JP2003010661A - 炭酸水製造装置および炭酸水製造装置の運転方法 - Google Patents

炭酸水製造装置および炭酸水製造装置の運転方法

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JP2003010661A
JP2003010661A JP2001200092A JP2001200092A JP2003010661A JP 2003010661 A JP2003010661 A JP 2003010661A JP 2001200092 A JP2001200092 A JP 2001200092A JP 2001200092 A JP2001200092 A JP 2001200092A JP 2003010661 A JP2003010661 A JP 2003010661A
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carbon dioxide
dioxide gas
gas chamber
chamber
opening
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JP2001200092A
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English (en)
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Yoshitomo Nagasaka
好倫 長坂
Katsuya Sanai
克弥 讃井
Masanori Sakakibara
巨規 榊原
Yuichi Morioka
雄一 森岡
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Mitsubishi Rayon Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手を要さず、かつ、原水の流量や炭酸ガス
の供給圧力などの条件が変更した場合にも簡単に、低コ
ストで、確実に水分を除去可能な炭酸水製造装置と炭酸
水製造装置の運転方法を提供する。 【解決手段】 原水が流通する少なくとも1つの流路
と、この流路とガス透過性膜を隔てて形成され、炭酸ガ
スが供給される炭酸ガス室とを有し、前記炭酸ガス室に
供給された前記炭酸ガスが、前記ガス透過性膜を透過し
て前記流路を流通する原水に溶解する炭酸ガス溶解手段
20を備えた炭酸水製造装置10であって、前記原水の
前記流路における流通と前記炭酸ガスの前記炭酸ガス室
への供給とが終了した後に炭酸ガス室を開放し、前記炭
酸ガス室内の気圧を低下させる開閉手段24が、炭酸ガ
ス室に付設されている炭酸水製造装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭酸水製造装置およ
び炭酸水製造装置の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】炭酸水への全身浴や部分浴は、退行性病
変、末梢循環障害などの治療に効果があるとされ、特
に、炭酸水への足浴は、糖尿病性足病変の治療方法とし
て普及しつつある。そこで、高濃度の炭酸ガスが溶解し
た炭酸水を製造できるコンパクトで手軽な炭酸水製造装
置の開発が検討されている。このような炭酸水製造装置
としては、ガス透過性の膜を備えた膜モジュールを使用
したものがある。膜モジュールとしては、例えば、略平
行に引き揃えられた複数の中空糸膜が、円筒などの筒状
容器内に備えられた形態の中空糸膜モジュールが挙げら
れる。このような中空糸膜モジュールを使用して炭酸水
を製造する場合には、中空糸膜の中空部内に原水を流通
させ、一方、筒状容器内における中空糸膜の周囲の空間
部分(以下、炭酸ガス室という)に炭酸ガスを加圧状態
で供給する。すると、炭酸ガス室に供給された炭酸ガス
は中空糸膜を透過して原水側へと浸透する。その結果、
炭酸ガスが高濃度で原水中に溶解した炭酸水が効率的に
得られる。
【0003】ところが、このような膜モジュールを備え
た炭酸水製造装置を使用して炭酸水を製造すると、中空
糸膜の中空部の水が水蒸気となって炭酸ガス室へ透過す
るなどして、水分が徐々に炭酸ガス室内に溜まっていく
という問題があった。炭酸ガス室内に水分が溜まり、そ
の水分が膜面に接すると、膜のその部分は炭酸ガスを透
過させることができなくなり、膜の有効面積が低下して
しまう。膜の有効面積が低下すると、効率的に炭酸水を
製造することができず、生産性が低下する。よって、こ
のような膜モジュールを備えた炭酸水製造装置の使用に
おいては、炭酸ガス室に溜まった水分を必要に応じて、
