JPH10206742A - レーザ走査顕微鏡 - Google Patents

レーザ走査顕微鏡

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JPH10206742A
JPH10206742A JP9294107A JP29410797A JPH10206742A JP H10206742 A JPH10206742 A JP H10206742A JP 9294107 A JP9294107 A JP 9294107A JP 29410797 A JP29410797 A JP 29410797A JP H10206742 A JPH10206742 A JP H10206742A
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伸悟 鹿島
Yosuke Kishi
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/16Microscopes adapted for ultraviolet illumination ; Fluorescence microscopes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 標本画像を観察・記録しながら標本の所望の
位置にレーザ光を照射し、標本の動的特性などを調査す
る。 【解決手段】 第1の走査光学系1とは別に、第2のレ
ーザ光源2から出力されたコヒーレント光を第2の走査
光学系3により標本110上の任意の位置に照射し、か
つ第1のレーザ光源100から出力されたコヒーレント
光を第1の走査光学系1により標本110上で走査さ
せ、その蛍光を光電変換素子115によって計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光源から出
力されたコヒーレント光で標本面上を走査したときの標
本からの透過光や反射光又は標本に発生する蛍光を検出
するレーザ走査顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は走査型レーザ顕微鏡の構成図で
ある。この走査型レーザ顕微鏡は、コヒーレント光を発
するレーザ光源100と、このレーザ光源100からの
光束を対物レンズ107の像面に走査させる走査光学ユ
ニット102と、前記光束を像面に集光させる対物レン
ズ107とを有している。
【0003】すなわち、レーザ光源100から発せられ
たコヒーレント光(レーザ光)は、ダイクロイックミラ
ー101を透過して走査光学ユニット102に入射す
る。この走査光学ユニット102は、互いに直交方向に
走査する各走査ミラー102a、102bを有するもの
で、これら走査ミラー102a、102bによってコヒ
ーレント光を偏向する。
【0004】この偏向されたコヒーレント光は、リレー
レンズ103を透過した後、ミラー104によって光路
の向きを変え、ダイクロイックミラー105を透過し、
結像レンズ106により対物レンズ107の瞳径を満足
するものとなる。
【0005】すなわち、結像レンズ106を透過した光
は、ダイクロイックミラー108、対物レンズ107に
至り、さらに対物レンズ107を透過した光は、ステー
ジ109上に載置された標本110の断面111に集光
される。
【0006】このように標本110に光が照射される
と、この光により蛍光指示薬が励起され、蛍光が発せら
れる。例えば、蛍光指示薬にカルシウンイオン指示薬の
fluo-3を使い、レーザ波長488nm(例えばアルゴン
レーザなど)を用いると、fluo-3は蛍光波長530nm
の光を発する。
【0007】この標本110からの蛍光は、先の光路と
は逆方向に、対物レンズ107、ダイクロイックミラー
108、結像レンズ106、ダイクロイックミラー10
5、ミラー104、リレーレンズ103、各走査ミラー
102b、102aを通ってダイクロイックミラー10
1に到達し、このダイクロイックミラー101で反射し
て測光フィルタ112に入射する。
【0008】この測光フィルタ112に入射した光は、
標本110からの蛍光波長のみが選択され、その光がレ
ンズ113によってピンホール114面に結像される。
このピンホール114を貫けた蛍光は、光電変換素子1
15によって計測される。
【0009】ここで、上記ダイクロイックミラー101
の特性は、標本110を染色する蛍光色素の励起波長
(レーザ波長)及び蛍光波長によって決定される。例え
ば、上記の通り蛍光指示薬にカルシウムイオン指示薬の
fluo-3を使い、レーザ波長488nm(例えばアルゴン
レーザなど)を用いると、fluo-3は蛍光波長530nm
の光を発するので、ダイクロイックミラー101は例え
ば波長505nm以上の光を反射する特性となる。
【0010】このような標本110の観察において、コ
ヒーレント光が走査光学ユニット102の各走査ミラー
102a、102bで偏向し、対物レンズ107を通過
し、照明することによって標本110の断面111上の
結像位置の蛍光を逐次測定でき、走査範囲内の標本像を
構築できる。
【0011】又、ステージ109又は対物レンズ107
を昇降させることによって、標本110の断面111と
は異なる断面像を取得できるので、標本像の3次元構築
も可能である。
【0012】一方、レーザ光源100をUV(紫外線)
パルスレーザとし、かつ走査光学ユニット102の各走
査ミラー102a、102bを任意の向きで停止させる
と、標本110の所望の位置にUVパルスレーザを照射
することができる。
【0013】例えば、ケージド試薬を用いる場合、UV
パルスレーザを照射することによってケージド基に囲わ
れている物質が放出され、細胞のある特定部位に特異現
象を引き起こさせることができる。
【0014】標本110の全体照明は、光源116、レ
ンズ117、励起フィルタ118及びダイクロイックミ
ラー108を有する照明光学系によって行われ、標本1
10から発せられる蛍光は、ダイクロイックミラー10
5で反射し、測光フィルタ119で蛍光波長が選択さ
れ、蛍光像としてCCDカメラ等の撮像素子120によ
り取得される。
【0015】以上のように、標本110の所望の位置に
レーザ光を瞬間的に照射して(UVパルスレーザを照射
して)、この影響によって起こる標本110の動的特性
を調査する場合、標本像の時系列的記録が必要になる。
このような場合に一般的によく使われるのがCCDカメ
ラを用いて画像を取得する方法である。
【0016】しかしながら、CCDカメラによる画像取
得の方法では、コンフォーカルでの画像ではないので、
コンフォーカル画像と比較して焦点深度の深い画像とな
り、このためにケージド基を解除したことによる特異反
応が標本110のどのくらいの深さのところで起こって
いるのか分からない。
【0017】従って、標本像もコンフォーカルレーザ顕
微鏡として標本画像を観察・記録しながら、標本110
の所望の位置にレーザ光を瞬間的に照射して、標本11
0の動的特性を調査することが望ましい。
【0018】又、研究用途によっては、標本110にレ
ーザ光を照射する部位と観察したい断面とが同一平面上
にあるとは限らず、ある断層の一部にレーザ光を照射
し、それとは異なる断層の画像を取得したい場合があ
る。例えば、動脈において、その外郭の交換神経に刺激
を与えたとき、その内側の平滑筋や内皮細胞にどのよう
な反応が生じるかを調査する場合などである。従って、
このような場合、レーザ光を照射する部位と、画像を取
得する断面とが標本110内で選択できることが望まし
い。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、標本画像を
観察・記録しながら標本の所望の位置にレーザ光を照射
し、標本の動的特性などを調査できるレーザ走査顕微鏡
を提供することを目的とする。又、本発明は、レーザ光
を照射する部位と画像を取得する断面とが標本内で選択
できるレーザ走査顕微鏡を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、レー
ザ光源から出力されたコヒーレント光を標本面上に走査
