JP5739614B2 - アミノ酸を高濃度に含有する茶飲料 - Google Patents

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Description

本発明は、アミノ酸を高濃度に含有する茶飲料に関し、より詳細には、加熱劣化臭が緩和された風味良好なアミノ酸を高濃度に含有する容器詰茶飲料に関する。
近年、缶やペットボトル等の容器に充填された容器詰茶飲料が多く開発、市販されており、茶飲料のなかでも、特に緑茶飲料の市場が拡大している。茶飲料、特に緑茶飲料は香気香味が変化しやすいことから、色調、香味、保存性に優れた緑茶飲料の製造方法の開発が望まれており、また、加熱殺菌処理により生成するレトルト臭と呼ばれる加熱劣化臭を防止することも重要な課題となっている。
加熱処理による異臭の発生を抑制する技術としては、加熱劣化臭成分を添加剤分子内に取込み加熱劣化臭を防止する技術、異臭(加熱劣化臭)の原因となる成分を予め除去する技術等が知られている。具体的には、サイクロデキストリンを緑茶抽出液に添加してレトルト臭を除去する方法(特許文献1、非特許文献1)、茶類を20℃以下の冷水で抽出して得た冷水抽出液を除去した後、該残渣の茶類を30〜95℃の温水で再抽出する茶類飲料の製造方法(特許文献2)が挙げられる。
一方、良質な果実様風味を有する香料成分として汎用されているフラネオールは、茶飲料に添加することで、ジャスミン茶特有の花香の香り補強剤となることが開示されている(特許文献3)。またフラネオールは、甘味強化剤としての作用を有することが知られており(特許文献4)、茶飲料に添加することで高級茶葉類が本来有している自然な甘さを付与することができることも開示されている(特許文献5)。さらに、高濃度のカテキン類を配合した非茶系飲料にフラネオールを添加すると、非重合体カテキン類由来の苦味や渋味を緩和できることも開示されている(特許文献6)。
特開平1−174328号公報 特開平11−113491号公報 特開2006−206915号公報 特開昭40−140659号公報 特開2007−167003号公報 特開2008−295370号公報
日本農芸化学会誌,63(1),29〜35(1989)
元来、緑茶は玉露のように茶葉から浸出されるアミノ酸の味が多いほど、良質の茶あるいは上手な抽出法として評価されており、香味の優れた緑茶とはカテキン含量が少なく、旨味が強いものであると言われる事が多い中、消費者の嗜好の高まりから、容器詰茶飲料においても、茶葉中のアミノ酸含量が高い、いわゆる高級茶を急須で淹れたような、旨味やコク味が強く、渋味や苦味が抑えられた茶飲料の開発が望まれている。しかしながら、アミノ酸含量が高い容器詰茶飲料は、製造時の加熱殺菌処理により特有の加熱劣化臭を生成し、また、長期保存中に加熱劣化臭が強調され嗜好性が下がる、変色するという問題もあった。しかし、従来の加熱処理による異臭の発生を抑制する技術は、アミノ酸含量が高い茶飲料では、その効果が十分に満足できるものではなく、また、工業的に有利な手段ではなかった。
本発明は、高濃度にアミノ酸を含有する茶飲料特有の加熱劣化臭を簡便な方法で緩和し、飲用しやすい容器詰茶飲料を提供することにある。
本発明者らは、アミノ酸を高濃度に配合した茶飲料に、種々のフレーバー成分を配合して、加熱劣化臭に対する影響を検討した。その結果、フラネオールに特異的にアミノ酸を高濃度に配合した茶飲料の加熱劣化臭を緩和する作用があることを見出した。また、本発明者らはさらに検討を重ねた結果、特定量以上のカフェインが存在すると、フラネオールの加熱劣化臭の緩和作用が増強され、果実様風味を有するフラネオールの量を減らす、すなわち茶本来の香気香味にほとんど影響を及ぼすことなく、不快な加熱劣化臭のみを緩和することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下に関する。
1.加熱殺菌して製造される容器詰茶飲料であって、以下(a)〜(c)を含有する茶飲料:
(a)アミノ酸 40ppm以上
