JPH0414935A - リングネットワーク及びその障害復旧方法並びにリングネットワークに用いられるノード - Google Patents

リングネットワーク及びその障害復旧方法並びにリングネットワークに用いられるノード

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JPH0414935A
JPH0414935A JP2119524A JP11952490A JPH0414935A JP H0414935 A JPH0414935 A JP H0414935A JP 2119524 A JP2119524 A JP 2119524A JP 11952490 A JP11952490 A JP 11952490A JP H0414935 A JPH0414935 A JP H0414935A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概   要〕 新同期方式と呼ばれる同期多重伝送方式に基づくリング
ネットワークの障害復旧方式に関し、同期多重伝送方式
をベースとして、光ファイバ断やノード障害発生時に、
速やかに効率良くリングネットワークを修復する方式を
提供することを目的とし、 同期多重伝送方式で使用されるSTMフレームのオーバ
ーヘッドの所定ユーザーバイト(UBドを利用して集中
制御型リング、分散制御型リング、及びハイブリッド・
リングにおいて各ノードで検出した入力障害を他のノー
ドに送ることにより、監視ノド又は分岐・挿入ノードで
障害箇所を検出してループバック処理又はハイブリット
処理を行うように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は゛ノング不ノトワークの障害復旧方式に関し、
特ごこ新同期方式と呼ばれる同期多重伝送方式に基づく
リングネットワークの障害復旧方式に関するものである
CCITTや米国TI委員会等で標準化が進められてい
る同期多重伝送方式(SDH又は5ONET)をベース
としたリングネットワークは、今後の加入者系(都市ネ
ットワーク)への適用が期待されており、高速・広帯域
の光伝送システムをベースとしたリングネットワークが
構築される場合、ネットワークの障害サハイハビリティ
は、情報社会においてネットワーク障害が社会的に与え
る影響が極めて大きなものであることから、重要であり
、最初から考慮されている必要がある。
〔従来の技術と課題〕
従来より、提案されているネットワークの障害復旧方式
としては、L A N等において使用されているループ
バックによる復旧方式であるが、これらはバケット通信
を基本とした矛ノドワークであり、所定のプロトコルを
介して行うので上記の同期多重伝送方式には適用できず
、しかも障害復旧時間が長いという問題があった。
一方、現用線−予備線切替制御用のAPSバイト(ST
MフレームにおけるKl、に2バイト)の使用方法につ
いてはCCITTや米国T1委員会で標準的使用方法が
ポイント−ポイント間通信については勧告化されている
が、リングネットワークへの適用については、まだ堤案
されていない。
そこで、本発明は、同期多重伝送方式をベースとして、
光ファイバ断やノード障害発生時に、速やかに効率良く
リングネットワークを修復する方式を擢供することを目
的とした。
〔課題を解決するだめの手段及び作用〕現在、同期多重
伝送方式のSTMフレームフォーマットにおけるオーバ
ヘット・バイトの使用の仕方については、国際標準化の
途中過程にあり、この点に鑑みて本発明者はオーバヘッ
ド・バイトを、リングネットワークにおける障害復旧に
供することを考えた。
即ち、第1図は、上記のSTMフレームフォーマット(
特に5Tlvl−1フレームフオーマツト)を示したも
ので、A1.A2.B1.B2  CID1〜D12.
