JP3850589B2 - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、光走査装置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光走査装置は、デジタル複写装置や光プリンタ、光製版装置やファクシミリ装置等の「画像形成装置」に関連して広く知られ、また実施されている。光走査装置の書き込み密度は高密度化の一途をたどり、1200dpi.1600dpi、あるいはそれ以上の書き込み密度の実現が意図されている。
このような高密度書き込みを実現するには、光スポット径の小さい光スポットを形成する必要があることは当然であるが、光スポットの良質性や安定性も欠くことができない。光スポットの安定性は「被走査面上における光スポット径の像高による変化」が極めて小さく安定していることを言い、光スポットの良質性は「光スポットの光強度分布が単純な一山形状で、複雑な裾野形状を持たない」ことをいう。
このような、良質で安定性のよい光スポットを実現するためには、偏向光束を被走査面上に光スポットとして結象させる走査結像光学系が高性能であることを要する。光スポット径を変動させる要因としては、周知の如く「走査結像光学系における像面湾曲」があり、像面湾曲を良好に補正した走査結像光学系は従来から多数のものが提案されている。また、走査結像光学系における光学倍率が、光スポットの像高に対して一定していることも重要である。
しかし、安定した良質な光スポットを形成するためには、像面湾曲や光学倍率といった幾何光学的な光学性能の補正のみでは不充分であり、波動光学的な波面収差を「各像高間で一定に設定する」ことが重要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は光走査装置において、走査結像光学系における像面湾曲や光学倍率とともに「瞳上の波面収差」を良好に補正することにより、安定した良好な光スポットによる高密度で良好な光走査を実現することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の光走査装置は「光源側からの1以上の光束を光偏向手段により偏向させ、偏向光束を走査結像光学系により被走査面上に1 / e 2 径で30μm程度の光スポットとして集光させ、被走査面の光走査を行う装置」である。
光源側からは1以上の光束が放射されるので、この発明の光走査装置は、単一の光スポットで光走査を行うシングルビーム方式の光走査装置として実施することもできるし、複数の光スポットにより複数走査線を同時走査するマルチビーム方式の光走査装置として実施することもできる。
走査結像光学系は、2枚のレンズにより構成される。
走査結像光学系を構成する2枚のレンズの各面は「副走査方向の曲率が主走査方向に沿って変化し、主走査方向と副走査方向とで独立に形状を設定されたアナモフィック面」であり、かつ、そのうちの2面は「副走査方向の曲率が主走査方向に沿って非対称に変化」する。
そして、走査結像光学系を構成する2枚のレンズのレンズ面のうち1面は副非円弧面である。
「副非円弧面」は、主走査面内の形状が非円弧で、副走査面内の形状が非円弧形状である面である。
「主走査面」は、レンズ面の近傍において、レンズ光軸を含み、主走査方向に平行な面をいう。
「副走査面」は、レンズ面の近傍において、主走査方向に直行する面をいう。
【0005】
副非円弧面は「走査結像光学系を透過する偏向光束の光束径が、副走査面内において最も大きくなるレンズ」に形成されることができる。
すなわち、副非円弧面は、「走査結像光学系を透過する偏向光束の光束径が、副走査面内において最も大きくなるレンズ」に形成されることができる。
「走査結像光学系を透過する偏向光束の光束径が、副走査面内において最も大きくなるレンズ」のレンズ面のうち、「走査結像光学系を透過する偏向光束の光束径が副走査面内において最も大きくなるレンズ面」に副非円弧面を形成することもできる。
【0006】
副非円弧面は「主走査面内において最も大きな有効径を持つレンズ」に形成することもできる。この場合において、副非円弧面を「主走査面内において最も大きな有効径を持つレンズ面」に形成することができる。
波面収差の劣化は波面が大きくなるほど生じやすい。従って、波面収差を補正する面としては「波面が大きくなる部分」で行うのがよく、波面収差を補正する副非円弧面の位置として上記の各位置が適当である。また、このような波面の大きい部分では副非円弧面自体も大きくなり、その形成が容易である。
