JP4843119B2 - 容器詰緑茶飲料 - Google Patents

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Description

本発明は、緑茶から抽出された緑茶抽出液を主成分とする緑茶飲料であって、これをプラスチックボトルや缶などに充填した容器詰緑茶飲料に関する。
緑茶飲料の香味に関しては、緑茶本来の香りと旨みを高めるため、或いは消費者の嗜好に合わせるためなど、様々な観点から様々な発明が提案されている。
例えば特許文献1には、茶抽出残さに酵素を添加して加水分解させることにより、フレーバーを有する水溶性茶抽出物を製造する方法が開示されている。
特許文献2には、高温抽出茶飲料と同程度の高い香りをもち、低温抽出茶飲料と同程度の深い旨味と強いコク、弱い渋みを有する茶飲料として、茶葉を80〜100℃の高温水中で30〜90秒抽出した後、冷水を加えて30〜50℃の低温とした後、120〜300秒抽出する2段階抽出法により得られる茶飲料が開示されている。
特許文献3には、殺菌処理時に発生するオフフレバー、いわゆるレトルト臭の発生を防止するため,低温で抽出する方法が開示されている。
特許文献4には、香味を向上させるために玉露茶と深蒸し茶の抽出液を混合する方法が開示されている。
また、特許文献5には、低温抽出と高温抽出の少なくとも2種類以上の抽出水にて旨味と香気のバランスが取れた製品の製造方法が開示されている。
特許文献6には、茶生葉を釜で炒ることによって、加熱による火入れ茶特有の芳香を発揚させ、茶の香味を向上させる方法が提案されている。
特許文献7には、淹れたての茶の香気を有しかつバランスのとれた香味を有する密封容器入り緑茶飲料を提供するべく、茶葉(緑茶)から45〜70℃のイオン交換水等の低温水性媒体により抽出された緑茶抽出液に、茶生葉から湯水で抽出した抽出物をそのまま、又は、濃縮及び/若しくは乾燥した生葉抽出エキスを配合して、密封容器入り緑茶飲料を製造する方法が提案されている。
また、特許文献8には、香味に優れ、芳香成分のバランスも良く、しかも不快な沈澱物を生じさせない緑茶飲料を製造するための方法として、茶の抽出工程を2系統に分け、一工程においては緑茶葉を加圧抽出して加圧抽出液を得(工程A)、他の一工程においては緑茶葉を常圧抽出しこれを微細ろ過して常圧抽出液を得(工程B)、それぞれの工程で得られた加圧抽出液と常圧抽出液とを、原料茶葉の重量を基準として混合割合を決定して混合し(工程C)、緑茶飲料を製造する方法が開示されている。
特許文献9には、緑茶特有の香り、旨味やコク味を適度に有し、色調が薄い緑黄色を呈し、長期保存しても沈殿を生じない半透明緑茶飲料の製造法として、緑茶をpH8.0〜10.0で温水抽出し、該抽出液をpH5.5〜7.0、濁度が660nmにおけるT%で83〜93%となるようにそれぞれ調整した後包装容器に充填、密封する方法が開示されている。
また、特許文献10には、香味の優れた、特に滋味に優れた茶飲料を得るための製造方法として、(i)茶葉を飽和蒸気に接触させ、低温抽出工程における茶葉の開きを促進させる工程と、(ii)前記処理を施した茶葉を低温度の水で抽出し、抽出液を得る工程と、(iii)前記抽出液を殺菌処理する工程とを含む茶飲料の製造方法が開示されている。
特許文献11及び特許文献12には、渋味や苦味を抑えた容器詰飲料として、高濃度カテキン類を含有した緑茶抽出物に炭水化物を適宜割合で配合してなる容器詰飲料が開示されている。
特開平4−228028号公報 特開平6−303904号公報 特開平6−343389号公報 特開平8−126472号公報 特開平11−56242号公報 特開平11−262359号公報 特開2001−258477号公報 特開2001−286260号公報 特開2005−130734号公報 特開2007−117006号公報 特許第3590051号公報 特許第4136922号公報
緑茶飲料、特に容器詰緑茶飲料が普及するにつれて、消費者の嗜好も、飲用されるシチュエーションも多様化してきており、特有の味と香りを備えた個性ある容器詰緑茶飲料が求められている。
緑茶飲料は、コク・濃度感を強くすると、相対的に香り立ちが弱まり、特に冷めたときの飲用では、香りが抑えられてしまうものである。
本発明は、このような課題を解決して、口の中に香りが広がるとともに余韻が残り、しかも味にコク・濃度感を備えており、冷めた状態でも香り立ちのある、新たな容器詰緑茶飲料を提供せんとするものである。
本発明の容器詰緑茶飲料は、単糖と二糖とを合わせた糖類の濃度が150ppm〜500ppmであり、単糖の濃度に対する二糖の濃度の比率(二糖/単糖)が2.0〜8.0であり、前記糖類の濃度に対する電子局在カテキンの濃度の比率(電子局在カテキン/糖類)が1.8〜4.0であり、ゲラニオールに対するフルフラールの含有比(フルフラール/ゲラニオール)が0.5〜3.0であることを特徴とする。
