JP2011238856A - 光電変換装置 - Google Patents

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    • H01L31/02019Circuit arrangements of general character for the devices for devices characterised by at least one potential jump barrier or surface barrier

Abstract

【課題】出力電流の収束特性が良好な光電変換装置を提供することを課題とする。
【解決手段】光電変換素子から入力された第1の電流入力端子の電流を増幅する第1の電流増幅器(20)と、第1の電流入力端子の電圧を初期化する第1の初期化部(30)と、第1の電流入力端子の電圧を検出する第1の検出器(40)と、第1の検出器により検出された電圧を第1の電流増幅器にフィードバックする第1のフィードバック部(50)と、補正部(70)とを有し、補正部は、第2の電流入力端子の電流を増幅する第2の電流増幅器と、第2の電流入力端子の電圧を初期化する第2の初期化部と、第2の電流入力端子の電圧を検出する第2の検出器と、第2の検出器により検出された電圧を第2の電流増幅器にフィードバックする第2のフィードバック部と、第1の電流増幅器により増幅された電流を補正する演算部とを有することを特徴とする光電変換装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、光電変換装置に関する。
特許文献1の図1は、フォトトランジスタを用いた光電変換装置を表している。同図においては、定電流源とその定電流源によって駆動されるMOSFETでソース接地回路を構成しており、そのMOSFETのゲートとソース間の電圧で、フォトトランジスタのベース電位を定めている。同図において、光量が変化した際、フォトトランジスタのエミッタ電流が変化するので、そのベースとエミッタ間の電圧が変化する。この時、フォトトランジスタのベース電位ではなくエミッタ電位が主に変動する構成となっている。よって、ベース電位は一旦、定常電位に設定されれば、動作中ほぼ一定に保たれる。
特開2000−77644号公報
しかしながら、同図において電源を投入した際、すなわち電源端子電圧を0Vから電源電圧に設定した際に、ベース電位が0Vから定常電位に達するまでに長い時間を要してしまう。これは、フォトトランジスタの光電流による、ベースに付随する寄生容量の充電に時間がかかるためであり、低輝度時ほど光電流が小さいため、時間を要する。これにより、フォトトランジスタのエミッタ電流(画素の出力電流)が収束するまでに非常に長い時間を要してしまう。そこで、通常は同図のベース電位をリセットする手段(例えば、ソース・ドレインの一端をベース、もう一端をリセット電位に接続したMOSFET)を設けて電源投入時に該MOSFETをオンすることにより、ベース電位を定常電位より少し高い値にリセットする。この時、ソース接地回路の特性によって、MOSFETのゲート電位が下がることにより、フォトトランジスタのエミッタ電位が下がる。これにより、フォトトランジスタのエミッタからは大きな電流が出力される。リセットを解除した後、すなわち該MOSFETをオフした後は、エミッタ電流が大きいことにより、ベース電流が光電流より大きいため、ベースから余分な電荷が引き抜かれることにより、ベース電位は徐々に定常電位に落ち着く。また、それと同時にエミッタ電流Ieも収束(低下)し、最終的に、次式(1)に収束する。
Figure 2011238856
ここで、hFEはフォトトランジスタの電流増幅率、Ipは光電流、Idは暗電流である。エミッタ電流Ieの時間波形としては、リセット期間に過電流が発生し、それが徐々に低下し、最終的に式(1)で決まる値に収束するという波形になる。式(1)より、エミッタ電流Ieの収束値は、光電流Ipに依存し、光電流Ipが低い程、収束に時間を要する。このようなリセット動作を行った際にも、依然としてエミッタ電流Ieの収束に長い時間を要してしまう。
本発明の目的は、光電変換素子を有する光電変換装置において、光電変換素子の初期化(リセット)を行った際、出力電流の収束特性が良好な光電変換装置を提供することである。
本発明の光電変換装置は、光電変換により電流を発生する第1の光電変換素子と、前記第1の光電変換素子から入力された第1の電流入力端子の電流を増幅する第1の電流増幅器と、前記第1の電流入力端子の電圧を初期化する第1の初期化部と、前記第1の電流入力端子の電圧を検出する第1の検出器と、前記第1の検出器により検出された電圧をフィードバック信号として前記第1の電流増幅器にフィードバックする第1のフィードバック部と、前記第1の電流増幅器により増幅された電流を補正する補正部とを有し、前記補正部は、第2の電流入力端子の電流を増幅する第2の電流増幅器と、前記第2の電流入力端子の電圧を初期化する第2の初期化部と、前記第2の電流入力端子の電圧を検出する第2の検出器と、前記第2の検出器により検出された電圧をフィードバック信号として前記第2の電流増幅器にフィードバックする第2のフィードバック部と、前記第1の電流増幅器により増幅された電流及び前記第2の電流増幅器により増幅された電流を用いて演算を行うことにより、前記第1の電流増幅器により増幅された電流を補正する演算部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、光電変換素子を有する光電変換装置において、光電変換素子の初期化を行った際、出力電流の収束特性が良好な光電変換装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る光電変換装置の動作説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す図である。 