JP7026273B1 - 高濃度のテアニンを含有する容器詰緑茶飲料 - Google Patents

高濃度のテアニンを含有する容器詰緑茶飲料 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、高濃度のテアニンを含有しながらも、緑茶特有の香りの余韻を十分に感じられる容器詰緑茶飲料を提供することである。【解決手段】本発明によって、L-テアニンの含有量が100~2200ppmであり、グリセロ糖脂質の含有量が0.2~30ppmであり、ノナナールの含有量が0.5~10ppbである、容器詰緑茶飲料が提供される。【選択図】なし

Description

本発明は、高濃度のテアニンを含有する容器詰緑茶飲料に関する。
緑茶飲料は嗜好品として広く愛好されており、茶葉から淹れたての緑茶だけでなく、缶やPETボトル、紙容器などの容器に密閉された容器詰飲料としても展開されている。
特に近年は、消費者の健康志向の高まりから、健康緑茶市場が伸長しており、茶由来の機能性成分を増量した容器詰緑茶飲料が注目されている。例えば、玉露などの高級緑茶に多く含まれる旨味成分であるテアニンは、睡眠の質の改善に有効であり、抗ストレス作用を有することが知られており、特許文献1~3には、テアニンを配合した緑茶飲料が提案されている。
特開2014-68634号公報 特開2018-78912号公報 国際公開WO2006/033300
本発明者らは、高級緑茶である玉露に多く含まれているL-テアニンを多く配合することにより、緑茶飲料の旨味は増強されるものの、緑茶飲料特有の香りの余韻が感じられにくくなり、青香と火香のバランスが崩れてしまうことを発見した。
このような状況に鑑み、本発明の課題は、高濃度のL-テアニンを配合していながら、香りの余韻が良く、青香と火香のバランスの良い容器詰緑茶飲料を提供することである。
本発明者らは、上記課題に対して鋭意検討した結果、特定量のグリセロ糖脂質とノナナールを緑茶飲料に含有させることによって上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、これに限定されるものではないが、以下の態様を包含する。
[1] L-テアニンの含有量が100~2200ppmであり、グリセロ糖脂質の含有量が0.2~30ppmであり、ノナナールの含有量が0.5~10ppbである、容器詰緑茶飲料。
[2] カテキン類の含有量が1200ppm以下である、[1]に記載の飲料。
[3] グリセロ糖脂質の含有量が1~20ppmである、[1]または[2]に記載の飲料。
[4]緑茶粉末を含有する、[1]~[3]のいずれかに記載の飲料。
[5] [1]~[4]のいずれかに記載の飲料を製造する方法であって、L-テアニンの含有量を100~2200ppm、グリセロ糖脂質の含有量を0.2~30ppmに調整を配合する工程を含む、上記方法。
本発明によれば、L-テアニンを高濃度に含有する緑茶飲料において、緑茶飲料特有の好ましい香りの余韻を改善することが可能となる。
本発明は、緑茶飲料に関する。本明細書における「緑茶飲料」とは、緑茶葉の抽出物を配合して調製した飲料をいい、本発明の緑茶飲料の好適な一つの態様として、緑茶抽出物を主成分とする飲料が挙げられる。ここで、緑茶抽出物を主成分とする飲料とは、食品表示法(平成27年4月施行)で表記される原材料表示において、「緑茶」「緑茶抽出物」などの緑茶に関する表記が上位に記載される飲料をいう。好ましくは、原材料表示で緑茶に関する表記が1番目又は2番目に表記される飲料であり、より好ましくは1番目に表記される飲料である。
緑茶飲料の原料である緑茶葉としては、Camellia sinensisなどのCamellia属およびそれらの雑種から選択される茶葉で、不発酵茶に分類される茶葉(例えば、煎茶、番茶、碾茶、釜入り茶、茎茶、棒茶、芽茶等)が挙げられる。Camellia sinensisとしては、例えば、C. sinensis var. sinensis(やぶきた種を含む)、C. sinensis var. assamicaなどが挙げられる。
一般に、緑茶飲料の香気成分は不安定なものが多く、酸素、光、熱等により徐々に劣化し、長期間の保存に伴って緑茶本来の香味、香気が消失したり、異味異臭(劣化臭)が発生したりする。本発明者らは、高濃度のL-テアニンを含有する緑茶飲料では、緑茶本来の香りの余韻が低減され、青香と火香のバランスが崩れるという課題が生じることを見出した。ここで、本明細書における緑茶飲料の香りの余韻の低減とは、特にミドルからラストに余韻として残る香りが低減することを言う。
