JP2013178496A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、高コスト化を抑制しつつ、偏向器で偏向された波長帯域が異なる複数の光束(合成光束)を分離できる光走査装置を提供する。
【解決手段】 光走査装置2010では、5つの走査光学系のうち、一の走査光学系には、4つの基本色に対応する光束のうち、第1波長帯域の一の光束が入射する。一の走査光学系は、第1波長帯域と異なる第2波長帯域の光束を透過させるダイクロイックミラー2107を有し、該ダイクロイックミラーの入射面への光束の入射軌跡の主走査対応方向に直交する仮想平面上への正射影と該ダイクロイックミラーの入射面の法線との成す角度θbは、0°よりも大きく、かつ45°以下に設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、光束により被走査面を走査する光走査装置、及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
従来、複数の光源から射出された複数の光束を偏向器で偏向し、偏向された複数(例えば5つ)の光束を対応する複数の被走査面に導く光走査装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この光走査装置では、波長帯域が異なる複数(例えば3つ)の光束を合成して偏向器に入射させ、該偏向器で偏向された複数の光束(合成光束)を多数(例えば6つ)の光学部材を用いて分離しているため、構成が煩雑となり、高コスト化を招いていた。
本発明は、複数の光束により複数の被走査面を主走査方向に走査する光走査装置であって、少なくとも1つの光源を有し、少なくともプロセスカラーに対応する複数の光束を含む複数の光束を射出する光源装置と、前記光源装置から射出された前記複数の光束を偏向する偏向器と、前記偏向器で偏向された前記複数の光束を対応する前記複数の被走査面に導く複数の走査光学系とを備え、前記複数の走査光学系のうちの一の走査光学系には、前記プロセスカラーに対応する複数の光束のうち、第1波長帯域の一の光束が入射され、前記一の走査光学系は、前記一の光束を反射させ、前記第1波長帯域と異なる第2波長帯域の光束を透過させる光学部材を有し、前記光学部材の入射面への前記一の光束の入射軌跡の前記主走査方向に対応する方向に直交する仮想平面上への正射影と前記入射面の法線との成す角度は、0°よりも大きく、かつ45°以下である光走査装置である。
本発明によれば、簡易な構成により、高コスト化を抑制しつつ、偏向器で偏向された波長帯域が異なる複数の光束(合成光束)を分離できる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を説明するための図である。 図1における光走査装置を説明するための図である。 走査制御装置の構成を説明するためのブロック図である。 図1における光走査装置が有する走査光学系を説明するための図である。 図5(A)、図5(B)及び図5(C)は、それぞれ実施例1、実施例2及び比較例1における光束の波長と該光束に対するダイクロイックミラーの透過率との関係を示すグラフである。 図6(A)及び図6(B)は、それぞれ実施例2及び比較例2におけるダイクロイックミラーへの光束の入射角と、波長帯域が655nm帯域の光束に対するダイクロイックミラーの透過率及び波長帯域が780nm帯域の光束に対するダイクロイックミラーの反射率との関係を示すグラフである。 変形例(その1)の光走査装置を説明するための図である。 変形例(その2)の光走査装置を説明するための図である。 変形例(その3)に係るカラープリンタの概略構成を示す図である。 変形例(その3)の光走査装置を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係るカラープリンタ2000の概略構成が示されている。
このカラープリンタ2000は、プロセスカラーとしての4つの基本色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)と1つの特色(例えばライトシアン(淡色))とを重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、5つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d、2030e)、5つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d、2031e)、5つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d、2032e)、5つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d、2033e)、5つのトナーカートリッジ(2034a、2034b、2034c、2034d、2034e)、転写ベルト2040、転写ローラ2042、定着装置2050、給紙コロ2054、転写前ローラ対2056、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
ここでは、XYZ3次元直交座標系において、各感光体ドラムの長手方向(回転軸方向)に沿った方向をY軸方向、5つの感光体ドラムの配列方向に沿った方向をX軸方向として説明する。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
プリンタ制御装置2090は、CPU、該CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されているROM、作業用のメモリであるRAM、アナログデータをデジタルデータに変換するAD変換回路などを有している。そして、プリンタ制御装置2090は、上位装置からの画像情報を光走査装置2010に送る。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像ローラ2033a、トナーカートリッジ2034a、及びクリーニングユニット2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像ローラ2033b、トナーカートリッジ2034b、及びクリーニングユニット2031bは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像ローラ2033c、トナーカートリッジ2034c、及びクリーニングユニット2031cは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像ローラ2033d、トナーカートリッジ2034d、及びクリーニングユニット2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030e、帯電装置2032e、現像ローラ2033e、トナーカートリッジ2034e、及びクリーニングユニット2031eは、組として使用され、ライトシアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「LCステーション」ともいう)を構成する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。