JP4549348B2 - 電子部品試験装置 - Google Patents

電子部品試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4549348B2
JP4549348B2 JP2006529320A JP2006529320A JP4549348B2 JP 4549348 B2 JP4549348 B2 JP 4549348B2 JP 2006529320 A JP2006529320 A JP 2006529320A JP 2006529320 A JP2006529320 A JP 2006529320A JP 4549348 B2 JP4549348 B2 JP 4549348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
unit
tray
electronic component
test tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006529320A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006009282A1 (ja
Inventor
明彦 伊藤
和之 山下
義仁 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Publication of JPWO2006009282A1 publication Critical patent/JPWO2006009282A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4549348B2 publication Critical patent/JP4549348B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/31718Logistic aspects, e.g. binning, selection, sorting of devices under test, tester/handler interaction networks, Test management software, e.g. software for test statistics or test evaluation, yield analysis
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/26Testing of individual semiconductor devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2855Environmental, reliability or burn-in testing
    • G01R31/286External aspects, e.g. related to chambers, contacting devices or handlers
    • G01R31/2865Holding devices, e.g. chucks; Handlers or transport devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/31903Tester hardware, i.e. output processing circuits tester configuration
    • G01R31/31905Interface with the device under test [DUT], e.g. arrangements between the test head and the DUT, mechanical aspects, fixture
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2855Environmental, reliability or burn-in testing
    • G01R31/286External aspects, e.g. related to chambers, contacting devices or handlers
    • G01R31/2868Complete testing stations; systems; procedures; software aspects
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2893Handling, conveying or loading, e.g. belts, boats, vacuum fingers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Description

本発明は、半導体集積回路素子などの各種電子部品をテストするための電子部品試験装置に関する。
半導体デバイスの製造工程においては、最終的に製造されたICチップなどの電子部品を試験する電子部品試験装置が必要となる。この種の電子部品の試験は、試験環境を常温、高温または低温といった温度環境にした状態で、ICチップにテストパターンを入力して動作させ、その応答パターンを検査する。ICチップの特性として、常温または高温もしくは低温でも良好に動作することの保証が必要とされるからである。
従来の一般的な電子部品試験装置は、テストパターンを送出するとともに応答パターンを検査するためのプログラムが格納されたテスタと、このテスタと被試験電子部品(DUT)とを電気的に接続するためのコンタクト端子を備えたテストヘッドと、多数の被試験電子部品をテストヘッドのコンタクト端子へ順次搬送し、テストを終了した被試験電子部品をテスト結果に応じて物理的に分類するハンドラとで構成されている。そして、被試験電子部品をハンドラにセットしてテストヘッド上へ搬送し、そこで被試験電子部品をテストヘッドのコンタクト端子に押圧して電気的に接続することで目的とする動作試験が行われる。
ところで、従来のハンドラは、カスタマトレイ(またはユーザトレイ)と称されるトレイに試験前の電子部品を複数搭載し、これをハンドラにセットしたのち、これらの電子部品を、ハンドラ内を循環するテストトレイに移載する。電子部品を高温または低温にするステップと、電子部品をテストヘッドのコンタクト部へ押し付けてテスト信号及びその応答信号を入出力するステップと、電子部品を常温に戻すステップは、テストトレイに搭載した状態で行われ、最後にテスト結果に応じたカスタマトレイに移載される。
こうしたカスタマトレイとテストトレイとの間の電子部品の移載作業は、ハンドラの検査能力(スループット)に大きく影響し、特にテスト工程における試験時間が短い場合には、カスタマトレイとテストトレイとの間の移載作業時間がネックとなってハンドラのスループットを短縮できないといった問題がある。
また、常温テスト、高温テスト、低温テストなど、複数のテストを行う場合に、その都度電子部品の移載を行うと、ハンドラのスループットの低下のみならず、移載時に種々のトラブル、たとえば被試験電子部品の落下や破損などが発生するおそれもある。
本発明は、被試験電子部品の移載時間を短縮してハンドラのスループットを高めるとともに移載時のトラブルを低減できる電子部品試験装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、被試験電子部品にテスト信号を出力してその応答信号を検査するテスタに接続されたテストヘッドがそれぞれ装着される複数のテストユニットと、複数の被試験電子部品が前記テストユニットに搬入される前に前工程の搬送媒体からテストトレイへ移載する搬入移載ユニットと、前記複数の被試験電子部品を前工程の搬送媒体から後工程の搬送媒体へ搬出する搬出移載ユニットと、を有し、
前記搬入移載ユニットは、前記複数のテストユニットの少なくとも最前段に設けられるとともに、前記搬出移載ユニットは、前記複数のテストユニットの少なくとも最後段に設けられ、
前記テストトレイは、各テストユニット間又は各ユニット間を搬送することを特徴とする電子部品試験装置が提供される。
本発明では、複数のテストユニットを併設したテスト工程を構成するにあたり、最前段のテストユニットに搬入移載ユニットを設けるとともに最後段に分類移載ユニットを設け、その間の複数併設されたテストユニットはテストトレイで被試験電子部品を搬送する。
複数のテストユニットにおけるテストを、途中で他の搬送媒体に移載することなく、テストトレイに被試験電子部品を搭載したまま行うので、前工程の搬送媒体からテストトレイへの移載作業およびテストトレイから後工程の搬送媒体への移載作業に要する時間が短縮でき、電子部品試験装置全体のスループットが向上する。
また、他の搬送媒体とテストトレイとの間の被試験電子部品の移載作業が少ないぶん、移載作業に起因する種々のトラブルを低減することができる。
本発明に係る搬入移載ユニットと分類移載ユニットは、それぞれ別々のユニットとして構成し、搬入移載ユニットは、前記複数の被試験電子部品が前記テストユニットに搬入される前に前工程の搬送媒体からテストトレイへ移載する機能を有し、分類移載ユニットは、前記複数の被試験電子部品のテスト結果に応じてテストトレイから後工程の搬送媒体へ分類しながら移載する機能を有するように構成しても良いし、またはこれに代えて、搬入移載ユニットと分類移載ユニットを一つの移載ユニットで構成し、当該移載ユニットは、前記複数の被試験電子部品が前記テストユニットに搬入される前に前工程の搬送媒体からテストトレイへ移載する機能と、前記複数の被試験電子部品のテスト結果に応じてテストトレイから後工程の搬送媒体へ分類しながら移載する機能を有するように構成しても良い。本発明に係る搬入移載ユニットと分類移載ユニットのこうした構成は、複数のテストユニットの配置、処理能力、テスト仕様に応じて最適な形態に設定することができる。
本発明に係るテストトレイは、搬入移載ユニットにおいて前工程の搬送媒体から試験前の被試験電子部品を搭載したのち、分類移載ユニットにおいて試験後の被試験電子部品を後工程の搬送媒体に移載するまでの間は、複数のテストユニットに順次搬送されるが、このテストトレイの搬送手段は、コンベア等による自動搬送装置のほか、搬送台車を用いた手動搬送や作業者による手動搬送も含まれる。特に、自動搬送装置を採用する場合は、テストトレイを複数のテストユニットの最前段から最後段、及び最後段から最前段まで搬送し、複数のテストユニットを自動循環させることもできる。本発明に係るテストトレイのこうした搬送は、複数のテストユニットの配置、処理能力、テスト仕様に応じて最適な形態に設定することができる。
本発明に係る複数のテストユニットは適宜所望のレイアウトにしたがって配置されるが、テストユニット間のテストトレイ搬送手段にテストトレイを保留可能なバッファ部を設けることもできる。バッファ部を設けることで、テストユニット間の処理能力の差異を吸収することができる。また、テストユニットが一時的に故障してもバッファ部にてテストトレイを保留することで復旧の際の立ち上がり時間を短縮することができる。本発明に係るテストトレイのこうしたバッファ部は、複数のテストユニットの配置、処理能力、テスト仕様に応じて最適な形態に設定することができる。
本発明に係る複数のテストユニット間に処理能力の差異がある場合、前記テストトレイへの被試験電子部品の搭載数を、前記複数のテストユニットのうち、最小処理能力のテストユニットにおける処理個数とすることもできる。そして、この最小処理能力のテストユニット以外のテストユニットに対しては、テストトレイを並列的に流してテストを行うことで、処理能力の差異を吸収することができる。
本発明に係る搬入移載ユニットと分類移載ユニットは、少なくともテストユニットの最前段と最後段に設けるが、これに加えて、テストユニット間の少なくとも何れかに、テストトレイに搭載された被試験電子部品を工程外へ取り出す中間移載ユニットを設けることもできる。複数のテストユニットの何れかにおいて、被試験電子部品の何れかに試験結果が不良品と判定されたものが発生したり、複数のテストユニットの何れかにおいてコンタクト部に故障等が発生してテストが実行できなかったりした場合、その発生数によってはテストユニットの途中で被試験電子部品を工程外へ取り出した方が全体のテスト効率(テスト時間)が向上する場合もある。このため、テストユニットの途中に中間移載ユニットを設け、その後のテストが不要となった被試験電子部品や再テストが必要となった被試験電子部品を工程外へ取り出し、全体のテスト効率を向上させることができる。なお、工程外へ取り出した被試験電子部品に代えて、中間移載ユニットを用いて他の被試験電子部品を搭載しても良いし、工程外へ取り出した被試験電子部品を他のテストトレイに移載しても良い。
本発明に係るテストユニットは、少なくとも、被試験電子部品にテスト信号を出力してその応答信号を検査するテスタに接続されたテストヘッドがそれぞれ装着されるが、これに加えて、前記被試験電子部品に熱ストレスを印加する恒温部と、被試験電子部品に印加された熱ストレスを除去する除熱部とを含んでも良い。被試験電子部品を常温以外の高温や低温でテストする場合に、恒温部で被試験電子部品を昇温または降温し、所望の温度環境でテストしたのち、除熱部で常温まで戻すことで、種々の温度環境でのテストに対応することができる。
本発明に係る複数のテストユニットにおいて、故障等のトラブル、処理能力の差異、テスト仕様の差異などが原因で稼働状況が所期どおりにならない場合も生じるが、複数のテストユニット、搬入移載ユニットおよび分類移載ユニットをネットワーク等の情報通信網で接続して各ユニットの稼働状況を監視し、この監視結果に基づいて、被試験電子部品を搬入すべき最適のテストユニットを選択することもできる。
本発明に係る電子部品試験装置をハンドリングモジュールとテストモジュールとにモジュール化することもできる。たとえば、ハンドリングモジュールにおいては、被試験電子部品を搬送する際の同時把持数及び/又はその搬送スピードが異なることでスループットが相違する複数のハンドリングモジュールを用意しておき、また、テストモジュールにおいては、同時測定数や試験温度(被試験電子部品に対する温調機能)が相違する複数のテストモジュールを用意しておく。
そして、テスタの最大測定可能ピン数、被試験電子部品の端子数及びテスト時間に基づいて、最適なスループットを有するハンドリングモジュールと、最適な同時測定数及び/又は試験温度を有するテストモジュールとを選定し、組み合わせることで電子部品試験装置を編成する。
これにより、テスタの最大試験可能ピン数と被試験電子部品のピン数との関係から最大同時測定数がフレキシブルに変更された場合でも、試験装置全体の効率をハンドラの性能によって低下させることなく、電子部品試験装置を最適化することができる。その結果、試験仕様や試験条件が変更されても必要最小限のモジュールのみを変更すれば足りるので、設計開発時間及び製造コストの低減を図ることができる。
