JP5182631B2 - 垂直磁気記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、垂直磁気記録媒体に関する。より詳しくは、本発明の垂直磁気記録媒体は、高密度磁気記録が実現可能な垂直磁気記録媒体に関する。
近年、ハードディスクドライブ(HDD)として用いられる磁気記録媒体は、さらなる高記録密度化を達成するため、従来の面内記録方式から垂直磁気記録方式へと急激に移行しつつある。
垂直磁気記録方式では、垂直磁気記録媒体に記録された記録ビットは、隣接する記録ビットの反磁界の影響により、高記録密度である程、残留磁化の大きさが安定するという利点がある。その結果、垂直磁気記録媒体は、優れた熱揺らぎ耐性を実現することもできる。
また、垂直記録媒体には、基板と記録層との間に軟磁性材料からなる軟磁性裏打層が配設される。これにより、軟磁性裏打層は、磁気ヘッドから発生される磁界を急峻に引き込むため、磁界勾配が小さくなり、信号の書き広がりの影響も低減される。
このように、従来の面内磁気記録媒体と比較して、様々な優位性がある垂直磁気記録媒体のさらなる高記録密度を実現するためには、磁性結晶粒の微細化、およびその分離性向上、ならびに磁性層の磁化容易軸であるc軸の配向分散Δθ50の低下などが必要である。これらの諸条件を満たすために有効な手段としては、以下の技術が開示されている。
非特許文献1には、Ru中間層上にグラニュラー磁性層を形成する方法が開示されている。
特許文献1には、Ru中間層下に配向制御層としてNiCrまたはNiCuを主成分とする非磁性材料を用いることで、配向分散Δθ50の低下が実現できることが開示されている。
特許文献2には、磁性層の下層の中間層としてNiFeCrを用いることで、磁気記録層の配向が改善できることが開示されている。
特許文献3には、その他の材料を用いた例として、シード層にFeCoBを用いた例が開示されている。
特許文献4には、基板と、該基板の上方に形成された記録積層体とよりなり、上記記録積層体は、複数の磁性層及び非磁性層を有し、上記磁性層と非磁性層が交互に繰り返して積層されると共に、互いにエピタキシャル成長してなり、上記磁性層と非磁性層は、該エピタキシャル成長方向に対して垂直な面内において、対応する結晶軸の格子定数が互いに異なる垂直磁気記録媒体が開示されている。特許文献4には、このような媒体において、さらに、上記基板と記録積層体との間に、軟磁性裏打ち層と、該軟磁性裏打ち層上に形成されたシード層と、該シード層上に非磁性中間層を更に有し、上記記録積層体は、上記シード層上に非磁性中間層を介してエピタキシャル成長し、上記シード層は、非磁性シード層と、該非磁性シード層上に形成された結晶質軟磁性シード層よりなり、上記結晶質軟磁性シード層はfcc構造を有し、かつエピタキシャル成長方向が[111]方位である媒体が開示されている。
特許文献5には、非磁性基体上に少なくとも下地層、磁気記録層、被覆層が順次積層されてなり、上記磁気記録層は、異なる材料からなる磁性層を積層した構造からなり、上記下地層側の磁性層(グラニュラー磁性層)は、強磁性結晶粒と、酸化物或いは窒化物を成分とする非磁性結晶粒界とからなり、上記被覆層側の磁性層(非グラニュラー磁性層)は、強磁性結晶粒と、非強磁性成分の濃度が該強磁性結晶粒内の同一の非強磁性成分の濃度に比べて高く設定された非磁性結晶粒界とからなり、上記被覆層側の磁性層は、上記下地層側の磁性層が形成された上記非磁性基体を加熱処理した後に形成された垂直磁気記録媒体が開示されている。特許文献5には、このような媒体にいて、下地層の直下に、シード層をさらに設けた媒体が開示されている。
特開2008−34060号公報 特開2002−358617号公報 特開2008−84413号公報 特開2004−310944号公報 特開2005−196898号公報 T. Oikawa, M. Nakamura, H. Uwazumi, T. Shimatsu, H. Muraoka, Member, IEEE, and Y. Nakamura, Fellow, IEEE; IEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS, VOL. 38, NO. 5. SEPTEMBER 2002