L-テアニン
本発明の緑茶飲料は、100~2200ppmのL-テアニンを含有する。上述したように、高濃度のL-テアニンを緑茶飲料に含有させると緑茶飲料が有する香りの余韻が低下してしまうところ、本発明に基づいてグリセロ糖脂質を配合することによって、緑茶飲料における香りの余韻を強くすることができる。本発明が対象とする緑茶飲料のL-テアニン含有量は、100ppm以上であり、好ましくは130ppm以上であり、より好ましくは150ppm以上であり、さらに好ましくは200ppm以上である。また緑茶飲料の嗜好性の観点から、L-テアニン含有量は2200ppm以下であり、好ましくは1800ppm以下であり、より好ましくは1600ppm以下であり、さらに好ましくは1500ppm以下である。なお、本明細書において、「ppm」及び「ppb」は、緑茶飲料の単位容積中に含まれる各成分の濃度(mg/L、μg/L)を意味する。
L-テアニンの配合方法は、特に制限されない。緑茶飲料に対してL-テアニンの精製品(粗精製品を含む)やL-テアニンを高濃度に含む茶葉等の抽出物や抹茶等の茶葉粉末を添加してもよいが、高濃度のテアニンを効率的に配合するためには、L-テアニンの精製品を配合することが好ましい。L-テアニンの市販品としては、例えば、サンテアニン(商標:太陽化学、L-テアニン純度98%以上)等を挙げることができる。なお、緑茶飲料中のL-テアニンの含有量は、アミノ酸分析装置を用いて定量できる。
グリセロ糖脂質
本発明の緑茶飲料は、グリセロ糖脂質を0.2~30ppm含有することで、L-テアニンによる香りの余韻の低減を防ぐことができる。本発明において、グリセロ糖脂質の含有量は、0.4ppm以上が好ましく、0.8ppm以上がより好ましく、1.0ppm以上がさらに好ましく、1.2ppm以上がよりさらに好ましい。一方、嗜好性の観点からグリセロ糖脂質の含有量は、20ppm以下が好ましく、15ppm以下がより好ましく、13ppm以下がさらに好ましい。
グリセロ糖脂質とは、1~3個の単糖類で構成される糖鎖がジアシルグリセロールにエステル結合した糖脂質をいう。グリセロ糖脂質に含まれる糖鎖を構成する単糖類としては、ガラクトース、グルコース、マンノース、フラクトース、キシロース、アラビノース、フコース、キノボース、ラムノース、スルフォキノボース(Sulfoquinovose)等を挙げることができ、アシル基は、飽和又は不飽和の炭素数6~24個の直鎖、又は分岐鎖状の脂肪酸残基を挙げることができる。具体的にはリノレン酸、リノール酸、オレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸などを挙げることができる。本発明におけるグリセロ糖脂質の含有量は、モノガラクトシルジアシルグリセロール(MGDG)およびジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG)の合計含有量のことをいう。飲料中において、グリセロ糖脂質は、コロイド分散系として存在していると考えることができる。
緑茶飲料中のグリセロ糖脂質含有量を調整するには、例えば、グリセロ糖脂質の精製品を配合すればよい。また、茶葉の種類や抽出方法などを調整して緑茶飲料中のグリセロ糖脂質含有量を0.2~30ppmに調整してもよく、例えば、2種類以上の緑茶抽出液を混合してグリセロ糖脂質量の調整を行ってもよいし、緑茶抽出液でなくても粉末茶を配合することでも調整をすることができる。緑茶飲料へのグリセロ糖脂質の配合については、例えば、国際公開WO2009/116538や特開2017-74014などに記載の方法を参考にしてもよい。