光電変換装置の分光特性のシミュレーション結果を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す概略図である。図1の光電変換装置は、第1の光電変換素子10と、第1の電流増幅器20と、第1の電流入力端子25と、第1の初期化部30と、第1の検出器40と、第1のフィードバック部50と、補正部70と、電流出力端子60とを有する。第1の光電変換素子10は、光電変換により電流を発生する。光電変換は、光を電気信号に変換する。第1の電流増幅器20は、第1の光電変換素子10から入力された第1の電流入力端子25の電流を増幅する。第1の初期化部30は、第1の電流入力端子25の電圧を初期化する。第1の検出器40は、第1の電流入力端子25の電圧を検出する。第1のフィードバック部50は、第1の検出器40により検出された電圧をフィードバック信号として第1の電流増幅器20にフィードバックする。補正部70は、第2の電流増幅器80と、第2の電流入力端子85と、第2の初期化部90と、第2の検出器100と、第2のフィードバック部110と、演算部115とを有し、第1の電流増幅器20により増幅された電流を補正する。第2の電流増幅器80は、第2の電流入力端子85の電流を増幅する。第2の初期化部90は、第2の電流入力端子85の電圧を初期化する。第2の検出器100は、第2の電流入力端子85の電圧を検出する。第2のフィードバック部110は、第2の検出器100により検出された電圧をフィードバック信号として第2の電流増幅器80にフィードバックする。演算部115は、第1の電流増幅器20により増幅された電流及び第2の電流増幅器80により増幅された電流を用いて演算を行うことにより、第1の電流増幅器20により増幅された電流を補正する。
図1において、第1の初期化部30が、第1の電流入力端子25の端子電位を定常値よりも高い値に初期化した際に、第1の検出器40がその初期化した端子電圧を検出し、第1のフィードバック部50が第1の電流増幅器20にフィードバックする。これによって、第1の電流増幅器20の出力電流に過電流成分が発生する。この時、補正部70においても、第2の初期化部90が第2の電流増幅器80の第2の電流入力端子85の端子電位を定常値よりも高い値に初期化する。そして、その電位を第2の検出器100が検出し、第2のフィードバック部110が第2の電流増幅器80にフィードバックすることによって、第2の電流増幅器80の出力電流に過電流成分が発生する。この第2の電流増幅器80の出力電流を用いて、演算部115が、第1の電流増幅器20の出力電流を補正することにより、過電流成分を低減し、電流出力端子60から出力される電流の収束特性を向上させることができる。これにより、第1の光電変換素子10のリセット動作を行った際、画素からの出力電流の収束特性が良好な光電変換装置を提供することができる。
図2は、図1の光電変換装置の回路構成例を示す図である。まず、図1と図2の対応について説明する。図2においては、電流増幅器20としてバイポーラトランジスタ120、初期化部30としてMOS電界効果トランジスタ(FET)130を用いている。また、検出器40は、定電流源140とMOSFET150で構成されている。また、フィードバック部50としてMOSFET160を用いている。また、電流増幅器80としてバイポーラトランジスタ180、初期化部90としてMOSFET190を用いている。また、検出器100は、定電流源200とMOSFET210で構成されている。また、フィードバック部110としてMOSFET220、演算部115としてMOSFET230及びMOSFET240で構成されるカレントミラー回路を用いている。また、図2において、バイポーラトランジスタ180とMOSFET190と定電流源200とMOSFET210とMOSFET220とで補正用画素250が構成されている。また、60は電流出力端子であり、170は電源電圧端子である。第1の光電変換素子10は、例えば光電変換を行う第1のフォトダイオードを有する。
第1の電流増幅器20は、ベースが第1のフォトダイオード10のアノードに接続され、コレクタが電源電圧ノード170に接続され、エミッタから増幅した電流を出力する第1のバイポーラトランジスタ120を有する。第1の初期化部30は、ゲートがリセット信号入力端子に接続され、ドレインが第1のバイポーラトランジスタ120のベースに接続され、ソースがリセット電圧ノードに接続された第1の電界効果トランジスタ(MOSFET)130を有する。第1の検出器40は、ゲートが第1のバイポーラトランジスタ120のベースに接続され、ソースが電源電圧ノード170に接続された第2の電界効果トランジスタ(MOSFET)150と、第1の定電流源140とを有する。第1の電流源140は、第2のMOSFET150のドレイン及び基準電位(グランド電位)ノード間に接続される。第1のフィードバック部50は、ソースが第1のバイポーラトランジスタ120のエミッタに接続され、ゲートが第2のMOSFET150のドレインに接続され、ドレインが補正部70に接続された第3の電界効果トランジスタ(MOSFET)160を有する。
