JP2011013289A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高コスト化を招くことなく、複数の被走査面をそれぞれ精度良く光走査する。
【解決手段】 光走査装置は、4つの光源、偏向器前光学系、ポリゴンミラー2104、及び走査光学系などを備えている。そして、走査光学系は、ガラス製の偏向器側走査レンズ(2105A、2105B)、樹脂製の像面側走査レンズ(2106A、2106B)、偏光分離素子(2107A、2107B)、及び折返しミラー(2108a〜2108d、2109a〜2108d)を有し、ポリゴンミラー2104から感光体ドラム(2030a〜2030d)に向かう光束の光路上に、偏向器側走査レンズ、像面側走査レンズ、偏光分離素子、折返しミラーの順に配置されている。これにより、偏光分離素子に入射する光束の偏光状態の乱れを抑制し、偏光分離素子での偏光分離特性を従来よりも向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、光束により被走査面を走査する光走査装置及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真の画像記録では、レーザを光源に用いた画像形成装置が広く用いられている。この場合、画像形成装置は、光源から射出され、偏向器で偏向された光束(走査用光束)で感光体ドラムの表面を走査し、感光体ドラムの表面に潜像を形成するために光走査装置を備えている。
近年、複数の色画像を重ね合わせる多色画像形成装置が開発されている。特に、複数の走査光学系を用いて、各色に対応する複数の感光体ドラムの表面に光スポットを形成するタンデム方式の多色画像形成装置が多く用いられている。
多色画像の書込みを実現するために、色毎に光走査装置を設ける方法も用いられているが、部品点数が増加したり、画像形成装置の小型化が阻害されるといった不都合が生じる。
そこで、複数の走査光学系を内蔵した単一の光走査装置を用いることが提案された。この場合、各色に対応した複数の光束が単一の偏向器に入射し、それぞれの走査光学系により各感光体ドラム表面に結像させられるものが一般的である。但し、この方式は、各色に対応した光学素子が偏向器の周りに密集してしまい、光走査装置の小型化に限界を与える。
上記のような小型化の限界を克服する方法として、偏光方向の違いによって光束を分割する偏光光束分割素子(偏光分離素子)を走査光学系内に設ける方法が考えられた(例えば、特許文献1〜特許文献4参照)。この方法は、偏向器の回転軸方向に関して光走査装置のサイズを小型化(薄型化)し、かつ走査光学系内の光学素子を共通して用いることで部品点数を低減させるのに効果的である。
その他、空間変調素子等の動的能動素子を用いて走査光学系を集約する方法や、互いに波長の異なる光源を用いてダイクロイックミラーで分割する方法等が考えられた。しかし、能動素子を用いる場合には、その駆動回路が必要になり、ダイクロイックミラーを用いる場合には、1つの光走査装置に異種の光源が搭載されることになるので、走査光学系の光学素子数が低減されたとしても、その代償としてさらに高価な素子を増やす必要に迫られる。従って受動素子である偏光分離素子を用いる方式(偏光分離方式)が好適である。
ところで、偏光分離方式を用いて光走査装置の薄型化を図る場合、偏光分離素子による分離特性を良好にする必要がある。例えば、偏光分離素子に入射する光束がわずかに楕円偏光化していたり、偏光方向が傾いていたりすると、本来互いに分離されるべき光束が他方の走査光学系に混入してしまう。
分離される各光束は、それぞれの被走査面上に画像情報を書き込むために互いに異なる時系列信号で発光されている。そこで、偏光分離特性が充分でないと、他の被走査面に書き込むはずの画像情報が混入してしまうことになる。多色画像形成装置で例を挙げれば、シアンで現像されるはずの情報がマゼンタ用の被走査面に書き込まれ、画像上では色のクロストークをもたらす。
偏光分離特性の主な劣化要因として、走査レンズが樹脂である場合の複屈折がある。低複屈折率の樹脂材料は広く研究されているが、走査レンズの形状、成形条件、生産効率を考慮するとそれらの適用は課題が多いのが現状である。
複屈折現象を避けるために、走査光学系をすべてガラスレンズで構成する方法も容易に考えられるが、近年の高画質化に対応するために、レンズ枚数の増加及びレンズ加工精度の高度化が必要となり、高コスト化を招く。
しかしながら、特許文献1〜特許文献4では、樹脂製走査レンズの複屈折による偏光分離特性の劣化について何ら考慮されていない。
本発明は、第1の観点からすると、互いに偏光方向が直交する第1の光束及び第2の光束を偏向器で偏向し、走査光学系を介して前記第1及び第2の光束をそれぞれ対応する被走査面に導き結像させる光走査装置において、前記走査光学系は、前記偏向器で偏向された光束の光路上に配置されたガラス製の第1の走査レンズと;前記第1の走査レンズを透過した光束の光路上に配置された樹脂製の第2の走査レンズと;前記第2の走査レンズを透過した光束の光路上に配置され、前記第1の光束を透過させ、前記第2の光束を反射する偏光分離素子と;を有することを特徴とする光走査装置である。
これによれば、高コスト化を招くことなく、薄型化を図ることが可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、複数の像担持体と;前記複数の像担持体に対して画像情報に応じて変調された光束を走査する本発明の光走査装置と;を備える画像形成装置である。