なお、各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転するものとする。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、プリンタ制御装置2090からの多色の画像情報(ブラック画像情報、シアン画像情報、マゼンタ画像情報、イエロー画像情報、ライトシアン画像情報)に基づいて、各色毎に変調された光束を、対応する帯電された感光体ドラムの表面にそれぞれ照射する。これにより、各感光体ドラムの表面では、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像ローラの方向に移動する。この光走査装置2010の詳細については後述する。
各現像ローラは、回転に伴って、対応するトナーカートリッジからのトナーが、その表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラの表面のトナーは、対応する感光体ドラムの表面に接すると、該表面における光が照射された部分にだけ移行し、そこに付着する。すなわち、各現像ローラは、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラムの回転に伴って転写ベルト2040の方向に移動する。
ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアンの各トナー画像は、所定のタイミングで転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされて多色のカラー画像が形成される。
このように、シアンに対して濃色と淡色を用いることで、色が淡い領域における粒状性が低減され、画像の再現性を向上することができる。ライトシアントナーが含有する顔料は、分光特性がシアントナーと等しいが、含有量がシアントナーよりも少ない。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚ずつ取り出し、転写前ローラ対2056に搬送する。該転写前ローラ対2056は、所定のタイミングで記録紙を転写ベルト2040と転写ローラ2042との間隙に向けて送り出す。これにより、転写ベルト2040上のカラー画像が記録紙に転写される。ここでカラー画像が転写された記録紙は、定着装置2050に送られる。
定着装置2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。ここでトナーが定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次積み重ねられる。
各クリーニングユニットは、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
次に、前記光走査装置2010の構成について説明する。
光走査装置2010は、一例として図2に示されるように、光源装置2100、ポリゴンミラー2104、4つの走査レンズ(2105a、2105b、2105c、2105d)、6つの折り返しミラー(2106a、2106b、2106c、2106c、2106d、2106e)、ダイクロイックミラー2107、2つの同期レンズ(2110a、2110d)、2つの先端同期検知センサ(2111a、2111d)、及び走査制御装置3022(図2では図示省略、図3参照)などを備えている。そして、これらは、不図示の光学ハウジングに取り付けられている。
また、以下では、便宜上、主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。
光源装置2100は、5つの光源(2200a、2200b、2200c、2200d、2200e)、5つのカップリングレンズ(2201a、2201b、2201c、2201d)、偏光ビームスプリッタ2203、4つの開口板(2202a、2202b、2202c、2202d)及び4つのシリンドリカルレンズ(2204a、2204b、2204c、2204d)を有している。
2つの光源(2200a、2200c)は、X軸方向に離間して配置され、2つの光源(2200b、2200d)は、X軸方向に離間して配置されている。また、2つの光源(2200a、2200b)はZ軸方向に離間しており、2つの光源(2200c、2200d)はZ軸方向に離間している。2つの光源(2200b、2200e)は、それぞれ光束を互いに交差する方向に射出する。
各光源は、1つの発光部を有している。4つの光源(2200a、2200b、2200c、2200d)の各発光部は、一例として発振波長の波長帯域が655nm帯域の半導体レーザ(端面発光レーザ)である。光源2200eの発光部は、一例として発振波長の波長帯域が780nm帯域の半導体レーザである。
光源2200aは、一例として、4つの基本色のうちのブラックの画像を形成するために用いられ、Kステーションに対応している。
光源2200bは、一例として、4つの基本色のうちのシアンの画像を形成するために用いられ、Cステーションに対応している。
光源2200cは、一例として、4つの基本色のうちのマゼンタの画像を形成するために用いられ、Mステーションに対応している。
光源2200dは、一例として、4つの基本色のうちのイエローの画像を形成するために用いられ、Yステーションに対応している。
光源2200eは、一例として、4つの基本色のうちのライトシアンの画像を形成するために用いられ、LCステーションに対応している。
光源2200b及び光源2200eは、射出方向周りの回転位置が互いに90°異ならされており、偏光方向(振動方向)が互いに直交する光束を射出する。
カップリングレンズ2201aは、光源2200aから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
カップリングレンズ2201bは、光源2200bから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
カップリングレンズ2201cは、光源2200cから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
カップリングレンズ2201dは、光源2200dから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
カップリングレンズ2201eは、光源2200eから射出された光束の光路上に配置され、該光束を略平行光束とする。