または定期的に除去する必要があった。そして、このよ
うな水分の除去は、あらかじめ炭酸水製造装置の積算運
転時間と、炭酸ガス室に溜まる水分量との相関関係を求
めておき、溜まった水分が膜の有効面積に影響を与える
前に、作業者が定期的に炭酸ガス室に設けられたドレイ
ンバルブを開くことにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな水分の除去作業には人手を要し、効率的でないう
え、単にドレインバルブを開けるだけでは炭酸ガス室に
溜まった水分を十分に除去できないという問題があっ
た。また、このような水分の除去作業の頻度を、あらか
じめ求められた炭酸水製造装置の積算運転時間と炭酸ガ
ス室に溜まる水分量との相関関係から決定する方法で
は、原水の流量や炭酸ガスの供給圧力などの条件を変更
するたびに新たに相関関係を求め、作業頻度を変更する
必要が生じた。
【0005】また、水分を除去する他の方法として、炭
酸水製造装置の使用後や使用前に、自動的にドレイバル
ブを開けるとともに炭酸ガス室に一定量の炭酸ガスを流
して、炭酸ガス室に溜まった水分を除去する方法も考え
られる。しかし、この方法では、炭酸ガス室に溜まった
水分をほぼ除去することができるものの、水分除去のた
めに炭酸ガスが別途必要になり、コスト面から問題があ
った。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、人手を要さず、かつ、原水の流量や炭酸ガスの供給
圧力などの条件が変更した場合にも簡単に、低コスト
で、確実に水分を除去可能な炭酸水製造装置と炭酸水製
造装置の運転方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の炭酸水製造装置
は、原水が流通する少なくとも1つの流路と、この流路
とガス透過性膜を隔てて形成され、炭酸ガスが供給され
る炭酸ガス室とを有し、前記炭酸ガス室に供給された前
記炭酸ガスが、前記ガス透過性膜を透過して前記流路を
流通する原水に溶解する炭酸ガス溶解手段を備えた炭酸
水製造装置であって、前記原水の前記流路における流通
と前記炭酸ガスの前記炭酸ガス室への供給とが終了した
後に炭酸ガス室を開放し、前記炭酸ガス室内の気圧を低
下させる開閉手段が、炭酸ガス室に付設されていること
を特徴とする。前記開閉手段にはオリフィスが備えられ
ていることが好ましい。前記開閉手段は、前記炭酸ガス
室の前記気圧が0.01MPa以上のときに開放するこ
とが好ましい。また、前記開閉手段は、前記炭酸ガス室
の前記気圧が0.30MPa以下のときに開放すること
が好ましい。さらに、前記炭酸ガス溶解手段は、前記ガ
ス透過性膜である複数の中空糸膜が、筒状容器内に該筒
状容器の長さ方向に対して略平行に引き揃えられて設け
られ、前記中空糸膜の周囲には前記炭酸ガス室が形成さ
れ、前記中空糸膜の各中空部が前記流路となる中空糸膜
モジュールであって、該中空糸膜モジュールは、鉛直方
向に対して傾き、かつ、前記炭酸ガス室における前記開
閉手段との接続口が下方に向くように配置されているこ
とが好ましい。また、前記中空糸膜のモジュールは、鉛
直方向に対して30〜90°に傾いて配置されているこ
とが好ましい。
【0008】本発明の炭酸水製造装置の運転方法は、原
水が流通する少なくとも1つの流路と、この流路とガス
透過性膜を隔てて形成され、炭酸ガスが供給される炭酸
ガス室とを有し、前記炭酸ガス室に供給された前記炭酸
ガスが、前記ガス透過性膜を透過して前記流路を流通す
る原水に溶解する炭酸ガス溶解手段を備え、前記炭酸ガ
ス室には、該炭酸ガス室内を開放する開閉手段が付設さ
れた炭酸水製造装置の運転方法であって、該開閉手段
を、前記原水の前記流路における流通と前記炭酸ガスの
前記炭酸ガス室への供給とが終了した後に開放し、前記
炭酸ガス室内の気圧を低下させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 [実施形態例1]図1は本発明の炭酸水製造装置10の
一例を示すフローシートであり、この炭酸水製造装置1
0は、原水中に炭酸ガスを溶解させる炭酸ガス溶解手段
20を備えている。この炭酸ガス溶解手段20には、炭
酸ガスが、炭酸ガスボンベなどの炭酸ガス源11からガ
ス配管12を通じて供給され、一方、原水が、原水源1
3から循環ポンプ14で原水配管15aを通じて供給さ
れるようになっている。
【0010】この例において、ガス配管12には調圧弁
16が設けられ、炭酸ガスの炭酸ガス溶解手段20への
供給圧力を任意に制御できるようになっている。また、
ガス配管12において炭酸ガス溶解手段20の手前には
電磁弁などの遮断弁17が設けられ、炭酸ガス溶解手段