第2の電流増幅器80は、コレクタが電源電圧ノード170に接続され、エミッタから増幅した電流を出力する第2のバイポーラトランジスタ180を有する。第2の初期化部90は、ゲートがリセット信号入力端子に接続され、ドレインが第2のバイポーラトランジスタ180のベースに接続され、ソースがリセット電圧ノードに接続された第4の電界効果トランジスタ(MOSFET)190を有する。第2の検出器100は、ゲートが第2のバイポーラトランジスタ180のベースに接続され、ソースが電源電圧ノード170に接続された第5の電界効果トランジスタ(MOSFET)210と、第2の定電流源200とを有する。第2の定電流源200は、第5のMOSFET210のドレイン及び基準電位ノード間に接続される。第2のフィードバック部110は、ソースが第2のバイポーラトランジスタ180のエミッタに接続され、ゲートが第5のMOSFET210のドレインに接続され、ドレインが補正部70に接続された第6の電界効果トランジスタ(MOSFET)220を有する。
演算部115は、第7の電界効果トランジスタ(MOSFET)230と、第8の電界効果トランジスタ(MOSFET)240とを有する。第7のMOSFET230は、ドレインが第3のMOSFET160のドレインに接続され、ソースが基準電位ノードに接続される。第8のMOSFET240は、ゲートが自己のドレイン及び第7のMOSFET230のゲートに接続され、ドレインが第6のMOSFET220のドレインに接続され、ソースが基準電位ノードに接続される。電流出力端子60は、第7のMOSFET230のドレインに接続される。
次に、図2の光電変換装置の動作について説明する。図2において、MOSFET150及び210を流れる電流Ipixとゲートとソース間の電圧Vgsの関係は次式(2)のようになる。
Figure 2011238856
ここで、Vthは閾値であり、VdsはMOSFET150及び210のドレインとソース間の電圧であり、λはチャネル長変調係数である。また、βは次式(3)の通りである。
Figure 2011238856
ここで、μ0はキャリアの移動度、CoxはMOSFETの単位面積当たりのゲート容量、WはMOSFETのゲート幅、LはMOSFETのゲート長である。式(2)から、Vgsは次式(4)のようになる。
Figure 2011238856
この値を電源電圧Vccから引いた値、つまり次式(5)が、バイポーラトランジスタ120及び180のベース電位Vbの定常値となる。
Figure 2011238856
図2において、電源の投入を行った際、MOSFET130及び190をオンすることにより、バイポーラトランジスタ120及び180のベース電位を式(5)よりも少し高い値(例えば、100mV程度)にリセットする。この時、MOSFET150及びMOSFET210のゲートとソース間電圧Vgsは式(4)よりも小さくなる。よって、式(2)において、Vgsが低下した分、Vdsが大きくなることにより、MOSFET160及びMOSFET220のゲート電位が低下する。これにより、バイポーラトランジスタ120及び180のエミッタ電位がそれぞれ低下し、それぞれのエミッタからは大きな電流が出力される。このため、リセットを解除、すなわちMOSFET130及び190をオフした直後は、バイポーラトランジスタ120及び180のそれぞれのベースから、それぞれのベースに入力される光電流(光電変換素子10で発生する)又は暗電流より大きい電流が流れる。ここで述べる暗電流とは、例えばバイポーラトランジスタ120及び180のベース・コレクタ接合の空乏層からくる発生電流などである。これにより、バイポーラトランジスタ120及び180のそれぞれのベースから余分な電荷を引き抜かれ、それぞれのベース電位は徐々に定常電位に落ち着く。また、それと同時にエミッタ電流も収束(低下)する。最終的に、バイポーラトランジスタ120のエミッタ電流Ie1は、次式(6)に収束する。
Figure 2011238856
ここで、hFEはバイポーラトランジスタ120の電流増幅率、Ipは光電変換素子10の光電流、Id1は光電変換素子10の暗電流である。また、Id2は光電変換素子10以外に起因する暗電流成分であり、例えばMOSFET130のオフ電流やバイポーラトランジスタ120のベース・コレクタ接合の空乏層からくる発生電流などの和である。また、バイポーラトランジスタ180のベースには、光電変換素子10は接続されていないので、バイポーラトランジスタ180のエミッタ電流Ie2は、照射光量によらず、次式(7)に収束する。
Figure 2011238856
