JP7064645B1 - エピガロカテキンガレートを含有する容器詰緑茶飲料 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、常温で長時間保管した場合にも香味劣化が抑制された、高濃度のエピガロカテキンガレートを含有する容器詰緑茶飲料を提供することである。【解決手段】本発明によって、エピガロカテキンガレートの含有量が90~1000ppmであり、L-テアニンの含有量が95~1000ppmであり、ノナナールの含有量が0.5~10ppbである容器詰緑茶飲料が提供される。【選択図】なし

Description

本発明は、高濃度のエピガロカテキンガレートを含有する容器詰緑茶飲料に関する。
RTD飲料(RTD=Ready-To-Drink、蓋を開けてすぐ飲めるボトルや缶などの容器入り飲料)は、多忙な現代人に手軽さと携帯性という利点を提供することから、大きな市場を形成している。特に、消費者の健康志向から、カテキン類を含有する容器詰緑茶飲料に注目が集まっている。しかし、容器詰緑茶飲料は、長時間の流通や保管によって香味成分が劣化し、緑茶飲料に特徴的な、フレッシュな香味が飲用時に感じられにくくなることがあった。
そこで、容器詰緑茶飲料の品質の劣化を防止する方法が種々提案されている。例えば、一時加熱・脱酸素工程における溶存酸素量を0.1~3.0ppmに調整することによって容器詰飲料の経時劣化を抑制する方法(特許文献1)、成分組成が異なる2種以上の飲料組成物をそれぞれ別々の飲料収容部に充填し、飲用時にこれらを混合する形態とすることによって、飲料の経時的な香味の劣化を抑制する方法(特許文献2)、ブドウ種子抽出物、ヤマモモ抽出物及びビタミンEからなる群から選択される1以上を含む、透明容器詰めの緑茶飲料における光劣化に伴う香味変化を抑制する方法(特許文献3)、酸化防止剤としてL-アスコルビン酸又はその塩を添加する方法、ならびにヘッドスペースガスを不活性ガス(窒素ガス)に置換する方法(非特許文献1)などがある。また、サイクロデキストリンを添加して緑茶飲料のレトルト臭を除去する方法(特許文献4)もある。
特開2015-208303号公報 国際公開WO2019/131997 特開2019-170200号公報 特開平1-174328号公報
茶業研究報告、64号、p.35-38、1986年 Tachibana H, et al. Nat. Struct. Mol. Biol. 2004 11; 380-381
緑茶の健康機能には、特にエピガロカテキンガレート(EGCg)が関与していると言われている(非特許文献1)。EGCgについて、抗がん作用、血管機能調節作用、免疫増強作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用など、多くの健康機能が報告されている。そこで、緑茶の健康機能を期待して、EGCgを高濃度に含む緑茶飲料が開発されているが、EGCgを高濃度に含有する容器詰緑茶飲料は、常温での長時間の保管による香味劣化が、より一層顕著となるという問題がある。
本発明は、常温で長時間保管した場合にも香味劣化が抑制された、高濃度のEGCgを含有する容器詰緑茶飲料を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題に対して鋭意検討した結果、L-テアニンがその目的を達成し
得ることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、これに限定されるものではないが、以下の態様を包含する。
[1] エピガロカテキンガレートの含有量が90~1000ppmであり、L-テアニンの含有量が95~1000ppmであり、ノナナールの含有量が0.5~10ppbである容器詰緑茶飲料。
[2] カテキン類の含有量が1200ppm以下である、請求項1に記載の飲料。
