JP2007521010A - 緑茶カテキン及び1つまたは複数の多価ミネラルカチオンを含有する組成物 - Google Patents

緑茶カテキン及び1つまたは複数の多価ミネラルカチオンを含有する組成物 Download PDF

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Abstract

緑茶カテキンと多価ミネラルカチオンとを含有し、比較的低い濁度を示す、飲料組成物を開示する。また、カルシウム及び緑茶カテキンを含めることに付随した濁りの問題を回避するための方法も開示する。

Description

本発明は、緑茶カテキンと1つまたは複数の多価ミネラルカチオンとを含有する組成物に関する。このような組成物には、そのまま飲める(RTD)飲料、並びに消費可能飲料を形成するために水性液体と組み合わされる粉末及び濃縮物が含まれる。
茶、特に緑茶の消費は、心臓血管の健康及び癌の予防の分野における治療的利益にますます関係付けられてきている。これら及びその他の健康上の利益は、緑茶中の未酸化フラバノール、すなわちカテキンモノマーによるものと考えられている。これらの健康上の利益を受けて、そのまま飲める飲料市場に参入する茶含有飲料の数が大幅に増加している。現在、多くの茶含有飲料は、瓶入り、缶入り、又はカートン箱入り製品の形態で販売される。飲料の多くは、紅茶(black tea)抽出物を、果実ジュース、果実の香り、又は果実フレーバと共に含有するが、茶フレーバしか含有しない飲料もある。紅茶は酸化した重合フラバノールを含有するので、飲料中で紅茶が使用される時には、公表されている未酸化フラバノール(緑茶カテキン)の健康上の利益の多くは、消費者には認識されていない。特定の飲料製品は、緑茶抽出物を含有するが、これらの飲料は、一般に、有益なカテキンを比較的低い濃度で含有しており、通常、多価ミネラルカチオンを有意な濃度では含有しない。また、飲料は、通常、茶色をしており、又は茶色を隠すために天然若しくは人工着色料を含有しており、或いは濁った外観をしている。
現在、市場には、比較的高い濃度のカテキンと、1つまたは複数の多価ミネラルカチオンと、比較的高い透明度(すなわち、低い濁度)との組み合わせを有する緑茶含有飲料は、存在しない。したがって、そのような緑茶含有飲料が必要とされる。
本発明の目的は、有意な濃度の緑茶カテキンと1つまたは複数の多価ミネラルカチオンとを含有する組成物であって、最終飲料形態に調製された時に比較的透明な組成物を提供することである。特定の一実施形態では、最終飲料は、該飲料が茶に特有の外観ではなく、むしろ水に似た外観になるような、低い水準の茶色味を有する。
一態様では、本発明は、栄養価が強化されたそのまま飲める(RTD)飲料組成物であって、(1)少なくとも約100ppmの緑茶カテキンと、(2)該組成物250mL当たりに米国1日標準摂取量(U.S.Reference Daily Intake)(RDI)の少なくとも約10%の1つまたは複数の多価ミネラルカチオンとを含んでおり、約150比濁計濁度単位(NTU)を超過しない濁度を示す組成物に関する。
他の態様では、本発明は、消費可能飲料を提供するために適切な量の水性液体(例えば、水)で希釈された際、以上の特徴を示す、液体濃縮物又は乾燥飲料組成物に関する。
A.定義
本明細書で使用する時、用語「植物性フレーバ」若しくは「植物抽出物」は、果実以外の植物の部分から得られたフレーバを指す。したがって、植物性フレーバには、木の実、樹皮、根、及び葉から得られたフレーバを含めることができる。またこの用語には、天然源から得られる植物性フレーバを模して作られる、合成的に調製されたフレーバも含まれる。植物性フレーバの例としては、ハイビスカス、マリーゴールド、キクなどが挙げられる。植物性フレーバも、合成的に調製することができる。
本明細書で使用する時、用語「カロリー量」は、飲料の炭水化物、タンパク質、及び脂質成分に由来する、1人分の消費可能飲料(250mL)当たりの総エネルギーをキロカロリー(kcal)で表したものを指す。カロリー量は、炭水化物、タンパク質、及び脂質の総濃度に対し、それぞれ1グラム当たり4、4、及び9kcalの一般係数を使用して計算される(米国連邦規則集(United States Code of Federal Regulations)、第21条、101.9項、食品の栄養表示(Nutrition Labeling of Food))。
本明細書で使用する時、用語「含む」は、本発明の飲料中で様々な構成成分を併せて使用できることを意味する。それ故に、用語「本質的に〜から成る」及び「〜から成る」は、含むという用語に包含される。
本明細書で使用する時、用語「濃縮液体組成物」及び「濃縮物」は、飲料として消費される前に水のような水性液体で希釈されることが意図される、本発明の液体組成物を意味する。そのような組成物の濃度が、それに含有される構成成分及び水性状態でのそれらの相対的安定性によって決定されることが、当業者には認識されよう。本発明の濃縮物は、本明細書に記載の消費可能飲料を提供するために、水のような水性液体で還元される。
本明細書で使用する時、用語「消費可能飲料」及び「最終飲料」は、同義的に使用されており、関連包装ラベルにしたがって調製(例えば、希釈)された飲料を指す。ゆえに、後述するように、そのまま飲める飲料は、消費者による追加調製なしに消費されるように販売される飲料である。一方、乾燥飲料組成物及び濃縮物は、消費可能飲料を提供するために希釈されることが意図されている。
本明細書で使用する時、用語「乾燥飲料組成物」は、実質的に水分を含まない流動性のある粒子状組成物(例えば、粉末)を意味する。通常、そのような組成物は、総含水量が約6重量%を超過しない。本発明の乾燥飲料組成物は、本明細書に記載の消費可能飲料を提供するために、水のような水性液体で還元される。
本明細書で使用する時、用語「ジュース」は、果実及び野菜から得られた全濃縮又は希釈ジュース、並びに飲料を提供するために圧搾又は圧潰された他の生産物を意味する。ジュースは、また、柑橘類のジュース、及び野菜ジュースを含めた柑橘類以外のジュースも指す。
本明細書で使用する時、用語「果実フレーバ」は、種子植物、特に、種子と共に存在する甘い果肉を有する植物の食用となる生殖部分、例えば、リンゴ、オレンジ、レモン、ライムなどから得られたフレーバを指す。また、果実フレーバという用語には、天然源から得られる果実フレーバを模して作られる、合成的に調製されたフレーバも含まれる。
本明細書で使用する時、用語「緑茶カテキン」は、緑茶から得られる次の5つのカテキン:エピカテキン(EC)、エピガロカテキン(EGC)、没食子酸エピガロカテキン(EGCG)、没食子酸ガロカテキン(GCG)、及び没食子酸エピカテキン(ECG)の総含有量をppm(百万分の1)(又はmg/L若しくはμg/mL)で表したものを指す。
本明細書で使用する時、用語「栄養補助量」は、本発明の実施に際して使用されるミネラル(及び任意のビタミン)源が、栄養となる量のミネラル及びビタミンを提供することを意味する。この補助量は、米国1日標準摂取量(RDI)の約5%〜約150%を提供する。ビタミン及びミネラルについてのRDIは、アメリカ合衆国で規定される通りである(米国連邦規則集(United States Code of Federal Regulations)、第21条、101.9項、食品の栄養表示(Nutrition Labeling of Food))。
