JP6212646B2 - メモリセル、製造方法、及び、半導体デバイス - Google Patents

メモリセル、製造方法、及び、半導体デバイス Download PDF

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Description

<優先権の主張>
この出願は、「 MEMORY CELLS, METHODS OF FABRICATION, AND SEMICONDUCTOR DEVICES」に対する、2013年9月18日出願の米国特許出願第14/030,763号の出願日の利益を主張する。
<技術分野>
本開示は、様々な実施形態において、一般に、メモリデバイス設計及び製造の分野に関する。より詳しくは、この開示は、スピン注入メモリ(spin torque transfer magnetic random access memory(STT−MRAM))セルとして特徴付けられるメモリセルの設計及び製造に関する。
磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)は、磁気抵抗に基づいた、不揮発性コンピュータメモリ技術である。MRAMの一つの種類は、基板に支持された磁気セルコアを含む、スピン注入メモリ(spin torque transfer MRAM (STT−MRAM))セルである。磁気セルコアは、間に非磁性領域を有する、例えば、「固定領域(fixed region)」と「自由領域(free region)」の、少なくとも2つの磁性領域を含む。自由領域と固定領域は、領域の幅に対し、水平方向(平面内(in plane))あるいは、直交方向(平面外(out of plane))のいずれかに方向づけられた磁性配向を示すことがある。固定領域は、実質的に固定された(例えば、スイッチング不可能な)磁性配向を有する磁性材料を含む。他方、自由領域は、「平行(parallel)」構成と「反平行(anti−parallel)」構成との間で、セルの動作中に、スイッチングすることが出来る磁性配向を有する磁性材料を含む。平行構成においては、固定領域と自由領域の磁性配向は、同一の方向(例えば、それぞれ、北と北、東と東、南と南、あるいは西と西)に向けられる。「反平行」構成においては、固定領域と自由領域の磁性配向は、反対の方向(例えば、それぞれ、北と南、東と西、南と北、あるいは、西と東)に向けられる。平行構成においては、STT−MRAMセルは、磁気抵抗素子(例えば、固定領域と自由領域)に渡って、より低い電気抵抗を示す。この低電気抵抗の状態は、MRAMセルの「0」論理状態として規定されることが出来る。反平行構成においては、STT−MRAMセルは、磁気抵抗素子に渡って、より高い電気抵抗を示す。この高い電気抵抗の状態は、STT−MRAMセルの「1」論理状態として規定されることが出来る。
自由領域の磁性配向のスイッチングは、磁気セルコアと、その中の固定および自由領域とに、プログラミング電流を流すことによって達成されることが出来る。固定領域は、プログラミング電流の電子スピンを偏極させ、スピン偏極された電流がコアを流れることにより、トルクが生成される。スピン偏極された電子流は、自由領域にトルクを加える。コアを流れるスピン偏極された電子流のトルクが自由領域の臨界スイッチング電流密度(J)より大きい場合、自由領域の磁性配向の方向がスイッチングされる。従って、プログラミング電流は、磁性領域に渡って、電気抵抗を変化させるために用いられることが出来る。その結果として生じる、磁気抵抗素子に渡る高い、あるいは低い電気抵抗状態は、MRAMセルの書き込み及び読み出し動作を可能とする。自由領域の磁性配向をスイッチングして、望ましい論理状態に関連した、平行構成及び反平行構成のうちの一つを達成した後、自由領域の磁性配向は、通常、MRAMセルが、異なる構成(つまり異なる論理状態)書き換えられるまで、「格納」ステージの間、維持されることが望まれる。
磁性領域の磁気異方性(MA)は、材料の磁気特性の方向依存性を示す。従って、MAは、また、材料の磁性配向の強さと、その方向の変化に対する抵抗の強さを示す。高いMA強度を有する磁性配向を示す磁性材料は、低いMA強度を有する磁性配向を示す磁性材料よりもその磁性配向が変化しにくいであろう。従って、高いMA強度を有する自由領域は、低いMA強度を有する自由領域よりも、格納の間、より安定であろう。
ある非磁性材料(例えば、酸化物材料)と磁性材料との間の接触、あるいは、準接触は、磁性材料の表面に沿ってMAを誘導し(例えば、MA強度を増加し)、磁性材料及びMRAMセルの全体のMA強度を増加することが出来る。一般に、磁性材料の非接触部分に対するMA誘導材料の表面/界面と接触する磁性材料の比が大きいほど、磁性領域のMA強度は大きい。従って、一般に、従来の磁性セル構造は、磁性材料とMA誘導材料の間に他の材料を挟むことなく、例えば、自由領域の磁性材料を隣接するMA誘導酸化物領域に直接接触する。
自由領域の他の有益な特性は、しばしば、厚い(つまり、大きい、垂直方向の寸法を有する)自由領域と自由領域の微細構造とに関連している。これらの特性は、例えば、セルのトンネル磁気抵抗(「TMR])を含む。TMRは、反平行構成にあるセルの電気抵抗(Rap)と平行構成にあるその抵抗(R)との差のRに対する比(つまり、TMR=(Rap−R)/R」である。一般に、磁気材料の微細構造における幾つかの構造的欠陥を有する厚い自由領域は、構造的欠陥を有する薄い自由領域よりも高いTMRを有する。高いTMRを有するセルは、大きい読み出し信号を有し、これは、動作中、MRAMセルの読み出しを高速化することが出来る。高いTMRは、また、小さいプログラミング電流の使用も可能にする。
厚く、欠陥のない自由領域は、また、薄く、欠陥のある自由領域に比べ、より高いエネルギーバリア(Eb)とより高いエネルギーバリア比(Eb/kT)を有している。エネルギーバリア比は、kをボルツマン定数、Tを温度として、EbのkTに対する比である。Ebとエネルギーバリア比は、セルの熱安定性、従って、そのデータ保持性を示す。より高いEb及びより高いエネルギーバリア比により、セルに、早過ぎるスイッチング(例えば、格納の間、プログラムされた平行あるいは反平行構成からのスイッチング)が起こりにくくなるだろう。
「磁気的に連続」な(つまり、磁性材料間に分散される非磁性材料によって途切れることのない)欠陥のない自由領域は、欠陥のある、磁気的に途切れた自由領域よりも、より高い交換硬度を有するだろう。交換硬度(A=Eex/a,Eex=原子ごとの交換エネルギー,a = 距離)は、磁性材料の特性である。一般に、磁性材料の交換硬度が高いほど、磁性材料は、MRAMセルの自由領域として、より良く機能することが出来る。
2つのMA誘導材料の間に、厚い自由領域を配置し、MA誘導材料に曝される磁気材料の表面積を2倍にすることによって、高いTMRを引き起こす厚さ、あるいは、他の特性と共に、高いMA強度を有する自由領域を形成する努力がなされてきた。しかし、従来のMA誘導材料は、電気的に抵抗性を有するだろう。従って、MRAMセルに、第2のMA誘導材料領域を含めることは、磁気セルコアの電気抵抗を増加する。従来のMRAMセル構造に第2のMA誘導材料領域を含めることは、また、セルコアにおける構造的欠陥を導くだろう。従って、高いMA強度、高いTMR、高いエネルギーバリア及びエネルギーバリア比、及び高い交換硬度を有するMRAMセル構造を形成することは、挑戦的な課題を提示してきた。
メモリセルが開示される。メモリセルは、磁性領域と他の磁性領域とを含む磁気セルコアを含む。磁性領域は、スイッチング可能な磁性配向を示し、拡散可能な化学種と、少なくとも1つの他の化学種とを含む磁性材料から形成される。他の磁性領域は、固定磁性配向を示す。中間の酸化物領域は、磁性領域と他の磁性領域との間にある。他の酸化物領域は、磁性領域によって、中間の酸化物領域から離隔されている。アトラクタ材料は、磁性材料の近傍にある。拡散可能な化学種に対するアトラクタ材料の化学親和力は、拡散可能な化学種に対する少なくとも1つの他の化学種の化学親和力よりも大きい。
また、磁気メモリセルの形成方法が開示される。その方法は、前構造を形成することを含む。前構造を形成することは、酸化物材料と他の酸化物材料との間に磁性材料を形成することを含む。磁性材料は、スイッチング可能な磁性配向を示す。磁性材料の近に、他のアトラクタ材料が形成される。アトラクタ材料は、磁性材料の拡散可能な化学種に対する化学親和力を有する。拡散可能な化学種は、磁性材料からアトラクタ材料に送達される。磁気セルコア構造は、前構造から形成される。
半導体デバイスも開示される。半導体デバイスは、STT−MRAMセルを含むスピン注入メモリ(STT−MRAM)アレイを含む。STT−MRAMセルのうちの少なくとも1つのSTT−MRAMセルは、基板に渡って自由領域を含む。アトラクタ領域は、自由領域の近傍にある。アトラクタ領域は、アトラクタ材料と、自由領域から拡散された化学種とを含む。アトラクタ材料は、化学種に対する化学親和力を有する。化学種の酸化物は、自由領域に磁気異方性を誘導する。中間酸化物領域は、自由領域の上にあり、固定領域は、中間酸化物領域の上にある。
STT−MRAMセルを含む、スピン注入メモリ(STT−MRAM)アレイを含む半導体デバイスも開示される。STT−MRAMセルのうちの少なくとも1つのSTT−MRAMセルは、基板上に酸化物領域を含む。結晶磁性領域は、酸化物領域上にある。結晶磁性領域は、磁性材料から形成される。アトラクタ材料は、結晶磁性領域の近傍にある。磁性材料から拡散された化学種に対するアトラクタ材料の化学親和力は、拡散された化学種に対する磁性材料の少なくとも1つの他の化学種の化学親和力よりも高い。中間酸化物領域は、結晶磁性領域の上にある。他の磁性領域は、中間酸化物領域の上にある。
半導体デバイスも開示される。半導体デバイスは、磁気メモリセルのアレイを含む。磁気メモリセルのアレイのうちの少なくとも1つの磁気メモリセルは、基板上の酸化物領域の上の少なくとも2つの磁性領域を含む。少なくとも2つの磁性領域のうちの1つは、スイッチング可能な磁性配向を示す。アトラクタ材料は、スイッチング可能な磁性配向を示す少なくとも2つの磁性領域のうちの1つの近傍にある。アトラクタ材料は、スイッチング可能な磁性配向を示す少なくとも2つの磁性領域のうちの1つから拡散された化学種へ化学結合される。中間酸化物領域は、少なくとも2つの磁性領域の間にある。
