条件検出されたときに前記検出トランジスタから出力された出力信号により前記比較手段の比較出力を比較開始前の値に固定する検出手段を有する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  6. 固体撮像装置と、
    被写体からの像光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学系とを具備する撮像装置であって、
    前記固体撮像装置は、
    光電変換素子および当該光電変換素子で光電変換して得られる電荷に応じた信号を出力する出力トランジスタを含む単位画素が複数配置されてなる画素アレイ部と、
    前記単位画素から出力される信号をランプ波形の基準信号と比較する比較手段と、
    前記比較手段への前記基準信号の供給に同期して動作を開始し、前記比較手段の比較出力が反転するまで動作を継続することによって前記比較手段での比較完了までの時間を計測する計測手段と、
    前記単位画素がリセットされたときに当該単位画素から出力されるアナログ信号のリセットレベルが所定の基準レベル以下となる所定の撮像条件を検出トランジスタで検出し、当該所定の撮像条件検出されたときに前記検出トランジスタから出力された出力信号により前記比較手段の比較出力を比較開始前の値に固定する検出手段を有する
    ことを特徴とする撮像装置。
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