本明細書で使用する時、用語「多価ミネラルカチオン」は、通常、正味電荷が+2以上の正に帯電したカチオンの形態で溶液中に存在する、1つまたは複数のミネラルを指す。多価ミネラルカチオンの非限定例としては、カルシウム(Ca2+)、マグネシウム(Mg2+)、マンガン(Mn2+)、亜鉛(Zn2+)、及び鉄(Fe2+、Fe3+)が挙げられる。
本明細書で使用する時、「そのまま飲める」(若しくは「RTD」)及び「そのまま給仕できる」は、同義的に使用されており、その推奨される飲用時の濃さにある、したがって水性液体で還元若しくは希釈する必要なしにそのまま消費できる、本発明の組成物を指す。
本明細書で使用する時、「単一の濃さ」は、推奨される飲用時の濃さ、すなわち、所与の飲料組成物の推奨される濃度を指す。
本明細書で使用する時、用語「貯蔵可能」は、長期にわたって(例えば10日を超えて)周囲温度で保管される間に冷蔵を必要としない、包装された飲料を指す。
本明細書で使用する時、用語「固体」は、水に溶解する、茶溶液から抽出される固体物質を指す。固体には、カフェイン、フラバノール、アミノ酸(特にテアニン)、炭水化物、食用酸、緩衝塩、タンパク質、及び関連物質が含まれる。
本明細書で使用する時、用語「総不溶性カルシウム成分」は、以下の分析方法の項(総不溶性カルシウム成分の測定)に記載する条件下でカルシウムに結合し、それによって試料に不溶性となる試料の部分の集合体を指す。
本明細書で使用する時、用語「ビタミンC」は、L−アスコルビン酸を指す。用語「エリソルビン酸」は、その異性体である、D−イソアスコルビン酸を指す。
本明細書で使用する時、用語「水」には、水道水、濾過水、精製水、脱イオン水、脱塩水、蒸留水、湧き水、鉱水、被圧地下水、軟水、発泡水、又は炭酸水のいずれも含まれる。
特に指示のない限り、百分率は、すべて重量による。
B.組成物
特に記載のない限り、本明細書で提示する構成成分の濃度限界は、単一の濃さの飲料を基準とする。
前述したように、本発明は、RTD飲料、並びに、消費可能飲料を提供するために適切な量の水性液体で希釈された際、上記特徴を示す、濃縮液体又は乾燥飲料組成物に関する。ゆえに、乾燥又は濃縮組成物の場合、記載される濃度が、消費可能飲料を提供するために乾燥又は濃縮組成物が希釈されることを前提としていることが認識されよう。すなわち、カテキン濃度、多価カチオン濃度、濁度などのレベルが乾燥又は濃縮組成物に関して記載される場合、それらは、消費可能飲料を提供するために適切に希釈された後の組成物に言及している。
本発明の組成物は、様々な健康上の利益に関係していることで知られる、有意な濃度の緑茶カテキンを含む。これらの健康上の利益を幾つか挙げれば、癌の予防、心臓血管の健康状態の改善、及び血圧の降下が挙げられる。本発明の組成物は、少なくとも約100ppmの緑茶カテキンを含む。(また、消費前に希釈されることが意図される組成物の場合、本明細書に記載のカテキンの濃度は、そのような消費可能飲料に適した希釈を前提としている。)一態様では、飲料組成物は、少なくとも約150ppmの緑茶カテキンを含む。他の態様では、飲料組成物は、少なくとも約200ppmの緑茶カテキンを含む。好ましくは、飲料組成物は、少なくとも約300ppmの緑茶カテキンを含み、最も好ましくは少なくとも約400ppmの緑茶カテキンを含む。通常、飲料組成物は、約100〜約3,000ppmの緑茶カテキンを含む。
本発明の飲料組成物は、比較的高い透明度(すなわち、低い濁度)を有する。この点で、組成物(最終的な消費可能形態)は、約150NTUを超過しない濁度を示す。他の態様では、組成物は、典型的には、約125NTUを超過しない濁度を示し、より典型的には約100NTUを超過しない濁度を示す。本発明の好ましい飲料組成物は、約50NTUを超過しない濁度を示し、さらに好ましくは約30NTUを超過しない濁度を示す。通常、飲料組成物は、約1〜約150NTUの濁度を示す。消費可能飲料の濁度は、分析方法の項で記載するように実験室用濁度計で測定される。
完成飲料組成物は、1人分250mLを基準に、RDIの少なくとも約10%の1つまたは複数の多価ミネラルカチオンを含む。(1または複数の)多価ミネラルカチオンは、広範な物質から選択されてよいが、以下に好ましいカチオンの非網羅的リストを提示する。好ましい多価ミネラルカチオンは、カルシウム、マグネシウム、マンガン、亜鉛、及び/若しくは鉄(二価若しくは三価)、又はこれらの混合物から選択されてよい。これらのミネラルについてのRDI値は、以下の通りである(米国連邦規則集、第21条、101.9項、食品の栄養表示(Nutrition Labeling of Food)):カルシウム、1000mg;マグネシウム、400mg;マンガン、2mg;亜鉛、15mg;鉄、18mg。これらのミネラルの好適な供給源としては、これらに限定するものではないが、以下の塩が挙げられる:クエン酸塩、硫酸塩、グルコン酸塩、乳酸塩、ビス−グリシン酸塩、アミノ酸キレート、炭酸塩、酸化物、水酸化物、塩化物、リン酸塩、ピロリン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、及びリンゴ酸塩。好ましいカルシウム源は、クエン酸リンゴ酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム、乳酸グルコン酸カルシウムである。好ましいマグネシウム源は、硫酸マグネシウム及びグルコン酸マグネシウムである。好ましい亜鉛源は、グルコン酸亜鉛である。好ましい鉄源は、ユタ州クリアフィールド(Clearfield)のアルビオン・ラボラトリーズ社(Albion Laboratories,Inc.)からフェロケル(Ferrochel)(登録商標)として入手可能なビス−グリシン酸鉄アミノ酸キレート(amino acid chelate iron bis-glycinate)である。他の好ましい鉄源は、グルコン酸第一鉄である。任意で、リン、ヨウ素、セレン、銅、フッ化物、クロム、モリブデン、ナトリウム、カリウム、及び塩化物を含めた他のミネラルを、本発明の飲料組成物に添加することもできる。一態様では、組成物は、1人分250mLを基準に、RDIの少なくとも約15%の1つまたは複数の多価ミネラルカチオンを含む。さらに他の態様では、組成物は、1人分250mLを基準に、RDIの少なくとも約20%の1つまたは複数の多価ミネラルカチオンを含む。通常、組成物は、1人分250mLを基準に、RDIの約10%〜約150%の1つまたは複数の多価ミネラルカチオンを含む。言うまでもなく、本発明の乾燥及び濃縮組成物は、消費可能飲料を提供するために適切に希釈された際、前述した範囲をもたらすような、ミネラル濃度を有する。
組成物は、好ましくは、消費用の最終形態の時に、約2〜約6.5のpHを有する。一態様では、消費可能飲料は、約2.5〜約5、より好ましくは約3〜約4.5のpHを有する。約3〜約4.5の最も好ましい範囲内のpHは、着色剤を添加されていない消費可能飲料で暗色を最小限に抑えるために特に望ましい。例えば、本出願人らは、意外にも、鉄が処方の一部ではない時でも、緑茶及びミネラルが強化された水飲料が、pHが最も好ましい範囲内にある時に茶色味が著しく低いことを特徴とすることを見出した。鉄が飲料処方における栄養強化のための多価ミネラルカチオンの1つである時には、高いpHでは飲料の著しい暗色化をもたらす鉄カチオンと緑茶ポリフェノール成分との間の相互作用を最小限に抑えるために、低いpHが特に重要である。
