JP2014500141A - ライナーベースの分注器 - Google Patents

Abstract

本開示は、一実施形態では、分注器に関し、分注器は、ヘッドアセンブリを有する分注アセンブリを含み、また、分注される材料を含有している崩壊可能ライナーを含み、ライナーは、ライナーの内部と流体連通しているヘッドアセンブリとともに、分注アセンブリに着脱可能に固定され、ライナーの中の材料は、ライナーから外へヘッドアセンブリを通して分注される。いくつかの実施形態では、分注器は、分注アセンブリと動作可能に接続され、分注される材料と流体連通している浸漬管を含んでもよい。分注される材料は、ライナーから浸漬管を通してヘッドアセンブリまで材料を圧送することによって分注されてもよい。

Description

本開示は、概して、噴射器または分注器に関する。より具体的には、一実施形態では、本開示は、分注される材料を含有している、可撓性ライナーまたは剛性の崩壊可能ライナーを備える、または含む、分注器に関し、ライナーは、使用後に処分および／または再生利用されてもよい。

化学物質または他の材料を表面または領域に塗布するための分注または噴射装置の使用が周知である。例えば、噴射器は、例えば、殺虫剤、肥料、洗浄液、塗料、または他の化学物質を所望の領域に塗布するために使用されてもよい。材料を所望の領域に塗布するための噴射器の使用は、広い領域が比較的迅速かつ均一に所望される任意の厚さで覆われるか、またはコーティングされることを可能にし得る。典型的には、噴射器は、流体貯留部と、ポンプと、浸漬管と、スプレーヘッドとを含む。噴射器の流体貯留部は、通常、所望の材料で充填され、ポンプおよびスプレーヘッドは、何らかの様式で流体貯留部コンテナに接続される。所望の材料を、その元のコンテナから流体貯留部の中へ注ぐことにより、場合によっては、比較的高価であり得る材料の損失をもたらす場合がある。さらに、噴射器から移される材料は、環境と接触すると劣化する場合がある。最終的に、移されている材料が有毒または有害である場合には、ユーザが移送中に材料に暴露されるというリスクを想定しなければならない。

噴射器が使用された後に、噴射器は、目詰まり、汚染、腐食等を防止するために清掃されなければならない。噴射器を再び適正に使用することが可能となる前に、流体貯留部、浸漬管、およびスプレーヘッド等の噴射された材料と接触する噴射器の領域の全てが清掃されなければならない。使用後に噴射器を清掃することは、時間がかかるか、および／または高価である。さらに、どのような材料が流体貯留部に含有されているかに応じて、分注器を清掃することは、清掃を行うユーザを、有害な化学物質または物質に暴露させる場合がある。使用後に清掃される必要がある分注器の部品が多いほど、ユーザが分注器に含有された物質と接触するリスクが大きくなる。

したがって、最初に材料を保持するコンテナから分注器の流体貯留部の中へ所望の化学物質または他の材料を注ぐことをユーザに要求しない分注器の必要性が存在する。加えて、再利用の前に、その構成要素の全ての広範囲な清掃を必要としない分注器の必要性が存在する。

本開示は、分注アセンブリを有する分注器に関する。分注アセンブリは、分注機構、コネクタ／カバー、およびヘッドアセンブリを有する。分注器はまた、分注される材料を含有しているライナーも有し、ライナーは、分注アセンブリコネクタ／カバーに着脱可能に固定され、ライナーの中の材料は、分注機構によってライナーから分注アセンブリのヘッドアセンブリを通して分注される。

本開示は、一実施形態では、ヘッドアセンブリを有する分注アセンブリを含み、また、分注される材料を含有している崩壊可能ライナーであって、ライナーは、ライナーの内部と流体連通しているヘッドアセンブリとともに、分注アセンブリに着脱可能に固定され、ライナーの中の材料は、ライナーから外へヘッドアセンブリを通して分注される、分注器に関する。いくつかの実施形態では、分注器は、分注アセンブリと動作可能に接続され、分注される材料と流体連通している浸漬管を含んでもよい。分注される材料は、ライナーから浸漬管を通してヘッドアセンブリまで材料を圧送することによって分注されてもよい。別の実施形態では、分注アセンブリは、分注機構と動作可能に連結されてもよく、分注アセンブリおよび分注機構は、ライナーに流体またはガスを導入し、それにより、ライナーの中の材料をライナーからヘッドアセンブリまで押し出すことによって、分注される材料の分注を引き起こす。なおも別の実施形態では、分注アセンブリは、分注機構を備えてもよく、分注機構は、ライナーに流体またはガスを導入し、それにより、ライナーの中の材料をライナーからヘッドアセンブリまで押し出すことによって、分注される材料の分注を引き起こす。さらなる実施形態では、分注器は、ライナーを保持する、および分注アセンブリに着脱可能に固定するオーバーパックを含んでもよい。オーバーパックを含むいくつかの実施形態では、分注アセンブリは、分注機構と動作可能に連結されてもよく、分注アセンブリおよび分注機構は、ライナーとオーバーパックとの間の環状空間の中へ流体またはガスを導入し、それにより、ライナーを崩壊させて、ライナーの中の材料をライナーからヘッドアセンブリまで押し出すことによって、分注される材料の分注を引き起こす。分注機構は、分注アセンブリから遠隔にあり得る。オーバーパックを含むその上さらなる実施形態では、分注アセンブリは、分注機構を備えてもよく、分注機構は、ライナーとオーバーパックとの間の環状空間の中へ流体またはガスを導入し、それにより、ライナーを崩壊させて、ライナーの中の材料をライナーからヘッドアセンブリまで押し出すことによって、分注される材料の分注を引き起こす。ヘッドアセンブリは、ライナーの内部と流体連通しているノズルを有してもよい。いくつかの実施形態では、ライナーは、再生利用可能な材料から製造されることができる。さらなる実施形態では、ライナーは、分注される材料の安全な格納を提供する閉鎖シールを有するフィットメントを含んでもよい。閉鎖シールは、再密閉可能となり得る。フィットメントは、分注アセンブリに着脱可能に固定するための噛合特徴を含んでもよい。種々の実施形態では、分注器はさらに、分注される異なる材料を含有する第２の崩壊可能ライナーを含んでもよく、第２のライナーは、第２のライナーと流体連通しているヘッドアセンブリとともに、分注アセンブリに着脱可能に固定され、崩壊可能ライナーおよび第２の崩壊可能ライナーの材料の分注時に、それらの材料は、混合される。

本開示は、別の実施形態では、ライナーの内容物の携帯用分注のための方法に関する。方法は、分注機構およびヘッドアセンブリを有する携帯用分注アセンブリを、崩壊可能ライナーに着脱可能に接続するステップであって、ヘッドアセンブリは、ライナーの内部と流体連通しており、ライナーは、分注される材料を含有している、ステップを含んでもよい。方法はまた、分注機構に、流体またはガスをライナーに導入させ、それにより、ライナーの中の材料をライナーからヘッドアセンブリまで押し出すステップを含んでもよい。

本開示は、さらに別の実施形態では、ライナーの内容物の携帯用分注のための方法に関する。方法は、分注機構およびヘッドアセンブリを有する携帯用分注アセンブリをライナーと流体連通しているヘッドアセンブリとともに、オーバーパッックおよび崩壊可能ライナーアセンブリに着脱可能に接続するステップであって、ライナーは、分注される材料を含有している、ステップを含んでもよい。方法はまた、分注機構に、流体またはガスをライナーとオーバーパックとの間の環状空間に導入させ、それにより、ライナーを崩壊させて、ライナーの中の材料をライナーからヘッドアセンブリまで押し出すステップを含んでもよい。場合によっては、分注は、タイマー制御弁によって制御されてもよく、または外部事象を感知することによってトリガされてもよい。

本開示は、なおも別の実施形態では、携帯用真空源と動作可能に接続される、ヘッドアセンブリと、ヘッドアセンブリを介して吸い込まれる材料を受容するためのライナーであって、ヘッドアセンブリに着脱可能に固定され、ライナーの内部と流体連通しているライナーと、ライナーを保持する、およびヘッドアセンブリに着脱可能に固定する、オーバーパックとを含む、格納システムに関する。ライナーはまた、ライナーによって受容される材料の安全な格納を提供する、閉鎖シールを有するフィットメントを含んでもよい。閉鎖シールは、再密閉可能であってもよい。いくつかの実施形態では、格納システムは、受容される材料を中和するための中和剤を含んでもよい。