本発明に係る電子部品試験装置の概念を示すブロック図である。 本発明に係る電子部品試験装置の実施形態を示すブロック図であり、主としてテストトレイ等の取り廻しを説明する図である。 本発明に係る搬入移載ユニットと分類移載ユニットの実施形態を示す模式図(平面視)である。 本発明に係る搬入移載ユニットと分類移載ユニットの他の実施形態を示す模式図(平面視)である。 本発明に係る電子部品試験装置の他の実施形態を示す概念ブロック図である。 本発明に係る中間移載ユニットの実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る電子部品試験装置の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る電子部品試験装置の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る電子部品試験装置の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る電子部品試験装置の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る電子部品試験装置の他の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る電子部品試験装置のさらに他の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る電子部品試験装置のさらに他の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係るテストモジュールの実施形態を示す模式図である。 本発明に係るハンドリングモジュールの実施形態を示す模式図(正面視)である。 本発明に係るハンドリングモジュールの実施形態を示す模式図(背面視)である。 本発明に係るハンドリングモジュール及びテストモジュールの種類と組み合わせを説明するための図である。 本発明に係る電子部品試験装置内における被試験電子部品とトレイの取り廻し方法を示す概念図である。 本発明に係るテストモジュールの同時測定数に基づく選定方法を説明するための図である。 本発明に係るハンドリングモジュールのスループットとテストモジュールの同時測定数とに基づく選定方法を説明するための図である。
《第1実施形態》
図1〜図6を参照して本発明に係る電子部品試験装置の第1実施形態を説明する。
まず図1に示すように、本実施形態の電子部品試験装置500を含むシステムは、上流側から、搬入移載ユニット510、複数のテスタT1…Tn、複数のテストユニット520a…520n、分類移載ユニット530が連続して併設されてなる。
テスタTは、被試験電子部品にテスト信号を出力してその応答信号を検査するもので、テスト用プログラムとこれを実行するコンピュータにより構成されている。テスタTは、テスト信号等のケーブルを介してテストヘッド(不図示)に接続され、このテストヘッドに、被試験電子部品の入出力端子を接触させるコンタクト部(不図示)が設けられている。
テストユニット520は、上述したテストヘッドが装着されるテスト部521を有し、図1に示すように1台のテスタT1に対してたとえば2台のテストユニット520a,520bが併設され、こうしたテストユニット520が複数併設されている。
図2に示すように、テストユニット520のテスト部521の前段には、被試験電子部品に熱ストレスを印加する恒温部522が設けられている。この恒温部522は、高温試験を行う場合は被試験電子部品を加熱して昇温させるために、ヒータを備えた恒温槽などで構成することができる。また、低温試験を行う場合は被試験電子部品を冷却して降温させるために、液体窒素などの冷媒供給装置を備えた恒温槽で構成することができる。
また、テストユニット520のテスト部521の後段には、被試験電子部品に印加された熱ストレスを除去する除熱部523が設けられている。この除熱部523は、高温試験を行った場合には被試験電子部品を室温近傍まで冷却するための冷却装置を有する槽で構成することができ、これにより高温となった被試験電子部品をそのままの温度で分類することが回避される。また、低温試験を行った場合には被試験電子部品を室温近傍まで加熱するためのヒータを有する槽で構成することができ、これにより被試験電子部品に結露が生じることが防止できる。
なお、テストユニット520内の恒温部522、テスト部521、除熱部523へのテストトレイ4Tの搬送は、たとえばベルト式コンベアやシリンダ式コンベアなどを採用することができる。
搬入移載ユニット510は、図1に示すように、複数併設されたテストユニット520の最前段のテストユニット520aに設けられ、カスタマトレイ4Cに搭載された試験前の複数の被試験電子部品をテストトレイ4Tへ移載する。
また、分類移載ユニット530は、同図に示すように複数併設されたテストユニット520の最後段のテストユニット520nに設けられ、テストトレイ4Tに搭載された、試験を終了した被試験電子部品を、試験結果に応じて分類しながらカスタマトレイ4Cへ移載する。
図3は搬入移載ユニット510と分類移載ユニット530の具体例を示す平面図であり、トレイに搭載された被試験電子部品を吸着する吸着ヘッドHが被試験電子部品に対して接近・離反移動が可能とされ(Z軸方向)、またこの吸着ヘッドHがX軸アームXAに沿って、Z軸方向に垂直な平面内のX軸方向に移動可能とされ、さらにX軸アームXAがY軸アームYAに沿って、Z軸方向に垂直な平面内のY軸方向に移動可能とされている。こうした三次元ピックアップ&プレイス装置を用いて、図3の左に示す搬入移載ユニット510では、カスタマトレイ4Cに搭載された試験前の電子部品を吸着ヘッドHで吸着保持し、これをテストトレイ4Tの所定位置に移動させ、吸着保持していた電子部品を離すといった動作を繰り返すことで、カスタマトレイ4Cに搭載されていた試験前の電子部品をテストトレイ4Tに移載する。なお、搬入移載ユニット510の他の形態としては、カスタマトレイ4Cから複数個の被試験電子部品を一括して吸着保持して搬送し、テストトレイ4Tに移載する形態もある。
図3の右に示す分類移載ユニット530では、テストトレイ4Tに搭載された試験後の電子部品を吸着ヘッドHで吸着保持し、これを複数設置されたカスタマトレイ4Cのうち試験結果に応じた所定のトレイ位置に移動させ、吸着保持していた電子部品を離すといった動作を繰り返すことで、テストトレイ4Tに搭載されていた試験後の電子部品をカスタマトレイ4Cに分類しながら移載する。なお、分類移載ユニット530の他の形態としては、テストトレイ4Tから複数個の被試験電子部品を一括して吸着保持して搬送し、分類に対応したカスタマトレイ4Cに移載する形態もある。
なお、図1及び図2に示す電子部品試験装置500では、テストユニット520の最前段520aと最後段520nとが離れた位置に設置されているので、搬入移載ユニット510と分類移載ユニット530とを別ユニットで構成したが、複数のテストユニット520のレイアウトによっては、テストユニット520の最前段520aと最後段520nとが同じ位置またはきわめて近接した位置にレイアウトされることもある。このような場合には、搬入移載ユニット510と分類移載ユニット530とを同じ一台のユニットで構成しても良い。
図4は、搬入移載ユニット510の機能と分類移載ユニット530の機能とを兼ね備えた移載ユニット540の一実施形態を示す模式図(平面視)であり、テストトレイ4Tまたはカスタマトレイ4Cに搭載された被試験電子部品を吸着する吸着ヘッドHが被試験電子部品に対して接近・離反移動が可能とされ(Z軸方向)、またこの吸着ヘッドHがX軸アームXAに沿って、Z軸方向に垂直な平面内のX軸方向に移動可能とされ、さらにX軸アームXAがY軸アームYAに沿って、Z軸方向に垂直な平面内のY軸方向に移動可能とされている。
基本的な三次元ピックアップ&プレイス装置の構成は図3に示すものと同じであるが、搬入移載ユニット510として機能させる場合と分類移載ユニット530として機能させる場合とで、制御を切り替え可能とされている。すなわち、カスタマトレイ4Cからテストトレイ4Tへ試験前の電子部品を移載する場合には、動作制御プログラムを搬入移載ユニット510の仕様に切り換える一方で、テストトレイ4Tからカスタマトレイ4Cへ試験後の電子部品を分類しながら移載する場合には、動作制御プログラムを分類移載ユニット530の仕様に切り換える。
このように1台の三次元ピックアップ&プレイス装置で搬入移載の作業と分類移載の作業を行うことで、ユニットの設置スペースを低減することができ、またユニットの共用化によるコストメリットも期待できる。
なお、図4に示す、搬入移載機能と分類移載機能とを兼ね備えた移載ユニット540を、複数のテストユニット520の最前段520aと最後段520nのそれぞれに配置しても良い。
図1及び図2に戻り、1台目のテストユニット520aの分類移載位置と2台目のテストユニット520bの搬入移載位置との間には、テストトレイ4Tを搬送するためのベルトコンベアなどから構成されるテストトレイ搬送装置550が設けられている。同様にn−1台目のテストユニット520n−1とn台目のテストユニット520nとの間にもそれぞれテストトレイ搬送装置550が設けられている。また、この搬送路に一またはそれ以上のテストトレイ4Tを保留するバッファ部560が設けられ、テストトレイ間で生じる処理能力の差異による待ち時間を吸収できるようになっている。また、最後段のテストユニット520nの分類移載位置で、試験後の電子部品がカスタマトレイ4Cに移載された後の、空となったテストトレイ4Tを、最前段のテストユニット520aの搬入移載位置まで戻すためのテストトレイ搬送装置570が、最後段のテストユニット520nと最前段のテストユニット520aとの間に設けられている。このテストトレイ搬送装置570もベルトコンベアなどで構成することができるが、作業者の手動による搬送や搬送台車による手動の搬送であっても良い。
なお、テストトレイ4Tの電子部品を収容するポケットは、テストユニット520に装着されるテストヘッドのコンタクト部の数(ソケット数)に対応した形状及び配列とされ、たとえばテストヘッドのソケット数が32個(縦4列×横8列)、64個(縦8列×横8列)、128個(縦8列×横16列)であるときは、テストトレイ4Tの電子部品を収容するポケットの配列も、それぞれ32個(縦4列×横8列)、64個(縦8列×横8列)、128個(縦8列×横16列)とされる。
また、図2に示すように、たとえば1台目のテストユニット520aに装着されるテストヘッドのソケット数が32個(縦4列×横8列)であり、2台目のテストユニット520bに装着されるテストヘッドのソケット数が64個(縦8列×横8列)であるときは、テストトレイ4Tの電子部品の収容数は、処理能力が低い1台目のテストユニット520aのソケット数に合わせるように32個(縦4列×横8列)で構成し、2台目のテストユニット520bにてテストを行う場合は、同図に示すように、テストユニット520bのテスト部521において2枚のテストトレイ4T,4Tを並列に搬送して、このテストユニット520bの処理能力に応じた2枚のテストトレイ4T,4Tに対してテストを行うように構成されている。
このように、処理能力が異なる複数のテストユニット520a,520bに対してテストトレイ4Tを流す場合に、テストトレイ4Tの電子部品の収容数を、最も処理能力が低いテストユニット520aのソケット数に合わせて設定することで、テストトレイ4Tに搭載した全ての電子部品をテストすることができ、また処理能力が高いテストユニット520bにおいて待ち時間の発生を抑制することができる。
以上の構成の電子部品試験装置500を用いて電子部品のテストを行う手順を、図2を参照しながら説明する。図2に示す電子部品試験装置500では、1台目のテストユニット520aにおいて高温テストを実施し、2台目のテストユニット520bにおいて低温テストを実施するものとする。また、上述したように1台目のテストユニット520aの処理能力は、2台目のテストユニット520bの処理能力の半分であるものとし、より具体的には1台目の同時測定数が32個、2台目の同時測定数が64個であるものとし、テストトレイ4Tの電子部品の収容数は32個とする。
まず、複数の電子部品が搭載されたカスタマトレイ4C(またはこのカスタマトレイを複数積み重ねたカスタマトレイカセット4CC)を搬入移載ユニット510のカスタマトレイ位置にセットし、三次元ピックアップ&プレイス装置により、カスタマトレイ4Cに搭載された試験前の電子部品をテストトレイ4Tに一つずつ又は複数個ずつ吸着して移載する。図2に示すように、テストトレイ4Tの一つに電子部品32個が満載されると、そのテストトレイ4Tは、それまでの搬入移載位置からローダ部524へベルトコンベア等で搬送され、さらにここから恒温部522へ搬送される。
恒温部522は、所定の高温に設定された恒温チャンバから構成されているので、テストトレイ4Tを恒温部522に搬入すると、各電子部品に所定温度の熱ストレスが印加され電子部品が目的とする温度に昇温する。なお、常温テストの場合は、この恒温部522と後述する除熱部523は省略またはチャンバ内が常温に設定され、テストトレイ4Tはこのチャンバを単に通過するだけとなる。
恒温部522を通過することで各電子部品が目的とする温度まで昇温したテストトレイ4Tは、次のテスト部521へ搬送され、ここで図外のテストヘッドのコンタクト部へ、各電子部品32個の端子のそれぞれを同時に接触させる。その間に、テスタTからテスト信号が各電子部品へ送出され、これに対する電子部品側からの応答信号がコンタクト部からテスタTへ返送される。このときの応答信号の状態(論理レベル、振幅、タイミング等)を判断することで、テスタTはその電子部品の良否(動作不良の有無)や動作速度(高速、中速、低速)などを判定する。この判定結果の情報は、そのテストトレイ4Tの収容位置(ポケット位置)に対応付けて、テストユニット520の制御装置(不図示)、又はテスタTに記憶される。この判定結果情報に基づいて、後工程の動作が制御される。
テスト部521におけるテストが終了すると、そのテストトレイ4Tを除熱部523へ搬送し、常温付近まで電子部品を冷却する。除熱部523で除熱された電子部品を搭載したテストトレイ4Tは、アンローダ部525へ搬送され、さらに搬出位置526へ搬送され、ここからテストトレイ搬送装置550により2台目のテストユニット520bの搬入位置527へ搬送される。なお、1台目のテストユニット520aと2台目のテストユニット520bの処理能力やトラブル状況によっては、テストトレイ搬送装置550の途中に設けられたバッファ部560に一時的に保留されたのち、2台目のテストユニット520bの搬入位置527へ搬送される。
2台目のテストユニット520bの搬入位置527に到着したテストトレイ4Tは、ローダ部524に搬送され、ここで並列的に整列しながら恒温部522へ搬送される。
恒温部522は、所定の低温に設定された恒温チャンバから構成されているので、テストトレイ4Tを恒温部522へ搬入すると、各電子部品に所定温度の熱ストレスが印加され電子部品が目的とする温度に降温する。
恒温部522を通過することで各電子部品が目的とする温度まで降温した2枚のテストトレイ4T,4Tは、次のテスト部521へ並列的に搬送され、ここで図外のテストヘッドのコンタクト部へ、各電子部品32個×2枚の端子のそれぞれを同時に接触させる。その間に、テスタTからテスト信号が各電子部品へ送出され、これに対する電子部品側からの応答信号がコンタクト部からテスタTへ返送される。このときの応答信号の状態を判断することで、テスタTはその電子部品の良否(動作不良の有無)や動作速度(高速、中速、低速)などを判定する。この判定結果の情報は、そのテストトレイ4Tの収容位置(ポケット位置)に対応付けて、テストユニット520bの制御装置(不図示)、又はテスタTに記憶される。この判定結果情報に基づいて、後工程の動作が制御される。