粉末茶を配合してグリセロ糖脂質含有量を調整する場合、粉末茶の配合量は0.001%以上が好ましく、0.005%以上がより好ましく、0.01%以上がさらに好ましい。粉末茶を多く配合しすぎると緑茶飲料の香りだけでなく、呈味にも大きく影響することから、配合量は0.8%以下が好ましく、0.5%以下がより好ましく、0.15%以下がさらに好ましい。粉末茶を緑茶飲料に配合すると緑茶飲料の濁りが増大するが、これは、680nmにおける吸光度として表わされる濁度(OD680)を指標とすることができる。そのため、濁度(OD680)は、0.1以上が好ましく、0.15がより好ましく、0.2以上がさらに好ましく、上限は10以下が好ましく、5以下がより好ましく、1以下がさらに好ましく、0.8以下が最も好ましい。濁度とは、680nmにおける吸光度(OD680)で示され、常法にしたがい、一般の分光光度計で測定することができる。サンプルの濁度が高すぎて測定値が安定しない場合、サンプルを希釈した上で濁度を測定し、希釈倍率を乗じて濁度を算出してもよい。本発明において粉末茶の平均粒子径は、0.1~100μmが好ましく、0.5~50μmがより好ましく、1.0~20μmがさらに好ましい。
ノナナール
本発明では、香りの余韻の低減が防がれることにより、青香と火香のバランスが良くなり、緑茶本来の香気、特に緑茶飲料のフレッシュな香気を、相対的に強く知覚できる。ここで、緑茶飲料のフレッシュな香気としては、「ウリ香」が挙げられる。ウリ香は高級茶である玉露の特徴香であり、ウリ香の元になる香り成分としては、揮発性アルデヒドの一つであるノナナール(Nonanal)がある。本発明に係る緑茶飲料のノナナール含有量は0.5~10ppbであるが、このような範囲であると、緑茶飲料のフレッシュな香気を十分に感じることができる。好適な態様において本発明におけるノナナール含有量は、好ましくは1.0~8.0ppb、より好ましくは1.5~6.0ppb、さらに好ましくは2.0~5.0ppbである。
本発明に係る飲料は、緑茶葉の抽出物を配合して調製した緑茶飲料であり、カテキン類も含まれる。カテキン類の含有量が高過ぎると、カテキン類の苦味や渋味が緑茶飲料としての嗜好を損なうことになるおそれがある。したがって、本発明の緑茶飲料におけるカテキン類の含有量は、1200ppm以下であることが好ましく、1100ppm以下であることがより好ましい。カテキン類の含有量の下限値は、例えば、50ppm以上であり、100ppm以上が好ましく、300ppm以上がより好ましい。
なお。本明細書における「カテキン類」とは、カテキン(C)、エピカテキン(EC)、ガロカテキン(GC)、エピガロカテキン(EGC)、カテキンガレート(Cg)、エピカテキンガレート(ECg)、ガロカテキンガレート(GCg)、及びエピガロカテキンガレート(EGCg)を意味し、「カテキン類の含有量」はこれら8種類の合計量を意味する。飲料中のカテキン類濃度は、逆相カラムによる高速液体クロマトグラフ(HPLC)法により定量することができる。
本発明の緑茶飲料には、上記成分に加えて、アスコルビン酸やアスコルビン酸ナトリウムなどの酸化防止剤を含有させることができる。酸化防止剤の添加により、緑茶飲料の製造過程中や製造後の褐変及び褐変に伴う不快臭の発生を防止することができるので、本発明の効果と相俟って、緑茶飲料の風味を向上させることができる。酸化防止剤の量は、酸化防止剤の種類によって適宜選択すればよく、例えば、L-アスコルビン酸の場合、0.02~0.08重量%程度である。
本発明の飲料は、常温で長期間保存可能な容器詰緑茶飲料であり、通常、保存中におけるpH低下を抑制するために炭酸水素ナトリウムなどのpH調整剤を用いたpH調整がなされている。容器詰緑茶飲料のpHは5.5~7.0程度が好ましく、5.8~6.5程度がより好ましい。このようなpHに調整された緑茶飲料は、pH調整されていない緑茶飲料(例えば、急須で淹れた緑茶飲料)と比較して緑茶飲料の香気が知覚されにくいが、本発明の緑茶飲料は、香りの余韻の低下が抑制され、緑茶飲料に特徴的なフレッシュな香味を強く知覚することができる。本発明の効果の顕著さから、pH調整された緑茶飲料は本発明の好適な態様の一例である。ここで、本明細書におけるpHとは、液状飲料100mLを200mLのビーカーに量り取り、20℃に温度調整をしてpHメータにより測定する値をいう。
その他、本発明の茶飲料には、本発明の所期の目的を逸脱しない範囲であれば、上記成分に加え、必要に応じて各種添加剤が配合されていてもよい。各種添加剤としては、例えば、甘味料、色素類、乳化剤、保存料、ビタミン、エキス類、香料等を単独で又は併用することができる。本発明の効果を顕著に発揮できるという観点からは、甘味料や香料不使用の緑茶飲料であることが好ましい。
容器詰緑茶飲料
