JP5392447B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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電子写真の画像記録では、レーザを用いた画像形成装置が広く用いられている。この場合、画像形成装置は光走査装置を備え、感光性を有するドラムの軸方向にポリゴンスキャナ(例えば、ポリゴンミラー)を用いてレーザ光を走査しつつ、ドラムを回転させ潜像を形成する方法が一般的である。
ところで、画像形成装置では、温度変化や経時変化に伴って走査光の光量が変化し、画像における濃度むらが発生するおそれがある。そこで、これを抑制するため、通常、光走査装置では、光源から射出される光の光量をフォトダイオード等のディテクタでモニタし、その結果に基づいて、光源の出力レベルを制御するAPC(Auto Power Contorol)を実施している。
例えば、特許文献1には、光源と、光源から出射された光ビームを走査用光ビームとフィードバック用光ビームとに分離する分離部材と、分離部材で分離された走査用光ビームを偏向して、被走査面上に走査する光偏向手段と、分離部材と光偏向手段の間に配置され、走査用光ビームの断面形状を整形する第2開口の形成された第2のアパーチャと、分離部材で分離されたフィードバック用光ビームを受光して、このフィードバック用光ビームの光量を検出する光センサと、光センサで検出された光量に基づいて、光源から出射する光量を制御する制御手段と、光源と光センサの間に配置され、光ビームの断面形状を整形する、第2開口よりも大きな第1開口の形成された第1のアパーチャと、を備えた光走査装置が開示されている。
また、特許文献2には、入射された光ビームの光量を検出する検出手段と、光源から出力された光ビームの一部を分離する光分離手段を備え、光分離手段によって分離した光ビームの一部を検出手段に入射させる光学系と、検出手段による検出光量が予め定められた所定光量となるように、光源の出力光量を制御する光量制御手段と、を有する光走査装置が開示されている。そして、この光走査装置では、光学系が、光源から出力された光ビームの偏光方向が変化した場合に、被走査面上の光量の変動率と、検出手段に入射する光量の変動率とを略一致させる特性を有している。
また、特許文献3には、面発光レーザから射出され、アパーチャで整形されコリメータレンズでコリメートされたレーザビームを光偏向器で偏向して被走査面を走査露光すると共に、レーザビームの一部をビーム分離手段で反射し受光素子で光量を検出する光走査装置において、受光素子を面発光レーザと同一回路基板上に設けたことを特徴とする光走査装置が開示されている。
特開2006−91157号公報 特開2005−156933号公報 特開2006−259098号公報
しかしながら、特許文献1〜特許文献3に開示されている光走査装置では、光センサ、検出手段及び受光素子からの戻り光が光源に入射して、不安定なレーザ発振、ノイズの発生及びレーザ出力の低下を招くおそれがあった。
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、高コスト化を招くことなく、被走査面を精度良く光走査することができる光走査装置を提供することにある。
また、本発明の第の目的は、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明は、第1の観点からすると、光源と、前記光源から射出された光をカップリングするカップリングレンズと、前記カップリングレンズを透過した光を偏向する偏向器と、前記偏向器で偏向された光を被走査面に集光する走査光学系とを備える光走査装置であって、前記カップリングレンズから射出された光の一部をモニタ用の光として分離する分離光学素子と;前記分離光学素子で分離されたモニタ用の光を集光する集光光学素子と;前記集光光学素子を介したモニタ用の光の進行方向に関して、その受光面が前記モニタ用の光の集光位置の前方及び後方のいずれかに配置された受光素子と;前記カップリングレンズと前記分離光学素子との間に設けられた遮光部材と;を更に備え、前記受光面は、前記受光面での戻り光が、前記集光光学素子を透過し、前記分離光学素子の端部に入射し、前記分離光学素子の端部にて反射された前記戻り光、前記遮光部材にて遮光されるよう傾けられて配置される光走査装置である。
これによれば、高コスト化を招くことなく、被走査面を精度良く光走査することが可能となる。
本発明は、第の観点からすると、少なくとも1つの像担持体と;前記少なくとも1つの像担持体を画像情報が含まれる光により走査する少なくとも1つの本発明の光走査装置と;を備える画像形成装置である。