El、B2.K1.に2はそれぞれバイトを示しており
且つ既にその用途が国際標準化されており、その他のF
1バイト及びZIZ2バイトは未だ国際標準化されてお
らず、は国内使用に供されることが決まっているだけで
ある。
尚、その他のバイトは国内使用向けに当てられている。
そこで、本発明では、後者のF1バイトやZIZ2バイ
トのような未使用バイトをユーザーバイト(UBド(U
B)として用いることにより、互いに反対回りの現用線
Wと予備線Pの光ファイバ伝送路で構成したリング・ふ
ントワークの障害復旧に以下のように利用しようとした
ものである。
弘1ノング・ネットワークの ム  2  :このリン
グ・ネットワークの場合には、第1図に示すように、分
岐・挿入ノード(図では例えばノードA−Dを示してお
り、以下、単にノードと称することがある)と、これら
のノードを監視する監視ノードS■とで構成されており
、まず、同図(a)に示すように、ノードAで現用線W
(又は予備線Pでも同様)の入力障害(×印)を検出し
た時、現用線W及び予備線Pをそれぞれ流れるSTMフ
レーム中のオーバーヘッドの所定のユーザバイトUBに
それぞれ障害情報を書き込んで送信する。
この分岐・挿入ノードは、また入力障害を検出していな
いときはユーザーバイト(UB)UBをそのまま通過さ
せるので、監視ノードSVには、現用線W及び予備線P
からのユーザーバイト(UBドUBによる障害情報が送
られて来る。
そこで、監視ノードS■では、同図(b)に示すように
、その障害情報を検出して障害箇所を求め、その障害箇
所の両側のノード、即ち、ノードAとBに対するループ
バック要求を該ユーザーバイト(UBドUBに書き込ん
で送出する。
このループバック要求は現用線WにおいてノーFC,B
、予備線PにおいてノードDを素通りしてそれぞれノー
ドB及びAに送られ、同図(C)に示すように、これら
のノードにおいてループバックを実行して障害復旧させ
る。
この場合、障害情報が、オーバーヘッド中の別のループ
バック要求バイト(第1図に示す既に国際標準化された
K1.に2バイト)を含むようにすれば、国際標準化に
沿う形となる。
リング・ネットワークの 人  3 このリング1ネツトワークの場合には、監視ノードは無
く、各分岐・挿入ノードが対等の関係にある。
従って、同図(a)に示すように、分岐・挿入ノードA
が、現用線W(又は予備線Pの場合も同様)の入力障害
を検出した時、現用綿W及び予備線Pにおいてそれぞれ
ユーザーバイト(UBドUBにループバック要求を含む
障害情報を書き込んで送出する。
また、上記と同様にノー1”C,Dはユーザーバイト(
UBドUBを素通りさせる。
このような障害情報を受けた各ノードの内、ノードBで
は自局の出力側に障害箇所が存在することを検出するこ
とになるので、同図(b)に示すように、そのループバ
ック要求を実行すると共にそのループバック要求を送出
したノードAに対して該ループバック要求を返送する。
これにより、ノードAでは返送されて来たループバック
要求により自局のループバンクを実行するので、同図(
C)に示すように、ノードAとBのループバンクが完了
して障害復旧する。
尚、これら集中制御型及び分散制御型のいずれにおいて
も、第4図(a)に示すようにリングネットワークが現
用線Wと予備線Pとが11の場合だけでなく、複数本の
現用線と1本の予備線(同図(b)のW1〜W3とPI
)とで構成したユニディレクショナル・リングとしたこ
とができ、また、時計回りと反時計回りの現用線のペア
と反時計回りと時計回りの予備線のペア(同図(C)の
Wl、W2とPl、P2)により構成されたバイディレ
クショナル・リングとしでもよく、更ムこは、現用線の
ペアが複数組あり、予備線のペアカ月1(同図(b)の
W1〜W6とPl、P2)あるバイディレクショナル・
リングにしても同様にして障害復旧させることかできる
この場合も分散制御型と同様に監視ノードが無く、各分
岐・挿入ノードが対等の関係に在るが、但し、第5図に
示すように、ノードA−B間で障害が発生したとき、ノ
ードAからの現用線Wによる信号はノードBに受信され
るまでノードD→E→Cと伝送されるが、ノードAから
の予備線Pによる信号はくるくる回ることになる。
このとき、各ノードでは、現用線Wからの入力信号が障
害であれば予備線Pからの入力信号を分岐し、予備線P