偏光ビームスプリッタ2203は、カップリングレンズ2201bを介した光束の光路とカップリングレンズ2201eを介した光束の光路とが交わる位置に配置されており、カップリングレンズ2201bを介した光束を開口板2202bに向けて透過させ、カップリングレンズ2201eを介した光束を開口板2202bに向けて反射する。
すなわち、偏光ビームスプリッタ2203は、2つのカップリングレンズ(2201b、2201e)を介した偏光方向が互いに直交する2つの光束を合成し、開口板2202bに向けて射出する。
開口板2202aは、開口部を有し、カップリングレンズ2201aを通過した光束を整形する。
開口板2202bは、開口部を有し、偏光ビームスプリッタ2203で合成された2つの光束(以下、合成光束とも称する)を整形する。
開口板2202cは、開口部を有し、カップリングレンズ2201cを通過した光束を整形する。
開口板2202dは、開口部を有し、カップリングレンズ2201dを通過した光束を整形する。
シリンドリカルレンズ2204aは、開口板2202aの開口部を通過した光束の光路上に配置されている。
シリンドリカルレンズ2204bは、開口板2202bの開口部を通過した合成光束の光路上に配置されている。
シリンドリカルレンズ2204cは、開口板2202cの開口部を通過した光束の光路上に配置されている。
シリンドリカルレンズ2204dは、開口板2202dの開口部を通過した光束の光路上に配置されている。
各シリンドリカルレンズは、一側の光学面を平面、他側の光学面をZ軸方向に関して共通の曲率を有し、ポリゴンミラー2104における光束の偏向反射位置までの光路長が互いに等しくなるように配置されている。
各シリンドリカルレンズは、Z軸方向(副走査対応方向)に強いパワーを有し、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍に主走査対応方向に長い線像を形成する。
4つのシリンドリカルレンズから射出された1つの合成光束を含む4つの光束、すなわち合計5つの光束が、光源装置2100から射出された光束である。
ポリゴンミラー2104は、2段構造の4面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。
そして、1段目(下段)の4面鏡ではシリンドリカルレンズ2204bからの光束及びシリンドリカルレンズ2204dからの光束がそれぞれ偏向され、2段目(上段)の4面鏡ではシリンドリカルレンズ2204aからの光束及びシリンドリカルレンズ2204cからの光束がそれぞれ偏向されるように配置されている。
シリンドリカルレンズ2204a及びシリンドリカルレンズ2204bからの光束はポリゴンミラー2104の−X側に偏向され、シリンドリカルレンズ2204c及びシリンドリカルレンズ2204dからの光束はポリゴンミラー2104の+X側に偏向される。
また、1段目の4面鏡と2段目の4面鏡との間には、溝が設けられており、風損を低減した形状となっている。各4面鏡のZ軸方向の寸法(厚さ)は約2mmである。
走査レンズ2105a及び走査レンズ2105bは、ポリゴンミラー2104の−X側に配置され、走査レンズ2105c及び走査レンズ2105dは、ポリゴンミラー2104の+X側に配置されている。
そして、走査レンズ2105aと走査レンズ2105bはZ軸方向に積層され、走査レンズ2105aは2段目の4面鏡に対向し、走査レンズ2105bは1段目の4面鏡に対向している。なお、走査レンズ2105aと走査レンズ2105bは、一体成形されても良い。
また、走査レンズ2105cと走査レンズ2105dはZ軸方向に積層され、走査レンズ2105cは2段目の4面鏡に対向し、走査レンズ2105dは1段目の4面鏡に対向している。なお、走査レンズ2105cと走査レンズ2105dは、一体成形されても良い。
走査レンズ2105a〜2105dとしては、一例として実質的に同じものが採用されている。
ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204aからの光束は、走査レンズ2105a及び折り返しミラー2106aを介して、感光体ドラム2030aに照射され、感光体ドラム2030a上に光スポットが形成される。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204bからの2つの光束(合成光束)は、走査レンズ2105bを介してダイクロイックミラー2107に入射する。
ここで、特色であるライトシアン用の光源2200eからの光束の波長帯域は、長波長側(例えば780nm)であり、4つの基本色用の光源2200a〜2200dそれぞれからの光束の波長帯域は、短波長側(例えば655nm)である。すなわち、ライトシアン用の光束の波長は、4つの基本色用の光束の波長よりも長い。
ダイクロイックミラー2107は、一例として多数の誘電体の薄膜が積層された誘電体多層膜を有し、走査レンズ2105bを介した2つの光束のうち、光源2200bからの光束(シアン用光束)を反射し、光源2200eからの光束(ライトシアン用光束)を透過させる。すなわち、ダイクロイックミラー2107は、走査レンズ2105bを介した合成光束を波長の異なる2つの光束に分離する。
ダイクロイックミラー2107で反射された光束は、折り返しミラー2106bを介して、感光体ドラム2030bに照射され、感光体ドラム2030b上に光スポットが形成される。
ダイクロイックミラー2107を透過した光束は、折り返しミラー2106eを介して感光体ドラム2030eに照射され、感光体ドラム2030e上に光スポットが形成される。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204cからの光束は、走査レンズ2105c、折り返しミラー2106c及び折り返しミラー2106cを介して、感光体ドラム2030cに照射され、感光体ドラム2030c上に光スポットが形成される。
また、ポリゴンミラー2104で偏向されたシリンドリカルレンズ2204dからの光束は、走査レンズ2105d及び折り返しミラー2106dを介して、感光体ドラム2030dに照射され、感光体ドラム2030d上に光スポットが形成される。
各感光体ドラム上の光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラムの長手方向に移動し、この結果、該感光体ドラム上に走査線が形成される。このときの光スポットの移動方向が「主走査方向」であり、感光体ドラムの回転方向が「副走査方向」である。
ポリゴンミラー2104と各感光体ドラムとの間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。本実施形態では、走査レンズ2105aと折り返しミラー2106aとからKステーションの走査光学系が構成されている。
また、走査レンズ2105bとダイクロイックミラー2107と折り返しミラー2106bとからCステーションの走査光学系が構成されている。
そして、走査レンズ2105cと折り返しミラー(2106c、2106c)とからMステーションの走査光学系が構成されている。
