JP4414722B2 - レーザー顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザー走査型顕微鏡と全反射蛍光顕微鏡(TIRFM)とを切り替え可能又は同時使用可能なレーザー顕微鏡に関する。
生物学や医学等の分野において、生体組織や細胞上で蛍光染色を施した蛋白質や遺伝子等を検出するための手段として、特に近年、遺伝子の解析や細胞内構造の解明等にレーザー走査型顕微鏡が用いられている。
図4は従来の代表的なレーザー走査型顕微鏡の一構成例を示す概略構成図である。
図4に示すレーザー走査型顕微鏡では、レーザー光源1から発せられたレーザー光は、波長選択素子2で反射され、偏向手段3a,3bを介してXY方向に走査するように偏向された後に、瞳投影光学系4、結像光学系5を通り、ミラー23aで反射され、結像対物レンズ6を通過して標本7へスポット状に照射される。標本7上に照射されたスポットは、制御装置40により駆動制御される偏向手段3a,3bを介してXY平面(光軸に対して垂直な平面)内を走査する。レーザー光の照射により励起された標本7からは蛍光が発せられる。蛍光は、対物レンズ6、ミラー23a、結像光学系5、瞳投影光学系4、走査手段3a,3bを経由し、波長選択素子2を透過してコンフォーカルアパ−チャ8位置に集光される。そして、コンフォーカルアパーチャ8を通過した蛍光が検出器9で検出される。
なお、図4の顕微鏡では、回転板やスライダ等の切り換え部材24を介してミラー23aとダイクロイックミラーなどの波長選択素子23bとを切り換えることができるようになっている。波長選択素子23bに切り換えた場合、標本7から発せられた蛍光は、対物レンズ6、波長選択素子23b、バリアフィルタ27、結像レンズ28を通り、2次元検出器30で検出され、または観察光学プリズム29を介して目視によって観察される。これにより、通常の蛍光観察を行うことができる。
また、近年、生体の細胞膜の機能解析をするために全反射蛍光顕微鏡が使用されるようになってきている。
図5は従来の代表的な全反射蛍光顕微鏡の一構成例を示す概略構成図である。
図5に示す全反射蛍光顕微鏡では、レーザー光源1から発せられたレーザー光は、照明光学系22を通り、ダイクロイックミラーなどの波長選択素子23bで反射され、対物レンズ6の瞳位置32において光軸から偏心した位置に集光される。集光されたレーザー光は、対物レンズ6を介して標本7に対し所定の入射角度をもって照射される。所定の入射角度をもって標本7に照射されたレーザー光は、カバーガラス10と標本7との界面で全反射される。このときカバーガラス10と標本7の界面から標本7側にエバネッセント光がしみだし、このエバネッセント光によって標本7を励起する。標本7は励起されることで蛍光を発する。標本7から発生した蛍光は、対物レンズ6によって集光され、波長選択素子23bを透過し、バリアフィルタ27によって蛍光のみが透過し、結像レンズ28を通り、2次元検出器30で検出され、または観察光学プリズム29を介して目視によって観察される。
そして、全反射蛍光顕微鏡では、レーザー光源1の射出位置を照明光学系の光軸から偏心させる、あるいは光路内に別個にオフセット機構を導入してレーザー光を偏心させることによって、対物レンズ6の瞳位置32上においてレーザー光が集光する光軸からの偏心位置を調整し、標本7へ照射する角度を変化させ、カバーガラス10と標本7の界面からのエバネッセント光のしみだし深さを調整することができるようになっている。
ここで、エバネッセント光の強度は界面から遠ざかるほど急激に弱くなる。本願では、その強度が界面での強度の1/eになる界面からの距離をしみだし深さとする。
しかるに、近年、医学、生物学等の分野においては、レーザー走査型顕微鏡と全反射蛍光顕微鏡の両方が必要となっている。
しかし、これらの2台の顕微鏡を揃えておき、同じ試料に対してレーザー走査型顕微鏡観察と全反射蛍光顕微鏡観察を行うのにこれら2つの顕微鏡を取りかえるのでは、時間がかかる上、コスト高となる。
そこで、従来、このようなレーザー走査型顕微鏡観察と全反射蛍光顕微鏡観察とを切り替えて使用することができるようにした顕微鏡が、例えば、次の特許文献1に提案されている。
特開2003−29153号公報