からの入力信号が障害であれば、現用線Wからの入力信
号を分岐し、いずれも正常であるときには現用線Wから
の入力信号を分岐するように切り替えることができる。
但し、分岐しないチャネルのときには、そのまま通過さ
せる。
そして、この場合、各ノードが、上記と同様に現用線W
又は予備線Pで入力障害を検出した時には、現用線W及
び予備線Pにおいてユーザーバイト(UB)UBにそれ
ぞれ障害情報を書き込んで送出すると共に入力障害を検
出していないときは該ユーザーバイト(UBドUBをそ
のまま通過させるようにすれば、第5図のような場合に
は、このユーザーバイト(UBドUBを参照してノード
A−B間が障害状態にあることを評定することができる
〔実 施 例〕
以下、本発明に係るリングネットワークの障害復旧方式
の実施例を説明する。
まず、本発明方式で用いるオーバーへノド中の所定のユ
ーザーバイトとしては第1図に示したSTM−1フレー
ムフt−マット中のF1ハイトヲ用いることとした。但
し、これは、国内用に割り当てられるZl、Z2バイト
を用いてもよく、また更に種々の変形例を用いることも
可能である。
第6[ff1(a)には、F1バイトの一実施例が示さ
れており、この実施例では、ビットb1.b2が指示子
に割り当てられ、ビットb1が“0゛の場合は現用線で
の障害検出を示し、′1”の場合は予備線での障害検出
を示し、ビットb2が“′0°′の場合は障害報告を示
し、“1゛の場合はループバック(プロテクンヨン切替
)要求を受けるノード番号が運ばれていることを示して
いる。また、ビットb3〜b8が障害にかかるノードを
識別するためのノード番号に劃り当てられている。
このようなF1バイトはノード番号情報として6ビノト
しか使用できないため、ノード数が26−64を越える
場合には、同図(b)に示すように次のフレームのF1
バイトも加えた12ビツトの連続2バイト(以下、第1
のF1バイト、第20Flバイトと呼ぶ)を用い、第1
のF1ハイ]・の先頭ビットb1を’o”、第2のF1
バイトの先頭ピノ)blを“1パで定義し、それぞれ現
用線及び予備線の障害検出用バイトとしたことができる
この第1のF1バイトと第2のF1バイトの一例が同I
F (C)に示されており、(1)の場合は現用線及び
予備線共に正常状態に在り、(2)の場合は第2のF】
バイトのビットb7.b8が”°1“であることから、
予備線においてノード「3」が入力障害を検出したこと
を示しており、(3)の場合には、第1のF1バイトの
ビットb8が“°1”であることから、現用線において
ノード「1」が入力障害を検出したことを示している。
但し、以下の説明では、簡略化のため、第1のFlバイ
トと第2のF1バイトをまとめて同図(d)に示すよう
に、Fl、(#ny#!に、S)のように示し、#nは
現用線障害検出ノード番号、#には予備線障害検出ノー
ド番号、Sは障害報告(“0”)か切替要求(“1”)
かを示すものとした。
以下、上述のF1バイトを用いて上記の各リングでの障
害復旧方式について説明する。
束土解纒杢ユlグ 第7図は、集中制御型リングネノhワークに用いられる
分岐・挿入ノード及び監視ノードの一実施例を示したも
ので、現用線W用の受信部lと送信部3と、予備線P用
の受信部4と送信部2と、オーバーヘッド処理部5.6
と、データ分岐・挿入・通過処理部7とで構成されてお
り、受信部14はそれぞれ現用線W、予備線Pに接続さ
れて光入力信号を電気信号に変換する光受信部11.4
1と、この電気信号からSTMフレームのオーバーヘッ
ドを分岐してオーバーヘッド処理部5.6に与えるオー
バーヘッド分岐部12.42と、オーバーヘッド以外の
主信号を処理して分岐・通過信号をデータ分岐・挿入・
通過処理部7に送る主信号処理部13.43とで構成さ
れており、送信部2,3はそれぞれデータ分岐・挿入・
通過処理部7からの挿入・通過信号を処理する主信号処
理部21.31と、挿入・通過信号にオーバーヘッド処
理部5,6からのオーバーへラドを挿入するオーバーヘ
ッド挿入部22.32と、このようにして生成された電
気信号を光信号に変換してそれぞれ予備線P、現用線W
に送出する光送信部2333とで構成されている。尚、
以下に述べるオーバーヘッドに関する処理はオーバーヘ
ッド処理部5.6で実行されることとなる。
