JP3929000B2 - 高純度薬品液用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体および液晶分野で使用される高純度薬品液の貯蔵および排出に用いられる容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子デバイスの急速な進歩により、集積回路等のデザインルールも微細化の一途をたどっている。このような微細加工に用いられるフォトレジスト液等の高純度薬品液は、保存および輸送中に不純微粒子の増加、成分の変性、組成の量的変化、不純金属元素の増加、または感光成分の光による変質による品質の低下を招かないことが要求される。フォトレジスト液中の不純微粒子の増加や成分の変性は、主に容器の材質から液中への浸出により起こる。変質した液を基板に塗布してフォトレジスト膜を形成すると、ピンホールが発生する。また液の組成の量的変化は、液中の有機溶剤の外部への透過により起こる。このとき粘度が変化するのでフォトレジスト膜厚が変動してしまう。これらのフォトレジスト液の品質の低下は、半導体、液晶ディスプレイの品質および歩留まりに著しい悪影響を及ぼし、この液自体の保存期間を短くしてしまう。
【0003】
フォトレジスト液を容器中に長期間貯蔵している間に、不純微粒子が浸出し、品質が低下する度合いを示す指標としてクリーン度というものがある。クリーン度は、検査容器に一定期間超純水あるいはフォトレジスト液を貯蔵した後、貯蔵されていた内容液1ml中に粒径0.2μm以上の微粒子がいくつ存在するかを算定して求める。具体的には次式で定義される。
【0004】
【数1】
Figure 0003929000
【0005】
式(1)中、aは検査容器の容量、bは検査容器からサンプリングした内容液の量である。まず初期クリーン度を測定するためのサンプリング液は次のようにして採取される。容量a(ml)の検査容器に容量の半分、a/2(ml)の超純水あるいはフォトレジスト液を入れ、15秒間振とうし24時間静置した後に採取される。貯蔵後のクリーン度を測定するためのサンプリング液は、初期クリーン度測定後の容器に栓体を取り付けて一定期間放置し、気泡を発生させないように容器を3回転させた後に採取される。cはサンプリング液全量中に含まれる粒子径0.2μm以上の微粒子をパーティクルカウンターで数えた値である。その数値をもとに式(1)で初期および一定期間貯蔵後のクリーン度を算出する。クリーン度の数値が低いほどフォトレジスト液の品質が良いことを示す。クリーン度が100個/ml未満であると、半導体、液晶ディスプレイ(LCD)の品質および歩留まりが低下することなく、薬液を安定して貯蔵できる。
【0006】
一般に、フォトレジストおよびその周辺薬液を収容する容器としてガラス容器や金属容器が用いられている。しかしながらガラス容器からはナトリウムイオンの溶出、金属容器からは鉄などの金属イオンの溶出が指摘されている。このような悪影響を防ぐ方法として、特公平6−99000号公報には、不活性の耐腐食性プラスチックフィルム(ポリテトラフルオロエチレン)で作ったパウチと、パウチを取り巻く外部ボトルまたはオーバーパックからなる容器を用い、分配装置によりパウチ内の薬液を排出する方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ポリテトラフルオロエチレンのパウチはクリーン度が良好なレベルにない。このパウチは使い捨てであるが、使用後の廃棄が困難であるという問題点もある。さらにポリテトラフルオロエチレンは高価である。
【0008】
本発明は前記の課題を解決するためなされたもので、フォトレジスト液等の高純度薬品液の保存および輸送中に、その品質が低下せず、破損しにくい容器を提供することを目的とする。また、高純度薬品液を容易かつ安全に、取り出すことができる容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するためになされた本発明を、実施例に対応する図面を参照して記載すると以下のとおりである。
【0010】
すなわち本発明を適用する高純度薬品液用容器は、図1、図3及び図4に示すとおり、低圧法あるいは中圧法で重合させ重量平均分子量1×10 以下の重合体の含有量を5重量%未満としたポリオレフィン系高純度樹脂で成形された柔軟性の内容器2と、その内容器2を収納する気密性で自立の外容器3とが、両者の間の空間を外界に対して密閉開放自在に連結され、内容器2は逆止弁19を途中に連結した液排出管16が底部まで挿入されて密閉され、外容器3には加圧源11に連結されるコネクタ12が取り付けられている高純度薬品液用容器であって、