ここで、図3にエミッタ電流Ie1及びIe2の時間依存波形の模式図を示す。同図において、エミッタ電流Ie1とIe2に、同じような過電流成分が発生していることがわかる。これは、バイポーラトランジスタ120及び180において、ベースからエミッタへ、同じフィードバック機構を設けているためである。つまり、バイポーラトランジスタ120においては、MOSFET150及び160を介して、バイポーラトランジスタ180においては、MOSFET210及び220を介して、フィードバックを行っている。このようにして発生した、Ie1とほぼ相似形のIe2の過電流成分を利用して、演算部115にて、Ie1の補正を行う。今、演算部115において、MOSFET230と240の素子サイズ(W/L)比が、次式(8)とする。
Figure 2011238856
ここで、WはMOSFETのゲート幅、LはMOSFETのゲート長である。この時、MOSFET230のドレイン電流は、MOSFET240のドレイン電流、すなわちバイポーラトランジスタ180のエミッタ電流Ie2の1/aとなる。よって、電流出力端子60から出力される電流Ioutは、次式(9)となる。
Figure 2011238856
演算部115は、第1の電流増幅器20により増幅された電流Ie1から、第2の電流増幅器80により増幅された電流Ie2を係数(1/a)倍した電流を減算した電流Ioutを出力する。エミッタ電流Ie1とIe2の間で、このような差分を行うことにより、図3に示すように、Ie1の過電流成分を低減し、出力電流Ioutの収束特性を向上させることができる。また、式(6)、式(7)及び式(9)より、電流出力端子60から出力される電流Ioutは、次式(10)に収束する。
Figure 2011238856
よって、式(6)と比較して、収束後の出力電流Ioutに含まれる暗電流成分も低減できることがわかる。このように、図2の実施形態によれば、光電変換素子10のリセット動作を行った際、画素からの出力電流Ioutの収束特性が良好な光電変換装置を提供することができる。かつ、その暗電流成分を低減することにより、SN比特性の良い光電変換装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る光電変換装置について述べる。但し、ここでは上述した第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。第2の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、図2の演算部115において、MOSFET230の素子サイズ(W/L)をMOSFET240の素子サイズ(W/L)より小さくすることである。これにより、演算部115において、最適な演算を行うことにより、光電変換素子10のリセット動作を行った際、画素からの出力電流Ioutの収束特性が良好な光電変換装置を最適な構成で提供することができる。
図4に、3通りの光電流Ipの値(ある特定の電流値、該電流値÷4、該電流値÷16)に対するバイポーラトランジスタ120のエミッタ電流Ie1の時間依存波形(I1、I2、I3)のシミュレーション結果を示す。同図においては、0.0004秒の時点で、バイポーラトランジスタ120のベース電位のリセットを解除している。すなわち、MOSFET130をオフしている。リセットを解除した後は、上述の動作により、バイポーラトランジスタ120のエミッタ電流Ie1は、それぞれの光電流Ipに対応した式(6)の電流値へと収束していく。このとき、光電流Ipの値が小さいほど、収束に時間を要していることがわかる。
次に、図5にバイポーラトランジスタ180のエミッタ電流Ie2の時間依存のシミュレーション結果を示す。同図においても、0.0004秒の時点で、バイポーラトランジスタ180のベース電位のリセットを解除しており、最終的には式(7)の電流値へと収束していく。
図6、図7、図8にそれぞれ、式(8)で定義したMOSFET230と240の素子サイズ比aを、a=2、4、1とした場合の電流出力端子60から出力される電流を示す。また、比較として、図4と同じIe1も合わせてプロットしている。◆が電流出力端子60から出力される電流、□がIe1である。図6においては、a=2なので、式(9)より、図4のIe1の電流から、図5のIe2の1/2に相当する電流の差分をとって、電流出力端子60から出力している。電流出力端子60から出力される電流(◆)の収束特性が、Ie1(□)と比較して向上していることがわかる。図7においては、a=4なので、式(9)より、図4のIe1の電流から、図5のIe2の1/4に相当する電流の差分をとって、電流出力端子60から出力している。図6と比較して、収束特性の改善効果が薄いことがわかる。図8においては、a=1なので、式(9)より、図4のIe1の電流から、図5のIe2の等倍に相当する電流の差分をとって、電流出力端子60から出力している。この場合は、改善効果が薄いことがわかる。よって、図2において、演算部115での演算内容としては、補正用画素250の出力電流を1/4〜1倍に低減して、バイポーラトランジスタ120のエミッタ電流Ie1から減算することが望ましい。
