JPH1095903A - 薄肉プラスチック製瓶体、そのブロー成形方法、および複合容器 - Google Patents
薄肉プラスチック製瓶体、そのブロー成形方法、および複合容器Info
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- JPH1095903A JPH1095903A JP27158196A JP27158196A JPH1095903A JP H1095903 A JPH1095903 A JP H1095903A JP 27158196 A JP27158196 A JP 27158196A JP 27158196 A JP27158196 A JP 27158196A JP H1095903 A JPH1095903 A JP H1095903A
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- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐熱性・酸素ガスバリヤー性・耐寒衝撃性に
優れ、しかも空の状態ではコンパクトに折り畳むことが
できる薄肉プラスチック製瓶体を提供する。 【解決手段】 ポリエチレンナフタレート樹脂(PE
N)からなるプリフォームを温度140〜150℃、ブ
ロー金型を温度110〜120℃にそれぞれ加熱すると
ともに、圧力20〜50kg/cm2 の空気を吹き込む
ことにより二軸延伸配向ブロー成形を行って、胴部の面
積延伸倍率を15〜35、胴部の肉厚を100μm〜2
00μm、肩部の肉厚を50μm〜200μmとして、
折り畳みが容易な薄肉プラスチック製瓶体とする。この
瓶体では、酸素ガスの透過量がPET樹脂製瓶体の約1
/3であるから、高級ワイン容器として使用することが
できる。
優れ、しかも空の状態ではコンパクトに折り畳むことが
できる薄肉プラスチック製瓶体を提供する。 【解決手段】 ポリエチレンナフタレート樹脂(PE
N)からなるプリフォームを温度140〜150℃、ブ
ロー金型を温度110〜120℃にそれぞれ加熱すると
ともに、圧力20〜50kg/cm2 の空気を吹き込む
ことにより二軸延伸配向ブロー成形を行って、胴部の面
積延伸倍率を15〜35、胴部の肉厚を100μm〜2
00μm、肩部の肉厚を50μm〜200μmとして、
折り畳みが容易な薄肉プラスチック製瓶体とする。この
瓶体では、酸素ガスの透過量がPET樹脂製瓶体の約1
/3であるから、高級ワイン容器として使用することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳みが容易な
薄肉プラスチック製瓶体、そのブロー成形方法および、
前記薄肉プラスチック製瓶体と外側容器とからなる複合
容器に関するものである。
薄肉プラスチック製瓶体、そのブロー成形方法および、
前記薄肉プラスチック製瓶体と外側容器とからなる複合
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来日本酒、ワイン、液体調味料等の液
体の収納容器として、厚紙製で角型の外側容器(外装
容器)内にプラスチックフィルム製で袋状の内装容器を
収納し、該袋状容器の注出口部を外側容器から突出させ
た構造の複合容器、いわゆるバッグ・イン・ボックス型
の二重容器(例えば、特開平5−229570号公報を
参照)や、厚紙製で角型の外側容器内にプラスチック
製で比較的薄肉の瓶体を収納し、該瓶体の注出口部を外
側容器から突出させた構造の複合容器、いわゆるボトル
・イン・ボックス型の二重容器(例えば、実公昭62−
29375号公報を参照)が知られている。
体の収納容器として、厚紙製で角型の外側容器(外装
容器)内にプラスチックフィルム製で袋状の内装容器を
収納し、該袋状容器の注出口部を外側容器から突出させ
た構造の複合容器、いわゆるバッグ・イン・ボックス型
の二重容器(例えば、特開平5−229570号公報を
参照)や、厚紙製で角型の外側容器内にプラスチック
製で比較的薄肉の瓶体を収納し、該瓶体の注出口部を外
側容器から突出させた構造の複合容器、いわゆるボトル
・イン・ボックス型の二重容器(例えば、実公昭62−
29375号公報を参照)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、の複合容
器における袋状容器では、単層のフィルムまたは積層フ
ィルムをヒートシール等により接着して袋状に成形した
ものであるため、ピンホール等の接着不良による液漏れ
が発生しやすいうえ、外側容器の形状と袋状容器の形状
が著しく異なるので、多少の皺が発生するのは避けられ
ず、収納された内容液の一部が該皺部分に残りやすい。
器における袋状容器では、単層のフィルムまたは積層フ
ィルムをヒートシール等により接着して袋状に成形した
ものであるため、ピンホール等の接着不良による液漏れ
が発生しやすいうえ、外側容器の形状と袋状容器の形状
が著しく異なるので、多少の皺が発生するのは避けられ
ず、収納された内容液の一部が該皺部分に残りやすい。
【0004】また、この袋状容器では全く保形性を有し
ないため、収納された内容液による「胴膨れ」が発生し
やすいだけでなく、この複合容器を落下させたときに、
内容液の重量により袋状容器が、外側容器との接着面か
ら剥離しやすい。さらに、この袋状容器への内容液の充
填は、袋状容器と外側容器に収納した状態で行わなけれ
ばならず、専用の充填機が必要となる問題があった。
ないため、収納された内容液による「胴膨れ」が発生し
やすいだけでなく、この複合容器を落下させたときに、
内容液の重量により袋状容器が、外側容器との接着面か
ら剥離しやすい。さらに、この袋状容器への内容液の充
填は、袋状容器と外側容器に収納した状態で行わなけれ
ばならず、専用の充填機が必要となる問題があった。
【0005】ところで、上記袋状容器を構成するプラス
チックフィルムとして従来、主にポリエチレンが用いら
れ、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン等が少量使用
されてきた。しかしながら、飲食品を収納するための容
器を構成するプラスチックフィルムには内容物保護性す
なわち、機械的強度(特に耐寒衝撃性)、酸素ガスバリ
ヤー性、耐熱性等が要求されるのに対し、上記プラスチ
ックフィルムでは耐熱性が劣り、熱変形温度(試験方法
はASTM D648)が70℃以下である(例えば、
ポリエチレンでは約40℃〜約60℃、ポリ塩化ビニリ
デンでは約55℃〜65℃)。このためジュース、お茶
等の高温充填(液体を常温で充填後に熱水による殺菌を
施したり、液体を高温のまま充填したりすること)が必
要な容器として使用することができないという問題があ
った。
チックフィルムとして従来、主にポリエチレンが用いら
れ、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン等が少量使用
されてきた。しかしながら、飲食品を収納するための容
器を構成するプラスチックフィルムには内容物保護性す
なわち、機械的強度(特に耐寒衝撃性)、酸素ガスバリ
ヤー性、耐熱性等が要求されるのに対し、上記プラスチ
ックフィルムでは耐熱性が劣り、熱変形温度(試験方法
はASTM D648)が70℃以下である(例えば、
ポリエチレンでは約40℃〜約60℃、ポリ塩化ビニリ
デンでは約55℃〜65℃)。このためジュース、お茶
等の高温充填(液体を常温で充填後に熱水による殺菌を
施したり、液体を高温のまま充填したりすること)が必
要な容器として使用することができないという問題があ
った。
【0006】したがって本発明の第1の目的は耐熱性、
酸素ガスバリヤー性および耐寒衝撃性に優れ、しかも空
の状態ではコンパクトに折り畳むことができる薄肉プラ
スチック製瓶体を提供することである。本発明の第2の
目的は、このような瓶体のブロー成形方法を提供するこ
とである。本発明の第3の目的は、上記瓶体と、これを
収納した外側容器とからなる複合容器を提供することで
ある。
酸素ガスバリヤー性および耐寒衝撃性に優れ、しかも空
の状態ではコンパクトに折り畳むことができる薄肉プラ
スチック製瓶体を提供することである。本発明の第2の
目的は、このような瓶体のブロー成形方法を提供するこ
とである。本発明の第3の目的は、上記瓶体と、これを
収納した外側容器とからなる複合容器を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明(請求項1)に
係る薄肉プラスチック製瓶体は、ポリエチレンナフタレ
ート樹脂(以下、PENと記載することがある)の二軸
延伸配向ブロー成形体からなる瓶体であって、胴部の面
積延伸倍率を15〜35、胴部の肉厚を100μm〜2
00μm、肩部の肉厚を50μm〜200μmとして、
折り畳みが容易に成形したことを特徴とする。
係る薄肉プラスチック製瓶体は、ポリエチレンナフタレ
ート樹脂(以下、PENと記載することがある)の二軸
延伸配向ブロー成形体からなる瓶体であって、胴部の面
積延伸倍率を15〜35、胴部の肉厚を100μm〜2
00μm、肩部の肉厚を50μm〜200μmとして、
