JP3379077B2 - Ic試験装置 - Google Patents

Ic試験装置

Info

Publication number
JP3379077B2
JP3379077B2 JP19958695A JP19958695A JP3379077B2 JP 3379077 B2 JP3379077 B2 JP 3379077B2 JP 19958695 A JP19958695 A JP 19958695A JP 19958695 A JP19958695 A JP 19958695A JP 3379077 B2 JP3379077 B2 JP 3379077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
tray
unloader
loader
general
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19958695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0943311A (ja
Inventor
明彦 伊藤
義仁 小林
毅 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP19958695A priority Critical patent/JP3379077B2/ja
Publication of JPH0943311A publication Critical patent/JPH0943311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3379077B2 publication Critical patent/JP3379077B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体集積回路素
子(以下ICと称す)を試験するIC試験装置に関す
る。更に詳しくはICを搬送し、テストヘッドに電気的
に接触させ、試験装置本体に試験を行なわせ、試験後に
ICをテストヘッドから搬出し、試験結果に基づいて良
品、不良品に仕分けを行なう、いわゆるハンドラと呼ば
れる技術分野の発明である。
【0002】
【従来の技術】図3乃至図9を用いて従来のIC試験装
置の概略の構成を説明する。図3は略線的平面図を示
す。図中100はテストヘッドを含むチャンバ部、20
0はこれから試験を行なう被試験ICを格納し、また試
験済のICを分類して格納するIC格納部、300は被
試験ICをチャンバ部100に送り込むローダ部、40
0はチャンバ部100で試験が行なわれた試験済のIC
を分類して取出すアンローダ部、TSTはローダ部30
0で被試験ICが積み込まれてチャンバ部100に送り
込まれ、チャンバ部100でICを試験し、試験済のI
Cをアンローダ部400に運び出すIC搬送用のテスト
トレーを示す。
【0003】チャンバ部100はテストトレーTSTに
積み込まれた被試験ICに目的とする高温又は低温の温
度ストレスを与える恒温槽101と、この恒温槽101
で熱ストレスが与えられた状態にあるICをテストヘッ
ドに接触させるテストチャンバ102と、テストチャン
バ102で試験されたICから、与えられた熱ストレス
を除去する除熱槽103とによって構成される。つま
り、恒温槽101で高温を印加した場合は送風により冷
却し、室温に戻してアンローダ部400に搬出する。ま
た恒温槽101で例えば−30℃程度の低温を印加した
場合は熱風乃至はヒータ等で加熱し、結露が生じない程
度の温度に戻してアンローダ部400に搬出する。
【0004】恒温槽101及び除熱槽103はテストチ
ャンバ102より上方に突出されて配置される。恒温槽
101と除熱槽103の上部間に図4に示すように基板
105が差し渡され、この基板105にテストトレー搬
送手段108が装着され、このテストトレー搬送手段1
08によってテストトレーTSTが、除熱槽103側か
ら恒温槽101に向って移送される。テストトレーTS
Tはローダ部300で被試験ICを積込み、恒温槽10
1に運び込まれる。恒温槽101には垂直搬送手段が装
着されており、この垂直搬送手段によって複数枚のテス
トトレーTSTが支持されてテストチャンバ102が空
くまで待機する。この待機中に被試験ICに高温又は低
温の熱ストレスを印加する。テストチャンバ102には
その中央にテストヘッド104が配置され、テストヘッ
ド104の上にテストトレーTSTが運ばれて被試験I
Cをテストヘッド104に電気的に接触させ試験を行な