本発明は、好ましい態様において、常温で長期間保存可能な容器詰緑茶飲料である。ここで、本明細書における容器詰緑茶飲料とは、容器に詰められて閉栓された飲料であり、RTD飲料(RTD=Ready To Drink:蓋を開けてすぐ飲めるPETボトル、缶、瓶、紙などの容器詰飲料)が含まれる。本発明の容器詰緑茶飲料には、濃縮液が容器に詰められて閉栓され飲用時に水等で希釈して飲料とする希釈タイプの飲料も含まれるが、この場合、L-テアニン、ノナナール等の含有量は、希釈時の飲料が上記範囲となるものを指す。
容器の材質としては、アルミ缶、スチール缶などの金属製容器、PETボトルなどの樹脂製容器、ガラス瓶、紙容器など、飲料容器に通常用いられる材質のいずれも用いることができる。光、酸素などに起因する劣化臭を効果的に低減できるという観点から、特に好ましい態様において、本発明に係る飲料容器は透明な樹脂製である。容器容量も特に制限されないが、100~2000mL、好ましくは200~2000mL、より好ましくは350~2000mL程度である。
本発明に係る容器詰飲料は、常温で長期間保存可能な飲料である。飲料調合液を加熱殺菌した後に容器に充填してもよいし、容器に充填した後に加熱殺菌してもよい。また本発明においては、低温などで無菌充填を行う態様としてもよい。加熱殺菌する際の条件は特に制限されないが、食品衛生法に定められた処理を行えばよく、例えば、缶飲料の場合にはレトルト殺菌(例えば、適宜加圧しながら121℃で7分間加熱殺菌するなど)、樹脂製容器の場合にはUHT殺菌(例えば、飲料組成物を120~150℃で1秒~数十秒保持するなど)などを行うようにすればよいが、ホットパック、膜除菌などを必要に応じて使用してもよい。例えば、レトルト殺菌の場合、110~130℃で10~30分程度、好ましくは120~125℃で10~20分間程度、UHT殺菌の場合、120~150℃で1~120秒間程度、好ましくは130~145℃で30~120秒間程度の条件で処理することができる。
以下、実験例を示して本発明の詳細を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、本明細書において、特に記載しない限り、濃度などは質量(重量)基準であり、数値範囲はその端点を含むものとして記載される。
各成分の定量
緑茶飲料に含まれる各成分は、以下のようにして定量した。なお、粉末茶などの不溶性固形分を含む場合は、遠心分離や濾過によって不溶性固形分を除去してから各成分を分析すればよい。遠心分離は3000rpmで10分間、濾過はメンブレンフィルター(孔径:0.45μm、トスク社)を用いて実施することができる。
(1)L-テアニン
HPLCを用いてL-テアニンを定量した。検量線を作成するための標品として、富士フイルム和光純薬製のテアニン(特級試薬)を用いた。HPLCの測定条件を以下に示す。
・HPLC装置:Waters アミノ酸分析装置2695
・カラム:AccQ―Tagカラム(3.9mm×150mm)
・カラム温度:40℃
・移動相A:AccQ―TagA(pH5.8)
・移動相B:アセトニトリル
・移動相C:水-メタノール(90:10)
・検出:EX250nm EM395nm Gain100
・注入量:5μL
・グラジエントプログラム:
時間(分) 流速(ml/min) %A %B %C
0 1 100 0 0
1 1 99 1 0
16 1 97 3 0
25 1 94 6 0
35 1 86 14 0
40 1 86 14 0
50 1 82 18 0
51 1 0 60 40
54 1 100 0 0
75 1 0 60 40
110 0 0 60 40
(2)グリセロ糖脂質
限外濾過膜(Millipore社、バイオマックスPBMK限外濾過ディスク、ポリエーテルスルホン、300,000 NMWL)を用いて加圧濾過し、膜上の成分を回収して分子量30万以上の画分を得た。これを水に溶解し、塩酸を添加して酸性とした後、酢酸エチルにて液-液分配を行い、このうち酢酸エチル層を回収した(計3回)。この液を濃縮して、逆相クロマトグラフィーに供し、グリセロ糖脂質の定量分析を行った。
定量分析用の標品として、Avanti社のモノガラクトシルジアシルグリセロール(MGDG)およびジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG)を使用した。なお、MGDGの標品を分析すると大きく二つのピークに分かれたため、両方のピークを用いて検量線を作成した。分析条件は以下の通りである。