折り畳みが容易に成形したことを特徴とする。
【0008】第2発明(請求項2)に係る薄肉プラスチ
ック製瓶体は、ナフタレンジカルボン酸(NDC)とジ
メチルテレフタル酸(DMT)とのモル比:NDC/D
MTが85/15〜92/8であるポリエチレンナフタ
レートのコポリマー樹脂(以下、Co−PENと記載す
ることがある)と、ポリエチレンテレフタレート樹脂
(以下、PETと記載することがある)とのブレンド体
(重量比は、コポリマー樹脂/ポリエチレンテレフタレ
ート=10/90〜90/10)の二軸延伸配向ブロー
成形体からなる瓶体であって、胴部の面積延伸倍率を1
5〜35、胴部の肉厚を100μm〜200μm、肩部
の肉厚を50μm〜200μmとして、折り畳みが容易
に成形したことを特徴とする。
ック製瓶体は、ナフタレンジカルボン酸(NDC)とジ
メチルテレフタル酸(DMT)とのモル比:NDC/D
MTが85/15〜92/8であるポリエチレンナフタ
レートのコポリマー樹脂(以下、Co−PENと記載す
ることがある)と、ポリエチレンテレフタレート樹脂
(以下、PETと記載することがある)とのブレンド体
(重量比は、コポリマー樹脂/ポリエチレンテレフタレ
ート=10/90〜90/10)の二軸延伸配向ブロー
成形体からなる瓶体であって、胴部の面積延伸倍率を1
5〜35、胴部の肉厚を100μm〜200μm、肩部
の肉厚を50μm〜200μmとして、折り畳みが容易
に成形したことを特徴とする。
【0009】上記Co−PENは、モル比:NDC/D
MTが85/15〜92/8の範囲では融点がPETの
融点に近く、PETとのブレンドが容易で、耐熱性も向
上し、85/15未満では耐熱性の向上がみられず、9
2/8を超えるとPETとのブレンドが困難となる。ま
た、上記重量比:Co−PEN/PETが10/90〜
90/10の範囲では耐熱性、酸素バリヤー性、耐寒衝
撃性が十分となり、10/90未満では耐熱性、酸素バ
リヤー性が不十分となり、90/10を超えると耐寒衝
撃性が不十分となる。
MTが85/15〜92/8の範囲では融点がPETの
融点に近く、PETとのブレンドが容易で、耐熱性も向
上し、85/15未満では耐熱性の向上がみられず、9
2/8を超えるとPETとのブレンドが困難となる。ま
た、上記重量比:Co−PEN/PETが10/90〜
90/10の範囲では耐熱性、酸素バリヤー性、耐寒衝
撃性が十分となり、10/90未満では耐熱性、酸素バ
リヤー性が不十分となり、90/10を超えると耐寒衝
撃性が不十分となる。
【0010】第3発明(請求項3)に係る薄肉プラスチ
ック製瓶体は、分子式が下記[化1]で示されるポリエ
ステル共重合体(以下、PENTと記載することがあ
る)の二軸延伸配向ブロー成形体からなる瓶体であっ
て、胴部の面積延伸倍率を15〜35、胴部の肉厚を1
00μm〜200μm、肩部の肉厚を50μm〜200
μmとして、折り畳みが容易に成形したことを特徴とす
る。
ック製瓶体は、分子式が下記[化1]で示されるポリエ
ステル共重合体(以下、PENTと記載することがあ
る)の二軸延伸配向ブロー成形体からなる瓶体であっ
て、胴部の面積延伸倍率を15〜35、胴部の肉厚を1
00μm〜200μm、肩部の肉厚を50μm〜200
μmとして、折り畳みが容易に成形したことを特徴とす
る。
【0011】
【化1】 ただし、nは100〜1000、Arは2,6−ナフタ
レン基(30〜98モル%)およびフェニレン基(70
〜2モル%)であり(両者の合計は100モル%)、R
はエチレン基(5〜90モル%)および1,4シクロヘ
キシレン基(95〜10モル%)であり(両者の合計は
100モル%)、1,4シクロヘキシレン基のシス体/
トランス体のモル比は0/100〜40/60である。
レン基(30〜98モル%)およびフェニレン基(70
〜2モル%)であり(両者の合計は100モル%)、R
はエチレン基(5〜90モル%)および1,4シクロヘ
キシレン基(95〜10モル%)であり(両者の合計は
100モル%)、1,4シクロヘキシレン基のシス体/
トランス体のモル比は0/100〜40/60である。
【0012】上記PENTによれば、耐熱性および耐寒
衝撃性に特に優れた瓶体を得ることができる。[化1]
についての数値限定の根拠は、以下のとおりである。 (1)Arにおいて2,6−ナフタレン基が30モル%
未満で、フェニレン基が70モル%を超えると耐熱性、
耐熱水性、耐白化性が低下し、2,6−ナフタレン基が
98モル%を超え、フェニレン基が2モル%未満である
とリサイクル性、ヒートシール性が低下する。 (2)Rにおいてエチレン基が5モル%未満で、1,4
シクロヘキシレン基が95モル%を超えると結晶性が進
み、熱水中での耐白化性が劣り、エチレン基が90モル
%を超え、1,4シクロヘキシレン基が10モル%未満
であるとリサイクル性、ヒートシール性が低下する。 (3)1,4シクロヘキシレン基のシス体/トランス体
のモル比が上記範囲から外れると耐熱性が低下するため
包装容器として適さない。
衝撃性に特に優れた瓶体を得ることができる。[化1]
についての数値限定の根拠は、以下のとおりである。 (1)Arにおいて2,6−ナフタレン基が30モル%
未満で、フェニレン基が70モル%を超えると耐熱性、
耐熱水性、耐白化性が低下し、2,6−ナフタレン基が
98モル%を超え、フェニレン基が2モル%未満である
とリサイクル性、ヒートシール性が低下する。 (2)Rにおいてエチレン基が5モル%未満で、1,4
シクロヘキシレン基が95モル%を超えると結晶性が進
み、熱水中での耐白化性が劣り、エチレン基が90モル
%を超え、1,4シクロヘキシレン基が10モル%未満
であるとリサイクル性、ヒートシール性が低下する。 (3)1,4シクロヘキシレン基のシス体/トランス体
のモル比が上記範囲から外れると耐熱性が低下するため
包装容器として適さない。
【0013】第4発明(請求項4)に係る薄肉プラスチ
ック製瓶体は、請求項3に記載のPENTと、ポリカー
ボネート樹脂(以下、PCと記載することがある)との
ブレンド体(重量比は、PENT/PC=50/50〜
80/20)の二軸延伸配向ブロー成形体からなる瓶体
であって、胴部の面積延伸倍率を15〜35、胴部の肉
厚を100μm〜200μm、肩部の肉厚を50μm〜
200μmとして、折り畳みが容易に成形したことを特
徴とする。PENT/PCが上記範囲からずれると、P
ENTとPCとの相溶性が悪くなるため瓶体の透明性が
低下したり、瓶体が白化したりする。
ック製瓶体は、請求項3に記載のPENTと、ポリカー
ボネート樹脂(以下、PCと記載することがある)との
ブレンド体(重量比は、PENT/PC=50/50〜
80/20)の二軸延伸配向ブロー成形体からなる瓶体
であって、胴部の面積延伸倍率を15〜35、胴部の肉
厚を100μm〜200μm、肩部の肉厚を50μm〜
200μmとして、折り畳みが容易に成形したことを特
徴とする。PENT/PCが上記範囲からずれると、P
ENTとPCとの相溶性が悪くなるため瓶体の透明性が
低下したり、瓶体が白化したりする。
【0014】第1発明〜第4発明においては、肩部の肉
厚を50〜100μmとすることが特に好ましく、これ
により肩部の折り畳み、したがって瓶体の折り畳みを、
より簡単に行うことができる。その理由は、肩部と胴部
が同一肉厚である場合、肩部のほうが折り畳みにくいか
らである。
厚を50〜100μmとすることが特に好ましく、これ
により肩部の折り畳み、したがって瓶体の折り畳みを、
より簡単に行うことができる。その理由は、肩部と胴部
が同一肉厚である場合、肩部のほうが折り畳みにくいか
らである。
【0015】第5発明(請求項6)に係る瓶体の成形方
法は、溶融樹脂の射出成形または押出成形によりプリフ
ォーム(パリソン)を成形し、このプリフォームを加熱
した状態でブロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱
しつつプリフォームに空気を吹き込んで瓶体を成形する
ブロー成形(コールドパリソン法)により、請求項1に
記載の薄肉プラスチック製瓶体を成形する方法におい
て、プリフォームの胴部温度を140℃〜150℃、ブ
ロー金型を温度110℃〜120℃にそれぞれ加熱する
とともに、圧力20kg/cm2 〜50kg/cm2 の
空気を吹き込むことを特徴とする。
法は、溶融樹脂の射出成形または押出成形によりプリフ
ォーム(パリソン)を成形し、このプリフォームを加熱
した状態でブロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱
しつつプリフォームに空気を吹き込んで瓶体を成形する
ブロー成形(コールドパリソン法)により、請求項1に
記載の薄肉プラスチック製瓶体を成形する方法におい
て、プリフォームの胴部温度を140℃〜150℃、ブ
ロー金型を温度110℃〜120℃にそれぞれ加熱する
とともに、圧力20kg/cm2 〜50kg/cm2 の
空気を吹き込むことを特徴とする。
【0016】上記条件下で成形を行うことにより透明性
がよく、耐熱性、酸素バリヤー性、耐寒衝撃性に優れた
瓶体を得ることができる。プリフォームの胴部温度が1
