JP3515969B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

光走査装置および画像形成装置

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JP3515969B2
JP3515969B2 JP2001326329A JP2001326329A JP3515969B2 JP 3515969 B2 JP3515969 B2 JP 3515969B2 JP 2001326329 A JP2001326329 A JP 2001326329A JP 2001326329 A JP2001326329 A JP 2001326329A JP 3515969 B2 JP3515969 B2 JP 3515969B2
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light
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optical
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清三 鈴木
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機,
レーザープリンタ等に用いられる光走査装置、およびこ
の光走査装置を用いたデジタル複写機等の画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機やレーザープリンタなど
の画像形成装置には、回転駆動される回転多面鏡の偏向
反射面によって光束を偏向し、感光体からなる被走査面
上において光束を走査させながら、被走査面上に画像を
書き込みかつ画像を形成するようにした光走査装置が用
いられている。近年のデジタル複写機やレーザープリン
タは、高密度化、高速化が進んでおり、光書き込み装置
に使用する回転多面鏡の高速回転化、または光源数を増
やしてマルチビーム化することにより高密度化、高速化
に対応している。
【0003】しかしながら、回転多面鏡の高速回転化を
むやみに行うと、騒音、振動、消費電力の増加というよ
うな弊害が生じる。また、マルチビーム化をむやみに行
うと、光源のコストアップ、被走査面上の各ビーム間隔
のばらつき、すなわち、ピッチ偏差により、出力画像の
濃度むらやカラー画像の色ずれを起こしやすくなる。そ
こで、回転多面鏡の高速化と、マルチビーム化とのバラ
ンスの採れた設計が必要となっている。
【0004】従来の光走査装置のビームスポット径は、
凡そ60μm〜70μm程度であったが、高密度化に伴
い、次のような問題が発生した。 ・例えば、1200dpi以上の高密度書込みにおいて
は、画素ピッチは21μmになるため、画素ピッチに比
べてビームスポット径が大きすぎ、隣接する画像ドット
の重なりが大きくなり、結果として写真画像などにおけ
る中間調の階調再現性が劣化する。 ・ビームスポット径が大きいと、感光体上のビームパワ
ーのエネルギー密度低くなり、被走査面である感光体表
面に形成される潜像電位が不安定となり、トナー現像時
に1ドットを再現できにくくなる。特に、現像条件の経
時変動により、この不安定さが顕著となり、画像の粒状
性(ざらつき感)の劣化を招きやすい。 こうした、問題を改善するためは、ビームスポット径を
50μm以下に小径化することが有効である。
【0005】しかしながら、ビームスポット径を小径化
するためには、走査レンズに入射する光束径を大きくし
て開口効率NAを高くするする必要があるため、回転多
面鏡の偏向反射面に入射する光束幅が大きくなり、結果
として回転多面鏡の偏向反射面の内接円半径を大きくす
る必要がある。内接円半径を大きくすると、所謂「風
損」と呼ばれる空気抵抗のため、回転多面鏡を高速化し
た場合は、以下のような問題が生じる。 ・風切り音による騒音の増大。 ・振動や回転むら(ジター)の増大。 ・消費電力の増大。 したがって、このような問題が生じないレベルに回転多
面鏡の回転数を設定する必要がある。
【0006】ところで、走査光学系の偏向走査方式は、
アンダーフィルド光学系とオーバーフィルド光学系の2
種類に大別できる。アンダーフィルド光学系は、最も広
く採用されている方式で、光源と光偏向器としての回転
多面鏡との間にアパーチャを設け、回転多面鏡の偏向面
を、アパーチャ出射後の光束よりも広くする、すなわ
ち、入射光束<回転多面鏡面幅の関係にした方式であ
る。
【0007】アンダーフィルド光学系は、ビームスポッ
トの小径化に有利な方式であり、かつ走査線曲がりを発
生し難い光学系である。しかしながら以下のような課題
がある。 ・入射光束よりも広い偏向面を設定するために回転多面
鏡の偏向反射面の内接円半径が大型化し易く、多面化す
ると更に内接円半径が大きくなる。そのため、前述の風
損により高速回転化に限界がある。
【0008】一方、オーバーフィルド光学系は、偏向反
射面を実質的なアパーチャとし、回転多面鏡面への入射
光束幅を偏向反射面よりも大きくした光学系であり、高
速化に有利な方式として採用され始めた。オーバーフィ
ルド光学系は、回転多面鏡の偏向反射面内接円半径の小
径化、および偏向反射面数の多面化が容易であるため、
高速回転化に有利な方式である。
【0009】しかしながら、オーバーフィルド光学系は
従来のアンダーフィルド光学系に対し一般に以下の課題
がある。 ・回転多面鏡への入射光束は回転多面鏡の回転中心を目
掛けて、副走査方向に傾けて入射する必要があるため、
タンジェンシャルコマ収差が発生しやすい。したがっ
て、ビームスポットの小径化が困難であると共に、走査
線曲がりを発生しやすい。 ・偏向により主走査方向の見かけのアパーチャ径と光量
が変化するため、画角を大きくすることができない。し
たがって、光路長が長くなり、大型化しやすい。
【0010】以上のように、アンダーフィルド、オーバ
ーフィルドにはそれぞれ一長一短あるが、いずれの場合
も、回転多面鏡の回転数と光源ビーム数の最適化を図る
ことにより、コスト、消費電力、騒音、ビームスポット
小径化に有利な光学系を実現することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上述べた
