JP2001197863A - 透明度および色を改善するために陽イオン交換処理および微小濾過が施された緑茶抽出物 - Google Patents

透明度および色を改善するために陽イオン交換処理および微小濾過が施された緑茶抽出物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明度および色が改善された緑茶
抽出物を提供する。 【解決手段】 緑茶材料について抽出を行い、該
抽出物に含まれる金属陽イオンを除去するのに有効な食
品用銘柄陽イオン交換樹脂によって該抽出物を処理し、
つぎに、100°Fないし140°F(約37.8℃な
いし60℃)の温度に保ちながら該処理した抽出物を微
小濾過膜に接触させることにより、上記緑茶抽出物を浸
透液として得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願は、透明度および色が
改善された緑茶抽出物に関する。本出願は、具体的に
は、陽イオン交換材による処理とそれに続く微小濾過と
を含む該緑茶抽出物を調製する方法により得られた緑茶
抽出物に関する。本発明は、さらにそれらの緑茶抽出物
によって調製された飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】茶原料の抽出物は、当該技術分野におい
て周知である。例えば、一般に緑茶を温水または冷水で
抽出することにより、可溶性茶固形物を含む希釈抽出物
が形成される。この緑茶抽出物を濃縮することで、冷
凍、冷蔵、または乾燥した状態の固形物である濃縮抽出
物が形成される。この緑茶抽出物を他の飲料成分、例え
ば果汁、花蜜などと混ぜ合わせることで少なくともある
種の所望の風味と緑茶の感覚的な性質とを持つ飲料を提
供することもできる。
【0003】緑茶抽出物には、茶飲料に所望の味覚性
(収斂味:astringency)を与える高濃度の
フラバノール、特にエピカテキン、エピガロカテキン、
エピガロカテキンガレート、およびエピカテキンガレー
トなどの単量体カテキンが酸化されていない状態で当初
は含まれている。残念なことに、これらのカテキン成分
(分子量約200ないし約500)は、抽出物中に他の
成分が存在すると酸化されてより高分子量のポリフェノ
ール、特にテアフラビン(theaflavin)およ
びテアルビギン(thearubigin)となる。こ
れらの他の成分としては、金属イオン(特に、カルシウ
ム、マグネシウム、マンガン、アルミニウム、亜鉛およ
び鉄)と、緑茶が当初抽出された際に形成され、部分的
に酸化されたある種の中間体(特にキノン)と、溶存酸
素とが挙げられる。抽出物中のそれらの金属イオンは、
触媒として作用し、キノリンおよび溶存酸素とともに、
カテキンを酸化ポリフェノールに変換し、この酸化ポリ
フェノールは緑茶飲料により望まれることのない後を引
くような収斂味を与える。
【0004】カテキンの酸化によって形成されるこれら
の酸化ポリフェノールは、緑茶抽出物に含まれる他の成
分、例えばカフェイン、タンパク質、ペクチン、および
(または)金属イオンと相互作用および反応することが
可能であり、より大きく、かつ重たい複合体を形成し、
最終的には沈殿してしまう。その結果、茶飲料は時間が
経つにつれて所望の薄緑色から見苦しい褐色に変化す
る。よりいっそう重要なことは、茶飲料が濁りはじめ、
数日で混濁して目に見える粒子が生ずる。
【0005】このような茶含有飲料の変色および複合体
の沈殿は、視覚的に魅力あるものではない。消費者の中
には、そのような飲料が味の悪いものであり、かつ「古
くなった」ものであると考える。さらに、緑茶を含んだ
「透明な」飲料が望まれる一方で、そのような緑茶の変
色および混濁は、あきらかに望ましいものではない。
【0006】緑茶抽出物からそのような複合体を取り除
く試みがなされている。そのような方法には、処理条
件、特に沈殿を生ずる温度を変え、それに続いて遠心、
濾過、および沈殿物の除去が含まれる。別の方法では、
酸化ポリフェノールの懸濁および安定化が含まれる。例
えば、1977年9月27日公布の米国特許第4,50
1,261号(Jongeling)を参照のこと。さ
らに他の方法として、化学薬剤および酵素試薬を使用し
て不溶性複合体を可溶化させたり、あるいは溶媒を用い
て茶葉を抽出することで、酸化されていないカテキンの
みを抽出することが挙げられる。これらの方法を用いた
後でも、カテキンは時間が経つにつれて酸化して、望ま
しくない酸化ポリフェノールを生ずる。また、果汁、ポ
ンチ、および(または)花蜜などの茶ではない材料を含
む飲料に緑茶抽出物が取り込まれた場合、飲料が魅力の
ない褐色に変わり、時間とともに「泥状」になる。
【0007】テアフラビンおよびテアルビギンなどの酸
化ポリフェノールの濃度を低下させたり、所望のアミノ
酸テアニンと同様に所望のカテキン濃度を高めたりする
目的で使用されている別の方法は、1995年6月26
日付の米国特許第5,427,806(Ekanaya
keら)に開示されている。先行技術であるEkana
yakeらの方法では、緑茶をエリソルビン酸および
(または)アスコルビン酸からなる酸性水溶液によって
抽出する。つぎに、この酸抽出茶溶液をゼラチンで処理
し、生じた沈殿物を濾過する。この先行技術であるEk
anayakeらの方法は、緑茶抽出物に存在する鉄や
望ましくない酸化物質をある程度除去する。しかし、緑
茶抽出物に含まれるすべての不要な成分を取り除くもの
ではなく、該不要な成分には鉄以外の金属イオン(例:
カルシウムおよびマグネシウム)、テアフラビン、およ
びペクチンやタンパク質などの複合成分が含まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、酸化ポリ
フェノールおよび他の複合成分の原因となる成分を最小
限度にし、あるいは少なくしまたは除去することで、生
じた抽出物の時間の経過に伴う透明性および色が改善さ
れた緑茶抽出物を提供することが依然として求められて
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、イオン交換処
理および微小濾過を含む方法(後述)によって得られ
る、上記目的に沿う緑茶抽出物に関する。該緑茶抽出物
は、1%可溶性固形物をベースとして、a.700ない
し5000ダルトンのカットオフ公称分子量を有するポ
リマーから作られる微小濾過膜に対応する分子量範囲を
有するカテキンの混合物であって、 (1)少なくとも130ppmのエピカテキン; (2)少なくとも300ppmのエピガロカテキン; (3)少なくとも350ppmのエピガロカテキンガレ
ート;および (4)少なくとも60ppmのエピカテキンガレートを
含有する該カテキン混合物と、 b.少なくとも50ppmのテアニンと、 c.各々が10ppm以下のカルシウム、マグネシウ
ム、マンガン、アルミニウム、亜鉛、および鉄イオン
と、 d.600nmで測定したときに0.06以下の吸光度
と、を有することを特徴とする。
【0010】好ましくは、前記緑茶抽出物は、少なくと
も450ppmのカフェインをさらに含むことを特徴と
する。
【0011】好ましくは、前記緑茶抽出物は、前記カテ
キン混合物が、800ないし2000ダルトンのカット
オフ公称分子量を有するポリマーから作られる微小濾過
膜に対応する分子量範囲を有し、かつ430nmで測定
したときに0.6以下の吸光度を有することを特徴とす
る。
【0012】好ましくは、前記緑茶抽出物は少なくとも
0.1%の滴定酸性度を有することを特徴する。
【0013】本発明の飲料において、前記緑茶抽出物由
来の緑茶固形物0.01ないし1.2%を含むことを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】上記の時間経過に伴う透明性およ
び色の改善がなされた本発明の緑茶抽出物は、以下の製
造方法により得ることができる。該方法は、 a.緑茶抽出物を作る工程であって、任意に、しかし好
ましくは、(1)緑茶材料を、エリソルビン酸、アスコ
ルビン酸、またはエリソルビン酸とアスコルビン酸との
混合物、加えてクエン酸を含む酸性水溶液と接触させる
ことで、可溶性緑茶固形物を含む第一の水性抽出物を得
る工程、(2)残留緑茶材料から前記第一の水性抽出物
を分離する工程、(3)前記工程(2)の残留緑茶材料
を、エリソルビン酸、アスコルビン酸、またはエリソル
ビン酸とアスコルビン酸との混合物を含む酸性水溶液と
接触させることで、可溶性緑茶固形物を含む第二の水性
抽出物を得る工程、(4)前記第二の水性抽出物を残留
緑茶材料から分離する工程、および(5)前記第一の水
性抽出物と前記第二の水性抽出物とを混合することで緑