該液排出管16が該逆止弁19を途中に連結した上部分16 A 、および内容器2に挿入される下部分16 B に分離されており、
その上部分16 A だけを保持しつつ該外容器3の口21に螺合しておりその螺合の開閉により該外容器3の内部を外界に該密閉開放自在にする該気密保持具17と交換的に、該外容器3の口21に螺合して該外容器3の内部および該内容器2の内部が外界に対し密閉され、通気孔35および36により開放される開閉蓋31を有する
【0011】
高純度薬品液用容器は、図3に示すとおり、該液排出管が逆止弁を途中に連結した上部分、および内容器に挿入される下部分に分離されており、該気密保持具がその上部分だけを保持していることが好ましい。
【0012】
また高純度薬品液用容器は、図3および図4に示すように、液排出管16が逆止弁19を途中に連結した上部分16A、および内容器2に挿入される下部分16Bに分離されており、その上部分16Aだけを保持する気密保持具17と交換的に外容器の口21に螺合して外容器3の内部および内容器2の内部が外界に対し密閉開放する開閉蓋31を有していてもよい。
【0013】
液排出管16および気密保持具17および(または)開閉蓋31が内容器2と同質のポリオレフィン系高純度樹脂で成形されていることが好ましい。このような材質にすることにより、高純度薬品液4と接触しても微粒子や金属イオンの浸出が阻止できるようになる。
【0014】
ポリオレフィン系高純度樹脂は、例えばエチレン、プロピレン、ブテン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−1、またはオクテン−1のオレフンの重合体、およびエチレンとそれ以外のオレフンの共重合体、またはこれら重合体のブレンド重合体が使用できる。
【0015】
共重合体中のα−オレフィン単位の好ましい含有量は15重量%以下であり、共重合体の分子構造はアタクチック、アイソタクチックまたはシンジオタクチックが好ましい。重合法は低圧法あるいは中圧法が好ましい。
【0016】
ポリオレフィン系高純度樹脂組成物中のゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)により測定される重量平均分子量1×10以下の重合体の含有量は、5重量%未満である。この重合体の含有量が5重量%以上のもので成形した容器は、高純度薬品液中へ不純微粒子が容易に浸出し、クリーン度が100個/ml以上となるので好ましくない。
【0017】
樹脂等の分子量の測定は、樹脂ペレットを溶媒(オルトジクロルベンゼン)に溶かして試料溶液とし、GPCで分子量および分子量分布を測定する方法により行う。重量平均分子量および数平均分子量は次式により算出される。
【0018】
【数2】
Figure 0003929000
【0019】
【数3】
Figure 0003929000
【0020】
ただし、Mは分子量、wは重量分率である。GPCの測定条件は、装置が150CV(Waters社製)、カラムがTSKgelGMH−HT(東ソー株式会社製)、溶媒がオルトジクロルベンゼン、温度が138℃、検出器は示差屈折計である。
【0021】
前記原料を重合してポリオレフィン系高純度樹脂とする際には、触媒が適宜所定量用いられる。このとき、必要に応じて中和剤、酸化防剤および耐光安定剤が添加されるが、それらの添加量が多いと、内容器2から高純度薬品液4中へ溶出し、不純微粒子の原因となる。
【0022】
中和剤は重合法が中圧法の場合は必要なく、低圧法の場合は塩素キャッチャーとして使用される。中和剤はカルシウム、マグネシウム、バリウムのようなアルカリ土類金属のステアリン酸塩が挙げられるが、これらは重合工程での触媒の活性を上げるなどの操作で最低量とすることが必要である。中和剤の含有量が樹脂組成物に対して0.01重量%を超えると、クリーン度は100個/mlを超え半導体やLCDの品質および歩留まりを悪化させる。したがって中和剤の含有量は樹脂組成物に対して0.01重量%以下にする。
【0023】
酸化防止剤は、ブチルヒドロキシトルエン、ペンタエリスチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートのフェノール系酸化防止剤が挙げられる。中和剤と同様の理由により、酸化防止剤の含有量は樹脂組成物に対して0.01重量%以下にする。
【0024】