ような従来技術の問題点を解消するためになされたもの
で、高速化・高密度化の要求に対し、回転多面鏡回転数
と光源ビーム数の最適化を行うことにより、コスト、消
費電力および騒音の低減、ビームスポットの小径化に有
利な光走査装置を実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述のように、光偏向器
としての回転多面鏡は「風損」と呼ばれる空気抵抗のた
め、騒音、振動、回転むら(ジター)および消費電力の
面で制約があるため、最大回転数に限界がある。風損
は、回転多面鏡における偏向反射面の内接円半径Aの4
乗、回転多面鏡厚さtの1乗にほぼ比例し、回転多面鏡
の偏向反射面数Nの1.6乗、回転数Rpの2乗にほぼ
反比例して大きくなる。即ち、風損係数をαとしたとき
次式で表される。 (式8)
【0013】我々はアンダーフィルド光学系の回転多面
鏡スキャナの最大回転数における風損係数αを5.4×
10^+6以下に設定することが、上記の課題を解決す
る、すなわち、騒音、振動、ジター、消費電力を低減す
るのに有効であると考えた。したがって最大回転数Rm
axを次式で定義する。 (式3) 一方、1ビームで走査する場合の回転多面鏡回転数Rp
は、画素密度Dpi、プリント速度をPpm(A4横2
10mm換算)とした場合、下式で定義する。 (式2) ここで、プリントされる各紙間の距離は50mmと設定
している。
【0014】本発明は、上記Rmaxを(式3)で、R
pを(式2)で定義し、その比率からマルチビームのビ
ーム数Mの最適化を行うものである。
【0015】したがって、請求項1記載の本発明は、光
束を放射する複数の光源と、この光源からの光束をカッ
プリングする第1光学系と、第1光学系からの光束を主
走査対応方向に長く略線状に集光する第2光学系と、上
記略線状の集光部の近傍に回転多面鏡ミラーの偏向反射
面を有しこの偏向反射面により光束を偏向する回転多面
鏡と、回転多面鏡による偏向光束を被走査面上に光スポ
ットとして集光する第3光学系とを有し、複数光源の数
Mが次の条件を満足することを特徴とする。 (式1)
【0016】(式1)の下限を超えると回転多面鏡の回
転数が高くなり、騒音、振動、ジター、消費電力が問題
となる。また上限を超えるとビーム数が多くなり、コス
トアップ、ビーム間偏差の発生が問題となる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
走査装置において、上記第2光学系の主走査方向のビー
ム径が、上記偏向反射面よりも小さいアンダーフィルド
光学系を構成する光走査装置において、被走査面上の主
走査方向ビームスポット径ωmが50μm以下(1/e
^2径)であり、上記回転多面鏡の偏向反射面の内接 円半径Aが下式を満足することを特徴とする。(式4)
【0018】この条件式を満足することで、ビームスポ
ット径を小径化した場合でも、必要以上に内接円半径A
を大きくしなくてもよいため、高速化に有利となる。風
損は内接円半径Aの4乗に比例するため、内接円半径A
は、風損の低減に特に寄与が大きいパラメータである。 ここで、λ:光源の中心波長 fm:第3光学系の主走査焦点距離[mm] ωm:被走査面上の主走査ビームスポット径(1/e^
2径) θ:第3光学系の同期光束を含む半画角 なお、主走査ビームスポット径は像高0におけるライン
スプレッドファンクション(LSF)の1/e^2強度
の直径とする。
【0019】あとで詳細に説明する実施例1では、 fm=227.9mm、λ=780nm、ωm=30μm、 N=5面、θ=±42.7°(同期像高に対して)、 A≧(0.76)×(227.9)×(780E−6)
/(30E−3)/{tan(180/5−42.7/
2)}≧17.22[mm] であり、内接円半径Aを18.0mmに設定した。そこ
で、画素密度:1200dpi、プリント速度:50p
pm、回転多面鏡面数:5面、偏向反射面の内接円半
径:18mm、回転多面鏡厚さ:3mmとすると、 Rp=122835rpm、Rmax=34871rp
m、 10.5≧M≧3.5となり、ビーム数は4以上10以
下が最適となる。
【0020】請求項1記載の発明のアンダーフィルド光
学系に対し、オーバーフィルド光学系は、回転多面鏡の
内接円半径Aを小さくすることができ、かつ偏向反射面
の多面化に有利なため、高速走査に有利であるが、どこ
までも回転数を上げることができるわけではない。すな
わち、アンダーフィルド光学系での回転多面鏡の課題、
すなわち、騒音、振動、ジター、消費電力の問題に加
え、モータの軸受寿命を考える必要がある。
【0021】そこで、我々はオーバーフィルド光学系の
回転多面鏡スキャナの最大回転数における風損係数αを
3.8×10^+6以下に設定することが、軸受寿命を
保証するのに有効であると考え、請求項3記載の発明と
した。最大回転数Rmaxを次式で定義する。 (式3) 本発明は、上記Rpを(式2)で、Rmaxを(式3)
で定義し、その比率からマルチビームのビーム数Mの最
適化を行うこととした。
【0022】したがって、請求項3記載の発明は、光束
を放射する複数の光源と、この光源からの光束をカップ
リングする第1光学系と、第1光学系からの光束を主走
査対応方向に長く略線状に集光する第2光学系と、上記
略線状の集光部の近傍に回転多面鏡の偏向反射面を有し
この偏向反射面により光束を偏向する回転多面鏡と、回
転多面鏡による偏向光束を被走査面上に光スポットとし
て集光する第3光学系とを有し、複数光源の数Mが次の
条件を満足することを特徴とする。 (式1) (式1)の下限を超えると回転多面鏡回転数が高くな
り、軸受寿命が問題となる。また上限を超えるとビーム
数が多くなり、コストアップ、ビーム間偏差の発生が問
題となる。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、上記第2光学系の主走査方向のビーム光束
径が、上記偏向反射面よりも大きいオーバーフィルド光
学系を構成し、被走査面上の主走査ビームスポット径ω
mが50μm以下(1/e^2径)であり、上記回転多
面鏡の偏向反射面の内接円半径Aが下式を満足すること
を特徴とする。 (式9)
【0024】この条件式を満足することで、ビームスポ
