JP4299383B2 - Ic試験装置 - Google Patents

Ic試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4299383B2
JP4299383B2 JP17877998A JP17877998A JP4299383B2 JP 4299383 B2 JP4299383 B2 JP 4299383B2 JP 17877998 A JP17877998 A JP 17877998A JP 17877998 A JP17877998 A JP 17877998A JP 4299383 B2 JP4299383 B2 JP 4299383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
under test
pusher
elastic
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17877998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000009798A (ja
Inventor
登 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP17877998A priority Critical patent/JP4299383B2/ja
Priority to TW088109982A priority patent/TW429319B/zh
Priority to MYPI99002529A priority patent/MY121425A/en
Priority to SG9903102A priority patent/SG108211A1/en
Priority to US09/337,275 priority patent/US6304073B1/en
Priority to DE19928524A priority patent/DE19928524B4/de
Priority to CN99108832A priority patent/CN1124492C/zh
Priority to KR1019990024302A priority patent/KR100708629B1/ko
Publication of JP2000009798A publication Critical patent/JP2000009798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4299383B2 publication Critical patent/JP4299383B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/26Testing of individual semiconductor devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/01Subjecting similar articles in turn to test, e.g. "go/no-go" tests in mass production; Testing objects at points as they pass through a testing station
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路素子などの各種電子部品(以下、代表的にICと称する。)をテストするためのIC試験装置に関し、特に被試験ICのコンタクト部への押圧力の均一性に優れたIC試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハンドラ (handler)と称されるIC試験装置では、トレイに収納された多数のICを試験装置内に搬送し、各ICをテストヘッドに電気的に接触させ、IC試験装置本体(以下、テスタともいう。)に試験を行わせる。そして、試験を終了すると各ICをテストヘッドから搬出し、試験結果に応じたトレイに載せ替えることで、良品や不良品といったカテゴリへの仕分けが行われる。
【0003】
従来のIC試験装置には、試験前のICを収納したり試験済のICを収納するためのトレイ(以下、カスタマトレイともいう。)と、IC試験装置内を循環搬送されるトレイ(以下、テストトレイともいう。)とが相違するタイプのものがあり、この種のIC試験装置では、試験の前後においてカスタマトレイとテストトレイとの間でICの載せ替えが行われており、ICをテストヘッドに接触させてテストを行うテスト工程においては、ICはテストトレイに搭載された状態でテストヘッドに押し付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のIC試験装置のテスト工程では、プッシャと呼ばれる押圧機構が下降することで被試験ICがコンタクトピンに押し付けられるが、当該プッシャとコンタクト部との距離を所定寸法とするストッパによってプッシャの下降限が定められていた。
【0005】
しかしながら、被試験IC自体の厚さ(誤差をΔXとする)、プッシャ側のストッパとプッシャ面との製造寸法(誤差をΔYとする)、およびコンタクト部側のストッパとコンタクトピン先端との製造寸法(誤差をΔZとする)には少なからず製造誤差が存在し、ΔX〜ΔZの積算量は通常±0.1〜±0.2mm程度にも昇る。
【0006】
このため、ΔX〜ΔZの積算誤差がたとえば+0.04mmになると、図13のプッシャストローク−荷重曲線に示されるように、基準荷重25gf/1ball(この場合はプッシャストロークを0.18mmに設定すればよい。)に対して、実際には45gf/1ballの荷重が被試験ICに作用してしまう。これでは、被試験ICが破損または損傷するおそれがある。また逆に、ΔX〜ΔZの積算誤差が最小側にたとえば−0.1mmばらつくと、充分な押圧力が得られずテスト不能となるおそれがある。
【0007】
尤も、プッシャおよびコンタクト部のそれぞれの寸法精度を高めれば、トータルの誤差を小さくすることはできるが、こうした寸法精度の作り込みにも一定の限界があり、しかも、チップサイズパッケージ(CSP:Chip Size Package)等は、パッケージモールドの寸法精度がきわめてラフであるため、被試験ICがCSPチップであるときはΔXの製造誤差が大きくなって、プッシャやコンタクト部の作り込みだけでは対処できない。
【0008】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、被試験ICのコンタクト部への押圧力の均一性に優れたIC試験装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明のIC試験装置は、被試験ICの入出力端子をテストヘッドのコンタクト部のコンタクトピンへ押し付けてテストを行うIC試験装置において、
前記コンタクト部のコンタクトピンに対して接近離反移動可能に設けられたプッシャベースと、
前記プッシャベースに設けられ、前記コンタクト部の反対面から前記被試験ICに接触してこれを押圧するプッシャブロックと、