これによれば、少なくとも1つの本発明の光走査装置を備えているため、結果として、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を形成することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ1000の概略構成が示されている。
このプリンタ1000は、光走査装置1010、感光体ドラム1030、帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034、クリーニングブレード1035、トナーカートリッジ1036、給紙コロ1037、給紙トレイ1038、レジストローラ対1039、定着ローラ1041、排紙ローラ1042、及び排紙トレイ1043などを備えている。
感光体ドラム1030の表面には、感光層が形成されている。すなわち、感光体ドラム1030の表面が被走査面である。ここでは、感光体ドラム1030は、図1における矢印方向に回転するようになっている。
帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034及びクリーニングブレード1035は、それぞれ感光体ドラム1030の表面近傍に配置されている。そして、感光体ドラム1030の回転方向に関して、帯電チャージャ1031→現像ローラ1032→転写チャージャ1033→除電ユニット1034→クリーニングブレード1035の順に配置されている。
帯電チャージャ1031は、感光体ドラム1030の表面を均一に帯電させる。
光走査装置1010は、帯電チャージャ1031で帯電された感光体ドラム1030の表面に、上位装置(例えばパソコン)からの画像情報に基づいて変調された光を照射する。これにより、感光体ドラム1030の表面では、画像情報に対応した潜像が感光体ドラム1030の表面に形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラム1030の回転に伴って現像ローラ1032の方向に移動する。なお、この光走査装置1010の構成については後述する。
トナーカートリッジ1036にはトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ1032に供給される。
現像ローラ1032は、感光体ドラム1030の表面に形成された潜像にトナーカートリッジ1036から供給されたトナーを付着させて画像情報を顕像化させる。ここでトナーが付着した潜像(以下では、便宜上「トナー像」ともいう)は、感光体ドラム1030の回転に伴って転写チャージャ1033の方向に移動する。
給紙トレイ1038には記録紙1040が格納されている。この給紙トレイ1038の近傍には給紙コロ1037が配置されており、該給紙コロ1037は、記録紙1040を給紙トレイ1038から1枚づつ取り出し、レジストローラ対1039に搬送する。該レジストローラ対1039は、給紙コロ1037によって取り出された記録紙1040を一旦保持するとともに、該記録紙1040を感光体ドラム1030の回転に合わせて感光体ドラム1030と転写チャージャ1033との間隙に向けて送り出す。
転写チャージャ1033には、感光体ドラム1030の表面上のトナーを電気的に記録紙1040に引きつけるために、トナーとは逆極性の電圧が印加されている。この電圧により、感光体ドラム1030の表面のトナー像が記録紙1040に転写される。ここで転写された記録紙1040は、定着ローラ1041に送られる。
この定着ローラ1041では、熱と圧力とが記録紙1040に加えられ、これによってトナーが記録紙1040上に定着される。ここで定着された記録紙1040は、排紙ローラ1042を介して排紙トレイ1043に送られ、排紙トレイ1043上に順次スタックされる。
除電ユニット1034は、感光体ドラム1030の表面を除電する。
クリーニングブレード1035は、感光体ドラム1030の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。なお、除去された残留トナーは、再度利用されるようになっている。残留トナーが除去された感光体ドラム1030の表面は、再度帯電チャージャ1031の位置に戻る。
次に、前記光走査装置1010の構成について説明する。
この光走査装置1010は、図2に示されるように、光源14、カップリングレンズ15、開口板23、シリンドリカルレンズ17、反射ミラー18、ポリゴンミラー13、偏向器側走査レンズ11a、像面側走査レンズ11b、結像レンズ24、及びフォトダイオード25などを備えている。なお、本明細書では、感光体ドラム1030の長手方向をY軸方向、このY軸方向に垂直な平面内で互いに直交する2つの方向をZ軸方向及びX軸方向として説明する。