本発明の容器詰緑茶飲料は、単糖と二糖とを合わせた糖類濃度、二糖と単糖との濃度比、電子局在カテキン濃度と糖類濃度との濃度比やフルフラールとゲラニオールとの含有比を調整することにより、口の中に香りが広がるとともに余韻が残り、しかも味にコク・濃度感を備えており、冷めた状態でもおいしく飲用できる、新たな容器詰緑茶飲料を得ることができた。
以下、本発明の容器詰緑茶飲料の一実施形態を説明する。但し、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
本容器詰緑茶飲料は、緑茶を抽出して得られた抽出液乃至抽出物を主成分とする液体を容器に充填してなる飲料であり、例えば緑茶を抽出して得られた抽出液のみからなる液体、或いは当該抽出液を希釈した液体、或いは抽出液どうしを混合した液体、或いはこれら前記何れかの液体に添加物を加えた液体、或いはこれら前記何れかの液体を乾燥したものを分散させてなる液体などを挙げることができる。
「主成分」とは、当該主成分の機能を妨げない範囲で他の成分を含有することを許容する意を包含する。この際、当該主成分の含有割合を特定するものではないが、緑茶を抽出して得られた抽出液乃至抽出物が、固形分濃度として、飲料中の50質量%以上、特に70質量%以上、中でも特に80質量%以上(100%含む)を占めるのが好ましい。
また、緑茶の種類を特に制限するものではない。例えば蒸し茶、煎茶、玉露、抹茶、番茶、玉緑茶、釜炒り茶、中国緑茶など、不発酵茶に分類される茶を広く包含し、これら2種類以上をブレンドしたものも包含する。また、玄米などの穀物、ジャスミンなどのフレーバー等を添加してもよい。
本発明の容器詰緑茶飲料の一実施形態(「本容器詰緑茶飲料」という)は、単糖と二糖とを合わせた糖類の濃度が150ppm〜500ppmであり、単糖の濃度に対する二糖の濃度の比率(二糖/単糖)が2.0〜8.0であり、前記糖類の濃度に対する電子局在カテキンの濃度の比率(電子局在カテキン/糖類)が1.8〜4.0であり、ゲラニオールに対するフルフラールの含有比(フルフラール/ゲラニオール)が0.5〜3.0であることを特徴とするものである。
単糖は、一般式C(HO)で表される炭水化物であり、加水分解によりそれ以上簡単な糖にならないものであり、本発明でいう単糖は、グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)を示すものである。
二糖は、一般式C12(HO)11で表される炭水化物であり、加水分解により単糖を生じるものであり、本発明でいう二糖は、スクロース(蔗糖)、セロビオース、マルトース(麦芽糖)を示すものである。
単糖と二糖とを合わせた糖類の濃度(以下、糖類濃度という。)が150ppm〜500ppmであることにより、常温で長期間保存した状態や冷めた状態で飲用しても、味と香りのバランスが保たれ、甘味やコクを有し、後味に苦渋味や雑味等の少ないものになる。
かかる観点から、糖類濃度は、好ましくは180ppm〜235ppmである。
糖類の濃度を上記範囲に調整するには、茶葉の乾燥(火入)加工や抽出を適宜条件にして調整することができる。例えば、茶葉の乾燥(火入)加工を強くすると糖類は分解されて減少し、また、高温で長時間抽出すると糖類は分解されて減少する。しかるに、茶葉の乾燥(火入)条件と、抽出条件により糖類濃度を調整できる。
この際、糖類を添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、糖類を添加することなく、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
また、単糖の濃度に対する二糖の濃度の比率(二糖/単糖)が2.0〜8.0であれば、口に含んだときの火香の甘味があり、適度な濃度感になる。
かかる観点から、単糖の濃度に対する二糖の濃度の比率(二糖/単糖)は、好ましくは2.5〜7.0、特に好ましくは2.7〜6.0である。
単糖に対する二糖の濃度の比率を上記範囲に調整するには、茶葉の乾燥(火入)加工や抽出を適宜条件にして調整することができる。例えば、茶葉に乾燥(火入)加工を施すと、先ず単糖が減少し、次に二糖が減少していくため、茶葉に乾燥(火入)加工を施し、低温長時間で抽出することで、二糖/単糖の比率を低くすることができる。
この際、糖類を添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、糖類を添加することなく茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
本容器詰緑茶飲料における総カテキン類濃度は、300ppm〜920ppmであるのが好ましい。
総カテキン類濃度は、特に350ppm〜850ppmであるのがより好ましく、中でも特に400ppm〜850ppmであるのがさらに好ましい。
この際、総カテキン類とは、カテキン(C)、ガロカテキン(GC)、カテキンガレート(Cg)、ガロカテキンガレート(GCg)、エピカテキン(EC)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガレート(ECg)及びエピガロカテキンガレート(EGCg)の合計8種の意味であり、総カテキン類濃度とは8種類のカテキン濃度の合計値の意味である。