複数の実施形態が開示されるが、本開示の例示的実施形態を示して説明する、以下の発明を実施するための形態から、本開示のなおも他の実施形態が明白となるであろう。認識されるように、本開示の種々の実施形態は、全て本開示の精神および範囲から逸脱することなく、種々の明確な側面において修正が可能である。したがって、図面および発明を実施するための形態は、本質的に限定的ではなく例示的と見なされるものである。

本明細書は、本開示の種々の実施形態を形成すると見なされる主題を具体的に示し、かつ明確に請求する請求項で完結するが、本開示は、添付図面と併せて解釈される以下の説明から、より理解されると考えられる。

図１は、従来技術の噴射器を示す。 図２Ａは、本開示の一実施形態による、ライナーベースの分注器の要素を示す。 図２Ｂは、本開示の一実施形態による、ライナー用のシールの一実施形態の上面図を示す。 図３は、本開示の一実施形態による、オーバーパックを含む、ライナーベースの分注器の要素を示す。 図４は、本開示の一実施形態による、圧力分注されているライナーの材料を示す。 図５は、遠隔接続された分注機構を含む、分注器を示す。 図６は、本開示の一実施形態による、ライナーを示す。 図７は、本開示の一実施形態による、分注器を示す。 図８は、本開示の一実施形態による、ライナーおよびオーバーパックを示す。

本開示は、新規かつ有利な噴射器または分注器に関する。より具体的には、本開示は、噴射または分注される材料を含有している可撓性ライナーまたは剛性の崩壊可能ライナーを備えるか、または含む分注器に関する。いくつかの実施形態では、可撓性ライナーは、使用後に再生利用および／または処分されてもよく、それにより、使用後に噴射器または分注器の流体貯留部を清掃する必要性を排除する。本開示の実施形態は、種々の異なる業界で種々の流体とともに使用されてもよい。本開示のライナーは、例えば、殺虫剤／肥料、塗料／光沢／溶剤／コーティング材料等、自動洗浄液、例えば、自動車または航空業界で使用するための潤滑剤、例えば、調味料等の食品、または例えば、ポンプ分注あるいは圧力分注によって分注され得る、任意の他の材料を含有してもよいが、それらに限定されない。本開示の実施形態とともに使用され得る材料は、高粘度および低粘度流体を含み、任意の粘度を有してもよい。

図１は、従来の噴射器１００の典型的な実施形態を示す。噴射器１００は、固定流体貯留部１０２と、分注アセンブリ１０４とを含んでもよい。分注アセンブリは、ポンプ１０６と、カバー／コネクタ１０８と、浸漬管１１０と、スプレーヘッド１１２とを含んでもよい。固定流体貯留部１０２は、分注アセンブリ１０４のカバー／コネクタから着脱可能に除去されてもよい。典型的には、噴射される材料は、固流体貯留部１０２の中に直接注がれる。具体的には、噴射される材料は、通常、別個のコンテナの中に入れられた状態で購入され、コンテナは、開放され、固定流体貯留部１０２の中に注がれなければならず、それにより、材料を空気および／または紫外線に暴露させる。光および空気暴露は、化学物質または材料にとって、有害であり、場合によっては、実質的に有害となる場合がある。さらに、材料を固定流体貯留部１０２の中に注ぐ工程は、ユーザを有毒ガスまたは臭気に暴露させる場合がある。加えて、材料が流出され得るリスクがあり、それは、場合によっては、比較的高価となり得る流出材料を損失することに加えて、こぼされたものを損傷または破壊する場合がある。噴射器１００が異なる材料とともに再び使用され得る前に、新しい材料が古い材料で汚染されないように、噴射器１００が清掃されなければならない。図１に示される噴射器１００を清掃することは、噴射された材料がこれらの噴射器１００の要素のうちの各々と接触するため、固定貯留部１０２、浸漬管１１０、カバー／コネクタ１０８、およびスプレーヘッド１１２を清掃することを含む。

図１に示される噴射器とは対照的に、図２Ａに示されるような本開示の一実施形態では、分注器２００は、使い捨て／再利用可能ライナー２０２と、ライナー２０２に着脱可能に固定され得る分注アセンブリ２３０とを備えてもよい。ライナー２０２は、噴射される材料Ｍで充填されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザが、ライナー２０２を分注アセンブリ２３０に接続することだけが必要であり、それにより、材料をその元のコンテナから流体貯留部に移すことと関連付けられる問題およびリスクを回避するために、材料Ｍは、ライナー２０２の中に入れられた状態で販売されてもよい。

いくつかの実施形態では、ライナー２０２は、実質的に可撓性である崩壊可能ライナーであってもよいが、他の実施形態では、ライナーは、多少剛性であるが、依然として崩壊可能であってもよく、例えば、剛性の崩壊可能ライナーであってもよい。ライナー２０２は、例えば、プラスチック、ナイロン、ＥＶＯＨ、ポリオレフィン、あるいは他の天然または合成ポリマーを含む１つ以上のポリマーであるが、それらに限定されない任意の好適な材料または材料の組み合わせを使用して製造されてもよい。さらなる実施形態では、オーバーパック１０２は、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、ポリエチレンナフタレート（ＰＥＮ）、ポリ（ブチレン ２，６−ナフタレート）（ＰＢＮ）、ポリエチレン（ＰＥ）、鎖状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、中密度ポリエチレン（ＭＤＰＥ）、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）、および／またはポリクロロトリフルオロエチレン（ＰＣＴＦＥ）、ポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）、フッ素化エチレンポリプロピレン（ＦＥＰ）、およびペルフルオロアルコキシ（ＰＦＡ）等であるが、それらに限定されないフッ素重合体を使用して、製造されてもよい。いくつかの実施形態では、選択される１つまたは複数の材料、およびその材料またはそれらの材料の厚さが、ライナー２０２の剛性を決定し得る。ライナー２０２は、１つ以上の層を有してもよく、任意の望ましい厚さを有してもよい。ライナー２０２は、例えば、約０．０５ｍｍから約３ｍｍまでの厚さ、または任意の他の好適な厚さを有してもよい。本明細書において、および本開示の全体を通して使用されるように、範囲は、範囲内の任意の値を表すための簡単な表現として使用され、範囲内の任意の値を範囲の末端として選択することができる。

ライナー２０２はまた、ライナー２０２と一体であり得るフィットメント２０４を有してもよい。フィットメント２０４は、ライナーの他の部分よりも厚い材料から構成されてもよい。フィットメント２０４は、ライナー２０２の中の材料Ｍが分注まで安全に含有され得るように、閉鎖シール２０６を含有してもよい。閉鎖シール２０６は、ライナー２０２を分注アセンブリ２３０に接続する前に、除去されてもよい。閉鎖シール２０６の全てまたは一部分を除去する任意の好適な方法が、使用されてもよい。例えば、一実施形態では、閉鎖シール２０６を除去するためにプルタブが使用されてもよい。別の実施形態では、閉鎖シール２０６は、分注するために分注アセンブリ２３０を分注器２００に取り付ける前に、穿孔、穿刺、または貫通されてもよい。図２Ｂから分かるように、さらに別の実施形態では、シール２０６は、ライナー２０２が分注アセンブリ２３０から除去されたときに自動的に閉鎖し得る再閉鎖可能なシール２７６であってもよい。再閉鎖可能なシール２７６は、分注アセンブリ２３０がライナー２０２から除去されたときに、任意の残留材料の環境への暴露を有利に制限し、または実質的に排除してもよい。一実施形態では、再閉鎖可能なシール２７６は、例えば、分注アセンブリ２３０がライナー２０２に取り付けられたときに内向きに屈曲し得る複数のフランジ２７２を有する膜を備えてもよい。分注アセンブリ２３０がライナー２０２から除去されたときに、フランジ２７２は、それらの元の閉鎖位置に戻ってもよい。１つ以上のフランジを含む任意の好適な数のフランジが使用されてもよい。別の実施形態では、取外し可能シールが、再閉鎖可能なシールを覆ってもよい。再閉鎖可能なシールを提供する１つの方法が説明されているが、再閉鎖可能なシールを提供する任意の好適な手段が使用されてもよいことが理解されるであろう。

ライナー２０２はまた、ライナー２０２を分注アセンブリ２３０に連結するための接続特徴を有してもよい。例えば、フィットメント２０４は、分注アセンブリ２３０のコネクタ／カバー２３４上の相補的ネジ山に連結し得るネジ山２０８を有してもよく、ライナー２０２のフィットメント２０４は、スナップ嵌合または任意の他の好適な手段によって分注アセンブリ２３０のコネクタ／カバー２３４に取り付けられてもよい。代替として、ライナー２０２の天板２１０は、例えば、相補的ネジ山またはスナップ嵌合特徴等の、分注アセンブリのコネクタ／カバー２３４に連結するための固定特徴を有してもよい。なおも別の実施形態では、コネクタ／カバー２３４は、ライナー２０２が中に配置され得るケージ様フレームを含んでもよく、それにより、ライナー２０２は、任意の好適な手段によって分注アセンブリ２３０のコネクタ／カバー２４に固定されてもよい。