さらに、走査レンズ2105dと折り返しミラー2106dとからYステーションの走査光学系が構成されている。
また、走査レンズ2105bとダイクロイックミラー2107と折り返しミラー2106eとからLCステーションの走査光学系が構成されている。
ポリゴンミラー2104の−X側にある感光体ドラムとポリゴンミラー2104の+X側にある感光体ドラムでは、ポリゴンミラー2104の回転方向が同一であるので、光スポットの移動する方向は互いに逆方向となり、Y軸方向に関して、一側の感光体ドラムでの書き込み開始位置と他側の感光体ドラムでの書き込み終了位置とが一致するように潜像が形成される。
図2に戻り、Kステーションの走査レンズ2105aを介した書き込み開始前の光束の一部は、同期レンズ2110aを介して先端同期検知センサ2111aで受光される。
また、Yステーションの走査レンズ2105dを介した書き込み開始前の光束の一部は、同期レンズ2110bを介して先端同期検知センサ2111bで受光される。
各先端同期検知センサは、受光光量に応じた信号を走査制御装置3022に出力する。なお、各先端同期検知センサの出力信号は、「先端同期信号」とも呼ばれている。
走査制御装置3022は、一例として図3に示されるように、CPU3210、フラッシュメモリ3211、RAM3212、IF(インターフェース)3214、画素クロック生成回路3215、画像処理回路3216、書込制御回路3219、光源駆動回路3221などを有している。なお、図3における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
画素クロック生成回路3215は、画素クロック信号を生成する。なお、画素クロック信号は、1/8クロックの分解能で位相変調が可能である。
画像処理回路3216は、CPU3210によって色毎にラスター展開された画像データに所定の中間調処理などを行った後、各光源の発光部毎のドットデータを作成する。
書込制御回路3219は、ステーション毎に、先端同期信号に基づいて書き込み開始のタイミングを求める。そして、書き込み開始のタイミングに合わせて、各発光部のドットデータを画素クロック生成回路3215からの画素クロック信号に重畳させるとともに、発光部毎にそれぞれ独立した変調データを生成する。また、書込制御回路3219は、所定のタイミング毎に、APC(Auto Power Control)を実施する。
光源駆動回路3221は、書込制御回路3219からの各変調データに応じて、各光源装置に各発光部の駆動信号を出力する。
IF(インターフェース)3214は、プリンタ制御装置2090との双方向の通信を制御する通信インターフェースである。
フラッシュメモリ3211には、CPU3210にて解読可能なコードで記述された各種プログラム、及びプログラムの実行に必要な各種データが格納されている。
RAM3212は、作業用のメモリである。
CPU3210は、フラッシュメモリ3211に格納されているプログラムに従って動作し、光走査装置2010の全体を制御する。
ここで、図4から分かるように、ダイクロイックミラー2107は、−Y方向から見た光束の偏角2θbが鋭角又は直角となるように、すなわち−Y方向から見たダイクロイックミラー2107への光束の入射角θbが0<θb≦45°となるように配置されている。なお、「光束の偏角」とは、ダイクロイックミラー2107への入射光束とダイクロイックミラー2107からの反射光束との成す角度をいう。図4では、便宜上、各走査レンズの図示が省略されている。
なお、「θb」は、ダイクロイックミラー2107の入射面への光束の入射軌跡の主走査対応方向(Y軸方向)に直交する仮想平面への正射影と、ダイクロイックミラー2107の入射面の法線との成す角度でもある。
この場合、以下に詳しく説明するように、仮に−Y方向から見たダイクロイックミラー2107での光束の偏角が鈍角である場合、すなわちθb>45°の場合よりも漏れ光束が少なくなり、画像品質の劣化を抑制することができる。
なお、「漏れ光束」とは、ライトシアン用光束のうち、ダイクロイックミラー2107で反射し、シアン用の感光体ドラム2030bに到達する光束、及びシアン用光束のうち、ダイクロイックミラー2107を透過し、ライトシアン用の感光体ドラム2030eに到達する光束を意味する。
図5(A)、図5(B)及び図5(C)には、それぞれ実施例1、実施例2及び比較例1における光束の波長と該光束に対するダイクロイックミラーの透過率との関係がグラフにて示されている。実施例1、実施例2及び比較例1では、−Y方向から見たときのダイクロイックミラーへの光束の入射角がそれぞれ35°、45°及び55°に設定されている。なお、図5(A)、図5(B)及び図5(C)では、+Z方向から見て光束がダイクロイックミラーに対して直角に入射している場合、すなわち+Z方向から見た光束のダイクロイックミラーへの光束の入射角が0°の場合における光束の波長と該光束に対するダイクロイックミラーの透過率との関係が示されている。
また、図5(A)〜図5(C)におけるダイクロイックミラーの多層膜の層数は、全て19層で統一されている。表1、表2及び表3には、それぞれ実施例1、実施例2及び比較例1の各層膜の条件が示されている。
実施例1及び2では、特色(ライトシアン)用の光束の波長帯域を780nm帯域、4つの基本色用の光束の波長帯域をそれぞれ655nm帯域としている。そこで、ダイクロイックミラーは、780nm帯域の波長で透過率が大きく(反射率が小さく)、655nm帯域の波長で透過率が小さい(反射率が大きい)ほど、漏れ光束が少なくなる好ましい特性であることが分かる。そして、各波長帯域のより広い範囲でこの特性を有すると、光源からの光束の波長がロット間、温度などによってばらついていても、漏れ光束を確実に少なくすることができる。
図5(A)〜図5(C)より、シアン用の光束(655nm帯域)に対するダイクロイックミラーの透過率を、実施例1、実施例2及び比較例1とで比較すると、実施例1が最も低く、比較例1が最も高いことが分かる。すなわち、シアン用の光束の漏れは、実施例1が最も少なく、比較例1が最も多いことが分かる。
また、図5(A)〜図5(C)では判別し難いが、ライトシアン用の光束(780nm帯域)に対するダイクロイックミラーの透過率を、実施例1、実施例2及び比較例1とで比較すると、実施例1が最も高く、比較例1が最も低いことが分かっている。すなわち、ライトシアン用の光束の漏れは、実施例1が最も少なく、比較例1が最も多いことが分かっている。
結果として、実施例1及び実施例2では、比較例1よりも、シアン用及びライトシアン用の光束のいずれの漏れも少ないことが分かる。そして、−Y方向から見たダイクロイックミラーへの光束の入射角が小さいほど漏れ光束を少なくできることが分かる。