これによれば、本発明の光走査装置を備えているため、結果として、高コスト化を招くことなく、小型化を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を説明するための図である。 図1における光走査装置の概略構成を示す図(その1)である。 図1における光走査装置の概略構成を示す図(その2)である。 図1における光走査装置の概略構成を示す図(その3)である。 端面発光素子を説明するための図である。 合成素子2203Aを説明するための図である。 合成素子2203Bを説明するための図である。 回折レンズを説明するための図である。 偏向器側走査レンズの偏肉度を説明するための図である。 像面側走査レンズの偏肉度を説明するための図である。 偏光分離素子を説明するための図である。 偏向器側走査レンズの射出面から像面側走査レンズの入射面までの距離と、像面側走査レンズの射出面から偏光分離素子の入射面までの距離との関係を説明するための図である。 ポリゴンミラーの回転中心から偏光分離素子の入射面までの距離と、複数の感光体ドラムの軸間距離との関係を説明するための図である。 ポリゴンミラーの回転中心から偏光分離素子の入射面までの距離が、複数の感光体ドラムの軸間距離よりも短い場合を説明するための図(その1)である。 ポリゴンミラーの回転中心から偏光分離素子の入射面までの距離が、複数の感光体ドラムの軸間距離よりも短い場合を説明するための図(その2)である。 ポリゴンミラーの回転中心から偏光分離素子の入射面までの距離が、複数の感光体ドラムの軸間距離と等しい場合を説明するための図である。 ポリゴンミラーの回転中心から偏光分離素子の入射面までの距離が、複数の感光体ドラムの軸間距離よりも長い場合を説明するための図(その1)である。 ポリゴンミラーの回転中心から偏光分離素子の入射面までの距離が、複数の感光体ドラムの軸間距離よりも長い場合を説明するための図(その2)である。 理想的な偏光分離特性を説明するための図である。 複屈折性をもつ樹脂製のレンズを介した光束が偏光分離素子に入射する場合を説明するための図である。 空間的に分離された複数の走査光学系を有する従来の光走査装置を説明するための図である。 偏光分離素子の変形例1を説明するための図である。 偏光分離素子の変形例2を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図21に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る画像形成装置としてのカラープリンタ2000の概略構成が示されている。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのクリーニング装置(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電ローラ(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像装置(2033a、2033b、2033c、2033d)、4つの転写ローラ(2035a、2035b、2035c、2035d)、中間転写ベルト2040、定着装置2050、紙搬送路2054、通信制御装置2080、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
なお、ここでは、XYZ3次元直交座標系において、各感光体ドラムの長手方向に沿った方向をY軸方向、4つの感光体ドラムの配列方向に沿った方向をX軸方向として説明する。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。なお、各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転するものとする。
感光体ドラム2030aの表面近傍には、感光体ドラム2030aの回転方向に沿って、帯電ローラ2032a、現像装置2033a、転写ローラ2035a、クリーニング装置2031aが配置されている。
感光体ドラム2030a、帯電ローラ2032a、現像装置2033a、転写ローラ2035a及びクリーニング装置2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030bの表面近傍には、感光体ドラム2030bの回転方向に沿って、帯電ローラ2032b、現像装置2033b、転写ローラ2035b、クリーニング装置2031bが配置されている。
感光体ドラム2030b、帯電ローラ2032b、現像装置2033b、転写ローラ2035b及びクリーニング装置2031bは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030cの表面近傍には、感光体ドラム2030cの回転方向に沿って、帯電ローラ2032c、現像装置2033c、転写ローラ2035c、クリーニング装置2031cが配置されている。
感光体ドラム2030c、帯電ローラ2032c、現像装置2033c、転写ローラ2035c及びクリーニング装置2031cは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030dの表面近傍には、感光体ドラム2030dの回転方向に沿って、帯電ローラ2032d、現像装置2033d、転写ローラ2035d、クリーニング装置2031dが配置されている。
感光体ドラム2030d、帯電ローラ2032d、現像装置2033d、転写ローラ2035d及びクリーニング装置2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各帯電ローラは、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、上位装置からの多色の画像情報(ブラック画像情報、マゼンタ画像情報、シアン画像情報、イエロー画像情報)に基づいて、各色毎に変調された光束を、対応する帯電された感光体ドラムの表面にそれぞれ照射する。これにより、各感光体ドラムの表面では、光が照射された部分だけ電荷が消失し、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像装置の方向に移動する。なお、この光走査装置2010の構成については後述する。
各現像装置は、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラムの回転に伴って中間転写ベルト2040の方向に移動する。
各転写ローラは、対応する感光体ドラムの表面に形成されたトナー画像を、中間転写ベルト2040に転写する。なお、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各トナー画像は、中間転写ベルト2040上で重ね合わされる。
プリンタ制御装置2090は、所定のタイミングで、不図示の給紙トレイに格納されている記録紙を、紙搬送路2054上を中間転写ベルト2040に向けて送り出す。これにより、転写ベルト2040上のトナー画像が記録紙に転写される。ここで転写された記録紙は、定着装置2050に送られる。
定着装置2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。ここで定着された記録紙は、不図示の排紙トレイ上に順次スタックされる。
