JPH05103921A - 薬液ろ過装置 - Google Patents

薬液ろ過装置

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JPH05103921A
JPH05103921A JP29218991A JP29218991A JPH05103921A JP H05103921 A JPH05103921 A JP H05103921A JP 29218991 A JP29218991 A JP 29218991A JP 29218991 A JP29218991 A JP 29218991A JP H05103921 A JPH05103921 A JP H05103921A
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JP
Japan
Prior art keywords
chemical liquid
main body
filtration tank
chemical
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP29218991A
Other languages
English (en)
Inventor
Goichi Okamoto
五一 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Miyazaki Oki Electric Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Miyazaki Oki Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd, Miyazaki Oki Electric Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication of JPH05103921A publication Critical patent/JPH05103921A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサや自動開閉弁等の自動制御機構を用い
ることなく、容易にかつ確実にエアー抜きを行うことが
できるようにする。 【構成】 ろ過タンク本体3の上部に設けられているエ
アー抜き口6に、気泡10は透過させるものの薬液2は
遮断する気体選択透過膜8を配設し、上記ろ過タンク本
体3内の上部に滞留する気泡10のみを上記気体選択透
過膜8を通してろ過タンク本体3の外部に排出するよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薬液ろ過装置に係わり、
特に、半導体ウエハを処理するために使用する薬液をろ
過するものに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハを処理するために使用する
薬液等をろ過するためのろ過装置が従来より種々提案さ
れている。例えば、特開昭64−75012号公報には
「半導体ウエハ処理薬液循環ろ過装置」が提案され、特
開平1−262908号公報には「薬液フィルター」が
提案されている。
【0003】図2は、従来のろ過装置の一般的な構成の
一例を示す構成図である。図2において、薬液2は加圧
気体により押圧され、薬液流入部7を通してろ過タンク
本体3の内部に流入する。ろ過タンク本体3内に供給さ
れた薬液2は、フィルター膜4によってろ過され、薬液
流出部13を通して外部に排出され、ユースポイントに
供給される。
【0004】フィルター膜4によってろ過されるとき
に、薬液2中に混入している気体は気泡となって分離さ
れ、ろ過タンク本体3の上部に滞留する。そこで、上記
気体の滞留量を液面センサ5により検出し、滞留量が所
定の量に達したときに液面コントローラ19を動作させ
る。この場合、上記液面コントローラ19は、信号線2
1を介してエアー抜きバルブ20に駆動信号を送り、上
記エアー抜きバルブ20を開動作させる。これにより、
エアー抜き口6が開状態となるので、ろ過タンク本体3
内に滞留していた気体が上記エアー抜き口6を通して外
部に排出される。
【0005】このようにして外部に排出されることによ
り、ろ過タンク本体3内に滞留している気体が所定の量
まで減り、それが液面センサ5によって検出されると、
上記液面コントローラ19がエアー抜きバルブ20を閉
じるように動作させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来装置では、液面センサ5によって薬液2のレベ
ル検出を行い、上記液面センサ5から導出される信号に
基づく自動制御により、或いはマニアル制御により上記
エアー抜きバルブを開閉するようにしているので、上記
液面センサ5が故障するとエアー抜きができなくなって
しまう問題があった。また、マニアル動作を忘れたりす
ることによってもエアー抜きができなくなり、このよう
な場合にはユースポイントに供給する薬液2中にエアー
が混入してしまうことが多く発生していた。本発明は上
述の問題点に鑑み、センサや自動開閉弁等の自動制御機
構を用いることなく、容易にかつ確実にエアー抜きを行
うことができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の薬液ろ過装置
は、処理すべき薬液を収納するためのろ過タンク本体
と、上記ろ過タンク本体の内部に薬液を供給するために
上記ろ過タンク本体の壁面に設けられた薬液流入部と、
上記ろ過タンク本体の内部において処理された薬液をユ
ースポイントに供給するために上記ろ過タンク本体の壁
面に設けられた薬液流出部と、上記ろ過タンク本体の内
部に供給された薬液をろ過するために上記タンク内の上
記薬液流入部と上記薬液流出部との間に介設されたフィ
ルター膜と、上記薬液中から分離した気泡により上記タ
ンクの内部に滞留した空気を外部に逃がすために上記ろ
過タンク本体の上部に設けられたエアー抜き口と、上記