本開示の一実施形態による、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ領域は、構造の副次的酸化物領域及び自由領域の近傍にあり、副次的酸化物領域は、自由領域とアトラクタ領域の下にある。 本開示の別の実施形態による、図1の長方形Bの拡大図であり、アトラクタ領域と副次的酸化物領域は、相互に一体化されている。 本開示の一実施形態による、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ領域は、構造の副次的酸化物領域と自由領域との近傍にあり、副次的酸化物領域は、自由領域とアトラクタ領域の上にある。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ材料は、酸化物材料と磁性材料との近傍にある。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ材料は、酸化物材料と磁性材料との近傍にある。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ材料は、酸化物材料と磁性材料との近傍にある。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ材料は、酸化物材料と磁性材料との近傍にある。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ酸化物領域は、磁性材料の近傍に形成される。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ酸化物領域は、磁性材料の近傍に形成される。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ酸化物領域は、磁性材料の近傍に形成される。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ酸化物領域は、磁性材料の近傍に形成される。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ酸化物領域は、磁性材料の近傍に形成される。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ酸化物領域は、磁性材料の近傍に形成される。 本開示の一実施形態による、処理の様々なステージの間の、磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ酸化物領域は、磁性材料の近傍に形成される。 本開示の一実施形態による、磁気セル構造を有するメモリセルを含むSTT−MRAMシステムの模式図である。 本開示の一実施形態による、磁気セル構造を有するメモリセルを含む半導体デバイス構造の簡単化されたブロック図である。 本開示の1以上の実施形態によって実装されたシステムの簡単化されたブロック図である。 酸化物材料と磁性材料との近傍のアトラクタ領域のない磁気セル構造の断面の、立面の、模式図である。 図16の磁気セル構造のR−Hループプロットである。 図16の磁気セル構造の平面内ループプロットである。 図16の磁気セル構造のM−Hループプロットである。 磁気セル構造の断面の、立面の、模式図であり、アトラクタ領域は、酸化物材料と磁性材料との近傍にある。 図18の磁気セル構造のR−Hループプロットである。 図18の磁気セル構造の平面内ループプロットである。 図18の磁気セル構造のM−Hループプロットである。 図18の磁気セル構造と比較して、より厚いアトラクタ領域を含む磁気セル構造の断面の、立面の、模式図である。 図20の磁気セル構造と比較して、アトラクタ領域の近傍の、より薄い酸化物領域を含む磁気セル構造の断面の、立面の、模式図である。 図21の磁気セル構造のR−Hループプロットである。
メモリセル、メモリセルを形成する方法、半導体デバイス、メモリシステム、及び電子システムが開示される。メモリセルは、2つの酸化物領域の間で、磁性材料から形成される、磁性領域(例えば、自由領域)を含む。両酸化物領域は、磁気異方性(MA)を誘導する領域とすることが出来る。磁性領域が形成される磁性材料は、「拡散可能な化学種」と、少なくとも1つの他の化学種とを含む。磁性材料内の拡散可能な化学種の存在は、磁性材料が磁性を示すのにかならずしも必要ではないことがある。アトラクタ材料は、磁性領域の近傍にあり、磁性材料の拡散可能な化学種と、少なくとも1つの他の化学種との間の化学親和力よりも大きな、拡散可能な化学種に対する化学親和力を有するように調製される。従って、アトラクタ材料の磁性領域への近接によって、例えば、アニールの間に、拡散可能な化学種が、磁性材料から除去され、アトラクタ材料に組み込まれることになる。磁性材料からの拡散可能な化学種の除去は、高いTMR(トンネル磁気抵抗)を促進し、ほとんど構造的欠陥を含まない、望ましい結晶構造(例えば、bcc(001)結晶構造)を有する磁性領域の結晶化を可能とすることが出来る。従って、磁性領域は、高いエネルギーバリア(Eb)とエネルギーバリア比(Eb/kT)を可能とする、厚さ(例えば、約10Å(約1.0nm)より大きい、約8Å(約0.8nm)より大きい高さ)に形成されることが出来る。更に、2つのMA誘導酸化物領域間に磁性材料を配置することは、高いMA強度を可能とする。高いMA強度は、アトラクタ材料が、酸化物材料と磁性材料との間にある実施形態においても、達成されることが出来る。更に、磁性領域は、非磁性材料によって途切れることのない、高い交換硬度を可能にする、連続な磁性領域として形成されることが出来る。
ここに用いられるように、語句「基板(substrate)」は、メモリセル内のもののようなコンポーネントが形成される基礎材料あるいは他の構成を意味し、含む。基板は、半導体基板、支持構造上の基礎半導体材料、金属電極、あるいは、その上に形成される1以上の材料、構造あるいは、領域を有する半導体基板とすることが出来る。基板は、従来のシリコン基板あるいは、半導電性材料を含む他のバルクの基板とすることが出来る。ここに用いられるように、語句「バルクな基板(bulk substrate)」は、シリコンウエハのみを意味し、含むものではなく、他の中でも、シリコンオンサファイア(「SOS」)基板、あるいは、シリコンオングラス(「SOG」)基板などの、シリコンオンインスレータ(「SOI」)基板、基礎の半導体下地上のシリコンのエピタキシャル層、あるいは、シリコン−ゲルマニウム(Si1−xex、ここで、xは、例えば、0.2と0.8の間のモル分率)、ゲルマニウム(Ge)、ガリウム砒素(GaAs)、窒化ガリウム(GaN)、あるいは、リン化インジウム(InP)などの他の半導体あるいは光電気材料も含む。更に、以下の記述において、「基板」を参照する場合には、以前の処理ステージが、基礎の半導体構造あるいは下地に、材料、領域、あるいは、接合を形成するために利用されることが出来る。
ここに用いられるように、語句「STT−MRAMセル(STT−MRAM cell)」は、自由領域と固定領域との間に配置される非磁性領域を含む磁気セルコアを含む磁気セル構造を意味し、含む。非磁性領域は、磁気トンネル接合(「MTJ」)構成において、電気的に絶縁(例えば、誘電体)領域とすることが出来る。例えば、自由領域及び固定領域の間の、非磁性領域は、酸化物領域(ここでは、「中間酸化物領域(intermediate oxide region)」と呼ぶ)とすることが出来る。
ここに用いられるように、語句「磁気セルコア(magnetic cell core)」は、自由領域と固定領域とを含み、メモリセルの使用及び動作中に、電流がそこを通って(つまり、流れて)、自由領域と固定領域との磁性配向の平行構成あるいは反平行構成を実現するメモリセル構造を意味し、含む。
ここに用いられるように、語句「磁性領域(magnetic region)」は、磁性を示す領域を意味する。磁性領域は、磁性材料を含み、また、1以上の非磁性材料を含むことが出来る。
ここに用いられるように、語句「磁性材料(magnetic material)」は、強磁性材料、フェリ磁性材料、反強磁性、及び、常磁性材料を意味し、含む。
ここに用いられるように、語句「CoFeB材料(CoFeB material)」は、コバルト(Co)、鉄(Fe)、及びボロン(B)(例えば、CoFe、ここで、x=10から80、y=10から80、及びz=0から50)を含む材料を意味し、含む。CoFeB材料は、その構成(例えば、その厚さ)に依存して、磁性を示したり、示さなかったりする。
ここに用いられるように、語句「化学種(species)」は、材料を構成する元素あるいは複数の元素を意味し、含む。例えば、限定的ではく、CoFeB材料においては、Co、Fe、及びBのそれぞれが、CoFeBの化学種と呼ばれることが出来る。
ここに用いられるように、語句「拡散可能な化学種(diffusible species)」は、材料の中のその存在が、材料の機能に必ずしも必要ではない、材料の化学種を意味し、含む。例えば、限定的ではなく、磁性領域のCoFeB材料において、CoとFeが、磁性材料として機能する(つまり、磁性を示す)ために、CoとFeと共にBがあることが必要ではないという点で、B(ボロン)は拡散可能な化学種と呼ばれることが出来る。拡散の後に、「拡散可能な化学種」は、「拡散された化学種」と呼ばれることが出来る。
ここに用いられるように、語句「固定領域(fixed region)」は、磁性材料を含み、STT−MRAMセルの使用及び動作の間、セルコアの1つの磁性領域(例えば、自由領域)の磁化方向に変化をもたらす電流あるいは印加される場が、固定領域の磁化方向に変化をもたらさない、固定磁性配向を有する、STT−MRAMセル内の磁性領域を意味し、含む。固定領域は、1以上の磁性材料と、オプションとして、1以上の非磁性材料を含むことが出来る。例えば、固定領域は、磁気サブ領域によって隣接するルテニウム(Ru)のサブ領域を含む、合成反強磁性体(SAF)として構成されることが出来る。磁気サブ領域のそれぞれは、1以上の材料とその中の1以上の領域を含むことが出来る。他の例として、固定領域は、単一の、均一磁性材料として構成されることが出来る。従って、固定領域は、均一な磁化、あるいは、STT−MRAMセルの使用及び動作の間、全体として、固定の磁性配向を有する固定領域を実現する異なる磁化のサブ領域を有することが出来る。
ここに用いられているように、語句「自由領域(free region)」は、磁性材料を含み、STT−MRAMセルの使用及び動作の間、スイッチング可能な磁性配向を有するSTT−MRAMセル内の磁性領域を意味し、含む。磁性配向は、電流あるいは印加場の印加により、平行構成及び反平行構成の間でスイッチングすることが出来る。
ここに用いられるように、「スイッチングする(switching)」は、自由領域と固定領域の磁性配向の平行あるいは反平行構成を実現するために、プログラミング電流を、STT−MRAMセルの磁気セルコアに流す間のメモリセルの使用及び動作のステージを意味し、含む。
ここに用いられるように、「格納(storage)」は、プログラミング電流がSTT−MRAMセルの磁気セルコアを流れず、自由領域と固定領域の磁性配向の平行あるいは反平行構成が意図的に変更されないメモリセルの使用及び動作のステージを意味し、含む。
ここに用いられるように、語句「垂直(vertical)」は、それぞれの領域の幅及び長さに垂直な方向を意味し、含む。「垂直」は、また、STT−MRAMセルが配置される基板の主面に垂直な方向を意味し、含む。
ここに用いられるように、語句「平行(horizontal)」は、それぞれの領域の幅及び長さのうちの少なくとも1つに平行な方向を意味し、含む。「平行」は、また、STT−MRAMセルが配置される基板の主面に平行な方向を意味し、含む。
