JP2014137471A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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浩司 酒井
Toshiaki Tokita
才明 鴇田
Yoshiaki Hayashi
善紀 林
Nobuaki Kubo
信秋 久保
Naoto Watanabe
直人 渡辺
Shingo Tachikawa
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Abstract

【課題】画像品質を低下させることなく、小型化を図ることができる光走査装置を提供する。
【解決手段】 2つの光源(2200A、2200B)、光源からの光束を副走査対応方向に関して制限する2つの開口板(2203A、2203B)、入射光束を2分割するハーフミラープリズム2205を有し、ハーフミラープリズムからの光束LBa及び光束LBbは、反射ミラーM1で反射され、開口板2202Aで主走査対応方向に関して制限されて光偏向器2104に入射する。ハーフミラープリズムからの光束LBc及び光束LBdは、反射ミラーM2で反射され、開口板2202Bで主走査対応方向に関して制限されて光偏向器2104に入射する。
【選択図】図6

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、被走査面を光により走査する光走査装置、及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像記録では、レーザ光を用いた画像形成装置が広く用いられている。この画像形成装置は、感光性を有するドラム(以下では、「感光体ドラム」ともいう)、及び該感光体ドラムの表面に潜像を形成する光走査装置などを備えている。光走査装置は、レーザ光を射出する光源、該光源から射出されたレーザ光を偏向する光偏向器(例えば、ポリゴンミラー)、及び光偏向器で偏向されたレーザ光を感光体ドラムの表面に導光する走査光学系などを有している。
例えば、特許文献1には、変調駆動される光源と、多面の反射鏡を有する偏向手段と、偏向手段により走査されたビームを被走査面に導く走査光学系を有し、光源と偏向手段の間に該光源からのビームを分割する光束分割手段を備え、かつ偏向手段が4面の反射面を有し、同一のタイミングにおいて光束分割手段により分割されたビームのそれぞれが、偏向手段の相異なる反射面に入射する光走査装置が開示されている。
また、特許文献2には、レーザ光を発光する複数のレーザ発光部と、複数のレーザ発光部から発光されたレーザ光を主走査方向に偏向および走査する光偏向手段と、レーザ光の通過方向において、複数のレーザ発光部と光偏向手段との間に配置され、複数のレーザ発光部から発光された複数のレーザ光を、主走査方向において一致させる光路合成手段と、レーザ光の通過方向において、光路合成手段と光偏向手段との間に配置され、複数のレーザ発光部から発光された複数のレーザ光に対応して形成される絞り孔が、副走査方向に並んで配置されているスリット部材とを備えているスキャナ装置が開示されている。
近年、情報機器の発展に伴い、スモールオフィス(小規模事務所)及びホームオフィスでのプリンタや複写機の需要が増加している。それに伴い、画像形成装置及び光走査装置に対して更なる小型化が要求されている。
しかしながら、従来の光走査装置では、画像品質を低下させることなく、更なる小型化を図るのは困難であった。
発明者等は、画像品質を低下させることなく、光走査装置の更なる小型化を図るため、光源から射出された光束を光束分割素子で2分割し、各光束をミラー部材を介して光偏向器に入射させる光走査装置の開発を精力的に行っていたところ、光束分割素子のビーム分割面あるいはミラー部材の反射面が、設計上の位置に対して副走査方向に対応する方向に平行な軸まわりにわずかに回転していても画像品質に影響することを新たに見出した。
本発明は、上述した発明者等の得た新規知見に基づいてなされたものであり、以下の構成を有する。
本発明は、被走査面を光束により第1の方向に沿って走査する光走査装置であって、光源と、前記光源から射出された光束を前記第1の方向に直交する第2の方向に関して制限する第1の制限部材と、前記第2の方向に平行な反射面を有し、前記第1の制限部材で制限された光束を反射するミラー部材と、前記ミラー部材で反射された光束を前記第1の方向に関して制限する第2の制限部材と、前記第2の制限部材で制限された光束を偏向する光偏向器と、前記光偏向器で偏向された光束を前記被走査面に導光する光学系とを備える光走査装置である。