テスト部521におけるテストが終了すると、その2枚のテストトレイ4T,4Tを除熱部523へ搬送し、常温付近まで電子部品を加熱する。これにより、電子部品に結露が生じるのを防止することができる。除熱部523で除熱された電子部品を搭載したテストトレイ4Tは、アンローダ部525へ搬送され、さらに分類移載ユニット530の分類移載位置に搬送され、ここでテスト結果を記憶しているテストユニット520a,520bの制御装置から分類移載ユニット530にテスト結果のデータがテストトレイ4Tの収納位置別に送出され、分類移載ユニット530の三次元ピックアップ&プレイス装置により、1台目のテストユニット520aによるテスト結果と2台目のテストユニット520bによるテスト結果に対応したカスタマトレイ4Cに移載される。
全ての電子部品がカスタマトレイ4Cに分類して移載されると、空となったテストトレイ4Tをテストトレイ搬送装置570により1台目のテストユニット520aの搬入移載ユニット510の搬入移載位置に戻す。
以上、被試験電子部品に高温テストと低温テストを実施するに際し、1台目のテストユニット520a及び2台目のテストユニット520bに対する電子部品の搬送を、カスタマトレイ4Cへ一旦戻すことなく、そのまま同じテストトレイ4Tで搬送するので、カスタマトレイ4Cへの移載時間が省略できるため、搬送系に対するスループットの向上が実現できる。またカスタマトレイ4Cへの移載回数が大幅に低減できる結果、移載作業中に生じるトラブルの発生確率が低くなる。
ちなみに、図2では2台のテストユニット520a,520bを用いた電子部品試験装置500のシステムを例に挙げて説明したが、本発明では3台以上のテストユニット520を用いたシステムであっても適用することができる。また、処理能力が同じテストユニット520を複数併設したシステムであっても適用することができる。
また、図1及び図2に示す実施形態では、テストユニット520の最前段520aに搬入移載ユニット510を設け、テストユニット520の最後段520nに分類移載ユニット530を設けたが、場合によっては、テストユニット520の間に、テストトレイ4Tに搭載された被試験電子部品を工程外へ取り出す中間移載ユニット580を設けることもできる。
中間移載ユニット580を設けて好ましいケースの一例を図5及び図6を参照しながら説明する。
電子部品のテストにおいては、複数の連続したテストユニット520で電子部品の種々のテストを実行する際に、途中のテスト結果によりテストトレイ4Tに搭載された、たとえば図5に示すように、32個の電子部品のうち幾つか(同図では3個)が不良品であると判定される場合がある。他方で、テストヘッドのコンタクト部の各ソケットは数十万回コンタクトを繰り返すので、物理的、電気的な不良や接触不安定等に伴ってソケット不良となるものがある。ただし、恒温部522、テスト部521の除熱や加熱安定に時間がかかるため、ソケット不良となった場合でも直ちに交換作業は行わず、不良ソケットの修理点検は、試験する生産ロットが終了する段階、運転停止期間、定期のメンテナンス時などのタイミングで行われる。このため、一部の不良ソケットはテストを行わないように(以下、ソケットオフともいう。)、ソケット毎の試験が制御される。したがって、不良ソケットに載置された電子部品は、ソケットオフされるため、再テストが必要となる。また、不良ソケットの中には、電子部品を劣化や破損を発生させる場合があるので、電子部品を実装しないようにすることが望まれる。逆に、正常なソケットへ電子部品を載置しない空状態となる場合には、同時測定する個数が減るため、スループットが低下する。
他方で、前工程で不良品と判定された電子部品は、最後段のテストユニット520nまで流す必要がないので、テスト工程の途中で廃棄するか、再テストが必要であれば所定のテストユニット520まで戻す方が、工程全体のテスト効率が向上する。
このために、隣接するテストユニット520の間に、図6に示すような中間移載ユニット580を設けることができる。中間移載ユニット580は、次工程で同時測定する個数が最大となるように電子部品を再配置することが望ましい。この中間移載ユニット580は、前段のテストユニット520m-1と後段のテストユニット520mの間に設けられ、既述した搬入移載ユニット510や分類移載ユニット530のものと同種の構成の三次元ピックアップ&プレイス装置を有する。そして、同図に示すように、前段のテストユニット520m-1にて不良品であると判定された電子部品を、テスト工程の途中であってもここでカスタマトレイ4Cに移載して工程外へ排出する。また排出により空きとなったテストトレイ4Tのポケットには、カスタマトレイ4Cから電子部品を搭載することで、次工程での同時測定する個数を最大にすることができる。ただし、後工程で不良ソケットが存在する場合には、当該不良ソケットには電子部品を載置しないようにする。また、前工程で良品と判定された電子部品は、前段のテストユニット520m-1のテストトレイ4Tから後段のテストユニット520mのテストトレイ4Tへ電子部品を直接移載する。また、カスタマトレイ4Cを一時的なバッファとして利用できるので、前工程の処理時間の変動や、後工程の処理時間の変動に対して、柔軟に対処できる。なお、図6では複数積み重ねたカスタマトレイカセット4CCを使用する具体例で示したが、カスタマトレイ4Cの代わりにテストトレイ4Tを適用する構成で実現しても良い。
また、被試験電子部品が大容量のメモリデバイスのように試験時間が長い電子部品の場合には、中間移載ユニット580が有効に機能する。すなわち、前工程のテストユニット520m-1では、電子部品の基本的な機能動作を試験する試験プログラムで、短時間(例えば1分程度)で終了する検査を行う。そして、この前工程で検出された不良品は中間移載ユニット580で排除し、全て良品をテストトレイ4Tへ移載させることで、後工程においてもテストトレイ4T上に良品の電子部品が全て載置される結果、常に最大の同時測定数で試験が実施できる。そして、後工程のテストユニット520mでは、電子部品の全機能動作を試験する試験プログラムで長時間(例えば10分程度)の検査を実行する。これにより、工程全体のテスト効率が向上する。
ところで、前工程のテストトレイ4Tと後工程のテストトレイ4Tとが同一構造(同測個数、大きさ、形状等)でない場合であってもシステムを構成したい場合ある。このような場合には、図示は省略するが、図6に示す中間移載ユニット580とは異なる形態の、トレイ変換機能を備えた中間移載ユニットとする。具体的には、この中間移載ユニットに、前工程のテストトレイ4Tを収容するストッカと、後工程のテストトレイ4Tを収容するストッカとを設け、搬入される前工程のテストトレイ4Tに搭載された電子部品を、搬出される後工程のテストトレイ4Tへ移載した後、空になった前工程のテストトレイを前工程のテストトレイストッカに収容する。
こうしたトレイ交換機能を備えた中間移載ユニットを介在させることで、異なる構造のテストトレイへ電子部品を再配置させることができる。これにより、テストトレイ構造が異なるハンドラであっても、組み合わせて柔軟なシステムを構成できるので、設備の有効活用が図れる。
以上、こうした中間移載ユニット580の適用は、不良品の排除と、不良品の排除に伴う同時測定する個数の増大化が図れる結果、後工程におけるテスト効率(テスト時間)が改善できる。また、後工程における不良ソケットに対する電子部品の載置を無くすることができるので、電子部品に対する無用な劣化や破損も回避できる。
図7は、図2の構成に対してバイパス部590を追加した本発明の他の実施形態である。バイパス部590は、ローダ部524のテストトレイ4Tを受けてアンローダ部52へ移送させるものである。ここで、バイパス部590が必要な場合にテストユニット520へ結合できるように交換可能なモジュール構造とすることが望ましい。
このバイパス部590を設けることにより、搬入移載ユニット510にあるテストトレイ4Tを次工程のテストユニット520bへそのまま供給するバイパス経路を形成することができる。この結果、複数のテストユニット520a,520bに対して、同一試験条件(例えば高温試験)の試験を同時並行して実施させることが可能となる。したがって、同一試験条件のテストユニットを所望台数直列接続して、同一試験条件の試験を同時並行して実施させることができる。また、接続するテストユニットの台数を随時増減することもできる。さらに、バイパス部590の移送経路を止めないようにすることで、電子部品試験装置500のシステムを停止すること無く、恒温部522、テスト部521、除熱部523を随時停止させて定期的なメンテナンス作業や修理作業ができる結果、システムの稼働時間の向上が図れる。また、バイパス部590を利用して、空トレイを搬送したり、未検査の電子部品を載置したテストトレイ4Tを後工程に供給したりすることができる。
図8は、図2の構成に対してデバイス移載ユニット597を追加した本発明の他の実施形態である。ここで、デバイス移載ユニット597が必要な場合にテストユニット520へ結合できるように交換可能なモジュール構造とすることが望ましい。デバイス移載ユニット597は、三次元ピックアップ&プレイス装置596とバッファトレイ598とテストトレイ移動装置とを備える。ここでテストトレイ移動装置は、テストトレイ4Tをローダ部524側からアンローダ部52側へ移動させることも、アンローダ部52側からローダ部524側へ移動させることも、ローダ部524に対して往復移送させることも、アンローダ部52に対して往復移動させることも、途中で停止することもできる。
この結果、バッファトレイ598はローダ部524からの試験前の未検査電子部品U-DUTを一時的に格納したり、アンローダ部52からの試験後の不良判定した不良電子部品F-DUTを一時的に格納したり、良品判定した良品電子部品P-DUTを一時的に格納したりできる。また、バッファトレイ598に保有するU-DUT、F-DUT、P-DUTの個数及び各DUTの管理情報をテストユニット520及び電子部品試験装置500が管理できるようにする。三次元ピックアップ&プレイス装置596はバッファトレイ598とテストトレイ4Tとの間、及びテストトレイ4T自体で電子部品を移載できる。
図8に示すデバイス移載ユニット597の利用形態について説明する。
まず第1の移載形態は、ローダ部524へ戻して再試験を行わせる機能である。即ち、当該テストユニット520でテスト部521のソケットの不具合に伴ってコンタクト不良が検出された場合、当該電子部品を再検査させたい場合がある。この場合には、先ず、アンローダ部52に排出されるテストトレイ4Cを、デバイス移載ユニット597へ一時的に移動させて、再検査対象の電子部品をバッファトレイ598へ移載する。次に、搬入移載ユニット510に対しては、カスタマトレイ4Cからテストトレイ4Tへ移載するときに、空きのポケットが存在するように、移載制御を行う。空きのポケットが付与されたテストトレイ4Tは一時的にデバイス移載ユニット597へ移動させて、再バッファトレイ598から検査対象の電子部品を当該空きのポケットへ移載する。その後は、ローダ部524へ戻すことで、再検査対象の電子部品の再試験が実現できる。
第2の移載形態は、当該テストユニット520で不良が確定した不良電子部品F-DUTを1つのトレイに集積する機能である。即ち、除熱部523からアンローダ部52へ排出されたテストトレイ4Tにおいて、当該テストユニット520で不良が確定した不良電子部品F-DUTが存在する場合には、当該テストトレイ4Tをデバイス移載ユニット597へ移動させて、不良電子部品F-DUTをバッファトレイ598へ移載する。当該テストトレイ4Tは搬出位置526へ移動し、後工程へ移動する。やがて、バッファトレイ598へ移載された不良電子部品F-DUTの個数が1テストトレイの個数(例えば64個)、又は縦続接続されるテストユニット520の全体において所望個数(例えば64個近く)に達した場合には、空トレイを搬入移載ユニット510からローダ部524を介して受け、バッファトレイ598にある不良電子部品F-DUTを当該空トレイへ移載する。前記の不良部品搭載トレイは、搬出位置526を介して後工程へ搬送される。また、当該不良部品搭載トレイにおいて、未だ空きスロットが存在する場合には、前述と同様の方法により、後工程のテストユニット520で不良判定された不良電子部品F-DUTを搭載しながら進んでいく。当該不良部品搭載トレイに搭載されている不良電子部品F-DUTは、後段の分類移載ユニット530又はバッファ部560により外部へ排出する。これにより、途中の任意のテスト工程で不良と判定された不良電子部品F-DUTを順次回収しながら搬送でき、且つ、各工程のテストユニット520に対して無用な試験を回避できる結果、同時試験の個数が低減するのを防止可能となる。
第3の移載形態は、後工程に対して最大の同時測定数となるように、空きポケットへ良品電子部品P-DUTを移載する機能、及び不良ソケットに対応するポケットは電子部品を除外処理する機能を備える。即ち、先ず、バッファトレイ598へ良品電子部品P-DUTを一時的に移載しておきたい場合には、アンローダ部52に排出されるテストトレイ4Tを、デバイス移載ユニット597へ一時的に移動させて、良品電子部品P-DUTの所望個数(例えば1テストトレイ個数の64個)をバッファトレイ598へ移載しておく。尚、当該テストトレイは空トレイとして後工程へ移送される。
次に、その後において、アンローダ部52に排出されるテストトレイ4Tに対して、次工程での試験が最大の同時測定数となるように、デバイス移載ユニット597へ一時的に移動させて、第1に、不良電子部品F-DUTに対しては、当該不良電子部品F-DUTをバッファトレイ598へ移載した後、バッファトレイ598に有る良品電子部品P-DUTを当該ポケットへ移載する。但し、次工程において、不良ソケットが存在する場合には、当該に不良ソケットに対応するポケットに対しては、空となる除外処理を行う。その後、アンローダ部52を介して搬出位置526から次工程へ移送する。
この移載形態によれば、次工程での試験が、常に最大の同時測定数となる結果、デバイス試験のスループット向上が計れる。尚、バッファトレイ598にある良品電子部品PDUTが、例えば1テストトレイ個数より十分多くなった場合には、搬入移載ユニット510からの空トレイを受けて移載した後、次工程へ移送するようにしても良い。
第4の移載形態は、前工程のテストトレイをバイパスさせる機能である。即ち、図7に示すバイパス部590と同様の機能を実現させることができる。例えば、ローダ部524のテストトレイ4Tを受けて、何も処理せずに、アンローダ部52へ移送させる。これによれば、搬入移載ユニット510にあるテストトレイ4Tを次工程のテストユニット520bへそのまま供給するバイパス経路を形成することができる。この結果、複数のテストユニット520a、520bに対して、同一試験条件(例えば高温試験)の試験を同時並行して実施させることが可能となる。また、デバイス移載ユニット597バイパス経路を止めないようにすることで、電子部品試験装置500のシステムを停止すること無く、恒温部522、テスト部521、除熱部523を随時停止させて、定期的なメンテナンス作業や修理作業することもできる。
第5の移載形態は、図8に示すバッファトレイ598にテストトレイ4T(バッファ用テストトレイ)を適用する構成例である。この場合、不良電子部品F-DUTを収容するバッファ用テストトレイと、良品電子部品P-DUTを収容するバッファ用テストトレイとの2つを備えることが望ましい。更に、デバイス移載ユニット597のテストトレイ4Tの移動経路に対して、邪魔にならない位置へ前記バッファ用テストトレイを進退させるトレイ移動機構を備える。無論、当該バッファ用テストトレイは、通常のテストトレイ4Tとして、随時移動させることができる。これによれば、満杯又は所望個数となったバッファ用テストトレイをそのまま、次工程に移送できるので、移載処理が低減できる。