エアー抜き口に配設されていて、気体は透過するものの
液体は遮断する気体選択透過膜とを具備している。
【0008】
【作用】ろ過タンク本体の上部に設けられているエアー
抜き口に、気体は透過させるものの液体は遮断する気体
選択透過膜を設けることにより、タンク内部の上部に滞
留している気体のみを上記気体選択透過膜を通して外部
に自然に排出することができるようになり、気体の滞留
状態を検出するためのセンサやエアー抜き用の開閉弁等
が不要となる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す薬液ろ過装
置の構成図である。図1から明らかなように、本実施例
の薬液ろ過装置は薬液タンク1から供給される薬液2を
ろ過するために用いられる。薬液2は、ろ過タンク本体
3の一部に設けられている薬液流入部7を通して送られ
てくるものであり、例えば気体加圧部9から薬液タンク
1内に加圧気体15を送って上記薬液タンク1内の圧力
を高めることにより、薬液タンク1内に収納されている
薬液2をろ過タンク本体3内に供給するようにしてい
る。
【0010】ろ過タンク本体3の一部には上記した薬液
流入部7の他に、薬液流出部13が設けられていて、こ
の薬液流出部13と薬液流入部7との間の流通路にフィ
ルター膜4が介設されている。したがって、薬液流入部
7からろ過タンク本体3内に供給された薬液2は、フィ
ルター膜4によってろ過された後に薬液流出部13を通
してユースポイントに供給される。
【0011】そして、フィルター膜4によってろ過され
るときに、薬液2中に混入している気体が気泡10とな
って分離し、ろ過タンク本体3の上部に滞留する。ろ過
タンク本体3の上部にはエアー抜き口6が設けられてい
て、ここに排気管16が接続されている。したがって、
ろ過タンク本体3内の上部に滞留した気体はエアー抜き
口6を通り、上記排気管16を通して外部に排出され
る。
【0012】本実施例においては、排気管16の途中に
気体選択部17を設け、ここに気体選択透過膜8を配設
している。この気体選択透過膜8は、微多孔膜により形
成されていて、高い透湿性および高い通気性を有するが
液体は通さないという性質を有している。このような性
質を有するフィルムは従来より知られており、表1にそ
の一例として、或るフィルムNo.1とNo.2の一般
物性を示す。
【表1】
【0013】本実施例の薬液ろ過装置は、表1に示すよ
うな気体選択透過膜8を配設したので、気体選択部17
においてはろ過タンク本体3の上部に滞留した空気のみ
を排出することができ、薬液2が排気管16を通して外
部に排出される不都合は生じない。また、気体選択透過
膜8は、一定圧力のもとで気体を通過させるものである
から、ろ過タンク本体3内における圧力が減少する不都
合も生じない。
【0014】上記したように、本実施例の薬液ろ過装置
は液面センサや自動開閉弁等のような自動制御機器を設
けることなく、ろ過タンク本体3の上部に滞留する気体
を常に外部に放出するので、簡単な構成にも拘わらず過
多な気体がろ過タンク本体3の上部に滞留する不都合を
確実に無くすことができる。したがって、薬液2中に気
泡が混入してしまう不都合を無くすことができる。な
お、本実施例においては滞留量の調節を行うために流量
コントローラ11を設け、エアーの滞留量を常に最適に
調節することができるようにしたが、このような流量コ
ントローラ11は必ずしも設けなくてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述したように、ろ過タンク本
体の上部に設けられているエアー抜き口に、気体は透過
させるものの液体は遮断する気体選択透過膜を配設した
ので、タンク内部の上部に滞留した気体のみを上記気体
選択透過膜を通して外部に排出することができる。した
がって、気体がろ過タンク本体の上部に滞留している状
態を検出するためのセンサや、エアー抜き用の開閉弁等
を不要にできるとともに、装置の誤動作により気泡が薬
液に混入する不都合を確実に防止することができる。こ
れにより、気泡が薬液に混入することによって上記薬液
を用いて製造する製品に不良品が発生する危険性や、エ
アー混入状況を確認する点検頻度等を大幅に削減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す薬液ろ過装置の構成図
である。
【図2】従来装置の一例を示す薬液ろ過装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
1 薬液タンク 2 薬液 3 ろ過タンク本体 4 フィルター膜 6 エアー抜き口 7 薬液流入部 8 気体選択透過膜 9 気体加圧部 10 気泡 11 流量コントロー
ラ 13 薬液流出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべき薬液を収納するためのろ過タ
    ンク本体と、 上記ろ過タンク本体の内部に薬液を供給するために上記
    ろ過タンク本体の壁面に設けられた薬液流入部と、 上記ろ過タンク本体の内部において処理された薬液をユ
    ースポイントに供給するために上記ろ過タンク本体の壁
    面に設けられた薬液流出部と、 上記ろ過タンク本体の内部に供給された薬液をろ過する
    ために上記タンク内の上記薬液流入部と上記薬液流出部
    との間に介設されたフィルター膜と、 上記薬液中から分離した気泡により上記タンクの内部に
    滞留した空気を外部に逃がすために上記ろ過タンク本体
    の上部に設けられたエアー抜き口と、 上記エアー抜き口に配設されていて、気体は透過するも
    のの液体は遮断する気体選択透過膜とを具備することを
    特徴とする薬液ろ過装置。
JP29218991A 1991-10-11 1991-10-11 薬液ろ過装置 Pending JPH05103921A (ja)

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