40℃未満では求める形状が得られず、150℃を超え
ると樹脂が分解するおそれがある。金型温度が110℃
未満では白化してしまい、120℃を超えると金型との
離型性が不良となる。空気圧力が20kg/cm2 未満
では求める形状が得られず、50kg/cm2 を超える
と破裂する。後記する第6発明〜第9発明に係るプリフ
ォーム温度、金型温度、空気圧力についても同様であ
る。
がよく、耐熱性、酸素バリヤー性、耐寒衝撃性に優れた
瓶体を得ることができる。プリフォームの胴部温度が1
40℃未満では求める形状が得られず、150℃を超え
ると樹脂が分解するおそれがある。金型温度が110℃
未満では白化してしまい、120℃を超えると金型との
離型性が不良となる。空気圧力が20kg/cm2 未満
では求める形状が得られず、50kg/cm2 を超える
と破裂する。後記する第6発明〜第9発明に係るプリフ
ォーム温度、金型温度、空気圧力についても同様であ
る。
【0017】第6発明(請求項7)に係る瓶体の成形方
法は、溶融樹脂の射出成形または押出成形によりプリフ
ォームを成形し、このプリフォームを加熱した状態でブ
ロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつつプリフ
ォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロー成形に
より、請求項2に記載の薄肉プラスチック製瓶体のう
ち、ブレンド重量比:コポリマー樹脂/ポリエチレンテ
レフタレート=10/90であるものを成形する方法に
おいて、プリフォームの胴部温度を140℃〜150
℃、ブロー金型を温度85℃〜95℃にそれぞれ加熱す
るとともに、圧力20kg/cm2 〜50kg/cm2
の空気を吹き込むことを特徴とする。
法は、溶融樹脂の射出成形または押出成形によりプリフ
ォームを成形し、このプリフォームを加熱した状態でブ
ロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつつプリフ
ォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロー成形に
より、請求項2に記載の薄肉プラスチック製瓶体のう
ち、ブレンド重量比:コポリマー樹脂/ポリエチレンテ
レフタレート=10/90であるものを成形する方法に
おいて、プリフォームの胴部温度を140℃〜150
℃、ブロー金型を温度85℃〜95℃にそれぞれ加熱す
るとともに、圧力20kg/cm2 〜50kg/cm2
の空気を吹き込むことを特徴とする。
【0018】第7発明(請求項8)に係る瓶体の成形方
法は、溶融樹脂の射出成形または押出成形によりプリフ
ォームを成形し、このプリフォームを加熱した状態でブ
ロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつつプリフ
ォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロー成形に
より、請求項2に記載の薄肉プラスチック製瓶体のう
ち、ブレンド重量比:コポリマー樹脂/ポリエチレンテ
レフタレート=40/60であるものを成形する方法に
おいて、プリフォームの胴部温度を120℃〜130
℃、ブロー金型を温度90℃〜100℃にそれぞれ加熱
するとともに、圧力20kg/cm2 〜50kg/cm
2 の空気を吹き込むことを特徴とする。
法は、溶融樹脂の射出成形または押出成形によりプリフ
ォームを成形し、このプリフォームを加熱した状態でブ
ロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつつプリフ
ォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロー成形に
より、請求項2に記載の薄肉プラスチック製瓶体のう
ち、ブレンド重量比:コポリマー樹脂/ポリエチレンテ
レフタレート=40/60であるものを成形する方法に
おいて、プリフォームの胴部温度を120℃〜130
℃、ブロー金型を温度90℃〜100℃にそれぞれ加熱
するとともに、圧力20kg/cm2 〜50kg/cm
2 の空気を吹き込むことを特徴とする。
【0019】第8発明(請求項9)に係る瓶体の成形方
法は、溶融樹脂の射出成形または押出成形によりプリフ
ォームを成形し、このプリフォームを加熱した状態でブ
ロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつつプリフ
ォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロー成形に
より、請求項3に記載の薄肉プラスチック製瓶体を成形
する方法において、プリフォームの胴部温度を130℃
〜140℃、ブロー金型を温度100℃〜115℃にそ
れぞれ加熱するとともに、圧力20kg/cm2 〜50
kg/cm2 の空気を吹き込むことを特徴とする。
法は、溶融樹脂の射出成形または押出成形によりプリフ
ォームを成形し、このプリフォームを加熱した状態でブ
ロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつつプリフ
ォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロー成形に
より、請求項3に記載の薄肉プラスチック製瓶体を成形
する方法において、プリフォームの胴部温度を130℃
〜140℃、ブロー金型を温度100℃〜115℃にそ
れぞれ加熱するとともに、圧力20kg/cm2 〜50
kg/cm2 の空気を吹き込むことを特徴とする。
【0020】第9発明(請求項10)に係る瓶体の成形
方法は、溶融樹脂の射出成形または押出成形によりプリ
フォームを成形し、このプリフォームを加熱した状態で
ブロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつつプリ
フォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロー成形
により、請求項4に記載の薄肉プラスチック製瓶体を成
形する方法において、プリフォームの胴部温度を135
℃〜140℃、ブロー金型を温度120℃〜130℃に
それぞれ加熱するとともに、圧力20kg/cm2 〜5
0kg/cm2 の空気を吹き込むことを特徴とする。
方法は、溶融樹脂の射出成形または押出成形によりプリ
フォームを成形し、このプリフォームを加熱した状態で
ブロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつつプリ
フォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロー成形
により、請求項4に記載の薄肉プラスチック製瓶体を成
形する方法において、プリフォームの胴部温度を135
℃〜140℃、ブロー金型を温度120℃〜130℃に
それぞれ加熱するとともに、圧力20kg/cm2 〜5
0kg/cm2 の空気を吹き込むことを特徴とする。
【0021】本発明に係る瓶体の成形は、通常の装置を
使用して通常の手順で行う。すなわち、射出成形または
押出成形によりプリフォーム(有底パリソン)を成形し
た後、このコールドパリソンをあらかじめを赤外線加熱
装置で所定温度に加熱し、これを、内蔵ヒータにより所
定温度に加熱した分割型のブロー金型に挿入し、延伸ロ
ッドをプリフォームに、その開口部から挿入するととも
に金型を閉じる。ついで、延伸ロッドをプリフォームの
底部に向けて前進させながら、延伸ロッドから加圧空気
を供給する。これにより、プリフォームを構成する高分
子を二軸方向に延伸配向させる。第5発明〜第9発明に
係るブロー成形方法によれば、所定の面積延伸倍率、所
定の肉厚を有し、偏肉や外観不良がなく、機械的強度
(特に耐寒衝撃性)等の特性に優れた瓶体を安定して成
形することができる。
使用して通常の手順で行う。すなわち、射出成形または
押出成形によりプリフォーム(有底パリソン)を成形し
た後、このコールドパリソンをあらかじめを赤外線加熱
装置で所定温度に加熱し、これを、内蔵ヒータにより所
定温度に加熱した分割型のブロー金型に挿入し、延伸ロ
ッドをプリフォームに、その開口部から挿入するととも
に金型を閉じる。ついで、延伸ロッドをプリフォームの
底部に向けて前進させながら、延伸ロッドから加圧空気
を供給する。これにより、プリフォームを構成する高分
子を二軸方向に延伸配向させる。第5発明〜第9発明に
係るブロー成形方法によれば、所定の面積延伸倍率、所
定の肉厚を有し、偏肉や外観不良がなく、機械的強度
(特に耐寒衝撃性)等の特性に優れた瓶体を安定して成
形することができる。
【0022】また、肩部の肉厚を50μm〜100μm
にする場合には、次の4通りの方法が採用できる。すな
わち、 (1):ブロー金型に挿入する直前のプリフォームの肩
部温度を胴部より約5℃〜約30℃高めにする。 (2):肩部肉厚を100μm〜200μmとする場合
に比べて、加圧空気の圧力を高めにするとともに、延伸