本発明の光走査装置によれば、画像品質を低下させることなく、小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を示す図である。 図1における光走査装置を説明するための図である。 図2における光源ユニットLU1を説明するための図である。 図2における光源ユニットLU2を説明するための図である。 ハーフミラープリズムの作用を説明するための図である。 各光源から射出された光束のポリゴンミラーまでの光路を説明するための模式図である。 走査光学系A及び走査光学系Bを説明するための図である。 各走査レンズの形状の一例を説明するための図である。 図9(A)及び図9(B)は、それぞれビーム分割面の回転の影響を説明するための図である。 ビーム分割面の回転がないときの像面湾曲を説明するための図である。 ビーム分割面の回転があり、開口板2202A及び開口板2202Bが設けられていないときの像面湾曲を説明するための図である。 ビーム分割面の回転があり、開口板2202A及び開口板2202Bが設けられているときの像面湾曲を説明するための図である。 開口板2202A’を説明するための図である。 開口板2202B’を説明するための図である。 開口板2202A’における2つの開口と入射光束との関係を説明するための図である。 開口板2202B’における2つの開口と入射光束との関係を説明するための図である。 入射光束のZ軸方向に関する位置ずれを説明するための図である。 図18(A)及び図18(B)は、それぞれ光源ユニットの開口板で制限された光束が開口板2202A’に入射するときの、該光束と2つの開口との関係を説明するための図である。 光走査装置の変形例を説明するための図である。 光源ユニットLU1’を説明するための図である。 光源ユニットLU2’を説明するための図である。 変形例の光走査装置におけるハーフミラープリズムから射出される各光束を説明するための図である。 走査光学系A’及び走査光学系B’を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係るカラープリンタ2000の概略構成が示されている。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)、転写ベルト2040、転写ローラ2042、定着ローラ2050、給紙コロ2054、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
プリンタ制御装置2090は、CPU、該CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されているROM、作業用のメモリであるRAM、アナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換器などを有している。そして、プリンタ制御装置2090は、上位装置からの要求に応じて各部を制御するとともに、上位装置からの多色の画像情報を光走査装置2010に送出する。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像ローラ2033a、及びクリーニングユニット2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像ローラ2033b、及びクリーニングユニット2031bは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像ローラ2033c、及びクリーニングユニット2031cは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像ローラ2033d、及びクリーニングユニット2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転する。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、プリンタ制御装置2090からの4色の画像情報(ブラックの画像情報、シアンの画像情報、マゼンタの画像情報、イエローの画像情報)に基づいて色毎に変調された光束によって、対応する帯電された感光体ドラムの表面をそれぞれ走査する。これにより、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。すなわち、ここでは、各感光体ドラムが像担持体である。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像ローラの方向に移動する。なお、この光走査装置2010の詳細については後述する。
ところで、各感光体ドラムにおける画像情報が書き込まれる走査領域は、「有効走査領域」、「画像形成領域」あるいは「有効画像領域」などと呼ばれている。
各現像ローラは、回転に伴って、対応するトナーカートリッジ(図示省略)からのトナーが、その表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラの表面のトナーは、対応する感光体ドラムの表面に接すると、該表面における光が照射された部分にだけ移行し、そこに付着する。すなわち、各現像ローラは、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラムの回転に伴って転写ベルト2040の方向に移動する。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚ずつ取り出す。該記録紙は、所定のタイミングで転写ベルト2040と転写ローラ2042との間隙に向けて送り出される。これにより、転写ベルト2040上のカラー画像が記録紙に転写される。カラー画像が転写された記録紙は、定着ローラ2050に送られる。
