JP3247443B2 - 商品包装袋の製造方法 - Google Patents

商品包装袋の製造方法

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陽介 重本
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株式会社ヤマガタグラビヤ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品包装袋の製造方法
に関し、特に、サイドガゼットを有し、厚みのある商品
の立体的包装に適した商品包装袋の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、商品包装袋に底部分にガゼッ
ト折り構造を設けて、包装袋は知られていた。このよう
に底部にカゼットを有する袋は、これに厚みのある商品
を収納すると、袋体の幅が縮小して、ヘッダー部より狭
くなり、包装体の体裁が悪くなる欠点があった。このよ
うな欠点は袋体の側縁部にガゼット折りを設けると解消
する。しかしながら、一般に商品包装袋は連続自動的に
製造することにより安価な製造が可能となり、広く使用
されている。殆どの商品包装袋の連続的製造方法は、長
尺のフイルムを繰り出して、袋体を形成するように該長
尺フイルムを折り曲げ重合して、所望の断面構造の積層
体にしてから、袋体部の側縁相当部分を熱刃で融断して
袋体を製造している。このため、融断部分である側縁部
分にカゼット構造を有する包装袋を連続的に効率的に製
造することは不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、袋体の側縁
にガゼット構造を有する商品包装袋を連続的に製造する
方法を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、長尺の原材
料に対して、袋毎に切断する箇所を袋体の上縁と下縁と
することにより、カゼット構造を袋体部の側縁に設ける
連続製造方法を鋭意研究して効率的な製造方法を完成し
た。すなわち、本発明は次の各項の発明よりなる。 (1)縦方向に半折重合した長尺の2重薄手フイルムの
間に、該2重薄手フイルムの幅より狭い幅の長尺の厚手
シートを該2重薄手フイルムの底面フイルムの中央部に
位置するように積層して、熱シール若しくは接着剤によ
って該下側薄手フイルムの面に厚手シートを連続的に固
定し、さらに、これを側縁融着工程台上に繰り出しなが
ら連続的に上側薄手フイルムと下側薄手フイルムの側縁
を融着して、下側薄手フイルムに固定されている厚手シ
ートを上側薄手フイルムで覆うようにチューブ状の薄手
プラスチックフイルムを形成して、次に、これをガゼッ
ト工程に繰り出して、チューブ状薄手プラスチックフイ
ルムの両側縁に同一幅のガゼット折りを、厚手シートの
左右側縁面上に設け、該ガセット折り付きの長尺の積層
体を切断工程に繰り出し、包装袋の上縁に相当する部分
を熱融断して、下縁に相当する部分を機械的に切断する
ことを特徴とする商品包装袋の製造方法。 (2)長尺の厚手シートとして両縁に折り目線を入れて
上面に折り畳んだものを用いることを特徴とする項1記
載の商品包装袋の製造方法。 (3)包装袋の上縁融着部から離れた位置に平行に熱シ
ールを行うことによりヘッダー部を設けることを特徴と
する項1又は項2記載の商品包装袋の製造方法。
【0005】本発明に用いる薄手のプラスチックフイル
ムは、熱可塑性樹脂フイルムであれば、特に制限なく使
用することができ、例えば、厚さ10〜300μ程度の
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロ
ンなどの樹脂フイルム及びこれらのラミネートフイルム
が好適に用いられる。本発明に用いる厚手シートは、熱
可塑性樹脂の厚手のシートであれば特に制限なく使用す
ることができる。いわゆる合成紙なども好適に使用する
ことができ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、ポリスチレン、ナイロン等のシート又は
これらの積層シートを好適に使用することができる。厚
手のシートの厚さは、薄手のシートと相対的に厚いもの
若しくは同一の厚さまで使用することができる。
【0006】本発明製造方法に用いる原材料の薄手フイ
ルムは、中央で縦方向に折り曲げて半折して2枚重ね合
わせた長尺の薄手フイルムを用いる。本発明に用いる縦
に半折したフイルムは、一枚の長尺フイルムを中央線上
で折り曲げて得ることができ、また、インフレーション