本発明によれば、高濃度のEGCgを含有する緑茶飲料を常温で長時間保管した場合に知覚される劣化臭を効果的にマスキングすることができる。これにより、高濃度のEGCgを含有するにも関わらず、良好な風味等を呈する容器詰緑茶飲料を提供することが可能となる。本発明は、製造において特殊な設備投資も必要とせず工業生産性に対するマイナス影響が極めて少ないという利点もある。
(緑茶飲料)
本発明は、高濃度のエピガロカテキンガレート(EGCg)を含有する緑茶飲料に関する。本明細書における「緑茶飲料」とは、緑茶葉の抽出物を配合して調製した飲料をいい、本発明の緑茶飲料の好適な一つの態様として、緑茶抽出物を主成分とする飲料が挙げられる。ここで、緑茶抽出物を主成分とする飲料とは、食品表示法(平成27年4月施行)で表記される原材料表示において、「緑茶」「緑茶抽出物」などの緑茶に関する表記が上位に記載される飲料をいう。好ましくは、原材料表示で緑茶に関する表記が1番目又は2番目に表記される飲料であり、より好ましくは1番目に表記される飲料である。
緑茶飲料の香気成分は不安定なものが多く、酸素、光、熱等により徐々に劣化し、長期間の保存に伴って緑茶本来の香味、香気が消失したり、異味異臭(劣化臭)が発生したりする。特に、高濃度のEGCgを含有する緑茶飲料では、劣化臭が強く知覚される傾向にある。ここで、本明細書における緑茶飲料の劣化臭とは、イモ臭、薬品臭、紅茶臭と表される不快臭(オフフレーバー)を意味し、JIS Z 8144:2004に記載の「製品又は試料に本来備わっていない異質な風味」をいう。EGCgを高濃度に含む飲料の劣化臭は、飲料を口に含んだ際のミドル~ラストに知覚される。
本発明の緑茶飲料は、この劣化臭が顕著に発現する高濃度のEGCgを含有する緑茶飲料を対象とする。本明細書における「高濃度のEGCgを含有する緑茶飲料」とは、EGCgを90~1000ppm、好ましくは100~900ppm、より好ましくは110~800ppm含有する緑茶飲料である。本明細書において、「ppm」及び「ppb」は、緑茶飲料の単位容積中に含まれる各成分の濃度(mg/L、μg/L)を意味する。
本明細書における「エピガロカテキンガレート(EGCg)」とは、エピカテキンの8番目の炭素に没食子酸がエステル結合した構造を有する化合物であり、多くのフェノール性水酸基を有する。EGCgは、緑茶飲料の原料に由来するものでも、新たに加えられたものでもよい。また、EGCgは、飲食品の分野において通常使用されているものであれば特に制限されず、例えば、化学合成品でも、EGCgを含有する茶等の天然物質から抽出したものでもよい。EGCgの市販品としては、例えば、テアビゴ(商標:DSMニュートリション ジャパン、EGCg純度:93%)等を挙げることができる。茶葉から抽
出したものを用いる場合、抽出温度によりEGCgの含有比率が異なり、冷水(4℃)で抽出した場合よりも熱水(100℃)で抽出した方がEGCgが多く抽出されることが知られている(物部ら、茶業研究報告、114号、p.29-36、2012年)。効率の
観点からは、緑茶葉の熱水抽出物が好ましく用いられる。EGCgを多く含む緑茶抽出物の乾燥粉末の市販品としては、「茶カテキン粉末(超高濃度)」(グローバルフォート、カ
テキン80%以上、EGCg50%以上)等を挙げることができる。
緑茶葉としては、Camellia sinensisなどのCamellia属およびそれらの雑種から選択さ
れる茶葉で、不発酵茶に分類される茶葉(例えば、煎茶、番茶、碾茶、釜入り茶、茎茶、棒茶、芽茶等)が挙げられる。Camellia sinensisとしては、例えば、C. sinensis var. sinensis(やぶきた種を含む)、C. sinensis var. assamicaなどが挙げられる。
本発明者らは、EGCgの熱異性体であるガロカテキンガレート(GCg)もEGCgと相加的又は相乗的に劣化臭をエンハンスさせることを見い出した。したがって、所定量のGCgを含有する飲料は、本発明の効果の顕著さから好適な態様である。具体的には、GCgを40~400ppm、好ましくは60~390ppm、より好ましくは80~380ppm、さらに好ましくは100~350ppm程度である。GCgは、茶等の天然物質には存在しない化合物である。GCgを天然物由来の成分として用いる場合には、茶等の天然物質からEGCgを含有する抽出物を得、これを加熱処理してエピマー化して構造変換することで、GCgを含有する抽出物を得ることができる。