総カテキン類濃度を上記範囲に調整するには、抽出条件で調整するようにすればよい。この際、カテキン類を添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
本容器詰緑茶飲料における電子局在カテキン濃度は、260ppm〜810ppmであるのが好ましい。
電子局在カテキン濃度は、特に305ppm〜750ppmであるのがより好ましい。
なお、本発明でいう「電子局在カテキン」とは、トリオール構造(ベンゼン環にOH基が3基隣り合う構造)を有し、イオン化したときに電荷の局在が起こりやすいと考えられるカテキンであり、具他的には、エピガロカテキンガレート(EGCg)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガレート(ECg)、ガロカテキンガレート(GCg)、ガロカテキン(GC)、カテキンガレート(Cg)などがある。
電子局在カテキン濃度を上記範囲に調整するには、抽出条件で調整すればよいが、抽出時間や温度で変化しやすく、飲料の香気保持の面からも、温度が高すぎたり、抽出時間が長すぎたりするのは好ましくない。この際、電子局在カテキンを添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
本容器詰緑茶飲料において、糖類濃度に対する電子局在カテキン濃度の比率(電子局在カテキン/糖類)は1.8〜4.0であるのが好ましい。この範囲であれば、渋味と甘味のバランスが保たれ、味にコクと濃度感があり、呈味のある味わい深い飲料になる。
糖類濃度に対する電子局在カテキン濃度の比率(電子局在カテキン/糖類)は、1.8〜3.8であるのが特に好ましく、中でも1.8〜3.5であるのがさらに好ましい。
糖類濃度に対する電子局在カテキン濃度の比率を上記範囲に調整するには、抽出条件で調整可能であるが、カテキンは高温での抽出率が高まるが、糖類は分解しやすい為、抽出時間は短いほうが好ましい。この際、電子局在カテキン及び糖類を添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
本容器詰緑茶飲料において、テアニン濃度に対する糖類濃度の比率(糖類/テアニン)は10ppm〜50ppmであるのが好ましい。
なお、テアニンは、緑茶等に含まれるグルタミン酸の誘導体であり、例えば、L−グルタミン酸−γ−エチルアミド(L−テアニン)、L−グルタミン酸−γ−メチルアミド、D−グルタミン酸−γ−エチルアミド(D−テアニン )、D−グルタミン酸−γ−メチルアミド等のL−またはD−グルタミン酸−γ−アルキルアミド、L−またはD−グルタミン酸−γ−アルキルアミドを基本構造に含む誘導体(例えばL−またはD−グルタミン酸−γ−アルキルアミドの配糖体など)などがある。
テアニン濃度に対する糖類濃度の比率を上記範囲に調整するには、原料の乾燥条件を強めるようにすればよい。この際、糖類及びテアニンを添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
本容器詰緑茶飲料において、カフェイン濃度は90ppm〜300ppmであるのが好ましい。
カフェイン濃度は特に100ppm〜290ppmであるのがより好ましく、中でも特に110ppm〜270ppmであるのがさらに好ましい。
カフェイン濃度を上記範囲に調整するには、茶葉量、抽出温度により調整できる。この際、カフェインを添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
また、本容器詰緑茶飲料において、カフェイン濃度に対する総カテキン類濃度の比率(総カテキン/カフェイン)は2.5〜4.5であるのが好ましい。
カフェイン濃度に対する総カテキン類濃度の比率は、2.7〜4.5であるのがより好ましく、特に3.0〜4.0であるのがさらに好ましい。
カフェイン濃度対する総カテキン類濃度の比率を上記範囲に調整するには、茶葉量、抽出温度により調整できる。この際、総カテキン類及びカフェインを添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
本容器詰緑茶飲料において、茶葉由来の可溶性固形分の濃度は0.20%〜0.40%であるのが好ましい。なお、茶葉由来の可溶性固形分とは、緑茶から抽出して得られた可溶性固形分をショ糖換算したときの値をいう。
本容器詰緑茶飲料の茶葉由来の可溶性固形分は、0.22%〜0.38%であるのがより好ましく、中でも特に0.25%〜0.35%であるのがさらに好ましい。
茶葉由来の可溶性固形分を上記範囲に調整するには、茶葉量と抽出条件で適宜調整できる。
本容器詰緑茶飲料において、茶葉由来の可溶性固形分濃度に対する糖類濃度の比率(糖類/(茶葉由来可溶性固形分×100))は、5.0〜10.0であるのが好ましい。かかる比率がこの範囲であれば渋味等に対する、味のコクや濃度感を適度に保つことが可能となり、香りとバランスもとれ、味わい深い飲料になる。
