JP2511778B2 - ガゼット付き袋体とその製造方法 - Google Patents
ガゼット付き袋体とその製造方法Info
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- JP2511778B2 JP2511778B2 JP4325485A JP32548592A JP2511778B2 JP 2511778 B2 JP2511778 B2 JP 2511778B2 JP 4325485 A JP4325485 A JP 4325485A JP 32548592 A JP32548592 A JP 32548592A JP 2511778 B2 JP2511778 B2 JP 2511778B2
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Description
の製造方法に関し、さらに詳しくは例えば厚みのある商
品を収納し展示用に吊り下げて使用するガゼット付き袋
体とその製造方法に関する。
は、例えば実公昭59−33791 号公報所載のものが存在す
る。即ち、この従来のものは図8(イ),(ロ)に示す
ように、袋本体13の上部に区画シ−ルを介して吊下げ用
のヘッダ−部14を形成してなると共に、該区画シ−ルの
直下の袋本体13の上部側に厚みのある商品を収納可能に
するためテ−パ−面を有する肩部15が形成されたガゼッ
ト部16を形成し、しかも下部側には商品を挿入するため
の開口部17が設けられるとともに、該開口部17を封緘す
べく袋本体13の一片13aを他片13bより延長して封緘片
18を形成してなるものである。
来の袋体は、袋本体の上部に区画シ−ルを介して吊下げ
用のヘッダ−部が形成され、且つ該区画シ−ルの直下に
ガゼット部を形成してなるために、袋本体をヘッダ−部
より幅広に形成しなければならず、しかもテ−パ−面を
有する肩部15を形成する必要がある。
つ折りにした長尺状フィルムの一側縁側の近傍の一片を
先端先細の型を用いて略N字状に折込み、該一側縁と対
向する他側縁側の一片を他片より延長して形成し、その
後該長尺状フィルムを所定間隔毎に熱溶断し、さらにテ
−パ−面を有する肩部を形成するために前記熱溶断工程
とは別に略くの字状にカッタ−を用いて袋体の側縁を熱
溶断する工程が必要であるので、その製造工程が煩雑で
あるとともに、製造装置も複雑になるという問題点を有
していた。
縁側の近傍を先端先細の型を用いて略N字状に折込むた
めに、折込む長さにより袋体の側縁を略くの字状に熱溶
断するための型を複数必要し、且つ製造工程が煩雑であ
るために、袋体の単価当たりのコストが高くなるという
問題点があった。
部を形成しているので、厚みのある商品を収納する場合
は袋体が湾曲するとともに、商品の形状が限定されると
いう問題点があった。
決するためになされたもので、ガゼット部を有しながら
その製造工程が容易であり、且つ厚みのある商品の収納
に最適なガゼット付き袋体を提供することを課題とす
る。
解決するために、ガゼット付き袋体及びその製造方法と
してなされたもので、ガゼット付き袋体としての特徴
は、上下両縁部が熱シールにより閉鎖された合成樹脂製
フィルムからなる袋本体1の上部側に該フィルムより厚
手の補強片2を具備したヘッダー部3が形成され、該袋
本体1の一側縁5にガゼット部4が形成されてなるとと
もに、他側縁7に前記ヘッダー部3と交差する方向に開
口した開口部6が形成され、且つ該袋本体1の一片1aを
他側縁7の開口部6より内側に折り曲げるとともに外側
に折り返して該開口部6から前記袋本体1の他片1bより
延長して形成されたガゼット付きの封緘片8が設けられ
てなることにある。
の特徴は、長尺状合成樹脂製フィルムを長手方向に2つ
折りし、その2つ折りされたフィルム間に該フィルムよ
り厚手の補強片2を介装するとともに、2つ折りされた
折曲部に折込みを形成し、該折曲部と対向するフィルム
の両端の一片1aを他片1bより延長して形成し、延長した
一片1aの延長した部分を他片1bより内側に折り曲げると
ともに外側に折り返した状態でフィルムの長手方向に移
送し、その後該長尺状フィルムの移送方向と交差する方
向の所定位置を熱シールして区画シール部19を形成する
とともに、そのフィルムの移送方向と交差する方向を所
定間隔毎に熱溶断シールして、前記区画シール部19によ
り区画されてフィルムの移送方向と交差する方向に形成
されたヘッダー部3と、該ヘッダー部3に区画シール部
19を介して形成された袋本体1とを具備する袋体を製造
することにある。
る商品を収納する場合は、他側縁7に形成された開口部
6より商品を挿入し、封緘片8を開口部6の外側に引き
出すことで該封緘片8の他側縁7の開口部6より内側に
折曲するとともに外側に折り返して形成されたガゼット
を拡げ、該封緘片8で開口部6を封緘して商品を収納す
る。
緘した状態においては、一側縁5側のガゼット部4が拡
がることはもちろん、封緘片8の封緘によって形成され
た他側縁7のガゼットも同様の形態で拡がり、従って、
該袋本体1の一側縁5のガゼット部4と他側縁7のガゼ
ットにより、商品の形状に応じてガゼットを拡げで包装
されるので、商品を収納するに最適なものとなる。
法においては、先ず長手方向に二つ折りした長尺状フィ
ルムの二つ折りした折曲部に折込みを形成し、該折曲部
と対向するフィルムの両端の一片1aを他片1bより延長
し、延長した一片1aの延長部分を内側に折曲するととも
に外側に折り返して形成した長尺状のフィルムを長手方
向に移送する。
する方向の所定位置を熱シールして区画シール部19を形
成するとともに、そのフィルムの移送方向と交差する方
向を所定間隔毎に熱溶断シールする。
る方向にヘッダー部3が形成され、且つそのヘッダー部