本発明では、劣化臭を抑制することにより、緑茶本来の香気、特に緑茶飲料のフレッシュな香気を、相対的に強く知覚できる。ここで、緑茶飲料のフレッシュな香気としては、「ウリ香」が挙げられる。ウリ香は高級茶である玉露の特徴香であり、ウリ香の元になる香り成分としては、揮発性アルデヒドの一つであるノナナール(Nonanal)がある。相対
的にフレッシュな香気が強くなるという本発明の効果の顕著さから、ノナナールを0.5~10ppb、好ましくは1.0~8.0ppb、より好ましくは1.5~6.0ppb、さらに好ましくは2.0~5.0ppbの濃度で含有する緑茶飲料は、好適な態様の一つである。
長期間の保存に伴って生成される緑茶飲料の劣化臭は、シュウ酸の含有量が高い容器詰緑茶飲料、具体的には30ppm以上の濃度のシュウ酸を含有する容器詰緑茶飲料において顕著に知覚される傾向にある。本発明の効果をより顕著に享受できる観点から、30ppm以上の濃度のシュウ酸を含有する容器詰緑茶飲料は、本発明の好ましい態様の一例である。飲料中のシュウ酸含有量は、40ppm以上がより好ましく、50ppm以上がさらに好ましい。飲料中のシュウ酸含有量の上限は、200ppm程度が好ましく、180ppm程度がより好ましい。
シュウ酸は、玉露などの上位葉に多く存在することが知られている(茶業研究報告、89号、p.23-27、2000年)。本発明の緑茶飲料におけるシュウ酸濃度は、玉露
や抹茶などのシュウ酸含有量が高い上位葉の抽出物を用いることにより調整できる。シュウ酸濃度は、茶葉を抽出する際の温度でも変わることから、茶葉を抽出する際の温度を調整し、シュウ酸の溶出性を調整した抽出液どうしを混合して調整することができる。また、シュウ酸濃度が高過ぎる場合には、茶葉の抽出物に活性炭や白土等の吸着剤を作用させて吸着除去してもよい。
本発明に係る飲料は、緑茶葉の抽出物を配合して調製した緑茶飲料であり、上記のカテキン(EGCg、GCg)以外のカテキン類も含まれる。カテキン類の含有量が高過ぎると、カテキン類の苦味や渋味が緑茶飲料としての嗜好を損なうことになるばかりか、本発明の効果を阻害することもある。したがって、本発明の緑茶飲料におけるカテキン類の含有量は、1200ppm以下であることが好ましく、1100ppm以下であることがより好ましい。カテキン類の含有量の下限値は、250ppmが好ましく、300ppmがより好ましい。なお。本明細書における「カテキン類」とは、カテキン(C)、エピカテキン(EC)、ガロカテキン(GC)、エピガロカテキン(EGC)、カテキンガレート(Cg)、エピカテキンガレート(ECg)、ガロカテキンガレート(GCg)、及びエ
ピガロカテキンガレート(EGCg)を意味し、「カテキン類の含有量」はこれら8種類の合計量を意味する。飲料中のカテキン類濃度は、逆相カラムによる高速液体クロマトグラフ(HPLC)法により定量することができる。
(テアニン)
本発明においては、緑茶飲料に所定量のL-テアニンを含有させることによって緑茶飲料の長期間の保存に伴って生成される劣化臭をマスキングする。本発明に係る容器詰緑茶飲料中のL-テアニン含有量は95~1000ppm、好ましくは110~800ppm、より好ましくは120~600ppm、さらに好ましくは150~400ppmである。L-テアニンの添加方法は、特に制限されない。劣化臭を含む緑茶飲料に対してテアニンの精製品(粗精製品を含む)やテアニンを高濃度に含む茶葉等の抽出物や抹茶等の茶葉粉末を添加してもよいし、容器に充填する前の緑茶飲料の調合液に予め添加しておいてもよい。L-テアニンの市販品としては、例えば、サンテアニン(商標:太陽化学、テアニン純度98%以上)等を挙げることができる。なお、緑茶飲料中のL-テアニンの含有量は、アミノ酸分析装置を用いて定量できる。