茶抽出を作る工程によって得られる緑茶抽出物を作る工
程と、 b.前記緑茶抽出物に存在する金属陽イオンを除去する
のに有効な食品用銘柄(food grade)陽イオ
ン交換材によって、前記緑茶抽出物を処理する工程と、 c.前記処理した抽出物の温度を約100°Fから約1
40°F(約37.8℃から約60℃)に保ちながら、
前記処理した抽出物を微小濾過膜に接触させることによ
り、より高分子量の成分を除去して透過液として濾過済
み緑茶抽出物を得る工程と、を含む。
【0015】陽イオン交換材による緑茶抽出物の処理
は、抽出物中のペクチンまたはタンパク質(あるいはペ
クチン様またはタンパク質様成分)と結合して沈殿し混
濁を生じ得る複合分子を形成することが可能な金属イオ
ン、特にカルシウムおよびマグネシウムイオンを取り除
くことで透明度を改善する。もっとも重要なことは、陽
イオン交換材による処理は、カテキンを酸化してテアフ
ラビンおよびテアルビギンなどの酸化ポリフェノールと
する触媒となり得るものとしてのこれらの金属イオンを
除去する。また、陽イオン交換材が強力な陽イオン交換
樹脂である場合、水素イオンを添加することで追加の酸
(例:食用酸の添加)抽出の必要性を最小限にまたは少
なくすることで、該抽出によって調製された飲料が滑ら
かで、より少ない酸味、収斂味を持つものとなる。
【0016】処理済み緑茶抽出物を微小濾過膜に接触さ
せる工程によって、より大きな分子量成分が取り除かれ
る。これらの高分子量成分には、ペクチン、タンパク
質、クロロフィル(およびクロロフィル分解産物の各
々)、テアルビギン、およびいくつかのテアフラビン、
さらに残留金属イオン/複合体による酸化産物が含まれ
る。これらの高分子量成分を除去することにより、たと
え時が経っても、得られる濾過済み抽出物(透過液)の
透明度および色は改善される。濾過済み抽出物には、緑
茶飲料に対して所望の風味を与えるカテキンが豊富に存
在する。別の利点は、濾過済み抽出物は、カテキンによ
って与えられる収斂味を円熟にする(mellow)所
望の緑茶成分であるテアニンが豊富であることである。
【0017】具体的には、本発明の緑茶抽出物を製造す
る方法の好ましい実施態様として、以下の態様が挙げら
れる。
【0018】最初の実施態様において、 a.緑茶抽出物を、該緑茶抽出物中に存在する金属陽イ
オンを除去するのに有効なある量の食品用銘柄陽イオン
交換材料で処理する工程と、 b.前記処理した抽出物を100°Fないし140°F(37.8℃
ないし60℃)の温度に保ちながら前記処理した抽出物を
微小濾過膜に接触させることにより、1%可溶性固形物
をベースとして、 (1)(a)少なくとも130ppmのエピカテキン; (b)少なくとも300ppmのエピガロカテキン; (c)少なくとも350ppmのエピガロカテキンガレート;
および (d)少なくとも60ppmのエピカテキンガレートを含む
カテキンの混合物と、(2)少なくとも50ppmのテアニ
ンと、(3)各々が10ppm以下のカルシウムイオン、マ
グネシウムイオン、マンガンイオン、アルミニウムイオ
ン、亜鉛イオン、および鉄イオンと、(4)600nmで測
定したとき0.06以下の吸光度とを有する抽出物透過液を
得る工程と、を含む方法により、改善された透明度およ
び色を有する本発明の緑茶抽出物を得る。
【0019】好ましい実施態様において、前記工程
(a)に先立って、(1)緑茶材料と、クエン酸および
エリソルビン酸、アスコロビン酸、またはエリソルビン
酸とアスコルビン酸との混合物を含む酸性水溶液とを、
茶材料と酸性溶液の比を1:7ないし1:20とし、エリ
ソルビン酸、アスコルビン酸、またはそれらの混合物と
茶材料との比を1:6ないし1:60とし、さらにクエン
酸と緑茶材料との比を1:10ないし1:40として接触さ
せることにより、可溶性緑茶固形物を含む第1の水性抽
出物を得る工程と、(2)前記第1の水性抽出物を残留
緑茶材料から分離する工程と、(3)工程(2)の前記
残留緑茶材料と、エリソルビン酸、アスコルビン酸、ま
たはエリソルビン酸とアスコルビン酸との混合物を含む
酸性溶液とを、茶材料と酸性溶液との比を1:7ないし
1:20として接触させることにより、可溶性緑茶固形物
を含む第2の水性抽出物を得る工程と、(4)前記第2
の水性抽出物を残留緑茶材料から分離する工程と、
(5)前記第1の水性抽出物と前記第2の水性抽出物と
を組み合わせて緑茶抽出物を得る工程と、によって前記
緑茶抽出物を得る。
【0020】好ましい実施態様において、前記緑茶抽出
物と前記陽イオン交換樹脂との比を1:1ないし30:1
の範囲内とし、前記緑茶抽出物中のカルシウムイオン、
マグネシウムイオン、マンガンイオン、アルミニウムイ
オン、亜鉛イオン、および鉄イオンの濃度が各々10ppm
以下となるまで、前記緑茶抽出物と前記陽イオン交換樹
脂とを接触させることによって、前記工程(b)を実施
する。
【0021】好ましい実施態様において、前記緑茶抽出
物と前記陽イオン交換樹脂との比を1:1ないし15:1
の範囲内とし、前記緑茶抽出物中のカルシウムイオン、
マグネシウムイオン、マンガンイオン、アルミニウムイ
オン、亜鉛イオン、および鉄イオンの濃度が各々5ppm
以下となるまで、前記緑茶抽出物と前記陽イオン交換樹
脂とを接触させることによって、前記工程(b)を実施
する。
【0022】好ましい実施態様において、前記陽イオン
交換樹脂は強酸性陽イオン交換樹脂である。
【0023】好ましい実施態様において、前記陽イオン
交換樹脂は、スチレンおよびジビニルベンゼンからなる
スルホン化コポリマーと、側鎖にスルホン酸基を持つサ
ルファイト修飾架橋フェノール−ホルムアルデヒド樹脂
と、スチレン、ジビニルベンゼン、およびアクリロニト
リルまたはメチルアクリレートからなるスルホン化テト
ラポリマーとからなる群から選択される強酸性陽イオン
交換樹脂である。
【0024】好ましい実施態様において、77°F ないし
140 °F (25 °Cないし60°C )の範囲内の温度におい
て前記緑茶抽出物を前記樹脂のカラムに通すことにより
前記工程(b)を実施し、さらに前記緑茶抽出物が1な
いし5gal./min./ft3の速度でカラムを流れる。
【0025】好ましい実施態様において、105°Fないし
115°F(40.6°Cないし46.1℃)の範囲内の温度におい
て前記緑茶抽出物を前記樹脂のカラムに通すことにより
前記工程(b)を実施し、さらに前記緑茶抽出物は2な
いし4gal./min./ft3の速度でカラムを流れる。
【0026】好ましい実施態様において、前記工程
(c)は100ないし300psiの静水圧下で実施される。
【0027】好ましい実施態様において、前記工程
(c)は175ないし250psiの静水圧下で実施される。
【0028】好ましい実施態様において、前記微小濾過
膜は700ないし5000ダルトンのカットオフ公称分子量を
有するポリマーから作られる。
【0029】好ましい実施態様において、前記微小濾過
膜は800ないし2000ダルトンのカットオフ公称分子量を
有するポリマーから作られる。
【0030】上記方法によって得られた本発明の処理お
よび濾過済み緑茶抽出物を所望の緑茶飲料を提供するも
のとして用いることができる。この緑茶抽出物はさら
に、果汁を含む他の飲料成分と組み合わせて、幅広い範
囲の緑茶含有飲料を提供することが可能である。さらに
驚くべき利点として、ダイエット飲料中にこれらの緑茶
抽出を含ませることで、アスパルタームの特徴的な後味
が実質的に抑えられる。
【0031】以下、発明をより詳細に説明する。
【0032】A.定義 本明細書中で用いる「可溶性固形物」は、茶から抽出さ
れた水溶の可溶性茶固形物と、抽出またはそれに続く処
理の過程に含まれる任意の水溶性成分とを指す。これら
の固形物として、カフェイン、フラバノール、アミノ酸
(特に、テアニン)、食用酸(例えば、後述する酸性抽
出の過程で添加されるクエン酸、エリソルビン酸、およ
びアスコルビン酸)およびそれらの塩類、タンパク質、
砂糖および関連材料を挙げることができる。茶抽出物ま
たは茶固形物に存在する成分(例えば、カテキン)の量
は全て1%可溶性固形物をベースとしている。
【0033】本明細書中で用いる「緑茶材料」または
「緑茶固形物」という用語は、C.sinensis
よびC.assaimicaを含むCamellia
属、またはそれらの雑種から得られる緑茶材料または固
形物であり、採取された新鮮な緑茶の葉、採取直後に乾
燥した新鮮緑茶の葉、存在する任意の酵素を不活性化す
るために乾燥前に加熱処理した新鮮緑茶の葉、発酵させ
ていない茶、インスタント緑茶、およびそれらの葉の水
性抽出物が挙げられる。緑茶材料は、茶の葉、その抽出
