JP2012018992A - 面発光レーザモジュール、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型で、高精度な光量モニタすることが可能な面発光レーザモジュールを提供する。
【解決手段】基板上に面発光レーザが形成されている面発光レーザ素子10と、前記面発光レーザ素子を設置するためのパッケージ30と、前記面発光レーザからの光を透過する透過窓50を有し、前記パッケージの前記面発光レーザ素子の設置されている側に接続されるリッド部40と、前記リッド部に取り付けられた受光素子20と、を有することを特徴とする面発光レーザモジュール。
【選択図】図2
【解決手段】基板上に面発光レーザが形成されている面発光レーザ素子10と、前記面発光レーザ素子を設置するためのパッケージ30と、前記面発光レーザからの光を透過する透過窓50を有し、前記パッケージの前記面発光レーザ素子の設置されている側に接続されるリッド部40と、前記リッド部に取り付けられた受光素子20と、を有することを特徴とする面発光レーザモジュール。
【選択図】図2
Description
本発明は、面発光レーザモジュール、光走査装置及び画像形成装置に関する。
昨今、多色画像形成装置においては、より高精細な画像品質が求められている。このため、高速化が年々進み、オンデマンドプリンティングシステムとして簡易印刷に用いられるようになりつつある。具体的には、面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting LASER)を2次元的に配列した構成の2次元アレイ素子を用いることにより、感光体上での副走査間隔を記録密度の1/nにすることができ、単位画素をn×mの複数ドットのマトリクス構成を形成することができる。また、複数の光ビームで同時に走査を行なうことができる。
通常、光書き込みに用いられる半導体レーザは、APC(Automatic Power Control)制御を行なうため、半導体レーザの発光量をモニタすることが必要となる。端面発光レーザでは、光の出射端とは反対側の端面から出射される光を受光することにより、光量をモニタすることができるが、面発光レーザでは、出射面と反対側の面には光は出射されないため、端面発光レーザと同様の方法では光量をモニタすることができない。従って、面発光レーザでは、出射された光の一部を分岐して、光量のモニタを行なう様々な方法が検討されており、開示されている。
例えば、特許文献1では、フォトダイオードを構成する積層部を、面発光型半導体レーザを構成する積層部の上層に形成するとともに、フォトダイオードを構成する積層部に開口部を形成して、この開口部より面発光型半導体レーザの光ビームを出射する構造のものが開示されている。
また、特許文献2では、複数の発光源を有する半導体レーザアレイより出射された光を分割するハーフミラーと、このハーフミラーにより反射された光を受光部とを有するものが記載されている。
また、特許文献3及び4には、面発光レーザからの光の一部を反射し、受光素子により受光する構造のものが記載されている。
ところで、面発光レーザ素子を実際に使用する場合には、防塵のために面発光レーザ素子をリッド部材で覆い密閉する必要があるが、この場合、出射されたレーザ光の光軸近傍を透明な部材により形成する必要がある。しかしながら、このような透明な部材は、通常、所定の屈折率を有しており、空気と透明な部材との界面における屈折率差により、光の一部が反射される。この際、透明な部材が構成する面が、レーザ光の光軸に略垂直である場合、面発光レーザ素子より出射された光は、透明な部材の表面又は裏面で反射され、戻り光として、再び面発光レーザ素子に入射してしまう。このように面発光レーザ素子において、戻り光が入射すると、レーザの発振が不安定となり、安定的にレーザ光を出力することができなくなる。
このため、図1に示すように、透明な部材が形成する面が、レーザ光の光軸と垂直とならぬよう、傾斜させた位置に配置する方法がある。具体的には、面発光レーザ素子301及び受光素子302をパッケージ311に設けられた凹部の底面311aに設置し、パッケージ311の面発光レーザ素子301及び受光素子302が設置された面においてリッド部312を接合または接着した構造のものである。リッド部312には透明窓313が設けられており、面発光レーザ素子301から出射された光300の殆どは、出射窓313を透過光300aとして透過するが、出射窓313の表面及び裏面において、一部反射され反射光300bとして受光素子302に入射する。
ところで、このような構成の面発光レーザモジュールにおいては、面発光レーザ素子301から受光素子302までの光路が長いため、単位面積当たりの光量が低下し受光素子302であるフォトダイオードにおける信号検出のS/N比が低下してしまう。また、面発光レーザ素子301が面発光レーザアレイにより形成されている場合には、多くの配線が必要となるため、受光素子302を設置するための十分なスペースを確保することが困難となる。更には、反射光300bが正確に受光素子302に入射するように、高精度な位置合せをする必要があるが、リッド部312とパッケージ311とは接着や溶接等により接合されるため、高精度な位置合せがされている状態における面発光レーザモジュールを作製することは困難である。