(その他の成分)
本発明の緑茶飲料には、上記成分に加えて、アスコルビン酸やアスコルビン酸ナトリウムなどの酸化防止剤を含有させることができる。酸化防止剤の添加により、緑茶飲料の製造過程中や製造後の褐変及び褐変に伴う不快臭の発生を防止することができるので、本発明の劣化臭のマスキング効果と相俟って、緑茶飲料の風味を向上させることができる。酸化防止剤の量は、酸化防止剤の種類によって適宜選択すればよく、例えば、L-アスコルビン酸の場合、0.02~0.08重量%程度である。
本発明の飲料は、常温で長期間保存可能な容器詰緑茶飲料であり、通常、保存中におけるpH低下を抑制するために炭酸水素ナトリウムなどのpH調整剤を用いたpH調整がなされている。容器詰緑茶飲料のpHは5.5~7.0程度が好ましく、5.8~6.5程度がより好ましい。このようなpHに調整された緑茶飲料は、pH調整されていない緑茶飲料(例えば、急須で淹れた緑茶飲料)と比較して緑茶飲料の香気が知覚されにくいが、本発明の緑茶飲料は、劣化臭がマスキングされ、緑茶飲料に特徴的なフレッシュな香味を強く知覚することができる。本発明の効果の顕著さから、pH調整された緑茶飲料は本発明の好適な態様の一例である。ここで、本明細書におけるpHとは、液状飲料100mLを300mLのビーカーに量り取り、20℃に温度調整をしてpHメータにより測定する値をいう。
なお、緑茶飲料の品質劣化剤としてサイクロデキストリンを添加することも知られているが、劣化臭だけでなく緑茶飲料自体の香味成分(例えば、苦味成分)も包接し、緑茶飲料の香味に影響を及ぼすことがある。したがって、サイクロデキストリンは不使用とすることが好ましい。
その他、本発明の茶飲料には、本発明の所期の目的を逸脱しない範囲であれば、上記成分に加え、必要に応じて各種添加剤が配合されていてもよい。各種添加剤としては、例えば、甘味料、色素類、乳化剤、保存料、ビタミン、エキス類、香料等を単独で又は併用することができる。本発明の効果を顕著に発揮できるという観点からは、甘味料や香料不使用の緑茶飲料であることが好ましい。すなわち、緑茶抽出物とアスコルビン酸とpH調整剤とからなる緑茶飲料は本発明の好適な態様の一例である。
(容器詰緑茶飲料)
本発明は、常温で長期間保存可能な容器詰緑茶飲料である。ここで、本明細書における容器詰緑茶飲料とは、容器に詰められて閉栓された飲料であり、RTD飲料(RTD=Re
ady To Drink:蓋を開けてすぐ飲めるPETボトル、缶、瓶、紙などの容器詰飲料)が含まれる。本発明の容器詰緑茶飲料には、濃縮液が容器に詰められて閉栓され飲用時に水等で希釈して飲料とする希釈タイプの飲料も含まれるが、この場合、EGCg、L-テアニン、ノナナール等の含有量は、希釈時の飲料が上記範囲となるものを指す。
容器の材質としては、アルミ缶、スチール缶などの金属製容器、PETボトルなどの樹脂製容器、ガラス瓶、紙容器など、飲料容器に通常用いられる材質のいずれも用いることができる。光、酸素などに起因する劣化臭を効果的に低減できるという観点から、特に好ましい態様において、本発明に係る飲料容器は透明な樹脂製である。容器容量も特に制限されないが、100~200mL、好ましくは200~2000mL、より好ましくは350~2000mL程度である。
本発明に係る容器詰飲料は、常温で長期間保存可能な飲料である。飲料調合液を加熱殺菌した後に容器に充填してもよいし、容器に充填した後に加熱殺菌してもよい。また本発明においては、低温などで無菌充填を行う態様としてもよい。加熱殺菌する際の条件は特に制限されないが、食品衛生法に定められた処理を行えばよく、例えば、缶飲料の場合にはレトルト殺菌(例えば、適宜加圧しながら121℃で7分間加熱殺菌するなど)、樹脂製容器の場合にはUHT殺菌(例えば、飲料組成物を120~150℃で1秒~数十秒保持するなど)などを行うようにすればよいが、ホットパック、膜殺菌などを必要に応じて使用してもよい。例えば、レトルト殺菌の場合、110~130℃で10~30分程度、好ましくは120~125℃で10~20分間程度、UHT殺菌の場合、120~150℃で1~120秒間程度、好ましくは130~145℃で30~120秒間程度の条件で処理することができる。