20への炭酸ガスの供給を適宜遮断できるようになって
いる。一方、原水源13は温水が貯水された浴槽などの
水槽であり、この水槽内の温水、すなわち原水が、循環
ポンプ14によって炭酸ガス溶解手段20に連続的に送
液されるようになっている。原水が流通する原水配管1
5aにはプレフィルタ18が設けられていて、原水中の
細かい浮遊物などがここで除去されるようになってい
る。また、原水配管15aにはフローセンサ19が設け
られ、原水配管15a、15b内を流通する原水流量を
検知できるようになっている。なお、この例においてフ
ローセンサ19と遮断弁17とは電気的に接続されてい
て、フローサンサ19の検知する原水流量があらかじめ
設定された所定流量以下になると、遮断弁17が閉じ
て、炭酸ガスの炭酸ガス溶解手段20への供給も止まる
ように設定されている。
【0011】ここで炭酸ガス溶解手段20は、図2にそ
の構成の概略を模式的に示すように、循環ポンプ14に
よって原水源13から送液された原水が流通する流路2
1と、炭酸ガス源11から炭酸ガスが供給される炭酸ガ
ス室23とを有し、この流路21と炭酸ガス室23とは
ガス透過性膜22を隔てて形成されている。そして、炭
酸ガス室23に供給された炭酸ガスが、ガス透過性膜2
2を透過して流路21を流通する原水に溶解することに
より、炭酸水が得られるようになっている。こうして炭
酸ガス溶解手段20で得られた炭酸水は、原水配管15
bを流れて原水源13に戻され、その後再び原水配管1
5aを流通し、炭酸ガス溶解手段20へと再送され、循
環する。このような循環方式によれば、高濃度の炭酸水
を効率的に製造することができる。
【0012】また、この炭酸ガス溶解手段20の炭酸ガ
ス室23には、原水の流路21における流通と炭酸ガス
の炭酸ガス室23への供給とが終了した後、すわなち、
炭酸水製造装置10の運転が終了した後に、炭酸ガス室
23を開放し、炭酸ガス室23内の気圧を低下させる開
閉手段24が付設されていて、炭酸水製造装置10の使
用後に炭酸ガス室23内のガスを排気できるようになっ
ている。こうして炭酸ガス室23内のガスを排気するこ
とによって、詳しくは後述するように、炭酸ガス室23
内に溜まった水分も炭酸ガスに同伴され、炭酸ガス室2
3内から排出される。なお、この開閉手段24は、炭酸
水製造装置10の運転時には常時閉じている。
【0013】この例において開閉手段24は、図1に示
すように電磁弁などの開閉弁24aを備えた排気用配管
24bと、この開閉弁24aの開閉動作を制御する図示
略の制御装置とを有して構成されていて、流路21にお
ける原水の流通と炭酸ガスの炭酸ガス室23への供給と
が終了した直後に、開閉弁24aが開いて炭酸ガス室2
3を開放するように設定されている。また、排気用配管
24bにおける開閉弁24aの下流側にはオリフィス2
4cが形成されていて、炭酸ガス室23から排気される
炭酸ガスがハンマー現象を起こさないようになってい
る。排気用配管24bの出口は原水配管15bに接続さ
れていて、炭酸ガス室23からの炭酸ガスおよび水分
は、炭酸水に合流して循環するようになっている。
【0014】このような炭酸ガス溶解手段20の具体的
な形態には特に制限はなく、例えばガス透過性膜22と
して平膜を備えた平膜モジュールや、スパイラル型の膜
モジュールなどを使用できるが、この例においては、特
に図3に示すような中空糸膜モジュール30を使用して
いる。この中空糸膜モジュール30は、複数の中空糸膜
31が略平行に束状に引き揃えられて、円筒状の筒状容
器32内に配設されたものであって、中空糸膜31は、
この筒状容器32の長さ方向に対して略平行になってい
る。また、この中空糸膜モジュール30において、各中
空糸膜31の両端部は開口状態となっていて、一方の端
部は、筒状容器32の一方の端部に形成された原水供給
部33と通水可能にポッティング材37により接続され
ていて、各中空糸膜31の他方の端部は、筒状容器32
の他方の端部に形成された炭酸水取出部34と通水可能
にポッティング材37により接続されている。
【0015】このような中空糸膜モジュール30におい
ては、中空糸膜31は図2におけるガス透過性膜22と
して作用し、各中空糸膜31の各中空部は図2における
原水の流路21となり、筒状容器32内におけるこれら
中空糸膜31の周囲の空間部分は図2における炭酸ガス
室23となる。そして、この中空糸膜モジュール30の
原水供給部33の供給口33aと炭酸水取出部34の取
出口34aとに、原水配管15aおよび原水配管15b
を、それぞれ接続する。そして、ガス配管12を筒状容
器32の側壁に形成された炭酸ガス供給口35に接続
し、さらに、開閉手段24を、同じく筒状容器32の側