さらに、本実施形態では、−Y方向から見たダイクロイックミラー2107への光束の入射角θbは、−Y方向から見た折り返しミラー2106a、2106c、2106dへの光束の入射角θa、θc、θdよりも小さくなるように設定されている(図4参照)。この結果、ダイクロイックミラー2107での漏れ光束を極力少なくすることができ、画像品質の低下を抑制できる。なお、−Y方向から見た各折り返しミラーへの光束の入射角は、該折り返しミラーの反射面への該光束の入射軌跡の主走査対応方向(Y軸方向)に直交する仮想平面上への正射影と該反射面の法線との成す角度でもある。図4より、ダイクロイックミラー2107での光束の偏角2θbは、折り返しミラー2106a、2106c、2106dでの光束の偏角2θa、2θc、2θdそれぞれよりも小さいことが分かる。
図6(A)には、表2(実施例2)に示される膜条件を有するダイクロイックミラーへの光束の入射角に対する、ライトシアン用の光束(780nm帯域)の反射率の変化(実線)及び基本色用光束(655nm帯域)の透過率(破線)の変化がグラフにて示されている。この場合、図6(A)における反射率及び透過率の値が大きいほど漏れ光束が多いことになる。
ここで、図6(A)における横軸で示される入射角(incident angle)は、ダイクロイックミラーの入射面への光束の3次元の入射角を意味する。ここでは、この3次元の入射角は、光束がダイクロイックミラーの入射面に−Y方向から見て45°で、かつ+Z方向から見て0°で入射しているときに45°となる。この状態から、ポリゴンミラーの回転によって、+Z方向から見た入射角が45°から大きくなっていく。そして、画像領域の端部を走査する際には、+Z方向から見た入射角は30°程度となるが、このときの3次元的な入射角は52°程度となる。
一方、図6(B)には、多層膜の層数を30層とした場合(比較例2)のダイクロイックミラーへの光束の入射角に対する、ライトシアン用の光束(780nm帯域)の反射率の変化(実線)及びシアン用の光束(655nm帯域)の透過率の変化(破線)がグラフにて示されている。このときの各層膜の条件が表4に示されている。
多層膜の層数が30層の場合は、19層の場合に比べて、780nm帯域の光束(ライトシアン用の光束)の反射率及び655nm帯域の光束(シアン用の光束)の透過率の双方を0%近傍にでき、漏れ光束を極力低減できることが分かる。しかしながら、層数を多くするとコストアップを招いてしまう。
実施例2では、図6(A)に示されるように、ダイクロイックミラーは、少ない層数で780nm帯域の光束の反射率を優先的に0%近傍に抑える膜設計とされている。すなわち、ダイクロイックミラー2107は、ライトシアン用光束のうち、ダイクロイックミラー2107で反射する光束の光量が、シアン用光束のうち、ダイクロイックミラー2107を透過する光束の光量よりも少なくなるように設計されている。
仮に780nm帯域の光束の反射率を高くするような設計とした場合には、ダイクロイックミラー2107でのライトシアン用光束の反射光の光量が多くなってしまう。この場合、シアン用の感光体ドラム2030bに、不要なライトシアン用光束が多く到達して、該光束による画像が顕像してしまい、画像品質の劣化を招く。
これに対し、図6(A)に示される実施例2のように、655nm帯域の光束の透過率を高くするような設計とした場合は、ライトシアン用の感光体ドラム2030eに、シアン用光束が到達してしまうが、ライトシアン用のトナーとしては、視認性の低い淡色トナーが用いられるため、感光体ドラム2030eにシアン用光束による画像が顕像したとしても画像品質への影響が少なく、好ましい。
ところで、副走査対応方向に対して傾斜したダイクロイックミラーを光束が透過する際、被走査面上における走査線の傾き、曲がり、被走査面上における結像特性の劣化等が生じ、ひいては画像品質の劣化を招く。
この場合、ダイクロイックミラーの後段に配置された折り返しミラーの姿勢、撓みを調整することで走査線の傾き、曲がりを補正することができ、結像素子を追加することで結像特性の向上を図ることができる。
しかしながら、走査線の傾き、曲がりを補正する補正手段、結像素子等を追加することで、各光学系のレイアウト性の劣化、コストアップを招くおそれがある。また、走査線の傾き、曲がり、結像特性をそれぞれ補正したとしても、その補正に用いられる部品及び各光学系を構成する光学部材の光学特性のばらつき、経時的な変化などによって、補正しきれない残差が生じることもある。
そこで、本実施形態では、ダイクロイックミラー2107を透過させた光束を、視認性の低いライトシアン用の感光体ドラム2030eに導くこととしている。この結果、画像品質の劣化を極力抑えることができる。
なお、より好ましくは、ライトシアン用の光束を、4つの基本色のうちの最も明度が高く視認性が低いイエロー用の光束と合成した後、ダイクロイックミラーで分離すると良い。この場合、ライトシアン用光束の漏れ光束がYステーションの感光体ドラム2030dに到達したとしても、画像品質にさほど影響しない。そして、画像品質の劣化を抑制しつつ、ダイクロイックミラー2107の層数を少なくすることも可能である。
ところで、多数の積層膜を要するダイクロイックミラー2107は、大型になるほど光束の分離性能を発揮することが難しく、大型化がコストアップに直結する。このため、ダイクロイックミラー2107は、極力小型化することが望ましい。
本実施形態では、ダイクロイックミラー2107は、折り返しミラー2106a、折り返しミラー2106c及び折り返しミラー2106dそれぞれよりも、表面積が小さくされ、小型化され、結果として低コスト化が図られている。
そこで、ポリゴンミラー2104で偏向された光束を小型のダイクロイックミラー2107に入射させるためには、該光束をできるだけ早くダイクロイックミラー2107に入射させることが望ましい。
本実施形態では、図4に示されるように、ポリゴンミラー2104とダイクロイックミラー2107との間の光束の光路長Lbは、ポリゴンミラー2104と折り返しミラー2106a、折り返しミラー2106c、折り返しミラー2106dそれぞれとの間の光束の光路長La、Lc、Ldよりも短く設定されている。
このように、ポリゴンミラー2104とダイクロイックミラー2107との間の光束の光路を短く設定することにより、ダイクロイックミラー2107の長手方向(主走査対応方向)の長さを短くすることができ、結果的に、ダイクロイックミラー2107の小型化を図ることができ、低コスト化を図ることができる。
ところで、長波長であるライトシアン用の光束は、短波長である基本色用の光束よりも屈折力が小さいため、実質的に同一の走査レンズを透過した際に、感光体ドラムのより広い領域に入射される。この場合、走査光学系の設計の自由度を高くしつつ、ライトシアン用の光束が必要な走査領域の全域を走査し易くすることができる。一方、短波長である基本色用の光束は、より小径のビームスポット径を生成することができるため、基本色の画像をより高精彩に形成できる。
また、ポリゴンミラーと感光体ドラムとの間の光束の光路長が長いほど、該感光体ドラム上でより広い領域を走査することができる。
本実施形態では、図4から分かるように、ポリゴンミラー2104と感光体ドラム2030eとの間のライトシアン用の光束の光路長は、ポリゴンミラー2104と他の感光体ドラムとの間の光束の光路長よりも長く設定されている。
この場合、特にライトシアン用光束が必要な走査領域全域を走査し易くすることができる。また、屈折力が小さい長波長のライトシアン用光束を感光体ドラムの表面上により小径に結像させることができる。
また、本実施形態では、シアン用の感光体ドラムは、ライトシアン用光束の波長帯域(780nm帯域)に対する感度がシアン用光束の波長帯域(655nm帯域)に対する感度よりも低く設定されている。この場合、ダイクロイックミラー2107でのライトシアン用光束の反射光束、すなわちシアン用の感光体ドラム2030bへ到達する漏れ光束があっても、シアン用の感光体ドラムは、その漏れ光束の波長帯域に対する感度が低いため、顕像することを抑制でき、ひいては画像品質の劣化を防ぐことができる。
以上説明した本実施形態の光走査装置2010は、5つの光源(2200a〜2200e)を有し、4つの基本色及び1つの特色に対応する5つの光束を射出する光源装置2100と、該光源装置2100から射出された5つの光束を偏向するポリゴンミラー2104と、該ポリゴンミラー2104で偏向された5つの光束を対応する5つの感光体ドラムの表面に導く5つの走査光学系とを備えている。
そして、5つの走査光学系のうち、一の走査光学系(Cステーションの走査光学系又はLCステーションの走査光学系)には、4つの基本色に対応する光束のうち、第1波長帯域(655nm帯域)の一の光束(シアン用光束)が入射する。
また、一の走査光学系は、第1波長帯域と異なる第2波長帯域(780nm帯域)の光束を透過させるダイクロイックミラー2107を有し、該ダイクロイックミラー2107の入射面への光束の入射軌跡の主走査対応方向に直交する仮想平面上への正射影とダイクロイックミラー2107の入射面の法線との成す角度θbは、0°よりも大きく、かつ45°以下に設定されている。
さらに、第2波長帯域の別の光束(ライトシアン用光束)が、4つの基本色のうち、一の基本色に対応する光束(シアン用光束)と合成された状態で、ポリゴンミラー2104で偏向され、走査レンズ2105bを介してダイクロイックミラー2107に入射する。
この場合、シアン用光束及びライトシアン用光束(合成光束)のうち、シアン用光束は、ダイクロイックミラー2107で反射し、ライトシアン用光束は、ダイクロイックミラー2107を透過する。
結果として、光走査装置2010によると、簡易な構成により、高コスト化を抑制しつつ、ポリゴンミラー2104で偏向された波長帯域が異なる2つの光束(合成光束)を分離できる。
しかも、一の基本色に対応するシアン用光束と特色に対応するライトシアン用光束とを、光路の一部を一致させ、共通の光学部材(開口板2202b、シリンドリカルレンズ2204b、ポリゴンミラー2104、走査レンズ2105b、ダイクロイックミラー2107)を用いて導光しているため、部品点数の削減による構成の簡素化及び低コスト化、並びに装置の小型化を図ることもできる。
また、ダイクロイックミラー2107で反射した光束は、シアン用の感光体ドラムに2030bに導かれ、ダイクロイックミラー2107を透過した光束は、より視認性の低いライトシアン用の感光体ドラム2030eに導かれる。
そして、θb≦45°とされているため、ダイクロイックミラー2107での漏れ光束が低減される。
カラープリンタ2000によれば、光走査装置2010を備えているため、結果として、構成の簡素化、低コスト化及び小型化を図りつつ、高品質な多色画像を形成することができる。
また、ネットワークを介して、カラープリンタ2000と、電子演算装置(コンピュータ等)、画像情報通信システム(ファクシミリ等)等とを接続することにより、1台の画像形成装置で複数の機器からの出力を処理することができる情報処理システムを形成することができる。また、ネットワーク上に複数の画像形成装置を接続すれば、各出力要求から各画像形成装置の状態(ジョブの混み具合、電源が入っているかどうか、故障しているかどうか等)を知ることができ、一番状態の良い(使用者の希望に一番適した)画像形成装置を選択し、画像形成を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。
上記実施形態のカラープリンタ2000に代えて、カラープリンタ2000から特色(ライトシアン)用の装備が取り外された構成を有するベース機としてのカラープリンタ3000を採用しても良い。この場合、カラープリンタ3000に対する特色用の装備の着脱により、4つの基本色を用いての画像形成と、4つの基本色と1つの特色を用いての画像形成とが選択可能となる。
具体的には、カラープリンタ3000は、図9に示されるように、カラープリンタ2000と異なり、ライトシアン用の感光体ドラム2030e、クリーニングユニット2031e、帯電装置2032e、現像ローラ2033e、トナーカートリッジ2034eを備えておらず、これらが必要に応じて着脱可能に構成されている。すなわち、カラープリンタ3000は、ライトシアン用の装備が装着されることで、カラープリンタ2000として機能する。逆に、カラープリンタ2000は、ライトシアン用の装備が取り外されることで、カラープリンタ3000として機能する。
また、カラープリンタ3000が備える光走査装置3010は、図10に示されるように、光走査装置2010と異なり、ライトシアン用の光源2200e、カップリングレンズ2201e、偏光ビームスプリッタ2203、折り返しミラー2106eを有しておらず、これらが必要に応じて着脱可能となっている。
なお、カラープリンタ3000をベース機としてのみ使用する場合には、ダイクロイックミラー2107に代えて、単なる反射ミラーとしての折り返しミラーを採用しても良い。結果として、コストダウンを図ることができる。
また、上記実施形態における光源装置2100の構成は、適宜変更可能である。
上記実施形態では、シアン用光束及びライトシアン用を分離する光学部材として、ダイクロイックミラー2107が採用されているが、これに限らず、要は、異なる波長帯域の光束を分離できる部材であれば、例えばプリズム、干渉フィルタ、カットフィルタなどであっても良い。
上記実施形態では、偏光ビームスプリッタ2203を用いて2つの光源(2200b、2200e)からの2つの光束を合成しているが、図7に示されるように、ポリゴンミラー2104の偏向反射面上で、ライトシアン用光束とシアン用光束とが交差するように、2つの光源(2200b、2200e)を配置しても良い。
この場合、ライトシアン用光束とシアン用光束とでは、対応する感光体ドラム上における同一画像領域に到達するときのポリゴンミラー2104の回転角(回転位置)が異なる。そして、これら2つの光束は、同一画像領域に到達する光束のポリゴンミラー2104への入射点(反射点)が異なり、ひいては走査レンズ2105bへの入射位置が異なることになる。なお、光源2200eとポリゴンミラー2104との間の光路上には、開口板2202eとシリンドリカルレンズ2204eが設けられている。
この結果、これら2つの光束双方の結像特性を良好に保つことが困難となる。そこで、走査レンズ2105bをシアン用光束の光学特性に対して最適化することが好ましい。この結果、画像品質の劣化を抑制することができる。
また、図8に示されるように、ライトシアン用光束のみを透過させる走査レンズ2105eを追加し、ライトシアン用光束の光学特性を向上させても良い。
また、ライトシアン用光束を、副走査対応方向に対して傾けたり、シフトさせたりしてポリゴンミラー2104に入射させても良い。
上記実施形態では、光走査装置2010は、4つの基本色用光束及び1つの特色用光束をそれぞれ対応する感光ドラムに導いているが、これに限らず、要は、複数の基本色用光束及び少なくとも1つの特色用光束をそれぞれ対応する感光体ドラムに導けば良い。但し、この場合、カラープリンタは、基本色用光束の数と特色用光束の数の和と同数の感光体ドラムを備えている必要がある。そして、この場合、感光体ドラムの数と同数の光源を設けても良いし、感光体ドラムよりも少ない数の少なくとも1つの光源を設け、少なくとも1つの光源からの光束を複数の光束に分離して、感光体ドラムの数と同数の光束を得ることとしても良い。
具体例としては、複数の特色用光束それぞれを異なる基本色用光束と合成し、その合成光束をポリゴンミラーで偏向した後、ダイクロイックミラーで分離することとすれば良い。すなわち、特色用光束と合成される基本色用光束を対応する被走査面に導く複数の走査光学系にダイクロイックミラーを設けることとすれば良い。
上記実施形態では、4つの基本色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)がプロセスカラーとされているが、これに限られない。例えば、N色(N≧1)の基本色に1色のコーポレートカラー(会社のシンボルカラー)を追加したN+1色をプロセスカラーとしても良い。
上記実施形態では、淡色のライトシアンが特色として採用されているが、これに限らず、要は、視認性が低い色であれば良く、例えばライトマゼンタ、ライトグレー、ベージュ等のライトシアン以外の淡色、透明色などのうち、少なくとも1色を特色として採用することとしても良い。
上記実施形態では、各光源は、単一の発光部(半導体レーザ)を有しているが、これに代えて、複数の発光部を有していても良い。具体的には、各光源は、例えば半導体レーザアレイ、面発光レーザアレイ等のレーザアレイを有していても良い。この場合、同時に複数の走査線に沿って感光体ドラムを走査することができる。その結果、潜像の画素密度を高くしたり、潜像の形成速度を速くしたりすることができる。
但し、この場合、感光体ドラム上での副走査方向の光束の間隔(副走査ビームピッチ)を、感光体ドラム間で同一にする必要がある。このため、それぞれの射出光束が合成される基本色用光源と特色用光源とで射出方向回りの回転角(回転位置)を同じにする必要がある。そこで、光源が複数の発光部を有する場合には、基本色用光束及び特色用光束の一方の光路上に1/2波長板を配置して、該光束の偏光方向を90°回転させた後、基本色用光束と特色用光束とを合成すると良い。なお、その他の構成により、射出光束が合成される基本色用光源と特色用光源との偏光状態を異ならせても良い。
また、本実施形態では、基本色用光束と特色用光束とを合成するための合成手段として偏光ビームスプリッタ2203を用いているが、これに限られない。具体的には、例えばダイクロイックミラーを用いても良い。この場合、波長帯域が異なる基本色用光束及び特色用光束の一方をダイクロイックミラーを透過させ、他方をダイクロイックミラーで一方の透過方向に反射させることで、両光束を合成することができる。この場合、基本色用光束と特色用光束とをこれらの偏光方向に関わらず合成できる。すなわち、偏光ビームスプリッタ2203を用いる場合に比べて、基本色用光源と特色用光源とで偏光方向を互いに異ならせる必要がない。そこで、光源が複数の発光部を有する場合、基本色用光源及び特色用光源の射出方向回りの回転角を同じにすることができるとともに、上述した1/2波長板などの光学部材を設ける必要がない。
なお、波長帯域が異なる基本色用光束及び特色用光束をダイクロイックミラーを用いて合成する場合、基本色用光束を反射させ、特色用光束を透過させること、すなわちダイクロイックミラーを透過させた光束を、視認性の低い特色用の感光体ドラムに導くことが好ましい。この結果、画像品質の劣化を極力抑えることができる。
上記実施形態では、各走査光学系は、1つの走査レンズと、1つ又は2つの折り返しミラー、ダイクロイックミラー(但し、LCステーションの走査光学系のみ)を有しているが、これに限られず、適宜変更可能である。例えば、4つの折り返しミラー2106a、2106b、2106c、2106dの少なくとも1つの後段に、少なくとも1つの折り返しミラーを増設しても良い。
上記実施形態では、ダイクロイックミラー2107への光束の−Y方向から見た入射角θbは0°<θb≦45°に設定されているが、45°<θb<90°であっても良い。
上記実施形態では、ダイクロイックミラー2107に入射する光束の−Y方向から見た入射角θbは、折り返しミラー2106a、2106c、2106dに入射する光束の−Y方向から見た3つの入射角θa、θc、θdよりも小さく設定されているが、そのように設定されていなくても良い。
上記実施形態では、ダイクロイックミラー2107は、ライトシアン用光束のうち、ダイクロイックミラー2107で反射する光束のパワーが、シアン用光束のうち、ダイクロイックミラー2107を透過する光束のパワーよりも小さくなるような特性を有しているが、その逆の特性を有していても良い。
上記実施形態では、ダイクロイックミラー2107は、主走査対応方向の寸法が、折り返しミラー2106a、2106c、2106dよりも長く設定されているが、そのように設定されていなくても良い。
上記実施形態では、ダイクロイックミラー2107とポリゴンミラー2104との間の光束の光路長は、3つの折り返しミラー2106a、2106c、2106dそれぞれとポリゴンミラー2104との間の光束の光路長よりも短く設定されているが、そのように設定されていなくても良い。
上記実施形態では、ライトシアン用光束の波長帯域は、4つの基本色用光束の波長帯域よりも長波長側とされているが、短波長側とされても良い。
上記実施形態では、4つの基本色用光束の波長帯域は、同一波長帯域(655nm帯域)とされているが、互いに異なる波長帯域とされても良い。但し、ライトシアン用光束の波長帯域とシアン用光束の波長帯域は、異ならせる必要がある。
上記実施形態では、ラインシアン用の感光体ドラムとポリゴンミラー2104との間の光束の光路長は、4つの基本色用の感光体ドラムそれぞれとポリゴンミラー2104との間の光束の光路長よりも長く設定されているが、これに限られない。
上記実施形態では、シアン用の感光体ドラムは、ライトシアン用光束の波長帯域に対する感度が、4つの基本色用光束の波長帯域に対する感度よりも低いが、要は、少なくともシアン用光束の波長帯域に対する感度よりも低ければ良い。
また、例えばカラープリンタの操作部において、印刷モードを、4つの基本色のみを用いる通常モードと、4つの基本色及び1つの特色を用いる高画質モードとに切り替え可能としても良い。この場合、高画質モードが選択された場合のみ、ライトシアン用の光源2200eが駆動される。
上記実施形態では、各発光部として、半導体レーザが用いられているが、他のレーザを用いることとしても良い。
上記実施形態では、4つの感光体ドラムは、−X側から+X側に向けて、ライトシアン、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの順に並んでいるが、この並び順は、適宜変更可能である。
また、上記実施形態において、各ステーションの走査光学系を通過した書き込み終了後の光束の一部を受光するための、同期ミラー及び後端同期検知センサをさらに備えても良い。
この場合、CPU3210は、ステーション毎に、先端同期検知センサの出力信号と後端同期検知センサの出力信号とから、先端同期検知センサと後端同期検知センサとの間を光束が走査するのに要した時間を求め、その時間に予め設定されている数のパルスが収まるように画素クロック信号の基準周波数を再設定することができる。これにより、各ステーションによって記録された画像の転写ベルト上での全幅倍率を安定的に保持することができる。
また、上記実施形態では、トナー像が感光体ドラムから転写ベルトを介して記録紙に転写される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、トナー像が記録紙に直接転写されても良い。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタ2000の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、光プロッタやデジタル複写装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で転写対象物としての印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、像担持体としてビームスポットの熱エネルギにより発色する発色媒体(ポジの印画紙)を用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により可視画像を直接、像担持体に形成することができる。
2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、2106a、2106c、2106d…折り返しミラー(反射ミラー)、2107…ダイクロイックミラー(光学部材)、2030a〜2030d…感光体ドラム(プロセスカラーに対応する像担持体)、2030e…感光体ドラム(像担持体)、2100…光源装置、2104…ポリゴンミラー(偏向器)、2200a〜2200e…光源。
特開2010−264440号公報

Claims (10)

  1. 複数の光束により複数の被走査面を主走査方向に走査する光走査装置であって、
    少なくとも1つの光源を有し、少なくともプロセスカラーに対応する複数の光束を含む複数の光束を射出する光源装置と、
    前記光源装置から射出された前記複数の光束を偏向する偏向器と、
    前記偏向器で偏向された前記複数の光束を対応する前記複数の被走査面に導く複数の走査光学系とを備え、
    前記複数の走査光学系のうちの一の走査光学系には、前記プロセスカラーに対応する複数の光束のうち、第1波長帯域の一の光束が入射され、
    前記一の走査光学系は、前記一の光束を反射させ、前記第1波長帯域と異なる第2波長帯域の光束を透過させる光学部材を有し、
    前記光学部材の入射面への前記一の光束の入射軌跡の前記主走査方向に対応する方向に直交する仮想平面上への正射影と前記入射面の法線との成す角度は、0°よりも大きく、かつ45°以下である光走査装置。
  2. 前記複数の走査光学系のうち、前記一の走査光学系を除く走査光学系は、対応する前記光束を反射させる反射ミラーを有し、
    前記角度は、前記反射ミラーの反射面への対応する前記光束の入射軌跡の前記仮想平面上への正射影と前記反射面の法線との成す角度よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光学部材は、前記反射ミラーよりも、前記主走査方向に対応する方向の寸法が短いことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記偏向器と前記光学部材との間の前記一の光束の光路長は、前記偏向器と前記反射ミラーとの間の対応する前記光束の光路長よりも短いことを特徴とする請求項2又は3に記載の光走査装置。
  5. 前記第2波長帯域の光束のうち、前記光学部材で反射する光束の光量は、前記第1波長帯域の光束のうち、前記光学部材を透過する光束の光量よりも少ないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記プロセスカラーのうち、最も明度が高い色に対応する前記光束が、前記一の走査光学系に入射されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記第2波長帯域は、前記第1波長帯域よりも長波長側にあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記複数の光束は、前記プロセスカラーに対応する複数の光束に加えて、前記第2波長帯域の別の光束を含み、
    前記別の光束は、前記一の光束と共に前記一の走査光学系に入射され、
    前記別の光束に対応する前記被走査面と前記偏向器との間の前記別の光束の光路長は、前記プロセスカラーに対応する複数の光束それぞれに対応する前記被走査面と前記偏向器との間の該光束の光路長よりも長いことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光走査装置。
  9. 少なくともプロセスカラーに対応する複数の像担持体を含む複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体を画像情報に基づいて変調された複数の光束により走査する請求項1〜8のいずれか一項に記載の光走査装置とを備え、
    前記光走査装置は、前記一の光束により前記プロセスカラーに対応する複数の像担持体のうちの一の像担持体を走査する画像形成装置。
  10. 前記一の像担持体の前記第2波長帯域の光束に対する感度は、前記第1波長帯域の光束に対する感度よりも低いことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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