ロッドの前進速度を早める。 (3):(1)(2)の方法を併用する。 (4):延伸ロッドの前進および加圧空気の供給を開始
するタイミングを遅らせる。 なお、(1)の方法を実施する場合には、赤外線加熱装
置におけるプリフォームの肩部に対応する部位の出力を
胴部に対応する部位の出力よりも大きくすればよい。
にする場合には、次の4通りの方法が採用できる。すな
わち、 (1):ブロー金型に挿入する直前のプリフォームの肩
部温度を胴部より約5℃〜約30℃高めにする。 (2):肩部肉厚を100μm〜200μmとする場合
に比べて、加圧空気の圧力を高めにするとともに、延伸
ロッドの前進速度を早める。 (3):(1)(2)の方法を併用する。 (4):延伸ロッドの前進および加圧空気の供給を開始
するタイミングを遅らせる。 なお、(1)の方法を実施する場合には、赤外線加熱装
置におけるプリフォームの肩部に対応する部位の出力を
胴部に対応する部位の出力よりも大きくすればよい。
【0023】第10発明に係る複合容器は、第1発明〜
第4発明のいずれか一つの薄肉プラスチック製瓶体と、
該瓶体を収納した紙製の外側容器とからなり、前記瓶体
の注出口部が前記外側容器の開口部を通して外部に突出
していることを特徴とする。
第4発明のいずれか一つの薄肉プラスチック製瓶体と、
該瓶体を収納した紙製の外側容器とからなり、前記瓶体
の注出口部が前記外側容器の開口部を通して外部に突出
していることを特徴とする。
【0024】第11発明に係る複合容器は、第1発明〜
第4発明のいずれか一つに係る薄肉プラスチック製瓶体
と、該瓶体を収納した木製、金属製または硬質プラスチ
ック製の外側容器とからなり、前記瓶体の注出口部が前
記外側容器の開口部を通して外部に突出している複合容
器であって、前記瓶体の外面と外側容器の内面との隙間
にプラスチック製の緩衝材が充填されていることを特徴
とする。
第4発明のいずれか一つに係る薄肉プラスチック製瓶体
と、該瓶体を収納した木製、金属製または硬質プラスチ
ック製の外側容器とからなり、前記瓶体の注出口部が前
記外側容器の開口部を通して外部に突出している複合容
器であって、前記瓶体の外面と外側容器の内面との隙間
にプラスチック製の緩衝材が充填されていることを特徴
とする。
【0025】第1発明〜第4発明に係る薄肉プラスチッ
ク製瓶体では、内容液を充填する前は折り畳んだ状態で
保管・輸送することができる。この場合、瓶体の胴部は
面積延伸倍率15〜35で延伸されているので、折り畳
んでも亀裂やピンホールが発生することはないし、白化
により曇りが発生することもない。すなわち、第1発明
〜第4発明における数値限定の根拠は、以下のとおりで
ある。胴部の面積延伸倍率を15〜35、胴部の肉厚を
100μm〜200μm、肩部の肉厚を50μm〜20
0μmとしたことにより、瓶体の折り畳みが容易となる
うえ、折り畳み部分が白化したり、亀裂が発生したりに
することがない。また、使用するプラスチック材料の長
所を瓶体に生かすことができるため機械的強度、剛性、
酸素ガスバリヤー性、保香性、耐熱性、耐寒衝撃性、透
明性等に優れた瓶体が得られる。
ク製瓶体では、内容液を充填する前は折り畳んだ状態で
保管・輸送することができる。この場合、瓶体の胴部は
面積延伸倍率15〜35で延伸されているので、折り畳
んでも亀裂やピンホールが発生することはないし、白化
により曇りが発生することもない。すなわち、第1発明
〜第4発明における数値限定の根拠は、以下のとおりで
ある。胴部の面積延伸倍率を15〜35、胴部の肉厚を
100μm〜200μm、肩部の肉厚を50μm〜20
0μmとしたことにより、瓶体の折り畳みが容易となる
うえ、折り畳み部分が白化したり、亀裂が発生したりに
することがない。また、使用するプラスチック材料の長
所を瓶体に生かすことができるため機械的強度、剛性、
酸素ガスバリヤー性、保香性、耐熱性、耐寒衝撃性、透
明性等に優れた瓶体が得られる。
【0026】胴部の面積延伸倍率が15未満である場合
には、胴部および肩部の機械的強度が不足する。また、
胴部の肉厚が100μm未満である場合、および肩部の
肉厚が50μm未満である場合には、それぞれ胴部およ
び肩部の機械的強度が不足する。胴部または肩部の肉厚
が200μmを超えると、折り畳みが難しくなる。胴部
の面積延伸倍率が35を超えた場合、胴部および肩部に
過延伸に起因する不透明ヘーズ(曇り)が発生しやすく
なり、また、折り畳み部分が白化したり、亀裂が発生し
たりする。
には、胴部および肩部の機械的強度が不足する。また、
胴部の肉厚が100μm未満である場合、および肩部の
肉厚が50μm未満である場合には、それぞれ胴部およ
び肩部の機械的強度が不足する。胴部または肩部の肉厚
が200μmを超えると、折り畳みが難しくなる。胴部
の面積延伸倍率が35を超えた場合、胴部および肩部に
過延伸に起因する不透明ヘーズ(曇り)が発生しやすく
なり、また、折り畳み部分が白化したり、亀裂が発生し
たりする。
【0027】本発明に係る瓶体では、耐熱性に優れてい
るため約85の高温充填が可能であり、酸素ガスの透過
係数が小さいため長期間、内容物の鮮度を保って保存す
ることができうえ、香気透過性が小さいため内容液の香
気が瓶体から漏れたり、他物質から香気が移って内容液
の商品価値が低下する心配もなくなり、さらに瓶体を構
成するフィルムに臭いがないので内容液に瓶体の臭いが
移ることがない。
るため約85の高温充填が可能であり、酸素ガスの透過
係数が小さいため長期間、内容物の鮮度を保って保存す
ることができうえ、香気透過性が小さいため内容液の香
気が瓶体から漏れたり、他物質から香気が移って内容液
の商品価値が低下する心配もなくなり、さらに瓶体を構
成するフィルムに臭いがないので内容液に瓶体の臭いが
移ることがない。
【0028】さらに、耐寒衝撃性が良いので内容物を充
填後、冷蔵庫で約0℃に保冷したものをコンクリート床
面や、プラスチック板の床面に落下させても瓶体が割れ
たり、瓶体に液漏れが発生したりする問題がなくなる。
さらに、この瓶体は二軸延伸配向ブロー成形体であるた
め、注出口部は該瓶体の配向方向に沿うものとなるが、
胴部および肩部の肉厚が上記のように小さいため、従来
のプラスチック製瓶体よりも軽量で、原料プラスチック
の使用量の削減が可能である。
填後、冷蔵庫で約0℃に保冷したものをコンクリート床
面や、プラスチック板の床面に落下させても瓶体が割れ
たり、瓶体に液漏れが発生したりする問題がなくなる。
さらに、この瓶体は二軸延伸配向ブロー成形体であるた
め、注出口部は該瓶体の配向方向に沿うものとなるが、
胴部および肩部の肉厚が上記のように小さいため、従来
のプラスチック製瓶体よりも軽量で、原料プラスチック
の使用量の削減が可能である。
【0029】第10発明に係る複合容器では、瓶体の注
出口部が折り曲げ容易であるため、胴部と注出口部をま
っすぐにした状態で内容液を充填したのち、注出口部を
折り曲げて外側容器に収納することができるし、所望に
より、瓶体を外側容器に単に収納したままの状態で内容
液を充填することもできる。また、瓶体の側面や底面を
外側容器内面に接着固定することなく安定な状態で外側
容器に収納できるため、瓶体を外側容器から簡単に分離
することができる。さらに、従来の袋状容器と違って、
ある程度の保形性を有するため瓶体の内面に大きな皺が
発生せず、瓶体に内容液が残りにくくなるし、瓶体が外
側容器から独立した形態となっているため、内容液充填
による「胴膨れ」も発生しにくくなる。
出口部が折り曲げ容易であるため、胴部と注出口部をま
っすぐにした状態で内容液を充填したのち、注出口部を
折り曲げて外側容器に収納することができるし、所望に
より、瓶体を外側容器に単に収納したままの状態で内容
液を充填することもできる。また、瓶体の側面や底面を
外側容器内面に接着固定することなく安定な状態で外側
容器に収納できるため、瓶体を外側容器から簡単に分離
することができる。さらに、従来の袋状容器と違って、
ある程度の保形性を有するため瓶体の内面に大きな皺が
発生せず、瓶体に内容液が残りにくくなるし、瓶体が外
側容器から独立した形態となっているため、内容液充填
による「胴膨れ」も発生しにくくなる。
【0030】さらに、この複合容器では外側容器を角型
容器とするとともに、その上部を傾斜面とし、瓶体の注
出口部を前記傾斜面に設けた開口部から外部に斜め上向
きに突出させた構造とするのが、使い勝手が良いため推
奨される。この場合、自然状態では真上に向いている注
出口部を、瓶体の肩部に蛇腹等の特殊な形状を付与する
ことなく、該肩部を簡単に折り曲げることにより、注出
口部を斜め上向きに突出させた後、該注出口部を適宜の
固定部材によって外側容器の傾斜壁に固定することがで
きる。
容器とするとともに、その上部を傾斜面とし、瓶体の注
出口部を前記傾斜面に設けた開口部から外部に斜め上向
きに突出させた構造とするのが、使い勝手が良いため推
奨される。この場合、自然状態では真上に向いている注
出口部を、瓶体の肩部に蛇腹等の特殊な形状を付与する
ことなく、該肩部を簡単に折り曲げることにより、注出
口部を斜め上向きに突出させた後、該注出口部を適宜の
固定部材によって外側容器の傾斜壁に固定することがで
きる。