■   Wの     8 参 ノードAとノードBの間の現用線(光ファイバ)Wが切
断障害を起こした場合について本発明の障害復旧方式を
説明する。
(a)現用線Wでの入力障害を光受信部11で検出した
ノードAはそのノード番号Aを障害情報としてのF1バ
イトを送出する。この場合、現用線Wの下流にはオーバ
ーヘッド処理部5と6の通信によりFl(A、−,0)
とループバック要求K(W→P)を出し、予備線Pの下
流にはやはりオーバーヘッド処理部5と6の通信により
Fl(A、−,0)を送出する。尚、このループバック
要求には第1図に示したように国際標準化されているも
のであり、これを用いれば標準化に沿うことになるが、
第6図(d)に示したようにF1バイトにSビットを用
いればループバック要求を行うことになるので、このル
ープバック要求には特に使用しなくてもよい。
そして、ノードDは正常であるからノードAから現用線
Wを伝わってきたF1バイトを通過させ、ノードBとC
はノードAから予備線Pを伝わってきたF1バイトを通
過させる。このときは、入力信号自体を、受信部1とデ
ータ分岐・挿入・通過処理部7と送信部3とを接続した
ルートで通過させる。
(b)監視ノードS■は、ノードAから現用線W及び予
備線Pを伝送されて来た障害情報(Flバイト十にバイ
ト)をオーバーヘッド処理部5.6で検′出し、この新
しい状況を解析して予備線P上ヘノードAでのループバ
ック要求(指令)、K(W→P ) 、Fl(A、A、
I)を送出する。また監視ノードS■は予備線W上ヘノ
ードBでのルーブハνり要求K (W−P ) 、Fl
(B、8.1)を送出する。そして、ノードAは監視ノ
ードS■からのループバック要求を検出し、これを実行
後、ループバック応答K(W−、P )、Fl(A、A
、1)を返すと共に、ノーFBもループバックを実行後
、応答K(W→P)、Fl(B、B、1)を監視ノード
SVへ返す。
(C)監視ノードS■はノードA及びBからのループバ
ック応答を受信することで障害復旧ルート(ループバッ
クルート)が完成したことを確認する。この障害復旧完
成後、監視ノードSVはF1バイトをリセットし、現用
線W及び予備線PへFl(W、−,0)を送出する。従
って、定常状態では監視ノードSVは現用線W上からF
l(A、−,0)を検出し、予備線P上からFl(W、
B、O)を検出している状態となる。
■   W び   Pの     9ノードAとノー
ドBの間の現用線W及び予備線Pが共に切断障害を起こ
した場合について本発明の障害復旧方式を説明する。
(a)現用線Wで入力障害を検出したノーF’Aは、現
用線Wの下流にFl(A、−,0)とループバック要求
K(W−P)を送出し、予備線Pの下流にはFl(A、
−,0)を送出すると共に予備線Pで障害を検出したノ
ードBは、現用線Wと予備線Pの下流にFl(W、B、
0)を送出する。
この場合、予備線P上のPI(A、−、O)はファイバ
切断(P切断)のため、ノードBに届かず、また、現用
線W上のFl(W,8,0)はファイバ切断(W切断)
のため、ノードAには届かない。ノードDは正常である
からノードAから現用線Wを伝わって来たF1バイトを
通過させ、ノードCはノードBから予備線Pを伝わって
来たF1バイトを通過させる。
(b)監視ノードS■は、ノードAから予備線W上を伝
送されて来たループバック要求K(W→P)や障害情報
Fl(A、−,0)、及びノードBから予備線P上を伝
送されて来た障害情報Fl(W、B、0)を検出し、こ
の新しい状況を解析して予備線P上ヘノードAでのルー
プバンク要求K(W→P)、Fl(A、A、1)を送出
すると共に現用線W上ヘノードBでのループバンク要求
K(W→P ) 、PI(B、B、1)を送出する。
ノードAは監視ノードS■からのループバンク要求を検
出し、これを実行後、応答K(W−P)、Fl(A、A
、I)を返し、ノードBもループバック実行後、応答K
 (W、P) 、Fl(B、B、1)を監視ノードSV
へ返す。
(C)監視ノードS■はノードA及びBからのルブハノ
ク応答を受信することで障害復旧ルート(ループバック
ルート)が完成したことを確認する。この障害復旧完成
後、監視ノードS■はF1バイトをリセットし、現用線
W及び予備線Pへ送出する。従って、定常状態では監視
ノードS■は現用線W上からFl(A、−、O)を検出
