JP3963562B2 - ビールディスペンサ用ビール樽 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部を炭酸ガスにより加圧することにより、中のビールをビールティスペンサの方に送り出すようにしたビールディスペンサ用ビール樽に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ビールディスペンサは、図１に示すように、炭酸ガスボンベ１をガスホース９によりビール樽４に接続し、樽の中のビールにガス圧を与え、ビールホース１０を通して、ビール樽４の中のビールをビールディスペンサ６の方に押し出すようにしている。ビールディスペンサ６では、ビール注ぎ口７の下にジョッキ８を置き、ビール注ぎ口７のレバーを操作するとジョッキ８の中にビール樽４からのビールが注がれる。
【０００３】
その際、ジョッキ８の中で発生するビール泡の量が、その時のビール樽４の中のビールの温度と炭酸ガスボンベ１から与えられるガス圧とによって大きく変化する。すなわち、その時のビールの温度に応じて、炭酸ガスボンベ１から与えるべき最適のガス圧が異なり、それを誤ると、泡ばかりのビールになったり、泡のないビールになったりする。
【０００４】
そこで、従来は、勘に頼るか、マニュアルを見るかして、ガス圧計２を見ながらガス圧調節弁３を操作して、その時の温度に応じたガス圧をビール樽４に与えるようにしていた。
【０００５】
なお、このようなビールディスペンサ用ビール樽に関連する従来の文献としては、例えば、特開平7-89594 号公報(B67D 1/07) がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のガス圧調節のやり方では、勘に頼っているだけでは最適なガス圧を与えるのは困難であり、また、マニュアルを見ながら調節するのでは、温度計でビールの温度を計ったり、マニュアルを調べたりするのに手間が掛かりすぎるという問題点があった。
【０００７】
本発明は、そのような問題点を解決し、その時のビールの温度に最適なガス圧が簡単に判るようにして、適量の泡の美味しいビールが常にできるようにすることを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明のビールディスペンサ用ビール樽は、変色温度が異なる複数種類の示温材料を、変色温度の順に配列して施し、それぞれの示温材料に対応させて、樽内に印加する炭酸ガスの圧力を表示したサーモラベルを表面に貼り付けたことを特徴とする。このようにすると、その時のビール樽の中のビールの温度に最適なガス圧が簡単に判る。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１は、本発明のビール樽を用いたビールティスペンサの構成を示す図である。図１に示すように、本発明では、ビール樽４の表面にサーモラベル５を貼り付けている。
【００１０】
サーモラベル５は、温度の変化に応じて色が変わる示温材料を表面に施したもので、図２に示すように、温度毎にビール樽４に加えるべき炭酸ガスの適正圧力を表示している。そして、それぞれの温度毎にその表面に施す示温材料を変え、そこに表示されている温度になったときのみ温度とガス圧の表示が見え、それ以外の温度の時には、表示が見えないようにする。例えば、１０℃の時は、温度の「１０」と炭酸ガス圧力の「１．０」のみが透けてみえ、その他の数字は見えないようにする。
【００１１】
あるいは、その時の温度に対応する部分だけ他の部分と異なる色に発色するようにしてもよい。さらに、温度表示の部分だけ示温材料を施して、その時の温度が分かるようにしてもよい。
【００１２】
そのようなサーモラベル５をビール樽４の表面に貼り付けておくと、サーモラベル５の温度はビール樽４の温度と同じになる。そして、ビール樽４の温度は、その中身のビールの温度とほぼ同じになっているから、サーモラベル５の表示を見れば、その時のビール樽４の中のビールの温度が分かる。しかも、サーモラベル５には、それぞれの温度に対応させて、その温度に最適なガス圧を表示しているので、サーモラベル５に表示されているガス圧になるように、ガス圧計２を見ながらガス圧調節弁３を調節すれば、泡の量が多すぎず、また少なすぎないビールをジョッキ８に注ぐことができる。
【００１３】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、その時のビール樽の中のビールの温度に最適なガス圧が簡単に判る。その結果、常に泡の量が適量になるように、ビールを注ぎ出すことが簡単にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のビール樽を用いたビールティスペンサの構成を示す図である。
【図２】本発明に用いるサーモラベルの一例を示す図である。
【符号の説明】
１…炭酸ガスボンベ
２…ガス圧計
３…ガス圧調節弁
４…ビール樽
５…サーモラベル
６…ビールディスペンサ
７…ビール注ぎ口
８…ジョッキ
９…ガスホース
１０…ビールホース
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部を炭酸ガスにより加圧することにより、中のビールをビールティスペンサの方に送り出すようにしたビールディスペンサ用ビール樽に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ビールディスペンサは、図１に示すように、炭酸ガスボンベ１をガスホース９によりビール樽４に接続し、樽の中のビールにガス圧を与え、ビールホース１０を通して、ビール樽４の中のビールをビールディスペンサ６の方に押し出すようにしている。ビールディスペンサ６では、ビール注ぎ口７の下にジョッキ８を置き、ビール注ぎ口７のレバーを操作するとジョッキ８の中にビール樽４からのビールが注がれる。
【０００３】
その際、ジョッキ８の中で発生するビール泡の量が、その時のビール樽４の中のビールの温度と炭酸ガスボンベ１から与えられるガス圧とによって大きく変化する。すなわち、その時のビールの温度に応じて、炭酸ガスボンベ１から与えるべき最適のガス圧が異なり、それを誤ると、泡ばかりのビールになったり、泡のないビールになったりする。
【０００４】
そこで、従来は、勘に頼るか、マニュアルを見るかして、ガス圧計２を見ながらガス圧調節弁３を操作して、その時の温度に応じたガス圧をビール樽４に与えるようにしていた。
【０００５】
なお、このようなビールディスペンサ用ビール樽に関連する従来の文献としては、例えば、特開平7-89594 号公報(B67D 1/07) がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のガス圧調節のやり方では、勘に頼っているだけでは最適なガス圧を与えるのは困難であり、また、マニュアルを見ながら調節するのでは、温度計でビールの温度を計ったり、マニュアルを調べたりするのに手間が掛かりすぎるという問題点があった。