定着ローラ2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。トナーが定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次積み重ねられる。
各クリーニングユニットは、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
次に、前記光走査装置2010の詳細について説明する。
この光走査装置2010は、一例として図2に示されるように、2つの光源ユニット(LU1、LU2)、ハーフミラープリズム2205、2つのシリンドリカルレンズ(2204A、2204B)、2つの反射ミラー(M1、M2)、2つの開口板(2202A、2202B)、光偏向器2104、走査光学系A、走査光学系B、及び不図示の走査制御装置などを有している。そして、これらは、光学ハウジング2300(図2では図示省略、図7参照)の所定位置に組み付けられている。
ここでは、XYZ3次元直交座標系において、各感光体ドラムの長手方向(回転軸方向)に沿った方向をY軸方向、光偏向器2104の回転軸方向に沿った方向をZ軸方向として説明する。
また、以下では、便宜上、各光学部材において、主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。
光学ハウジング2300には、各感光体ドラムに向かう光束が通過するスリット状の4つの射出窓(2111a、2111b、2111c、2111d)が設けられている(図7参照)。各射出窓は、それぞれ防塵ガラスで覆われている。
光源ユニットLU1は、一例として図3に示されるように、光源2200A、カップリングレンズ2201A、及び開口板2203Aなどを有している。
光源ユニットLU2は、一例として図4に示されるように、光源2200B、カップリングレンズ2201B、及び開口板2203Bなどを有している。
各光源から射出される光の波長は同じ(ここでは、780nm)である。また、各光源は、それぞれ駆動回路(図示省略)を有している。各駆動回路は、走査制御装置によって制御される。
各カップリングレンズは、対応する光源から射出された光束を略平行光束とする。各カップリングレンズの焦点距離は同じ(ここでは、27mm)である。
開口板2203Aは、開口部を有し、カップリングレンズ2201Aを介した光束を副走査対応方向(ここでは、Z軸方向と同じ)に関して制限する。開口板2203Aの開口部を通過した光束が光源ユニットLU1から射出される光束である。
開口板2203Bは、開口部を有し、カップリングレンズ2201Bを介した光束を副走査対応方向(ここでは、Z軸方向と同じ)に関して制限する。開口板2203Bの開口部を通過した光束が光源ユニットLU2から射出される光束である。
なお、以下では、光源ユニットLU1から射出される光束を「光束LB1」といい、光源ユニットLU2から射出される光束を「光束LB2」という。
そして、光束LB1は、一例として図3に示されるように、光源2200Aの発光部を含みZ軸方向に直交する面に対して+Z側に傾斜した方向に射出される。一方、光束LB2は、一例として図4に示されるように、光源2200Bの発光部を含みZ軸方向に直交する面に対して−Z側に傾斜した方向に射出される。また、Z軸方向に直交する面に正射影したとき、光束LB1の光路と光束LB2の光路は直交している。
図2に戻り、ハーフミラープリズム2205は、光源ユニットLU1から射出された光束LB1及び光源ユニットLU2から射出された光束LB2の光路上に配置されている。
ハーフミラープリズム2205は、入射する光束LB1及び光束LB2に対して、いずれも透過率と反射率とが等しいビーム分割面を有している。ここでは、該ビーム分割面はいわゆるハーフミラー面である。
そこで、光束LB1及び光束LB2は、それぞれハーフミラープリズム2205により反射光と透過光とに等しい光強度で分割される。以下では、ハーフミラープリズム2205で分割された光束LB1の反射光を「光束LBa」、光束LB1の透過光を「光束LBd」といい、光束LB2の透過光を「光束LBb」、光束LB2の反射光を「光束LBc」という(図5参照)。
シリンドリカルレンズ2204Aは、ハーフミラープリズム2205から射出された光束LBa及び光束LBbの光路上に配置され、各光束を副走査対応方向(ここでは、Z軸方向と同じ)に関して集光する。
シリンドリカルレンズ2204Bは、ハーフミラープリズム2205から射出された光束LBc及び光束LBdの光路上に配置され、各光束を副走査対応方向(ここでは、Z軸方向と同じ)に関して集光する。
各シリンドリカルレンズの焦点距離は同じ(ここでは、58mm)である。