このように、第2の実施形態によれば、光電変換素子10のリセット動作を行った際、画素からの出力電流Ioutの収束特性が良好な光電変換装置を最適な構成で提供することができる。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す図である。但し、ここでは上述した第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。図9において、図2の実施形態と異なる点は、補正用画素250中に、遮光された第2の光電変換素子(フォトダイオード)260を設け、そのアノードをバイポーラトランジスタ180のベースに接続していることである。すなわち、第2の光電変換素子260は、第2の電流入力端子85(図1)に接続される。これにより、電流出力端子60から出力される電流の暗電流成分を低減することが可能となる。図9においては、バイポーラトランジスタ180のエミッタ電流Ie2は、次式(11)に収束する。
Figure 2011238856
よって、式(6)、式(9)及び式(11)より、電流出力端子60から出力される電流Ioutは、次式(12)となり、式(10)と比較して、収束後の暗電流成分をより低減することができる。
Figure 2011238856
このように、図9の実施形態によれば、光電変換素子10のリセット動作を行った際、画素からの出力電流Ioutの収束特性が良好であり、かつ、その暗電流成分を低減することにより、SN比特性の良い光電変換装置を提供することができる。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す図である。但し、ここでは上述した第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。図10において、図2の実施形態と異なる点は、補正部70中に2組の補正用画素250及び251を設け、その出力電流を加算して、演算部115に入力している点である。補正用画素251は、第3の電流増幅器81と、第3の初期化部91と、第3の検出器101と、第3のフィードバック部111とを有し、補正用画素250と同様の構成を有する。第3の電流増幅器81は、バイポーラトランジスタ181を有し、第3の電流入力端子の電流を増幅する。第3の初期化部91は、MOSFET191を有し、第3の電流入力端子の電圧を初期化する。第3の検出器101は、MOSFET211及び定電流源201を有し、第3の電流入力端子の電圧を検出する。第3のフィードバック部111は、MOSFET221を有し、第3の検出器101により検出された電圧をフィードバック信号として第3の電流増幅器81にフィードバックする。演算部115は、第1の電流増幅器20により増幅された電流と、第2の電流増幅器80及び第3の電流増幅器81により増幅された電流を加算した電流とを用いて演算を行う。
これにより、プロセスばらつきが、電流出力端子60から出力される電流Ioutに与える影響を低減することが可能となる。図10において、2組の補正用画素250及び251の出力電流の和Iは、次式(13)に収束する。
Figure 2011238856
例えば、式(13)を2で割った式と式(7)を比較した場合、前者の方が、hFEやId2のプロセスばらつきの影響を受けにくい。よって、前者を用いて、バイポーラトランジスタ120のエミッタ電流Ie1の補正を行うことにより、プロセスばらつきが、電流出力端子60から出力される電流Ioutに与える影響を低減することができる。このように、図10の実施形態によれば、光電変換素子10のリセット動作を行った際、画素からの出力電流Ioutの収束特性が良好であり、かつプロセスばらつきの影響を低減した光電変換装置を提供することができる。
(第5の実施形態)
図11は、本発明の第5の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す図である。但し、ここでは上述した第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。図11において、図2の実施形態と異なる点は、演算部115をMOSFET230と240と270と定電流源280で構成している点である。第9の電界効果トランジスタ(MOSFET)270は、ゲートが第8のMOSFET240のドレインに接続され、ドレインが電源電圧ノード170に接続され、ソースが第8のMOSFETのゲートに接続される。第3の定電流源280は、第9のMOSFET270のソース及び基準電位ノード間に接続される。
これにより、MOSFET240のドレイン電流の変化に対するMOSFET230のドレイン電流の応答性を向上する。これにより、より高精度な電流補正が可能となる。図2において、MOSFET240のドレイン及びゲートから見えるトータル容量Cは、主にMOSFET230及び240のゲート・ソース間容量で決まり、次式(14)となる。
Figure 2011238856
ここで、CoxはMOSFETの単位面積当たりのゲート容量、WはMOSFETのゲート幅、LはMOSFETのゲート長である。それに対して、図11のMOSFET240のドレインから見えるトータル容量Cは、主にMOSFET270のドレイン・ソース間容量で決まり、次式(15)となる。
Figure 2011238856