ここに用いられるように、語句「サブ領域(sub−region)」は、他の領域に含まれる領域を意味し、含む。従って、1つの磁性領域は、非磁性サブ領域、つまり、非磁性材料のサブ領域、と共に、1以上の磁性サブ領域、つまり、磁性材料のサブ領域を含むことが出来る。
ここに用いられるように、語句「基礎(base)」は、領域あるいは材料を指すとき、特定された複数のそのような領域あるいは材料のうちで最も下の領域あるいは材料を意味し、含む。例えば、「基礎磁性領域(base magnetic region)」は、他の特定された磁性領域に比べ、最も下の磁性領域を指す。
ここに用いられるように、語句「間に(between)」は、少なくとも2つの他の材料、領域、あるいは、サブ領域に対する、1つの材料、領域、あるいは、サブ領域の相対的な配置を記述するのに用いられる、空間的に相対的な語句である。語句「間に」は、他の材料、領域、あるいはサブ領域に直接隣接した、1つの材料、領域、あるいはサブ領域の配置、及び、他の材料、領域、あるいはサブ領域に間接的に隣接した、1つの材料、領域、あるいはサブ領域の配置の両方を含むことが出来る。
ここに用いられるように、語句「近傍に(proximate to)」は、他の材料、領域、あるいはサブ領域の近くの1つの材料、領域、あるいはサブ領域の配置を記述するために用いられる空間的に相対的な語句である。語句「近傍」は、間接的に隣接する配置、直接隣接する配置、及び内部の配置を含む。
ここに用いられるように、他の要素「の上(on)」あるいは他の要素「の上方(over)」であるという要素への参照は、要素が、他の要素の直接上に、隣接して、下に、あるいは、直接接触していることを意味し、含む。それは、また、要素が、他の要素が間にあることも含めて、他の要素に間接的に上に、隣接して、下に、あるいは近くにあることを含む。対照的に、要素が、他の要素の「直接上に(directly on)」あるいは「直接隣接して(directly adjacent to)」あるとして参照される場合、介在する要素がない。
ここに用いられるように、「下に(beneath)」、「以下に(below)」、「より低く(lower)」、「下部に(bottom)」、「上に(above)」、「上部の(upper)」、「上の(top)」、「前の(front)」、「後ろの(rear)」、「左の(left)」、「右の(right)」などの他の空間的に相対的な語句は、図示される、ある要素あるいはフィーチャの、他の(複数の)要素あるいは(複数の)フィーチャに対する関係を記述するために、記述の利便性のために用いられることが出来る。特に断らない限り、空間的に相対的な語句は、図に示される方向に加え、材料の異なる方向も含むことを意図されている。例えば、図の材料がひっくり返されたならば、他の要素あるいはフィーチャの「下の(below)」、あるいは、「下方の(beneath)」、あるいは、「下に(under)」、あるいは、「下部に(on bottom of)」として記述される要素は、今度は、他の要素あるいはフィーチャの「上に(above)」あるいは「上部に(on top of)」方向付けられるだろう。従って、語句「下に(below)」は、語句が用いられる文脈に依存して、上及び下の方向の両方を含むことができ、このことは当業者には明確であろう。材料は、別なように方向付けられることができ(90°回転される、反転される、など)、ここに用いられる空間的に相対的な記述は、そのように解釈される。
ここに用いられるように、語句「備え(comprise)」、「備えている(comprising)」、「含む(includes)」及び/または「含んでいる(including)」は、述べられたフィーチャ、領域、完全体、ステージ、動作、要素、材料、コンポーネント、及び/またはグループの存在を指定するが、1以上の他のフィーチャ、領域、完全体、ステージ、動作、要素、材料、コンポーネント、及び/あるいはそれらのグループの存在、あるいは追加を排除するものではない。
ここに用いられるように、「及び/または(and/or)」は、関連して記載された1以上のアイテムの任意の組み合わせ、及び、全ての組み合わせを含む。
ここに用いられるように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈が明確に断らない限り、複数形も含むことが意図されている。
ここに提示される図は、任意の特定のコンポーネント、構造、デバイス、またはシステムの実際の図であることは意味しておらず、本開示の実施形態を記述するために用いられる、単なる理想的な表現にすぎない。
模式図である断面図を参照して、ここに実施形態が記述される。従って、例えば、製造技術及び/または、許容誤差の結果としての図の形状からの変形が、考えられる。従って、ここに記述される実施形態は、図示されるような特定の形状あるいは領域に限定されると解釈されるべきではなく、例えば、製造技術からの結果である形状の変形を含むことが出来る。例えば、箱状として図示され、あるいは、記述される領域は、でこぼこしたフィーチャ、及び/または非線形フィーチャを有することが出来る。更に、図示された鋭角は、丸みを帯びることが出来る。従って、図に図示された材料、フィーチャ、及び、領域は、本質的に模式的であり、それらの形状は、材料、フィーチャ、または、領域の正確な形状を図示することを意図されておらず、本請求項の範囲を限定しない。
以下の記述は、開示のデバイス及び方法の実施形態の完全な記述を提供するために、材料の種類及び処理条件などの特定の詳細事項を提供する。しかし、デバイス及び方法の実施形態は、これらの特定の詳細事項を用いることなく、実施することが出来ることを当業者は理解するだろう。事実、デバイス及び方法の実施形態は、業界で用いられる従来の半導体製造技術と共に、実施されることが出来る。
ここに記述された製造プロセスは、半導体デバイス構造を処理するための完全なプロセスフローを形成しない。プロセスフローの残りは、当業者には知られている。従って、本デバイス及び方法の実施形態を理解するのに必要な方法及び半導体デバイス構造のみがここに記述される。
文脈が特に示さない限り、ここに記述の材料は、スピンコーティング、ブランケットコーティング、化学蒸着(「CVD」)、原子層堆積(「ALD」)、プラズマ増強ALD、物理蒸着(「PVD」)、または、エピタキシャル成長を含むが、これらには限定されない、任意の適切な技術によって形成されることが出来る。形成されるべき特定の材料に応じて、材料を堆積し、あるいは、成長するための技術は、当業者によって選択されることが出来る。
文脈が他に示さない限り、ここに記述した材料の除去は、エッチング、イオンミリング、研磨平坦化(abrasive planarization)、あるいは、他の既知の方法を含むが、これらには限定されない、任意の適した技術によって達成されることが出来る。
図面への参照が行われ、同様な参照符号は、全体に渡って同様なコンポーネントを参照する。図は、必ずしも同一の縮尺で記載されてはいない。
メモリセルが開示される。メモリセルは、磁性領域(例えば、自由領域)の近傍のアトラクタ材料を含む磁気セルコアを含む。自由領域は、2つの酸化物領域(例えば、MA誘導領域)の間に配置され、2つの酸化物領域のうちの少なくとも1つは、トンネルバリアとして機能することが出来る。アトラクタ材料は、磁性材料の拡散可能な化学種と少なくとも1つの他の化学種との間の化学親和力に比較すると、磁性領域が形成される磁性材料の拡散可能な化学種に対しより高い化学親和力を有する。従って、アトラクタ材料は、磁性材料へ、拡散可能な化学種を引き付け、及び、この磁性材料から除去するように調製される。拡散可能な化学種の除去は、磁性領域の結晶化を可能とし、改善することができ、この結晶化は、磁性領域の他の構成と共に、高いMA強度、高いTMR、高いエネルギーバリア及びエネルギーバリア比、及び高い交換硬度を有する自由領域の形成を可能とすることが出来る。
図1は、本開示による、磁気セル構造100の一実施形態を図示する。磁気セル構造100は、基板102上に磁気セルコア101を含む。磁気セルコア101は、上にある上部電極104と下にある下部電極105との間に配置されることが出来る。磁気セルコア101は、間にある中間酸化物領域130と共に、例えば、「固定領域」110及び「自由領域」120という、少なくとも2つの磁気領域を含む。固定領域110と自由領域120の一方、あるいは、両方は、均一に形成されることができ、または、オプションとして、1より多いサブ領域を含んで形成されることができる(図5参照、以下に更に議論する)。中間酸化物領域130は、トンネル領域として構成されることが出来、界面131に沿って、固定領域110に接触することができ、界面132に沿って、自由領域120に接触することが出来る。
1以上の下部中間領域140は、オプションとして、磁性領域(例えば、固定領域110と自由領域120)の下に配置されることができ、1以上の上部中間領域150は、オプションとして、磁気セル構造100の磁性領域の上に配置されることが出来る。下部中間領域140と上部中間領域150は、含まれるならば、メモリセルの動作中、それぞれ、下部電極105とかぶさっている材料との間で、及び、上部電極104と下にある材料との間で、化学種の拡散を阻止するように構成されることが出来る。
磁気セルコア101は、基板102上に、下地領域160を含むことが出来る。下地領域160は、その上にかぶさる材料が形成される滑らかなテンプレートを提供することが出来る。幾つかの実施形態においては、下地領域160は、下部電極105上に直接形成されることが出来る。図1に図示されるもののような、他の実施形態においては、下地領域160は、1以上の下部中間領域140上に形成されることが出来る。
副次的酸化物領域170は、例えば、中間酸化物領域130の近傍の自由領域120の表面に対向する自由領域120の表面に隣接した自由領域120の近傍に形成される。従って、副次的酸化物領域170は、自由領域120によって、中間酸化物領域130から離隔されることが出来る。
図1に図示されるような幾つかの実施形態においては、副次的酸化物領域170は、下地領域160の上面と副次的酸化物領域170の下面が相互に接触することができるように、下地領域160上に(例えば、直接上に)形成されることが出来る。幾つかの実施形態においては、基盤領域160は、望ましい結晶構造(例えば、bcc(001)結晶構造)で、副次的酸化物領域170上に、自由領域120の形成を可能とする結晶構造を有するように、副次的酸化物領域170の形成を可能とするように調製され、構成される。
自由領域120は、副次的酸化物領域170の近傍に(例えば、上に)形成され、アトラクタ領域180は、自由領域120の近傍に形成されることが出来る。幾つかの実施形態においては、アトラクタ領域180は、副次的酸化物領域170と自由領域120との間にあることが出来る。アトラクタ領域180は、薄くてもよく(例えば、高さが、約6Åより小さい(約0.6nmより小さい)、例えば、高さが、約4Åより小さい(約0.4nmより小さい)、例えば、高さが約3Å(約0.3nm)である)。幾つかの実施形態において、アトラクタ領域180は、不連続であってもよい(つまり、領域の材料間で、間隙を有することが出来る)。他の実施形態においては、アトラクタ領域180は、連続的であってもよい(つまり、領域の材料において、間隙が存在しない)。幾つかの実施形態においては、アトラクタ領域180と副次的酸化物領域170は、図1Bに図示されるように、アトラクタ酸化物領域178として、相互に一体化されることが出来る。従って、自由領域120の表面は、副次的酸化物領域170と単独で界面を形成しないことが出来る。むしろ、自由領域120の表面は、近傍にあるアトラクタ領域180と共に、副次的酸化物領域170の隣とすることが出来る。
