JPH10290659A - 製茶工場内の収集装置 - Google Patents

製茶工場内の収集装置

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JPH10290659A
JPH10290659A JP11621197A JP11621197A JPH10290659A JP H10290659 A JPH10290659 A JP H10290659A JP 11621197 A JP11621197 A JP 11621197A JP 11621197 A JP11621197 A JP 11621197A JP H10290659 A JPH10290659 A JP H10290659A
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JP
Japan
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tea
collection
suction
factory
collecting
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Pending
Application number
JP11621197A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Nishino
鋭一 西野
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Terada Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Terada Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的に収集して茶粉に含まれている良質な
成分を製品として利用することを目的としている。 【解決手段】 空気輸送装置による集塵手段と、製茶工
場内の収集経路と、吸込手段とからなる収集装置におい
て、該集塵手段の排出口を製茶工程の搬送装置上に設け
るという手段をとる。 【効果】 収集物を再利用する場合には、集塵手段から
排出するだけで製茶工程に戻すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製茶工場内に散乱
する茶粉、ゴミ、または製茶機械に付着した茶渋等の収
集物を空気輸送装置(以下、風送と呼ぶ)により収集す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】茶を乾燥する過程では、多くの茶粉がで
きる。近年、できるだけ茶粉が飛び散らないような製茶
機械を発明しているが、乾燥が進むに従い、製茶工場に
は多量の茶粉が散乱してくる。従来は、その茶粉を作業
員が箒とちりとりで掃き集めたり、市販されている電気
掃除機で収集したりしていた。集めた茶粉を製品として
利用する場合は手作業で製茶工程に戻し、廃棄処分とす
る場合はゴミ袋まで歩いていって処分していた。
【0003】製茶工場内で茶粉を風送する時の収集経路
は、塩化ビニル製直管を使用する場合には塩化ビニル製
継手、ネジ付鉄製パイプを使用する場合にはネジ付鉄製
継手を使用していた。
【0004】また、製茶の過程では、茶を乾燥しながら
揉む為、製茶機械の底板には茶シブが付着する。この茶
シブを掃除するために、作業員が製茶機械の底板を金属
製のヘラでこすっていた。また、こすり取った茶シブを
製茶機械から取出し、廃棄することも手作業で行ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】市販されている電
気掃除機の場合、家庭用のものは能力が小さく、一般工
場用のものは大きくて持ち運びが大変である。また、電
気掃除機内にたまった茶粉は作業員が取出し、一か所に
集めて再利用したり、廃棄処理するという作業が残って
いる。また、箒とちりとりで茶粉を掃き集める方法はす
べて手作業であり、広い製茶工場内のすべてを箒とちり
とりで掃除することは作業員にとって大変な重労働であ
る。更に、製茶工場内に多量の茶粉が散乱していること
は、非衛生的であり、作業員にとって大変不快な環境で
ある。この発明は、茶粉を回収することによって快適な
作業環境を作ること、及び単に茶粉を集めて廃棄処分に
するのではなく、効率的に収集して茶粉に含まれている
良質な成分を製品として利用することを目的としてい
る。
【0006】製茶工場内に収集経路をはりめぐらせた場
合、収集経路は非常に長いものとなり、曲がる箇所が多
くなるため、集塵手段の吸引能力が落ちてしまう。広い
製茶工場では、集塵手段の容量を大きくするか、また
は、複数台設けるかしなければならない。また、収集経
路に塩化ビニル製直管を用いる場合はコストが安く、配
管工事も楽だが、収集物を風送する際に静電気が発生す
るため、収集経路のまわりに収集物が付く。更に、発生
した静電気によって感電する恐れがあり、危険であり、
風送の空気圧により、直管が変形することがあった。収
集経路にネジ付鉄製継手を使用する場合は、配管工事に
手間がかかり、継手部分に収集物が詰まった時に継手を
はずして、収集物を取り除くことは大変である。