本発明の組成物は、好ましくは、最終消費者にとって重要な、薄い茶色を示す。茶色は、分析方法の項で記載するように、430nmにおける消費可能飲料の吸光度を測定することによって特徴付けられる。(やはり、430nmにおける吸光度が消費可能飲料を使用して測定されることが認識されよう。ゆえに、消費前に希釈されることが意図される組成物の場合、本明細書に記載の吸光度特徴は、そのような消費可能飲料に適した希釈を前提としている。)430nmにおける吸光度は、テアフラビン、テアルビジン、タンパク質、クロロフィル、及びそれらの分解産物の存在によって引き起こされることのある、飲料中の茶色がかった色味の程度を反映する。一態様では、飲料組成物は、好ましくは430nmにおける吸光度が約0.15を超過しない。他の態様では、飲料組成物は、430nmにおける吸光度が約0.12を超過しない。さらに他の態様では、飲料組成物は、430nmにおける吸光度が約0.10を超過しない。好ましくは、飲料組成物は、430nmにおける吸光度が約0.08を超過せず、最も好ましくは約0.05を超過しない。通常、飲料組成物は、430nmにおける吸光度が約0.01〜約0.15である。
好ましくは茶色味が低いことに加えて、430nmにおける吸光度が低いことから、本発明の飲料が、また、好ましくは全体的な色も薄いことが認識されよう。完成飲料の430nmにおける吸光度が低下するにつれて、飲料の外観は、より水に似たものになり、最終的には外観が水とほとんど見分けがつかなくなる。これは、高級な瓶入りの水(例えば、ペリエ(Perrier)(登録商標))の場合によく見られるように、飲料が緑色のガラス又はプラスチック瓶内に詰められる時に特に言えることである。
本出願人らは、本飲料組成物中にカルシウム(強化飲料における好ましい栄養素であることが多い)が含まれることに付随した望ましくない溶解度の問題に、カルシウムを添加する前にシュウ酸を含めた総不溶性カルシウム成分の濃度を制限することによって対処できることを見出した。したがって、カルシウムを含んだ本発明の組成物は、好ましくは、シュウ酸又はその塩の含有量が約35ppmを超過しない。より典型的には、組成物は、シュウ酸又はその塩の含有量が約20ppmを超過せず、さらに典型的には約7ppmを超過しない。加えて、飲料組成物中にカルシウムが存在する時には、該組成物は、好ましくはシュウ酸を含めた総不溶性カルシウム成分の含有量が約1000ppmを超過しない。より典型的には、組成物は、シュウ酸を含めた総不溶性カルシウム成分の含有量が約450ppmを超過せず、さらに典型的には約250ppmを超過しない。溶解度の問題を回避するためにシュウ酸を含めた総不溶性カルシウム成分を除去する好ましいプロセスについて、以下で説明する。
好ましいプロセスでは、茶抽出物は、カテキンの濃度に影響を及ぼすことなく不溶性カルシウム成分を除去するために、可溶性カルシウム源で処理される。処理は、典型的には、周囲温度以上の温度、好ましくは約54℃(130°F)よりも高い温度で実施される。より典型的には、反応温度は、約63℃(145°F)よりも高く、さらに典型的には、反応温度は、約71℃(160°F)よりも高い。反応時間は、典型的には、約2時間以下である。より典型的には、反応時間は、約45分以下であり、さらに典型的には、反応時間は、約15分以下である。カルシウム不溶性成分の沈殿を促進するために好ましいカルシウム塩は、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、及びグルコン酸カルシウムである。他の可溶性カルシウム源も使用することができる。処理の間に好ましいpHは、約7以下である。カルシウム不溶性成分の沈殿を促進するために茶抽出物に添加される可溶性カルシウムの濃度は、乾燥重量を基準にして、茶抽出物100g当たり約400mg〜約10,000mgにわたることがある。従来の緑茶抽出物、例えば、プラントエクストラクト社(Plantextrakt,Inc.)(ニュージャージー州パーシッパニー(Parsippany))から市販されている緑茶粉末抽出物番号285060の場合、必要なカルシウムの量は、この添加範囲の上限値近くになる傾向にある。ナノ濾過された茶抽出物、例えば、グリーン・パワー・サイナーティー(Green Power SynerTea)(商標)ブランドの緑茶抽出物(オレゴン州ユージン(Eugene)のアマックス・ニュートラソース社(Amax NutraSource,Inc.)から市販)の場合、必要なカルシウムの量は、この添加範囲の下限値近くになる傾向にある。これは、サイナーティー(SynerTea)(商標)ブランドの緑茶抽出物の製造の間に使用されるナノ濾過プロセスが、ペクチンのような、より高い分子量のカルシウム不溶性成分の部分を除去するからである。カルシウム不溶性成分を沈殿させるための処理の後、茶抽出物は、不溶性/浮遊物質を除去するために濾過される。処理された緑茶抽出物中の不溶性カルシウム成分の好ましい濃度は、乾燥重量を基準にして、約1%w/wを超過しない。より典型的には、不溶性カルシウム成分の濃度は、約0.6%w/wを超過せず、さらに典型的には、濃度は、約0.1%w/wを超過しない。
関連態様では、本出願人らは、意外にも、カルシウム添加に付随した溶解度の問題が、他の多価ミネラルカチオンの場合には見られないことを見出した。したがって、意外にも、カルシウム以外の可溶性の多価ミネラルカチオンが本組成物に含まれる時には、緑茶の追加的なプロセス処理(すなわち、シュウ酸/ペクチン濃度を低減するため)が必要ないと思われる。
本発明の飲料組成物は、好ましくは比較的低いカロリー量を有する。本発明の好ましい一態様では、組成物は、1人分250mLを基準に、約60キロカロリー(kcal)を超過しないカロリー量を有する。他の態様では、組成物は、通常、1人分250mLを基準に、約30kcalを超過しない、好ましくは約15kcalを超過しないカロリー量を有する。同様に、飲料組成物は、好ましくは比較的低い炭水化物濃度を有する。したがって、好ましい一態様では、組成物は、1人分250mLを基準に、約15gを超過しない、好ましくは約8gを超過しない、さらに好ましくは約4gを超過しない炭水化物濃度を有する。
本発明の飲料組成物は、液体濃縮物又はRTD飲料の形態の時には、水を含む。そのまま飲める飲料は、通常、約80%〜約99.8%の水を含有する。好ましくは、水は、軟水、脱塩水、又は脱イオン水である。本発明の濃縮物は、典型的には、約20%〜約79%、より典型的には約30%〜約70%の水を含有する。望むなら、飲料の処方で使用される水は、炭酸化されていてもよく、例えば、発泡水又は炭酸水であってもよい。より典型的には、炭酸飲料は、最終的なブレンド済み飲料に炭酸ガスを可溶化させることによって生成される。通常、飲料は、体積の30%超過、好ましくは100%超過の可溶化した二酸化炭素を含む場合に、炭酸化していると見なされる。炭酸飲料は、通常、該飲料の体積の100%〜450%、好ましくは200%〜350%の二酸化炭素を含む。