以下、実験例を示して本発明の詳細を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、本明細書において、特に記載しない限り、濃度などは質量(重量)基準であり、数値範囲はその端点を含むものとして記載される。
各成分の定量
(カテキン類の定量)
試料となる緑茶飲料をフィルター(0.45μm)でろ過し、HPLC分析に供した。HPLCの測定条件を以下に示す。
・HPLC装置:TOSOH HPLCシステム LC8020 model II
・カラム:TSKgel ODS80T sQA(4.6mm×150mm)
・カラム温度:40℃
・移動相A:水-アセトニトリル-トリフルオロ酢酸(90:10:0.05)
・移動相B:水-アセトニトリル-トリフルオロ酢酸(20:80:0.05)
・検出:UV275nm
・注入量:20μL
・流速:1.0mL/min.
・グラジエントプログラム(体積%):
時間(分) %A %B
0 100 0
5 92 8
11 90 10
21 90 10
22 0 100
29 0 100
30 100 0
・標準物質:カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、カテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレートおよびエピガロカテキンガレート(栗田工業株式会社、高純度試薬)。
(L-テアニンの定量)
L-テアニンの定量にもHPLCを用いた。HPLCの測定条件を以下に示す。
・HPLC装置:Waters アミノ酸分析装置2695
・カラム:AccQ―Tagカラム(3.9mm×150mm)
・カラム温度:40℃
・移動相A:AccQ―TagA(pH5.8)
・移動相B:アセトニトリル
・移動相C:水-メタノール(90:10)
・検出:EX250nm EM395nm Gain100
・注入量:5μL
・グラジエントプログラム:
時間(分) 流速(ml/min) %A %B %C
0 1 100 0 0
1 1 99 1 0
16 1 97 3 0
25 1 94 6 0
35 1 86 14 0
40 1 86 14 0
50 1 82 18 0
51 1 0 60 40
54 1 100 0 0
75 1 0 60 40
110 0 0 60 40
・標準物質:テアニン(特級試薬、富士フイルム和光純薬製)
(ノナナールの定量)
各サンプルにおけるノナナールは、GC/MSを用いて定量した。具体的には、試料液をそのままガラス製20ml容クリンプバイアル(直径18mm,AMR社製)に入れ、PTFE製セプタム付きクリンプキャップ(AMR社製)にて密栓し、固相マイクロ抽出法(SPME)にて成分の抽出を行った。定量は、GC/MSの分析結果からクロマトグラムを描画し、検出されたピークの面積を用いて、標準添加法または内部標準法にて行った。使用した機器及び条件を以下に示す。
・固相マイクロ抽出用ファイバー:SPME Arrow (1.1 mm, Phase Carbon WR/PDMS, Thickness: 120μm, Length 20 mm,パルシステム社製)
・オートサンプラー:TriPlus RSH(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)
・分析待ちサンプルの冷却保管温度:1~4℃
・予備加温攪拌装置:Agitator
・予備加温:45℃3分間
・予備加温攪拌:300rpm
・揮発性成分抽出装置:Heatex Stirrer
・揮発性成分抽出:45℃20分間
・揮発性成分抽出時の攪拌:800rpm
・揮発性成分の脱着時間:2分間
・揮発性成分の脱着時ファイバー深さ:50mm