加工で製造されたチューブ状フイルムの一縁を切断して
得ることもできる。本発明製造方法は、長尺のフイルム
を連続的に製袋工程に繰りだして、長尺の半折フイルム
に次々と4工程の加工を施工して、最後に各袋体毎に切
断して製造する。本発明製造方法の実施例を図1に示す
長尺フイルムの流れに垂直方向に切断した断面図で説明
する。本発明製造方法は、Aの断面図の中央線5で折り
曲げ、底面フイルム2と上面フイルム1が重合した薄手
フイルムをB工程に繰り出し、上下のフイルムを開い
て、その開いた所から長尺の厚手シート3を連続的に挿
入する。次に、該長尺の積層シール体は工程Cに連続的
に繰りだされて、厚手シート3の両縁を熱シール4,
4’を施工して底面フイルム2の上に厚手シート3を熱
融着により固定する。この融着は、通常の熱シール方
法、例えば、熱ローラを薄手フイルムの側から当てる方
法、超音波シール、高周波シールなどによって実施する
ことができる。
【0007】また、熱融着の位置も厚手シートの中央線
上に1本だけ実施することができ、また3本以上の熱融
着をすることもできる。次に、長尺の積層シートは、工
程Dに連続的に送り込まれ、上面フイルム1を厚手シー
ト3の上にかぶせて、その先端6を融着若しくは融断し
て薄手フイルム1と薄手フイルム2からなるチューブ状
として、その底面フイルム2に厚手シートが融着してい
るDの断面構造の長尺の積層体を形成する。次にこれを
連続的にガゼット工程Eに送り込み、チューブ状薄手フ
イルムDの両端縁5及び6が厚手シート3の上に来るよ
うに連続的にカゼット折り7,8を設けて、Eの断面構
造にする。次に、Eの断面構造の長尺シートを切断工程
に送り、図2の切断線9で切断して、融断線10の位置
で融断する。切断は、機械的に刃物で切断するか、ミシ
ン目を付けて、包装時に手操作で該ミシン目から切り離
すことができる。融断は、加熱された熱刃を当てて、融
解により切断するとともに、積層体を融着する。融断線
10の位置は袋体の上縁を形成して、切断線9は下縁の
開口部となる。この切断工程の前に、融断線10の少し
下の位置にフイルムの流れと垂直方向に横切る熱シール
11により、Eの断面構造を固定するのが望ましい。こ
の熱シールによって、厚手シート3薄手フイルムのガゼ
ット7,8が融着して一体的に固定される。この熱シー
ルと上縁融着部との間は袋体のヘッダー部となり、ガゼ
ット折り7,8は上縁融着部10と熱シール部11で固
定されて、この両融着部の間は、ヘッダー部として、袋
体の吊り部等として役に立つ。
【0008】このようにして、図3及び図4のサイドガ
ゼット付き包装袋を製造することができる。図3は正面
図であり、図4は開口部9の方向から見た底面図であ
る。この包装袋は厚手シート3の上に薄手フイルムのガ
ゼット折りがあり、製造直後は図4(a)のように薄手
フイルムのガゼットは折り畳まれているが、品物を収納
したときは、図4の(b)のようにガゼット折りの幅の
分だけ、フイルムが上に広がるので立体的に厚みのある
品物も収容することができる。品物を収納したら、開口
部を接着剤又は熱シールによって封口することができ
る。本発明製造方法の別の態様として、上記図1の実施
例の厚手シートの代わりに、図5に示すような両端を折
り曲げた厚手シートを用いて同様の工程を実施すると図
6の底面図を有する包装袋を製造することができる。こ
の場合に折り畳まれている両端縁14及び15を延ばす
と重合薄手フイルムの幅より大きくなり、薄手フイルム
のカゼット折り工程が困難になる。厚手シートの両端縁
14及び15を折り畳んでいることにより、厚手の折り
畳みシート3の幅が重合フイルムの幅より狭くなり、そ
の上に薄手フイルムをガゼット折りすることができる。
ここに用いる長尺の厚手シートは公知の方法で折り目線
12,13を付けて、折り癖がついているものを使用す
る。
【0009】この包装袋は、使用時には図7のように厚
手シート3の折り目が直角になり、厚手シート3がトレ
ー構造となり、立体的構造の折れ曲がらない包装体とな
る利点がある。厚手シート両縁に付ける折り目端縁14
及び15の幅は、所望により種々の長さを選択すること
ができる。例えば、薄手フイルムのガゼット折りの半分
及びその倍並びに最大には使用時に内容物を多い隠す程
度の長さにもすることができる。厚手シートの折り目幅
をガゼット折りの倍にしたときは、使用の際には図8に
示すような断面図のように、厚手シートの折り目部分を
垂直に起てたときに、薄手フイルム1が寸法的にちょう
ど一杯になる。このように厚手シートの折り目の長さを