本発明の飲料組成物は、緑茶抽出物を含む。該抽出物は、単一の茶樹から、又は複数の茶樹の混合物から得ることができ、液体抽出物又は乾燥粉末抽出物の形態であることができる。緑茶抽出物が、薄い色で、未酸化フラバノール、すなわちカテキンモノマーを強化されていることが好ましい。好ましくは、緑茶抽出物は、乾燥固体を基準にして、少なくとも約10%の緑茶カテキン、より好ましくは少なくとも約20%のカテキンを含む。好適な緑茶抽出物の非限定例としては、グリーン・パワー・サイナーティー(Green Power SynerTea)(商標)ブランドの緑茶抽出物(オレゴン州ユージン(Eugene)のアマックス・ニュートラソース社(Amax NutraSource,Inc.)から市販)、プラントエクストラクト社(Plantextrakt,Inc.)(ニュージャージー州パーシッパニー)から市販されている緑茶粉末抽出物番号285060、並びに米国特許第5,879,733号(エカナヤケ(Ekanayake)ら、1999年発行)及び米国特許第5,427,806号(エカナヤケ(Ekanayake)ら、1995年発行)に記載のプロセスによって生成される緑茶抽出物が挙げられる。飲料の処方にカルシウムが含まれない時に使用するのに好ましい緑茶抽出物は、グリーン・パワー・サイナーティー(Green Power SynerTea)(商標)ブランドの緑茶抽出物及び/又は米国特許第5,879,733号に記載のプロセスにしたがって調製される抽出物である。本発明の飲料組成物にカルシウムが含まれる時に好ましい緑茶抽出物は、前述のプロセスにしたがって調製される抽出物であり、その際、抽出物が、シュウ酸及びペクチンのような不溶性カルシウム成分を除去するために処理されている。本発明の飲料組成物中の緑茶抽出物の濃度は、該飲料が少なくとも約100ppmの緑茶カテキンを含むのであれば、様々な濃度であってよい。通常、本発明の消費可能飲料は、約0.03%〜約1%、より典型的には約0.08%〜約0.5%の緑茶抽出物固体を含む。
本発明の一態様では、飲料組成物は、好ましくは該飲料のpHを低減するために食品用の酸を含む。本発明者らは、意外にも、消費可能飲料のpHを低減するために酸を添加した際に、430nmにおける吸光度が低下することになる、すなわち、飲料の茶色味が低くなることを見出した。飲料のpHを低減するために使用できる食品用の酸の非限定例としては、クエン酸、リンゴ酸、リン酸、酒石酸、アスコルビン酸、及びエリソルビン酸が挙げられる。本飲料組成物に食品用の酸を添加することに付随した他の利益は、貯蔵時の飲料の色の安定性の改善である。茶飲料の茶色は、カテキンモノマーが酸化して高分子量のポリマー(すなわち、テアフラビン及びテアルビジン)を生成する結果として生じることが知られている。クエン酸、アスコルビン酸、及びエリソルビン酸のような酸の添加によって、カテキンの酸化を制御することができ、したがって緑茶飲料が茶色になるのを遅延又は防止することができる。理論に束縛されるものではないが、クエン酸は、飲料のpHを低下させ、且つ酸化触媒であることが知られている鉄及び銅のような金属イオンに錯体を形成させることによって、緑茶カテキンの酸化の防止に役立つと考えられている。アスコルビン酸及びエリソルビン酸は、それらが有効な還元剤であるので、カテキンの酸化の防止に役立つと考えられている。本発明の飲料組成物で使用するのに好ましい食品用の酸は、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、及び/又はエリソルビン酸である。
本発明の飲料組成物中の他の任意成分としては、炭水化物甘味料、カロリーゼロ若しくは低カロリーの高甘味度若しくは人工甘味料、可溶性繊維及び多糖類、タンパク質及び/若しくはペプチド、アミノ酸、乳化剤、ビタミン、塩、天然及び/若しくは人工着香剤、フレーバ強化剤、カフェイン、防腐剤、並びに天然及び/若しくは人工着色剤、又は他の成分が挙げられる。
本発明の飲料組成物は、任意で、天然及び/又は人工着香剤を含有することもできる。飲料にフレーバ特徴を付与するのに有効な着香剤の具体的な量は、選択される(1つまたはは複数の)フレーバ、所望のフレーバの印象、及びフレーバの形態によって異なる。着香剤は、果実ジュース若しくは野菜ジュース、果実若しくは野菜フレーバ、又はそれらの混合物を含むことができる。ジュースは、例えば、リンゴ、クランベリー、セイヨウナシ、モモ、プラム、アンズ、ネクタリン、ブドウ、サクランボ、アカスグリ、ラズベリー、グーズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、イチゴ、レモン、ライム、マンダリン、オレンジ、グレープフルーツ、ジャガイモ、トマト、レタス、セロリ、ホウレンソウ、キャベツ、クレソン、タンポポ、ダイオウ、ニンジン、ビート、キュウリ、パイナップル、ココナッツ、ザクロ、キウイ、マンゴー、パパイヤ、バナナ、スイカ、タンジェリン、及びマスクメロンから作製されるジュースとして提供することができる。好ましいジュースは、リンゴ、セイヨウナシ、レモン、ライム、マンダリン、グレープフルーツ、クランベリー、オレンジ、イチゴ、タンジェリン、ブドウ、キウイ、パイナップル、パッションフルーツ、マンゴー、グァバ、ラズベリー、及びサクランボである。グレープフルーツ、オレンジ、レモン、ライム、マンダリンのような柑橘類のジュース、並びにマンゴー、パッションフルーツ、及びグァバのジュース、又はこれらの組み合わせが最も好ましい。
(1つまたは複数の)果実又は野菜のジュースは、飲料の0%〜約95%、好ましくは0%〜約35%、より好ましくは0%〜約10%の量で存在する。この濃度は、飲料の単一の濃さに基づく。
本発明による着香剤は、また、果実フレーバ、植物性フレーバ、野菜フレーバ、及びこれらの混合物から選択されるフレーバも含むことができる。特に好ましい果実フレーバは、オレンジフレーバ、レモンフレーバ、ライムフレーバ、及びグレープフルーツフレーバを含めた柑橘類のフレーバである。柑橘類のフレーバの他に、リンゴフレーバ、ブドウフレーバ、サクランボフレーバ、パイナップルフレーバなど、他の様々な果実フレーバも使用することができる。これらの果実フレーバは、果実ジュース及び香味油のような天然源から得ることができ、或いは合成的に調製することができる。特に好ましい植物性フレーバは、ハイビスカス、マリーゴールド、及びキクである。
フレーバ剤は、また、様々なフレーバ、例えば、レモン及びライムフレーバ、柑橘類のフレーバ、並びに選択されたスパイス(典型的なコーラ清涼飲料フレーバ)などのブレンドも含むことができる。望むなら、フレーバをエマルション滴の形態にしてから飲料物に分散させることもできる。これらの液滴は、通常、水よりも比重が小さく、したがって分離相を形成するので、増量剤(これは白濁剤(clouding agent)の働きもすることができる)を使用して、エマルション滴を飲料中に分散させておくことができる。そのような増量剤の例は、スクロースアセテートイソブチレート、臭素化植物油(BVO:brominated vegetable oils)、及び樹脂エステル、特にエステルガムである。液体飲料中での増量剤及び白濁剤の使用の詳細な説明については、L.F.グリーン(L.F.Green)、清涼飲料技術における発展(Developments in Soft Drinks Technology)、第1巻(アプライド・サイエンス出版社(Applied Science Publishers Ltd.)、1978年)、87〜93頁を参照のこと。
実質的にはジュースではない着香剤は、飲料の約3%を超過しては含まれておらず、好ましくはそのようなフレーバ成分は、飲料の少なくとも0.001重量%含まれ、通常は飲料の約0.01重量%〜約3重量%含まれる。