物、茶植物の茎、および関連するその他の植物材料であ
ってウーロン茶あるいは紅茶を作るために部分的あるい
は実質的な発酵はなされていない植物材料である。Ph
yllanthus属の他の仲間、Catechu g
ambirあるいはUncaria科の茶植物も使用す
ることができる。発酵していない茶の混合物も、本発明
の緑茶抽出物の調製に使用することができる。
【0034】本明細書中で用いる「カテキン(cate
chin)」という用語は、一般にカテキン、エピカテ
キン、およびそれらの誘導体に言及したものである。該
誘導体には、糖塩、糖エステル、およびその他の食用の
生理学的に許容される誘導体が含まれる。カテキン、エ
ピカテキン、およびそれらの誘導体は緑茶に存在する重
要なフラバノールである。本発明の目的のために、緑茶
固形物、緑茶抽出物、または緑茶材料に含まれるカテキ
ンの濃度は、4種類のこれらのフラバノール、すなわち
エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレー
ト、およびエピガロカテキンガレートの濃度をベースと
している。しかしながら、緑茶に含まれるその他のカテ
キン、例えばガロカテキンおよびガロカテキンガレート
も存在し得ることを理解しておくべきである。
【0035】本明細書中で用いる「含まれる」または
「含む」という用語は、種々の成分および処理工程が本
発明にもとづく緑茶抽出物、生産物、および方法におい
て併用することが可能であることを意味する。したがっ
て、「含まれる」または「含む」は、より制限した用語
である「からなる」および「から本質的になる」を包含
する。
【0036】本明細書中で用いるすべての量、部、比、
およびパーセントは、特に指定しない限り重量による。
【0037】B.出発原料である緑茶抽出物および前処
理工程本発明に有用な緑茶抽出物は、緑茶材料または他
の天然の緑茶供給源から得ることができる。緑茶抽出物
は一般に、緑茶の葉または他の緑茶材料を水に接触させ
て水性抽出物を生成することにより得る。所望のカテキ
ンを酸化してテアフラビンおよびテアルビギンなどのよ
り所望されない分子量のより高い酸化ポリフェノールに
することが可能なキノンなどの前駆体の初期の生成を避
けるように緑茶材料の供給源を注意して取り扱う場合に
は、得られる緑茶抽出物を酸性抽出なしに、すなわち酸
性水溶液による抽出なしに、本発明の緑茶抽出物のため
の方法にもとづいて処理することができる。しかしなが
ら、多くの場合、鉄などのある種の金属イオンや、テア
フラビン、テアルビギン、およびキノンなどのある種の
酸化フェノール成分を除去する酸性抽出によって、出発
原料である緑茶抽出物を得ることが好ましい。
【0038】酸性抽出は、好ましくは1995年6月2
6日付の米国特許第5,427,806号(Ekana
yakeら)に記載された方法にもとづいて実施する。
なお、本願ではこの米国特許を援用する。Ekanay
akeらの方法では、緑茶材料を、クエン酸や、エリソ
ルビン酸、アスコルビン酸、またはエリソルビン酸とア
スコルビン酸との混合物を含む水性溶液と接触させる
か、あるいはこれで抽出する。好ましくは、これらの酸
を添加した抽出水を脱イオン化する。
【0039】この酸溶液による抽出は、バッチ式、半連
続式、連続式、または同等の方法で実施することができ
る。好ましい方法は、バッチ式または半連続式である。
【0040】バッチ式では、好ましくは約40℃ないし
約50℃、もっとも好ましくは約45℃ないし約50℃
の温度で、抽出プロセスで使用されるクエン酸の総量と
エリソルビン酸/アスコルビン酸の総量の約1/2ない
し約3/4とを含む水溶液を用いて緑茶材料を抽出する
ことが好ましい。茶材料と水溶液との比は、一般に約
1:7ないし約1:20、より好ましくは約1:7ない
し約1:9、さらに好ましくは約1:8である。エリソ
ルビン酸/アスコルビン酸と使用した茶材料との比は、
約1:6ないし約1:60、好ましくは約1:7ないし
約1:50である。クエン酸と茶材料との比は、一般に
約1:10ないし約1:40、好ましくは1:20ない
し約1:35である。
【0041】この酸溶液による抽出は、一般に約0.7
5%ないし2.5%の可溶性固形物、好ましくは約1%
ないし約2%の可溶性固形物を含む水性抽出物を生産す
るのに十分な時間で実施する。この水性抽出物を残留茶
材料および他の固形茶残留物から、例えば沈降分離およ
びデカント、濾過、あるいは遠心によって分離する。つ
ぎに、残りのエリソルビン酸/アスコルビン酸を含有す
る第2の酸溶液を残留茶材料/残留物に、一般に約1:
7ないし約1:20、および好ましくは約1:8ないし
約1:15の比でもって添加する。この第2の抽出は、
一般に約40℃ないし約48℃、さらに好ましくは約4
3℃ないし約46℃の温度で実施する。第2の抽出は、
一般に約0.5%ないし約2.0%の可溶性固形物、好
ましくは約1.0%ないし約1.5%の可溶性固形物を
含む第2の水性抽出物を生産するのに十分な時間をかけ
て行う。この第2の水性抽出物から残留茶材料を除去し
た後、第1および第2の水性抽出物を一緒に混ぜ合わせ
て、本発明にもとづく次の処理のための緑茶抽出物を提
供する。
【0042】半連続式の方法を用いる場合、クエン酸
と、エリソルビン酸、アスコルビン酸、またはエリソル
ビン酸とアスコルビン酸との混合物とを含む酸性溶液に
よって再び抽出する。この半連続式の方法の第1の工程
は、該プロセスで使用されるエリソルビン酸、アスコル
ビン酸、またはエリソルビン酸とアスコルビン酸との混
合物の総量の約1/2ないし3/4とクエン酸の総量と
を水含有タンクに添加することを含む。添加する酸量
は、茶材料の重量をベースとしているので、添加する材
料の重量は事前に決定される。エリソルビン酸および/
またはアスコルビン酸と茶の葉との比は、一般に約1:
6ないし約1:60、好ましくは約1:7ないし約1:
50であり、またクエン酸と茶材料との比は、一般に約
1:10ないし約1:40、好ましくは約1:35であ
る。つぎに、茶材料を、酸を含む水溶液に添加する。こ
の茶材料を完全に濡らす。抽出は、一般に約40ないし
約50℃、好ましくは約45℃ないし約50℃の温度
で、緑茶溶液が約4より大きいブリックスに達するまで
行う。約60ないし約80%、好ましくは約65ないし
75%、最も好ましくは約70%の溶液(第1の溶液)
をポンピングしてフィルタータンクに入れる。この第1
部緑茶抽出物を真空下でポンピングして抽出物の酸素含
有量を真空タンクまで制限し、本発明にもとづく次の処
理ための緑茶抽出物を提供する。残留エリソルビン酸/
アスコルビン酸を含む追加の水を用いてフィルタータン
クの水洗いを行う。茶抽出物のブリックスが約1ないし
約3、好ましくは約1.5ないし約2に達するまで、こ
の水洗い溶液をフィルタータンクに添加する。緑茶溶液
の残留物(第2部)を用いて、新鮮緑茶材料の別の分量
の抽出を行うことで、可溶性固形物濃度を高める。
【0043】この酸抽出物(次の処理後、および後述の
濃度)から得られる緑茶抽出物は、一般に約20ないし
約60%可溶性固形物、約3ないし約17%(好ましく
は約2ないし約15%、さらに好ましくは約3ないし約
11%)エリソルビン酸および/またはアスコルビン
酸、約1ないし約6%(好ましくは2ないし約5%、最
も好ましくは約2.5ないし約3.3%)クエン酸、約
1ないし25%(好ましくは約6ないし約20%、最も
好ましくは約7ないし約15%)カテキン(すなわち、
エピカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガ
レート、およびエピカテキンガレートの混ぜ合わせた濃
度)、および約0.85ないし約4%カフェインを含
む。テアニンとカフェインとの比は、約1:3ないし約
1:100、好ましくは約1:4ないし約1:80であ
る。テアニンと酸化カテキン(例えば、テアフラビンお
よびテアルビギン)との比は、一般に約1:10ないし
約1:150、好ましくは約1:20である。
【0044】C.陽イオン交換材料による抽出物の処理 本発明の緑茶抽出物を得るための重要な態様は、緑茶抽
出物(酸性抽出でもよいし酸性抽出でなくてもよい)を
食品用銘柄陽イオン交換材料によって処理することであ
る。この陽イオン交換材料による処理は、単量体のカテ
キンを多量体の酸化ポリフェノール、例えばテアフラビ
ンおよびテアルビギンに変換する酸化反応の触媒である
金属イオンを除去する。該金属イオン、特にカルシウム
およびマグネシウムイオンの除去もまた、抽出物中の他
の成分、特にペクチンまたはペクチン様成分と金属イオ
ンとの錯体形成を防ぐことによって、透明度を改善す
