JPH0611055Y2 - 水質モニタ用懸濁固形物除去装置 - Google Patents

水質モニタ用懸濁固形物除去装置

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JPH0611055Y2
JPH0611055Y2 JP12375687U JP12375687U JPH0611055Y2 JP H0611055 Y2 JPH0611055 Y2 JP H0611055Y2 JP 12375687 U JP12375687 U JP 12375687U JP 12375687 U JP12375687 U JP 12375687U JP H0611055 Y2 JPH0611055 Y2 JP H0611055Y2
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JP
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pump
sand filter
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JP12375687U
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鉄治 下村
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は水質モニタ用懸濁固形物除去装置に関する。
(従来の技術) 工場排水等はその水質を絶えず監視して排出することが
望まれているため、かかる排水中の、例えば化学的酸素
濃度(COD)を連続的に測定することにより水質モニ
タが行われている。
この水質モニタは、排水を検水として濃度計に連続的に
供給しつつ、濃度を測定するものである。しかしなが
ら、検水中に含まれている懸濁固形物(Suspended Soli
d、以下SSと略記する)が正確な濃度測定を妨害する
ため、水質モニタのサンプリング経路に、SS除去装置
を配設して検水が濃度計に導入される前に予め当該検水
中のSSを除去するようにしている。
かかるSS除去装置は、例えば、検水を濃度計に導く流
路に、この順に配設された第1及び第2のストレーナと
ストレージタンクとから構成され、検水はこれらのスト
レーナを順次通過して微細なSSを除去され、濃度計に
供給される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、かかるSS除去装置においては、第1及び
第2のストレーナの目詰まりが非常に短時間(例えば、
7〜8時間程度)で発生し、その都度、ストレーナを洗
浄もしくは交換しなければならず、メンテナンスに多大
な手間を必要とするという問題がある。
本考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、検
水中の微細なSSを充分に除去し、正確な濃度測定を可
能にすると共に、ストレーナのメンテナンスを容易に行
うことができる水質モニター用SS除去装置を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案によれば、検水を濃度
計へ供給するための主流路と、該主流路に直列に配設さ
れた第1のポンプ、第1、第2のストレーナ及びストレ
ージタンクとを備え、検水中の懸濁固形物を前記第1及
び第2のストレーナにより除去したのち、前記ストレー
ジタンクを介して前記濃度計へ供給する水質モニタ用懸
濁固形物除去装置において、前記第1のストレーナの上
流に配設されたサンドフィルタと、該サイドフィルタの
上流の主流路を形成された逆洗用排水路と、これらの主
流路及び逆洗用排水路を切り換える第1の切換手段と、
前記主流路から第1及び第2のストレーナをバイパスし
てストレージタンクへ連通するバイパス流路と、該バイ
パス流路に配設された第2のポンプと、前記主流路と該
バイパス流路とを切り換える第2の切換手段と、前記サ
ンドフィルタの上流側及び下流側の主流路の圧力を夫々
検出する第1及び第2の圧力センサと、該第1及び第2
の圧力センサの検出圧の差が所定値以下の時には前記第
1のポンプにより前記サンドフィルタを経て前記第1の
ストレーナに検水を供給し、前記所定値を超えた時には
前記第2のポンプにより前記ストレージタンクから前記
サンドフィルタを経て検水を供給排出させるべく制御す
る制御手段とを備えたこととしたものである。
(作用) 第1のストレーナの上流側にサンドフィルタを配設し、
当該サンドフィルタにより予めSSの大部分を除去す
る。従って、第1及び第2のストレーナは残存するSS
を除去するためのものとなり、その洗浄作業が簡便にな
る。更に、サンドフィルタの目詰まりは、当該サンドフ
ィルタの上流及び下流側の差圧を検出し、その差圧が所
定値を超えた時点で自動的に逆洗を行うことにより、容