【0007】製茶機械の底板の茶シブを金属製ヘラでこ
すり取ることは重労働であり、こすり取った茶シブを捨
てなければならない。こすり取った茶シブを電気掃除機
で吸い取る場合、吸い込み口は平らであるのに対し、底
板は凹凸状なので、きれいに吸い取ることができない。
楽に掃除をする為に、こすり取りながら、吸い取ること
ができる吸込口を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明では、上記目的を達
成するために、風送による集塵手段と、製茶工場内の収
集経路と、吸込手段とからなる収集装置において、該
集塵手段の排出口を製茶工程の搬送装置上に設ける、
該集塵手段の排出口に袋取付手段を設ける、該集塵手
段に収集経路を複数個接続する、該収集経路をネジ無
し鉄製直管と、ネジ無し塩化ビニル製継手で構成する、
該吸込手段の吸込口の先端を製茶機械の底板の凹凸に
対応する凸形状とする、という手段をとる。
【0009】
【発明の実施の形態】上記のように構成された収集装置
において、吸込手段を収集経路の必要箇所の接続口に接
続し、集塵手段を起動する。吸込手段によって、収集物
を吸い込み、収集経路を通って、集塵手段へ集められ
る。収集物が一定量になったら集塵手段内の収集物を搬
送装置上に取出すか、袋取付手段を用いて集塵手段の排
出口に袋を取り付け、袋に直接収集物を投入する。収集
経路(特に継手部分)に収集物が詰まった時には、ネジ
無し塩化ビニル製継手を取りはずすことにより、詰まっ
た収集物を除去することができる。凸形状の吸込口で製
茶機械の底板をこすることにより、底板の茶シブをこす
り取りながら、こすり取った茶シブを吸い込む。
【0010】
【実施例】図1は実施例1であり、製茶工程の該略図で
ある。実施例1の製茶工程は、蒸機→粗揉機→揉捻機→
中揉機→精揉機→乾燥機→合組機→袋詰機で構成されて
おり、各製茶機械の間は搬送装置9で接続されている。
(製茶工程はこの限りではない)本実施例では、集塵手
段を精揉機と乾燥機の間の搬送装置9上に設置する。
(他のところでも良い)集塵手段は吸引機1(例えばフ
ァン)と、分離機2(例えばサイクロン、フィルタ等)
で構成されており、3は収集経路であり、弁4を備えた
接続口5が設けられている。収集経路3は製茶工場の全
域に張りめぐらされた輸送管であり、図4のように、ネ
ジ無し鉄製直管(本実施例では#51)25とネジ無し
塩化ビニル製継手(本実施例ではDL50)26で構成
されている。分離機2には複数の輸送管接続口(図示し
ない)が設けられており、輸送管接続口(図示しない)
にはそれぞれ輸送管3があらかじめ接続されている。輸
送管3の途中には、弁4を備えた接続口5が複数個設け
られており、この接続口5には吸込手段が接続できるよ
うになっている。吸込手段が接続口5に接続されている
場合には、弁4が開き、空気が通る。また、接続されて
いない場合には弁4が閉じ、空気は漏れない。吸込手段
は、ジョイント部6、フレキシブルダクト7、吸込口8
により構成されている。吸込手段は持ち運びが容易であ
り、必要な時にジョイント部6を輸送管3の接続口5に
任意に接続する。吸引機2を起動し、茶粉、又はゴミ等
の収集物を吸込口8から吸い込むと、収集物は矢印のよ
うに輸送管3内を移動し、分離機2に集められる。
【0011】図2は実施例2であり、製茶工程の一部の
正面図である。9は製茶機械、10はバケットコンベ
ヤ、11はトラフコンベヤである。1は吸引機であり、
分離機2をトラフコンベヤ11上に設け、排出口13か
ら排出された収集物をトラフコンベヤ11に排出する。
通常は、排出口13を排出扉14で閉じておくとよい。
15はバンド式の袋取付金具であり、大海袋、ゴミ袋等
を取り付けることができる。本実施例では、集塵手段に
は輸送管3が2本接続されていて、製茶工場内を略2分
割して張りめぐらされている。輸送管3は歩行の邪魔に
ならないように、上方に設けられている。輸送管3には
メイン弁16,17が設けられており、使用する輸送管
3のメイン弁16,17のみを開き、使用しない輸送管
3のメイン弁16,17は閉じる。例えば、本実施例の
ように、吸込手段のジョイント部6を接続口5に接続
し、メイン弁16(左)を閉じ、メイン弁17(右)を
開き、吸引機1を起動し、収集物を吸込口8から吸い込
む。通常の吸込口8は、広く大きいものが良い。
【0012】収集物が製品として利用可能な茶粉であ
り、該茶粉を製茶工程に戻す場合は、茶粉がたまった時
に、排出扉14を開き、排出口13からトラフコンベヤ
12へ茶粉を排出する。該茶粉は製茶中の茶葉に混ざ
り、製茶される。収集物をそのまま製品とする場合に
は、袋取付金具15に大海袋等の出荷用の袋19を取り
付け、排出扉14を開き、出荷用の袋19へ投入する。
収集物がゴミの場合には、袋取付金具15にゴミ袋等の
廃棄用の袋19を取り付け、排出扉14を開き、廃棄用
の袋19へゴミを排出し、そのまま廃棄処分する。
【0013】図3は実施例3であり、製茶工場の一部の
正面図である。18はエアチャック式の袋取付金具であ
る。3は輸送管であり、ネジ無し鉄製直管25を製茶機
械10に固定し、アースする。また、製茶機械10に予
めネジ無し鉄製直管25を備えて、機械間の配管をする
だけでも良い。本実施例の様に、低い位置(地上30cm