弾性係数が異なる複数の中から前記被試験ICに対する所定の基準荷重に応じて選択され、前記プッシャブロックに対して前記被試験ICの押し付け方向に弾性力を付与する第1の弾性手段と、
前記第1の弾性手段の基本長を、当該第1の弾性手段の弾性係数と前記所定の基準荷重により求められる基本長に変更するシムと、
前記コンタクトピンに対して前記被試験ICの押し付け方向に抗する弾性力を付与する第2の弾性手段と、
前記プッシャベースに設けられたストッパガイドと、
前記コンタクト部に設けられ、前記前記ストッパガイドが当接することで前記プッシャベースの接近限を規制するストッパ面と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明のIC試験装置では、被試験ICの入出力端子をテストヘッドのコンタクト部へ押し付けるに際し、プッシャベースをコンタクト部へ接近させ、プッシャブロックにて被試験ICをコンタクト部側へ押圧する。
【0011】
このとき、プッシャベースとコンタクト部との位置関係は、ストッパ等の機械的機構あるいは電動モータ等の電気的機構によって基準寸法に規制されるが、これらプッシャベースとコンタクト部との位置関係に誤差が生じた場合には、プッシャブロックが弾性手段により被試験ICに対して弾性力を付与しながらその誤差を吸収する。したがって、被試験ICに過度の押圧力が作用したり、逆に押圧力不足になったりすることが防止できる。つまり、本発明のIC試験装置では、プッシャのストロークを管理するのではなく、プッシャブロックによる荷重を管理することで被試験ICに対する押圧力を均一化する。
【0012】
本発明に係る弾性手段としては特に限定されず、コイルスプリングなどの各種弾性体やアクチュエータなどを用いることができる。また、当該弾性手段はプッシャベースに設ける他、その他の部位にも設けることができる。
【0013】
プッシャベースとコンタクト部との位置関係に生じる主な誤差としては、被試験IC自体の厚さΔX、プッシャ側のストッパとプッシャ面との製造寸法ΔY、およびコンタクト部側のストッパとコンタクトピン先端との製造寸法ΔZが考えられ、記述したようにこれらΔX〜ΔZの積算量は通常±0.1〜±0.2mm程度にも昇る。しかしながら、たとえば弾性手段としてコイルスプリングを用いた場合で考察すると、±2mmの誤差が生じた場合でも被試験ICに作用する押圧力の誤差はたとえば基準荷重25gf/1ballに対して±3gf/1ball程度となり、過荷重あるいは荷重不足といった問題は全くない。
【0014】
(2)本発明のIC試験装置において、被試験ICをコンタクト部へ搬送する形態は特に限定されず、吸着ヘッドにて被試験ICを吸着保持してコンタクト部へ押し付けるタイプや、被試験ICをトレイに搭載した状態でコンタクト部へ押し付けるタイプも含まれる。特に後者のタイプでは、多数の被試験ICを同時測定するために多数の被試験ICを同時に押圧するのでプッシャとコンタクト部との位置関係に誤差が生じ易い。したがって、本発明は、被試験ICをトレイに搭載した状態でコンタクト部へ押し付けるタイプのIC試験装置に適用することがより好ましい。
【0015】
(3)本発明に係る弾性手段において、特に限定はされないが、弾性手段の弾性力が可変とされていることがより好ましい。
この弾性力の可変とは、プッシャブロックに対して与えられる被試験ICの押圧方向の弾性力を変更可能とすることをいい、具体的手段は特に限定されない。
【0016】
たとえば、異なる弾性係数を有する複数種の弾性手段を交換することで弾性力を可変としたり、あるいは同じ弾性手段を用いてその弾性手段の基本長を変更することで弾性力を可変とすることなどが挙げられる。
【0017】
弾性手段の弾性力を可変とすることで、被試験ICその他のテスト条件に応じて基準荷重(押圧力)が変動してもこれに柔軟に対応することができ、IC試験装置の汎用性が高くなる。
【0018】
(4)上記目的を達成するために、本発明の他の観点によれば、被試験ICの入出力端子をテストヘッドのコンタクト部のコンタクトピンへ押し付けてテストを行うIC試験装置において、
前記コンタクト部のコンタクトピンに対して接近離反移動可能に設けられ、前記コンタクト部の反対面から前記被試験ICに接触してこれを押圧するプッシャと、
弾性係数が異なる複数の中から前記被試験ICに対する所定の基準荷重に応じて選択され、前記プッシャに対して前記被試験ICの押し付け方向に弾性力を付与する第1の弾性手段と、
前記第1の弾性手段の基本長を、当該第1の弾性手段の弾性係数と前記所定の基準荷重により求められる基本長に変更するシムと、
前記コンタクトピンに対して前記被試験ICの押し付け方向に抗する弾性力を付与する第2の弾性手段と、
前記プッシャに設けられたストッパガイドと、
前記コンタクト部に設けられ、前記前記ストッパガイドが当接することで前記プッシャの接近限を規制するストッパ面と、を備えたことを特徴とするIC試験装置が提供される。
【0019】
本発明のIC試験装置では、プッシャとコンタクト部とで被試験ICを挟持する際に、これらプッシャとコンタクト部との位置関係が基準寸法より外れた場合でも、プッシャはそのズレ量に応じて被試験ICに対して前進または後退する。しかもこのとき、プッシャにはコンタクト部から被試験ICに対する力に抗する方向の力が付与されているので、プッシャとコンタクト部とによる被試験ICの挟持力(すなわち被試験ICの押圧力)はほぼ一定値に維持される。したがって、被試験ICに過度の押圧力が作用したり、逆に押圧力不足になったりすることが防止できる。
【0020】
(5)本発明において適用される被試験ICは、特に限定されず全てのタイプのICが含まれるが、パッケージモールドの製造寸法精度がきわめてラフであるチップサイズパッケージCSP型ICなどに適用すると、その効果も特に著しい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明のIC試験装置の実施形態を示す斜視図、図2は被試験ICの取り廻し方法を示すトレイのフローチャート、図3は同IC試験装置のICストッカの構造を示す斜視図、図4は同IC試験装置で用いられるカスタマトレイを示す斜視図、図5は同IC試験装置で用いられるテストトレイを示す一部分解斜視図である。
【0022】
なお、図2は本実施形態のIC試験装置における被試験ICの取り廻し方法を理解するための図であって、実際には上下方向に並んで配置されている部材を平面的に示した部分もある。したがって、その機械的(三次元的)構造は図1を参照して説明する。
【0023】
本実施形態のIC試験装置1は、被試験ICに高温または低温の温度ストレスを与えた状態でICが適切に動作するかどうかを試験(検査)し、当該試験結果に応じてICを分類する装置であって、こうした温度ストレスを与えた状態での動作テストは、試験対象となる被試験ICが多数搭載されたトレイ(以下、カスタマトレイKSTともいう。図4参照)から当該IC試験装置1内を搬送されるテストトレイTST(図5参照)に被試験ICを載せ替えて実施される。
【0024】