このように、垂直磁気記録媒体の記録密度を向上させるための技術として多くの提案がなされている。しかしながら、垂直磁気記録媒体の特性は、積層される各層の成分、組成、および積層順序などの諸事項に依存し、従来提案されている技術においては、これら諸事項の全てを好適化しているとはいえず、故に媒体特性は一長一短である。このため、近年においては、垂直磁気記録媒体の特性のさらなる改善が要請されている。
従って、本発明の目的は、上記事情に鑑み、媒体の特性のうち、特に、高記録密度特性を発揮することのできる、磁気記録媒体を提供することにある。
本発明の垂直磁気記録媒体は、非磁性基板上に、軟磁性裏打ち層、シード層、中間層、グラニュラー磁気記録層、非グラニュラー磁気記録層、保護膜、および潤滑層を備え、上記シード層が第1シード層と第2シード層とからなり、上記第1シード層が、必須成分としてCoおよびNiを含むとともに、Si、Cr、V、Zr、Nb、Ta、Ti、Cu、およびMoからなる群から選択される少なくとも1種を含み、上記第2シード層が、必須成分としてNiおよびCrを含むとともに、Si、V、Zr、Nb、Ta、Ti、Cu、およびMoからなる群から選択される少なくとも1種を含む、垂直磁気記録媒体に関する。本発明の垂直磁気記録媒体は、各種垂直磁気記録再生装置に用いられる。
本発明の垂直磁気記録媒体においては、上記グラニュラー磁気記録層が、Co基合金からなる強磁性結晶粒と、Cr、Co、Si、Al、Ti、Ta、Hf、およびZrからなる群から選択される少なくとも1種の酸化物の非磁性結晶粒とを含むことが望ましい。また、上記非グラニュラー磁気記録層が、Co基合金からなる強磁性結晶粒と、Ta、Pt、B、Si、Nb、Cu、およびTiからなる群から選択される少なくとも1種の金属の非磁性結晶粒とを含むことが望ましい。
また、このような垂直磁気記録媒体においては、上記第1シード層の膜厚が、2〜8nmであること、および/または上記第2シード層の膜厚が、2〜12nmであることが望ましい。
さらに、上記第1シード層と上記第2シード層との間における、fcc(220)面格子のミスフィットが、−4.5%〜+4.5%であること、および/または上記第2シード層と上記中間層との間における、基板に垂直な方向の結晶面格子のミスフィットが、+5.3%〜+6.8%であることが望ましい。
加えて、上記非磁性基板は、ガラス、アルミニウム、またはシリコンを含む材料から構成することができる。
本発明の垂直磁気記録媒体は、シード層を2層とするとともに、これらの各層に所定の材料を用いることで、磁気記録層の配向性を高め、高記録密度特性を実現することができる。
以下に、本発明の垂直磁気記録媒体を、図面に従い詳細に説明する。
図1は、本発明の垂直磁気記録媒体を示す断面図である。同図によれば、垂直磁気記録媒体10は、非磁性基板12上に、軟磁性裏打ち層14、第1シード層16、第2シード層18、中間層20、グラニュラー磁気記録層22、非グラニュラー磁気記録層24、保護層26、および潤滑層28をこの順に備えている。図1に示す垂直磁気記録媒体10は、2層のシード層16,18を構成要素とするとともに、これら層16,18の材料を好適に選択することで、磁気記録層22,24の優れた配向性を実現し、これにより良好な電磁変換特性を得て、高記録密度を達成することができる。
(非磁性基板12)
非磁性基板12は、垂直磁気記録媒体10の後述する他の構成要素14〜28を順次形成し、当該他の構成要素14〜28を支持するために媒体10の最下部に配設する構成要素である。非磁性基板12としては、通常の磁気記録媒体に用いられる、NiPメッキを施したAl合金、強化ガラス、および結晶化ガラス等を用いることができるのみならず、シリコン基板を用いることもできる。
非磁性基板12は、他の構成要素14〜28を形成する前に洗浄しておくことが好ましい。洗浄は、ブラシを用いたスクラブ方式、高圧水噴射方式、アルカリ洗剤への浸漬方式などにより行うことができることはもちろん、これらの方式による洗浄を行った後にさらに紫外線照射を行うことができる。
(軟磁性裏打ち層14)