一実施形態では、ライナー２０２およびオーバーパックは、いくつかの実施形態では、既存または従来の分注アセンブリと接続するために構成または適合されてもよい。例えば、他の実施形態では、完成したシステムとして購入され得るシステムは、分注アセンブリが提供されてもよく、場合によっては、ライナーおよび／またはオーバーパックにすでに取り付けられている分注アセンブリが提供されてもよい。

いくつかの実施形態では、分注アセンブリ２３０は、 コネクタ／カバー２３４と、分注チャネル２４６およびノズルアセンブリ２４８を含み得るヘッド２４４と、分注機構２５０とを備えてもよい。上記で論議されたように、コネクタ／カバー２３４は、接続特徴、例えば、ライナー２０２のフィットメント２０４上の相補的ネジ山２０８と噛合する、コネクタ／カバー２３４上のネジ山２３８を介して、ライナー２０２に着脱可能に固定されてもよい。しかしながら、他の実施形態では、分注アセンブリ２３０のコネクタ／カバー２３４は、例えば、スナップ嵌合、係止ヒンジ、または任意の他の好適な方法あるいは方法の組み合わせ等の任意の好適な手段によって、ライナー２０２に接続されてもよい。カバー２３４はまた、ライナー２０２の中の材料Ｍが分注チャネル２４６を通って分注アセンブリ２３０のヘッド２４４から流出するための分注開口部２３６を備えてもよい。一実施形態では、分注開口部２３６は、ライナー２０２のフィットメント２０４上の接続特徴と連結する接続特徴を含んでもよい。

いくつかの実施形態では、分注アセンブリ２５０のコネクタ／カバー２３４はまた、浸漬管２５２を含んでもよく、これは、コネクタ／カバー２３４と一体であり、例えば、ライナーフィットメント２０４を通ってライナー２０２の中へ延在する。他の実施形態では、分注アセンブリ２５０のコネクタ／カバー２３４は、浸漬管がライナーとともに使用された後に破棄／再生利用されてもよく、それにより、浸漬管を清掃する必要を回避するために、浸漬管２５２をコネクタ／カバー２３４に着脱可能に固定するための特徴（相補的ネジ切り、スナップ嵌合、または浸漬管に接続するための任意の他の好適な機構等）を有してもよい。

分注アセンブリ２３０の分注機構２５０は、一実施形態では、ポンプ分注機構を含んでもよく、それにより、材料Ｍは、（いったんシールが２０６が除去され、開放位置に移動させられると）分注アセンブリ２３０のカバー２３４からライナーのフィットメント２０４を通ってライナー２０２区画の中へ延在し得る浸漬管２５２を通って、ライナー２０２から引き出される。ポンプ分注中に、ライナー２０２は、ライナー２０２の中の材料Ｍがライナーから引き出されるにつれて自らの上に崩壊してもよい。ライナー２０２の崩壊動作は、ライナー２０２の中の材料Ｍの実質的な完全な分注を促進することに役立ち得る。

他の実施形態では、分注アセンブリ２３０の分注機構２５０は、圧力分注機構を備えてもよく、それにより、物質、例えば、流体、ガス、または任意の他の好適な物質が、ライナー２０２の中へ方向付けられてもよく、それにより、ライナー２０２の材料Ｍを分注アセンブリ２５０の分注チャネル２４６およびヘッド２４４から押し出す。そのような実施形態では、分注アセンブリ２３０のカバー２３４は、流体、ガス、または他の物質がライナー２０２の中へ圧送されることを可能にする入口チャネルを含んでもよい。圧力分注の使用がポンプの使用を排除するので、例えば、ポンプの目詰まり、ポンプの清掃、および／またはポンプの交換／再構築等の、ポンプ分注と関連付けられる問題が排除される。圧力分注機構は、制御された周期的バースト、連続噴射、連続流（例えば、ケチャップまたは他の適切な材料等の調味料とともに使用するため）、または任意の他の好適な分注方法を含む、可変分注速度を提供してもよい。任意の種類の分注を用いて、本開示の包装システムは、逆分注方向を含む、任意の方向で分注するように構成されてもよい。

いくつかの実施形態では、分注器は、異なる材料を含有し得る、１つよりも多くのライナーを含んでもよい。一例として、１つのライナーは、濃い青色の塗料を含有してもよく、別のライナーは、薄い紫色の塗料を含有してもよい。分注アセンブリは、ライナーのうちの各々のフィットメントに接続し得る、またはそれと整合し得る、コネクタ／カバーを含んでもよい。代替として、１つのライナーは、異なる材料を含有し得る、２つ以上の区画を備えてもよい。噴射器が噴射モードに起動されたときに、分注アセンブリは、ライナーの両方から材料を引き出してもよく、例えば、噴射器から噴射される結果として生じる材料が、ライナーの全てまたはいくつかの内容物の混合物であってもよいように、噴射器ヘッドの中で材料を混合してもよい。時間を節約することに加えて、そのような特徴は、混合中に潜在的に有毒ガスまたは臭気を受けることをユーザに要求しないので有利である。この実施形態はまた、１つのライナーがコーティングを含有してもよく、別のライナーが触媒を含有してもよく、それにより、両方の混合物が塗布されることを可能にする場合に、不安定となり得、硬化のための触媒を要求し得るコーティングの塗布とともに有利に使用され得る。複数のライナーの実施形態では、混合物に含まれる各ライナーの材料の比は、種々の手段によって、例えば、圧力を変化させることによって、またはノズルのサイズを変化させることによって、または任意の他の好適な方法あるいは方法の組み合わせによって制御され得る。

いくつかの実施形態では、ノズルは、材料が分注されるにつれて、それを部分的に硬化させるのに役立ち得る機構を含んでもよい。これは、例えば、紫外線、赤外線、および／または分注アセンブリのノズルに含まれ得る小型ヒータであるが、それらに限定されない、任意の好適な手段または手段の組み合わせによって達成されてもよい。

図２に示される噴射器２００を清掃することは、ライナー２０２が使用後に破棄／再生利用されてもよいため、ヘッド２４４および分注チャネル２４６を清掃することを含むのみであってもよい。場合によっては、分注アセンブリ２３０のヘッド２４４および分注チャネル２４６を比較的迅速かつ容易に清掃するために、噴射器２００から噴射または分注することができる洗浄液を含有する、ライナー２０２が提供されてもよい。

図３に示されるような本開示の噴射器／分注器の別の実施形態では、オーバーパック３１２が、上記で説明されるもの等のライナー３０２および分注アセンブリ３３０とともに使用されてもよい。図３に示されるように、ライナー３０２は、オーバーパック３１２の内側に配置されてもよい。オーバーパック３１２、ならびにいくつかの実施形態では、オーバーパック３１２およびライナー３０２は、分注アセンブリ３３０のコネクタ／カバー３３４に接続されてもよい。いくつかの実施形態では、オーバーパック３１２は、既知の噴射器とともにすでに使用されているもの等の標準固定貯留部であってもよい一方で、他の実施形態では、オーバーパック３１２は、本開示の実施形態とともに特異的に使用するために製造されてもよい。オーバーパック３１２は、任意の所望の形状を成してもよく、任意の比較的剛性の材料から構成されてもよい。例えば、オーバーパック３１２は、プラスチック、金属、木材、段ボール、複合材料、ガラス、または任意の他の好適な材料、あるいはライナー２０２に関して上記で記載される材料のうちのいずれかまたは材料の組み合わせを含む、材料の組み合わせから構成されてもよい。オーバーパック３１２およびライナー２０２は、同じ材料から製造される必要がない。オーバーパック３１２は、ライナー３０２が中に配置され得る開口部３１４を有してもよい。オーバーパック３１２はまた、オーバーパック３１２を分注アセンブリ３３０に接続するための特徴を備える周縁３１６を有してもよい。いくつかの実施形態では、例えば、周縁３１６は、分注アセンブリ３３０のコネクタ／カバー３３４上の相補的ネジ山と噛合し得る、ネジ山を備えてもよい。他の実施形態では、接続特徴は、例えば、分注アセンブリ３３０をオーバーパック３１２に固着させるための任意の好適な方法を備えてもよい。