う。試験が終了したテストトレーTSTは除熱槽103
で除熱し、ICの温度を室温に戻し、アンローダ部40
0に排出する。
【0005】IC格納部200には被試験ICを格納す
る被試験ICストッカ201と、試験の結果に応じて分
類されたICを格納する試験済ICストッカ202とが
設けられる。被試験ICストッカ201には被試験IC
を格納した汎用トレーKSTが積層されて保持される。
この汎用トレーKSTがローダ部300に運ばれ、ロー
ダ部300に運ばれた汎用トレーKSTからローダ部3
00に停止しているテストトレーTSTに被試験ICを
積み替える。汎用トレーKSTからテストトレーTST
にICを運び込むIC搬送手段としては図4に示すよう
に、基板105の上部に架設した2本のレール301
と、この2本のレール301によってテストトレーTS
Tと汎用トレーKSTとの間を往復(この方向をY方向
とする)することができる可動アーム302と、この可
動アーム302によって支持され、可動アーム302に
沿ってX方向に移動できる可動ヘッド303とによって
構成されるX−Y搬送手段304を用いることができ
る。可動ヘッド303には下向に吸着ヘッドが装着さ
れ、この吸着ヘッドが空気を吸引しながら移動し、汎用
トレーKSTからICを吸着し、そのICをテストトレ
ーTSTに搬送する。吸着ヘッドは可動ヘッド303に
対して例えば8本程度装着され、一度に8個のICをテ
ストトレーTSTに搬送する。
【0006】尚、汎用トレーKSTの設置位置とテスト
トレーTSTの間にはプリサイサと呼ばれるICの位置
修正手段305(図3及び図4)が設けられる。この位
置修正手段305は比較的深い凹部を有し、この凹部に
吸着ヘッドに吸着されたICを落し込む。凹部の周縁は
傾斜面で囲まれており、この傾斜面でICの落下位置が
規定される。従って8個のICの相互の位置が規定さ
れ、位置が規定されたICを再び吸着ヘッドに吸着して
テストトレーTSTに引き渡す。つまり、汎用トレーK
STではICを保持する凹部はICの形状より比較的大
きく形成されている。このため、汎用トレーKSTに格
納されているICの位置は大きなバラツキを持ってい
る。この状態で吸着ヘッドに吸着されて直接テストトレ
ーTSTに運ばれると、テストトレーTSTに形成され
たIC収納凹部に直接落し込むことができないことにな
る。このために位置修正手段305を設け、この位置修
正手段305でテストトレーTSTに形成されたIC収
納凹部の配列精度にICの配列精度を合せるようにして
いる。
【0007】図5にテストトレーTSTの構造を示す。
テストトレーTSTは方形フレーム12に複数のさん1
3が平行かつ等間隔に形成され、これらさん13の両
側、またさん13と対向するフレーム12の辺12aに
それぞれ複数の取付け片14が等間隔に突出形成され、
これらさん13の間、またはさん13及び辺12aの間
と、2つの取付け片14とによりキャリア収納部15が
配列構成されている。各キャリア収納部15にそれぞれ
1個のICキャリア16が収納され、2つの取付け片1
4にファスナ17によりフローティング状態で取付けら
れる。ICキャリア16は1つのテストトレーTSTに
16×4個程度取付けられる。
【0008】ICキャリア16の外形は同一形状、同一
寸法をしており、ICキャリア16にIC素子が収納さ
れる。IC収容部19は、収容するICの形状に応じて
決められる。IC収容部19はこの例では方形凹部とさ
れている。ICキャリア16の両端部にはそれぞれ取付
け片14への取付け用穴21と、位置決用ピン挿入用穴
22とが形成されている。
【0009】ICキャリア16内のICの位置ずれや飛
出し防止のため、例えば図6に示すようにラッチ23が
ICキャリア16に取付けられている。ラッチ23はI
C収容部19の底面からラッチ23が上方に一体に突出
され、ICキャリア16を構成する樹脂材の弾性を利用
して、IC素子をIC収容部19に収容する際、又はI
C収容部19から取出す際に、IC素子を吸着するIC
吸着パッド24と全体としては同時に移動するラッチ解
放機構25で2つのラッチ23の間隔を広げた後、IC
の収容又は取出しを行う。ラッチ解放機構25をラッチ
23から離すと、その弾性力で元状態に戻り、収容され
たICはラッチ23で抜け止めされた状態に保持され
る。
【0010】ICキャリア16は図7に示すようにIC
のピン18を下面側に露出して保持する。テストヘッド
104ではこの露出したICのピン18をICソケット
のコンタクト19に押し付け、ICをテストヘッドに電
気的に接触させる。このためにテストヘッド104の上