る。このような錯体形成化合物は、望ましくない混濁を
生じさせる。
【0045】この処理は、一般に緑茶抽出物を食品用銘
柄陽イオン交換樹脂に接触させることによって行われ
る。抽出物に対する樹脂の比率は、抽出物中の金属イオ
ン、特にカルシウム、マグネシウム、マンガン、アルミ
ニウム、亜鉛、および鉄を取り除くのに有効な比であ
る。一般に、抽出物と樹脂との比は、約1:1ないし約
30:1、好ましくは約1:1ないし約15:1の範囲
内である。このような抽出物と樹脂との比は、抽出物中
に含まれる十分な量のカフェインが除去されたかどうか
を決定する上でも重要である。もしかなり過剰の陽イオ
ン交換樹脂が存在(例えば、抽出物と樹脂との比が約1
5:1以下)するならば、十分な濃度のカフェインを抽
出物から除去することができる。本発明のカフェイン抜
き緑茶抽出物にとって、そのような過剰の陽イオン交換
樹脂が求められよう。しかし、本発明の緑茶抽出物がカ
フェインを含むものとするためには、そのような過剰の
陽イオン交換樹脂は避けなければならない。もし所望す
るならば、陽イオン交換樹脂を、陽イオン交換材料を支
持部材または基板に加えた陽イオン交換膜に交換するこ
とができる。
【0046】樹脂と抽出物とを密に接触させる任意の従
来の方法を用いて、緑茶抽出物を陽イオン交換樹脂によ
って処理することができる。適当な方法には、流動床、
撹拌タンク、バッチタンク、並流カラム、および向流カ
ラムが含まれる。この処理工程は、バッチ式、半バッチ
式、半連続または連続式で行うことができる。一般に、
緑茶抽出物は、陽イオン交換樹脂の横方向に限定された
カラムを通して連続的に通過させる。カラムまたは樹脂
の流動床を通過させるとき、抽出物の流れは上昇流方向
または下降流方向のいずれであってもよい。
【0047】さまざまな食品用銘柄陽イオン交換樹脂
を、緑茶抽出物を処理する際に利用することができる。
本発明の緑茶抽出物を得るための方法で使用するのに特
に好ましい陽イオン交換樹脂は、「強酸性陽イオン交換
樹脂」と呼ばれるもので、これには、スチレンおよびジ
ビニルベンゼンのスルホン化コポリマーと、側鎖にスル
ホン酸基を持つサルファイト修飾−架橋フェノール−ホ
ルムアルデヒド樹脂と、スチレン、ジビニルベンゼン、
およびアクリロニトリルまたはメチルアクリレートから
なるスルホン化テトラポリマーとが含まれる。これらの
強酸性陽イオン交換樹脂は、水素イオンを抽出物に加え
るので、抽出物に追加の酸を添加する必要性が、特に飲
料を作るときに、減少する。適当な強酸陽イオン交換樹
脂としては、Aberlite IR−116、IR−
118、IR−120B、XT−1022E、XT−4
71IF(Rohm & Hasのオルガノ部門製
造)、Diaion SK−1B、SK−102、SK
−104、SK−106、SK−110、SK−11
2、SK−116、FR−01(三菱化学製造)、およ
びXFS−43281.00,XFS−43280.0
0,XFS−43279.00,XFS−43278.
00,HCR−W2(Dow Chemicals製
造)、さらにWofatite−KPS(Bayer製
造)の商品名(商標名)で販売されているものが挙げら
れる。
【0048】緑茶抽出物を陽イオン交換樹脂に接触させ
ておく時間(滞留時間)は、使用する樹脂の種類、所望
する金属イオン除去の度合い、抽出物に当初存在してい
る金属イオンの濃度、使用する樹脂の量、抽出物の温
度、および抽出物のpHに大きく依存する。滞留時間を
決定する最も重要なファクターは、所望する金属イオン
除去の度合いである。一般に抽出物に含まれる金属イオ
ン(すなわち、カルシウム、マグネシウム、マンガン、
アルミニウム、亜鉛、および鉄イオン)の濃度が各々約
10ppm以下に達するまで、該抽出物を陽イオン交換
樹脂に接触させる。好ましくは、それらの金属イオン各
々の濃度は約5ppm以下である。陽イオン交換樹脂の
カラム内での抽出物の滞留時間は、通常はカラムを通過
する抽出物の流速によって制御される。一般に、樹脂カ
ラムを通る抽出物の流速は、約1ないし約5gal./
min./ft3である。好ましくは、樹脂カラムを通
る抽出物の流速は、約2ないし約4gal./min.
/ft3である。
【0049】この陽イオン交換処理が実施される温度に
ついては、特定の臨界はない。適当な温度は、周囲温度
から微小濾過を実施する際の温度までの範囲である。一
般に、本発明にもとづく陽イオン交換処理は、約77°
Fから約140°F(約25℃ないし約60℃)の範囲
の温度で行われる。
【0050】一般に、溶出抽出物のpHは最初は低くな
る。しかし、時間が経つにつれて、陽イオン交換樹脂は
消耗する(すなわち、イオンが吸着する)。強酸陽イオ
ン交換樹脂を使用する場合、通常、このことは溶出抽出
物のpHが急上昇して約3を上回ることによって示され
る。このポイントで、消耗した樹脂を再生させて、緑茶
抽出物から金属イオンの量をさらに除去することができ
るポイントにまで戻すことが必要となる。再生は、陽イ
オン交換樹脂から金属イオンを脱着することで達成され
る。樹脂の脱着は一般に、残留茶抽出物が残らないよう
にまず樹脂床を脱イオン水で洗浄する。次に、一般に約
0.15ないし約0.5gal./min/ft3の流
速で、塩酸(4ないし10%溶液)または硫酸(1ない
し8%溶液)などの強酸を溶出pHが約1になるまで樹
脂床に通す。その後、洗浄水のpHが中性になるまで脱
イオン水(通常は樹脂床の体積の約6倍)による洗浄を
行なう。次いで、樹脂床について、茶抽出物の次のバッ
チ処理を行なう準備をする。
【0051】D.処理済み抽出物の微小濾過 本発明の緑茶抽出物を得るための他の主要な特徴は、透
過液として濾過済み緑茶抽出物を得るために、陽イオン
交換樹脂による処理が施された抽出物を微小濾過膜に接
触させることである。本発明の緑茶抽出物を得るための
上記微小濾過によって、ペクチン、タンパク質、クロロ
フィル(および対応する分解産物)などの高分子量材料
が取り除かれる。
【0052】本明細書中で用いる「微小濾過(nano
filtration)」は、限外濾過で一般に使用さ
れるものよりも分子量または孔サイズが小さいが逆浸透
処理で使用されるものよりも分子量または孔サイズが大
きい、濾過膜を使用する処理のことである。限外濾過と
同様に、微小濾過はある分子の大きさを上回る溶質成分
のみを拒否する一方でより小さなものを通過させる。対
照的に、逆浸透膜は一般にイオンを含む全ての溶質成分
を拒否し、水分子のみを通過させる。
【0053】本発明の緑茶抽出物を得るための方法の重
要な態様は、この微小濾過工程を実施する際に、抽出物
の温度を約100°Fないし約140°F(約37.8
℃ないし約60℃)、好ましくは約105°Fないし約
115°F(約40.6℃ないし約46.1℃)とする
ことである。このことは一般に、陽イオン交換材料によ
る処理後であって微小濾過の直前に抽出物を暖めること
によって達成される。抽出物がその温度範囲内にあると
きにこの微小濾過工程を行うことは、2つの点において
重要である。もし温度が約100°F(約37.8℃)
よりもかなり低い場合、テアニンなどの所望のアミノ酸
が酸化ポリフェノールと複合体を形成してより大きな分
子を形成し、抽出物を微小濾過する過程で膜によって除
去されてしまう。逆に、もし温度が約140°F(約6
0℃)よりもかなり高い場合、抽出物に含まれる複合酸
化材料のいくつかは解離してより小さな分子となり、次
いで微小濾過の際に膜を通過することが可能となってし
まう。
【0054】微小濾過を実施する際の圧力は、本発明の
緑茶抽出物を得るための方法にとって重要である。微小
濾過を行う際の圧力を十分に高くすることで、所望の処
理効率を達成するために膜を通過(すなわち、透過)す
る抽出物の流れを適当なものにすべきである。しかし、
かなりの量の水を抽出物から除去するほど、圧力を高く
してはならない。すなわち、濃縮物(すなわち、残留
物)を過剰に濃縮することは避けるべきである。一般
に、本発明の緑茶抽出物を得るための微小濾過は、約1
00ないし約300psi、好ましくは約175ないし
約250psiの静水圧力を膜の上流側に与えながら実
施される。
【0055】本発明の緑茶抽出物を得るための方法に使
用する上で適当な微小濾過膜は、約700ないし約50
00ダルトンのカットオフ公称分子量(孔サイズが約1
7ないし約40オングストロームの範囲に相当)である
ポリマーで作られる。好ましい微小濾過膜は、約800
ないし約2000ダルトンのカットオフ公称分子量(孔
の大きさが約18ないし約27オングストロームの範囲
に相当)であるポリマーで作られる。適当なカットオフ