調節することによって、種々の態様の商品包装袋を製造
することができる。例えば、図9の断面図及び図10の
底面図の袋も得られる。図9は厚手シートが完全に中の
品物を覆った包装体となり、図10は、中央部から中の
品物が見える包装体となり、それぞれ需要に応じて製造
することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明製造方法によって、芯材があっ
て、かつ、側縁にガゼットのある商品包装袋を効率的に
製造することができる。これによって、厚みのある品物
を収納することができる。また、芯材も立体的構造にす
ることができるので、立体的にもしっかりした箱状包装
体として使用できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明実施例の各製造工程における長
尺積層体の流れ方向に対して垂直方向から見た断面構造
を示す図面である。
【図2】図2は本発明実施例の切断工程を示す図面であ
る。
【図3】図3は本発明実施例で得られた商品包装袋の正
面図である。
【図4】図4は、図3の底面図である。
【図5】図5は、本発明の別の態様の実施例に用いる厚
手シートの流れ方向に対して垂直方向から見た断面図で
ある。
【図6】図6は、別の態様の包装袋の底面図である。
【図7】図7は、種々の長さの厚手シートの折り目に対
応する本発明商品包装袋で包装した包装体の底面の構造
を示す図である。
【図8】図8は、種々の長さの厚手シートの折り目に対
応する本発明商品包装袋で包装した包装体の底面の構造
を示す断面図である。
【図9】図9は、種々の長さの厚手シートの折り目に対
応する本発明商品包装袋で包装した包装体の底面の構造
を示す断面図である。
【図10】図10は、種々の長さの厚手シートの折り目
に対応する本発明商品包装袋で包装した包装体の底面の
構造を示す図である。
【符号の説明】
1 上面薄手フイルム 2 底面薄手フイルム 3 厚手シート 4,4’ 熱シール部 5 チューブ状薄手フイルムの折り目 6 チューブ状薄手フイルムの融着部 7 ガゼット折り 8 ガゼット折り 9 切断線 10 融断線 11 ヘッダー熱シール部 12 厚手シート折り目線 13 厚手シート折り目線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31B 29/00 B31B 39/00 B65D 30/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦方向に半折重合した長尺の2重薄手フイ
    ルムの間に、該2重薄手フイルムの幅より狭い幅の長尺
    の厚手シートを該2重薄手フイルムの底面フイルムの中
    央部に位置するように積層して、熱シール若しくは接着
    剤によって該下側薄手フイルムの面に厚手シートを連続
    的に固定し、さらに、これを側縁融着工程台上に繰り出
    しながら連続的に上側薄手フイルムと下側薄手フイルム
    の側縁を融着して、下側薄手フイルムに固定されている
    厚手シートを上側薄手フイルムで覆うようにチューブ状
    の薄手プラスチックフイルムを形成して、次に、これを
    ガゼット工程に繰り出して、チューブ状薄手プラスチッ
    クフイルムの両側縁に同一幅のガゼット折りを、厚手シ
    ートの左右側縁面上に設け、該ガセット折り付きの長尺
    の積層体を切断工程に繰り出し、包装袋の上縁に相当す
    る部分を熱融断して、下縁に相当する部分を機械的に切
    断することを特徴とする商品包装袋の製造方法。
  2. 【請求項2】長尺の厚手シートとして両縁に折り目線を
    入れて上面に折り畳んだものを用いることを特徴とする
    請求項1記載の商品包装袋の製造方法。
  3. 【請求項3】包装袋の上縁融着部から離れた位置に平行
    に熱シールを行うことによりヘッダー部を設けることを
    特徴とする請求項1又は2記載の商品包装袋の製造方
    法。
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US9211993B2 (en) 2011-03-01 2015-12-15 Advanced Technology Materials, Inc. Nested blow molded liner and overpack and methods of making same
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