したときの標本からの透過光、反射光又は標本に発生す
る蛍光を検出するレーザ走査顕微鏡において、レーザ光
源から出力されたコヒーレント光をそれぞれ個別に標本
面上に対して走査する複数の走査光学系を備えたレーザ
走査顕微鏡である。
【0021】請求項2によれば、請求項1記載のレーザ
走査顕微鏡において、複数の走査光学系により走査され
た各コヒーレント光を1つの対物レンズを通して標本面
上で走査させる。
【0022】請求項3によれば、請求項1記載のレーザ
走査顕微鏡において、複数の走査光学系を走査制御する
1つの制御系を備えた。請求項4によれば、請求項1、
2又は3記載のレーザ走査顕微鏡において、標本に照射
されるコヒーレント光の集光位置をコヒーレント光の光
軸方向にシフトさせる光学調整機構を備えた。
【0023】請求項5によれば、請求項1、2、3又は
4記載のレーザ走査顕微鏡において、標本に照射される
コヒーレント光の集光位置に一致させて位置確認用の光
を標本に照射する位置確認用光学系を備えた。
【0024】請求項6によれば、近赤外域の波長のサブ
ピコ秒の単色コヒーレント光パルスを発するレーザ光源
と、このレーザ光源から発せられたレーザ光を標本面上
に集光させる対物レンズ系とを含むレーザ走査顕微鏡に
おいて、レーザ光源からの光束を所望の大きさに変える
少なくとも一つの光束変換光学系と、光路を2つに分割
或いは光路を切り換える光路分割手段とを備えていて、
光路分割手段を通った第1の光路上には、対物レンズ系
の像面に集光し走査させる第1の走査光学系と、標本面
上に集光された集光スポットにより励起されて発する蛍
光を検出する検出光学系とを具備し、光路分割手段を通
った第2の光路上には、対物レンズ系の像面に集光し走
査させる第2の走査光学系と、集光スポットを対物レン
ズ系に入射させる光路結合手段とを具備していて、対物
レンズ系を第1及び第2の光路で共用するレーザ走査顕
微鏡である。
【0025】
【発明の実施の形態】
(1) 次に本発明の第1の実施の形態について説明する。
なお、図16と同一部分には同一符号を付してその詳し
い説明は省略する。図1は本発明に係るレーザ走査顕微
鏡の構成図である。
【0026】このレーザ走査顕微鏡は、第1のレーザ光
源100から出力されたコヒーレント光で標本110面
上を走査する観察用の第1の走査光学系1と、第2のレ
ーザ光源2から出力されたコヒーレント光を標本110
の任意の位置に照射してケージドを解除させる(標本1
10に化学反応を起こさせる)ための第2の走査光学系
3とを備えている。
【0027】このうち観察用の第1の走査光学系1は、
ダイクロイックミラー101、走査光学ユニット10
2、リレーレンズ103、ミラー104、結像レンズ1
06、対物レンズ107が配置されている。
【0028】第2の走査光学系3は、第2のレーザ光源
2から出力されるコヒーレント光の光路上に、互いに直
交方向に走査する各走査ミラー4a、4bを備えた走査
光学ユニット4、リレーレンズ5、ミラー6、結像レン
ズ7、対物レンズ8を配置した構成となっている。
【0029】又、第1の走査光学系1におけるダイクロ
イックミラー101の分岐光路上には、検出光学系9が
配置されている。この検出光学系9は、第1の走査光学
系1によりコヒーレント光で標本110面上を走査した
ときの標本110に発生する蛍光を検出する機能と、第
2の走査光学系3によりコヒーレント光で標本110面
上を走査したときの標本110からの透過光を検出する
機能を有している。
【0030】この検出光学系9は、ダイクロイックミラ
ー101の分岐光路上に、測光フィルタ112、レンズ
113、ピンホール114及び光電変換素子115を配
置した構成となっている。
【0031】上記ダイクロイックミラー101の特性
は、標本110を染色する蛍光色素の励起波長(レーザ
波長)及び蛍光波長によって決定される。例えば、上記
の通り蛍光指示薬にカルシウムイオン指示薬のfluo-3を
使い、レーザ波長488nm(例えばアルゴンレーザな
ど)を用いると、fluo-3は蛍光波長530nmの光を発
するので、ダイクロイックミラー101は、例えば波長
505nm以上の光を反射する特性となる。
【0032】なお、第1のレーザ光源100にIRパル
スレーザを用いて2光子吸収による画像を取得すること
ができる。このとき、2光子吸収現象は結像位置でのみ
発生するので、ピンホール114は理論的には不要とな
る。又、ダイクロイックミラー101は、IRレーザを
透過し、可視蛍光を反射して光電変換素子115に導く
ための短波長反射の特性を持つものとなる。
【0033】次に上記の如く構成されたレーザ走査顕微
鏡の作用について説明する。この例で第2の走査光学系
3は、標本110の任意の位置にコヒーレント光を照射
するために用いられる。
【0034】すなわち、第2のレーザ光源2から発せら
れたコヒーレント光は、走査光学ユニット4に入射す
る。この走査光学ユニット4は、各走査ミラー4a、4
bによってコヒーレント光を任意に偏向する。
【0035】この任意に偏向されたコヒーレント光は、
リレーレンズ5を透過した後、ミラー6によって光路の
向きを変え、結像レンズ7を透過し、対物レンズ8に導
かれる。
【0036】この対物レンズ8を透過した光は、ステー
ジ109上に載置された標本110の断面111に集光
される。なお、用途に応じて、各走査ミラー4a、4b
によってある範囲を走査してもよく、又静止させてスポ
ット的に照射させてもよい。さらに、各走査ミラー4
a、4bを瞬間的にスキップ作動させることで瞬時に複
数の任意の位置にスポット的に照射させてもよい。
【0037】一方、第1のレーザ光源100から発せら
れたコヒーレント光は、ダイクロイックミラー101を
透過して走査光学ユニット102に入射する。この走査
光学ユニット102は、各走査ミラー102a、102
bによってコヒーレント光を偏向する。
【0038】この偏向されたコヒーレント光は、リレー
レンズ103を透過した後、ミラー104によって光路
の向きを変え、結像レンズ106により対物レンズ10
7の瞳径を満足するものとなる。
【0039】そして、結像レンズ106を透過した光
は、対物レンズ107に至り、さらにこの対物レンズ1
07を透過した光は、ステージ109上に載置された標
本110の断面111に集光される。
【0040】このように標本110に光が照射される
と、この光により蛍光指示薬が励起され、蛍光が発せら
れる。例えば、蛍光指示薬にカルシウムイオン指示薬の
fluo-3を使い、レーザ波長488nm(例えばアルゴン
レーザなど)を用いると、fluo-3は蛍光波長530nm
の光を発する。
【0041】この標本110からの蛍光は、先の光路と
は逆方向に、対物レンズ107から結像レンズ106、
ミラー104、リレーレンズ103、各走査ミラー10
2b、102aを通ってダイクロイックミラー101に
到達し、このダイクロイックミラー101で反射して測
光フィルタ112に入射する。
【0042】このダイクロイックミラー101は、上記
透過率波長特性で説明したように、標本110を染色す
る蛍光色素の励起波長及び蛍光波長とレーザ波長に依存
している。
【0043】この測光フィルタ112に入射した光は、
標本110からの蛍光波長のみが選択され、その光がレ
ンズ113によってピンホール114面に結像される。
このピンホール114を貫けた蛍光は、光電変換素子1
15によって計測される。
【0044】このように上記第1の実施の形態において
は、第1の走査光学系1とは別に、第2のレーザ光源2
から出力されたコヒーレント光を第2の走査光学系3に
より標本110上の任意の位置に照射し、かつ第1のレ
ーザ光源100から出力されたコヒーレント光で第1の
走査光学系1により標本110上を走査し、その蛍光を
光電変換素子115によって計測するようにしたので、
例えば第1の走査光学系により標本画像を観察・記録し
ている途中に、第2の走査光学系3によりコヒーレント
光を標本110に照射すれば、第2の走査光学系3によ
るコヒーレント光照射によって引き起こされる標本11