本発明の飲料組成物は、任意で、安息香酸、ソルビン酸、及びそれらの塩のような防腐剤;塩化ナトリウム、塩化カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、クエン酸ナトリウム、及びクエン酸カリウムのような塩;グアーガム、キサンタンガム、アルギネート、デンプン、ペクチン、マルトデキストリン、アラビアガム、アラビノガラクタン、イヌリン、フラクトオリゴ糖、及びポリデキストロースのような多糖類並びに/又は可溶性繊維;乳タンパク質(カゼイン及び/又はホエイタンパク質)並びに大豆タンパク質のようなタンパク質;モノ−及びジ−グリセリド並びにレシチンのような乳化剤;並びに、ビタミンC、A、D、E、K、及びビタミンB複合体であるB1(チアミン)、B2(リボフラビン)、B3(ナイアシン)、B6(ピリドキシン)、B12(シアノコバラミン)、及び葉酸のようなビタミンを含有することもできる。
本発明の飲料組成物は、標準的な飲料製造・加工手順を使用して適切な成分を組み合わせることによって生産される。例えば、清涼飲料及び果実ジュースの化学と技術(The Chemistry and Technology of Soft Drinks and Fruit Juices)(P.R.アシャート(P.R.Ashurt)編、CRCプレス(CRC Press)、1998)を参照のこと。単一の濃さの飲料を作製する際には、普通、初めに液体濃縮物又はシロップが形成される。この液体濃縮物は、通常、着香剤及び/又は果実ジュース濃縮物、酸、塩、使用される場合には高甘味度甘味料、並びに必要な場合には好適な防腐剤を含有する。液体濃縮物は、普通、約30重量%〜約70重量%の水を含有する。成分は、従来の機器内で水に添加され、混合される。望むなら、緑茶抽出物も液体濃縮物に組み込んでもよく、或いは緑茶抽出物を包装の直前に最終的なブレンド済み飲料に添加してもよい。濃縮物が形成された後、さらなる炭水化物甘味料を添加してよく、水が添加された際に、完成した消費可能飲料が包装可能な状態になる。製品は、好適な容器に低温充填(cold-filled)又は高温包装(hot packed)されてよい。
C.分析方法
1.緑茶カテキン濃度の測定:
以下の方法を使用して、消費可能飲料又は水性茶抽出物中の緑茶カテキンの総濃度を測定する。
a)参考文献:
A.フィンガー(A.Finger)ら、「茶の構成要素のクロマトグラフィー(Chromatography of tea constituents)」、クロマトグラフィー雑誌(J.Chromatogr.)(1992)、624:293〜315。
b)範囲:
この方法は、消費可能飲料中の緑茶カテキンの濃度を測定するために使用される。個々の純粋な標準を用いて準備された線形応答プロットを使用して、飲料中の5つの緑茶カテキン(EC、EGC、EGCG、GCG、及びECG)が測定される。この方法は、また、茶固体約0.15%を達成するように茶抽出物を水中に溶解又は希釈した後で、水性茶抽出物中の緑茶カテキンのレベルを測定するためにも使用される。
c)原理:
消費可能飲料は、通常、検量線の範囲内に入る信号を得るために、希釈剤(以下参照)で1:10又は1:100希釈される。希釈された試料は、微粒子を除去するために0.2μmフィルタに通して濾過される。次いで、試料は、C−18逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)カラム上に注入される。pH3.1の0.01Mリン酸緩衝液とアセトニトリルとから構成される勾配移動相を使用して、カテキンが溶出される。検出は、280nmに設定されたUV吸光度検出器を使用して実施される。
d)装置:
クラスA容積測定フラスコ(1000mL、10mL、5mL)
ザルトリウス(Sartorius)4桁天秤
スペルコ(Supelco)真空濾過ユニット
HPオートサンプラーバイアル瓶
ワットマン・アノトップ(Whatman Anotop)25(0.2μm)無機膜フィルタ
5mL使い捨てシリンジ
Figure 2007521010
e)試薬:
アセトニトリル(HPLC用、J.T.ベイカー(J.T.BAKER)、カタログ番号9011−03、ロットN42B26)
抵抗が18MΩ−cm以上のミリQ水
EDTA(フィッシャー・サイエンティフィック(Fisher Scientific)、カタログ番号S311、ロット860954)
リン酸(J.T.ベイカー(J.T.BAKER)、カタログ番号0260−01、ロット25806)
リン酸二水素カリウム(J.T.ベイカー(J.T.BAKER)、カタログ番号4008−01、ロット30K0178))
亜硫酸水素ナトリウム(シグマ(Sigma)、カタログ番号S9000、ロット30K0178)
カフェイン(CF、シグマ(Sigma)、カタログ番号C0750、ロット127F−0395)
エピガロカテキン(EGC、シグマ(Sigma)、カタログ番号E3768、ロット61K1428)
エピカテキン(EC、シグマ(Sigma)、カタログ番号E1753)
没食子酸エピガロカテキン(EGCG、シグマ(Sigma)、カタログ番号E4143、ロット61K1773)
没食子酸エピカテキン(ECG、シグマ(Sigma)、カタログ番号E3893、ロット31K1236)
没食子酸ガロカテキン(GCG、シグマ(Sigma)、カタログ番号G6782、ロット110K1413)
f)溶液:
0.01M(1.36g/L)リン酸二水素カリウム緩衝液:
リン酸二水素カリウム1.36gを計量して1リットル容積測定フラスコに入れる。約600mLのHPLC用水を加え、固体が溶解するまで攪拌する。リン酸でpH3.1まで滴定する。HPLC用水で定容にする。真空濾過システムを使用して脱気する。
希釈剤:
試料を希釈し、且つ周囲条件下でのカテキンの安定性を保証するために使用する。EDTA0.24g及び亜硫酸水素ナトリウム(NaHSO3)1.24gを、0.01Mのリン酸二水素カリウム緩衝液910mLに加える。アセトニトリル90mLを加える。
飲料試料の調製:
通常、ピペットで完成飲料0.5mLを取り、5mL容積測定フラスコ(1:10希釈)に入れ、又は完成飲料0.1mLを取り、10mL容積測定フラスコ(1:100希釈)に入れ、希釈剤で定容にする。得られた溶液を0.2μmワットマン(Whatman)フィルタに通して濾過する。濾過した試料をオートサンプラーバイアル瓶に移す。
標準溶液の調製:
純粋な標準(カフェイン及び5つのカテキン)それぞれを精確に計量し、以下に示すように5mL又は10mL容積測定フラスコに入れる。希釈剤を加えて標準を溶解させ、フラスコを満たして定容にする。これらが標準原液(約1000ppm)になる。次いで、標準原液を希釈剤で希釈することによって、標準作業溶液を調製する。標準原液及び標準作業溶液の実際の重量並びに濃度を以下の表に示す。
Figure 2007521010
標準作業溶液を使用して、以下に示すような応答因子混合物を調製する:
Figure 2007521010
応答因子混合物中の各標準(カフェイン及び5つのカテキン)の実際の濃度は、次の通りである:
Figure 2007521010
g)クロマトグラフィー条件:
試料サイズ − 25μL
検出器 − 280nm AUFS0.100
移動相:A=水
B=0.01Mリン酸二水素カリウム緩衝液、pH3.1
C=アセトニトリル
勾配:
Figure 2007521010
流速:0.4mL/分
h)消費可能飲料中のカテキン濃度の計算:
応答因子混合物のHPLCクロマトグラム上の各カテキン標準に対応するピーク面積を使用して、各カテキンについて線形応答プロットを作製する。各応答プロットについての相関係数(rの2乗)は、通常、0.99、またはそれ以上である。各カテキンのピーク面積について飲料試料のクロマトグラムを分析する。飲料試料中のカテキンの濃度を、線形応答プロットから決定する。次いで、使用した希釈率(10倍又は100倍)を乗じることによって、消費可能飲料中のカテキンの濃度を計算する。個々の5つのカテキンの測定された濃度を加算することによって(EGC+EC+EGCG+ECG+GCG)、完成飲料中の緑茶カテキンの総濃度をppm(μg/mL又はmg/L)で計算する。