このため、本実施形態のIC試験装置1は、図1および図2に示すように、これから試験を行なう被試験ICを格納し、また試験済のICを分類して格納するIC格納部200と、IC格納部200から送られる被試験ICをチャンバ部100に送り込むローダ部300と、テストヘッドを含むチャンバ部100と、チャンバ部100で試験が行なわれた試験済のICを分類して取り出すアンローダ部400とから構成されている。
【0025】
IC格納部200
IC格納部200には、試験前の被試験ICを格納する試験前ICストッカ201と、試験の結果に応じて分類された被試験ICを格納する試験済ICストッカ202とが設けられている。
【0026】
これらの試験前ICストッカ201及び試験済ICストッカ202は、図3に示すように、枠状のトレイ支持枠203と、このトレイ支持枠203の下部から侵入して上部に向って昇降可能とするエレベータ204とを具備して構成されている。トレイ支持枠203には、カスタマトレイKSTが複数積み重ねられて支持され、この積み重ねられたカスタマトレイKSTのみがエレベータ204によって上下に移動される。
【0027】
そして、試験前ICストッカ201には、これから試験が行われる被試験ICが格納されたカスタマトレイKSTが積層されて保持される一方で、試験済ICストッカ202には、試験を終えた被試験ICが適宜に分類されたカスタマトレイKSTが積層されて保持されている。
【0028】
なお、これら試験前ICストッカ201と試験済ICストッカ202とは同じ構造とされているので、試験前ICストッカ201と試験済ICストッカ202とのそれぞれの数を必要に応じて適宜数に設定することができる。
【0029】
図1及び図2に示す例では、試験前ストッカ201に2個のストッカSTK−Bを設け、またその隣にアンローダ部400へ送られる空ストッカSTK−Eを2個設けるとともに、試験済ICストッカ202に8個のストッカSTK−1,STK−2,…,STK−8を設けて試験結果に応じて最大8つの分類に仕分けして格納できるように構成されている。つまり、良品と不良品の別の外に、良品の中でも動作速度が高速のもの、中速のもの、低速のもの、あるいは不良の中でも再試験が必要なもの等に仕分けされる。
【0030】
ローダ部300
上述したカスタマトレイKSTは、IC格納部200と装置基板105との間に設けられたトレイ移送アーム205によってローダ部300の窓部306に装置基板105の下側から運ばれる。そして、このローダ部300において、カスタマトレイKSTに積み込まれた被試験ICをX−Y搬送装置304によって一旦プリサイサ(preciser)305に移送し、ここで被試験ICの相互の位置を修正したのち、さらにこのプリサイサ305に移送された被試験ICを再びX−Y搬送装置304を用いて、ローダ部300に停止しているテストトレイTSTに積み替える。
【0031】
カスタマトレイKSTからテストトレイTSTへ被試験ICを積み替えるIC搬送装置304としては、図1に示すように、装置基板105の上部に架設された2本のレール301と、この2本のレール301によってテストトレイTSTとカスタマトレイKSTとの間を往復する(この方向をY方向とする)ことができる可動アーム302と、この可動アーム302によって支持され、可動アーム302に沿ってX方向に移動できる可動ヘッド303とを備えている。
【0032】
このX−Y搬送装置304の可動ヘッド303には、吸着ヘッドが下向に装着されており、この吸着ヘッドが空気を吸引しながら移動することで、カスタマトレイKSTから被試験ICを吸着し、その被試験ICをテストトレイTSTに積み替える。こうした吸着ヘッドは、可動ヘッド303に対して例えば8本程度装着されており、一度に8個の被試験ICをテストトレイTSTに積み替えることができる。
【0033】
なお、一般的なカスタマトレイKSTにあっては、被試験ICを保持するための凹部が、被試験ICの形状よりも比較的大きく形成されているので、カスタマトレイKSTに格納された状態における被試験ICの位置は、大きなバラツキをもっている。したがって、この状態で被試験ICを吸着ヘッドに吸着し、直接テストトレイTSTに運ぶと、テストトレイTSTに形成されたIC収納凹部に正確に落し込むことが困難となる。このため、本実施形態のIC試験装置1では、カスタマトレイKSTの設置位置とテストトレイTSTとの間にプリサイサ305と呼ばれるICの位置修正手段が設けられている。このプリサイサ305は、比較的深い凹部を有し、この凹部の周縁が傾斜面で囲まれた形状とされているので、この凹部に吸着ヘツドに吸着された被試験ICを落し込むと、傾斜面で被試験ICの落下位置が修正されることになる。これにより、8個の被試験ICの相互の位置が正確に定まり、位置が修正された被試験ICを再び吸着ヘッドで吸着してテストトレイTSTに積み替えることで、テストトレイTSTに形成されたIC収納凹部に精度良く被試験ICを積み替えることができる。
【0034】
チャンバ部100
上述したテストトレイTSTは、ローダ部300で被試験ICが積み込まれたのちチャンバ部100に送り込まれ、当該テストトレイTSTに搭載された状態で各被試験ICがテストされる。
【0035】
チャンバ部100は、テストトレイTSTに積み込まれた被試験ICに目的とする高温又は低温の熱ストレスを与える恒温槽101と、この恒温槽101で熱ストレスが与えられた状態にある被試験ICをテストヘッドに接触させるテストチャンバ102と、テストチャンバ102で試験された被試験ICから、与えられた熱ストレスを除去する除熱槽103とで構成されている。
【0036】
除熱槽103では、恒温槽101で高温を印加した場合は、被試験ICを送風により冷却して室温に戻し、また恒温槽101で例えば−30℃程度の低温を印加した場合は、被試験ICを温風またはヒータ等で加熱して結露が生じない程度の温度まで戻す。そして、この除熱された被試験ICをアンローダ部400に搬出する。
【0037】
図1に示すように、チャンバ部100の恒温槽101及び除熱槽103は、テストチャンバ102より上方に突出するように配置されている。また、恒温槽101には、図2に概念的に示すように、垂直搬送装置が設けられており、テストチャンバ102が空くまでの間、複数枚のテストトレイTSTがこの垂直搬送装置に支持されながら待機する。主として、この待機中において、被試験ICに高温又は低温の熱ストレスが印加される。
【0038】
テストチャンバ102には、その中央にテストヘッド104が配置され、テストヘッド104の上にテストトレイTSTが運ばれて、被試験ICの入出力端子HBをテストヘッド104のコンタクトピン51に電気的に接触させることによりテストが行われる。一方、試験が終了したテストトレイTSTは、除熱槽103で除熱され、ICの温度を室温に戻したのち、アンローダ部400に排出される。
【0039】
また、装置基板105にテストトレイ搬送装置108が設けられ、このテストトレイ搬送装置108によって、除熱槽103から排出されたテストトレイTSTは、アンローダ部400およびローダ部300を介して恒温槽101へ返送される。
【0040】