よって、本発明は、上記に鑑みなされたものであり、小型で、低コストで、高精度で、光量モニタすることのできる面発光レーザモジュールを提供することを目的とするものであり、更には、信頼性が高く、高品質な画像を形成することのできる光走査装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、基板上に面発光レーザが形成されている面発光レーザ素子と、前記面発光レーザ素子を設置するためのパッケージと、前記面発光レーザからの光を透過する透過窓を有し、前記パッケージの前記面発光レーザ素子の設置されている側に接続されるリッド部と、前記リッド部に取り付けられた受光素子と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記リッド部は、柱状部を形成する側面と、前記柱状部の上部に設けられた上面とを有し、前記受光素子は、前記リッド部の側面に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記リッド部は、4角形の柱状部を形成する4つの側面と、前記柱状部の上部に設けられた上面とを有し、前記上面は、前記基板に対し傾斜を有して設置されているものであって、前記受光素子は、前記リッド部の前記4つの側面のうち、最も高い側面に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記リッド部には、前記面発光レーザ素子から出射された光が、前記出射窓及び前記受光素子において反射され、前記面発光レーザ素子に入射することを防ぐため遮蔽部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記リッド部における前記最も高い側面は、複数の面を有しており、前記受光素子は、前記複数の面のうち、前記基板に対し略平行な面、または、前記出射窓に対し略平行な面に設置されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記リッド部における前記最も高さの高い側面は、前記リッド部内側に前記受光素子を設置するための受光素子設置部を有しており、前記受光素子設置部は、前記基板に対し略平行、または、前記出射窓に対し略平行に形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記リッド部には、前記受光素子が取り付けられる領域には開口部を有しており、前記開口部に前記受光素子が取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記リッド部の全部、または、前記リッド部において少なくとも前記受光素子が取り付けられる領域は、前記面発光レーザからの光を透過する材料により形成されており、前記受光素子は、前記リッド部の外側より前記リッジ部の側面に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記リッド部は、前記面発光レーザからの光を透過する材料により形成されており、前記受光素子は、前記リッド部を形成する際に、前記リッド部と一体となるものとして形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記面発光レーザ素子には、前記面発光レーザがアレイ状に複数形成されているものであることを特徴とする。
また、本発明は、光によって被走査面を走査する光走査装置であって、前記記載の面発光レーザモジュールを有する光源と、前記光源からの光を偏向する光偏向部と、前記光偏向部により偏向された光を前記被走査面上に集光する走査光学系と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、像担持体と、前記像担持体に対して画像情報に応じて変調された光を走査する前記記載の光走査装置と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記像担持体は複数であって、前記画像情報は、多色のカラー情報であることを特徴とする。
本発明によれば、小型で、低コストで、高精度で、光量モニタすることのできる面発光レーザモジュールを提供することができ、更には、信頼性が高く、高品質な画像を形成することのできる光走査装置及び画像形成装置が提供することができる。
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
(面発光レーザモジュール)
第1の実施の形態における面発光レーザモジュールについて説明する。図2に示すように、本実施の形態における面発光レーザモジュールは、面発光レーザ素子10、受光素子20、パッケージ部30、リッド部40を有している。尚、図2においては、説明のため便宜上、リッド部40の2つの側面、即ち、側面41、42及び上面43と接する2つの側面は不図示である。
(面発光レーザモジュール)
第1の実施の形態における面発光レーザモジュールについて説明する。図2に示すように、本実施の形態における面発光レーザモジュールは、面発光レーザ素子10、受光素子20、パッケージ部30、リッド部40を有している。尚、図2においては、説明のため便宜上、リッド部40の2つの側面、即ち、側面41、42及び上面43と接する2つの側面は不図示である。
パッケージ部30には、凹部が形成されており凹部の底面31には面発光レーザ素子10が設置されている。
リッド部40は、略4角形の柱状の形状のもの(柱状部)であり、高さの異なる2つの側面41及び42と上面43を有しており、パッケージ部30の面発光レーザ素子10が設置されている側に、接着または接合されるものである。リッド部40の上面43には出射窓50が設けられており、出射窓50は、面発光レーザ素子10の面発光レーザから出射された光が、戻り光として再び面発光レーザに入射することがないように、面発光レーザ素子10の表面に対し傾斜されて設置されている。
受光素子20は、リッド部40の高い側の側面(4つの側面のうち最も高さの高い側面)42の内側に設置されている。面発光レーザ素子10から出射した光101は、殆どは透過光101aとして出射窓50を透過するが、出射窓50の表面又は裏面において一部が反射され反射光101bとなる。本実施の形態おける面発光レーザモジュールでは、リッド部40の側面42の内側における反射光101bが入射する位置に、受光素子20は設置されている。
これにより、面発光レーザ素子10から受光素子20までの光路を短くすることができ、単位面積当たりの光量の低下をできるだけ防ぐことができる。また、出射窓50と受光素子20の位置が固定されているため、出射窓50と受光素子20との位置関係は変わらず、パッケージ部30とリッド部40との接着または接合する際の精度は、あまり高精度で行なう必要がなく、製造時における負担を軽減することができる。更には、パッケージ部30の凹部の底面31には、面発光レーザ素子10のみを設置することができるため、面発光レーザモジュールを小型化することが可能となる。