・逆相カラム:TSK-GEL(TOSOH社、内径4.6mm×長さ150mm)
・サンプル注入量:10μl
・流量:1.0ml/min.
・RI検出器:SHIMADZU社 RIA-10A
・溶離液:95%メタノール
・温度:40℃
(3)ノナナール
各サンプルにおけるノナナールは、GC/MSを用いて定量した。具体的には、試料液をそのままガラス製20ml容クリンプバイアル(直径18mm,AMR社製)に入れ、PTFE製セプタム付きクリンプキャップ(AMR社製)にて密栓し、固相マイクロ抽出法(SPME)にて成分の抽出を行った。定量は、GC/MSの分析結果からクロマトグラムを描画し、検出されたピークの面積を用いて、標準添加法または内部標準法にて行った。使用した機器及び条件を以下に示す。
・固相マイクロ抽出用ファイバー:SPME Arrow (1.1 mm, Phase Carbon WR/PDMS, Thickness: 120μm, Length 20 mm, パルシステム社製)
・オートサンプラー:TriPlus RSH(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)
・分析待ちサンプルの冷却保管温度:1~4℃
・予備加温攪拌装置:Agitator
・予備加温:45℃3分間
・予備加温攪拌:300rpm
・揮発性成分抽出装置:Heatex Stirrer
・揮発性成分抽出:45℃20分間
・揮発性成分抽出時の攪拌:800rpm
・揮発性成分の脱着時間:2分間
・揮発性成分の脱着時ファイバー深さ:50mm
・GCオーブン:Trace 1300(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)
・カラム:DB-WAX UI(60m×0.25mmi.d.×df=0.50μm、アジレントテクノロジーズ社製);ただし不活性化フューズドシリカチューブ(0.25mmi.d.,アジレントテクノロジーズ社製)をプレカラム部(長さ1.5m)、ポストカラム部(長さ1.0m)に接続
・GC温度条件:40℃(5分間)→3℃/分→190℃→5℃/分→250℃(15分間)
・平衡化待ち時間:0.5分間
・キャリアーガス:ヘリウム,1.0ml/分,流量一定モード
・インジェクション:スプリットレス法
・インレット温度:250℃
・クライオフォーカス機能:液体窒素冷却装置およびヒーター(PTVインジェクタを利用、サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)をプレカラム部に設置
・クライオフォーカス条件:-95℃(2.5分間)→14.5℃/分→250℃(分析終了まで)
・質量分析装置:Q Exactive GC Orbitrap MS system(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)
・イオン化方式:EI(70eV)
・測定方式:Orbitrapによるスキャン測定
・Runtime:3.5~80.0分
・Polarity:positive
・Resolution:60000
・AGC target:3e6
・スキャンレンジ:m/z35~500
・定量イオン:m/z 81.06987(ピーク形状または感度が良好でない場合、AGC targetの変更や、SIMモードを使用)
・MS Range:5~10ppm(質量のずれがある場合は、上記定量イオンのm/zを適宜シフト)
(4)カテキン類
HPLCによって緑茶飲料のカテキン類含有量を分析した。定量分析用の標品として、カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、カテキンガレート、エピカテキンガレート、ガロカテキンガレートおよびエピガロカテキンガレート(栗田工業、高純度試薬)を使用した。HPLCの測定条件を以下に示す。
・HPLC装置:TOSOH HPLCシステム LC8020 model II
・カラム:TSKgel ODS80T sQA(4.6mm×150mm)
・カラム温度:40℃
・移動相A:水-アセトニトリル-トリフルオロ酢酸(90:10:0.05)
・移動相B:水-アセトニトリル-トリフルオロ酢酸(20:80:0.05)
・検出:UV275nm
・注入量:20μL
・流速:1.0mL/min.