公称分子量または孔サイズを有する膜を利用すること
で、膜の公称孔径よりも小さな分子サイズの抽出物中の
所望の茶成分(例えば、カテキン)は、大量の水ととも
に、膜を無理やり通過して透過物として下流側に集積す
る。その一方で、公称孔径よりも大きい分子量を有する
所望の分子(例えば、いくつかのテアフラビンおよびテ
アルビギンなどの酸化ポリフェノール)は膜によって拒
否され、残留物として上流側に残る。
【0056】微小濾過膜の作製に使用されるポリマーの
種類も、本発明の緑茶抽出物を得るための方法にとって
重要である。好適なポリマーは、抽出物中の所望の成分
(例えば、カテキン)に対する親和性が低い。酢酸セル
ロース、ポリスルホン、ポリフッ化ビニリデンなどのポ
リマーは、通常はそのような微小濾過膜の作製に好適で
ある。例えば、適当な酢酸セルロース膜材料を開示して
いる1986年8月5日に発行された米国特許第4,6
04,204号(Linderら)を参照のこと。しか
しながら、ポリアミド(例えば、ナイロン)型ポリマー
は、一般に膜材料としては不適当である。なぜなら、膜
をつくっているポリマーは、カテキンに対する親和性が
あまりにも高く、緑茶抽出物から所望の成分があまりに
も多く除去あるいは濾過されてしまう。
【0057】微小濾過膜は、多くの異なる構成を取るこ
とができ、一般にカートリッジ型アセンブリまたはモジ
ュールの中に設けられている。本発明の緑茶抽出物を得
るための方法に使用される好ましい膜構成は、通常「螺
旋巻膜」と呼ばれる。螺旋巻膜は通常、概略中央に位置
した透過液管または濾過液管と、適当なスペーサおよび
裏当てを有し、かつ前記透過液または濾過液管の周りに
螺旋状に巻かれた少なくとも一枚の膜とを有する。19
95年11月28日発行の米国特許第5,470,46
8号(Colby)、1993年3月9日発行の米国特
許第5,192,437号(Changら)、1991
年2月19日発行の米国特許第4,994,184号
(Thalmannら)、1991年1月29日発行の
米国特許第4,998,445(Falk)、1988
年11月1日発行の米国特許第4,781,830号
(Olsen)、1981年11月17日発行の米国特
許第4,301,013号(Settiら)などは、本
発明の緑茶抽出物を得るための微小濾過を実施する際に
用いることが可能な汎用型の螺旋巻膜カートリッジを開
示している。螺旋巻構成の場合、膜周辺の抽出物の流速
および膜を透過する抽出物の流速を過度に妨げることが
ないように、膜を強く巻き付けてはならない。
【0058】他の適当な構成としては、複数の中空膜繊
維(例えば、3ないし20)がモジュラーハウジング内
に配置されている中空繊維膜からなる筒状配列が挙げら
れる。1991年3月5日発行の米国特許第4,99
7,564号(Herczeg)、1991年2月12
日発行の米国特許第4,992,177号(Ful
k)、1990年9月25日発行の米国特許第4,95
9,149号、1984年3月6日発行の米国特許第
4,435,289号(Breslau)などは、本発
明の緑茶抽出物を得るための微小濾過を実施する際に使
用することが可能な汎用型の中空繊維膜からなる筒状配
列を含むモジュールを開示している。2枚以上の膜板ま
たはシートが離間して一列に並んでいるフラットシート
フィルタカートリッジも、本発明の緑茶抽出物を得るた
めの微小濾過を実行する際に使用することができる。
【0059】抽出物を本発明の緑茶抽出物を得るための
微小濾過に曝した後、結果として得られる茶抽出物透過
液を冷やすことが望ましい。既に指摘したように、抽出
物は一般に微小濾過前に温める。しかし、生じた抽出物
透過液をこの温かい条件下で放置すると、抽出物透過液
になおも存在する所望の濃縮成分(特にカテキン)の望
ましくない酸化が起こり得る。一般に、抽出物透過液
を、約60°F(°F15.6℃)以下、好ましくは約
45°F(約7.2℃)以下に冷却することで、そのよ
うな酸化を防ぐ。
【0060】時間が経つにつれて、微小濾過膜の目詰ま
りが始まり、残留物として取り除かれる高分子量成分の
量はもはや増加しない。このことは、抽出物透過液の流
速を落とすことで一般に明らかにされる。さらに、膜が
目詰まりすると、その処理効率が減少する。したがっ
て、微小濾過膜を周期的に洗浄したり、あるいは交換す
ることでプロセスの効率を維持し、抽出物に含まれる不
必要な高分子量成分を十分なレベルまで取り除く。
【0061】E.他の任意の工程 本発明にもとづく処理および濾過が施された緑茶抽出物
を乾燥することで、乾燥茶抽出固形物を得ることができ
る。従来の乾燥方法、例えば凍結乾燥、真空ベルト乾
燥、および噴霧乾燥を使用することで、実質的に水分を
含まない保存性の乾燥粉末を提供することができる。好
ましくは、抽出物を真空(加熱)蒸発によって濃縮す
る。乾燥に最適な濃縮抽出物は、一般に約25%ないし
60%可溶性固形物、好ましくは約30%ないし60
%、最も好ましくは約40%ないし約60%可溶性固形
物を有する。これらの濃縮および乾燥工程の際、好まし
くは抽出温度が約70℃を越えないように、最も好まし
くは約50℃を越えないようにする。
【0062】F.処理および濾過済み緑茶抽出の特性 本発明の緑茶抽出物を得るためのプロセスにもとづいて
得られた処理および濾過済み緑茶抽出物は、いくつかの
独特な性質を持っている。特に、該抽出物には濃縮濃度
の所望のカテキンが含まれる。この緑茶抽出物に存在す
るカテキンの濃縮濃度は、4種類の重要なカテキン(す
なわちエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキン
ガレート、およびエピガロカテキンガレート)またはそ
れらの誘導体の濃度により、本発明にもとづいて測定す
る。本発明の緑茶抽出物は、1%可溶性固形物をベース
として、 (1)少なくとも約130ppm、好ましくは少なくと
も約200ppm、最も好ましくは少なくとも約270
ppmのエピカテキン; (2)少なくとも300ppm、好ましくは少なくとも
約450ppm、好ましくは少なくとも約550ppm
のエピガロカテキン; (3)少なくとも約350ppm、好ましくは少なくと
も約500ppm、最も好ましくは約850ppmのエ
ピガロカテキンガレート; (4)少なくとも約60ppm、好ましくは少なくとも
約100ppm、最も好ましくは約175ppmのエピ
カテキンガレート、を含む。
【0063】本発明の緑茶抽出物は、カテキンの収斂味
を改変しかつ円熟にする主に茶に見出される成分である
テアニン(5−N−エチル−グルタミン)にも豊む。本
発明の緑茶抽出物を得るためのプロセスによって得られ
た緑茶抽出物は、少なくとも50ppm、好ましくは少
なくとも約100ppm、最も好ましくは約150pp
mのテアニンを含む。
【0064】脱カフェイン化をしていない本発明の緑茶
抽出物は、好ましくはある最小濃度のカフェインによっ
ても特徴づけられる。本発明の緑茶抽出物は、一般に少
なくとも約450ppm、好ましくは少なくとも約60
0ppm、最も好ましくは少なくとも約700ppmの
カフェインを含む。
【0065】本発明の緑茶抽出物は、ある最大濃度の金
属濃度によっても特徴づけられる。カルシウム、マグネ
シウム、マンガン、アルミニウム、亜鉛、および鉄成分
の濃度は、陽イオン交換処理工程で緑茶抽出物からどの
程度効果的に金属イオンが取り除かれたかを示す指標と
して、本発明では使用される。
【0066】本発明の緑茶抽出物は、好ましくはある最
低レベルの滴定酸度(TA)によっても特徴づけられ
る。緑茶抽出物を強酸陽イオン交換樹脂によって処理す
る場合、水素イオンを添加することで、滑らかで、より
少ない酸味、収斂味が得られる。本発明の緑茶抽出物
は、好ましくは少なくとも約0.1%、最も好ましくは
少なくとも約0.2%のTAを有する。
【0067】本発明の緑茶抽出物は、改善された透明度
(clarity)によっても特徴づけられる。抽出物
の透明度は、600nmでの抽出物の吸光度を測定する
ことによって、本発明にもとづき決定される。本発明の
緑茶抽出物は、600nmで測定した場合、約0.06
以下、好ましくは0.04以下の吸光度を有する。
【0068】本発明の抽出物は、好ましくは改善された
色によっても特徴づけられる。抽出物の色は、430n
mでの抽出物の吸光度を測定することによって、本発明
にもとづいて決定される。430nmで測定した吸光度
の値は、抽出物においてテアルビギン、テアフラビンモ
ノガレート、テアフラビンジガレート、ペクチン、タン
パク質、クロロフィル、およびそれらの分解産物の存在
によって生ずる褐色がかった色の度合いを反映する。本
