JP2014526431A5 - - Google Patents

Claims (22)

1. アルミニウム含有材料を、約２６〜約４２重量％の濃度を有するＨＣｌにより浸出し、アルミニウムイオン及び固形物を含む浸出液を得て、さらに前記固形物を前記浸出液から分離するステップと、
   前記浸出液をＨＣｌと反応させることでＡｌＣｌ _３ を含む沈殿物を得て、該ＡｌＣｌ _３ を多段階の結晶化プロセスにより処理して、液体及びＡｌＣｌ_３ ・６Ｈ _２ Ｏの形態のアルミニウムイオンを含む結晶を得て、前記結晶を前記液体から分離するステップと、
   ＡｌＣｌ_３ ・６Ｈ _２ ＯをＡｌ_２Ｏ_３に変換するのに効果的な条件の下に前記結晶を加熱し、これにより副生成物として生じたガス状ＨＣｌを回収するステップであって、前記ＡｌＣｌ _３ ・６Ｈ _２ ＯからＡｌ _２ Ｏ _３ への変換は２段階の焼成を含み、該焼成における第１段階では約３７５℃〜約４５０℃の温度の熱処理を含み、第２段階では約８５０℃〜約１２５０℃の温度の熱処理を含み、前記第１段階は第１の回転キルンで実行され、前記第２段階は第２の回転キルンで実行されるステップと、
   前記副生成物として生じたガス状ＨＣｌを水と反応させて再利用し、約２５〜約４５重量％の濃度を有する組成物を得て、前記アルミニウム含有材料を浸出するのに前記組成物を使用するステップと
   を有する、アルミナの調製方法。
2. アルミニウム含有材料を、約２６〜約４２重量％の濃度を有するＨＣｌにより浸出し、アルミニウムイオン及び固形物を含む浸出液を得て、さらに前記固形物を前記浸出液から分離するステップと、
   前記浸出液をＨＣｌと反応させることでＡｌＣｌ _３ を含む沈殿物を得て、該ＡｌＣｌ _３ を多重段階の結晶化プロセスにより処理して、液体及びＡｌＣｌ _３ ・６Ｈ _２ Ｏの形態のアルミニウムイオンを含む結晶を得て、前記結晶を前記液体から分離するステップと、
   ＡｌＣｌ _３ ・６Ｈ _２ ＯをＡｌ _２ Ｏ _３ に変換するのに効果的な条件の下に前記結晶を加熱し、これにより副生成物として生じたガス状ＨＣｌを回収するステップであって、前記ＡｌＣｌ _３ ・６Ｈ _２ ＯからＡｌ _２ Ｏ _３ への変換は２段階の焼成を含み、該焼成における第１段階では約３７５℃〜約４５０℃の温度の熱処理を含み、第２段階では約８５０℃〜約１２５０℃の温度の熱処理を含むステップと、
   前記副生成物として生じたガス状ＨＣｌを再利用し、膜蒸留プロセスにより前記副生成物として生じたＨＣｌを浄化するステップと
   を有する、アルミナの調製方法。
3. アルミニウム含有材料を、約２６〜約４２重量％の濃度を有するＨＣｌにより浸出し、アルミニウムイオン及び固形物を含む浸出液を得て、さらに前記固形物を前記浸出液から分離するステップと、
   前記浸出液をＨＣｌと反応させることでＡｌＣｌ _３ を含む沈殿物を得て、該ＡｌＣｌ _３ を多重段階の結晶化プロセスにより処理して、液体及びＡｌＣｌ _３ ・６Ｈ _２ Ｏの形態のアルミニウムイオンを含む結晶を得て、前記結晶を前記液体から分離するステップと、
   ＡｌＣｌ _３ ・６Ｈ _２ ＯをＡｌ _２ Ｏ _３ に変換するのに効果的な条件の下に前記結晶を加熱し、これにより副生成物として生じたガス状ＨＣｌを回収するステップであって、前記ＡｌＣｌ _３ ・６Ｈ _２ ＯからＡｌ _２ Ｏ _３ への変換は２段階の焼成を含み、該焼成における第１段階では約３７５℃〜約４５０℃の温度の熱処理を含み、第２段階では約８５０℃〜約１２５０℃の温度の熱処理を含み、前記第１段階は第１の回転キルンで実行され、前記第２段階は第２の回転キルンで実行されるステップと、
   前記副生成物として生じたガス状ＨＣｌを、前記焼成により得られた前記ＨＣｌの凝結によって再利用し、前記アルミニウム含有材料を浸出するのに再利用された該ＨＣｌを再使用するステップと
   を有する、アルミナの調製方法。
4. 前記アルミニウム含有材料が粘土から選択される、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
5. 前記アルミニウム含有材料が陶土から選択される、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
6. 前記第１の回転キルンは、天然ガスの動力源の回転キルンである、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
7. 前記第２の回転キルンは、天然ガスの動力源の回転キルンである、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
8. 前記ＡｌＣｌ _３ の結晶化中、前記液体を、約２５〜約３５重量％のＨＣｌ濃度に維持できる、請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法。
9. 前記ＡｌＣｌ _３ の結晶化中、前記ＡｌＣｌ _３ の濃度が、約３０重量％である、請求項１〜８のいずれか１項に記載の方法。
10. 前記第１段階が約３７５〜約４２５℃の温度の熱処理を含む、請求項１〜９のいずれか１項に記載の方法。
11. 前記第１段階が約３８５〜約４００℃の温度の熱処理を含む、請求項１〜９のいずれか１項に記載の方法。
12. 前記第２段階が約１０００〜約１２５０℃の温度の熱処理を含む、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の方法。
13. 前記アルミニウム含有材料を、約２８〜約４０重量％の濃度を有するＨＣｌにより浸出する、請求項１〜１２のいずれか１項に記載の方法。
14. 前記アルミニウム含有材料を、約３０〜約３８重量％の濃度を有するＨＣｌにより浸出する、請求項１〜１２のいずれか１項に記載の方法。
15. 前記アルミニウム含有材料を、２５〜３６重量％の濃度を有するＨＣｌにより浸出する、請求項１〜１２のいずれか１項に記載の方法。
16. 水と反応させることで、前記副生成物として生じたガス状ＨＣｌを再利用し、約２８〜約４０重量％の濃度を有する前記組成物を得て、該組成物を使用して前記アルミニウム含有材料を浸出する、請求項１に記載の方法。
17. 水と反応させることで、前記副生成物として生じたガス状ＨＣｌを再利用し、約３０〜約３８重量％の濃度を有する前記組成物を得て、該組成物を使用して前記アルミニウム含有材料を浸出する、請求項１に記載の方法。
18. 水と反応させることで、前記副生成物として生じたガス状ＨＣｌを再利用し、２５〜３６重量％の濃度を有する前記組成物を得て、該組成物を使用して前記アルミニウム含有材料を浸出する、請求項１に記載の方法。
19. 請求項１〜１２のいずれか１項に記載の方法によりアルミナを得るステップと、前記アルミナをアルミニウムに変換するステップとを含む、アルミニウムの調製方法。
20. 請求項１〜１８のいずれか１項に記載の方法により調製されたアルミナ。
21. 請求項１９に記載の方法により調製されたアルミニウム。
22. 本明細書のいずれか１つ又は複数の実施例を参照して実質的に記載され、且つ、比較例を除く、請求項１〜３及び１９のいずれか１項に記載の方法、並びに請求項２０に記載のアルミナ及び請求項２１に記載のアルミニウム。