耐光安定剤としては、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールのベンゾトリアゾール系耐光安定剤、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジン)セバケート、ポリ〔{6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペジル)イミノ}〕のヒンダードアミン系の耐光安定剤が挙げられる。中和剤と同様の理由により、耐光安定剤の含有量は樹脂組成物に対して0.01重量%以下にする。
【0025】
内容器2の材質は、フォトレジスト液に含有されるメチルエチルケトンなどのケトン類、乳酸エチルなどのエステル類、γ−ブチロラクトンなどのラクトン類およびエチルセロソルブアセテートなどのセロソルブ類に対するバリアー性があることが好ましい。
【0026】
本発明の高純度薬品液用容器には、半導体プロセスや液晶ディスプレイ用に使用されるフォトレジスト液や希釈溶剤をはじめ、その他の高純度薬品が貯蔵できる。半導体プロセス用フォトレジストの例としては、クレゾール−ホルムアルデヒドノボラック樹脂およびポリ(ビニルフェノール)等のアルカリ可溶性樹脂と、べンゾキノンジアジドスルホン酸エステル、ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル、べンゾキノンジアジドスルホン酸アミドおよびナフトキノンジアジドスルホン酸アミド等のキノンジアジド系感光剤とを必須成分として含有するポジ型フォトレジストである。液晶ディスプレイ用カラーレジストとしては、アクリル酸エステルモノマー、トリハロメチルトリアジン系光重合開始剤とアクリル酸/アクリル酸エステルの共重合体からなるフォトポリマーに有機顔料を分散させたものが挙げられる。
【0027】
こうしたフォトレジストは200〜500nmの光に感光し易い成分を含んでいるので、外容器3は遮光性を有する必要がある。また、外容器3は薬液に直接接触しないため、最大3.0kg/cmの圧送圧に耐えられる材質であれば特別な材質のものを使用する必要はない。外容器3の材質は、ステンレスなどの金属材料、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチック材料が好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の高純度薬品液用容器の実施例を、図を参照して詳細に説明する。
高純度薬品液用容器の全体外観は、図1に示してあり、柔軟な内容器2と、その内容器2を収納する気密性で自立の外容器とからなる。
【0029】
内容器2は、ポリオレフィン系高純度樹脂フィルムからなり、図2に示すとおり、重ね合わせたフィルムの周囲に融着部分6を持つ袋となっており、未使用時には潰すことができる。
【0030】
内容器2を構成する樹脂フィルムは、フィルターで濾過したクリーンエアーを吹き込みながらインフレーションで筒状に成形して得られる。筒状の一枚に孔を開け、チューブホルダー29をヒートシールで融着する。この筒状フィルムに未加工の筒状フィルムを重ね合わせ、四方をヒートシーして内容器2を得る。したがって内容器2は樹脂フィルムが二重層となる。また、アルミニウムなどの金属材料やポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリ(エチレン−コ−ビニルアルコール)などのプラスチック材料から自由に選択して作製される多層構造フィルムを、内容器2の外側に覆うと、内容器2に遮光性や溶剤バリアー性、さらに漏れに対する安全性が付与される。内容器2に取り付けられチューブホルダー29は、口20を有し、切り込み22が形成されている。
【0031】
図3に示すとおり、内容器2には液排出管16が底部まで挿入され、外部へ導出されている。液排出管16は、途中に逆止弁19を連結した上部分16Aと下部分16Bとからなり、途中は中栓25により密閉して連結されている。下部分16Bは内容器2の口20に密閉して挿入され、上部分16Aは逆止弁19を途中に連結し、固定具27によりホルダ28に固定されている。液排出管16Bの上部先端部には、通気孔36が適当な個数設けられている。
【0032】
外容器3は、その口21に気密保持具17が螺合して内容器2が密閉して封入される。気密保持具17は、キーコード24を有する中栓25と、袋ナット26から構成される。チューブホルダー29側の凸型キーコード23と凹型キーコード24が嵌合され、袋ナット26が外容器の口21にネジ込まれる。袋ナット26は、それを緩めたときに、内容器2と外容器3と間の空間が外界に開放される通気孔30を有している。