部にはICを下向に抑え付ける圧接子20が設けられ、
この圧接子が各ICキャリア16に収納されているIC
を上方から抑え付け、テストヘッド104に接触させ
る。
【0011】テストヘッドに一度に接続されるICの数
は例えば図8に示すように4行16列に配列されたIC
を4列おきに4列(斜線部分)を1度に試験を行なう。
つまり1回目は1,5,9,13列に配置された16個
のICを試験し、2回目はテストトレーTSTを1列分
移動させて2,6,10,14列に配置されたICを試
験し、これを4回繰返して全てのICを試験する。試験
の結果はテストトレーTSTに付された例えば識別番号
と、テストトレーTSTの内部で割当たICの番号で決
まるアドレスに試験結果を記憶する。
【0012】アンローダ部400にもローダ部300に
設けられたX−Y搬送手段304と同一構造の搬送手段
404が設けられ、このX−Y搬送手段404によって
アンローダ部400に運び出されたテストトレーTST
から試験済のICを汎用トレーKSTに積み替える。図
3及び図4に示す例では試験済ICストッカ202に8
個のストッカSTK−1,STK−2,…,STK−8
を設け、試験結果に応じて最大8つの分類に仕分けして
格納できるように構成した場合を示す。つまり、良品と
不良品の別の外に、良品の中でも動作速度が高速のも
の、中速のもの、低速のもの、或は不良の中でも再試験
が必要なもの等に仕分けされる。仕分け可能なカテゴリ
ーの最大が8種類としても、アンローダ部400には4
枚の汎用トレーしか配置することができない。このた
め、従来はアンローダ部400に配置された汎用トレー
KSTに割当られたカテゴリー以外のカテゴリーに分類
されるICが発生した場合は、アンローダ部400から
1枚の汎用トレーKSTをIC格納部200に戻し、こ
れに代えて新たに発生したカテゴリーのICを格納すべ
き汎用トレーKSTをアンローダ部400に転送し、そ
のICを格納する。
【0013】被試験ICストッカ201及び試験済IC
ストッカ202は図9に示すように枠状のトレー支持枠
203と、このトレー支持枠203の下部から侵入して
上部に向って昇降可能とするエレベータ204とを具備
して構成される。トレー支持枠203には汎用トレーK
STが複数積み重ねられて支持され、この積み重ねられ
た汎用トレーKSTがエレベータ204で上下に移動さ
れる。
【0014】被試験ICストッカ201及び試験済IC
ストッカ202の上部には基板105との間において被
試験ICストッカ201と試験済ICストッカ202
(図4)の配列方向の全範囲にわたって移動するトレー
搬送手段205が設けられる。トレー搬送手段205に
は下向に汎用トレーを把持する把持具を装備する。被試
験ICストッカ201の上部にトレー搬送手段205を
移動させ、その状態でエレベータ204を駆動させ、積
み重ねた汎用トレーKSTを上昇させる。上昇して来る
汎用トレーKSTの最上段のトレーを把持具で把持す
る。トレー搬送手段205に被試験ICを格納している
汎用トレーKSTを引き渡すと、エレベータ204は下
降し、元の位置に戻る。これと共に、トレー搬送手段2
05は水平方向に移動し、ローダ部300の位置に運ば
れる。この位置でトレー搬送手段205は把持具から汎
用トレーを外し、わずか下にあるトレー受(特に図示し
ない)に汎用トレーKSTを一旦預ける。トレー受けに
汎用トレーKSTを預けたトレー搬送手段205はロー
ダ部300以外の位置に移動する。この状態で汎用トレ
ーKSTが搭載されている部分の下側からエレベータ2
04が上昇し、被試験ICを搭載している汎用トレーK
STを上方に上昇させ基板105に形成した窓106に
汎用トレーKSTが臨むように支持させる。窓106の
下面周辺には汎用トレーKSTを把持する把持手段(特
に図示しない)が設けられ、この把持手段に被試験IC
を格納した汎用トレーKSTが把持される。
【0015】アンローダ部400の窓106には空の汎
用トレーが保持され、この空の汎用トレーKSTに、各
汎用トレーに割当たカテゴリーに従って試験済ICを分
類して格納する。窓106の部分に保持された汎用トレ
ーが満杯になると、その汎用トレーKSTはエレベータ
204によって窓106の位置から引き降され、トレー
搬送手段205によって自己に割当られたカテゴリーの
トレー格納位置に収納される。尚、図3に示す206は
空トレーストッカを示す。この空トレーストッカ206
から空のトレーがアンローダ部400の各窓106の位
置に配置され、試験済ICの格納に供せられる。
【0016】