壁に形成された接続口36に接続する。このようにして
中空糸膜モジュール30を炭酸ガス溶解手段20として
使用すると、複数の中空糸膜31の各中空部が原水の流
路21となり、炭酸ガスと原水との気液接触面積を非常
に大きくできるため、効率的に高濃度の炭酸水を製造す
ることができる。
【0016】中空糸膜31としては、ガス透過性に優れ
るものであれば特に制限はなく、多孔質膜でも非多孔質
膜でもよい。好ましくは、多孔質膜と非多孔質膜とから
なる多層構造の中空糸膜31であり、特に好ましくは、
図4に示すような薄い非多孔質膜31aの両側を多孔質
膜31bで挟み、非多孔質膜31aを多孔質膜31bで
保護した形態の三層構造の複合中空糸膜が挙げられる。
その具体例としては、例えば三菱レイヨン(株)製の三
層複合中空糸膜(商品名:MHF)が挙げられる。
【0017】ここで非多孔質膜31aは、気体の膜への
溶解・拡散機構により透過するものであり、分子がクヌ
ッセン流れのように気体がガス状で透過できる孔を実質
的に含まないものである。このような非多孔質膜31a
を備えたものを使用すると、炭酸ガスを原水中に気泡と
して放出することなく分子状で供給できるため、より効
率的に炭酸ガスを原水中に溶解させることができる。ま
た、非常に高い効率で炭酸ガスを原水中に溶解させるこ
とができるので、得られる炭酸水の濃度を良好に制御で
きる。さらに、非多孔質膜31aを備えた中空糸膜31
を使用すると、多孔質中空糸膜を単独で使用した場合に
稀に発生する液体の逆流、すなわち原水が膜を透過する
現象が起こることもない。なお、多孔質中空糸膜を単独
で使用する場合は、その表面の開口孔径が0.01〜1
0μmのものが好ましい。
【0018】中空糸膜31の膜厚は10〜150μmの
ものが好ましい。膜厚が10μm以上であれば膜強度が
優れ、150μm以下であれば十分な炭酸ガスの透過速
度および溶解効率が得られる。三層構造の複合中空糸膜
の場合には、非多孔質膜31aの厚みは0.3〜2μm
であることが好ましい。0.3μ以上であれば膜が劣化
しにくく、膜劣化によるリークが発生しにくい。また、
2μm以下であれば、十分な炭酸ガスの透過速度および
溶解効率が得られる。また、中空糸膜31の内径は50
〜1000μmが好ましい。内径を50μm以上にすれ
ば、中空糸膜31内を流れる流体の流路抵抗が適度に小
さくなり、流体の供給が容易になる。また、1000μ
m以下にすれば、中空糸膜モジュール30の大きさを小
さくでき、その結果、炭酸水製造装置10をコンパクト
にすることができる。また、中空糸膜31の総表面積は
0.1〜15m2 程度が好ましい。この例においては、
総表面積が0.6m2 の中空糸膜31を使用している。
【0019】中空糸膜31の膜素材としては、例えば、
シリコーン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポ
リアミド系、ポリスルフォン系、セルロース系、ポリウ
レタン系などが好ましい。三層構造の複合中空糸膜の非
多孔質膜31aの素材としては、ポリウレタン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−
1、ポリジメチルシロキサン、ポリエチルセルロース、
ポリフェニレンオキサイドなどが好ましい。これらのな
かで、特にポリウレタンは、製膜性が良好であるととも
に溶出物が少なく好ましい。
【0020】また、このような中空糸膜モジュール30
を炭酸ガス溶解手段20として炭酸水製造装置10に使
用する場合には、図5に示すように、この中空糸膜モジ
ュール30を鉛直方向に対して傾けて、炭酸ガス室23
に形成されている、開閉手段24との接続口36が下方
に向くように配置することが好ましい。図5は、筐体4
0内に、炭酸ガス溶解手段20として図3の中空糸膜モ
ジュール30を配置して炭酸水製造装置10とした場合
の一例であり、循環ポンプ14の他、図示略のプレフィ
ルタ、フローセンサなどが中空糸膜モジュール30とと
もに内蔵されたものである。なお、図5中、ガス配管お
よび原水配管は図示を略している。このように中空糸膜
モジュール30を傾けて、接続口36が下方に向くよう
に配置することによって、開閉手段24が作動して開閉
弁24aが開いた時に、容易に炭酸ガス室23内に溜ま
った水分を排出できる。また、中空糸膜モジュール30
を傾けて配置することによって、炭酸ガス室23内の水
分は炭酸ガス室23の隅部23aに溜まり、少量の水分
が溜まっても、これら水分が中空糸膜31には直接接触
しない。その結果、炭酸水製造装置10の運転中に炭酸
ガス室23内に水分が少量溜まってしまった場合でも、
中空糸膜31の利用効率を下げることなく炭酸水製造装