【0033】
さらに外容器3に、不活性ガスボンベである加圧源11が連結されている。加圧源11に耐圧ホースで繋がれたコネクタ12は、外容器3内部の残留圧力を開放するための通気孔14と、それを塞ぐためのコネクタカバー13を有し、外容器3の内部に通じたプラグ15に接続されている。また外容器3には取手7が取り付けられている。
【0034】
外容器3には、気密保持具17と交換して使用するための、ねじ込み蓋31が用意される。蓋31には、適当な個数の通気孔35と、パッキン32、33、34が設けられている。
【0035】
以下に、高純度薬品液用容器の使用手順を説明する。
【0036】
液排出管下部16Bを挿入してある内容器2を細く折って外容器3に挿入し、内容器2のチューブホルダー29を外容器3の口21に填める。この状態の内容器2に、高純度薬品液を薬液導入ノズル(不図示)から、液排出管下部16Bを通じて注入する。内容器2は外容器3と適度な空間を残して膨満したら、注入を止め、蓋31が外容器3の口21にねじ込まれることにより内容器2、液排出管下部16Bも密閉される。この状態で保管、輸送がされる。
【0037】
保管や輸送時に、気温の上昇、振動等により高純度薬品液が蒸発し、高純度薬品液用容器の内圧が上がる。このとき、蓋31を緩めると、図4の矢印bに示すように、外容器3の内圧は切り込み22、パッキン32と外容器3との間を経て通気孔35より外部へ開放される。内容器2の内圧は、矢印cに示すようにパッキン33と液排出管16Bとの間、通気孔36、パッキン32と外容器3との間を経て通気孔35より外部へ開放される。液排出管下部16Bの内圧は、矢印dに示すように、パッキン34の間、パッキン32と外容器3との間を経て通気孔35より外部へ開放される。この操作により高純度薬品液4の吹出しや蓋31の吹飛びを起こすことなく、残留圧力を開放し、安全に蓋31を取り外すことができる。
【0038】
高純度薬品液用容器から高純度薬品液を取り出すときには、前記のとおり蓋31を緩めて取り外し、気密保持具17を外容器の口21に取付け、液排出管上部16Aを、液排出管下部16Bに連結する。凸型キーコード23と凹型キーコード24を嵌合させ、袋ナット26を外容器の口21に締めると、内容器と外容器は密閉される。次いで圧縮空気ボンベ11に接続されたコネクタ12を、プラグ15に接続し、コネクタカバー13により通気孔14を閉じる。圧縮空気ボンベ11のレギュレータを開いて送気すると、外容器3と内容器2との間に圧縮空気が導入され、圧力により内容器2から高純度薬品液4が逆止弁19、液排出管16経て排出される。送気を止めた後、コネクタカバー13を引き上げると、通気孔14が露出し、内容器2と外容器3との間の残留圧力は開放される。
【0039】
この操作を行わず、袋ナット26を緩めても、残留圧力は、矢印a(図3参照)のように、切り込み22、外容器3と中栓25の間、通気孔30を経て自動的に外部へ開放される。同時に、内容器2内および液排出管16内の残留圧力も開放される。したがって高純度薬品液4が吹出したり、外容器3および内容器2の口部に取り付けられた部材の吹き飛ぶことがない。
【0040】
上記のように、内容器2内の高純度薬品液4は加圧源11から供給されるガスと直接接触しないため、この液へのガスの溶け込みによる品質の低下がないので、ガスは必ずしも不活性ガスであることを要しない。
【0041】
以下に、本発明を適用する実施例1と2の高純度薬品容器、および本発明を適用外の比較例1と2の容器を試作した例を記載する。
【0042】
(実施例1)
内容器2の原料樹脂には、密度が0.935g/cm、メルトインデックスが0.20g/10min.で、重量平均分子量1×10以下の重合体を2.57重量%含有し、中和剤、酸化防剤および耐光安定剤を含まない高密度ポリエチレンペレットを用いた。この樹脂をインフレーション成形機を使用して、押出機(スクリュー直径:50m/m、L/D=26(D:スクリュー直径、L:スクリュー有効長))の中で200℃に溶融し、環状ダイス(ダイ口径50m/m、ダイ・ギャップ2.0m/m)から押出、ブローアップレシオ3.5で成形し、厚さ60μm、折径280mmの筒状のフィルムを得た。この筒状のフィルムを二つ重ね、所定の長さに切断し、そのうちの片方のフィルムの所定の部位に穴を開け、その穴に内容器の口20を有するチューブホルダー29を通してヒートシールして固着した。その後両方のフィルムを重ねて四方をヒートシールして、内容器Aを試作した。