式(14)と式(15)の比較より、図11においては、MOSFET240のドレインから見えるトータル容量Cを低減することができる。よって、補正用画素250の出力電流の変化に対するMOSFET230のドレイン電流の応答性を向上させることができる。これにより、MOSFET230のドレイン電流の収束特性を、バイポーラトランジスタ180及び120のエミッタ電流に近づけることができる。よって、より高精度な補正を行うことが可能となる。このように、図11の実施形態によれば、光電変換素子10のリセット動作を行った際、画素からの出力電流Ioutの収束特性が良好な光電変換装置を提供することができる。
(第6の実施形態)
図12は、本発明の第6の実施形態に係る光電変換装置の構成例を示す図である。但し、ここでは上述した第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。光電変換部290は、シリコンP型基板300上にN型領域310、P型領域320、N型領域311、P型領域321、表面N+領域312と、N型領域とP型領域が交互に積層されてなり、P型領域320、321はそれぞれ異なる深さに形成されている。シリコンに入射した光は波長の長いものほど深く侵入するので、P型領域320、321からは異なる波長帯域の光に対する光信号を得ることができる。図12においては、N型領域310、P型領域320、N型領域311から光電変換素子10が、N型領域311、P型領域321、表面N+領域312から第4の光電変換素子11が形成されており、深さ方向に光電変換素子10及び11が積層されている。第4の光電変換素子11は、第1の光電変換素子10と同様に、光電変換により電流を発生する。P型領域320、321のそれぞれにコンタクト部330、331を設けて、それぞれの光電変換素子10、11から光電流を読み出す構成となっており、それぞれの光電変換素子10、11に対して、それぞれの読み出し回路340、341を設けている。それぞれの該読み出し回路340、341は、それぞれの電流増幅器20、21として、バイポーラトランジスタ120、121を有する。また、それぞれの初期化部30、31として、MOSFET130、131を有する。また、それぞれの検出器40、41として、定電流源140、141及びMOSFET150、151を有する。また、それぞれの電流出力端子60、61を有する。また、図12においては、N型領域311、表面N+型領域312中にN型コンタクト部332を設けて、電源端子170に接続している。このように、図12においては、光電変換素子10、11のそれぞれに対して読み出し回路340、341を設けている。それに対して、補正部70を最適な構成とすることにより、それぞれの光電変換素子10及び11のリセット動作を行った際の、それぞれの出力電流Ioutの収束特性を向上しつつ、省スペース化を行うことや暗電流を低減することが可能となる。
読み出し回路341は、第4の電流増幅器21と、第4の初期化部31と、第4の検出器41と、第4のフィードバック部51とを有し、読み出し回路340と同様の構成を有する。第4の電流増幅器21は、バイポーラトランジスタ121を有し、第4の光電変換素子11から入力された第4の電流入力端子の電流を増幅する。第4の初期化部31は、MOSFET131を有し、第4の電流入力端子の電圧を初期化する。第4の検出器41は、MOSFET151及び定電流源141を有し、第4の電流入力端子の電圧を検出する。第4のフィードバック部51は、MOSFET161を有し、第4の検出器41により検出された電圧をフィードバック信号として第4の電流増幅器21にフィードバックする。光電変換素子10及び11は、第1導電型の光電変換領域と、第1導電型と逆の導電型である第2導電型の領域とを交互に複数積層することにより積層される。補正部70は、第1の電流増幅器20及び第4の電流増幅器21により増幅された電流を補正する。具体的には、補正部70は、第2の電流増幅器80により増幅された電流を基に第1の電流増幅器20及び第4の電流増幅器21により増幅された電流を補正する。
図12において、HはN型領域311の不純物プロファイルのピーク位置、IはP型基板300上に形成された半導体層のトータルの厚さを示している。図12において、光電変換素子10、11の分光特性は主に、この二つのファクターにより決まる。HとIが、ある値の場合の分光特性シミュレーション結果を図13に示す。図13において、横軸が照射光の波長、縦軸がそれぞれの光電変換素子10、11から得られる光電流であり、波長1強にピークを持っている方が光電変換素子11の特性で、波長3強にピークを持っている方が光電変換素子10の特性である。図13のような分光特性の場合、ほとんどの分光特性の光源に対して、光電変換素子10は11よりも大きな光電流を得ることができる。よって、読み出し回路341よりも、読み出し回路340の出力電流の方が、ベース電位リセット後の収束特性が良い。よって、図12において、MOSFET230を設ける一方で、MOSFET350は省いて、読み出し回路340の出力電流は補正を加えずにそのまま出力するといったことが可能となる。また、図12においては、読み出し回路340、341に対して同じ補正用画素250を用いて補正を行っているが、光電変換素子10と11では発生する暗電流が異なる。よって、それぞれに対して異なる補正用画素250を用いて補正を行うことで最適な暗電流の低減を行うことが可能である。