【0031】第11発明に係る複合容器では、落下等の
衝撃に起因する瓶体の変形等を外箱によって防止するこ
とができるうえ、外箱の質感により高級感を醸し出すこ
とができる。
衝撃に起因する瓶体の変形等を外箱によって防止するこ
とができるうえ、外箱の質感により高級感を醸し出すこ
とができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。 実施例1 図1は、第1発明〜第4発明に係る、二軸延伸配向ブロ
ー成形体からなる薄肉瓶体の一例を示す側面図であっ
て、キャップを外した状態を示すものである。瓶体1を
構成するプラスチックは上記したとおりである。また、
胴部の面積延伸倍率は15〜35であり、胴部および肩
部の肉厚は100μm〜200μmである。瓶体1は胴
部2と、胴部2に連なり一側をほぼ平坦な傾斜壁3aと
した肩部3と、肩部3の上端に円形のサポートリング4
を介して連なる円筒状の注出口部5とを一体成形して構
成されている。注出口部5には、サポートリング4の直
上に適宜間隔をあけてフランジ6を設けることにより、
サポートリング4・フランジ6間に環状凹部7が形成さ
れている。図1において8は注出口、9は螺合部であ
る。この瓶体1では、図6に示すように傾斜壁3aの上
下方向中央部を瓶体1の内部側に折り曲げて陥没させる
ことが可能である。
ら説明する。 実施例1 図1は、第1発明〜第4発明に係る、二軸延伸配向ブロ
ー成形体からなる薄肉瓶体の一例を示す側面図であっ
て、キャップを外した状態を示すものである。瓶体1を
構成するプラスチックは上記したとおりである。また、
胴部の面積延伸倍率は15〜35であり、胴部および肩
部の肉厚は100μm〜200μmである。瓶体1は胴
部2と、胴部2に連なり一側をほぼ平坦な傾斜壁3aと
した肩部3と、肩部3の上端に円形のサポートリング4
を介して連なる円筒状の注出口部5とを一体成形して構
成されている。注出口部5には、サポートリング4の直
上に適宜間隔をあけてフランジ6を設けることにより、
サポートリング4・フランジ6間に環状凹部7が形成さ
れている。図1において8は注出口、9は螺合部であ
る。この瓶体1では、図6に示すように傾斜壁3aの上
下方向中央部を瓶体1の内部側に折り曲げて陥没させる
ことが可能である。
【0033】実施例2 図2は、二軸延伸配向ブロー成形体からなる薄肉瓶体の
別例に係るもので、キャップを外した状態を示すもので
ある。この瓶体11では、胴部2の肉厚を100μm〜
200μmとし、肩部3の肉厚を50μm〜100μm
としてある。その他の構成は図1の実施例と同様であ
る。この瓶体11では、肩部3を特に薄肉に仕上げてあ
るため、図2に示すように折り畳んで、注出口部5を畳
み込むことができるので、保管や搬送に極めて便利であ
る。
別例に係るもので、キャップを外した状態を示すもので
ある。この瓶体11では、胴部2の肉厚を100μm〜
200μmとし、肩部3の肉厚を50μm〜100μm
としてある。その他の構成は図1の実施例と同様であ
る。この瓶体11では、肩部3を特に薄肉に仕上げてあ
るため、図2に示すように折り畳んで、注出口部5を畳
み込むことができるので、保管や搬送に極めて便利であ
る。
【0034】実施例3 図3は、二軸延伸配向ブロー成形体からなる薄肉瓶体の
更に別の実施例に係るもので、キャップを外した状態を
示すものである。この瓶体21では、内容液を充填した
後に肩部3を容易に折り曲げることができ、この状態で
内容液を注ぐことが可能である。また、図3に示すよう
に、肩部3と胴部2との境界部を折り曲げることによっ
て、液漏れを防止することができる。
更に別の実施例に係るもので、キャップを外した状態を
示すものである。この瓶体21では、内容液を充填した
後に肩部3を容易に折り曲げることができ、この状態で
内容液を注ぐことが可能である。また、図3に示すよう
に、肩部3と胴部2との境界部を折り曲げることによっ
て、液漏れを防止することができる。
【0035】実施例4 図4は実施例1の瓶体1の改変例を示す正面図であり、
図5はその側面図である。この瓶体31では、胴部2の
肉厚を100μm〜120μmと薄肉に仕上げるとと
に、「胴膨れ」を防止するために、胴部2の下方部に補
強用のリブ2aを形成してある。さらに、瓶体31の折
り畳みをより簡単に、かつ揃った形でできるように、瓶
体31の前面側と背面側とに折り畳み用の折線2bを形
成したものである。
図5はその側面図である。この瓶体31では、胴部2の
肉厚を100μm〜120μmと薄肉に仕上げるとと
に、「胴膨れ」を防止するために、胴部2の下方部に補
強用のリブ2aを形成してある。さらに、瓶体31の折
り畳みをより簡単に、かつ揃った形でできるように、瓶
体31の前面側と背面側とに折り畳み用の折線2bを形
成したものである。
【0036】実施例5 図6は、本発明に係る複合容器の側面断面図である。こ
の複合容器81は、紙製の外側容器(外箱)61と、こ
れに収納された実施例1の瓶体1とからなり、瓶体1の
注出口部5が、外側容器61の開口部を介して外部に突
出している。外側容器61は、所定の形態に打ち抜いた
厚紙からなる四角筒型の組立て箱である。外側容器61
の上部には、天板62から前側板63まで下り勾配で連
なる長方形の傾斜蓋板64が設けられ、瓶体1の注出口
部5は、この傾斜蓋板64に形成された開口部から突出
している。65は外側容器61の底板である。この複合
容器81は、天板62および傾斜蓋板64を開放した状
態で瓶体1を外側容器61に収納し、瓶体1の傾斜壁3
aの上下方向中央部を瓶体内部側に折曲・陥没させると
ともに、注出口部5を傾斜蓋板64の開口部から突出さ
せ、天板62および傾斜蓋板64を閉めた後、これらを
それぞれ所定どおりに接着固定したものである。
の複合容器81は、紙製の外側容器(外箱)61と、こ
れに収納された実施例1の瓶体1とからなり、瓶体1の
注出口部5が、外側容器61の開口部を介して外部に突
出している。外側容器61は、所定の形態に打ち抜いた
厚紙からなる四角筒型の組立て箱である。外側容器61
の上部には、天板62から前側板63まで下り勾配で連
なる長方形の傾斜蓋板64が設けられ、瓶体1の注出口
部5は、この傾斜蓋板64に形成された開口部から突出
している。65は外側容器61の底板である。この複合
容器81は、天板62および傾斜蓋板64を開放した状
態で瓶体1を外側容器61に収納し、瓶体1の傾斜壁3
aの上下方向中央部を瓶体内部側に折曲・陥没させると
ともに、注出口部5を傾斜蓋板64の開口部から突出さ
せ、天板62および傾斜蓋板64を閉めた後、これらを
それぞれ所定どおりに接着固定したものである。
【0037】実施例6 図7は、複合容器の別例を示す正面断面図である。この
複合容器91は、本発明に係る薄肉プラスチック製の瓶
体41と、この瓶体41を収納した木製、金属製、また
は硬質プラスチック製の外側容器(外箱)71とからな
り、瓶体41の注出口部が外側容器71の天板に形成さ
れた開口部を通して外部に突出し、さらに、瓶体41外
面と外側容器71内面との隙間に、プラスチック製の緩
衝材92が充填されているものである。42はキャップ
である。金属製の外箱としては、例えば薄肉金属製また
は軽質金属製のものが好ましい。また、木製の外箱とし
ては、例えば桐箱を採用するのが望ましい。
複合容器91は、本発明に係る薄肉プラスチック製の瓶
体41と、この瓶体41を収納した木製、金属製、また
は硬質プラスチック製の外側容器(外箱)71とからな
り、瓶体41の注出口部が外側容器71の天板に形成さ
れた開口部を通して外部に突出し、さらに、瓶体41外
面と外側容器71内面との隙間に、プラスチック製の緩
衝材92が充填されているものである。42はキャップ
である。金属製の外箱としては、例えば薄肉金属製また
は軽質金属製のものが好ましい。また、木製の外箱とし
ては、例えば桐箱を採用するのが望ましい。
【0038】薄肉プラスチック製瓶体を矩形の紙製外箱
に収納した形態の清酒等用複合容器では、外箱が紙製で
あるため高級感に乏しいうえ、紙製の外箱は耐衝撃性が
十分でないという問題がある。そこで、この実施例では
紙製外箱に代えて、剛性や耐衝撃性のある木製、金属製
等による外箱を採用するとともに、緩衝材92を充填し
たものである。緩衝材92としては、例えば再生ポリス
チレンからなる発泡体、再生PETの成形品を使用する
ことができる。このような構造の複合容器によれば、容
器としての各種特性を保持しつつ、落下等の衝撃に起因
する瓶体の変形等を外箱および緩衝材によって防止する
ことができるうえ、外箱の質感により高級感を醸し出す
ことができる。
に収納した形態の清酒等用複合容器では、外箱が紙製で
あるため高級感に乏しいうえ、紙製の外箱は耐衝撃性が
十分でないという問題がある。そこで、この実施例では
紙製外箱に代えて、剛性や耐衝撃性のある木製、金属製
等による外箱を採用するとともに、緩衝材92を充填し
たものである。緩衝材92としては、例えば再生ポリス
チレンからなる発泡体、再生PETの成形品を使用する
ことができる。このような構造の複合容器によれば、容
器としての各種特性を保持しつつ、落下等の衝撃に起因