【0043】
先ず、試作した内容器Aのクリーン度を測定した。これをステンレス製の外容器(内容量:4リットル)内に設置した。この容器に超純水製造装置(商品名:トレピュアLV−10T(東レ株式会社製))により製造した超純水2リットルを入れ、スクリューキャップを取り付けて密閉して15秒間振とうし、24時間静置後に5ml採取し、その中に浸出した0.2μm以上の微粒子の数をパーティクルカウンター(タイプ:KL−22(リオン株式会社製))で測定した。水中の微粒子数(個/ml)を式(1)と同様の次式(4)で計算し、超純水によるクリーン度とした。その結果を表1に示した。
【0044】
【数4】
Figure 0003929000
【0045】
表1に示したように、初期のクリーン度は12個/mlと不純微粒子の浸出が極めて少なかった。
【0046】
【表1】
Figure 0003929000
【0047】
次に、クレゾール−ホルムアルデヒドノボラック樹脂およびナフトキノンジアジドスルホン酸エステル系感光剤を含む固形分と、溶剤がエチルセロソルブアセテートからなるポジ型フォトレジスト(レジストA)を2リットルを入れ、上記と同様に(5)式により、クリーン度を求めた。その結果を表1に示した。
【0048】
【数5】
Figure 0003929000
【0049】
さらにこの容器を再びキャップで密閉し、常温で1ヶ月間放置した。1ヶ月間経過した容器を、気泡を発生させないように3回転させて、容器内のフォトレジスト液を振とうし、5ml採取して上記と同様にしてフォトレジスト液中の微粒子数(個/ml)を計算し、1ヶ月後のクリーン度とした。その結果を表1に示した。
【0050】
表1に示したように、レジストAの初期のクリーン度は15個/ml、1ヶ月後のクリーン度は24個/mlであり、不純微粒子の溶出が極めて少なかった。
【0051】
次に、エチルセロソルブアセテート(EGA)4リットルを入れ、キャップにより完全に密閉した状態で23℃および40℃の恒温室へ保管、経時によるエチルセロソルブアセテートの重量減少量(%)を測定した。その結果を表1に示した。
【0052】
表1に示したように、23℃での6ヶ月後の重量減少量は0.01%以下、40℃での3ヶ月後の重量減少量は0.01%以下であり重量減少量は極めて少なかった。
【0053】
さらに、エチルセロソルブアセテート4リットルを入れ、キャップにより完全に密閉した状態で23℃の恒温室へ保管、6ヶ月後のエチルセロソルブアセテート中のメタルイオン濃度をICP−MS(HP−4500:横河アナリテイカルシステムズ製)により測定した。その結果を表2に示す。
【0054】
【表2】
Figure 0003929000
【0055】
表2に示したように、23℃において6ヶ月経過後もメタルイオン濃度の増加は認められなかった。
【0056】
内容器Aから有機溶剤が透過することによるフォトレジスト液の塗布性能への影響を調べるため、23℃で1週間保存後のレジスト液を図1に示した高純度薬品用容器を用い、中間タンクを通して塗布装置に接続し、スピンコーターを用いてシリコンウエハーに塗布し、フォトレジストの膜厚および塗布性(ピンホールおよびストリエーションの有無)を検査した。その結果を表3に示す。
【0057】
【表3】
Figure 0003929000
【0058】
表3において、膜厚はシリコンウエハーにスピンコーター(4000rpm)を用いてフォトレジスト液を塗布後、90℃で1分間プリベークしたときのフォトレジスト膜の厚みであり、その変動の許容値は初期値の±0.5%以内である。塗布性の“良好”はストリエーションおよびがピンホールが認められなかったことを示す。塗布性能の総合判定における“良好”はフォトレジスト膜の厚みの変動が初期値の±0.5%以内であり、かつ塗布性が良好であることを示す。
【0059】
以上のように、レジストAへの気泡の混入がなく、また流量も安定し、均一なフォトレジスト膜が得られた。
【0060】
最後に、レジストAの性能を調べた。製造直後および3ヶ月保存後のレジストAを、常法により洗浄したシリコンウエハーにスピンコーターを用いて所定の条件で塗布し、90℃のホットプレートで1分間ベークした。次いで、i線用ステッパーを用いて露光した。得られたウエハーを110℃のホットプレートで1分間べークした。これらのウエハーをアルカリ現像液(2.38%テトラメチルアンモニウムハイドロオキシド水溶液)で現像してポジ型パターンを得た。得られたポジ型パターンの解像度、実効感度、残膜率、スカム(現像残り)の有無およびシリコンウエハーとの密着性の諸性能のついて評価した。その結果を表4に示す。