第6の移載形態は、複数のテストトレイを収容できる収容構造を備えたり、多数のテストトレイが収容できるようにストッカ構造を備えたりしても良い。この場合には、テストトレイのバッファ機能を付与でき、また前工程と次工程との間で処理能力の一時的なばらつきを吸収できる結果、より自由度の高い運用ができる。
図9は、図8の構成に対してバッファ部560を削除し、代わりに直結型アンローダ部52bと、直結型ローダ部524bに変更した本発明の他の実施形態である。これは、前工程のテストユニット520aと次工程のテストユニット520bとが直結された接続構成である。ここで、直結型アンローダ部52b、直結型ローダ部524bは必要な場合にテストユニット520a、520bへ結合できるように交換可能なモジュール構造とすることが望ましい。
直結型アンローダ部52bは、上述したように、移載ユニット597との間で、次工程で最大の同時測定数で試験実施できるように移載したテストトレイ4Tを、次工程の直結型ローダ部524bへ移送する。また、直結型ローダ部524bは、前工程の直結型アンローダ部52bからのテストトレイ4Tを受けて恒温槽522へ移送する。また、直結型ローダ部524bは、受けるテストトレイ4Tが空トレイの場合、及び不良電子部品F-DUTを搭載している場合には移載ユニット597へ移送する。従って、図9の構成例によれば、前後のテストユニット520a、520bの間で直結して構成でき、且つ中間移載ユニット580を削除しても、次工程が最大の同時測定数で試験実施ができる結果、安価に構成でき、省スペース化も計れる。
図10は、2種類の異なる構造のテストトレイ4Ta、4Tbを運用する場合のシステム構成例である。前工程のテストユニット520aでは、第1テストトレイ4Taを適用して電子部品を搬送し、後工程のテストユニット520bでは第2テストトレイ4Tbを適用して電子部品を搬送する。尚、図10は、前工程で1台のテストユニット520aのみとした例であるが、所望複数台のテストユニット520aを直列接続する構成でも実現できる。同様に、図10は、後工程で1台のテストユニット520bのみとした例であるが、所望複数台のテストユニット520bを直列接続する構成でも実現できる。
また、図10は中間移載ユニット580bを適用する。ここで、中間移載ユニット580bは、テストトレイ間で電子部品を移載すると共に、第1外部搬送装置571を介して、空トレイとなった第1テストトレイ4Taを搬入移載ユニット510へ配送し、第2外部搬送装置572を介して、分類移載ユニット530から空トレイとなった第2テストトレイ4Tbの配送を受ける。従って、図10の構成例によれば、異なる構造のテストトレイ4Ta、4Tbであってもシステムを構成することができる結果、異なる形態のテストシステムに対しても柔軟にシステムを構成することができる。
以上、本実施形態の電子部品試験装置500によれば、カスタマトレイ4Cとテストトレイ4Tとの間の電子部品の移載作業時間を短縮できることに加え、複数のテストユニット520の処理能力、テスト仕様、メンテナンスやトラブルなどによる稼働状況等に応じて、フレキシブルに対応することができ、特に大量生産ラインに適用して好ましい。
たとえば、図1に示すように、テスタT、テストユニット520、搬入移載ユニット510、分類移載ユニット530をネットワーク通信網で接続して各装置の稼働情報を取得し、各装置の稼働状況に応じてテストトレイ4T(被試験電子部品)を振り分けるべきテストユニット520を選択することもできる。
また、上述説明では、搬入移載ユニット510において、カスタマトレイ4Cからテストトレイ4Tへ移載する具体例で説明したが、カスタマトレイ4C以外の他の載置装置(例えば異なる構造のテストトレイ、同一構造のテストトレイ、その他の載置装置)でも同様にして実施できる。同様に、上述説明では、分類移載ユニット530において、テストトレイ4Tからカスタマトレイ4Cへ移載する具体例で説明したが、カスタマトレイ4C以外に、前工程で使用された他の載置装置(例えば異なる構造のテストトレイ、同一構造のテストトレイ、その他の載置装置)でも同様にして実施できる。また、分類移載ユニット530において、電子部品をテスト結果の分類情報に基づいてカスタマトレイ4Cへ分類移載する具体例で説明したが、この段階で分類する必要が無い場合には、分類処理をしないで、テストトレイ4Tからカスタマトレイ4Cへそのまま移載する非分類移載ユニットを適用してシステムを構成しても良い。ここで、分類移載ユニット530と非分類移載ユニットとの両方を意味するユニットを、搬出移載ユニットと呼称する。所望により、搬出移載ユニットとして、テストトレイ4Tのままで外部へ搬出する形態の移載ユニットで実施しても良い。
次に、図11はテストトレイ搬送装置550の他の構成例である。この構成例におけるテストトレイ搬送装置550には、自走台車551(例えばモノレール式自走台車、軌道式台車、無軌道式台車(AGV))を適用する。自走台車551は、1台又は複数台備えて、各テストユニット520、搬入移載ユニット510、分類移載ユニット530、及びバッファ部560との間で、テストトレイの搬送と授受とを行う。自走台車551は、システム全体の搬送を制御する搬送システム管理部900に基づいて適正に搬送制御される。
ここで、搬送システム管理部900は、各装置とはネットワークで接続されていて、少なくとも搬入/搬出に係る制御信号を授受して、自走台車551に対して統括的な管理を行う。また、搬送システム管理部900は、全てのテストトレイ4Tに載置されている電子部品の判定結果情報(良否判定情報や分類情報(動作速度等))と工程別の試験進捗情報を各装置から受けて、全ての電子部品の移載をも管理することが望ましい。
自走台車551には少なくとも1つのテストトレイ4Tを保持又は収容するトレイ収容部552を備える。自走台車551が授受するテストトレイ4Tは、未試験状態のテストトレイ/各工程から排出される各工程試験済みのテストトレイ/全工程試験完了状態のテストトレイ/不良判定のテストトレイ/空のテストトレイ、その他のテストトレイがある。
各テストユニット520のローダ部524には、自走台車551との間でテストトレイ4Tを授受する構造を備え、他からのテストトレイを搬入したり、空になった空のテストトレイを搬出したりする。各テストユニット520のアンローダ部52には、自走台車551との間でテストトレイ4Tを授受する構造を備えていて、試験済みのテストトレイを搬出すると共に空のテストトレイを受ける。ここで、ローダ部524側で空となった空のテストトレイを内部搬送する構造をテストユニット520が備える場合には、ローダ部524側の空のテストトレイを受けることもできる。なお、所望により、搬入移載ユニット510と分類移載ユニット530とは、一体構成で実現しても良い。なお、本電子部品試験装置で試験した電子部品を他のシステムで使用する場合、テストトレイの状態で供給することが可能な場合には、分類移載ユニット530を削除した構成で実現できる。また、他のシステムからテストトレイの状態で供給を受けることができる場合には搬入移載ユニット510を削除した構成で実現できる。
図11に示すバッファ部560は、自走台車551との間でテストトレイ4Tを授受する構造を備え、各状態のテストトレイを一時的に保管する。例えば、次工程のテストユニット520でテストトレイの搬入が未だ不要な段階においては、前工程のテストユニット520から搬出されたテストトレイをバッファ部560で一時的に保管しておき、次工程のテストユニット520が搬入可能となった段階で、一時的に保管しておいたテストトレイを搬入する。
これによれば、各テストユニット520間において、スループットが異なる場合であっても、柔軟に対応可能となる。また、分類移載ユニット530において、空となった空のテストトレイを受けて、一時的に保管しておき、必要となった段階のテストユニット520のアンローダ部52、又は搬入移載ユニット510に供給する。また、バッファ部560は、複数のテストトレイ間において電子部品を移載する移載機能を備えても良い。前記の移載機能を備えることにより、前工程で不良判定された電子部品を他のテストトレイの良品判定された電子部品に移載することで、次工程で同時測定する個数が最大となるように電子部品を再配置でき、スループットの向上が図れる。また、前記の移載機能を備えることにより、各工程で不良判定された電子部品を空のテストトレイへ移載して集合させた後、分類移載ユニット530へ搬入させることができる。また、所望により、このバッファ部560の機能を搬入移載ユニット510と分類移載ユニット530とにおける一方若しくは両方に内蔵させるように構成しても良い。また、所望により、搬入移載ユニット510と分類移載ユニット530とバッファ部560とは、一体構成で実現しても良い。
したがって、図11の構成例によれば、複数のテストユニットにおいて同一試験条件で試験する並列運転形態の編成にすることができる。また、複数のテストユニットにおいて異なる試験条件を実行させる直列運転形態の編成にすることもできる。また、電子部品の搬入待ちとなる試験条件のテストユニット群は台数を更に増加するように再編成し、逆に、電子部品の搬入待ちが無くスループットに余裕のある試験条件のテストユニット群は台数を低減するように再編成することができる。また、電子部品の品種によって試験条件が異なるテストユニット間のスループットに違いが生じてくるが、本構成によれば、システム全体として最良のスループット条件で運用できるように、同一試験条件のテストユニット群の台数を動的に変更できる利点が得られる。また、修理やメンテナンスが必要となったテストユニットは一時的に搬送経路から排除することもできるので、システム全体の運転が停止することが無く、稼働率の向上が図れる。また、テストユニットの設置台数が随時増減することが可能であるから、テストユニットの追加導入も随時行うことができる。更に、各テストユニット間の配設位置が自由であるため、設置フロアの物理的な制約条件を受けないので、自走台車551が移動可能な範囲でシステムの編成を柔軟に編成することもできる。
《第2実施形態》
図12〜図20は、本発明に係る電子部品試験装置の第2実施形態を示す図である。
本例では、図12及び図13に示す、恒温部11、テスト部12及び除熱部13で構成されるテストユニット1以外の、ローダ部21、アンローダ部22及びストッカ部24について、図12に示すようにローダ部21とアンローダ部22のみがモジュール化されたハンドリングモジュールAと、図13に示すように、ローダ部21、アンローダ部22及びストッカ部24がモジュール化されたハンドリングモジュールBとを交換可能に構成し、テストユニット1を上述した第1実施形態に係る電子部品試験装置500のシステムに適用する場合には、図12に示すようにハンドリングモジュールAを用いる。また、単独の電子部品試験装置として用いる場合には、図13に示すようにハンドリングモジュールBを用いる。これにより、図1及び図2に示す大量生産型の試験システムに対しても、また単独の電子部品試験装置としても適用することができる。
なお、図13に示す電子部品試験装置のモジュール化に関する詳細な構成例を、図14〜図20を参照しながら以下に説明する。
本実施形態に係る電子部品試験装置は、被試験電子部品に所望の高温または低温の温度ストレスを与えた状態または温度ストレスを与えない常温で被試験電子部品が適切に動作するかどうかを試験し、当該試験結果に応じて被試験電子部品を良品/不良品/カテゴリ別に分類する装置であり、被試験電子部品を順次テストヘッドに設けられたコンタクト端子へ搬送し、試験を終了した被試験電子部品をテスト結果に従って分類して所定のトレイに格納するハンドラと、所定のテストパターンを送出してその応答信号に基づいて被試験電子部品を試験評価するテスタ(不図示)と、コンタクト端子を有しハンドラとテスタとのインターフェースとして機能するテストヘッド3(図18参照)とから構成されている。テスタとテストヘッド3、及びハンドラとテスタはケーブルなどの信号線を介して電気的に接続されている。なお、コンタクト端子は、被試験電子部品の駆動端子に接触するコンタクト端子と、被試験電子部品の入出力端子に接触するコンタクト端子があり、これらを総称してコンタクト端子ともいう。また、コンタクト端子は、テストヘッドに設けられたソケット及び配線基板を介してテスタからの各種信号を入出力する。
本実施形態のハンドラは、図14に示すテストモジュール1と、図15及び図16に示すハンドリングモジュール2とから構成されている。
テストモジュール1は、ハンドリングモジュール2から搬入された被試験電子部品を目的とする温度にするとともに、テストパターンが出力され応答パターンが入力されるテストヘッドのコンタクト部へ被試験電子部品を電気的に接触させるものである。
図14及び図18に示すように、本例のテストモジュール1は、ハンドリングモジュール2から搬入された被試験電子部品を目的とする温度に昇温又は降温させるソークユニット(恒温部)11と、温度を維持した状態で被試験電子部品をコンタクト部へ電気的に接触させるテストユニット(テスト部)12と、テストユニット12での試験を終了した被試験電子部品を一時的に保有するイグジットユニット(除熱部)13とで構成され、互いのユニットが着脱可能に形成されている。すなわち、テストモジュール1を構成する各ユニット12,13,14の骨格を構成するフレームが定型とされ、このフレームを介して互いに着脱可能とされている。
また、被試験電子部品をテストモジュール1内において取り廻すのは、たとえば図18に示すテストトレイ4Tであり、このテストトレイ4Tは、図外のコンベアにより同図に矢印で示すようにテストモジュール1及びハンドリングモジュール2内を循環するようになっている。そして、後述するローダユニット21においてカスタマトレイ(C−Tray)4Cに搭載された被試験電子部品をテストトレイ4Tに移載し、このテストトレイ4Tをソークユニット11→テストユニット12→イグジットユニット13→アンローダユニット22と取り廻しながら被試験電子部品の試験を行う。
本例のテストモジュール1は、図17に示すようにテストユニット12における同時測定数が256個のタイプと128個のタイプの2種類が用意され、また試験温度が−40℃〜135℃の範囲で可能なタイプと、室温〜135℃の範囲で可能なタイプの2種類が用意され、これらをあわせて4種類のテストモジュールが用意されている。すなわち、同図に示すように同時測定数が256個で試験温度が−40℃〜135℃のタイプ1A,同時測定数が256個で試験温度が室温〜135℃のタイプ1B,同時測定数が128個で試験温度が−40℃〜135℃のタイプ1C,および同時測定数が128個で試験温度が室温〜135℃のタイプ1Dである。
同時測定数が256個と128個のものの違いは、テストユニット12におけるコンタクト部に被試験電子部品を押し付けるプッシャの数が256個に設定されているか128個に設定されているかであり、上述したテストユニット12の骨格を構成するフレームの形状は何れも同じ(定型)ように形成されている。図19の上に示すレイアウトが256個同時測定用のプッシャの配列であり、同図の下に示すレイアウトが128個同時測定用のプッシャの配列である。勿論、テストヘッドのコンタクト部の仕様もソケット数が256個と128個の2種類が用意されている。
試験温度の範囲が−40℃〜135℃のタイプと室温〜135℃のタイプの違いは、被試験電子部品を−40℃程度の極低温まで冷却できるかどうかである。前者のタイプではソークユニット11に被試験電子部品を−40℃まで冷却できる冷却装置が設けられ、またイグジットユニット13にはこのような低温まで冷却された被試験電子部品に結露が生じるのを防止するための結露防止装置が設けられている。また、この冷却装置及び結露防止装置に加えて、被試験電子部品を室温〜135℃まで加熱する加熱装置が設けられている。これに対して、後者のタイプのテストモジュール1では被試験電子部品を室温〜135℃まで加熱する加熱装置のみが設けられている。極低温まで冷却する冷却装置としてはソークユニット11をチャンバで構成し、このチャンバ内に窒素ガスなどの冷却ガスを流す構成とされている。また、結露防止装置としては、低温に維持された被試験電子部品を室温近傍にまで加温する装置を例示することができる。