軟磁性裏打ち層14は、非磁性基板12上に設けられ、情報の記録時にヘッドから発生する磁束の広がりを防止すべく、垂直方向の磁界を十分に確保する役割を担う構成要素である。軟磁性裏打ち層14の材料としては、Ni合金、Fe合金、Co合金を用いることができる。特に、非晶質のCoZrNb、CoTaZr、CoTaZrNb、CoFeNb、CoFeZrNb、CoNiFeZrNb、CoFeTaZrNbなどを用いることにより、良好な電磁変換特性を得ることができる。
軟磁性裏打ち層14は、例えば、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法などを含む)、真空蒸着法など当該技術において知られている任意の方法および条件を用いて形成することができる。
軟磁性裏打ち層14の膜厚は、情報の記録に使用する磁気ヘッドの構造および/または特性に応じて適宜設計変更することができるが、生産性を考慮した場合には、10nm〜100nmの膜厚で用いることが好ましい。10nm以上とすることで、十分な垂直方向の磁界を確保できる一方、100nm以下とすることで、生産性を改善できる。
(第1シード層16)
第1シード層16は、当該層16の上層として形成する第2シード層18の配向性および粒径を好適に制御することで、さらに中間層20の配向性を好適に制御し、ひいてはグラニュラー磁気記録層22の良好な垂直配向性を実現するために配設する構成要素である。第1シード層16にこのような役割を十分に発揮させるためには、その結晶構造がfcc構造であることが好ましい。これは、中間層20および磁気記録層22,24の結晶構造が原子の最密充填構造(充填率74%)の1種であるhcp構造であるため、これら層22,24の下層に位置するシード層16,18の結晶構造も原子の最密充填構造の1種であるfcc構造とすることが、中間層20および磁気記録層22,24の良好な配向性が得られるからである。なお、原子の最密充填構造にはhcp構造とfcc構造とがあるところ、シード層16,18の結晶構造をfcc構造とする理由については、明確な要因は不明であるが、薄膜領域でも結晶性の良い膜が形成されるからである。
第1シード層16の材料として用いるfcc構造の材料としては、CoおよびNiを必須成分とし、Si、Cr、V、Zr、Nb、Ta、Ti、Cu、およびMoからなる群から選択される少なくとも1種を含む材料が挙げられる。例えば、CoNiCr、CoNiCrSi、CoNiNb、CoNiNbSi、CoNiTa、CoNiMo、CoNiTi、CoNiVCu等を用いることができる。
第1シード層12の膜厚は、磁気記録層22,24の磁気特性および/または電磁変換特性が所望の値になるように適宜設計変更することができるが、特に、2nm〜8nmとすることが好ましい。2nm以上とすることで、第1シード層12の結晶性を十分に確保することができ、第1シード層16上に配設する層18〜24の優れた配向性を実現し、ひいては垂直磁気記録媒体10の良好なS/N比(Signal Noise Ratio)を得ることができる。一方、8nm以下とすることで、第1シード層16の粒径が過大となることを抑制し、第1シード層16上に配設する層18〜24の粒径の肥大化も順次抑制することができ、良好なS/N比を得ることができる。
第1シード層16は、例えば、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法などを含む)、真空蒸着法など当該技術において知られている任意の方法および条件を用いて形成することができる。
(第2シード層18)
第2シード層18は、第1シード層16の良好な配向性を連続的に反映し、さらには第2シード層18の上層である中間層20の配向性、粒径および表面性状をも良好に実現するために配設する構成要素である。第1シード層18にこのような役割を十分に発揮させるためには、第1シード層16と同じく、その構造がfcc構造であることが好ましい。
第2シード層18に用いるfcc構造の材料としては、NiおよびCrを必須成分として、Si、V、Zr、Nb、Ta、Ti、およびCuからなる群から選択される少なくとも1種を含む材料が挙げられる。例えば、NiCrSi、 NiCrV、 NiCrTa、NiCrMo、NiCrTaZr、NiCrZr、NiCrNb、NiCrTi、NiCrTiCu等を用いることができる。