【0061】
表3および表4に示した通り、フォトレジスト液の塗布性能と解像度、感度、残膜率、スカムの有無およびシリコンウエハーとの密着性の諸性能に大きな変動がなく、長期保存後のレジストAは変質していなかった。
【0062】
(実施例2)
実施例1において用いた高密度ポリエチレンによるフィルムを内側とし、市販のポリアミド多層フィルム(外側よりナイロン6,6/接着樹脂/低密度ポリエチレン=20/10/30(μm))で外側で覆うことにより二重袋としたこと以外は、実施例1と同様にして内容器Bを作製した。これをブロー成形により製造したポリエチレン製の硬質な外容器(内容量:4リットル)内に設置した。
【0063】
実施例1と同様に、クリーン度、重量変化量(%)およびメタルイオン濃度を測定した。その結果を表1および表2に示した。
【0064】
表1に示したように、水中のクリーン度は15個/ml、レジスト中のクリーン度は13個/ml、1ヶ月後のクリーン度は25個/mlと不純微粒子の浸出が極めて少なかった。
【0065】
次に、23℃での6ヶ月後の重量減少量は0.01%以下、40℃での3ヶ月後の重量減少量は0.01%以下であり重量減少量は極めて少なかった。
【0066】
また、表2に示したように、23℃において6ヶ月経過後もメタルイオン濃度の増加は認められなかった。
【0067】
次に、このポリエチレン製の硬質な外容器の胴部1×4cm角を切り取り、分光光度計(タイプ:Ubest−55(日本分光株式会社製))により波長900〜200nmの吸光度を測定した。600nmの吸光度は7.0(透過率10−5%)で、400nmの吸光度も7.0(透過率10−5%)と、極めて良好な遮光性を示す。この時のサンプルの厚みは3.67mmであった。
【0068】
実施例1で調製したレジストAを、クレゾール−ホルムアルデヒドノボラック樹脂を主成分とするアルカリ可溶性樹脂およびナフトキノンジアジドスルホン酸エステル系感光剤等を含む固形分と、2−ヘプタノン等の溶剤からなるポジ型フォトレジスト(レジストB)に替えて、実施例1と同様に塗布性能を調べ、その結果を表3に示す。また、実施例1と同様にフォトレジストの性能を調べ、得られたポジ型パターンの解像度、実効感度、残膜率、スカム(現像残り)の有無およびシリコンウエハーとの密着性の諸性能について評価した。その結果を表4に示す。
【0069】
表3および表4に示した通り、フォトレジスト液の塗布性能と解像度、感度、残膜率、スカムの有無およびシリコンウエハーとの密着性の諸性能に大きな変動がなく、長期保存後のフォトレジスト液は変質していなかった。
【0070】
【表4】
Figure 0003929000
【0071】
(比較例1)
内袋Cは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)により作製した。内袋Dは、密度が0.924、メルトインデックスが1.50g/10min.であり、重量平均分子量1×10以下の重合体を5.86%含有する低密度ポリエチレン(LDPE)により作製した。内袋Cと内袋Dとを、各々実施例1と同様のステンレス製の外容器内に設置した。実施例1と同様に、クリーン度、重量減少量(%)およびメタルイオン濃度を測定した。その結果を表1および表2に示した。
【0072】
表1および表2に示したように、PTFE製内袋Cの水中のクリーン度は110個/ml、フォトレジスト中のクリーン度は265個/ml、1ヶ月後のクリーン度は358個/mlと不純微粒子の溶出が多く、またカルシウムおよび鉄イオンの溶出も認められた。また、LDPE製内袋Dの水中のクリーン度は2575個/ml、フォトレジスト中のクリーン度は2656個/ml、1ヶ月後のクリーン度は3290個/mlであり、多量の不純微粒子の溶出が認められ、カルシウム、鉄およびアルミニウムイオンの溶出も多く認められた。
【0073】
次に、表1に示したように、PTFE製内袋Cの経時によるエチルセロソルブアセテートの重量減少量(%)は、23℃での6ヶ月後の重量減少量は0.01%以下、40℃での3ヶ月後の重量減少量は0.01%以下であり重量減少量は極めて少なかった。一方、LDPE製内袋Dの経時によるエチルセロソルブアセテートの重量減少量(%)は、23℃で6ヶ月後の重量減少量は0.01%、40℃で3ヶ月後の重量減少量は0.02%であり、溶剤の透過が認められた。