図示されていない他の実施形態においては、アトラクタ領域180は、自由領域120と副次的酸化物領域170との間に配置されることなく、自由領域120の近傍に形成されることが出来る。例えば、アトラクタ領域180は、少なくとも部分的に、自由領域120を囲んで側方向に形成されることが出来る。
アトラクタ領域180は、例えば、自由領域120と中間酸化物領域130によってなど、1以上の領域によって、固定領域110から物理的に隔離されることが出来る。従って、アトラクタ領域180のコンポーネントは、固定領域110と化学的に反応しないことが出来る。
幾つかの実施形態においては、本開示の実施形態のメモリセルは、平面内STT−MRAMセルまたは、平面外STT−MRAMセルのいずれかとして構成されることが出来る。「平面内」STT−MRAMセルは、水平方向に主に配向された磁性配向を示す磁性領域を含み、「平面外」STT−MRAMセルは、垂直方向に主に配向された磁性配向を示す磁性領域を含む。例えば、図1に図示されるように、STT−MRAMセルは、少なくとも1つの磁性領域(例えば、固定領域110及び自由領域120)への垂直磁性配向を示すように構成されることが出来る。示される垂直磁性配向は、垂直磁気異方性(「PMA」)強度によって特徴付けられることが出来る。幾つかの実施形態において、矢印112及び二重先端矢印122によって、図1に図示されるように、固定領域110と自由領域120のそれぞれは、垂直磁性配向を示すことが出来る。固定領域110の磁性配向は、STT−MRAMセルの動作中ずっと、本質的に同一方向に、例えば、図1の矢印112によって示されている方向に、向けられ続けることが出来る。他方、自由領域120の磁性配向は、セルの動作中、図1の二重先端矢印122によって示されるように、平行構成と反平行構成との間でスイッチングされることが出来る。
図1の実施形態のような、幾つかの実施形態においては、副次的酸化物領域170は、自由領域120の下にあることが出来るが、図1Cの実施形態のような、他の実施形態においては、副次的酸化物領域170は、自由領域120の上にあることが出来る。例えば、限定的ではなく、図1Cにおいて、図示されているのは、固定領域110が、下部電極105と、存在する場合には、下部中間領域140との上にある、磁気セルコア101’を有する磁気セル構造100’である。下地領域160(図1Cに図示されず)は、オプションとして、例えば、下部電極105(または、存在する場合には、下部中間領域140)と固定領域110との間に含まれることが出来る。磁気セルコア101’は、また、固定領域110の上に中間酸化物領域130、中間酸化物領域130の上に自由領域120、及び、自由領域120の上に副次的酸化物領域170を含み、アトラクタ領域180は、副次的酸化物領域170と自由領域120との間にある。幾つかのそのような実施形態においては、アトラクタ領域180は、例えば、副次的酸化物領域170のサブ領域として、または、アトラクタ酸化物領域178としてのいずれかで、副次的酸化物領域170を組み込むことが出来る(図1B)。上部電極104と、存在する場合には、上部中間領域150は、副次的酸化物領域170の上に配置されることが出来る。従って、ここに記述される実施形態のうちの任意の実施形態においては、固定領域110、中間酸化物領域130、自由領域120、及び副次的酸化物領域170の配置は、それぞれ回転されることができ、にもかかわらず、この回転は、自由領域120を、中間酸化物領域130と副次的酸化物領域170との間に配置するだろうし、アトラクタ領域180は、にもかかわらず、自由領域120の近傍にあるだろう。
図2〜図5を参照すると、図示されているのは、図1の磁気セル構造100などの磁気セル構造を製造する方法におけるステージである。図2に図示されているように、構造200は、下から上に、基板102の上に形成される導電性材料205、導電性材料205の上に下地材料260、下地材料260の上に酸化物材料270、酸化物材料270の上に磁性材料220、磁性材料220の上に他の酸化物材料230、他の酸化物材料230の上に他の磁性材料214が形成されることが出来る。オプションとして、下部中間材料240は、その上に下地材料260を形成する前に、導電性材料205の上に形成されることが出来る。アトラクタ材料280は、磁性材料220の近傍に形成される。例えば、図2に図示される実施形態により、アトラクタ材料280は、その上に磁性材料220を形成する前に、酸化物材料270の上に形成されることが出来る。
下部電極105(図1及び図1C)が形成される、導電性材料205は、例えば、限定的ではなく、金属(例えば、銅、タングステン、チタン、タンタル)、金属合金、または、それらの組み合わせを含むか、本質的にこれらを含むか、あるいは、これらのみからなることが出来る。
下部電極105上に、オプションの下部中間領域140(図1及び図1C)が形成される実施形態においては、下部中間領域140が形成される、下部中間材料240は、例えば、限定的ではなく、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、窒化タンタル(TaN)、窒化チタン(TiN)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、またはそれらの組み合わせを含むか、本質的にこれらを含むか、または、これらのみからなることが出来る。幾つかの実施形態においては、下部中間材料240は、含まれるならば、下部電極105(図1及び図1C)が形成される、導電性材料205に組み込まれることが出来る。例えば、下部中間材料240は、導電性材料205の最も上のサブ領域とすることが出来る。
下地材料260は、例えば、限定的ではなく、コバルト(Co)、及び鉄(Fe)の少なくとも1つを含む材料(例えば、CoFeB材料)、非磁性材料(例えば、非磁性導電性材料(例えば、ニッケルベース材料))を含む材料、または、それらの組み合わせを含むか、本質的にこれらを含むか、あるいは、これらのみからなることが出来る。下地材料260は、望ましい結晶構造(例えば、bcc(001)結晶構造)で、その上に酸化物材料270を形成することが可能なテンプレートを提供するように調製され、及び、構成されることが出来る。
副次的酸化物領域170(図1及び図1C)が形成される酸化物材料270は、例えば、限定的ではなく、非磁性酸化物材料(例えば、酸化マグネシウム(MgO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(TiO)、または、従来のMTJ領域の他の酸化物材料)を含むか、本質的にこれらを含むか、または、これらのみからなることが出来る。酸化物材料270は、直接、下地材料260上に形成(例えば、成長、堆積)されることが出来る。下地材料260が、最初に形成されるときアモルファスである実施形態においては、結果として生じる酸化物材料270は、最初に下地材料260上に形成されるとき、結晶である(例えば、bcc(001)結晶構造を有する)ことが出来る。
自由領域120(図1及び図1C)が形成される、磁性材料220は、例えば、限定的ではなく、コバルト(Co)及び鉄(Fe)(例えば、CoFe、ここで、x=10から80及びy=10から80)を含む、及び、幾つかの実施形態においては、ボロン(B)(例えば、CoFe、ここで、x=10から80、y=10から80、及びz=0から50)も含む、強磁性体材料を含むか、本質的にこれを含むか、または、これのみからなることが出来る。従って、磁性材料220は、Co、Fe、及びB(例えば、CoFeB材料)を少なくとも1つ含むことが出来る。幾つかの実施形態においては、磁性材料220は、下地材料260と同一の材料、あるいは、下地材料260と同一の元素を有する材料、−最もそれらの元素とは異なる原子比を有することができるが−、を含むことが出来る。磁性材料220は、均一領域として形成されることが出来る。他の実施形態においては、磁性材料220は、例えば、CoFeB材料の1以上のサブ領域を含むことができ、サブ領域は、Co,Fe,及びBの異なる相対原子比を有する。
磁性材料220は、少なくとも1つの拡散可能な化学種と少なくとも1つの他の化学種とを含む。拡散可能な化学種の存在は、磁性材料220が磁性を示すためにかならずしも必要ではない。更に、磁性材料220内の拡散可能な化学種の存在は、磁性材料220の結晶化を阻害することが出来る。例えば、磁性材料220が、CoFeB材料である実施形態においては、ボロン(B)は、拡散可能な化学種とすることが出来る。磁性材料220におけるボロンの存在は、磁性材料220が、(例えば、後のアニールの間に)望ましい結晶構造(例えば、bcc(001)結晶構造)に結晶化されることを阻害することが出来る。
幾つかの実施形態においては、導電性材料でありうる、アトラクタ材料280は、磁性材料220の他の化学種の拡散可能な化学種に対する化学親和力よりも、磁性材料220の拡散可能な化学種に対してより高い化学親和力を有するように調製されることが出来る。例えば、限定的ではなく、磁性材料220がCoFeB材料である実施形態において、アトラクタ材料280は、タンタル(Ta)、タングステン(W)、ハフニウム(Ha)、ジルコニウム(Zr)、それらの1以上の化合物、または、それらの1以上の組み合わせを含むか、本質的にこれらを含むか、または、これらのみかなることが出来る。そのようなアトラクタ材料280は、ボロンとCoFeB磁性材料220の他の化学種(つまり、コバルトと鉄)との間の化学親和力に比較して、CoFeB磁性材料220からのボロン拡散可能な化学種に対して、より高い化学親和力を有することが出来る。
アトラクタ材料280は、磁性材料220の他の化学種と比較して、拡散可能な化学種に対してより高い化学親和力を有しているので、アトラクタ材料280の磁性材料220への近接によって、磁性材料220からの拡散可能な化学種の除去を可能とすることが出来る。例えば、拡散可能な化学種は、アトラクタ材料280内に拡散することができ、アトラクタ材料280に化学的に結合することが出来る。アトラクタ材料280による、磁性材料220からの拡散可能な化学種の除去は、図3に図示されるように、アニールされた構造300を形成するために、構成200をアニールすることによって起こることがある。アニールされた構造300において、従って、磁性材料220(図2)は、欠乏磁性材料320に変換されることが出来る。ここに用いられているように、語句「欠乏(depleted)」は、材料を記述するために用いられるとき、拡散可能な化学種が除去された材料を記述する。対応して、アトラクタ材料280(図2)は、豊富アトラクタ材料380とするように構成されることが出来る。ここに用いられるように、語句「豊富材料(enriched material)」は、材料を記述するために用いられると、拡散可能な化学種が追加された(例えば、送達された)材料を記述する。従って、豊富アトラクタ材料380の領域は、アトラクタ材料280(図2)と拡散可能な化学種とを含む。