光源14は、図3に示されるように、一例として40個の発光部が1つの基板上に形成された2次元アレイ100を有している。この2次元アレイ100は、YZ平面内でY軸方向に対して傾斜角αをなす方向(以下では、便宜上「D1方向」という)に沿って10個の発光部が等間隔に配置された発光部列を4列有している。そして、これら4列の発光部列は、YZ平面内でD1方向に直交する方向(以下では、便宜上「D2方向」という)に等間隔に配置されている。すなわち、40個の発光部は、D1方向とD2方向とにそれぞれ沿ってマトリックス状に配列されている。なお、本明細書では、「発光部間隔」とは2つの発光部の中心間距離をいうものとする。
また、各発光部は、780nm帯の垂直共振器型の面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)であり、+X方向に光を射出する。
図2に戻り、カップリングレンズ15は、光源14の+X側に配置され、光源14から射出された光を略平行光とする。
開口板23は、カップリングレンズ15の+X側に配置され、カップリングレンズ15を介した光の少なくともZ軸方向のビーム径を規定する開口部を有する。この開口板23は、開口部の周囲で反射された光をモニタ用の光として利用するため、カップリングレンズ15を介した光の進行方向に垂直な仮想面に対して傾斜して配置されている。
すなわち、開口板23は、光源14から射出された光の一部を、モニタ用光として分離する。
シリンドリカルレンズ17は、開口板23の+X側に配置され、開口板26の開口部を通過した光を、反射ミラー18を介してポリゴンミラー13の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
ところで、光源14とポリゴンミラー13との間の光路上に配置される光学系は、偏向器前光学系とも呼ばれている。本実施形態では、偏向器前光学系は、カップリングレンズ15と開口板23とシリンドリカルレンズ17と反射ミラー18とから構成されている。
ポリゴンミラー13は、4面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。このポリゴンミラー13は、Z軸方向に平行な回転軸の周りに等速回転し、反射ミラー18を介して入射する光を偏向する。
偏向器側走査レンズ11aは、ポリゴンミラー13で偏向された光の光路上に配置されている。
像面側走査レンズ11bは、偏向器側走査レンズ11aを介した光の光路上に配置されている。
ポリゴンミラー13と感光体ドラム1030との間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。本実施形態では、走査光学系は、偏向器側走査レンズ11aと像面側走査レンズ11bとから構成されている。
ポリゴンミラー13で偏向された光は、走査光学系によって結像され、感光体ドラム1030の表面に光スポットとして集光する。
従って、ポリゴンミラー13の回転に伴って、感光体ドラム1030の表面の光スポットは、Y軸方向に移動する。このときの、光スポットの移動方向が主走査方向である。
結像レンズ24は、開口板23で反射されたモニタ用光を集光する。
フォトダイオード25は、結像レンズ24を介したモニタ用光の進行方向(以下では、便宜上、「T方向」ともいう)に関して、その受光面がモニタ用光の集光位置の前方及び後方のいずれかに配置されている。なお、図4には、一例として、受光面がモニタ用光の集光位置から前方に距離dだけ離れた位置に配置されている場合が示されている。このフォトダイオード25は、受光量に応じた信号(光電変換信号)を出力する。フォトダイオード25の出力信号は、光源14から射出される光の光量をモニタするのに用いられ、そのモニタ結果に基づいて、各発光部の駆動電流が補正される。
そして、フォトダイオード25の受光面で反射した光(以下では、便宜上「モニタ反射光」ともいう)は、一例として図5及び図6に示されるように、発散光となって光源14に戻る。
これにより、光源14に戻るモニタ反射光は、従来よりも光強度が小さくなる。その結果、モニタ反射光が2次元アレイ100に入射しても、各発光部では、不安定なレーザ発振、ノイズの発生及びレーザ出力の低下を招くことはない。
比較として、従来のように受光面がモニタ用光の集光位置に配置されている場合のモニタ反射光の光路が、図7及び図8に示されている。この場合には、モニタ反射光は、2次元アレイ100の位置に集光している。
なお、図6及び図8では、便宜上、T方向をXY平面内で反時計回りに回転させ、X軸に平行にして、開口板23とフォトダイオード25との間のモニタ反射光の光路を示している。