各クリーニング装置は、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
次に、前記光走査装置2010の構成について説明する。
光走査装置2010は、一例として図2〜図4に示されるように、4つの光源(2200a、2200b、2200c、2200d)、4つのカップリングレンズ(2201a、2201b、2201c、2201d)、2つの開口板(2202A、2202B)、2つの合成素子(2203A、2203B)、2つのシリンドリカルレンズ(2204A、2204B)、ポリゴンミラー2104、2つの偏向器側走査レンズ(2105A、2105B)、2つの像面側走査レンズ(2106A、2106B)、2つの偏光分離素子(2107A、2107B)、9つの折返しミラー(2108a、2108b、2108c、2108d、2109a1、2109a2、2109b、2109c、2109d)、及び不図示の走査制御装置などを備えている。そして、これらは、光学ハウジング(図示省略)の所定位置に組み付けられている。
なお、以下では、便宜上、主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。また、便宜上、2つの折返しミラー2109a1と2109a2は、総称して1つの折返しミラー2109aという。
また、便宜上、光源2200a及び光源2200bにおける光束の射出方向を「w1方向」、光源2200a及び光源2200bにおける主走査対応方向を「m1方向」とする。さらに、光源2200c及び光源2200dにおける光束の射出方向を「w2方向」、光源2200c及び光源2200dにおける主走査対応方向を「m2方向」とする。なお、光源2200a及び光源2200bにおける副走査対応方向、光源2200c及び光源2200dにおける副走査対応方向は、いずれもZ軸方向と同じ方向である。
各光源は、p型及びn型半導体材料からなる一般的な端面発光素子が金属等でパッケージングされた半導体レーザである。端面発光素子は、一般的にp型半導体材料とn型半導体材料とが接合されたダブルヘテロ接合構造を有している。その接合部に電流が注入されると、接合部に設けられた活性層からレーザ光が射出される。一般的に、このような構造から射出されるレーザ光は、一例として図5に示されるように、活性層に平行な方向に偏光していることが知られている。
図2に戻り、光源2200aは光源2200bに隣接して配置され、光源2200dは光源2200cに隣接して配置されている。そして、2200bと光源2200cは、X軸方向に関して離れた位置に配置されている。
なお、以下では、便宜上、光源2200aから射出された光束を光束LBa、光源2200bから射出された光束を光束LBb、光源2200cから射出された光束を光束LBc、光源2200dから射出された光束を光束LBdともいう。
カップリングレンズ2201aは、光源2200aの+w1側に配置され、光束LBaを平行光・収束光・発散光のいずれかの状態で後続の光学系にカップリングする。
カップリングレンズ2201bは、光源2200bの+w1側に配置され、光束LBbを平行光・収束光・発散光のいずれかの状態で後続の光学系にカップリングする。
カップリングレンズ2201cは、光源2200cの+w2側に配置され、光束LBcを平行光・収束光・発散光のいずれかの状態で後続の光学系にカップリングする。
カップリングレンズ2201dは、光源2200dの+w2側に配置され、光束LBdを平行光・収束光・発散光のいずれかの状態で後続の光学系にカップリングする。
各合成素子は、2つの光束を互いに直交する直線偏光とし、同一の光路上に射出する機能を有している。
合成素子2203Aは、カップリングレンズ2201a及びカップリングレンズ2201bの+w1側に配置されている。
合成素子2203Bは、カップリングレンズ2201c及びカップリングレンズ2201dの+w2側に配置されている。
ここでは、合成素子2203Aは、一例として図6に示されるように、反射面A1、λ/2波長板A2、偏光分離面A3を有している。反射面A1は、カップリングレンズ2201bを通過した光束の光路上に位置し、該光束の光路を−m1方向に曲げる。λ/2波長板A2は、カップリングレンズ2201aを通過した光束の光路上に位置し、該光束の偏光方向を90°回転させる。偏光分離面A3は、反射面A1の−m1側であって、λ/2波長板A2の+w1側に位置し、P偏光を透過させ、それと直交するS偏光を反射するという特性を有している。偏光分離面A3は、一般の偏光分離面と同様に誘電体多層膜やワイヤグリッド等で実現される面である。
ところで、光源2200a及び光源2200bは、偏光方向が図6における紙面に垂直な方向の直線偏光が射出されるように取り付けられている。なお、偏光方向が偏光分離面A3の入射平面(入射光線と射出光線のなす平面)に対して垂直な直線偏光はS偏光であり、平行な直線偏光はP偏光である。
そこで、光源2200aから射出され、カップリングレンズ2201aを通過したS偏光の光束LBaは、λ/2波長板A2によりP偏光に変換され、偏光分離面A3を透過する。また、光源2200bから射出され、カップリングレンズ2201bを通過したS偏光の光束LBbは、反射面A1で−m1方向に反射され、偏光分離面A3でさらに反射される。そこで、合成素子2203Aからは、同一光路上にS偏光の光束とP偏光の光束が射出されることになる。
ところで、合成素子2203A内では、光束LBaの光路長と光束LBbの光路長に差が生じる。そこで、光束LBaと光束LBbが同一距離のところに結像するように、カップリングレンズ2201a及びカップリングレンズ2201bの少なくとも一方は、合成素子2203A内での光路差に応じて取り付け位置が調整されている。すなわち、w1方向に関して、カップリングレンズ2201a及びカップリングレンズ2201bの位置は異なっている。
合成素子2203Bは、一例として図7に示されるように、反射面B1、λ/2波長板B2、偏光分離面B3を有している。反射面B1は、カップリングレンズ2201cを通過した光束の光路上に位置し、該光束の光路を+m2方向に曲げる。λ/2波長板B2は、カップリングレンズ2201dを通過した光束の光路上に位置し、該光束の偏光方向を90°回転させる。偏光分離面B3は、反射面B1の+m2側であって、λ/2波長板B2の+w2側に位置し、P偏光を透過させ、それと直交するS偏光を反射するという特性を有している。