例えば、限定的ではなく、磁性材料220(図2)が、CoFeB材料である実施形態においては、欠乏磁性材料320は、CoFe材料(つまり、コバルトと鉄とを含む磁性材料)とすることが出来る。アトラクタ材料280(図2)がタンタルであるそのような実施形態においては、豊富材料380は、タンタルとボロンとの混合物とすることが出来る。任意の1つの理論に制限することなく、CoFeB磁性材料220からボロンの拡散可能な化学種を除去することによって、磁性材料220(図2)の結晶化温度より低いアニール温度での欠乏磁性材料320の結晶化を可能とすることが出来ると考えられる。従って、欠乏磁性材料320は、実質的に構造欠陥の悪影響を受けることなく、望ましい厚さに自由領域120(図1)を形成することを可能とする望ましい結晶構造(例えば、bcc(001)結晶構造)に結晶化し、高いTMR,及び、高いエネルギーバリアとエネルギーバリア比を持たせることが出来る。2つの酸化物領域の間に配置された連続的磁性領域を有するこれらの特性を達成することによって、また、自由領域120に、高い交換硬度と高いMA強度とを持たせることを可能とする。
自由領域120(図1及び図1C)が、拡散可能な化学種を含む磁性材料220(例えば、CoFeB材料)から形成される一方、製造された磁気セルコア101(図1)(または、磁気セルコア101’(図1C))の自由領域120は、拡散可能な化学種(例えば、ボロン(B))を実質的により少なく含むことが出来る。むしろ、製造された、磁気セルコア101のアトラクタ領域180(図1及び図1C)は、アトラクタ材料280と、磁性材料220から拡散された拡散可能な化学種(例えば、ボロン(B))との両方を含むことが出来る。従って、文脈が別に示さない限り、ここに用いられるように、材料「から形成される(formed from)」領域を記述するときは、「材料(material)」は、製造中、変換操作(例えば、拡散)の前の領域の物質を意味し、含む。
アトラクタ材料280は、また、その酸化物が、自由領域120(図1及び図1C)にMAを誘導することを実現するように調製されることが出来る。つまり、磁性材料220(図2)由来の拡散可能な化学種は、アトラクタ材料280と反応する(例えば、化学的に結合される)ことが出来る一方、アトラクタ材料280は、また、酸化物材料270由来の酸素と反応する(例えば、化学的に結合する)ことが出来る。アトラクタ材料280は、その酸化物が、自由領域120(図1及び図1C)にMAを誘導するように調製される実施形態において、アトラクタ材料280の酸化物は、MA誘導を劣化させるのではなく、副次的酸化物領域170と自由領域120との間に誘導されるMAを増強することが出来る。
中間酸化物領域130(図1及び図1C)が形成される他の酸化物材料230は、例えば、限定的ではなく、非磁性酸化物材料(例えば、酸化マグネシウム(MgO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(TiO)、または、従来のMTJ領域の他の酸化物材料)を含むか、本質的にこれらを含むか、または、これらのみからなることが出来る。他の酸化物材料230は、酸化物材料270と同一の材料、または、酸化物材料270と同一の元素を含む材料とすることができ、それらは異なる原子比を有することが出来る。例えば、限定的ではなく、他の酸化物材料230と酸化物材料270の両方は、MgOを含むことが出来る。他の酸化物材料230は、磁性材料220の上に直接形成(例えば、成長、堆積)されることが出来る。他の酸化物材料230は、最初に形成されるとき、アモルファスとすることが出来る。
図2及び図3に図示されるような、幾つかの実施形態において、固定領域110の少なくとも一部(図1及び図1C)が形成される他の磁性材料214は、他の酸化物材料230上に直接形成(例えば、成長、堆積)されることが出来る。他の磁性材料214は、例えば、限定的ではなく、コバルト(Co)及び鉄(Fe)を含む(例えば、CoFe、ここで、x=10から80、及びy=10から80)、及び、幾つかの実施形態においては、また、ボロン(B)(例えば、CoFe、x=10から80、y=10から80、及びz=0から50)を含む強磁性体材料を含むか、本質的にこれらを含むか、または、これらのみからなることが出来る。従って、他の磁性材料214は、CoFeB材料を含むことが出来る。幾つかの実施形態においては、他の磁性材料214は、磁性材料220及び下地材料260の一方もしくは両方と同一の材料、または、同一の元素を有する材料とすることができ、異なる原子比を有することが出来る。
図3のアニールされた構造300を形成するために図2の構造200をアニールする際に、自由領域120(図1及び図1C)の少なくとも磁性材料220(図2)は、アトラクタ材料280(図2)による化学親和力によって、磁性材料220(図2)からの拡散可能な化学種の除去によって結晶化が促進されることができる、望ましい結晶構造(例えば、bcc(001)結晶構造)に結晶化されることが出来る。従って、少なくとも欠乏磁性材料320(図3)は、望ましい結晶構造を有することが出来る。アニールされた構造300の他の材料は、また、アニーリングにより、結晶化されることが出来る。アニーリングの間、任意の特定の理論に制限されることなく、例えば、酸化物材料270、他の酸化物材料230、または、その両方の結晶構造は、例えば、磁性材料220と他の磁性材料214などの隣接するアモルファス材料に伝搬することが出来ると考えられる。従って、アニーリングは、磁性材料220などの、構造200(図2)の1以上の材料の結晶構造を変化させることが出来る。アニーリングプロセスは、約300℃から約600℃(例えば、約400℃)のアニーリング温度で実行することが出来、約1分(約1min)から約1時間(約1hr)の間、アニーリング温度に保持されることが出来る。アニーリング温度と時間は、構造200の材料、例えば、磁性材料220の望ましい結晶構造、及び磁性材料220からの拡散可能な化学種の望ましい欠乏量に基づいて、調整されることが出来る。
構造200の形成の後、及び、アニールが実行されるならば、アニールされた構造300の形成の後、磁気セル構造の残りの材料は、図4に示されるように、前構造400を形成するように製造されることが出来る。例えば、他の固定領域材料416は、他の磁性材料214の上に形成されることが出来る。他の固定領域材料416は、コバルト/パラジウム(Co/Pd)マルチサブ領域;コバルト/プラチナ(Co/Pt)マルチサブ領域;コバルト鉄テルビウム(Co/Fe/Tb)ベースの材料、L0材料、カプラ材料、または、従来の固定領域の他の磁性材料を含むか、本質的にこれらを含むか、または、これらのみからなることが出来る。従って、固定領域110(図1及び図1C)は、他の磁性材料214に加え、他の固定領域材料416を含むことが出来る。
幾つかの実施形態において、オプションとして、1以上の上部中間材料450は、他の固定領域材料416の上に形成されることが出来る。含まれる場合には、オプションの上部中間領域150(図1及び図1C)を形成する、上部中間材料450は、隣接する材料における望ましい結晶構造を確実に形成する用に構成される材料を含むか、本質的にこれを含むか、または、これのみからなることが出来る。上部中間材料450は、代替的に、または、追加的に、磁気セル、バリア材料、もしくは、従来のSTT−MRAMセルコア構造の他の材料の製造中に、パターン化プロセスを支援するように構成された金属材料を含むことが出来る。幾つかの実施形態においては、上部中間材料450は、導電性キャッピング領域に形成される導電性材料(例えば、銅、タンタル、チタン、タングステン、ルテニウム、窒化タンタル、または、窒化チタンなどの1以上の材料)を含むことが出来る。
上部電極104(図1及び図1C)が形成されることが出来る導電性材料404は、他の固定領域材料416と、存在すれば、上部中間材料450との上に形成されることが出来る。幾つかの実施形態においては、導電性材料204と、存在すれば、上部中間材料450は、相互に一体化され、例えば、上部中間材料450は、導電性材料404の下部サブ領域となる。
前構造400は、図5に示されるように、磁気セル構造500を形成するように、1以上のステージで、その後パターン化されることが出来る。磁気セル構造500などの構造を形成するために、前構造400(図4)などの構造をパターン化する技術は、当分野で知られており、ここには、詳細には記述しない。
パターン化の後、磁気セル構造500は、(アニールされ、結晶化されたかもしれない)他の磁性材料214から形成される一つのサブ領域(例えば、下部固定領域514)と、(アニールされていないかもしれない)他の固定領域材料416から形成される他のサブ領域(例えば、上部固定領域516)とを含む固定領域510を有する磁気セルコア501を含む。磁気セルコア501は、また、自由領域120に近接したアトラクタ領域180を含む。欠乏磁性材料320(図4)を含み、及び、磁性材料220(図2)から形成される自由領域120は、アトラクタ領域180を近くに設けることなく、磁性材料220(図2)から形成される自由領域よりも低濃度の拡散可能な化学種を含む。
幾つかの実施形態において、自由領域120は、完全に、拡散可能な化学種が欠乏することが出来る。他の実施形態においては、自由領域120は、部分的に、拡散可能な化学種が欠乏することが出来る。そのような実施形態においては、自由領域120は、拡散可能な化学種(例えば、ボロン)の勾配を有することが出来、アトラクタ領域180に隣接して、低濃度の拡散可能な化学種と、アトラクタ領域180に対向して、高濃度の拡散可能な化学種とを有することが出来る。幾つかの実施形態においては、拡散可能な化学種の濃度は、アニールの後、または、アニール中に平衡に達することが出来る。
結晶、欠乏磁性材料320(図4)によって形成される自由領域120は、少なくとも部分的に、拡散可能な化学種(図3)の除去により、欠陥が実質的にないことが出来る、望ましい結晶構造を有することが出来る。自由領域120の結晶性は、磁気セル構造500の自由領域120が、高いTMRと高いエネルギーバリアとエネルギーバリア比(Eb/kT)を実現する厚さに形成されることを可能とすることが出来る。更に、磁性材料(例えば、欠乏磁性材料320(図4))のみから成る場合、自由領域120の結晶化度は、また、高い交換硬度を有することが出来る。更に、磁気セルコア501において、MA誘導領域として調製され得、自由領域120の上面と下面における、自由領域120の、2つの非磁性領域(つまり、副次的酸化物領域170と中間酸化物領域130)への近接によって、両面における磁気異方性(「MA」)を誘導することが出来る。MAは、自由領域120と副次的酸化物領域170との間に配置されるアトラクタ領域180を有していても、副次的酸化物領域170の近傍の自由領域120の面に沿って誘導されることが出来る。アトラクタ領域180を形成するために用いられるアトラクタ材料280(図2)の量は、磁性材料220(図2)からの拡散可能な化学種の少なくともいくらかの除去を実現するのに実質的に十分な量に調整されることが出来、同時に、副次的酸化物領域170と自由領域120との間のMAの誘導を阻止しない程度に多くない量とすることも出来る。