・GCオーブン:Trace 1300(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)
・カラム:DB-WAX UI(60m×0.25mmi.d.×df=0.50μm、アジレントテクノロジーズ社製);ただし不活性化フューズドシリカチューブ(0.25
mmi.d.,アジレントテクノロジーズ社製)をプレカラム部(長さ1.5m)、ポストカラム部(長さ1.0m)に接続
・GC温度条件:40℃(5分間)→3℃/分→190℃→5℃/分→250℃(15分間)
・平衡化待ち時間:0.5分間
・キャリアーガス:ヘリウム,1.0ml/分,流量一定モード
・インジェクション:スプリットレス法
・インレット温度:250℃
・クライオフォーカス機能:液体窒素冷却装置およびヒーター(PTVインジェクタを利用、サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)をプレカラム部に設置
・クライオフォーカス条件:-95℃(2.5分間)→14.5℃/分→250℃(分析終了まで)
・質量分析装置:Q Exactive GC Orbitrap MS system(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)
・イオン化方式:EI(70eV)
・測定方式:Orbitrapによるスキャン測定
・Runtime:3.5~80.0分
・Polarity:positive
・Resolution:60000
・AGC target:3e6
・スキャンレンジ:m/z35~500
・定量イオン:以下に示すイオンから、検出感度、ピーク形状、及びピーク分離が良好なものを選択(ただし、ピーク形状または感度が良好でない場合、AGC targetの変更や、SIMモードを使用)
(ノナナール)m/z 81.06987
・MS Range:5~10ppm(質量のずれがある場合は、上記定量イオンのm/zを適宜シフト)
(シュウ酸の定量)
各サンプルにおけるシュウ酸含有量は、イオンクロマトグラフ法により定量した。具体的には、試試料液4mLを遠心式フィルター(Amiconウルトラー4 3K メルク社製)で遠心濾過して、濾液を回収した。同じ遠心式フィルターに高速液体クロマトグラフ用蒸留水(富士フィルム和光純薬社製)4mLを加え、再度遠心濾過し、1回目と同じ容器に濾液を回収した。それを10mLにメスアップし、原液の2.5倍希釈とした。次に、On Guard 2 RPフィルター(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)を活性
化処理後に、シリンジに全量(10mL)を入れて通液し、最初の約3mLは捨てて、残りを回収し分析試料とした。定量は、イオンクロマトグラフ法により検出されたピークの面積を用いて、絶対検量線にて行った。使用した機器及び条件を以下に示す。
・イオンクロマトグラフ:DX-500(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)
・分析装置:Dionex イオンクロマトグラフ
・カラム:ION PAC AG 12A(ガードカラム)+ION PAC AS 12A(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)
・移動相:2.7mmol/L Na2CO3+0.3mmol/L NaHCO3(イオンクロマトグラフ陰イオン分解
用溶離液AS12A用 3L 81140153 関東化学社製)
・サプレッサー:SRS300(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)
・流速:1.5mL/min
・注入量:25μL
・検出器:電気伝導度検出器
・測定時間:15分
実験1:緑茶飲料の評価(参考例)
60gの緑茶葉(煎茶下級)に対し熱水(70℃)1800mLを用いて2分間保持し