図5は本実施形態で用いられるテストトレイTSTの構造を示す分解斜視図である。このテストトレイTSTは、方形フレーム12に複数の桟(さん)13が平行かつ等間隔に設けられ、これら桟13の両側および桟13と対向するフレーム12の辺12aに、それぞれ複数の取付け片14が等間隔に突出して形成されている。これら桟13の間および桟13と辺12aとの間と、2つの取付け片14とによって、インサート収納部15が構成されている。
【0041】
各インサート収納部15には、それぞれ1個のインサート16が収納されるようになっており、このインサート16はファスナ17を用いて2つの取付け片14にフローティング状態で取付けられている。このために、インサート16の両端部には、それぞれ取付け片14への取付け用孔21が形成されている。こうしたインサート16は、たとえば1つのテストトレイTSTに、16×4個程度取り付けられる。
【0042】
なお、各インサート16は、同一形状、同一寸法とされており、それぞれのインサート16に被試験ICが収納される。インサート16のIC収容部19は、収容する被試験ICの形状に応じて決められ、図5に示す例では方形の凹部とされている。
【0043】
ここで、テストヘッド104に対して一度に接続される被試験ICは、図5に示すように4行×16列に配列された被試験ICであれば、たとえば4列おきに4行の被試験ICが同時に試験される。つまり、1回目の試験では、1列目から4列おきに配置された16個の被試験ICをテストヘッド104のコンタクトピン51に接続して試験し、2回目の試験では、テストトレイTSTを1列分移動させて2列目から4列おきに配置された被試験ICを同様に試験し、これを4回繰り返すことで全ての被試験ICを試験する。この試験の結果は、テストトレイTSTに付された例えば識別番号と、テストトレイTSTの内部で割り当てられた被試験ICの番号で決まるアドレスに記憶される。
【0044】
図6は同IC試験装置のテストヘッド104におけるプッシャ30、インサート16(テストトレイTST側)、ソケットガイド40およびコンタクトピン51を有するソケット50の構造を示す分解斜視図、図7は図6の VII部の拡大斜視図、図8は図6の断面図(テストヘッド104においてプッシャ30が下降した状態を示す断面図)である。
【0045】
プッシャ30は、テストヘッド104の上側に設けられており、図示しないZ軸駆動装置(たとえば流体圧シリンダ)によってZ軸方向に上下移動する。このプッシャ30は、一度にテストされる被試験ICの間隔に応じて(上記テストトレイにあっては4列おきに4行の計6個)、Z軸駆動装置に取り付けられている。
【0046】
このプッシャ30は、上述したZ軸駆動装置に取り付けられてZ軸方向に上下移動するリードプッシャベース35およびプッシャベース34と、このプッシャベース34にスプリング(本発明の弾性手段に相当する。)36を介して取り付けられたプッシャブロック41とからなる。
【0047】
リードプッシャベース35とプッシャベース34とは、図6および図7に示されるようにボルトによって固定されており、プッシャベース34の両側には、後述するインサート16のガイド孔20およびソケットガイド40のガイドブッシュ41に挿入されるガイドピン32が設けられている。また、プッシャベース34には、当該プッシャベース34がZ軸駆動手段にて下降した際に、下限を規制するためのストッパガイド33が設けられており、このストッパガイド33は、ソケットガイド40のストッパ面42に当接することで、被試験ICを破壊しない適切な圧力で押し付けるプッシャの下限位置の基準寸法が決定される。
【0048】
図6および図8に示すように、プッシャブロック31は、プッシャベース34の中央に開設された通孔に挿入され、リードプッシャベース35との間にスプリング36と必要に応じてシム37が介装されている。このスプリング36は、プッシャブロック31を図において下方向(被試験ICに向かう方向)にバネ付勢する圧縮バネ(弾性体)であり、被試験ICに対する基準荷重に応じた弾性係数を有する。
【0049】
また、シム37はスプリングの装着状態における基準長を調節し、プッシャブロック31に作用する初期荷重を調節するものである。つまり、同じ弾性係数のスプリング36を用いる場合でも、シム37を介装することによりプッシャブロック31に作用する初期荷重は大きくなる。なお、図示する例ではシム37がスプリング36とプッシャブロック31との間に介装されているが、スプリング36の基準長が調節できれば足りるので、たとえばリードプッシャベース35とスプリング36との間に装着してもよい。
【0050】
また、本発明に係る弾性手段としてスプリング36を用いる場合においても、たとえば図11に示すように、互いに異なる弾性係数を有する複数種類のスプリング36A,36B,36Cを用意しておき、被試験ICに対する基準荷重に応じてこれらの中から適切なスプリングを用いることもできる。さらに、図12に示すように、プッシャブロック31を複数(ここでは3つ)のスプリング36,36,36が並列的に装着できる構造としておき、被試験ICに対する基準荷重に応じてこれらの装着個数を選択してもよい。
【0051】
インサート16は、図5においても説明したように、テストトレイTSTに対してファスナ17を用いて取り付けられているが、その両側に、上述したプッシャ30のガイドピン32およびソケットガイド40のガイドブッシュ41が上下それぞれから挿入されるガイド孔20が形成されている。詳細な図示は省略するが、たとえば左側のガイド孔20は、上半分がプッシャベース34のガイドピン32が挿入されて位置決めが行われる小径孔とされ、下半分がソケットガイド40のガイドブッシュ41が挿入されて位置決めが行われる大径孔とされている。ちなみに、図6において右側のガイド孔20と、プッシャベース34のガイドピン32およびソケットガイド40のガイドブッシュ41とは、遊嵌状態とされている。
【0052】
図6に示されるように、インサート16の中央には、IC収容部19が形成されており、ここに被試験ICを落とし込むことで、テストトレイTSTに被試験ICが積み込まれることになる。
【0053】
一方、テストヘッド104に固定されるソケットガイド40の両側には、プッシャベース34の2つのガイドピン32が挿入されて、これら2つのガイドピン32との間で位置決めを行うためのガイドブッシュ41が設けられており、このガイドブッシュ41の左側のものは、インサート16との間でも位置決めを行う。
【0054】
ソケットガイド40の下側には、複数のコンタクトピン51を有するソケット50が固定されており、このコンタクトピン51は、図外のスプリングによって上方向にバネ付勢されている。したがって、被試験ICを押し付けても、コンタクトピン51がソケット50の上面まで後退する一方で、被試験ICが多少傾斜して押し付けられても、全ての端子HBにコンタクトピン51が接触できるようになっている。
【0055】
ちなみに、本実施形態では、図6および図7に示すように、被試験ICのパッケージモールドの外周面を規制することで、これを位置決めするデバイスガイド52が、ソケット50に設けられている。このデバイスガイド52は、図7に示されるように、被試験ICの四隅近傍を呼び込むテーパ面を有する壁部52aを有し、その壁部間は切り欠かれている。これにより、インサート16のIC収容部19が被試験ICを保持した状態で、当該デバイスガイド52に被試験ICを収容させることができる。デバイスガイド52は、ソケット50に一体的に成形しても良いし、ソケット50との寸法精度が確保できるならば、別体に形成したのちこれらを接合しても良い。また、デバイスガイド52をソケット50ではなく、ソケットガイド40側に設けることもできる。