2.消費可能飲料の濁度の測定:
ハッチモデル2100AN濁度計(Hach Model 2100AN Turbidimeter)(ハッチ社(Hach Company)、コロラド州ラブランド(Loveland))を使用して、消費可能飲料の濁度を測定する。この機器は、液体の濁度を比濁計濁度単位(NTU)で測定する。初めに、一連のゲレックス(Gelex)(登録商標)二次濁度標準(Secondary Turbidity Standards)で濁度計を較正する。測定は、次の機器パラメータ:比率(ratio)ON;信号平均化ON;自動レンジ選択;US EPAフィルタ取付済み、を使用して実施される。飲料を室温に平衡させ、次いで濁度計試料セル(試料セル外径=25mm)に注ぎ入れる。試料セルを機器に挿入し、読み値を安定させるために30〜60秒待った後で、濁度の読み値(NTU)を記録する。測定されたNTU値は、消費可能飲料の濁度レベルを示す。NTU値が高いほど、大きい濁度を示す。
3.消費可能飲料の430nmにおける吸光度の測定:
UV−可視分光光度計(ユニカムUV1 UV−可視分光計(Unicam UV1 UV-Visible Spectrometer);ユニカム社(Unicam Limited)、英国ケンブリッジ)を使用して、消費可能飲料の430nmにおける吸光度を測定する。飲料を室温に平衡させ、次いで試料キュベット(光路長1cm)に注ぎ入れ、そのキュベットを分光光度計の試料ホルダ内に置く。脱イオン水で満たしたブランクキュベットを、分光光度計のブランクホルダ内に置く。波長430nmにおける飲料試料の吸光度を測定し、記録する(A)。次いで、試料ホルダ内のキュベットを脱イオン水で満たした別のブランクキュベットに置き換え、430nmにおいてブランクの吸光度を測定し、記録する(B)。次いで、脱イオン水ブランクの測定された吸光度を減じることによって、飲料試料の吸光度を調節する:
430nmにおける吸光度=(A)−(B)
この手順は、水に起因した吸光度測定値を補正する。理論上は、脱イオン水ブランク(B)の吸光度は、ゼロに近い。430nmにおける吸光度は、飲料中の茶色味のレベルを示す。
4.pHの測定:
消費可能飲料及び水性茶抽出物のpHを、コーニング・モデル440pHメータ(Corning Model 440 pH Meter)で測定する。pH測定を実施する前に、pH4.00及び7.00の標準緩衝溶液(VWRサイエンティフィック(VWR Scientific)、ペンシルバニア州ウェストチェスター(West Chester))を使用してメータを較正する。
5.消費可能飲料中の多価ミネラルカチオン濃度の測定:
消費可能飲料中のミネラルである、カルシウム、マグネシウム、マンガン、亜鉛、及び鉄の濃度を、以下の参考文献に記載の方法にしたがって誘導結合プラズマ発光分光法によって測定する:
a)「主要元素、微量元素、及び超微量元素に関する生体物質及び土壌の誘導結合プラズマ−原子発光分光分析(Inductively Coupled Plasma-Atomic Emission Spectrometry Analysis of Biological Materials and Soils for Major,Trace,and Ultra-Trace Elements)」、応用分光法(Applied Spectroscopy)、第32巻、1〜29頁、1978年。
b)AOAC公定法(AOAC Official Method)985.01、「植物及びペットフード中の金属並びに他の元素(Metals and Other Elements in Plants and Pet Foods)」、(3.2.06、第3章、4頁)。
c)AOAC公定法(AOAC Official Method)984.27、「特殊調整粉乳中のカルシウム、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、リン、カリウム、ナトリウム、及び亜鉛(Calcium,Copper,Iron,Magnesium,Manganese,Phosphorus,Potassium, Sodium,and Zinc in Infant Formula)」、(50.1.15、第50章、15〜16頁)。
公開されているAOAC(公認分析化学者協会:Association of Official Analytical Chemists)の方法は、すべて、以下の参考文献に見出すことができる:
AOACインターナショナル(AOAC International)、公定分析法(Official Methods of Analysis)、P.カニフ(P.Cunniff)(編)、第16版、第5回改定、1999年、メリーランド州ゲイサーズバーグ(Gaithersburg)
各ミネラルの濃度は、飲料250mL当たりのmgとして表される。ミネラル濃度をそれぞれのRDI値で除すことによって、各ミネラルの%RDIが計算される:
%RDI=[(mg/飲料250mL)/(RDI)]×100
ミネラルについてのRDI値は、以下の通りである(米国連邦規則集、第21条、101.9項、食品の栄養表示(Nutrition Labeling of Food)):カルシウム=1,000mg;マグネシウム=400mg;マンガン=2mg;亜鉛=15mg;鉄=18mg。
6.消費可能飲料のカロリー量及び炭水化物含有量の測定:
飲料250mL当たりのカロリー量(キロカロリー(kcal))は、飲料の炭水化物、タンパク質、及び脂質含有量から決定される。カロリー量は、飲料1人分250mL当たりの炭水化物、タンパク質、及び脂質の含有量に対し、それぞれ4、4、及び9kcal/gの一般係数を使用して計算される(米国連邦規則集、第21条、101.9項、食品の栄養表示(Nutrition Labeling of Food)):
カロリー量(kcal/飲料250mL)=[(炭水化物(g)/250mL)×4]+[(タンパク質(g)/250mL)×4]+[(脂質(g)/250mL)×9]
タンパク質含有量(g/飲料250mL)は、次の方法にしたがって測定される(換算係数6.25を使用して、%窒素を%タンパク質に換算する):
AOAC公定法(AOAC Official Method)968.06、「動物飼料中のタンパク質(粗タンパク質)(Protein(Crude)in Animal Feed)」(修正)、公定分析法(Official Methods of Analysis)、パトリシア・カニフ(Patricia Cunniff)(編)、第16版、第1巻、AOACインターナショナル(AOAC International)、メリーランド州ゲイサーズバーグ(Gaithersburg)(1995年)。
脂質含有量(g/飲料250mL)は、次の方法にしたがって酸加水分解によって測定される:
AOAC公定法(AOAC Official Method)954.02、公定分析法(Official Methods of Analysis)、第17版、第1巻、AOACインターナショナル(AOAC International)、メリーランド州ゲイサーズバーグ(Gaithersburg)(2000年)。
灰分含有量(g/飲料250mL)は、次の方法にしたがって測定される:
