JPH0514889B2 - - Google Patents

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JPH0514889B2
JPH0514889B2 JP59089720A JP8972084A JPH0514889B2 JP H0514889 B2 JPH0514889 B2 JP H0514889B2 JP 59089720 A JP59089720 A JP 59089720A JP 8972084 A JP8972084 A JP 8972084A JP H0514889 B2 JPH0514889 B2 JP H0514889B2
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
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    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/3225Combination of couplers of different kinds, e.g. yellow and magenta couplers in a same layer or in different layers of the photographic material
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    • G03C7/36Couplers containing compounds with active methylene groups
    • G03C7/38Couplers containing compounds with active methylene groups in rings

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は多層ハロゲン化銀カラー感光材料に関
し、更に詳しくは発色性が良好であり、色再現性
が改善され、かつ画像保存性の改良され、カラー
バランスの崩れない新規なカプラーの組合せを含
有する多層ハロゲン化銀カラー感光材料(以下、
感材と呼ぶ)に関する。 (従来の技術) ハロゲン化銀カラー感材は、青色光、緑色光お
よび赤色光に感光性を有するように選択的に増感
された3種のハロゲン化銀乳剤層からなる感光層
が多層構成で支持体上に塗布されている。例え
ば、いわゆるカラー印画紙(以下カラーペーパー
と呼ぶ)では、通常露光される側から順に赤感性
乳剤層、緑感性乳剤層、青感性乳剤層が塗設され
ており、さらに各感光層の間等には、混色防止や
紫外線吸収性の中間層、保護層などが設けられ
る。 又、いわゆるカラーポジフイルムでは一般に支
持体から遠い側すなわち露光される側から、緑感
性乳剤層、赤感性乳剤層、青感性乳剤層が順に塗
設されている。カラーネガフイルムでは層配列は
多岐にわたり、露光される側から青感性乳剤層、
緑感性乳剤層、赤感性乳剤層の順に塗設されるの
が一般的であるが、同一感色性であり感度の異な
る2層以上の乳剤層を有する感材では、該乳剤層
間に感色性の異つた乳剤層が配列された感材も散
見され、漂白可能な黄色フイルター層、中間層な
どが挿入されたり、最外層に保護層などが設けら
れる。 カラー写真画像を形成させるためには、イエロ
ー、マゼンタ及びシアン3色の写真用カプラーを
感光性層に含有せしめ、露光済の感材をいわゆる
カラー現像主薬によつて発色現像処理する。芳香
族第一級アミンの酸化体がカプラーとカツプリン
グ反応することにより発色々素を与えるが、この
際のカツプリング速度はできるだけ大きく、限ら
れた現像時間内で高い発色濃度を与えるような、
発色性良好なものが好ましい。さらに発色色素
は、いずれも副吸収の少い鮮かなシアン、マゼン
タ、イエロー色素であつて良好な色再現性のカラ
ー写真画像を与えることが要求される。 他方形成されたカラー写真画像は種々の条件下
で保存性が良好であることが要求される。この要
求を満すためには、異つた色相の発色々素の褪色
あるいは変色速度が遅いこと、かつ画像濃度全域
にわたり退色の速度ができるだけ揃つていて、残
存色素像のカラーバランスが変化しないことが重
要である。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、従来の感材、特にカラーペーパーで
は、湿度および熱の影響による長期暗褪色によつ
てシアン色素像の劣化が大きくカラーバランスの
変動をきたし易く、改良が強く望まれている。従
来、暗褪色しにくいと、色相が不良であり、光褪
色・光消色しやすいシアン色素像しか与えないと
いつた相反傾向が強く、カプラーの新規な組み合
せが要望されている。 このような問題点を部分的に解消するため、従
来各カプラーの特定の組み合せが提案されてお
り、例えば特公昭52−7344号、特開昭57−200037
号、同59−57238号および特願昭58−35178号にそ
の例が記載されている。しかしながら、これらの
組み合せでは、得られる発色性が不足であつた
り、発色色素の色相が不良であり、色再現上弊害
をきたしたり、特に光あるいは熱による劣化に伴
い残存色素像のカラーバランスが変動し改良が望
まれる。 本発明は、上記の問題点を同時に解消しようと
するものであり、より具体的に述べると、本発明
の第一の目的は、シアン、マゼンタ及びイエロー
のカプラーの新規な組合せにより、発色性良好
で、得られるカラー写真画像の色再現性が改善さ
れ、かつ画像保存性が改良され、特に、長期間に
わたり暗所および曝光下のいずれでもカラーバラ
ンスが変動しないハロゲン化銀カラー写真感光材
料を提供することにある。本発明の第2の目的
は、高温および高湿度の少くとも一方の雰囲気下
で長期間保存されても画像保存性良好な、特に高
発色部のみならず階調部分のカラーバランスが変
化しないハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供
することにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明の上記諸目的は、 赤感性、緑感性および青感性の感光層を支持体
上に有するハロゲン化銀カラー写真感光材料にお
いて、下記一般式〔〕で表わされるカプラーを
赤感性の感光層に、一般式〔〕で表わされるカ
プラーを緑感性の感光層に、一般式〔〕で表わ
されるカプラーを青感性の感光層に、それぞれ含
有させ、かつ、前記赤感性の感光層に下記一般式
〔〕で表わされる紫外線吸収剤を含有させてな
ることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光
材料によつて達成された。 〔〕 〔〕 〔〕 〔〕 (上記一般式〔〕,〔〕,〔〕および〔〕
中、R1は置換もしくは無置換の、脂肪族、アリ
ール、複素環基を表わし、R2は置換基を有する
メチル基(2以上の炭素原子を含むアルキル基な
どを含む)を表わし、R3は水素原子、ハロゲン
原子、置換もしくは無置換の、アルキル、アリー
ル、アルコキシ又はアシルアミノ基を表わし、
R4は置換もしくは無置換のフエニル基を表わし、
R5は置換もしくは無置換のアリール基、無置換
のアルキル基またはアルキル基、ハロゲン原子、
アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルアミノ
基、スルホンアミド基、アミノ基、アリール基、
脂肪族もしくは芳香族スルホニル基、シアノ基も
しくはニトロ基で置換されたアリール基をもつア
リールオキシアルキル基を表わし、R6は水素原
子、アシル基又は脂肪族もしくは芳香族スルホニ
ル基を表わし、R7はハロゲン原子もしくはアル
コキシ基を表わし、Xは二価の連結基(連結原子
を含む)を表わし、R8は置換もしくは無置換の
N−フエニルカルバモイル基を表わし、R9〜R13
は、水素原子、置換もしくは無置換の、脂肪族基
又は脂肪族オキシ基、エステル基、ニトロ基、又
はハロゲン原子を示しこれらは互いに同じでも異
なつていてもよい。Y1,Y2およびY3は水素原子
又は現像主薬の酸化体とのカツプリング反応時に
離脱しうる基を表わす。さらにR2,R3又はY1
R4,R5又はY2;R8又はY3で2量体以上の多量体
を形成してもよく、上記の脂肪族基は、直鎖状、
分岐状もしくは環状のいずれでもよく、又飽和も
しくは不飽和のどちらでもよい。) 以下に本発明を更に詳細に説明する。 一般式〔〕において、R1で表わされる脂肪
族基は直鎖状もしくは環状のいずれでもよく、好
ましい炭素数は1ないし32であり、飽和でも不飽
和のいずれでもよく、メチル基、ブチル基、ヘキ
サデシル基、アリル基、シクロヘキシル基、プロ
ペニル基、プロパルギル基などが代表的な例とし
て挙げられ、R1で表わされるアリール基として
はフエニル基、ナフチル基などが代表的な例とし
て挙げられ、R1で表わされる複素環基としては
2−ピリジル基、2−フリル基、6−キノリル基
などが代表的な例として挙げられ、これらの基は
次に列挙するような置換基(置換原子を含む。以
下同じ)を1つ以上有していてもよい。許容され
る置換基としては脂肪族基(例えば、メチル基、
アリル基、シクロペンチル基など)、芳香族基
(例えばフエニル基、ナフチル基など)、複素環基
(例えば2−ピリジル基、2−イミダゾリル基、
2−フリル基、6−キノリル基など)、脂肪族オ
キシ基(例えばメトキシ基、2−メトキシエトキ
シ基、2−プロペニルオキシ基など)、芳香族オ
キシ基(例えば2,4−ジ−tert−アミルフエノ
キシ基、4−シアノフエノキシ基、2−クロロフ
エノキシ基など)、アシル基(例えばアセチル基、
ベンゾイル基など)、エステル基(例えばブトキ
シカルボニル基、フエノキシカルボニル基、アセ
トキシ基、ベンゾイルオキシ基、ブトキシスルホ
ニル基、トルエンスルホニルオキシ基など)、ア
ミド基(例えばアセチルアミノ基、メタンスルホ
ンアミド基、エチルカルバモイル基、ジエチルカ
ルバモイル基、ブチルスルフアモイル基など)、
イミド基(例えばサクシンイミド基、ヒダントイ
ニル基など)、ウレイド基(例えばフエニルウレ
イド基、ジメチルウレイド基など)、脂肪族もし
くは芳香族スルホニル基(例えば、メタンスルホ
ニル基、フエニルスルホニル基など)、脂肪族も
しくは芳香族チオ基(例えばフエニルチオ基、エ
チルチオ基など)、ヒドロキシル基、シアノ基、
カルボキシル基、ニトロ基、スルホン酸基、ハロ
ゲン原子(例えばフツ素原子、塩素原子、臭素原
子など)があり、2つ以上の置換基があるときは
同じでも異つていてもよい。 一般式〔〕においてR2は置換基を有するメ
チル基を表わし、ここでいう置換基とはR1で許
容された置換基でよい。 一般式〔〕においてR3のアルキル基、アリ
ール基、アルコキシ基、アシルアミノ基にはR1
で許容された置換基で置換されていてもよい。
R3はR2と環を形成していてもよい。 一般式〔〕において好ましいR1としは置換
基を有していてもよいアルキル基で置換アリール
オキシアルキル基が特に好ましい。 一般式〔〕において好ましいR2としては炭
素数2以上のアルキル基、もしくはアリール基、
アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルアミノ
基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アルキル
スルホニル基、アリールスルホニル基、アリール
セレノ基で置換されたアルキル基(特にメチル基
が好ましい)である。特にエチル基が好ましい。 一般式〔〕において好ましいR3は水素原子、
ハロゲン原子であり、特に好ましいのは塩素原子
である。 前記一般式〔〕,〔〕又は〔〕において、
Y1,Y2又はY3がカツプリング離脱基(以下、離
脱基と呼ぶ)を表わすとき、該離脱基は酸素、窒
素、イオウもしくは炭素原子を介してカツプリン
グ活性炭素と、脂肪族基、芳香族基、複素環基、
脂肪族・芳香族もしくは複素環スルホニル基、脂
肪族・芳香族もしくは複素環カルボニル基とを結
合するような基、ハロゲン原子、芳香族アゾ基な
どであり、これらの離脱基に含まれる脂肪族、芳
香族もしくは複素環基は、R1で許容される置換
基で置換されていてもよく、これらの置換基が2
つ以上のときは同一でも異つていてもよく、これ
らの置換基がさらにR1に許容される置換基を有
していてもよい。 カツプリング離脱基の具体例を挙げると、ハロ
ゲン原子(例えばフツ素原子、塩素原子、臭素原
子など)、アルコキシ基(例えばエトキシ基、ド
デシルオキシ基、メトキシエチルカルバモイルメ
トキシ基、カルボキシルプロピルオキシ基、メチ
ルスルホニルエトキシ基など)、アリールオキシ
基(例えば4−クロロフエノキシ基、4−メトキ
シフエノキシ基、4−カルボキシフエノキシ基な
ど)、アシルオキシ基(例えばアセトキシ基、テ
トラデカノイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基な
ど)、脂肪族もしくは芳香族スルホニルオキシ基
(例えばメタンスルホニルオキシ基、トルエンス
ルホニルオキシ基など)、アシルアミノ基(例え
ばジクロルアセチルアミノ基、ヘプタフルオロブ
チリルアミノ基など)、脂肪族もしくは芳香族ス
ルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミノ
基、p−トルエンスルホニルアミノ基など)、ア
ルコキシカルボニルオキシ基(例えばエトキシカ
ルボニルオキシ基、ベンジルオキシカルボニルオ
キシ基など)、アリールオキシカルボニルオキシ
基(例えばフエノキシカルボニルオキシ基など)、
脂肪族・芳香族もしくは複素環チオ基(例えばエ
チルチオ基、フエニルチオ基、テトラゾリルチオ
基など)、カルバモイルアミノ基(例えばN−メ
チルカルバモイルアミノ基、N−フエニルカルバ
モイルアミノ基など)、5員もしくは6員の含窒
素ヘテロ環基(例えばイミダゾリル基、ピラゾリ
ル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、1,2
−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル基など)、
イミド基(例えばスクシンイミド基、ヒダントイ
ニル基など)、芳香族アゾ基(例えばフエニルア
ゾ基など)などがあり、これらの基はさらにR1
の置換基として許容された基で置換されていても
よい。また、炭素原子を介して結合した離脱基と
して、アルデヒド類又はケトン類で四当量カプラ
ーを縮合して得られるビス型カプラーである。本
発明の離脱基は、現像抑制剤、現像促進剤など写
真的有用基を含んでいてもよい。各一般式におけ
る好ましい離脱基の組み合せについては後述す
る。 一般式〔〕における好ましいY1は水素原子、
ハロゲン原子で塩素原子が特に好ましい。 一般式〔〕において好ましいXで表わされる
二価の連結基としては−NHCO−,−COO−,−
SO2NH−,−O−,−S−,
【式】
【式】
【式】で、前か ら三基は右および左のどちらがR5についていて
もよく、後の三基は窒素原子でフエニル基に結合
される。 一般式〔〕において、R4およびR5はR1に対
して許容される置換基で置換されていてもよく2
つ以上の置換基があるときは同一でも異つていて
もよい。 一般式〔〕において好ましいR6は水素原子、
脂肪族のアシル基又は脂肪族のスルホニル基であ
り、特に好ましいR6は水素原子である。 一般式〔〕において、R7としては、ハロゲ
ン原子が好ましく、特に塩素原子が好ましい。 一般式〔〕において、好ましいY2はイオウ、
酸素もしくは窒素原子のいずれかで離脱する基で
あり、イオウ原子離脱基が特に好ましい。 一般式()で表わされるマゼンタカプラー
は、R6が水素原子のときには、下記のケトーエ
ノール形の互変異性を有することは、当業界で公
知である。 一般式〔〕において、N−フエニルカルバモ
イル基R8のフエニル基の置換基は、前記R1に対
して許容される置換基の群から任意に選択するこ
とができ、2つ以上の置換基があるときは同じで
も異なつていてもよい。 好ましいR8は下記一般式〔A〕が挙げられ
る。 一般式〔A〕 〔式中、G1はハロゲン原子又はアルコシキ基
を表わし、G2は水素原子、ハロゲン原子又は置
換基を有してもよいアルコシキ基を表わす。R14
は置換基を有してもよいアルキル基を表わす。〕 一般式〔A〕におけるG2およびR14の置換基
としては、例えばアルキル基、アルコキシ基、ア
リール基、アリールオキシ基、アミノ基、ジアル
キルアミノ基、ヘテロ環基(例えばN−モルホリ
ノ基、N−ピペリジノ基、2−フリル基など)、
ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシ基、カルボ
キシル基、スルホ基、アルコキシカルボニル基な
どが代表的なものとして挙げられる。 好ましい離脱基Y3は、下記〔〕から〔XI〕
に至る一般式で表わされる基を含む。 R20は置換されていてもよいアリール基又は複
素環基を表わす。
【式】
【式】 R21,R22は各々水素原子、ハロゲン原子、カ
ルボン酸エステル基、アミノ基、アルキル基、ア
ルキルチオ基、アルコキシ基、アルキルスルホニ
ル基、アルキルスルフイニル基、カルボン酸基、
スルホン酸基、無置換もしくは置換の、フエニル
基または複素環を表わし、これらの基は同じでも
異つてもよい。 W1は式中の
【式】と共に4員環、5 員環もしくは6員環を形成するのに要する非金属
原子を表わす。 一般式〔〕のなかで好ましくは〔〕〜
〔XI〕が挙げられる。 式中、R23,R24は各々水素原子、アルキル基、
アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基ま
たはヒドロキシ基を表わし、R25,R26およびR27
は各々水素原子、アルキル基、アリール基、アラ
ルキル基、またはアシル基を表わし、W2は酸素
またはイオウ原子を表わす。 ()から()までの一般式で表わされるカ
プラーのその他の例示化合物もしくは合成法を記
載した文献を挙げる。一般式()の化合物は特
公昭49−11572号および米国特許第3779763号など
に、一般式()の化合物は特開昭49−111631、
同56−126833および米国特許4351897などに、一
般式()の化合物は特開昭54−48541、特公昭
58−10739、米国特許4326024およびリサーチ・デ
イスクロージヤー18053などにそれぞれ記載され
ている。また、特開昭58−42045、特願昭58−
88940、同58−52923、同58−52924および同58−
52927などに記載されている高発色性バラスト基
は、()から()までの一般式の化合物のい
ずれにも連結できる。 次に一般式(),()および()で表わさ
れる化合物の具体例をそれぞれ、(C−1),(M
−1)および(Y−1)以下に記すが、本発明は
これらの例示化合物に限定されるものではない。 上記一般式(),()および()で表わさ
れるカプラーは、感光層を構成するハロゲン化銀
乳剤層中に通常ハロゲン化銀1モルあたり0.1〜
1.0モル、好ましくは0.1〜0.5モル含有される。
又、一般式(),()および()で表わされ
る各カプラー間の量比は、モル比で通常約1:
0.2〜1.5:0.5〜1.5の範囲になることが多くが、
この範囲外でも感材設計は可能である。 本発明において、前記カプラーを感光層に添加
するためには、公知の種々の技術を適用すること
ができる。通常、オイルプロテクト法として公知
の水中油滴分散法により添加することができ、例
えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
トなどフタル酸エステルやトリクレジルフオスフ
エート、トリノニルフオスフエートなどのリン酸
エステルなどの高沸点有機溶媒、又は酢酸エチル
などの低沸点有機溶媒の単独又は混合溶媒に溶解
した後、界面活性剤を含むゼラチン水溶液に乳化
分散させる。あるいは界面活性剤を含むカプラー
溶液中に水あるいはゼラチン水溶液を加え、転相
を伴つて水中油滴分散物としてもよい。またアル
カリ可溶性のカプラーは、いわゆるフイツシヤー
分散法によつても分散できる。カプラー分散物か
ら、蒸留、ヌードル水洗あるいは限外過などの
方法により、低沸点有機溶媒を除去した後、写真
乳剤と混合してもよい。 本発明のイエローカプラー、マゼンタカプラー
及びシアンカプラーを乳剤層に導入するには、た
とえばフタル酸アルキルエステル(ジブチルフタ
レート、ジオクチルフタレートなど)、リン酸エ
ステル(ジフエニルフオスフエート、トリフエニ
ルフオスフエート、トリクレジルフオスフエー
ト、ジオクチルブチルフオスフエート)、クエン
酸エステル(たとえばアセチルクエン酸トリブチ
ル)、安息香酸エステル(たとえば安息香酸オク
チル)、アルキルアミド(たとえばジエチルラウ
リルアミド)、脂肪酸エステル類(たとえばジブ
トキシエチルサクシネート、ジオクチルアゼレー
ト)、フエノール類(例えば2,4−ジ(t)アミル
フエノール)などの沸点160℃以上の高沸点有機
溶媒やたとえば酢酸エチル、酢酸ブチルのごとき
低級アルキルアセテート、プロピオン酸エチル、
2級ブチルアルコール、メチルイソブチルケト
ン、β−エトキシエチルアセテート、メチルセロ
ソルブアセテートなどの沸点30℃〜150℃の低沸
点有機溶媒が必要に応じ単独でまたは混合して使
用できる。フタル酸アルキルエステルとリン酸エ
ステルは本発明に好ましい。 一般式〔〕,〔〕および〔〕で示される同
一色相カプラー群から2種以上のカプラーを選び
併用することができる。この場合該カプラーは共
乳化することもまた別個乳化して混合することも
でき、さらに該カプラーに後記の退色防止剤をカ
プラーと混合して使用することもできる。 一般式()で表わされるカプラーは、その他
の公知のシアンカプラーと混合してもよいが、本
発明のシアンカプラーの混合モル比が30%以上好
ましくは50%以上のときに本発明の効果が顕著で
ある。混合するのに好ましいシアンカプラーとし
て、例えば特開昭56−80045に記載された化合物、
特願昭58−42671および同58−70604に記載された
化合物がある。 本発明の目的を達成させる為には高沸点有機溶
媒と本発明のイエローカプラーの重量比を1.0以
下、特に0.1〜0.8に調製することが好ましい。マ
ゼンタカプラー及びシアンカプラーの高沸点溶媒
量はカプラーの溶解性あるいは感光材料の現像性
などの観点も考慮して最適化することが好まし
く、通常は高沸点有機溶媒は本発明のマゼンタカ
プラー又はシアンカプラーの重量に対して10%〜
300%の範囲に設定される。 本発明の感材には、必要に応じて、前記一般式
で表わされる本発明のカプラー以外の特殊カプラ
ーを含有せしめることができる。たとえば、緑感
性乳剤層中には、カラードマゼンタカプラーを含
有せしめて、マスキング効果をもたせることがで
きる。また各感色性の乳剤層中あるいはその隣接
層には現像抑制剤放出カプラー(DIRカプラー)
現像抑制剤放出ハイドロキノンなどを併用するこ
ともできる。これらの化合物から、現像に伴つて
放出される現像抑制剤は、画像の鮮鋭度の向上、
画像の微粒子化あるいは単色彩度の向上などの層
間重層効果をもたらす。 本発明の写真乳剤層あるいはその隣接層中に
は、銀現像に伴つて現像促進剤もしくは造核剤を
放出するカプラーを添加して、写真感度の向上、
カラー画像の粒状性改良、階調の硬調化などの効
果を得ることもできる。 本発明に於て、一般式()で表わされる化合
物含有層中に紫外線吸収剤を含有せしめる。本発
明に使用しうる紫外線吸収剤は、リサーチ・デイ
スクロージヤー17643の第のC項に列挙されて
いる化合物群であるが、これは、前記の一般式
()で表わされるベンゾトリアゾール誘導体で
ある。 式中、R9,R10,R11,R12およびR13は 前記のとおりの意味をもつ。R12とR13は閉環
して炭素原子からなる5もしくは6員の芳香族環
を形成してもよい。これらの基のうちで置換基を
有しうるものはさらにR1に対して許容された置
換基でさらに置換されていてもよい。 本発明のシアンカプラーの発色々素像の光、熱
および湿度に対する堅牢性を向上させるために、
紫外線吸収剤、すなわち、前記一般式()で表
わされる化合物の少くとも1つをシアンカプラー
と共存させるまた、特開昭54−48535に記載され
た立体障害フエノール類を前記紫外線吸収剤と併
用して又は併用せずに共存せしめてもよい。好ま
しくはこれらの化合物は共乳化させて使用する。
前記の立体障害フエノール類の具体例を下に示
す。 上記一般式()で表わされる化合物は、単独
また2種以上を混合使用できる。以下UV−1〜
19に代表的な化合物例を記す。 前記一般式()で表わされる化合物の合成法
あるいはその他の化合物例は、特公昭44−29620
号、特開昭50−151149号、特開昭54−95233号、
米国特許第3766205号、EP0057160号、リサー
チ・デイスクロージヤー22519(1983、No.225)な
どに記載されている。また、特開昭58−111942、
特願昭57−61937、同57−63602、同57−129780お
よび同57−133371に記載された高分子量の紫外線
吸収剤を使用することもでき、その具体例をUV
−20に示した。低分子と高分子の紫外線吸収剤を
併用することもできる。 前記の紫外線吸収剤はカプラーと同様に高沸点
有機溶媒及び低沸点有機溶媒の単独もしくは混合
溶媒に溶解され親水性コロイド中に分散される。
高沸点有機溶媒と紫外線吸収剤の量には特別な限
定はないが、通常紫外線吸収剤の重量に対し高沸
点有機溶媒を0%〜300%の範囲で使用する。常
温で液体の化合物の単独又は併用は好ましい。 本発明のカプラーの組合せに、前記一般式
()の紫外線吸収剤を併用すると、発色々素画
像特にシアン画像の保存性、特に耐光堅牢性を改
良することができる。この紫外線吸収剤とシアン
カプラーを共乳化してもよい。 紫外線吸収剤の塗布量はシアン色素画像に光安
定性を付与するに足る量であればよいが、あまり
に多量用いるとカラー写真感光材料の未露光部
(白地部)に黄変をもたらすことがあるので、通
常好ましくは1×10-4モル/m2〜2×10-3モル/
m2、特に5×10-4モル/m2〜1.5×10-3モル/m2
の範囲に設定される。 通常のカラーペーパーの感材層構成では、シア
ンカプラー含有赤感性乳剤層に隣接する両側のい
ずれか一層、好ましくは両側の層に、紫外線吸収
剤を含有せしめる。緑感層と赤感層の間の中間層
に紫外線吸収剤を添加するときは、混色防止剤と
共乳化してもよい。紫外線吸収剤が保護層に添加
されるときは、最外層としてもう一層別の保護層
が設塗されてもよい。この保護層には、任意の粒
径のマツト剤などを含有せしめることができる。 発色々素画像、特にイエローおよびマゼンタ画
像の保存性を向上させるために、各種の有機系お
よび金属錯体系の退色防止剤を併用することがで
きる。有機系の退色防止剤としてはハイドロキノ
ン類、没食子酸誘導体、P−アルコキシフエノー
ル類、P−オキシフエノール類などがあり、色素
像安定剤、ステイン防止剤もしくは酸化防止剤
は、リサーチ・デイスクロージヤー17643の第
のIないしはJ項に特許が引用されている。また
金属錯体系の退色防止剤は、リサーチデイスクロ
ージヤー15162などに記載されている。 黄色画像の熱および光に対する堅牢性を改良す
るために、フエノール類、ハイドロキノン類、ヒ
ドロキシクロマン類、ヒドロキシクマラン類、ヒ
ンダードアミン類及びこれらのアルキルエーテ
ル、シリルエーテルもしくは加水分解性前駆体誘
導体に属する多くの化合物を使用できるが、次の
一般式(XII)および()で表わされる化合物
が一般式()から得られる黄色画像に対する光
堅牢性と熱堅牢性を同時に改良するのに有効であ
る。
【式】
【式】 〔上記一般式(XII)又は()中、R40は、
水素原子、脂肪族基、芳香族基、複素環基又は置
換シリル基
【式】を表わす。ここでR50, R51又はR52は同じでも異つていてもよく、それ
ぞれ脂肪族基、芳香族基、脂肪族オキシ基又は芳
香族オキシ基を表わし、これらの基はR1で許容
された置換基を有してもよい。R41,R42,R43
R44およびR45は同じでも異つていてもよく、そ
れぞれ、水素原子、アルキル基、アリール基、ア
ルコキシ基、ヒドロキシル基、モノもしくはジア
ルキルアミノ基、イミノ基およびアシルアミノ基
を表わす。R46,R47,R48およびR49は同じでも
異つていてもよく、それぞれ水素原子およびアル
キル基を表わす。Zは水素原子、脂肪族基、アシ
ル基、脂肪族もしくは芳香族スルホニル基、脂肪
族もしくは芳香族スルフイニル基、オキシラジカ
ル基およびヒドロキシル基を表わす。 Aは、5員、もしくは7員環を形成するのに必
要な非金属原子群を表わす。〕 一般式(XII)または()で表わされる化合
物例を以下に挙げるが、これらに限られるもので
はない。 一般式(XII)又は()に該当する化合物の
合成法あるいは上掲以外の化合物例は、英国特許
1326889号、同1354313号、同1410846号、米国特
許3336135号、同4268593号、特公昭51−1420号、
同52−6623号、特開昭58−114036号、同59−5246
号に記載されている。 一般式(XII)、および()で表わされる化
合物は2種以上と併用して用いてもよく、さらに
従来から知られている退色防止剤と組合せて用い
てもよい。 一般式(XII)、および()で表わされる化
合物の使用量は組合せて用いる黄色カプラーの種
類により異なるが、黄色カプラーに対して0.5〜
200重量%、好ましくは2〜150重量%の範囲で使
用して所期の目的を達成できる。好ましくは、一
般式()のイエローカプラーと共乳化するのが
好ましい。 本発明の一般式()で表わされるカプラーの
マゼンタ発色々素に対しても、前記の各種色素像
安定剤、ステイン防止剤もしくは酸化防止剤が保
存性改良に有効であるが、下記一般式(),
(),(),(),()および(

で表わされる化合物群は特に耐光堅牢性を大きく
改良するので、好ましい。 一般式() 一般式() 一般式() 一般式() 一般式() 一般式() 〔上記の()から()までの一般式
中、R60は一般式(XII)のR40と同義であり、
R61,R62,R64およびR65は同じでも異つていて
もよく、それぞれ、水素原子、脂肪族基、芳香族
基、アシルアミノ基、モノもしくはジアルキルア
ミノ基、脂肪族もしくは芳香族チオ基、アシルア
ミノ基、脂肪族もしくは芳香族オキシカルボニル
基又は−OR40を表わす。R40とR61とは互いに結
合して5員もしくは6員環を形成してもよい。ま
た、R61とR62とで5員もしくは6員環を形成し
てもよい。X1は2価の連結基を表わす。R66およ
びR67は同じでも異つていてもよく、それぞれ水
素原子、脂肪族基、芳香族基または水酸基を表わ
す。R68は水素原子、脂肪族基又は芳香族基を表
わす。R66とR67とが一緒に5員もしくは6員環
を形成してもよい。Mは、Cu,Co,Ni,Pd又は
Ptを表わす。R61からR68までの置換基が脂肪族
基又は芳香族基のとき、R1に許容した置換基で
置換されていてもよい。nは零から6までの整数
を表わし、mは零から4までの整数を表わし、そ
れぞれR61又はR62の置換数を意味し、これらが
2以上のときはR61又はR62は同じでも異つてい
ても良い。〕 一般式()において、好ましいX1は、
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】などが代表例として挙げられ、 ここでR70は水素原子又はアルキル基を表わす。 一般式()において好ましいR61は水素結
合しうる基である。R62,R63およびR64で表わさ
れる基のうち少くとも1つが水素原子、水酸基、
アルキル基またはアルコキシ基であるような化合
物は好ましく、R61からR68までの置換基は、そ
れぞれ含まれる炭素原子合計が4以上の置換基で
あることが好ましい。 以下に()から()までの一般式で表
わされる代合物の具体例を記すが、これに限定さ
れるものではない。 これらの化合物は米国特許3336135号、同
3432300号、同3573050号、同3574627号、3700455
号、同3764337号、同3935016号、同3982944号、
同4254216号、同4279990号、英国特許1347556号、
同2062888号、同2066975号、同2077455号、特願
昭58−205278号、特開昭52−152225号、同53−
17729号、同53−20327号、同54−145530号、同55
−6321号、同55−21004号、同58−24141号、同59
−10539号、特公昭48−31625号および同54−
12337号明細書に合成方法および上掲以外の化合
物例が記載されている。 本発明に用いられる退色防止剤のうち、()
から()までの一般式で示される化合物は、
本願のマゼンタカプラーに対して、10〜200モル
%、好ましくは30〜100モル%添加される。一方、
一般式()で示される化合物は本願のモゼン
タカプラーに対して1〜100モル%、好ましくは
5〜40モル%添加される。これらの化合物はマゼ
ンタカプラーと共乳化するのが好ましい。 褪色防止のために、例えば特開昭49−11330号、
特開昭50−57223号には酸素透過率の低い物質か
ら成る酸素遮断層で色素画像を囲む技術が、また
特開昭56−85747号にはカラー写真感光材料の色
像形成層の支持体側に酸素透過率が20ml/m2
hr.atom以下の層を設けることが開示されてお
り、本発明に適用できる。 本発明に係るハロゲン化銀乳剤層には各種のハ
ロゲン化銀を使用することができる。たとえば、
塩化銀、臭化銀、塩臭化銀、沃臭化銀あるいは塩
沃臭化銀などである。2ないし20モル%の沃化銀
を含む沃臭化銀、10ないし50モル%の臭化銀を含
む塩臭化銀は好ましい。ハロゲン化銀粒子の結晶
形、結晶構造、粒径、粒径分布等には限定はな
い。ハロゲン化銀の結晶は、正常晶でも双晶でも
よく、六面体、八面体、14面体のいずれであつて
もよい。リサーチデイスクロージヤー22534に記
載されたような、厚味が0.5ミクロン以下、径は
少くとも0.6ミクロンで、平均アスペクト比が5
以上の平板粒子であつてもよい。 結晶構造は一様なものでも、内部と外部が異質
な組成であつてもよく、層状構造をなしていて
も、またエビタキシヤル接合によつて組成の異な
るハロゲン化銀が接合されていてもよく、種々の
結晶形の粒子の混合から成つていてもよい。 また潜像を主として粒子表面に形成するもので
も、内部に形成するものでもよい。 ハロゲン化銀の粒径は、0.1ミクロン以下の微
粒子でも投影面積直径が3ミクロンに至る迄の大
サイズ粒子でもよく、狭い分布を有する単分散乳
剤でも、あるいは広い分布を有する多分散乳剤で
もよい。 これらのハロゲン化銀粒子は、当業界において
慣用されている公知の方法によつて製造すること
ができる。 前記ハロゲン化銀乳剤は、通常行なわれる化学
増感即ち、硫黄増感法、貴金属増感法、あるいは
これらの併用により増感できる。さらに本発明に
係るハロゲン化銀乳剤は増感色素を用いて所望の
感光波長域に感色性を付与することができる。本
発明に有利に用いられる色素類としては、後に詳
述するシアニン、ヘミシアニン、ロダシアニン、
メロシアニン、オキソノール、ヘミオキソノール
などのメチン色素及びスチリル色素があり、1種
あるいは2種以上を組合せて用いることができ
る。 本発明に使用する支持体としては、ポリエチレ
ンテレフタレートや三酢酸セルロースなどの透明
支持体や以下に述べる反射支持体のいずれを用い
てもよい。反射支持体の方がより好ましく、例え
ば、バライタ紙、ポリエチレン被覆紙、ポリプロ
ピレン系合成紙、反射層を併設した、或は反射体
を併用する透明支持体、例えばガラス板、ポリエ
チレンテレフタレート、三酢酸セルロースあるい
は硝酸セルロースなどのポリエステルフイルム、
ポリアミドフイルム、ポリカーボネートフイル
ム、ポリスチレンフイルム等があり、これらの支
持体は使用目的によつて適宜選択できる。 本発明の青感性、緑感性及び赤感性各乳剤はメ
チル色素その他によつて各々感色性を有するよう
に分光増感されたものである。用いられる色素に
は、シアニン色素、メロシアニン色素、複合シア
ニン色素、複合メロシアニン色素、ホロポーラー
シアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル色
素、およびヘミオキソノール色素が包含される。
特に有用な色素はシアニン色素、メロシアニン色
素および複合メロシアニン色素に属する色素であ
る。これらの色素類には塩基性異節環核としてシ
アニン色素類に通常利用される核のいずれをも適
用できる。すなわち、ピロリン核、オキサゾリン
核、チアゾリン核、ピロール核、オキサゾール
核、チアゾール核、セレナゾール核、イミダゾー
ル核、テトラゾール核、ピリジン核など;これら
の核に脂環式炭化水素環が融合した核;およびこ
れらの核に芳香族炭化水素環が融合した核、すな
わち、インドレニン核、ベンズインドレニン核、
インドール核、ベンズオキサゾール核、ナフトオ
キサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチア
ゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミダ
ゾール核、キノリン核などが適用できる。これら
の核は炭素原子上に置換されていてもよい。 メロシアニン色素または複合メロシアニン色素
にはケトメチレン構造を有する核として、ピラゾ
リン−5−オン核、チオヒダントイン核、2−チ
オオキサゾリジン−2,4−ジオン核、チアゾリ
ジン−2,4−ジオン核、ローダニン核、チオバ
ルビツール酸核などの5〜6員異節環核を適用す
ることができる。 これらの増感色素は単独に用いてもよいが、そ
れらの組合せを用いてもよく、増感色素の組合せ
は特に強色増感の目的でしばしば用いられる。そ
の代表例は米国特許2688545号、同2977229号、同
3397060号、同3522052号、同3527641号、同
3617293号、同3628964号、同3666480号、同
3672898号、同3679428号、同3703377号、同
3769301号、同3814609号、同3837862号、同
4026707号、英国特許1344281号、同1507803号、
特公昭43−4936号、同53−12375号、特開昭52−
110618号、同52−109925号に記載されている。 増感色素とともに、それ自身分光増感作用をも
たない色素あるいは可視光を実質的に吸収しない
物質であつて、強色増感を示す物質を乳剤中に含
んでもよい。 本発明のカラー写真感光材料には上記の構成層
の他に下塗層、中間層、保護層などの補助層を設
けることができる。また必要に応じて赤感性ハロ
ゲン化銀乳剤層と緑感性ハロゲン化銀乳剤層の間
に第2の紫外線吸収層を設けてもよい。この紫外
線吸収層には前述した紫外線吸収剤を用いるのが
好ましいが、他の公知の紫外線吸収剤を用いても
よい。 写真乳剤の結合剤または保護コロイドとして
は、ゼラチンを用いるのが有利であるが、それ以
外の親水性コロイドも用いることができる。 たとえば、ゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高
分子とのグラフトポリマー、アルブミン、カゼイ
ン等の蛋白質;ヒドロキシエチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、セルローズ硫酸エス
テル類等の如きセルロース誘導体、アルギン酸ソ
ーダ、澱粉誘導体などの糖誘導体;ポリビニルア
ルコール、ポリビニルアルコール部分アセター
ル、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリル
酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等
の単一あるいは共重合体の如き多種の合成親水性
高分子物質を用いることができる。 ゼラチンとしては石炭処理ゼラチンのほか、酸
処理ゼラチンやブルチン・オブ・ザ・ソサイエテ
イ・オブ・サイエンテイフツク・フオトグラフイ
ー・オブ・ジヤパンNo.16、30頁(1966)に記載さ
れたような酵素処理ゼラチンを用いてもよく、ま
た、ゼラチンの加水分解物や酵素分解物も用いる
ことができる。 本発明の感光材料において、写真乳剤層その他
の親水性コロイド層にはスチルベン系、トリアジ
ン系、オキサゾール系、あるいはクマリン系など
の増白剤を含んでもよい。これらは水溶性のもの
でもよく、また水不溶性の増白剤を分散物の形で
用いてもよい。蛍光増白剤の具体例は米国特許
2632701号、同3269840号、同3359102号、英国特
許852075号、同1319763号、リサーチ・デイスク
ロージヤー176巻17643(1978年12月発行)の24頁
左欄9〜36行目のBrightenersの記述などに記載
されている。 本発明の感光材料において、親水性コロイド層
に染料や紫外線吸収剤などが含有される場合に、
それらは、カチオン性ポリマーなどによつて媒染
されてもよい。例えば、英国特許685475号、米国
特許2675316号、同2839401号、同2882156号、同
3048487号、同3184309号、同3445231号、西独特
許出願(OLS)1914362号、特開昭50−747624
号、同50−71332号等に記載されているポリマー
を用いることができる。 本発明の感光材料は、色カブリ防止剤として、
ハイドロキノン誘導体、アミノフエノール誘導
体、没食子酸誘導体、アスコルビン酸誘導体など
を含有してもよく、その具体例は、米国特許
2360290号、同2336327号、同2403721号、同
2418613号、同2675314号、同2701197号、同
2704713号、同2728659号、同2732300号、同
2735765号、特開昭50−92988号、同50−92989号、
同50−93928号、同50−110337号、同52−146235
号、特公昭50−23813号等に記載されている。 本発明のカラー写真感光材料には上記の他にこ
の分野で公知の種々の写真用添加剤、例えば安定
剤、カブリ防止剤、界面活性剤、本発明以外のカ
プラー、フイルター染料、イラジエーシヨン防止
染料、現像主薬等を必要に応じて添加することが
でき、その例はリサーチ・デイスクロージヤー
17643に記載されている。 更に場合によつてはハロゲン化銀乳剤層又は他
の親水性コロイド層中に実質的に感光性を持たな
い微粒子ハロゲン化銀乳剤(例えば平均粒子サイ
ズ0.20μ以下の塩化銀、臭化銀、塩臭化銀乳剤)
を添加してもよい。 本発明に用いることができる発色現像液は、好
ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主
成分とするアルカリ性水溶液である。発色現像主
薬として、4−アミノ−N,N−ジエチルアニリ
ン、3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエチル
アニリン、4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒ
ドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミ
ノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニ
リン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N
−β−メタンスルホアミドエチルアニリン、4−
アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−メト
キシエチルアニリンなどが代表例として挙げられ
る。 発色現像液は、アルカリ金属の亜硫酸塩、炭酸
塩、ホウ酸塩、及びリン酸塩の如きPH緩衝剤、臭
化物、沃化物、及び有機カブリ防止剤の如き現像
抑制剤ないし、カブリ防止剤などを含むことがで
きる。又必要に応じて、硬水軟化剤、ヒドロキシ
ルアミンの如き保恒剤、ベンジルアルコール、ジ
エチレングリコールの如き有機溶剤、ポリエチレ
ングリコール、四級アンモニウム塩、アミン類の
如き現像促進剤、色素形成カプラー、競争カプラ
ー、ナトリウムボロンハイドライドの如きかぶら
せ剤、1−フエニル−3−ピラゾリドンの如き補
助現像薬、粘性付与剤、米国特許4083723号に記
載のポリカルボン酸系キレート剤、西独公開
(OLS)2622950号に記載の酸化防止剤などを含
んでもよい。 発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理され
る。漂白処理は、定着処理と同時に行われてもよ
いし、個別に行われてもよい。漂白剤としては、
例えば鉄()、コバルト()、クロム()、
銅()などの多価金属の化合物、過酸類、キノ
ン類、ニトロソ化合物等が用いられる。例えば、
フエリシアン化物、重クロム酸塩、鉄()また
はコバルト()の有機錯塩、例えばエチレンジ
アミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、1,3−ジア
ミノ−2−プロパノール四酢酸などのアミノポリ
カルボン酸類あるいはクエン酸、酒石酸、リンゴ
酸などの有機酸の錯塩;過硫酸塩、過マンガン酸
塩;ニトロソフエノールなどを用いることができ
る。これらのうちフエリシアン化カリ、エチレン
ジアミン四酢酸鉄()ナトリウム及びエチレン
ジアミン四酢酸鉄()アンモニウムは特に有用
である。エチレンジアミン四酢酸鉄()錯塩は
独立の漂白液においても、一浴漂白定着液におい
ても有用である。 発色現像あるいは漂白定着処理の後に水洗して
もよい。発色現像は18℃と55℃の間の任意の温度
で実施てきる。好ましくは30℃以上、特に好まし
くは35℃以上で発色現像を行う。現像所要時間は
約3分半ないし約1分の範囲で短い方が好まし
い。連続現像処理には液補充が好ましく、処理面
積1平方メートルあたり330c.c.ないし160c.c.、好
ましくは100c.c.以下の液を補充する。現像液中の
ベンジルアルコールは5ml/以下が好ましい。
漂白定着は、18℃から50℃の任意の温度で実施で
きるが30℃以上が好ましい。35℃以上にすると、
処理時間を1分以下にすることができ、また液補
充量を減少できる。発色現像又は漂白定着後の水
洗所要時間は通常3分以内であり、安定浴を用い
て1分以内の水洗にすることもできる。 発色した色素は、光・熱あるいは湿度で劣化す
る以外に保存中カビによつても劣化退色する。シ
アン色像は特にカビによる劣化が大きく、防カビ
剤を使用することが好ましい。防カビ剤の具体例
は、特開昭57−157244に記載されているような2
−チアゾリルベンツイミダゾール類がある。防カ
ビ剤は感材に内蔵させてもよく、現像処理工程で
外部から添加されてもよく、処理済の感材に共存
すれば任意の工程で付加させることができる。 (発明の効果) 本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料にお
いては、シアン、マゼンタ及びイエローのカプラ
ーと紫外線吸収剤の新規な組合せにより、発色性
良好で、得られるカラー写真画像の色再現性が改
善され、かつ画像保存性が改良され、特に、長期
間にわたり暗所および曝光下のいずれでもカラー
バランスが変動しないカラー写真画像が得られる
という優れた効果を奏する。本発明のハロゲン化
銀カラー写真感光材料は、高温および高湿度の少
なくとも一方の雰囲気下で長期間保存されても画
像保存性良好な、特に高発色部のみならず階調部
分のカラーバランスが変化しない耐光性および暗
熱安定性の優れたカラー写真画像を与える。 (実施例) 以下に実施例を掲げ本発明を更に詳細に説明す
る。 〈実施例 1〉 第1表に記載した様に両面ポリエチレンラミネ
ート紙に第1層(最下層)〜第7層(最上層)を
塗布しカラー写真感光材料を作製した。(試料A
〜M) 上記第一層目の塗布液は次のようにして調製し
た。すなわち第1表に示したイエローカプラー
100gをジブチルフタレート(DBP)166.7ml及び
酢酸エチル200mlの混合液に溶解し、この溶液を
1%ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶
液80mlを含む10%ゼラチン水溶液800gに乳化分
散させ、次のこの乳化分散物を青感性塩臭化銀乳
剤(Br80%)1450g(Agで66.7g含有)に混合
して塗布液を調製した。他の層は同様の方法によ
り塗布液を調製した。各層の硬膜剤としては2,
4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジ
ン・ナトリウム塩を用いた。 又各乳剤の分光増感剤としては次のものを用い
た。 青感性乳剤層;3,3′−ジ−(r−スルホプロピ
ル)−セレナシアニンナトリウム塩(ハロゲ
ン化銀1モル当り2×10-4モル) 緑感性乳剤層;3,3′−ジ−(r−スルホプロピ
ル)−5,5′−ジフエニル−9−エチルオキ
サカルボシアニンナトリウム塩(ハロゲン化
銀1モル当り2.5×10-4モル) 赤感性乳剤層;3,3′−ジ−(r−スルホプロピ
ル)−9−メチル−チアジカルボシアニンナ
トリウム塩((ハロゲン化銀1モル当り2.5×
10-4モル) 各乳剤層のイラジエーシヨン防止染料としては
次の染料を用いた。 第1表中、TOPはトリ(n−オクチルフオス
フエート)を表わし、a〜iの化合物の化学構造
は下記の通りである。 g:例示化合物G−1 h:例示化合物G−14 i:例示化合物B−18 これらの試料をフジカラーヘツド690引伸し機
(富士写真フイルム社製)にて階調露光した後、
下記の現像処理を行つた。 現像液 ニトリロトリ酢酸・3Na 2.0g ベンジルアルコール 15ml ジエチレングリコール 10ml Na2SO3 2.0g KBr 0.5g ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.0g 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
〔β−(メタンスルホンアミド)エチル〕−p−
フエニレンジアミン・硫酸塩 5.0g Na3CO3(1水塩) 30g 水を加えて1にする (PH10.1) 漂白定着液 チオ硫酸アンモニウム(70wt%) 150ml Na2SO3 15g NH4〔Fe(EDTA)〕 55g EDTA・2Na 4g 水を加えて1にする (PH6.9) 処理工程 温 度 時 間 現像液 33℃ 3分30秒 漂白定着液 33℃ 1分30秒 水 洗 28〜35℃ 3分 乾 燥 この様にして現像処理した各試料を100℃1週
間、(80℃4週間、)60℃−70%RH8週間の条件
下に保存する暗熱退色試験を行なつた。試験前後
の各試料のイエロー・マゼンタおよびシアン濃度
をマクベス濃度計RD−514型を用いてそれぞれ
青色光・緑色光および赤色光にて測定した。初濃
度1.0の部分の試験後の測定値を第2表に示した。 第2表により次のことがわかる。 比較例の試料A及びBは暗熱退色により、シア
ン濃度が著しく低下するがマゼンタ・イエロー濃
度の低下は殆んど起こらない。実際のプリントで
はシアン濃度だけが低下するために全体のカラー
バランスがくずれ赤味になつてしまう。 また湿度がかつた条件下でも同様のことが起つ
ている。 また比較例の試料C及びDも暗熱退色によるシ
アン濃度の低下が大きく、実際のプリントではシ
アン濃度だけが低下するために全体のカラーバラ
ンスがくずれたものとなつた。 これに対し、本発明の試料E,F及びGはシア
ン濃度の低下が少なく、イエロー・マゼンタ・シ
アンの3色の濃度バランスが保たれており、視覚
的に目立たない褪色挙動を示している。
【表】
【表】
【表】 〈実施例 2〉 三酢セルローズ支持体の上の次の第1層(最下
層)〜第6層(最上層)を塗布して多層カラー感
光フイルム(試料1〜3)を作成した。 (表中mg/m2は塗布量を表わす。)
【表】
【表】 第3層中には、第3表に示したカプラーおよび
カプラー溶媒を使用して試料1〜3を作成した。 各試料フイルムに連続ウエツジを通して、青色
光、緑色光、赤色光の露光を与え、下記の現像処
理を施した。 処理後に得られた試料について、それぞれ、赤
色光に対する光学濃度を測定し、第4表のガン
マ、最高濃度を得た。 次に現像済みの各フイルムの色相を評価するた
め、日立製作所製340型自記分光光度計を用いて、
シアン色像の分光濃度を求め、最高濃度波長
(λmax)と短波側吸収半値巾(λ1/2)を求め、
第4表に示した。 更に、現像済の各フイルムのシアン色像の堅牢
性の試験を行つた。試料を100℃で暗所に3日間
放置した後の堅牢性、60℃で70%RHの暗所に6
週間放置した時の堅牢性、並びにキセノン試験器
(2万ルクス)で7日間光を当てた時の堅牢性を
夫々初濃度1.0における濃度低下率で表わし、第
4表に示した。シアンの低下は光消色が回復した
状態での濃度に基づく。 現像処理工程 発色現像 36℃ 3分 停 止 36℃ 40秒 第一定着 36℃ 40秒 漂 白 36℃ 1分 第二定着 36℃ 40秒 水 洗 30℃ 30秒 発色現像液組成 亜硫酸ナトリウム 5g 4−アミノ−3−メチル−N,N−ジエチルア
ニリン 3g 炭酸ナトリウム 20g 臭化カリウム 2g 水を加えて 1 PH10.5 停止液組成 硫酸(6N) 50ml 水を加えて 1 PH1.0 定着液組成 チオ硫酸アンモニウム 60g 亜硫酸ナトリウム 2g 亜硫酸水素ナトリウム 10g 水を加えて 1 PH5.8 漂白液組成 フエリシアン化カリウム 30g 臭化カリウム 15g 水を加えて 1 PH6.5 第4表の結果から、本発明によるカプラーの使
用により、公知比較カプラーを使用した場合より
も優れた発色性(高いガンマ、高い最高濃度)と
同時に優れた色像堅牢性を示すことがわかる。
【表】
【表】 比較例 実施例1の試料番号Aと同様にして両面ポリエ
チレンラミネート紙上、第1層(最下層)〜第7
層(最上層)をカプラー、ゼラチン、紫外線吸収
剤、溶媒、退色防止剤、ハロゲン化乳剤(銀量換
算)のモル量を変えずに、ただし紫外線吸収剤の
添加層及びカプラーの種類を第5表のように変え
て添加塗布した試料を作成した。 各試料を実施例1と同様に露光、現像処理し、
次の退色条件で試験した。いずれも初濃度1.0の
変化である。 耐熱性(暗保存性) 100℃ 1週間保存 耐湿熱性 80℃−70%RH 2週間保存 光堅牢性 キセノン試験器 10万ルツクス 5日間 その結果を第6表に示した。
【表】
【表】
【表】 第6表の結果から次のことがわかる。 3−メチルフエノール系カプラーを使用した試
料(a,b)において、紫外線吸収剤を使用した
試料bの方が多少、暗保存(100℃、1週間;80
℃−70%RH、2週間)において優れているが、
その効果が顕著に現われるのは、本発明に従う、
3−エチルフエノール系カプラーを使用した試料
dである。試料eにおいて、本発明で規定する以
外のマゼンタカプラーを使用すると、暗保存のみ
ならず光退色においても、本発明のカプラーに劣
ることがわかる。また、同様に、本発明で規定す
る以外のイエローカプラーを用いる(試料f)
と、暗保存と光退色が劣り、イエロー、マゼン
タ、シアンの色バランスをくずしていることがわ
かる。 試料g〜jにおいて、2,5−ジアシルアミノ
フエノール系カプラーを使用すると、紫外線吸収
剤の有無にかかわらず(ほとんど差が出ない)、
暗保存性には優れるが、光退色が著しく大きくな
り、光堅牢性において3色のバランスを大きくく
ずしていることがわかる。 また、試料cとdの比較から明らかなように、
UV吸収剤をイエローカプラー含有層(第1層)
に含有せしめてもDRの退色は改善されず、カラ
ーバランスは改善されない。これは、UV吸収剤
をマゼンタカプラー含有層(第3層)に含有せし
めても同様の結果であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 赤感性、緑感性および青感性の感光層を支持
    体上に有するハロゲン化銀カラー写真感光材料に
    おいて、下記一般式〔〕で表わされるカプラー
    を赤感性の感光層に、一般式〔〕で表わされる
    カプラーを緑感性の感光層に、一般式〔〕で表
    わされるカプラーを青感性の感光層に、それぞれ
    含有させ、かつ、前記赤感性の感光層に下記一般
    式〔〕で表わされる紫外線吸収剤を含有させて
    なることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感
    光材料。 〔〕 〔〕 〔〕 〔〕 (上記一般式〔〕,〔〕,〔〕および〔〕
    中、R1は置換もしくは無置換の、脂肪族、アリ
    ール、複素環基を表わし、R2は置換基を有する
    メチル基(2以上の炭素原子を含むアルキル基な
    どを含む)を表わし、R3は水素原子、ハロゲン
    原子、置換もしくは無置換の、アルキル、アリー
    ル、アルコキシ又はアシルアミノ基を表わし、
    R4は置換もしくは無置換のフエニル基を表わし、
    R5は置換もしくは無置換のアリール基、無置換
    のアルキル基またはアルキル基、ハロゲン原子、
    アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルアミノ
    基、スルホンアミド基、アミノ基、アリール基、
    脂肪族もしくは芳香族スルホニル基、シアノ基も
    しくはニトロ基で置換されたアリール基をもつア
    リールオキシアルキル基を表わし、R6は水素原
    子、アシル基又は脂肪族もしくは芳香族スルホニ
    ル基を表わし、R7はハロゲン原子もしくはアル
    コキシ基を表わし、Xは二価の連結基(連結原子
    を含む)を表わし、R8は置換もしくは無置換の
    N−フエニルカルバモイル基を表わし、R9〜R13
    は、水素原子、置換もしくは無置換の、脂肪族基
    又は脂肪族オキシ基、エステル基、ニトロ基、又
    はハロゲン原子を示しこれらは互いに同じでも異
    なつていてもよい。Y1,Y2およびY3は水素原子
    又は現像主薬の酸化体とのカツプリング反応時に
    離脱しうる基を表わす。さらにR2,R3又はY1
    R4,R5又はY2;R8又はY3で2量体以上の多量体
    を形成してもよく、上記の脂肪族基は、直鎖状、
    分岐状もしくは環状のいずれでもよく、又飽和も
    しくは不飽和のどちらでもよい。)
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