ット径を小径化した場合でも、必要以上に内接円半径A
を大きくしなくてもよいため、高速化に有利となる。風
損は内接円半径Aの4乗に比例するため、内接円半径A
は、風損の低減に特に寄与が大きいパラメータである。 ここで、λ:光源の中心波長[mm] fm:第3光学系の主走査焦点距離[mm] ωm:被走査面上の主走査ビームスポット径(1/e^
2径) なお、主走査ビームスポット径は像高0におけるライン
スプレッドファンクション(LSF)の1/e^2強度
の直径とする。
【0025】あとで詳細に説明する実施例2では、fm
=225mm、λ=780nm、ωm=45μm、N=
12面、 A≧(0.76)×(225)×(650E−6)/(45E
−3)/tan(180/12)≧11.06[m
m]、 であり、内接円半径Aを12.0mmに設定した。そこ
で、画素密度:1200dpi、プリント速度:80p
pm、回転多面鏡面数:12面、内接円半径:12m
m、回転多面鏡厚さ:5mmとすると、Rp=8188
9rpm、Rmax=86155rpm、2.9≧M≧
0.95となり、ビーム数は2が最適となる。
【0026】請求項5記載の発明は、請求項1または3
記載の光走査装置において、複数の光源がモノリシック
な半導体レーザアレイで構成されていることを特徴とす
る。マルチビーム化を半導体レーザアレイで実施するこ
とにより、光源ユニットの小型化が容易になり、さらに
各ビーム間隔のばらつき、すなわちピッチ偏差の小さい
光学系を実現することができる。
【0027】請求項6記載の発明は、請求項1または3
記載の光走査装置において、複数の光源がそれぞれ独立
した別々の光源を合成した単一の光源ユニットで構成さ
れていることを特徴とする。マルチビーム化を、独立し
た別々の光源を合成した単一の光源ユニットで構成する
ことにより、温度変動に対するピッチ変動が小さく、か
つ低コストな光学系を実現することができる。
【0028】請求項7記載の発明は、請求項1または3
記載の光走査装置において、偏向器が空気軸受モータで
構成されていることを特徴とする。空気軸受を用いるこ
とにより、軸受における摩擦を大幅に低減することがで
きるため、偏向器としての回転多面鏡の長寿命化、発熱
の防止、および消費電力の低減を実現することができ
る。
【0029】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかに記載の光走査装置において、被走査面上のビー
ムスポット径ωmが主走査方向、副走査方向共に、50
μm以下(1/e^2径)であることを特徴とする。前
述のように、例えば、1200dpi以上の高密度書込
みにおいては、従来の60〜70μmのビームスポット
径では、画素ピッチに比べてビームスポット径が大きす
ぎ、写真画像などにおける中間調の階調再現性が劣化す
る。また、感光体上のビームパワーのエネルギー密度低
くなり、トナー現像時に1ドットを再現できにくくな
る。そこで、主走査、副走査共に50μm以下に設定す
ることにより、中間調再現が高く、1ドット再現性が高
い画像を得ることが可能となる。なお、ビームスポット
径は像高0におけるラインスプレッドファンクション
(LSF)の1/e^2強度の直径とする。
【0030】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、第3光学系が2枚以上の光学素子から構成
され、主走査、副走査共に非円弧な面を少なくとも1面
有することを特徴とする。
【0031】請求項9記載の発明を具現化するために、
主走査、副走査ともに非円弧面を有する特殊面を採用す
ることにより主走査、副走査共に50μm以下を達成す
ることができる。ここで特殊面を(式10)で表す。 (式10) 主走査方向のべき級数Y^nは10次以上、副走査方向
のべき級数Z^Jは6次以上の面を少なくとも1面有す
ることが効果的である(後述の実施例1参照)。
【0032】請求項1〜9のいずれかに記載の光走査装
置を用いることにより、請求項10記載の発明のよう
に、プリント速度(A4横換算)が50ppm以上、画
素密度が1200dpi以上の画像形成装置を得ること
ができる。これによって、階調性が高く、1ドット再現
性が高い、高画質の画像形成装置を実現することができ
る(実施例1参照)。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明にかかる光
走査装置および画像形成装置の実施例について説明す
る。図1は、本発明に係る光走査装置の実施例1を示す
もので、アンダーフィルド光学系の例である。図1にお
いて、光源1から射出される光束は、カップリングレン
ズ2によって所望の光束状態にカップリングされる。こ
こでは、略平行光束にカップリングしている。光源1と
しては、半導体レーザ(LD)や複数の発光点を持つ半
導体レーザアレイ(LDA)、または、LDから出射さ
れるレーザビームをプリズム等で合成するマルチビーム
方式等を使用することができる。カップリングレンズ2
は単玉の非球面レンズ等を使用することができ、カップ
リングレンズ2単独での波面収差は良好に補正されてい
る。カップリングレンズ2から射出した光束は、樹脂製
レンズ10に入射する。
【0034】樹脂製レンズ10の入射面10aは負のパ
ワーを持った球面形状をしている。樹脂製レンズ10の
射出面10bは副走査方向にのみ負のパワーを持つシリ
ンドリカル面である。樹脂製レンズ10を射出した光束
は、さらに副走査方向にのみ負のパワーを持つ樹脂製レ
ンズ11を透過してガラス製トロイダルレンズ12に入
射し、主走査方向においては、略平行光束になって回転
多面鏡5に入射し、副走査方向においては、偏向反射面
上に主走査方向に長く略線状に集光する。回転多面鏡5
およびこれを回転駆動するモータを覆う図示されないハ
ウジングがあり、このハウジングには、回転多面鏡5へ
の入出射光路において防音ガラス13が嵌め込まれてい
る。
【0035】回転多面鏡5によって偏向された光束は、
少なくとも1枚の樹脂製結像素子を含む第3光学系60
によって、主走査方向、副走査方向それぞれの像面湾
曲、およびfθ特性等の光学特性を補正しつつ、被走査
面7上に結像する。この実施例では、第3光学系60は
2枚の結像素子からなり、これらの結像素子は樹脂製レ