置10を運転し続けることができる。中空糸膜モジュー
ル30の傾き角度θは、好ましくは鉛直方向に対して3
0〜90°である。30°以上とするにしたがって、溜
まった水分がある程度多くなっても、その水分が中空糸
膜31に接触しにくく、中空糸膜31の利用効率に悪影
響を与えず、効率的に炭酸水製造装置10を運転し続け
ることができる。また、開閉手段24による水分の排出
もより容易に行える。
【0021】このような炭酸水製造装置10を使用して
炭酸水を製造する場合には、まず、循環ポンプ14を作
動させて、原水源13からの原水をプレフィルタ18、
フローセンサ19を経て炭酸ガス溶解手段20に連続的
に供給する。ここで、原水の水温には特に制限はなく目
的に応じて設定すればよいが、得られた炭酸水を全身浴
や足浴に使用する場合には、32〜42℃程度とするこ
とが好ましい。このような温度の炭酸水は、使用者にか
かる負担が少ないとともに、退行性病変、末梢循環障
害、糖尿病性足病変などの治療に効果的である。また、
その流量にも特に制限はなく、用途などに応じて適宜設
定することができる。
【0022】ついで、炭酸ガス源11である炭酸ボンベ
を開け、調圧弁16を調整するとともに遮断弁17を開
いた状態にして、炭酸ガスを炭酸ガス溶解手段20に連
続的に供給する。ここで炭酸ガスの供給圧力には特に制
限はないが、通常0.05〜0.30MPaの範囲であ
る。供給圧力が0.05MPa未満では、炭酸ガス供給
手段20に供給した炭酸ガスの大部分を原水に溶解させ
ることができ、炭酸ガスの利用効率が高まるものの、高
濃度の炭酸水を製造するためには、原水を何度も循環さ
せる必要が生じ、所要時間が増加するとともに電力コス
トが高まる。一方、供給圧力が0.30MPaを超える
と、ガス透過性膜22を透過する炭酸ガス量が増加する
ため、原水を何度も循環させることなく高濃度の炭酸水
を製造することができるが、原水に溶解しない炭酸ガス
の割合が高まり、炭酸ガスの利用効率が低くなる。供給
圧力を0.05〜0.30MPaの範囲とすることによ
って、炭酸ガスの利用効率が高く、かつ、短い所要時
間、低い電力コストで高濃度の炭酸水を製造することが
できる。なお、この例では、炭酸ガスの供給圧力は0.
15MPaとする。
【0023】このようにして炭酸ガス溶解手段20に原
水と炭酸ガスとをそれぞれ供給して、炭酸ガス溶解手段
20の流路21を流通する原水に対して、炭酸ガスを炭
酸ガス室23からガス透過性膜22を透過させて供給
し、溶解させる。このように炭酸ガスをガス透過性膜2
2を透過させて供給することによって、炭酸ガスと原水
との接触面積が高まり、炭酸ガスを効果的に原水中に溶
解させることができる。また、特に炭酸ガス溶解手段2
0として図3のような中空糸膜モジュール30を使用す
ることによって、さらに効果的に気液接触を行うことが
でき、炭酸水製造の効率を高めることができる。また、
この例のように原水を循環させることによって、高濃度
の炭酸水をより生産性よく製造することができる。
【0024】一定時間このように運転を続け、所望の濃
度の炭酸水が得られた後、循環ポンプ14を停止させ
て、炭酸ガス溶解手段20への原水の供給を停止する。
すると、原水配管15a、15b中を流れる原水流量が
低下し、このような流量の低下をフローセンサ19が感
知し、ついで、フローセンサ19に電気的に接続された
遮断弁17が作動して、炭酸ガスの炭酸ガス室23への
供給も止まる。そして、炭酸ガスの炭酸ガス室23への
供給が終了した直後に、開閉手段24の図示略の制御装
置が作動して開閉弁24aが開き、炭酸ガス室23が開
放される。その結果、炭酸ガス室23内に残っていた炭
酸ガスは、オリフィス24cでその流量を小さく制御さ
れつつ、排気用配管24bから原水配管15bへと排気
される。そして、同時に、炭酸ガス室23に溜まってい
た水分も炭酸ガスに同伴されて排出される。
【0025】ここで開閉弁24aが開き、炭酸ガス室2
3が開放される時間、すなわち開放時間の長さには特に
制限はないが、1秒間以上であることが好ましい。開放
時間を少なくとも1秒間とすることによって、十分に炭
酸ガス室23内の気圧を低下させることができ、同時に
炭酸ガス室23内に溜まった水分を十分に排出すること
ができる。例えば、炭酸ガスの供給圧力が0.15MP
aの場合、開放時間が1秒であれば、0.15MPaか
ら0.005MPaまで炭酸ガス室23内の気圧を低下
させることができる。
【0026】また、開閉手段24は、炭酸ガス室23の
気圧が0.01〜0.30MPaの範囲であるときに作
動して、炭酸ガス室23を開放することが好ましい。気
圧が0.01MPa未満では、炭酸ガス室23内に溜ま
った水分を十分に除去できない場合がある。一方、0.