上記のように、ライナー２０２は、ユーザにとって魅力的であるか、および／またはライナーの崩壊を支援する任意の望ましい形状を備えるように構成されてもよい。ライナー２０２は、いくつかの実施形態では、オーバーパック３１２の内側に実質的に適合するように寸法決定および成形されてもよい。そのようなものとして、ライナー２０２は、略平滑な外面を有する比較的単純な設計を有してもよく、またはライナーは、例えば、圧入および／または突出を含むが、それらに限定されない比較的複雑な設計を有してもよい。いくつかの実施形態では、ライナー壁は、付着を最小化するために、概してテクスチャ加工の表面を含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、表面は、例えば、約０．５〜１００μｍであるが、それに限定されない任意の適切なサイズを各々が有し得る複数の段差、スケール、または突起を含んでもよい。テクスチャ加工の特徴は、相互から任意の好適な距離で離間されていてもよい。いくつかの実施形態では、テクスチャ加工は、例えば、格子または足場等の枠組みを備えてもよい。いくつかの好適なテクスチャ加工の特徴の実施例は、その全体が参照することにより本明細書に組み込まれる、２０１０年５月１２日に出願された「Ｆｌｕｉｄ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔｓ ｗｉｔｈ Ｔｅｘｔｕｒｅｄ Ｓｕｒｆａｃｅ ｆｏｒ Ｄｅｃｒｅａｓｅｄ Ａｄｈｅｓｉｏｎ ａｎｄ Ｒｅｌａｔｅｄ Ｍｅｔｈｏｄｓ」と題された米国仮特許出願第６１／３３４，００５号においてより詳細に説明されている。ライナー２０２は、オーバーパック壁の厚さと比較して、比較的薄いライナー壁を有してもよい。いくつかの実施形態では、口を介した真空等によって、または、ライナー２０２とオーバーパック３１２との間（本明細書ではそれらの間の環状空間と呼ばれる）の圧力等によって、容易に崩壊させられ得るように、ライナー２０２は可撓性であってもよい。

ライナー２０２は、さらなる実施形態では、膨張または充填されたときに、その中に配置され得るように、オーバーパック３１２の形状とは異なるが、補完する形状を有してもよい。いくつかの実施形態では、ライナー２０２は、オーバーパック壁の内部に取り外し可能に取り付けられてもよい。ライナー２０２は、ライナー２０２とオーバーパック３１２との間の環状空間からの駆動ガス移動に対して、ガス障壁等の障壁を提供してもよい。したがって、ライナー２０２は、概して、ライナー内の内容物の純度を確保および／または維持してもよい。

特に、ライナーの内容物の滅菌性が実質的に維持されなければならない、いくつかの実施形態では、ライナー２０２は、ライナーの中に配置された内容物のために滅菌環境を確保または維持することに役立ち得る材料から構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ライナーは、Ｄａｎｂｕｒｙ，ＣｏｎｎｅｃｔｉｃｕｔのＡＴＭＩによって製造されたＴＫ８、または任意の他の好適な材料から構成されてもよい。上述のように、いくつかの実施形態では、ライナー２０２は、複数の層を備えてもよい。複数の層は、１つ以上の異なるポリマーまたは他の好適な材料を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ライナーの厚さ、層、および／または組成、および／またはライナーの複数層は、例えば、溶接の裂け目、ピンホール、ガス混入、および／または任意の他の汚染の手段等の、従来のライナーまたは包装と関連付けられる典型的な脆弱性または問題を制限または排除することによって、本開示のライナーベースのシステムの内容物の確実で実質的に汚染されていない出荷を可能にし得る。同様に、または加えて、ライナー２０２はまた、ライナーが充填されたときに、オーバーパックの形状に実質的に適合するようにライナーを構成し、それにより、出荷中の内容物の移動量を低減することによって、本開示の分注システムの内容物の確実で実質的に汚染されていない出荷に貢献し得る。さらに、ライナーがオーバーパックの形状に実質的に適合する実施形態では、出荷中のライナーの移動量が低減され、または実質的に低減され得、ピンホールの発生を有利に低減または排除する。

オーバーパック３１２およびライナー２０２は各々、例えば、押出ブロー成形、射出ブロー成形、伸張ブロー成形、および／または再加熱およびブロー成形を含む、溶接またはブロー成形、あるいは任意の他の好適な工程であるが、それらに限定されない、任意の好適な製造工程を使用して製造されてもよく、各々、単一の構成要素として製造されてもよく、または複数の構成要素の組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、オーバーパック３１２およびライナー２０２は、本明細書では共ブロー成形とも呼ばれる、入れ子式でブロー成形されてもよい。共ブロー成形技法を利用するライナーベースのシステムおよび方法の実施例は、その全体が参照することにより本明細書に組み込まれる、２０１１年１０月１０日出願の「Ｎｅｓｔｅｄ Ｂｌｏｗ Ｍｏｌｄｅｄ Ｌｉｎｅｒ ａｎｄ Ｏｖｅｒｐａｃｋ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄｓ ｏｆ Ｍａｋｉｎｇ Ｓａｍｅ」と題された国際出願ＰＣＴ／ＵＳ１１／５５５６０号で、さらに詳細に説明されている。

１つの特定の実施形態では、図８に図示されるように、分注器は、オーバーパック８０６内に設置されたライナーを有する、ライナーベースのシステム８００を含んでもよい。ライナーおよびオーバーパックは各々、上記で示されるように、入れ子式共ブロー成形等であるが、それに限定されないブロー成形によって形成されてもよい。ライナーおよび／またはオーバーパックは、表面特徴を含んでもよく、ライナーおよびオーバーパックを製造するために入れ子式共ブロー成形が使用される場合等のいくつかの実施形態では、同一の広がりを持つ表面特徴を含んでもよい。具体的には、一実施形態では、ライナーおよびオーバーパックは、ライナーおよびオーバーパックの円周の周囲に設置され得る１つ以上の圧入または突出パネル等であるが、それらに限定されない表面特徴を含有してもよい。より具体的には、一実施形態では、ライナーおよびオーバーパックは、略長方形の設計を有する１つ以上の表面特徴またはパネル等であるが、それらに限定されない表面特徴を含有してもよい。例えば、図８から分かるように、６枚の略長方形のパネル８０２が、ライナーおよび／またはオーバーパック壁の円周に沿って垂直に配置されてもよいが、任意の他の数のパネルが好適に使用されてもよい。パネル８０２は、ライナーおよびオーバーパックの非傾斜高さと略等しい高さを有してもよく、つまり、例えば、パネル８０２は、ライナーおよびオーバーパックの口に向かって傾斜または湾曲し始め得るライナーおよびオーバーパックの上部を覆わなくてもよい。いくつかの実施形態では、パネル８０２は各々、他のパネルと実質的に同じサイズおよび形状を有してもよく、または他の実施形態では、１つ以上のパネルは、１つ以上の他のパネルとは異なるサイズおよび形状であってもよい。また、パネル８０２を画定する境界縁は、浅い深さ、あるいはより明確な深さおよび／または大きい深さを含む、任意の好適な厚さおよび／または画定を有してもよい。いくつかの実施形態では、縁取り深さが、各パネルに対して、および／または単一のパネルの周囲全体に対して略同一であってもよい一方で、他の実施形態では、深さは、パネルによって、または周囲に沿った１つの位置から同じパネルの周囲に沿った別の位置まで異なってもよい。６パネル設計が、略長方形のパネル８０２として説明され、示されているが、任意の好適な、または望ましい幾何学形状が検討され、本開示の精神および範囲内にあると理解されるであろう。さらに、相互から任意の好適な距離で離間された、任意の好適な数のパネルが検討され、本開示の精神および範囲内であると理解されるであろう。概して、１枚以上のパネル等の表面特徴は、ライナーおよび／またはオーバーパックに強度および／または剛性を追加してもよい。しかしながら、いくつかの実施形態では、より浅い縁取りもまた、ライナーがオーバーパックに張り付くことを防ぎ得る。