第2シード層18の膜厚は、磁気記録層22,24の磁気特性および/または電磁変換特性が所望の値になるように適宜設計変更することができるが、特に、2nm〜12nmとすることが好ましい。2nm以上とすることで、第2シード層18の結晶性を十分に確保することができ、第2シード層18上に配設する層20〜24の優れた配向性を実現し、ひいては垂直磁気記録媒体10の良好なS/N比を得ることができる。一方、12nm以下とすることで、第2シード層18の粒径が過大となることを抑制し、第2シード層18上に配設する層20〜24の粒径の肥大化も順次抑制して、良好なS/N比を得ることができる。
次に、第1シード層16と第2シード層18との間における、fcc(220)面格子のミスフィットが、−4.5%〜+4.5%であることが好ましい。ここでのfcc(220)面格子のミスフィットとは、[(第2シード層18の(220)格子面の間隔)−(第1シード層16の(220)格子面の間隔)]/[第2シード層18の(220)格子面の間隔]で定義され、積層する上下の層の各結晶における単位格子の大きさの違いを意味する指標である。当該ミスフィットを−4.5%〜+4.5%の範囲とすることで、第1シード層16と第2シード層18の格子不整合に起因した初期成長不良を抑えるという作用により、第1シード層16から第2シード層18へ好適な配向が受け継がれ、第2シード層18の良好な配向が得られる。なお、各層16,18の(220)格子面の間隔は、X線回折装置:XRD(XRay−Diffractmeter)により測定することができる。
また、第2シード層18と中間層20との間における、基板12に垂直な方向の結晶面格子のミスフィットが、+5.3%〜+6.8%であることが好ましい。ここでの基板12に垂直な方向の結晶面格子のミスフィットとは、[(中間層20のhcp(11−20)格子面の間隔)−(第2シード層18のfcc(220)格子面の間隔)]/[中間層20のhcp(11−20)格子面の間隔]で定義され、積層する上下の層の各結晶における単位格子の大きさの違いを意味する指標である。当該ミスフィットを+5.3%以上とすることで、中間層20の表面に適度な凹凸を形成することができ、磁気記録層22と中間層20との優れた界面分離性が得られ、ひいては磁気記録媒体10の優れたS/N比を実現することができる。なお、中間層20の表面に凹凸が形成されるのは、第2シード層18の格子に対して中間層20の格子が適度に大きいため、中間層20に面内圧縮応力がかかるからである。一方、当該ミスフィットを+6.8%以下とすることで、第2シード層18と中間層20との間における優れた格子整合が図れ、これにより中間層20の配向性が高いレベルで実現される。
第2シード層18は、例えば、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法などを含む)、真空蒸着法など当該技術において知られている任意の方法および条件を用いて形成することができる。
(中間層20)
中間層20は、磁気記録層22,24の配向性を向上させるとともに、これらの層22,24の粒径を制御し、さらにこれらの層22,24における初期成長層の発生を抑制するために配設する非磁性の構成要素である。中間層20にこのような役割を十分に発揮させるには、Ru、Re、Ti、Zr、Nd、Tm、Hf等のhcp構造の材料を用いることが好ましい。
中間層20の膜厚は、3nm〜20nmとすることが好ましい。3nm以上とすることにより、中間層20の良好な結晶性が得られることで優れた配向性を実現することができ、中間層20上に配設される磁気記録層22,24の優れた配向性および優れた結晶粒の分離性が得られる。また、中間層20の膜厚を3nm以上とすることで、磁気記録層22,24における初期成長層の形成を抑制することができる。一方、中間層20の膜厚を20nm以下とすることにより、中間層20の粒径の肥大化を抑制することで、磁気記録層22の粒径の肥大化も抑制され、ひいては磁気記録媒体10のノイズ低減に起因した優れたS/N比を得ることができる。