し、予備線P上からFl(W、B、O)を検出している
状態となる。
■複数障害例(第10図参照) ノードAとBの間で現用線Wと予備線P両方が破断し、
ノードDとAの間で予備線Pが破断した場合について本
発明による障害復旧方式を説明する。
(a)上記の例と同様にしてノードAはループハ7り要
求K (W−P) 、 Fl(A、A、O)を現用線W
の下流に送出して監視ノードS■へ伝え、ノードBは障
害情報Fl(W、B、O)を予備線Pの下流に送出して
監視ノー+;SVへ伝える。
(b)監視ノードS■は新しいリングの状況(障害状態
)を解析してノードDでのループバック要求K (W−
P) 、 Fl(D、D、])を予備線P上に送出し、
またノードBでのループバック要求K(W→P) 、 
Fl(B、B、1)を現用線W上に送出する。そして、
ノードDは監視ノードS■からのループバンク要求を検
出し、これを実行後、応答K(W−+P)Fl、 (D
、 D、 1.)を監視ノードSVへ返し、ノードBも
監視ノードSvからのルーブハ、り要求を検出し、これ
を実行後、応答K (W−P) 、 Fl(B、8.1
)を監視ノードSVへ返す。
(C)監視ノードS■はノードD及びBからの切替応答
を受信することで障害復旧ルート(ループバンクルート
)が完成したことをtilmする。この障害復旧完成後
、監視ノードSvはF1バイトをリセットし、現用線W
及び予備線Pへ送出する。
従って、定常状態では監視ノードSVは現用線W上から
Fl(D、−、O)を検出し、予備線P上から11(W
、B、O)を検出している状態となる。
分散M朗杢yヱグ この分散制御型リング27トワークでは監視ノードは無
く、各分岐・挿入ノードが対等の関係に置かれるが、こ
の場合の各ノードも第7図に示した構成例を適用するこ
とができるものであり、集中制御型リングの場合と異な
るのは監視ノードが存在しないため、F1バイトが監視
ノードでリセットされない点であり、他は集中制御型リ
ングと同様なプロセスを踏む。
■    W  び     Pの        1
1  参ノードAとノードBの間の現用MW及び予(1
1!線Pが共に切断障害を起こした場合について本考寡
の障害復旧方式を説明する。
(a)現用線Wで障害を検出したノードAは、現用線W
の下流にはFl(A、*、0)とループバック要求K(
W−P)を送出し、予備線Pの下流にはF】(A、*、
O)を送出する。この場合、障害初期状態では、ノード
Aは予備線P上の障害を知らない可能性があり、 Fl
(A、−,0)を送出するが、やがてノードBからの障
害情報が予備線P上を伝達されて来てこれを知り、Fl
(A、B、−)を送出するようになる。
そういう意味で*は時間依存性のパラメータを示してい
る。尚、この場合、上述したようにループバック要求の
にバイトを用いないとすれば、例えばFl(A、傘、0
)の「0」を「1」にすれば他ノードに対するループバ
ック要求となる。
予備線Pで障害を検出したノードBはそのノード番号を
ロードしたF1バイトのFl(傘、B、O)を現用線W
及び予備線Pの下流の両方に送出する。この場合、予備
線P上のFl(^、*、O)はファイバ切断(P切断)
のためノードBに届かず、また、現用線W上のFl(ネ
、B、0)はファイバ切断(W切断)のためノードAに
届かない。ノードD、E、CはノードAから現用線Wを
伝わって来たF1バイトを通過させ、ノードC,E、D
はノードBから予備線Pを伝わって来たF1バイトを通
過させる。
(b)ノードBは、ノードAから現用線W上を伝送され
て来たループバック要求K(W→P)やFl(A、*、
0)を含む障害情報を検出することにより、自局の位置
を判断してノードAとB間の予備!P上の障害を検出す
ると共に自局のループバックを実行すると共に、ノード
Bはその後、ノードAに対してループバック応答K (
W−P) 、PI(八、B、O)を予備線P上へ送出す
る。
(C)ノードAはノードBからのループバックを予備線
Pを介して受信することで自局の位置を判断してノード
AとB間の現用線W上の障害を検出するので、自局での
ループバックを実行する。これにより、障害復旧ルート
(ループバックルード)が完成したことを確認し、この
障害復旧完成後の定常状態ではFl(A、B、O)が現
用線W及び予備線P上で伝送されている状態となる。