図８からも分かるように、ライナーベースのシステム８００は、いくつかの実施形態では、例えば、温度変化によって生成されるライナーおよび／またはオーバーパックの任意のくぼみ形成効果を隠すことができる、および／または標識用の表面ならびに同等物を生成し得る、ライナーベースのシステム用の平滑な略剛性の外面を提供するために使用され得る出縁（ｃｈｉｍｅ）８０４を含んでもよい。いくつかの実施形態では、出縁８０４が、長方形のパネル表面特徴を概して覆うように十分な高さに延在してもよい一方で、他の実施形態では、修正された出縁は、ライナーベースのシステムに独立型支持を追加し得るライナーまたはオーバーパックと比較して実質的に短い高さを含む、任意の好適なより小さい高さで延在してもよい。出縁８０４は、プラスチック、例えば、高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）、ＰＥＴ、または任意の他の好適なポリマー、あるいは任意の他の好適な材料またはプラスチック、あるいはそれらの組み合わせを含む、任意の好適な材料から構成されてもよい。出縁８０４は、いくつかの実施形態では、ライナーおよび／またはオーバーパックと比較して、比較的剛性であってもよく、出縁が、概して、ライナー／オーバーパックの大部分に嵌合するので、ライナー／オーバーパックが崩壊するか、へこむか、または別様に歪曲する場合、出縁は、概して、平滑で剛性の形状を維持してもよい。そのようなものとして、ライナー／オーバーパックの任意の歪曲は、概して、ライナーベースのシステムの外部から観察不可能であってもよい。さらに、出縁８０４の平滑な外面は、標識を接着するための概して歪曲していない表面を提供してもよい。出縁８０４はまた、ライナーおよびオーバーパックを紫外線から保護するために着色剤または他の添加剤を含んでもよい。いくつかの実施形態では、オーバーパック７０６は、スナップ嵌合、摩擦嵌合、バイオネット、接着剤、または出縁がオーバーパックに着脱可能に連結されることを可能にする他の特徴を含む、出縁に接続するための接続特徴７０８を含んでもよい。

使用されてもよい、ライナーおよびオーバーパックの種類のさらなる実施例および実施形態は、各々が、その全体が参照することにより本明細書に組み込まれる、２０１１年１０月１０日出願の「Ｓｕｂｓｔａｎｔｉａｌｌｙ Ｒｉｇｉｄ Ｃｏｌｌａｐｓｉｂｌｅ Ｌｉｎｅｒ，Ｃｏｎｔａｉｎｅｒ ａｎｄ／ｏｒ Ｌｉｎｅｒ ｆｏｒ Ｒｅｐｌａｃｉｎｇ Ｇｌａｓｓ Ｂｏｔｔｌｅｓ，ａｎｄ Ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｆｌｅｘｉｂｌｅ Ｌｉｎｅｒｓ」と題された国際出願ＰＣＴ／ＵＳ１１／５５５５８号、２０１１年１０月１０日出願の「Ｎｅｓｔｅｄ Ｂｌｏｗ Ｍｏｌｄｅｄ Ｌｉｎｅｒ ａｎｄ Ｏｖｅｒｐａｃｋ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄｓ ｏｆ Ｍａｋｉｎｇ Ｓａｍｅ」と題された国際出願ＰＣＴ／ＵＳ１１／５５５６０号、２０１１年１１月８日出願の「Ｇｅｎｅｒａｌｌｙ Ｃｙｌｉｎｄｒｉｃａｌｌｙ−Ｓｈａｐｅｄ Ｌｉｎｅｒ ｆｏｒ Ｕｓｅ ｉｎ Ｐｒｅｓｓｕｒｅ Ｄｉｓｐｅｎｓｅ Ｓｙｓｔｅｍｓ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄｓ ｏｆ Ｍａｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇ ｔｈｅ Ｓａｍｅ」と題された米国仮出願第６１／５５６，９４３号、２０１１年３月２９日出願の「Ｌｉｎｅｒ−Ｂａｓｅｄ Ｄｉｓｐｅｎｓｅｒ」と題された米国仮出願第６１／４６８，８３２号、２０１１年８月１９日出願の「Ｌｉｎｅｒ−Ｂａｓｅｄ Ｄｉｓｐｅｎｓｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍｓ」と題された米国仮出願第６１／５２５，５４０号、２００６年６月５日出願の「Ｆｌｕｉｄ Ｓｔｏｒａｇｅ ａｎｄ Ｄｉｓｐｅｎｓｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍｓ ａｎｄ Ｐｒｏｃｅｓｓｅｓ」と題された米国仮出願第１１／９１５，９９６号、２０１０年１０月７日出願の「Ｍａｔｅｒｉａｌ Ｓｔｏｒａｇｅ ａｎｄ Ｄｉｓｐｅｎｓｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ Ｗｉｔｈ Ｄｅｇａｓｓｉｎｇ Ａｓｓｅｍｂｌｙ」と題された国際出願ＰＣＴ／ＵＳ１０／５１７８６号、国際出願ＰＣＴ／ＵＳ１０／４１６２９号、米国特許第７，３３５，７２１号、米国特許出願第１１／９１２，６２９号、米国特許出願第１２／３０２，２８７号、および国際出願ＰＣＴ／ＵＳ０８／８５２６４号で、さらに詳細に説明されている。本開示の分注システム２００とともに使用するためのオーバーパック３１２およびライナー２０２は、可撓性、剛性崩壊可能、２次元、３次元、溶接された、成形された、ガセット付き、および／またはガセットがないライナー、および／または襞を含有するライナー、および／または閉塞を制限あるいは排除するための方法を含むライナー、ならびに、例えば、ＡＴＭＩ，Ｉｎｃ．によってＮＯＷｐａｋ（登録商標）という商標の下で販売されているライナーを含むが、それらに限定されない、上記の出願のうちのいずれかで開示されている、実施形態、特徴、および／または改良点のうちのいずれかを含んでもよい。本明細書で説明される実施形態で開示される、分注システムの種々の特徴は、他の実施形態に関して説明される１つ以上の他の特徴と組み合わせて使用されてもよい。

オーバーパックを含む噴射器／分注器の実施形態は、上記で開示される方法のうちのいずれか一方、すなわち、直接的にライナーの中へのポンプ分注または圧力分注によって、分注されてもよい。一実施形態では、ライナー３０２の材料Ｍは、圧力分注によって分注されてもよく、それにより、流体、ガス、または任意の他の好適な物質等の物質Ｓが、ライナー３０２の外壁とオーバーパック３１２の内壁との間でオーバーパック３１２の中へ方向付けられてもよい。図４から分かるように、オーバーパック４１２に導入される物質Ｓは、ライナー４０２の外壁に圧力をかけ、それにより、ライナー４０２を内向きに崩壊し、ライナーの材料Ｍを分注チャネルの中へ押し進めて噴射器のヘッドから押し出す。この種類のポンプ分注を使用する噴射器３００の実施形態では、分注アセンブリ３３０のコネクタ／カバー３３４は、流体、ガス、または任意の他の好適な材料が、ライナー３０２の外壁とオーバーパック３１２の内壁との間でオーバーパック３１２の中へ方向付けられ得るように、入口３４２を有してもよい。圧力分注を利用する本開示の実施形態は、浸漬管を含んでも含まなくてもよい。

分注機構を収容する分注アセンブリの実施形態が説明されているが、異なる種類のポンプアセンブリを組み込む噴射器または分注器の実施形態が、本開示の精神および範囲内である。例えば、いくつかの実施形態では、図５に示されるように、分注アセンブリ５３０は、分注機構を含まなくてもよい。代わりに、分注機構５５０は、例えば、ホースまたは管５７０、あるいは任意の他の好適な手段によって、ライナー５０２および／またはオーバーパック５１２および／または分注アセンブリ５３０に遠隔接続されてもよい。

図６に示される、さらに別の実施形態では、ライナー６０２は、ノズル６６２に取り付けられた管６６０を含んでもよい。この実施形態では、管６６０およびノズル６６２は、分注アセンブリを通して螺合され、ヘッドと接続してもよい。したがって、使用後に清掃を必要とする分注器の部品が、さらに低減または排除され得る。

いくつかの実施形態では、ノズルは、殺虫剤、臭気中和剤、肥料、洗浄製剤、刺激物、殺菌調合剤、群衆制御剤、香水、湿潤剤、防腐剤、防虫剤、アロマセラピー、塗料剥離剤、接着剤、潤滑剤、テクスチャ加工表面を提供するための材料等であるが、それらに限定されない用途で有用となり得る、噴射されている材料の広い範囲を提供するよう、広い分散パターンを提供するように構成されてもよい。一実施形態では、噴霧ノズルが使用されてもよいが、広い分散パターンを生成するための他の手段が、本開示の精神および範囲内と見なされる。