特許文献1に記載の顕微鏡は、図6に示すように、レーザー光源1と、レーザー光源1から発せられたレーザー光を走査するレーザー走査装置としての偏向手段3a,3bと、このレーザー光を対物レンズ6を介して標本7上に照射して、標本7から蛍光を発生させるための照射光学系22(瞳投影光学系4,結像光学系5)と、標本7からの蛍光を検出する検出手段9を備えている。そして、このレーザー光を対物レンズ6の瞳位置32と共役な位置に集光させる集光レンズ18と、レーザー光に対して平行に所定の距離だけ偏心させ、対物レンズ6の中心から偏心させた位置にレーザー光を入射させるとともに、対物レンズ6で屈折させて標本7に対してレーザー光を斜めに入射させ、標本7に接するように配置された透明でかつ標本7に接する面が平坦なカバー材、または標本7が接するように保持された透明でかつ標本7に接する面が平坦な標本保持部材10と標本7との界面でこのレーザー光を全反射させるオフセット手段19と、集光レンズ18とオフセット手段19とをそれぞれ単体もしくは一体にしてレーザー光の光路上に入れる第1の位置と光路上から外す第2の位置とに挿脱可能な挿脱手段20とをさらに備えている。また、ミラー23aと、ダイクロイックミラー23b及びバリアフィルタ27とが、回転板24に設けられており、光路上にいずれかが選択的に切り換えられるになっている。
そして、挿脱手段20を光路上に挿入することにより、全反射蛍光顕微鏡観察を行うことができ、挿脱手段20を光路上から外すことにより、レーザー走査型顕微鏡観察を行うことができるようになっている。
即ち、全反射蛍光顕微鏡観察を行う場合、挿脱手段20を光路上に挿入するとともに、回転板24を介してダイクロイックミラー23b及びバリアフィルタ27を光路上にセットする。
レーザー光源1から発せられたレーザー光は、集光レンズ18、オフセット手段19、波長選択素子2、偏向手段3a,3b、瞳投影光学系4を通り、ダイクロイックミラー23bで反射され、結像光学系5を経て、対物レンズ6の瞳位置32において光軸から偏心した位置に集光される。集光されたレーザー光は、対物レンズ6を介して標本7に対し所定の入射角度をもって照射される。所定の入射角度をもって標本7に照射されたレーザー光は、カバーガラス10と標本7との界面で全反射される。このときカバーガラス10と標本7の界面から標本7側にエバネッセント光がしみだし、このエバネッセント光によって標本7を励起する。標本7は励起されることで蛍光を発する。標本7から発生した蛍光は、対物レンズ6によって集光され、結像光学系5を経て、ダイクロイックミラー23bを透過し、バリアフィルタ27によって蛍光のみが透過し、2次元検出器30で検出される。または、観察光学プリズム29、バリアフィルタ27を介して蛍光のみが目視によって観察される。
一方、レーザー走査型顕微鏡観察を行う場合、挿脱手段20を光路上から外すとともに、回転板24を介してミラー23aを光路上にセットする。
レーザー光源1から発せられたレーザー光は、波長選択素子2で反射され、図示省略した制御装置により駆動制御される偏向手段3a,3bを介してXY方向に走査するように偏向された後に、瞳投影光学系4、ミラー23aで反射され、結像光学系5、対物レンズ6を通過して標本7へスポット状に照射される。標本7上に照射されたスポットは、偏向手段3a,3bを介してXY平面(光軸に対して垂直な平面)内を走査する。レーザー光の照射により励起された標本7からは蛍光が発せられる。蛍光は、対物レンズ6、結像光学系5、ミラー23a、瞳投影光学系4、走査手段3a,3bを経由し、波長選択素子2を透過してコンフォーカルアパーチャ8に集光される。そして、コンフォーカルアパーチャ8を通過した光が検出器9で検出される。
しかし、特許文献1に記載の顕微鏡では、レーザー走査型顕微鏡から全反射蛍光顕微鏡に切り替える場合に、レーザー走査型顕微鏡の偏向手段3a,3bを所定の位置に固定し、オフセット手段19のようなオフセット機構を挿入した後、オフセット機構を用いてレーザー光を偏心させるため手間がかかる。加えて、オフセット機構を駆動するための装置が別途必要となる。
また、顕微鏡においては、使用する対物レンズごとに瞳位置が異なる。特許文献1に記載の顕微鏡では、瞳位置が異なる複数の対物レンズを用いる場合におけるレーザー走査型顕微鏡から全反射蛍光顕微鏡への切り替え手段については提案されていない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、レーザー走査型顕微鏡から全反射蛍光顕微鏡へと、新たなオフセット機構と駆動装置を必要とすることなく安価かつ迅速に切り替えることができ、しかも、瞳位置の異なる複数の対物レンズに対応して切り替えることができる顕微鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によるレーザー顕微鏡は、レーザー光源と、前記レーザー光源から発せられるレーザー光を偏向する偏向手段と、対物レンズを介して前記レーザー光を標本に照射する照射手段と、前記標本から発した蛍光を検出する検出手段と、光路に挿脱可能に配置されていて前記対物レンズの瞳位置で前記レーザー光の主光線が光軸に対して略平行になるように該レーザー光を集光させる集光レンズと、を有しており、前記偏向手段は、前記集光レンズを光路から外したときには、前記レーザー光前記標本面上走査させ、前記集光レンズを光路に挿入したときには、前記レーザー光前記対物レンズの瞳中心から偏心させるようにしたメインスキャナと、前記レーザー光源と同様に構成されたレーザー光源と、前記偏向手段と同様に構成された偏向手段と、前記照射手段と同様に構成された照射手段と、前記検出手段と同様に構成された検出手段と、及び前記集光レンズと同様に構成された集光レンズと、を有しているサブスキャナと、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、それぞれのスキャナをレーザー走査型顕微鏡と全反射蛍光顕微鏡との構成のいずれかにすることで、多用な顕微鏡観察を同時に行うことが可能になる。
実施例の説明に先立ち、本発明の作用効果について説明する。
本発明のレーザー顕微鏡によれば、レーザー走査型顕微鏡に集光レンズを光路に挿脱するだけで全反射蛍光顕微鏡(TIRFM)に切り替えることができ、従来のように、新たなオフセット機構と駆動装置が必要なく安価に全反射蛍光顕微鏡が構築できる。
また、本発明のレーザー顕微鏡のように、光束の偏心を走査型顕微鏡に備えられている走査手段(偏向手段)で行うようにすれば、エバネッセント光のしみだし深さの変更、全反射蛍光顕微鏡観察と通常蛍光観察の切り替えを高速に行うことができる。
また、本発明のレーザー顕微鏡によれば、エバネッセント観察時の蛍光像と、通常蛍光観察時の蛍光像の強度比を取るようにすることで、観察している標本の深さ方向の情報を得ることができる。
また、本発明のレーザー顕微鏡のように、対物レンズを光軸方向に移動可能にすれば、瞳位置の異なる複数の対物レンズにも対応できる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明による顕微鏡の実施例1を示す概略構成図であり、(a)はレーザー走査型顕微鏡使用時、(b)は全反射蛍光顕微鏡使用時の状態を示している。
本実施例の顕微鏡は、図4で示したレーザー走査型顕微鏡の構成に加えて、集光レンズとしてのレンズユニット31a,31bを光路内(図4では瞳投影光学系4と結像光学系5との間、結像光学系5と対物レンズ6との間の2箇所)に挿脱可能に具備して構成されている。
レンズユニット31a,31bは、光路内に挿入されたときに、レーザー光を対物レンズ6の瞳位置32に主光線が光軸に対して略平行になるように集光させるようになっている。また、レンズユニット31a,31bは、光路内に挿入されたときに、照射手段(瞳投影光学系4及び結像光学系5)の瞳位置が偏向手段3a,3bの位置に一致するようになっている。
偏向手段3a,3bは、照射手段の瞳位置にあるため、制御装置40を介してレーザー走査型顕微鏡と同様にレーザー光をXY方向へ走査させるように偏向することによって、対物レンズ6の瞳位置32に集光する光線の光軸からの偏心量を変化させることが可能となっている。
対物レンズ6の瞳位置32は、対物レンズによって異なるため、複数の対物レンズに対応するためにはレーザー光の主光線が光軸に対して略平行となるように集光する光軸方向の位置を異なる対物レンズに応じて変える必要がある。
本実施例の顕微鏡では、レンズユニット31a,31bが光軸方向に移動可能であり、これによってレーザー光の集光する位置を光軸方向に移動させることが可能となっている。
このように構成された本実施例の顕微鏡では、レーザー走査型顕微鏡として使用する場合には、レンズユニット31a,31bを光路から取り外すとともに、ミラー23aを光路上にセットすると、図4に示した従来のレーザー走査型顕微鏡と同様の作用、機能を奏する。
全反射蛍光顕微鏡として使用する場合には、光路内にレンズユニット31a,31bを挿入するとともに、波長選択素子23bを光路上にセットする。
レンズユニット31a,31bを挿入した場合、レーザー光源1から発せられたレーザー光は、波長選択素子2によって反射され、制御装置40により駆動制御される偏向手段3a,3bによってXY方向に偏向された後、瞳投影光学系4、結像光学系5、波長選択素子23b、レンズユニット31a,31bを経て、対物レンズ6の瞳位置32において光軸に対して偏心した位置に集光される。
集光されたレーザー光は対物レンズ6によって標本7に入射角度をもって照射される。入射角度をもって標本7に照射されたレーザー光は、カバーガラス10と標本7との界面で全反射される。このとき、カバーガラス10と標本7の界面から標本7側にエバネッセント光がしみだし、このエバネッセント光によって標本7を励起する。標本7は励起されることで蛍光を発する。標本7から発生した蛍光は、対物レンズ6によって集光され、波長選択素子23bを透過し、バリアフィルタ27によって蛍光のみが透過し、結像レンズ28を通り、2次元検出器30で検出され、または観察光学プリズム29を介して目視によって観察される。
このとき、偏向手段3a,3bの角度を変化させることによって対物レンズ6の瞳位置32におけるレーザー光の集光位置を光軸に対して垂直方向に移動することができる。従って、レンズユニット31a,31bを挿入した場合において、対物レンズ6の瞳位置32におけるレーザー光の集光位置が光軸の周辺になるような傾斜角度でもって偏向手段3a,3bで偏向すればレーザー光の標本7への入射角が可変の全反射蛍光顕微鏡として使用することができる。また、対物レンズ6の瞳位置32におけるレーザー光の集光位置が光軸に近い位置になるような傾斜角度でもって偏向手段3a,3bで偏向した場合には、標本7とカバーガラス10との間で全反射が起きず、標本上の光軸近傍範囲において通常の蛍光観察を行うことができる。このときには、スペックルノイズを解消する手段を併用することが望ましい。
図2は本発明の実施例2にかかるレーザー顕微鏡の全反射蛍光顕微鏡として使用する場合の概略構成図であり、(a)は複数の集光レンズで一つの光路折り曲げレンズユニットを構成した例、(b)は複数のレンズユニットで一つの光路折り曲げレンズユニットを構成した例を示している。
実施例1では、集光レンズ(レンズユニット31a,31b)を瞳投影光学系4と結像光学系5との間、結像光学系5と対物レンズ6との間の2箇所に挿入可能に構成した。しかし、顕微鏡によっては、集光レンズを挿入するスペースを設けることが難しい場合がある。
そこで、実施例2では、集光レンズを配置するスペースを光路を折り曲げることで確保し、そのスペースにレンズ31a,31bを配置して集光レンズユニットを構成している。
なお、集光レンズは、図2(a)に示すように、一つのレンズユニット31”で構成し、光路に挿脱可能にしても良いし、図2(b)に示すように、複数のレンズユニット31,31’を構成し、一方のレンズユニット31’のみを光路に挿脱可能にしてもよい。
即ち、図2(a)の例では、レンズユニット31”は、ミラー33aと集光レンズ31bと、ミラー33bと、集光レンズ31acと、ミラー33dとで構成されており、光路に挿脱可能になっている。
そして、レンズユニット31”を光路に挿入するとともに、波長選択素子23bを光路上にセットすると、図1(b)の状態と同様に、全反射蛍光顕微鏡として使用することができる。一方、レンズユニット31”を光路から外すとともに、ミラー23aを光路上にセットすると、図1(a)の状態と同様に、レーザー走査型顕微鏡として使用することができる。
図2(b)の例では、レンズユニット31’は、ミラー33aと、集光レンズ31bと、ミラー33dとで構成され、光路に挿脱可能になっている。レンズユニット31は、ミラー33bと、ミラー33cと、集光レンズ31bとで構成され、固定配置されている。レンズユニット31’を光路に挿入すると、ミラー33aと集光レンズ31bと、ミラー33bと、集光レンズ31acと、ミラー33dとで一つの折り曲げ光路が形成されるようになっている。
そして、レンズユニット31’を光路に挿入するとともに波長選択素子23bを光路上にセットすると、図1(b)の状態と同様に、全反射蛍光顕微鏡として使用することができる。一方、レンズユニット31’を光路から外すとともに、ミラー23aを光路上にセットすると、図1(a)の状態と同様に、レーザー走査型顕微鏡として使用することができる。
図3は本発明の第3実施例にかかるレーザー顕微鏡の概略構成図である。
実施例3のレーザー顕微鏡は、実施例1の構成に加えて、光源1〜波長選択素子23bまでの光学部材で構成したサブスキャナ50を有している。なお、図3の例では説明の便宜上、サブスキャナ50以外の光源1〜波長選択素子23b(ミラー23a)、コンフォーカルアパーチャ8、及び検出器9までの光学部材の構成をメインスキャナと呼ぶこととする。
このように構成すれば、それぞれのスキャナをレーザー走査型顕微鏡と全反射蛍光顕微鏡との構成のいずれかにすることで、多用な顕微鏡観察を同時に行うことが可能になる。
例えば、メインスキャナにおいて、レンズ31a,31bを光路に挿入することで、全反射蛍光顕微鏡観察をしながら、サブスキャナ50において、レンズ31a,31bを光路から外し、かつ、光源1からレーザー光を間欠的に射出することで、被検物の微小領域に光刺激を与えた観察をすることができる。
また、その場合にサブスキャナ50の光源を、例えば、100フェムト秒程度の超短パルスで、近赤外の波長を持ち、100MHz程度の繰り返し周波数を持つパルスレーザー光源で構成すれば、多光子による光刺激と全反射蛍光顕微鏡観察とを同時に行うことができる。
また、例えば、サブスキャナ50において、レンズ31a,31bを光路に挿入することで、全反射蛍光顕微鏡観察をしながら、メインキャナにおいて、レンズ31a,31bを光路から外すことで、レーザー走査型顕微鏡観察をすることができる。
また、その場合にメインスキャナの光源を、例えば、100フェムト秒程度の超短パルスで、近赤外の波長を持ち、100MHz程度の繰り返し周波数を持つパルスレーザー光源で構成すれば、多光子のレーザー走査型顕微鏡観察と全反射蛍光顕微鏡観察とを同時に行うことができる。
また、例えば、メインスキャナ、サブスキャナ50の両方において、レンズ31a,31bを光路に挿入し、レーザー光源1の波長を異なるものとすることで、異なる2波長での全反射蛍光顕微鏡観察が可能となる。
また、その場合には、メインスキャナとサブスキャナ50のそれぞれに偏向手段3a,3bが設けられているので、それぞれの偏向手段3a,3bを介してメインスキャナによるエバネッセント光のしみだし深さと、サブスキャナによるエバネッセント光のしみだし深さとを独立に変化させることが可能である。
本発明による顕微鏡の実施例1を示す概略構成図であり、(a)はレーザー走査型顕微鏡使用時、(b)は全反射蛍光顕微鏡使用時の状態を示している。 本発明の実施例2にかかるレーザー顕微鏡の全反射蛍光顕微鏡として使用する場合の概略構成図であり、(a)は複数の集光レンズで一つの光路折り曲げレンズユニットを構成した例、(b)は複数のレンズユニットで一つの光路折り曲げレンズユニットを構成した例を示している。 本発明の第3実施例にかかるレーザー顕微鏡の概略構成図である。 従来の代表的なレーザー走査型顕微鏡の一構成例を示す概略構成図である。 従来の代表的な全反射蛍光顕微鏡の一構成例を示す概略構成図である。 従来のレーザー走査型顕微鏡観察と全反射蛍光顕微鏡観察とを切り替え可能な顕微鏡の一構成例を示す概略構成図である。
符号の説明
1 レーザー光源
2 波長選択素子
3a,3b 偏向手段
4 瞳投影光学系
5 結像光学系
6 対物レンズ
7 標本
8 コンフォーカルアパーチャ
9 検出器
10 カバーガラス(標本保持部材)
18 集光レンズ
19 オフセット手段
20 挿脱手段
22 照明光学系
23a ミラー
23b 波長選択素子(ダイクロイックミラー)
24 切り換え部材
27 バリアフィルタ
28 結像レンズ
29 観察光学プリズム
30 2次元検出器
31,31’、31” レンズユニット
31a,31b レンズユニット(レンズ)
32 対物レンズの瞳位置
40 制御手段
50 サブスキャナ

Claims (1)

  1. レーザー光源と、前記レーザー光源から発せられるレーザー光を偏向する偏向手段と、対物レンズを介して前記レーザー光を標本に照射する照射手段と、前記標本から発した蛍光を検出する検出手段と、光路に挿脱可能に配置されていて前記対物レンズの瞳位置で前記レーザー光の主光線が光軸に対して略平行になるように該レーザー光を集光させる集光レンズと、を有しており、前記偏向手段は、前記集光レンズを光路から外したときには、前記レーザー光前記標本面上走査させ、前記集光レンズを光路に挿入したときには、前記レーザー光前記対物レンズの瞳中心から偏心させるようにしたメインスキャナと、
    前記レーザー光源と同様に構成されたレーザー光源と、前記偏向手段と同様に構成された偏向手段と、前記照射手段と同様に構成された照射手段と、前記検出手段と同様に構成された検出手段と、及び前記集光レンズと同様に構成された集光レンズと、を有しているサブスキャナと、を備えたことを特徴とするレーザー顕微鏡。
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