【０００７】
本発明は、そのような問題点を解決し、その時のビールの温度に最適なガス圧が簡単に判るようにして、適量の泡の美味しいビールが常にできるようにすることを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明のビールディスペンサ用ビール樽は、変色温度が異なる複数種類の示温材料を、変色温度の順に配列して施し、それぞれの示温材料に対応させて、樽内に印加する炭酸ガスの圧力を表示したサーモラベルを表面に貼り付けたことを特徴とする。このようにすると、その時のビール樽の中のビールの温度に最適なガス圧が簡単に判る。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図１は、本発明のビール樽を用いたビールティスペンサの構成を示す図である。図１に示すように、本発明では、ビール樽４の表面にサーモラベル５を貼り付けている。
【００１０】
サーモラベル５は、温度の変化に応じて色が変わる示温材料を表面に施したもので、図２に示すように、温度毎にビール樽４に加えるべき炭酸ガスの適正圧力を表示している。そして、それぞれの温度毎にその表面に施す示温材料を変え、そこに表示されている温度になったときのみ温度とガス圧の表示が見え、それ以外の温度の時には、表示が見えないようにする。例えば、１０℃の時は、温度の「１０」と炭酸ガス圧力の「１．０」のみが透けてみえ、その他の数字は見えないようにする。
【００１１】
あるいは、その時の温度に対応する部分だけ他の部分と異なる色に発色するようにしてもよい。さらに、温度表示の部分だけ示温材料を施して、その時の温度が分かるようにしてもよい。
【００１２】
そのようなサーモラベル５をビール樽４の表面に貼り付けておくと、サーモラベル５の温度はビール樽４の温度と同じになる。そして、ビール樽４の温度は、その中身のビールの温度とほぼ同じになっているから、サーモラベル５の表示を見れば、その時のビール樽４の中のビールの温度が分かる。しかも、サーモラベル５には、それぞれの温度に対応させて、その温度に最適なガス圧を表示しているので、サーモラベル５に表示されているガス圧になるように、ガス圧計２を見ながらガス圧調節弁３を調節すれば、泡の量が多すぎず、また少なすぎないビールをジョッキ８に注ぐことができる。
【００１３】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、その時のビール樽の中のビールの温度に最適なガス圧が簡単に判る。その結果、常に泡の量が適量になるように、ビールを注ぎ出すことが簡単にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のビール樽を用いたビールティスペンサの構成を示す図である。
【図２】本発明に用いるサーモラベルの一例を示す図である。
【符号の説明】
１…炭酸ガスボンベ
２…ガス圧計
３…ガス圧調節弁
４…ビール樽
５…サーモラベル
６…ビールディスペンサ
７…ビール注ぎ口
８…ジョッキ
９…ガスホース
１０…ビールホース
Claims (1)
- 変色温度が異なる複数の示温材料を、変色温度の順に配列して施し、それぞれの示温材料に対応させて、樽内に印加する炭酸ガスの圧力を表示したサーモラベルを表面に貼り付けたことを特徴とするビールディスペンサ用ビール樽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09270498A JP3963562B2 (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | ビールディスペンサ用ビール樽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09270498A JP3963562B2 (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | ビールディスペンサ用ビール樽 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11268744A JPH11268744A (ja) | 1999-10-05 |
| JP3963562B2 true JP3963562B2 (ja) | 2007-08-22 |
Family
ID=14061886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09270498A Expired - Fee Related JP3963562B2 (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | ビールディスペンサ用ビール樽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3963562B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6603318B2 (en) * | 2001-02-22 | 2003-08-05 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Method of determining when electrode pads are unsuitable for use by detecting relative humidity |
| DE102006047524A1 (de) | 2006-10-07 | 2008-04-17 | Khs Ag | Verfahren sowie Vorrichtung zum Ausschenken und/oder Lagerung von Produkten, insbesondere Getränken |
| WO2012071370A2 (en) | 2010-11-23 | 2012-05-31 | Advanced Technology Materials, Inc. | Liner-based dispenser |
| US20140117043A1 (en) * | 2010-11-23 | 2014-05-01 | Advanced Technology Materials, Inc. | Liner-based dispensing systems |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP09270498A patent/JP3963562B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11268744A (ja) | 1999-10-05 |
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