なおもさらなる実施形態では、システム全体は、ライナーの内容物が使い尽くされた後に破棄され、再生利用され、または別様に適正に処分され得る、使い捨てシステムであってもよい。したがって、材料が最初に分注器に包装されてもよいため、材料は、元の包装から分注器へ移される必要がないであろう。さらに、清掃を排除することができる。加えて、システム全体が使用の準備ができた状態になるため、材料は、分注まで環境またはユーザに暴露される必要さえないであろう。そのような使い捨て実施形態では、例えば、圧力源が、使い捨てシステムの一部として含まれてもよく、または別々に購入されてもよく、例えば、分注機構に固定して、または取り外し可能に取り付けられ得る、ＣＯ_２、Ｎ_２、または他の圧縮ガスカートリッジを含んでもよい。使い捨てシステムを参照して論議されているが、そのような圧力源は、同様に、本明細書で説明される他の実施形態を含む、非使い捨てシステムとともに使用または提供されてもよい。

先述の実施形態は、概して、手持ち式噴射器または分注器を参照して説明されている。しかしながら、例えば、図７に示されるものであるが、それに限定されない、他の分注器が、本開示の精神および範囲内である。そのような実施形態では、ライナー７０２の中の材料Ｍは、例えば、遠隔分注機構５５０から、例えば、材料Ｍの連続流を可能にし得る分注アセンブリ５３０を通して、圧力分注されてもよい。図７に示される分注器７００は、例えば、調味料を分注するために特に有用であってもよい。

別の実施形態では、本開示の分注器は、いくつかの実施形態では、遠隔で、または予定された基準で、分注器の使用を可能にする分注アセンブリが提供されるか、またはそれと一体化してもよいタイマー制御弁を含んでもよい。一実施形態では、タイマー制御弁は、分注アセンブリと一体化したマイクロチップによって制御されてもよく、またはコントローラに接続され得る無線、赤外線、ＷｉＦｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等によって遠隔制御されてもよい。タイマー制御弁は、噴霧器または殺虫剤とともに使用するため等の１回分注事象のために構成することができ、または封入空間に臭気中和剤あるいは芳香を導入するため等の反復分注事象のために構成されてもよい。タイマー制御弁を有する分注器は、任意の好適な時間制御分注用途に使用されてもよい。

さらなる実施形態では、制御弁は、個人が近くにいるときに香料を噴射すること、害虫の検出または周囲照明の変化後に防虫剤を分注すること等であるが、それらに限定されない外部事象または外部感知によってトリガされてもよい。そのような外部感知は、分注器に同梱されている１つ以上の超音波近接性検出器、光検出器、または任意の他の好適なセンサあるいはそれらの組み合わせによって提供されてもよい。

いくつかの分注器の実施形態では、ライナー、オーバーパック、および／または分注アセンブリは、大流量の分注または比較的高粘度の内容物の分注のために構成されてもよい。一実施形態では、そのような大流量または高粘度の分注は、比較的高い粘度を有する材料のためのより高い流速またはより大きい流路を提供するより大きいオリフィスサイズをライナー、オーバーパック、および／または分注アセンブリに提供することによって達成されることができる。

いくつかの実施形態では、本開示の分注器は、統合型混合を可能にする特徴を含むことができる。そのような統合型混合は、例えば、２つの段階または乳濁した製品あるいは内容物を貯蔵および分注するときに有用であってもよい。混合は、例えば、磁気的に連結された撹拌棒または撹拌プレートを介して提供されてもよいが、内容物を循環または混合するために、テスラタービン等であるが、それに限定されない他の撹拌機構を使用することができる。いくつかの実施形態では、分注器またはその１つ以上の構成要素は、混合デバイスのためのより耐摩耗性または実質的に耐摩耗性の場所を提供するように修正される必要があってもよい。そのような耐摩耗性領域は、ライナーの壁の中のくぼみまたは肥厚領域を含んでもよいが、それらに限定されない。なおも他の実施形態では、分注器は、その中に貯蔵された内容物を混合するために、シェーカまたはローラと噛合されるか、またはそれとともに使用されるように構成されることができる。

さらなる実施形態では、分注器は、工程において使用するために内容物を混合システムに送達するように修正することができる。代替として、２つ以上の分注器は、その内容物が分注時に混合されてもよいように、相互に、または相互に接続されたそれらの分注ポートあるいはラインに、接続されるように構成することができる。さらに他の実施形態では、上記で論議されるように、単一の分注器は、（随意で単一のオーバーパックの中に）複数のライナーを含んでもよく、分注時に複数のライナーのうちの２つ以上の内容物を混合するように構成されてもよい。そのような実施形態は、例えば、分注前に構成要素の隔離を必要とし得る、および隔離された構成要素の適正比を送達するために流量制御を必要とし得る反応型材料分注とともに使用されてもよい。１つの実施例は、エポキシ、歯科用充填材または金型等の鋳造化合物、完全調合剤の中で混合されたときに長期安定性を持たない、漂白剤として酸化剤を必要とする洗浄剤等のように、分注時に重合または架橋結合する、システムとなるであろう。概して、混合時に必要に応じて、存続期間の短い材料が望ましく生成される、任意のシナリオを、本開示のそのような実施形態とともに使用することができる。いくつかの実施形態では、混合ヘッドまたはコネクタが提供されてもよい。混合ヘッドは、分注／混合されるにつれて、材料の比を制御してもよい。いくつかの実施形態では、混合ヘッドは、清掃、浄化、および／または滅菌されることが可能であってもよい。混合ヘッドの単純な実施形態は、材料の比が制御されるように、オリフィスプレートまたは制約された容積の浸漬管を含んでもよい。しかしながら、より複雑な混合ヘッドが、本開示の実施形態に好適である。他の実施形態では、エンドユーザが、分注時に材料または原料を分注器の内容物と組み合わせること、あるいは分注前に包装システムに材料または原料を追加することを可能にするよう、携帯用ポンプを含むポンプが、本明細書で開示される一実施形態とともに使用されてもよく、またはそれと接続されてもよい。なおもさらなる実施形態では、以前に本明細書に組み込まれた２０１１年１０月１０日出願の「Ｎｅｓｔｅｄ Ｂｌｏｗ Ｍｏｌｄｅｄ Ｌｉｎｅｒ ａｎｄ Ｏｖｅｒｐａｃｋ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄｓ ｏｆ Ｍａｋｉｎｇ Ｓａｍｅ」と題された国際出願ＰＣＴ／ＵＳ１１／５５５６０号で説明されているもの等の共ブロー成形また入れ子式プリフォームおよびライナーが、２つよりも多くの層を有する分注器を製造するために使用されてもよい。２つ以上の別個の材料が、層の間の空間の中に充填されてもよい。分注器は、分注時に別個の材料を混合するように構成されてもよい。

他の実施形態では、本開示の分注器は、貯蔵および／または輸送中に、その中に含有された懸濁固体の定着を遅らせるように、内面にバッフル、バッフル特徴、または他の不連続性を含んでもよい。

本明細書で説明される分注器は、正方形、長方形、三角形または錐体、円筒形、または任意の他の好適な多角形あるいは他の形状を含むが、それらに限定されない任意の好適な形状として構成されてもよい。異なる形状の分注器が、貯蔵および／または輸送中の梱包密度を向上させることができ、全体的な輸送費を削減してもよい。加えて、分注器内に提供された内容物の指標を提供するため、または内容物が使用される１つあるいは複数の用途を識別するため等、分注器を相互に区別するために、異なる形状の分注器を使用することができる。なおもさらなる実施形態では、本明細書で説明される分注器は、既存の分注アセンブリまたは分注システムを用いて分注器を「改造する」ために、任意の好適な形状として構成されてもよい。

いくつかの実施形態では、本明細書で説明される分注器は、分注器またはその１つ以上の構成要素の中に成形された記号および／または文章を含んでもよい。そのような記号および／または文章は、名前、ロゴ、指示、警告等を含んでもよいが、それらに限定されない。そのような成形は、分注器またはその１つ以上の構成要素の製造工程中またはその後に行われてもよい。一実施形態では、そのような成形は、例えば、分注器またはその１つ以上の構成要素のための金型をエンボス加工することによって、加工工程中に容易に達成されてもよい。成形された記号および／または文章は、例えば、製品を区別するために使用されてもよい。

いくつかの実施形態では、分注器の内容物を外部環境から保護することに役立つように分注器を装飾するために、または分注器内の内容物の指標あるいは識別として使用するために、または複数の分注器を別様に区別するために等、１つ以上の色および／または吸収材料が製造工程中またはその後に、分注器またはその１つ以上の構成要素に追加されてもよい。色は、例えば、染料、色素、ナノ粒子、または任意の他の好適な機構を使用して追加されてもよい。吸収材料は、紫外線、赤外線、および／または無線周波数信号等を吸収する材料を含んでもよい。