以下)に配管すれば、輸送管3上に溜った収集物も吸い
込むことができる。輸送管3の曲がっている継手部分
(ネジ無し塩化ビニル製継手26)は、収集物が詰まり
やすく、直管(ネジ無し鉄製直管25)部分にも収集物
がたまる。ネジ無し鉄製直管、ネジ無し塩化ビニル製継
手を用いることにより、詰まった部分のネジ無し鉄製直
管25のみを容易に分解し、掃除をする。また、風送に
よって起こる静電気は、ネジ無し鉄製直管25をアース
して用いることにより、静電気が起こらない。
【0014】図5,6は吸込口8の形状である。20は
製茶機の底板であり、表面は凹凸状をしている。吸込口
8は底板20に対応した凸形状をしており、底板20の
凹部の茶シブ21をこすり取りやすくなっている。吸引
機1を起動して、茶シブ21が付着している底板20の
凹凸に合わせて吸込口8でこすると、茶シブ21が底板
20から取れ、取れた茶シブ21はそのまま吸込口8か
ら吸い込まれ、収集経路3を通って、集められる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果がある。
【0016】収集物を再利用する場合には、集塵手段か
ら排出するだけで製茶工程に戻すことができる。また、
収集物を直接製品とする場合には、袋取付金具に出荷用
の袋を取り付け、袋に直接投入することができる。ま
た、収集物を廃棄処分とする時は、袋取付金具に廃棄用
の袋を取り付け、廃棄することができる。収集物を手作
業で持ち運ぶ必要なく、次の用途に移送することがで
き、重労働から解放される。
【0017】集塵手段に収集経路を複数接続したため、
ひとつの収集経路の距離が短くて済み、集塵手段の容量
を大きくする必要がなく、吸引能力が落ちない。吸引能
力が十分なので、収集物が詰まりにくい。ネジ無し塩化
ビニル製継手を用いることにより収集経路の配管作業が
簡単になり、収集物が収集経路途中に詰まった場合でも
容易に取り除くことができる。また、ネジ無し鉄製直管
を用いることにより、丈夫で、静電気が起こらず、安全
である。
【0018】吸込口を、製茶機械の底板の凹凸に対応し
た凸形状とすることにより、製茶機械の底板に付着した
茶シブを容易に取ることができる。また、取った茶シブ
を吸い取るため、茶シブを捨てる手間が省け、きれいに
吸い取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の製茶ラインの該略図。
【図2】実施例2の正面図。
【図3】実施例3の正面図。
【図4】継手の詳細図。
【図5】吸込口の正面図。
【図6】吸込口の側面図。
【符号の説明】
1 吸引機 2 分離機 3 収集経路(輸送管) 4 弁 5 接続口 6 ジョイント部 7 フレキシブルダクト 8 吸込口 9 搬送装置 10 製茶機 11 バケットコンベヤ 12 トラフコンベヤ 13 排出口 14 排出扉 15 袋取付金具 16 メイン弁 17 メイン弁 18 袋取付金具 19 袋 20 底板 21 茶シブ 25 直管 26 継手

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気輸送装置による集塵手段と、製茶工
    場内の収集経路と、吸込手段とからなる収集装置におい
    て、該集塵手段の排出口を製茶工程の搬送装置上に設け
    ることを特徴とする製茶工場内の収集装置。
  2. 【請求項2】 空気輸送装置による集塵手段と、製茶工
    場内の収集経路と、吸込手段とからなる収集装置におい
    て、該集塵手段の排出口に袋取付手段を設けることを特
    徴とする製茶工場内の収集装置。
  3. 【請求項3】 空気輸送装置による集塵手段と、製茶工
    場内の収集経路と、吸込手段とからなる収集装置におい
    て、該集塵手段に収集経路を複数個接続することを特徴
    とする製茶工場内の収集装置。
  4. 【請求項4】 空気輸送装置による集塵手段と、製茶工
    場内の収集経路と、吸込手段とからなる収集装置におい
    て、該収集経路をネジ無し鉄製直管とネジ無し塩化ビニ
    ル製継手で構成することを特徴とする製茶工場内の収集
    装置。
  5. 【請求項5】 空気輸送装置による集塵手段と、製茶工
    場内の収集経路と、吸込手段とからなる収集装置におい
    て、該吸込手段の吸込口の先端を製茶機械の底板の凹凸
    に対応する凸形状とすることを特徴とする製茶工場内の
    収集装置。
JP11621197A 1997-04-18 1997-04-18 製茶工場内の収集装置 Pending JPH10290659A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011055789A1 (ja) 2009-11-09 2011-05-12 サントリーホールディングス株式会社 アミノ酸を高濃度に含有する茶飲料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011055789A1 (ja) 2009-11-09 2011-05-12 サントリーホールディングス株式会社 アミノ酸を高濃度に含有する茶飲料

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