【0056】
アンローダ部400
アンローダ部400にも、ローダ部300に設けられたX−Y搬送装置304と同一構造のX−Y搬送装置404,404が設けられ、このX−Y搬送装置404,404によって、アンローダ部400に運び出されたテストトレイTSTから試験済のICがカスタマトレイKSTに積み替えられる。
【0057】
図1に示されるように、アンローダ部400の装置基板105には、当該アンローダ部400へ運ばれたカスタマトレイKSTが装置基板105の上面に臨むように配置される一対の窓部406,406が二対開設されている。
【0058】
また、図示は省略するが、それぞれの窓部406の下側には、カスタマトレイKSTを昇降させるための昇降テーブルが設けられており、ここでは試験済の被試験ICが積み替えられて満杯になったカスタマトレイKSTを載せて下降し、この満杯トレイをトレイ移送アーム205に受け渡す。
【0059】
ちなみに、本実施形態のIC試験装置1では、仕分け可能なカテゴリーの最大が8種類であるものの、アンローダ部400の窓部406には最大4枚のカスタマトレイKSTしか配置することができない。したがって、リアルタイムに仕分けできるカテゴリは4分類に制限される。一般的には、良品を高速応答素子、中速応答素子、低速応答素子の3つのカテゴリに分類し、これに不良品を加えて4つのカテゴリで充分ではあるが、たとえば再試験を必要とするものなどのように、これらのカテゴリに属さないカテゴリが生じることもある。
【0060】
このように、アンローダ部400の窓部406に配置された4つのカスタマトレイKSTに割り当てられたカテゴリー以外のカテゴリーに分類される被試験ICが発生した場合には、アンローダ部400から1枚のカスタマトレイKSTをIC格納部200に戻し、これに代えて新たに発生したカテゴリーの被試験ICを格納すべきカスタマトレイKSTをアンローダ部400に転送し、その被試験ICを格納すればよい。ただし、仕分け作業の途中でカスタマトレイKSTの入れ替えを行うと、その間は仕分け作業を中断しなければならず、スループットが低下するといった問題がある。このため、本実施形態のIC試験装置1では、アンローダ部400のテストトレイTSTと窓部406との間にバッファ部405を設け、このバッファ部405に希にしか発生しないカテゴリの被試験ICを一時的に預かるようにしている。
【0061】
たとえば、バッファ部405に20〜30個程度の被試験ICが格納できる容量をもたせるとともに、バッファ部405の各IC格納位置に格納されたICのカテゴリをそれぞれ記憶するメモリを設けて、バッファ部405に一時的に預かった被試験ICのカテゴリと位置とを各被試験IC毎に記憶しておく。そして、仕分け作業の合間またはバッファ部405が満杯になった時点で、バッファ部405に預かっている被試験ICが属するカテゴリのカスタマトレイKSTをIC格納部200から呼び出し、そのカスタマトレイKSTに収納する。このとき、バッファ部405に一時的に預けられる被試験ICは複数のカテゴリにわたる場合もあるが、こうしたときは、カスタマトレイKSTを呼び出す際に一度に複数のカスタマトレイKSTをアンローダ部400の窓部406に呼び出せばよい。
【0062】
次に作用を説明する。
チャンバ部100内のテスト工程において、被試験ICは、図5に示すテストトレイTSTに搭載された状態、より詳細には個々の被試験ICは、同図のインサート16のIC収容部19に落とし込まれた状態でテストヘッド104の上部に搬送されてくる。
【0063】
テストトレイTSTがテストヘッド104において停止すると、Z軸駆動装置が作動し始め、図8に示す一つのプッシャ30が一つのインサート16に対して下降してくる。そして、プッシャベース34の下面に形成された2本のガイドピン32,32は、インサート16のガイド孔20,20をそれぞれ貫通し、さらにソケットガイド40のガイドブッシュ41,41に嵌合する。
【0064】
この状態を図8に示すが、テストヘッド104(つまり、IC試験装置1側)に固定されたソケット50およびソケットガイド40に対して、インサート16およびプッシャ30はある程度の位置誤差を有しているが、プッシャベース34の左側のガイドピン32がインサート16のガイド孔20の小径孔に嵌合することでプッシャ30とインサート16との位置合わせが行われ、その結果、プッシャベース34に取り付けられたプッシャブロック31は、X−Y方向について適切な位置で被試験ICを押し付けることができる。
【0065】
また、インサート16の左側のガイド孔20の大径孔が、ソケットガイド40の左側のガイドブッシュ41に嵌合することで、インサート16とソケットガイド40との位置合わせが行われ、これにより被試験ICとコンタクトピン51とのX−Y方向についての位置精度が高まることになる。
【0066】
さらに、インサート16のIC収容部19に保持された被試験ICは、プッシャ30によって押し付けられる際に、ソケット50またはソケットガイド40に設けられたデバイスガイド52の壁部52aに呼び込まれて位置決め(姿勢修正)されるので、入出力端子とコンタクトピン51とのX−Y方向についての位置合わせが高精度で実現できることになる。
【0067】
これに対して、Z軸方向については、プッシャベース34のストッパガイド33とソケットガイド40のストッパ面42とが当接したときの被試験ICに作用する荷重が問題となり、大き過ぎると被試験ICの破損につながり、小さ過ぎるとテスト不能になる。したがって、図9に示すように、プッシャベース34のストッパガイド33とプッシャブロック31とのZ軸方向の距離Y、コンタクトピン51とソケットガイド40のストッパ面42とのZ軸方向の距離Zを精度良く作り込む必要があるが、これにも限度があり、しかも被試験IC自体の厚さXも大きく影響する。
【0068】
しかしながら、本実施形態のIC試験装置1は、プッシャのストロークを管理するのではなくプッシャブロック31による荷重を管理することで被試験ICに対する押圧力を均一化するものであり、これらの基準寸法X,Y,Zに誤差ΔX、ΔY、ΔZが生じた場合でも、プッシャブロック31がスプリング36からの作用により被試験ICに対して弾性力を付与しながらこれらの誤差を吸収する。したがって、被試験ICに過度の押圧力が作用したり、逆に押圧力不足になったりすることが防止できる。
【0069】
これを代表的な実施例にて詳細に説明すると、図10に示す弾性係数が230gf/mm 、長さ16.5mmのスプリング36を用いた場合、端子数46の被試験ICの基準荷重を25gf/1ballに設定するときは、同図の特性値からスプリング36の基準長が11.5mmとなるようにシム37の介装枚数を選択しながら装着する。ここで、上述した基準寸法X,Y,Zに生じる誤差の積算量がゼロであれば、被試験ICに作用する荷重は、(16.5mm−11.5mm)×230gf/mm÷46pin=25で、設計通り25gf/1ballとなるが、上記積算誤差が最大側で+0.4mmであったとすると、被試験ICに作用する荷重は、(16.5mm−11.1mm)×230gf/mm÷46pin=27gf/1ballとなる。逆に、積算誤差が最小側で−0.4mmであったとすると、被試験ICに作用する荷重は、(16.5mm−11.9mm)×230gf/mm÷46pin=23gf/1ballとなる。これは、スプリング36の荷重誤差を考慮しても25±3gf/1ballであり、従来のストローク管理に比較すると格段に向上している。