反射ミラーM1は、副走査対応方向(ここでは、Z軸方向と同じ)に平行な反射面を有し、シリンドリカルレンズ2204Aを介した光束LBa及び光束LBbの光路を、光偏向器2104に向かう方向に曲げる。
反射ミラーM2は、副走査対応方向(ここでは、Z軸方向と同じ)に平行な反射面を有し、シリンドリカルレンズ2204Bを介した光束LBc及び光束LBdの光路を、光偏向器2104に向かう方向に曲げる。
開口板2202Aは、開口部を有し、反射ミラーM1で反射された光束LBa及び光束LBbを主走査対応方向に関して制限する。開口板2202Bは、開口部を有し、反射ミラーM2で反射された光束LBc及び光束LBdを主走査対応方向に関して制限する。
図6には、各光源から光偏向器2104に向かう各光束の光路が模式図的に示されている。
開口板2202Aの開口部を通過した光束LBa及び光束LBbは、光偏向器2104の回転軸に直交する面に対して互いに逆側に傾斜した方向から光偏向器2104に入射する。同様に、開口板2202Bの開口部を通過した光束LBc及び光束LBdは、光偏向器2104の回転軸に直交する面に対して互いに逆側に傾斜した方向から光偏向器2104に入射する。
この場合、光束LBa及び光束LBbの線像が、光偏向器2104の同一の偏向反射面に形成される。また、光束LBc及び光束LBdの線像が、光偏向器2104の同一の偏向反射面に形成される。
なお、光束が光偏向器2104に入射する際に、光偏向器2104の回転軸に直交する面に対して傾斜した方向から入射することを「斜入射」といい、その傾斜角を「斜入射角」という。また、光が光偏向器2104に入射する際に、光偏向器2104の回転軸に直交する面に平行な方向から入射することを「水平入射」という。また、斜入射に対応した光学系を「斜入射光学系」といい、水平入射に対応した光学系を「水平入射光学系」という。
各光源と光偏向器2104との間に配置されている光学系は、偏向器前光学系とも呼ばれている。
光偏向器2104は、回転多面鏡を有し、各鏡面がそれぞれ偏向反射面となる。この回転多面鏡は、Z軸方向に平行な軸まわりに等速回転し、開口板2202Aの開口部を通過した光束LBa及び光束LBb、開口板2202Bの開口部を通過した光束LBc及び光束LBdを、等角速度的に偏向する。ここでは、該多面鏡は4面鏡であり、内接する円の半径は7mmである。
光束LBa及び光束LBbは、光偏向器2104の回転軸に対して−X側に位置する偏向反射面に入射し、光束LBc及び光束LBdは、該回転軸に対して+X側に位置する偏向反射面に入射する。
Z軸方向に直交する面に正射影したとき、光束LBa及び光束LBbの光路と光束LBc及び光束LBdの光路とは互いに直交している(図2参照)。そこで、光束LBaと光束LBdが、それぞれの対応する感光体ドラムにおける有効走査領域を同時に走査することはない。また同様に、光束LBbと光束LBcが、それぞれの対応する感光体ドラムにおける有効走査領域を同時に走査することはない。
偏向反射面に入射した各光束は、光偏向器2104の回転軸に直交する面に対して傾斜した方向に反射される。
走査光学系Aは、光偏向器2104の−X側に配置され、一例として図7に示されるように、走査レンズ2105A、2枚のチルト偏心レンズ(2107a、2107b)、3枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2108b)を有している。
光偏向器2104で偏向された光束LBaは、走査レンズ2105A、折り返しミラー2106a、チルト偏心レンズ2107a、及び射出窓2111aを介して感光体ドラム2030aの表面に導光される。
光偏向器2104で偏向された光束LBbは、走査レンズ2105A、折り返しミラー2106b、折り返しミラー2108b、チルト偏心レンズ2107b、及び射出窓2111bを介して感光体ドラム2030bの表面に導光される。
走査光学系Bは、光偏向器2104の+X側に配置され、一例として図7に示されるように、走査レンズ2105B、2枚のチルト偏心レンズ(2107c、2107d)、3枚の折り返しミラー(2106c、2106d、2108c)を有している。
光偏向器2104で偏向された光束LBcは、走査レンズ2105B、折り返しミラー2106c、折り返しミラー2108c、チルト偏心レンズ2107c、及び射出窓2111cを介して感光体ドラム2030cの表面に導光される。
光偏向器2104で偏向された光束LBdは、走査レンズ2105B、折り返しミラー2106d、チルト偏心レンズ2107d、及び射出窓2111dを介して感光体ドラム2030dの表面に導光される。
各感光体ドラム表面の光スポットは、光偏向器2104の回転多面鏡の回転に伴って各感光体ドラムの長手方向(ここでは、Y軸方向)に沿って移動する。このときの光スポットの移動方向が「主走査方向」であり、感光体ドラムの回転方向が「副走査方向」である。
各走査レンズは、いずれも2つの画像形成ステーションで共用されている。
光偏向器2104の偏向反射面から各走査レンズの入射側の面までの光路長は57.11mmである。また、各走査レンズの中心肉厚は21mmである。