ただし、ソークユニット11及びイグジットユニット13の骨格を構成するフレームは何れも同じ形状(定型)とされ、どのタイプのユニットであっても隣り合うユニットと着脱可能に構成されている。
図14に示すように、ソークユニット11の手前側(後述するハンドリングモジュール2が組み付けられる面)に多数の被試験電子部品を搭載したテストトレイが搬入される入口開口部111が形成されている。また、イグジットユニット13の手前側にはテストユニット12で試験を終了してイグジットユニット13に到着したテストトレイをハンドリングモジュール2へ搬出するための出口開口部131が形成されている。そしてこれら入口開口部111及び出口開口部131の位置及び形状(大きさ)は定型とされ、どのタイプのソークユニット11、イグジットユニット13も同じ位置及び同じ形状とされている。また、この入口開口部111に対応して、ハンドリングモジュール2のローダユニット21には、図11に示すように同じ位置及び形状の出口開口部211が形成され、同様にハンドリングモジュール2のアンローダユニット22には同図に示すように同じ位置及び形状の入口開口部221が形成されている。そして、テストモジュール1とハンドリングモジュール2を組み付けると、ソークユニット11の入口開口部111とローダユニット21の出口開口部211とが接合し、イグジットユニット13の出口開口部131とアンローダユニット22の入口開口部221とが接合し、これによりテストトレイの受け渡しが行われる。
なお、図16に示すように、テストモジュール1とハンドリングモジュール2とを組み付ける際に両者の機械的位置決めを行う部材23を少なくとも何れか一方のモジュール1,2に設けておくことが望ましい。
図14に戻り、テストモジュール1のフレーム下部には、当該テストモジュール1にて使用する電源に関するブレーカユニット14と、端子電源ユニット及び制御ユニット15が設けられている。また、テストモジュール1の手前側(ハンドリングモジュール2との組み付け面)の定位置には、各種流体圧シリンダなどの作動回路を構成するエアー配管の機械的インターフェース16と、電源コネクタ17と、モジュールやユニットを認識するためのIDデータや温度制御用データの交信を行うためのソフトウェアインターフェース18と、電気モータやセンサなどの電気的インターフェース19が設けられている。尚、前記要素を各モジュール個々に備えるようにしても良い。
ここで、各モジュールを運転制御するソフトウエアは、各モジュールを認識するIDデータを各々読み出すことで、各々のIDデータに対応するソフトウエアを適用させることが可能である。
また、組み合わせ可能なモジュールに対応するソフトウエアを、予め準備しておくことが望ましい。この場合には、被試験電子部品に対応して電子部品試験装置のシステム構成の編成を即座に変更して運用することが可能となる。
これら機械的インターフェース16、電源コネクタ17、ソフトウェアインターフェース18及び電気的インターフェース19は、テストモジュール1とハンドリングモジュール2とを組み付けた際に、それぞれ図16に示す機械的インターフェース26、電源コネクタ27、ソフトウェアインターフェース28及び電気的インターフェース29に対応して接続することができる位置及び形状とされている。
図15及び図16は、本実施形態に係るハンドリングモジュール2であり、図15はハンドラとして組み付けた場合の正面視、図16はその背面視であって前述したテストモジュール1との組み付け面を主として示す図である。ハンドリングモジュール2は、試験前後の被試験電子部品を格納し、当該格納された被試験電子部品を取り出してテストモジュール1へ搬出し、テストモジュール1にて試験を終了した被試験電子部品を試験結果に応じて分類するものである。
図15,16,18に示すように、本例のハンドリングモジュール2は、試験前後の被試験電子部品を格納するストッカユニット24と、ストッカユニット24に格納された被試験電子部品を取り出してテストモジュール1へ搬出するローダユニット21と、テストモジュール1にて試験を終了した被試験電子部品を試験結果に応じて分類するアンローダユニット22とで構成され、互いのユニット21,22,24が着脱可能に形成されている。すなわち、ハンドリングモジュール2を構成する各ユニット21,22,24の骨格を構成するフレームが定型とされ、このフレームを介して互いに着脱可能とされている。
本例のハンドリングモジュール2は、図20に示すように最大スループットが11000個/時間であるタイプ2Aと、6000個/時間であるタイプ2Bの2種類が用意されている。これら2つのタイプの違いは、ローダユニット21及びアンローダユニット22のそれぞれに設けられた被試験電子部品のXYZ軸搬送装置(いわゆるピックアンドプレイス搬送装置)の動作スピードや同時に把持できる被試験電子部品の数である。最大スループットが11000個/時間と大きいほうは、XYZ軸搬送装置の動作スピードが速く、また一度に把持できる被試験電子部品の数も多い。前記仕様の違いに伴って、装置価格が大きく異なってくる。
ストッカユニット24は、図18に示すように試験前の複数の被試験電子部品を搭載したカスタマトレイ4を積み重ねて格納するストッカ部24Aと、試験終了後の複数の被試験電子部品を試験結果に応じて分類されたカスタマトレイ4Cを積み重ねて格納するストッカ部24Bとを有する。そして、トレイ搬送装置24Cを用いて試験前の被試験電子部品が格納されたストッカ部24Aからローダユニット21へ順次カスタマトレイ4Cを搬出し、カスタマトレイ4Cに搭載された被試験電子部品を上述したローダユニット21のXYZ軸搬送装置を用いてテストトレイ3に移載する。このため、ストッカユニット24とローダユニット21との間には、カスタマトレイ4Cを受け渡しするための開口部が設けられている。同様に、XYZ搬送装置を用いて試験後の被試験電子部品が搭載されたテストトレイ3から試験結果に応じたカスタマトレイ4Cへ被試験電子部品を移載し、このカスタマトレイ4Cを、トレイ搬送装置24Cを用いてストッカユニット24のストッカ部24Bへ搬送する。このため、ストッカユニット24とアンローダユニット22との間には、カスタマトレイ4Cを受け渡しするための開口部が設けられている。
ストッカユニット24はカスタマトレイ4Cの種類や形状により異なるストッカユニトに交換する必要性が生じる場合がある。この場合には、対応したストッカユニット24に交換することが本願では可能であるからして、電子部品試験装置の更なる汎用化が図れる。
図15に戻り、ハンドリングモジュール2のフレーム下部には、当該ハンドリングモジュール2にて使用する主電源25と、制御ユニット30が設けられている。
以上のように構成された本実施形態に係る電子部品試験装置においては、図17に示す2種類のハンドリングモジュール2と、4種類のテストモジュール1から所望のタイプを選定し、これを組み合わせる。ハンドリングモジュール2には最大スループットが11000個/時間のタイプ2Aと、6000個/時間のタイプ2Bがあるので、そのラインに必要な仕様を選定する。ただし、被試験電子部品の試験時間によって最大スループットが発揮できる場合とそうでない場合があるので留意する。
この点について説明すると、図20は本例のハンドラについて、縦軸にスループット、横軸に試験時間をプロットしたグラフであり、同図のXは最大スループットが11000個/時間であるハンドリングモジュール2Aを編成したときのスループットを示す。
すなわち、被試験電子部品の試験時間がA´時間以下であるときは、11000個/時間の能力が発揮され、試験時間がA´を超えるとスループットは減少する。これに対して、同図のYは最大スループットが6000個/時間であるハンドリングモジュール2Bを編成したときのスループットを示し、試験時間がB以下であるときは最大スループットである6000個/時間が発揮されるが、試験時間がBを超えるとスループットは減少する。
ここで、ある半導体製造ラインにおける試験時間がBを超える場合には、ハンドリングモジュールとして2Aタイプのものを編成しても、2Bタイプのものを編成してもスループットは同じなので、コストパフォーマンスの観点からはハンドリングモジュール2Bを採用することが適切であるといえる。同様に、試験時間がA´以下である場合には、ハンドリングモジュール2Aの方が、最大スループットが発揮されるので、生産性の観点から当該ハンドリングモジュール2Aを採用することが適切であるといえる。
そして、試験時間がA´〜Bの間のA時間であるときは、同図にZで示すようにスループットに差はあるものの、このするプットの差がコスト差を補って余りある場合にはハンドリングモジュール2Aを採用するのが適切であるが、そうでない場合にはハンドリングモジュール2Bを採用することもコスト的には適切である。こうした観点からハンドリングモジュール2A,2Bを選定する。
このように、本例では性能の異なるモジュールを組み合わせて構成できる。これにより、当初設置時のシステム構成に対して、接続するテストヘッドが変更されたり、試験対象のデバイス品種が変わったりしても、デバイスに対応した最適なシステム構成に再構成し直すことができる大きな利点が得られる。従って、電子部品試験装置を柔軟に有効利用できる大きな利点が得られる。更に、従来のように、新規デバイスに対応して個別の電子部品試験装置を開発製造する代わりに、該当するモジュールのみを開発製造し、他は共用すれば良いので、短期間に目的とする電子部品試験装置を実現できる。また、装置システムのコストも安価にできる。更に、故障したモジュールの修理やメンテナンスを行う一時停止期間において、同一性能又は異なる性能の代替えモジュールに一時的に交換して被試験電子部品を試験実施することも可能であるからして、システムの一時停止期間が大幅に短縮できる結果、稼働時間が実質的に向上できる。
これに対して、テストモジュール1には、同図に示す4つのタイプ1A〜1Dがあるので、同時測定数と試験温度を考慮し、ラインに必要な仕様を選定する。たとえば、試験温度が−40℃といった極低温試験を必要とする場合には、タイプ1Aか1Cを選定する。
図17の右端に、組み合わせ例を示す。同図の右端の上図は、最大スループットが11000個/時間であるハンドリングモジュール2Aと、同時測定数が256個で試験温度が−40℃〜135℃のテストモジュール1Aとを編成して構成された電子部品試験装置であり、同じく下図は、最大スループットが6000個/時間であるハンドリングモジュール2Bと、同時測定数が128個で試験温度が室温〜135℃のテストモジュール1Dとを編成して構成された電子部品試験装置である。
前者の試験装置は対応できる試験範囲が広く試験効率も良いが、その分だけコストが高いといった欠点があり、後者の試験装置はその逆である。したがって、半導体製造ラインが必要としている試験仕様に応じて性能とコストのバランスを取ることが重要であるが、本実施形態の電子部品試験装置は、一度ある組み合わせで試験装置を構成しても、これを構成するテストモジュール1とハンドリングモジュール2とをその後に編成しなおすことができる。その際に各モジュール1,2を構成するユニットの幾つかが交換されることになる。
このように、モジュール化された電子部品試験装置では、テスタの最大試験可能ピン数と被試験電子部品のピン数との関係から最大同時測定数がフレキシブルに変更された場合でも、試験装置全体の効率をハンドラの性能によって低下させることなく、電子部品試験装置を最適化することができる。その結果、試験仕様や試験条件が変更されても必要最小限のモジュールのみを変更すれば足りるので、設計開発時間及び製造コストの低減を図ることができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、上述した実施形態ではテストモジュール1とハンドリングモジュール2、またテストモジュール1の中ではソークユニット11、テストユニット12、イグジットユニット13、ハンドリングモジュール2の中ではストッカユニット24、ローダユニット21、アンローダユニット22を互いに分離及び接続可能に構成し、互いに編成可能にしたが、各ユニット内のたとえばXYZ搬送装置の吸着ヘッドやコンタクト部に対するプッシャなどをさらにモジュール化することもできる。
また、上述した実施形態では、前工程から搬入移載ユニット510が受ける移送用の媒体、後工程へ分類移載ユニット530が搬出する移送用の媒体は、テストトレイ4Tを搬送媒体とした具体例で説明したが、所望により、適用可能なその他の搬送媒体(マガジン、ウエハリング等)で実現しても良い。
また、テストトレイ4Tにおいて、搭載する電子部品の情報、各工程での良否判定情報、分類情報等を保持する記憶媒体を備えても良い。記憶媒体としては、例えば、無線で情報の授受ができる無線ICタグがある。
また、搬入移載ユニット510と分類移載ユニット530とにおいて、所望により、両者を一体構造とした搬入搬出移載ユニットとしても良い。この場合には、搬入側で空となった空トレイを搬出側へ内部で供給可能となる。
また、所望により、ローダ部524と搬入移載ユニット510とを一体構造とした搬入ローダユニットとしても良い。この場合には、搬送機構が共有化できるので、より安価に構成できる。同様に、アンローダ部525と分類移載ユニット530とを一体構造としたアンローダ搬出ユニットとしても良い。この場合にも、搬送機構が共有化できるので、より安価に構成できる。
また、ローダ部524とアンローダ部525において、テストトレイ4Tの搬送が支障とならない場合には、所望により、両者を一体構造とした搬入搬出ローダ部としても良い。この場合には、搬入と搬出を切り替えて運用することで、搬送機構が共有化できるので、より安価に構成できる。
また、バッファ部560は、所望により、搬入移載ユニット510、分類移載ユニット530、又は移載ユニット540に内蔵するように備えても良い。この場合には、テストユニットのスループットに対応して搬入経路でバッファしたり、搬出経路でバッファしたりすることができる。

Claims (4)

  1. 複数個の被試験電子部品を載置し、複数のテストユニットの間において搬送媒体として前記被試験電子部品を移送するテストトレイと、
    前記被試験電子部品の電気的な試験を行うテスト部、搬入される前記テストトレイを受けて当該テストトレイを前記テスト部へ移送するローダ部および前記テスト部で電気的な試験が行なわれた前記テストトレイを搬出するアンローダ部を有し、前記テストトレイをテストユニットの内部で移送し、前記テスト部においてテストヘッド側のソケットに前記被試験電子部品を電気的に接触させて電気的な試験を行う複数のテストユニットと、
    前記複数のテストユニットのうちの最前段のテストユニットに接続され、前記テストトレイとは異なる他の搬送媒体若しくは同一構造のテストトレイを受けて前記テストトレイへ被試験電子部品を移載し、前記最前段のテストユニットの前記ローダ部へ前記テストトレイを搬入する搬入移載ユニットと、
    前記複数のテストユニットのうちの最後段のテストユニットに接続され、前記最後段のテストユニットの前記アンローダ部のテストトレイを受けて前記被試験電子部品を前記他の搬送媒体若しくは同一構造のテストトレイへ移載して搬出する搬出移載ユニットと、を備える電子部品試験装置において、