(b)カフェイン 150ppm以上
(c)フラネオール 50ppb以上。
2.さらに(d)ピラジン類を含有し、フラネオールのピラジン類に対する割合((c)/(d))が2.0以上である、上記1に記載の茶飲料。
3.カテキン類の含量が600ppm以下である、上記1又は2に記載の茶飲料。
4.フラネオール及び/又はピラジン類が、茶葉の抽出物として添加されたものである、上記1〜3のいずれかに記載の茶飲料。
5.アミノ酸を40ppm以上含有し、かつ加熱殺菌して製造される容器詰茶飲料の加熱劣化臭を緩和する方法であって、該飲料の加熱殺菌前に、該飲料中のカフェイン量を150ppm以上、及びフラネオール量を50ppb以上に調整することを含む、方法。
本発明によれば、高濃度にアミノ酸を含有する茶飲料(特に、緑茶飲料)の茶飲料本来の香気香味に影響を与えずに、加熱処理によって生成される加熱劣化臭を緩和することができるので、高級茶を急須で淹れたような味わいで、かつ長期保存における風味の安定性が良好である容器詰茶飲料を提供することができる。
本発明の加熱劣化臭を緩和するのに有効な成分であるフラネオールを、茶葉の抽出物として添加した場合には、香料や添加剤(酸化防止剤を除く)を使用することなく、茶由来の成分だけで簡便に茶飲料を製造できるという利点もある。
(フラネオール)
本発明の茶飲料の有効成分であるフラネオール(furaneol)とは、フィルメニッヒ社の商品名として知られる2,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−3(2H)−フラノン(4-hydroxy-2,5-dimethyl-3(2H)-furanone)の呼称であり、下記式(1)
Figure 0005739614
で表される芳香化合物である。一般にフラネオールは、パイナップルフレーバー、ストロベリーフレーバー、ラズベリーフレーバー、シュガータイプフレーバーに有用とされており、最終製品での使用濃度は5.0〜10.0ppm程度とされている(合成香料 化学と商品知識、印藤元一著、化学工業日報社、2005年)。
本発明では、フラネオールを特定量含有させることにより、高濃度にアミノ酸を含有する茶飲料における加熱劣化臭を緩和させることができる。フラネオールの加熱劣化臭を緩和する作用は、その添加量が多いほど高い効果を発揮するが、フラネオールの持つ果実様風味が茶飲料本来の香気香味を損なうことがある。本発明の茶飲料では、特定量のカフェインを含有させることにより、フラネオールの作用を相乗的に増強し、フラネオールを極めて低い使用濃度、すなわち茶飲料本来の香気香味に影響を及ぼすことのない濃度で、高濃度にアミノ酸を含有する茶飲料の加熱劣化臭を緩和させることができる点に特長がある。低い濃度のフラネオールの作用を増強しうるカフェイン含量は、茶飲料全体に対して150ppm以上、好ましくは200ppm以上であり、カフェインの上限は、通常、500ppm、好ましくは450ppm、より好ましくは400ppm程度である。
本発明におけるフラネオールは、最終製品(加熱殺菌処理された茶飲料)中、50〜200ppb、好ましくは50〜100ppb程度である。フラネオールは市販品の他、合成品を用いてもよく、また天然物からの抽出物を用いてもよい。例えば、スイス特許第474500号等にその製造方法が記載されている。合成品や天然物から単離精製されたフラネオールを用いる場合、フラネオールをそのまま茶飲料に添加して用いてもよいが、デキストリンのような固体担体と混合したり、通常飲食品に使用される食用溶剤(例えばエタノール)に溶解させたりして、香料組成物として製剤化して用いると好適である。
また、本発明のフラネオールは、香味の観点から茶葉由来のフラネオールを用いることが好ましく、特に茶葉の抽出物の形態で添加することが好ましい。高級茶葉とフラネオール含有量には、明確な相関関係があることが報告されている(特許文献5、表1参照)。本発明の茶葉の抽出物としてのフラネオールには、高級茶葉から異臭(加熱劣化臭)の原因となる成分を除去或いは少なくした抽出液(例えば低温で抽出した後の二煎目以降の抽出液、特許文献2参照)を用いることができるが、茶葉から水蒸気蒸留等でフラネオールを多く含む成分を分画して得られる抽出物を用いるのが好適である。水蒸気蒸留の条件としては、常圧下、空間速度(SV)が20〜100(単位:1/h)の条件が例示される。