【発明が解決すべき課題】IC吸着ヘッドはロッドの先
端にゴムの吸盤が装着され、吸盤の中心から空気を吸引
しながらロッドが下向に伸ばされて吸盤をICに圧接さ
せ、空気の吸引力によってICをゴムの吸盤に吸着させ
る。ICを吸盤に吸着すると、ロッドが上向に縮んで吸
盤を上昇させ、X−Y搬送手段304及び404で任意
の位置にICを運び、目的位置で空気の吸引を一時停止
させてICを落下させる。
【0017】従ってICを吸着する位置では吸盤をIC
に圧接させなくてはならない。これに対し、ICを収納
させる位置では、汎用トレーの凹部と吸着ヘッドの位置
ズレを吸収させる為に適当な(一般に2〜3mm)高さか
ら落下させる必要が有る。このような理由から、従来よ
り、ローダ部300における汎用トレーKSTの高さ方
向の設置位置をアンローダ部400における汎用トレー
の設置位置より高く設定し、汎用トレーKSTよりIC
を吸着して搬送できる構成としている。
【0018】上述した理由からアンローダ部400に配
置された汎用トレーKSTからICを吸着してICを運
び出すことはできない。つまり、アンローダ部400を
ローダ部300として動作させることができない。ま
た、ローダ部300では汎用トレーKSTの上にあるI
Cに、吸着ヘッドの吸盤が圧接するまで近ずくため、ア
ンローダ部として動作させようとして、空気の吸引を一
時停止しても吸盤がICに接触したままの状態にあるた
め、ICを吸盤から引き外すことができないことにな
る。
【0019】この結果、ローダ用とアンローダ用の別を
問わず、X−Y搬送手段304と404を、ローダ用及
びアンローダ用の双方に流用することができない。この
ために、試験の開始時にはアンローダ用のX−Y搬送手
段404は休止状態にあるにも係わらずローダ部300
のX−Y搬送手段304は忙がしく動作し、また、被試
験ICの全てをテストトレーTSTに積み込んでしまっ
た後はローダ用のX−Y搬送手段304は休止状態であ
っても、アンローダ用のX−Y駆動手段404は忙がし
く動作しなければならない。
【0020】ここで、ローダ用及びアンローダ用の別を
問わず、X−Y搬送手段304と404をローダ用及び
アンローダ用の双方に共用できると都合がよい。この発
明の目的はローダ用及びアンローダ用のX−Y搬送手段
の双方をローダ用及びアンローダ用の別を問わずに兼用
することができるIC試験装置を提供しようとするもの
である。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1で提
案するIC試験装置では、IC吸着ヘッドの降下位置を
ローダ用の高さ位置と、アンローダ用の高さ位置に変化
させる手段を設けたIC試験装置を提供するものであ
る。この発明の請求項2で提案するIC試験装置では、
X−Y搬送手段を構成する搬送ヘッドの高さ方向の位置
をローダ用の高さ位置と、アンローダ用の高さ位置に変
化させる手段を設けたIC試験装置を提供するものであ
る。
【0022】この発明の請求項1及び2で提案するIC
試験装置によれば、IC吸着ヘッドの降下位置をローダ
用の高さ位置と、アンローダ用の高さ位置に変化させる
ことができる。従ってローダ部及びアンローダ部の何れ
の汎用トレーも同一の高さ位置に設置することができ
る。何れの汎用トレーも同一の高さ位置に設置したとし
ても、ローダ部として動作させる場合には、汎用トレー
上においてはIC吸着ヘッドの降下位置をローダ用の高
さ位置とし、汎用トレーに搭載されているICにIC吸
着ヘッドの吸盤を圧接させることができ、吸着して拾い
上げることができる。
【0023】アンローダ部として動作させる場合には汎
用トレー上におけるIC吸着ヘッドの降下位置をアンロ
ーダ用の高さ位置に制御する。この結果、汎用トレーの
所定位置でIC吸着ヘッドをアンローダ用の高さ位置に
降下させIC吸着ヘッドの空気の吸引を一時停止させれ
ばICはIC吸着ヘッドから切り離され、汎用トレーの
所望の位置にICを落下させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の請求項1で提案
するIC試験装置の実施例を示す。図中500はIC吸
着ヘッドを示す。このIC吸着ヘッド500はゴム製の
吸盤501と、この吸盤501に連通する孔を通じて空
気を吸引する吸引ホース502と、吸盤501を上下に
移動させる可動ロッド503とによって構成することが
できる。可動ロッド503は例えばエアーシリンダのよ
うな駆動手段504によって上下に駆動される。
【0025】ここで、この発明ではエアーシリンダ50
4の本体を、第2のエアーシリンダ505の可動ロッド