て抽出処理を行った後、茶葉を分離し、さらに200メッシュを通液させ、粉砕組織や茶粒子などの固形分を除去して、緑茶抽出液を得た。この緑茶抽出液にL-アスコルビン酸400ppmと炭酸水素ナトリウムを添加してpHを6.4に調整し、緑茶飲料を調製した。この緑茶飲料を3分し、一つにエピガロカテキンガレート(EGCg)を100ppm添加し(EGCg添加飲料)、別の一つにエピカテキン(EC)を100ppm添加し(EC添加飲料)、残りの一つはそのままとした(無添加飲料)。これら3種の緑茶飲料を食品衛生法に従った殺菌条件で加熱殺菌後、PETボトル容器に500mLずつ充填し、容器蓋をして密封して容器詰緑茶飲料を製造した。表1に、それぞれの成分分析結果を示す。
Figure 0007064645000001
これら容器詰緑茶飲料を55℃で2週間保管して、保存に伴って生じる劣化臭の程度を官能評価した。55℃で2週間の保管は、長期保存(常温10ヶ月相当)の加速試験を意味する。かかる官能評価は、その加速試験サンプル飲料に対応する、調製直後のサンプル飲料(5℃)を対照として行った。5名の専門パネルに対し、無添加飲料、EGCg添加飲料及びEC添加飲料それぞれについて、対照と保存後の緑茶飲料を組み合わせたペアを提示し、パネルは提示されたペアのうちどちらの飲料が劣化臭を感じるか、2点識別試験により評価した。結果を表2に示す。いずれの飲料も保存後の劣化臭が強くなったとパネル全員が評価した。
Figure 0007064645000002
次に、保存後の3種類の緑茶飲料について、劣化臭の強さを比較した。パネルは、提示されたペアのうちどちらの飲料が劣化臭をより強く感じるか、2点識別試験により評価した。結果を表3に示す。劣化臭は、無添加飲料<EC添加飲料<EGCg添加飲料の順に強く、EGCgを高濃度に含有する容器詰緑茶飲料は、劣化臭が強くなることが判明した。
Figure 0007064645000003
実験2:EGCg高含有緑茶飲料の評価(1)
実験1で調製したEGCg添加飲料に、緑茶飲料中のテアニン含有量が、表4に示す量となるように、L-テアニン(純度99%以上)を加えて完全に溶解し、テアニン配合緑茶飲料を得た。次いで、実験1と同様にして、加熱殺菌を行って容器詰緑茶飲料を製造した(カテキン類含量:480ppm、L-テアニン含有量:27ppm)。ただし、サンプル1-1(陰性コントロール、加速試験あり)およびサンプル1-2(陽性コントロール、加速試験なし)はコントロールの緑茶飲料であり、L-テアニンを配合しなかった。
次いで、実験1と同様に加速試験(55℃、2週間)を行い、この加速試験後の容器詰緑茶飲料について、専門パネル6名による官能評価を行った。評価は、L-テアニンを配合していないサンプル1-1(陰性コントロール)の劣化臭を0点とし、サンプル1-2(陽性コントロール)の劣化臭を3点とし、調製した各加速試験後のテアニン配合緑茶飲料について、陰性コントロールの評価点(0点)に近い場合を1点、陽性コントロールの評価点(3点)に近づいている場合を2点とした。すなわち、評価基準は下記のとおりであり、評価したパネルの人数をカウントした。
0点:陰性コントロールと同程度の劣化臭
1点:陰性コントロールよりも弱い劣化臭
2点:陽性コントロールよりも強いが、陰性コントロールよりはかなり弱い劣化臭
3点:陽性コントロールと同程度の劣化臭(劣化臭が全くない)
結果を表4に示すが、EGCgを高濃度に含有する緑茶飲料において、L―テアニンの含有量が95ppm以上となる緑茶飲料では、不快な劣化臭を低減することができ、また、フレッシュなウリ香が感じられる緑茶飲料であった。L-テアニンの含有量が800ppm以上となる緑茶飲料では、イモ臭と呼ばれる劣化臭が知覚されると判断するパネルが存在した。
Figure 0007064645000004
実験3:EGCg高含有緑茶飲料の評価(2)