易に解消することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
第1図は本考案の水質モニタ用懸濁固形物除去装置の構
成の一例を示している。懸濁固形物除去装置1は、検水
を濃度計(図示せず)へ導く主流路2を有し、この主流
路2へ検水を送給するための第1のポンプ3、ポンプ3
の下流側に順次配設されたサンドフィルタ4、第1のス
トレーナ5、第2のストレーナ6及び検水を一旦貯蔵す
るためのストレージタンク7を備えている。
サンドフィルタ4は容器4a内に砂4bを充填してなる
もので、上部から検水を通水し、砂4bを通過時にSS
等の不純物を当該砂4bに吸着させて除去するものであ
る。又、第1のストレーナ5には例えば100〜150
メッシュの金網5aが配設され、第2のストレーナ6に
は繊維フィルタ6aが配設されている。そして、これら
サンドフィルタ4、第1、第2のストレーナは夫々その
下部にドレン用の流路8、9、10が接続され、各流路
8、9、10には夫々排出弁11、12、13が配設さ
れている。
サンドフィルタ4の上流及び下流の主流路2には、当該
サンドフィルタ4における差圧を検出するための第1及
び第2の圧力センサ14、15が配設され、これらの圧
力センサ14、15は共に制御回路16の入力側に接続
されている。
主流路2において、第2の圧力センサ15と第1のスト
レーナ5との間には、第1及び第2のストレーナをバイ
パスしてストレージタンク7へ連通するバイパス流路1
7が形成されている。このバイパス流路17はサンドフ
ィルタの逆洗を行うために利用されるもので、当該バイ
パス流路17の途中にはストレージタンク7内の検水を
サンドフィルタ4へ送給するための第2のポンプ18が
配設されている。
第1の圧力センサの上流には、逆洗用排水路19が分岐形
成されると共に、主流路2と排水路19とを切り換える
第1の切換手段20が配設されている。切換手段20
は、主流路に配設された電磁弁21と排水路19に配設
された電磁弁22とから構成され、これらの電磁弁2
1、22は制御回路16の出力側に接続されている。そ
して、これら2つの電磁弁21及び22は、一方が開弁
したときに他方が閉弁するように制御される。
更に、主流路2とバイパス流路17とは第2の切換手段
23により切り換えられる。切換手段23は、主流路に配
設された電磁弁24とバイパス流路17に配設された電
磁弁25とから構成され、これらの電磁弁24、25は
制御回路16の出力側に夫々接続されている。そして、
これら2つの電磁弁24及び25は、一方が開弁したと
きに他方が閉弁するように制御される。
又、第1、第2のポンプ3、18も制御回路16の出力側
に夫々接続されている。
制御回路16は、圧力センサ14、15の検出圧の差を
絶えずモニターし、この差圧が所定値以下の場合には第
1、第2の各切換手段20、23の電磁弁21、24を
開弁し、電磁弁22、25を閉弁すると共に、第1のポ
ンプ3を作動させ、第2のポンプ18を停止させる。
又、差圧が所定値を超えた時、即ち、サンドフィルタ4
における通水効率が許容値を下回った時期を検出して、
第1のポンプ3の作動を停止させると共に、第2のポン
プ18を作動させる。同時に、第1、第2の切換手段2
0、23の電磁弁21、24を開弁し、電磁弁22、2
5を開弁する。
以下に作用を説明する。
圧力センサ14、15の検出圧の差、即ち、主流路2の
サンドフィルタ4の上流及び下流の差圧が所定値を下回
っているときは、制御回路16はポンプ3を作動させ、
ポンプ18を停止させると共に、電磁弁22及び電磁弁
25を共に閉弁させ、電磁弁21及び24を開弁させ
る。従って、ポンプ3により主流路2に導入された検水
はサンドフィルタ4、第1、第2のストレーナ5、6を
順次通過して当該検水中のSSを除去されたのち、スト
レージタンク7に一旦貯留され、しかるのち前記濃度計
へ供給される。この時、検水はストレーナ5、6を通過
する前に予めサンドフィルタ4により大部分のSSが除
去されているため、ストレーナ5、6においては残存す
る微量なSSの除去を行えばよく、当該ストレーナ5、
6のメンテナンスが極めて容易となる。
サンドフィルタ4の砂4bにSS等の不純物が吸着され
て当該サンドフィルタ4における通水効率が低下してく
ると、このサンドフィルタ4の上流及び下流の間の主流
路2において圧力差が生じる。制御回路16は圧力セン
サ14と15との検出圧の差圧が所定値を超えた時にポ
ンプ3の作動を停止し、ポンプ18を作動させると共
に、電磁弁22及び25を開弁させ、電磁弁21及び2
4を閉弁させる。これにより、ポンプ18はストレージ
タンク7からサンドフィルタ4へ検水を圧送し、当該サ
ンドフィルタ4へ導入された検水は砂4bを上方へ吹き
上げることによって、当該砂4bに吸着又は付着したSS
を始めとする不純物を剥離し、これらの不純物と共に、
逆洗用排水路19を介して外部に排出されてサンドフィ