506に連結し、この第2のエアシリンダ505の可動
ロッド506を突出状態と吸引状態に制御することによ
り、IC吸着ヘッド500の降下位置を変更できるよう
に構成した場合を示す。従って、IC吸着ヘッド500
の高さ方向の位置の変更は第2のエアーシリンダ505
の可動ロッド506の可動ストロークLによって決定さ
れる。ローダ用のIC吸着ヘッドの降下位置とアンロー
ダ用のIC吸着ヘッドの降下位置の差が例えば10mm
必要であるものとすると、第2のエアーシリンダ505
の可動ストロークを10mmとすればよい。
【0026】図2は請求項2で提案するIC試験装置の
実施例を示す。この実施例では可動ヘッド303及び4
03の双方を可動アーム302及び402に対して駆動
手段507によって上下に可動できる構造とした場合を
示す。この場合も、駆動手段507の可動ロッド508
の可動ストロークLをローダ用のIC吸着ヘッドの降下
位置と、アンローダ用のIC吸着ヘッドの降下位置の差
に等しく採ればいよい。尚、509は可動ヘッド303
及び403を水平姿勢に維持させるためのガイドを示
す。
【0027】図1及び図2に示したこの発明の実施例に
よれば、IC吸着ヘッド500の降下位置を2つの位置
に変更することができる。従って図3及び図4に示した
ローダ部300及びアンローダ部400に設けたX−Y
搬送手段304と404の双方のIC吸着ヘッド500
の降下位置を下側に採ることにより、汎用トレーKST
に対してIC吸着ヘッド500を接近させ、搭載されて
いるICに吸盤501を圧接させることができる。従っ
てローダ部300及びアンローダ部400の何れでもX
−Y搬送手段304及び404をローダ用として動作す
ることができるる。
【0028】これに対し、図1の例では第2のエアーシ
リンダ505の可動ロッド506を吸引し、また図2の
例ではエアーシリンダ507の可動ロッド508を吸引
し、IC吸着ヘッド500の降下位置を上側に採ること
により、汎用トレーKSTの上でIC吸着ヘッド500
を降下させると、吸盤501はICより離れた位置に停
止する。従ってICをテストトレーTST側で吸着し
て、汎用トレーKST側で汎用トレーKSTに落下させ
ることができる。従って、この発明によれば図1及び図
2の実施例から明らかなように、ローダ部300側に設
けたX−Y搬送手段304とアンローダ部400に設け
たX−Y搬送手段404の双方をローダ部用とアンロー
ダ部用の双方に利用することができる。尚、上述では図
1及び図2に示したように、IC吸着ヘッド500の降
下位置を変更する手段としてエアーシリンダ505及び
507を利用した例を説明したが、これらのエアーシリ
ンダ505と507に代えて、パルスモータを用い、パ
ルスモータとネジ送り機構によってIC吸着ヘッドの降
下位置を変更する手段を構成することもできる。このよ
うにパルスモータとネジ送り機構を利用する場合は、I
C吸着ヘッドの停止位置を任意の位置に設定することが
できる。従ってこのように構成する場合には汎用トレー
KSTの高さ位置をローダ部とアンローダ部で同一高さ
に揃えなくてもよい。
【0029】
【発明の効果】上述したようにこの発明によれば、ロー
ダ部300に設けたX−Y搬送装置でもアンローダ部4
00に設けたX−Y搬送手段404でも、ローダ用及び
アンローダ用として流用することができる。従って試験
の開始時はローダ部300に設けたX−Y搬送手段30
4とアンローダ部400に設けたX−Y搬送手段404
の双方をローダ用として動作させて、テストトレーTS
TにICを積み込むことができる。
【0030】テストトレーTSTにICを積み込んでし
まった後は、それぞれのX−Y搬送手段304及び40
4をアンローダ用として動作させることにより、試験済
ICの分類を図3及び図4に示した実施例では3台のX
−Y搬送手段304と404によって試験済のICを分
類することができ、分類作業を効率よく実行させること
ができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1記載のIC搬送装置の実施
例を示す一部を拡大して示す拡大断面図。
【図2】この発明の請求項2記載のIC搬送装置の実施
例を示す正面図。
【図3】この発明を適用して好適なIC試験装置の一例
を説明するための略線的な平面図。
【図4】図3と同様の略線的な斜視図。
【図5】図3及び図4に示したIC試験装置に用いられ
ているテストトレーの構造を説明するための分解斜視
図。
【図6】図5に示したIC収容部の構造を説明するため
の拡大斜視図。