各走査レンズの射出側の面から対応するチルト偏心レンズの入射側の面までの光路長は64mmである。また、各チルト偏心レンズの中心肉厚は3mmである。
各チルト偏心レンズの射出側の面から対応する感光体ドラムの表面までの光路長は157mmである。
各走査レンズの各光学面の副走査対応方向に直交する断面(主走査断面)の形状は、次の(1)式で表現される非円弧形状である。ここで、xは主走査対応方向及び副走査対応方向のいずれにも直交する方向のいわゆるデプスである。また、yは主走査対応方向に関する光軸からの距離である。そして、Kは円錐定数、A、A、A、A、A、A、…は係数である。さらに、Cm=1/Ryであり、Ryは近軸曲率半径である。
Figure 2014137471
また、各走査レンズの各光学面の主走査対応方向に直交する断面(副走査断面)の形状は、次の(2)式で表現される。
Figure 2014137471
上記(2)式におけるRz(0)は、副走査断面内における光軸上の曲率半径である。また、B、B、B、B、B、B、…は係数である。
各走査レンズの入射側の面形状及び射出側の面形状の具体例が図8に示されている。ここでは、上記(1)式におけるyの奇数次の係数(A、A、A、…)は、いずれも0である。これは、主走査対応方向に対称な形状であることを意味している。また、上記(2)式において、yの奇数次の係数(B、B、B、…)が0ではない場合は、副走査対応方向の曲率の変化が主走査対応方向に非対称な形状であることを意味している。
各チルト偏心レンズの射出側の光学面における主走査断面の形状は、次の(3)式で表現される。D、D、D、D、…は係数である。
x=(D+D・y+D・y+D・y+D・y+・・・・)・z ……(3)
ここでは、D=7.986×10−2、D=0、D=−1.979×10−6、D=0、D=−3.272×10−11、D=0、D=3.021×10−16、D=0、D=6.113×10−19、である。
なお、上記(3)式において、yの奇数次の係数(D、D、D、…)が0でない場合は、副走査対応方向の曲率の変化が主走査対応方向に非対称な形状となる。
ところで、一例として図9(A)及び図9(B)に示されるように、ハーフミラープリズム2205のビーム分割面が、設計上の位置に対してZ軸まわりに角度αだけ回転して組み付けられていると、光束LB1の反射光束である光束LBa、及び光束LB2の反射光束である光束LBcは、設計上の反射方向に対してZ軸まわりに角度2αだけ回転した方向に反射される。
図10には、ハーフミラープリズム2205のビーム分割面が、設計上の位置に組み付けられている場合の像面湾曲の一例が示されている。なお、像高位置は、被走査面の主走査方向に関する位置であり、有効走査領域の中央を0としている。この場合の結像位置のずれ幅は1.88mmであった。
図11には、ハーフミラープリズム2205のビーム分割面が、設計上の位置に対してZ軸まわりに角度1分(α=1分)だけ回転して組み付けられ、開口板2202A及び開口板2202Bが設けられていない場合の像面湾曲の一例が示されている。この場合の結像位置のずれ幅は3.59mmであった。
図12には、ハーフミラープリズム2205のビーム分割面が、設計上の位置に対してZ軸まわりに角度1分(α=1分)だけ回転して組み付けられ、開口板2202A及び開口板2202Bが設けられている場合の像面湾曲の一例が示されている。この場合の結像位置のずれ幅は2.88mmであった。
このように、ハーフミラープリズム2205のビーム分割面が、設計上の位置に対してZ軸まわりに回転して組み付けられても、開口板2202A及び開口板2202Bを設けることにより、像面湾曲の増大を抑制することができる。
また、反射ミラーM1及び反射ミラーM2についても、これらの反射面が設計上の位置に対してZ軸まわりに回転して組み付けられた場合、従来の光走査装置では像面湾曲の増大を招くという不都合があった。
本実施形態では、開口板2202A及び開口板2202Bが設けられているため、反射ミラーM1及び反射ミラーM2の反射面が設計上の位置に対してZ軸まわりに回転して組み付けられても、像面湾曲の増大を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置2010によると、2つの光源ユニット(LU1、LU2)、ハーフミラープリズム2205、2つのシリンドリカルレンズ(2204A、2204B)、2つの反射ミラー(M1、M2)、2つの開口板(2202A、2202B)、光偏向器2104、走査光学系A、走査光学系B、及び走査制御装置などを有している。
各光源ユニットは、光源、該光源から射出された光束を略平行光束とするカップリングレンズ、及び該カップリングレンズを介した光束を副走査対応方向に関して制限する開口板を有している。
ハーフミラープリズム2205は、光源ユニットLU1からの光束LB1を光束LBaと光束LBdに2分割し、光源ユニットLU2からの光束LB2を光束LBbと光束LBcに2分割する。
ハーフミラープリズム2205からの光束LBa及び光束LBbは、反射ミラーM1で反射された後、開口板2202Aで主走査対応方向に関して制限されて光偏向器2104に入射する。
ハーフミラープリズム2205からの光束LBc及び光束LBdは、反射ミラーM2で反射された後、開口板2202Bで主走査対応方向に関して制限されて光偏向器2104に入射する。
この場合は、ハーフミラープリズム2205のビーム分割面、反射ミラーM1の反射面及び反射ミラーM2の反射面が、設計上の位置に対してZ軸まわりに回転して組み付けられても、像面湾曲の増大を抑制することができる。そこで、各感光体ドラム上に高品質の潜像を形成することができる。すなわち、画像品質を低下させることなく、光走査装置の小型化を図ることができる。
そして、カラープリンタ2000は、光走査装置2010を備えているため、結果として、画像品質を低下させることなく、小型化を図ることができる。
なお、上記実施形態では、開口板2202A及び開口板2202Bが、主走査対応方向に関してのみ光束を制限する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、走査光学系が拡大系の場合等のように、副走査方向の像面湾曲が無視できないときは、前記開口板2202Aに代えて、一例として図13に示されるように2つの開口(Ap1a、Ap2a)を有する開口板2202A’を用い、前記開口板2202Bに代えて、一例として図14に示されるように2つの開口(Ap1b、Ap2b)を有する開口板2202B’を用いても良い。
開口Ap1aは、光束LBbを主走査対応方向と副走査対応方向に関して制限し、開口Ap2aは、光束LBaを主走査対応方向と副走査対応方向に関して制限する(図15参照)。開口Ap1bは、光束LBcを主走査対応方向と副走査対応方向に関して制限し、開口Ap2bは、光束LBdを主走査対応方向と副走査対応方向に関して制限する(図16参照)。このときは、前記開口板2203A及び前記開口板2203Bは不要である。
ところで、光学部材の配置誤差等に起因して、光束がZ軸方向に関して設計上の位置からずれる場合がある。ここでは、開口板2202A’及び開口板2202B’は、光偏向器2104の近くに配置されており、その位置では光束LBaと光束LBb、及び光束LBcと光束LBdがZ軸方向に関して近接しているため、例えば、光束LBbが−Z方向にずれると、図17に示されるように、光束LBbの一部が、開口Ap2aに入射するおそれがある。そこで、この場合、光束がZ軸方向に関してある程度ずれても、該光束が対応する開口のみに入射されるように(図18(A)及び図18(B)参照)、光束の副走査対応方向に関する制限量が調整された開口板を、前記開口板2203A及び前記開口板2203Bに代えて用いると良い。
また、上記実施形態では、光偏向器2104に対して光束が斜入射される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、光偏向器2104に対して光束が水平入射されても良い。
この場合に、前記光走査装置2010に代えて用いられる光走査装置2010’が図19に示されている。この光走査装置2010’では、前記光源ユニットLU1に代えて光源ユニットLU1’が用いられ、前記光源ユニットLU2に代えて光源ユニットLU2’が用いられている。また、前記走査光学系Aに代えて走査光学系A’が用いられ、前記走査光学系Bに代えて走査光学系B’が用いられている。
光源ユニットLU1’は、図20に示されるように、カップリングレンズ2201Aと開口板2203Aの間の光路上に、1/2波長板2206Aが設けられている。この1/2波長板2206Aは、カップリングレンズ2201Aを介した光束をp偏光に変換する。ここでは、該p偏光は、偏光方向(電界ベクトルの振動面)がZ軸方向に平行な直線偏光である。
光源ユニットLU2’は、図21に示されるように、カップリングレンズ2201Bと開口板2203Bの間の光路上に、1/2波長板2206Bが設けられている。この1/2波長板2206Bは、カップリングレンズ2201Bを介した光束をs偏光に変換する。ここでは、該s偏光は、偏光方向(電界ベクトルの振動面)がZ軸方向に直交する直線偏光である。
また、この場合は、前記ハーフミラープリズム2205から射出される光束LBa及び光束LBdはp偏光であり、光束LBb及び光束LBcはs偏光である(図22参照)。
走査光学系A’は、一例として図23に示されるように、走査レンズ2105A、偏光分離素子2110A、2枚のチルト偏心レンズ(2107a、2107b)、5枚の折り返しミラー(2106a、2106b、2108a、2108b、2109a)を有している。
偏光分離素子2110Aは、走査レンズ2105Aの−X側に配置され、p偏光の光を透過させ、s偏光の光を−Z方向に反射する。偏光分離素子としては、例えば、特開2010−134411号公報で開示されているワイヤグーリッド偏光素子を用いることができる。そこで、光束LBaは偏光分離素子2110Aを透過し、光束LBbは偏光分離素子2110Aで−Z方向に反射される。
偏光分離素子2110Aを透過した光束LBaは、折り返しミラー2106a、折り返しミラー2108a、折り返しミラー2109a、チルト偏心レンズ2107a、及び射出窓2111aを介して感光体ドラム2030aの表面に導光される。
偏光分離素子2110Aで−Z方向に反射された光束LBbは、折り返しミラー2106b、折り返しミラー2108b、チルト偏心レンズ2107b、及び射出窓2111bを介して感光体ドラム2030bの表面に導光される。
走査光学系B’は、一例として図23に示されるように、走査レンズ2105B、偏光分離素子2110B、2枚のチルト偏心レンズ(2107c、2107d)、5枚の折り返しミラー(2106c、2106d、2108c、2108d、2109d)を有している。
偏光分離素子2110Bは、走査レンズ2105Bの+X側に配置され、p偏光の光を透過させ、s偏光の光を−Z方向に反射する。そこで、光束LBdは偏光分離素子2110Bを透過し、光束LBcは偏光分離素子2110Bで−Z方向に反射される。
偏光分離素子2110Bで−Z方向に反射された光束LBcは、折り返しミラー2106c、折り返しミラー2108c、チルト偏心レンズ2107c、及び射出窓2111cを介して感光体ドラム2030cの表面に導光される。
偏光分離素子2110Bを透過した光束LBdは、折り返しミラー2106d、折り返しミラー2108d、折り返しミラー2109d、チルト偏心レンズ2107d、及び射出窓2111dを介して感光体ドラム2030dの表面に導光される。
この場合、ハーフミラープリズム2205のビーム分割面、反射ミラーM1の反射面及び反射ミラーM2の反射面が、設計上の位置に対してZ軸まわりに回転して組み付けられても、像面湾曲の増大を抑制することができる。そこで、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、4つの光束が1つの光偏向器で偏向される場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、2つの光偏向器を設け、1つの光偏向器で2つの光束が偏向されても良い。
また、上記実施形態において、各シリンドリカルレンズでの波面収差の増大を考慮する必要がなければ、前記チルト偏心レンズはなくても良い。
また、上記実施形態では、トナー像が感光体ドラムから転写ベルトを介して記録紙に転写される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、トナー像が感光体ドラムから記録紙に直接転写されても良い。
また、像担持体として光スポットの熱エネルギにより発色する発色媒体(ポジの印画紙)を用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により可視画像を直接、像担持体に形成することができる。
また、上記実施形態では、光走査装置2010がプリンタに用いられる場合について説明したが、プリンタ以外の画像形成装置、例えば、複写機、ファクシミリ、又は、これらが集約された複合機にも好適である。
2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、2010’…光走査装置、2030a〜2030d…感光体ドラム(像担持体)、2104…光偏向器、2105A、2105B…走査レンズ(光学系の一部)、2106a〜2106d…折り返しミラー(光学系の一部)、2107a〜2107d…チルト偏心レンズ(光学系の一部)、2108a〜2108d…折り返しミラー(光学系の一部)、2109a,2109d…折り返しミラー(光学系の一部)、2110A、2110B…偏光分離素子、2111a〜2111d…射出窓、2200A,2200B…光源、2201A,2201B…カップリングレンズ、2202A,2202B…開口板(第1の方向に関して制限する制限部材)、2202A’,2202B’…開口板(第1の方向に関して制限する制限部材)、2203A,2203B…開口板(第2の方向に関して制限する制限部材)、2204A,2204B…シリンドリカルレンズ、2205…ハーフミラープリズム(光束分割素子)、2206A,2206B…1/2波長板、2300…光学ハウジング、Ap1a,Ap2a…開口、Ap1b,Ap2b…開口、LU1,LU2…光源ユニット、LU1’,LU2’…光源ユニット、M1,M2…反射ミラー(ミラー部材)。
特許第4922118号公報 特開2006−178372号公報

Claims (10)

  1. 被走査面を光束により第1の方向に沿って走査する光走査装置であって、
    光源と、
    前記光源から射出された光束を前記第1の方向に直交する第2の方向に関して制限する第1の制限部材と、
    前記第2の方向に平行な反射面を有し、前記第1の制限部材で制限された光束を反射するミラー部材と、
    前記ミラー部材で反射された光束を前記第1の方向に関して制限する第2の制限部材と、
    前記第2の制限部材で制限された光束を偏向する光偏向器と、
    前記光偏向器で偏向された光束を前記被走査面に導光する光学系とを備える光走査装置。
  2. 複数の被走査面を光束により第1の方向に沿ってそれぞれ走査する光走査装置であって、
    光源と、
    前記光源から射出された光束を前記第1の方向に直交する第2の方向に関して制限する第1の制限部材と、
    前記第1の制限部材で制限された光束を第1光束と第2光束とに分割する光束分割素子と、
    前記第2の方向に平行な反射面を有し、前記第1光束を反射する第1のミラー部材と、
    前記第2の方向に平行な反射面を有し、前記第2光束を反射する第2のミラー部材と、
    前記第1のミラー部材で反射された第1光束を前記第1の方向に関して制限する第2の制限部材と、
    前記第2のミラー部材で反射された第2光束を前記第1の方向に関して制限する第3の制限部材と、
    前記第2の制限部材で制限された第1光束、及び前記第3の制限部材で制限された第2光束を偏向する光偏向器と、
    前記光偏向器で偏向された第1光束及び第2光束を、それぞれ対応する被走査面に導光する光学系とを備える光走査装置。
  3. 複数の被走査面を光束により第1の方向に沿ってそれぞれ走査する光走査装置であって、
    第1光源と、
    前記第1光源とは異なる第2光源と、
    前記第1光源から射出された光束を前記第1の方向に直交する第2の方向に関して制限する第1の制限部材と、
    前記第2光源から射出された光束を前記第2の方向に関して制限する第2の制限部材と、
    前記第1の制限部材で制限された光束を第1光束と第2光束とに分割し、前記第2の制限部材で制限された光束を第3光束と第4光束とに分割する光束分割素子と、
    前記第2の方向に平行な反射面を有し、前記第1光束及び第3光束を反射する第1のミラー部材と、
    前記第2の方向に平行な反射面を有し、前記第2光束及び第4光束を反射する第2のミラー部材と、
    前記第1のミラー部材で反射された第1光束及び第3光束を前記第1の方向に関して制限する第3の制限部材と、
    前記第2のミラー部材で反射された第2光束及び第4光束を前記第1の方向に関して制限する第4の制限部材と、
    前記第3の制限部材で制限された第1光束及び第3光束、前記第4の制限部材で制限された第2光束及び第4光束を偏向する光偏向器と、
    前記光偏向器で偏向された第1光束、第2光束、第3光束及び第4光束を、それぞれ対応する被走査面に導光する光学系とを備える光走査装置。
  4. 前記第1光束と第3光束は、前記光偏向器における同一の偏向反射面に斜入射され、前記第2光束と第4光束は、前記光偏向器における同一の偏向反射面に斜入射されることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記第3の制限部材は、前記第1光束を前記第1の方向及び前記第2の方向に関して制限する第1開口と、前記第3光束を前記第1の方向及び前記第2の方向に関して制限する第2開口とを有し、
    前記第1の制限部材は、前記第1光束が前記第3の制限部材の前記第1開口のみに入射するように、前記第1光源から射出された光束を前記第2の方向に関して制限し、
    前記第2の制限部材は、前記第3光束が前記第3の制限部材の前記第2開口のみに入射するように、前記第2光源から射出された光束を前記第2の方向に関して制限することを特徴とする請求項3又は4に記載の光走査装置。
  6. 前記第4の制限部材は、前記第2光束を前記第1の方向及び前記第2の方向に関して制限する第1開口と、前記第4光束を前記第1の方向及び前記第2の方向に関して制限する第2開口とを有し、
    前記第1の制限部材は、前記第2光束が前記第4の制限部材の前記第1開口のみに入射するように、前記第1光源から射出された光束を前記第2の方向に関して制限し、
    前記第2の制限部材は、前記第4光束が前記第4の制限部材の前記第2開口のみに入射するように、前記第2光源から射出された光束を前記第2の方向に関して制限することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記光偏向器に入射する前記第1光束と前記第3光束は互いに偏光方向が異なり、
    前記光学系は、前記第1光束と前記第3光束を分離する偏光分離素子を含むことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記光偏向器に入射する前記第2光束と前記第4光束は互いに偏光方向が異なり、
    前記光学系は、前記第2光束と前記第4光束を分離する偏光分離素子を含むことを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載の光走査装置。
  9. 前記光束分割素子は、入射光束を透過光束と反射光束とに分割することを特徴とする請求項2〜8のいずれか一項に記載の光走査装置。
  10. 像担持体と、
    前記像担持体を画像情報に応じて変調された光で走査する請求項1〜9のいずれか一項に記載の光走査装置とを備える画像形成装置。
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