一実施形態においては、磁気セル構造500は、CoFeB材料から形成される下地領域160と、MgOから形成される副次的酸化物領域170と、CoFeB材料から形成される自由領域120と、タンタル(Ta)から形成されるアトラクタ領域180と、MgOから形成される中間酸化物領域130と、CoFeB材料から形成される少なくとも下部固定領域514と、を含む。アトラクタ領域180は、自由領域120のCoFeB材料の拡散可能な化学種である、ボロンが豊富であることが出来、自由領域120は、ボロンが、少なくとも部分的に欠乏していることが出来る。従って、自由領域120は、もともとそれが形成された磁性材料(つまり、CoFeB材料)に比べ、ボロンの濃度がより低く、下部固定領域514、下地領域160、または、その両方の濃度と比較してボロンの濃度がより低いことが出来る。自由領域120は、bcc(001)結晶構造、高いTMR(例えば、約0.40より大きい(約40%より大きい)、例えば、約1.0より大きい(約100%より大きい))、高いMA強度(例えば、少なくとも約1500Oe(少なくとも約119kA/m)、例えば、約2000Oe(約160kA/m)より大きい、例えば、約2200Oe(約175kA/m)より大きい)、及び、高い交換硬度を有することが出来る。
他の実施形態においては、副次的酸化物領域170、自由領域120、中間酸化物領域130、及び固定領域110は、基板102に対し、異なる関係で配置されることが出来る。例えば、これらは、アトラクタ領域180と共に、図1Cの磁気セル構造100’におけるように、反転されることが出来る。図1Cの磁気セル構造100’を形成する方法は、従って、下から上に、基板102の上の導電性材料205(図2)、導電性材料205の上の他の磁性材料214(図2)、他の磁性材料214の上の他の酸化物材料230(図2)、他の酸化物材料230の上の磁性材料220(図2)、磁性材料220の上のアトラクタ材料280(図2)、及びアトラクタ材料280の上の酸化物材料270(図2)を含む、前構造を形成することを含むことが出来る。幾つかの実施形態においては、他の磁性材料214を形成することは、他の固定領域材料416(図4)を形成することの前、あるいは、その後とすることが出来る。オプションとして、上部中間材料450(図4)は、酸化物材料270の上に形成されることが出来る。導電性材料404(図4)は、他の材料の上に形成されることが出来る。前構造は、磁気セルコア101’(図1)を形成するためのパターン化の前、あるいは、その後にアニールされることが出来る。アニーリングは、磁性材料220(図2)からアトラクタ材料280(図2)への、拡散可能な化学種の送達を促進することができ、それによって、欠乏磁性材料320(図3)と豊富アトラクタ材料380(図3)とを形成することが出来る。そのような実施形態においては、拡散可能な化学種を上方に送達し、豊富アトラクタ材料380は、欠乏磁性材料320の上となる。
従って、開示されるのは、磁気セルコアを含むメモリセルである。磁気セルコアは、スイッチング可能な磁性配向を示し、拡散可能な化学種と少なくとも1つの他の化学種とを含む磁性材料から形成される磁性領域を含む。磁気セルコアは、また、固定磁性配向を示す他の磁性領域を含む。中間酸化物領域は、磁性領域と他の磁性領域との間にある。他の酸化物領域は、磁性領域によって中間酸化物領域から離隔されている。アトラクタ材料は、磁性領域の近傍にある。拡散可能な化学種に対するアトラクタ材料の化学親和力は、拡散可能な化学種に対する少なくとも1つの他の化学種の化学親和力よりも高い。
図6から図12を参照して、図示されているのは、本開示の実施形態による、磁気セルを形成する別の方法におけるステージである。図6に図示されるように、構造600は、基板102上に、下から上へ、導電性材料205、オプションの下部中間材料240、下地材料260、ベース前材料670、及びアトラクタ材料280を含むように形成されることが出来る。ベース前材料670は、まだ酸化されていない材料とすることが出来る。例えば、ベース前材料670は、マグネシウム(Mg)、アルミニウム (Al)、チタン(Ti)、または、酸化されると、自由領域120(図1)にMAを誘導するように調製されることのできる、他の金属を含むか、本質的にこれらを含むか、または、これらのみからなることが出来る。
構造600は、図7の構造700を形成するために、酸化環境に曝されることができ、矢印708は、酸化環境への暴露を示す。酸化に続いて、図8の構造800において、ベース前材料670とアトラクタ材料280は、アトラクタ酸化物材料878に変換されることが出来る。従って、図1Bにあるように、副次的酸化物領域170(図1)とアトラクタ領域180(図1)は、アトラクタ酸化物材料878から形成されるアトラクタ酸化物領域178(図1)として相互に一体化されることが出来る。再び、アトラクタ酸化物材料878は、拡散可能な化学種と、磁性材料220の他の化学種との間の化学親和力よりも高い、磁性材料220(図2)の拡散可能な化学種に対する化学親和力を有するように調製されることが出来る。
アトラクタ酸化物材料878を形成した後、形成されるべき磁気セル構造の他の最下部材料は、アトラクタ酸化物材料878上に形成されることが出来る。例えば、図9に図示されるように、磁性材料220、他の酸化物材料230、及び他の磁性材料214は、順次、下から上へ、構造900を形成するために、アトラクタ酸化物材料878上に、形成されることが出来る。
構造900は、それから、欠乏磁性材料320と豊富アトラクタ酸化物材料1078とを含む、図10のアニールされた構造1000を形成するために、アニールされることが出来る。アニーリングは、欠乏磁性材料320と豊富アトラクタ酸化物材料1078を形成するために、磁性材料220(図9)からの拡散可能な化学種の拡散を促進することが出来る。磁性材料220(図9)からの拡散可能な化学種の除去は、望ましい結晶構造(例えば、bcc(001)結晶構造)で、欠乏磁性材料320を形成するために、磁性材料220の結晶化を可能とすることが出来る。
図11に図示されているように、前構造1100の最上部材料は、その後、他の磁性材料214上に形成されることが出来る。そのような材料は、例えば、他の固定領域材料416、オプションの上部中間材料450、及び他の導電性材料404を含むことが出来る。前構造1100は、その後、図12に示されるように、磁気セル構造1200を形成するようにパターン化されることが出来る。磁気セル構造1200は、アトラクタ酸化物材料878(図9)から形成される、豊富アトラクタ酸化物材料1078(図11)を含む、アトラクタ酸化物領域178を含む磁気セルコア1201を含む。磁気セル構造1200は、従って、高いTMR,高いエネルギーバリアとエネルギーバリア比、自由領域120における高い交換硬度、及び高いMA強度を有することが出来る。
従って、開示されるのは、磁気メモリセルを形成する方法であり、この方法は、前構造を形成することを含む。前構造を形成することは、酸化物材料と他の酸化物材料との間に磁性材料を形成することを含む。磁性材料は、スイッチング可能な磁性配向を示す。アトラクタ材料は、磁性材料の近傍に形成される。アトラクタ材料は、磁性材料の拡散可能な化学種に対する化学親和力を有する。拡散可能な化学種は、磁性材料からアトラクタ材料に送達される。磁気セルコア構造は、前構造から形成される。
図13を参照すると、図示されているのは、STT−MRAMセル1314と動作可能に通信する周辺デバイス1312を含むSTT−MRAMシステム1300であり、STT−MRAMセルのグループ化は、複数の行と列を含み、あるいは、様々な他の配置においては、システム要求と製造技術に依存する、グリッドパターンとされるメモリセルのアレイを形成するために製造されることが出来る。STT−MRAM1314は、磁気セルコア1302、アクセストランジスタ1303、データ/センス線1304(例えば、ビット線)として機能することが出来る導電性材料、アクセス線1305(例えば、ワード線)として機能することが出来る導電性材料、及びソース線1306として機能することが出来る導電性材料を含む。STT−MRAMシステム1300の周辺デバイス1312は、読み出し/書き込み回路1307、ビット線参照1308、及びセンス増幅器1309を含むことが出来る。セルコア1302は、上述の、磁気セルコア(例えば、磁気セルコア101(図1)、磁気セルコア101’(図1C)、磁気セルコア501(図5)、磁気セルコア1201(図12))のうちの任意の一つとすることが出来る。セルコア1302の構造、製造方法、あるいは、その両方により、STT−MRAMセル1314は、高いTMR,高いエネルギーバリアとエネルギーバリア比(Eb/kT)、高い交換硬度を有する自由領域、及び高いMA強度を有することが出来る。
使用及び動作において、STT−MRAM1314は、プログラムされるために選択され、プログラミング電流は、STT−MRAMセル1314に印加され、電流は、セルコア1302の固定領域によってスピン偏極され、セルコア1302の自由領域にトルクを与え、これによって、STT−MRAMセル1314に「書き込み」または、「プログラムする」ように、自由領域の磁化をスイッチングする。STT−MRAMセル1314の読み出し動作において、電流は、セルコア1302の抵抗状態を検出するために用いられる。
STT−MRAMセル1314のプログラミングを開始するために、読み出し/書き込み回路1307は、データ/センス線1304とソース線1306に、書き込み電流(つまり、プログラミング電流)を生成することが出来る。データ/センス線1304とソース線1306との間の電圧の極性は、セルコア1302における自由領域の磁性配向のスイッチングを決定する。スピン極性で自由領域の磁性配向を変化させることにより、自由領域は、プログラミング電流のスピン極性により磁化され、プログラムされた論理状態は、STT−MRAMセル1314に書き込まれる。
STT−MRAM1314を読み出すために、読み出し/書き込み回路1307は、セルコア1302とアクセストランジスタ1303とを介して、データ/センス線1304とソース線1306に対して読み出し電圧を生成する。STT−MRAMセル1314のプログラムされた状態は、セルコア1302に渡った電気抵抗に関連し、これは、データ/センス線1304とソース線1306との間の電圧差によって決定されることが出来る。幾つかの実施形態においては、電圧差は、ビット線参照1308と比較され、センス増幅器1309によって増幅されることが出来る。