実験1で調製したEGCg添加飲料について、添加するEGCg量を増やし、L-テアニンの添加量を増やした以外は、実験2と同様にして容器詰緑茶飲料を製造した(サンプル2-3)。ただし、サンプル2-1(陰性コントロール、加速試験あり)およびサンプル2-2(陽性コントロール、加速試験なし)はコントロールの緑茶飲料であり、L-テアニンを配合しなかった。サンプル2-3に係る容器詰緑茶飲料について、成分分析の結果を下表に示す。
次いで、実験2と同様にして加速試験を行い、専門パネル6名による官能評価を行った。評価は、サンプル2-1(陰性コントロール)の劣化臭を0点、サンプル2-2(陽性コントロール)の劣化臭を3点として、サンプル2-3の緑茶飲料について、実験2と同様に4段階で評価した。
表6に官能評価結果を示す。EGCgを高濃度(225ppm)に含有する容器詰緑茶飲料において、L-テアニンを添加することにより、劣化臭を効果的に低減でき、フレッシュなウリ香が感じられる緑茶飲料となることが確認できた。
Figure 0007064645000005
Figure 0007064645000006
実験4:EGCg高含有緑茶飲料の評価(3)
EGCgの添加量をさらに増やした以外は、実験3と同様にして容器詰緑茶飲料を調製した(サンプル3-3)。サンプル3-1(陰性コントロール、加速試験あり)およびサンプル3-2(陽性コントロール、加速試験なし)はコントロールの緑茶飲料であり、L-テアニンを配合しなかった。サンプル3-3に係る容器詰緑茶飲料について、成分分析の結果を下表に示す。
表8に官能評価結果を示す。EGCgをより高濃度(510ppm)に含有する容器詰緑茶飲料において、L-テアニンを添加することにより、劣化臭を効果的に低減でき、フレッシュなウリ香が感じられる緑茶飲料となることが確認できた。
Figure 0007064645000007
Figure 0007064645000008
実験5:EGCg高含有緑茶飲料の評価(4)
市販のPETボトル入り煎茶飲料(カテキン類含量:798ppm)を常温で6ヶ月間保存した(サンプル4-1)。この緑茶飲料に、テアニン含有量が200ppmとなるようにL-テアニンを添加した(サンプル4-2)。
5名の専門パネルに対し、L-テアニンを添加していない飲料(サンプル4-1)とL
-テアニンを添加した飲料(サンプル4-2)を組み合わせたペアを提示し、提示されたペアのうちどちらの飲料が劣化臭を感じるかを2点識別試験により評価したところ、パネル全員が、サンプル4-2が劣化臭が大きく低減されていると評価した。
Figure 0007064645000009

Claims (9)

  1. エピガロカテキンガレートの含有量が90~1000ppmであり、L-テアニンの含有量が95~1000ppmであり、ノナナールの含有量が0.5~10ppbである、サイクロデキストリン非含有の容器詰緑茶飲料。
  2. エピガロカテキンガレートの含有量が110ppm以上である、請求項1に記載の飲料。
  3. L-テアニンの含有量が150ppm以上である、請求項1または2に記載の飲料。
  4. 甘味料が不使用である、請求項1~3のいずれかに記載の飲料。
  5. ガロカテキンガレートの含有量が100~400ppmである、請求項1~4のいずれかに記載の飲料。
  6. シュウ酸の含有量が30ppm以上である、請求項1~のいずれかに記載の飲料。
  7. ノナナールの含有量が1.0ppb以上である、請求項1~のいずれかに記載の飲料。
  8. エピガロカテキンガレートの含有量が90~1000ppm、L-テアニンの含有量が95~1000ppm、ノナナールの含有量が0.5~10ppbである緑茶飲料を調製する工程を含む、サイクロデキストリンを含有しない容器詰緑茶飲料の製造方法。
  9. エピガロカテキンガレートの含有量を90~1000ppm、L-テアニンの含有量を95~1000ppm、ノナナールの含有量を0.5~10ppbに調整する工程を含む、サイクロデキストリンを含有しない容器詰緑茶飲料を常温保管した際の劣化臭を抑制する方法。
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