【0070】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【0071】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、プッシャのストロークを管理するのではなく、プッシャによる荷重を管理するので、被試験ICに対する押圧力が均一化され、被試験ICに過度の押圧力が作用したり、逆に押圧力不足になったりすることが防止できる。
【0072】
また、弾性手段の弾性力を可変とすることで、被試験ICその他のテスト条件に応じて基準荷重(押圧力)が変動しても、これに柔軟に対応することができ、汎用性に富んだIC試験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のIC試験装置の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1のIC試験装置における被試験ICの取り廻し方法を示すトレイのフローチャートである。
【図3】図1のIC試験装置のICストッカの構造を示す斜視図である。
【図4】図1のIC試験装置で用いられるカスタマトレイを示す斜視図である。
【図5】図1のIC試験装置で用いられるテストトレイを示す一部分解斜視図である。
【図6】図1のテストヘッドにおけるプッシャ、インサート(テストトレイ)、ソケットガイドおよびコンタクトピン(コンタクト部)の構造を示す分解斜視図である。
【図7】図6の VII部を拡大した斜視図である。
【図8】図6の断面図である。
【図9】図6のプッシャ、ソケットガイドおよびコンタクトピンの位置関係を示す断面図である。
【図10】スプリング長さと荷重との関係を示すグラフである。
【図11】本発明の他の実施形態を示す分解斜視図である。
【図12】本発明の他の実施形態を示す分解斜視図である。
【図13】従来のIC試験装置におけるストローク−荷重曲線である。
【符号の説明】
IC…被試験IC
1…IC試験装置
100…チャンバ部
101…恒温槽
102…テストチャンバ
103…除熱槽
104…テストヘッド
30…プッシャ
31…プッシャブロック
32…ガイドピン
33…ストッパガイド
34…プッシャベース
35…リードプッシャベース
36…スプリング(弾性手段)
37…シム
40…ソケットガイド(コンタクト部)
41…ガイドブッシュ
42…ストッパ面
50…ソケット(コンタクト部)
51…コンタクトピン
51a…円錐状凹部
52…デバイスガイド
52a…壁部
105…装置基板
108…テストトレイ搬送装置
200…IC格納部
201…試験前ICストッカ
202…試験済ICストッカ
203…トレイ支持枠
204…エレベータ
205…トレイ移送アーム
300…ローダ部
304…X−Y搬送装置
305…プリサイサ
306…窓部
400…アンローダ部
404…X−Y搬送装置
405…バッファ部
406…窓部
KST…カスタマトレイ
TST…テストトレイ
16…インサート

Claims (3)

  1. 被試験ICの入出力端子をテストヘッドのコンタクト部のコンタクトピンへ押し付けてテストを行うIC試験装置において、
    前記コンタクト部のコンタクトピンに対して接近離反移動可能に設けられたプッシャベースと、
    前記プッシャベースに設けられ、前記コンタクト部の反対面から前記被試験ICに接触してこれを押圧するプッシャブロックと、
    弾性係数が異なる複数の中から前記被試験ICに対する所定の基準荷重に応じて選択され、前記プッシャブロックに対して前記被試験ICの押し付け方向に弾性力を付与する第1の弾性手段と、
    前記第1の弾性手段の基本長を、当該第1の弾性手段の弾性係数と前記所定の基準荷重により求められる基本長に変更するシムと、
    前記コンタクトピンに対して前記被試験ICの押し付け方向に抗する弾性力を付与する第2の弾性手段と、
    前記プッシャベースに設けられたストッパガイドと、
    前記コンタクト部に設けられ、前記前記ストッパガイドが当接することで前記プッシャベースの接近限を規制するストッパ面と、を備えたことを特徴とするIC試験装置。
  2. 前記被試験ICは、トレイに搭載された状態で前記コンタクト部へ押し付けられることを特徴とする請求項1記載のIC試験装置。
  3. 被試験ICの入出力端子をテストヘッドのコンタクト部のコンタクトピンへ押し付けてテストを行うIC試験装置において、
    前記コンタクト部のコンタクトピンに対して接近離反移動可能に設けられ、前記コンタクト部の反対面から前記被試験ICに接触してこれを押圧するプッシャと、
    弾性係数が異なる複数の中から前記被試験ICに対する所定の基準荷重に応じて選択され、前記プッシャに対して前記被試験ICの押し付け方向に弾性力を付与する第1の弾性手段と、
    前記第1の弾性手段の基本長を、当該第1の弾性手段の弾性係数と前記所定の基準荷重により求められる基本長に変更するシムと、
    前記コンタクトピンに対して前記被試験ICの押し付け方向に抗する弾性力を付与する第2の弾性手段と、
    前記プッシャに設けられたストッパガイドと、
    前記コンタクト部に設けられ、前記前記ストッパガイドが当接することで前記プッシャの接近限を規制するストッパ面と、を備えたことを特徴とするIC試験装置。
JP17877998A 1998-06-25 1998-06-25 Ic試験装置 Expired - Fee Related JP4299383B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17877998A JP4299383B2 (ja) 1998-06-25 1998-06-25 Ic試験装置
TW088109982A TW429319B (en) 1998-06-25 1999-06-15 IC test apparatus
MYPI99002529A MY121425A (en) 1998-06-25 1999-06-18 Ic testing apparatus.
US09/337,275 US6304073B1 (en) 1998-06-25 1999-06-22 IC testing apparatus
SG9903102A SG108211A1 (en) 1998-06-25 1999-06-22 Ic testing apparatus
DE19928524A DE19928524B4 (de) 1998-06-25 1999-06-22 IC-Prüfgerät
CN99108832A CN1124492C (zh) 1998-06-25 1999-06-25 Ic试验装置