(面発光レーザモジュールの製造方法)
次に、本実施の形態における面発光レーザモジュールの製造方法について説明する。
次に、本実施の形態における面発光レーザモジュールの製造方法について説明する。
最初に、図3に示すように、パッケージ部30に面発光レーザ素子10を設置する。具体的には、パッケージ部30の凹部の底面31の略中央部分には、面発光レーザ素子10が導電性接着剤により接着されている。底面31には電極パッド32が設けられており、面発光レーザ素子10に設けられた不図示の電極パッドと電極パッド32とはボンディングワイヤ33により電気的に接続されている。また、電極パッド32は配線34と接続されており、パッケージ部30の外部に設けられた不図示の電極端子と接続されている。更に、パッケージ部30の凹部の周囲の上面35には、受光素子20における電極端子と電気的に接続するための電極パッド36と電極パッド36に接続される配線37とが設けられている。
次に、図4に示すように、受光素子20を作製する。具体的には、受光素子20は、プリント基板21上に、アノード電極22、半導体層23、カソード電極24が積層たフォトダイオードを有している。尚、半導体層23はシリコン等の半導体材料により形成されており、受光素子として機能するように必要に応じて所定量の不純物がドープされている。フォトダイオードはプリント基板21に導電性接着剤等により接着されており、これによりフォトダイオードのアノード電極22とプリント基板21に設けられたアノード配線25とが電気的に接続されている。また、プリント基板21には、カソード配線26が設けられており、カソード配線26における電極パッド部26aと、フォトダイオードのカソード電極24とはボンディングワイヤ27により電気的に接続されている。更に、プリント基板21に設けられたアノード配線25及びカソード配線26は、フレキシブル基板28と導電性接着剤により、各々電気的に接続されている。
次に、図5に示すように、リッド部40を作製する。具体的には、樹脂加工により形成されたリッド本体部の上面43に、出射窓50を接着剤等により接着することにより、リッド部40を作製する。次に、リッド部40の内側に、斜めコレット等により受光素子20を挿入し、リッド部40の側面42の内側の所定の位置に、受光素子20を接着材等により接着し固定する。尚、受光素子20は、側面42の内側において、面発光レーザ素子10から出射された光が出射窓50で反射され、受光素子20に入射するような位置に接着される。
次に、図6に示すように、パッケージ部30とリッド部40とを接着または接合する。具体的には、図3に示すパッケージ部30の部分と、図5に示すリッド部40の部分とを接着または接合する。この際、フレキシブル基板28とパッケージ部30に設けられた電極パッド36とを導電性接着剤により接着する。
このようにして、図7に示すような本実施の形態における面発光レーザモジュールを製造することができる。尚、図7(a)は、本実施の形態における面発光レーザモジュールの上面図であり、図7(b)は、図7(a)における一点鎖線7A−7Bにおいて切断した概略断面図である。
このようにして製造された面発光レーザモジュールは、受光素子20をリッド部40の側面42の内側に設置することができるため、受光素子20の面積を大きくすることができ、特に、高さ方向、即ち、図面において上下方向に大きくすることができる(例えば、4〜5mm)。このため受光素子20の表面において、出射窓50により反射された反射光101bによる光スポット102が、図8に示すように、楕円形状となっている場合であっても、光スポット102のほぼすべてを受光素子20に照射させることができ、別途光学部材を設ける必要がない。また、受光素子20の面積を大きくすることにより、パッケージ部30とリッド部40との接着または接合の際の製造マージンを更に広くすることができる。これにより、パッケージ部30とリッド部40との接着または接合の工程が自動的に行なうことが可能となり、面発光レーザモジュールの製造コストを低くすることが可能となる。
また、1次元のアレイ状に複数の面発光レーザが形成されている面発光レーザ素子10の場合において、図9に示すように、1次元のアレイ状の面発光レーザより出射された光の一部が反射窓50により反射されて反射光101bとなり、反射光101bによる光スポット102aが、複数の楕円が重なっている形状となっている場合であっても、すべて受光素子20に入射させることができる。また、発光させる面発光レーザを順次切り替えて発光させることにより、各々の面発光レーザの光量を各々測定し制御することができる。
また、1次元のアレイ状に複数の面発光レーザが形成されている面発光レーザ素子10の場合において、図10に示すように、1次元のアレイ状に形成された面発光レーザより出射され反射窓50により反射された反射光101bによる光スポット102bが、複数の楕円が分離した形状である場合には、各々の楕円形状の光スポット102bに対応して受光することができるように、複数の受光領域23aを有する受光素子20aを形成する。これにより、受光素子20aでは、各々分離されている受光領域23aにおいて、各々に照射される光スポット102bの光量を同時に計測し各々の面発光レーザを制御することができる。
尚、図9及び図10においては、面発光レーザ素子10が、1次元のアレイ状に面発光レーザが形成されている場合について説明したが、2次元のアレイ状に形成された面発光レーザ素子10についても同様である。
例えば、2次元のアレイ状に複数の面発光レーザが形成されている面発光レーザ素子10の場合においては、図11に示すように、2次元のアレイ状の面発光レーザより出射された光の一部が反射窓50により反射されて反射光101bとなり、反射光101bによる光スポット102cが、複数の楕円が重なっている形状となっている場合であっても、すべて受光素子20に入射させることができる。また、発光させる面発光レーザを順次切り替えて発光させることで、各々の面発光レーザの光量を各々測定し制御することができる。