中間層20は、例えば、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法などを含む)、真空蒸着法など当該技術において知られている任意の方法および条件を用いて形成することができる。
(グラニュラー磁気記録層22)
グラニュラー磁気記録層22は、情報を記録するために配設する構成要素である。グラニュラー磁気記録層22は、垂直磁気記録媒体の構成要素として用いる場合、磁化容易軸が基板面に対して垂直方向に配向している必要がある。具体的には、hcp(0002)面が基板面に平行に配向していることが好ましい。磁気記録層22は、Co基合金からなる強磁性結晶粒を、酸化物を主成分とする非磁性結晶粒が囲むいわゆるグラニュラー構造を呈することが好ましい。グラニュラー構造とすることにより、磁気記録層22の電磁変換特性を十分に担保し、磁気記録媒体10のノイズ低減に起因した優れたS/N比を得ることができる。ここで、「酸化物を主成分とする」とは、他の成分を微量に含有することを妨げない意であり、酸化物が非磁性結晶粒の概ね90モル%以上の比率で存在することを意味する。
強磁性結晶粒を構成するCo基合金としては、CoPtCr、CoPt、CoPtSi、CoPtCrBなどのCoPt基合金、CoCr、CoCrTa、CoCrTaPtなどのCoCr基合金等が挙げられる。中でも、CoPt基合金は、磁気異方性エネルギー(Ku)を高く設定することができる点で好ましい。
非磁性結晶粒を構成する酸化物としては、上記のCo基合金の強磁性結晶粒を磁気的に分離する性能が高いSiO、Cr、ZrO、Alなどが挙げられる。中でも、SiOは、上記Co基合金からなる強磁性結晶粒を磁気的に分離する性能が優れている点で好ましい。
グラニュラー磁気記録層22は、例えば、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法などを含む)、真空蒸着法など当該技術において知られている任意の方法および条件を用いて形成することができる。
(非グラニュラー磁気記録層24)
非グラニュラー磁気記録層24は、磁気記録媒体10の優れた耐久性を担保するのみならず、磁気記録層22,24全体の磁気特性を好適に制御するためにグラニュラー磁気記録層22上に配設する構成要素である。磁気記録層24は、Co基合金からなる強磁性結晶粒と、金属の酸化物および窒化物を含有しない金属の非磁性結晶粒とを含む構造とすることが好ましい。非グラニュラー構造とすることにより、グラニュラー磁気記録層22の非磁性結晶粒から溶出するCo原子をブロックすることがき、磁気記録媒体10の優れた耐久性を担保することができるとともに、磁気記録層22,24全体の磁気特性を好適に制御することができる。
強磁性結晶粒を構成するCo基合金としては、CoPtCr、CoPt、CoPtSi、CoPtCrBなどのCoPt基合金、CoCr、CoCrTa、CoCrTaPtなどのCoCr基合金等が挙げられる。中でも、CoPt基合金は、磁気異方性エネルギー(Ku)を高く設定することができる点で好ましい。
非磁性結晶粒を構成する金属材料としては、Ta、Pt、B、Si、Nb、Cu、およびTiのうちの少なくとも1種が挙げられる。中でも、Bは、上記Co基合金からなる強磁性結晶粒を磁気的に分離する性能が特に優れている点で好ましい。
非グラニュラー磁気記録層24は、グラニュラー磁気記録層22と同様に、例えば、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法などを含む)、真空蒸着法など当該技術において知られている任意の方法および条件を用いて形成することができる。
(保護層26)
保護層26は、図1の磁気記録媒体10の断面視において、当該層26の下方に位置する各層12〜24を保護するとともに、特に、グラニュラー磁気記録層22からのCoの溶出を防止するために配設する構成要素である。保護層26には、垂直磁気記録媒体に通常使用される材料を用いることができる。例えば、ダイヤモンド状カーボン(DLC)、もしくはアモルファスカーボン(好ましくはダイヤモンド状カーボン(DLC))などのカーボンを主体とする保護層、または磁気記録媒体の保護層として用いることが知られている種々の薄層材料が挙げられる。保護層26の厚さは、垂直磁気記録媒体の構成要素として通常用いられる厚さを適用することができる。