AOAC公定法(AOAC Official Method)923.03、「小麦粉の灰分(Ash of Flour)」(修正)、公定分析法(Official Methods of Analysis)、パトリシア・カニフ(Patricia Cunniff)(編)、第16版、第2巻、AOACインターナショナル(AOAC International)、メリーランド州ゲイサーズバーグ(Gaithersburg)(1995年)。
水分含有量(g/飲料250mL)は、次の方法にしたがって測定される:
AOAC公定法(AOAC Official Method)934.06、「乾燥果実中の水分(Moisture in Dried Fruits)」(修正)、公定分析法(Official Methods of Analysis)、パトリシア・カニフ(Patricia Cunniff)(編)、第16版、第2巻、AOACインターナショナル(AOAC International)、メリーランド州ゲイサーズバーグ(Gaithersburg)(1995年)。
炭水化物含有量は、次式を使用して、差によって計算される:
炭水化物含有量(g/飲料250mL)=100−(タンパク質含有量)−(脂質含有量)−(灰分含有量)−(水分含有量)
7.乾燥飲料組成物の水分含有量の測定:
乾燥飲料組成物の水分含有量は、次の方法にしたがって測定される:
AOAC公定法(AOAC Official Method)979.12、「焙煎コーヒー中の水分(乾燥減量)(Moisture(Loss on Drying)in Roasted Coffee)」、公定分析法(Official Methods of Analysis)、パトリシア・カニフ(Patricia Cunniff)(編)、第16版、第5回改定、AOACインターナショナル(AOAC International)、メリーランド州ゲイサーズバーグ(Gaithersburg)(1999年)。
8.シュウ酸濃度の測定:
この方法は、消費可能飲料及び水性茶抽出物中のシュウ酸の濃度を測定するために使用される。
a)参考文献:
AOACインターナショナルの公定分析法(Official Methods of Analysis of AOAC INTERNATIONAL)(2000年)、第17版、AOACインターナショナル(AOAC INTERNATIONAL)、米国メリーランド州ゲイサーズバーグ(Gaithersburg)、公定法986.13(修正)。
b)範囲:
この方法は、食品製品中のシュウ酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、コハク酸、及び酢酸の濃度を測定するために使用される。
c)原理:
試料は、干渉を除去するために濾過される。次いで、214nmにおけるUV検出を用いるHPLCを使用して、有機酸が分離される。
d)装置:
クラスA容積測定フラスコ(1000mL、10mL、5mL)
ザルトリウス(Sartorius)4桁天秤
液体クロマトグラフ − モデル7725iインヘクター(Model 7725i inhector)、214nm、0.1AUFSで動作可能なモデル2487可変波長検出器(ウォーターズ・アソシエイツ社(Waters Associates,Inc.)、及び演算積分器(computing integrator)(ヒューレット・パッカード・インテグレータ3390(Hewlett-Packard Integrator 3390)[番号3396Bに変更]又は同等のもの)を備えたシステム。
分析カラム − (1)スペルコシル(Supelcosil)LC−18又は同等のもの、粒径5μm、25cm×4.6mm、これと連動し且つこれに続く(2)ラジアル−パック(Radial-Pak)C18カートリッジ(ウォーター・アソシエイト社(Water Associate,Inc.)、粒径5μm、長さ10cm、ラジアル・コンプレッション・モジュール(Radial Compression Module)と併せて使用。ラジアル−パックC18カートリッジは、粒径10μmのあらゆる標準25又は30cmステンレス鋼逆相C18カラムに代用ことができる。カラム1より先に、バイオ−ラド(Bio-Rad)逆相マイクロガードカラム(ODS−10)を連結する。移動相:0.8mL/分のリン酸緩衝液;感度0.1AUFS。
e)使い捨てカートリッジ:−セプ−パック(Sep-Pak)C18(ウォーター・アソシエイト社(Water Associate,Inc.))
0.45μm無機膜フィルタ
f)試薬:
第一リン酸カリウム(Potassium phosphate monobasic)(KH2PO4
85%リン酸
メタノール
CH3CN
リンゴ酸標準ACSグレード
クエン酸標準ACSグレード
シュウ酸標準ACSグレード
キナ酸標準ACSグレード
g)LC移動相:
0.2Mリン酸緩衝液、pH2.4:−−
リン酸二水素カリウム27.2gを計量してビーカーに入れる。水を加えて950mLにする。pHメータ及び85%リン酸を使用し、pH2.4に調整する。1Lメモリ付き容器に注ぎ入れ、水で定容に調節し、濾過する。
試験試料及び標準の調製
(a)作業標準溶液 − ACSグレードのキナ酸、リンゴ酸、クエン酸、及びシュウ酸を、0.1mg単位でそれぞれ0.200g計量する。水に溶解させ、容積測定フラスコ内で水を加えて体積を100mLにし、濾過する。
(b)試験試料溶液 − 10mLルアー−ロック(Luer-Lok)シリンジを通じて10mLのCH3CN−H2O(50+50)を溶出させることによって、カートリッジを調整する。シリンジを除去し、10mLの空気をカートリッジに通過させる。試料10mLを、調整済みカートリッジに通して溶出させる。初めの4〜5mLを廃棄し、次の4〜5mLを集めてLC分析のために濾過する。
決定:
システムを、100%メタノール(又はメタノール−H2O[70+30])で調整し、続いて水で調整してからリン酸緩衝液で調整する。作業日の終わりにはこの順番を逆にするが、決してメチルアルコールをリン酸緩衝液と接触させてはならない。運転条件:流速0.80mL/分;214nm検出器;周囲温度;感度0.1AUFS。カラムシステムは、糖の前側ピークと水性緑茶抽出物中のキナ酸との間でベースライン分離が達成される時に、満足なものとなる。線形性を確かめるために、試験試料を2回注入するごとに5〜20μLの標準溶液を注入する。5μLの試験試料溶液を注入する。標準及び試験試料応答について、2回の注入の平均を記録する。
h)シュウ酸の計算
%シュウ酸=(PA/PA’)×(V’/V)×C
ここで、PA及びPA’は、それぞれ試験試料及び標準のピーク面積であり、V及びV’は、それぞれ試験試料及び標準の体積であり、Cは、標準の濃度(%)である。
9.総不溶性カルシウム成分の測定:
この方法は、消費可能飲料又は水性茶抽出物中の総不溶性カルシウム成分の濃度を測定するために使用される。消費可能飲料1000g、又は緑茶抽出物の5%w/w水溶液100gを計量し、2000mLビーカーに入れる。10%塩化カルシウム溶液20mLを加える。1時間静置してから80℃まで加熱し、30分間維持する。風袋を量った濾紙に通して濾過する。ゼラチン状の沈殿物を沸騰水で洗う。次いで、沈殿物を乾燥させ、総不溶性カルシウム成分として計量する。
D.(実施例)
(実施例1)
本発明の緑茶強化水飲料を、次の処方にしたがって調製する。
Figure 2007521010
1 硫酸マグネシウムは、20.2%Mgである
2 ビタミンプレミックスは、飲料1人分250mL当たり以下の栄養素を提供する:
Figure 2007521010