同様に、いくつかの実施形態では、分注器またはその１つ以上の構成要素は、異なるテクスチャまたは仕上げが提供されてもよい。色ならびに成形された記号および／または文章と同様に、異なるテクスチャまたは仕上げは、製品を区別するため、分注器内に提供された内容物の指標を提供するため、または内容物が使用される１つあるいは複数の用途を識別するため等に使用されてもよい。一実施形態では、テクスチャまたは仕上げは、実質的に滑らないテクスチャまたは仕上げあるいは同等物であるように設計されてもよく、分注器またはその１つ以上の構成要素にそのようなテクスチャまたは仕上げを含むか、または追加することにより、包装システムの把持可能性または取扱いを向上させることに役立ち、それにより、分注器の落下のリスクを低減または最小化し得る。テクスチャまたは仕上げは、例えば、適切な表面特徴を有する分注器またはその１つ以上の構成要素のための金型を提供することによって、加工工程中に容易に達成されてもよい。他の実施形態では、成形された分注器は、テクスチャまたは仕上げを用いてコーティングされてもよい。いくつかの実施形態では、テクスチャまたは仕上げは、実質的に分注器全体、または実質的にその１つ以上の構成要素の上に提供されてもよい。しかしながら、他の実施形態では、テクスチャまたは仕上げは、分注器の一部分、またはその１つ以上の構成要素の一部分の上にのみ提供されてもよい。

同様に、いくつかの実施形態では、分注器またはその１つ以上の構成要素の外壁および／または内壁は、その上に提供された任意の好適なコーティングを有してもよい。コーティングは、材料適合性を増加させ、透過性を減少させ、強度を増加させ、ピンホール抵抗を増加させ、安定性を増加させ、静電気防止能力を提供し、または別様に静電気を低減する等してもよい。そのようなコーティングは、ポリマー、プラスチック、金属、ガラス、接着剤等のコーティングを含むことができ、例えば、ブロー成形で使用されるプリフォームをコーティングすることによって、製造工程中に適用されてもよく、または噴射、浸漬、充填等によって製造後に適用されてもよい。

いくつかの実施形態では、分注器は、１つ以上のハンドルを含んでもよい。１つ以上のハンドルは、任意の形状またはサイズのものとなり得、分注器の任意の好適な位置に位置してもよい。ハンドルの種類は、最上部および／または側面に位置するか、人間工学に基づくか、取外し可能または着脱可能であるか、分注器の中に成形されるか、または分注器の加工後に提供される（例えば、スナップ嵌合、接着剤、リベット打ち、ネジ留め、バイオネット嵌合等によって）等のハンドルを含むことができるが、それらに限定されない。異なるハンドルおよび／または取扱オプションを提供することができ、それらは、例えば、分注器の予測内容物、分注器の用途、分注器のサイズおよび形状、分注器用の予測分注システム等に依存してもよいが、それらに限定されない。

本明細書で説明される分注器をより持続可能にすることを支援するために、任意のオーバーパック、ライナー、ハンドル等を含む、分注器またはその１つ以上の構成要素は、ポリ−３−ヒドロキシ酪酸（ＰＨＢ）、ポリヒドロキシ吉草酸（ＰＨＶ）、およびポリヒドロキシヘキサン酸（ＰＨＨ）のようなポリヒドロキシアルカノエート（ＰＨＡ）、ポリ乳酸（ＰＬＡ）、コハク酸ポリブチレン（ＰＢＳ）、ポリカプロラクトン（ＰＣＬ）、ポリ無水物、ポリビニルアルコール、でんぷん誘導体、酢酸セルロースおよびニトロセルロースならびにそれらの誘導体（セルロイド）のようなセルロースエステル等を含むが、それらに限定されない、生分解性材料または生分解性ポリマーから製造されてもよい。

いくつかの実施形態では、分注器は、オーバーパックおよびライナー、複数のオーバーパック、または複数のライナー等の２つ以上の層を含んでもよい。さらなる実施形態では、分注器は、その中の内容物の格納の強化を確保するか、構造強度を増加させるか、および／または透過性を減少させること等に役立ち得る少なくとも３つの層を含んでもよい。層のうちのいずれかは、本明細書で以前に論議された材料等であるが、それらに限定されない、同じまたは異なる材料でできていてもよい。

いくつかの実施形態では、分注器またはその１つ以上の構成要素は、再生利用または復元されることができる材料で製造されてもよく、いくつかの実施形態では、同じまたは異なるエンドユーザによって異なる工程で使用されてもよく、それにより、そのようなエンドユーザが、環境へのそれらの影響を少なくするか、またはそれらの全体的排出を低くすることを可能にする。例えば、一実施形態では、分注器またはその１つ以上の構成要素は、そこから生成される熱が捕捉されて組み込まれ、同じまたは異なるエンドユーザ（単数または複数）によって別の工程で使用されてもよいように、焼却処分され得る材料から製造されてもよい。一般に、分注器またはその１つ以上の構成要素は、再生利用することができるか、または再び使用され得る原材料に変換され得る材料から製造されてもよい。

いくつかの実施形態では、分注器またはその１つ以上の構成要素に強度および完全性を追加する構造的特徴が、分注器に設計されてもよい。例えば、分注器の基礎（またはいくつかの実施形態では出縁）、最上部、および側面は全て、充填、輸送、取付け、および使用（例えば、分注）中に増加した振動および外力を被る領域であってもよい。したがって、一実施形態では、分注器に強度および完全性を追加することができる、追加厚さまたは構造物（例えば、橋脚設計）が、分注器の応力を受けた領域を支持するように追加されてもよい。さらに、分注器の中の任意の接続領域もまた、使用中に増加した応力を被る場合がある。したがって、これらのそのような領域のうちのいずれかは、例えば、増加した厚さおよび／または特異的に仕立てた設計を通して強度を追加する、構造的特徴を含んでもよい。さらなる実施形態では、上記の構造のうちのいずれかに増加した強度を追加するために、三角形形状の使用を利用することができるが、他の設計または機械的支持特徴が使用されてもよい。

いくつかの実施形態では、任意のオーバーパックまたはライナーを含む、分注器またはその１つ以上の構成要素は、補強または強度を追加するために、分注器またはその１つ以上の構成要素、あるいはその複数部分に統合または追加されてもよい、メッシュ、繊維、エポキシ、または樹脂等であるが、それらに限定されない補強特徴を含んでもよい。そのような補強は、高圧分注用途、または高粘度内容物あるいは腐食性内容物を分注するための用途を支援してもよい。

いくつかの実施形態では、分注器は、液面感知特徴またはセンサを含んでもよい。そのような液面感知特徴またはセンサは、分注器に貯蔵された内容物の液面を識別、指示、または決定するための視覚、電子、超音波、または他の好適な機構を使用してもよい。例えば、一実施形態では、分注器またはその一部分は、その中に貯蔵された内容物の液面を視認するために使用され得る、実質的に半透明または透明の材料でできていてもよい。

さらなる実施形態では、包装システムから下流工程に送達されている材料の直接測定のために、流量計測技術が分注アセンブリに組み込まれてもよい。送達されている材料の直接測定は、エンドユーザに、工程の反復性または再現性を確保することに役立ち得るデータを提供することができる。一実施形態では、統合流量計が、材料流量のアナログまたはデジタル計測値を提供してもよい。流量計またはシステムの他の構成要素は、正確な流量測定を提供するように、材料の特性（粘度および濃度を含むが、それらに限定されない）および他の流量パラメータを考慮することができる。加えて、または代替として、統合流量計は、貯蔵されて分注器から分注される特定の材料と連動し、それを正確に測定するように構成することができる。一実施形態では、実質的に一定の出口圧力または流速を維持するように、入口圧力を循環させ、または調整することができる。

代替実施形態では、本開示のシステムは、危険物（ＨａｚＭａｔ）および救急隊による使用等であるが、それらに限定されない、緊急事態を支援するために使用されてもよい。ＨａｚＭａｔおよび救急隊は、しばしば、現場で未知の緊急事態に対処しなければならない。緊急事態の迅速な評価後、危険物の識別を、化学的、生物学的、物理的、原子力、または他の危険物として分類することができる。各状況で、真空等とともに逆に使用される、本明細書で開示されるような携帯用分注システムの使用は、流出材料を局所的に吸い上げ、隔離、格納、および／または破壊のために、ライナーベースの包装内にこれらの危険物を隔離するために使用することができる。そのような携帯用技術の利用は、対処されている危険物のカテゴリにかかわらず、流出した危険物または緊急脅威事態からの懸念を軽減することができる。中和、破壊、および／または処分のためのライナー内の流出材料の隔離は、対処されている危険物の種類および重大性に応じて、現場で、または遠隔場所で達成することができる。