・グラジエントプログラム(体積%):
時間(分) %A %B
0 100 0
5 92 8
11 90 10
21 90 10
22 0 100
29 0 100
30 100 0
実験1:緑茶飲料の製造と評価(参考例)
火入れ強めの煎茶からベースとなる緑茶飲料を調製し、ベースととなる緑茶飲料にL-テアニン(太陽化学製、純度99.4%)を添加し、下表に示す量でテアニンを含有する容器詰緑茶飲料を製造した。本実験で調製した緑茶飲料は、いずれも、グリセロ糖脂質の含有量が約70ppb、ノナナール含有量が約1ppb、カテキン類含有量が約400ppmであった(pH:約6.0)。
次いで、得られた緑茶飲料について、下記の基準に基づいて、専門パネル6名にて官能評価を実施した。サンプルaを基準とし、緑茶飲料サンプルの香りの余韻について、専門パネルがそれぞれ評価した後、パネル全員で協議して評価を決定した。
〇:サンプルaと同等の香りの余韻がある
△:基準に比べるとやや香りの余韻が劣る
×:基準に比べるとあきらかに香りの余韻が低下する
Figure 0007026273000001
評価結果を表1に示すが、テアニンを100ppm以上の濃度で含有する緑茶飲料は、香りの余韻が低下することが判明した。特に、テアニン含有量が100ppm以上になると、ミドルからラストにかけて緑茶本来の火香の余韻低下が知覚され、それにより青香と火香のバランスが崩れることが分かった。
実験2:テアニン高含有緑茶飲料の製造と評価
2-1.緑茶飲料の製造と評価(テアニン含有量:300ppm)
実験1で使用したベースの緑茶飲料に、緑茶飲料中のテアニン及びグリセロ糖脂質含有量が下表に示す量となるように、L-テアニン(太陽化学製)、ジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG、Avanti社製、純度99%以上)を加えて完全に溶解し、容器詰緑茶飲料を製造した。本実験で調製した緑茶飲料は、いずれも、ノナナール含有量が約1ppb、カテキン類含有量が約400ppmであった(pH:約6.0)。
次いで、得られた緑茶飲料について、専門パネル6名にて官能評価を実施した。具体的には、緑茶飲料サンプルの香りの余韻について、サンプル1-1を4点、サンプル1-2を1点とし、下記の基準に基づいて4段階で評価した。官能評価においては、基準となるサンプル1-1およびサンプル1-2を飲用してディスカッションし、香りの余韻の低減について各パネルが共通認識を持つようにした上で、専門パネル6名が飲料サンプルをそれぞれ評価し、各パネルの評価の平均点を算出した。
4:サンプル1-1と同等の香りの余韻を感じる
3:サンプル1-1に比べて香りの余韻が若干弱くなっている
2:サンプル1-1と比べて香りの余韻が弱くなっているが、サンプル1-2と比べると香りの余韻が感じられる
1:サンプル1-2と同等かそれ以上に香りの余韻の低減を感じる
Figure 0007026273000002
表に示した結果から明らかなように、高濃度のL-テアニンによって低下した香りの余韻が、グリセロ糖脂質を配合することによって改善され、青香と火香のバランスが良好で、緑茶のフレッシュな香りが感じられる緑茶飲料が得られた。なお、サンプル1-4については、香りの余韻低減は改善されていたが、呈味がべたつきキレが悪い、という評価をしたパネルがいた。
2-2.緑茶飲料の製造と評価(テアニン含有量:1100ppm)
実験1で使用したベースの緑茶飲料に、緑茶飲料中のテアニン及びグリセロ糖脂質含有量が下表に示す量となるように、L-テアニン(太陽化学製)、ジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG、Avanti社製)を加えて完全に溶解し、容器詰緑茶飲料を製造した。本実験で調製した緑茶飲料は、いずれも、ノナナール含有量が約1ppb、カテキン類含有量が約400ppmであった(pH:約6.0)。