すなわち、他の補正用画素250は、第5の電流入力端子の電流を増幅する第5の電流増幅器と、第5の電流入力端子の電圧を初期化する第5の初期化部と、第5の電流入力端子の電圧を検出する第5の検出器と、第5のフィードバック部とを有する。第5のフィードバック部は、第5の検出器により検出された電圧をフィードバック信号として第5の電流増幅器にフィードバックする。補正部70は、第2の電流増幅器80により増幅された電流を基に第1の電流増幅器20により増幅された電流を補正し、第5の電流増幅器により増幅された電流を基に第4の電流増幅器21により増幅された電流を補正する。
このように、図12の実施形態によれば、それぞれの光電変換素子10及び11のリセット動作を行った際の、それぞれの出力電流Ioutの収束特性を向上しつつ、省スペース化を行うことや暗電流を低減することが可能となる。
上記の第1〜第6の実施形態では光電変換素子としてホールを集めるタイプのもの、電流増幅器としてNPNバイポーラトランジスタを用いた場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。光電変換素子として電子を集めるタイプのもの、電流増幅器としてPNPバイポーラトランジスタを用いた場合でも、同様な構成をとることにより同等な効果が得られる。
また、上記の第1〜第6の実施形態では、一組もしくは二組の光電変換素子及び電流増幅器からの出力電流に補正部を適用した場合を例にとって説明したが、これに限られるものでは無い。例えば、一次元ないし二次元状に光電変換素子及び電流増幅器を配した場合にも、補正部が適用できる。
また、上記の第1〜第6の実施形態では、一つないし二つの補正用画素を補正部中に設けた場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。
また、上記の第6の実施形態では、深さ方向に積層した光電変換素子の数が2の場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。また、表面からより深い位置に形成した光電変換素子の方が、大きな光電流を得られる場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。また、それぞれの読み出し回路に対して、同一の補正用画素を用いる場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。第1〜第6の実施形態は、種々の組み合わせが可能である。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 光電変換素子、20,80 電流増幅器、30,90 初期化部、40,100 検出器、50,110 フィードバック部、70 補正部、115 演算部

Claims (11)

  1. 光電変換により電流を発生する第1の光電変換素子と、
    前記第1の光電変換素子から入力された第1の電流入力端子の電流を増幅する第1の電流増幅器と、
    前記第1の電流入力端子の電圧を初期化する第1の初期化部と、
    前記第1の電流入力端子の電圧を検出する第1の検出器と、
    前記第1の検出器により検出された電圧をフィードバック信号として前記第1の電流増幅器にフィードバックする第1のフィードバック部と、
    前記第1の電流増幅器により増幅された電流を補正する補正部とを有し、
    前記補正部は、
    第2の電流入力端子の電流を増幅する第2の電流増幅器と、
    前記第2の電流入力端子の電圧を初期化する第2の初期化部と、
    前記第2の電流入力端子の電圧を検出する第2の検出器と、
    前記第2の検出器により検出された電圧をフィードバック信号として前記第2の電流増幅器にフィードバックする第2のフィードバック部と、
    前記第1の電流増幅器により増幅された電流及び前記第2の電流増幅器により増幅された電流を用いて演算を行うことにより、前記第1の電流増幅器により増幅された電流を補正する演算部とを有することを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記演算部は、前記第1の電流増幅器により増幅された電流から、前記第2の電流増幅器により増幅された電流を係数倍した電流を減算した電流を出力することを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  3. 前記第1の光電変換素子は、第1のフォトダイオードを有し、
    前記第1の電流増幅器は、ベースが前記第1のフォトダイオードのアノードに接続され、コレクタが電源電圧ノードに接続され、エミッタから増幅した電流を出力する第1のバイポーラトランジスタを有し、
    前記第1の初期化部は、ゲートがリセット信号入力端子に接続され、ドレインが前記第1のバイポーラトランジスタのベースに接続され、ソースがリセット電圧ノードに接続された第1の電界効果トランジスタを有し、
    前記第1の検出器は、ゲートが前記第1のバイポーラトランジスタのベースに接続され、ソースが電源電圧ノードに接続された第2の電界効果トランジスタと、前記第2の電界効果トランジスタのドレインに接続された第1の定電流源とを有し、