例えば、化学流出物では、輸送されている酸または塩基が、局所的な周囲に漏出する場合がある。圧力の代わりに真空が印加されている、本明細書で開示されるシステムの実施形態（例えば、逆に使用される分注システム）を使用すること等の、携帯用真空または携帯用真空技術を使用することによって、酸または塩基を、携帯用ライナーベースの包装のライナーに「吸い込む」ことができる。いくつかの実施形態では、酸または塩基、あるいは他の化学物質を中和するように、特定の中和剤が、包装またはライナー内に提供されてもよい。代替として、酸または塩基あるいは他の化学材料は、ライナー内に隔離および含有し、後に中和するために、緊急事態から離れた別の場所に輸送することができる。

別の実施例として、生物学的緊急シナリオでは、ライナーベースの貯蔵部への吸い込みを通して生物剤を隔離するために、本明細書で開示されるような携帯用真空システムを使用することができる。ライナーは、生物学的材料を破壊して、差し迫った脅威的事態を低減するように、抗生物剤を含有する場合がある。代替として、隔離された生物剤は、ライナー内に隔離および含有し、後に処理するために、緊急事態から離れた別の場所に輸送することができ、それにより、広範囲に及ぶ破壊および生命の損失の可能性を軽減する。

さらに別の実施例として、原子炉等の原子力事故のシナリオでは、別の場所での隔離のために、放射性流出物をライナーベースの携帯用真空システムの中に隔離して含有することができる。放射性材料は、いったん隔離されると、遠隔の非緊急場所で除去して処理することができる。このアプローチは、生存率の増加および緊急状態で放射性材料を迅速に含有する能力を可能にする。

したがって、真空または吸引を提供するように修正された、携帯用ポンプ技術の使用は、これらの緊急対応シナリオのために有意な価値を有することができる。一実施形態では、上記で説明されるシステムは、上記で説明される実施形態のうちのいずれかにおいて、圧力源を真空源と交換することによって、吸引のために修正されてもよい。真空源は、携帯用真空源であってもよく、およびシステムの他の構成要素から分離していてもよく、またはシステムの統合要素であってもよい。

先述の説明では、種々の実施形態は、例示および説明の目的で提示されている。それらは、排他的となること、または本開示を開示される正確な形態に限定することを目的としていない。明確な修正または変化例が、上記の記述を踏まえて可能である。実施形態は、本開示の原則およびその実用的用途の最良の例示を提供するように、および当業者が、検討される特定の使用に適しているような種々の修正とともに種々の実施形態を利用することを可能にするように、選択および説明された。全てのそのような修正および変化例は、それらが公平に、合法に、または公正に享受する広さに従って解釈されたときに、添付の請求項によって決定されるような本開示の範囲内にある。

Claims (23)

1. 分注器であって、
   該分注器は、
   ヘッドアセンブリを有する分注アセンブリと、
   分注される材料を含有している崩壊可能ライナーであって、該ライナーは、該ライナーの内部と流体連通している該ヘッドアセンブリとともに、該分注アセンブリに着脱可能に固定され、該ライナーの中の該材料は、該ライナーから外へ該ヘッドアセンブリを通して分注される、崩壊可能ライナーと
   を備える、分注器。
2. 浸漬管をさらに備え、該浸漬管は、前記分注アセンブリと動作可能に接続され、前記分注される材料と流体連通している、請求項１に記載の分注器。
3. 前記分注される材料は、該材料を前記ライナーから前記浸漬管を通して前記ヘッドアセンブリまで圧送することによって分注される、請求項２に記載の分注器。
4. 前記分注アセンブリは、分注機構と動作可能に連結され、該分注アセンブリおよび分注機構は、流体またはガスを前記ライナーの中へ導入し、それにより、該ライナーの中の前記分注される材料を該ライナーから外へ前記ヘッドアセンブリまで押し出すことによって、該分注される材料の分注を引き起こす、請求項１に記載の分注器。
5. 前記分注アセンブリは、分注機構を備え、該分注機構は、流体またはガスを前記ライナーの中へ導入し、それにより、該ライナーの中の前記分注される材料を該ライナーから外へ前記ヘッドアセンブリまで押し出すことによって、該分注される材料の分注を引き起こす、請求項１に記載の分注器。
6. オーバーパックをさらに備え、該オーバーパックは、前記ライナーを保持し、および前記分注アセンブリに着脱可能に固定する、請求項１に記載の分注器。
7. 前記分注アセンブリは、分注機構と動作可能に連結され、該分注アセンブリおよび分注機構は、流体またはガスを前記ライナーと前記オーバーパックとの間の環状空間に導入し、それにより、該ライナーを崩壊させて、該ライナーの中の前記分注される材料を該ライナーから外へ前記ヘッドアセンブリまで押し出すことによって、該分注される材料の分注を引き起こす、請求項６に記載の分注器。
8. 前記分注機構は、前記分注アセンブリから遠隔にある、請求項７に記載の分注器。
9. 前記分注アセンブリは、分注機構を備え、該分注機構は、流体またはガスを前記ライナーと前記オーバーパックとの間の環状空間の中へ導入し、それにより、該ライナーを崩壊させて、該ライナーの中の前記分注される材料を該ライナーから外へ前記ヘッドアセンブリまで押し出すことによって、該分注される材料の分注を引き起こす、請求項６に記載の分注器。
10. 前記ヘッドアセンブリは、前記ライナーの内部と流体連通しているノズルを備える、請求項９に記載の分注器。
11. 前記ライナーは、再生利用可能な材料から製造される、請求項９に記載の分注器。
12. 前記ライナーは、閉鎖シールを有するフィットメントを備え、該閉鎖シールは、前記分注される材料の安全な格納を提供する、請求項１に記載の分注器。
13. 前記閉鎖シールは、再密閉可能である、請求項１２に記載の分注器。
14. 前記フィットメントは、前記ライナーを前記分注アセンブリに着脱可能に固定するための噛合特徴を備える、請求項１２に記載の分注器。
15. 分注される異なる材料を含有する第２の崩壊可能ライナーをさらに備え、該第２のライナーは、該第２のライナーと流体連通している前記ヘッドアセンブリとともに、前記分注アセンブリに着脱可能に固定され、前記崩壊可能ライナーおよび該第２の崩壊可能ライナーの前記分注される材料の分注時に、該それらの材料は、混合される、請求項１に記載の分注器。
16. ライナーの内容物の携帯用分注のための方法であって、
    該方法は、
    携帯用分注アセンブリを前記ライナーの内部と流体連通しているヘッドアセンブリとともに、崩壊可能ライナーに着脱可能に接続することであって、該携帯用分注アセンブリは、分注機構およびヘッドアセンブリを備え、該ライナーは、分注される材料を含有している、ことと、
    該分注機構に、流体またはガスを該ライナーの中へ導入させることであって、それにより、該ライナーの中の該材料を該ライナーから外へ該ヘッドアセンブリまで押し出す、ことと
    を含む、方法。
17. ライナーの内容物の携帯用分注のための方法であって、
    該方法は、
    携帯用分注アセンブリを該ライナーの内部と流体連通しているヘッドアセンブリとともに、オーバーパッックおよび崩壊可能ライナーアセンブリに着脱可能に接続することであって、該携帯用分注アセンブリは、分注機構および該ヘッドアセンブリを備え、該ライナーは、分注される材料を含有している、ことと、
    該分注機構に、流体またはガスを該ライナーと該オーバーパックとの間の環状空間の中へ導入させることであって、それにより、該ライナーを崩壊させて、該ライナーの中の該材料を該ライナーから外へ該ヘッドアセンブリまで押し出す、ことと
    を含む、方法。
18. 分注は、タイマー制御弁によって制御される、請求項１７に記載の方法。
19. 分注は、外部事象を感知することによってトリガされる、請求項１８に記載の方法。
20. 格納システムであって、
    該システムは、
    携帯用真空源と動作可能に接続されるヘッドアセンブリと、
    該ヘッドアセンブリを介して吸い込まれる材料を受容するためのライナーであって、該ライナーは、該ライナーの内部と流体連通している該ヘッドアセンブリに着脱可能に固定される、ライナーと、
    該ライナーを保持し、および該ヘッドアセンブリに着脱可能に固定するオーバーパックと
    を備える、格納システム。
21. 前記ライナーは、閉鎖シールを有するフィットメントを備え、該閉鎖シールは、該ライナーによって受容される前記材料の安全な格納を提供する、請求項２０に記載の格納システム。
22. 前記閉鎖シールは、再密閉可能である、請求項２１に記載の分注器。
23. 前記受容される材料を中和する中和剤をさらに備える、請求項２０に記載の格納システム。

Images