発明の緑茶抽出物は、430nmで測定した場合の吸光
度が約0.6以下、好ましくは約0.4以下であり、す
なわち該緑茶抽出物はほとんど褐色がかっていない。
【0069】G.処理済みおよび濾過済み緑茶抽出物を
用いる飲料 本発明の緑茶抽出物は、種々の飲料で使用することがで
きる。風味を出す程度の量の緑茶抽出物または該抽出物
由来の各々の緑茶固形物が飲料に含まれている。「風味
を出す程度の量(flavorful amoun
t)」を構成するものは、所望のフレーバー効果、用い
る飲料のタイプなどを含む種々の要因に依存する。本発
明の飲料は、一般に約0.01ないし約1.2%、好ま
しくは約0.05ないし約0.8%の緑茶固形物(酸抽
出の際、エリソルビン酸、アスコルビン酸、および/ま
たはクエン酸などの抽出物を処理する結果として存在す
るその他の可溶性固形物のいずれをも含む)を含む。
【0070】緑茶のほかに、本発明の飲料は、果汁、菜
汁、フルーツフレーバー、ベジタブルフレーバー、およ
びそれらのフレーバー成分の混合物である。特に、果汁
と緑茶との組み合わせは、魅力的な味を持たせることが
できる。果汁は、リンゴ、クランベリー、梨、桃、プラ
ム、アプリコット、ネクタリン、グレープ、チェリー、
スグリ、ラズベリー、グースベリー、エルダーベリー、
ブラックベリー、ブルーベリー、ストロベリー、レモ
ン、ライム、マンダリン、オレンジ、グレープフルー
ツ、クプアク、ポテト、トマト、レタス、セロリー、ほ
うれん草、キャベツ、クレソン、タンポポ、ダイオウ、
ニンジン、テンサイ、キュウリ、パイナップル、ココナ
ッツ、ザクロ、キウィ、マンゴ、パパイア、バナナ、西
瓜、タンジェリン、およびカンタループから得ることが
できる。好ましい果汁は、リンゴ、梨、レモン、ライ
ム、マンダリン、グレープフルーツ、クランベリー、オ
レンジ、ストロベリー、タンジェリン、グレープ、キウ
ィ、パイナップル、パッションフルーツ、マンゴ、グア
バ,ラズベリー、およびチェリーから得ることができ
る。好ましくはグレープフルーツ、オレンジ、レモン、
ライム、およびマンダリン果汁、ならびにマンゴ、リン
ゴ、パッションフルーツおよびグアバから得られる果
汁、ならびにそれらの果汁の混合物の柑橘系果汁がもっ
とも好ましい。
【0071】本発明の飲料で有効なこれらの他のフレー
バー系の量(すなわち、有効量)は、フレーバー系の供
給源、所望するフレーバー効果などを含む多くの要因に
依存する。果汁および/または菜汁が含まれる場合、本
発明の飲料は、約0.1ないし約90%、好ましくは約
3ないし約35%、さらに最も好ましくは約3ないし約
10%の果汁を含む(本明細書中での測定では、果汁の
重量%は、単一濃度(single strengt
h)2°ないし16°ブリックス果汁をベースとしてい
る)。果汁および/または菜汁をピューレとして、細か
く砕いたものとして、あるいは単一濃度または濃縮果汁
として、飲料に取り入れることができる。特に好ましく
は、約20°ないし約80°ブリックスの固形物含有量
(主に糖固形物)を有する濃縮物として果汁を取り入れ
る。
【0072】本発明にもとづくフレーバーを与える系に
は、飲料中でフラボラント(flavorant)とし
て使用する技術分野で知られている天然および/または
人工のフレーバー、フレーバーオイル、抽出物、油樹
脂、精油などをも含めることができる。これらのフレー
バーは、果汁フレーバー、植物フレーバー、野菜フレー
バー、およびそれらの混合物から選択することができ
る。特に好ましい果汁フレーバーは、柑橘系フレーバー
であり、オレンジフレーバー、レモンフレーバー、ライ
ムフレーバー、およびグレープフルーツフレーバーが挙
げられる。柑橘系フレーバーのほかに、種々の他の果汁
フレーバー、例えばリンゴフレーバー、グレープフレー
バー、チェリーフレーバー、パイナップルフレーバー、
エルダベリーフレーバー、クプアクフレーバーなどを使
用することができる。特に好ましい植物フレーバーは、
ハイビスカス、マリゴールド、バラの実、オレンジの
花、カモマイル(cammomile)、エルダベリー
の花、マルブ(malve)、レモン草およびキクであ
る。
【0073】果汁以外のフレーバー系では、フレーバー
は一般にフレーバーエマルジョンとして果汁に取り込ま
れる。フレーバーエマルジョンは、一般に種々のフレー
バーを混ぜ合わせたものであり、エマルジョン、アルコ
ール抽出物として用いることができ、あるいは噴霧乾燥
することができる。フレーバーエマルジョンには、19
87年11月10日発行の米国特許第4,705,69
1号(Kupper,ら)(本願で援用する)に記載さ
れているように、増量剤とともにまたは増量剤なしで混
濁剤がふくまれているいてもよい。
【0074】フレーバーエマルジョンを使用した場合、
本発明の飲料は一般に約0.2ないし約5%、好ましく
は約0.5ないし約3%、最も好ましくは約0.8ない
し約2%のエマルジョンを含む。フレーバーエマルジョ
ンは一般にフレーバーリングオイル(flavorin
g oil)(0.001ないし20%)を乳化剤(1
ないし30%)および水と混合することによって調製す
ることができ、もし不透明な飲料を望むならば混濁剤も
混合する。直径が約0.1ないし約3.0ミクロンのエ
マルジョン液滴粒子を提供するように処理されたフレー
バーエマルジョンが好適である。好ましくは、エマルジ
ョン滴液粒子は、約2.0ミクロン以下の直径を有す
る。最も好ましくは、エマルジョン液滴粒子は、直径が
約1.0ミクロン以下である。乳化剤は、列挙されたフ
レーバーオイルを被覆することで凝集を防いだり、適当
な分散を保ったりすることの助けになる。増量剤(混濁
剤としても作用することができる)は、飲料に分散する
エマルジョン液滴を保つのに使用することができる。そ
のような増量剤の例としては、臭素化植物油(BVO)
および樹脂エステル、特にエステルガムが挙げられる。
重量剤および混濁剤を液体飲料に使用することについて
のさらに詳しい説明は、L.F.Green,DEVE
LOPMENT IN SOFT DRINKS TE
CHNOLOGY,Vol.1(Applied Sc
ience PublisheresLtd.197
8)87−93頁を参照のこと。
【0075】本発明の飲料は、一般に1種類以上の甘味
料を有効量含むことができ、該甘味料としては炭水化物
甘味料と天然および/または人工の無/低カロリー甘味
料とが挙げられる。本発明の飲料に使用される甘味料の
量(すなわち有効量)は、一般に、使用した特定の甘味
料と所望する甘味強度とに依存する。無/低カロリー甘
味料の量は特定の甘味料の甘味の度合いに依存して変え
る。
【0076】本発明の飲料は、任意の炭水化物甘味料、
好ましくは単糖および/またはニ糖によって甘くするこ
とができる。糖で甘くした飲料は一般に約0.1 ない
し約20%、最も好ましくは約6ないし約14%、糖か
らなる。これらの糖は、固形または液状のかたちで飲料
に取り込むことができる。しかし、一般的かつ好ましく
は、シロップのかたちで、最も好ましくは高フルクトー
スコーンシロップのような濃縮シロップのかたちで取り
込むことができる。本発明の飲料を調製する目的のため
に、これらの糖甘味料を、果汁成分、フラボラントなど
のその他の飲料成分によってある程度提供することがで
きる。
【0077】これらの飲料で使用するのに好ましい糖甘
味料は、スクロース,フルクトース、グルコース、およ
びそれらの混合物である。フルクトースは、液状フルク
トース、高フルクトースコーンシロップ、乾燥フルクト
ースまたはフルクトースシロップとして得たり、あるい
は提供したりすることができる。しかし、好ましくは高
フルクトースコーンシロップとして提供される。高フル
クトースシロップ(HFCS、high fructo
se corn syrup)は、HFCS−42、H
FCS−55、およびHFCS−90として市販されて
おり、それぞれフルクトースとして砂糖固形物の重量あ
たり42%、55%、および90%含まれる。他の天然
に生ずる甘味料あるいはそれらの精製抽出物、例えばグ
リシルリジン,タンパク質甘味料トウマチン(thau
matin)、1995年7月18日付の米国特許第
5,433,965号(Fischerら)(本願で援
用する)などに開示されているLuo Han Guo
の果汁もまた本発明の飲料に使用することができる。
【0078】単独で、あるいは炭水化物甘味料と組み合
わせて本発明の飲料に取り込むことができる人工の無カ
ロリー甘味料または低カロリー甘味料は、例えばサッカ
リン、シクラマート、アセトスルファム、L−アスルチ
ル−L−フェニルアナイン低級アルキルエステル甘味料
(例えば、アスパルターム)、米国特許第4,338,