ルタ4の逆洗が完了する。この逆洗工程においてはポン
プ3の上流側及びストレーナ5、6を介してストレージ
タンク7へ到る主流路2は閉塞された状態となってい
る。
又、メンテナンス時にはサンドフィルタ4、各ストレー
ナ5、6の各排出弁11、12、13を開弁して、これ
らのサンドフィルタ4、ストレーナ5、6内の検水を排
出させる。
尚、上記実施例においては、切換手段20、23夫々2個
の電磁弁により構成した場合について記述したが、これ
に限るものではなく、夫々1個の切換弁を各分岐点に配
設した構成としてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、検水を濃度計へ供
給するための主流路と、該主流路に直列に配設された第
1のポンプ、第1、第2のストレーナ及びストレージタ
ンクとを備え、検水中の懸濁固形物を前記第1及び第2
のストレーナにより除去したのち、前記ストレージタン
クを介して前記濃度計へ供給する水質モニタ用懸濁固形
物除去装置において、前記第1のストレーナの上流に配
設されたサンドフィルタと、該サンドフィルタの上流の
主流路に形成された逆洗用排水路と、これらの主流路及
び逆洗用排水路を切り換える第1の切換手段と、前記主
流路から第1及び第2のストレーナをバイパスしてスト
レージタンクへ連通するバイパス流路と、該バイパス流
路に配設された第2のポンプと、前記主流路と該バイパ
ス流路とを切り換える第2の切換手段と、前記サンドフ
ィルタの上流側及び下流側の主流路の圧力を夫々検出す
る第1及び第2の圧力センサと、該第1及び第2の圧力
センサの検出圧の差が所定値以下の時には前記第1のポ
ンプにより前記サンドフィルタを経て前記第1のストレ
ーナに検水を供給し、前記所定値を超えた時には前記第
2のポンプにより前記ストレージタンクから前記サンド
フィルタを経て検水を供給排出させるべく制御する制御
手段とを備えたこととしたので、検水中のSSを充分に
除去して、水質モニターにおいて正確な濃度測定を行う
ことが可能であると共に、ストレーナのメンテナンスが
従来に比べてはるかに簡便となり、しかも、サンドフィ
ルタの洗浄作業を自動的に行うことができるという利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の水質モニタ用懸濁固形物除去装置の一
実施例を示す構成図である。 1…水質モニタ用SS除去装置、2…主流路、3、18…
ポンプ、4…サンドフィルタ、5、6…ストレーナ、7
…ストレージタンク、14、15…圧力センサ、16…制御回
路、17…バイパス流路、19…逆洗用排水路、20、23…切
換手段、21、22、24、25…電磁弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 29/62 35/143 35/16 6953−4D G01N 33/18 106 E 9015−2J 7112−4D B01D 29/38 A

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検水を濃度計へ供給するための主流路と、
    該主流路に直列に配設された第1のポンプ、第1、第2
    のストレーナ及びストレージタンクとを備え、検水中の
    懸濁固形物を前記第1及び第2のストレーナにより除去
    したのち、前記ストレージタンクを介して前記濃度計へ
    供給する水質モニタ用懸濁固形物除去装置において、前
    記第1のストレーナの上流に配設されたサンドフィルタ
    と、該サンドフィルタの上流の主流路に形成された逆洗
    用排水路と、これらの主流路及び逆洗用排水路を切り換
    える第1の切換手段と、前記主流路から第1及び第2の
    ストレーナをバイパスしてストレージタンクへ連通する
    バイパス流路と、該バイパス流路に配設された第2のポ
    ンプと、前記主流路と該バイパス流路とを切り換える第
    2の切換手段と、前記サンドフィルタの上流側及び下流
    側の主流路の圧力を夫々検出する第1及び第2の圧力セ
    ンサと、該第1及び第2の圧力センサの検出圧の差が所
    定値以下の時には前記第1のポンプにより前記サンドフ
    ィルタを経て前記第1のストレーナに検水を供給し、前
    記所定値を超えた時には前記第2のポンプにより前記ス
    トレージタンクから前記サンドフィルタを経て検水を供
    給排出させるべく制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする水質モニタ用懸濁固形物除去装置。
JP12375687U 1987-08-14 1987-08-14 水質モニタ用懸濁固形物除去装置 Expired - Lifetime JPH0611055Y2 (ja)

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