【0007】
副非円弧面はまた「走査結像光学系のレンズのうち、レンズ各面に入射する偏向光束の主光線の入射角がレンズ有効域全域において25度以下である面を持つもの」に形成されることができる。
この場合において、副非円弧面を「走査結像光学系のレンズのうち、レンズ各面に入射する偏向光束の主光線の入射角がレンズ有効域全域において25度以下であるレンズ面」に形成することができる。
入射角が25度よりも大きい面では、当該面における主走査面内での屈折角も大きくなる。このような面に副非円弧面を形成する場合、副走査方向に置ける波面収差補正の効果と主走査方向の特性補正とを両立させることが必ずしも容易でない。したがって、副非円弧面を形成する面は「偏向光束の主光線の入射角がレンズ有効域全域において25度以下である面」とするのが良い。
【0008】
請求項1記載の光走査装置は、主走査方向の座標を「Y」、副走査方向の座標を「Z」、光軸近傍における主走査方向の近軸曲率を「Cm」、光軸近傍の副走査方向の近軸曲率を「Cs(0)」、主走査方向の座標位置:Yにおける副走査面内の曲率を「Cs(Y)」、光軸上における主走査面内の2次曲線の円錐定数を「K」、主走査方向の座標位置:Yにおける副走査面内の2次曲線の円錐定数を「Kz(Y)」、非球面の高次補正量を「fSAG(Y,Z)」とするとき、X(Y,Z)で表される副非円弧面が、次式:
X(Y,Z)=CmY2/[1+√{1−(1+K)Cm2Y2}]+ΣAnYn
+Cs(Y)Z2/[1+√{1−(1+Kz(Y))Cs2(Y)Z2}]
+fSAG(Y,Z) (1)
で表されることを特徴とする。
右辺第2項の和は、nについてn=1から所望の次数:n=pまで取る。
上記曲率:Cs ( Y ) は、光軸近傍における副走査面内の近軸曲率:Rs(0)と定数係数:B1,B2,B3,...を用いて、次式:
Cs(Y)={1/Rs(0)}+B1Y+B2Y2+B3Y3+B4Y4+...(2)
で表され、
上記円錐定数:Kz ( Y ) は、定数係数:C0,C1,C2,C3,...を用いて、次式:
Kz(Y)=C0+C1Y+C2Y2+C3Y3+C4Y4+..(3)
で表される。
上記高次補正量:f SAG ( Y,Z ) は、定数係数:dj,hを用いて、次式:
fSAG(Y,Z)=Σ(Σdj,hYh)Zj (4)
で表されるが、この式(4)の右辺はZの4次および6次の項を含み、Yの奇数次の項を含む。
右辺の和は、hについては、h=0から所望の次数:h=qまで取り、jについては、j=1から所望の次数:j=r(≧3)まで取る。
【0009】
上記請求項1記載の光走査装置においては、光偏向手段を「光源側からの光束を等角速度的に偏向させるもの(ポリゴンミラー、回転単面鏡、回転2面鏡等)」とし、走査結像光学系を「等角速度的に偏向される光束による光走査を等速化する機能を有する」ものにできる(請求項2)。
また、請求項1または2記載の光走査装置において、走査結像光学系における副非円弧面を有するレンズを「プラスチック材料」で形成することができる(請求項3)。副非円弧面のような複雑な形状の面を持つレンズの作成にはプラスチック材料による成形が適しており、コスト的にも安い。
上記請求項1〜3の任意の1に記載の光走査装置は「光源側からの光束が複数光束で、走査結像光学系により被走査面上に複数の光スポットとして集光され、被走査面の複数走査線を同時走査するマルチビーム走査方式のもの」とすることができる(請求項4)。
上記請求項1〜3の任意の1に記載の光走査装置はまた「光源側からの光束が単一光束で、走査結像光学系により被走査面上に光スポットとして集光され、被走査面の1走査線を走査するシングルビーム走査方式のもの」とすることもできる(請求項5)。
上記請求項4記載のマルチビーム走査方式の光走査装置は「光源側からの複数の光束をカップリングレンズによりカップリングしたのち、各光束に共通の線像結像光学系により、光偏向手段の偏向反射面近傍に、主走査方向に長い線像として結象させ、光偏向手段により等角速度的に偏向させて共通の走査結像光学系によリ、副走査方向に分離した複数の光スポットとして集光し、被走査面の複数走査線を同時走査するように構成できる(請求項6)。
請求項4または6記載のマルチビーム走査方式の光走査装置においては、複数光束を放射する光源として「複数の発光源が1列に配列されたモノリシックな半導体レーザアレイ」を用いることができる(請求項7)。