【図7】図3及び図5に示したテストヘッド部のIC接
触状況を説明するための拡大断面図。
【図8】テストヘッド部におけるICのテスト順序を説
明するための平面図。
【図9】図3及び図4に示したIC試験装置に用いられ
る汎用トレーストッカの構成を説明するための分解斜視
図。
【符号の説明】
100 チャンバ部 101 恒温槽 102 テストチャンバ 103 除熱槽 104 テストヘッド 200 IC格納部 300 ローダ部 400 アンローダ部 304,404 X−Y搬送手段 500 IC吸着ヘッド TST テストトレー KST 汎用トレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−27193(JP,A) 特開 平3−137580(JP,A) 実開 平5−15432(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/26 G01R 31/28 - 31/3193 H01L 21/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローダ部に送り込まれて停止状態にある
    テストトレーに汎用トレーからX−Y駆動手段によって
    駆動されるIC吸着ヘッドによってICを搭載し、この
    テストトレーを上記ローダ部に隣接して設けた恒温槽に
    送り込み、恒温槽内においてICに所望の温度の熱スト
    レスを与えると共に、恒温槽に隣接して設けられたテス
    トチャンバに上記テストトレーを移動させ、テストチャ
    ンバに設けられたテストヘッドに上記テストトレーに搭
    載したICを順次電気的に接触させてICの動作をテス
    トし、そのテスト結果を各IC毎に記憶し、テストチャ
    ンバに隣接して設けた除熱槽に上記テストトレーを移動
    させ、除熱槽において上記恒温槽で与えた高温又は低温
    を除熱すると共に、除熱されたテストトレーをアンロー
    ダ部に取出し、このアンローダ部において上記テスト結
    果の記憶に従って上記テストトレーに搭載されたICを
    X−Y駆動手段によって駆動されるIC吸着ヘッドによ
    って分類し、良品と不良品に仕分けして汎用トレーに移
    し替える構成とされたIC試験装置において、IC吸着ヘッドをローダ用の降下位置とアンローダ用の
    降下位置を任意の位置に設定できる構成とし、ローダ用
    とアンローダ用の両方に共用可能な構造としたことを特
    徴とするIC試験装置。
  2. 【請求項2】 ローダ部に送り込まれて停止状態にある
    テストトレーに汎用トレーからX−Y駆動手段によって
    駆動されるIC吸着ヘッドによってICを搭載し、この
    テストトレーを上記ローダ部に隣接して設けた恒温槽に
    送り込み、恒温槽内においてICに所望の温度の熱スト
    レスを与えると共に、恒温槽に隣接して設けられたテス
    トチャンバに上記テストトレーを移動させ、テストチャ
    ンバに設けられたテストヘッドに上記テストトレーに搭
    載したICを順次電気的に接触させてICの動作をテス
    トし、そのテスト結果を各IC毎に記憶し、テストチャ
    ンバに隣接して設けた除熱槽に上記テストトレーを移動
    させ、除熱槽において上記恒温槽で与えた高温又は低温
    を除熱すると共に、除熱されたテストトレーをアンロー
    ダ部に取出し、このアンローダ部において上記テスト結
    果の記憶に従って上記テストトレーに搭載されたICを
    X−Y駆動手段によって駆動されるIC吸着ヘッドによ
    って分類し、良品と不良品に仕分けして汎用トレーに移
    し替える構成としたIC試験装置において、IC吸着ヘッドを上下2つの位置に設定できる構成と
    し、下側の位置に設定してローダ用とし、上側の位置に
    設定してアンローダ用として、ローダ用とアンローダ用
    の両方に共用可能な構造としたことを特徴とするIC試
    験装置。
JP19958695A 1995-08-04 1995-08-04 Ic試験装置 Expired - Fee Related JP3379077B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19958695A JP3379077B2 (ja) 1995-08-04 1995-08-04 Ic試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19958695A JP3379077B2 (ja) 1995-08-04 1995-08-04 Ic試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0943311A JPH0943311A (ja) 1997-02-14