(面発光レーザアレイ)
次に、本実施の形態における面発光レーザモジュールにおいて、一例として、面発光レーザ素子が複数の面発光レーザにより形成された面発光レーザアレイである場合について説明する。この面発光レーザアレイは、面発光レーザが2次元的に複数形成されているものである。
次に、本実施の形態における面発光レーザモジュールにおいて、一例として、面発光レーザ素子が複数の面発光レーザにより形成された面発光レーザアレイである場合について説明する。この面発光レーザアレイは、面発光レーザが2次元的に複数形成されているものである。
図12に基づき、面発光レーザアレイ200について説明する。面発光レーザアレイ200は、複数(ここでは21個)の面発光レーザに対応する発光部210が同一基板上に配置されている。尚、X軸方向は主走査対応方向であり、Y軸方向は副走査対応方向である。複数の発光部210は、すべての発光部210をY軸方向に伸びる仮想線上に正射影したときに等間隔d2となるように配置されている。このようにして、21個の発光部210は2次元的に配列されている。尚、本明細書では、「発光部間隔」とは2つの発光部210の中心間距離を意味する。また、図12では発光部210の数が21個であるものを示しているが、発光部210の個数は、複数であればよく、例えば、発光部210が40個のものであってもよい。
また、面発光レーザアレイ200では、各発光部を副走査対応方向に延びる仮想線上に正射影したときの発光部間隔が等間隔d2であるので、点灯のタイミングを調整することにより、後述する感光体ドラム上において副走査方向に等間隔で発光部が並んでいる場合と同様な構成と捉えることができる。
そして、例えば、上記間隔d2を2.65μm、後述する光走査装置の光学系の倍率を2倍とすれば、4800dpi(ドット/インチ)の高密度書込みができる。もちろん、主走査対応方向の発光部数を増加したり、副走査対応方向のピッチd1を狭くして間隔d2を更に小さくした構成のアレイ配置としたり、光学系の倍率を下げる等を行えばより高密度化することが可能であり、より高品質の印刷が可能となる。なお、主走査方向の書き込み間隔は、発光部の点灯のタイミングで容易に制御できる。
ところで本実施の形態における面発光レーザアレイ200において、隣接する2つの発光部210の間の溝は、各発光部の電気的及び空間的分離のために、5μm以上であることが好ましい。あまり狭いと製造時のエッチングの制御が難しくなるからである。また、メサの大きさ(1辺の長さ)は10μm以上であることが好ましい。あまり小さいと動作時に熱がこもり、特性が低下するおそれがあるからである。
また、上述した2次元的に面発光レーザが配列された面発光レーザアレイ200に代えて、面発光レーザに対応する発光部210を1次元配列した面発光レーザアレイを用いてもよい。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態における面発光レーザモジュールについて説明する。本実施の形態における面発光レーザモジュールは、図13に示すように、反射光101bが、更に受光素子20の表面において反射して反射光101cとなり、面発光レーザ素子10に入射することがないように、リッド部40の一部に遮蔽部60を設けた構成のものである。この場合、遮蔽板60にはリッド部40と同じ部材を用いて形成することが好ましい。
次に、第2の実施の形態における面発光レーザモジュールについて説明する。本実施の形態における面発光レーザモジュールは、図13に示すように、反射光101bが、更に受光素子20の表面において反射して反射光101cとなり、面発光レーザ素子10に入射することがないように、リッド部40の一部に遮蔽部60を設けた構成のものである。この場合、遮蔽板60にはリッド部40と同じ部材を用いて形成することが好ましい。
また、図14に示すように、リッド部40aの側面42aは、面42a1、42a2、42a3及び42a4を有している形状により形成されたものであってもよい。具体的には、側面42aは折曲げられた形状により形成されており、面42a1及び面42a3は側面41と略平行となるように形成され、面42a2は上面43と略平行となるように形成され、側面42aの一部はリッド部40aの内部に入り込むような形状で形成されている。受光素子20は面42a2の上面に設置され、フレキシブル基板28は、面42a3及び42a4の内側に沿って配置されている。このような形状でリッド部40aを形成することにより、面発光レーザ10から出射した光が受光素子20に到達するまでの光路を短くすることができ、受光素子20に入射する光の光量の低下を防ぐことができる。
また、図15に示すように、リッド部40bの側面42bは、側面41に略平行な面42b1と、面42b1の内側に設けられた面42b2とにより形成されたものであってもよい。面42b2は、上面43に略平行となるように形成されており、受光素子設置部となるものであり、面42b2はリッド部40bの内部に形成される。受光素子20は面42b2の上面、即ち、受光素子設置部に設置され、フレキシブル基板28は、面42b2よりパッケージ部30に向かって配置されている。このような形状でリッド部40bを形成することにより、面発光レーザ10から出射した光が受光素子20に到達するまでの光路を短くすることができ、受光素子20に入射する光の光量の低下を防ぐことができる。
また、図16に示すように、リッド部40cの側面42cは、面42c1、42c2、42c3及び42c4を有している形状により形成されたものであってもよい。具体的には、側面42cは折曲げられた形状により形成されており、面42c1及び面42c3は側面41と略平行となるように形成され、面42c2はパッケージ部30の凹部の底面31と略平行となるように形成され、側面42cの一部はリッド部40cの内部に入り込むような形状で形成されている。受光素子20は面42c2の上面に設置され、フレキシブル基板28は、面42c3及び42c4の内側に沿って配置される。このような形状でリッド部40cを形成することにより、面発光レーザ10から出射した光が受光素子20に到達するまでの光路を短くすることができ、受光素子20に入射する光の光量の低下を防ぐことができる。