ところで、モニタ用光の主光線を中心軸としたビームウエストの絞られる焦点位置は、主走査方向に対応する方向と副走査方向に対応する方向では光軸方向に関して互いに異なる位置となる。従って、モニタ用光は、一例として図9に示されるように、T方向における集光位置の前方及び後方では、集光範囲が主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方に関して変動が見られる。そこで、フォトダイオード25の受光面は、モニタ用光の集光状態に応じて、集光位置に対するシフト量dが適時設定される。
本実施形態に係る光走査装置1010では、開口板23と結像レンズ24とフォトダイオード25とによってモニタ装置が構成されている。
ここでは、例えば各発光部を順次点灯させて、各発光部の発光光量を個別に検出する時分割検知法や、少なくとも2個の発光部を組とし、種々の組み合わせからなる複数の組を、組毎に順次点灯させて、各組の発光光量を検出し、その結果から各発光部の発光光量をそれぞれ算出する方法をとることができる。
このように、本実施形態では、1つのフォトダイオードで複数の発光部の発光光量を個別に知ることができるので、光学系の簡略化、及び部品点数の減少が可能となり、その結果、低コスト化、小型化を実現することが可能となる。また、複数のフォトダイオードを用いる場合には、それぞれのフォトダイオードの個体差によって検出誤差が生じるが、本実施形態では、1つのフォトダイオードを用いているので、精度良く検出することができる。
また、本実施形態に係る光走査装置1010では、光源14と上記モニタ装置とによって光源装置が構成されている。そして、開口板23の開口部を通過した光がこの光源装置から出力される光である。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置1010によると、2次元アレイ100から射出された光の一部をモニタ用光として分離する開口板23(分離光学素子)と、該開口板23で分離されたモニタ用光を集光する結像レンズ24(集光光学素子)と、結像レンズ24を介したモニタ用光の進行方向に関して、その受光面がモニタ用光の集光位置の前方及び後方のいずれかに配置されているフォトダイオード25(受光素子)とを有している。これにより、光源側に戻るモニタ反射光は、発散光となり、ビーム径が従来よりも大きくなる。そこで、モニタ反射光が2次元アレイ100に戻っても、光強度が小さいので、各発光部では、不安定なレーザ発振、ノイズの発生及びレーザ出力の低下を招くことはない。すなわち、高コスト化を招くことなく、各発光部の発光特性に悪影響を与えることを防止できる。
そこで、2次元アレイ100の各発光部では安定したレーザ発振がなされ、光源14は、複数の光を安定して出力することが可能となる。その結果、高コスト化を招くことなく、感光体ドラム1030上を精度良く光走査することが可能となる。
また、本実施形態では、光源14が2次元アレイ100を有しているため、書込み密度の高密度化を実現することができる。
また、本実施形態では、2次元アレイ100でのレーザ発振のロスが軽減されるため、結果として、省エネルギー化及び環境負荷低減が可能となる。
また、本実施形態に係るプリンタ1000によると、高コスト化を招くことなく、感光体ドラム1030上を精度良く光走査することができる光走査装置1010を備えているため、結果として、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を形成することが可能となる。
また、本実施形態では、光源14が2次元アレイ100を有しているため、書込み速度の高速化を図ることができる。
なお、上記実施形態において、一例として図10に示されるように、さらに、フォトダイオード25の受光面におけるモニタ用光の受光位置での法線L25が、結像レンズ24の光軸L24に対して、TZ平面内で、角度θだけ傾斜しても良い。この場合には、モニタ反射光は、一例として図11に示されるように、上記実施形態におけるモニタ反射光よりも−Z側にシフトした光路をとる。そこで、モニタ反射光は、2次元アレイ100の−Z側に、2次元アレイ100を避けて、拡散して光強度が弱まった状態で到達する。従って、モニタ反射光の2次元アレイ100への進入を遮断することができ、各発光部では安定したレーザ発振を行うことができる。
なお、上記実施形態において、一例として図12に示されるように、さらに、フォトダイオード25の受光面におけるモニタ用光の受光位置での法線L25が、結像レンズ24の光軸L24に対して、XY平面内で、角度θxyだけ傾斜しても良い。この場合には、モニタ反射光は、上記実施形態におけるモニタ反射光よりも−Y側にシフトした光路をとる。そこで、モニタ反射光は、2次元アレイ100の−Y側に、2次元アレイ100を避けて、拡散して光強度が弱まった状態で到達する。従って、モニタ反射光の2次元アレイ100への進入を遮断することができ、各発光部では安定したレーザ発振を行うことができる。