かかる観点から、茶葉由来の可溶性固形分濃度に対する糖類濃度の比率は、5.2〜9.0であるのがより好ましく、中でも特に6.5〜8.5であるのがさらに好ましい。
茶葉由来の可溶性固形分濃度に対する糖類濃度の比率を上記範囲に調整するには、茶葉量を増やすことにより固形分濃度を高めることができ、原料茶の乾燥条件との組み合わせにより比率を調整することができる。この際、糖類を添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
本容器詰緑茶飲料において、茶葉由来の可溶性固形分濃度に対する電子局在カテキン濃度の比率(電子局在カテキン/(茶葉由来可溶性固形分×100))は、15.0〜20.0であるのが好ましい。かかる比率がこの範囲であれば、甘味等に対する渋味による濃度感を適度に保つことができ、香りの余韻と味わいの濃度感とのバランスを保ち、さらに、経時的な性状も安定する飲料になる。
かかる観点から、茶葉由来の可溶性固形分濃度に対する電子局在カテキン濃度の比率は、15.0〜19.5であるのがより好ましい。
茶葉由来の可溶性固形分濃度に対する電子局在カテキン濃度の比率を上記範囲に調整するには、抽出温度でカテキンの溶出性が異なるので抽出条件等で調整するようにすればよい。この際、糖類を添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
本容器詰緑茶飲料において、茶葉由来の可溶性固形分濃度に対する総カテキン類濃度の比率(総カテキン/(茶葉由来可溶性固形分×100))は、18.0〜22.0であるのが好ましい。
茶葉由来の可溶性固形分濃度に対する総カテキン類濃度の比率は、18.5〜21.5であるのがより好ましく、中でも特に18.8〜20.0であるのがさらに好ましい。
茶葉由来の可溶性固形分濃度に対する総カテキン類濃度の比率を上記範囲に調整するには、茶葉の乾燥条件や抽出条件で調整するようにすればよい。この際、カテキン類を添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
本容器詰緑茶飲料において、ゲラニオールに対するフルフラールの含有比(フルフラール/ゲラニオール)は0.5〜3.0であるのが好ましい。この範囲であれば、口に含んだときの火香の広がり、余韻と青みのある奥行きのある香りの余韻とのバランスがとれ、味わい深い香りのある飲料になる。
かかる観点から、ゲラニオールに対するフルフラールの含有比(フルフラール/ゲラニオール)は、0.6〜2.9であるのが特に好ましく、中でも0.8〜2.6であるのがさらに好ましい。
ゲラニオールに対するフルフラールの含有比を上記範囲に調整するには、茶葉の乾燥(火入)加工を適宜条件にして調整することができる。例えば、茶葉に低温で乾燥(火入)加工を施すと含有比を小さくし、茶葉に高温で乾燥(火入)加工を施すと含有比を大きくすることができる。
この際、フルフラール及びゲラニオールを含む香料などを添加して調整することも可能であるが、緑茶飲料のバランスが崩れるおそれがあるため、茶抽出液を得るための条件を調整するほか、茶抽出液どうしの混合、或いは茶抽出物の添加などによって調整するのが好ましい。
本容器詰緑茶飲料のpHは、20℃で6.0〜6.5であることが好ましい。本容器詰緑茶飲料のpHは6.0〜6.4であるのがより好ましく、中でも特に6.1〜6.3であるのがさらに好ましい。
上記した単糖、二糖、総カテキン、電子局在カテキン、カフェイン、テアニンの濃度は、高速液体クロマトグラム(HPLC)などを用い、検量線法などによって測定することができる。
また、ゲラニオールに対するフルフラールの含有比は、SPME法(固相マイクロ抽出法)などで測定することができる。
(容器)
本容器詰緑茶飲料を充填する容器は、特に限定するものではなく、例えばプラスチック製ボトル(所謂ペットボトル)、スチール、アルミなどの金属缶、ビン、紙容器などを用いることができ、特に、ペットボトルなどの透明容器等を好ましく用いることができる。
(製造方法)
本容器詰緑茶飲料は、例えば、茶葉原料の選定と共に、茶葉の乾燥(火入)加工や抽出の条件を適宜調整して、飲料中の単糖の濃度と二糖の濃度とを合わせた糖類濃度を150ppm〜500ppmに調整し、単糖の濃度に対する二糖の濃度の比率(二糖/単糖)を2.0〜8.0に調整し、糖類濃度に対する電子局在カテキン濃度の比率(電子局在カテキン/糖類)を1.8〜4.0に調整し、且つ、ゲラニオールに対するフルフラールの含有比(フルフラール/ゲラニオール)を0.5〜3.0に調整することにより製造することができる。
例えば、茶葉を220℃〜260℃で乾燥(火入)加工し、その茶葉を高温短時間で抽出した抽出液と、従来一般的な緑茶抽出液、すなわち茶葉を80℃〜150℃で乾燥(火入)加工し、その茶葉を低温長時間で抽出した抽出液とを用意し、これらを適宜割合で配合することにより、本容器詰緑茶飲料を製造することができる。但し、このような製造方法に限定されるものではない。