尚、図15に示すリッド部40bにおいては、面42b2をパッケージ部30の凹部の底面31と略平行にした構造のものであってもよい。
これらのリッド部40等の製造方法としては、例えば、図17に示すように、リッド部40dの側面44及び45を取外した構造のリッド中央部、即ち、側面41、42d、上面43、出射窓50が形成されているリッド中央部において、側面42dの内側に設けられた面42d2上に受光素子20を斜めコレット等により取り付ける。この後、リッド中央部に側面44及び45を接着することにより、リッド部40dを作製する方法がある。
また、図18は、図16に示すリッド部40cの製造方法を説明するものである。具体的には、面42c1、42c2、42c3及び42c4を有する側面42cの面42c2上に受光素子20を設置し、この後、側面41、44、45、上面43、出射窓50が形成されたものを接着することにより作製することができる。尚、図18は、側面45を透過した状態の斜視図である。
また、図19は、図15に示すリッド部40bの製造方法を説明するものである。具体的には、側面41、42b、44、45が形成されたものの側面42bの面42b2上に受光素子20を設置し、この後、出射窓50が取り付けられた上面43を接着することにより作製することができる。尚、図19は、側面45を透過した状態の斜視図である。
また、図20は、図15に示すリッド部40bの製造方法を説明するものである。具体的には、側面41、42b、44、45、上面43が形成されたものの側面42bの面42b2上に受光素子20を設置し、この後、上面43に出射窓50を接着等することにより作製することができる。尚、図20は、側面45を透過した状態の斜視図である。
上述したリッド部の製造方法は、リッド部40、40a、40b、40c、40d等の各々において適用可能である。
本実施の形態における面発光レーザモジュールでは、面発光レーザ素子10から出射された光の一部が、出射窓50及び受光素子20により反射された場合であっても、面発光レーザ素子10に戻り光として再び入射することはない。このため、面発光レーザ素子10における発光が安定したものとなる。
尚、上記内容は面発光レーザ素子10に戻り光が入射しないようにするための構成の一例であり、受光素子20の設置される角度及び位置は、面発光レーザ素子10に戻り光が入射しない構成のものであれば、上記内容と異なるものであってもよい。
また、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態における面発光レーザモジュールについて説明する。
次に、第3の実施の形態における面発光レーザモジュールについて説明する。
本実施の形態における面発光レーザモジュールは、図21に示すように、リッド部40eの側面42eに開口部46が形成されており、この開口部46に受光素子20を接着した構造のものである。このように、受光素子20を開口部46に接着することにより、リッド部40eの外部より受光素子20を接着することができ、容易に受光素子20を取り付けることができる。これにより、面発光レーザモジュールを製造する際の製造時間等を短縮することができ、低コストで面発光レーザモジュールを製造することができる。
また、図22に示すように、リッド部40fの側面42fの全部または一部を透明な材料、例えば、透明な樹脂材料等により形成し、側面42fにおいて透明な材料により形成された透明な部分47に、リッド部40fの外側より受光素子20を接着等したものである。この場合も同様に、容易にリッド部40fに受光素子20を取り付けることができる。尚、出射窓50において反射された反射光101bは、透明な部分47を透過するため受光素子20に入射する。よって、面発光レーザ素子10より出射されたレーザ光をモニタすることが可能である。
また、図23に示すように、リッド部48の全体を透明な材料、例えば、透明な樹脂材料等により形成し、リッド部48の外側よりリッド部48の側面48aに受光素子20を接着等したものであってもよい。この場合においても、容易にリッド部48の側面48aに受光素子20を取り付けることができる。尚、リッド部48は透明な材料により形成されているため、反射光101bはリッド部48の側面48bを透過し、受光素子20に入射させることができる。また、リッド部40の上面48bは出射窓としての機能を有しているため、面発光レーザ素子10から出射した光101は、リッド部48の上面48bを透過し透過光101aとして出射される。
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態における面発光レーザモジュールは、リッド部を透明な材料により形成し、リッド部内部に受光素子を埋め込んだ状態で一体に形成したものである。
次に、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態における面発光レーザモジュールは、リッド部を透明な材料により形成し、リッド部内部に受光素子を埋め込んだ状態で一体に形成したものである。
具体的には、図24に示すように、リッド部70の全体を透明な材料、例えば、透明な樹脂材料により、側面71、72及び上面73を形成する。側面72は、側面71よりも高く形成されており、側面72の内部には受光素子20が埋め込まれている。尚、説明のため便宜上、リッド部70における側面の一部は省略されている。
本実施の形態における面発光レーザモジュールでは、上面73は透明な材料により形成されているため、別途出射窓を設ける必要はない。言い換えるならば、リッド部70の上面73は出射窓としての機能も併せ持っている。側面72の内部に埋め込まれた受光素子20には、反射光101bがリッド部70を形成する透明な材料を介して入射するため、光量をモニタすることができる。また、リッド部70は、全体が透明な材料により形成されているため、リッド部70とパッケージ部30とは紫外線硬化樹脂を用いて、紫外線を照射することにより接着することができる。尚、リッド部70は、透明な材料により形成されている以外は、リッド部40等と同様である。また、上記以外の内容については、第1から第3の実施の形態と同様である。