保護層26は、一般に、スパッタ法(DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法などを含む)、真空蒸着法、CVD法などを用いて形成することができる。
(潤滑層28)
潤滑層28は、任意の構成要素であるが、保護層26と図1には示さないヘッドとの間に生ずる摩擦力を低減し、磁気記録媒体10の優れた耐久性および信頼性を得る目的で配設する液状の構成要素である。潤滑層28の材料としては、磁気記録媒体に通常用いられる材料を使用することができる。例えば、パーフルオロポリエーテル系の潤滑剤などが挙げられる。潤滑層28の膜厚は、垂直磁気記録媒体の構成要素として通常用いられる膜厚を適用することができる。潤滑層28は、ディップコート法、スピンコート法などの当該技術において知られている任意の塗布方法を用いて形成することができる。
以下に本発明の効果を実施例により実証する。なお、以下の実施例は、本発明を説明するための代表例に過ぎず、本発明をなんら限定するものではない。
<垂直磁気記録媒体の作製>
(実施例1)
図1に示すような構成の磁気記録媒体を作製した。非磁性基板12として、直径65mm、板厚0.635mmの化学強化ガラス基板(HOYA社製N−5ガラス基板)を用意した。これをスパッタリング装置内に導入後、Co5Zr8Nb(当該式中の数字は、この数字の後に続く元素のモル%を示し、本例ではZrが5モル%、Nbが8モル%、残部がCoであることを示す。以下、同様である。)ターゲットを用いて、CoZrNbからなる軟磁性裏打ち層14を60nmの膜厚で形成した。
次いで、Co35Ni25Cr2Siターゲットを用いて、第1シード層16をArガス圧20Pa下において3nmの膜厚で形成した。また、Ni20Cr2Siを用いて第2シード層18をArガス圧20Pa下において8nmの膜厚で形成した。
続いて、非磁性の中間層20を、Ruターゲットを用いてArガス圧4.0Pa下において12nmの膜厚で形成した。
さらに、グラニュラー磁気記録層22を、90モル%(Co8Cr16Pt)−8モル%SiOターゲットを用いて、Arガス圧4.0Pa下において膜厚8nmの膜厚で形成した。また、非グラニュラー磁気記録層24を、Co20Cr12Pt3Cuターゲットを用いて、Arガス圧2.0Pa下において膜厚7nmの膜厚で形成した。以上に示す各層14〜24の形成は、全てDCマグネトロンスパッタリング法により行った。
引続き、カーボンからなる保護層26を、CVD法により膜厚2.5nmの膜厚で形成した後、積層体を真空装置から取り出した。
その後、得られた積層体上に、パーフルオロポリエーテルからなる液状の潤滑層28を、ディップ法により膜厚1.5nmの膜厚で形成し、実施例1の垂直磁気記録媒体を得た。
(実施例2)
第1シード層16を、Co35Ni4Nb2Siから構成したこと以外は、実施例1と同様にして実施例2の垂直磁気記録媒体を作製した。
(実施例3)
第2シード層18を、Ni20Cr5Moから構成したこと以外は、実施例1と同様にして実施例3の垂直磁気記録媒体を作製した。
(実施例4)
第1シード層16を、Co35Ni4Nb2Siから構成したこと、および第2シード層18を、Ni20Cr5Moから構成したこと以外は、実施例1と同様にして実施例4の垂直磁気記録媒体を作製した。
(比較例1)
第2シード層18を形成しないこと以外は、実施例1と同様にして比較例1の垂直磁気記録媒体を作製した。
(比較例2)
第1シード層16をPtのみから構成したこと以外は、実施例1と同様にして比較例2の垂直磁気記録媒体を作製した。
(比較例3)
第1シード層16をCuのみから構成したこと、および第2シード層18をNiのみから構成したこと以外は、実施例1と同様にして比較例3の垂直磁気記録媒体を作製した。
<評価項目>