3に区画シール部19を介して袋本体1が形成された袋体
が製造されることとなる。すなわち、この袋体は、熱溶
断した部分を上下両端部とし、両側縁5,7側にガゼッ
ト部若しくはガゼット付き封緘片が形成され、且つ他側
縁7側に開口部6が形成された形態からなるものであ
る。
を有する肩部を形成するような作業工程を必要とするこ
となく容易に製造することができることとなるのであ
る。
る。図1〜2に於いて、1は2つ折りしたポリプロピレ
ン製合成樹脂フィルム間に合成紙からなる補強片2を介
在し、下端部を熱溶断シールしてなる袋本体で、該袋本
体1の上部には区画シール部19を介して両片1a,1b の延
長されたフィルム内に前記袋本体1内の補強片2から連
続する補強片を介在せしめることによってヘッダー部3
が形成されてなる。尚、ヘッダー部3の上端部は熱溶断
シールされている。
と交差する一側縁5側の一片1aを略W字状に折曲げるこ
とによって形成されたガゼット部で、該ガゼット部4の
上下両端側は袋本体1の上下両端部と共に熱溶着されて
なる。6は前記袋本体1の一側縁5と対向した他側縁7
に設けられた開口部を示す。そして、この開口部6やガ
ゼット部4は、共に前記ヘッダー部3と交差する方向に
形成されている。
他片1bより延長することで形成された封緘片で、該封緘
片8の開口部6側近傍には一片1aを内側に折曲するとと
もに外側に折り返して略N字状に折曲したガゼット部9
が形成され、しかも該封緘片8の内側には感圧性の接着
剤を介してシリコン樹脂を塗布して処理した離型材10が
設けられている。11は前記ヘッダ−部3の略中央に穿設
された吊下げ用孔を示す。
体12を製造する場合は、先ず図3(イ),(ロ)に示す
ように二つに折曲された長尺状フィルム間に補強片2を
介在し、該長尺状フィルムの二つ折りした側を略W字状
に折曲げ、前記二つ折りした側と対向するフィルムの両
端の一片1aを他片1bより延長するとともに、該一片1aの
他側縁7側を内側に折曲するとともに外側に折り返して
略N字状に折曲し、フィルムの長手方向に移送する。
を所定間隔毎に熱シールして区画シール部19を形成し、
その区画シール部19を介してヘッダー部3を形成する。
そしてヘッダー部3の略中央部には吊下げ用の孔11を穿
設する。
ルムを移送方向と交差する方向に所定間隔毎に熱溶断シ
ールする。
縁5,7に形成し、且つ上部にヘッダ−部3を形成した
袋体12が形成されることとなる。
使用する場合は、図5に示すように、袋本体1の一側縁
5に形成されたガゼット部4を拡げ、開口部6より商品
を収納し、封緘片8を引くことで該封緘片8の開口部6
側に形成されたガゼット部9を拡げ、図6に示すよう
に、該封緘片8で該開口部6を封緘し、離型材10を剥離
し接着剤を介して封緘片8を袋体12の側面に接着する。
これにより、図7に示すように両側縁5,7に設けられ
たガゼット部4,9が拡がって袋体12の形態が体裁良く
維持された状態で商品を収納することができるのであ
る。
孔11を吊杆に挿通することで吊下げ展示されることとな
る。
げ展示するのに適するものとなるのである。
断面略W字状と、略N字状とに形成したが、本発明のガ
ゼット部の形状はこれに限定されるものでなく、例えば
ジャバラ状に折曲してもよい。要は、一側縁と、他側縁
の開口部より内側とに形成されるならガゼットの形状は
問うものでない。
袋本体1との双方に補強片2が介在されているが、袋本
体1には必ずしも補強片2が介在されている必要はな
く、要は少なくともヘッダー部3に補強片2が具備され
ていればよい。
プロピレン製の合成樹脂樹脂フィルムで形成したが、袋
本体1の材質はこれに限定されるものではなく、たとえ
ばポリエチレン製のものであってもよく、その材質は問
わない。要は合成樹脂製フィルムで袋本体1が形成され
ていればよいのである。また、該実施例では補強片2が
合成紙で形成されていたが、補強片2の材質もこれに限
定されるものではなく、たとえば厚紙にフィルムをラミ
ネート又はコーティングしたようなものであってもよ
い。
の意図する範囲内に於いて任意に設計変更自在である。
体は、上下両端部を熱溶断シ−ルし、該シ−ルした部分
と交差する両側縁にガゼット部が形成されてなるため
に、該袋本体を製造する場合は、長尺状フィルムを長手
方向に二つ折りした折曲部に折込みを形成し、該折曲部
と対向するフィルムの両端の一片を他片より延長し、延
長した一片の延長部分を内側に折曲すると共に外側に折
り返した状態でフィルムを移送し、移送方向と交差する
方向に所定寸法毎に熱溶断して製造する。
定間隔毎に熱溶断した後に、さらにテ−パ−面を有する
肩部を形成するために前記熱溶断工程とは別に略くの字
状にカッタ−を用いて袋体の側縁を熱溶断する工程を必
要とすることなく容易にガゼット付き袋体を製造するこ
とができるので、その製造工程の簡略化及び装置の簡易
化ができるという特別顕著な効果を得た。
化ができるので、袋体の単価当たりのコストが安くなり
経済的であるという利点がある。
成されてなるとともに、他側縁に開口部が形成され、該
開口部から前記袋本体の他片より延長して形成されたガ
ゼット付きの封緘片が設けられてなるので、厚みのある
商品を収納した際に、両ガゼットが拡がって体裁良く維
持された状態で商品を収納することができるので、商品
の収納に最適であるという利点がある。しかも、開口部
やその開口部を開閉する封緘片が、袋本体の底部ではな
く側縁に形成されているため、商品に一定の重量がある
場合でも、袋本体が不用意に開口して商品が落下するお
それもない。また、商品の出し入れも容易に行うことが
できる。
面図。
(ロ)は図1の袋体のB−B線断面図を示す。
ムを示す平面図、(ロ)は(イ)のC−C線中間省略拡
大断面図を示す。