ビタミンプレミックス中の亜鉛源は、グルコン酸亜鉛である(13.4%Zn)。
乾燥成分を量り分け、攪拌しながら脱イオン水に加える。成分すべてが溶解するまで混合を続ける。最終飲料は、透明で、茶色味が最小限に抑えられており、濁りがない。飲料は、以下の特質をもつ:
Figure 2007521010
飲料を緑色のプラスチック瓶内に詰める。包装された外観は、実質上、純水と同一である。
(実施例2)
緑茶抽出物強化された2つの水飲料の処方を、次の処方にしたがって調製する:
Figure 2007521010
Figure 2007521010
1硫酸マグネシウムは、20.2%Mgである
2グルコン酸亜鉛は、13.4%Znである
適切な量の乾燥成分を量り分け、該乾燥成分を攪拌しながら脱イオン水に加えることによって、各飲料を調製する。成分すべてが溶解するまで混合を続ける。最終飲料は、以下の特質をもつ:
Figure 2007521010
処方Bは、より低いpHを有しており、処方Aに比べて、430nmにおける吸光度がきわめて低く、茶色味が見た目にあまり明らかではない最終飲料をもたらす。
(実施例3)
本発明の強化スポーツドリンクを、次の処方にしたがって調製する。
Figure 2007521010
1 硫酸マグネシウムは、20.2%Mgである
2 グルコン酸亜鉛は、13.4%Znである
3 ビス−グリシン酸第一鉄(フェロケル(Ferrochel)(登録商標))は、20.2%Feである
乾燥成分を量り分け、攪拌しながら脱イオン水に加える。成分すべてが溶解するまで混合を続ける。次いで、攪拌しながら天然フレーバを加える。完成したドリンクは、以下の特質をもつ:
Figure 2007521010
(実施例4)
カルシウムと共存するナノ濾過された緑茶抽出物を、次のように調製する。サイナーティー(SynerTea)(商標)緑茶抽出物の5%w/w水溶液100gに、硫酸カルシウム二水和物0.22gを加え、15分間攪拌する。処理された抽出物を75.6℃(168°F)に加熱し、10分間保持する。次いで、抽出物を冷却し、0.45μmフィルタに通して濾過する。こうして得られる濾過済みの抽出物は、シュウ酸のような不溶性カルシウム成分を含まず、放置した時に沈殿を生じない。
Figure 2007521010
N.D.=検出されず
(実施例5)
カルシウムと共存する緑茶抽出物を、次のように調製する。プラントエクストラクト(Plantextrakt)(番号285060)緑茶抽出物の5%w/w水溶液100gに、塩化カルシウム二水和物1.6gを加え、15分攪拌する。処理された抽出物を75.6℃(168°F)に加熱し、10分間保持する。次いで、抽出物を冷却し、ワットマン1号紙(Whatmanpaper #1)に通してから0.45μmフィルタに通して濾過する。こうして得られる濾過済みの抽出物は、シュウ酸及びペクチンのような不溶性カルシウム成分を含まず、放置した時に沈殿を生じない。
Figure 2007521010
N.D.=検出されず
(実施例6)
カルシウム及び緑茶抽出物で強化された水飲料を、次の処方にしたがって調製する。添加前に、前述の実施例5に記載した手順を用いてプラントエクストラクト(Plantextrakt)緑茶抽出物の水溶液(5%w/w)を処理して、シュウ酸及びペクチンのようなカルシウム不溶性成分を除去する。
Figure 2007521010
硫酸マグネシウムは、20.2%Mgである
ビタミンプレミックスは、完成飲料1人分250mL当たり以下の栄養素を提供する:
Figure 2007521010
ビタミンプレミックス中の亜鉛源は、グルコン酸亜鉛である(13.4%Zn)。
グルコン酸カルシウムは、9.31%Caである
乾燥成分を量り分け、攪拌しながら脱イオン水に加える。次いで、実施例5で得られた処理済みの緑茶抽出物溶液を加え、成分すべてが溶解するまで混合を続ける。最終飲料は、透明で、濁りがない。飲料は、以下の特質をもつ:
Figure 2007521010
本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、冒頭の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (12)

  1. そのまま飲める飲料組成物であって、(1)少なくとも100ppmの緑茶カテキンと、(2)該組成物250mL当たりにRDIの少なくとも10%の1つまたは複数の多価ミネラルカチオンとを含み、150比濁計濁度単位(NTU)を超過しない濁度を示す飲料組成物。
  2. 少なくとも200ppm、好ましくは少なくとも300ppm、好ましくは400ppmの緑茶カテキンを含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 100NTUを超過しない、好ましくは50NTUを超過しない濁度を示す、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. RDIの少なくとも10%のカルシウムを含み、1000ppmを超過しない総不溶性カルシウム成分を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記多価ミネラルカチオンは、マグネシウム、マンガン、亜鉛、鉄、及びこれらの混合物から成る群から選択され、前記組成物は、実質上カルシウムを含まない、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 430nmにおいて0.15を超過しない吸光度を示し、2〜5のpHを示す、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 乾燥組成物又は濃縮液体組成物であって、水性液体で還元若しくは希釈された時に、(a)少なくとも100ppmの緑茶カテキンと、(b)1人分250mLを基準にRDIの少なくとも10%の1つ以上の多価ミネラルカチオンとを含む消費可能飲料を提供し、該消費可能飲料は、150比濁計濁度単位(NTU)を超過しない濁度を示す、乾燥組成物又は濃縮液体組成物。
  8. 消費可能飲料を提供するために還元若しくは希釈された際に、100NTUを超過しない、好ましくは50NTUを超過しない濁度を示す、請求項7に記載の組成物。
  9. 消費可能飲料を提供するために還元若しくは希釈された際に、RDIの少なくとも約10%のカルシウムを含み、約1000ppmを超過しない総不溶性カルシウム成分を含む、請求項7又は8に記載の組成物。
  10. 前記多価カチオンは、マグネシウム、マンガン、亜鉛、鉄、及びこれらの混合物から成る群から選択され、前記組成物は、実質上カルシウムを含まない、請求項7又は8に記載の組成物。
  11. 消費可能飲料を提供するために還元若しくは希釈された際に、430nmにおいて0.15を超過しない吸光度を示し、2〜約5のpHを示す、請求項7〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 茶抽出物を処理するプロセスであって、
    (a)液体形態の茶抽出物を提供する工程と、
    (b)茶抽出物と可溶性カルシウム源とを組み合わせる工程と、
    (c)不溶性カルシウム成分の沈殿を形成するのに十分な条件下で茶抽出物と可溶性カルシウム源とを相互作用させる工程と、
    (d)茶抽出物から不溶性カルシウム成分を分離する工程と
    を含むプロセス。

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