(ピラジン類)
本発明の茶飲料は、さらにピラジン類を含有させることで、加熱劣化臭を効果的に緩和させることができる。ピラジン類とは、メチルピラジン、2,5−ジメチルピラジン、2,6−ジメチルピラジン、エチルピラジン、2,3−ジメチルピラジン、エチルメチルピラジン、3−エチル−2,5−ジメチルピラジンなどが知られている。ピラジン類は、通常、Camellia属(例えばC. sinensis、C. assamica、やぶきた種及びそれらの雑種)から得られる茎や茶葉で火入れ加工を施したものから抽出により得られる成分である。本明細書中では、前記の中より2,5−ジメチルピラジンと2,6−ジメチルピラジンの合計量をピラジン類(d)とする。
本発明の茶飲料では、飲料全体に対して、ピラジン類(d)を含有する火入れ加工を施した茎又は茶葉の抽出物を一定量配合し、かつ、フラネオール(c)を含有する茶抽出物等を一定量配合することにより、茶飲料中のフラネオールとピラジン類との比率((c)/(d))を調節することができる。ピラジン類が多量に存在すると苦味や焦げ臭が発現する場合があるが、上記範囲内に調節することで、フラネオールとピラジン類の相加的又は相乗的な加熱劣化臭の緩和作用が得られる。フラネオールとピラジン類との好ましい比率((c)/(d))は、2.0以上であり、より好ましくは5.0以上、さらに好ましくは11.0以上である。
(アミノ酸含有茶飲料)
本発明の茶飲料は、40ppm以上(好ましくは45pppm以上、より好ましくは50ppm以上、特に好ましくは55ppm以上)という高濃度のアミノ酸を含有する。ここで、本明細書中でいうアミノ酸とは、アルギニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、アラニン、グリシン、プロリン、グルタミン酸、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、トリプトファン、シスチン及びテアニンの19種類のアミノ酸の総称であり、茶飲料中のアミノ酸含量とは、前記19種類のアミノ酸の合計量に基づいて定義される。本明細書中では茶飲料中のアミノ態窒素量を測定することで、茶飲料のアミノ酸含量を便宜的に求める。具体的な測定方法は、後述の実施例の欄で説明する。
40ppm以上という高濃度のアミノ酸を含有すると、加熱劣化臭(レトルト臭、イモ臭とも言われる)が顕著となり、加熱殺菌後の茶飲料の品質が低下するという問題を、本発明では、茶飲料にさらに特定量のフラネオール及びカフェインを含有させることにより、加熱劣化臭を緩和させることができ、急須で淹れた高級茶を想起させる味わいを実現できる。すなわち、本発明の茶飲料は、加熱殺菌して製造される容器詰茶飲料であって、(a)アミノ酸 40ppm以上、(b)カフェイン 150ppm以上、(c)フラネオール 50ppb以上を含有することを特徴とするものである。
ここで、カフェインとしては、合成品を用いても天然物を用いてもよいが、本発明の効果の一つである茶由来の成分以外の添加剤を用いることなく高級茶の香気香味を容器詰飲料の形態で実現できるという観点からは、茶葉由来のカフェインが上記範囲となるように調整することが好ましい。カフェインを調整する方法としては、カフェインを多く含有する茶葉を原料として、高温(70℃以上、好ましくは75℃以上、より好ましくは80℃以上、特に好ましくは85℃以上)で抽出して得られる茶葉抽出液またはその濃縮物を添加する方法が例示される。