346号(Brand)に開示されたL−アスパルチル
−D−アラニンアミド、米国特許第4,423,029
号(Rizzi)に開示されたL−アスパルチル−l−
ヒドロキシエチルアルカンアミド甘味料、1986年1
月15日に発行された欧州特許出願第168,112号
(Janusz)に開示されたL−アスパルチル−D−
フェニルグリシンエシテルおよびアミド甘味料が挙げら
れる。特に好ましい低カロリー甘味料はアスパルターム
である。
【0079】アスパルタームよって甘味が付いた飲料
は、多くの人にとって後味がよくない。驚くべきこと
に、このアスパルタームの後味は、本発明の緑茶抽出物
を含む飲料で抑えられる。この驚くべき恩恵は、アスパ
ルタームが甘味の主な供給源、例えば高フルクトースコ
ーンシロップが適当な甘味度を与えるのに一般に必要と
される濃度の約半分以下で存在するアスパルタームと高
フルクトースコーンシロップなどの炭水化物甘味料との
混合物である飲料で注目に値する。
【0080】本発明の飲料は、任意に他の飲料成分を含
むことができる。このような成分としては、保存料
(例、有機酸)、着色剤などが挙げられる。このような
飲料は、米国で推奨される一日あたりの量(U.S.R
ecommended Daily Allowanc
e(RDA))の約0ないし約110%のビタミンおよ
びミネラルで強化することもできる。そのようなビタミ
ンおよびミネラルは、飲料の所望の特性(例、環境表示
時間(ambient display time))
を実質的に変えるものでなく、そのようなビタミンおよ
びミネラルは飲料の他の必須成分と化学的および物理的
に親和性を有する。特に好ましくは、ビタミンA(例、
ビタミンAパルミテート)、そのプロビタミン(例、β
−カロテン)、ビタミンB1(例、チアミンHCl)、
およびビタミンC(すなわち、アスコルビン酸)である
が、他のビタミンおよびミネラルもまた使用可能である
ことは理解できよう。
【0081】本発明の飲料は、炭水化物甘味飲料では一
般に約80ないし約90%の水を含み、ダイエット型の
飲料すなわち低および/または無カロリー甘味料で少な
くとも部分的に甘味が付けられたものは最大で約99%
の水を含む。好ましくは、水は脱イオン水である。炭水
化物甘味料を配合した本発明の飲料濃縮物は、一般に約
25ないし約75%、好ましくは約40ないし約60%
の水を含む。もし必要ならば、飲料用の水を炭酸ガスで
飽和させる。通常、可溶化した二酸化炭素が飲料の体積
で約30%以上、好ましくは約100以上含まれる場合
に飲料が炭酸ガスで飽和されていると考えることができ
よう。本発明の炭酸飲料は、該飲料の体積で一般に10
0ないし450%、好ましくは約200ないし350
%、二酸化炭素を含む。炭酸飲料は、通常は非常に低い
濃度のパルプを含むか、あるいは該パルプを含まない。
さらに、炭酸飲料はHDPEボトルまたは他の適当な容
器に入れて密封することができる。飲料の製造、特に炭
酸ガス飽和の方法についての詳細な説明は、L.F.G
reen,DEVELOPMENTS IN SOFT
DRINKS TECNOLOGY, Vol.1
(Applied Science Publishe
res Ltd.1978)、102−107を参照の
こと。
【0082】H.分析方法 1.カテキンおよびカフェイン 緑茶抽出物および緑茶固形分に含まれる特定のカテキン
およびカフェインの濃度は、S.KuhrおよびU.
H.Engelhardtの“Determinati
on of Flavanols,Theogalli
n,GallicAcid and Caffeine
in Tea Using HPLC”、A.Leb
ensm.−Unters.−Forsch.,Vo.
192(1991)526−529頁に記載されている
ような検出のためにUV吸光度を用いるHPLCにもと
づいた方法によって、本発明にもとづいて決定される。
【0083】2.テアニン(Theanine) 緑茶抽出物および緑茶固形分に含まれるテアニンの濃度
は、H.E.Schwartz,K.J Ulfeld
er,F−T.A.ChenおよびS.L.Pento
ney,1994“The Utility of L
aser−Induced Fluorescence
Detection in Application
s of Capillary Electropho
resis,”J.Cap.Elec.Vol.1,
(1994)36−54頁に記載されているようなレー
ザ誘導蛍光検出を用いるキャピラリー電気泳動によっ
て、本発明にもとづいて決定される。
【0084】3.金属イオン 緑茶抽出物および緑茶固形物に含まれる各々の金属イオ
ンの濃度は、R.L.DahlquistおよびJ.
W.Knoll,“Inductively Coup
led Plasma Atomic Emissio
n Spectrometry:Analysis o
f Biological Materials an
d Soils for Major,Trace a
nd Ultra−Trace Elements”,
Appl.Spectrosc.,Volume32,
No.1,(1978)1−30頁に記載されているよ
うな誘導結合プラズマ(ICP)原子分光分析によっ
て、本発明にもとづいて決定される。
【0085】4.滴定酸度(Titratable A
cidity) 緑茶抽出物および緑茶固形物の滴定酸度は、本発明にも
とづいて、S.NagyおよびJ.A.Attawa
y,CITRUS NUTRITION ANDQUA
LITY(ACS Symmposium Serie
s 143 1980)、295−98頁に記載されて
いるように、フェノールフタレイン終点まで0.312
5NのNaOHよる逆滴定を行うことで決定される。
【0086】5.吸光度(Absorbance) 緑茶抽出物および緑茶固形物の600nmおよび430
nmにおける吸光度は、ブランクとして蒸留水を用いる
ベックマンDU−9スペクトロフォトメータによる可視
分光光度法によって、本発明にもとづいて決定される。
【0087】6.°ブリックス(°Brix) 緑茶抽出物および緑茶固形物の°ブリックス(°Bri
x)値は、アッベ屈折計を用いて決定される。
【0088】7.可溶性固形物 緑茶抽出物および緑茶固形物に含まれる可溶性固形物の
濃度は、本発明にもとづいて、29℃に設定されたツァ
イス屈折計と溶解固形物をベースとしたキャリブレーシ
ョン表とを用いて決定される。
【0089】
【実施例】以下の実施例は、本発明の緑茶抽出物を説明
するためのものである。
【0090】実施例1 アスコルビン酸(90.7g)およびクエン酸(13
6.1g)を46℃で脱イオン水(176kg)に溶解
する。中国緑茶扇形編出し(4.54g)を、葉が完全
に湿るまで溶液中に懸濁する。茶抽出物を、筒状フィル
タを用いて懸濁液から回収する。同時に、温かい脱イオ
ン水(46℃)を同一速度で懸濁液に汲み入れ、懸濁液
中の液体濃度を維持する。懸濁液からの抽出物の°ブリ
ックスが約1%に達するまで、抽出を続ける。混合抽出
物は、pHが4.2で、重量が102kgであり、また
1.72%の可溶性固形物を含んでいる。この抽出物を
周囲温度まで冷却し、ミシガン州ミドランドのダウケミ
カル(Dow Chemical)によって製造される
強酸陽イオン交換樹脂であるDowex(登録商標)H
CR−W2充填カラム(0.22ft3カラム床)に、
0.4〜0.6ガロン/分の速度で通す。樹脂によって
処理された抽出物は、pHが2.7で、出発抽出物と同
様の%可溶性固形物を有する。この処理済み抽出物を、
OSMO SP−12(登録商標)微小膜(ミネソタ州
ミネソタのオスモニック社(Osmonics,In
c.)製造)を有する濾過カートリッジに、濃縮物(残
留物)を再利用しながら通す。膜を構成する酢酸セルロ
ースポリマーは、カットオフ公称分子量が100ダルト
ン(約20オングストロームの孔径に相当)である。膜
全体の圧力は、200psiに保たれており、それによ
って透過流量は約500mL/minである。濾過カー
トリッジへの供給温度は、膜ハウジング上への冷却水噴
霧によって42℃〜43℃に保たれている。結果として
得られる透過物は、1.12%可溶性固形物、エピカテ
キン378ppm、エピガロカテキン800ppm、エ
ピガロカテキンガレート1409ppmおよびエピカテ
キンガレート280ppm、カフェイン992ppm、
テアニン200ppm、600nmで吸光度0.01
2、430nmで吸光度0.16、アルミニウム2.5
ppm、鉄0.8ppm、マグネシウム4ppm、マン
ガン3ppm、および亜鉛1ppmより小、および0.