する瓶体の変形等を外箱および緩衝材によって防止する
ことができるうえ、外箱の質感により高級感を醸し出す
ことができる。
【0039】実施例7 図8は、複合容器の更に別の実施例を示す正面図であ
る。この複合容器101は、本発明に係る薄肉プラスチ
ック製の瓶体51の上下方向中央部または下部の外面に
外装スリーブ210を嵌め込むことにより、瓶体51に
自立性を付与したものである。52はキャップである。
このような構造によれば、容器としての特性を保持しつ
つ、外箱不要の簡易薄肉ボトルが提供できる。また、製
造工程が簡単になるうえ包材使用量を削減することがで
きるため、安価に製造することができる。
る。この複合容器101は、本発明に係る薄肉プラスチ
ック製の瓶体51の上下方向中央部または下部の外面に
外装スリーブ210を嵌め込むことにより、瓶体51に
自立性を付与したものである。52はキャップである。
このような構造によれば、容器としての特性を保持しつ
つ、外箱不要の簡易薄肉ボトルが提供できる。また、製
造工程が簡単になるうえ包材使用量を削減することがで
きるため、安価に製造することができる。
【0040】実施例8 図9は、複合容器の更に別の実施例を示す斜視図であ
る。この複合容器102は、本発明に係る薄肉プラスチ
ック製の瓶体51の下部外面に、取っ手221を備えた
外装袴220を嵌め込むことにより、瓶体51に自立性
を付与したものである。このような構造の複合容器で
は、実施例8の複合容器と同様の利点がある。
る。この複合容器102は、本発明に係る薄肉プラスチ
ック製の瓶体51の下部外面に、取っ手221を備えた
外装袴220を嵌め込むことにより、瓶体51に自立性
を付与したものである。このような構造の複合容器で
は、実施例8の複合容器と同様の利点がある。
【0041】実施例9 図10は、複合容器の更に別の実施例を示す正面図であ
る。この複合容器103は、本発明に係る薄肉プラスチ
ック製の瓶体51に外装ホルダ230を装着して、瓶体
51に自立性を付与したものである。すなわち、瓶体5
1の底部を底部支持部234で支持し、瓶体51の注出
口部5をリング状固定部232で固定してある。231
は取っ手である。このような複合容器では、実施例8の
複合容器と同様の利点がある。
る。この複合容器103は、本発明に係る薄肉プラスチ
ック製の瓶体51に外装ホルダ230を装着して、瓶体
51に自立性を付与したものである。すなわち、瓶体5
1の底部を底部支持部234で支持し、瓶体51の注出
口部5をリング状固定部232で固定してある。231
は取っ手である。このような複合容器では、実施例8の
複合容器と同様の利点がある。
【0042】〔試験例および比較例〕以下、本発明の試
験例に係るブロー成形方法および、これにより得られた
瓶体の特性、ならびに比較例に係るブロー成形方法およ
び、これにより得られた瓶体の特性について説明する。
験例に係るブロー成形方法および、これにより得られた
瓶体の特性、ならびに比較例に係るブロー成形方法およ
び、これにより得られた瓶体の特性について説明する。
【0043】比較例1〜2、試験例1〜5 下記の成分・組成・物性等を有する各種の樹脂を使用
し、[表1]および[表2]の条件でプリフォームを射
出成形した後、これらを[表3]に示す条件で(二軸延
伸配向)ブロー成形して容量2リットルの瓶体とし、こ
れらの瓶体について各種特性を測定した。得られた瓶体
の各部の肉厚は、[表3]に併記したとおりである。ブ
ロー成形では胴部の面積延伸倍率を、すべて20倍とし
た。
し、[表1]および[表2]の条件でプリフォームを射
出成形した後、これらを[表3]に示す条件で(二軸延
伸配向)ブロー成形して容量2リットルの瓶体とし、こ
れらの瓶体について各種特性を測定した。得られた瓶体
の各部の肉厚は、[表3]に併記したとおりである。ブ
ロー成形では胴部の面積延伸倍率を、すべて20倍とし
た。
【0044】(1)比較例1 ・樹脂の種類:PET ・極限粘度〔η〕:0.80 ・ガラス転移点:70℃ ・融点:260℃ (2)比較例2 ・樹脂の種類:PEN ・極限粘度〔η〕:0.50dl/g ・ガラス転移点:123℃ ・融点:260℃
【0045】(3)試験例1(請求項1) ・樹脂の種類:PEN ・極限粘度等は、すべて比較例2と同一 (4)試験例2(請求項2) ・樹脂の種類:Co−PENとPETとのブレンド体 ・ブレンド重量比:Co−PEN/PET=10/90 この重量比は、ポリマーアロイ化のし易さを考慮して決
定した。 ・Co−PENのNDC/DMT(モル比)=92/8 このNDC/DMT比は、Co−PENの融点がPET
と同一の260℃になるように設定した。 ・Co−PENのガラス転移点:117℃ ・Co−PENの融点:なし ・PETの極限粘度等は、すべて比較例1と同一にし
た。 (5)試験例3(請求項2) ・樹脂の種類:Co−PENとPETとのブレンド体 ・ブレンド重量比:Co−PEN/PET=40/60 この重量比は、ポリマーアロイ化のし易さを考慮して決
定した。 ・Co−PENのNDC/DMT(モル比)・極限粘度
等は、すべて試験例2と同一とした。 ・PETの極限粘度等は、すべて比較例1と同一にし
た。
定した。 ・Co−PENのNDC/DMT(モル比)=92/8 このNDC/DMT比は、Co−PENの融点がPET
と同一の260℃になるように設定した。 ・Co−PENのガラス転移点:117℃ ・Co−PENの融点:なし ・PETの極限粘度等は、すべて比較例1と同一にし
た。 (5)試験例3(請求項2) ・樹脂の種類:Co−PENとPETとのブレンド体 ・ブレンド重量比:Co−PEN/PET=40/60 この重量比は、ポリマーアロイ化のし易さを考慮して決
定した。 ・Co−PENのNDC/DMT(モル比)・極限粘度
等は、すべて試験例2と同一とした。 ・PETの極限粘度等は、すべて比較例1と同一にし
た。
【0046】(6)試験例4(請求項3) ・樹脂の種類:PENT ・極限粘度〔η〕:0.60([化1]においてnが1
00〜400) ・[化1]においてArは、2,6−ナフタレン基/フ
ェニレン基(モル%の比)=85/15、Rはエチレン
基/1,4−シクロヘキシレン基(モル%の比)=60
/40である。 ・1,4−シクロヘキシレン基のシス体/トランス体比
(モル比)=40/60 ・ガラス転移点:113℃ (7)試験例5(請求項4) ・樹脂の種類:試験例4と同一のPENT(極限粘度等
も同一)と、PCとのブレンド体 ・PCの分子量:10,000〜100,000 ・ブレンド重量比:PENT/PET=80/20
00〜400) ・[化1]においてArは、2,6−ナフタレン基/フ
ェニレン基(モル%の比)=85/15、Rはエチレン
基/1,4−シクロヘキシレン基(モル%の比)=60
/40である。 ・1,4−シクロヘキシレン基のシス体/トランス体比
(モル比)=40/60 ・ガラス転移点:113℃ (7)試験例5(請求項4) ・樹脂の種類:試験例4と同一のPENT(極限粘度等
も同一)と、PCとのブレンド体 ・PCの分子量:10,000〜100,000 ・ブレンド重量比:PENT/PET=80/20
【0047】
【表1】(プリフォームの射出成形条件:その1) (Lはシリンダー長さ、Dはシリンダー内径である。)
【0048】
【表2】(プリフォームの射出成形条件:その2)
【0049】
【表3】〔瓶体のブロー成形条件、および瓶体各部の肉
厚(単位はμm)〕 ([表3]において底部の肉厚に幅があるのは、底部は延伸が十分にかからず、 バラツキがあるためである。)
厚(単位はμm)〕 ([表3]において底部の肉厚に幅があるのは、底部は延伸が十分にかからず、 バラツキがあるためである。)
【0050】これら比較例1,2および試験例1〜5に
おいて、各物性の測定方法および試験方法は、次のとお
りである。 〔PENおよびPENの極限粘度測定方法〕試料樹脂を
o−クロロフェノールに1g/100mlの濃度で溶か
し、25℃でウベローデ型毛細管粘度計を用いて溶液粘
度の測定を行い、その後o−クロロフェノールを徐々に
添加して低濃度側の溶液粘度を測定し、0%濃度に外挿
して〔η〕を求めた。
おいて、各物性の測定方法および試験方法は、次のとお
りである。 〔PENおよびPENの極限粘度測定方法〕試料樹脂を
o−クロロフェノールに1g/100mlの濃度で溶か
し、25℃でウベローデ型毛細管粘度計を用いて溶液粘
度の測定を行い、その後o−クロロフェノールを徐々に
添加して低濃度側の溶液粘度を測定し、0%濃度に外挿
して〔η〕を求めた。
【0051】〔Co−PEN、およびPENTの極限粘
度の測定方法〕試料樹脂をフェノールと1,1,2,2
−テトラクロロエタンの混合溶媒(重量比60/40)
に100℃、1時間で濃度が0.2 〜1.0g/dl
になるように溶解させ、ウベローデ型毛細管粘度計を用
いて35℃で溶液粘度を測定した後、溶液粘度を0%濃
度に外挿して〔η〕を求めた。
度の測定方法〕試料樹脂をフェノールと1,1,2,2
−テトラクロロエタンの混合溶媒(重量比60/40)
に100℃、1時間で濃度が0.2 〜1.0g/dl
になるように溶解させ、ウベローデ型毛細管粘度計を用