【0010】
この発明の画像形成装置は「潜像担持体に光走査により潜像を形成し、形成された潜像を現像して所望の画像を得る画像形成装置」であって、潜像担持体の光走査を行う光走査装置として、請求項1〜7の任意の1に記載の光走査装置を用いることを特徴とする(請求項8)。
この場合において、潜像担持体として光導電性の感光体を用い、形成された潜像をトナー画像として可視化し、トナー画像をシート状の記録媒体(転写紙やオーバヘッドプロジェクタ用のプラスチックシート)に定着して所望の画像を得るように、画像形成装置を構成することができる(請求項9)。
請求項8記載の画像形成装置において、像担持体としては、例えば銀塩写真フィルムを用いることができる。この場合、光走査装置による光走査により形成された潜像は通常の銀塩写真プロセスの現像手法で可視化できる。このような画像形成装置は例えば「光製版装置」として実施できる。
また請求項9記載の画像形成装置は、具体的にはレーザプリンタやレーザプロッタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置等として実施できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に、この発明の光走査装置の実施の1形態を示す。
光源1から放射された光束はカップリングレンズ2により、以後の光学系に適した光束形態(平行光束や収束光束、発散光束等)に変換され、アパーチュア2Aによりビーム整形され、「線像結像光学系」としてのシリンドリカルレンズ3により副走査方向(図面に直行する方)に収束されて「光偏向手段」としてのポリゴンミラー4の偏向反射面近傍に主走査方向に長い線像として結像する。
偏向反射面による反射光束は、ポリゴンミラー4の等速回転に伴い等角速度的に偏向され(図はポリゴンミラー4の回転に伴う偏向反射面の回転状況と、各偏向反射面位置における偏向光束とを示している)、走査結像光学系を構成するレンズ5,6を透過し、レンズ5,6の作用により、被走査面7(実態的には光導電性の感光体の感光面等)上に光スポットとして集光し、被走査面7を光走査する。
図7に、実施の別形態を、図1に倣って示す。この実施の形態においては、走査結像光学系は2枚のレンズ8,9により構成されている。
【0012】
図1及び図7において、光源1としては「単一の発光源を持つ半導体レーザ」や、前述の「半導体レーザアレイ」を好適に用いることができる。光源1として、半導体レーザを用いるときは、その発光源がカップリングレンズ2の光軸上に位置するようにする。半導体レーザアレイを光源として用いる場合には、複数光源を、主走査方向(図面に平行な方向)に対して「直交させる」か「傾け」、被走査面7上に形成される複数の光スポットが副走査方向に所望の間隔で分離するようにする。この場合、複数の発光源は、カップリングレンズ2の光軸に対して対称的となるようにする。
【0013】
【実施例】
以下に、図1及び図7に示す実施の形態に対する実施例を1例ずつ挙げる。 実施例1は、図1に示す実施の形態の具体例であり、実施例2は図7に示す実施の形態の具体例である。実施例1,2とも、光源1からポリゴンミラー4までは共通しているので、これら「共通部分のデータ」を先に挙げる。
光源1は「半導体レーザアレイ」で発光源数:4、発光源の配列ピッチ:14μm、各発光源の発光波長:780nmである。光源としての半導体レーザアレイは、図1及び図7において、4個の発光源が図面に直交する方向(副走査方向)に配列し、かつ、4個の発光源がカップリングレンズ2の光軸に関して対称的となるように配備される。
カップリングレンズ2は焦点距離:27mmのもので、光源1からの4光束をそれぞれ「平行光束」に変換する「コリメート作用」を有する。従って、カップリングレンズ2によりカップリングされた4光束は何れも平行光束となる。
シリンドリカルレンズ3は、副走査方向の焦点距離:58.69mmのものである。
ポリゴンミラー4は偏向反射面数:5、 内接円半径:20mmで、光源側からの光束の主光線と走査結像光学系の光軸の主走査面への射影がなす角:60度である。なお、シリンドリカルレンズ3は、偏向光束が「副走査方向から見て」走査結像光学系の光軸と平行になるときの偏向の基点位置から、光源方向へ「58.69mm」の位置に配備される。
光走査は4光束によるマルチビーム走査方式による「隣接走査」で、書き込み密度:1200dpiである。
【0014】