〔第5の実施の形態〕
次に、第5の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1から第4の実施の形態における面発光レーザモジュールを用いた画像形成装置としてのレーザプリンタ1000である。
次に、第5の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1から第4の実施の形態における面発光レーザモジュールを用いた画像形成装置としてのレーザプリンタ1000である。
図25に基づき、本実施の形態におけるレーザプリンタ1000について説明する。本実施の形態におけるレーザプリンタ1000は、光走査装置1010、感光体ドラム1030、帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034、クリーニングユニット1035、トナーカートリッジ1036、給紙コロ1037、給紙トレイ1038、レジストローラ対1039、定着ローラ1041、排紙ローラ1042、排紙トレイ1043、通信制御装置1050、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置1060等を備えている。なお、これらは、プリンタ筐体1044の中の所定位置に収容されている。
通信制御装置1050は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
感光体ドラム1030は、円柱状の部材であり、その表面には感光層が形成されている。すなわち、感光体ドラム1030の表面が被走査面である。そして、感光体ドラム1030は、矢印Xで示す方向に回転するようになっている。
帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034及びクリーニングユニット1035は、それぞれ感光体ドラム1030の表面近傍に配置されている。そして、感光体ドラム1030の回転方向に沿って、帯電チャージャ1031→現像ローラ1032→転写チャージャ1033→除電ユニット1034→クリーニングユニット1035の順に配置されている。
帯電チャージャ1031は、感光体ドラム1030の表面を均一に帯電させる。
光走査装置1010は、帯電チャージャ1031で帯電された感光体ドラム1030の表面を、上位装置からの画像情報に基づいて変調された光束により走査し、感光体ドラム1030の表面に画像情報に対応した潜像を形成する。ここで形成された潜像は、感光体ドラム1030の回転に伴って現像ローラ1032の方向に移動する。なお、この光走査装置1010の構成については後述する。
トナーカートリッジ1036にはトナーが格納されており、このトナーは現像ローラ1032に供給される。
現像ローラ1032は、感光体ドラム1030の表面に形成された潜像にトナーカートリッジ1036から供給されたトナーを付着させて画像情報を顕像化させる。ここでトナーが付着した潜像(以下では、便宜上「トナー像」ともいう)は、感光体ドラム1030の回転に伴って転写チャージャ1033の方向に移動する。
給紙トレイ1038には記録紙1040が格納されている。この給紙トレイ1038の近傍には給紙コロ1037が配置されており、この給紙コロ1037は、記録紙1040を給紙トレイ1038から1枚づつ取り出し、レジストローラ対1039に搬送する。このレジストローラ対1039は、給紙コロ1037によって取り出された記録紙1040を一旦保持するとともに、この記録紙1040を感光体ドラム1030の回転に合わせて感光体ドラム1030と転写チャージャ1033との間隙に向けて送り出す。
転写チャージャ1033には、感光体ドラム1030の表面のトナーを電気的に記録紙1040に引きつけるために、トナーとは逆極性の電圧が印加されている。この電圧により、感光体ドラム1030の表面のトナー像が記録紙1040に転写される。ここで転写された記録紙1040は、定着ローラ1041に送られる。
定着ローラ1041では、熱と圧力とが記録紙1040に加えられ、これによってトナーが記録紙1040上に定着される。ここで定着された記録紙1040は、排紙ローラ1042を介して排紙トレイ1043に送られ、排紙トレイ1043上に順次スタックされる。
除電ユニット1034は、感光体ドラム1030の表面を除電する。
クリーニングユニット1035は、感光体ドラム1030の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラム1030の表面は、再度帯電チャージャ1031に対向する位置に戻る。
次に、図26に基づき光走査装置1010について説明する。光走査装置1010は、光源ユニット1100、不図示のカップリングレンズ及び開口板、シリンドリカルレンズ1113、ポリゴンミラー1114、fθレンズ1115、トロイダルレンズ1116、2つのミラー(1117、1118)、及び上記各部を統括的に制御する不図示の制御装置を備えている。尚、光源ユニット1100は、第1から第4の実施の形態における面発光レーザモジュールを含む光源ユニット1100が用いられている。
シリンドリカルレンズ1113は、光源ユニット1100から出力された光を、ミラー1117を介してポリゴンミラー1114の偏向反射面近傍に集光する。
ポリゴンミラー1114は、高さの低い正六角柱状部材からなり、側面には6面の偏向反射面が形成されている。そして、不図示の回転機構により、矢印Yに示す方向に一定の角速度で回転されている。
従って、光源ユニット1100から出射され、シリンドリカルレンズ1113によってポリゴンミラー1114の偏向反射面近傍に集光された光は、ポリゴンミラー1114の回転により一定の角速度で偏向される。