次いで、得られた緑茶飲料について、専門パネル6名にて官能評価を実施した。具体的には、緑茶飲料サンプルの香りの余韻について、サンプル2-1を4点、サンプル2-2を1点とし、下記の基準に基づいて4段階で評価した。官能評価においては、基準となるサンプル2-1およびサンプル2-2を飲用してディスカッションし、香りの余韻の低減について各パネルが共通認識を持つようにした上で、専門パネル6名が飲料サンプルをそれぞれ評価し、各パネルの評価の平均点を算出した。
4:サンプル2-1と同等の香りの余韻を感じる
3:サンプル2-1に比べて香りの余韻が若干弱くなっている
2:サンプル2-1と比べて香りの余韻が弱くなっているが、サンプル2-2と比べると香りの余韻が感じられる
1:サンプル2-2と同等かそれ以上に香りの余韻の低減を感じる
Figure 0007026273000003
表に示した結果から明らかなように、高濃度のL-テアニンによって低下した香りの余韻が、グリセロ糖脂質を配合することによって改善され、青香と火香のバランスが良好で、緑茶のフレッシュな香りが感じられる緑茶飲料が得られた。
2-3.緑茶飲料の製造と評価(テアニン含有量:2000ppm)
実験1で使用したベースの緑茶飲料に、緑茶飲料中のテアニン及びグリセロ糖脂質含有量が下表に示す量となるように、L-テアニン(太陽化学製)、ジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG、Avanti社製)を加えて完全に溶解し、容器詰緑茶飲料を製造した。本実験で調製した緑茶飲料は、いずれも、ノナナール含有量が約1ppb、カテキン類含有量が約400ppmであった(pH:約6.0)。
次いで、得られた緑茶飲料について、専門パネル6名にて官能評価を実施した。具体的には、緑茶飲料サンプルの香りの余韻について、サンプル3-1を4点、サンプル3-2を1点とし、下記の基準に基づいて4段階で評価した。官能評価においては、基準となるサンプル3-1およびサンプル3-2を飲用してディスカッションし、香りの余韻の低減について各パネルが共通認識を持つようにした上で、専門パネル6名が飲料サンプルをそれぞれ評価し、各パネルの評価の平均点を算出した。
4:サンプル3-1と同等の香りの余韻を感じる
3:サンプル3-1に比べて香りの余韻が若干弱くなっている
2:サンプル3-1と比べて香りの余韻が弱くなっているが、サンプル3-2と比べると香りの余韻が感じられる
1:サンプル3-2と同等かそれ以上に香りの余韻の低減を感じる
Figure 0007026273000004
表に示した結果から明らかなように、高濃度のL-テアニンによって低下した香りの余韻が、グリセロ糖脂質を配合することによって改善され、青香と火香のバランスが良好で、緑茶のフレッシュな香りが感じられる緑茶飲料が得られた。
実験3:テアニン高含有緑茶飲料の製造と評価
3-1.緑茶飲料の製造と評価
実験1とは異なる煎茶(実験1で用いた煎茶と比較して火入れが弱めで青々しい香りが主体の煎茶)からベースとなる緑茶飲料を調製した。次いで、ベースととなる緑茶飲料に、緑茶飲料中のテアニン及びグリセロ糖脂質含有量が下表に示す量となるように、L-テアニン(太陽化学製)、モノガラクトシルジアシルグリセロール(MGDG、Avanti社製、純度99%以上)、ジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG、Avanti社製)を加えて完全に溶解し、容器詰緑茶飲料を製造した。本実験で調製した緑茶飲料は、いずれも、ノナナール含有量が3.5ppb、カテキン類含有量が460ppmであった(pH:約6.0)。