実施例1〜4および比較例1〜3の各垂直磁気記録媒体について、垂直磁気記録媒体のS/N比に関連する特性と、磁気記録層22の配向分散Δθ50と、第1シード層16と第2シード層18との間における、fcc(220)面格子のミスフィット(以下、単に「ミスフィット1」と称する場合がある)と、第2シード層18と中間層20との間における、基板12に垂直な方向の結晶面格子のミスフィット(以下、単に「ミスフィット2」と称する場合がある)とについて評価した。
ここで、S/N比に関連する特性は、媒体のSNRm(再生信号出力S:線記録密度716kFCIでの孤立波形の磁化反転における出力のピーク値、Nm:60kFCIでのrms値(Root Mean square−Inch))を評価した。このSNRmは、単軸極ヘッドを用いて信号を書き込み、MRヘッドを用いて信号を読みとる方法により評価を行った。なお、再生信号出力Sは、出力の最大値と最小値との差を1/2にした値であり、この値は小さいほど好ましい。SNRmに関する評価結果を表1に示す。
また、磁気記録層22の配向分散Δθ50は、X線回折装置でθ−2θの測定を行ない、基板12に対して平行な磁気記録層22のhcp(0002)面のピークトップから2θ値を測定し、2θを固定してθスキャンを行なった場合のピークの半値幅として算出した。この配向分散Δθ50は、磁化容易軸の分散を示す指標であり、この値は小さいほど好ましい。磁気記録層22の配向分散Δθ50に関する評価結果を表1に併記する。
さらに、ミスフィット1は、4軸X線回折装置でω−2θχスキャンを行ない、第1シード層16のfcc(220)面格子と第2シード層18のfcc(220)面格子とにおける各面間隔を、2θχピーク位置から測定した後、[(第2シード層18の(220)格子面の間隔)−(第1シード層16の(220)格子面の間隔)]/[第2シード層18の(220)格子面の間隔]を算出することにより評価した。ミスフィット1に関する評価値は小さいほど好ましい。ミスフィット1に関する評価結果を表1に併記する。
加えて、ミスフィット2は、4軸X線回折装置でω−2θχスキャンを行ない、第2シード層18のfcc(220)面格子と基板12に対して垂直方向の結晶面である中間層20のhcp(11−20)面格子との各面間隔を、2θχピーク位置から測定した後、[(中間層20のhcp(11−20)格子面の間隔)−(第2シード層18のfcc(220)格子面の間隔)]/[中間層20のhcp(11−20)格子面の間隔] を算出することにより評価した。ミスフィット2に関する評価値は+5.3%〜+6.8%の範囲であることが好ましい。ミスフィット2に関する評価結果を表1に併記する。
Figure 0005182631
表1に示すとおり、本発明の範囲内である各実施例1〜4は、いずれも、SNRmが大きく、磁気記録層の配向分散Δθ50が小さく、ミスフィット1の値が−4.5%〜4.5%の範囲でありかつ数値が小さい条件となっており、しかもミスフィット2の値が+5.3%〜+6.8%の範囲となっており、全ての項目について好適な結果が得られている。特に、実施例2〜4は、実施例1に対して第1シード層16または第2シード層18の材料を設計変更した例であるところ、実施例2〜4は実施例1と比較して、SNRmが高く、磁気記録層のΔθ50が若干低くて良好であることが判る。これは、実施例2〜4においては、ミスフィット2の値が実施例1と比較して大きくなっているため中間層20の表面凹凸が異なっているためであると考えられる。
これに対し、本発明の範囲外である各比較例1〜3は、いずれも、SNRm、磁気記録層の配向分散Δθ50、ミスフィット1、およびミスフィット2の、少なくともいずれかの項目について好適な結果が得られていない。
具体的には、比較例1は第2シード層18を含まないことから、非磁性の中間層20の表面に適度な凹凸を形成するという効果が得られず、故にミスフィット2について好適な結果が得られていない。また、比較例1を実施例1と比較すると、SNRmが0.5dB小さく、しかも、磁気記録層のΔθ50が若干高い。ここで、磁気記録層のΔθ50の劣化は、第2シード層18を含まないことによるΔθ50の劣化と、他の要因とによって生じたものと考えられる。