さらに、茶飲料の風味を決定する重要な因子として、カテキン類が挙げられる。カテキン類の苦味・渋味は、加熱劣化臭のマスキングに効果を奏することもあるが、カテキン類の苦味・渋味は、本発明の目的とする高級茶を想起させる旨味やコク味が強く、渋味や苦味が抑えられた茶飲料の風味の実現には不向きである。本発明の目的とする香気香味の観点から、本発明の茶飲料におけるカテキン類含量は、600ppm以下、好ましくは500ppm以下となるように調整することが好ましい。カテキン類の調整は、茶葉の抽出工程における溶媒(水)の量、温度、時間等により適宜調整できるが、従来知られた方法、例えば吸着樹脂や活性炭等を用いてカテキン類を選択的に除去することもできる。なお、本明細書中カテキン類とは、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、カテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピガロカテキンガレートを合わせての総称であり、カテキン類含量は、上記8種の合計量に基づいて定義される。
本発明の(a)アミノ酸 40ppm以上、(b)カフェイン 150ppm以上、(c)フラネオール 50ppb以上、(好ましくはカテキン類 600pm以下)を含有する茶飲料は、例えば以下のようにして製造される。まず、茶飲料のベースとなる茶抽出液を得る。原料茶葉としては、アミノ酸含量の高い茶葉、いわゆる高級茶葉を用いることが好ましく、具体的には、玉露、かぶせ茶、碾茶などが挙げられる。原料茶葉に対して5〜500倍量、好ましくは5〜100倍量の水(温度:20〜60℃、好ましくは40〜60℃)を用いて抽出を行うと、アミノ酸含量の高く、カテキン含量の低い茶葉の抽出液が得られる。抽出時間は抽出溶媒(水)の温度や量、撹拌の程度によって変化するが、通常、30秒〜30分、好ましくは1〜10分である。抽出後には、公知の方法で茶葉を分離する。なお、抽出の際には、L-アスコルビン酸等の酸化防止剤や、炭酸水素ナトリウム等のpH調整剤を添加してもよい。
このベースとなる茶抽出液に、前記のフラネオールを添加し、適度な濃度に希釈し、必要に応じてカフェイン、カテキン類含量を調整し、本発明の茶飲料用調合液とする。なお、ベースとなる茶抽出液のアミノ酸含量が40ppm未満である場合には、アミノ酸を高濃度に含有する茶抽出物を添加して、所定濃度になるように調整する。アミノ酸を高濃度に含有する茶抽出物としては、国際公開公報WO2009/041555に記載の茶抽出物を例示できる。
茶飲料用調合液には、L-アスコルビン酸等の酸化防止剤や、炭酸水素ナトリウム等のpH調整剤を添加してもよい。茶飲料、特に緑茶飲料では、そのまったりとしたまろやかな香気香味を実現するためにpHを高く設定したいものの、微生物問題および加熱劣化臭の観点からpHを高くできず、容器詰緑茶飲料においては、通常、pH6.0〜6.4程度であるが、本発明の茶飲料は、フラネオールの抗菌活性を期待できることから、6.4を超えるpHに設定できるという特徴もある。したがって、加熱殺菌後の茶飲料のpHが6.4〜7.0になるように調合液のpHを調整することが好ましい。
調合液を殺菌して容器に充填する、又は容器に充填した後に加熱殺菌(レトルト殺菌等)を行うことで、容器詰茶飲料とすることができる。本発明における加熱殺菌とは、調合液を110℃以上に加熱することにより、調合液を殺菌することをいい、例えば、レトルト殺菌や、UHT殺菌などの処理が挙げられる。例えば缶飲料とする場合には、調合液を缶に所定量充填し、レトルト殺菌(例えば、110〜140℃、1〜数十分)を行う。ペットボトルや紙パック、カップ、瓶飲料とする場合には、例えば120〜150℃で1〜数十秒保持するUHT殺菌等を行い、所定量をホットパック充填或いは低温で無菌充填する。
なお、本発明の茶飲料を充填する容器としては、アルミ缶、スチール缶、PETボトル、ガラス瓶、紙容器、カップなど、通常用いられる容器のいずれも用いることができる。
以下、実験例及び実施例を示して本発明の詳細を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の茶飲料中に含有するフラネオール、ピラジン類、カテキン、カフェイン、アミノ酸は次の方法で測定する。
フラネオール、ピラジン類