なお、上述したように、茶葉に乾燥加工を施すことにより、先ず単糖が減少し、次に二糖が減少していく。よって、乾燥加工の条件を調整することにより、糖類濃度や二糖/単糖の値を調整することができる。
(用語の説明)
本発明において「緑茶飲料」とは、茶を抽出して得られた茶抽出液乃至茶抽出物を主成分とする飲料の意である。
また、「容器詰緑茶飲料」とは、容器に詰めた緑茶飲料の意であるが、同時に希釈せずに飲用できる緑茶飲料の意味でもある。
本明細書において、「X〜Y」(X,Yは任意の数字)と表現した場合、特にことわらない限り「X以上Y以下」の意と共に、「好ましくはXより大きい」及び「好ましくはYより小さい」の意を包含するものとする。
以下、本発明の実施例を説明する。但し、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
なお、実施例において「単糖の濃度」とは、グルコース(ブドウ糖)及びフルクトース(果糖)の濃度合計の意味であり、「二糖の濃度」とは、スクロース(蔗糖)、セロビオース及びマルトース(麦芽糖)の濃度合計の意味である。
《評価試験1》
以下の抽出液A〜Dを作製し、これらを用いて実施例1〜4及び比較例1〜5の茶飲料を作製して、官能評価を行なった。
(抽出液A)
摘採後の茶葉(やぶきた種、静岡県産1番茶)を、荒茶加工し、回転ドラム型火入機で設定温度90℃、乾燥時間30分の条件にて乾燥加工(火入加工)を施し、その茶葉を、茶葉10g、55℃の熱水1L、抽出時間8分の条件にて抽出した。この抽出液をステンレスメッシュ(20メッシュ)で濾過して茶殻を取り除いた後、さらに、ステンレスメッシュ(80メッシュ)で濾過し、その濾液を、SA1連続遠心分離機(ウエストファリアー社製)を用いて流速300L/h、回転数10000rpm、遠心沈降液面積(Σ)1000mの条件にて遠心分離し、抽出液Aを得た。
(抽出液B)
摘採後の茶葉(やぶきた種、静岡県産1番茶)を、荒茶加工し、回転ドラム型火入機で設定温度150℃、乾燥時間22分の条件にて乾燥加工(火入加工)を施し、その茶葉を、茶葉8g、90℃の熱水1L、抽出時間6分の条件にて抽出した。この抽出液をステンレスメッシュ(20メッシュ)で濾過して茶殻を取り除いた後、さらに、ステンレスメッシュ(80メッシュ)で濾過し、その濾液を、SA1連続遠心分離機(ウエストファリアー社製)を用いて流速300L/h、回転数10000rpm、遠心沈降液面積(Σ)1000mの条件にて遠心分離し、抽出液Bを得た。
(抽出液C)
摘採後の茶葉(やぶきた種、静岡県産1番茶)を、荒茶加工し、回転ドラム型火入機で設定温度260℃、乾燥時間15分の条件にて乾燥加工(火入加工)を施し、その茶葉を、茶葉6g、90℃の熱水1L、抽出時間6分の条件にて抽出した。この抽出液をステンレスメッシュ(20メッシュ)で濾過して茶殻を取り除いた後、さらに、ステンレスメッシュ(80メッシュ)で濾過し、その濾液を、SA1連続遠心分離機(ウエストファリアー社製)を用いて流速300L/h、回転数10000rpm、遠心沈降液面積(Σ)1000mの条件にて遠心分離し、抽出液Cを得た。
(抽出液D)
摘採後の茶葉(やぶきた種、静岡県産1番茶)を、荒茶加工し、回転ドラム型火入機で設定温度220℃、乾燥時間15分の条件にて乾燥加工(火入加工)を施し、その茶葉を、茶葉11g、90℃の熱水1L、抽出時間3.5分の条件にて抽出した。この抽出液をステンレスメッシュ(20メッシュ)で濾過して茶殻を取り除いた後、さらに、ステンレスメッシュ(80メッシュ)で濾過し、その濾液を、SA1連続遠心分離機(ウエストファリアー社製)を用いて流速300L/h、回転数10000rpm、遠心沈降液面積(Σ)1000mの条件にて遠心分離し、抽出液Dを得た。
(抽出液の分析)
上記各抽出液の1/10量を量り取り、アスコルビン酸を400ppm添加した後、重曹を添加してpH6.2に調整し、イオン交換水を加えて全量を100mlに調整し、この液を耐熱性の透明容器(ビン)に充填して蓋をし、30秒間転倒殺菌し、レトルト殺菌F値9以上(121℃、9分)を行い、直ちに20℃まで冷却した溶液を測定し、各抽出液の成分を分析した。
その分析結果を下記表1に示す。なお測定方法は下記に示すのと同様である。
(配合)
抽出液A〜Dを、以下の表2に示す割合で配合した。さらに適宜ゲラニオール及びフルフラールを含む抽出エキスで調整し、アスコルビン酸を400ppm添加した後、重曹を添加してpH6.2に調整し、イオン交換水を加えて全量を1000mlに調整し、この液を耐熱性の透明容器(ビン)に充填して蓋をし、30秒間転倒殺菌し、レトルト殺菌F値9以上(121℃、9分)を行い、直ちに20℃まで冷却し、実施例1〜4及び比較例1〜5の緑茶飲料を作製した。
(分析)
実施例1〜4及び比較例1〜5の緑茶飲料の成分及びpHを以下に示したとおり測定した。その結果を上記表3に示す。
単糖濃度及び二糖濃度は、HPLC糖分析装置(Dionex社製)を以下の条件で操作し、検量線法により定量して測定した。