F線断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 上下両縁部が熱シールにより閉鎖された
合成樹脂製フィルムからなる袋本体(1) の上部側に該フ
ィルムより厚手の補強片(2) を具備したヘッダー部(3)
が形成され、該袋本体(1) の一側縁(5) にガゼット部
(4) が形成されてなるとともに、他側縁(7) に前記ヘッ
ダー部(3) と交差する方向に開口した開口部(6) が形成
され、且つ該袋本体(1) の一片(1a)を他側縁(7) の開口
部(6) より内側に折り曲げるとともに外側に折り返して
該開口部(6) から前記袋本体(1) の他片(1b)より延長し
て形成されたガゼット付きの封緘片(8) が設けられてな
ることを特徴とするガゼット付き袋体。 - 【請求項2】 前記ヘッダー部(3) 内の補強片(2) が袋
本体(1) 内に延設されてなる請求項1記載のガゼット付
き袋体。 - 【請求項3】 前記封緘片(8) には接着剤を塗布した離
型材(10)が設けられてなる請求項1記載のガゼット付き
袋体。 - 【請求項4】 長尺状合成樹脂製フィルムを長手方向に
2つ折りし、その2つ折りされたフィルム間に該フィル
ムより厚手の補強片(2) を介装するとともに、2つ折り
された折曲部に折込みを形成し、該折曲部と対向するフ
ィルムの両端の一片(1a)を他片(1b)より延長して形成
し、延長した一片(1a)の延長した部分を他片(1b)より内
側に折り曲げるとともに外側に折り返した状態でフィル
ムの長手方向に移送し、その後該長尺状フィルムの移送
方向と交差する方向の所定位置を熱シールして区画シー
ル部(19)を形成するとともに、そのフィルムの移送方向
と交差する方向を所定間隔毎に熱溶断シールして、前記
区画シール部(19)により区画されてフィルムの移送方向
と交差する方向に形成されたヘッダー部(3) と、該ヘッ
ダー部(3) に区画シール部(19)を介して形成された袋本
体(1) とを具備する袋体を製造することを特徴とするガ
ゼット付き袋体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325485A JP2511778B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ガゼット付き袋体とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4325485A JP2511778B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ガゼット付き袋体とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06171653A JPH06171653A (ja) | 1994-06-21 |
JP2511778B2 true JP2511778B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=18177406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4325485A Expired - Lifetime JP2511778B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ガゼット付き袋体とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511778B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011157074A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Semura:Kk | 包装用袋の製造方法および製袋機 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4317611A1 (de) * | 1993-05-27 | 1995-01-05 | Vp Schickedanz S A | Folienschlauchbeutel zur Aufnahme von Hygieneartikeln und Verfahren zu dessen Herstellung |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53164522U (ja) * | 1977-05-30 | 1978-12-23 | ||
JPS58109935U (ja) * | 1982-01-20 | 1983-07-27 | 株式会社 山形グラビヤ | 強化ワンタツチリング底部を備えた商品包装用袋体 |
JP3043443U (ja) * | 1997-05-15 | 1997-11-18 | 周也 山下 | 玉箱のアース機構 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP4325485A patent/JP2511778B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011157074A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Semura:Kk | 包装用袋の製造方法および製袋機 |
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JPH06171653A (ja) | 1994-06-21 |
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