fθレンズ1115は、ポリゴンミラー1114からの光の入射角に比例した像高をもち、ポリゴンミラー1114により一定の角速度で偏向される光の像面を、主走査方向に関して等速移動させる。トロイダルレンズ1116は、fθレンズ1115からの光をミラー1118を介して、感光体ドラム1030の表面に結像する。
トロイダルレンズ1116は、fθレンズ1115を介した光束の光路上に配置されている。そして、このトロイダルレンズ1116を介した光束が、感光体ドラム1030の表面に照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー1114の回転に伴って感光体ドラム1030の長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム1030上を走査する。このときの光スポットの移動方向が「主走査方向」である。また、感光体ドラム1030の回転方向が「副走査方向」である。
ポリゴンミラー1114と感光体ドラム1030との間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。本実施の形態では、走査光学系は、fθレンズ1115とトロイダルレンズ1116とから構成されている。なお、fθレンズ1115とトロイダルレンズ1116の間の光路上、及びトロイダルレンズ1116と感光体ドラム1030の間の光路上の少なくとも一方に、少なくとも1つの折り返しミラーが配置されてもよい。
本実施の形態におけるレーザプリンタ1000では、第1から第4の実施の形態における面発光レーザモジュールを用いているため、レーザプリンタ1000では書きこみドット密度が上昇しても印刷速度を落とすことなく印刷することができる。また、同じ書きこみドット密度の場合には印刷速度を更に速くすることができる。
また、この場合には、各発光部からの光束の偏光方向が安定して揃っているため、レーザプリンタ1000では、高品質の画像を安定して形成することができる。
尚、本実施の形態における説明では、画像形成装置としてレーザプリンタ1000の場合について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、レーザ光によって発色する媒体(例えば、用紙)に直接、レーザ光を照射する画像形成装置であってもよい。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
〔第6の実施の形態〕
次に、第6の実施の形態について説明する。第6の実施の形態は、複数の感光体ドラムを備えるカラープリンタ2000である。
次に、第6の実施の形態について説明する。第6の実施の形態は、複数の感光体ドラムを備えるカラープリンタ2000である。
図27に基づき、本実施の形態におけるカラープリンタ2000について説明する。本実施の形態におけるカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、ブラック用の「感光体ドラムK1、帯電装置K2、現像装置K4、クリーニングユニットK5、及び転写装置K6」と、シアン用の「感光体ドラムC1、帯電装置C2、現像装置C4、クリーニングユニットC5、及び転写装置C6」と、マゼンタ用の「感光体ドラムM1、帯電装置M2、現像装置M4、クリーニングユニットM5、及び転写装置M6」と、イエロー用の「感光体ドラムY1、帯電装置Y2、現像装置Y4、クリーニングユニットY5、及び転写装置Y6」と、光走査装置2010と、転写ベルト2080と、定着ユニット2030などを備えている。
各感光体ドラムは、図27において示される矢印の方向に回転し、各感光体ドラムの周囲には、回転順にそれぞれ帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニングユニットが配置されている。各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面を均一に帯電する。帯電装置によって帯電された各感光体ドラム表面に光走査装置2010により光が照射され、各感光体ドラムに潜像が形成されるようになっている。そして、対応する現像装置により各感光体ドラム表面にトナー像が形成される。さらに、対応する転写装置により、転写ベルト2080上の記録紙に各色のトナー像が転写され、最終的に定着ユニット2030により記録紙に画像が定着される。
光走査装置2010は、第1から第4の実施の形態における面発光レーザモジュールを含む光源ユニットを、各々の色毎に有しており、第5の実施の形態において説明した光走査装置1010と同様の効果を得ることができる。また、カラープリンタ2000は、この光走査装置2010を備えているため、第5の実施の形態におけるレーザプリンタ1000と同様の効果を得ることができる。
ところで、カラープリンタ2000では、各部品の製造誤差や位置誤差等によって色ずれが発生する場合がある。このような場合であっても、光走査装置2010の各光源が第1から第4の実施の形態における面発光レーザモジュールを含む光源ユニットにより形成されているため、点灯させる発光部を選択することで色ずれを低減することができる。
よって、本実施の形態におけるカラープリンタ2000では、第1から第4の実施の形態における面発光レーザモジュールを用いているため、高品質の画像を形成することができる。
以上、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。
10 面発光レーザ素子
20 受光素子
21 プリント基板
22 アノード電極
23 半導体層
24 カソード電極
25 アノード配線
26 カソード配線
26a 電極パッド部
27 ボンディングワイヤ
28 フレキシブル基板
30 パッケージ部
31 底面
32 電極パッド
33 ボンディングワイヤ
35 上面
36 電極パッド
37 配線
40 リッド部
41 側面
42 側面
43 上面
101 面発光レーザ素子から出射した光
101a 透過光
101b 反射光
1000 レーザプリンタ(画像形成装置)