この場合に、一例として図13に示されるように、カップリングレンズ15と開口板23との間に、中央にカップリングレンズ15から開口板23に向かう光が通過できる大きさの開口部が形成され、該開口部の周囲が遮光部となっている遮光板26を配置すると、一例として図14に示されるように、開口部の−Y側の遮光部にモニタ反射光が入射する。これにより、開口板23を介したモニタ反射光が、カップリングレンズ15に入射するのを防止できる。
また、上記実施形態において、一例として図15に示されるように、結像レンズ24を、モニタ用光が、その光軸L24からシフトした位置に入射するように配置しても良い。これにより、モニタ用光の受光位置でのフォトダイオード25の受光面の法線方向は、入射光の入射方向の全てに対して傾斜することとなる。そして、モニタ反射光は、開口板23に向かう方向とは異なる方向に結像レンズ24から射出される。
この場合に、モニタ反射光が、光源14、ポリゴンミラー13、走査光学系及び感光体ドラム1030などに入射するのを防止するため、結像レンズ24と開口板23との間に遮光板28を設けても良い。
また、上記実施形態では、開口板23で反射された光をモニタ用光とする場合について説明したが、2次元アレイ100から射出された光の一部をモニタ用光として分離する光学素子を個別に設けても良い。例えば、図16に示されるように、カップリングレンズ15とシリンドリカルレンズ17との間にハーフミラー29を配置し、ハーフミラー29で反射された光をモニタ用光としても良い。
また、上記実施形態において、前記2次元アレイ100に代えて、Y軸方向に関して両端に位置する2つの発光部の間隔が、Z軸方向に関して両端に位置する2つの発光部の間隔よりも大きい2次元アレイを用いても良い。
また、上記実施形態において、前記2次元アレイ100に代えて、端面発光レーザを複数個組み合わせたもの、又は端面発光レーザの1次元アレイを用いても良い。
また、上記実施形態では、光源14が40個の発光部を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、光源14が1つの発光部を有していても良い。
なお、上記実施形態では、画像形成装置としてプリンタ1000の場合について説明したが、これに限定されるものではない。要するに、光走査装置1010を備えた画像形成装置であれば、結果として、高品質の画像を高速で形成することが可能となる。
例えば、前記光走査装置1010を備え、レーザ光によって発色する媒体(例えば、用紙)に直接、レーザ光を照射する画像形成装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、多色のカラー画像を形成する画像形成装置であっても、カラー画像に対応した光走査装置を用いることにより、高品質の画像を高速で形成することが可能となる。
例えば、図17に示されるように、カラー画像に対応し、複数の感光体ドラムを備えるタンデムカラー機であっても良い。このタンデムカラー機は、ブラック(K)用の感光体ドラムK1、帯電器K2、現像器K4、クリーニング手段K5、及び転写用帯電手段K6と、シアン(C)用の感光体ドラムC1、帯電器C2、現像器C4、クリーニング手段C5、及び転写用帯電手段C6と、マゼンタ(M)用の感光体ドラムM1、帯電器M2、現像器M4、クリーニング手段M5、及び転写用帯電手段M6と、イエロー(Y)用の感光体ドラムY1、帯電器Y2、現像器Y4、クリーニング手段Y5、及び転写用帯電手段Y6と、光走査装置1010Aと、転写ベルトT80と、定着手段T30などを備えている。
この場合には、光走査装置1010Aは、ブラック用の2次元アレイ、シアン用の2次元アレイ、マゼンタ用の2次元アレイ、イエロー用の2次元アレイを含む光源と、該光源から射出される光の光量をモニタする少なくとも1つの上記モニタ装置とを有している。そして、ブラック用の2次元アレイからの光はブラック用の走査光学系を介して感光体ドラムK1に照射され、シアン用の2次元アレイからの光はシアン用の走査光学系を介して感光体ドラムC1に照射され、マゼンタ用の2次元アレイからの光はマゼンタ用の走査光学系を介して感光体ドラムM1に照射され、イエロー用の2次元アレイからの光はイエロー用の走査光学系を介して感光体ドラムY1に照射されるようになっている。