ンズ61、62からなる。被走査面7は、ドラム状ある
いはベルト状の感光体からなる像担持体の表面である。
光走査装置が組み込まれた図示されないハウジングがあ
り、このハウジングには、レンズ62と被走査面7との
間において防塵ガラス66が嵌め込まれている。第2光
学系を出射した主走査方向の光束径が、回転多面鏡5の
偏向反射面よりも小さいアンダーフィルド光学系を構成
している。上記第2光学系を出射した光束は回転多面鏡
5の回転中心5aをめがけて入射するように構成されて
いる。
【0036】回転多面鏡5の回転による光偏向範囲のう
ち、被走査面8の走査範囲外の光束を検知してこれを同
期信号とする同期検知光学系が設けられている。図1に
示す実施例の同期検知光学系は、前記レンズ61、62
を透過した走査範囲外の光束を側方に反射するミラー6
3と、ミラー63からの反射光を収束させる同期用レン
ズ64と、同期用レンズ64を透過した光束を受光して
同期信号を出力するフォトダイオードなどからなる受光
素子65とを有してなる。
【0037】第3光学系60における樹脂製結像素子の
温度変化による主・副走査方向の像面湾曲変動のうち、
主走査方向の像面湾曲変動を上記樹脂製レンズ10の入
射面10aの、主走査方向のパワー変動で補正し、副走
査方向の像面湾曲変動を樹脂製レンズ10の射出面10
bのパワー、および樹脂製レンズ11の入射面11a、
射出面11bのパワー変動で補正するように構成されて
いる。これら主・副走査方向の像面湾曲変動を補正する
上記レンズ10、11の入出射面は、次に示すような式
で表される非円弧と円弧からなる。
【0038】・主走査非円弧式主走査面内における面形
状は非円弧形状をなしており、光軸における主走査面内
の近軸曲率半径をRm、光軸からの主走査方向の距離を
Y、円錐常数をK、高次の係数をA1、A2、A3、A
4、A5、A6、・・・とするとき、光軸方向のデプス
をXとして次の多項式で表している。 X=(Y^2/Rm)/[1+√{1−(1+K)(Y/Rm)^2}+ +A1・Y+A2・Y^2+A3・Y^3+A4・Y^4 +A5・Y^5+A6・Y^6+・・ …………(1) ここで、奇数次のA1、A3、A5・・にゼロ以外の数
値を代入した場合、主走査方向に非対称形状を有する。
本実施例では偶数次のみを用いており、主走査方向に対
称形である。
【0039】・副走査曲率式 副走査曲率が主走査方向に応じて変化する式を(2)で示
す。 Cs(Y)=1/Rs(0)+B1・Y+B2・Y^2+B3・Y^3 +B4・Y^4+B5・Y^5+・・ …………(2) ここで、Yの奇数乗係数のAs1、As3、As5・・
にゼロ以外の数値を代入した場合、副走査方向の曲率半
径が主走査方向に非対称となる。
【0040】・副走査非円弧式 副走査方向の非円弧式は、次の(式10)で表される。
(式10) ここで SAG(Y,Z)=(F0+F1・Y+F2・Y^2
+F3・Y^3+F4・Y^4+・・)・Z+(G0+
G1・Y+G2・Y^2+G3・Y^3+G4・Y^4
+・・)・Z^2+(H0+H1・Y+H2・Y^2+
H3・Y^3+H4・Y^4+・・)・Z^3+(I0
+I1・Y+I2・Y^2+I3・Y^3+I4・Y^
4+・・)・Z^4+(J0+J1・Y+J2・Y^2
+J3・Y^3+J4・Y^4+・・)・Z^5+・・
・+・・・
【0041】ここで、Y:主走査対応方向、 Z:副
走査対応方向、 Cmあるいは1/Rm:光軸近傍の主走査対応方向の近
軸曲率、 Cs(0)あるいは1/Rs(0):光軸近傍の副走査対応
方向の近軸曲率、 Cs(Y):主走査対応方向位置Yにおける副走査対応方
向の近軸曲率、 Kz(Y):主走査対応方向位置Yにおける副走査対応方
向の二次曲面を表す円錐定数、 fSAG(Y,Z):非球面高次補正量、 Cs=1/Rs0+B1・Y+B2・Y^2+B3・Y
^3+B4・Y^4+B5・Y^5+・・) Kz=C0+C1・Y+C2・Y^2+C3・Y^3+
C4・Y^4+C5・Y^5+・・) Yの奇数乗係数のB1、B3、B5・・にゼロ以外の数
値を代入した場合、副走査方向の曲率半径が主走査方向
に非対称となる。また、同様にC1、C3、C5、・・
・、F1、F3、F5・・、G1、G3、G5・・等の
非円弧量を表すYの奇数乗係数にゼロ以外の数値を代入
した場合、副走査方向の非円弧量が主走査方向に非対称
となる。
【0042】実施例1のデータを以下に示す。 (1)光源ユニット ・画素密度1200dpi対応時 ・波長:780nm、4チャンネルLDアレイ、ピッチ
間隔14μm ・光軸回りに12.4°回転 (2)カップリングレンズ ・焦点距離:27mm ・カップリング作用:コリメート作用 (3)アパーチャ ・画素密度1200dpi対応時、光軸上のビームスポ
ット径を主副走査方向とも約30μmを狙いとした。 ・8.2mm(主走査方向)×1.6mm(副走査方向)
の矩形開口 ・カップリングレンズからの距離:4.5mm (4)回転多面鏡 ・偏向反射面数N:5面、内接円半径A:18mm、高
さt:3mm (5)回転多面鏡用防音ガラス ・厚さ1.9mmのフロートガラス:ゴースト光防止の
ため、副走査断面内で2 °、主走査断面内で8°チルト (6)ハウジング防塵ガラス ・厚さ1.9mmのフロートガラス:ゴースト光防止の
ため、副走査断面内で20°チルト (7)同期光学系 ・被走査面と略等価な結像位置に同期検知用フォトダイ
オードを設置 ・同期用レンズ:副走査方向に曲率を有するシリンダレ
ンズ ・同期像高:±170mmの2点同期(8)その他 ・光源側からのビームの入射角と走査光学系の光軸とが
なす角:60度 ・有効書込幅:±150mm ・画角:有効書き込み幅:±37.7度、同期像高:±
42.7度
【0043】図1(b)に示すように、各光学素子面間
の距離をd0,d1,d2,…としたとき、それぞれの
値は次のとおりである。 d0=47mm、d1=3mm、d2=9.2mm、d
3=3mm、 d4=8.15mm、d5=6mm、d6=114m
m、 各光学素子2、10、11、12、61、62の入射面
側の符号として、それぞれの符号の後にaを付し、出射
面側の符号として、それぞれの符号の後にbを付すと、