次いで、得られた緑茶飲料について、専門パネル6名にて官能評価を実施した。具体的には、緑茶飲料サンプルの香りの余韻について、サンプルA-1を4点、サンプルA-2を1点とし、下記の基準に基づいて4段階で評価した。官能評価においては、基準となるサンプルA-1およびサンプルA-2を飲用してディスカッションし、香りの余韻の低減について各パネルが共通認識を持つようにした上で、専門パネル6名が飲料サンプルをそれぞれ評価し、各パネルの評価の平均点を算出した。
4:サンプルA-1と同等の香りの余韻を感じる。
3:サンプルA-1に比べて香りの余韻が若干弱くなっている
2:サンプルA-1と比べて香りの余韻が弱くなっているが、サンプルA-2と比べると香りの余韻が感じられる
1:サンプルA-2と同等かそれ以上に香りの余韻の低減を感じる
Figure 0007026273000005
表に示した結果から明らかなように、高濃度のL-テアニンによって低下した香りの余韻が、グリセロ糖脂質を配合することによって改善され、青香と火香のバランスが良好で、緑茶のフレッシュな香りが感じられる緑茶飲料が得られた。また、グリセロ糖脂質として、モノガラクトシルジアシルグリセロール(MGDG)を配合した場合も、ジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG)を配合した場合と同等の効果があることが確認された。
3-2.緑茶飲料の製造と評価
実験3-1で用いたベースの緑茶飲料に、緑茶飲料中のテアニン及びグリセロ糖脂質含有量が下表に示す量となるように、L-テアニン(太陽化学製)、粉末緑茶(一番茶)を加えて、容器詰緑茶飲料を製造した(pH:約6.0、ノナナール含有量:5.0ppb以下)。
次いで、得られた緑茶飲料について、専門パネル6名にて官能評価を実施した。具体的には、緑茶飲料サンプルの香りの余韻について、サンプルB-1を4点、サンプルB-2を1点とし、下記の基準に基づいて4段階で評価した。官能評価においては、基準となるサンプルB-1およびサンプルB-2を飲用してディスカッションし、香りの余韻の低減について各パネルが共通認識を持つようにした上で、専門パネル6名が飲料サンプルをそれぞれ評価し、各パネルの評価の平均点を算出した。
4:サンプルB-1と同等の香りの余韻を感じる。
3:サンプルB-1に比べて香りの余韻が若干弱くなっている
2:サンプルB-1と比べて香りの余韻が弱くなっているが、サンプルB-2と比べると香りの余韻が感じられる
1:サンプルB-2と同等かそれ以上に香りの余韻の低減を感じる
Figure 0007026273000006
表に示した結果から明らかなように、高濃度のL-テアニンによって低下した香りの余韻が、グリセロ糖脂質を配合することによって改善され、青香と火香のバランスが良好で、緑茶のフレッシュな香りが感じられる緑茶飲料が得られた。粉末茶を添加することによって緑茶飲料中のグリセロ糖脂質含有量を調整した場合にも、香りの余韻が増強されることが確認された。

Claims (5)

  1. L-テアニンの含有量が100~2200ppmであり、グリセロ糖脂質の含有量が0.2~30ppmであり、ノナナールの含有量が0.5~10ppbである、容器詰緑茶飲料。
  2. カテキン類の含有量が1200ppm以下である、請求項1に記載の飲料。
  3. グリセロ糖脂質の含有量が1~20ppmである、請求項1または2に記載の飲料。
  4. 緑茶粉末を含有する、請求項1~3のいずれかに記載の飲料。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載の飲料を製造する方法であって、
    L-テアニンの含有量を100~2200ppm、グリセロ糖脂質の含有量を0.2~30ppmに調整する工程を含む、上記方法。
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