各感光体ドラムは、図17中の矢印の方向に回転し、回転順にそれぞれ帯電器、現像器、転写用帯電手段、クリーニング手段が配置されている。各帯電器は、対応する感光体ドラムの表面を均一に帯電する。この帯電器によって帯電された感光体ドラム表面に光走査装置1010Aにより光が照射され、感光体ドラムに静電潜像が形成されるようになっている。そして、対応する現像器により感光体ドラム表面にトナー像が形成される。さらに、対応する転写用帯電手段により、記録紙に各色のトナー像が転写され、最終的に定着手段T30により記録紙に画像が定着される。
なお、このタンデムカラー機において、光走査装置1010Aに代えて、ブラック用の光走査装置とシアン用の光走査装置とマゼンタ用の光走査装置とイエロー用の光走査装置を用いても良い。要するに、光源から射出される光の光量をモニタする上記モニタ装置を有していれば良い。
発明の光走査装置、高コスト化を招くことなく、被走査面上を精度良く光走査するのに適している。また、本発明の画像形成装置、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を形成するのに適している。
本発明の一実施形態に係るプリンタの概略構成を示す図である。 図1における光走査装置を説明するための図である。 図2における光源に含まれるVCSELの2次元アレイを説明するための図である。 フォトダイオードの受光面位置とモニタ用光の集光位置との関係を説明するための図である。 フォトダイオードの受光面で反射した光(モニタ反射光)の光路を説明するための図(その1)である。 モニタ反射光の光路を説明するための図(その2)である。 従来のモニタ反射光の光路を説明するための図(その1)である。 従来のモニタ反射光の光路を説明するための図(その2)である。 モニタ用光のビームウエストを説明するための図である。 フォトダイオードの受光面の傾斜を説明するための図(その1)である。 図10でのモニタ反射光の光路を説明するための図である。 フォトダイオードの受光面の傾斜を説明するための図(その2)である。 図12でのモニタ反射光の光路を説明するための図である。 図13での遮光板26におけるモニタ反射光の入射領域を説明するための図である。 結像レンズの光軸からシフトした位置にモニタ用光が入射するときのモニタ反射光を説明するための図である。 ハーフミラーで分離された光をモニタ用光とする場合を説明するための図である。 タンデムカラー機の概略構成を示す図である。
符号の説明
11a…偏向器側走査レンズ(走査光学系の一部)、11b…像面側走査レンズ(走査光学系の一部)、13…ポリゴンミラー(偏向器)、14…光源、23…開口板(分離光学素子)、24…結像レンズ(集光光学素子)、25…フォトダイオード(受光素子)、26…遮光板(遮光部材)、28…遮光板、29…ハーフミラー(分離光学素子)、1000…プリンタ(画像形成装置)、1010…光走査装置、1010A…光走査装置、1030…感光体ドラム(像担持体)、K1,C1,M1,Y1…感光体ドラム(像担持体)。

Claims (5)

  1. 光源と、前記光源から射出された光をカップリングするカップリングレンズと、前記カップリングレンズを透過した光を偏向する偏向器と、前記偏向器で偏向された光を被走査面に集光する走査光学系とを備える光走査装置であって、
    前記カップリングレンズから射出された光の一部をモニタ用の光として分離する分離光学素子と;
    前記分離光学素子で分離されたモニタ用の光を集光する集光光学素子と;
    前記集光光学素子を介したモニタ用の光の進行方向に関して、その受光面が前記モニタ用の光の集光位置の前方及び後方のいずれかに配置された受光素子と;
    前記カップリングレンズと前記分離光学素子との間に設けられた遮光部材と;を更に備え、
    前記受光面は、前記受光面での戻り光が、前記集光光学素子を透過し、前記分離光学素子の端部に入射し、前記分離光学素子の端部にて反射された前記戻り光、前記遮光部材にて遮光されるよう傾けられて配置される光走査装置。
  2. 前記光源は、複数の発光部を有することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記複数の発光部のそれぞれは、垂直共振器型の面発光レーザであることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 少なくとも1つの像担持体と;
    前記少なくとも1つの像担持体を画像情報が含まれる光により走査する少なくとも1つの請求項1〜3のいずれか一項に記載の光走査装置と;を備える画像形成装置。
  5. 前記画像情報は、多色の画像情報であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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