分析にはAgilent Technologies社のTDU−GC/MSを用いた。香気成分の抽出・濃縮にはGERSTEL社のtwisterを使用した。試料5gに塩化ナトリウム1.5gを溶解させた後、twisterにて1時間撹拌して抽出した。成分の定量は標準添加法にて行った。標準試薬としては、東京化成工業株式会社 2,5-dimethyl-4-hydroxy-3(2H)-furanone及び、東京化成工業株式会社 2,5-dimethyl pyrazineを使用した。分析条件は以下のとおりである。
ガスクロマトグラフィー:Agilent Technologies 7890A GC System
検出器:Agilent Technologies 5975C inert XL MSD
カラム:HP-INNOWAX 10M, 0.2mm, 0.2um
キャリアーガス:ヘリウム1ml/min
温度条件:60℃(0.5min)→(24℃/min)→260℃(2min)。
カテキン、カフェイン
試料となる茶飲料をフィルター(0.45μm)でろ過し、HPLC分析に供した。HPLCの分析条件は以下のとおりである。
分析装置:東ソー株式会社、TOSOH HPLCシステム LC8020 model II
[マルチステーション:LC−8020、ポンプ:CCMC−II、オートサンプラ:AS−8021、検出器:UV−8020、カラムオーブン:CO−8020、オンラインデガッサ:SD−8023]
分析条件:[カラム:TSKgel ODS-80TsQA、溶離液A:10%アセトニトリル/水 0.05%TFA、溶離液B:80%アセトニトリル/水 0.05%TFA、流速:1.0ml/min、温度40℃、検出:UV275nm]。
アミノ酸
アミノ酸は、飲料中のアミノ態窒素を測定した。アミノ態窒素は、TNBS法(trinitro benzene sulfonic acid法)で測定した。まず、試料となる茶飲料に、リン酸緩衝溶液及び0.1% 2,4,6−Trinitro benzene sulfonic acid−Na塩水溶液を混合し、45℃で90分間反応させた後、蛍光強度(OD340nm)を測定した。グリシン標準液から検量線を作成し、試料中のアミノ態窒素の含有量をグリシン相当として算出した。
実施例1.フラネオール添加茶飲料(1)
原料茶としてアミノ酸含量の高い一番茶かぶせ茶を用い、茶葉の乾燥重量に対して25倍量の水を抽出溶媒として用いた。55℃の温水で7分間抽出した後、茶葉を分離し、さらに遠心分離処理して粗大な粉砕茶組織や茶粒子などの固形分を除去して、抽出液Aを得た。
この抽出液Aをアミノ酸含量が75ppmとなるように希釈した(比較例1)。これに、フラネオール(純度95%以上)を表1の濃度になるように添加し、L−アスコルビン酸及び炭酸水素ナトリウムを添加してpHを6.7に調整した後、125℃×7分間殺菌することにより本発明の緑茶飲料(本発明品1〜3)を得た。
得られた緑茶飲料のフラネオール、ピラジン類、アミノ酸、カフェイン及びカテキン含有量を測定し、官能評価を実施した。官能評価は、旨み、すっきり感、加熱劣化臭の有無について、専門パネラー5名でそれぞれ6段階(5点;著しく強く感じる、4点;強く感じる、3点;感じる、2点;やや感じる、1点;わずかに感じる、0点;全く感じない)で評価し、その平均点を算出した。
結果を表1に示す。表1から明らかなように、フラネオール濃度が40ppbの茶飲料(比較例1)では加熱劣化臭(レトルト臭)が顕著であったのに対し、フラネオール濃度が50ppb以上の茶飲料(本発明品1〜3)では、加熱劣化臭が緩和されており、旨み豊かでまったりとした香気香味であった。
Figure 0005739614
実施例2.フラネオール添加茶飲料(2)
実施例1で得た茶抽出液Aを用い、アミノ酸含量が40ppmとなるように希釈し、実施例1と同様にフラネオールを表2の濃度となるように添加した(比較例3)。これに、実施例1と同様にフラネオールを表2の濃度となるように添加し、L−アスコルビン酸及び炭酸水素ナトリウムを添加してpHを6.7に調整した後、125℃×7分間殺菌することにより本発明の緑茶飲料を得た(本発明品4)。