    各テストユニットの前記ローダ部と前記アンローダ部との間であって前記テストトレイが前記テスト部を迂回するバイパス部と、
    前記バイパス部を介して前記ローダ部のテストトレイを前記アンローダ部へ移動させ、前記バイパス部を介して前記アンローダ部のテストトレイを前記ローダ部へ移動させ、前記ローダ部に対して前記バイパス部を介してテストトレイを往復移動させ、前記アンローダ部に対して前記バイパス部を介してテストトレイを往復移動させ、前記バイパス部の途中にテストトレイを停止させるテストトレイ移動手段と、
    前記バイパス部に設けられ、複数の被試験電子部品を一時的に保管するバッファトレイと、
    前記バイパス部に搬送されたテストトレイの被試験電子部品を前記バッファトレイに移載し、前記バッファトレイの被試験電子部品を前記バイパス部に搬送されたテストトレイに移載する電子部品移載手段と、をさらに備え、
    a)前記テストユニット内において、前記テストトレイを前記テスト部へ移送して電気的な試験を行なった後、当該テストトレイ若しくは当該テストトレイに載置された所定の被試験電子部品を次工程へ移送せず、前記アンローダ部から前記バイパス部を介して前記ローダ部へ戻し、再度前記テスト部へ移送して被試験電子部品を再度試験する制御、
    b)前記テストトレイを前記テスト部へ移送して電気的な試験を行った結果、不良と判定された被試験電子部品が搭載されたテストトレイを前記アンローダ部から前記バイパス部へ移動させ、前記不良と判定された被試験電子部品を前記バッファトレイへ移載したのち、前記テストトレイを前記アンローダ部へ戻すとともに、バッファトレイに移載された不良と判定された被試験電子部品をテストトレイに集積する制御、
    c)各テストユニット間で移送される前記テストトレイにおいて、前記アンローダ部から前記バイパス部へテストトレイを移動させ、当該テストトレイに搭載された良品と判定された被試験電子部品を前記バッファトレイに移載し、その後においてアンローダ部のテストトレイを前記バイパス部へ移動させ、次工程のテストユニットで同時測定する同時測定数が最適の同時測定個数若しくは最大の同時測定個数となるように、前記バッファトレイに移載された被試験電子部品を前記バイパス部に移動させたテストトレイに移載する制御、および
    d)前記テストユニットのローダ部で受けた前記テストトレイを前記テスト部で試験を行うこと無く、前記バイパス部を介して前記アンローダ部へ移送し、次工程のテストユニットへ供給する制御、
    の少なくとも一つの制御を実行することを特徴とする電子部品試験装置。
  2. 前記アンローダ部は、当該工程の前記テストユニットから次工程の前記テストユニットへ前記テストトレイを直接的に搬出する接続構造を備えた直結型アンローダ部であり、
    前記ローダ部は、前工程の前記テストユニットから当該工程の前記テストユニットへ前記テストトレイを直接的に搬入する接続構造を備えた直結型ローダ部である、ことを特徴とする請求項1記載の電子部品試験装置。
  3. 前記電子部品移載手段、前記直結型アンローダ部、前記直結型ローダ部は、前記テストユニットの本体に対して分離及び接続可能に形成されていることを特徴とする請求項記載の電子部品試験装置。
  4. 前記テストトレイに搭載された被試験電子部品を工程外へ取り出す中間移載ユニットを備え、
    前工程の前記テストユニットと後工程の前記テストユニットとの間に前記中間移載ユニットを接続して備え、
    記中間移載ユニットは、前工程の前記テストユニットから搬出される第1のテストトレイを受けて、後工程の前記テストユニットに対応した第2のテストトレイへ少なくとも良品と判定された被試験電子部品を移載して後工程の前記テストユニットへ搬入し、且つ、空状態となった前記第1のテストトレイを外部へ排出し、且つ、外部から受ける空状態の第2のテストトレイを受けることを特徴とする請求項1記載の電子部品試験装置。
JP2006529320A 2004-07-23 2005-07-25 電子部品試験装置 Expired - Fee Related JP4549348B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004215802 2004-07-23
JP2004215802 2004-07-23
PCT/JP2005/013590 WO2006009282A1 (ja) 2004-07-23 2005-07-25 電子部品試験装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010050652A Division JP2010156709A (ja) 2004-07-23 2010-03-08 電子部品試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006009282A1 JPWO2006009282A1 (ja) 2008-05-01
JP4549348B2 true JP4549348B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=35785360

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006529299A Expired - Fee Related JP4537400B2 (ja) 2004-07-23 2005-07-22 電子部品ハンドリング装置の編成方法
JP2006529320A Expired - Fee Related JP4549348B2 (ja) 2004-07-23 2005-07-25 電子部品試験装置
JP2010050652A Pending JP2010156709A (ja) 2004-07-23 2010-03-08 電子部品試験装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006529299A Expired - Fee Related JP4537400B2 (ja) 2004-07-23 2005-07-22 電子部品ハンドリング装置の編成方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010050652A Pending JP2010156709A (ja) 2004-07-23 2010-03-08 電子部品試験装置

Country Status (8)

Country Link
US (3) US7919974B2 (ja)
JP (3) JP4537400B2 (ja)
KR (2) KR101009966B1 (ja)
CN (3) CN1989416A (ja)
DE (1) DE112005001751T5 (ja)
MY (1) MY140086A (ja)
TW (1) TWI287099B (ja)
WO (2) WO2006009253A1 (ja)

Families Citing this family (115)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100541546B1 (ko) * 2003-07-14 2006-01-10 삼성전자주식회사 반도체 디바이스 테스트장치
CN1989416A (zh) * 2004-07-23 2007-06-27 株式会社爱德万测试 电子器件试验装置以及电子器件试验装置的编制方法
JP2007064841A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Advantest Corp 電子部品試験装置用のキャリブレーションボード
JP4881316B2 (ja) * 2005-11-09 2012-02-22 株式会社アドバンテスト 電子部品試験装置、及び、電子部品試験装置のコンタクトアームの最適押付条件設定方法
WO2007057944A1 (ja) 2005-11-15 2007-05-24 Advantest Corporation 電子部品試験装置及び電子部品試験装置へのパフォーマンスボードの装着方法
US8402317B1 (en) 2005-12-22 2013-03-19 The Math Works, Inc. Viewing multi-dimensional metric data from multiple test cases
US8279204B1 (en) 2005-12-22 2012-10-02 The Mathworks, Inc. Viewer for multi-dimensional data from a test environment
US7746060B2 (en) * 2005-12-28 2010-06-29 Advantest Corporation Attachment apparatus, test head, and electronic device test system
WO2007083356A1 (ja) * 2006-01-17 2007-07-26 Advantest Corporation 電子部品試験装置及び電子部品の試験方法
CN101395487A (zh) * 2006-03-02 2009-03-25 株式会社爱德万测试 移动装置及电子部件测试装置
KR100790988B1 (ko) * 2006-04-11 2008-01-03 삼성전자주식회사 테스트 환경의 안정적 온도유지가 가능한 반도체 소자검사용 핸들러
WO2008012889A1 (en) * 2006-07-27 2008-01-31 Advantest Corporation Electronic component transfer method and electronic component handling device
JP4818891B2 (ja) * 2006-11-28 2011-11-16 日本エンジニアリング株式会社 バーンイン装置
WO2008068798A1 (ja) * 2006-11-30 2008-06-12 Advantest Corporation 電子部品ハンドリング装置、電子部品ハンドリングシステムおよび電子部品試験方法
US7589520B2 (en) * 2006-12-05 2009-09-15 Delta Design, Inc. Soak profiling
KR100923252B1 (ko) * 2007-08-22 2009-10-27 세크론 주식회사 테스트 핸들러에서 반도체 장치들을 이송하는 방법 및 장치
KR101350999B1 (ko) * 2007-08-23 2014-01-14 세메스 주식회사 반도체 장치의 테스트 방법 및 이를 수행하기 위한 테스트핸들러
US8757250B2 (en) * 2007-09-14 2014-06-24 Advantest Corporation Advanced thermal control interface
EP2081034B1 (en) * 2008-01-16 2014-03-12 ISMECA Semiconductor Holding SA Arrangement and method for handling electronic components
JP4471011B2 (ja) * 2008-03-11 2010-06-02 セイコーエプソン株式会社 部品試験装置及び部品搬送方法
KR101015602B1 (ko) * 2008-12-19 2011-02-17 세크론 주식회사 프로브 스테이션
US7851721B2 (en) * 2009-02-17 2010-12-14 Asm Assembly Automation Ltd Electronic device sorter comprising dual buffers
TWI384223B (zh) * 2009-02-18 2013-02-01 Keystone Electronics Corp 用於最終測試的裝置及方法
TWI401766B (zh) * 2009-03-23 2013-07-11 Evertechno Co Ltd 試驗處理機及其零件移送方法
JP4482616B1 (ja) 2009-08-07 2010-06-16 株式会社アドバンテスト 試験装置および試験方法
ITMI20100022A1 (it) * 2010-01-13 2011-07-14 Eles Semiconductor Equipment S P A Sistema integrato per testare dispositivi elettronici
TWI452316B (zh) * 2010-01-29 2014-09-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 熱量失效除錯系統及其溫度控制裝置
JP2011163807A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Advantest Corp 電子部品試験装置
US8598888B2 (en) * 2010-05-04 2013-12-03 Electro Scientific Industries, Inc. System and method for improved testing of electronic devices
FR2962606B1 (fr) 2010-07-09 2020-09-25 Denso Corp Machine électrique tournante améliorée pour assurer une protection contre les coupures d'alimentation électrique
CN102375112A (zh) * 2010-08-17 2012-03-14 华东科技股份有限公司 半导体元件测试方法
KR101188347B1 (ko) 2010-11-19 2012-10-05 주식회사 이안하이텍 디스플레이 패널용 에이징 검사 시스템 및 이를 이용한 에이징 검사 방법
CN102680745A (zh) * 2011-03-10 2012-09-19 致茂电子股份有限公司 电子元件测试系统及其切换装置
KR101149759B1 (ko) * 2011-03-14 2012-06-01 리노공업주식회사 반도체 디바이스의 검사장치
US20120249172A1 (en) * 2011-03-31 2012-10-04 Electro Scientific Industries, Inc. Alignment system for electronic device testing
US9817062B2 (en) * 2011-05-19 2017-11-14 Celerint, Llc. Parallel concurrent test system and method
CN103547934B (zh) * 2011-05-19 2016-12-14 塞勒林特有限责任公司 并行并发测试系统和方法
WO2012173093A1 (ja) * 2011-06-16 2012-12-20 株式会社 村田製作所 電子部品の特性測定方法
JP2013053991A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Seiko Epson Corp ハンドラー及び部品検査装置
JP5745981B2 (ja) 2011-09-26 2015-07-08 三菱電機株式会社 半導体チップテスト方法、半導体チップテスト装置