図13は、動作可能なSTT−MRAMシステム1300の一例を図示する。しかし、磁気セルコア(例えば、磁気セルコア101(図1)、磁気セルコア101’(図1C)、磁気セルコア501(図5)、磁気セルコア1201(図12))は、磁性領域を有する磁気セルコアを組み込むように構成された任意のSTT−MRAMシステム内に組み込まれ、かつ、このSTT−MRAMシステム内で利用されることが出来ることが考えられる。
従って、開示されるのは、STT−MRAMセルを含むスピン注入メモリ(STT−MRAM)アレイを含む半導体デバイスである。STT−MRAMセルのうちの少なくとも1つのSTT−MRAMセルは、基板上の酸化物領域と、酸化物領域上の結晶磁性領域とを含む。結晶磁性領域は、磁性材料から形成される。アトラクタ材料は、結晶磁性領域の近傍にある。磁性材料からの拡散可能な化学種に対するアトラクタ材料の化学親和力は、拡散可能な化学種に対する磁性材料の少なくとも1つの他の化学種の化学親和力よりも高い。中間酸化物領域は、結晶磁性領域の上にあり、他の磁性領域は、中間酸化物領域の上にある。
図14を参照すると、図示されるのは、ここに記述される1以上の実施形態によって実装される半導体デバイス1400の簡単化されたブロック図である。半導体デバイス1400は、メモリアレイ1402と制御論理コンポーネント1404とを含む。メモリアレイ1402は、上述した、磁気セルコア(例えば、磁気セルコア101(図1)、磁気セルコア101’(図1C)、磁気セルコア501(図5)、磁気セルコア1201(図12))のうちの任意の磁気セルコアを含む、複数のSTT−MRAMセル1314(図13)を含むことが出来、その磁気セルコア(例えば、磁気セルコア101(図1)、磁気セルコア101’(図1C)、磁気セルコア501(図5)、磁気セルコア1201(図12))は、上述した方法によって形成されることができ、上述した方法によって動作されることが出来る。制御論理コンポーネント1404は、メモリアレイ1402と動作可能に相互作用するように構成されることができ、メモリアレイ1402内の任意の、または、全てのメモリセル(例えば、STT−MRAMセル1314(図13))から読み出したり、または、これに書き込んだりするようにする。
従って、開示されるのは、STT−MRAMセルを含むスピン注入メモリ(STT−MRAM)アレイを含む半導体デバイスである。STT−MRAMセルのうちの少なくとも1つのSTT−MRAMセルは、基板上に自由領域を含む。アトラクタ領域は、自由領域の近傍にある。アトラクタ領域は、アトラクタ材料と、自由領域から拡散された化学種とを含む。アトラクタ材料は、化学種に対する化学親和力を有し、化学種の酸化物は、自由領域に磁気異方性を誘導する。中間酸化物領域は、自由領域の上にあり、固定領域は、中間酸化物領域の上にある。
図15を参照すると、図示されるのはプロセッサベースのシステム1500である。プロセッサベースのシステム1500は、本開示の実施形態によって製造された様々な電子デバイスを含むことが出来る。プロセッサベースのシステム1500は、コンピュータ、ページャ、携帯電話、パーソナルオーガナイザ、制御回路、または、他の電子デバイスなどの様々なタイプの任意のシステムとすることが出来る。プロセッサベースのシステム1500は、マイクロプロセッサなどの1以上のプロセッサ1502を含み、プロセッサベースのシステム1500におけるシステム機能とリクエストの処理を制御する。プロセッサ1502と、プロセッサベースのシステム1500の他のサブコンポーネントは、本開示の実施形態によって製造される磁気メモリデバイスを含むことが出来る。
プロセッサベースのシステム1500は、プロセッサ1502と動作可能なように通信する電源1504を含むことが出来る。例えば、プロセッサベースのシステム1500が、携帯システムである場合には、電源1504は、1以上の、燃料電池、電源掃気装置(power scavenging device)、永久バッテリー(permanent batteries)、交換式バッテリー(replaceable batteries)、及び充電式バッテリーを含むことが出来る。電源1504は、また、ACアダプタを含み;従って、プロセッサベースのシステム1500は、例えば、壁のコンセントに差し込まれることが出来る。電源1504は、また、DCアダプタを含むことができ、プロセッサベースのシステム1500は、例えば、車載タバコライターあるいは車載電源ポートに差し込まれることが出来る。
様々な他のデバイスは、プロセッサベースのシステム1500が実行する機能に依存して、プロセッサ1502に結合されることが出来る。例えば、ユーザインタフェース1506は、プロセッサ1502に結合されることが出来る。ユーザインタフェース1506は、ボタン、スイッチ、キーボード、ライトペン、マウス、デジタイザとスタイラス(digitizer and stylus )、タッチスクリーン、音声認識システム、マイクロフォン、または、それらの組み合わせなどの入力デバイスを含むことが出来る。ディスプレイ1508は、また、プロセッサ1502に結合されることが出来る。ディスプレイ1508は、LCDディスプレイ、SEDディスプレイ、CRTディスプレイ、DLPディスプレイ、プラズマディスプレイ、OLEDディスプレイ、LEDディスプレイ、3次元プロジェクション、音声ディスプレイ、または、それらの組み合わせを含むことが出来る。更に、RFサブシステム/ベースバンドプロセッサ1510は、また、プロセッサ1502に結合されることが出来る。RFサブシステム/ベースバンドプロセッサ1510は、RF受信機及びRF送信機(不図示)に結合されるアンテナを含むことが出来る。通信ポート1512、または、2以上の通信ポート1512は、また、プロセッサ1502に結合されることが出来る。通信ポート1512は、モデム、プリンタ、コンピュータ、スキャナ、もしくは、カメラなどの1以上の周辺デバイス1514に、または、例えば、ローカルエリアネットワーク、リモートエリアネットワーク、イントラネット、もしくは、インターネットなどのネットワークに結合されるように適応されることが出来る。
プロセッサ1502は、メモリに格納されたソフトウェアプログラムを実装することによって、プロセッサベースのシステム1500を制御することが出来る。ソフトウェアプログラムは、例えば、オペレーティングシステム、データベースソフトウェア、ドラフティングソフトウェア、ワードプロセッシングソフトウェア、メディア編集ソフトウェア、または、メディアプレイングソフトウェアを含むことが出来る。メモリは、様々なプログラムを格納し、様々なプログラムを実行するのを容易にする、プロセッサ1502に、動作可能なように結合される。例えば、プロセッサ1502は、1以上の、スピン注入メモリ(STT−MRAM)、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、レーストラックメモリ、及び、他の既知のメモリタイプを含むことが出来る、システムメモリ1516に結合されることが出来る。システムメモリ1516は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または、それらの組み合わせを含むことが出来る。システムメモリ1516は、典型的には、ロードされたアプリケーションとデータをダイナミックに格納出来るように、大容量なものである。幾つかの実施形態においては、システムメモリ1516は、図14の半導体デバイス1400などの半導体デバイス、上述の、任意の磁気セルコア(例えば、磁気セルコア101(図1)、磁気セルコア101’(図1C)、磁気セルコア501(図5)、磁気セルコア1201(図12))を含むメモリセル、または、それらの組み合わせを含むことが出来る。
プロセッサ1502は、また、不揮発性メモリ1518に結合されることが出来るが、これは、システムメモリ1516が必ず揮発性であることを示唆するものではない。不揮発性メモリ1518は、STT−MRAM,MRAM,システムメモリ1516と共に用いられる、EPROM、抵抗型リードオンリメモリ(RROM)、及び、フラッシュメモリなどのリードオンリメモリ(ROM)のうちの1以上を含むことが出来る。不揮発性メモリ1518のサイズは、典型的には、任意の必要なオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、及び固定データを格納するのにちょうど十分な大きさに選択される。更に、不揮発性メモリ1518は、例えば、ディスクドライブメモリなど、抵抗型メモリを含むハイブリッドドライブ、または、他の種類の不揮発性固体メモリなどの大容量メモリを含むことが出来る。不揮発性メモリ1518は、図14の半導体デバイス1400、上述の、任意の磁気セルコア(例えば、磁気セルコア101(図1)、磁気セルコア101’(図1C)、磁気セルコア501(図5)、磁気セルコア1201(図12))を含むメモリセル、または、それらの組み合わせなどの半導体デバイスを含むことが出来る。
従って、開示されるのは、磁気メモリセルのアレイを含む半導体デバイスである。磁気メモリセルのアレイのうちの少なくとも1つの磁気メモリセルは、基板上の酸化物領域の上の少なくとも2つの磁気領域を含む。少なくとも2つの磁気領域の一つは、スイッチング可能な磁性配向を示す。アトラクタ材料は、スイッチング可能な磁性配向を示す少なくとも2つの磁性領域のうちの一つの磁性領域の近傍にある。アトラクタ材料は、スイッチング可能な磁性配向を示す少なくとも2つの磁性領域のうちの一つから拡散された化学種へ化学的に結合される。中間酸化物領域は、少なくとも2つの磁性領域の間にある。
図16から図22を参照すると、アトラクタ材料を有する、及び、アトラクタ材料を有しない双方の、磁気セルコア構造は、TMR、RA、及びHk(MA強度の指標)などの特性が測定され、比較するために、製造され、検討された。
図16を参照すると、アトラクタ材料を有しない磁気セルコア1601を有する、磁気セルコア構造1600がテストされ、その結果が、図17Aから図17Cに図示されている。磁気セルコア構造1600は、タンタル(Ta)の下部電極1605を含んでいた。その上に、CoFeB下地領域1660が、6Å(0.6nm)の厚さで形成された。その上に、酸化マグネシウム(MgO)副次的酸化物領域1670が、約5Å(約0.5nm)の厚さで形成された。その上に、自由領域1620が、14Å(1.4nm)の厚さで、CoFeBから形成された。その上に、MgOの中間酸化物領域1630が、約7Å(約0.7nm)から約8Å(約0.8nm)の厚さで形成された。その上に、下部固定領域1614、中間固定領域1615、及び上部固定領域1616を有する固定領域1610が形成された。下部固定領域1614は、CoFeBから、13Å(約1.3nm)の厚さで形成された。中間固定領域1615は、タンタル(Ta)で、約3Å(約0.3nm)の厚さで形成された。上部固定領域1616は、コバルト(Co)とパラジウム(Pd)の交互のサブ領域で形成された。その上に、上部電極1604の少なくとも一部が、少なくとも、タンタル(Ta)、タングステン(W)、及びルテニウム(Ru)のうちの少なくとも1つから形成された。