0の動的特性(化学反応)などを調査できる。 (2) 次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0045】図2は本発明に係るレーザ走査顕微鏡の構
成図である。このレーザ走査顕微鏡は、観察用の第1の
走査光学系1の光路と第2の走査光学系3の光路とを途
中で一致させ、これら第1及び第2の走査光学系1、3
を1つの対物レンズ107で共用する構成となってい
る。
【0046】第2の走査光学系3は、上記第1の実施の
形態と同様に、第2のレーザ光源2から出力されたコヒ
ーレント光を標本110の任意の位置に照射する機能を
有している。
【0047】第1と第2の走査光学系1、3の各光路を
一致させる構成を説明すると、第1の走査光学系1にお
けるリレーレンズ103の焦点位置には、ダイクロイッ
クミラー10が配置されている。又、このダイクロイッ
クミラー10の配置位置は、第2の走査光学系3におけ
るリレーレンズ5の焦点位置に一致している。
【0048】このダイクロイックミラー10は、第1及
び第2のレーザ光源100,2の出力波長により次のよ
うな特性を有している。通常、ケージド試薬の解除に
は、UV光が使用される。そこで以下の組み合わせを考
える。 (a) 観察用としては、第1のレーザ光源100に可視連
続光レーザ(波長488nm)、第2のレーザ光源2と
してUVパルスレーザ(波長351nm)の組み合わせ
が考えられる。 (b) 観察用としては、第1のレーザ光源100に可視連
続レーザ光(波長488nm)、第2のレーザ光源2と
してIRパルスレーザ(波長710nm)の組み合わせ
が考えられる。 (c) 観察用としては、第1のレーザ光源100にIRパ
ルスレーザ(波長850nm)、第2のレーザ光源2と
してIRパルスレーザ(波長710nm)の組み合わせ
が考えられる。
【0049】なお、IRパルスレーザは、2光子励起現
象を引き起こすことのできるレーザとする。図3はかか
る条件に適用する各ダイクロイックミラー10の透過率
波長特性を示す。
【0050】同図(a) は上記組み合わせ(a) の場合のダ
イクロイックミラー10の特性を示し、このダイクロイ
ックミラー10は、可視連続光レーザ(波長488n
m)及びその蛍光(波長530nm)を透過し、UVパ
ルスレーザ(波長351nm)を反射する特性を有して
いる。
【0051】同図(b) は上記組み合わせ(b) の場合のダ
イクロイックミラー10の特性を示し、上記同様に、ダ
イクロイックミラー10は、可視連続光レーザ(波長4
88nm)及びその蛍光(波長530nm)を透過し、
IRパルスレーザ(波長710nm)を反射する特性を
有している。
【0052】同図(c) は上記組み合わせ(c) の場合のダ
イクロイックミラー10の特性を示し、このダイクロイ
ックミラー10は、IRパルスレーザ(波長850n
m)及び波長530nmの蛍光を透過し、IRパルスレ
ーザ(波長710nm)を反射する特性を有している。
【0053】次に上記の如く構成されたレーザ走査顕微
鏡の作用について説明する。第2の走査光学系3は、標
本110の任意の位置にコヒーレント光を照射するため
に用いる。
【0054】すなわち、第2のレーザ光源2から発せら
れたコヒーレント光は、走査光学ユニット4の各走査ミ
ラー4a、4bによって任意に偏向され、リレーレンズ
5を透過してダイクロイックミラー10に入射し、ここ
で光路が変更され、結像レンズ106により対物レンズ
107の瞳径を満足するものとなる。
【0055】この結像レンズ106を透過した光は、対
物レンズ107に至り、この対物レンズ107を透過
し、ステージ109上に載置された標本110の断面1
11に集光される。
【0056】なお、上記同様に用途に応じて、各走査ミ
ラー4a、4bによってある範囲を走査してもよく、又
静止させてスポット的に照射させてもよい。さらに、各
走査ミラー4a、4bを瞬間的にスキップ作動させるこ
とで瞬時に複数の任意の位置にスポット的に照射させて
もよい。
【0057】一方、レーザ光源100から発せられたコ
ヒーレント光は、ダイクロイックミラー101を透過
し、走査光学ユニット102の各走査ミラー102a、
102bによって偏向される。
【0058】この偏向されたコヒーレント光は、リレー
レンズ103を透過した後、ミラー104によって光路
の向きを変え、ダイクロイックミラー10を透過し、結
像レンズ106により対物レンズ107の瞳径を満足す
るものとなる。
【0059】この結像レンズ106を透過した光は、対
物レンズ107に至り、この対物レンズ107を透過
し、ステージ109上に載置された標本110の断面1
11に集光される。
【0060】このように標本110に光が照射される
と、この光により蛍光指示薬が励起され、蛍光が発せら
れる。この標本110からの蛍光は、先の光路とは逆方
向に、対物レンズ107から結像レンズ106、ダイク
ロイックミラー10、ミラー104、リレーレンズ10
3、各走査ミラー102b、102aを通ってダイクロ
イックミラー101に到達し、このダイクロイックミラ
ー101で反射して測光フィルタ112に入射する。
【0061】この測光フィルタ112に入射した光は、
標本110からの蛍光波長のみが選択され、その光がレ
ンズ113によってピンホール114面に結像される。
このピンホール114を貫けた蛍光は、光電変換素子1
15によって計測される。
【0062】なお、第1のレーザ光源100にIRパル
スレーザを用いると、2光子吸収により蛍光画像を取得
することができ、このとき2光子吸収現象は結像位置で
のみ発生するので、ピンホール114は理論的には不要
となる。又、ダイクロイックミラー101は、IRレー
ザを透過し、可視蛍光を反射して光電変換素子115に
導くための短波長反射の特性を持つものとなる。
【0063】このように上記第2の実施の形態において
は、第1の走査光学系1に対して第2の走査光学系3を
ダイクロイックミラー10によって結合し、これら第1
及び第2の走査光学系1、3を1つの対物レンズ107
により共用する構成としても、上記第1の実施の形態と
同様の効果を奏することは言うまでもない。 (3) 次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
なお、図2と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0064】図4は本発明に係るレーザ走査顕微鏡の構
成図である。このレーザ走査顕微鏡は、第2の走査光学
系3にも観察用の検出光学系11を設け、かつ第1及び
第2の走査光学系1、3を1つのコントロールユニット
12により走査制御する構成となっている。
【0065】このうち観察用の検出光学系11は、第2
のレーザ光源2から出力されたコヒーレント光で標本1
10面上を走査したときの標本110に発生する蛍光、
又は標本110からの反射光を検出する機能を有してい
る。
【0066】この検出光学系11は、第2のレーザ光源
2と走査光学ユニット4との間の光路上に、ダイクロイ
ックミラー13を配置し、このダイクロイックミラー1
3の反射光路上に、標本110からの蛍光波長のみを選
択する測光フィルタ14、レンズ15、ピンホール16
及び光電変換素子17を配置した構成となっている。
【0067】一方、コントロールユニット12は、第1
及び第2の走査光学系1、3の各走査光学ユニット10
2、4の走査動作を制御するとともに各光電変換素子1
15、17の動作を制御し、これら光電変換素子11
5、17からそれぞれ出力される各電気信号を取り込
み、コンピュータ18に対して例えば画像の重ね合わせ
処理や画像を並べたりする処理等の画像処理の指令を発
する機能を有している。
【0068】コンピュータ18は、画像処理した結果を
モニタテレビジョン19に映し出す機能を有している。
次に上記の如く構成されたレーザ走査顕微鏡の作用につ
いて説明する。
【0069】第1のレーザ光源100から発せられたコ
ヒーレント光は、ダイクロイックミラー101を透過
し、走査光学ユニット102の各走査ミラー102a、
102bによって偏向され、リレーレンズ103を通過
した後、ミラー104によって光路の向きを変え、ダイ
クロイックミラー10、結像レンズ106、対物レンズ
107を透過し、標本110の断面111に集光され
る。
【0070】この標本110からの蛍光は、先の光路と
は逆方向に、対物レンズ107から結像レンズ106、
ダイクロイックミラー10、ミラー104、リレーレン
ズ103、走査光学ユニット102を通ってダイクロイ
ックミラー101に到達し、ここで反射して測光フィル
タ112に入射する。
【0071】この測光フィルタ112に入射した光は、
標本110からの蛍光波長のみが選択され、ピンホール
114を貫けて光電変換素子115によって計測され
る。一方、第2のレーザ光源2から発せられたコヒーレ
ント光は、走査光学ユニット4の各走査ミラー4a、4
bによって任意に偏向され、リレーレンズ5を透過して
ダイクロイックミラー10で反射され、結像レンズ10
6、対物レンズ107を透過し、標本110の断面11
1に集光される。
【0072】この標本110の反射光又は蛍光は、対物
レンズ107から結像レンズ106、ダイクロイックミ
ラー10、リレーレンズ5、走査光学ユニット4を通っ
てダイクロイックミラー13に到達する。なお、ダイク
ロイックミラー13は、標本110からの反射光を検出
するときハーフミラーに代える。
【0073】そして、測光フィルタ14を取り外すこと
により標本110からの反射光、又は測光フィルタ14
を透過させて蛍光波長のみを選択た蛍光は、その光をレ
ンズ15によってピンホール16面に結像する。光電変
換素子17は、このピンホール16を貫けた蛍光を計測
する。
【0074】一方、コントロールユニット12は、各光
電変換素子115、17からそれぞれ出力される各電気
信号を取り込み、コンピュータ18に対して例えば画像
の重ね合わせ処理や画像を並べたりする処理等の画像処
理の指令を発する。
【0075】このコンピュータ18は、各光電変換素子
115、17からそれぞれ出力される各電気信号に基づ
いてそれぞれ画像を求め、これら画像の重ね合わせ処理
や画像を並べたりする処理等の画像処理を実行し、その
画像処理結果をモニタテレビジョン19に映し出す。
【0076】このように上記第3の実施の形態において
は、上記第2の実施の形態と同様な効果を奏することが
できるとともに、1つのコントロールユニット12によ
って第1及び第2の走査光学ユニット102、4を走査
制御するので、第1の走査光学ユニット102の光電変
換素子115及び第2の走査光学ユニット4の光電変換
素子17からそれぞれ得られる各画像を重ね合わせた
り、並べたりしてモニタテレビジョン19上に表示でき
る。
【0077】又、第1及び第2の走査光学ユニット10
2、4により走査したときの2つの画像を同時にモニタ
テレビジョン19上に表示でき、例えば第1の走査光学
ユニット102の走査により得られる画像内で、第2の
走査光学ユニット4の走査による画像を得ることもでき
る。
【0078】なお、第1のレーザ光源100と第2のレ
ーザ光源2との各出力波長が同一であれば、ダイクロイ
ックミラー10は、ハーフミラーに代えてもよい。 (4) 次に本発明の第4の実施の形態について説明する。
なお、図2と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0079】図5は本発明に係るレーザ走査顕微鏡の構
成図である。第2のレーザ光源2と走査光学ユニット4
との間の光路上には、標本110に照射されるコヒーレ
ント光の集光位置を、このコヒーレント光の光軸方向に
シフトさせる光学調整機構20が配置されている。
【0080】具体的に光学調整機構20は、第1のレー
ザ光源2から出力されたコヒーレント光の光束を任意の
出射角度を持つように変換出力するもので、固定レンズ
21と光軸方向に移動自在な可動レンズ22とから構成
されている。
【0081】すなわち、固定レンズ21により集光され
た光を、例えば位置23bに配置された可動レンズ22
に入射することによって、この可動レンズ22から出射
される光に任意の出射角度が持たれるようになる。例え
ば、可動レンズ22が位置23bに配置された場合、可
動レンズ22から出射される光が平行光になるように設
定されている。
【0082】このように光学調整機構20から出射され
るコヒーレント光の光束が任意の出射角度を持つように
変換すると、標本110におけるコヒーレント光の集光
位置がその光軸方向にシフトするものとなっている。
【0083】例えば、図6に示すように可動レンズ22
を位置23a側に移動すると、コヒーレント光の集光位
置は図7に示すように標本断面24a側にシフトし、反
対に可動レンズ22を位置23c側に移動すると、コヒ
ーレント光の集光位置は標本断面24c側にシフトす
る。そして、可動レンズ22を位置23b付近に移動す
ると、コヒーレント光の集光位置は標本断面24b近傍
にシフトするものとなっている。
【0084】なお、光学調整機構20における可動レン
ズ22が位置23bに配置されたとき、2つのレーザ光
源2、100の各集光位置が例えば同一断面24bにな
るように、光学素子すなわちリレーレンズ5とリレーレ
ンズ103とは同一のものを使用し、結像レンズ106
とリレーレンズ5及びリレーレンズ103との距離を等
しくする。
【0085】次に上記の如く構成されたレーザ走査顕微
鏡の作用について説明する。レーザ光源100から発せ
られたコヒーレント光は、ダイクロイックミラー101
を透過し、走査光学ユニット102の各走査ミラー10
2a、102bによって偏向され、リレーレンズ103
を透過した後、ミラー104によって光路の向きを変
え、ダイクロイックミラー10、結像レンズ106、対
物レンズ107を透過し、標本110の断面24に集光
される。
【0086】この標本110からの蛍光は、先の光路と
は逆方向に、対物レンズ107から結像レンズ106、
ダイクロイックミラー10、ミラー104、リレーレン
ズ103、走査光学ユニット102を通ってダイクロイ
ックミラー101に到達し、ここで反射して測光フィル
タ112に入射する。
【0087】この測光フィルタ112に入射した光は、
標本110からの蛍光波長のみが選択され、ピンホール
114を貫けて光電変換素子115によって計測され
る。一方、第2のレーザ光源2から発せられたコヒーレ
ント光は、光学調整機構20に入射する。
【0088】この光学調整機構20は、第2のレーザ光
源2から出力されたコヒーレント光の光束を、固定レン
ズ21及び可動レンズ22の配置位置23a〜23cに
応じて任意の出射角度を持つように変換出力する。
【0089】この光学調整機構20から任意の出射角度
で変換出力されたコヒーレント光は、走査光学ユニット
4の各走査ミラー4a、4bによって任意に偏向され、
リレーレンズ5を透過してダイクロイックミラー10で
反射され、結像レンズ106、対物レンズ107を透過
し、標本110の断面111に集光される。
【0090】なお、用途に応じて、各走査ミラー4a、
4bによって標本110上のある範囲を走査してもよい
し、静止させてスポット的に照射させてもよい。さら
に、各走査ミラー4a、4bを瞬間的にスキップ作動さ
せることで瞬時に複数の任意の位置にスポット的に照射
させることもできる。
【0091】ここで、上記光学調整機構20における可
動レンズ22が各位置23a〜23cの範囲で可動する
ことで、標本110におけるコヒーレント光の集光位置
は、その光軸方向にシフトする。
【0092】例えば、図6に示すように可動レンズ22
を位置23a側に移動すると、コヒーレント光の集光位
置は図7に示すように標本断面24a側にシフトし、反
対に可動レンズ22を位置23c側に移動すると、コヒ
ーレント光の集光位置は標本断面24c側にシフトす
る。そして、可動レンズ22を位置23b付近に移動す
ると、コヒーレント光の集光位置は標本断面24b近傍
にシフトする。
【0093】このように上記第4の実施の形態において
は、第2のレーザ光源2から出力されたコヒーレント光
の光束を任意の出射角度を持つように変換出力し、標本
110におけるコヒーレント光の集光位置をその光軸方
向にシフトさせる光学調整機構20を設けたので、標本
110にレーザ光を照射する部位と観察したい断面とが
同一平面上にあるとは限らない場合、すなわち断層の一
部にレーザ光を照射し、それとは異なる断層の画像を取
得したい場合、例えば動脈において、その外郭の交換神
経に刺激を与えたとき、その内側の平滑筋や内皮細胞に
どのような反応が生じるかを調査する場合などがある
が、このような場合でも光学調整機構20の可動レンズ
22を移動させることにより、観察したい断面とレーザ
光を照射する断層とが同一平面上になくても対応でき、
上記第1の実施の形態の効果の如く、第1の走査光学系
により標本画像を観察・記録している途中に、第2の走
査光学系によりコヒーレント光を標本110に照射すれ
ば、第2の走査光学系によるコヒーレント光照射によっ
て引き起こされる標本110の動的特性(化学反応)等
を調査できる。
【0094】なお、可動レンズ22の移動量に対して集
光位置24a〜24cの位置関係を予め調査しておけ
ば、ステージ109の移動量に対して可動レンズ22の
移動量を相関付けることができ、ステージ109が昇降
しても、可動レンズ22を調整することで標本110の
任意の位置にコヒーレント光を照射できる。すなわち、
第1の走査光学系1によって標本110の任意の平面の
断層像の取得を行いながら、第2の走査光学系3によっ
て任意の部位にコヒーレント光を照射できる。 (5) 次に本発明の第5の実施の形態について説明する。
なお、図2と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0095】図8は本発明に係るレーザ走査顕微鏡の構
成図である。標本110の任意の位置にコヒーレント光
を照射する第2の走査光学系3の光路上には、ダイクロ
イックミラー25を介して位置確認用のポインタレーザ
光源26が設けられている。
【0096】このポインタレーザ光源26は、標本11
0に照射したときに標本110に変化を与えない波長、
例えば波長650nmのポインタ用のレーザ光を出力す
る機能を有している。
【0097】このポインタレーザ光源26を用いたとき
に、標本110からの反射光により位置確認する場合の
各ダイクロイックミラー27、28の各特性は次の通り
となる。
【0098】上記第2の実施の形態で説明したように、
ケージド試薬の解除には、通常、UV光が使用される。
そこで以下の組み合わせを考える。 (a) 観察用としては、第1のレーザ光源100に可視連
続光レーザ(波長488nm)、第2のレーザ光源2と
してUVパルスレーザ(波長351nm)の組み合わせ
が考えられる。 (b) 観察用としては、第1のレーザ光源100に可視連
続レーザ光(波長488nm)、第2のレーザ光源2と
してIRパルスレーザ(波長710nm)の組み合わせ
が考えられる。 (c) 観察用としては、第1のレーザ光源100にIRパ
ルスレーザ(波長850nm)、第2のレーザ光源2と
してIRパルスレーザ(波長710nm)の組み合わせ
でが考えられる。
【0099】なお、IRパルスレーザは、2光子励起現
象を引き起こすことのできるレーザとする。図9はかか
る条件に適用する各ダイクロイックミラー27、28の
透過率波長特性を示す。
【0100】同図(a) は上記組み合わせ(a) の場合のダ
イクロイックミラー28の特性を示し、このダイクロイ
ックミラー28は、可視連続光レーザ(波長488n
m)及びその蛍光(波長530nm)を透過し、UVパ
ルスレーザ(波長351nm)を反射する特性を有して
いる。そして、ダイクロイックミラー28は、波長65
0nmに対して透過率50%程度に設定されている。
【0101】同図(b) は上記組み合わせ(b) の場合のダ
イクロイックミラー28の特性を示し、上記同様に、ダ
イクロイックミラー28は、可視連続光レーザ(波長4
88nm)及びその蛍光(波長530nm)を透過し、
IRパルスレーザ(波長710nm)を反射する特性を
有している。
【0102】同図(c) は上記組み合わせ(c) の場合のダ
イクロイックミラー28の特性を示し、このダイクロイ
ックミラー28は、IRパルスレーザ(波長850n
m)及び波長530nmの蛍光を透過し、IRパルスレ
ーザ(波長710nm)を反射する特性を有している。
そして、ダイクロイックミラー27は、波長650nm
に対して透過率が極力小さく設定されている。
【0103】なお、レーザ光源2が本来の目的以外の波
長、例えばポインタレーザ光源26と同じ波長のレーザ
光を出力できるような多波長出射のものであれば、レー
ザ光源2の出射端に励起フィルタを設けることによっ
て、ポインタレーザ光源26及びダイクロイックミラー
25は不要となり、それでも同一の効果は得られる。
【0104】次に上記の如く構成されたレーザ走査顕微
鏡の作用について説明する。先ず、第1の走査光学系1
により標本110の画像が取られる。すなわち、第1の
レーザ光源100から発せられたコヒーレント光は、ダ
イクロイックミラー27を透過し、走査光学ユニット1
02の各走査ミラー102a、102bによって偏向さ
れる。
【0105】この偏向されたコヒーレント光は、リレー
レンズ103を透過した後、ミラー104によって光路
の向きを変え、ダイクロイックミラー28を透過し、結
像レンズ106により対物レンズ107の瞳径を満足す
るものとなる。
【0106】この結像レンズ106を透過した光は、対
物レンズ107に至り、この対物レンズ107を透過
し、ステージ109上に載置された標本110の断面1
11に集光される。
【0107】このように標本110に光が照射される
と、この光により蛍光指示薬が励起され、蛍光が発せら
れる。この標本110からの蛍光は、先の光路とは逆方
向に、対物レンズ107から結像レンズ106、ダイク
ロイックミラー28、ミラー104、リレーレンズ10
3、各走査ミラー102b、102aを通ってダイクロ
イックミラー27に到達し、このダイクロイックミラー
27で反射して測光フィルタ112に入射する。
【0108】この測光フィルタ112に入射した光は、
標本110からの蛍光波長のみが選択され、その光がレ
ンズ113によってピンホール114面に結像される。
このピンホール114を貫けた蛍光は、光電変換素子1
15によって計測される。
【0109】この光電変換素子115から出力される電
気信号は、例えば画像処理装置に送られ、ここで画像処
理されて標本110の画像としてモニタテレビジョンに
映し出される。
【0110】次に第2のレーザ光源2をオフした状態
で、ポインタレーザ光源26からコヒーレント光を出力
させる。このポインタレーザ光源26から発せられたコ
ヒーレント光は、ダイクロイックミラー25により第2
の走査光学系3の光軸と同軸に入り、走査光学ユニット
4の各走査ミラー4a、4bによって任意に偏向され、
リレーレンズ5を透過してダイクロイックミラー28に
入射して光路の向きを変え、結像レンズ106、対物レ
ンズ107を透過し、標本110の断面111に集光さ
れる。
【0111】この標本110の反射光又は蛍光は、対物
レンズ107から結像レンズ106、ダイクロイックミ
ラー28、ミラー104、リレーレンズ103、走査ユ
ニット102を通ってダイクロイックミラー27に到達
する。
【0112】そして、測光フィルタ112を取り外すこ
とにより標本110からの反射光、又は測光フィルタ1
12を透過させて蛍光波長のみを選択た蛍光は、レンズ
113によってピンホール114面に結像される。この
ピンホール114を貫けた蛍光は、光電変換素子115
によって取得される。
【0113】この光電変換素子115から出力される電
気信号は、上記同様に画像処理装置に送られ、ここで画
像処理されて標本110の画像としてモニタテレビジョ
ンに映し出される。
【0114】従って、位置確認用のコヒーレント光の集
光された画像は、モニタテレビジョンの画面上に第1の
走査光学系1によって得られた標本110の画像の上に
重ねて映し出される。
【0115】ここで、レーザ光源100とポインタレー
ザ光源26とが同一波長であれば、パルス光照射位置の
み輝度が高くなって画像として現れる。又、これらレー
ザ光源100、26が異なる波長であれば、レーザ光源
100から出力されるコヒーレント光によって得られる
蛍光標本全体画像と異なる波長で検出できるようにダイ
クロイックミラー27と測光フィルタ112との間にさ
らにダイクロイックミラー、測光フィルタ、レンズ、ピ
ンホール、光電変換素子を設け、ポインタレーザ光源2
6から出力されるコヒーレント光によって得られる像だ
けを検出できるようにポインタレーザ光源26、ダイク
ロイックミラー、測光フィルタの波長を選択すればよ
い。
【0116】この位置確認用のコヒーレント光の集光位
置は、第2のレーザ光源2を動作させたときの集光位置
と同一になっている。従って、モニタテレビジョンに映
し出される画面を観察しながら第2の走査光学系3を移
動させ、位置確認用のコヒーレント光の集光位置が標本
110に例えば化学反応を起こさせたい部位に一致する
ように移動させる。
【0117】そうして、位置確認用のコヒーレント光の
集光位置が標本110に化学反応を起こさせたい部位に
一致した後、第2のレーザ光源2からコヒーレント光が
出力される。
【0118】この第2のレーザ光源2から発せられたコ
ヒーレント光は、走査光学ユニット4の各走査ミラー4
a、4bによって任意に偏向され、リレーレンズ5を透
過してダイクロイックミラー28で反射され、結像レン
ズ106により対物レンズ107の瞳径を満足するもの
となる。
【0119】この結像レンズ106を透過した光は、対
物レンズ107に至り、この対物レンズ107を透過
し、ステージ109上に載置された標本110の断面1
11に集光される。
【0120】このとき、第1の走査光学系1は、上記同
様に標本110の断面111の画像を検出し、モニタテ
レビジョンに映し出すので、第2の走査光学系3により
標本110にコヒーレント光を照射したときの動的特性
が観察できる。
【0121】このように上記第5の実施の形態において
は、標本110の任意の位置にコヒーレント光を照射す
る第2の走査光学系3の光路上に、ダイクロイックミラ
ー25を介してポインタレーザ光源26を設けたので、
標本110にコヒーレント光を照射して例えば化学反応
を起こさせる前に、コヒーレント光を照射する部位を標
本110の全体像の中から位置合わせの確認ができる。
【0122】なお、ポインタレーザ光源26は、上記第
5の実施の形態に限らず、上記第1〜4の実施の形態に
おける第2の走査光学系3に設け、標本110にコヒー
レント光を照射して例えば化学反応を起こさせる部位の
確認ができる。
【0123】又、図10は工業用のレーザ加工に適用し
た場合のレーザ走査顕微鏡の構成図である。第2のレー
ザ光源2aは、例えばCO2 などのガスレーザ発振装置
が用いられ、標本に代わって被加工物11aがステージ
109上に載置されている。
【0124】この場合、ダイクロイックミラー25や走
査光学ユニット4、リレーレンズ5、ダイクロイックミ
ラー28、結像レンズ106、対物レンズ107は、レ
ーザ光源2aのレーザ出力に耐えられるものが用いられ
る。
【0125】このような構成であれば、被加工物にコヒ
ーレント光を照射してレーザ加工する前に、このレーザ
加工する部分を被加工物の全体像の中から位置合わせ確
認できる。 (6) 次に本発明の第6の実施の形態について説明する。
なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0126】図11は本発明に係るレーザ走査顕微鏡の
構成図である。第2のレーザ光源2と第2の走査光学ユ
ニット4との間の光路上には、標本110に照射される
コヒーレント光の集光位置をこのコヒーレント光の光軸
方向にシフトさせる光学調整機構20が配置されてい
る。
【0127】この光学調整機構20は、第2のレーザ光
源2から出力されたコヒーレント光の光束を任意の出射
角度を持つように変換出力するもので、例えば、可動レ
ンズ22を位置23a側に移動すると、コヒーレント光
の集光位置は標本断面29a側にシフトし、反対に可動
レンズ22を位置23c側に移動すると、コヒーレント
光の集光位置は標本断面29c側にシフトする。そし
て、可動レンズ22を位置23b付近に移動すると、コ
ヒーレント光の集光位置は標本断面29b近傍にシフト
するものとなっている。
【0128】次に上記の如く構成されたレーザ走査顕微
鏡の作用について説明する。なお、第1の走査光学系1
の作用は上記第1の実施の形態と同様なのでその説明は
省略し、光学調整機構20の作用について説明する。
【0129】第2のレーザ光源2から発せられたコヒー
レント光は、光学調整機構20に入射する。この光学調
整機構20は、第2のレーザ光源2から出力されたコヒ
ーレント光の光束を、固定レンズ21及び可動レンズ2
2の配置位置23a〜23cに応じて任意の出射角度を
持つように変換出力する。
【0130】この光学調整機構20から任意の出射角度
で変換出力されたコヒーレント光は、走査光学ユニット
4の各走査ミラー4a、4bによって任意に偏向され、
リレーレンズ5からミラー6で光路の向きを変え、結像
レンズ7、対物レンズ8を透過し、標本110の断面2
9a〜29cに集光される。
【0131】なお、用途に応じて、各走査ミラー4a、
4bによって標本110上のある範囲を走査してもよい
し、静止させてスポット的に照射させてもよい。さら
に、各走査ミラー4a、4bを瞬間的にスキップ作動さ
せることで瞬時に複数の任意の位置にスポット的に照射
させることもできる。
【0132】ここで、上記光学調整機構20における可
動レンズ22が各位置23a〜23cの範囲で可動する
ことで、標本110におけるコヒーレント光の集光位置
は、その光軸方向にシフトする。
【0133】例えば、可動レンズ22を位置23a側に
移動すると、コヒーレント光の集光位置は標本断面29
a側にシフトし、反対に可動レンズ22を位置23c側
に移動すると、コヒーレント光の集光位置は標本断面2
9c側にシフトする。そして、可動レンズ22を位置2
3b付近に移動すると、コヒーレント光の集光位置は標
本断面29b近傍にシフトする。
【0134】このように上記第6の実施の形態において
は、レーザ光源2から出力されたコヒーレント光の光束
を任意の出射角度を持つように変換出力し、標本110
におけるコヒーレント光の集光位置をその光軸方向にシ
フトさせる光学調整機構20を設けたので、上記第4の
実施の形態と同様に、標本110にレーザ光を照射する
部位と観察したい断面とが同一平面上にあるとは限らな
い場合、すなわち、ある断層の一部にレーザ光を照射
し、それとは異なる断層の画像を取得したい場合、例え
ば動脈において、その外郭の交換神経に刺激を与えたと
き、その内側の平滑筋や内皮細胞にどのような反応が生
じるかを調査する場合などがあるが、このような場合で
も光学調整機構20の可動レンズ22を移動させること
により、観察したい断面とレーザ光を照射する断層とが
同一平面上になくても対応でき、上記第1の実施の形態
の効果の如く、第1の走査光学系により標本画像を観察
・記録している途中に、第2の走査光学系によりコヒー
レント光を標本110に照射すれば、第2の走査光学系
によるコヒーレント光照射によって引き起こされる標本
110の動的特性(化学反応)等を調査できる。
【0135】なお、上記第1乃至第6の実施の形態は、
次の通り変形してもよい。例えば、上記図5に示す第4
の実施の形態に対し、上記第5の実施の形態のポインタ
レーザ光源26を付加してもよい。
【0136】この場合のレーザ照射位置確認方法は、可
動レンズ22を位置23bに配置し、レーザ光を照射し
たい断層像と観察したい断層像とを記録する。ここで、
2つの断層の距離を計測する。
【0137】可動レンズ22の移動量と対物レンズ10
7出射後の結像位置が予め相関づけられていると、可動
レンズ22の移動量が決まる。例えば、図7に示す断層
24cにレーザ光を照射し、断層24bの画像を取得し
ようとする場合、可動レンズ22は位置23cにあれば
よい。このとき断層24cにレーザ光が結像するかどう
か確認するためには、ステージ109を断層24bと2
4cの差分だけ上方向に移動させれば、ポインタレーザ
光源26から出力されたコヒーレント光による標本11
0の蛍光又は反射光が光電変換素子115により確認で
きる。この確認後は、ステージ109を元の位置に戻し
て測定を開始すればよい。
【0138】又、レーザ光源及びその走査光学系は、2
系統に限らず、複数系統備えるようにしてもよい。これ
により、例えば標本110の任意の位置の観察・記録
と、標本110の任意の位置における動的特性などを調
査とが複数箇所で行うことができる。 (7) 次に本発明の第7の実施の形態について説明する。
【0139】図12は本発明に係るレーザ走査顕微鏡の
構成図である。同図において、30は近赤外域の波長の
サブピコ秒の単色コヒーレント光パルスを発するレーザ
光源、31は光束をコリメートする光束変換光学系、3
2は対物レンズ系、33は標本面である。
【0140】又、34は近赤外の波長域でも比較的短波
長(例えば700mm辺り)を反射し、比較的長波長
(例えば850mm辺り)を透過するダイクロイックミ
ラー、35は直進する光束、36は直角に曲げられた光
束、37は近赤外を透過し可視光を反射するダイクロイ
ックミラー、38及び39は一対のガルバノミラー、4
0は瞳投影レンズ、41は対物レンズ系32の像位置、
42は結像レンズ、43は対物レンズ、44は検出光学
系、45は検出光学系44の検出器、46は近赤外の波
長域でも比較的長波長(例えば850mm辺り)と可視
光を反射し,近赤外の波長域中比較的短波長(例えば7
00mm辺り)を透過するダイクロイックミラー、47
は検出光学系44のピンホール、48はコンデンサーレ
ンズ、49は近赤外カットフィルタである。
【0141】図13(a)(b)は、それぞれ図12の領域
A、B及びCにおける置き換え可能な他の光学系を示す
部分構成図である。同図(a) において55は瞳リレー光
学系であり、同図(b) において36は第2の近赤外レー
ザ光をコリメートした光束である。
【0142】又、50、51は光束を偏向するための近
接配置された2枚のガルバノミラー、52は瞳投影レン
ズ、53は対物レンズ系32の像位置、54は検出器で
ある。
【0143】次に上記の如く構成されたレーザ走査顕微
鏡の作用について説明する。近赤外域の波長のサブピコ
秒の単色コヒーレント光パルスを発するレーザ光源30
からの光束は、光束変換光学系31に導入され、所望の
大きさのコリメート光に変換される。
【0144】そのコリメート光は、近赤外の波長域でも
比較的短波長(例えば700nm辺り)を反射し比較的
長波長(例えば850nm辺り)を透過するダイクロイ
ックミラー34により直進する光束35と直角に曲げら
れた光束36の2光束に分けられる。
【0145】直進する光束35は近赤外光を透過し可視
光を反射するダイクロイックミラー37を透過し、近接
して配置された2枚のガルバノミラー38、39により
偏向させられた光束は瞳投影レンズ40によって、結像
レンズ42と対物レンズ43よりなる対物レンズ系32
の像位置41に集光される。
【0146】この時、瞳投影レンズ40により、近接し
て配置された2枚のガルバノミラー38、39の中間点
が対物レンズ系32の瞳位置近傍に投影されていること
は云うまでもない。
【0147】対物レンズ系32の像位置41に集光さ
れ、ラスタースキャンされたスポットは対物レンズ系3
2により標本面33に投影され、標本面上を微小スポッ
トとなりラスタースキャンする。
【0148】標本面33で2光子(或いはそれ以上の多
光子)吸収により励起され発生した蛍光が、光路を逆進
し、ダイクロイックミラー37で反射され検出光学系4
4に導入される。
【0149】この時、検出光学系44の集光位置にピン
ホール47を配し、所謂共焦点系とすることにより、更
に光軸方向の分解能を向上させることができ、また光学
系等からフレアなどの余分な光を除去できるため、コン
トラストも向上する。ピンホール47は常に光路中にあ
っても構わないし、光路中に出し入れ自由でも構わな
い。また、その径は、対物レンズや使用波長に応じて可
変にすることが望ましい。
【0150】また、標本面33から発した蛍光は、標本
面を挟んで対物レンズと逆側に配置されたコンデンサレ
ンズ48と近赤外カットフィルタ49を介し、検出器5
4で検出しても良い。検出された蛍光信号は検出器54
により電気信号に変換され、図示しない信号処理系を経
てモニタ上に画像として表示される。
【0151】一方、ダイクロイックミラー34により直
角に曲げられた光束36は近接して配置された2枚のガ
ルバノミラー50、51により互いに直交する方向に偏
向される。これらのガルバノミラー50、51により偏
向させられた光束は瞳投影レンズ52によって、結像レ
ンズ42と対物レンズ43よりなる対物レンズ系32の
像位置53に集光される。
【0152】この時、瞳投影レンズ52により、近接し
て配置された2枚のガルバノミラー50、51の中間点
が対物レンズ系32の瞳位置近傍に投影されていること
は云うまでもない。
【0153】2枚のガルバノミラー50、51により対
物レンズ系32の像位置53の任意の位置に集光された
スポットは像位置53と結像レンズ42の間に配された
近赤外の波長域でも比較的長波長(例えば850nm辺
り)と可視光を反射し、近赤外の波長域中比較的短波長
(例えば700nm辺り)を透過するダイクロイックミ
ラー46で対物レンズ系32に導入され、標本面33上
の任意の位置に微小スポットとして投影され、2光子
(或いはそれ以上の多光子)吸収による化学反応を起こ
す。
【0154】上記構成のように、近接して配置された2
枚のガルバノミラー(スキャナ)50、51で走査する
場合は、瞳位置はそれらの中央付近が望ましいが、どち
らかのスキャナ上にあっても良い。又、領域Aを図13
(a) に示すようなスキャナー間にリレー光学系55を配
置したものに置き換えた走査光学系であっても良い。
【0155】又、領域Bを図13(b) に示すように先に
ダイクロイックミラー34で分割し、それらを別々の光
束変換光学系31で所望の大きさのコリメート光35、
36にするような構成に置き換えても構わない。
【0156】なお、図14(a)(b)及び(c) は、図12に
示されているダイクロイックミラー34、37及び46
の分光特性の一例を示す波長と透過率の関係図である。
具体的には、近赤外レーザ光の波長を700nmに設定
し、標本面上の任意の位置で2光子吸収によるケージド
試薬の解除を行わせ、次に近赤外レーザの波長を850
nmに設定し2光子吸収による蛍光イメージングを行
う。 (8) 次に本発明の第8の実施の形態について説明する。
【0157】図15は本発明に係るレーザ走査顕微鏡の
部分構成図である。なお、全体的な構成は上記第7の実
施の形態等と同じであり、走査光学系のみが異なるた
め、その部分のみ図示する。
【0158】56は瞳リレー光学系であり、57は共振
ガルバノミラーである。以下、作用について説明する。
ダイクロイックミラー37を透過した近赤外光束は、共
振ガルバノミラー57によりX方向(モニタ上で横方
向)に高速に偏向される。
【0159】偏向された光束は、瞳リレー光学系56に
よりリレーされ、近接して配置された2枚のガルバノミ
ラー38、39によりX、Y両方に偏向される。X、Y
両方に偏向された光束は、瞳投影レンズ40によって、
結像レンズ42と対物レンズ43よりなる対物レンズ系
32の像位置41に集光される。
【0160】この時、共振ガルバノミラー57の位置は
瞳リレー光学系56により近接して配置された2枚のガ
ルバノミラー38、39の中間点に投影され、更にこの
位置が瞳投影レンズ40により、対物レンズ系32の瞳
位置近傍に投影されていることは云うまでもない。
【0161】ここで、2光子(或いはそれ以上の多光
子)吸収により励起され発生した蛍光を画像として高速
に捉える時は、共振ガルバノミラー57とY方向のガル
バノミラー39を用いて走査し、X方向のガルバノミラ
ー38は固定しておく。これにより、遅くともビデオレ
ート以上の速さで画像を得ることができる。
【0162】他方、画像が暗く低速で走査したい場合、
或いは標本面上の任意の位置で2光子(或いはそれ以上
の多光子)吸収による化学反応を起こさせたい場合は、
共振ガルバノミラー57は固定し、X、Y両方向のガル
バノミラー38、39で走査する。
【0163】本実施の形態では高速スキャナとして共振
ガルバノミラーを挙げているが、音響光学素子(AO