■       LIIJJ上 ノーFAとノードBの間の現用線W及び予備線Pが共に
切断障害を起こし、更にノードBとCの間で現用線Wが
破断した場合について本発明の障害復旧方式を説明する
(a)ノードAはループバック要求K(W−P)、Fl
(A−,0)を現用線Wの下流に送出してノードCに伝
え、ノードBは現用線W及び予備線P共に入力障害状態
に在るので、Fl (B、 B、0)を予備線Pの下流
に送出してノードAに伝える。
(b)ノードCはノードBからの予備線P上を伝送され
て来た障害情報Fl(B、B、0) とノードAがらの
障害情報Fl(A−、O) とにより、ノードCとノー
18間の現用線wR害を検出するので、ノードCはこの
新しいリングの状況を解析し、ループバック切替を実行
し、切替応答K(W→P)、Fl(A。
C20)をノードAに向かって予備線P上へ送出する。
(C)これを受けたノードAはノードCがらのループバ
ック応答を受信することで、ノードA−B間の現用線W
の障害を検出することとなり、自局のループバックを実
行することにより障害復旧ルート(ループバックルート
)を完成させる。この障害復旧完成後の定常状態では現
用線W及び予備線P上でFl(A、C,0)が伝送され
ている。
ハイブリッド・リング このリングの場合も、監視ノードは無く、各分岐・挿入
ノードが対等の関係に在る。
第13図は、各ノードの構成を概略的に示したもので、
図中、同一符号は第7図の構成で示した部分と同一のも
のを使用することができ、これらに加えて、受信部1又
は4からデータ分岐・挿入・通過処理部7への分岐又は
通過データを選択するセレクタ8と、データ分岐・挿入
・通過処理部7からの挿入又は通過データを送信部2.
3に分配する分配部9と、セレクタ8を制御する制御回
路10とを含んでおり、この制御回路10は受信部1.
4で受信した信号の内のいずれか正常な方の信号を選択
するものであり、いずれも正常な場合は現用線Wの受信
信号を選択するようになっている。但し、セレクタ8を
制御するモードはチャネル対応で分岐・挿入するときだ
けであり、対応するチャネル以外の場合には、点線で図
示したように受信部1.4と送信部3.2とがそれぞれ
スルーで結合されるようになる。尚、信号が正常か否か
の判断は、入力信号断、或いはフレーム同期外れによっ
て行うことができるが、この他、オーバーヘット処理部
5.6で処理されるSTMフレームのオーバーヘッドに
含まれるHIH2ポインタバイトによるアラーム表示や
、ポインタ異常により判断してもよい。
このような構成のノードを用いたバイブリア)・リング
の障害例が第14図に示されている。
(a)ノードA−,B間の現用線Wが破断した例この場
合には、障害情報としてのF1バイトは第8図に示した
場合と同様のF1バイトがノーlAとBから出力される
(時刻11)。そして、ノー4’Aでは、現用線Wが人
力障害を起こしているので、予備線Pを介してノードD
から送られて来る受信信号のみを正常なものとしてチャ
フル対応で受信する。また、ノードBでは現用線Wを介
してノードCからの受信信号と、予(RHPを介してノ
ードAからの受信信号とが共に正常なものとしてチャネ
ル対応で受信されるので、ノードBの制御口810は現
用線Wの受信信号を優先して受信するようにセレクタ8
を切り替える。尚、その他のノーFC,E、  Dは現
用*W及びli! P f71受信信号を通過させるだ
けである。
その後、時刻tIから暫く経過した時刻L2でも、F1
バイトの状態は全く変わらない。
このようにしてノードAとBは現用線Wと予備線Pとに
よりループバックでない相互通信を行うこととなる。
また、この場合にもオーバーヘッドが用いられるので、
ノードAとBにおいて上述したように障害評定(ノード
A−B間の現用線Wが破断)を行うことができる。
(b)ノードA−B間の現用線W及び予備線Pが共に破
断した例 この場合には、障害情報としてのF1バイトは第9図及
び第11図に示した場合と同様のF1バイトがノードA
とBから出力される(時刻11)。
そして、ノードAでは、現用vAWが入力障害を起こし
ているので、予備線Pを介してノードDから送られて来
る受信信号のみを正常なものとして受信し、また、ノー
ドBでは、予備線Pが入力障害を起こしているので、現
用線Wを介してノードCから送られて来る受信信号のみ
を正常なものとして受信する。