それぞれの面の曲率半径は次のとおりである。 2aの曲率半径:∞ 10aの曲率半径:−18.486mm(非球面) 10aの曲率半径:−119.97mm(球面) 10bの曲率半径 主:∞ 副:16.4mm 11aの曲率半径 主:∞ 副:−16mm 11bの曲率半径 主:1.0E+8 副:18.03mm(副非円弧面) 12aの曲率半径 主:∞ 副:13.54mm 12bの曲率半径:−186mm(球面)
【0044】また、光学素子11の入射側面11aの形
状は次に示すとおりである。 Rm=1.00+08、Rs=18.03 A04:1.287048E−07、A06:1.615827E−09 C00:3.681387E+01、C02:1.882281E−01、 C04:1.542188E−02、C06:−4.096661E−04、 C08:5.584789E−06、 I00:3.496085E−04、I02:−2.319818E−06、 I04:−7.859564E−08、I06:7.462640E−10、 I08:−2.952126E−11、 K00:6.055635E−06、K02:−1.070845E−06、 K04:−1.078958E−07、K06:2.023609E−09、 K08:−2.307748E−11
【0045】レンズ10,11の屈折率:1.5239
78(λ=780nm時) レンズ12の屈折率:1.733278(λ=780n
m時) d7=71.6mm、d8=30mm、d12=66.
3mm、d13=8.5mm、 d14=159.3mm、d15=0.2mm、d16
=0.2mm 走査レンズ61、62の屈折率:1.523978(λ
=780nm、25℃時)
【0046】走査レンズ61の入射側面61aの形状は
次のとおり。 Rm=−1030.233、Rs=−89.519、 Km −4.041619E+02、A04 6.005017E−08、 A06 −7.538155E−13、A08 −4.036824E−16、 A10 4.592164E−20、A12 −2.396524E−24、 B01 −9.317851E−06、B02 3.269905E−06、 B03 4.132497E−09、B04 −4.207716E−10、 B05 −1.170114E−12、B06 4.370640E−14、 B07 2.347965E−16、B08 −6.212795E−18、 B09 −3.967994E−20、B10 −3.873869E−21、 B11 3.816823E−24、B12 4.535843E−25
【0047】走査レンズ61の出射側面61bの形状は
次のとおり。 Rm=−109.082、Rs=−110.881 Km −5.427642E−01、A04 9.539024E−08、 A06 4.882194E−13、A08 −1.198993E−16、 A10 5.029989E−20、A12 −5.654269E−24、 B02 −3.652575E−07、B04 2.336762E−11、 B06 8.426224E−14、B08 −1.026127E−17、 B10 −2.202344E−21、B12 1.224555E−26
【0048】走査レンズ62の入射側面62aの形状は
次のとおり。 Rm=1493.655、Rs=−70.072、 Km 5.479389E+01、A04 −7.606757E−09、 A06 −6.311203E−13、A08 6.133813E−17、 A10 −1.482144E−21、A12 2.429275E−26、 A14 −1.688771E−30、 B02 −8.701573E−08、B04 2.829315E−11、 B06 −1.930080E−15、B08 2.766862E−20、 B10 2.176995E−24、B12 −6.107799E−29
【0049】走査レンズ62の出射側面61bの形状
(副走査方向非円弧面)は次のとおり。 Rm=1748.584、Rs=−28.035 A00 −5.488740E+02、A04 −4.978348E−08、 A06 2.325104E−12、A08 −7.619465E−17、 A10 3.322730E−21、A12 −3.571328E−26、 A14 −2.198782E−30、B01 −1.440188E−06、 B02 4.696142E−07、B03 1.853999E−11、 B04 −4.153092E−11、B05 −8.494278E−16、 B06 2.193172E−15、B07 9.003631E−19、 B08 −9.271637E−21、B09 −1.328111E−22、 B10 −1.409647E−24、B11 5.520183E−27、 B12 4.513104E−30、 C00 −9.999999E−01、 I00 −1.320849E−07、I02 −1.087674E−11、 I04 −9.022577E−16、I06 −7.344134E−20、 K00 9.396622E−09、K02 1.148840E−12、 K04 8.063518E−17、K06 −1.473844E−20、
【0050】実施例1の光学特性を図2に示す。図2
(a)は主走査方向の像面湾曲および副走査方向の像面
湾曲を、図2(b)は走査線曲がりを、図2(c)はリ
ニアリティとfθ特性をそれぞれ示す。図2から明らか
なように、各光学特性ともに良好な特性を示している。
図3(a)は実施例1の主走査方向のデフォーカスを、
図3(b)は実施例1の副走査方向のデフォーカスを示
す。
【0051】次に、オーバーフィルド光学系を採用した
実施例2について説明する。図4において、光源1から
射出した光束は、カップリングレンズ2によって所望の
光束状態にカップリングされる。ここでは、略平行光束
にカップリングしている。光源1としては、LDや複数
の発光点を持つLDA、または、LDをプリズム等で合
成したマルチビーム光源等を使用することができる。カ
ップリングレンズとして2は単玉の非球面レンズ等を使
用することができ、カップリングレンズ2単独での波面
収差は良好に補正されている。カップリングレンズ2か
ら射出した光束は、シリンダレンズ3に入射し、シリン
ダレンズ3を透過した光束は回転多面鏡5の偏向反射面
付近に主走査方向に長く略線状に集光する。
【0052】偏向反射面に入射する光束ζは反射面の幅
(回転方向の長さ)ηよりも大きくなっており(図10