    前記第1のフィードバック部は、ソースが前記第1のバイポーラトランジスタのエミッタに接続され、ゲートが前記第2の電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記補正部に接続された第3の電界効果トランジスタを有することを特徴とする請求項1又は2記載の光電変換装置。
  4. 前記第2の電流増幅器は、コレクタが電源電圧ノードに接続され、エミッタから増幅した電流を出力する第2のバイポーラトランジスタを有し、
    前記第2の初期化部は、ゲートがリセット信号入力端子に接続され、ドレインが前記第2のバイポーラトランジスタのベースに接続され、ソースがリセット電圧ノードに接続された第4の電界効果トランジスタを有し、
    前記第2の検出器は、ゲートが前記第2のバイポーラトランジスタのベースに接続され、ソースが電源電圧ノードに接続された第5の電界効果トランジスタと、前記第5の電界効果トランジスタのドレインに接続された第2の定電流源とを有し、
    前記第2のフィードバック部は、ソースが前記第2のバイポーラトランジスタのエミッタに接続され、ゲートが前記第5の電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが前記補正部に接続された第6の電界効果トランジスタを有することを特徴とする請求項3記載の光電変換装置。
  5. 前記演算部は、
    ドレインが前記第3の電界効果トランジスタのドレインに接続され、ソースが基準電位ノードに接続された第7の電界効果トランジスタと、
    ゲートが前記第7の電界効果トランジスタのゲートに接続され、ドレインが前記第6の電界効果トランジスタのドレインに接続され、ソースが基準電位ノードに接続された第8の電界効果トランジスタとを有することを特徴とする請求項4記載の光電変換装置。
  6. さらに、前記第2の電流入力端子に接続され、かつ遮光された第2の光電変換素子を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  7. 前記補正部は、
    さらに、第3の電流入力端子の電流を増幅する第3の電流増幅器と、
    前記第3の電流入力端子の電圧を初期化する第3の初期化部と、
    前記第3の電流入力端子の電圧を検出する第3の検出器と、
    前記第3の検出器により検出された電圧をフィードバック信号として前記第3の電流増幅器にフィードバックする第3のフィードバック部とを有し、
    前記演算部は、前記第1の電流増幅器により増幅された電流と、前記第2及び第3の電流増幅器により増幅された電流を加算した電流とを用いて演算を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  8. 前記演算部は、
    さらに、ゲートが前記第8の電界効果トランジスタのドレインに接続され、ドレインが電源電圧ノードに接続され、ソースが前記第8の電界効果トランジスタのゲートに接続された第9の電界効果トランジスタと、
    前記第9の電界効果トランジスタのソースに接続された第3の定電流源とを有することを特徴とする請求項5記載の光電変換装置。
  9. さらに、光電変換により電流を発生する第4の光電変換素子と、
    前記第4の光電変換素子から入力された第4の電流入力端子の電流を増幅する第4の電流増幅器と、
    前記第4の電流入力端子の電圧を初期化する第4の初期化部と、
    前記第4の電流入力端子の電圧を検出する第4の検出器と、
    前記第4の検出器により検出された電圧をフィードバック信号として前記第4の電流増幅器にフィードバックする第4のフィードバック部とを有し、
    前記第1及び第4の光電変換素子は、第1導電型の光電変換領域と、前記第1導電型と逆の導電型である第2導電型の領域とを交互に複数積層することにより積層され、
    前記補正部は、前記第1及び第4の電流増幅器により増幅された電流を補正することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  10. 前記補正部は、前記第2の電流増幅器により増幅された電流を基に前記第1及び第4の電流増幅器により増幅された電流を補正することを特徴とする請求項9記載の光電変換装置。
  11. 前記補正部は、
    さらに、第5の電流入力端子の電流を増幅する第5の電流増幅器と、
    前記第5の電流入力端子の電圧を初期化する第5の初期化部と、
    前記第5の電流入力端子の電圧を検出する第5の検出器と、
    前記第5の検出器により検出された電圧をフィードバック信号として前記第5の電流増幅器にフィードバックする第5のフィードバック部とを有し、
    前記第2の電流増幅器により増幅された電流を基に前記第1の電流増幅器により増幅された電流を補正し、前記第5の電流増幅器により増幅された電流を基に前記第4の電流増幅器により増幅された電流を補正することを特徴とする請求項9記載の光電変換装置。
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