1010 光走査装置
2000 カラープリンタ(画像形成装置)
20 受光素子
21 プリント基板
22 アノード電極
23 半導体層
24 カソード電極
25 アノード配線
26 カソード配線
26a 電極パッド部
27 ボンディングワイヤ
28 フレキシブル基板
30 パッケージ部
31 底面
32 電極パッド
33 ボンディングワイヤ
35 上面
36 電極パッド
37 配線
40 リッド部
41 側面
42 側面
43 上面
101 面発光レーザ素子から出射した光
101a 透過光
101b 反射光
1000 レーザプリンタ(画像形成装置)
1010 光走査装置
2000 カラープリンタ(画像形成装置)
Claims (13)
- 基板上に面発光レーザが形成されている面発光レーザ素子と、
前記面発光レーザ素子を設置するためのパッケージと、
前記面発光レーザからの光を透過する透過窓を有し、前記パッケージの前記面発光レーザ素子の設置されている側に接続されるリッド部と、
前記リッド部に取り付けられた受光素子と、
を有することを特徴とする面発光レーザモジュール。 - 前記リッド部は、柱状部を形成する側面と、前記柱状部の上部に設けられた上面とを有し、
前記受光素子は、前記リッド部の側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の面発光レーザモジュール。 - 前記リッド部は、4角形の柱状部を形成する4つの側面と、前記柱状部の上部に設けられた上面とを有し、
前記上面は、前記基板に対し傾斜を有して設置されているものであって、
前記受光素子は、前記リッド部の前記4つの側面のうち、最も高い側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の面発光レーザモジュール。 - 前記リッド部には、前記面発光レーザ素子から出射された光が、前記出射窓及び前記受光素子において反射され、前記面発光レーザ素子に入射することを防ぐため遮蔽部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の面発光レーザモジュール。
- 前記リッド部における前記最も高い側面は、複数の面を有しており、
前記受光素子は、前記複数の面のうち、前記基板に対し略平行な面、または、前記出射窓に対し略平行な面に設置されていることを特徴とする請求項3に記載の面発光レーザモジュール。 - 前記リッド部における前記最も高さの高い側面は、前記リッド部内側に前記受光素子を設置するための受光素子設置部を有しており、
前記受光素子設置部は、前記基板に対し略平行、または、前記出射窓に対し略平行に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の面発光レーザモジュール。 - 前記リッド部には、前記受光素子が取り付けられる領域には開口部を有しており、
前記開口部に前記受光素子が取り付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の面発光レーザモジュール。 - 前記リッド部の全部、または、前記リッド部において少なくとも前記受光素子が取り付けられる領域は、前記面発光レーザからの光を透過する材料により形成されており、
前記受光素子は、前記リッド部の外側より前記リッジ部の側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の面発光レーザモジュール。 - 前記リッド部は、前記面発光レーザからの光を透過する材料により形成されており、
前記受光素子は、前記リッド部を形成する際に、前記リッド部と一体となるものとして形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の面発光レーザモジュール。 - 前記面発光レーザ素子には、前記面発光レーザがアレイ状に複数形成されているものであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の面発光レーザモジュール。
- 光によって被走査面を走査する光走査装置であって、
請求項1から10のいずれかに記載の面発光レーザモジュールを有する光源と、
前記光源からの光を偏向する光偏向部と、
前記光偏向部により偏向された光を前記被走査面上に集光する走査光学系と、
を有することを特徴とする光走査装置。 - 像担持体と、
前記像担持体に対して画像情報に応じて変調された光を走査する請求項11に記載の光走査装置と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記像担持体は複数であって、前記画像情報は、多色のカラー情報であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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JP2010154263A JP2012018992A (ja) | 2010-07-06 | 2010-07-06 | 面発光レーザモジュール、光走査装置及び画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2021068743A (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-30 | 日亜化学工業株式会社 | 光源装置 |
US11990728B2 (en) | 2020-05-26 | 2024-05-21 | Nichia Corporation | Light emitting device |
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2010
- 2010-07-06 JP JP2010154263A patent/JP2012018992A/ja active Pending
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