【0074】
このように、PTFE製およびLDPE製の内袋はパーティクルおよびメタルイオンの溶出が多く、フォトレジストが汚染されており、フォトレジスト液の容器としては向かない。
【0075】
(比較例2)
金属(SUS304)容器およびガラス瓶を用いて、実施例1と同様に、クリーン度、吸光度、重量変化量およびメタルイオン濃度を測定した。その結果を表1および表2に示した。
【0076】
表1に示したように、金属容器の水中のクリーン度は273個/ml、フォトレジストAのクリーン度は656個/ml、それの1ヶ月後のクリーン度は863個/mlと不純微粒子の溶出が多く、また鉄イオンおよびニッケルイオンの溶出も多かった。
【0077】
ガラス瓶の水中のクリーン度は1797個/ml、レジストAのクリーン度は341個/ml、1ヶ月後のクリーン度は506個/mlと不純微粒子の溶出が多く、またナトリウムイオンの溶出も極めて多かった。
【0078】
このように、金属容器およびガラス容器は不純微粒子およびメタルイオンの溶出が多く、フォトレジストが汚染されており、フォトレジスト液の容器としては向かない。
【0079】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明の高純度薬品液用容器は、高純度薬品液の保存および輸送中に微粒子や金属イオンの浸出がなく、高純度薬品液の品質を維持できる。さらに、内容器は破損しにくく、柔軟性があるので使用後に外容器から容易に取り出すことができる。送液ユニットを密閉蓋と交換することにより、高純度薬品液の貯蔵と排出を容易かつ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高純度薬品液用容器の実施例を示す全体図である。
【図2】高純度薬品液用容器の内容器を示す概略図である。
【図3】高純度薬品液用容器の要部断面図である。
【図4】高純度薬品液用容器の開閉蓋の断面図である。
【符号の説明】
2は内容器、3は外容器、4は高純度薬品液、6は融着部分、7は取手、11は加圧源、12はコネクタ、13はコネクタカバー、14は通気孔、15はプラグ、16・16A・16Bは液排出管、17は気密保持具、19は逆止弁、20は内容器の口、21は外容器の口、22は切り込み、23は凸型キーコード、24は凹型キーコード、25は中栓、26は袋ナット、27は固定具、28はホルダー、29はチューブホルダ、30は通気孔、31は開閉蓋、32・33・34はパッキン、35・36は通気孔、a・b・c・dは通気経路である。

Claims (3)

  1. 低圧法あるいは中圧法で重合させ重量平均分子量1×10 以下の重合体の含有量を5重量%未満としたポリオレフィン系高純度樹脂で成形された柔軟性の内容器(2)と、その内容器(2)を収納する気密性で自立の外容器(3)とが、両者の間の空間を外界に対して密閉開放自在に連結され、内容器(2)は逆止弁(19)を途中に連結した液排出管(16)が底部まで挿入されて密閉され、外容器(3)には加圧源(11)に連結されるコネクタ(12)が取り付けられている高純度薬品液用容器であって、
    該液排出管(16)が該逆止弁(19)を途中に連結した上部分(16 A )、および内容器(2)に挿入される下部分(16 B )に分離されており、
    その上部分(16 A )だけを保持しつつ該外容器(3)の口(21)に螺合しておりその螺合の開閉により該外容器(3)の内部を外界に該密閉開放自在にする該気密保持具(17)と交換的に、該外容器(3)の口(21)に螺合して該外容器(3)の内部および該内容器(2)の内部が外界に対し密閉され、通気孔 ( 35 ) および ( 36 ) により開放される開閉蓋(31)を有することを特徴とする高純度薬品液用容器。
  2. 該液排出管(16)および該気密保持具(17)および/または該開閉蓋(31)内容器(2)と同質のポリオレフィン系高純度樹脂で成形されていることを特徴とする請求項に記載の高純度薬品液用容器。
  3. 該ポリオレフィン系高純度樹脂が、エチレン、プロピレン、ブテン−1、4−メチル−ペンテン−1、ヘキセン−1、またはオクテン−1のオレフンの重合体、およびエチレンとそれ以外のオレフンの共重合体の中から選ばれる少なくとも1種類からなることを特徴とする請求項1に記載の高純度薬品液用容器。
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