次に、比較例2は、第1シード層16の材料が本願発明の範囲外であることから、第1シード層16と第2シード層18との格子不整合に起因した初期成長不良を抑えるという効果が得られず、故にミスフィット1について好適な結果が得られていない。また、比較例3は、ミスフィット1に関しては、良好であるが、ミスフィット2について好適な結果が得られていない。このため、第2シード層18と非磁性の中間層20との格子不整合に起因した配向劣化が生じたと考えられる。
さらに、比較例2,3を実施例1と比較すると、比較例2,3はいずれも本発明の範囲内である第1シード層16を含まないことから、中間層20の配向性、粒径および表面性状を良好に実現できなかったものと考えられる。このため、格子不整合を起こさない範囲のミスフィットに関する値が得られず、ひいては磁気記録層のΔθ50が実施例1と比較して大きく劣化し、SNRmも0.7dB〜1dB劣化したものと考えられる。
本発明の垂直磁気記録媒体は、シード層を2層とするとともに、各シード層を所定材料から形成することで、第1シード層と第2シード層との間におけるミスフィット、および第2シード層と中間層との間におけるミスフィットを好適に制御し、優れたSNRmおよび磁気記録層の配向分散Δθ50を得ることで、垂直磁気記録媒体の高記録密度を達成することができる。従って、本発明は、今後益々高記録密度の要請が予想される、垂直磁気記録媒体の分野に適用できる点で有望である。
本発明の垂直磁気記録媒体を示す断面図である。
符号の説明
10 垂直磁気記録媒体
12 非磁性基板
14 軟磁性裏打ち層
16 第1シード層
18 第2シード層
20 中間層
22 グラニュラー磁気記録層
24 非グラニュラー磁気記録層
26 保護層
28 潤滑層

Claims (7)

  1. 非磁性基板上に、軟磁性裏打ち層、シード層、中間層、グラニュラー磁気記録層、非グラニュラー磁気記録層、保護膜、および潤滑層を備える垂直磁気記録媒体において、
    前記シード層が第1シード層と第2シード層とからなり、前記第1シード層が、必須成分としてCoおよびNiを含むとともに、Si、Cr、V、Zr、Nb、Ta、Ti、Cu、およびMoからなる群から選択される少なくとも1種を含み、前記第2シード層が、必須成分としてNiおよびCrを含むとともに、Si、V、Zr、Nb、Ta、Ti、Cu、およびMoからなる群から選択される少なくとも1種を含み、
    前記第2シード層と前記中間層との間における、基板に垂直な方向の結晶面格子のミスフィットが、+5.3%〜+6.8%である
    ことを特徴とする、垂直磁気記録媒体。
  2. 前記グラニュラー磁気記録層が、Co基合金からなる強磁性結晶粒と、Cr、Co、Si、Al、Ti、Ta、Hf、およびZrからなる群から選択される少なくとも1種の酸化物の非磁性結晶粒とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の垂直磁気記録媒体。
  3. 前記非グラニュラー磁気記録層が、Co基合金からなる強磁性結晶粒と、Ta、Pt、B、Si、Nb、Cu、およびTiからなる群から選択される少なくとも1種の金属の非磁性結晶粒とを含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の垂直磁気記録媒体。
  4. 前記第1シード層の膜厚が、2〜8nmであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の垂直磁気記録媒体。
  5. 前記第2シード層の膜厚が、2〜12nmであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の垂直磁気記録媒体。
  6. 前記第1シード層と前記第2シード層との間における、fcc(220)面格子のミスフィットが、−4.5%〜+4.5%であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の垂直磁気記録媒体。
  7. 前記非磁性基板が、ガラス、アルミニウム、またはシリコンを含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の垂直磁気記録媒体。
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