30MPaを超えると、ハンマー現象によって炭酸ガス
室23内に溜まった水分が噴出する場合がある。炭酸ガ
ス室23の気圧が0.01〜0.30MPaの範囲であ
るときに開閉手段24が作動すると、安全かつ確実に炭
酸ガス室23内の水分を排出することができる。なお、
この例では、炭酸ガスの供給圧力が0.15MPaであ
って、かつ、開閉弁24aが開くタイミングは炭酸ガス
室23への炭酸ガスの供給が終了した直後に設定されて
いる。よって、開閉弁24aが開放されるときの炭酸ガ
ス室23の気圧はほぼ0.15MPaであって、ハンマ
ー現象を起こすことなく、確実に炭酸ガス室23内の水
分を排出させることができる。炭酸ガスの供給圧力が
0.30MPaを超える場合には、開閉弁24aが開く
タイミングを、炭酸ガス室23への炭酸ガスの供給が終
了した直後ではなく、適宜遅らせて設定することが好ま
しい。炭酸ガスの供給が終了した後、炭酸ガス室23内
の気圧は、炭酸ガスがガス透過性膜22を透過すること
により徐々に低下するので、炭酸ガス室23内の気圧が
0.30MPa以下に下がってから開閉手段24が作動
するように設定することが好ましい。
【0027】このように開閉手段24によって、原水の
流路21における流通と炭酸ガスの炭酸ガス室23への
供給とが終了した後に炭酸ガス室23を開放し、炭酸ガ
ス室23内の炭酸ガスを排気することによって、炭酸水
製造装置10の運転にともなって、徐々に炭酸ガス室2
3内に溜まった水分を炭酸ガスと同時に抜くことができ
る。このような水分は、流路21を流れる原水の一部が
水蒸気化し、ガス透過性膜22を透過するなどして炭酸
ガス室23内に入り、溜まったものと考えられる。この
ような方法によれば、従来のように作業者が定期的、あ
るいは必要に応じて手作業でドレインバルブを開けて、
水分を除去する方法に比べて非常に効率的である。ま
た、炭酸ガス室23の残圧を利用して水分を排出させる
ことができるので、単にドレインバルブを開けるだけの
方法よりも確実に水分を除去することができる。また、
水分除去のために新たに炭酸ガスを流す必要もなく、炭
酸ガスのコスト面からも好ましい。さらに、このような
方法によれば、炭酸水製造装置10の運転終了ごとに、
運転中に溜まった水分を抜くことができるため、水分の
除去作業の頻度を、あらかじめ求められた炭酸水製造装
置10の積算運転時間と炭酸ガス室23に溜まる水分量
との相関関係などから決めておくなどの作業頻度の管理
が必要ない。また、原水の流量や炭酸ガスの供給圧など
の条件変更を行った場合でも、作業頻度を新たに決める
必要もなく、確実に水分を除去することができる。
【0028】さらに、このように原水の流路21におけ
る流通と炭酸ガスの炭酸ガス室23への供給とが終了し
た後に炭酸ガス室23を開放し、水分を排出させ、除去
することによって、炭酸水製造装置10の運転中に炭酸
ガス室23に溜まった水分を除去できるのはもちろんの
こと、炭酸水製造装置10の使用後に徐々に炭酸ガス室
23に水分が溜まっていく現象も防ぐことができる。す
なわち、このような炭酸水製造装置10の運転を終了し
た後、使用者は2本の原水配管15a、15bを原水源
13からはずし、ついで、原水配管15a、15b中に
残存した水滴が原水配管の各先端15c、15dから滴
下することを防ぐために、2本の原水配管の先端15
c、15dにそれぞれキャップをして密閉したり、2本
の原水配管の先端15c、15dをカップラーなどの接
続治具で接続して密閉したりして、次回の運転まで炭酸
水製造装置10を保管することが多い。このように原水
配管の先端15c、15dにキャップをすると、原水が
流通する部分、すなわち、原水配管15a、15bや炭
酸ガス溶解手段20における原水の流路21は密閉され
た状態となる。
【0029】このような場合に炭酸ガス室23内に炭酸
ガスの残圧が残った状態にしておくと、炭酸ガス室23
内の炭酸ガスはガス透過性膜22を透過して原水の流路
21へと徐々に浸透していく。すると、図6のグラフに
示すように、炭酸ガスの供給停止後1分の間に、炭酸ガ
スの浸透によって炭酸ガス室23内の気圧が約半分にに
低下する一方、密閉された原水の流路21内の圧力が停
止直後から停止後1分間の間に炭酸ガス室23において
低下した気圧分だけ高まる。その結果、原水配管15
a、15bや流路21に僅かに残っている水分が、ガス
透過性膜22を逆に透水して、炭酸ガス室23に溜まっ
てしまう。つまり、炭酸水製造装置10の運転を終了し
た後、炭酸ガス室23に残圧が残っていると、その残圧