参照)、回転多面鏡5の回転中心5aをめがけて、副走
査方向において斜めに入射するように構成されている。
回転多面鏡5によって偏向された光束は、第3光学系6
0によって、主走査方向、副走査方向それぞれの像面湾
曲、およびfθ特性等光学特性を補正しつつ、被走査面
8上に結像する。第3光学系60は二つのレンズ61、
62で構成されていて、レンズ61、62の各出射面は
特殊チルト面を有し、偏向反射面に対し、斜めに入射す
ることによって発生する波面収差と走査線曲がりを補正
する効果を持っている。図4には示されていないが、実
施例2も同期信号検知光学系が設けられている。
【0053】次に、上記実施例2のデータを示す。各光
学素子面の形状表現式は実施例1と同じ式で表してい
る。 (1)光源ユニット 画素密度1200dpi対応時 ・波長:780nm、4チャンネルLDアレイ、ピッチ
間隔14μm、傾き角0° (2)カップリングレンズ ・焦点距離:27mm ・カップリング作用:コリメート作用 (3)アパーチャ ・画素密度1200dpi対応時、光軸上のビームスポ
ット径を主45μm、副60μmを狙いとした。 ・10mm(主走査方向)×0.76mm(副走査方
向)の矩形開口 ・カップリングレンズからの距離:4.5mm (4)回転多面鏡 偏向反射面数N:12面、内接円半径A:12mm、回
転多面鏡厚t:5mm、偏向反射面の主走査方向有効幅
(主走査の実質的なアパーチャとなる):5.8mm (5)同期光学系 ・感光対面と略等価な結像位置に同期検知用フォトダイ
オードを設置する。 ・同期用レンズは副走査に曲率を有するシリンダレンズ
からなる。 (6)その他 ・光源側からのビームの入射角と走査光学系の光軸とが
なす角:主走査方向は0度、副走査方向は5° ・有効書込幅:±150mm ・画角:±38.3度 走査レンズ61、62はいずれもポリオレフィン系樹脂
を用いており、屈折率は1.523978(λ=780
nm) また、シリンダレンズはBk7であり、屈折率は1.5
11188(λ=780nm)である。
【0054】カップリングレンズ2から被走査面8まで
の空気間隔および光学素子の厚さ寸法をそれぞれ順にd
0,d1,d2,・・・d7とすると、それぞれの値は
次のとおりである。単位はmmである。 d0=50、d1=3、d2=114、d3=72.5
6、d4=35,d5=61.93,d6=14.0
0,d7=160.56
【0055】走査レンズ61の入射面形状は次のとお
り。 Rm=2398.53056、Rs=−50.03500、 Km=1.86419E+02、 A04=8.82727E−09、A06=−3.59413E−13、 A08=−7.59250E−17、A10=1.07706E−20 B02=2.25460E−06、B04=−1.51730E−10、 B06=7.37777E−15、B08=−1.32711E−19 B10=−2.28168E−22、B12=−3.32790E−26
【0056】走査レンズ61の出射面形状は次のとお
り。 Rm=−141.13460、Rs=−200.19441、 Km=−1.09903E−01、 A04=1.87065E−08、A06=−5.40692E−13、 A08=−5.76262E−17、A10=1.07382E−20、 A12=1.88200E−25、 B02=−2.06729E−06、B04=2.15373E−11、 B06=2.84261E−14、B08=5.35038E−19、 B10=−2.88629E−22、B12=−4.85261E−26、 F02=7.67802E−06、F04=5.53153E−10、 F06=−2.31024E−14
【0057】走査レンズ62の入射面形状は次のとお
り。 Rm=441.37902、Rs=−85.36788、 Km=−1.22129E+01、 A04=−6.24258E−09、A06=−2.01059E−13、 A08=7.49998E−18、A10=5.03996E−22、 A12=−1.34691E−26、A14=−1.86272E−31、 B02=−1.19033E−07、B04=2.25214E−11、 B06=−3.86971E−16、B08=5.79885E−20、 B10=3.52726E−24、B12=−1.76425E−28
【0058】走査レンズ62の出射面形状は次のとお
り。 Rs=986.16880、Rs=−28.90915、 Km=−8.55211E+01 A04=−1.38857E−08、A06=1.17925E−13、 A08=1.95943E−17、A10=−3.37097E−22、 A12=4.21148E−27、A14=−1.95989E−31、 B02=4.91214E−07、B04=−1.27013E−11、 B06=1.71709E−15、B08=−2.95120E−21、 B10=−9.45943E−25、B12=1.23476E−28、 F02=−1.59175E−06、F04=−5.15487E−11、 F06=−1.03420E−15
【0059】実施例2の光学特性を図5に示す。図5
(a)は主走査方向の像面湾曲および副走査方向の像面
湾曲を、図5(b)は走査線曲がりを、図5(c)はリ
ニアリティとfθ特性をそれぞれ示す。図5から明らか
なように、各光学特性ともに良好な特性を示している。
図5(a)は実施例2の主走査方向のデフォーカスを、
図5(b)は実施例2の副走査方向のデフォーカスを示
す。
【0060】実施例1、実施例2にかかる光走査装置
の、光偏向器としての回転多面鏡は、これを空気軸受モ
ータで回転駆動するように構成するとよい。その例を図
7に示す。図7において、モータフレーム24は中央部
に円柱状のコアホルダ部26を有し、コアホルダ部26
の外周側にはステータコア23が嵌められて固定されて
いる。ステータコア23に形成された複数の突極には駆
動コイルが巻かれ、モータのステータが構成されてい
る。コアホルダ部26の上端部にはスリーブ27が嵌め
られて固定されている。スリーブ27の内周側には回転
軸20が挿入されている。回転軸20の外周面にはヘリ
ングボーン形の動圧溝が形成されるとともに、回転軸2
0の外周面とスリーブ27の内周面との間には微小な空
隙が形成され、回転軸20の外周面とスリーブ27の内