ところで、光源2200c及び光源2200dは、偏光方向が図7における紙面に垂直な方向の直線偏光が射出されるように取り付けられている。なお、偏光方向が偏光分離面B3の入射平面(入射光線と射出光線のなす平面)に対して垂直な直線偏光はS偏光であり、平行な直線偏光はP偏光である。
そこで、光源2200dから射出され、カップリングレンズ2201dを通過したS偏光の光束LBdは、λ/2波長板B2によりP偏光に変換され、偏光分離面B3を透過する。また、光源2200cから射出され、カップリングレンズ2201cを通過したS偏光の光束LBcは、反射面B1で+m2方向に反射され、偏光分離面B3でさらに反射される。そこで、合成素子2203Bからは、同一光路上にS偏光の光束とP偏光の光束が射出されることになる。
なお、各合成素子は、「2つの光束を互いに直交する直線偏光とし、同一の光路上に射出する」機能を有していれば、本実施形態の合成素子と異なる形態であっても良い。例えば、λ/2波長板の取り付け位置が異なっていても良い。
図2に戻り、開口板2202Aは、開口部を有し、合成素子2203Aから射出された光束の光路上に配置され、該光束を整形する。
開口板2202Bは、開口部を有し、合成素子2203Bから射出された光束の光路上に配置され、該光束を整形する。
シリンドリカルレンズ2204Aは、開口板2202Aの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。
ここでは、シリンドリカルレンズ2204Aは、一例として図8に示されるように、入射面にシリンドリカル面、射出面に回折面が形成されている回折レンズである。このシリンドリカルレンズ2204Aは、回折面の強い負分散特性により、光走査装置の温度変動時に、光源波長の変動を利用して感光体ドラム面上でのピントずれを補正する機能を有している。
図2に戻り、シリンドリカルレンズ2204Bは、開口板2202Bの開口部を通過した光束を、ポリゴンミラー2104の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像する。このシリンドリカルレンズ2204Bは、シリンドリカルレンズ2204Aと同様な回折レンズである。
光源とポリゴンミラー2104との間の光路上に配置される光学系は、偏向器前光学系とも呼ばれている。本実施形態では、偏向器前光学系は、4つのカップリングレンズ(2201a、2201b、2201c、2201d)と、2つの開口板(2202A、2202B)と、2つの合成素子(2203A、2203B)と、2つのシリンドリカルレンズ(2204A、2204B)とから構成されている。
ポリゴンミラー2104は、1段構造の6面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。
ここでは、シリンドリカルレンズ2204Aからの光束(LBa、LBb)はポリゴンミラー2104の−X側に偏向され、シリンドリカルレンズ2204Bからの光束(LBc、LBd)はポリゴンミラー2104の+X側に偏向される。
偏向器側走査レンズ2105Aは、ポリゴンミラー2104の−X側に配置され、偏向器側走査レンズ2105Bは、ポリゴンミラー2104の+X側に配置されている。
各偏向器側走査レンズは、いずれもBK7等に代表される光学ガラス製のレンズである。
ここでは、ポリゴンミラー2104の回転中心から各偏向器側走査レンズの入射面までの距離は36mmである。
各偏向器側走査レンズの入射面は、曲率半径が−43.1mmの回転対称な球面である。また、各偏向器側走査レンズの射出面は、曲率半径が−32.9mmの回転対称球面である。なお、曲率半径の符号は、光学面から見てその曲率中心が感光体ドラム側であれば正、ポリゴンミラー2104側であれば負としている。
さらに、各偏向器側走査レンズでは、X軸方向に関する肉厚の最大値Dmaxは10.5mm、最小値Dminは8.6mmである(図9参照)。そこで、Dmax−Dminを「偏肉度」と呼ぶと、各偏向器側走査レンズの偏肉度は1.2mmである。
また、各偏向器側走査レンズは、その屈折率を1.56とし、曲率半径から計算すると、焦点距離は184mmである。すなわち、各偏向器側走査レンズのパワーは、0.005である。
像面側走査レンズ2106Aは、偏向器側走査レンズ2105Aの−X側に配置され、像面側走査レンズ2106Bは、偏向器側走査レンズ2105Bの+X側に配置されている。
各像面側走査レンズは、いずれも透明性の高い光学プラスチック製のレンズ(例えば、日本ゼオン社製「ZEONEX」)である。特に、低複屈折材料として提供されている、TOPAS(TOPAS Advanced Polymers社製)、オプトレッツ(日立化成工業社製)等の材料であれば更に好ましい。
ここでは、偏向器側走査レンズ2105Aの射出面から像面側走査レンズ2106Aの入射面までの距離は49.1mmである。同様に、偏向器側走査レンズ2105Bの射出面から像面側走査レンズ2106Bの入射面までの距離も49.1mmである。
各像面側走査レンズの入射面は、曲率半径が1708mmのアナモフィック面である。また、各像面側走査レンズの射出面は、曲率半径が4970mmのアナモフィック面である。入射面及び射出面の少なくとも一方では、複数のXY断面における各曲率中心を結ぶ線は、XZ平面内で非直線である。そして、各像面側走査レンズにおける光軸での肉厚は3.5mmである。
さらに、各像面側走査レンズでは、X軸方向に関する肉厚の最大値Dmaxは1.6mm、最小値Dminは1.3mmである(図10参照)。そこで、各像面側走査レンズの偏肉度は0.3mmである。
また、各像面側走査レンズは、屈折率を1.52とし、曲率半径から計算すると、焦点距離は5000mmである。すなわち、各像面側走査レンズのパワーは、0.0002である。
本実施形態では、各像面側走査レンズは、各偏向器側走査レンズよりも偏肉度及びパワーが小さい。
偏光分離素子2107Aは、像面側走査レンズ2106Aの−X側に配置され、偏光分離素子2107Bは、像面側走査レンズ2106Bの+X側に配置されている。各偏光分離素子は、P偏光を透過させ、S偏光を反射する分離面を有している。
各偏光分離素子は、一例として図11に示されるように、ガラス製で三角柱状の2つの長尺部材を、誘電体多層膜面を接合面として接合したものである。この接合面が分離面である。なお、ガラス素材は偏光分離素子の生産効率から適切に選択された光学ガラスである。また、誘電体多層膜は、光源の波長に応じて適切な偏光分離を行えるよう設計されている。