図17Aを参照すると、磁気セル構造1600(図16)のR−Hループ評価が、TMRとRAを測定するために行われた。これらの評価と測定は、ここには詳細は述べない、従来の技術(例えば、平面内電流技術(a current−in−plane technique(CIPT)))によって行われた。R−Hループプロットにおいては、小さな場(例えば、約0%の場)における急峻な遷移は、自由領域反転(つまり、自由領域の、反平行及び平行の間、あるいは、その逆の磁気構成におけるスイッチング)を示唆する。R−Hループに急峻な遷移が無いことは、自由領域の反転がない(つまり、自由領域の、反平行及び平行の間、あるいは、その逆の磁気構成におけるスイッチングがない)ことを示す。特に、図17Aにおいては、アトラクタ材料がない、磁気セル構造1600(図16)については、実質的に遷移が無いことが示された。磁気セル構造1600のTMRは、約0.01(つまり、約1%)であるとわかった。磁気セル構造1600の抵抗面積積(RA、resistance area product )、磁気セル構造1600の電気抵抗の印が、約12Ω・μmであるとわかった。図17Bにおいては、平面内ループ評価は、ここには詳細には記述されない従来の方法を用いて、磁気セル構造1600について実行された。平面内ループ評価は、1,607Oe(127.9kA/m)のHk値(MA強度の指標)を示す。図17Cを参照して、TMR測定は、ここには詳細には記述されない従来の方法を用いて実行された、M−Hループ評価で確認された。M−Hループ評価は、5%より少ないTMRを示した。従って、自由領域1620の近傍のアトラクタ材料がない、磁気セル構造1600は、弱いTMR(例えば、5%より少ない)、約12Ω・μmのRA、及び約1600Oe(例えば、1607Oe(127.9kA/m))のHk値(MA強度の指標)を有すると測定された。
図18を参照すると、本開示の実施形態による構造を有し、本開示の実施形態によって形成された磁気セルコア構造1800は、副次的酸化物領域1670と自由領域1620との間の、3Å(0.3nm)の厚さに形成された、タンタル(Ta)のアトラクタ領域1880を除いて、磁気セルコア構造1600(図16)の構造と同一の構造を有するように形成された。
図19Aを参照すると、磁気セル構造1800(図18)のR−Hループ評価が行われた。磁気セル構造1800のTMRは、アトラクタ領域1880がない磁気セル構造1600(図16)について測定されたTMRより5%小さい値より実質的に大きい、約42%であるとわかった。アトラクタ領域1880を有する、磁気セル構造1800のRAは、約15Ω・μmであると測定された。図19Bを参照すると、磁気セル構造1800の平面内ループ評価は、2,276Oe(181.1kA/m)のHkを示した。従って、アトラクタ領域1880を有する、磁気セル構造1800のMA強度は、アトラクタ領域1880が、自由領域1620と副次的酸化物領域1670との間にあっても、アトラクタ領域1880なしの磁気セル構造1600(図16)のMA強度より大きいことがわかった。図19Cを参照すると、磁気セル構造1800のM−Hループ評価は、約42%のTMR測定を確認した。従って、自由領域1620の近傍のアトラクタ領域1880を有する、磁気セル構造1800は、アトラクタ領域1880なしの磁気セル構造1600(図16)より大きい(つまり、5%より小さい値と比較すると42%)TMRを有することが測定され、約15Ω・μmのRAで(磁気セル構造1600の約12Ω・μmのRAと比較して)、約2,276Oe(181.1kA/m)のHkであった(磁気セル構造1600の1,607Oe(127.9kA/m)と比較して)。
従って、アトラクタ領域1880を含めることによって、磁気セル構造1800のTMRを実質的に増加した。更に、MA強度は、実質的に増加することがわかった。従って、自由領域1620の近傍にアトラクタ領域1880を含めることによって、磁気セル構造1800におけるより高いTMRと高いMA強度を可能にする。
図20を参照すると、他の磁気セル構造2000が評価された。磁気セル構造2000は、磁気セルコア1801(図18)と同一構造であるが、より厚いアトラクタ領域2080を有する、磁気セルコア2001を含んでいた。アトラクタ領域2080は、副次的酸化物領域1670と自由領域1620との間に、5Å(0.5nm)の厚さで(3Å(0.3nm)のアトラクタ領域1880(図18)に比較して)、タンタル(Ta)で形成された。より厚いアトラクタ領域2080を有する、磁気セル構造2000は、約77%のTMR、約11Ω・μmのRA、及び約2,300Oe(約183.0kA/m)のHkを有することがわかった(図18の磁気セル構造1800の42%TMR、15Ω・μm、及び2,276Oe(181.1kA/m)に比較して)。従って、アトラクタ領域2080の厚さを増加することによって、TMRの増加を得た。
図21及び図22を参照すると、他の磁気セル構造2100が評価された。磁気セル構造2100は、磁気セルコア2001(図20)と同一の構造を有するが、より薄い副次的酸化物領域2170を有する磁気セルコア2101を含んでいた。副次的酸化物領域2170は、(図20の約5Å(約0.5nm)の副次的酸化物領域1670と比較して)約3Å(約0.3nm)の厚さの酸化マグネシウム(MgO)から形成された。より厚いアトラクタ領域2080とより薄い副次的酸化物領域2170を有する、磁気セル構造2100は、約130%のTMR(図22のR−Hループプロットを参照),約6.9Ω・μmのRA,及び1,500Oe(約119.4kA/m)のHkを有することがわかった。従って、副次的酸化物領域2170の厚さを減少することによって、TMRを実質的に増加させ(130%、図20の磁気セル構造2000の約77%のTMRに比較して)、依然、大きいMA強度を維持した(例えば、MA強度は、磁気セル構造2000(図20)のMA強度(約2,300Oe(約183.0kA/m))より小さかったが、約1,500Oe(約119.4kA/m)のHk)。
副次的酸化物領域2170(図21)(つまり、厚さで約3Å(約0.3nm)のMgO)とアトラクタ領域1880(図18)(つまり、厚さで、3Å(0.3nm)のTa)を有する、他の磁気セル構造(不図示)は、また、MA強度が評価され、約1,200Oe(約95.5kA/m)のHkを有するとわかった。従って、自由領域1620から副次的酸化物領域2170を分離するアトラクタ領域1880の厚さを減少することによって、MA強度を減少させた。
従って、自由領域とMA誘導酸化物領域との間であっても、自由領域の近傍にアトラクタ材料を含めることによって、MA強度を劣化することなく、TMRを増加することが出来る。幾つかの実施形態においては、100%より多いTMR値と大きいMA値(例えば、少なくとも約1,500Oe(約119.4kA/m)より大きい)を達成することが出来る。
本開示は、その実装において、様々な改変及び別の形態が可能であるが、特定の実施形態が、図面に例として示され、ここに詳細に説明された。しかし、本開示は、開示される特定の形態に限定されることを意図されていない。むしろ、本開示は、以下の添付の請求項とそれらの法的均等物によって規定される本開示の範囲内に入る、全ての改変、組み合わせ、均等物、変形、及び代替品を含む。

Claims (12)

  1. 酸化物材料と他の酸化物材料との間に磁性材料を形成することであって、前記磁性材料は、スイッチング可能な磁性配向を示す、ことと、
    前記磁性材料の近傍に、アトラクタ材料を形成することであって、前記アトラクタ材料は、前記磁性材料の拡散可能な化学種に対する化学親和力を有する、ことと、
    前記磁性材料から前記アトラクタ材料へ、前記拡散可能な化学種を送達することと、
    を含む前構造を形成することと、
    前記前構造から磁気セルコア構造を形成することと、
    を含み、
    酸化物材料と他の酸化物材料との間に磁性材料を形成することは、
    基板の上に金属を形成することと、
    前記酸化物材料を形成するために、前記金属を酸化することと、
    を含み、
    前記磁性材料の近傍にアトラクタ材料を形成することは、前記金属を酸化する前に、前記金属に隣接して、前記アトラクタ材料を形成することを含み、
    前記酸化材料を形成するために、前記金属を酸化することは、前記アトラクタ材料を、酸化環境に暴露することを含む、
    磁気メモリセルを形成する方法。
  2. 前記基板の上に前記金属を形成することは、前記基板の上にマグネシウムを形成することを含み、
    前記酸化物材料を形成するために前記金属を酸化することは、酸化マグネシウムを形成するために前記マグネシウムを酸化することを含む、
    請求項に記載の方法。
  3. 前記磁性材料から前記アトラクタ材料に前記拡散可能な化学種を送達することは、前記磁性材料を欠乏磁性材料に変換し、
    前記欠乏磁性材料を結晶化することを更に含む、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記磁性材料から前記アトラクタ材料に前記拡散可能な化学種を送達することは、前記磁性材料、前記酸化物材料、及び前記アトラクタ材料をアニールすることを含む、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記磁性材料から前記アトラクタ材料に前記拡散可能な化学種を送達することは、前記磁性材料から前記アトラクタ材料にボロンを送達することを含む、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記アトラクタ材料は、タンタル、タングステン、ハフニウム、ジルコニウム、それらの化合物、及びそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記磁性材料は、コバルト鉄ボロン(CoFeB)材料を含む、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記磁性材料から形成される磁性領域は、bcc(001)結晶構造を有する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記磁気セルコア構造を有するメモリセルは、100%より大きい、トンネル磁気抵抗を有する、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記アトラクタ材料は、金属、または、金属化合物のみからなる、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記磁性材料は、垂直なスイッチング可能な磁性配向を示す、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記メモリセルは、周辺デバイスと動作可能に通信する、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
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