つぎに、レンズ面の形状特定を説明する。副非円弧面の形状を特定するにあたっては、前述の式(1)〜(4)に準拠する。すなわち、副非円弧面については、式(1)における「Cm(主走査方向の近軸曲率)」、「Cs(0)( 光軸近傍の副走査方向の近軸曲率)」等を与える。
を用い、光軸上の副走査曲率半径:Rs(0)及び係数:B1,B2等を与える。 (6)式において、Yの奇数乗係数のB1,B3,B5,B7,・・の何れか0以外の値を取ると、副走査曲率は主走査方向に非対称となる。
【0015】
また、非球面の高次補正量:fSAG(Y,Z)については、これを、
と展開し、定数係数:F0,F1,...等(式(4)の定数係数:dj,h)を与えて特定する。
【0016】
主走査面内における非円弧形状の表現としては、光軸における主走査面内の近軸曲率半径:Rm、光軸からの主走査方向の距離:Y、円錐常数:K、高次の係数をA1,A2,A3,...とし、光軸方向のデプスをXとして次の多項式で表す。
【0017】
この式で、奇数次の係数が一つでも0でなければ、非円弧形状は主走査方向に非対称となる。なお、式(5)は、式(1)の右辺第1項及び第2項を書き直したものである。
【0018】
実施例1
図1において、ポリゴンミラー4から被走査面7に至る光路上の光学素子のデータは以下のとおりである。
「X」は、図1においてD1〜D5として示した距離であり、「Y」はシフト量(偏向反射面により、像高:0の方向へ反射された光束の主光線の主走査面への射影を基準として図1で上方を正とする)、nは屈折率を表す。レンズ5,6の面形状を特定するための各係数を、表1〜表3に挙げる。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
ここで、図6を参照して、副非円弧面の形状を説明する。
前述の式(1)の右辺第1項と第2項とは「主走査方向の形状」を表す部分であり、第3項と第4項とが「副走査方向の形状」を表す。図6に示す副非円弧面:aは式(1)第3項の形状で2次曲面を表している。光スポット径として30μm程度を実現しようとする場合、上記第3項のみでは波面収差が取りきれず、光スポット径を絞りきれない場合がある。このような場合には「高次補正量」として、式(1)の右辺第4項:fSAG(Y,Z)を加えることにより、波面収差をより良好に補正して、光スポットの小径化を図ることが出来る。図6に示した副非円弧:bが、第3項に第4項を加えた形状で、△がfSAG(Y,Z)で表された高次補正量である。
図6に示した非円弧量(△+△’)が座標:Yによらず一定になるように構成することもできる。
【0023】
実施例1で、光スポットの小径化として、被走査面上で「1/e2径で30μm程度」を狙ったときの「深度曲線」を図2に示す。(a)は主走査方向、(b)は副走査方向に関するものである。主・副走査方向とも非円弧とする面を有することにより、良好な深度が得られている。
実施例1における「副走査方向の光束幅(像高0に向かう光束)」の光路に沿った変化を図3に示す。同光束幅はレンズ6上で最も大きい。従って、レンズ6に副非円弧面を採用することで波面収差を補正し、小径光スポットを得ることが可能となる。上記副走査方向の光束幅はレンズ6の射出側面(レンズ面6b)において最大となる。従って、副非円弧面をレンズ面6bに採用することにより、波面収差補正の機能を有効に生かすことができる。
図1に示すように、レンズ6はまた、主走査面内において「最大の有効径」を持ち、レンズ面6bは上記有効径が最大となる面である。従って、主走査面内において最も大きい有効径を持つ走査レンズ6のレンズ面6bに副非円弧面を採用することで波面収差を有効に補正し、小径の光スポットを得ることが可能となる。
図4に、レンズ5と6の各面に入射する偏向光束の主光線の「入射角と像高との関係」を示す。5a面では、周辺像高において入射角が30度を越えているが、5b面,6a面,6b面では有効画像域全域で25度以下である。入射角が25度以下であるレンズの面に副非円弧面を採用することで波面収差を補正し、小径の光スポットを得ることが可能となる。
【0024】
表1〜3に示したように、レンズ5,6とも主走査面内の形状は、(5)式における奇数次の係数:A1,A3,..等が0であることから明らかなように、光軸に対して対称的である。レンズ面5a、5b、6a、6bとも副走査方向の曲率が主走査方向に沿って変化し、レンズ面5bと6aとは副走査方向の曲率が主走査方向に非対称に変化している。レンズ面6bは「副非円弧面」である。副非円弧面であるレンズ面6bは、表3に示すように、副非円弧量:Δ'(C0,C1,C2.・・で定まる)を持つとともに、fSAG(Y,Z)による副非円弧量:Δ(I0,I1,..K0,K1...等で定まる)を有している。