KR1019990024302A KR100708629B1 (ko) 1998-06-25 1999-06-25 집적회로 시험장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17877998A JP4299383B2 (ja) 1998-06-25 1998-06-25 Ic試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000009798A JP2000009798A (ja) 2000-01-14
JP4299383B2 true JP4299383B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=16054495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17877998A Expired - Fee Related JP4299383B2 (ja) 1998-06-25 1998-06-25 Ic試験装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6304073B1 (ja)
JP (1) JP4299383B2 (ja)
KR (1) KR100708629B1 (ja)
CN (1) CN1124492C (ja)
DE (1) DE19928524B4 (ja)
MY (1) MY121425A (ja)
SG (1) SG108211A1 (ja)
TW (1) TW429319B (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG98373A1 (en) * 1998-11-25 2003-09-19 Advantest Corp Device testing apparatus
US20020074640A1 (en) * 2000-12-20 2002-06-20 Gamboa Rodolfo I. Semiconductor test socket having pogo-pin contacts
US6897670B2 (en) 2001-12-21 2005-05-24 Texas Instruments Incorporated Parallel integrated circuit test apparatus and test method
US6731127B2 (en) * 2001-12-21 2004-05-04 Texas Instruments Incorporated Parallel integrated circuit test apparatus and test method
AU2002236231A1 (en) * 2002-03-06 2003-09-16 Advantest Corporation Insert and electronic component handler comprising it
US6910898B2 (en) * 2002-07-09 2005-06-28 Yamaichi Electronics Co., Ltd. Socket for semiconductor device
US7400161B2 (en) 2002-07-30 2008-07-15 Advantest Corporation Electronic device test system
AU2002349395A1 (en) * 2002-12-04 2004-06-23 Advantest Corporation Pressing member and electronic component handling device
WO2004095038A1 (ja) * 2003-04-23 2004-11-04 Advantest Corporation 電子部品ハンドリング装置用インサート、トレイおよび電子部品ハンドリング装置
US7030638B2 (en) * 2003-07-24 2006-04-18 Wells-Cti, Llc Method and device with variable resilience springs for testing integrated circuit packages
JP4537400B2 (ja) * 2004-07-23 2010-09-01 株式会社アドバンテスト 電子部品ハンドリング装置の編成方法
JP4068610B2 (ja) 2004-10-01 2008-03-26 山一電機株式会社 半導体装置用キャリアユニットおよびそれを備える半導体装置用ソケット
US7528617B2 (en) * 2006-03-07 2009-05-05 Testmetrix, Inc. Apparatus having a member to receive a tray(s) that holds semiconductor devices for testing
US7578046B2 (en) * 2006-03-08 2009-08-25 Seagate Technology Llc Small form factor PCBA process carrier
US7965091B2 (en) * 2007-04-30 2011-06-21 Electro Scientific Industries, Inc. Test plate for electronic handler
JP4928496B2 (ja) * 2008-05-09 2012-05-09 株式会社アドバンテスト プッシャブロック
KR20110093456A (ko) * 2010-02-12 2011-08-18 삼성전자주식회사 반도체 패키지의 인서트 수납장치
JP6069831B2 (ja) * 2011-12-16 2017-02-01 富士電機株式会社 半導体試験装置
KR101362546B1 (ko) * 2012-06-30 2014-02-17 세메스 주식회사 인서트 조립체 및 이를 포함하는 전자 부품 수납 장치
KR102037925B1 (ko) * 2013-05-02 2019-10-29 세메스 주식회사 테스트 핸들러의 접속 장치
US9285394B2 (en) * 2014-01-09 2016-03-15 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Testing apparatus and method
JP6695858B2 (ja) * 2015-03-31 2020-05-20 ユニテクノ株式会社 半導体検査装置
CN106950490B (zh) * 2017-05-05 2019-05-10 福州派利德电子科技有限公司 下压式ic芯片检测机构
CN110542802B (zh) * 2018-05-28 2022-03-29 致茂电子股份有限公司 电子元件测试装置
TWI653453B (zh) * 2018-05-28 2019-03-11 致茂電子股份有限公司 電子元件測試裝置