JP3379077B2 true JP3379077B2 (ja) 2003-02-17

Family

ID=16410316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19958695A Expired - Fee Related JP3379077B2 (ja) 1995-08-04 1995-08-04 Ic試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3379077B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002207065A (ja) * 2001-01-11 2002-07-26 Advantest Corp 部品保持装置
JP3726744B2 (ja) * 2001-12-04 2005-12-14 セイコーエプソン株式会社 Icテストハンドラおよびその制御方法並びに吸着ハンドの制御方法
JP4537400B2 (ja) * 2004-07-23 2010-09-01 株式会社アドバンテスト 電子部品ハンドリング装置の編成方法
WO2010052771A1 (ja) * 2008-11-05 2010-05-14 株式会社アドバンテスト 電子部品ハンドリング装置および電子部品移送方法
CN113933681B (zh) * 2021-09-13 2024-03-08 深圳格芯集成电路装备有限公司 一种芯片测试设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0943311A (ja) 1997-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3412114B2 (ja) Ic試験装置
JP3951436B2 (ja) Ic試験装置
JP3591679B2 (ja) Ic用トレイ取出装置及びic用トレイ収納装置
JP4299383B2 (ja) Ic試験装置
JPH11231020A (ja) Ic試験システム
JP4928470B2 (ja) 電子部品ハンドリング装置、電子部品試験装置、及び電子部品の試験方法
KR20090042814A (ko) 전자부품 이송방법 및 전자부품 핸들링 장치
JP4222442B2 (ja) 電子部品試験装置用インサート
JPH112657A (ja) 複合ic試験装置
JP3376784B2 (ja) Ic試験装置
JP2007024907A (ja) Ic試験システム
JP3379077B2 (ja) Ic試験装置
KR101104291B1 (ko) 트레이 반송장치 및 이를 구비한 전자부품 시험장치
JP2940858B2 (ja) Ic試験装置
WO2002056040A1 (en) Pusher and electronic part tester with the pusher
JP2001116800A (ja) 電子部品試験装置
KR101214808B1 (ko) 전자부품 이송과 적재장치 및 이를 구비한 전자부품 시험장치
JP2000131384A (ja) 電子部品試験装置用吸着装置
JP4553492B2 (ja) 電子部品試験装置におけるソケットの電気特性相関取得方法、ハンドラ、ハンドラの制御方法および電子部品試験装置
JP2799978B2 (ja) Ic試験装置
JPH09113581A (ja) Ic試験装置
KR101075140B1 (ko) 테스트 트레이 및 이를 구비한 전자부품 시험장치
TWI398638B (zh) A method of removing the electronic component, and a control program for carrying out the method
WO2007135709A1 (ja) 部品搬送装置及び電子部品試験装置
WO2007083357A1 (ja) 電子部品試験装置及び電子部品の試験方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021029

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees