JP2008104144A - パケット通信方法およびパケット通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の1:1の冗長通信方法においては、現用系通信経路にトラフィックが流れている場合は、予備系通信経路には現用系/予備系の切替制御の指示を行うための切替制御パケットを除きトラフィックは存在せず、予備系通信経路の通信帯域の効率性の面で問題があった。
【解決手段】本発明は1:1冗長通信方式において、予備系通信経路を通過する切替制御パケットに含まれている現用系の状態情報に基づき予備系通信経路内のトラフィックを制御することで、予備系通信経路内での柔軟な通信を可能にして予備系通信経路の通信帯域を有効活用する。
【選択図】図7

Description

本発明は、ネットワーク内のノード間の冗長通信技術に係り、特に、現用系通信経路および予備系通信経路により相互接続されているノード間で現用系通信経路が正常時には予備系通信経路に冗長パケットを流さない、いわゆる1:1の冗長通信において、予備系通信経路の通信帯域を有効活用するパケット通信方法およびパケット通信装置に関する。
近年、イーサネット(国際標準仕様IEEE802.3に準拠したLAN)に代表されるネットワーク技術では、帯域の優先制御などによる帯域の有効利用化やマルチポイント通信が注目され、それらの適用領域の広域化が進んでいる。
これに伴い、高速での障害復旧技術、すなわち現用系の通信経路を保護(プロテクション)するためのプロテクション技術が要求されている。例えば、イーサネットのプロテクション技術としては、従来STP (Spanning Tree Protocol) による方法が存在していたが、切替時間が秒オーダーであったためキャリア向けネットワークにおけるプロテクション技術としては不向きであった。その問題を解決するべく、ITU(International Telecommunication Union) では、高速(数10msecのオーダー)で切替が可能なG.8031の勧告化が行われた。
図1、図2は、従来の1:1の冗長通信構成の概要を示しており、ITUのG.8031勧告で提示されているものに相当する。
ここで、ネットワーク内の通信経路をネットワーク内のノードの参照符号を列記して表記すると、現用系通信経路は通信経路101−103−104−105−102と表記することができ、以降の記述ではこの表記法を用いて通信経路を表現する。従って、予備系通信経路は通信経路101−106−107−108−102と表記することができる。
通常時、つまり、現用系通信経路101−103−104−105−102が正常動作している場合は、図1に示すように、現用系通信経路101−103−104−105−102を経由してネットワークのユーザのためのトラフィック200が流れている。
また、現用系通信経路101−103−104−105−102に異常が発生した場合は、図2に示すように、ノード101、102を切替点ノードとして、現用系通信経路101−103−104−105−102を予備系通信経路101−106−107−108−102に切り替えてトラフィック201を流すことにより、現用系通信経路101−103−104−105−102をプロテクトする。また、切替点ノード101,102は予備系通信経路101−106−107−108−102を経由して、現用系/予備系の切替制御を指示する切替制御パケット203を常時受け渡している。
例えばネットワークがイーサネットの場合は、プロテクション形態としてはVLAN(Vertual Local Area Network)を基本とした所謂1:1、1+1の片方向ならびに双方向のプロテクション形態を規定し、双方向切替方式においては、APS (Automatic Protection Switching)プロトコルを適用し、G.8031勧告で規定されている所謂プロテクションエンティティとなるブリッジ(図1の切替点ノード101に相当)、および、セレクタ(図1の切替点ノード102に相当)に対し現用系/予備系の切替の指示を行うAPS制御パケット203を予備系通信経路101−106−107−108−102に流す。このAPS制御パケットにはブリッジ/セレクタに対する切替制御要求情報(現用系を使用中か否かの識別情報を含む)ならびに、各ノードの状態情報が含まれており、このAPS制御パケットを切替点ノード101、102にて受信して処理することにより、現用系/予備系の切替制御を行う。
図1に示す通り、予備系通信経路101−106−107−108−102には通常時はユーザのトラフィックを流さない構成になる。すなわち、現用系の通信経路101−106−107−108−102にトラフィック200が流れている場合は、予備系通信経路101−106−107−108−102には、G.8031勧告で規定されているブリッジ/セレクタ(切替点ノード101/102)に対し切替制御の指示を行うAPS制御パケット203を除きトラフィックは存在しないことになり、通信帯域の効率性があがらないという問題がある。
イーサネットと同じ方式を用いるATMプロテクション勧告(I.630)、ならびにSDHプロテクション勧告(G.841)では、1:1 (双方向)における現用系運用時における予備系通信経路のトラフィック、いわゆるエキストラ・トラフィックの送受を合わせて規定している。しかしながら、エキストラ・トラフィックの送受にしても、現在の規定では、ブリッジ/セレクタを経由する 、つまり、図1、図2に示した切替点ノード101と102を経由するトラフィック送受に限定されている。従って、例えば、図1において切替点ノード101,102を経由しない通信経路106−107−108のノード間における閉じたトラフィックの設定は困難であり、予備系通信経路の通信帯域の有効活用を阻害する要因の一つとなっている。
関連する技術としては、ネットワークがリング構成の場合のプロテクション方法が特許文献1に公開されている。
特開平07−95227号公報
上記図1、図2に示す通り、従来の1:1の冗長通信方法においては、現用系通信経路にネットワークユーザのためのトラフィックが流れている場合は、予備系通信経路には現用系/予備系の切替制御の指示を行うための切替制御パケットを除きトラフィックは存在しないことになり、予備系通信経路の通信帯域の効率性の面で問題があった。
本発明は1:1冗長通信において、予備系通信経路を転送される現用系/予備系の切替制御パケットの状態に基づきエキストラ・トラフィックを制御することで、予備系通信経路内での柔軟な通信を可能にして予備系通信経路の通信帯域を有効活用することを目的とする。
本発明は、ネットワーク内のノード間のパケット通信方法において、二つの切替点ノードを経由する現用系通信経路と予備系通信経路のいずれか一つを選択して前記選択した通信経路を介して前記二つの切替点ノードの間で第1のトラフィックの受け渡しを行いながら、前記二つの切替点ノードは、第1のトラフィックが前記現用系通信経路を流れているか否かを示す運用系識別情報を含む切替制御パケットを前記予備系通信経路を介して受け渡し、前記切替点ノードは、前記現用系通信経路が正常な場合には前記現用系通信経路を、前記現用系通信経路が異常な場合には前記予備系通信経路を、それぞれ前記第1のトラフィックを流す通信経路として選択し、前記切替点ノードを除いた前記予備系通信経路内のノードである予備系ノードは、前記切替制御パケットに含まれる運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れている場合は前記予備系ノードに前記第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを入力して他の予備系ノードへ送信する、ように構成される。
これによれば、第1のトラフィックが現用系通信経路を流れている際は、予備系通信経路に第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを流すことができ、予備系通信経路の通信帯域を効率的に活用できる。
また、本発明は、前記予備系ノードは、前記切替制御パケットに含まれる前記運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は、前記予備系ノードに入力される前記第2のトラフィックを帯域制御した後に他の前記予備系ノードへ送信する、ように構成することもできる。
これによれば、予備系通信経路を第1のトラフィックが流れている際であっても、第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを帯域制御した形で予備系通信経路に流すことが可能となる。ここで、帯域制御としては、第2のトラフィックを所定の帯域幅以下に帯域圧縮する、または、第2のトラフィックに含まれる優先制御情報を所定の値に変換するなどの方法がある。
さらに、本発明では、前記切替点ノードは、前記切替制御パケットに含まれる運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は、前記切替点ノードに入力される前記第2のトラフィックを帯域制御した後に前記予備系ノードへ送信する、ように構成することもできる。
これによれば、予備系通信経路を第1のトラフィックが流れている際であっても、切換点ノードからも第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを入力して予備系通信経路内の他のノードに帯域制御して送ることが可能となる。
本発明によれば、現用系通信経路を第1のトラフィックが流れている際は、予備系通信経路内に第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを流すことができる。
また、本発明では、現用系通信経路を第1のトラフィックが流れていない場合(つまり、予備系通信経路を第1のトラフィックが流れている場合)であっても、帯域制御した形で第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを予備系通信経路に流すことができる。
これにより、本来プロテクションを行うべきパケットに対し、そのパフォーマンスを下げることなく帯域の有効利用が実現できる。また、帯域制御を行うことで、現用系の障害時であってもユーザのトラフィックを完全に落とすことなく、予備系内でのマルチポイント通信等が実現できる。
(実施例)
本発明は、現用系通信経路および予備系通信経路により相互接続されているノード間で、現用系通信経路が正常時には予備系通信経路に冗長パケットを流さない、いわゆる1:1の冗長通信方式において、予備系通信経路を経由してやりとりの行われる冗長構成の切替制御パケットの内容に基づき、予備系通信経路内のノードのトラフィックを制御することで、予備系通信経路内での柔軟な通信を可能にするものである。
図3は、本発明の第1の実施形態による現用系運用時の予備系通信経路内のパケット伝送例を示している。
以降の記載では、現用系通信経路101−103−104−105−102を流れるネットワークのユーザのためのトラフィックを第1のトラフィック200と表記し、予備系通信経路101−106−107−108−102を流れるユーザのためのトラフィックを第1のトラフィック201(図示されていない)と表記する。
ここでは、現用系通信経路101−103−104−105−102を第1のトラフィック200が流れている場合に、予備系内の通信経路106−107−108のノード間、すなわちノード106、107、108の間でマルチポイント接続によるトラフィック伝送を行う場合を代表例として示している。
本発明の第1の実施形態では、現用系通信経路101−103−104−105−102に第1のトラフィック200が流れている間は、予備系内の通信経路106−107−108において第1のトラフィック200とは異なる第2のトラフィック202を流すことができる。例えば、図3に示すように、予備系ノード106に入力される第2のトラフィック202を予備系ノード107、108へマルチポイント通信形態で伝送することが可能となる。この予備系内の通信経路106−107−108に対する第2のトラフィック202の挿入は、予備系通信経路101−106−107−108−102を常時流れている切替制御パケット203の内容に基づいて行われる。
図4は現用系障害発生時の切替制御パケットの流れを説明する図である。
現用系通信経路で障害発生してから系切り替えが行われるまでのシーケンス例をシーケンスS01−S06で示している。
S01. 現用系通信経路内のノード103−104の通信路にて発生した障害をノード104が検出し、切替点ノード102に通知する、または102が経路101−103−104−105−102上での障害を検出する。
S02. 切替点ノード102は第1のトラフィック200の通信経路を予備系通信経路101−106−107−108−102に切り替え、現用系通信経路を第1のトラフィック200が流れていない旨の情報を含んだ切替制御パケット203(例えば、APS制御パケット)を該予備系通信経路に送出する。
S03. 現用系通信経路を第1のトラフィック200が流れていない旨の情報を含んだ切替制御パケット203は、順次予備系ノード108、107、106へ伝達される。その際、各予備系ノード108、107、106は第2のトラフィック202が入力されている場合はそれを廃棄し、予備系通信経路を流れる第1のトラフィック201に影響を与えないようにする。
S04. 切替点ノード101は、切替制御パケット203の内容を基に第1のトラフィック200を流す通信経路を予備系通信経路101−106−107−108−102に切り替え、切替制御パケット203を同じ予備系通信経路101−106−107−108−102を経由して切替点ノード102に送り返す。このように、切替点ノード101,102間で受け渡される切替制御パケット203に含まれる第1のトラフィックに関する情報を各予備系ノードが参照することにより、第1のトラフィック200の通信経路が現用系通信経路から予備系通信経路に切り替わることをタイムリーに予測し、予備系通信経路に第1のトラフィック201を流すことができるように準備する。
図5は、本発明の第2の実施形態による第2のトラフィックの伝送例を示している。
前記図3に示した本発明の第1の形態では、第1のトラフィック200が現用系通信経路101−103−104−105−102を流れている状態で予備系内の通信経路106−107−108に第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィック202を伝送する例を示している。
これに対し図5では、現用系通信経路ではなく予備系通信経路101−106−107−108−102に第1のトラフィック201が流れている状態において、さらに、予備系内の通信経路106−107−108に帯域制御された第2のトラフィック202を挿入し、予備系内の通信経路106−107−108に第1のトラフィック201と並行して第2のトラフィック202を流すものである。これにより、現用系通信経路が異常の場合でも、予備系通信経路内に第1のトラフィック201にプラスする形で、例えば帯域圧縮された第2のトラフィック202を同時に流すことができるようになる。
図6は、本発明のパケット通信装置の構成の概要を示している。
パケット受信部1は図6の構成例では3台実装されるため、それらを区別するために追番−1、−2、−3を付加してパケット受信部1−1、1−2、1−3として表記しているが、それらは同一の構成である。パケット送信部3、パケット入力部2、パケット出力部4についても同様である。
パケット受信部1−1とパケット送信部3−1はペアで一つの通信リンクについての双方向通信を行うもので、それぞれ隣接ノードとの間のパケットの受信および送信を行う。パケット受信部1−2とパケット送信部3−2、パケット受信部1−3とパケット送信部3−3についても同様である。図6では、説明の便宜上、パケット受信部/パケット送信部のペアが3組表記しているが、パケット受信部1−3、パケット送信部1−3が適用されるのは、図1における101ならびに102のみであり、その他のノードには適用されない。
第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1は、第1のトラフィック201とは異なる第2のトラフィック202を予備系通信経路に挿入するためのものである。パケット出力部4−1は予備系通信経路を流れている第2のトラフィック202をネットワーク外に出力するためのものである。第2のトラフィックを入力するパケット入力部の数mおよびパケット出力部の数nは0以上の任意の整数であり、図6では第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1、2−m、パケット出力部4−1、4−nを代表的に表記している。
パケット接続部5はパケットの受け側となるパケット受信部1−1〜1−3、パケット入力部2−1〜2−mと、パケットの送り側となるパケット送信部3−1〜3−3、パケット出力部4−1〜4−nとの間のパケットの受け渡しを行う。
本発明のパケット通信装置つまりノードは、ネットワーク内およびネットワーク外との接続関係に依存して、1台のパケット接続部5に対してパケット受信部、パケット送信部、パケット入力部、パケット出力部を必要な台数組み合わせて構成する。
例えば、前記図3に示した本発明の第1の実施形態のネットワーク構成例において、切替点ノード101の場合は隣接するノードが3箇所あり、ノード101とノード103の間の通信リンクに対応してパケット受信部1−1/パケット送信部3−1を設け、ノード101とノード106の通信リンクに対応してパケット受信部1−3/パケット送信部3−3を設け、ノード101の左側に存在する表記されていない隣接ノードとの間の通信リンクに対応してパケット受信部1−2/パケット送信部3−2を設けて構成することができる。
前記図3に示した予備系ノード106の場合は、隣接するノードは2箇所(切替点ノード101、予備系ノード107)あり、切替点ノード101との間のパケットの受信および送信は、それぞれ、パケット受信部1−1、パケット送信部3−1により行い、予備系ノード107との間のパケットの受信および送信は、パケット受信部1−2、パケット送信部3−2によりそれぞれ行うように構成できる。この場合は、パケット受信部1−3、パケット送信部3−3は不要である。また、パケット入力部、パケット出力部については必要に応じて設けるが、前記図3に示したように第2のトラフィック202を挿入するためには、少なくともパケット入力部が1台(例えばパケット入力部2−1)必要となる。
前記図3の予備系ノード108の場合は、隣接するノードは2箇所(予備系ノード107、切替点ノード102)あり、予備系ノード107との間のパケットの受信および送信は、それぞれ、パケット受信部1−1、パケット送信部3−1により行い、切替点ノード102との間のパケットの受信および送信は、パケット受信部1−2、パケット送信部3−2によりそれぞれ行うように構成できる。この場合も、パケット受信部1−3、パケット送信部3−3は不要である。また、パケット入力部、パケット出力部については必要に応じて設けるが、前記図3に示したように第2のトラフィック202をネットワーク外に出力するためには、少なくともパケット出力部が1台(例えばパケット出力部4−1)必要となる。
以降に示す図7、8、9、10、14、15、18、19、21、22に記載されているノード構成例では、上記に示したノード構成例を基に説明を行う。
図7、図8は本発明の第1の実施形態のノード構成例とパケットの流れを示している。
まず、図7は前記図3に示したように、現用系通信経路101−103−104−105−102が使用中である場合、つまり、第1のトラフィック200が現用系通信経路101−103−104−105−102を流れている状態で、予備系内の通信経路106−107−108にマルチドロップ通信形態で第2のトラフィック202を流す場合のノード106の構成例とパケットの流れを示している。ここでは、パケット受信部1−2は隣接する予備系ノード107からのパケットを受信し、パケット送信部3−1は隣接する切替点ノード101へパケットを送信し、パケット送信部3−2は隣接する予備系ノード107へパケットを送信する。隣接する切替点ノード101からのパケットを受信するパケット受信部1−1については、図を簡素化するために省略している。また、第1のトラフィックは現用系通信経路内を流れている場合を例に示しているため、予備系のノード106には第1のトラフィック201は流れておらず図7には現れない。
パケット受信部1−2のパケット識別部11は、隣接する予備系ノード107から受信したパケットを識別して帯域制御部12は渡されたパケットが切替制御パケット203か否かを判別し、切替制御パケット203ならば制御パケット判定部13へ渡す。
パケット識別部11は、また、第2のトラフィック202か否かを判別し、第2のトラフィック202であれば帯域制御部12を介して出力部4−1(図7では表示されていない)へ渡す。この受信パケットの識別は、例えばイーサネットの場合は、パケットのヘッダ部に含まれるVLANタグ情報を基に既知の方法で行われる。
制御パケット判定部13は、帯域制御部12から渡された切替制御パケット203に含まれている運用系識別情報を基に現用系に第1のトラフィック200が流れているか否かを判定する。そして、現用系に第1のトラフィック200が流れている場合は(図7はこの場合を例示している)、パケット入力部2−1の帯域制御部22に対して指示信号92を介して、第1のトラフィックと異なる第2のトラフィック202の挿入を行うパケット導通モードに推移するように指示する。また、現用系に第1のトラフィック200が流れていない、つまり、予備系通信経路に第1のトラフィック201を流す場合は、パケット入力部2−1の帯域制御部22に対して指示信号92を介して、入力された第2のトラフィック202を廃棄するパケット遮断モードに推移するように指示する。その後、受信した切替制御パケット203をパケット送信部3−1に渡して、隣接する切替点ノード101へ送信する。
パケット入力部2−1は予備系ノード106に接続される端末等の通信機器から入力される第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィック202をパケット識別部21で認識した後、第2のトラフィック202を帯域制御部22へ渡す。パケット識別部21のパケット識別は、例えばイーサネットの場合は、パケットのヘッダ部に含まれるVLANタグを基に既知の方法で行われ、ここで識別された結果を基に帯域制御部22を介してパケット送信部3−2へ渡される。
帯域制御部22は、入力された第2のトラフィック202を導通させるか遮断するかを識別するパケット処理モード情報を保持しており、このパケット処理モード情報はパケット受信部1−2の制御パケット判定部13からの指示信号92を介して書き替えられる。そして、パケット処理モード情報がパケット導通モードを示している場合は、パケット識別部21から渡された第2のトラフィック202をパケット送信部3−2に渡し、パケット処理モード情報がパケット遮断モードを示している場合は、渡された第2のトラフィック202を廃棄する。
パケット送信部3−2は、パケット受信部1−1(図示されていない)、パケット入力部2−1からパケット接続部5を介して渡されたパケットを隣接する予備系ノード107に送信するもので、トラフィック制御部31で送信するパケットの優先順の制御を行った後に、パケット送出部32により隣接する予備系ノード107にパケットを送出する。
上記のように、本発明の第1の実施形態では、予備系通信経路に常時(例えば定周期で)流されている、1:1の冗長通信方式の系切替の制御のための切替制御パケット203(例えば、イーサネットの場合はAPSパケット)を監視する制御パケット判定部13を備え、現用系通信経路において第1のトラフィック200が流れているか否かを監視する。そして、現用系通信経路で第1のトラフィック200が流れている場合には、制御パケット判定部13は第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1の帯域制御部22にパケット導通モードを設定するように指示する。パケット入力部2−1の帯域制御部22は、制御パケット判定部13から指示されたパケット導通モードをパケット処理モード情報として保持する。また、現用系通信経路で第1のトラフィック200が流れていない、つまり、予備系の通信経路に第1のトラフィック201を流す場合は、制御パケット判定部13は第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1の帯域制御部22の帯域制御部22にパケット遮断モードを設定するように指示する。パケット入力部2−1の帯域制御部22は、制御パケット判定部13から指示されたパケット遮断モードを示す識別情報をパケット処理モード情報として保持する。
一方、パケット入力部2−1の帯域制御部22は、上記のようにして設定されたパケット処理モード情報を判定し、パケット導通モードの場合は、入力された第2のトラフィック202をパケット送信部3−2に渡し、パケット遮断モードの場合は、入力された第2のトラフィック202を廃棄する。このようにして、本発明の第1の実施形態では、現用系通信経路を第1のトラフィック200が流れているか否かを監視して第1のトラフィック200のプロテクションを従来通りに行いながら、さらに第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィック202を予備系通信経路に流すことができるようにする。
次に図8は、上記図7と同様に、現用系通信経路101−103−104−105−102が使用中である場合、つまり、第1のトラフィック200が現用系通信経路101−103−104−105−102を流れている状態で、予備系内の通信経路106−107−108にマルチドロップ通信形態で第2のトラフィック202を流す場合の予備系ノード108の構成例とパケットの流れを示している。ここでは、パケット受信部1−1は隣接する予備系ノード107からのパケットを受信し、パケット送信部3−2は隣接する切替点ノード102へパケットを送信する。隣接する切替点ノード102からのパケットを受信するパケット受信部1−2、隣接する予備系ノード107へパケットを送信するパケット送信部3−1については、図を簡素化するために省略している。ここでも上記図7と同様に、第1のトラフィック200は現用系通信経路を流れているものとし、図8には第1のトラフィック201は表記されていない。
パケット受信部1−1は、上記図7と異なり、予備系ノード106で挿入された第2のトラフィック202を受信する。この場合は、第2のトラフィック202はパケット識別部11で識別され帯域制御部12を介してパケット出力部4−1へ渡される。例えば、イーサネットの場合は、このパケット識別部11の処理はパケットのヘッダ部に含まれるVLANタグに基づいて既知の方法で行うことができる。また、図8では切替制御パケット203を受信する場合が示されているが、これは、前記図4に示したステップS04により、切替制御パケット203が前記図4のS03で示したのとは逆方向に折り返して伝送されるために受信するもので、これが受信される時点では、前記図4のステップS04において各予備系通信経路のノードにおいてパケット処理モード情報の設定処理は完了しているため、受信した切替制御パケット203は単にパケット送信部3−2に渡して、隣接する切替点ノード102に送信するだけでよい。
パケット出力部4−1は、パケット受信部1−1から渡された隣接する予備系ノード107から受信した第2のトラフィック202をパケット送出部41を介して自ノード(図8ではノード108)に接続されている端末などの通信機器に出力してネットワーク外に送出する。
パケット送信部3−2については、上記図7で説明した内容と同様であり、詳細な説明は割愛する。
上記のように、現用系通信経路に第1のトラフィック200が流れている状態で、前記図7に示すようにして予備系ノード106に挿入された第2のトファフィックは、予備系ノード107を経由して予備系ノード108で受信されネットワーク外に出力され、予備系通信経路の通信帯域を有効に活用することができる。
図9、図10は本発明の第2の実施形態によるノード構成とパケットの流れを示している。
まず、図9は前記図5に示したように、現用系通信経路101−103−104−105−102に第1のトラフィック200が流れていない状態、つまり、第1のトラフィック201が予備系通信経路101−106−107−108−102を流れている状態で、予備系内の通信経路106−107−108にマルチドロップ通信形態で第2のトラフィック202を流す場合の予備系ノード106の構成例とパケットの流れを示している。ここでは、パケット受信部1−2は隣接する予備系ノード107からのパケットを受信し、パケット送信部3−1は隣接する切替点ノード101へパケットを送信し、パケット送信部3−2は隣接する予備系ノード107へパケットを送信する。隣接する切替点ノード101からのパケットを受信するパケット受信部1−1については、図を簡素化するために省略している。
前記図7に示した構成との相違は、パケット受信部1−2の帯域制御部12aから第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1に対して帯域制御情報が指示信号91を介して渡す機能が追加され、パケット入力部2−1の帯域制御部22aは第1のトラフィック201を予備系通信経路に流した状態で、帯域制御部12aから指示信号91を介して渡された帯域制御情報を基に、入力された第2のトラフィック202を帯域制御した後にパケット送信部3−2に渡す点である。
帯域制御部22aが行う帯域制御処理としては、例えば、パケット受信部1−2の帯域制御部12aから指示された帯域幅の範囲内に第2のトラフィック202の帯域を圧縮する、または、入力された第2のトラフィック202の優先度情報をパケット受信部1−2の帯域制御部12aから指示された優先度情報に変換する、などの処理を行う。
また、帯域制御情報をパケット受信部1−2から受け取るのではなく、パケット入力部2−1内に設定して保持しておく構成とすることもできる。
上記のような構成にすることにより、現用系通信経路に異常があり予備系通信経路で第1のトラフィック201を流している状態であっても、予備系通信経路の空き帯域を活用して第2のトラフィック202を帯域制御した形で予備系通信経路に流すことができるようになる。
上記に説明した以外の部分については前記図7と同様であり、その詳細な説明は割愛する。
次に、図10は上記図9と同様に、前記図5で現用系通信経路101−103−104−105−102に第1のトラフィック200が流れていない状態、つまり、第1のトラフィック201が予備系通信経路101−106−107−108−102を流れている状態で、予備系内の通信経路106−107−108にマルチドロップ通信形態で第2のトラフィック202を流す場合の予備系ノード108の構成例とパケットの流れを示している。ここでは、パケット受信部1−1は左側に隣接する予備系ノード107からのパケットを受信し、パケット送信部3−2は右側に隣接する切替点ノード102へパケットを送信する。右側の隣接する切替点ノード102からのパケットを受信するパケット受信部1−2、左側の隣接する予備系ノード107へパケットを送信するパケット送信部3−1については、図を簡素化するために省略している。
前記図8との相違点は、パケット出力部4−1に帯域制御部42が設けられ、パケット受信部1−1の帯域制御部12aからの指示信号91aに基づいて、パケット出力部4−1に出力される第2のトラフィック202を帯域制御した後に、ノードの外へ出力する点である。
帯域制御部42の帯域制御処理としては、上記図9で第2のトラフィック202が入力される予備系ノード106の第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1の帯域制御部22aで変換された優先情報を逆変換して元の優先情報に戻す処理が行われる。
上記に説明した以外の部分については、前記図8と同様でありその詳細な説明は割愛する。
以上のように、図9及び図10のノード構成例のようにして予備系ノード106、108をそれぞれ構成することにより、予備系通信経路に第1のトラフィック201を流した状態であっても、予備系の空き帯域を活用した形で第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィック202を予備系通信経路に流すことができるようになる。
図11は本発明のパケット入力部の動作フローチャートで、第1の実施形態および第2の実施形態の双方を合わせて表現している。つまり、前記図7、図9に示したノード106のパケット入力部2−1の動作フローをまとめて示している。
S01. 入力パケットを識別する。この識別は、例えば、イーサネットの場合はパケットとなるパケットのヘッダ部に含まれるVLANタグ情報を基に行われる。
S02. パケット入力部2−1の帯域制御部22、22aに保持されているパケット処理モード情報を判定し、パケット導通モードであれば(YES)次のステップS03へ移行し、パケット導通モードでない(NO)、つまりパケット遮断モードの場合はステップS04へ移行する。
S03. 入力された第2のトラフィック202を上記ステップS01で識別した結果に基づいてパケット送信部3−2へ渡して処理を終了する。
S04. パケット入力部2−1の帯域制御部22aに設定されている帯域制御情報があるか否かを判定し、帯域制御情報ありの場合は(YES)次のステップS05へ移行し、帯域制御情報なしの場合は(NO)ステップS07へ移行する。
S05. パケット入力部2−1の帯域制御部22aは入力された第2のトラフィック202を帯域制御する。ここで、帯域制御処理は、帯域制御部22aが保持している帯域制御情報を基に行われる。帯域制御情報としては、帯域制御の種別(帯域圧縮、優先制御等)と、種別が帯域圧縮の場合はその許容される帯域幅、または、種別が優先制御の場合は変換すべき優先度情報が含まれる。例えば帯域制御の種別が帯域圧縮の場合は、指定された帯域幅以下に第2のトラフィック202を帯域圧縮し、帯域制御の種別が優先制御の場合は、入力された第2のトラフィック202に含まれている優先情報を指定された値に変換する。
帯域制御情報については、予め帯域制御部22a内に設定して保持しておくか、あるいは、パケット受信部1−2の帯域制御部12aから指示信号91を介して受け取り、パケット入力部2−1の帯域制御部22a内に保持しておくことにより実現できる。
S06. 上記ステップS05で帯域制御された第2のトラフィック202を、上記ステップS01で識別した結果に基づいてパケット送信部3−2に渡し、処理を終了する。
S07. 入力された第2のトラフィック202を廃棄して処理を終了する。
上記の動作フローにおいて、本発明の第1の実施形態では、ステップS04〜S06は不要で、ステップS02でパケット導通モードでない(NO)と判定された場合は、ステップS07へ移行して第2のトラフィック202を廃棄して処理を終了する。第2の実施形態では全ての処理ステップが必要となる。
図12は本発明のパケット受信部の動作フローチャートで、第1の実施形態および第2の実施形態の双方を合わせて表現している。つまり、前記図7、図9に示したノード106のパケット受信部1−2、及び前記図8、図10に示したノード108のパケット受信部1−1の動作フローをまとめて示している。
S01. 隣接ノードよりパケットを受信すると、そのパケットを識別し、該パケットを渡すべき送り側のインターフェースを決定する、つまり、送り側インターフェースとなるどのパケット送信部、パケット出力部にパケットを渡すかを決定する。例えば、イーサネットの場合は、パケットのヘッダ部に含まれるType情報、VLANタグ情報を識別する。切替制御パケット203となるAPSパケットはType情報で識別可能であり、また、第2のトラフィック202か否かの判別はVLANタグ情報で識別可能である。
S02. 受信パケットは切替制御パケット203か否かを判定し、切替制御パケット203ならば(YES)ステップS05へ移行し、切替制御パケット203でないならば(NO)次のステップS03へ移行する。
S03. 上記ステップS1で識別した結果により、受信したパケットが第2のトラフィック202か否かを判別し、第2のトラフィック202ならば(YES)次のステップS04へ移行し、第2のトラフィック202でない場合(NO)はステップS09へ移行する。
S04. 受信した第2のトラフィック202を上記ステップS01で識別した結果に基づいてパケット出力部4−1へ渡して処理を終了する。
S05. 切替制御パケット203の中に設定されている運用系識別情報を判定し、現用系通信経路に第1のトラフィック201が流れている場合は(YES)次のステップS06へ移行し、現用系通信経路に第1のトラフィック201が流れていないならば(NO)ステップS08へ移行する。
S06. 制御パケット判定部13は第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1の帯域制御部22または22aに対してパケット導通モードを設定する。
S07. 受信した切替制御パケット203を上記ステップS01で識別した結果に基づいてパケット送信部3−1または3−2へ渡して処理を終了する。
S08. パケット受信部の制御パケット判定部13は、第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1の帯域制御部22または22aに対してパケット遮断モードを設定して、ステップS07へ移行する。
S09. 受信したパケットは第1のトラフィック201であるため、上記ステップS01で識別した結果に基づいてパケット送信部3−1へ渡して、処理を終了する。
本発明の第2の実施形態では、パケット受信部1は、その帯域制御部12aから第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1へ帯域制御情報を渡す点が第1の実施形態と異なるが、上記の動作フローはパケット受信時の動作フローのため、その相違点は表現されていない。従って、上記のパケット受信時の動作フローは本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に共通である。
図13は本発明の切替制御パケットの構成例である。
切替制御パケット203には、現用系通信経路に第1のトラフィック200が流れているか否かを識別するフラグ情報である運用系識別情報2031が含まれている。
本切替制御パケット203は1:1冗長構成の切替対象通信経路の切替点ノード101、102間で例えば定周期で予備系通信経路を介して受け渡されており、予備系通信経路上の各ノードは、この切替制御パケット203を常時チェックすることにより現用系通信経路の状態を把握できる。
例えばネットワークがイーサネットの場合は、切替制御パケット203としてはAPSパケットを用いることができる。
図14、図15は本発明の第3の実施形態によるノード構成例とパケットの流れを示しており、ネットワークがイーサネットの場合を前提としている。
図14は前記図3に示したネットワークの予備系ノード106を例にしたノード構成例とパケットの流れであり、図15は前記図3に示したネットワークの予備系ノード108を例にしたノード構成例とパケットの流れである。
前記図9、図10に示した第2の実施形態と比較すると、パケット受信部1−2、第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1、パケット出力部4−1にそれぞれMACアドレス処理部を設け、受信したパケットのヘッダ部にVLANタグが含まれない場合はMACアドレスを基に受信したパケットのスイッチンッグ先(つまり、送り側のインターフェース)を決定する。これにより、第2のトラフィックとしてVLANタグを含まない第2のトラフィック202bを予備系通信経路に流すことが可能となる。
第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1に入力されたVALNタグを含まない第2のトラフィック202bは(図14)、MACアドレス処理部21bでMACアドレスを基に振リ分け先を決定しパケット接続部5を介してパケット送信部3−2へ渡される。
図15のパケット受信部1−1で受信された第2のトラフィック202bについては、パケット識別部11でVLANタグなしと判定されるとMACアドレス処理部11bへ渡され、MACアドレス処理部11bはパケットのヘッダ部に含まれるMACアドレスを基にパケット接続部5を介してパケット出力部4−1へ引き渡す。VLANタグがあるパケット(第1のトラフィック201や切替制御パケット203)については、前記図9、図10と同様に処理される。パケット受信部1−2の制御パケット判定部13、帯域制御部12、第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1の帯域制御部22、パケット送信部3−2、パケット出力部4−1のパケット送出部41の各機能についても前記図9、図10と同様であるので、詳細な説明は割愛する。
図16、図17は本発明の第3の実施形態の動作フローである。
まず図16は第3の実施形態の第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1の動作フローを示している。
ここでは、第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1の処理は、前記図11に示した第2の実施形態の動作フローに比べて、ステップS01の入力パケットの識別方法がMACアドレスを基に行う点が異なるのみであり、その他の処理は図11と同様であり、ここではその詳細な説明を割愛する。
次に図17は本発明の第3の実施形態のパケット受信部の動作フローを示している。
前記図12に示した第2の実施形態のパケット受信部の動作フローとは、ステップS03およびステップS04が異なっている。つまり、まずステップS03でVLANタグがあるか否かで第2のトラフィック202bか否かを判定し、第2のトラフィック202bの場合、つまりVLANタグがない場合は(NO)ステップS04でMACアドレスに基づいて受信パケットをスイッチし、パケット出力部4−1へ渡す。その他の処理については、前記図12の動作フローと同様であり、詳細な説明は割愛する。
上記の第3の実施形態によれば、第2のトラフィック202bの予備系通信経路への入力/出力はVLANを用いないで行うことができる。
図18、図19は本発明の第4の実施形態のノード構成例とパケットの流れで、ラベルスイッチネットワークに対して本発明を適用した場合の構成例とパケットの流れを示している。
図18は、前記図3に示した予備系ノード106を例にしたノード構成例とパケットの流れであり、図19は、前記図3に示した予備系ノード108を例にしたノード構成例とパケットの流れである。
前記図9、図10に示した第2の実施形態のノード構成例と比較して、パケット受信部1−2のパケット識別部11がラベル処理部11cに、第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1のパケット識別部21がラベル処理部21cに、パケット送信部3−2のパケット送出部32がラベル処理部32cに置き換わっている。
ラベルスイッチネットワークでは、受信したパケットから抽出したラベル情報を識別してパケットのスイッチングを行う。また優先制御についても、ラベル情報に含まれるEXPビットの制御することにより実現できる。
上記以外の部分については、前記図9、図10と同様であり、その詳細な説明は割愛する。
図20は、本発明の第2の実施形態の拡張構成例のパケットの流れを示している。
前記図5に示した第2の実施形態のパケットの流れでは、第2のトラフィック202は予備系通信経路106−1−7−108に閉じた形で流れているが、図20の第2の実施形態の拡張構成例では、予備系/現用系の切替点となる切替点ノード101、102と、予備系内の通信経路106−1−7−108のノードとの間でも第2のトラフィック202を流すことができるようになる。ここでは、切替点ノード101と予備系通信経路内の予備系ノード108との間で第2のトラフィック202d、202eを流す場合を例示している。
図21、図22は、本発明の第2の実施形態の拡張構成例のノード構成とパケットの流れである。
まず図21は、図20に示した切替点ノード101から第2のトラフィック202dを入力する場合のノード101の構成例とパケットの流れを示している。
図21では、パケット受信部1−1、パケット送信部3−1は現用系の通信経路にある隣接ノード103に接続され、パケット受信部1−2、パケット送信部3−2は図20の切替点ノード101の左側にある図示されていない隣接ノードに接続されており、また、パケット受信部1−3、パケット送信部3−3は予備系通信経路にある隣接する予備系ノード106に接続されている場合を示している。
図21は、切替点ノード101に第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1を設けて第2のトラフィック202dを第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1に入力し、その入力した第2のトラフィック202dをパケット送信部3−3を介して予備系内の通信経路106−107−108に伝送する場合を示している。一方、第1のトラフィック201a、201bは第2のトラフィック202と並行して流れている。ここでは、第1のトラフィック201をその伝送方向別に201a、201bとして示している。
ノード101のパケット入力部2−1に入力された第2のトラフィック202dは、帯域制御部22により帯域制御された後に、パケット送信部3−3へ渡されて予備系内の通信経路106−107−108に第1のトラフィック201aと共に伝送される。第2のトラフィックを入力するパケット入力部2−1の帯域制御部22は、指定された帯域制御情報を基に帯域制御を行うが、帯域制御情報としては帯域圧縮するために帯域幅や、第2のトラフィック202d内の優先情報の変換値とすることができる。これらの帯域制御情報は帯域制御部22内に予め設定しておくか、または、ここでは図21の91aに示されているように、パケット受信部1−3の帯域制御部12からの指示により設定することもできる。
第2のトラフィック202dを出力する予備系ノード108の構成例については前記図10と同様であり説明は割愛する。
次に図22は、予備系内の通信経路106−107−108のノードから送信されてきた第2のトラフィック202eをノード101から出力する場合のノード構成例とパケットの流れを示している。
図22では、ノード101にパケット出力部4−1を設けることにより、予備系通信経路からパケット受信部1−3を介して受信した第2のトラフィック202eは、パケット識別部11で第2のトラフィック202eであることが識別されると、パケット出力部4−1に渡され、パケット出力部4−1の帯域制御部42により優先制御情報が復元された後に、パケット送出部41を介して出力される。一方、第1のトラフィック201a、201bは第2のトラフィック202と並行して予備系の通信経路を流れている。ここで、第1のトラフィック202はその伝送方向別に201a、201bとして示されている。
上記のように現用系/予備系の切替制御を行う切替点ノードを本発明の第2の実施形態と同様な構成とすることにより、切替点ノード(図20のネットワーク例ではノード101、102)と、予備系内の通信経路106−107−108のノードとの間でも、予備系通信経路に第1のトラフィック201a、201bを流した状態で、帯域制御された第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィック202d、202eを流すことが可能となる。
以上述べた本発明の実施の態様は、以下の付記の通りである。
(付記1)ネットワーク内のノード間のパケット通信方法において、
二つの切替点ノードを経由する現用系通信経路と予備系通信経路のいずれか一つを選択して前記選択した通信経路を介して前記二つの切替点ノードの間で第1のトラフィックの受け渡しを行いながら、前記二つの切替点ノードは、第1のトラフィックが前記現用系通信経路を流れているか否かを示す運用系識別情報を含む切替制御パケットを前記予備系通信経路を介して受け渡し、
前記切替点ノードは、前記現用系通信経路が正常な場合には前記現用系通信経路を、前記現用系通信経路が異常な場合には前記予備系通信経路を、それぞれ前記第1のトラフィックを流す通信経路として選択し、
前記切替点ノードを除いた前記予備系通信経路内のノードである予備系ノードは、前記切替制御パケットに含まれる運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れている場合は前記予備系ノードに前記第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを入力して他の予備系ノードへ送信する、
ことを特徴とするパケット通信方法。
(付記2)付記1に記載のパケット通信方法において、
前記予備系ノードは、前記切替制御パケットに含まれる前記運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は、前記予備系ノードに入力される前記第2のトラフィックを帯域制御した後に他の前記予備系ノードへ送信する
ことを特徴とするパケット通信方法。
(付記3)付記2に記載のパケット通信方法において、
前記予備系ノードに入力される前記第2のトラフィックに対する帯域制御は、前記第2のトラフィックを所定の帯域幅以下に帯域圧縮して行う
ことを特徴とするパケット通信方法。
(付記4)付記2に記載のパケット通信方法において、
前記第2のトラフィックに対する帯域制御は、前記第2のトラフィックに含まれる優先制御情報を所定の値に変換して行う
ことを特徴とするパケット通信方法。
(付記5)付記1に記載のパケット通信方法において、
前記ネットワークはイーサネットで、前記第2のトラフィックの識別と転送はVLANタグ情報を基に行う、
ことを特徴とするパケット通信方法。
(付記6)付記1に記載のパケット通信方法において、
前記ネットワークはイーサネットで、前記第2のトラフィックの識別と転送はMACアドレス情報を基に行う、
ことを特徴とするパケット通信方法。
(付記7)付記1に記載のパケット通信方法において、
前記ネットワークはMPLSで、前記第2のトラフィックの識別と転送はラベル情報を基に行う、
ことを特徴とするパケット通信方法。
(付記8)付記2に記載のパケット通信方法において、
前記切替点ノードは、前記切替制御パケットに含まれる運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は、前記切替点ノードに入力される前記第2のトラフィックを帯域制御した後に前記予備系ノードへ送信する
ことを特徴とするパケット通信方法。
(付記9)二つの切替点ノードを経由する現用系通信経路と予備系通信経路のいづれか一つを選択して前記選択した通信経路を介して前記二つの切替点ノードの間のパケットの受け渡しを行うネットワークにおいて前記予備系通信経路内の前記切替点ノードを除くノードであるパケット通信装置であって、
前記二つの切替点ノード間で前記予備系通信経路を介して受け渡され、かつ、前記現用系通信経路を第1のトラフィックが流れているか否かを識別する運用系識別情報を含んだ切替制御パケットを受信して前記運用系識別情報の内容を判定するパケット受信部と、
前記パケット受信部の判定結果を基に、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れている場合は前記パケット通信装置に入力される前記第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを前記予備系通信経路内の他の予備系ノードへ送信し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は入力される前記第2のトラフィックを廃棄するパケット入力部とを備える
ことを特徴とするパケット通信装置。
(付記10)付記9に記載のパケット通信装置において、
前記パケット受信部は前記切替制御パケットに含まれる前記運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は、前記パケット入力部は入力される前記第2のトラフィックを帯域制御した後に前記予備系通信経路内の他の予備系ノードへ送信する
ことを特徴とするパケット通信装置。
(付記11)付記10に記載のパケット通信装置において、
前記第2のトラフィックに対する帯域制御は、前記第2のトラフィックを所定の帯域幅以下に帯域圧縮して行う
ことを特徴とするパケット通信装置。
(付記12)付記10に記載のパケット通信装置において、
前記第2のトラフィックに対する帯域制御は、前記第2のトラフィックに含まれる優先制御情報を所定の値に変換して行う
ことを特徴とするパケット通信装置。
(付記13)付記9に記載のパケット通信装置において、
前記ネットワークはイーサネットで、前記第2のトラフィックの識別と転送はVLANタグ情報を基に行う、
ことを特徴とするパケット通信装置。
(付記14)付記9に記載のパケット通信装置において、
前記ネットワークはイーサネットで、前記第2のトラフィックの識別と転送はMACアドレス情報を基に行う、
ことを特徴とするパケット通信装置。
(付記15)付記9に記載のパケット通信装置において、
前記ネットワークはMPLSで、前記第2のトラフィックの識別と転送はラベル情報を基に行う、
ことを特徴とするパケット通信装置。
(付記16)二つの切替点ノードを経由する現用系通信経路と予備系通信経路のいづれか一つを選択して前記選択した通信経路を介して前記二つの切替点ノードの間のパケットの受け渡しを行うネットワーク内の前記予備系通信経路内のノードであるパケット通信装置において、
前記二つの切替点ノード間で前記予備系通信経路を介して受け渡され、かつ、前記現用系通信経路を第1のトラフィックが流れているか否かを識別する運用系識別情報を含んだ切替制御パケットを受信して前記運用系識別情報の内容を判定するパケット受信部と、
前記パケット受信部は前記切替制御パケットに含まれる前記運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は、前記第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを帯域制御した後に前記予備系通信経路内の他のノードへ転送するパケット入力部とを備える
ことを特徴とするパケット通信装置。
従来の1:1冗長通信構成の概要(1)を示している。 従来の1:1冗長通信構成の概要(2)を示している。 本発明の第1の実施形態による現用系運用時の予備系のパケット伝送例を示している。 現用系障害発生時の切替制御パケットの流れを説明する図である。 本発明の第2の実施形態による第2のトラフィックの伝送例を示している。 本発明の通信装置の構成の概要を示している。 本発明の第1の実施形態のノード構成例とパケットの流れ(1)である。 本発明の第1の実施形態のノード構成例とパケットの流れ(2)である。 本発明の第2の実施形態によるノード構成とパケットの流れ(1)である。 本発明の第2の実施形態によるノード構成とパケットの流れ(2)である。 本発明の第2のトラフィックを入力するパケット入力部の動作フローチャートである。 本発明のパケット受信部の動作フローチャートである。 本発明の切替制御パケットの構成例である。 本発明の第3の実施形態によるノード構成例とパケットの流れ(1)である。 本発明の第3の実施形態によるノード構成例とパケットの流れ(2)である。 本発明の第3の実施形態の動作フロー(1)である。 本発明の第3の実施形態の動作フロー(2)である。 本発明の第4の実施形態のノード構成例とパケットの流れ(1)である。 本発明の第4の実施形態のノード構成例とパケットの流れ(2)である。 本発明の第2の実施形態の拡張構成例のパケットの流れを示している。 本発明の第2の実施形態の拡張構成例のノード構成とパケットの流れ(1)である。 本発明の第2の実施形態の拡張構成例のノード構成とパケットの流れ(2)である。
符号の説明
1、1−1、1−2、1−3 パケット受信部
11 パケット識別部
11a ラベル処理部
12、12a 帯域制御部
13 制御パケット判定部
14 MACアドレス処理部
2、2−1,2−n 第2のトラフィックを入力するパケット入力部
21 パケット識別部
21a MACアドレス処理部
21b ラベル処理部
22、22a 帯域制御部
3、3−1、3−2、3−3 パケット送信部
31 トラフィック制御部
32 パケット送出部
32a ラベル処理部
4、4−1 パケット出力部
41 パケット送出部
42 帯域制御部
42a MACアドレス処理部
5 パケット接続部
91、91a 帯域制御指示
92 パケット処理モード指示
101、102、103、104、105、106、107、108 ノード
200、201、201a、201b 第1のトラフィック
202、202a、202b、202c 第2のトラフィック
203 切替制御パケット
2031 運用系識別情報

Claims (10)

  1. ネットワーク内のノード間のパケット通信方法において、
    二つの切替点ノードを経由する現用系通信経路と予備系通信経路のいずれか一つを選択して前記選択した通信経路を介して前記二つの切替点ノードの間で第1のトラフィックの受け渡しを行いながら、前記二つの切替点ノードは、前記第1のトラフィックが前記現用系通信経路を流れているか否かを示す運用系識別情報を含む切替制御パケットを前記予備系通信経路を介して受け渡し、
    前記切替点ノードは、前記現用系通信経路が正常な場合には前記現用系通信経路を、前記現用系通信経路が異常な場合には前記予備系通信経路を、それぞれ前記第1のトラフィックを流す通信経路として選択し、
    前記切替点ノードを除いた前記予備系通信経路内のノードである予備系ノードは、前記切替制御パケットに含まれる運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れている場合は前記予備系ノードに前記第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを入力して他の予備系ノードへ送信する、
    ことを特徴とするパケット通信方法。
  2. 請求項1に記載のパケット通信方法において、
    前記予備系ノードは、前記切替制御パケットに含まれる前記運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は、前記予備系ノードに入力される前記第2のトラフィックを帯域制御した後に他の前記予備系ノードへ送信する
    ことを特徴とするパケット通信方法。
  3. 請求項2に記載のパケット通信方法において、
    前記予備系ノードに入力される前記第2のトラフィックに対する帯域制御は、前記第2のトラフィックを所定の帯域幅以下に帯域圧縮して行う
    ことを特徴とするパケット通信方法。
  4. 請求項2に記載のパケット通信方法において、
    前記第2のトラフィックに対する帯域制御は、前記第2のトラフィックに含まれる優先制御情報を所定の値に変換して行う
    ことを特徴とするパケット通信方法。
  5. 請求項1に記載のパケット通信方法において、
    前記ネットワークはイーサネットで、前記第2のトラフィックの識別と転送はVLANタグ情報を基に行う、
    ことを特徴とするパケット通信方法。
  6. 請求項1に記載のパケット通信方法において、
    前記ネットワークはイーサネットで、前記第2のトラフィックの識別と転送はMACアドレス情報を基に行う、
    ことを特徴とするパケット通信方法。
  7. 請求項1に記載のパケット通信方法において、
    前記ネットワークはMPLSで、前記第2のトラフィックの識別と転送はラベル情報を基に行う、
    ことを特徴とするパケット通信方法。
  8. 請求項2に記載のパケット通信方法において、
    前記切替点ノードは、前記切替制御パケットに含まれる運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は、前記切替点ノードに入力される前記第2のトラフィックを帯域制御した後に前記予備系ノードへ送信する
    ことを特徴とするパケット通信方法。
  9. 二つの切替点ノードを経由する現用系通信経路と予備系通信経路のいづれか一つを選択して前記選択した通信経路を介して前記二つの切替点ノードの間のパケットの受け渡しを行うネットワークにおいて前記予備系通信経路内の前記切替点ノードを除くノードである予備系ノードを構成するパケット通信装置であって、
    前記二つの切替点ノード間で前記予備系通信経路を介して受け渡され、かつ、前記現用系通信経路を第1のトラフィックが流れているか否かを識別する運用系識別情報を含んだ切替制御パケットを受信して前記運用系識別情報の内容を判定するパケット受信部と、
    前記パケット受信部の判定結果を基に、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れている場合は前記パケット通信装置に入力される前記第1のトラフィックとは異なる第2のトラフィックを前記予備系通信経路内の他の前記予備系ノードへ転送し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は入力される前記第2のトラフィックを廃棄するパケット入力部とを備える
    ことを特徴とするパケット通信装置。
  10. 請求項9に記載のパケット通信装置において、
    前記パケット受信部は前記切替制御パケットに含まれる前記運用系識別情報を基に前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れているか否かを判定し、前記現用系通信経路を前記第1のトラフィックが流れていない場合は、前記パケット入力部は入力される前記第2のトラフィックを帯域制御した後に前記予備系通信経路内の他の前記予備系ノードへ送信する
    ことを特徴とするパケット通信装置。
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