カラム:Dionex社製Carbopack PA1 φ4.6×250mm
カラム温度:30℃
移動相:A相 200mM NaOH
:B相 1000mM Sodium Acetate
:C相 超純水
流速:1.0mL/min
注入量:50μL
検出:Dionex社製ED50 金電極
電子局在カテキン濃度、総カテキン濃度、カフェイン濃度は、高速液体クロマトグラム(HPLC)を以下の条件で操作し、検量線法により定量して測定した。
カラム:waters社製 Xbridge shield RP18 φ3.5×150mm
カラム温度:40℃
移動相:A相 水
:B相 アセトニトリル
:C相 1%リン酸
流速:0.5mL/min
注入量:5μL
検出:waters社製UV検出器 UV230nm
ゲラニオールとフルフラールの値は、バイアル瓶にサンプル10mlとNaCl3g、内部指標として0.1% シクロヘキサノールを5μL添加し密閉した後、60℃に加温して30分間SPME法(固相マイクロ抽出法)で抽出し以下の装置を用いて測定した。
ゲラニオールに対するフルフラールの含有比は、得られたMSスペクトルより、特徴のあるピークを選定し面積値から算出した。
SPMEファイバー:スペルコ社製DVB/carboxen/PDMS
GC-MSシステム
装置:アジレント社製5973N
カラム:アジレント社製DB-WAX,60m×0.25mm×0.25μm
カラムオーブン:35〜240℃,6℃/min
pHは、常法にならい、堀場社製 pHメーター F-24で測定した。
可溶性固形分濃度(Brix)は、アタゴ社製 DD-7で測定した。
(評価項目)
実施例1〜4及び比較例1〜5の緑茶飲料を用い、香り(トップノート、ミドルノート、ボトムノート)、味(味わい、嗜好性(渋味のバランス))、濁りについて評価した。
(評価試験)
実施例1〜4及び比較例1〜5の緑茶飲料(温度25℃)を、10人の熟練した審査官に、まず、目視で観察してもらった。次に、試飲してもらい、以下の評価で点数を付け、10人の平均点が3.5以上を「◎」、3以上3.5未満を「○」、2以上3未満を「△」、1以上2未満を「×」として評価した。これらの結果を、上記表3に示す。
<濁り>
+:濁りがあり、軽く攪拌しても消えない
±:濁りが僅かに認められるが、軽く攪拌すれば消える
−:濁りなし
<香り>
特に強い=4
強い=3
普通=2
弱い=1
<味わい(コク)>
コクが強い=4
コクがある=3
コクが僅かにある=2
淡白=1
<嗜好性(渋味のバランス)>
すごく好き=4
好き=3
普通=2
嫌い=1
(総合評価)
香りと味の評価試験の平均点を算出し、平均点が3.5以上を「◎」、3以上3.5未満を「○」、2以上3未満を「△」、1以上2未満を「×」として総合評価した。
実施例1〜4は、いずれも総合評価「○」以上の評価であり好適な結果が得られた。
一方、比較例2〜5は「△」、比較例1は「×」の評価であり、好ましくない結果であった。
比較例1の結果から、電子局在カテキン/糖類の値が低くなると渋味が弱まり、味わい(コク)が乏しくなり、嗜好性が悪くなる。比較例2の結果から、電子局在カテキン/糖類の値が高くなると渋味が強くなり後味が悪く、ミドルノートも感じにくくなり、嗜好性が悪くなる。
比較例1の結果から、二糖/単糖の値が低くなると、トップノートが弱く、火香が広がらず、冷めたときに味わい(コク)が足りないものになり、比較例2,3の結果から、二糖/単糖の値が高くなると、火香が強まり、香り立ちが強く、トップノート、ミドルノート、ボトムノートのバランスが悪くなり味わい(コク)が損なわれたものになることが確認された。
比較例1,5の結果から、フルフラール/ゲラニオールの値が低くなると、トップノートが弱く、鮮度香が目立ち、香り立ちが弱く、鼻に抜ける香りも弱く、特に冷めたときに後口に物足りなさが感じられ、比較例2〜4の結果から、フルフラール/ゲラニオールの値が高くなると、火香の香り立ちが目立ち、鮮度香を感じにくくなり、ミドルノートが弱く奥行きのある香りの余韻が損なわれ、深みのある味わい(コク)が損なわれ、嗜好性が悪くなることが確認された。
これら結果から、単糖の濃度に対する二糖の濃度の比率(二糖/単糖)は2.0〜8.0の範囲、糖類濃度に対する電子局在カテキン濃度の比率(電子局在カテキン/糖類)は1.8〜4.0の範囲、ゲラニオールに対するフルフラールの含有比(フルフラール/ゲラニオール)は0.5〜3.0の範囲が、香り(トップノート、ミドルノート、ボトムノート)、味(味わい(コク)、嗜好性(渋味のバランス))が良好になる範囲であると想定され、これらがこの範囲にある緑茶飲料は、口の中に香りが広がるとともに余韻が残り、しかも味わい(コク)・濃度感を備えており、冷めた状態でもおいしく飲用できるものになることが見出せた。
《評価試験2》
以下の抽出液E,Fを作製し、これらを用いて実施例5〜9を作製して官能評価により、香味のバランスの評価を行った。
(抽出液E)