JP2013137284A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Advantest Corp 電子部品移載装置、電子部品ハンドリング装置、及び電子部品試験装置
JP2013137285A (ja) 2011-12-28 2013-07-11 Advantest Corp ピッチ変更装置、電子部品ハンドリング装置、及び電子部品試験装置
US20130200915A1 (en) 2012-02-06 2013-08-08 Peter G. Panagas Test System with Test Trays and Automated Test Tray Handling
US9519007B2 (en) * 2012-02-10 2016-12-13 Asm Technology Singapore Pte Ltd Handling system for testing electronic components
KR101968984B1 (ko) * 2012-03-16 2019-08-26 (주)테크윙 사이드도킹식 테스트핸들러
CN103302037B (zh) * 2012-03-16 2016-01-13 泰克元有限公司 测试分选机
KR101334766B1 (ko) * 2012-04-12 2013-11-29 미래산업 주식회사 반도체 소자 핸들링 시스템
KR101334767B1 (ko) * 2012-04-12 2013-11-29 미래산업 주식회사 반도체 소자 핸들링 시스템
KR101334765B1 (ko) * 2012-04-18 2013-11-29 미래산업 주식회사 반도체 소자 핸들링 시스템
US9250293B2 (en) * 2012-07-09 2016-02-02 Infineon Technologies Ag Capacitive test device and method for capacitive testing a component
US10976359B2 (en) * 2012-09-01 2021-04-13 Promptlink Communications, Inc. Functional verification process and universal platform for high-volume reverse logistics of CPE devices
US20140088909A1 (en) * 2012-09-27 2014-03-27 Robert P. Howell System and method of determining a parameter of a measured electronic device
CN103809128A (zh) * 2012-11-08 2014-05-21 中兴通讯股份有限公司 一种电源自动测试及老化生产线
TWI456220B (zh) * 2012-12-27 2014-10-11 Chroma Ate Inc 具有乾燥環境之測試機台
US11284063B2 (en) 2012-12-28 2022-03-22 Promptlink Communications, Inc. Video quality analysis and detection of blockiness, artifacts and color variation for high-volume testing of devices using automated video testing system
CN103926480A (zh) * 2013-01-10 2014-07-16 致茂电子(苏州)有限公司 具有干燥环境的测试机台
JP6267928B2 (ja) 2013-10-29 2018-01-24 東京エレクトロン株式会社 ウエハ検査装置の整備用台車及びウエハ検査装置の整備方法
CN105917452B (zh) * 2013-11-27 2019-06-07 塞勒林特有限责任公司 用于半导体器件处理机吞吐量优化的方法和系统
KR102090004B1 (ko) * 2014-01-07 2020-03-17 삼성전자 주식회사 반도체 테스트 장치와 이의 동작 방법
US9638749B2 (en) * 2014-06-06 2017-05-02 Advantest Corporation Supporting automated testing of devices in a test floor system
US9678148B2 (en) 2014-06-06 2017-06-13 Advantest Corporation Customizable tester having testing modules for automated testing of devices
US9933454B2 (en) * 2014-06-06 2018-04-03 Advantest Corporation Universal test floor system
US9618570B2 (en) 2014-06-06 2017-04-11 Advantest Corporation Multi-configurable testing module for automated testing of a device
US9618574B2 (en) * 2014-06-06 2017-04-11 Advantest Corporation Controlling automated testing of devices
KR101670051B1 (ko) * 2014-07-08 2016-10-28 피에스케이 주식회사 처리 장치 및 방법
JP2016023939A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
US9651458B2 (en) 2014-09-19 2017-05-16 Swisslog Logistics Inc. Method and system for auto safety verification of AGV sensors
CN104596026B (zh) * 2014-12-15 2017-07-11 四川长虹电器股份有限公司 一种空调运行参数监测设备
KR102284233B1 (ko) * 2015-02-25 2021-08-03 (주)테크윙 전자부품 처리 시스템
SG10201505439TA (en) * 2015-07-10 2017-02-27 Aem Singapore Pte Ltd A configurable electronic device tester system
CN106829359A (zh) * 2015-09-30 2017-06-13 精工爱普生株式会社 电子部件输送装置以及电子部件检查装置
KR102391516B1 (ko) * 2015-10-08 2022-04-27 삼성전자주식회사 반도체 테스트 장치
CN105548787B (zh) * 2015-11-30 2018-12-28 东莞市冠佳电子设备有限公司 电源自动测试系统
US10177021B2 (en) * 2016-01-13 2019-01-08 Nxp B.V. Integrated circuits and methods therefor
KR102482700B1 (ko) * 2016-03-11 2022-12-28 삼성전자주식회사 반도체 패키지 테스트 방법
US10444270B2 (en) * 2016-03-11 2019-10-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Systems for testing semiconductor packages
KR102548782B1 (ko) * 2016-07-26 2023-06-27 세메스 주식회사 반도체 소자 테스트 장치
KR102548788B1 (ko) * 2016-08-10 2023-06-27 세메스 주식회사 반도체 소자 테스트 장치
CN106405361B (zh) * 2016-08-24 2020-09-11 通富微电子股份有限公司 一种芯片测试方法及装置
CN107807296B (zh) * 2016-09-09 2021-01-22 泰克元有限公司 用于测试电子部件的分选机
KR102664951B1 (ko) * 2016-09-09 2024-05-10 (주)테크윙 전자부품 테스트용 핸들러
KR101956779B1 (ko) * 2017-01-17 2019-03-11 한국항공우주산업 주식회사 모듈화를 통한 자동시험장비의 운용 시스템
CN106841016A (zh) * 2017-01-17 2017-06-13 中科赛凌(北京)科技有限公司 一种具有环境试验测试功能的流水生产线
CN108535620A (zh) * 2017-03-02 2018-09-14 叶秀慧 应用静电载具测试半导体制品的机构
US10782348B2 (en) * 2017-03-10 2020-09-22 Keithley Instruments, Llc Automatic device detection and connection verification
JP2019027923A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 セイコーエプソン株式会社 押圧装置、電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP6986916B2 (ja) * 2017-10-04 2021-12-22 新東エスプレシジョン株式会社 検査装置及び検査方法
TWI631651B (zh) * 2017-10-20 2018-08-01 鴻勁精密股份有限公司 具承置單元之輸送裝置及其應用之測試分類設備
US10816572B2 (en) * 2018-01-12 2020-10-27 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Radio frequency measuring device module and radio frequency measuring device
CN108499894A (zh) * 2018-03-30 2018-09-07 江苏富联通讯技术有限公司 一种短行程产品测试平台及其测试方法
KR101940484B1 (ko) * 2018-05-21 2019-04-10 (주) 액트 원전 제어계측카드의 전자부품 열화 평가장치 및 방법
CN108761236A (zh) * 2018-05-28 2018-11-06 北京智芯微电子科技有限公司 Rfid标签在高低温条件下的性能测试系统和测试方法
US11348816B2 (en) * 2018-07-31 2022-05-31 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Systems and methods for die container warehousing
US11488848B2 (en) * 2018-07-31 2022-11-01 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Integrated semiconductor die vessel processing workstations
JP7143201B2 (ja) 2018-12-14 2022-09-28 株式会社アドバンテスト センサ試験装置
JP7240869B2 (ja) 2018-12-14 2023-03-16 株式会社アドバンテスト センサ試験システム
JP7123244B2 (ja) * 2019-03-29 2022-08-22 平田機工株式会社 測定装置
JP7143246B2 (ja) * 2019-05-23 2022-09-28 株式会社アドバンテスト 電子部品ハンドリング装置及び電子部品試験装置
TWI700499B (zh) * 2019-07-17 2020-08-01 美商第一檢測有限公司 晶片測試系統
TWI706148B (zh) * 2019-07-17 2020-10-01 美商第一檢測有限公司 晶片測試方法
KR20210025226A (ko) * 2019-08-27 2021-03-09 삼성전자주식회사 테스트 모듈, 테스트 핸들러 및 테스트 핸들러를 이용한 반도체 소자의 테스트 방법
CN110658802B (zh) * 2019-09-04 2023-06-27 申通南车(上海)轨道交通车辆维修有限公司 一种地铁列车牵引系统核心触发线路板智能检测设备
TWI745775B (zh) * 2019-11-01 2021-11-11 美商第一檢測有限公司 晶片測試裝置及晶片測試系統
KR102568005B1 (ko) * 2020-05-08 2023-08-28 (주)에이피텍 테스트 공정 모듈화 인라인 시스템
EP4150354A1 (en) * 2020-05-14 2023-03-22 Cohu GmbH An automated test system for testing singulated electronic components and a method of testing singulated electronic components
KR102360923B1 (ko) * 2020-06-29 2022-02-10 주식회사 메리테크 디바이스 고온 에이징 테스트 시스템
JP2022021239A (ja) * 2020-07-21 2022-02-02 株式会社アドバンテスト 電子部品ハンドリング装置及び電子部品試験装置
JP2022021241A (ja) * 2020-07-21 2022-02-02 株式会社アドバンテスト 電子部品ハンドリング装置及び電子部品試験装置
CN112325920B (zh) * 2020-11-06 2021-11-23 北京清大天达光电科技股份有限公司 一种传感器芯片标定测试调度方法及系统
CN112452823B (zh) * 2020-11-20 2022-09-06 国网福建省电力有限公司电力科学研究院 一种10kV高压熔断器自动化检定线及检定方法
CN113124920A (zh) * 2021-04-22 2021-07-16 立讯电子科技(昆山)有限公司 产品测试方法及产品测试平台
DE102021111837A1 (de) 2021-05-06 2022-11-10 LAW-NDT Meß- und Prüfsysteme GmbH Prüfanlage für eine Mehrzahl von vereinzelbaren Prüfobjekten
TWI784603B (zh) * 2021-06-29 2022-11-21 牧德科技股份有限公司 物件之分類方法
CN114955541B (zh) * 2022-06-30 2024-04-09 歌尔科技有限公司 电池测试设备
TWI832311B (zh) * 2022-06-30 2024-02-11 美商金士頓數位股份有限公司 用於積體電路裝置的自動化測試系統及自動化測試方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0836025A (ja) * 1993-10-19 1996-02-06 Advantest Corp ローダ及びアンローダの機能設定が可変なダイナミックテストハンドラの制御方法。