周面とで空気動圧軸受が形成されている。
【0061】上記回転軸20の上端部外周側にロータケ
ース21が嵌められて結合されるとともに、ロータケー
ス21の上端部外周に、前述の回転多面鏡5が嵌めら
れ、適宜のクランプ部材によってロータケース21に一
体的に取り付けられている。ロータケース21の下端部
は上記モータのステータを覆っていて、ロータケース2
1の下端部内周にリング状のマグネット22が固着され
ている。マグネット22、ロータケース21、回転軸2
0によってモータのロータを構成し、このロータと一体
に回転多面鏡5が回転するようになっている。マグネッ
ト22は、周方向に一定間隔で磁極を有し、その内周面
は、上記ステータコア23の各突極の先端面と適宜の間
隙をおいて対向している。
【0062】マグネット22の回転位置に応じてステー
タの各駆動コイルへの通電を切り換えることにより上記
ロータが回転駆動される。ロータが高速で回転駆動され
ることにより、回転軸20の外周面とスリーブ27の内
周面とで形成されている空気動圧軸受部に空気動圧力が
発生し、回転軸20がスリーブ27に対し非接触でラジ
アル方向に支持される。したがって、軸受における摩擦
が大幅に低減され、光偏向器としての回転多面鏡の長寿
命化、発熱の防止、および消費電力の低減を実現するこ
とができる。
【0063】回転多面鏡5が高速で回転駆動されること
により、その風切り音が発生する。そこでこの風切り音
が外部に漏れないように、あるいは、外部に漏れる風切
り音を低減するために、前記フレーム24にケース25
を固定し、ケース25で回転多面鏡5およびこれを回転
駆動するモータを覆っている。図示されていないが、ケ
ース25には、回転多面鏡5への光束の入出射位置に防
音ガラスがはめ込まれている。このように、回転多面鏡
5およびこれを回転駆動するモータを密閉することによ
り、外部からの塵埃の侵入を防止し、塵埃が回転多面器
5に付着することを防止することもできる。
【0064】図8は、本発明にかかる光走査装置に適用
可能な光源の例を示す。この例では、複数の光源がモノ
リシックな半導体レーザアレイで構成されている。すな
わち、光源1は、光束の走査方向(主走査方向)に対し
て直交する方向に4個のレーザ光束B1、B2、B3、
B4を出射するモノリシックな半導体レーザアレイで構
成されている。
【0065】図9は、本発明にかかる光走査装置に適用
可能な光源の別の例を示す。この例では、複数の光源1
A,1Bがそれぞれ独立した別々の光源となっていて、
個々の光源1A,1Bからの光束をプリズム14で合成
するようにした単一の光源ユニットで構成されている。
なお、各光源1A,1Bと、プリズム14の各入射面と
の間にはカップリングレンズ2A、2Bが配置されてい
る。プリズム14は、光源1Bからのの入射面に対し略
45度をなす全反射面14Bと、光源1Aからの光束の
一部を透過し、全反射面14Bからの反射光の一部を反
射するハーフミラー面14Aを有している。光源1Aか
ら出射されハーフミラー面14Aを透過する光束BA
と、全反射面14Bで反射されハーフミラー面14Aで
反射される光束BBは、互いに若干の角度を持ってプリ
ズム14から出射される。
【0066】実施例1、実施例2にかかる光走査装置
は、これを画像形成装置に適用することができる。すな
わち、前記被走査面8を感光体ドラムまたは感光体ベル
ト等の像担持体の面とし、この面に対して、帯電、露
光、現像、転写、クリーニング、除電という一連の電子
写真プロセスを実行し、かつ、画像が転写された転写紙
に対して熱定着プロセスを実行することにより、転写紙
に所定の画像を形成することができる。光走査装置は、
上記電子写真プロセスの露光工程に用いられる。露光工
程では、光走査装置の光源を画像信号で変調し、変調し
た光束で被走査面8を走査することにより、被走査面8
に画像信号に応じた静電潜像を形成する。この静電潜像
を現像ユニットからトナーを供給して現像し、現像され
たトナー像を転写紙に転写し、これを定着ユニットで定
着し排紙する。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、アンダー
フィルド光学系において、光走査の高速化、高密度化に
対応するためにマルチビーム化した場合のコストの低廉
化と、ビーム間のピッチ偏差の改善を図ることができる
とともに、回転多面鏡などからなる光偏向器の高速化に
よる騒音、振動、ジターおよび消費電力の最適化を図る
ことができる。
【0068】請求項2記載の発明によれば、アンダーフ
ィルド光学系において、主走査方向のビームスポット径
を50μm以下にした場合に適応することができ、中間
調の再現性および1ドット再現性の高い画像を得ること
ができる。
【0069】請求項3記載の発明によれば、オーバーフ
ィルド光学系において光走査の高速化、高密度化に対応
させたとき、請求項1記載の発明の効果に加え、回転多
面鏡などからなる光偏向器の高寿命化を実現することが
できる。
【0070】請求項4記載の発明によれば、オーバーフ
ィルド光学系において、光走査の高速化、高密度化に対
応するためにマルチビーム化した場合に、主走査方向の
ビームスポット径を50μm以下にした場合に適応する
ことができ、中間調の再現性および1ドット再現性の高
い画像を得ることができる。
【0071】請求項5および6記載の発明によれば、光
走査の高速化、高密度化に対応するためにマルチビーム
化した場合のコストの低廉化と、ビーム間のピッチ偏差
の改善を図ることができる。
【0072】請求項7記載の発明によれば、回転多面鏡
などからなる光偏向器の、軸受における摩擦が大幅に低
減され、光偏向器の長寿命化、発熱の防止、および消費
電力の低減を実現することができる。
【0073】請求項8および9記載の発明によれば、主
走査方向、副走査方向の両方向のビームスポット径を小
径化することができ、中間調の再現性および1ドット再
現性の高い画像を得ることができる。
【0074】請求項10記載の発明によれば、請求項1
〜9記載の光走査装置を画像形成装置に展開することに
より、例えば、50ppm以上、1200dpi以上の
高速化、高密度化に対応した良好な高画質の画像を得る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光走査装置の実施例1を示すも
ので、(a)は主走査対応方向の、(b)は副走査対応
方向の光学配置図である。
【図2】上記実施例1の特性を示す特性線図である。
【図3】上記実施例1のデフォーカス特性を示す特性線
図である。
【図4】本発明にかかる光走査装置の実施例2を示すも
ので、(a)は主走査対応方向の、(b)は副走査対応
方向の光学配置図である。
【図5】上記実施例2の特性を示す特性線図である。
【図6】上記実施例2のデフォーカス特性を示す特性線
図である。
【図7】本発明にかかる光走査装置の光偏向器としての
回転多面鏡を空気動圧軸受で支持するように構成した例
を示す昭面断面図である。
【図8】本発明に適用可能な光源の例を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明に適用可能な光源ユニットの例を示す側
面図である。
【図10】回転多面鏡への入射光束と回転多面鏡の偏向
反射面との関係の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 光源 2 カップリングレンズ(第1光学系) 4 シリンドリカルレンズ(第2光学系) 5 回転多面鏡 8 被走査面 60 第3光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // H01S 5/40 H04N 1/04 104A

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光束を放射する複数の光源と、 この光源からの光束をカップリングする第1光学系と、 第1光学系からの光束を主走査対応方向に長く略線状に
    集光する第2光学系と、 上記略線状の集光部の近傍に偏向反射面を有し、この偏
    向反射面により光束を偏向する回転多面鏡と、 回転多面鏡による偏向光束を被走査面上に光スポットと
    して集光する第3光学系とを有し、 第2光学系の主走査方向の光束径が、上記偏向反射面よ
    りも小さいアンダーフィルド光学系を構成する光走査装
    置において、 複数光源の数Mが以下の条件を満足することを特徴とす
    る光走査装置。 (式1) ここでRpとRmaxは以下のように定義する。(式
    2) (式3) ここで、M:光源の数で、2以上の整数 Rp:1ビーム時の回転多面鏡回転数[rpm] Rmax:最大回転多面鏡回転数[rpm] Dpi:副走査方向画素密度[dpi] Ppm:A4横換算のプリント速度[ppm] N:回転多面鏡の偏向反射面数 A:回転多面鏡の偏向反射内接円半径[mm] t:回転多面鏡厚さ[mm]
  2. 【請求項2】 被走査面上の主走査ビームスポット径ω
    mが50μm以下(1/e^2径)であり、上記回転多
    面鏡の偏向反射の内接円半径Aが下式を満足することを
    特徴とする請求項1記載の光走査装置。 (式4) ここで、λ:光源の中心波長[mm] fm:第3光学系の主走査焦点距離[mm] ωm:被走査面上の主走査ビームスポット径(1/e^
    2径) θ:第3光学系の同期光束を含む半画角
  3. 【請求項3】 光束を放射する複数の光源と、 この光源からの光束をカップリングする第1光学系と、
    第1光学系からの光束を主走査対応方向に長く略線状に
    集光する第2光学系と、 上記略線状の集光部の近傍に偏向反射面を有し、この偏
    向反射面により光束を偏向する回転多面鏡と、 回転多面鏡による偏向光束を被走査面上に光スポットと
    して集光する第3光学系とを有し、 第2光学系の主走査方向のビーム光束径が、上記偏向反
    射面よりも大きいオーバーフィルド光学系を構成し、 複数光源の数Mが以下の条件を満足することを特徴とす
    る光走査装置。 (式5) ここでRpとRmaxは以下のように定義する。(式
    2) (式6) ここで、M:光源の数で、2以上の整数 Rp:1ビーム時の回転多面鏡回転数[rpm] Rmax:最大回転多面鏡回転数[rpm] Dpi:副走査方向画素密度[dpi] Ppm:A4横換算のプリント速度[ppm] N:回転多面鏡ミラー面数 A:回転多面鏡ミラー内接円半径[mm] t:回転多面鏡厚さ[mm]
  4. 【請求項4】 被走査面上の主走査ビームスポット径ω
    mが50μm以下(1/e^2径)であり、 回転多面鏡の偏向反射面の内接円半径Aが下式を満足す
    ることを特徴とする請求項3記載の光走査装置。 (式7) ここで、λ:光源の中心波長[mm] fm:第3光学系の主走査焦点距離[mm] ωm:被走査面上の主走査ビームスポット径(1/e^
    2径)
  5. 【請求項5】 複数の光源がモノリシックな半導体レー
    ザアレイで構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは3記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 複数の光源がそれぞれ独立した別々の光
    源を合成した単一の光源ユニットで構成されていること
    を特徴とする請求項1または3記載の光走査装置。
  7. 【請求項7】 偏向器が空気軸受モータで構成されてい
    ることを特徴とする請求項1または3記載の光走査装
    置。
  8. 【請求項8】 被走査面上のビームスポット径が主走査
    方向、副走査方向共に50μm以下(1/e^2径)で
    あることを特長とする請求項1から7のいずれかに記載
    の光走査装置。
  9. 【請求項9】 第3光学系が2枚以上の光学素子から構
    成され、主走査方向、副走査方向共に非円弧な面を少な
    くとも1面有することを特徴とする請求項8記載の光走
    査装置。
  10. 【請求項10】 プリント速度(A4横換算)が50p
    pm以上、画素密度が1200dpi以上であることを
    特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の光走査装
    置を用いた画像形成装置。
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