により新たな水分を炭酸ガス室23内に発生させてしま
う場合があった。しかしながら、このように開閉手段2
4を使用して、原水の流路21における流通と炭酸ガス
の炭酸ガス室23への供給とが終了した後に炭酸ガス室
23を開放することによって、炭酸水製造装置10の運
転中に炭酸ガス室23に溜まってしまった水分を除去で
きるうえ、炭酸水製造装置10の使用後に徐々に炭酸ガ
ス室23に水分が溜まっていくことも防ぐことができ
る。
【0030】[実施形態例2]図7は本発明の炭酸水製
造装置10の他の一例を示す概略構成図であって、実施
形態例1と同じ構成要素については同一の符号を付して
いる。この例において原水源13は、水道設備の温水用
蛇口などから直接供給される温水である。そして、この
原水源13からの原水は、原水配管15aを流通し、プ
レフィルタ18、フローセンサ19を経て、炭酸ガス溶
解手段20に供給される。そして、炭酸ガス溶解手段2
0において、実施形態例1の場合と同様にして炭酸ガス
源11から供給された炭酸ガスが原水に溶解して炭酸水
となる。得られた炭酸水は炭酸水槽50に貯水される。
この実施形態例2においては、炭酸ガス溶解手段20を
通過して得られた炭酸水が、再度原水源13に送液され
ず、炭酸水槽50に貯水されるワンパス方式である点で
実施形態例1と異なっているが、炭酸ガス溶解手段20
の形態などの他の構成は実施形態例1の場合と同様であ
る。また、この例において、開閉手段24の排気用配管
24bは、図示略の水道排水管に直接接続されている
が、実施形態例1の場合と同様に、原水配管15bに接
続されてもよい。
【0031】この例においても、実施形態例1の場合と
同様に開閉手段24を作動させ、炭酸ガス室23を開放
することによって、この炭酸水製造装置10の運転にと
もなって、徐々に炭酸ガス室23内に溜まった水分を、
非常に簡単、確実、効率的に、かつ、低コストで排出さ
せることができる。また、実施形態例1の場合と同様
に、炭酸水製造装置10の使用後に徐々に炭酸ガス室2
3に水分が溜まっていくことも防ぐことができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の炭酸水製
造装置によれば、原水の流路における流通と炭酸ガスの
炭酸ガス室への供給とが終了した後に炭酸ガス室を開放
し、炭酸ガス室内の気圧を低下させる開閉手段が、炭酸
ガス室に付設されているので、人手を要さず、かつ、原
水の流量や炭酸ガスの供給圧などの条件が変更した場合
にも確実に低コストで、容易に水分を除去することがで
きる。したがって、ガス透過性膜を有効に利用すること
ができ、高濃度の炭酸水を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 炭酸水製造装置の一形態を示すフローシート
である。
【図2】 炭酸ガス溶解手段の構成を示す模式図であ
る。
【図3】 炭酸ガス溶解手段として使用される中空糸膜
モジュールの一例を示す断面図である。
【図4】 三層構造の中空糸膜の一例を示す斜視図であ
る。
【図5】 炭酸水製造装置の一形態を示す断面図であ
る。
【図6】 炭酸水製造装置の使用後における炭酸ガス室
内の気圧と原水の流路内の圧力との関係を示すグラフで
ある。
【図7】 炭酸水製造装置の他の一形態を示すフローシ
ートである。
【符号の説明】
10 炭酸水製造装置 20 炭酸ガス溶解手段 21 流路 22 ガス透過性膜 23 炭酸ガス室 24 開閉手段 24c オリフィス 30 中空糸膜モジュール 31 中空糸膜 32 筒状容器 36 接続口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/68 C02F 1/68 530L 540 540D 540Z // A61K 7/50 A61K 7/50 33/00 33/00 A61P 3/10 A61P 3/10 9/00 9/00 9/08 9/08 B01D 53/22 B01D 53/22 63/02 63/02 (72)発明者 讃井 克弥 東京都港区港南一丁目6番41号 三菱レイ ヨン・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 榊原 巨規 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 森岡 雄一 山形県長井市成田2613 テクノ・モリオカ 株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AB051 