その後、時間経過した時刻t2では、ノー)−A及びB
共にそれぞれ予備線P及び現用線Wの障害を知るのでF
1バイトは図示のようになる。
このようζこしてノードA (!−B i、を現用線W
と予備線Pとによりループバンクでない相互通信を行う
こととなる。
また、この場合にもF1バイトにより、ノーLAとBに
おいて上述したように障害評定(ノードA−B間の現用
線Wが破断)を行うことができる。
(c)ノードA−B間の現用線W及び予備線Pが共に破
断し且つノードB−C間での現用線Wが破断した例 この場合には、障害情報としてのF1バイトは第10図
及び第12図に示した場合と同様のF1バイトが現用線
W及び予備線Pを流れる(時刻t1)。そして、ノード
Aでは、現用線Wが入力障害を起こしているので、予@
HPを介してノードDから送られて来る受信信号のみを
正常なものとして受信し、また、ノードBでは、現用線
W及び予備線Pが共に入力障害を起こしているので、信
号受信はできず、ノードCでは現用線Wを介してノード
Eから送られて来る受信信号を優先的に正常なものとし
て受信する。
その後、時間経過した時刻t2では、ノードAがノード
Bの入力障害を検出するため、図示のようなF1バイト
となって現用線Wを流れることとなる。
このようにしてノーFAとCが現用綿Wと予備線Pとに
よりループバックでない相互通信を行うこととなる。
また、この場合にもオーバーヘッドが用いられるので、
ノードAとBとCにおいて上述したように障害評定(ノ
ードA−B間の現用・予備線が破断及びノードB−C間
の現用線Wが破断)を行うことができる。
このように、ハイフ゛りンド・リングではオーバーヘッ
ドを合わせて適用することにより1、リングの障害対応
性(特に複数障害やカタストロフィンク障害時への対応
)を高めることが可能となる。
(発明の効果〕 以上のように、本発明に係るリングネットワークの障害
復旧方式によれば、同期多重伝送方式で使用される37
Mフレームのオーバーへンドの所定ユーザーバイト(U
Bドを利用して集中制御型リング、分散制御型リング、
及びハイブリッド・リングにおいて各ノードで検出した
入力障害を他のノードに送ることにより、監視ノード又
は分岐・挿入ノードで障害箇所を検出してループバック
処理又はハイブリッド処理を行うように構成したので、
プロトコルを介さずに短時間で障害復旧を達成させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るリングネットワークの障害復旧
方式に用いる37Mフレームのオーバーヘッドのフォー
マット図、 第2図は、本発明に係るリング(集中制御型リング)ネ
ットワークの障害復旧方式の原理構成図、第3図は、本
発明に係るリング(分散制御型リング)ネットワークの
障害復旧方式の原理構成図、第4図は、本発明に用いる
種々のリング構成例を示した図、 第5図は、本発明に係るリング(ハイブリット・リング
)ネットワークの障害復旧方式の原理構成図、 第6図は、本発明で用いるオーバーヘット中のF1バイ
トを説明するための図、 第7図は、本発明において集中制御型及び分散制御型リ
ングを構成する分岐・挿入ノード及び監視ノードの構成
例を示すブロック図、 第8図は、本発明の実施例により集中制御型リングで現
用線が破断した例を示した図、第9図は、本発明の実施
例により集中制御型リングで現用線及び予備線が共に破
断した例を示した図、 第10図は、本発明の実施側番コより集中制御型リング
で複数障害が発生した例を示した図、第11図は、本発
明の実施例により分散制御型リングで現用線及び予備線
が共に破断した例を示した図、 第12図は、本発明の実施例により分散制御型リングで
複数障害が発生した例を示した図、第13図は、本発明
方式に用いるハイブリット・リングの各分岐 挿入ノー
ドの構成例を示したブロック図、 第14図は、本発明方式に用いるハイブリッド・リング
の種にの障害状態による評定を示した図、である。 UB・・・ユーザーバイト(UBド(Fl)、W・・・
現用線、 P・・・予備線、 A−E・・・分岐・挿入ノード、 SV・・・監視ノード。 図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 代 理 人