いて35℃で溶液粘度を測定した後、溶液粘度を0%濃
度に外挿して〔η〕を求めた。
【0052】〔Co−PENのNDC/DMT比の測定
方法〕試料樹脂を塩基性溶液中で加水分解し、この加水
分解物をガスクロマトグラフィーにかけることにより、
NDCおよびDMTの定量を行った。
方法〕試料樹脂を塩基性溶液中で加水分解し、この加水
分解物をガスクロマトグラフィーにかけることにより、
NDCおよびDMTの定量を行った。
【0053】〔PENTの組成比の測定方法〕試料樹脂
を塩基性溶液中で加水分解し、この加水分解物をガスク
ロマトグラフィーにかけることにより、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、テレフタル酸、エチレングリコール
および1,4−シクロヘキサンジメタノールの定量を行
った。
を塩基性溶液中で加水分解し、この加水分解物をガスク
ロマトグラフィーにかけることにより、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、テレフタル酸、エチレングリコール
および1,4−シクロヘキサンジメタノールの定量を行
った。
【0054】〔瓶体の耐熱性試験方法〕瓶体を23℃・
60%RHの環境に24時間放置し、平衡状態における
瓶体の容量を測定した。この場合、常温の水を満杯に充
填し、キャップを取りつけた状態の水の量を測定した。
つぎに、85℃の熱水を満杯に充填し、キャップを取り
つけ、1分間横に倒し、直立させて5分間放置後、冷水
に投入して十分に冷却した。瓶体から水を抜いた後、再
び23℃・60%RHの環境に24時間放置し、平衡状
態における瓶体の容量を上記と同じ方法で測定し、熱水
充填前後の容量の減少割合、すなわち瓶体の収縮率を測
定した。測定は、比較例1,2、試験例1〜5のいずれ
も3本の瓶体について行い、その平均値を求めた。容量
の減少率が0.5%未満は◎で「特に良好」、1.5%
未満は「良好」、×は「不良で、実用上問題あり」を意
味する。
60%RHの環境に24時間放置し、平衡状態における
瓶体の容量を測定した。この場合、常温の水を満杯に充
填し、キャップを取りつけた状態の水の量を測定した。
つぎに、85℃の熱水を満杯に充填し、キャップを取り
つけ、1分間横に倒し、直立させて5分間放置後、冷水
に投入して十分に冷却した。瓶体から水を抜いた後、再
び23℃・60%RHの環境に24時間放置し、平衡状
態における瓶体の容量を上記と同じ方法で測定し、熱水
充填前後の容量の減少割合、すなわち瓶体の収縮率を測
定した。測定は、比較例1,2、試験例1〜5のいずれ
も3本の瓶体について行い、その平均値を求めた。容量
の減少率が0.5%未満は◎で「特に良好」、1.5%
未満は「良好」、×は「不良で、実用上問題あり」を意
味する。
【0055】〔酸素ガスバリヤー性の試験方法(酸素透
過係数の測定方法)〕各瓶体の胴部中央を切り取って試
料とした。ジーエルサイエンス(株)製、商品名「GP
M−250型 ガス透過試験機」を使用し、23℃・6
0%RHの環境下に24時間放置後、この温湿度条件お
よび常圧下で、ガスクロマトグラフィー法により、測定
ガスとして純酸素ガスを用いて上記試料のガスバリヤー
性を測定した。比較例1,2、試験例1〜5のいずれも
3本の瓶体について行い、その平均値を求めた。酸素透
過係数の単位は「cc・mm/cm2 ・24hr」であ
る。
過係数の測定方法)〕各瓶体の胴部中央を切り取って試
料とした。ジーエルサイエンス(株)製、商品名「GP
M−250型 ガス透過試験機」を使用し、23℃・6
0%RHの環境下に24時間放置後、この温湿度条件お
よび常圧下で、ガスクロマトグラフィー法により、測定
ガスとして純酸素ガスを用いて上記試料のガスバリヤー
性を測定した。比較例1,2、試験例1〜5のいずれも
3本の瓶体について行い、その平均値を求めた。酸素透
過係数の単位は「cc・mm/cm2 ・24hr」であ
る。
【0056】〔耐寒衝撃性(耐寒落下強度)の試験方
法〕各瓶体に4℃の水を商品充填量と同一量で充填し、
この瓶体を一旦上向きに支持し、コンクリートの床面に
1.6mの高さから、瓶体底面部が当たるように自由落
下させる操作を繰り返し、瓶体が割れるまでの落下回数
を測定した。比較例1,2、試験例1〜5のいずれも3
本の瓶体について行い、平均値を求めた。
法〕各瓶体に4℃の水を商品充填量と同一量で充填し、
この瓶体を一旦上向きに支持し、コンクリートの床面に
1.6mの高さから、瓶体底面部が当たるように自由落
下させる操作を繰り返し、瓶体が割れるまでの落下回数
を測定した。比較例1,2、試験例1〜5のいずれも3
本の瓶体について行い、平均値を求めた。
【0057】瓶体に係る各試験の結果を[表4]に示
す。この表の酸素ガスバリヤー性および耐寒衝撃性にお
いて◎は「特に良好」、○は「良好」、△は「ほぼ良
好」を示している。
す。この表の酸素ガスバリヤー性および耐寒衝撃性にお
いて◎は「特に良好」、○は「良好」、△は「ほぼ良
好」を示している。
【0058】
【表4】
【0059】[表4]から以下のことが明らかである。 (1)瓶体の耐熱性については比較例1と、比較例2お
よび各試験例との比較から、本発明に係る瓶体はPET
製の瓶体より耐熱性に優れており、85℃の高温充填が
可能である。 (2)瓶体の酸素バリヤー性については、本発明に係る
瓶体はいずれも、「特に良好」、「良好」または、「ほ
ぼ良好」である。試験例5は「ほぼ良好」であるが、酸
素ガス透過量はPET樹脂の瓶体(比較例1)の4倍以
下であるから、実用上全く問題がない。特に、PEN樹
脂によるもの(試験例1)では、酸素ガスの透過量はP
ET樹脂の瓶体(比較例1)の約1/3であるから、高
級ワイン容器として使用することができる。 (3)瓶体の耐寒衝撃性については、本発明に係る瓶体
はいずれも、特に良好、または良好である。
よび各試験例との比較から、本発明に係る瓶体はPET
製の瓶体より耐熱性に優れており、85℃の高温充填が
可能である。 (2)瓶体の酸素バリヤー性については、本発明に係る
瓶体はいずれも、「特に良好」、「良好」または、「ほ
ぼ良好」である。試験例5は「ほぼ良好」であるが、酸
素ガス透過量はPET樹脂の瓶体(比較例1)の4倍以
下であるから、実用上全く問題がない。特に、PEN樹
脂によるもの(試験例1)では、酸素ガスの透過量はP
ET樹脂の瓶体(比較例1)の約1/3であるから、高
級ワイン容器として使用することができる。 (3)瓶体の耐寒衝撃性については、本発明に係る瓶体
はいずれも、特に良好、または良好である。
【0060】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば耐熱性、酸素ガスバリヤー性および耐寒衝撃性に
優れ、しかも空の状態ではコンパクトに折り畳むことが
できる薄肉プラスチック製瓶体を提供することができ
る。また、本発明によれば、このような瓶体をブロー成
形によって的確に製造することができる。さらに、本発
明によれば上記瓶体と、これを収納した外側容器とから
なる、高品質の複合容器を提供することができる。
よれば耐熱性、酸素ガスバリヤー性および耐寒衝撃性に
優れ、しかも空の状態ではコンパクトに折り畳むことが
できる薄肉プラスチック製瓶体を提供することができ
る。また、本発明によれば、このような瓶体をブロー成
形によって的確に製造することができる。さらに、本発
明によれば上記瓶体と、これを収納した外側容器とから
なる、高品質の複合容器を提供することができる。
【図1】本発明に係る薄肉瓶体の一実施例を示す側面図
である。
である。
【図2】薄肉瓶体の別の実施例に係るもので、折り畳ん
だ状態を示す説明図である。
だ状態を示す説明図である。
【図3】薄肉瓶体の更に別の実施例に係るもので、内容
液を収納した瓶体の上部を折り曲げた状態を示す説明図
である。
液を収納した瓶体の上部を折り曲げた状態を示す説明図
である。
【図4】薄肉瓶体の更に別の実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図5】図4の側面図である。
【図6】本発明に係る複合容器の一実施例を示す側面断
面図である。
面図である。
【図7】複合容器の別の実施例を示す正面断面図であ
る。
る。
【図8】複合容器の更に別の実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図9】複合容器の更に別の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】複合容器の更に別の実施例を示す正面図であ
る。
る。
1,11,21,31,41,51 瓶体 2 胴部 2a リブ 2b 折線 3 肩部 3a 傾斜壁 4 サポートリング 5 注出口部 6 フランジ 7 環状凹部 8 注出口 9 螺合部 42,52 キャップ 61,71 外側容器(外箱) 62 天板 63 前側板 64 傾斜蓋板 65 底板 81,91,101〜103 複合容器 92 緩衝材 210 外装スリーブ 220 外装袴 221,231 取っ手 230 外装ホルダ 232 リング状固定部 234 底部支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08G 63/123 C08L 69/00 C08L 69/00 B65D 1/00 A (72)発明者 関根 伸市 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 (72)発明者 府川 雄三 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内