AB131 AB132 CC25 DD23 DD27 EE42 FF01 FF05 4C086 AA04 HA06 HA21 MA02 MA05 MA17 MA63 NA11 ZA36 ZA39 ZC35 ZC71 4D006 GA35 HA02 JA53Z JA63Z JA65Z JA70B KA02 KA12 KA81 KB14 KE07Q KE07R KE22Q MA01 MA07 MA21 MA31 MA33 MB03 MC16 MC22 MC23 MC44 MC53 MC54 MC62 MC65 PA10 PB07 PB64 PC56 4G035 AA05 AE02 AE13 AE17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水が流通する少なくとも1つの流路
    と、この流路とガス透過性膜を隔てて形成され、炭酸ガ
    スが供給される炭酸ガス室とを有し、前記炭酸ガス室に
    供給された前記炭酸ガスが、前記ガス透過性膜を透過し
    て前記流路を流通する原水に溶解する炭酸ガス溶解手段
    を備えた炭酸水製造装置であって、 前記原水の前記流路における流通と前記炭酸ガスの前記
    炭酸ガス室への供給とが終了した後に炭酸ガス室を開放
    し、前記炭酸ガス室内の気圧を低下させる開閉手段が、
    炭酸ガス室に付設されていることを特徴とする炭酸水製
    造装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段にはオリフィスが備えられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の炭酸水製造装
    置。
  3. 【請求項3】 前記開閉手段は、前記炭酸ガス室の前記
    気圧が0.01MPa以上のときに開放することを特徴
    とする請求項1または2に記載の炭酸水製造装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉手段は、前記炭酸ガス室の前記
    気圧が0.30MPa以下のときに開放することを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の炭酸水製造
    装置。
  5. 【請求項5】 前記炭酸ガス溶解手段は、前記ガス透過
    性膜である複数の中空糸膜が、筒状容器内に該筒状容器
    の長さ方向に対して略平行に引き揃えられて設けられ、
    前記中空糸膜の周囲には前記炭酸ガス室が形成され、前
    記中空糸膜の各中空部が前記流路となる中空糸膜モジュ
    ールであって、 該中空糸膜モジュールは、鉛直方向に対して傾き、か
    つ、前記炭酸ガス室における前記開閉手段との接続口が
    下方に向くように配置されていることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の炭酸水製造装置。
  6. 【請求項6】 前記中空糸膜モジュールは、鉛直方向に
    対して30〜90°に傾いて配置されていることを特徴
    とする請求項5に記載の炭酸水製造装置。
  7. 【請求項7】 原水が流通する少なくとも1つの流路
    と、この流路とガス透過性膜を隔てて形成され、炭酸ガ
    スが供給される炭酸ガス室とを有し、前記炭酸ガス室に
    供給された前記炭酸ガスが、前記ガス透過性膜を透過し
    て前記流路を流通する原水に溶解する炭酸ガス溶解手段
    を備え、前記炭酸ガス室には、該炭酸ガス室内を開放す
    る開閉手段が付設された炭酸水製造装置の運転方法であ
    って、 該開閉手段を、前記原水の前記流路における流通と前記
    炭酸ガスの前記炭酸ガス室への供給とが終了した後に開
    放し、前記炭酸ガス室内の気圧を低下させることを特徴
    とする炭酸水製造装置の運転方法。
  8. 【請求項8】 前記開閉手段は、前記炭酸ガス室の前記
    気圧が0.01MPa以上のときに開放することを特徴
    とする請求項7に記載の炭酸水製造装置の運転方法。
  9. 【請求項9】 前記開閉手段は、前記炭酸ガス室の前記
    気圧が0.30MPa以下のときに開放することを特徴
    とする請求項7または8に記載の炭酸水製造装置の運転
    方法。
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