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同期多重伝送方式に基づく集中制御型リングネッ
    トワークの障害復旧方式において、 該リングネットワークが、互いに反対回りの現用線(W
    )と予備線(P)の光ファイバ伝送路で構成され、 分岐・挿入ノードが、現用線(W)又は予備線(P)で
    入力障害を検出した時、現用線(W)及び予備線(P)
    をそれぞれ流れるフレーム中のオーバヘッドの所定のユ
    ーザーバイト(UB)にそれぞれ障害情報を書き込んで
    送信すると共に入力障害を検出していないときは該ユー
    ザーバイト(UB)をそのまま通過させ、 監視ノードが、該ユーザーバイト(UB)の障害情報を
    検出して障害箇所の両側のノードに対するループバック
    要求を該ユーザーバイト(UB)に書き込んで送出し、 該ループバック要求に対応したノードがループバックを
    実行して障害復旧させることを特徴としたリングネット
    ワークの障害復旧方式。
  2. (2)該障害情報が、該オーバーヘッド中の別のループ
    バック要求バイト(K)を含んでいることを特徴とした
    請求項1に記載のリングネットワークの障害復旧方式。
  3. (3)同期多重伝送方式に基づく分散制御型リングネッ
    トワークの障害復旧方式において、 該リングネットワークが、互いに反対回りの現用線(W
    )と予備線(P)の光ファイバ伝送路で構成され、 各分岐・挿入ノードが、現用線(W)又は予備線(P)
    で入力障害を検出した時、現用線(W)及び予備線(P
    )をそれぞれ流れるフレーム中のオーバヘッドの所定の
    ユーザーバイト(UB)にそれぞれループバック要求を
    含む障害情報を書き込んで送出すると共に入力障害を検
    出していないときは該ユーザーバイト(UB)をそのま
    ま通過させ、該障害情報から自局の出力側での障害箇所
    を検出したとき該ループバック要求を実行すると共に該
    ユーザーバイト(UB)により該ループバック要求を送
    出したノードに対して該ループバック要求を返送するこ
    とを特徴としたリングネットワークの障害復旧方式。
  4. (4)該リングネットワークが、複数本の現用線(W)
    と1本の予備線(P)とで構成されることを特徴とした
    請求項1又は3に記載のリングネットワークの障害復旧
    方式。
  5. (5)該リングネットワークが、時計回りと反時計回り
    の現用線(W)のペアと反時計回りと時計回りの予備線
    (P)のペアにより構成されたバイディレクショナル・
    リングであることを特徴とした請求項1又は3に記載の
    リングネットワークの障害復旧方式。
  6. (6)該現用線(W)のペアが複数組あり、該予備線(
    P)のペアが1組あることを特徴とした請求項5に記載
    のリングネットワークの障害復旧方式。
  7. (7)同期多重伝送方式に基づくハイブリット型リング
    ネットワークの障害復旧方式において、該リングネット
    ワークが、互いに反対回りの現用線(W)と予備線(P
    )の光ファイバ伝送路で構成され、 各分岐・挿入ノードが、該現用線(W)からの入力信号
    が障害であれば該予備線(P)からの入力信号を分岐し
    、該予備線(P)からの入力信号が障害であれば、現用
    線(W)からの入力信号を分岐し、いずれも正常である
    ときには該現用線(W)からの入力信号を分岐するよう
    に切り替え、分岐しないチャネルの場合にはそのまま通
    過させることを特徴としたリングネットワークの障害復
    旧方式。
  8. (8)各分岐・挿入ノードが、現用線(W)又は予備線
    (P)で入力障害を検出した時、現用線(W)及び予備
    線(P)をそれぞれ流れるフレーム中のオーバヘッドの
    所定のユーザーバイト(UB)にそれぞれ障害情報を書
    き込んで送出すると共に入力障害を検出していないとき
    は該ユーザーバイト(UB)をそのまま通過させること
    を特徴とした請求項7に記載のリングネットワークの障
    害復旧方式。
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