JPH0943311A (ja) * 1995-08-04 1997-02-14 Advantest Corp Ic試験装置
JPH09304476A (ja) * 1996-05-20 1997-11-28 Fujitsu Ltd 電子部品の試験方法及び試験装置
JPH1123659A (ja) * 1997-07-07 1999-01-29 Nec Corp 半導体装置のテストシステム
JP2000241495A (ja) * 1999-02-22 2000-09-08 Matsushita Electric Works Ltd 自動エージング検査装置
JP2001356145A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Advantest Corp 試験済み電子部品の分類制御方法
JP2002071755A (ja) * 2000-08-28 2002-03-12 Advantest Corp 半導体試験装置
JP2002228713A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Ando Electric Co Ltd オートハンドラ及びそのトレー搬送方法
JP2003215201A (ja) * 2002-12-16 2003-07-30 Advantest Corp Ic試験装置

Family Cites Families (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01289133A (ja) * 1988-05-16 1989-11-21 Hitachi Ltd 半導体装置の搬送基板およびそれを用いた半導体装置の製造方法
JPH0712948Y2 (ja) * 1990-01-29 1995-03-29 株式会社アドバンテスト 部品試験装置
JP3012853B2 (ja) * 1990-09-14 2000-02-28 株式会社富士通宮城エレクトロニクス 半導体試験装置のハンドラー
US5313156A (en) * 1991-12-04 1994-05-17 Advantest Corporation Apparatus for automatic handling
JPH06120316A (ja) * 1992-08-21 1994-04-28 Fujitsu Ltd 部品の試験方法
JP3238246B2 (ja) 1993-05-31 2001-12-10 東京エレクトロン株式会社 半導体ウエハの検査リペア装置及びバーンイン検査装置
JPH07225255A (ja) * 1994-02-14 1995-08-22 Sony Corp 半導体製造装置
US5589953A (en) * 1994-06-24 1996-12-31 Nikon Corporation Image input system having an auto-feeder including loading magazine and discharge magazine arranged side by side and method
JPH08262102A (ja) * 1995-03-23 1996-10-11 Advantest Corp Icテスタ用ハンドラにおけるデバイス再検査方法
DE19680913C2 (de) * 1995-09-04 1999-06-17 Advantest Corp Halbleiterbauelement-Transport- und -Handhabungseinrichtung
JP3134738B2 (ja) * 1995-09-28 2001-02-13 安藤電気株式会社 ハンドリングシステム
JP3007290B2 (ja) * 1996-01-19 2000-02-07 オリオン機械株式会社 組立式ライン型環境試験装置及びその組立方法
JP3017073B2 (ja) * 1996-01-19 2000-03-06 オリオン機械株式会社 各試験モジュールを用いたライン型環境試験装置の試験方法
JP3417528B2 (ja) * 1996-04-05 2003-06-16 株式会社アドバンテスト Ic試験装置
KR100245799B1 (ko) * 1997-06-30 2000-03-02 윤종용 검사조건 자동 작성 및 전송시 스템 및 방법
TW379285B (en) * 1997-07-02 2000-01-11 Advantest Corp Testing device for semiconductor components and the testing trays used in the testing apparatus
TW369692B (en) * 1997-12-26 1999-09-11 Samsung Electronics Co Ltd Test and burn-in apparatus, in-line system using the apparatus, and test method using the system
US6396295B1 (en) * 1998-06-02 2002-05-28 Integrated Silicon Solution, Inc. System and method for combining integrated circuit final test and marking
JP4299383B2 (ja) * 1998-06-25 2009-07-22 株式会社アドバンテスト Ic試験装置
TW533316B (en) * 1998-12-08 2003-05-21 Advantest Corp Testing device for electronic device
JP2000214217A (ja) * 1999-01-21 2000-08-04 Toshiba Microelectronics Corp 半導体試験方法および半導体テストシステム
US6629282B1 (en) * 1999-11-05 2003-09-30 Advantest Corp. Module based flexible semiconductor test system
KR100308907B1 (ko) 1999-11-15 2001-11-02 윤종용 저속 가입자 확장형 시스템
JP2001175526A (ja) * 1999-12-20 2001-06-29 Ando Electric Co Ltd Ic試験システム、及びic試験方法
US6651204B1 (en) 2000-06-01 2003-11-18 Advantest Corp. Modular architecture for memory testing on event based test system
US6518745B2 (en) * 2000-10-10 2003-02-11 Mirae Corporation Device test handler and method for operating the same
JP2002174659A (ja) 2000-12-06 2002-06-21 Ando Electric Co Ltd Icテストシステム
JP4789125B2 (ja) * 2000-12-07 2011-10-12 株式会社アドバンテスト 電子部品試験用ソケットおよびこれを用いた電子部品試験装置
TW518705B (en) * 2000-12-27 2003-01-21 Tokyo Electron Ltd Workpiece transfer system, transfer method, vacuum chuck, and wafer centering method
CN1384366A (zh) 2001-04-29 2002-12-11 株式会社鼎新 基于模块的灵活的半导体测试系统
KR100436213B1 (ko) * 2001-12-17 2004-06-16 미래산업 주식회사 반도체 소자 테스트 핸들러용 소자 정렬장치
US6897670B2 (en) * 2001-12-21 2005-05-24 Texas Instruments Incorporated Parallel integrated circuit test apparatus and test method
JP2003329741A (ja) * 2002-05-16 2003-11-19 Toshiba Microelectronics Corp 半導体製品の管理システム
US6744267B2 (en) 2002-07-16 2004-06-01 Nptest, Llc Test system and methodology
KR100495819B1 (ko) * 2003-06-14 2005-06-16 미래산업 주식회사 반도체 소자 테스트 핸들러의 소자 안착장치
US20070159532A1 (en) * 2004-03-31 2007-07-12 Advantest Corporation Image sensor test apparatus
DE112004002826T5 (de) * 2004-06-08 2007-04-26 Advantest Corporation Bildsensor-Prüfsystem
CN1989416A (zh) * 2004-07-23 2007-06-27 株式会社爱德万测试 电子器件试验装置以及电子器件试验装置的编制方法
WO2007000799A1 (ja) * 2005-06-27 2007-01-04 Advantest Corporation コンタクタ、該コンタクタを備えたコンタクトストラクチャ、プローブカード、試験装置、コンタクトストラクチャ製造方法、及び、コンタクトストラクチャ製造装置
JP4537394B2 (ja) * 2006-02-13 2010-09-01 株式会社アドバンテスト コンタクトプッシャ、コンタクトアーム及び電子部品試験装置
US7405582B2 (en) * 2006-06-01 2008-07-29 Advantest Corporation Measurement board for electronic device test apparatus

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0836025A (ja) * 1993-10-19 1996-02-06 Advantest Corp ローダ及びアンローダの機能設定が可変なダイナミックテストハンドラの制御方法。
JPH0943311A (ja) * 1995-08-04 1997-02-14 Advantest Corp Ic試験装置
JPH09304476A (ja) * 1996-05-20 1997-11-28 Fujitsu Ltd 電子部品の試験方法及び試験装置
JPH1123659A (ja) * 1997-07-07 1999-01-29 Nec Corp 半導体装置のテストシステム
JP2000241495A (ja) * 1999-02-22 2000-09-08 Matsushita Electric Works Ltd 自動エージング検査装置
JP2001356145A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Advantest Corp 試験済み電子部品の分類制御方法
JP2002071755A (ja) * 2000-08-28 2002-03-12 Advantest Corp 半導体試験装置
JP2002228713A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Ando Electric Co Ltd オートハンドラ及びそのトレー搬送方法
JP2003215201A (ja) * 2002-12-16 2003-07-30 Advantest Corp Ic試験装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1989415A (zh) 2007-06-27
CN100590443C (zh) 2010-02-17
DE112005001751T5 (de) 2007-05-10
CN1989416A (zh) 2007-06-27
US20080038098A1 (en) 2008-02-14
WO2006009282A1 (ja) 2006-01-26
KR20070062501A (ko) 2007-06-15
KR20080083069A (ko) 2008-09-12
KR100910355B1 (ko) 2009-08-04
US20100148793A1 (en) 2010-06-17
CN101819238A (zh) 2010-09-01
US7919974B2 (en) 2011-04-05
JP2010156709A (ja) 2010-07-15
US20080042667A1 (en) 2008-02-21
TWI287099B (en) 2007-09-21
MY140086A (en) 2009-11-30
TW200615556A (en) 2006-05-16
JPWO2006009282A1 (ja) 2008-05-01
JPWO2006009253A1 (ja) 2008-05-01
KR101009966B1 (ko) 2011-01-20
JP4537400B2 (ja) 2010-09-01
US7800393B2 (en) 2010-09-21
US7612575B2 (en) 2009-11-03
WO2006009253A1 (ja) 2006-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4549348B2 (ja) 電子部品試験装置
KR100857911B1 (ko) 반도체 소자 테스트 핸들러용 소팅장치 및 소팅방법
US6563331B1 (en) Test and burn-in apparatus, in-line system using the test and burn-in apparatus, and test method using the in-line system
JP5186370B2 (ja) 電子部品移送方法および電子部品ハンドリング装置
US7859286B2 (en) Electronic device test system
KR102535047B1 (ko) 검사 장치
KR20000017430A (ko) 전자부품의 시험방법 및 전자부품 시험장치
JP4222442B2 (ja) 電子部品試験装置用インサート
KR100889573B1 (ko) 전자 부품 시험 장치 및 전자 부품 시험 장치의 편성 방법
JP5314668B2 (ja) 電子部品移載装置およびそれを備えた電子部品試験装置
KR100656749B1 (ko) 플렉시블 셀 방식의 테스트 핸들러장치 및 그 제어방법
WO2009116165A1 (ja) トレイ搬送装置およびそれを備えた電子部品試験装置
WO2007135709A1 (ja) 部品搬送装置及び電子部品試験装置
KR20190000478A (ko) 소자핸들러모듈 및 이를 포함하는 소자핸들러시스템
WO2009104267A1 (ja) 電子部品の移載方法およびそれを実行するための制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees