JPS5950977B2 - カラ−写真感光材料 - Google Patents

カラ−写真感光材料

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JPS5950977B2
JPS5950977B2 JP51063099A JP6309976A JPS5950977B2 JP S5950977 B2 JPS5950977 B2 JP S5950977B2 JP 51063099 A JP51063099 A JP 51063099A JP 6309976 A JP6309976 A JP 6309976A JP S5950977 B2 JPS5950977 B2 JP S5950977B2
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color
coupler
compound
alkyl group
layer
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慶一 安達
忠夫 「肉」戸
皎生 三井
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/392Additives
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    • G03C7/39212Carbocyclic
    • G03C7/39216Carbocyclic with OH groups
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    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/11Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms
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    • C07C37/16Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms by condensation involving hydroxy groups of phenols or alcohols or the ether or mineral ester group derived therefrom
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    • C07C39/245Halogenated derivatives monocyclic polyhydroxylic containing halogens bound to ring carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は色カブリ (色汚染ともいう)を防止したカラ
ー写真感光材料に関し、更に詳しくは、改良されたハイ
ドロキノン誘導体を色カブリ防止剤として含むハロゲン
化銀カラー写真感光材料に関する。
ハロゲン化銀写真感光乳剤中に色形成カプラーを含有し
、パラ・フェニレンジアミンなどの発色現像薬を用いて
現像するタイプのカラー写真感材において、「色カブリ
」現象が生じることはよく知られており、これを防止す
るために種々のアルキル・ハイドロキノンを用いる方法
が古くから提案されている。
例えば、モノ直鎖アルキル・ハイドロキノンを用いる事
については、米国特許2728659や特開昭49−1
06329などに、またモノ分岐アルキル・ハイドロキ
ノンを用いる事については米国特許3700453、O
LS2149789、特開昭50−156438や同4
9−106329に記載されている。
一方、ジ直鎖アルキル・ハイドロキノンについては、米
国特許2728659、同2732300(対応英国特
許752147)、英国特許752146、同1086
208や「ケミカル・アブストラクト」誌58巻636
7れなどに、またジ分岐アルキル・ハイドロキノンにつ
いては、米国特許3700453、同2732300、
英国特許1086208、前掲「ケミカル・アブストラ
クト」誌、特開昭50一156438や特公昭50−2
1249などに記載がある。その他、アルキル・ハイド
ロキノンを色カブリ防止剤として用いる事については、
英国特許558258、同557750(対応米国特許
2360290)、同557802、同731301(
対応米国特許2701197)、米国特許233632
9、同240371、同3582333、や0LS25
05016(対応特開昭50−110337)にも記載
がある。最近のカラー写真感光材料の製造技術分野では
より高品質のカラー写真を得るために、写真感度を低下
させることなく色カブリをより一層効率的に防止でき、
しかもそれ自身溶解度が良く更に発色現像によつて形成
された色素画像の光堅牢性の改良にも寄与する新しい色
カブリ防止剤の開発が強く望まれている。
従つて、本発明の目的は、写真感度を低下させることな
く色カブリ効率を一層改良させる新規な色カブリ防止剤
を提供することにあり、更に他の目的はこの新規な色カ
ブリ防止剤を含むカラー写真感光材料を提供する事にあ
る。
これらの目的は下記一般式(I)で表わされる、三級ア
ルキル基を少くとも1つ有する非対称ハイドロキノン化
合物またはその前駆体がベンゾイルアセトアニリド化合
物またはピバロイルアセトアニリド化合物を黄色カプラ
ーとして含むハロゲン化銀乳剤層に存在していることを
特徴とするカラー写真感光材料によつて効果的に達成す
ることができる。
ここで、「前駆体」とは加水分解してハイドロキノン類
を放出する化合物を意味し、例えばハイドロキノン類の
ヒドロキシ基の一つもしくは二つがアシル化〔「アシル
基」としては広義のアシル基を意味し、例えば(ここで
Rはアルキル基の如き脂肪族基を表わす。
)などされた化合物などを挙げる事ができる。式中、R
”は直鎖アルキル基(例えば炭素数1〜15のもの)ま
たは三級アルキル基(例えば炭素数4〜9のもの)を表
わし、R’は三級アルキル基(但し、スルホ基で置換さ
れたものは除く)または三級環状アルキル基を表わし、
R゛とR”のアルキル基の炭素数の差は4〜8である。
一般式(I)においてR”が2位に結合しているものが
好ましい。
上記の直鎖アルキル基の例としてはメチル,エチル,
n−プロピル, n−ブチル, n−オクチル, n−
ペンタデシルを、三級アルキル基としてはt−ブチル、
t−アミル, t−ヘキシル, t−オクチル, t−
ノニルを挙げることができる。
一般式(I)であらされる非対称ジアルキルハイドロキ
ノンまたはその前駆体は特にカブリ防止効率が高く、減
感性が少くまた溶解性がよい上に、色素画像の光堅牢性
を向上させるなどの点で良好である。なるほど一般的に
いつて、非対称ハイドロキノン化合物をカブリ防止剤と
して用いる事は前掲「ケミカル・アブラトラクト」誌、
米国特許2701197、同2732300、同358
2333や特開昭50一156438に記載されている
が、ここに具体的に教示されている化合物は「三級アル
キルと二級アルキル基を有する非対称アルキル・ハイド
ロキノン」、「二級アルキルとメチルを有する非対称ア
ルキル・ハイドロキノン」および「メチルとハロゲンを
有する非対称アルキル・ハイドロキノン」のいずれかに
分類できる。
本発明による一般式(I)で表わされる選択された構造
の非対称ハイドロキノン化合物が特異的に顕著な効果を
もたらすとは前記の先行文献の記載からは全く予想でき
ないことであつた。
本発明による色カブリ防止剤は二種以上併用してもよい
し、また先に挙げた先行文献に記載されたようなハイド
ロキノン誘導体と併用してもよい。
本発明による色カブリ防止剤の具体例を以下に列挙する
化合物番号 1) 2−メチル− 5 −Tert−オクチルハイド
ロキノン2) 2 キノン メチル 5−tert−へキシルハイドロ 3) 2−メチル−5 ノン tert アミルハイドロキ 4) 2−メチル−5 シル)ハイドロキノン (丁 メチルシクロヘキ 5) 2−メチノレ−5−(丁,丁,5″ルヘキシル
)ハイドロキノントリメチ 6) 2−tert−ブチノレ−5−(丁,丁,5″
一トリメチルヘキシル)ハイドロキノン合成例 1(化
合物−1) トルハイドロキノン24.8gをメタノ一ル30m1に
とかし、ジイソブチレン33.6gを加える。
次にこの溶液を40〜50℃に保ち攪拌しながら濃硫酸
(36N)16mlを滴下し、この温度に保つて更に5
時間反応させる。反応混合物を冷却し、これに水200
mlとべンゼン200m1を加える。分離したベンゼン
層を水洗し、べンゼン溶液を分別する。ベンゼンを溜去
して、残つたoilにn−ヘキサンを200ml加えて
結晶化させる。これを▲別し乾燥した後、ベンゼンーヘ
キサン(体積比1:10)の混合液より再結晶して化合
物−1が27g得られる。融点89℃合成例 2(化合
物−3) t−ブチルハイドロキノン24.8g,.t−アミルア
ルコール42.9gとメタノ一ル50m1を混合し、こ
の溶液を30〜35℃に保ち攪拌しながら濃硫酸(36
N)40mlを滴下する。
この温度に保つて更に6時間反応させた後、水とべンゼ
ンをそれぞれ200ml加えてべンゼン層を分離する。
ベンゼン層をよく水洗したのちべンゼン溶液を分別して
べンゼンを溜去し、残つたオイルにn−ヘキサンを加え
て結晶化させると24gの化合物一3が得られる。
融点 85〜7℃合成例−3(化合物−4) トルハイドロキノン24.8g、2−メチルシクロヘキ
サノ一ル34.2gとエタノ一ル20m1を混合し、こ
の溶液に室温で濃硫酸11m1を滴下し次に70〜75
℃で5時間反応させる。
べンゼンと水をそれぞれ200ml加え、べンゼン層を
分離、水洗したのち、ベンゼンを溜去し残つたオイルに
n−へキサンを加えて結晶化させる。F取、乾燥後、ヘ
キサンより再結晶すると、化合物−8が10g得られる
。融点108〜110℃本発明による色カブリ防止剤は
感材中の層、例えば写真乳剤層(特に青感乳剤層または
緑感乳剤層またはその隣接層などに含有させることがで
きる。
色カブリ防止剤の添加量は、感材の使用目的、色素画像
形成カプラー、ハロゲン化銀乳剤、現像処理等の要因に
より異なるが、一般的に云つて、使用する色素画像形成
カプラーに対してO.1〜150重量%程度、特にO.
2〜20重量%程度が適当である。
本発明のカラー写真感材は、支持体上に感光域の異なる
3つのハロゲン化銀乳剤層を有する多層多色写真感材が
好ましい。
このようなカラー感材の1例としては、支持体上にシア
ン色形成カプラーを含有する赤感性ハロゲン化銀乳剤層
、マゼンタ色形成カプラーを含有する緑感性ハロゲン化
銀乳剤層、黄色形成カプラーを含有する青感性ハカゲン
化銀乳剤層を有し、必要に応じて更に保護層、フイルタ
ー層、中間層、ハレーシヨン防止層等の非感光性補助層
を設けたものがあげられる。写真乳剤層の層構成として
は、支持体側から青感層、緑感層、赤感層の順が好まし
い。色カブリ防止剤を写真感材中に導入するには、色形
成カプラーの場合に使用する方法が応用できる。
本発明による色カブリ防止剤は色素画像の光堅牢性を向
上させるのに有効であるが、特開昭49一134327
に記載された4−位にエーテル結合を有するフエノール
性化合物や特開昭51−27333に記載されたα=ト
コフエロールアセテートなどの光堅牢性を向上させる化
合物と併用するといつそう効果的である。
本発明のカラー写真感材の乳剤層にはカプラーを含ませ
ることができる。
そのようなカプラーは分子中にバラスト基とよばれる疎
水基を有する非拡散性のものが望ましい。カプラーは銀
イオンに対し4当量性あるいは2当量性のどちらでもよ
いが、2当量カプラーが特に好ましい。また色補正−の
効果をもつ力ラードカプラー、あるいは現像にともなつ
て現像抑制剤を放出するカプラー(いわゆるDIRカプ
ラー)を含んでもよいJカプラーはカツプリング反応の
生成物が無色であるようなカプラーでもよい。黄色発色
カプラーとしては公知の開鎖ケトメチレン系カプラーを
用いることができる。
これらのうちベンゾイルアセトアニリド系及びピバロイ
ルアセトアニリド系化合物は有利である。用い得る黄色
発色カプラーの具体例は米国特許2,875,057号
、同3,265,506号、同3,408,194号、
同3,551,155号、同3,582,322号、同
3,725,072号、同3,891,445号、西独
特許1,547,868号、西独特許出願(0LS)2
,213,461号、同2,219,917号、同2,
261,361号、同2,263,875号、同2,4
14,006号、同2,406,087号などに記載さ
れたものである。マゼンタ発色カプラーとしてはピラゾ
ロン系化合物、インタゾロン系化合物、シアノアセチル
化合物などを用いることができ、特にピラゾロン系化合
物は有利である。用い得るマゼンタ発色カプラーの具体
例は、米国特許2,600,788号、同2,983,
608号、同3,062,653号、同3,127,2
69号、同3,311,476号、同3,419,39
1号、同3,519,429号、同3,558,319
号、同3,582,322号、同3,615,506号
、同3,834,908号、同3,891,445号、
同3,935,016号、西独特許1,810,464
号、西独特許出願(0LS)2,408,665号、同
2,417,945号、同2,418,959号、同2
,424,467号、特公昭40一6031号などに記
載のものである。シアン発色カプラーとしてはフエノー
ル系化合物、ナフトール系化合物などを用いることがで
きる。
その具体例は米国特許2,369,929号、同2,4
34,272号、同2,474,293号、同2,52
1,908号、同2,895,826号、同3,034
,892号、同3,311,476号、同3,458,
315,同3,476,563号、同3,583,97
1号、同3,591,383号、同3,767,411
号、西独特許出願(0LS)2,414,830号、同
2,454,329号、特開昭48一59838号に記
載されたものである。力ラード・カプラーとしては例え
ば米国特許3,476,560号、同2,521,90
8号、同3,034,892号、特公昭44−2016
号、同38−22335号、同42−11304号、同
44−32461号、特開昭52一42121号明細書
、西独特許出願(0LS)2,418,959号、同2
,538,323号に記載のものを使用できる。
DIRカプラーとしては、たとえば米国特許3,227
,554号、同3,617,291号、同3,701,
783号、同3,790,384号、同3,632,3
45号、西独特許出願(0LS) 2,414,006
号、同2,454,301号、同2,454,329号
、英国特許953,454号、特開昭52−69624
号に記載されたものが使用できる。
DIRカプラー以外に、現像にともなつて現像抑制剤を
放出する化合物を感光材料中に含んでもよく、例えば米
国特許3,297,445号、同3,379,529号
、西独特許出願(0LS) 2,417,914号に記
載のものが使用できる。
上記のカプラーは同一層に二種以上含むこともできる。
同一の化合物を異なる2つ以上の層に含んでもよい。カ
プラーをハロゲン化銀乳剤層に導入するには、公知の方
法たとえば米国特許2,322,027号に記載の方法
などが用いられる。
たとえば(1)フタール酸アルキルエステル(ジブチル
フタレート、ジオクチルフタレートなど)、リン酸エス
テル(ジフエニルフオスフエート、トリフエニルフオス
フエート、トリクレジルフオスフニート、ジオクチルブ
チルフオスフエート)、クエン酸エステル(たとえばア
セチルクエン酸トリブチル)、安息香酸エステル(たと
えば安息香酸オクチル)、アルキルアミド(たとえばジ
エチルラウリルアミド)、フエノール類(たとえばp−
n−ノニルフエノール、2−メチル4−n−オクチルフ
エノール)など水とほとんど混合せず、しかも高沸点(
沸点約170℃以上)の有機溶媒中にカプラーを溶解さ
せ、このカプラー溶液を水性媒体中に分散させ、この分
散物を写真乳剤と混合する方法。
(2)比較的水と混和しにくく低沸点の有機溶媒中にカ
プラーを溶解させ、このカプラー溶液を水性媒体中に分
散させ、この分散物を写真乳剤と混合する方法。
使用した有機溶媒は感光材料の製造工程中に除去される
。この方法に適する有機溶媒の例としては、酢酸エチル
、シクロヘキサノン、β−n−ブチルエトキシエチルア
セテートなどがある。(3)水と混和し易い有機溶媒中
にカプラーを溶解させ、このカプラー溶液を写真乳剤中
に添加する方法。
使用した有機溶媒は感光材料の製造工程中に除去しても
、また乳剤層中に残存させてもよい。この方法に適する
有機溶媒としてはジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、N−メチルピロリドン、グリセリン、テトラ
ヒドロフラン、ジエチレングリコールモノアセテート、
ジアセトンアルコール、アセトニトリル、メチルイソブ
チルケトンなどが挙げられる。(4)アルカリ性水溶液
中にカプラーを溶解させ、このカプラー溶液を写真乳剤
中に添加する方法。
カプラーの溶解性に応じて、方法(1)、(2)及び(
3)に用いられる有機溶媒を適宜組合せて使用してもよ
いし、方法(3)及び(4)に用いられる溶媒を混合し
て用いてもよい。
カプラーの有機溶媒溶液が分散される水性媒体中には親
水性高分子物質が含有されていてもよい。このような親
水性高分子物質は、このカプラー分散物が混合される写
真乳剤中の親水性バインダーと良好に混和し得るもので
あることが望ましい。適当な化合物は写真乳剤のバイン
ダーとして用いられる物質のなかから選択することがで
きる。色画像形成カプラーは、一般に乳剤層中の銀1モ
ル当り2×10−3モルないし5×10−1モル、好ま
しくは1×10−2モルないし5X10−1モル添加さ
れる。
本発明の感光材料に使用される支持体としては従来写真
用に知られている広範囲の支持体を用いることができる
例えば酢酸セルローズ、ポリカーボネート、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリスチレンの如きプラスチツクよ
りなるフィルムベース、バライタ塗布された紙、ポリエ
チレンによつて被覆された紙、ガラス板等である。本発
明の感光材料に使用される親水性コロイドは、被膜を形
成することができ、且つ現像処理液を浸透させることが
できる高分子物質である。
従来、写真用に用いられている親水性コロイドがすべて
使用できる。例えばゼラチン、アシル化ゼラチン、グラ
フトゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリ.アクリル
酸塩、ポリアクリルアミド、ポリビニルアセテートの部
分加水分解物、ホフマン反応処理を施したポリアクリル
アミド、アクリル酸−アクリルアミド−N−ビニルイミ
ダゾールの共重合物、ポリビニルピロリドン、アルギン
酸ナトリウム塩がある。本発明のカラー感光材料の親水
性コロイド層、特にゼラチンを含む層は各種の架橋剤に
よつて硬化することができる。
例えばクロム塩、ジルコニウム塩の如き無機化合物、ム
コクロール酸ないし特公昭46−1,872号に記載さ
れている2−フエノキシ一3−クロル−マレインアルデ
ヒド酸の如きアルデヒド系架橋剤も多くの場合本発明に
有用に使用できるが、特公昭34−7,133号に記載
されているポリエポキシ化合物、特公昭37−8,79
0号に記載されているポリ一(1−アジリデイニル)化
合物並びに米国特許3,362,827号、同3,32
5,287号に記載されている活性ハロゲン化合物など
の非アルデヒド系架橋剤は、本発明のカラー感光材料に
とつて特別に有用である。本発明の感光材料に使用され
るハロゲン化銀乳剤は、感光材料の目的に応じて従来知
られている広範囲の乳剤から選択することができる。
ハロゲン化銀は塩化銀、塩臭化銀、臭化銀、塩沃臭化銀
等からなる。これらの写真乳剤は硫黄増感、金増感、還
元増感等の化学増感剤によつて増感されてもよい。これ
ら乳剤はさらに1−メルカプト−5ーフエニルテトラゾ
ールのようなメルカプト化合物の如き難溶性銀塩形成剤
並びに5−メチル−6−オキシ−1,3,4−トリアザ
インドリジンのl如き安定剤によつて安定化されてもよ
い。またシアニン類、メロシアニン類等の増感色素を含
有していてもよい。ハロゲン化銀乳剤としては、普通に
使用されるネガチブ型(つまり表面潜像型)の乳剤が特
に好ましいが非表面潜像型乳剤、例えば.電子注入剤を
含有する内部潜像形成タイプないしはソーラリゼーシヨ
ン、タイプの直接反転乳剤も使用することができる。本
発明の感光材料は、多くの目的に使用できる。
例えば、カラーポジフイルム、カラープリン.トペーパ
一、カラーネガフイルム、カラー反転フイルム等である
。本発明のカラー写真感光材料は、像露光後、常法に従
つて処理され、色像を形成することができる。
主な工程は、カラー現像、漂白、定着であり.必要に応
じて水洗、安定などの工程が入り得る。これらの工程は
漂白定着のように2つ以上を一浴で行なうこともできる
。カラー現像は、通常芳香族1級アミノ現像薬を含むア
ルカリ性溶液中で行なわれる。芳香族1級アミノ現像薬
としてはパラフエニレンジアミン系の現像薬が代表的で
ある。典型的な現像薬の例をあげれば、4−アミノ−3
−エトキシ−N,N−ジエチルアニリン、4−アミノ−
3,5−ジメチル−N,N−ジエチルアニリン、4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒドロキシ
エチル)アニリン、4−アミノ−3−メチル−N,N−
ジエチルアニリン、4−アミノ−3−メチル−N−エチ
ル−N−(β=メチルスルホンアミドエチル)アニリン
、4−アミノ−3−(β−メチルスルホンアミドエチル
)−N,N−ジエチルアニリン、4−アミノ−Nーエチ
ル−N−(β−ヒドロキシエチル)アニリン、4−アミ
ノ−N,N−ジエチルアニリン、4−アミノ−N−エチ
ル−N−ω−スルホブチルアニリン等がある。実施例
1(乳化物安定性のテスト) 比較化合物(P)、 (Q)、 (S)と本発明による
前記の化合物(1)、(2)、(5)の各1gをトリク
レジルホスフエート1m1に添加し、100℃で溶解し
てから25℃に保持し、化合物の析出が認められるまで
の時間を調べた。
結果を下記の第1表に示す。
上表の如く、本発明による化合物(l)、(2)、(5
)は溶液安定性に優れ、析出による写真画像上の欠陥を
生じさせることがない。
実施例 2 ポリエチレンで両面ラミネートされた紙支持体上に、次
の第1層(最下層)〜第6層(最上層)を塗布して対照
多層カラー感光材料(試料A)を作成した。
(下記の第2表中、Mg/M2は塗布量を表す。)※
1シアンカプラー;2−〔α−(2,4−ジ一t−アミ
ルフエノキシ)ブタンアミド〕−4,6−ジクロロ−5
−メチルフエノール※2カプラー溶媒;フタル酸ジ一n
−ブチルエスアノレ※3紫外線吸収剤;2−(2−ヒド
ロキシ−3一Sec−ブチル−5−t−ブチルフエニル
)ベンゾトリアゾール※4マゼンタカプラー;1−(2
,4,6−トリクロロフエニル)−3−〔2−クロロー
トテトラデカンアミド〕アニリノ−2−ピラゾリノ一5
−オン※5カプラー溶媒;リン酸−0−クレジルエスア
フレ※6イエロ−カプラー;α−ピバロイル一α−〔2
,4−ジオキソ一5,5″−ジメチルオキサゾリジンー
イル〕−2−クロロ−5−〔α−2,4−ジ一tーフエ
ノキシ)ブタンアミド〕アセトアニリド※7カプラ一溶
媒;リン酸−0−ジオクチル・ブチルエステル(試料B
−G) 第1層に添加するイエロ−カプラーと共に比較化合物(
P)〜(T)と本発明による前記の化合物(1)〜(4
)をそれぞれカプラー溶媒に溶解し、ゼラチン中に分散
させたものを、第1層に添加した。
そのときのカプラーの塗布量は試料Aと同じになるよう
にした。添加量は化合物(P)の場合、カプラーの2重
量パーセントとし、他の化合物については化合物(P)
と等モル添加とした。比較化合物 化合物P〜3をそれぞれ含む感材を順次試料B,C,D
,E,F,Gと呼ぶことにする。
また化合物T,4をそれぞれ含む感材をそれぞれ試料H
,lとする。各試料に、連続ウエツジを通して青色光、
緑色光、赤色光の1/2秒露光を与え下記の処理を施し
た。
発色現像液の組成 ベンジルアルコール 15rr1
亜硫酸ナトリウム 5g臭化カ
リウム 0.5gヒドロキシ
ルアミン硫酸塩 2.0g炭酸ナトリウム
30.0gニトリロ3酢酸ナトリ
ウム 2.0g4アミノ−3−メチル−N
−(β−メタンスノ1ホンアミド)一エチルーアニリン
5.0g水を加えて 1000m1pH10. 漂白定着液の組成 チオ硫酸アンモニウム塩 105g亜硫酸
ナトリウム 2gEDTA・2
ナトリウム塩 40g炭酸ナトリウム(
H2O) 5g水を加えて 1000
m1(PH7.O)(EDTA=エチレンジアミン四酢
酸) 各試料の処理后の朱露光部のカブリ濃度(イエ口成分)
と、相対感度を比較した結果、下記の第3表のとおりと
なつた。
第3表 上表に示される如く、本発明による化合物(1)〜(4
)は既知化合物(P)〜(T)に対して、色カブリ防止
効果にすぐれ、また減感性も少ないことがわかる。
実施例 3 実施例2に示した処理済み試料A−Gをキセノン光褪色
装置にて、100時間照射した時点における、黄色発色
部の初濃度が1.0であつた部分の濃度を測定し、色像
保存率を次式で計算した。
色像保存率を下記の第4表に示す。
第4表 ] 第4表かられかる如く、通常、アルキルハイドロキノン
の添加は黄色色像の耐光性を悪化させるが、本特許によ
る化合物ではその程度が著しく少ない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式( I )で表わされる、三級アルキル基
    を少くとも1つ有する非対称ハイドロキノン化合物また
    はその前駆体がベンゾイルアセトアニリド化合物または
    ピバロイルアセトアニリド化合物を黄色カプラーとして
    含むハロゲン化銀乳剤層に存在していることを特徴とす
    るカラー写真感光材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )式中、R^
    1は直鎖アルキル基または三級アルキル基を表わし、R
    ^2は三級アルキル基(但し、スルホ基で置換されたも
    のは除く)または三級環状アルキル基を表わし、R^1
    とR^2のアルキル基の炭素数の差は4〜8である。
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