図5に、実施例1の像面湾曲(実線は副走査方向、破線は主走査方向)と等速特性(実線はリニアリテイ、破線はfθ特性)を示す。共に極めて良好である。
【0025】
実施例2
図7において、ポリゴンミラー4から被走査面7に至る光路上の光学素子のデータは以下のとおりである。
レンズ8,9の面形状を特定するための、各係数を、表4〜表6に挙げる。
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】
実施例2で、光スポットの小径化として、被走査面上で「1/e2径で30μm程度」を狙ったときの「深度曲線」を、図2に倣って図11に示す。主・副走査方向とも非円弧とする面を有することにより、良好な深度が得られている。
実施例2における「副走査方向の光束幅(像高0に向かう光束)」の光路に沿った変化を図9に示す。光束幅はレンズ9上で最も大きく、レンズ面9bにおいて最大である。従って、レンズ9のレンズ゛面9bに副非円弧面を採用することで有効に波面収差を補正し、小径の光スポットを得ることが可能となる。
レンズ9はまた、主走査面内において最大の有効径を持ち、レンズ面9bは上記有効径が最大となる面である。従って、主走査断面内において最も大きい有効径を持つ走査レンズ9、とくにレンズ面9bに副非円弧面を採用することで波面収差を有効に補正し、小径の光スポットを得ることが可能となる。
図10に、レンズ8と9の各面に入射する偏向光束の主光線の入射角と像高との関係を示す。8a,8b面では、周辺像高において入射角が30度を越えているが、9a,9b面では有効画像域全域で25度以下である。入射角が25度以下であるレンズの面に副非円弧面を採用することで波面収差を補正し、小径の光スポットを得ることが可能となる。
【0030】
表4〜6に示したように、レンズ8,9とも主走査面内の形状は、式(5)における奇数次の係数:A1,A3,..等が0であることから明らかなように、光軸に対して対称的である。レンズ面8a、8b、9a,9bとも副走査方向の曲率が主走査方向に沿って変化し、レンズ面8a面と9b面とは、副走査方向の曲率が主走査方向に非対称に変化している。レンズ面9bは副非円弧面であり、表6に示すように副非円弧量:Δ'(C0,C1,C2....等で定まる)を持つとともに、fSAG(Y,Z)による副非円弧量:Δ(I0,I1,..K0,K1...等で定まる)を有している。
図8に、実施例2の像面湾曲(実線は副走査方向、破線は主走査方向)と等速特性(実線はリニアリテイ、破線はfθ特性)を示す。ともに、極めて良好である。
上に説明したように、実施例1,2において、光源は発光源を4個有する半導体レーザアレイであり、4つの発光源は隣接間隔が14μmで、カップリングレンズ2の光軸に対して対称的となるように副走査方向へ配列しているので、4個の発光源のうち2個は、上記光軸から7μmの位置にあり、他の2個は上記光軸から21μmの位置にある。
図2〜図5及び図8〜図11に示す各特性は、上記発光源のうち、カップリングレンズ2の「光軸から21μmの位置にある発光源」から放射された光束に関するものであるが、実施例1,2とも、4つの発光源から放射された4光束の全てにつき、波面収差や像面湾曲・光学倍率、等速特性等が良好に補正されるように設計されている。したがって、図2や図11に示す「深度曲線」や、図5や図8に示す「像面湾曲や等速特性」は、4光束の全てにつき、これらの図と実質的に同等のものとなる。
【0031】
要約すると、上に説明した実施例1,2は、光源1側からの1以上の光束を光偏向手段4により偏向させ、偏向光束を走査結像光学系5,6(8,9)により被走査面7上に1 / e 2 径で30μm程度の光スポットとして集光させ、被走査面7の光走査を行う装置であって、走査結像光学系はレンズ5,6(8,9)を含む2以上の光学素子により構成され、走査結像光学系を構成する2枚のレンズの各面5a、5b、6a、6b(8a、8b、9a、9b)は「副走査方向の曲率が主走査方向に沿って変化し、主走査方向と副走査方向とで独立に形状を設定されたアナモフィック面」であり、かつ、そのうちの2面5b、6a(8a、9b)「は「副走査方向の曲率が主走査方向に沿って非対称に変化」する。走査結像光学系に含まれるレンズの1面6b(9b)は、主走査面内の形状が非円弧で、副走査面内の形状が非円弧形状である副非円弧面であり、走査結像光学系を透過する偏向光束の光束径が副走査面内において最も大きくなるレンズ6(9)に、副非円弧面が形成されている(請求項1)。