D)やポリゴンミラーを用いても良い。但し、これらの
高速スキャナのうち、音響光学素子は波長依存性がある
ため試料に照射された光の波長と、蛍光のように試料か
ら発する光の波長とが異なるような場合には波長依存性
に起因する問題を考慮しなければならない。また、ポリ
ゴンミラーは走査方向において、走査幅や走査中心を制
御できないためランダム走査の用途には使用できない。
何れの場合もこれらの高速スキャナは任意の偏向方向に
スキャナを制御することが不可能であるため、ランダム
スキャンの用途には使えない。
【0164】本実施の形態の構成を採れば、用いるスキ
ャナを切り換えるだけで、高速のイメージングと低速の
イメージング或いはランダムアクセスを行うことができ
る。尚、3次元像の構築や3次元内でのランダムアクセ
スにはステージ上下或いは対物レンズ上下による光軸方
向の走査(Z走査)を併用することは云うまでもない。
また、低速イメージングやランダムアクセスには、既知
の手法であるが、光束スキャンによる走査ではなく、ス
テージ或いは対物レンズのスキャンによる走査という手
法もあることを付記しておく。
【0165】上記何れの実施の形態も、これらの構成に
限定されるものではなく、複数のレーザと走査光学系等
の様々な組み合わせで構成できることは云うまでもな
い。また、一般のレーザ走査顕微鏡と同様、複数の検出
器で検出された信号を画像処理し、特殊な効果を得るこ
とができることも云うまでもない。
【0166】
【発明の効果】本発明の請求項1〜5によれば、標本画
像を観察・記録しながら標本の所望の位置にレーザ光を
照射し、標本の動的特性などを調査できるレーザ走査顕
微鏡を提供できる。
【0167】又、本発明の請求項4、5によれば、レー
ザ光を照射する部位と画像を取得する断面とが標本内で
選択できるレーザ走査顕微鏡を提供できる。又、本発明
の請求項6によれば、複数のレーザや走査光学系等を組
み合わせることにより、実用上有効なシステムを構築す
ることが可能で、又高速イメージグと3次元ランダムア
クセスも簡単な切り換えで可能となり、かつ検出器のレ
イアウトの自由度の大きな多光子吸収レーザ走査顕微鏡
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ走査顕微鏡の第1の実施の
形態を示す構成図。
【図2】本発明に係るレーザ走査顕微鏡の第2の実施の
形態を示す構成図。
【図3】同顕微鏡に用いられるダイクロイックミラーの
透過率波長特性を示す図。
【図4】本発明に係るレーザ走査顕微鏡の第3の実施の
形態を示す構成図。
【図5】本発明に係るレーザ走査顕微鏡の第4の実施の
形態を示す構成図。
【図6】同顕微鏡に用いられる光学調整機構の具体的な
構成図。
【図7】同光学調整機構による結像面のシフトを示す模
式図。
【図8】本発明に係るレーザ走査顕微鏡の第5の実施の
形態を示す構成図。
【図9】同顕微鏡に用いられるダイクロイックミラーの
透過率波長特性を示す図。
【図10】同顕微鏡をレーザ加工に適用した場合の構成
図。
【図11】本発明に係るレーザ走査顕微鏡の第6の実施
の形態を示す構成図。
【図12】本発明に係るレーザ走査顕微鏡の第7の実施
の形態を示す構成図。
【図13】同顕微鏡における各領域に置き換え可能な光
学系を示す図。
【図14】同顕微鏡に用いられるダイクロイックミラー
の透過率波長特性を示す図。
【図15】本発明に係るレーザ走査顕微鏡の第8の実施
の形態を示す構成図。
【図16】従来のレーザ走査顕微鏡の構成図。
【符号の説明】
1…第1の走査光学系、 2,2a…第2のレーザ光源、 3…第2の走査光学系、 4…走査光学ユニット、 5…リレーレンズ、 6…ミラー、 7…結像レンズ、 8…対物レンズ、 9…検出光学系、 10…ダイクロイックミラー、 11…検出光学系、 12…コントロールユニット、 13…ダイクロイックミラー、 14…測光フィルタ、 15…レンズ、 16…ピンホール、 17…光電変換素子、 18…コンピュータ、 19…モニタテレビジョン、 20…光学調整機構、 21…固定レンズ、 22…可動レンズ、 25…ダイクロイックミラー、 26…ポインタレーザ光源、 27,28…ダイクロイックミラー、 30…レーザ光源、 31…光束変換光学系、 32…対物レンズ系、 33…標本面、 34,37…ダイクロイックミラー、 38,39…ガルバノミラー、 40…瞳投影レンズ、 42…結像レンズ、 43…対物レンズ、 44…検出光学系、 45…検出器、 46…ダイクロイックミラー、 47…ピンホール、 48…コンデンサレンズ、 49…赤外カットフィルタ、 50,51…ガルバノミラー、 52…瞳投影レンズ、 54…検出器、 55…リレー光学系、 56…瞳リレー光学系、 57…共振ガルバノミラー、 100…第1のレーザ光源、 110…標本、 101…ダイクロイックミラー、 102…走査光学ユニット、 102a,102b…走査ミラー、 103…リレーレンズ、 104…ミラー、 105…ダイクロイックミラー、 106…結像レンズ、 107…対物レンズ、 108…ダイクロイックミラー、 109…ステージ、 110…標本、 113…レンズ、 114…ピンホール、 112…測光フィルタ、 115…光電変換素子。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から出力されたコヒーレント
    光を標本面上に走査したときの前記標本からの透過光、
    反射光又は前記標本に発生する蛍光を検出するレーザ走
    査顕微鏡において、 前記レーザ光源から出力されたコヒーレント光をそれぞ
    れ個別に標本面上に対して走査する複数の走査光学系、 を具備したことを特徴とするレーザ走査顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記複数の走査光学系により走査された
    前記各コヒーレント光を1つの対物レンズを通して前記
    標本面上で走査させることを特徴とする請求項1記載の
    レーザ走査顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記複数の走査光学系を走査制御する1
    つの制御系を備えたことを特徴とする請求項1記載のレ
    ーザ走査顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記標本に照射される前記コヒーレント
    光の集光位置を前記コヒーレント光の光軸方向にシフト
    させる光学調整機構を備えたことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載のレーザ走査顕微鏡。
  5. 【請求項5】 前記標本に照射される前記コヒーレント
    光の集光位置に一致させて位置確認用の光を前記標本に
    照射する位置確認用光学系を備えたことを特徴とする請
    求項1、2、3又は4記載のレーザ走査顕微鏡。
  6. 【請求項6】 近赤外域の波長のサブピコ秒の単色コヒ
    ーレント光パルスを発するレーザ光源と、このレーザ光
    源から発せられたレーザ光を標本面上に集光させる対物
    レンズ系とを含むレーザ走査顕微鏡において、 前記レーザ光源からの光束を所望の大きさに変える少な
    くとも一つの光束変換光学系と、光路を2つに分割或い
    は光路を切り換える光路分割手段とを備えていて、前記
    光路分割手段を通った第1の光路上には、前記対物レン
    ズ系の像面に集光し走査させる第1の走査光学系と、前
    記標本面上に集光された集光スポットにより励起されて
    発する蛍光を検出する検出光学系とを具備し、前記光路
    分割手段を通った第2の光路上には、前記対物レンズ系
    の像面に集光し走査させる第2の走査光学系と、前記集
    光スポットを前記対物レンズ系に入射させる光路結合手
    段とを具備していて、前記対物レンズ系を前記第1及び
    第2の光路で共用するようにしたことを特徴とするレー
    ザ走査顕微鏡。
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