また、比較例2として、実施例1の抽出液Aをアミノ酸含量が20ppmとなるように希釈し、アミノ酸含有茶抽出物を添加して表2の成分となるように調節した茶飲料を製造した。すなわち、カラム型抽出機に緑茶葉(火入れ度:弱)を封入して25℃の水を通液し、低温抽出液(ア)を得、次にこの抽出残渣に75℃の温水を通液して高温抽出液(イ)を得、この抽出残渣に酵素(プロテアーゼ及びペクチナーゼ)処理を実施し酵素反応液(ウ)を得、上記の(ア)及び(ウ)の全量を混合してアミノ酸含有茶抽出物(Brix0.8)を得、これを実施例1の抽出液Aをアミノ酸含量が20ppmとなるように調整した希釈液に混合して表2の比較例2の茶飲料を得た。
さらに、比較例4として、強火で火入れ加工した茶葉(一番かぶせ茶)を用い、茶抽出液Aと同様に抽出を行って抽出液を得、これをアミノ酸含量が40ppmとなるように希釈して茶飲料を得た。
比較例2〜4についても、実施例1と同様にpH調整、殺菌を行った後、本発明品4、及び比較例2〜4について、実施例1と同様に、各種成分の分析及び官能評価を行った。
結果を表2に示す。フラネオールを50ppb以上、カフェインが200ppmとなるように調節された茶飲料(本発明品4)は、加熱劣化臭が緩和されており、旨み豊かでまったりとした香気香味であった。一方、フラネオールが50ppb以上配合されていてもカフェインが150ppm未満である茶飲料(比較例4)は加熱劣化臭が有効に緩和されていなかった。
Figure 0005739614
実験例3.フラネオール含有茶抽出物を添加した茶飲料
実験例1と同様の方法で原料茶を抽出し、遠心分離処理して抽出液を得た後、L−アスコルビン酸及び炭酸水素ナトリウムを添加してpH6.7に調整した。これに以下の方法により調製したフラネオール含有茶抽出物を0.1%添加し、125℃×7分間殺菌することにより本発明の緑茶飲料(本発明品5)を得た。得られた緑茶飲料について、実施例1に記載の方法にしたがってフラネオール濃度、アミノ酸、カフェイン及びカテキン含有量を測定し、官能評価を行った。
フラネオール含有茶抽出物(Brix8.4、フラネオール含量;6ppm)は、以下の方法にて作成した。
秋冬番茶を強火で火入れした焙じ茶を、常圧下でSV(空間速度)50h−1で水蒸気蒸留を行い、留出液を得た。次いで茶葉を抽出し、この抽出液に活性炭処理を行なった後、遠心分離と濾過により活性炭を分離・清澄化させ、減圧下で濃縮を行った。上記留出液と濃縮液を配合し、得られたエキスを80℃×30sec.で加熱殺菌し、フラネオール含有茶抽出物を得た。
結果を表3に示す。フラネオール含有茶抽出物を添加した場合でも、加熱劣化臭緩和の効果が認められた。
Figure 0005739614

Claims (5)

  1. 加熱殺菌して製造される容器詰茶飲料であって、以下(a)〜(c)及び(e)を含有する茶飲料:
    (a)アミノ酸 40ppm以上
    (b)カフェイン 200ppm以上
    (c)フラネオール 50ppb以上
    (e)カテキン類 600ppm以下。
  2. さらに(d)ピラジン類を含有し、(c)フラネオールの(d)ピラジン類に対する割合((c)/(d))が2.0以上である、請求項1に記載の茶飲料。
  3. (c)フラネオール及び/又は(d)ピラジン類が、茶葉の抽出物として添加されたものである、請求項に記載の茶飲料。
  4. pHが6.4〜7.0である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の茶飲料。
  5. アミノ酸を40ppm以上含有し、かつ加熱殺菌して製造される容器詰茶飲料の加熱劣化臭を緩和する方法であって、該飲料の加熱殺菌前に、該飲料中のカフェイン量を200ppm以上、フラネオール量を50ppb以上、及びカテキン類量を600ppm以下に調整することを含む、方法。
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