25%滴定酸度を有する。つぎに、抽出透過物を真空蒸
発に先立って約10℃に冷却して茶濃縮物を得る。
【0091】実施例2 エリソルビン酸(510g)およびクエン酸(216
g)を125°F(51.7℃)の温度で脱イオン水に
溶解する。中国緑茶扇形編出し(4.31g)を、葉が
完全に湿るまで溶液中に懸濁する。茶抽出物を、筒状フ
ィルタを用いて懸濁液から回収する。同時に、温かい脱
イオン水(125°F、51.7℃)を同一速度で懸濁
液に汲み入れ、懸濁液中の液体濃度を維持する。懸濁液
からの抽出物の°ブリックスが約1%に達するまで、抽
出を続ける。混合抽出物(185kg)は、pHが3.
8で、2.08%の可溶性固形物を含んでいる。この抽
出物を周囲温度まで冷却し、ペンシルバニア州ピッツバ
ーグのベイヤー(Bayer)によって製造される強酸
性陽イオン交換樹脂(ポリスチレンとジビニルベンゼン
とのスルホン化共重合体)であるWofatit KP
S(登録商標)の充填カラム(0.98ft3カラム
床)に、0.4〜0.6ガロン/分の速度で通す。樹脂
によって処理された抽出物は、pHが2.5で、出発抽
出物と同様の%可溶性固形物を有する。この処理済み抽
出物を、OSMO SP−12(登録商標)微小膜(ミ
ネソタ州ミネソタのオスモニック社(Osmonic
s,Inc.)製造)を有する濾過カートリッジに、実
施例1と同様の圧力および流量条件で、濃縮物(残留
物)を再利用しながら通す。濾過カートリッジへの供給
温度は、直線熱交換器によって100°〜105°F
(37.8℃〜40.6℃)に維持される。得られる抽
出物透過液は、0.75%可溶性固形物、エピカテキン
223ppm、エピガロカテキン503ppm、エピガ
ロカテキンガレート670ppmおよびエピカテキンガ
レート138ppm、カフェイン551ppm、テアニ
ン115ppm、600nmでの吸光度0.007、4
30nmでの吸光度0.06、アルミニウム5ppm、
カルシウム6ppm、鉄0.9ppm、マグネシウム5
ppm、マンガン2ppm、および亜鉛1ppmより
小、0.17%滴定酸度を有する。つぎに、抽出透過物
を真空蒸発に先立って約50(約10℃)に冷却して茶
濃縮物を得る。
【0092】実施例3 中国緑茶扇形編出し(817g)を、エリソルビン酸
(91kg)およびクエン酸(41g)含有の軟化井戸
水中に温度125で、°ブリックスが約1%に達するま
で(75分間)撹拌しながら懸濁する。懸濁液を、使用
済み茶葉から抽出物(第一抽出物)を分離するフィルタ
に汲み入れる。エリソルビン酸(11.3kg)を温か
い(125°F)軟化井戸水(2,000ガロン)に溶
解し、生ずるすすぎ液が約1.8の°ブリックスをもつ
まで、フィルタに保持された残留茶葉材料を洗うために
使用される酸性溶液を提供する。
【0093】第一抽出物を室温で冷却し、つぎに約35
〜40ガロン/分の流速でDowex(登録商標)HC
R−W2の充填カラム(18.5ft3カラム床)に通
す。樹脂によって処理された抽出物のpHは、約2.8
である。次に、この処理済み抽出物を直径40cmおよ
び16cmのOSMOSP−12(登録商標)膜を備え
たOSMO80B(登録商標)微小濾過ユニットに通
す。膜全体の圧力を200psiに保つことで、約15
ガロン/分の透過流量が得られる。濾過ユニットの供給
温度は、直線熱交換器によって110°〜115°F
(43.3℃〜46.1℃)に保つ。この抽出物透過液
を真空蒸発に先立って約40°F(約4.4)に冷却し
て茶濃縮物を得る。
【0094】実施例4 本発明の甘味飲料は、以下の成分によって処方される。
【0095】
【表1】 *実施例1、2または3にもとづいて調製
【0096】高剪断撹拌器を備えた適当な容器に35k
gの水を注ぐ。強く撹拌しながら、上記一覧の順番およ
び分量で徐々に加える。各成分とも、つぎの成分を添加
する前に溶解させる。渦の中にゆっくり添加しながら強
く撹拌することがキサンタンを溶液に溶解する上で特に
重要である。容器をすすぐ際に、残りの水を利用する。
冷凍生成物用として、分取をクリーンな瓶に分配する。
安定した保存が可能な生成物用として、HTST(高温
短時間(High TemperatureShort
Time )ホットフィル方法を用いて、微生物的に
安定な飲料を確保する。
【0097】実施例5
【0098】
【表2】本発明のダイエット飲料は、以下の成分によっ
て処方される。 *実施例1、2または3にもとづいて調製
【0099】高剪断撹拌器を備えた適当な容器に30k
gの水を注ぐ。強く撹拌しながら、上記一覧の順番およ
び分量で徐々に加える。各成分とも、つぎの成分を添加
する前に溶解させる。渦の中にゆっくり添加しながら強
く撹拌するとがキサンタンを溶液に溶解する上で特に重
要である。容器をすすぐ際に、残りの水を利用する。溶
液をZahm&Nagel10ガロンシリーズ9000
ソーダ水器に注ぐ。3容量(volumes)のCO2
を添加する。炭酸飲料を瓶詰して蓋をする。200pp
mのベルコリン(ジメチルジカーボネート)を、蓋締め
の直前に新鮮に調製された1%ベルコリン水溶液として
添加した。瓶を蓋し、数回逆さまにし、さらに数時間に
わたって逆さまにすることで、瓶全体がベルコリンに曝
されるのを確実にする。
【0100】
【発明の効果】本発明の緑茶抽出物は、不要な金属陽イ
オンや酸化ポリフェノールなどの望ましくない成分の濃
度が低く抑えられ、時間の経過に伴う透明性および色が
改善されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バンガー,ジョン,ロバート アメリカ合衆国 41048 ケンタッキー州 ヘブロン ピー.オー.ボックス 366 (72)発明者 モーレンカンプ,マービン,ジョーゼフ, ジュニア. アメリカ合衆国 45251 オハイオ州 シ ンシナティー ゾエルナー ドライブ 9113

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緑茶抽出物であって、1%可溶性固形物
    をベースとして、 a.700ないし5000ダルトンのカットオフ公称分
    子量を有するポリマーから作られる微小濾過膜に対応す
    る分子量範囲を有するカテキンの混合物であって、 (1)少なくとも130ppmのエピカテキン; (2)少なくとも300ppmのエピガロカテキン; (3)少なくとも350ppmのエピガロカテキンガレ
    ート;および (4)少なくとも60ppmのエピカテキンガレート を含有する該カテキン混合物と、 b.少なくとも50ppmのテアニンと、 c.各々が10ppm以下のカルシウム、マグネシウ
    ム、マンガン、アルミニウム、亜鉛、および鉄イオン
    と、 d.600nmで測定したときに0.06以下の吸光度
    と、を有することを特徴とする緑茶抽出物。
  2. 【請求項2】 少なくとも450ppmのカフェインを
    さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の抽出物。
  3. 【請求項3】 前記カテキン混合物が、800ないし2
    000ダルトンのカットオフ公称分子量を有するポリマ
    ーから作られる微小濾過膜に対応する分子量範囲を有
    し、かつ430nmで測定したときに0.6以下の吸光
    度を有することを特徴とする請求項1に記載の抽出物。
  4. 【請求項4】 前記抽出物が少なくとも0.1%の滴定
    酸性度を有することを特徴する請求項1に記載の抽出
    物。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の前記抽出物由来の緑茶固
    形物0.01ないし1.2%を含むことを特徴とする飲
    料。
  6. 【請求項6】 果汁、菜汁、およびそれらの混合物から
    なる群から選択される3ないし35%の汁をさらに含む
    ことを特徴とする請求項5に記載の飲料。
  7. 【請求項7】 6ないし14%の糖をさらに含むことを
    特徴とする請求項6に記載の飲料。
  8. 【請求項8】 有効量のアスパルタームをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項7に記載の飲料。
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