JP2009507931A5 - - Google Patents

Claims (23)

1. 懸濁物中の予め形成された結晶性微粒子を活性薬剤によってコーティングする方法であって、
   ｉ）該活性薬剤と該結晶性微粒子との間のエネルギー的相互作用を、溶媒除去とは関係なく調整する工程；および
   ｉｉ）該活性薬剤を該微粒子の表面上に吸着させる工程；
   を包含する、方法。
2. 前記溶媒を除去または交換する工程をさらに包含する、請求項１に記載の方法。
3. 前記溶媒を除去または交換する工程は、活性薬剤と微粒子との間の相互作用に対して実質的な効果を有さない、請求項２に記載の方法。
4. 前記調整する工程は、前記微粒子の表面特性を改変する工程を包含する、請求項１に記載の方法。
5. 前記微粒子の表面特性の改変は、溶液の条件を変える工程を包含する、請求項４に記載の方法。
6. 溶液の条件を変える工程は、ｐＨを変化させる工程を包含する、請求項５に記載の方法。
7. 前記活性薬剤を前記微粒子の懸濁物の流体相に溶解し、次いで該流体相のｐＨを変化させる工程をさらに包含する、請求項６に記載の方法。
8. 前記ｐＨは、前記活性薬剤の添加の前または後に変えられる、請求項７に記載の方法。
9. 前記微粒子の表面特性の改変は、前記溶液の極性を変える工程を包含する、請求項５に記載の方法。
10. 前記微粒子の表面特性の改変は、一価イオンまたは多価イオンの添加を包含する、請求項５に記載の方法。
11. 前記微粒子の表面特性の改変は、該微粒子の化学的誘導体化を包含する、請求項５に記載の方法。
12. 前記表面特性は、静電特性を含む、請求項４に記載の方法。
13. 前記表面特性は、疎水特性を含む、請求項４に記載の方法。
14. 前記表面特性は、水素結合特性を含む、請求項４に記載の方法。
15. 前記微粒子が、有孔であり、そして該微粒子が、前記溶液のバルク流体に到達可能な内部表面を有する、請求項１に記載の方法。
16. 前記微粒子は、ジケトピペラジンを含む、請求項１に記載の方法。
17. 前記ジケトピペラジンは、フマリルジケトピペラジンである、請求項１６に記載の方法。
18. 前記コーティングする方法は、前記微粒子表面上に活性薬剤の単一層を産生する、請求項１に記載の方法。
19. 前記単一層は、連続的である、請求項１８に記載の方法。
20. 前記単一層中の活性薬剤は、好ましい配置を有する、請求項１８または１９に記載の方法。
21. 前記活性薬剤は、インスリンまたはインスリンアナログである、請求項１に記載の方法。
22. 懸濁物中の予め形成された結晶性微粒子をインスリンによってコーティングする方法であって、
    ｉ）活性薬剤と該結晶性微粒子との間のエネルギー的相互作用を、溶媒除去とは関係なく調整する工程；および
    ｉｉ）該インスリンを該微粒子の表面上に吸着させる工程；
    を包含する、方法。
23. 懸濁物中の予め形成された結晶性微粒子をインスリンによってコーティングする方法であって、
    ｉ）インスリンを溶媒に溶解する工程、ここで、該インスリンはインスリン、インスリンアナログまたはその組み合わせを含む；
    ｉｉ）予め形成された結晶性ジケトピペラジン微粒子を得る工程、ここで、該結晶性ジケトピペラジン微粒子は活性薬剤を含まない；
    ｉｉｉ）該予め形成された結晶性ジケトピペラジン微粒子懸濁物の懸濁条件を変える工程、ここで、該変える工程は該結晶性微粒子の表面特性を改変する；
    ｉｖ）該表面が改変された結晶性ジケトピペラジン微粒子、該インスリン及び溶媒を含有する懸濁物を形成する工程；
    ｖ）該懸濁物から溶媒を除去することなく、該結晶性微粒子の表面に該インスリンを吸着させて該結晶性微粒子にインスリンのコーティングを形成する工程、ここで、該変える工程による表面特性の改変が該結晶性微粒子の表面へのインスリンの吸着を促進する；及び
    ｖｉ）該吸着の後に、該溶媒を除去または置換する工程；
    を包含する、方法。