摘採後の茶葉(やぶきた種、静岡県産1番茶)を、荒茶加工し、回転ドラム型火入機で設定温度220℃、乾燥時間15分の条件にて乾燥加工(火入加工)を施し、その茶葉を、茶葉11g、90℃の熱水1L、抽出時間6分の条件にて抽出した。この抽出液をステンレスメッシュ(20メッシュ)で濾過して茶殻を取り除いた後、さらに、ステンレスメッシュ(80メッシュ)で濾過し、その濾液を、SA1連続遠心分離機(ウエストファリアー社製)を用いて流速300L/h、回転数10000rpm、遠心沈降液面積(Σ)1000mの条件にて遠心分離し、抽出液Eを得た。
(抽出液F)
摘採後の茶葉(やぶきた種、静岡県産1番茶)を、荒茶加工し、回転ドラム型火入機で設定温度250℃、乾燥時間15分の条件にて乾燥加工(火入加工)を施し、その茶葉を、茶葉10g、73℃の熱水1L、抽出時間4分の条件にて抽出した。この抽出液をステンレスメッシュ(20メッシュ)で濾過して茶殻を取り除いた後、さらに、ステンレスメッシュ(80メッシュ)で濾過し、その濾液を、SA1連続遠心分離機(ウエストファリアー社製)を用いて流速300L/h、回転数10000rpm、遠心沈降液面積(Σ)1000mの条件にて遠心分離し、抽出液Fを得た。
(抽出液の分析)
各抽出液E,Fの1/10量を量り取り、アスコルビン酸を400ppm添加した後、重曹を添加してpH6.2に調整し、イオン交換水を加えて全量を100mlに調整し、この液を耐熱性の透明容器(ビン)に充填して蓋をし、30秒間転倒殺菌し、レトルト殺菌F値9以上(121℃、9分)を行い、直ちに20℃まで冷却した溶液を測定し、各抽出液の成分を分析した。
その分析結果を下記表4に示す。なお測定方法は上記に示すのと同様である。
(配合)
抽出液E,Fを、以下の表5に示す割合で配合し、イオン交換水を加えて全量を1000mlに調整し、この液を耐熱性の透明容器(ビン)に充填して蓋をし、30秒間転倒殺菌し、レトルト殺菌F値9以上(121℃、9分)を行い、直ちに20℃まで冷却し、実施例5〜9の緑茶飲料を作製した。実施例5〜9の緑茶飲料の成分及びpHを測定した結果を下記表6に示す。成分及びpHは、上記と同様に測定した。
(評価項目)
実施例5〜9の緑茶飲料を、香味のバランスについて評価した。
(評価試験)
実施例5〜9の緑茶飲料(温度25℃)を、10人の熟練した審査官に、試飲してもらい、以下の評価で点数を付け、10人の平均点が3.5以上を「◎」、3以上3.5未満を「○」、2以上3未満を「△」、1以上2未満を「×」として評価した。これらの結果を、上記表6に示す。
<香味のバランス>
特に好き=4
好き=3
普通=2
嫌い=1
(総合評価)
実施例5〜7は、いずれも「○」以上の評価であり好適な結果が得られた。
一方、実施例8,9は「△」の評価であり、実施例5〜7の結果と比較すると若干劣る結果であった。
実施例8の結果から、糖類/(茶葉由来可溶性固形分×100)の値が低くなると、そう快味が強く味のキレが良すぎて、逆に濃度感が乏しく感じ味わいが不足し、実施例9の結果から、糖類/(茶葉由来可溶性固形分×100)の値が高くなると、滋味が強くなり、後味に残り、そう快味が弱まることが確認された。
これら結果から、糖類/(茶葉由来可溶性固形分×100)が5.0〜10.0の範囲であると、香味のバランスが良好になる範囲であると想定され、これらがこの範囲にある緑茶飲料は、口の中に香りが広がるとともに余韻が残り、しかも味にコク・濃度感を備えており、冷めた状態でもおいしく飲用できるものになることが見出せた。
《評価試験3》
以下の抽出液G,Hを作製し、これらを用いて実施例10〜14の緑茶飲料を作製して経時後の官能評価を行なった。
(抽出液G)
摘採後の茶葉(やぶきた種、静岡県産1番茶)を、荒茶加工し、回転ドラム型火入機で設定温度260℃、乾燥時間15分の条件にて乾燥加工(火入加工)を施し、その茶葉を、茶葉8g、80℃の熱水1L、抽出時間5分の条件にて抽出した。この抽出液をステンレスメッシュ(20メッシュ)で濾過して茶殻を取り除いた後、さらに、ステンレスメッシュ(80メッシュ)で濾過し、その濾液を、SA1連続遠心分離機(ウエストファリアー社製)を用いて流速300L/h、回転数10000rpm、遠心沈降液面積(Σ)1000mの条件にて遠心分離し、抽出液Gを得た。
(サンプルH)
摘採後の茶葉(やぶきた種、静岡県産1番茶)を、荒茶加工し、回転ドラム型火入機で設定温度120℃、乾燥時間30分の条件にて乾燥加工(火入加工)を施し、その茶葉を、茶葉11g、90℃の熱水1L、抽出時間4分の条件にて抽出した。この抽出液をステンレスメッシュ(20メッシュ)で濾過して茶殻を取り除いた後、さらに、ステンレスメッシュ(80メッシュ)で濾過し、その濾液を、SA1連続遠心分離機(ウエストファリアー社製)を用いて流速300L/h、回転数10000rpm、遠心沈降液面積(Σ)1000mの条件にて遠心分離し、抽出液Hを得た。
(抽出液の分析)
各抽出液G,Hの1/10量を量り取り、アスコルビン酸を400ppm添加した後、重曹を添加してpH6.2に調整し、イオン交換水を加えて全量を100mlに調整し、この液を耐熱性の透明容器(ビン)に充填して蓋をし、30秒間転倒殺菌し、レトルト殺菌F値9以上(121℃、9分)を行い、直ちに20℃まで冷却した溶液を測定し、各抽出液の成分を分析した。