ここでは、像面側走査レンズ2106Aの射出面から偏光分離素子2107Aの入射面までの距離は5mmである。同様に、像面側走査レンズ2106Bの射出面から偏光分離素子2107Bの入射面までの距離も5mmである。
すなわち、偏向器側走査レンズ2105Aの射出面から像面側走査レンズ2106Aの入射面までの距離をD1a、像面側走査レンズ2106Aの射出面から偏光分離素子2107Aの入射面までの距離をD2aとすると、D1a>D2aの関係が成立している(図12参照)。同様に、偏向器側走査レンズ2105Bの射出面から像面側走査レンズ2106Bの入射面までの距離をD1b、像面側走査レンズ2106Bの射出面から偏光分離素子2107Bの入射面までの距離をD2bとすると、D1b>D2bの関係が成立している(図12参照)。なお、ここでは、D1a=D1b、D2a=D2bである。
また、Y軸方向に関して、偏光分離素子2107Aの長さは像面側走査レンズ2106Aの長さよりも短い(図2参照)。同様に、Y軸方向に関して、偏光分離素子2107Bの長さは像面側走査レンズ2106Bの長さよりも短い。この場合には、各像面側走査レンズの長手方向における複屈折が発生しやすい両端部近傍には、光束は通過しない。
ここでは、ポリゴンミラー2104の回転中心から偏光分離素子2107Aの入射面までの距離Lpa、及びポリゴンミラー2104の回転中心から偏光分離素子2107Bの入射面までの距離Lpbは、いずれも103.6mmである(図13参照)。複数の感光体ドラムの軸間距離Pは、一般的に60mm〜100mmである。そこで、距離Lpa及び距離Lpbは、いずれも軸間距離Pと同程度かそれよりも長い。
ここで、いわゆる対向走査光学系を想定し、偏向器から個別の感光体ドラム表面に到達する複数の光路長が等しくなるように設定する際の、偏向器の回転中心から偏光分離素子の分離面までの距離Lpと、複数の感光体ドラムの軸間距離Pとの関係について図14〜図18を用いて説明する。ところで、対向走査光学系とは、一般に偏向器の回転軸を中心として両側にそれぞれ光束が走査される光学系をいい、ここでは、4つの感光体ドラム表面を走査する走査光学系が単一の偏向器を共有している形態とする。なお、便宜上、走査レンズ及び導光素子は省略し、光路が折り返されている部分には導光素子が設けられているものとする。また、導光素子による光路の折返しは、簡単のため90°で統一している。さらに、各感光体ドラム表面への入射角はレイアウトの利便性に関する議論に直接関係しないため0度としている。
(1)Lp<Pの場合
図14に示されるように、複数の光路長を等しくするためには、Llの部分を伸長する必要がある。軸間距離Pと、各感光体ドラム表面への入射角を変更しないことを条件にすると、一例として図15に示されるように、内側の光路を折り曲げることになり、光走査装置の厚さHが大きくなってしまう。
(2)Lpbs=Pの場合
図16に示されるように、Lh=L1が成立しているため、Llの部分を伸長する必要がない。但し、この場合は、走査光学系における光路長が軸間距離Pによって決まってしまうので、レイアウト設計の自由度は向上しない。また、距離Lpの中に偏向器側走査レンズと像面側走査レンズを配置することになるため、軸間距離Pによっては収差補正に関して不利になるおそれがある。
(3)Lpbs>Pの場合
図17に示されるように、複数の光路長を等しくするためには、Lhの部分を伸長する必要がある。軸間距離Pと、各感光体ドラム表面への入射角を変更しないことを条件にすると、一例として図18に示されるように、外側へ光路長をせり出させることで対応できる。この場合は、光走査装置の厚さHを厚くすることなくレイアウト設計の自由度が向上する。
この場合は、また、偏向器から偏光分離素子までの距離が長くなるため、偏向器側走査レンズ及び像面側走査レンズの配置位置に関する自由度が高くなり、収差補正の観点でも好適な形態であると言える。
本実施形態では、Lp>Pであり、レイアウト設計の自由度の向上に好適である。
ところで、一般的な偏光分離素子は、入射光束を互いに直交する2つの直線偏光に分割する機能を有している。本明細書では、互いに偏光方向が直交する2つの直線偏光の光束(La、Lb)を含む光束が、偏光分離素子に入射したとき、互いに混成することなく各偏光方向に応じて光束La´と光束Lb´として分離される特性を「偏光分離特性」という。
光束La、光束Lb、光束La´、光束Lb´の光量を、それぞれA、B、A´、B´と定義すると、理想的な偏光分離特性の場合には、A∝A´、B∝B´が成り立ち、A´、B´はそれぞれB、Aに関係しないことになる。
図19には、偏光分離素子の機能模式図が示されている。上記光束La、光束Lbに対応した偏光方向をPa、Pbとする。ここでは、PaとPbは互いに直交しており、Paはz軸、Pbはy軸と平行であるものとする。理想的な偏光分離特性をもった偏光分離素子は、直交する偏光方向に応じて光路を分離する。
ここで、光束La及び光束Lbが、複屈折性をもつ部材を透過した場合を考える。「複屈折性をもつ」とは、方向により光束が感受する屈折率が異なることを意味している。現実の光走査装置では、生産効率が高いこと、及び複雑な面形状が実現しやすいことから、樹脂製の走査レンズが多く用いられている。このような樹脂製の光学素子は、一般に複屈折性を持ち、光学異方性媒質のように振舞う。
樹脂材料を射出成形などにより成形して製造された樹脂製の光学素子は、成形過程において、ある領域内で樹脂の高分子が配向を揃えて凝固し、光学素子の内部に部分的な光学異方性をもつことがある。この光学素子に直線偏光が入射すると、光学異方性媒質の基本的特性として、直交する断面内で位相差を生じるため、偏光方向の回転が生じる。なお、ガラス製の光学素子の場合は、光学素子内部の構造が非晶質となっており、光学的に等方性を有し、樹脂のような複屈折性は一般に生じない。
そこで、図20に示されるように、複屈折性をもつ樹脂製のレンズ(以下では、「樹脂レンズ」と略述する)に、上記光束La、光束Lbが入射すると、偏光方向が回転する。複屈折性によって、射出光は回転した直線偏光あるいは楕円偏光となる。このような偏光状態で偏光分離素子に入射すると、偏光分離素子の射出光量A´、B´は、A´∝(A+kB)、B´∝(B+kA)(kは比例係数)となり、他方の光量が混入する。本明細書では、この現象を「光量クロストーク」と呼び、偏光分離特性の劣化を表す。
樹脂レンズの複屈折性は、射出成形時の樹脂流動の淀み、あるいは冷却時の不均一な凝固によるものと考えられ、その肉厚や偏肉度に依存して大きくなる。従って、薄くて偏肉度の小さい樹脂レンズは、比較的複屈折の影響が少ないレンズとなる。
しかしながら、薄くて偏肉度の小さい単一の樹脂レンズのみで被走査面上の収差補正をするのは困難であり、近年の高画質化に追随できないおそれがある。一方、樹脂レンズの枚数を増やせば複屈折性の影響が累積し、結局、偏光分離特性を劣化させてしまう。
そこで、本実施形態では、ガラス製のレンズ(以下では、「ガラスレンズ」と略述する)と薄肉の樹脂レンズを透過させたのち、偏光分離を行う光走査装置の形態を提案している。
すなわち、等方的なガラスレンズと複屈折の影響が少ない薄肉の樹脂レンズによって良好な偏光分離特性を確保し、同時に複雑な形状の実現が困難なガラスレンズと、形状の制約が少ない薄肉の樹脂レンズとを組み合わせることで収差補正も実現している。
また、複雑な形状の加工や大型化が困難なガラスレンズは、ポリゴンミラーによって偏向され、各像高へ向かう光束それぞれに作用するような長尺の光学素子には向かない。そこで、ガラスレンズは、樹脂レンズよりもポリゴンミラーに近接させて配置し、走査光束全体の収差を粗補正させるのが好適である。また、このような配置とすることによって、ガラスレンズは、その外形を大きくする必要がなくなり、ガラスレンズの生産効率の向上に有効となる。
この場合、樹脂レンズを偏光分離素子の後段に配置する方式も容易に考えられる。しかしながら、偏光分離素子で分離された2つの光束の光路上にそれぞれ樹脂レンズを配置すると、偏光分離素子以後のレイアウトが制限され、光走査装置の薄型化に関して弊害となる。
図4に戻り、ポリゴンミラー2104で−X方向に偏向された光束LBaと光束LBbが混在する光束は、偏向器側走査レンズ2105A及び像面側走査レンズ2106Aを介して偏光分離素子2107Aに入射する。
そして、光束LBaは、偏光分離素子2107Aを透過し、折返しミラー2108a、及び折返しミラー2109aを介して、感光体ドラム2030aに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030aの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030a上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030aでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030aの回転方向が、感光体ドラム2030aでの「副走査方向」である。
また、光束LBbは、偏光分離素子2107Aの分離面で−Z方向に反射され、折返しミラー2108b、及び折返しミラー2109bを介して、感光体ドラム2030bに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030bの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030b上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030bでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030bの回転方向が、感光体ドラム2030bでの「副走査方向」である。
ポリゴンミラー2104で+X方向に偏向された光束LBcと光束LBdが混在する光束は、偏向器側走査レンズ2105B及び像面側走査レンズ2106Bを介して偏光分離素子2107Bに入射する。
そして、光束LBcは、偏光分離素子2107Bの分離面で−Z方向に反射され、折返しミラー2108c、及び折返しミラー2109cを介して、感光体ドラム2030cに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030cの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030c上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030cでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030cの回転方向が、感光体ドラム2030cでの「副走査方向」である。
また、光束LBdは、偏光分離素子2107Bを透過し、折返しミラー2108d、及び折返しミラー2109dを介して、感光体ドラム2030dに照射され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー2104の回転に伴って感光体ドラム2030dの長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム2030d上を走査する。このときの光スポットの移動方向が、感光体ドラム2030dでの「主走査方向」であり、感光体ドラム2030dの回転方向が、感光体ドラム2030dでの「副走査方向」である。
ポリゴンミラーと感光体ドラムとの間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。本実施形態では、走査光学系は、2つの偏向器側走査レンズ(2105A、2105B)と、2つの像面側走査レンズ(2106A、2106B)と、2つの偏光分離素子(2107A、2107B)と、8つの折返しミラー(2108a、2108b、2108c、2108d、2109a、2109b、2109c、2109d)とから構成されている。
ところで、ポリゴンミラーを回転させて光束を偏向し、被走査面上を1次元的に光走査する方式の光走査装置では、所定の位置関係で配置された複数の被走査面を等しく光走査するために、ミラー等の導光素子が必須となる。
金属表面に直線偏光を入射させ、反射光の偏光の楕円率を測定することで金属の複素屈折率を測定する方法(ドルーデの方法)が知られている。このように、一般的に、角度をもって金属表面に入射した直線偏光は、金属表面で反射されると楕円偏光になる。すなわち、導光素子を偏光分離素子の前段に配置すると、偏光分離特性の低下を招く。従って、導光素子は、本実施形態のように偏光分離素子の後段に配置するのが好ましい。
従来、多色画像形成装置では、空間的に分離された複数の走査光学系を単一の光走査装置にまとめ込んでいた(図21参照)。しかし、本実施形態に係る光走査装置2010を用いると、偏光分離素子での偏光分離特性が向上し、光量クロストークが抑制される。そこで、各被走査面に対応した画像情報を、偏光方向で分離された光束に割り当てることができる。これは、異なる被走査面に向かう2つの光束を空間的に分離する必要がなくなり、複数の被走査面を走査する光学系を集約できることを意味している。光学系の集約は、光走査装置の薄型化に大きな効果をもたらす。
すなわち、本実施形態に係る光走査装置2010は、偏光分離素子に入射する光束の偏光状態を乱すことなく、また、収差を良好に補正しながら、薄型化を実現することができる形態を与えるものである。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置2010によると、4つの光源、偏向器前光学系、ポリゴンミラー2104、及び走査光学系などを備えている。
そして、走査光学系は、ガラス製の偏向器側走査レンズ、樹脂製の像面側走査レンズ、偏光分離素子、及び折返しミラーを有し、ポリゴンミラー2104から感光体ドラムに向かう光束の光路上に、偏向器側走査レンズ、像面側走査レンズ、偏光分離素子、折返しミラーの順に配置されている。これにより、偏光分離素子に入射する光束の偏光状態の乱れを抑制し、偏光分離素子での偏光分離特性を従来よりも向上させることができる。
また、樹脂製の像面側走査レンズの複屈折の影響を抑え、ゴーストを防止することで、従来上下段に設けられていた走査光学系が偏光分離素子の適用により一段化でき、走査光学系におけるレンズ枚数低減、光学ハウジングの薄型化を実現することができる。
従って、高コスト化を招くことなく、薄型化を図ることが可能となる。
また、ガラス製の偏向器側走査レンズのほうが樹脂製の像面側走査レンズよりも偏肉度が大きい。この場合は、光学設計の自由度を確保することができる。
また、ガラス製の偏向器側走査レンズのパワーは、樹脂製の像面側走査レンズのパワーよりも大きい。この場合は、被走査面上での収差補正を良好に行うことができる。
また、ガラス製の偏向器側走査レンズの射出面から樹脂製の像面側走査レンズの入射面までの距離は、樹脂製の像面側走査レンズの射出面から偏光分離素子の入射面までの距離よりも長い。この場合は、ポリゴンミラーで偏向された光束に対して比較的広い面で収差補正することができ、被走査面上での収差補正を良好に行うことができる。
また、ポリゴンミラーと偏光分離素子の間の光路上には、光束の光路を折り返すミラーが配置されていない。この場合は、偏光分離素子での偏光分離特性の低下を抑制することができる。
ところで、樹脂レンズ内の複屈折は、外界との境界面に集中して発生するものも多い。本実施形態では、主走査方向に関して、樹脂製の像面側走査レンズの長さは、偏光分離素子の長さ以上である。この場合は、樹脂製の像面側走査レンズにおける長手方向の両端部近傍が、光束の通過する領域にならないため、光束は複屈折の影響を受けにくくなる。
また、各折返しミラーは、いずれもXZ断面の形状が台形である。この場合は、近接して通過する光束のケラレを防止するとともに、光学ハウジングとの干渉を避けることができる。そこで、光束のケラレだけでなく光学ハウジングの薄型にも有効となる。
また、ポリゴンミラーの回転中心から偏光分離素子の入射面までの光路長は、隣接する感光体ドラムの軸間距離よりも長い。この場合は、レイアウト設計の自由度を向上させることができる。
また、偏向器前光学系は、回折レンズを含んでいる。この場合は、温度補正を行うことができる。
また、ガラス製の偏向器側走査レンズは、入射面及び射出面がいずれも回転対称球面であり、樹脂製の像面側走査レンズは、アナモフィック面を有し、副走査方向の曲率半径中心が主走査平面内で非直線である面を有している。この場合は、被走査面上の光スポットを容易に小径化することができる。
また、本実施形態によると、部品点数を増加させることなく高安定な光走査装置を実現することができる。そのため、光走査装置の生産に関わる材料の使用量を増やす必要がなく、その結果として資源採掘量及びプラスチックゴミ排出量に関して環境負荷の増大を抑制することが可能となる。
また、本実施形態に係るカラープリンタ2000によると、光走査装置2010を備えているため、結果として、高コスト化を招くことなく、小型化を図ることが可能となる。
ところで、感光体ドラムと光走査装置を隔てた空間には、各色に対して現像、帯電、感光体ドレムのクリーニング、トナーや廃棄トナーの貯蔵を行う作像ユニット(図1における符号2K、2M、2C、2Y)が収納されるのが一般的である。そこで、画像形成装置自体のサイズがそのままでいい場合には、光走査装置の薄型化が実現されれば、画像形成装置の内部において作像ユニットに許される空間が広くなる。そこで、トナー貯蔵部分を大きくすることができ、ユーザによるトナーの補給回数を従来よりも少なくすることができる。また、露光、現像、クリーニングといった作用を繰返し受ける感光体ドラムのサイズを大きくすることができ、耐久性の向上を見込むことができる。このように、光走査装置の薄型化によって、ユーザが、頻繁なメンテナンスや頻繁な補給トナー調達に煩わされなくなり、「使いやすさの向上」を実現することができる。
なお、上記実施形態では、各偏光分離素子が、ガラス製で三角柱状の2つの長尺部材を、誘電体多層膜面を接合面として接合したものである場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図22に示されるように、一側の面が分離面である樹脂製の長尺平行平板を用いても良い。このとき、分離面は、ナノサイズの金属細線が規則的に張り巡らされたワイヤグリッド面であっても良い。ワイヤグリッドのパターンは、必要な偏光分離特性に合わせて設計されている。また、一例として図23に示されるように、各偏光分離素子が、樹脂製の長尺ハーフミラープリズムと、該ハーフミラープリズムで分割された光束の光路上に配置され、その透過軸が互いに直交する2つの偏光子とを有していても良い。
また、上記実施形態では、回折レンズの回折面の形状がマルチステップ形状である場合について説明したが、これに限定されるものではない。但し、回折面の形状がフレネルレンズ型形状の場合には、加工、成形が難しくなる。
また、上記実施形態では、各光源が、発光素子として端面発光素子を有する場合について説明したが、これに限らず、垂直共振器型の面発光レーザ素子を有していても良い。
また、上記実施形態では、各光源が1つの発光部を有する場合について説明したが、これに限らず、複数の発光部を有していても良い。
また、上記実施形態において、感光体ドラムから記録紙へのトナー画像の転写が、感光体ドラムから記録紙へ直接的に行われる直接転写方式であっても良い。
また、上記実施形態では、像担持体がドラム状の場合について説明したが、これに限らず、シート状やベルト状であっても良い。例えば、シート状の光導電性の感光体として酸化亜鉛紙を用いても良い。
なお、上記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタ2000の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、光プロッタやデジタル複写装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で転写対象物としての印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、像担持体としてビームスポットの熱エネルギにより発色する発色媒体(ポジの印画紙)を用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により可視画像を直接、像担持体に形成することができる。
要するに、上記光走査装置2010を備えた画像形成装置であれば、結果として高コスト化を招くことなく、小型化を図ることが可能となる。
以上説明したように、本発明の光走査装置によれば、高コスト化を招くことなく、複数の被走査面をそれぞれ精度良く光走査するのに適している。また、本発明の画像形成装置によれば、高コスト化を招くことなく、高品質の画像を形成するのに適している。
2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、2030a〜2030d…感光体ドラム(像担持体)、2104…ポリゴンミラー(偏向器)、2105A…偏向器側走査レンズ(第1の走査レンズ)、2105B…偏向器側走査レンズ(第1の走査レンズ)、2106A…像面側走査レンズ(第2の走査レンズ)、2106B…像面側走査レンズ(第2の走査レンズ)、2107A…偏光分離素子、2107B…偏光分離素子、2108a〜2108d…折返しミラー(導光素子)、2109a〜2109d…折返しミラー(導光素子)、2204A…シリンドリカルレンズ(回折光学素子)、2204B…シリンドリカルレンズ(回折光学素子)、LBa…光束(第1の光束)、LBb…光束(第2の光束)、LBc…光束(第2の光束)、LBd…光束(第1の光束)。
特許第3247497号公報 特開2008−070599号公報 特開平7−144434号公報 特開平10−3048号公報

Claims (11)

  1. 互いに偏光方向が直交する第1の光束及び第2の光束を偏向器で偏向し、走査光学系を介して前記第1及び第2の光束をそれぞれ対応する被走査面に導き結像させる光走査装置において、
    前記走査光学系は、
    前記偏向器で偏向された光束の光路上に配置されたガラス製の第1の走査レンズと;
    前記第1の走査レンズを透過した光束の光路上に配置された樹脂製の第2の走査レンズと;
    前記第2の走査レンズを透過した光束の光路上に配置され、前記第1の光束を透過させ、前記第2の光束を反射する偏光分離素子と;を有することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記第1の走査レンズにおける長手方向に直交する方向に関する肉厚の最大値と最小値の差は、前記第2の走査レンズにおける長手方向に直交する方向に関する肉厚の最大値と最小値の差よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記偏向器の回転軸に垂直な断面において、前記第1の走査レンズのパワーは、前記第2の走査レンズのパワーよりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記第1の走査レンズの射出面から前記第2の走査レンズの入射面までの距離は、前記第2の走査レンズの射出面から前記偏光分離素子の入射面までの距離よりも長いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記第2の走査レンズの長手方向の長さは、前記偏光分離素子の長手方向の長さ以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記走査光学系は、前記第1の光束及び前記第2の光束の少なくとも一方の光路を折り返す少なくとも1つの導光素子を含み、
    前記少なくとも1つの導光素子は、対応する被走査面と前記偏光分離素子との間の光路上に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記少なくとも1つの導光素子は、主走査方向に直交する断面の形状が台形であることを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  8. 前記第1の光束に対応する被走査面及び第2の光束に対応する被走査面は、いずれも筒状部材の表面であり、
    前記偏向器の回転中心から前記偏光分離素子の入射面までの距離は、前記2つの筒状部材の軸間距離よりも長いことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光走査装置。
  9. 前記第1の光束及び前記第2の光束は、入射光学系を介して前記偏向器に入射され、
    前記入射光学系は、回折光学素子を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光走査装置。
  10. 前記第1の走査レンズは、入射面及び射出面がいずれも回転対称球面であり、
    前記第2の走査レンズは、入射面及び射出面の少なくとも一方がアナモフィック面を有し、かつ主走査方向に直交する複数の断面における各曲率中心を結ぶ線が前記偏向器の回転軸に直交する平面内で非直線である面を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の光走査装置。
  11. 複数の像担持体と;
    前記複数の像担持体に対して画像情報に応じて変調された光束を走査する請求項1〜10のいずれか一項に記載の光走査装置と;を備える画像形成装置。
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