そして、副非円弧面は、走査結像光学系を透過する偏向光束の光束径が副走査面内において最も大きくなるレンズ面6b(9b)に形成され、副非円弧面は、主走査面内において最も大きな有効径を持つレンズの「主走査面内において最も大きな有効径を持つレンズ面」に形成され、副非円弧面が、走査結像光学系のレンズのうち、レンズ各面に入射する偏向光束の主光線の入射角がレンズ有効域全域において25度以下である面を持つものの「レンズ各面に入射する偏向光束の主光線の入射角がレンズ有効域全域において25度以下である面」に形成されている。
【0032】
また、副非円弧面の形状:X(Y,Z)は、主走査方向の座標をY、副走査方向の座標をZ、光軸近傍における主走査方向の近軸曲率をCm、光軸近傍の副走査方向の近軸曲率をCs(0)、主走査方向の座標位置:Yにおける副走査面内の曲率をCs(Y)、光軸上における主走査面内の2次曲線の円錐定数をK、主走査方向の座標位置:Yにおける副走査面内の2次曲線の円錐定数をKz(Y)、非球面の高次補正量をfSAG(Y,Z)とするとき、
X(Y,Z)=CmY2/[1+√{1−(1+K)Cm2Y2}]+ΣAnYn
+Cs(Y)Z2/[1+√{1−(1+Kz(Y))Cs2(Y)Z2}]
+fSAG(Y,Z)
で表され、上記曲率:Cs(Y)は、光軸近傍における副走査面内の近軸曲率:Rs(0)と定数係数:B1,B2,B3,...を用いて、
Cs(Y)={1/Rs(0)}+B1Y+B2Y2+B3Y3+B4Y4+...
で表され、円錐定数:Kz(Y)は 定数係数:C0,C1,C2,C3,...を用いて、
Kz(Y)=C0+C1Y+C2Y2+C3Y3+C4Y4+..
で表され、高次補正量:fSAG(Y,Z)は、定数係数:dj,hを用いて
fSAG(Y,Z)=Σ(Σdj,hYh)Zj
で表され、Zの4次および6次の項を含み、Yの奇数次の項を含む(請求項1)。
【0033】
また、上記実施例1,2において、光偏向手段4は「光源側からの光束を等角速度的に偏向させる」もの(ポリゴンミラー)であり、走査結像光学系5,6(8,9)は、等角速度的に偏向される光束による光走査を等速化する機能(図5、図8の等速特性参照)を有する(請求項2)。また、実施例1.2のレンズ5,6,8,9は何れも「プラスチック材料」で形成されている(請求項3)。
また、実施例1,2の光走査装置とも「光源側からの光束が複数光束で、走査結像光学系により被走査面上に複数の光スポットとして集光され、被走査面の複数走査線を同時走査するマルチビーム走査方式のもの」であり(請求項4)、光源1側からの複数(4本)の光束はカップリングレンズ2によりカップリングされたのち、各光束に共通の線像結像光学系3により、光偏向手段4の偏向反射面近傍に、主走査方向に長い線像として結象され、光偏向手段により等角速度的に偏向され、共通の走査結像光学系5,6(8,9)によリ、副走査方向に分離した複数の光スポットとして集光され、被走査面7の複数走査線を同時走査するものである(請求項6)。
さらに、複数光束を放射する光源1として、複数の発光源が1列に配列されたモノリシックな半導体レーザアレイが用いられている(請求項7)。
【0034】
最後に、図12を参照して、画像形成装置の実施の1形態を説明する。
この画像形成装置はレーザプリンタである。
レーザプリンタ100は像担持体111として「円筒状に形成された光導電性の感光体」を有している。像担持体111の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ112、現像装置113、転写ローラ114、クリーニング装置115が配備されている。帯電手段としては「コロナチャージャ」を用いることもできる。またレーザビームLBによる光走査装置117が設けられ、帯電ローラ112と現像装置113との間で「光書込による露光」を行うようになっている。
光走査装置は、上に実施例1,2に即して説明した如きものである。
図12において、符号116は定着装置、符号118はカセット、符号119はレジストローラ対、符号120は給紙コロ、符号121は搬送路、符号122は排紙ローラ対、符号123はトレイ、符号Pは記録媒体としての転写紙を示している。
【0035】
画像形成を行うときは、光導電性の感光体である像担持体111が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ112により均一帯電され、光走査装置117のレーザビームの光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって、画像部が露光されている。
この静電潜像は、現像装置113により反転現像され、像担持体111上にトナー画像が形成される。
転写紙Pを収納したカセット118は、画像形成装置100本体に着脱可能であり、図のごとく装着された状態において、収納された転写紙Pの最上位の1枚が給紙コロ120により給紙され、給紙された転写紙Pはその先端部をレジストローラ対119に銜えられる。レジストローラ対119は、像担持体111上のトナー画像が転写位置へ移動するのにタイミングをあわせて、転写紙Pを転写部へ送りこむ。送りこまれた転写紙Pは、転写部においてトナー画像と重ね合わせられ、転写ローラ114の作用によりトナー画像を静電転写される。
トナー画像を転写された転写紙Pは定着装置116へ送られ、定着装置116においてトナー画像を定着され、搬送路121を通り、排紙ローラ対122によりトレイ123上に排出される。トナー画像が転写されたのちの像担持体111の表面は、クリーニング装置115によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
光走査装置117として、実施例1、2の如きものを用いることにより、極めて良好な画像形成を実行することができる。
すなわち、図12に示す画像形成装置は、潜像担持体111に光走査により潜像を形成し、形成された潜像を現像して所望の画像を得る画像形成装置において、潜像担持体111の光走査を行う光走査装置として、請求項1〜7の任意の1に記載の光走査装置を用いるものであり(請求項8)、潜像担持体111が光導電性の感光体であり、形成された潜像がトナー画像として可視化され、トナー画像がシート状の記録媒体Pに定着されるものである(請求項9)。
なお、マルチビーム走査装置を実施するにあたって、カップリングレンズは、複数光束に対して実施の形態で示したように共通化してもよいし、光束ごとに個別的に設けるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば、新規な光走査装置および画像形成装置を実現できる。この発明の光走査装置は、上に説明した如く、走査結像光学系に含まれるレンズに「副非円弧面」を用いることにより、像面湾曲や光学倍率のみならず、波面収差を良好に補正することにより、安定した良好な光スポットによる高密度で良好な光走査を実現することができ、またこの発明の画像形成装置は、上記光走査装置を用いることにより、良好な画像形成を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光走査装置の実施の1形態を説明するための図である。
【図2】実施例1における深度曲線を示す図である。
【図3】実施例1における副走査方向の光束径の光路に沿う変化を示す図である。
【図4】実施例1における各レンズ面への入射角変化を示す図である。
【図5】実施例1における像面湾曲と等速特性とを示す図である。
【図6】副非円弧面の形状を説明するための図である。
【図7】この発明の光走査装置の実施の別形態を説明するための図である。
【図8】実施例2における像面湾曲と等速特性とを示す図である。
【図9】実施例2における副走査方向の光束径の光路に沿う変化を示す図である。
【図10】実施例2における各レンズ面への入射角変化を示す図である。
【図11】実施例2における深度曲線を示す図である。
【図12】この発明の画像形成装置の実施の1形態を示す図である。
【符号の説明】
1 光源(半導体レーザアレイ)
2 カップリングレンズ
3 シリンドリカルレンズ(線像結像光学系)
4 ポリゴンミラー(光偏向手段)
5,6 走査結像光学系を構成するレンズ
7 被走査面
Claims (9)
- 光源側からの1以上の光束を光偏向手段により偏向させ、偏向光束を走査結像光学系により被走査面上に1 / e 2 径で30μm程度の光スポットとして集光させ、上記被走査面の光走査を行う装置であって、
走査結像光学系は、2枚のレンズにより構成され、
上記走査結像光学系を構成する2枚のレンズの各面は、副走査方向の曲率が主走査方向に沿って変化し、主走査方向と副走査方向とで独立に形状を設定されたアナモフィック面であり、かつ、そのうちの2面は、副走査方向の曲率が主走査方向に沿って非対称に変化し、
上記走査結像光学系を構成する2枚のレンズのレンズ面のうち1面は、主走査面内の形状が非円弧で、副走査面内の形状が非円弧形状である副非円弧面であり、
主走査方向の座標をY、副走査方向の座標をZ、光軸近傍における主走査方向の近軸曲率をCm、光軸近傍の副走査方向の近軸曲率をCs(0)、主走査方向の座標位置:Yにおける副走査面内の曲率をCs(Y)、光軸上における主走査面内の2次曲線の円錐定数をK、主走査方向の座標位置:Yにおける副走査面内の2次曲線の円錐定数をKz(Y)、非球面の高次補正量をfSAG(Y,Z)とするとき、上記副非円弧面:X(Y,Z)が、
X(Y,Z)=CmY2/[1+√{1−(1+K)Cm2Y2}]+ΣAnYn
+Cs(Y)Z2/[1+√{1−(1+Kz(Y))Cs2(Y)Z2}]
+fSAG(Y,Z)
で表され、
上記曲率:Cs ( Y ) が、光軸近傍における副走査面内の近軸曲率:Rs ( 0 ) と定数係数:B 1 ,B 2 ,B 3 ,...を用いて、
Cs ( Y ) ={1/Rs ( 0 ) }+B 1 Y+B 2 Y 2 +B 3 Y 3 +B 4 Y 4 +...
で表され、
上記円錐定数:Kz ( Y ) が、 定数係数:C 0 ,C 1 ,C 2 ,C 3 ,...を用いて、
Kz ( Y ) =C 0 +C 1 Y+C 2 Y 2 +C 3 Y 3 +C 4 Y 4 +..
で表されるとともに、
高次補正量:f SAG ( Y,Z ) が、定数係数:d j , h を用いて
f SAG ( Y,Z ) =Σ(Σd j , h Y h )Z j
で表され、且つ、上記高次補正量はZの4次および6次の項を含み、Yの奇数次の項を含むことを特徴とする光走査装置。 - 請求項1記載の光走査装置において、
光偏向手段は、光源側からの光束を等角速度的に偏向させるものであり、
走査結像光学系は、等角速度的に偏向される光束による光走査を等速化する機能を有することを特徴とする光走査装置。 - 請求項1または2記載の光走査装置において、
走査結像光学系における副非円弧面を有するレンズが、プラスチック材料で形成されていることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1〜3の任意の1に記載の光走査装置において、
光源側からの光束が複数光束で、走査結像光学系により被走査面上に複数の光スポットとして集光され、被走査面の複数走査線を同時走査するマルチビーム走査方式のものであることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1〜4の任意の1に記載の光走査装置において、
光源側からの光束が単一光束で、走査結像光学系により被走査面上に光スポットとして集光され、被走査面の1走査線を走査するシングルビーム走査方式のものであることを特徴とする光走査装置。 - 請求項4記載の光走査装置において、
光源側からの複数の光束はカップリングレンズによりカップリングされたのち、各光束に共通の線像結像光学系により、光偏向手段の偏向反射面近傍に、主走査方向に長い線像として結像され、上記光偏向手段により等角速度的に偏向され、共通の走査結像光学系によリ、副走査方向に分離した複数の光スポットとして集光され、被走査面の複数走査線を同時走査することを特徴とするマルチビーム走査方式の光走査装置。 - 請求項4または6記載のマルチビーム走査方式の光走査装置において、
複数光束を放射する光源として、複数の発光源が1列に配列されたモノリシックな半導体レーザアレイを用いたことを特徴とする光走査装置。 - 潜像担持体に光走査により潜像を形成し、形成された潜像を現像して所望の画像を得る画像形成装置において、
潜像担持体の光走査を行う光走査装置として、請求項1〜7の任意の1に記載の光走査装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8記載の画像形成装置において、
潜像担持体が光導電性の感光体であり、形成された潜像がトナー画像として可視化され、上記トナー画像がシート状の記録媒体に定着されることを特徴とする画像形成装置。
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