CN110967592B (zh) * 2018-09-27 2022-05-13 湖南嘉业达电子有限公司 一种测量晶振元件dld的装置
KR20200071357A (ko) * 2018-12-11 2020-06-19 (주)테크윙 전자부품 테스트용 핸들러
TWI764340B (zh) * 2020-10-23 2022-05-11 美商第一檢測有限公司 抵壓組件及晶片測試設備
US11506559B2 (en) * 2020-12-28 2022-11-22 Metal Industries Research&Development Centre Service life testing device for pressure sensor and testing method using same

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4899107A (en) * 1988-09-30 1990-02-06 Micron Technology, Inc. Discrete die burn-in for nonpackaged die
US5541525A (en) * 1991-06-04 1996-07-30 Micron Technology, Inc. Carrier for testing an unpackaged semiconductor die
US5227717A (en) * 1991-12-03 1993-07-13 Sym-Tek Systems, Inc. Contact assembly for automatic test handler
JP3225685B2 (ja) * 1993-04-05 2001-11-05 ソニー株式会社 コンタクトユニット及びic半導体装置の機能テスト方法
US5596282A (en) * 1993-12-10 1997-01-21 Texas Instruments Incorporated Tester for integrated circuits
US5469074A (en) * 1994-02-08 1995-11-21 The Whitaker Corporation Chip socket testing apparatus with adjustable contact force
JP2978720B2 (ja) * 1994-09-09 1999-11-15 東京エレクトロン株式会社 プローブ装置
KR0122284Y1 (ko) * 1995-04-13 1998-08-17 정문술 반도체 소자테스트용 금속트레이 유니트
JPH08297150A (ja) * 1995-04-25 1996-11-12 I C T:Kk Icソケットの検査装置
JP2983163B2 (ja) * 1995-12-27 1999-11-29 株式会社しなのエレクトロニクス Icハンドラ
JPH09243704A (ja) * 1996-03-04 1997-09-19 Hitachi Ltd 検査装置
DE19626505A1 (de) * 1996-07-02 1998-01-08 Mci Computer Gmbh Verfahren zur Handhabung von elektronischen Bauelementen in der Endmontage
US6069483A (en) * 1997-12-16 2000-05-30 Intel Corporation Pickup chuck for multichip modules

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000006481A (ko) 2000-01-25
MY121425A (en) 2006-01-28
CN1241725A (zh) 2000-01-19
JP2000009798A (ja) 2000-01-14
US6304073B1 (en) 2001-10-16
SG108211A1 (en) 2005-01-28
CN1124492C (zh) 2003-10-15
TW429319B (en) 2001-04-11
DE19928524A1 (de) 1999-12-30
DE19928524B4 (de) 2007-08-16
KR100708629B1 (ko) 2007-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4299383B2 (ja) Ic試験装置
JP3951436B2 (ja) Ic試験装置
WO1997005495A1 (fr) Testeur de dispositif a semi-conducteurs
CN1146731C (zh) 半导体器件测试装置
KR100722643B1 (ko) 집적회로 시험장치
JP4018254B2 (ja) 電子部品の試験方法
JP4222442B2 (ja) 電子部品試験装置用インサート
JP4279413B2 (ja) 電子部品試験装置用インサート
JP4041609B2 (ja) 電子部品試験装置
US20080252317A1 (en) Apparatus for testing system-in-package devices
JP4570208B2 (ja) 試験済み電子部品の分類制御方法
KR101104291B1 (ko) 트레이 반송장치 및 이를 구비한 전자부품 시험장치
KR100747076B1 (ko) 푸숴 및 이것을 갖춘 전자부품시험장치
JP3942734B2 (ja) 電子部品試験装置
JP5314668B2 (ja) 電子部品移載装置およびそれを備えた電子部品試験装置
JP3379077B2 (ja) Ic試験装置
JP2001116800A (ja) 電子部品試験装置
US20080252321A1 (en) Apparatus for testing micro SD devices
US7518356B2 (en) Apparatus for testing system-in-package devices
JP2000131384A (ja) 電子部品試験装置用吸着装置
KR101075140B1 (ko) 테스트 트레이 및 이를 구비한 전자부품 시험장치
JP2002207062A (ja) 電子部品試験装置におけるソケットの電気特性相関取得方法、ハンドラ、ハンドラの制御方法および電子部品試験装置
WO2009104267A1 (ja) 電子部品の移載方法およびそれを実行するための制御プログラム
JP2002207065A (ja) 部品保持装置
JP2001356144A (ja) 電子部品試験装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070207

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080512

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081126

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees