JP4836267B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、複数の光ビームにより被走査面を走査する光走査装置、及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
従来から、カールソンプロセスを用いて画像を形成する画像形成装置として、例えば、回転する感光ドラムの表面(以下、感光面ともいう)に、ポリゴンミラーなどの偏向手段を介して光ビームを走査することにより感光ドラム表面に潜像を形成し、この潜像を可視化して得られたトナー像を、記録媒体としての用紙上に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置が知られている。近年、この種の画像形成装置は、オンデマンドプリンティングシステムとして簡易印刷によく用いられるようになり、画像の高密度化及び画像出力の高速化への要求が一層高まっている。
一般に、画像出力の高速化を図る方法としては、光ビームを偏向させるポリゴンミラーの回転数と感光ドラムの回転数を高くして、プリント速度を増加させることが考えられる。しかしながら、ポリゴンミラーの回転数を高くすると、その駆動系からの騒音や振動が増加するとともに消費電力も増大し、装置の耐久性が低下してしまう。また、画像出力の高速化は、画像の高密度化に対しトレードオフの関係になっているため、ポリゴンミラーの回転数を高くしていくと、それにともなって画質が低下するという不都合もある。
そこで、画像の高密度化及び画像出力の高速化を同時に両立する方法として、光源をマルチビーム化し、一度に複数本の光ビームにより感光ドラムを走査する方法が提案されている(例えば、特許文献1、及び特許文献2参照)。
しかしながら、光源をマルチビーム化した場合には、それぞれの光ビームごとに偏向手段の偏向面に入射する角度が異なるため、偏向面上で光ビームのけられが生じやすく、特に同期検知するための光ビームにけられが生じることを回避するためには、画角を小さくするか、又は感光面内の書込み幅を狭くする必要があった。
特開2005−250319号公報 特開2004−287292号公報
本発明は、係る事情の下になされたもので、その第1の目的は、複数の光ビームを用いて、被走査面を高画角で走査することが可能な光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、装置の小型化を実現することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明は第1の観点からすると、複数の光ビームを主走査方向へ偏向して、被走査面上の書込み領域を走査する光走査装置であって、前記書込み領域を走査する前の前記複数の光ビームを受光して、受光した前記光ビームに応じた信号を出力する第1センサと;前記書込み領域を走査した後の前記複数の光ビームを受光して、該受光した前記光ビームに応じた信号を出力する第2センサと;前記第1センサが前記複数の光ビームのうち、前記書込み領域から遠い側の光ビームを受光したときの信号に基づいて前記被走査面上の書込み開始タイミングを求め、前記第2センサが前記複数の光ビームのうち、前記書込み領域から遠い側の光ビームを受光したときの信号に基づいて前記被走査面上の書込み終了タイミングを求める制御装置と;を備える光走査装置である。
これによれば、書込み領域から近い側の光ビームに基づく信号に同期して変調を開始する場合に比べて、書込み領域を走査する光ビームの画角を大きくとることが可能となる。また、結果として光ビームを偏向する偏向手段と被走査面とを近接して配置することができるため装置の小型化を図ることが可能となる。
一般に、複数の光ビームによる走査を行う際は、複数の光ビームのうち、主走査方向に関して最も端の光ビームで同期をとることが望ましい。その理由は、1次元的又は2次元的に複数の光源が配列される場合、中心部の光源ほど周辺の光源の点灯による熱の影響を受けやすいため、発光出力、発振波長が不安定になる。そこで、最端の光ビームに基づく信号を同期に用いることにより、安定した同期信号を得ることが可能となる。また、偏向手段の偏向面上における光ビームのけられも最も少ない光学配置を実現することができる。
また、本発明は第2の観点からすると、画像に関する情報から得られる潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置であって、本発明の光走査装置と;前記光走査装置により潜像が形成される感光体と;前記感光体の被走査面に形成された潜像を顕像化する現像手段と;前記現像手段により顕像化されたトナー像を前記記録媒体に定着させる転写手段と;を備える画像形成装置である。
これによれば、画像形成装置は本発明の光走査装置を備えている。したがって、複数のレーザ光を用いた画像形成装置本体の小型化を図ることが可能となる。
また、本発明は第3の観点からすると、多色画像に関する情報から得られる各色ごとの潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に重ね合わせて定着させることにより、多色画像を形成する画像形成装置であって、本発明の光走査装置と;前記光走査装置により各色に応じた潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と;前記感光体の被走査面にそれぞれに形成された潜像を顕像化する現像手段と;前記現像手段により顕像化された各色ごとのトナー像を前記記録媒体に重ね合わせて定着させる転写手段と;を備える画像形成装置である。
これによれば、画像形成装置は本発明の光走査装置を備えている。したがって、複数のレーザ光を用いて多色画像を形成する画像形成装置本体の小型化を図ることが可能となる。
《第1の実施形態》
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1には、第1の実施形態に係る画像形成装置200の概略構成が示されている。
画像形成装置200は、カールソンプロセスを用いて、トナー像を普通紙(用紙)上に転写することにより、画像を印刷するプリンタである。この画像形成装置200は、図1に示されるように、光走査装置100、感光ドラム201、帯電チャージャ202、トナーカートリッジ204、クリーニングケース205、給紙トレイ206、給紙コロ207、レジストローラ対208、転写チャージャ211、定着ローラ209、排紙ローラ212、排紙トレイ210、上記各部を統括的に制御する主制御装置(不図示)、及びこれらを収容するハウジング215などを備えている。
前記ハウジング215は略直方体状で、+X側及び−X側の側壁に、内部空間と連通する開口が形成されている。
前記光走査装置100は、ハウジング215の内部上方に配置され、画像情報に基づいて変調された光ビームを主走査方向(図1におけるY軸方向)へ偏向することにより、感光ドラム201の表面上の領域(以下、書込み領域)を走査して、書込み領域に潜像を形成する装置である。なお、光走査装置100の構成については後述する。
前記感光ドラム201は、その表面に、光ビームが照射されると、その部分が導電性となる性質をもつ感光層が形成された円柱状の部材であり、光走査装置100の下方にY軸方向を長手方向として配置され、不図示の回転機構により図1における時計回り(図1の矢印に示される方向)に回転されている。そして、その周囲には、図1における12時(上側)の位置に帯電チャージャ202が配置され、2時の位置にトナーカートリッジ204が配置され、6時の位置に転写チャージャ211が配置され、10時の位置にクリーニングケース205が配置されている。
前記帯電チャージャ202は、感光ドラム201の表面に対し所定のクリアランスを介して配置され、感光ドラム201の表面を所定の電圧で帯電させる。
前記トナーカートリッジ204は、トナーが充填されたカートリッジ本体と、感光ドラム201とは逆極性の電圧によって帯電された現像ローラなどを備え、カートリッジ本体に充填されたトナーを現像ローラを介して感光ドラム201の表面に供給する。
前記クリーニングケース205は、Y軸方向を長手方向とする長方形状のクリーニングブレードを備え、該クリーニングブレードの一端が感光ドラム201の表面に接するように配置されている。感光ドラム201の表面に吸着されたトナーは、感光ドラム201の回転に伴いクリーニングブレードにより剥離され、クリーニングケース205の内部に回収される。
前記転写チャージャ211は、感光ドラム201の表面に対し所定のクリアランスを介して配置され、帯電チャージャ202とは逆極性の電圧が印加されている。
前記給紙トレイ206は、ハウジング215の+X側の側壁に形成された開口から+X側端が突出した状態で配置され、外部から供給される用紙213を複数枚収容することが可能となっている。
前記給紙コロ207は、給紙トレイ206から用紙213を1枚ずつ取り出し、1対の回転ローラから構成されるレジストローラ対208を介して、感光ドラム201と転写チャージャ211によって形成される隙間に導出する。
前記定着ローラ209は、1対の回転ローラから構成され、用紙213を過熱するとともに加圧し、排紙ローラ212へ導出する。
前記排紙ローラ212は、1対の回転ローラなどから構成され、ハウジング215の−X側の側壁に形成された開口から−X側端が突出した状態で配置された排紙トレイ210に対し、定着ローラ209から送られる用紙213を順次スタックする。
次に、光走査装置100の構成について説明する。図2(A)には、光走査装置100を上方(+Z側)からの見たときの光学的レイアウトが示され、図2(B)は、光走査装置100を側方(−Y側)からの見たときの光学的レイアウトが示されている。図2(A)及び図2(B)を総合するとわかるように、光走査装置100は、1組の光源101,102、第1光学系100a、ポリゴンミラー109、第2光学系100b、フォトディテクタ116、及び光源駆動装置118などを備えている。
光源駆動装置118は、主制御装置(不図示)の指示に基づいて、光源101,102を駆動する。
前記1組の光源101,102は、一例として655nm程度の波長の光ビームを射出する半導体レーザであり、各光源101,102の中央から射出された光ビームは後述するポリゴンミラー109の偏向面近傍で交差するように、X軸に対して、それぞれ僅かずつ傾いた状態で配置されている。以下、光源101,102との成す角を交差角というものとする。本実施形態では、交差角を2度としている。
前記第1光学系100aは、光源101,102からの光ビームにそれぞれ対応した、1組のカップリングレンズ103,104、及び1組のアパーチャ105,106と、光源101,102からの光ビームに共通して用いられるシリンドリカルレンズ107と、シリンドリカルレンズ107を経由したそれぞれの光ビームをポリゴンミラー109へ入射させる反射ミラー108を備えている。
1組のカップリングレンズ103,104は、光源101,102の+X側にそれぞれ配置され、光源101,102それぞれから射出された光ビームを略平行光に成形する。
1組のアパーチャ105,106は、カップリングレンズ103,104から+X方向に10mm隔てた位置に配置されている。アパーチャ105,106では、カップリングレンズ103,104それぞれによって略平行とされた光ビームのビーム径が制限されることにより、各光ビームのスポット形状が所望の形状に成形される。
シリンドリカルレンズ107は、アパーチャ105,106から+X方向に9.9mm隔てた位置に配置されている。このシリンドリカルレンズ107は、例えば第1面(入射面)がZ軸方向(副走査方向)に屈折力を有し、第2面(射出面)がY軸方向(主走査方向)に屈折力を有するアナモフィックレンズであり、アパーチャ105,106をそれぞれ通過した光ビームを、ポリゴンミラー15の反射面近傍で副走査方向に関して結像させる。
なお、コリメータレンズ103の入射面103aと射出面103b、コリメータレンズ104の入射面104aと射出面104b、及びシリンドリカルレンズ107の入射面107aと射出面107bそれぞれの、主走査方向の近軸曲率半径Rm及び副走査方向の近軸曲率半径Rsと、各レンズ103,104,107それぞれの、中心の肉厚D及び屈折率Nは、一例として図11に示される表1の通りである。
前記ポリゴンミラー109は、上面と下面の形状が半径18mmの円に内接する正六角形である6角柱状の部材である。このポリゴンミラー109の6つの側面それぞれには偏向面が形成され、図2(A)中の矢印に示されるようにZ軸に平行な軸回りに一定の角速度で回転されている。これにより、ポリゴンミラー109に入射した光ビームはY軸方向に偏向(走査)される。ここで、ポリゴンミラー109に走査された光ビームは、説明の便宜上、単に走査光ともいうものとする。また、光ビームが入射する偏向面の角度は、X軸に直交する場合を基準(0度)とし、右まわりの角度θを正とし、左まわりの角度θを負であらわすものとする。例えば、光ビームが図2における書込み領域WAの−Y側端近傍に入射するときは−θと表され、+Y側端近傍に入射するときは+θと表される
前記第2光学系100bは、ポリゴンミラー109の+X側から順次配置された、第1走査レンズ111、第2走査レンズ112、及び一組の折り返しミラー113A,113Bを備えている。
第1走査レンズ111は、fθ特性を有する走査レンズであり、その入射面111aがポリゴンミラー109の回転中心から+X方向へ68.3mm隔てたところに位置するように配置されている。
第2走査レンズ112は、副走査方向に屈折力を有する特殊トロイダル面レンズであり、その入射面が、第1走査レンズ111の射出面111bから+X方向へ78mm隔てたところに位置し、かつ、その射出面112bと感光ドラム201の表面の光学的距離が142.4mmになるように配置されている。
なお、第1走査レンズ111の入射面111aと射出面111b、及び第2走査レンズ112の入射面112aと射出面112bそれぞれの、主走査方向の近軸曲率半径Rm及び副走査方向の近軸曲率半径Rsと、各レンズ111,112それぞれの、中心の肉厚D及び屈折率Nは、一例として図12に示される表2の通りである。
また、第1走査レンズ111及び第2走査レンズ112それぞれの、入射面111a,112a及び射出面111b,112bの形状は、次式(1)〜(3)で示される関数で表される。ただし、Y、Zは光軸位置を原点とする主走査方向及び副走査方向の座標であり、各係数a、b、c、iの値は一例として図13に示される表3の通りである。
Figure 0004836267
Figure 0004836267
Figure 0004836267
前記フォトディテクタ116は、例えば入射する光ビームの強度に応じた電気信号を出力する素子であり、ポリゴンミラー109によって走査され、感光ドラム201の書込み領域に入射する前の光ビームを受光し、該受光した光ビームの強度に応じた信号(光電変換信号)を出力する。なお、光学的レイアウトを示す図2では、フォトディテクタ116は書込み領域WAの−Y側に配置されているが、これに限らず、フォトディテクタ116は、例えば反射ミラーなどを介して書込み領域WAに入射する前の走査光が入射するように配置されていればよく、入射する前に例えばアナモルフィックレンズ等によって走査光をフォトディテクタ116に集光するような構造としてもよい。
なお、上述した光走査装置100では、光ビームの光路上に、ポリゴンミラーからの騒音を遮蔽するための防音ガラス110と、光走査装置100の筐体の一部を構成する防塵ガラス114が配置されている。これらの防音ガラス110及び防塵ガラス114は、走査光のゴースト光が光ビームの像面上に導光されることによる潜像の劣化が発生しないように、また、各ガラス110,114での反射光が光源101,102の近傍等に戻ることがないように、走査光に対する傾け角が調整されている。本実施形態では、防音ガラス110は主走査方向に対して8度、防塵ガラス114は副走査方向に対し17度傾いた状態で配置されている。
次に、上述のように構成された画像形成装置200の動作について説明する。主制御装置が上位装置から画像情報を受信すると、画像情報に基づく変調データに基づいて光走査装置100の光源駆動装置118が駆動される。これにより各光源101,102から、画像情報に基づいて変調された光ビームが射出される。これらの光ビームそれぞれは、各カップリングレンズ103,104によって略平行光に成形された後に、アパーチャ105,106へ入射する。それぞれの光ビームはアパーチャ105,106を経由することでスポット形状が調整され、シリンドリカルレンズ107によって反射ミラー108を介してポリゴンミラー109の偏向面に集光される。
感光ドラム201表面では、光源101,102の光軸上を進行する光ビームが、ポリゴンミラー109の偏向面に約60度の入射角(X軸と60度を成す角度)で入射する。ここで、ポリゴンミラー109の偏向面が−30度である場合の反射点から、感光ドラム表面(被走査面)に垂直に下ろした直線が被走査面と交わる点を書き込み領域の原点位置O(像高0の位置)とすると、書き込み領域は原点Oを中心として、+Y方向へ148.5mmの位置にある書込み終了位置WAから、−Y方向へ−148.5mmの位置にある書込み開始位置WAのまでの間となるように設定されている。
また、この書込み領域WAに対応するポリゴンミラー109の半画角δは38.7度となっており、フォトディテクタ116からの信号に同期して、走査光のスポットが書込み開始位置WAにきたときに光ビームの変調を開始し、書込み終了位置WAに達したときに光ビームの変調が終了するようになっている。以下、光源駆動装置118による光ビームの変調を開始するタイミングについて説明する。
光源101,102からの光ビームは、上述したように主走査方向に異なる角度でポリゴンミラー109へ入射する。そして、光源101,102からの光ビームは−30度の偏向面に対して、それぞれ入射角28.32度及び31.74度で入射する。これにより、光ビームがポリゴンミラー109によって走査されると、偏向面への入射角の大きい光源102からの走査光(以下、先行走査光ともいう)が、まずフォトディテクタ116に受光され、次に、偏向面への入射角が小さい光源101からの走査光(以下、後行走査光ともいう)が、フォトディテクタ116に受光される。
主制御装置(不図示)は、後行走査光を受光したときにフォトディテクタ116から出力される信号を検知すると、まず所定時間T1経過後に、光源駆動装置118を介して光源102の変調を開始することにより、先行走査光による書込み領域WAの走査を開始する。次に、先行走査光による書込み開始から、所定時間T2経過した後に、光源駆動装置118を介して光源101の変調を開始することにより、後行走査光による書込み領域WAの走査を開始する。そして、先行走査光及び後行走査光は、第1走査レンズ16及び第2走査レンズ17によって各ビームのスポットの主走査方向の移動速度等が調整されたのち、折り返しミラー113A,113Bをそれぞれ介して感光ドラム201の表面に集光されることで、感光ドラム201の表面に対して、先行走査光及び後行走査光の2つの光ビームによる走査が完了する。なお、時間T1,T2は、光源の配置や走査速度によって決定されるディレイ時間である。
感光ドラム201の表面は、帯電チャージャ202によって所定の電圧で帯電され、電荷が一定の電荷密度で分布している。そして、先行走査光及び後行走査光によって感光ドラム201の表面が走査されると、光ビームが集光したところの感光層が導電性を有するようになり、その部分では電荷移動がおこり電位が低下する。これにより、図1の矢印の方向に回転している感光ドラム201の表面に、電荷の分布により規定される静電潜像が形成される。
感光ドラム201の表面に静電潜像が形成されると、トナーカートリッジ203の現像ローラにより、感光ドラム201それぞれの表面にトナーが供給される。このときトナーカートリッジ203の現像ローラは感光ドラム201と逆極性の電圧により帯電しているため、現像ローラに付着したトナーは感光ドラム201と同極性に帯電されている。したがって、感光ドラム201の表面のうち電荷が分布している部分にはトナーが付着せず、走査された部分にのみトナーが付着することにより、感光ドラム201の表面に静電潜像が可視化されたトナー像が形成される。そして、このトナー像は転写チャージャにより用紙213に付着された後、定着ローラ209により定着されることで、用紙上に画像として形成される。このようにして画像が形成された用紙213は、排紙ローラ212により排紙され、順次排紙トレイ210にスタックされる。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置100によると、感光ドラム201に形成された書込み領域WAの、走査光(先行走査光及び後行走査光)による走査は、光源101から射出される後行走査光がフォトディテクタ116へ入射することにより、フォトディテクタ116から出力される信号に同期して行なわれる。
図3(A)は、光源102から射出された先行走査光L1が、フォトディテクタ116に入射した様子を示す図であり、図3(B)は、光源101から射出された後行走査光L2が、フォトディテクタ116に入射した様子を示す図である。なお、実際は走査光L1,L2は、第2光学系100bを介して、フォトディテクタ116へ入射するが、説明の便宜上、図3(A)及び図3(B)では、第2光学系が省略されている。
図3(A)に示されるように、先行走査光L1がフォトディテクタ116に入射するときの、ポリゴンミラー109の偏向面の角度を−θ1(θ1は正)とし、先行走査光L1がフォトディテクタ116に入射するときの、ポリゴンミラー109の偏向面の角度を−θ2(θ2は正)とすると、θ1はθ2よりも大きいため、先行走査光L1がフォトディテクタ116へ入射する図3(A)に示される状態(以下、状態Aという)では、各走査光L1,L2は偏向面のエッジ近傍に入射する。
一方、先行走査光L2がフォトディテクタ116へ入射する図3(B)に示される状態(以下、状態Bという)では、各走査光L1,L2は偏向面のエッジ近傍に入射するが、状態Aのときに比べると入射位置が偏向面の中央に寄った位置となっている。つまり、偏向面のエッジから遠い位置に入射する状態Bの走査光のほうが、状態Aの走査光に比べて、偏向面でのけられに対する余裕がある。
したがって、先行走査光L1が入射することにより、フォトディテクタ116から出力される信号に基づいて、走査光の変調を開始する従来の光走査装置に比べて、本発明の光走査装置100のように、後行走査光L2が入射することにより、フォトディテクタ116から出力される信号に基づいて、走査光の変調を開始するほうが、走査光のけられに対する余裕分だけ画角を大きくとることが可能となる。また、画角を大きくとることで、第2光学系における走査光の光路長を短くすることが可能となるため、光走査装置の小型化を図ることが可能となる。
また、光走査装置100では、先行走査光L1がけられることなく走査できる範囲(以下、書込み幅ともいう)は、書き込み領域の原点位置Oを基準として、被走査面上の走査方向に沿った−167.1mmから+166.0mmの範囲であり、後行走査光L2の書込み幅は、書き込み領域の原点位置Oを基準として、走査方向に沿った−160.8mmから+172.1mmの範囲となっている。このため、フォトディテクタ116は、後行走査光L2のみに走査される原点位置Oから−161mmの位置へ入射する後行走査光L2が導光されるように配置されている。
また、本実施形態に係る画像形成装置200では、光走査装置100を小型化することが可能となるため、結果的に画像形成装置本体の小型化を実現することが可能となる。
なお、本実施形態に係る光走査装置100では、光源101,102からの光ビームがポリゴンミラー109の偏向面近傍で交差することとしたが、例えば、偏向面が−30度のときに該偏向面上で交差することとしてもよい。
また、フォトディテクタ119は、書込み領域WAの−Y側に配置されているが、これとは別に、書き込み領域WAの+Y側に配置してもよい。この書込み領域WAの+Y側にもフォトディテクタ(以下、終端側フォトディテクタという)を配置して、書込み領域WAの両側で走査光L1,L2を検出することで、第1光学系及び第2光学系などの倍率変動をリアルタイムで検知し、例えば各光ビームの変調タイミングなどを調整することで、温度変動や、光源101,102間に、相対位置関係の変動、固体ばらつき、及び機械的な公差などが生じた場合にも、これらの影響による誤差要因を排除し、書込み領域を精度よく走査することが可能となる。
この場合には、終端側フォトディテクタでは、光源101,102からの光ビームのうち、先行走査光となる光源102からの光ビームを受光したときの信号を同期信号として用いることで、仮に後行走査光にけられが生じる場合があっても、良好に上述した倍率変動を検知することができるようになる。
なお、上記第1の実施形態では、光源101,102それぞれから1本の光ビームが射出される場合について説明したが、一例として図4に示されるように、複数の発光点を有する光源101A,102Aを用いることもできる。
図4には、相互間の距離がd1となるように配置された1組の発光点101a,101bを有する光源101Aと、同様に相互間の距離がd1となるように配置された1組の発光点102a,102bを有する光源102Aが示されている。
光源101A,102Aは、図4中の光源101に代表的に示されるように、それぞれX軸に平行な軸回りに角度β回転した状態で、Y軸方向に関する距離(更に正確には光源中心の相互間の距離)がd3となるように配置されている。これにより、それぞれ光源101A,102Aの発光点101a,101b,102a,102bは、Z軸方向に関して隣接する発光点間隔がd2となるように揃えられている。なお、ここでは距離d1は30μmであり、距離d2は4.18μmであり、距離d3は11.52mmであるものとし、角度βは75.5度であるものとする。
上記光源101A,102Aを用いた光走査装置100では、各光源101A,102Aのそれぞれの発光点101a,101b,102a,102bから射出された光ビームは、ポリゴンミラー109によって一括して偏向される。これにより、感光ドラム201の書込み領域は、発光点101a,101b,102a,102bからの4本の光ビームにより、例えば副走査方向に画素密度600dpiに対応する間隔42.3μmの4本のラインが書き込まれる。また、各発光点101a,101b,102a,102bからの光ビームによる書込み幅は、発光点101aからの光ビームでは、原点位置Oを基準として、走査方向に沿った−168.3mmから+160.8mmの範囲であり、発光点101bからの光ビームでは、走査方向に沿った−168.5mmから+166.5mmの範囲であり、発光点102aからの光ビームでは、走査方向に沿った−168.3mmから+167.7mmの範囲であり、発光点102bからの光ビームでは、走査方向に沿った−168.4mmから+167.5mmの範囲である。そして、フォトディテクタ116は、−161mmの位置へ入射する光ビームが導光される位置に配置され、順に発光点102bからの光ビーム、発光点102aからの光ビーム、発光点101aからの光ビーム、発光点101bからの光ビームがフォトディテクタ116へ入射するようになっている。
主制御装置(不図示)は光源駆動装置118を介して、光源101Aにおいては、各光源101a,101bからの光ビームのうちの後行走査光となる発光点101aからの光ビームを受光したときに得られる信号に同期して、各発光点101a,101bの変調を開始し、光源102Aにおいては、各光源102a,102bからの光ビームのうちの後行走査光となる発光点102aからの光ビームを受光したときに得られる信号に同期して、各発光点102a,102bの変調を開始する。これにより、各光源101A,102Aの先行ビームに同期して変調を開始する場合に比べて、光走査装置100の画角を大きくとることができ、光走査装置の小型化を図ることが可能となる。
また、2つの発光点を有する光源101A,101Bではなくて、例えば図5(A)に示されるように、4つの光源101,101,102,102を、これらの各発光点101a,101b,102a,102bが、図5(B)に示されるように、平行四辺形の頂点となるような関係で配置してもよい。各発光点101a,101b,102a,102bからの光ビームは、ポリゴンミラー109の偏向面近傍で交差した後ポリゴンミラー109入射し、発光点101a,101bからの光ビームの書込み幅は、原点位置Oを基準として、走査方向に沿った−167.1mmから+166.0mmの範囲であり、発光点102a,102bからの光ビームの書込み幅は、走査方向に沿った−160.8mmから+172.1mmの範囲となっている。そして、発光点101a,101bからの後行走査光に基づいて各光源101,101,102,102の変調が行われる。
また、この場合には、図6に示されるように、折り返しミラー113にてそれぞれの光源101,101,102,102からの光ビームを分離し、複数の感光ドラム115Y,115M,115C,115Kに導光することにより、タンデム式のフルカラー画像形成装置を構成することができる。
また、これらの場合にも、書込み領域WAの+Y側に終端側フォトディテクタを配置して、それぞれの光源101,102からの後行走査光を受光することで、温度変動や、光源101,102間に、相対位置関係の変動、固体ばらつき、及び機械的な公差などが生じた場合にも、これらの影響による誤差要因を排除し、書込み領域を精度よく走査することが可能となる。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態を図7〜図10に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同一又は同等の構成部分については、その説明を省略又は簡略するものとする。
図7には、第2の実施形態に係る光走査装置100Aのレイアウトが示されている。2次元的に発光点が配列されている光源301から射出された光ビームは焦点距離46.5mmのコリメートレンズ303により略平行光とされ、アパーチャ305でスポット径が制限された後、主走査方向に長い線像を形成するためのシリンドリカルレンズ307を通過する。このシリンドリカルレンズ307の焦点距離は126.8mmであり、光ビームをポリゴンミラー309の反射面近傍に、副走査方向において結像させるように入射させる。このポリゴンミラー309を偏向器として光ビームを偏向走査する。ポリゴンミラー309により偏向された光ビームは走査結像レンズ311、312を通過し、感光体表面315に結像する。ここで、コリメートレンズ303の射出面からアパーチャ305までの距離は47.7mm、アパーチャ305からシリンドリカルレンズ307の入射面までの距離は10.3mmとしている。
コリメートレンズ303、シリンドリカルレンズ307はそれぞれガラス製であっても、また低コスト化のために樹脂製であっても良い。樹脂製とした場合は温度変化による光学特性の劣化を低減するために、回折光学素子としてもよい。コリメートレンズ303、シリンドリカルレンズ307の第1面をそれぞれ303a、307a、第2面をそれぞれ303b、307bとする。それぞれの面の主走査方向の近軸曲率半径Rm、副走査方向の近軸曲率半径Rs、肉厚D、使用波長780nmにおける屈折率をNとすると、図14に示される表4のようになる。
走査結像レンズ311、312は、fθ特性を有するfθレンズであり、この2枚のfθレンズによって感光体表面上にて結像走査されるビームスポットの径を均一に揃えており、かつ、感光体表面上を走査する速度を略等速にしている。fθレンズ311、312の第1面をそれぞれ311a、312a、第2面をそれぞれ311b、312bとする。ポリゴンミラー309の回転中心からfθレンズ311の第1面311aまでの距離は46.3mm、fθレンズ311の第2面311bからfθレンズ312の第1面312aまでの距離は89.7mm、fθレンズ312の第2面312bから被走査面315までの距離は141.4mmである。
なお、Rmを主走査方向の近軸曲率半径、Rsを副走査方向の近軸曲率半径、Dを走査結像レンズの肉厚、Nを使用波長780nmでの屈折率とすると、各面の設計データは図15に示される表5の通りである。また、本第2の実施形態においても、走査結像レンズ311、312の面形状は、上述の式(1)〜(3)で表され、各面における式(1)〜(3)中の各係数は図16に示される表6の通りである。
被走査面である感光体表面では、光源301の中心から出射すると仮定した光ビームがポリゴンミラー309へ入射角60度で入射し、ポリゴンミラーの回転角が30度である場合の反射点から、被走査面に垂直におろした位置を基準位置O(像高0mmの位置)とする。また、この基準位置Oから、Y軸に沿って±150mmの範囲を有効書込領域(図7中のIR)とする。
この有効書込領域IRに対応するポリゴンミラーの半画角は35.9度である。この範囲を走査する間、光源を画像情報に応じて変調し、感光体を露光し画像を形成する。また、像高−161mmの位置にフォトディテクタを配備し(図示せず)、像高−161mmを光ビームが走査されるときに光源を強制的に発光させ、フォトディテクタへ光ビームが入射するようにする。この信号を同期検知信号とし、水平同期信号として光源駆動回路にフィードバックして、この水平同期信号に基いて画像情報に応じて半導体レーザを変調することにより、有効書込領域に画像情報を位置ずれが発生することなく書き込むことができる。なお、ポリゴンミラー309は、半径7mmの円に内接する上面及び下面を有する4各柱状の部材からなり、基準回転角は被走査面に対して30度となっている。
図8には光源301に設けられた40個の発光点が示されている。光源301では、40個の発光点が二次元的に配列され、単一素子で複数の光ビームを発生することが出来る。このような光源は垂直共振器型面発光レーザー(VCSEL)によって実現することができる。VCSELは発振波長の温度変動が小さく、波長の不連続な変化(波長飛び)が原理的に発生しないため、環境変化によっても光学特性が劣化しにくい。光源301として用いる本実施例のVCSELの発振波長は780nmで、発散角(FWHM)は主走査方向、副走査方向ともに7±1度、発光領域径(ニアフィールドパターン)は直径4μmの円形である。
本実施例におけるVCSELは、主走査方向において最も離れた発光点間の距離よりも副走査方向において最も離れた発光点間の距離が小さくなるような配列にしている。すなわち主走査方向に長い平行四辺形の中に発光点が配置されている。これにより副走査方向よりも主走査方向に数多く発光点を配列することとなり、次のような利点がある。隣接する発光点間の距離は、発熱防止や配線の問題からある程度広く取る必要がある。副走査方向に隣接する発光点の距離を1≦d≦4μmとした場合には、主走査方向に隣接する発光点の距離Dmをdよりも広くとることができる。なお、光源としては、行方向と列方向が直交するマトリクス状に複数の発光点が配置された光源を、所定角だけ傾けて用いることも可能である。
本第2の実施形態では、Dmが30μm、Dsが20μm、dが2.0μm(480dpi時)となっている。主走査方向には10個の発光点を並べており、主走査方向において最も離れた発光点間の距離は270μm(=Dm×9)で、発光点総数は40であるため副走査方向において最も離れた発光点間の距離78μm(=d×39)である。高密度な走査を行うために副走査方向に発光点を密集させ、なおかつ素子の性能及び歩留、寿命の向上のためには、発光点の配列領域は副走査方向よりも主走査方向に長い形態にすることが望ましい。副走査方向に広い範囲に渡って発光点を配列すると、温度変化による光学性能劣化が著しく増大する。温度変化に伴う走査レンズの膨張、屈折率の変化による光学倍率の変化によって副走査方向のドット位置ずれが起こるが、これは光学系の光軸から副走査方向に離れているほど大きくなる。
また走査線間隔のばらつきの温度による影響は副走査方向に最も離れた発光点の間で最大となる。走査光学系の副走査横倍率の差のために、光軸に対して副走査方向に+側の発光点による走査線と−側の発光点による走査線とは、曲がり方が逆方向になるからである。逆方向に曲がった走査線同士が隣接するときに発生する走査線間隔の大きな誤差は、副走査方向のドット位置ずれとなり、一走査ごとに現れるバンディングとして知覚されてしまい走査品質の劣化となる。装置の低コスト化のために走査レンズを樹脂製の成形品にした場合には、ガラスよりも熱膨張や屈折率の温度変化が大きいため、この問題がさらに顕著になる。従って、本実施例のように、発光点の配列領域の副走査方向の幅は100μm程度以下にとどめることが望ましい。
図9には、本実施例における光走査装置100Aのポリゴンミラー309近傍の主走査断面の光路を示す。光源301として用いているVCSELの各発光点からの光ビームを、図8における、主走査方向(Y軸方向)及び副走査方向(Z軸方向)の発光部座標ともに最大のものをLB1、主走査方向及び副走査方向発光部座標ともに最小のものをLB40とすると、各光ビームLB1,LB40の光路は図9に示されるようになる。
図9に示されるように、光源301から出射された複数の光ビームはすべて同じコリメートレンズ303に入射し、それぞれ略平行光としている。このとき、複数の光ビームは2次元的に配列されているのでコリメートレンズ309の軸外から入射する光ビームについては、主光線の角度がコリメートレンズ303へ入射前と出射後で変化する。これにより、それぞれの光ビームがポリゴンミラー309へ異なる角度で入射することになる。このとき光ビームLB1と光ビームLB40の、回転角が30度のポリゴンミラー309に対する主走査方向の入射角(図9中のθ1、θ40)は、29.84度及び30.16度である。
それぞれの光ビームはポリゴンミラー309への入射角が異なるので、本第2の実施形態においてもポリゴンミラー309がある回転角のときの各光ビームが偏向されて被走査面上にて結像する位置が異なり、同時間において、ポリゴンミラーへの主走査方向入射角が小さい光ビームLB1はポリゴンミラーへの主走査方向入射角が大きい光ビームLB40に比べて+Y側の像高を走査している。
本第2の実施形態では、ポリゴンミラー309は図7における反時計回りに回転し、被走査面を+Y方向に向かって走査する。ここで、ポリゴンミラー309への主走査方向入射角が大きい光ビームは、ポリゴンミラー309への主走査方向入射角が小さい光ビームに比べて遅れて被走査面を走査するので、以降これを後行走査光とする。また、ポリゴンミラー309への主走査方向入射角が小さい光ビームを先行走査光とする。
ポリゴンミラー309への入射角が異なることにより、それぞれの半導体レーザが、光学素子にけられずに露光できる幅(書込み幅)が異なってくる。なお、光走査装置100Aでは、光ビームLB1による露光幅が基準位置Oに対して−160.1mmから165.0mmの間で、光ビーム40による露光幅が−164.4mmから161.5mmの間となっている。
本第2の実施形態に係る光走査装置100Aでは、後行走査光の書込領域開始端側に配置したフォトディテクタから同期信号を得て、その時間からの所定のディレイ量を設定し、先行ビームの変調タイミングを決定している。これにより、光走査装置の小型化を図ることが可能となっている。
また、光走査装置100Aを図10に示される画像形成装置に用いることで、複数色対応の画像形成装置1000を実現することができる。この画像形成装置1000は、複数の被走査面を走査露光することで複数色の画像を可視化し、該複数の画像を重ね合わせてカラー画像を形成する装置である。
画像形成装置1000では、光導電性の感光体1302a〜1302dは図10中の矢印に示したように時計回りに等速回転する。感光体1302a〜1302dの表面は、帯電装置1305によって均一に帯電され、上述の画像形成装置200と同様に感光体表面は、光走査装置1301によって走査される。この走査によって感光体1302a〜1302dに形成された静電潜像は、現像装置1303によってそれぞれトナー画像として可視化される。そして、それぞれのトナー画像は転写手段1306によって中間転写ベルト1308上に重ね合った状態で転写され、転写手段1309によってトナー像が用紙S上に定着されることでフルカラー画像が形成される。
なお、感光体1302a〜1302dの対応色は、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKとすることができ、1302のa〜dとの対応は自由に選択し最適化することが出来る。例えば、本実施例においては、abcdの順にYMCKの色に対応させて構成している。走査品質の向上が難しい位置に対応する光走査装置や、調整などの工程を削減したい感光体に対応する光走査装置に対しては、明度の高低や視認性の高低に応じて、対応色を選択することが望ましい。
以上説明したように、光走査装置100,100A及び画像形成装置200,1000によると、後行走査光で書込領域開始端の同期信号を得ることにより、各装置全体のサイズを大きくすることなく、画像形成を行うことが可能となる。
また、有効書込領域の両側で同期信号を得ることで、後行ビームで書込領域開始端側の同期信号を、先行ビームで書込領域終了端側の同期信号を得ることにより、光走査装置全体のサイズを大きくすることなく、経時的な倍率変動をリアルタイムで検知し、補正することができる。このような構成にすることにより、例えば温度変動のような経時的な誤差要因がある場合でも良好な画像を形成することができる。さらに、複数の発光点を有する複数の半導体レーザのそれぞれで同期信号を得る構成とすることが可能となり、この構成とすることにより、それぞれの半導体レーザ間の位置関係の個体ばらつきやメカ的な公差、また経時的位置変動などが生じる場合においても、より高精細な画像形成を行うことができる。
なお、上記各実施形態のカップリングレンズ及び線像形成レンズはそれぞれガラス製であっても、また低コスト化のために樹脂製であっても良い。樹脂製とした場合は温度変化による光学特性の劣化を低減するために、回折光学素子としてもよい。
また、上記各実施形態では、光ビームを偏向する手段としてポリゴンミラーを用いる例のみ示したが、例えば共振振動を行うマイクロミラーや、ガルバノミラーなどで代用した光走査装置としても良い。
なお、上記実施形態では、本発明の光走査装置がプリンタに用いられる場合について説明したが、プリンタ以外の画像形成装置、例えば、複写機、ファクシミリ、又は、これらが集約された複合機にも好適である。
本発明の第1の実施形態に係るプリンタ200の概略構成を示す図である。 図2(A)及び図2(B)は、光走査装置100のレイアウト図である。 図3(A)及び図3(B)は、フォトディテクタ116に入射する走査光を示す図である。 光源101,102の変形例を説明するための図(その1)である。 図5(A)及び図5(B)は、光源101,102の変形例を説明するための図(その2、その3)である。 光走査装置100を用いたフルカラー画像形成装置を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光走査装置100Aのレイアウト図である。 図7における光源301を示す図である。 ポリゴンミラー309の偏向面へ入射する光ビームLB1,LB40の光路を示す図である。 フルカラー画像形成装置1000を示す図である。 レンズ103,104,107の形状、肉厚D及び屈折率Nを説明するための図である。 レンズ111,112の肉厚D及び屈折率Nを説明するための図である。 第1走査レンズ111及び第2走査レンズ112の形状を説明するための図である。 コリメートレンズ303、シリンドリカルレンズ307の形状、肉厚D及び屈折率Nを説明するための図である。 走査結像レンズ311、312の形状、肉厚D及び屈折率Nを説明するための図である。 走査結像レンズ311、312の形状を説明するための図である。
符号の説明
100,100A…光走査装置、101,102…光源、100a…第1光学系、100b…第2光学系、103,104…カップリングレンズ、105,106…アパーチャ、107…シリンドリカルレンズ、108…反射ミラー、109…ポリゴンミラー、111…第1走査レンズ、112…第2走査レンズ、113A,113B…折り返しミラー、116…フォトディテクタ、117…反射ミラー、118…光源駆動装置、200…画像形成装置、201…感光ドラム、202…帯電チャージャ、204…トナーカートリッジ、205…クリーニングケース、206…給紙トレイ、207…給紙コロ、208…レジストローラ対、209…定着ローラ、210…排紙トレイ、211…転写チャージャ、212…排紙ローラ、213…用紙、215…ハウジング。

Claims (7)

  1. 複数の光ビームを主走査方向へ偏向して、被走査面上の書込み領域を走査する光走査装置であって、
    前記書込み領域を走査する前の前記複数の光ビームを受光して、受光した前記光ビームに応じた信号を出力する第1センサと;
    前記書込み領域を走査した後の前記複数の光ビームを受光して、該受光した前記光ビームに応じた信号を出力する第2センサと;
    前記第1センサが前記複数の光ビームのうち、前記書込み領域から遠い側の光ビームを受光したときの信号に基づいて前記被走査面上の書込み開始タイミングを求め、前記第2センサが前記複数の光ビームのうち、前記書込み領域から遠い側の光ビームを受光したときの信号に基づいて前記被走査面上の書込み終了タイミングを求める制御装置と;を備える光走査装置。
  2. 前記光ビームを射出する複数の発光点を有する光源を更に備える請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記複数の発光点は、前記主走査方向と所定の角度を成す第1方向と、前記主走査方向又は前記第1方向と直交する第2方向とに2次元的に配置されていることを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  4. 前記光源は、端面発光型レーザ及び端面発光型レーザアレイのうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  5. 前記光源は、面発光型レーザ及び面発光型レーザアレイのうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の光走査装置。
  6. 画像に関する情報から得られる潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に定着させることにより、画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の光走査装置と;
    前記光走査装置により潜像が形成される感光体と;
    前記感光体の被走査面に形成された潜像を顕像化する現像手段と;
    前記現像手段により顕像化されたトナー像を前記記録媒体に定着させる転写手段と;を備える画像形成装置。
  7. 多色画像に関する情報から得られる各色ごとの潜像に基づいて形成されたトナー像を、記録媒体に重ね合わせて定着させることにより、多色画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の光走査装置と;
    前記光走査装置により各色に応じた潜像がそれぞれ形成される複数の感光体と;
    前記複数の感光体の被走査面にそれぞれに形成された潜像を顕像化する現像手段と;
    前記現像手段により顕像化された各色ごとのトナー像を前記記録媒体に重ね合わせて定着させる転写手段と;を備える画像形成装置。
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