その分析結果を下記表7に示す。なお測定方法は上記に示すのと同様である。
(配合)
抽出液G,Hを、以下の表8に示す割合で配合し、イオン交換水を加えて全量を1000mlに調整し、この液を耐熱性の透明容器(ビン)に充填して蓋をし、30秒間転倒殺菌し、レトルト殺菌F値9以上(121℃、9分)を行い、直ちに20℃まで冷却し、実施例10〜14を作製した。実施例10〜14の緑茶飲料の成分及びpHを測定した結果を下記表9に示す。成分及びpHは、上記と同様に測定した。
(評価項目)
実施例10〜14の緑茶飲料を、37℃にて1ヶ月間保管し、香り(トップノート、ミドルノート、ボトムノート)、味(味わい(コク・淡白)、嗜好性(好き・嫌い))、香味のバランス、二次オリについて評価した。
(評価試験)
実施例10〜14の緑茶飲料(温度25℃)を、10人の熟練した審査官に、まず、二次オリの有無を目視で観察して以下の評価をしてもらった。次に、試飲してもらい、以下の評価で点数を付け、10人の平均点が3.5以上を「◎」、3以上3.5未満を「○」、2以上3未満を「△」、1以上2未満を「×」として評価した。これらの結果を、上記表9に示す。
<二次オリ>
+:沈殿物があり、軽く攪拌しても消えない
±:沈殿物が僅かに認められるが、軽く攪拌すれば消える
−:沈殿物なし
<香り>
特に強い=4
強い=3
普通=2
弱い=1
<味わい>
コクが強い=4
コクがある=3
コクが僅かにある=2
淡白=1
<嗜好性>
すごく好き=4
好き=3
普通=2
嫌い=1
<香味のバランス>
特に好き=4
好き=3
普通=2
嫌い=1
(総合評価)
香り、味、香味のバランスの評価試験の平均点を算出し、平均点が3.5以上を「◎」、3以上3.5未満を「○」、2以上3未満を「△」、1以上2未満を「×」として総合評価した。
実施例10〜12は、いずれも総合評価「○」以上の評価であり好適な結果が得られた。
一方、実施例13,14は「△」の評価であり、実施例10〜12の結果と比較すると若干劣る結果であった。
実施例13の結果から、電子局在カテキン/(茶葉由来可溶性固形分×100)の値が低くなると、渋味が弱まり、甘味が残り、切れが悪く、さらに、ミドルノートとボトムノートも弱く感じ、香味のバランスが崩れものになり、実施例14の結果から、電子局在カテキン/(茶葉由来可溶性固形分×100)の値が高くなると、渋味が強まり、後味に残り、香り全体が弱まり、香味のバランスも崩れ、キレが悪くなり、さらに、二次オリが生じることが確認された。
これら結果から、電子局在カテキン/(茶葉由来可溶性固形分×100)が15.0〜20.0の範囲であると、経時後でも、二次オリが生じることがなく、香り、味、香味のバランスが良好になる範囲であると想定され、これらがこの範囲にある緑茶飲料は、経時後でも口の中に香りが広がるとともに余韻が残り、しかも味にコク・濃度感を備えており、冷めた状態でもおいしく飲用でき、二次オリが生じないものになることが見出せた。

Claims (5)

  1. 単糖と二糖とを合わせた糖類の濃度が150ppm〜500ppmであり、単糖の濃度に対する二糖の濃度の比率(二糖/単糖)が2.0〜8.0であり、前記糖類の濃度に対する電子局在カテキンの濃度の比率(電子局在カテキン/糖類)が1.8〜4.0であり、ゲラニオールに対するフルフラールの含有比(フルフラール/ゲラニオール)が0.5〜3.0である容器詰緑茶飲料。
  2. 茶葉由来可溶性固形分の濃度に対する前記糖類の濃度の比率(糖類/(茶葉由来可溶性固形分×100))の値が5.0〜10.0である請求項1に記載の容器詰緑茶飲料。
  3. 茶葉由来可溶性固形分の濃度に対する電子局在カテキンの濃度の比率(電子局在カテキン/(茶葉由来可溶性固形分×100))が15.0〜20.0である請求項1又は2に記載の容器詰緑茶飲料。
  4. 緑茶飲料中の単糖の濃度と二糖の濃度とを合わせた糖類濃度を150ppm〜500ppmに調整し、単糖の濃度に対する二糖の濃度の比率(二糖/単糖)を2.0〜8.0に調整し、前記糖類の濃度に対する電子局在カテキンの濃度の比率(電子局在カテキン/糖類)を1.8〜4.0に調整し、且つ、ゲラニオールに対するフルフラールの含有比(フルフラール/ゲラニオール)を0.5〜3.0に調整することを特徴とする容器詰緑茶飲料の製造方法。
  5. 緑茶飲料中の単糖の濃度と二糖の濃度とを合わせた糖類濃度を150ppm〜500ppmに調整し、単糖の濃度に対する二糖の濃度の比率(二糖/単糖)を2.0〜8.0に調整し、前記糖類の濃度に対する電子局在カテキンの濃度の比率(電子局在カテキン/糖類)を1.8〜4.0に調整し、且つ、ゲラニオールに対するフルフラールの含有比(フルフラール/ゲラニオール)を0.5〜3.0に調整することを特徴とする、容器詰緑茶飲料の香味改善方法。
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