Claims (12)
- 【請求項1】 ポリエチレンナフタレート樹脂の二軸延
伸配向ブロー成形体からなる瓶体であって、胴部の面積
延伸倍率を15〜35、胴部の肉厚を100μm〜20
0μm、肩部の肉厚を50μm〜200μmとして、折
り畳みが容易に成形したことを特徴とする薄肉プラスチ
ック製瓶体。 - 【請求項2】 ナフタレンジカルボン酸(NDC)とジ
メチルテレフタル酸(DMT)とのモル比:NDC/D
MTが85/15〜92/8であるポリエチレンナフタ
レートのコポリマー樹脂と、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂とのブレンド体(重量比は、コポリマー樹脂/ポ
リエチレンテレフタレート=10/90〜90/10)
の二軸延伸配向ブロー成形体からなる瓶体であって、胴
部の面積延伸倍率を15〜35、胴部の肉厚を100μ
m〜200μm、肩部の肉厚を50μm〜200μmと
して、折り畳みが容易に成形したことを特徴とする薄肉
プラスチック製瓶体。 - 【請求項3】 分子式が下記[化1]で示されるポリエ
ステル共重合体の二軸延伸配向ブロー成形体からなる瓶
体であって、胴部の面積延伸倍率を15〜35、胴部の
肉厚を100μm〜200μm、肩部の肉厚を50μm
〜200μmとして、折り畳みが容易に成形したことを
特徴とする薄肉プラスチック製瓶体。 【化1】 ただし、nは100〜1000、Arは2,6−ナフタ
レン基(30〜98モル%)およびフェニレン基(70
〜2モル%)であり(両者の合計は100モル%)、R
はエチレン基(5〜90モル%)および1,4シクロヘ
キシレン基(95〜10モル%)であり(両者の合計は
100モル%)、1,4シクロヘキシレン基のシス体/
トランス体のモル比は0/100〜40/60である。 - 【請求項4】 請求項3に記載のポリエステル共重合体
と、ポリカーボネート樹脂とのブレンド体(重量比は、
ポリエステル共重合体/ポリカーボネート樹脂=50/
50〜80/20)の二軸延伸配向ブロー成形体からな
る瓶体であって、胴部の面積延伸倍率を15〜35、胴
部の肉厚を100μm〜200μm、肩部の肉厚を50
μm〜200μmとして、折り畳みが容易に成形したこ
とを特徴とする薄肉プラスチック製瓶体。 - 【請求項5】 肩部の肉厚を50〜100μmとしたこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つの項に記載
の薄肉プラスチック製瓶体。 - 【請求項6】 溶融樹脂の射出成形または押出成形によ
りプリフォームを成形し、このプリフォームを加熱した
状態でブロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつ
つプリフォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロ
ー成形により、請求項1に記載の薄肉プラスチック製瓶
体を成形する方法において、プリフォームの胴部温度を
140℃〜150℃、ブロー金型を温度110℃〜12
0℃にそれぞれ加熱するとともに、圧力20kg/cm
2 〜50kg/cm2 の空気を吹き込むことを特徴とす
る瓶体のブロー成形方法。 - 【請求項7】 溶融樹脂の射出成形または押出成形によ
りプリフォームを成形し、このプリフォームを加熱した
状態でブロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつ
つプリフォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロ
ー成形により、請求項2に記載の薄肉プラスチック製瓶
体のうち、ブレンド重量比:コポリマー樹脂/ポリエチ
レンテレフタレート=10/90であるものを成形する
方法において、プリフォームの胴部温度を110℃〜1
20℃、ブロー金型を温度85℃〜95℃にそれぞれ加
熱するとともに、圧力20kg/cm2 〜50kg/c
m2 の空気を吹き込むことを特徴とする瓶体のブロー成
形方法。 - 【請求項8】 溶融樹脂の射出成形または押出成形によ
りプリフォームを成形し、このプリフォームを加熱した
状態でブロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつ
つプリフォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロ
ー成形により、請求項2に記載の薄肉プラスチック製瓶
体のうち、ブレンド重量比:コポリマー樹脂/ポリエチ
レンテレフタレート=40/60であるものを成形する
方法において、プリフォームの胴部温度を120℃〜1
30℃、ブロー金型を温度90℃〜100℃にそれぞれ
加熱するとともに、圧力20kg/cm2 〜50kg/
cm2 の空気を吹き込むことを特徴とする瓶体のブロー
成形方法。 - 【請求項9】 溶融樹脂の射出成形または押出成形によ
りプリフォームを成形し、このプリフォームを加熱した
状態でブロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱しつ
つプリフォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブロ
ー成形により、請求項3に記載の薄肉プラスチック製瓶
体を成形する方法において、プリフォームの胴部温度を
130℃〜140℃、ブロー金型を温度100℃〜11
5℃にそれぞれ加熱するとともに、圧力20kg/cm
2 〜50kg/cm2 の空気を吹き込むことを特徴とす
る瓶体のブロー成形方法。 - 【請求項10】 溶融樹脂の射出成形または押出成形に
よりプリフォームを成形し、このプリフォームを加熱し
た状態でブロー金型内にセットし、ブロー金型を加熱し
つつプリフォームに空気を吹き込んで瓶体を成形するブ
ロー成形により、請求項4に記載の薄肉プラスチック製
瓶体を成形する方法において、プリフォームの胴部温度
を135℃〜140℃、ブロー金型を温度120℃〜1
30℃にそれぞれ加熱するとともに、圧力20kg/c
m2 〜50kg/cm2 の空気を吹き込むことを特徴と
する瓶体のブロー成形方法。 - 【請求項11】 請求項1〜5のいずれか一つの項に記
載の薄肉プラスチック製瓶体と、該瓶体を収納した紙製
の外側容器とからなり、前記瓶体の注出口部が前記外側
容器の開口部を通して外部に突出していることを特徴と
する複合容器。 - 【請求項12】 請求項1〜5のいずれか一つの項に記
載の薄肉プラスチック製瓶体と、該瓶体を収納した木
製、金属製または硬質プラスチック製の外側容器とから
なり、前記瓶体の注出口部が前記外側容器の開口部を通
して外部に突出している複合容器であって、前記瓶体の
外面と外側容器の内面との隙間にプラスチック製の緩衝
材が充填されていることを特徴とする複合容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27158196A JPH1095903A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 薄肉プラスチック製瓶体、そのブロー成形方法、および複合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27158196A JPH1095903A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 薄肉プラスチック製瓶体、そのブロー成形方法、および複合容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1095903A true JPH1095903A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17502080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27158196A Pending JPH1095903A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 薄肉プラスチック製瓶体、そのブロー成形方法、および複合容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1095903A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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